明 細 書 臨床検査精度保証システム 技術分野
こ の発明は、 臨床検査における精度管理試料を用いた、 内部精 度管理と外部精度アセス メ ン ト の連携システ ムに関する。 背景技術
医学的診断の中で最も客観的な情報提供が臨床検査である。 正 しい診断には、 その検査情報が信頼できなければな ら ない。 高い 客観性と 信頼性には検査結果の正確さ と精密 さ が長期に亘 り 維 持 · 管理される必要がある。 その精度管理を基盤に検査情報に適 切な精度保証(Quality Assurance, QA)を与えるには、 個々 の検査 室での達成は困難と いえる。 そのため多数の検査室間で情報交換 と協力が必須である。 発明の開示
そこで本発明者は、 個々 の検查室内での安定した測定精度を確 立する ために内咅 精度管理 (Internal Quality Conrol , IQC)力 S必 須であ り 、 その上に検査室間の外部精度アセ ス メ ン ト (External Quality Assessment. EQA)に よ る情報の共有化を図る ためのシス テ ムを構築した。 '
本発明は、
①本発明のシステム (精度保証システム : e Q A P *登録 商 標 ) への 参加施設に内部精度管理用の管理ソ フ ト を提供する こ と。
②施設は指定の精度管理試料を 日 常の検査のなかで測定し、 曰 常 の精度管理を実施する こ と。
③各施設で得 られたこ の測定値を上記ソ フ ト ょ り 全国的に広域 情報伝達ツール例えばイ ンタ ーネ ッ ト ( F T P ) を利用 して一定 間隔でデータ解析部門 (以下、 Q A P * 登 録 商標センターと呼ぶこ と も ある) に収集する こ と。 なお、 Q A P は、 精度保証プロ グラム を意味する。
④ これら複数施設からの測定値について、 データ解析部門で全体 集計及び分類別の集計を行い、 精度保証に関する必要な統計量を 一元配置分散分析法によ り 施設内変動 と施設間変動にま と め る こ と。
⑤本システム参加施設へイ ンターネ ッ ト を利用 して e Ma i l にて、 データ解析部門から速報形式で提供する こ と
を含むも のである。
つま り 本発明は、 指定の精度管理試料のデータ管理と転送、 デ ータ の収集と集計、 及びデータ の解析と解析データ の配信に関す る処理システムが統合されたものである。 特に特徴的には、 内部 精度管理と外部精度アセ ス メ ン ト の連携シス テ ム が確立された こ と である。 図面の簡単な説明
第 1 図は、 本発明の全体概念図を示すものであ り 、 各施設 と各 施設から得られるデータの集計 · 解析をおこな う センターと の関 係を示すものである。
第 2 図は、 本発明システムへの参加登録申請書である。
第 3 図は、 セ ンターから各施設に提供される レポ一ト例である ,
発明を実施するための最良の態様
( 1 ) 精度保証システム ( e Q A P *登 商 ) 契約施設に提供さ れる内部精度管理用 ソフ トは例えば Windows95/98 以降の〇 S下 で動作する。 データ解析部門では、 データ収集および配信用のサ ーバ( Q A P *登 録 商 標サーバー)には例えば WindowsNT を用意する。 データ解析及び結果出力用には、 汎用の基幹シス テ ムを配置 し、 サー バ ー間にフ ァイ ア一ウォールを設置し、 システムの保護対策 とする。 施設情報と施設の管理データ は、 施設コー ドでの リ ンク と し、 施設情報の漏洩に配慮されたものである こ と が好ま しい。
( 2 ) イ ンターネ ッ ト によるデータ の収集と配信
リ アルタイ ムな評価性を高めるため、 週単位評価 ( 1 週間単位 の評価を基本と した即時性をもつ。)、 月 単位評価 (グラフ ィ ッ ク な報告を主体とする。)、 年単位評価 (経年での成績の改善を評価) を行える よ う に構築した。 本システムでは、 原理的に 日単位の集 計も可能である ので通信に関わる コ ス ト の低減に よ っては変更 可能である。
