WO2002078203A1

WO2002078203A1 - Montage composite haute frequence et appareil terminal d'information l'utilisant

Info

Publication number: WO2002078203A1
Application number: PCT/JP2002/002451
Authority: WO
Inventors: Yasuo Nitani; Keizou Miyamoto; Shinichi Kodama; Yuji Nakagawa; Hideaki Fujiura
Original assignee: Sanyo Electric Co., Ltd.; Sanyo Electronic Components Co., Ltd.
Priority date: 2001-03-27
Filing date: 2002-03-14
Publication date: 2002-10-03
Also published as: JP2002290269A; EP1381166A1; CN1611010A; US20040095919A1

Description

明細書複合高周波部品及びこれを用いた情報端末装置技術分野

本発明は、異なる複数の帯域の信号を受信する複合高周波部品及びこれを具えた情報端末装置に関するものである。背景技術

従来、異なる複数の周波数帯域を選択的に送受信する複合高周波部品として、図 3及び図 4に示す回路が用いられている。図 3に示す回路は. 2種類の信号を送受信する回路であり、図 4に示す回路は、 3種類の信号を送受信する回路である。

図 3に示す回路について説明すると、アンテナ（80)にダイプレクサ（8 1 )が直接接続されており、ダイプレクサ（81 )には、第 1信号を送受信する第 1送受信部（82)と、第 2信号を送受信する第 2送受信部（83)が夫々接続されている。送受信部（82) (83)には、夫々スイッチング素子（84) ( 8 5)が配備されている。スイッチング素子（84)には、第 1信号の受信ポート R X 1 と、ローパスフィルタ (86)を介して送信ボー h T 1 とが接続されており、また、スイッチング素子（85 )には、第 2信号の受信ポート R x 2 と、ローパスフィル夕 (87)を介して送信ボート T X 2とが接続されている。

信号が受信されると、まず、ダイプレクサ（8 1 )にて、その周波数帯域に応じて信号が振り分けられ、第 1送受信部（82)又は第 2送受信部（83) に伝送される。受信された信号が第 1信号である場合には、信号は、第 1送受信部（82)に伝送される。信号を受信する際には、スイッチング素子（84)は、情報端末装置からの制御信号により受信ポート R X 1側に切り替えられ、受信ポート R X 1にて受信される。受信信号が第 2信号である場合には、同様に受信ポート R X 2にて受信される。

第 1信号を送信する場合には、情報端末装置からの制御信号により、スィツチング素子（84)が送信ポート T X 1側に切り替えられ、ダイプレクサ（81)に伝送され、ダイプレクサ（81)に入力された後、アンテナ（80) から送信される。第 2信号の送信についても同様である。

図 4に示す回路は、第 1信号と、該第 1信号とは周波数帯域が大きく異なるが、互いに周波数帯域の近接する第 2信号と第 3信号を送受信する回路である。第 1送受信部（82)については、図 3と同様であるため説明を省略する。第 2送受信部（83)は、受信、送信を切り替えるスィッチング素子（85)に、更に、情報端末装置からの制御信号によって切り替えられるスィツチング素子（88)が接続されている。第 2信号又は第 3信号を受信する場合には、スイッチング素子（85)を受信側に切り替え、さらに、受信される信号の周波数帯域に応じて、スイッチング素子（88)を切り替えて、第 2信号と第 3信号を夫々第 2信号の受信ポート R x 2又は第 3信号の受信ポート R X 3に伝送する。

第 2信号と第 3信号の送信ポート T x 2は共有されており、送信ポート Τ X 2は、口一パスフィル夕 (87)を介してスィツチング素子（85)に接続可能となっている。第 2信号又は第 3信号は、スイッチング素子（85) を送信側に切り替え、入力された第 2信号又は第 3信号をダイプレクサ (81)で結合した後、アンテナ（80)から送信される。

上記回路は、携帯電話装置等の情報端末機に用いられる。

携帯電話装置の場合、第 1信号として欧州などで使用される 9 0 0 ΜΗ ζ帯を禾 'J用した G S M (global system for mobile communicat ions) , 第 2信号として欧州で使用される 1 8 0 0 MHz帯を利用した D C S (digita 1 cellular system)、第 3信号として北米で使用される 1 9 0 0 MHz帯を禾 |J用した P C S (personal communication servi ces)力 S例示できる。