参加施設からのデータ転送には、 内部精度管理用 ソ フ ト 「M C P — Q C」 に F T P ソ フ ト (フ ァイ ル転送用のソ フ ト ) が組み込 まれたィ ンタ ーネ ッ ト環境があれば自 動的にデータ解析部門 に 接続でき、 同転送ソ フ トによ り 参加施設から 日 常の精度管理デー タ を送信でき る。
データ転送は、 随時、 データ解析部門での受け付けが可能であ り 、 そ して週単位の集計を行い、 参加施設に対して、 翌月 曜 日 に 各施設の個別データ と全体集計から なる速報 レポ一 ト を固定長
のテキス ト形式と して e M a i 1 にて返信する。
( 3 ) 月 間集計結果
月 間集計結果は、 イ ンターネ ッ ト以外の参加施設も含めて行 う 月 間の集計値は、 参加施設の要望によ り 2種類のデータ提供方法 よ り 選択でき る。 2種類の提供形式と は、 帳票レポー ト形式と C D— R〇 M媒体によ る提供である。 帳票レポー ト形式では、 例え ば 1 0 種類以上の帳票があ り 、 毎月提供される帳票と指定月 に提 供される帳票に分け られている。 C D - R O M媒体形式では、 例 えば 3種類のデータベース ( Q A P集計データ、 施設データ及び Q A P コー ドマスター) を収録した。 これらは、 固定長で C S V のテ キス ト形式であ る。 観察を 目 的に閲覧 ソ フ ト 「 Q A P — Viewer J を C D— R O Mに収録した。 表計算 ソ フ ト (E x c e 1 等)を用い参加施設自身での解析が可能である。 Q A Pホームぺ ージを設け、 全国の集計値は こ のホームページにて掲載される。 こ の集計値は、 週単位で更新される。 汎用のブラ ウザ一ソ フ ト を 利用 してデータ を閲覧、 ダウンロー ドし、 管理もでき る。
( 4 ) 施設の観察
本システムでは、 閲覧ソ フ ト 「 Q A P — Viewer」 によって、 施 設の観察を可能とする。 これによ り 、 施設コー ド等の初回の最小 限の環境設定で画面照会を行え、 全国集計値に対する施設データ を 5 種類の管理用グラ フにて確認でき る。 全国集計値には、 各種 測定条件の組み合わせ集計が用意され、 測定条件には、 測定方法、 分析機器、 較正方法を用意 しこれら 2種類の組合せで集計を行い データベース化 してい る ので抽出条件を設定する な どの複雑さ が必要ない。 同一施設で複数台で参加も しく はグループで参加の
場合、 複数施設の施設コー ドをも登録でき る。
( 5 ) コー ド体系
本システムでは、 諸団体実施のコ ン ト ロ ールサーベイ と コ ー ド 体系の標準化を行った。 検査項目 コー ドは 日本臨床病理学会の検 查項 目 コ 一 ドを採用 し、 分析機器コ ー ドは 日本分析機械会の分析 機器コ ー ドを探用 し、 方法コー ドは 日 本医師会精度管理調査のコ 一 ドに準拠し、 較正コー ドは学会認証の標準物質の使用可否や測 定諸条件を改訂 · 利用 し、 及び施設番号は都道府県の識別 と検査 室の複数の分析条件に対応するため条件コー ドを用意した。
( 6 ) グループ集計
本システムは、 グループ集計に対応 してお り 、 全国集計以外に 大規模から小規模のサーベイ解析も対応でき る。 各学術団体主催 のサーベイ に対応でき、 例えば日 医サーベイ 、 日 臨技サーベイ 、 日衛協サーベイ などの大規模都道府県単位の地域サーベイ (各都 道府県医師会、 技師会、 衛生局)、 関連病院グループ (医師会、 国立療養所、 全社連、 労災、 臨床検査セ ンタ ー)、 小規模グルー プの集計 (研究班など) 等である。
集計期間は毎月 の継続的サーベイ から ワ ンシ ョ ッ トサーべィ まで対応でき 、 グループ単位の集計結果はグループの リ 一ダ一施 設へ E m a i 1 転送でき、 毎月 配布の C D— R O M媒体には全国 値と共に格納される。 参加施設はグループ単位での位置確認から 全国値から の位置確認が容易に可能である。 各メ ーカーのサ一べ ィ の代行も可能である、 たと えば分析機器 · 検査薬メーカー等で ある。