上記各回路には、複数のスィツチング素子（84) (85)又は（84) (85) (88) が必要となる。スイッチング素子として、一般的にダイオードスィッチが用いられるが、ダイオードスィッチは、基板に直接パターン形成することはできないため、基板に実装せねばならない。従って、回路が複雑化し、回路の小型化を達成する上で支障があった。

また、スイッチング素子の制御による電力消費量の増加や、制御信号を使用することによる信号数の増加などの問題もあった。

加えて、送受信のアイソレーションを回路的に考慮する必要があつた。本発明の目的は、スイッチング部品の数を減らし、情報端末器などに利用可能で小型化、省電力化及び回路の簡素化を達成できる複合高周波部品を提供することである。発明の開示

上記課題を解決するために、本発明の複合高周波部品は、周波数帯域の異なる第 1信号と第 2信号の送受信に用いられる複合高周波部品であつて、

アンテナと、

第 1信号を受信する第 1受信ポート R X 1 と、第 2信号を受信する第 2受信ポート R x 2と、各受信ポートに接続され、第 1信号と第 2信号を振り分けるダイプレクサとを具える受信部と、

第 1信号を送信する第 1送信ポート T X 1 と、第 2信号を送信する第 2送信ポート T x 2と、各送信ポートに接続され、第 1信号と第 2信号を結合するダイプレクサとを具える送信部と、

送信部と受信部の何れか一方のダイプレクサを選択的にアンテナに接続するよう切り替え可能なスィッチと、

を具える。

信号の送受信の切り替えは、スィツチング素子によって行なわれる。信号を受信する場合には、スイッチング素子を受信部側に切り替え、送信する場合には、送信部側に切り替える。

アンテナで受信された信号は、スイッチング素子を通って、受信部に伝送される。受信部は、受信された信号の周波数帯域により、ダイプレクサで信号の振り分けを行ない、第 1信号を第 1受信ポート R X 1、第 2信号を第 2受信ポート R x 2に伝送する。

信号の送信は、第 1信号は第 1送信ポート T X 1、第 2信号は第 2送信ボート T X 2に入力され、ダイプレクサにて結合されて、スィッチング素子を通ってアンテナから発信される。

本発明によれば、信号の送信又は受信のみをスィツチング素子によつて切り替えるだけであるから、周波数帯域に応じたスィツチングは不要となり、制御信号の削減を達成できる。また、スイッチング素子の数を減らすことができたから、従来よりも基板に実装される素子数が少なくなり、回路の簡素化を達成できる。

また、スイッチング素子による送信と受信の切替えを、アンテナのすぐ近くで行なうから、信号のアイソレーションを確保できる。

上述のように、本発明の複合高周波部品は、制御信号数を減らすことができ、回路の簡素化、小型化を達成できるから、これを搭載した情報端末装置も、小型化や省電力化を図ることができる。図面の簡単な説明

図 1 は、本発明の 2種類の信号を送受信する複合高周波部品の回路ブロック図である。図 2は、本発明の 3種類の信号を送受信する複合高周波部品の回路ブロック図である。

図 3は、従来の 2種類の信号を送受信する複合高周波部品の回路プロック図である。

図 4は、従来の 3種類の信号を送受信する複合高周波部品の回路プロック図である。発明を実施するための最良の形態

<実施形態 1 >

周波数帯域の異なる 2種類の信号を送受信する複合高周波部品について構成を説明する。

図 1は、本発明の複合高周波部品（10)の一実施例を示すプロック図である。本発明の複合高周波部品（10)は、携帯電話等の情報端末機の送受信回路として用いることができる。

図に示すように、外部からの信号の受信及び外部への信号の送信はァンテナ（12)によって行なわれる。送受信される信号は、周波数帯域の異なる第 1信号と第 2信号であり、第 1信号として G S M信号、第 2信号として D C S信号を例示できる。また、第 1信号として TDMA 8 0 0 第 2信号として TDMA 1 9 0 0を例示することもできる。

アンテナ（12)には、静電破壊対策のためのハイパスフィルタ（14)を介して、スイッチング素子（16)が接続されている。該スィツチング素子（1 6)は、後述する受信部（20)と送信部（30)の各ダイプレクサ（22) (32)を切替可能にアンテナ（12)に接続する。スイッチング素子（16)として、ダイオードスィッチを例示できる。スイッチング素子（16)は、情報端末装置からの制御信号によって接続が受信側又は送信側に切り替えられる。受信部（20)は、第 1信号を受信する第 1受信ポート R X 1 と、第 2信号を受信する第 2受信ポート R x 2と、各受信ポートに接続され、第 1 信号と第 2信号を振り分けるダイプレクサ（22)を具える。ダイプレクサ (22)は、スイッチング素子（1 6)に接続される。