( 7 ) 内部精度管理の充実
内部精度管理の充実を 目 的に精度管理用 ソ フ トが用意された。
参加施設には精度管理用 ソ フ ト 「 M C P — Q C」 を提供し、 複数 の精度管理手法の効率的利用 を 目 的にオーバーチヱ ッ ク表を用 意した。 日 常精度管理データ を利用 した 「精密 さ評価法」 が行え る。 臨床化学における定量検査の精密 さ · 正確さ評価法指針(改 訂版) (GC- JAMT- 1999 )。 かく して、 日 常において、 精度管理ソ フ ト 「M C P — Q C」 を利用 して 日 常精度管理のみな らず、 日 内変 動 · 日 間変動を精密 さ評価法によ り 確認、でき る。
( 8 ) 正確さの確認
本システムでは、 定量検査の正確さの確認のため、 定量検査の 精密 さ ·正確さ評価用 ソフ 「M C P — S T A T」 を利用でき る。 これによ り 、 定量の正確さ評価指針での 3種類以上の標準血清試 料を利用 し、 正確さ を直線回帰分析によ り 確認でき る。
( 9 ) 一元配置分散分析法を利用 した基礎統計値を提供
本システムでは、 日 常の精度管理データ は 日 内 と 日 間の変動を 同分析法にて評価でき る。 報告される 1 ヶ月 間の施設データ によ り 同方法に よ っ て施設内変動 と 施設間変動および総変動値を提 供でき る。 実'施例
実施例 1 本システム ( e Q A P ) の流れ
( 1 ) カテ ゴ リ ー
本発明の精度保証システ ムのカテゴ リ 一は、 生化学検查、 免疫 血清検查、 血液凝固検査、 グ リ コヘモ グ ロ ビン検査を対象に し、 臨床検査関連分野及び研究用試薬領域等を対象とする。
( 2 ) 参加 , 登録
参加登録の登録内容は、 施設情報 (施設番号、 施設名、 部署、
担当者、 TEL、 FAX, E-MAIL, 経営主体、 ベッ ド数)、 登録項目 の 基準範囲、 カ ッ トオフ値等が登録され、 登録方法は施設番号及び パス ヮ一 ドを発行後、 e Q A P専用のサーバーに登録する。
( 3 ) 参加準備
参加に際 しては、 参加項目測定条件の選定を行い、 施設コー ド と ノ、。ス ワー ドの確認、 イ ンタ ーネ ッ ト接続環境の確認を行い、 内 部精度管理ソフ ト 「 MCP- QC」 のセ ッ トアップをする。 MCP- QC に参 加項目 の測定条件、 管理図の基準値等の登録をな し、 1 週間ある いは 1 ヶ月 単位の管理データ をデータ解析部門へ転送する。
( 4 ) データ の動き
施設側は、 データチェ ッ ク と して 日常精度管理を実施し管理値 は 「M C P — Q C」 に保管する。 データ発送は、 日 、 週単位のィ ンタ一ネ ッ ト送信、 1 ヶ月 単位で専用の報告用紙によ る郵送、 F A X等で行 う。
データ解析部門側は、 データチェ ッ ク と して、 施設 · 測定 · 報 告値のエラーチェ ック を行 う 。 施設の過去累積平均値士 t X標準 偏差 ( t = 4 )にて極端値は除外し、 全体集計よ り 測定方法別集 計の下位一 t X標準偏差と上位 + t X標準偏差( t = 3 )よ り 極端 値の除外処理を行う。 集計処理は、 測定方法、 分析機器を分類し て、 施設内 と施設間変動値を集計する。 そ して参加施設毎の集計 結果と全体集計結果を作成する。 月 間集計結果は、 帳票形式と テ キス トデータ を用意する。
得られた結果の返送は、 e Mail (週単位の集計結果を e Mail 登 録の参加施設に返送する。 但し通信コ ス ト等の低減によ り 日 毎集 計に も対応でき る)、 CD- ROM (集計データは閲覧ソ フ ト 「 Q A P ViewerJ 同函する)、 帳票形式 (仕分け発送)、 Q A P ホームぺー
ジ (参加施設 Q A Pサーバー) によ り 行われる。
次いで、 施設側は、 レポー ト の検討を行 う 。 例えば、 E- Ma i 1 で の週単位の集計結果にて直ちに精度を全国値と比較でき、 月 単位 の集計結果では帳票レポ一トにて参加施設の位置を確認でき、 配 布データ と 閲覧ソ フ ト 「 Q A P Viewer」 を利用 し全国値と施設 値を 5種類の管理図によ り 視覚的に確認でき、 帳票では用意され ない詳細な集計結果よ り 多方面から解析でき る。 実施例 2
M C P — Q C内部精度管理用ソ フ ト
こ の ソ フ ト によ り 、 日 常の精度管理の充実を図る と と もにデ ー タ解析部門 と の連携を強化する。 シス テ ム の動作環境は NEC PC - 9821 シ リ ーズ、 または PC/AT互換機で下記 O S が動作する機 種。 Microsoft Access97力 S正常に動作する環境。 イ ンターネ ッ ト でデータ を送信する場合は、 モデム、 T A、 または L A N経由で イ ンターネ ッ ドに接続可能な環境が必要である。 C P U : I n t e 1 PentiumlOO 以上必須、 メ モ リ ー : 3 2 MB 必須、 6 4 M B 以上を推奨、 ハー ドディ ス ク : 2 0 0 MB 以上の空き容量が必要、 ディ スプレイ : Windows対応ディ スプレイ 、 画面は 6 0 0 X 8 0 0 ド ッ ト 2 5 6 色以上必要等である。 O S : W I N D O W S 9 5 / 9 8 、 その他 : C D— R O M ドライ ブ必須 (イ ンス トール時 に使用) 等である。
本ソ フ ト の特徴は、 日 内 · 日 間 · 月 間の 1 0種類の管理図とォ 一バーチェ ッ ク表を用意したこ と。 管理図の基準値を施設内や外 部調査等の設定値よ り 選択でき る こ と。 精度管理データをデータ 解析部門へイ ンターネッ トを利用 して送信可能でき る こ と。 精密
さ評価法を取 り 入れたこ と等である。
プロ グラム内容は、 日 内精度管理業務には 2方式のデータ入力 ( 日 內データ入力、 マ ッ ト入力)、 Q C コ ンバーター ( Q Cテキ ス トデータ を M C P — Q Cで利用でき る。)、 X— R s 管理図、 マ ノレチノレーノレ ( 1一 3s, 2— 2s, R— 4s, 10— ) (B)、 PLUS-MINUS 管理図、 精密 さ評価等である。 日 間精度管理業務には、 日 間データ入力 (統計 値入力、 日 内データ よ り 計算でき る。)、 X b-Rs-R管理図、 マルチ レ一ノレ ( 1一 3s, 2— 2s, R— 4s, 10— XB)、 Youden Plot 管理図 (評価基準 ±2SD、 相関楕円、 マ ノヽ ラ ノ ビス汎距離)、 TREND 管理図 (Accuracy trend , Precision trend , Decision Limit Cusumリ 、 ォー ノ ーチ エ ッ ク表 (項 目別、 日付別) 等である。 月 間精度管理業務には、 月 間デー タ 入力 、 X bar— S管理図、 SDA/SDP TWINPL0T等の機能 をもつ。 データ解析部門通信プロ グラムには月 間 Q A P管理図機 能をもつ。 実施例 3
Q A P - Viewer ソ フ ト
システムの動作環境は、 NEC PC- 9821 シ リ ーズ、 ま たは PC/AT 互 換機 で 下 記 O S が 動 作す る 機 種。 C P U : I n t e l PentiumlOO 以上必須、 メ モ リ ー : 3 2 MB 必須、 6 4 M B以上を 推奨、 ハー ドディ ス ク : 2 0 MB以上の空き容量が必要、 デイ ス プレイ : Windows対応ディ スプレイ 、 画面は 6 0 0 X 8 0 0 ドッ ト 、 2 5 6 色以上必要。 O S : W I N D O W S 9 5 / 9 8 , そ の他 : C D— R O M ドライ ブ必須等である。
特徴はデータ解析部門配布の C D— R O Mに収録の Q A P集 計データ と施設データ よ り 簡単にグラ フを作成でき る こ と 、 全体
と グループの位置よ り 該当施設の位置を確認でき る こ と、 報告を ペーパーでされた施設で MCP— Q C を用いな く と も全体よ り 自施 設の位置を把握でき る こ と等である。 .