送信部（30)は、第 1信号を送信する第 1送信ポート T X 1 と、第 2信号を送信する第 2送信ポート T X 2と、各送信ポートに口一パスフィル夕（34) (3 6)を介して接続され、第 1信号と第 2信号を結合するダイプレクサとを具える。ダイプレクサ（32)は、スイッチング素子（1 6)に接続される。

上記構成の複合高周波部品（1 0)において、信号を受信する場合には、情報端末装置からの制御信号により、スィツチング素子（1 6)を受信側に切り替える。

アンテナ（1 2)から受信された信号は、ハイパスフィルタ（1 4)、スイツチング素子（1 6)を通って、受信部（20)のダイプレクサ（22)に入力される _c ダイプレクサ（22)は、信号の周波数帯域に応じて、信号を第 1信号と第 2信号に振り分け、第 1信号の場合は第 1受信ボート R X 1、第 2信号の場合は第 2受信ポート R X 2に伝送する。

また、信号を送信する場合には、情報端末装置からの制御信号により - スィツチング素子（1 6)を送信側に切り替える。

送信ポート T X 1又は T X 2から入力された第 1信号又は第 2信号は. 送信部（30)のローパスフィル夕（34)又は（36)を通って、ダイプレクサ（3 2)にて結合され、スィツチング素子（1 6)及びハイパスフィル夕（1 4)を通つて、アンテナ（1 2)から送信される。

複合高周波部品（1 0)を上記構成とすることにより、周波数帯域の異なる 2種類の信号の送受信を一つのスィツチング素子（1 6)を用いて実施することができる。また、ダイプレクサ（22) (32)やハイパスフィルタ（1 4) . ローパスフィルタ（34) (36)は、積層セラミツク基板等にパターン形成でき、回路解析も容易である。

さらに、スイッチング素子（16)による送信と受信の切替えを、アンテナ（12)のすぐ近くで行なっているから、信号のアイソレーションを確保できる。

ぐ実施形態 2 >

周波数帯域の異なる 3種類の信号を送受信する複合高周波部品について構成を説明する。

図 2は、本発明の複合高周波部品（10)の他の実施例を示すブロック図である。本発明の複合高周波部品（10)も、携帯電話等の情報端末機の送受信回路として用いることができる。

図に示すように、外部からの信号の受信及び外部への信号の送信はァンテナ（12)によって行なわれる。送受信される信号は、周波数帯域の異 'なる第 1信号、第 2信号及び第 3信号であり、第 1信号として G S M信号、第 2信号として D C S信号、第 3信号として P C S信号を例示できる。

アンテナ（12)には、静電破壌対策のためのハイパスフィル夕（14)を介して、スイッチング素子（16)が接続されている。該スィツチング素子（1 6)は、後述する受信部（20)と送信部（30)の各ダイプレクサ（22) (32)を切替可能にアンテナ（12)に接続する。スイッチング素子（16)として、ダイオードスィッチを例示できる。スイッチング素子（16)は、情報端末装置からの制御信号によって接続が受信側又は送信側に切り替えられる。

受信部（20)は、第 1信号を受信する第 1受信ポート R X 1 と、第 2信号を受信する第 2受信ポート R x 2と、第 3信号を受信する第 3受信ポート R x 3を具える。第 2受信ポート R x 2 と第 3受信ポート R x 3は. 帯域通過型フィル夕（S A Wフィルタ）（26) (28)を介して位相整合回路（2 4)に接続され、位相整合回路（24)と前記第 1受信ポート R X 1は、ダイプレクサ（22)に接続される。ダイプレクサ（22)は、スィツチング素子（1 6)に接続される。

送信部（30)は、第 1信号を送信する第 1送信ポート T X 1 と、第 2信号及び第 3信号を送信する第 2送信ポート T X 2 と、各送信ポートにロ一パスフィルタ（34) (36)を介して接続され、第 1信号、第 2信号及び第 3信号を結合するダイプレクサ（32)とを具える。ダイプレクサ（32)は、スィツチング素子 (16)に接続される。