プロ グラム内容は、 SDA/SDP TWIN PLOT ( SDA と SDP をプロ ッ ト しすべての項 目 の位置を確認でき る)、 Q A P管理図 (全体、 グ ループと各施設の.位置を観察でき る)、 TWIN PLOT (グループを士 2 S Dの枠で囲み、 自施設を表す)、 技術 · 要因チャー ト (各施 設の良好 , 要注意 · 不良、 系統誤差、 ランダム誤差の区分)、 Q A P MA T R I X (該当検査項目 を一覧表示 し自施設の位置を 全体で観察でき る)、 オプシ ョ ン (ロ ッ ト変更、 測定条件、 複数 施設の要録) 等の機能を備える。 実施例 4
Q A P ホームページ
Q A P ホームページには、 Q A Pサ一バーに解析グラフを用意 し、 施設データ をホームページに貼 り 付けるだけで全国値と 対比 でき、 Q A P N e w s の掲示板がなされ、 検索項目入力よ り 必要 文献の検索を可能と し、 Q A P記念講演会の要旨等が掲示される 実施例 5 e Q A P に組み込まれた基本プロ グラム ( Q A P ) の 詳細
A. 基礎データの計算方法
次の計算式によ り データ処理される。
M E A N : 平均値
ri個のデー タ を X I 2 X 3 X i X n とする と
X 1 十 X 2 +X 3 + +X i + + X n a =
n
X
通常 a = Z , ∑ X i (平均値) と表現される。
n i = 1
S D : 標準偏差
平均値のま わ り における分布の散らば り 度合いで次の式で与え られる。
C V : 変動係数
S ,D
偏差を a と の比で,検討するための計算値
B . 検査寒 (施設) 內精度 ( I N T R A-L A B ) . (内部精度) および検査室 (施設) 間精度 ( I N T E R-L A B ) (外部精度) の計算方法
各検査室のデータは下表 1 のよ う にま と めるこ と ができ、 次の 計算法によ り データ処理する。 +
【表 1 】
差替え用紙 (規則 26)
11/1
L タ デー M E S D a i一n- タ数 A N b
X 1 1 X デ X X , n n a S x
2 X X 2 2 X 2 j X 2 n 2 n a S 2 3 X X 3 2 X 3 j X 3 n 3 n a s ,
差替え用紙 (規則 26〉
12
•
i . X i 1 ^ i 2 1 j •x i n i a ί
• • * •
• •
• • * • • m X m 1 X m j Π m ra
m
全データ数 N ∑ n i
i =l
全検査室のデータ平均 ∑ X
m
ni
S
GROUP TOTAL の C V : C τ
1 0 0
INTRA LAB © S D : S
差替え用紙 (規則 26)
12/1 m
INTRAし AB の C V : C ∑ ( n 1 ) C
N - 1 ■ i=l
差替え用紙 (規則 26)
13
m
INTER LABの S D S A ∑ n ( a — b )
N i=l
s A
INTER LABの C V C x 0 〇
s T s P + s A C . eQ A P 5 0 (RAWDATA CONVERSION (ERROR))
こ レポ一 トは各施設のデータ記入用紙に記入されたデータに対し口 ッ ト番号が有効か、 年月が有効か、 施設コードが登録されているか、 項目 コードなど一連のコ^"ドにミスがないかなどのチェックを行う も のである。 方法コード にないコ一 ドを記入されたり、 プログラムで異 常と判定されたデータは計算から除外し、 次の例のようなメ ッセージ を表示し、 FLAG の欄に *ERRを出力して計算から除外されたことを示 す。 表 2にその一覧を示す。
【表 2】
差替え用紙 (規則 26)
14
D . eQ A P 7 0 (RAW DATA MAINTENANCE REPORT (PROOF) )
こ の レポー ト (表 3 ) では、 eQ A P 5 0 のチェ ッ ク を通過 し たデータが統計計算され、 M E A N、 S D、 Nのそれぞれが 日 毎、 週毎または月 毎に項目別、 L E V E L別に出力 される。 以後の各 施設のデータ処理め基礎と なる数字である'。 なお、 こ の レポー ト は毎週金曜 日 の夕方ま でにイ ンターネ ッ ト で送信 さ れた施設に 対し、 翌週の月 曜 日 までに e メ ールで返信可能である。
【表 3 】
啷 ¾ n^