上記構成の複合高周波部品（10)において、信号を受信する場合には、情報端末装置からの制御信号により、スィツチング素子（16)を受信側に切り替える。

アンテナ（12)から受信された信号は、ハイパスフィルタ（14)、スイツチング素子（16)を通って、受信部（20)のダイプレクサ（22)に入力される, ダイプレクサ（22)は、信号の周波数帯域に応じて、信号を第 1信号と、第 2信号及び第 3信号に振り分け、第 1信号の場合は第 1受信ポート R x l、第 2信号及び第 3信号の場合は位相整合回路（24)、 S AWフィル夕（26)又は（28)を通って、第 2信号が第 2受信ポート R X 2、第 3信号が第 3受信ポ一ト R X 3に伝送される。

また、信号を送信する場合には、情報端末装置からの制御信号により . スィツチング素子（16)を送信側に切り替える。

送信ポート T x 1から入力された第 1信号、または、送信ポート Τ χ 2から入力された第 2信号又は第 3信号は、送信部（30)の口一パスフィル夕（34)又は（36)を通って、ダイプレクサ（32)にて結合され、スィッチング素子 (16)及びハイパスフィル夕（14)を通って、ァンテナ（12)から送信される。

複合高周波部品（10)を上記構成とすることにより、周波数帯域の異なる 3種類の信号の送受信を一つのスィツチング素子（16)を用いて実施することができる。また、ダイプレクサ（22) (32)やハイパスフィルタ（14) . ローパスフィルタ（34) (36)、位相整合回路（24)、 S A Wフィルタ（26) (2 8)は、積層セラミック基板等にパターン形成でき、回路解析も容易である。

さらに、スイッチング素子（1 6)による送信と受信の切替えを、アンテナ（1 2)のすぐ近くで行なっているから、信号のアイソレーションを確保できる。

上記実施例の説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。産業上の利用可能性

以上のように、本発明の複合高周波部品によれば、信号送受信時の制御信号数を減らすことができ、回路の簡素化、小型化を達成できる。また、本発明の複合高周波部品は、情報端末装置に搭載して利用することができ、情報端末装置の小型化や省電力化を達成できる。

Claims

請求の範囲周波数帯域の異なる第 1信号と第 2信号の送受信に用いられる複合高周波部品であって、第 1信号を受信する第 1受信ポート R X 1 と、第 2信号を受信する第 2受信ポート R X 2 と、各受信ポートに接続され、第 1信号と第 2信号を振り分けるダイプレクサとを具える受信部と、

第 1信号を送信する第 1送信ポート T x 1 と、第 2信号を送信する第 2送信ポート Τ X 2と、各送信ポートに接続され、第 1信号と第 2信号を結合するダイプレクサとを具える送信部と、

送信部と受信部の何れか一方のダイプレクサを選択的にアンテナに接続するよう切り替え可能なスィッチとを具えることを特徴とする複合高周波部品。

送信部は、ダイプレクサと送信ポートとの間に口一パスフィルタを具える請求項 1に記載の複合高周波部品。 . 周波数帯域の異なる第 1信号、第 2信号と第 3信号の送受信に用いられる複合高周波部品であって、

アンテナと、

第 1信号を受信する第 1受信ポート R X 1 と、第 2信号を受信する第 2受信ポート R X 2と、第 3信号を受信する第 3受信ポート R χ 3 と、第 2受信ポート R x 2と第 3受信ポート R x 3が接続される位相整合回路と、第 1受信ポート R X 1及び位相整合回路が接続され、信号を第 1信号と、第 2信号及び第 3信号に振り分けるダイプレクサとを具える受信部と、

第 1信号を送信する第 1送信ポート T X 1 と、第 2信号及び第 3 信号を送信する第 2送信ポート T X 2 と、各送信ポートに接続され. 第 1乃至第 3信号を結合するダイプレクサとを具える送信部と、送信部と受信部の何れか一方のダイプレクサを選択的にアンテナに接続するよう切り替え可能なスィッチとを具えることを特徴とする複合高周波部品。

受信部は、位相整合回路と、第 2受信ポート R X 2及び第 3受信ボート R x 3 との間に帯域通過型フィルタを有する請求項 3に記載の複合高周波部品。

送信部は、ダイプレクサと送信ポートとの間にローパスフィルタを具える請求項 3又は請求項 4に記載の複合高周波部品。

請求項 1乃至請求項 5の何れかに記載の複合高周波部品を送受信回路として用いたことを特徴とする情報端末装置。