CHEMISTRY eQAP RAWDATA MAINTENANCE REPORT (PROOF) REPORT ID : IRC-eQAP070 DATE 2000/5
- LAB NO.21-4xxx43-1-1 LOT NO. QL-101 QL-201 PAGE NO. 46
(A:TEST B-.METH. C.MC. D:STD. E:TE P. F.SPL. G:TANI )
A/B/C/D/E/F/G MONTH FLAG LEVEL ( M/DD) MEAN SD N し #1QL— 101 /3A010— 0:TP / 1:BIURET /BBA605:AU400/600/640/270/T2:STD WITH PROTEI/ 5:37C /02.6:コクサイシャク
、 2000/05 I (DAY =05/24) MEAN = 4.982 SD = 0.050 N = 22 し #2QL—201 /3A010— 0:TP / IrBIURET /BBA605:AU400/600/640/270/12:STD WITH PROTEI/ 5:37C ./026:コクサイシャク:
2000/05 II (DAY =05/24) MEAN = 7.227 SD = 0.063 N = 22
L#1QL- 101 /3A015-0.ALB / 1.BCG /BBA605:AU400/600/640/270/12:STD WITH PROTEI/ 5:37 C /026:コクサイシャク
2000/05 (DAY =05/25) MEAN - 3.155 SD = 0.051 = 22
L#2QL-201 /3A015-0:ALB / 1:BCG /BBA605:AU400/600/640/270/12:STD WITH PROTEI/ 5:37C /026:コクサイシャク
2000/05 II (DAY =05/25) MEAN = 4.436 SO = 0.049 N = 22 し #1QL - 101 /3B010-O.CK / 1:JSCC /BBA605:AU40G/600/640/270/16:E M / 5:37 C /026:コクサイ ャク
2000/05 II (DAY =05/26) MEAN = 151.63 SD = 3.010 N = 22
L#2QL - 201 /3B010-0:CK / 11:JSCC /BBA605:AU400/600/640/270/16:ERIVI / 5:37C /026:コクサイシャク
2000/05 II (DAY =05/26) MEAN = 355.82 SD = 3.291 N = 22
15/1
E . eQ A P 2 1 0 ( INDIVIDUAL MONTHLY HISTORY)
この レポ一 ト (表 4 ) は、 eQ A P 7 0 で計算された M E A N、 3 0、1^ の他に〇 ¥、 S D I 、 S D P、 S D Aのそれぞれを項目 別、 L E V E L別、 月 別に出力 したものである。 出力は左側よ り 当月 分、 1 ヶ月 前、 2 ヶ月 前の順に 1 1 ヶ月前まで、 すなわち 1 2 ヶ 月 分が 1 行に出力 さ れ右端に開始月 よ り 当月 迄の累計が出 力 される。 なお、 各月 のデータの上に年月 が出力 され、 何月 分の データであるかが見分け易く なっている。
又、 累計データが何月 から何月迄のデータかを分かり 易 く する 為に開始月 と最終月 が出力 される。
1 ) S D I は各月 の M E A Nが累計の M E A Nに比べて どのく らい離れているかを、 累計の S Dを基準に して表 したもので、 計 算式は (当月 の M E A N—累計の M E A N) / (累計の S D ) で ある。
差替え用紙(規則 26)
16
2 ) S D Pは自施設の S D と項目別 I N T R A- L A Bの累 計の S Dを比較したもので、 1 よ り 小さ ければ平均値よ り 小さ い こ と を示す。 計算式は (自施設の S D ) / (項目別 I N T R A- L A Bの累計の S D〉 である。
3 ) S D Aは自施設の M E A Nが項目別累計の ME A Nから どの く らい離れているかを項目別 I L A Bの累計の S
D を基準に して表したも のである。 計算式は (自施設の M E A N—項 目 別累計の1^ £ ^^ ) / (項目別 I N T E R - L A Bの累 計の S D ) である。
【表 4 】
差替え用紙 (規則 26)
a瓛 ¾. n;
km
16/2
F . eQ A P 2 1 5 ( INDIVIDUAL MONTHLY summary)
この レポ一 ト (表 5. ) では 自施設の当月 と 累計の M E A N、 S D、 C V と 全施設の累計の M E A N、 S D、 施設数及び自施設の S D I 、 S D A、 S D P 、 S C O R Eおよび J U D G Eがそれぞ
差替え用紙 (規則 26)
ベルレ 2
17 れ項 目別、 L E V E L別に出力 される。 S C O R E は S D Aが ± 1 . 0 0未満の場合は 5 点、 ± 1 . 0 0 以上 ± 2 , 0 0未満の場 合は 3 点、 ± 2 . 0 0 以上 ± 3 . 0 0未満の場合は 1 点、 ± 3 ,
0 0 を超える場合は 0 点と なる。 また、 J U D G E はレベル 1 と レベル 2 の S D Aを散布図に描いた と き、 下表のよ う にプロ ッ ト される場所によ り右下のよ う に判定される。 なお、 この レポー ト は毎週金曜 日 夕方までにイ ンタ ネ ッ トで送信 された施設に対 し、 翌週月 曜 日 までに e メ ールで返信される。
【表 5 】
-4 -3 一 2 一 1 42 + 3 + 4
Mean
レ ル
G . eQ A P 2 2 0 ( I N T E R -L A B R E P O R T : 施設間 レ ポ ー ト ) この レポー ト (表 6 ) は I N T E R— L A B R E P O R T と呼 ばれ、 e Q A P 2 1 0 で出力 されたものを項 目'別、 方法別、 機器 別に並べかえたものである。 そ して機器毎、 方法毎及び項目毎に
差替え用紙 (規則 26)
18
M E A N , S D、 C V、 D A Y S が計算され、 各分類毎に 3 種類 の計算値が出力 される。
3種類の計算値と は G R O U P T O T A L、 I N T R A- L A B、 および I N T E R- L A B で、 M E A N、 D A Y S は共通で あるため、 M E A Nは G R O U P T O T A L のみに、 D A Y S は I N T E R - L A B の行のみに出力 される。
I N T R A-L A B の S Dはそのグループに含まれる各施設の 平均的な S Dであ り 、 C Vも同様に各施設の平均的な C Vを表す したがっ て個々 の検査室のバラ ツキ と 他の検査室の平均的バラ ツキ具合を比較する こ と ができ る。
I N T E R - L A B の S Dは各施設の M E A Nのノ ラ ツキ度合 いを示 してお り 、 これは自施設の M E A Nがそのグループの M E A N ± 2 S D の範囲にあるかど う かをチェ ッ クする為のも のであ る。
A L L M E T H O D S A L L L A B S の G R O U P T O
T A L と は全検査室、 全データからの計算値である。 F L Gの項 に 「 X」 のつ く のは L E V E L I 又は L E V E L IIの M E A N力 S、 A L L M E T H O D S A L L L A B S の M E A N ± 3 S D の 範囲外にある為で、 平均値を動かすのを防ぐ為に計算から除外 し た事を示す。 データは方法毎、 機器毎にま と め られ、 コー ド番号 の若い順に打ち出 される。
こ の レポー ト は新ロ ッ ト供給開始後 7力月 以内に 1 ロ ッ ト に付 き 1 回発行される。
【表 6 】
i s
FERQARY 1998 CHEMISTRY QAP INTE -Ιλδ REPORT REPORT ID: IRC- QAP- 220
LOT NO. XLT 0600. XPT 9S00
CONST fTt/£?iT GLU
G/DL ) F * - - E Y E L f
METHOD い -一 CURRENT - i* ♦ CUMULAT IVE-
KORMAL RANGE C MEAN SD CY DAYS KEAH SD CV DAYS
当月 タ ——- 累計デ -タ 一— +
60. ODOO-110.000 69.600 80 1. I 25 69.998 .95 1.1 88
70.0000-i 10.000 74.400 70 - 9 (9 74. S07 .89 ί.2 91
70.0000-120.000 74.000 00 L 3 19 74.000 . a¾ 1.1 32
70.0000- .11.0- 000 X 64. ZOO SO .6 12 S3.802 I.52 Z.0 82
60.0000- 1 Λ0.000 小 73.600 to 2. S 21 73.171 1. S8 2. ί 134
70.0000-110.000 73.92! 63 - 8 19 74.398 - 98 し 3 U3
60.0000 - 110.000 71.700 90 1. Ϊ 20 72.13S 1.42 i.9 146
60. OOOO-lflS.000 74.3ZS 35 8 20 74.46Z I.12 し S H7
CROUP TOTAL 73. S37 89 2. S 74. I 20 I. 12 2.8
機器別集計 ~{ IMTRA LAB 00 し 3 L 40 1.9
INTER LAB S3 2.1 151 し 59 I. t 25L
し |FLGの抑に x_印が付くと粜計から除外
THIS METHOD ALL LABS GRflffP TOTAL 74. sor 1.29 3.0 ?4.833 2, 37 3. I
方法別集計 INTRA LAB i.29 1.7 し 6Z Z. I
INTER LAB 1.89 2. S 1401 I.73 2.3 195L
ALL MET娜 ALL LABS CS8UP ΓΟΤΑΙ 74.462 f¾, 43 3- 2 74. T77
全方法集 It INTRA i.29 I.?
iJiTER
全方法平均碴 当月分^加旌設
全データの S D
累計参加旌設数 旌設毎の S Dの平均お
ά o β
3 G
19/1
H . eQ A P 2 3 0 ( I N T E R -L A B S UMMA R Y R E P 〇 R T : 施設間集計レポ一 ト)
こ の レポー ト (表 7 ) は I N T E R 'L A B S UMMA R Y R E P O R T と 呼ばれ、 e Q A P 2 2 0 で出力 されたもの力 > ら項目 別、 方法別、 機器別、 較正別に集計した累計結果を抽出したも の である。 そ して全体、 方法別、 機器毎、 較正別の M E A N、 S D、 ' C V、 I T R A S D、 I N T R A C V、 I N T E R S D、 I N T E R C Vお よぴ施設数が出力 される。 なお、 各分類の最小集 計数は 5 施設以上に限定しているが、 方法別では上位 1 0 方法、 機器別では上位 2 0機種、 較正別は上位 8方法まで掲載している こ の レポー ト は、 小冊子によ り 隔月 発行と なっている。 最新デー タ は毎週更新され、 ホームページよ り リ ンク された Q A P ホーム
差替え用紙 (規則 26)
20 ペー ジ よ り テ キ ス ト デー タ と して '閲繫 も し く はダ ウ ン ロ ー ドす る こ と ができ る 。
【表 7 】
差替え用紙 (規則 26)
璐 m^
MAY 2000 CHEMISTRY eQAP INTER-LAB MOHTHLY SUMMARY REPORT REPORT 10: IRD-eOAp-230
LOT NO- 1QL-i0t .2QL-201
CONSTITUENT CRE
£ V E I I E V E I I I一 全方法平均値- iVXHK i«TER l«TRA
UEAM SO OV SO OV SO CV UBS MEAN SD CV SO OV
TOTAL 1.QQ7 .178 Π. S3 .odd 11.29 • 147 H. «013131 4.3dd .307 ?.00 .205 4.50
METHOD 1=2 : ENZYME .97B .176 IS.05 .IQ7 12.34 .13i Μ· 25105OL 4.365 .311 7, 2 .218 4.94 ; JAFFE-ftATE 1.153 .039 S.S3 .057 δ.00 .081 Ί.03 209L 4. 91 .225 5.01 .100 .Z5 方法別集計値 : JAFFE-ENO 1.107 ,\\Z 10.21 .04S 4.35 .103 3.30 2U 4. 35 .26» 6.0i .101 2.32
4- 99 :OTHB¾ 1.003 .097 »· 57 .045 4.41 .0 9 S.5? 9L 4.3S8 6.59 .105 2.5S
5- Π : OA FE-F-TP 1.192 .089 7.38 .046 3.90 .075 €. Z9 SL 4.680 .765 16.35 .59! 9.99
MACHI E 1-B8C504: HITAOHI-7170 1.005 .133 13.23 .093 9-71 .095 Ϊ3.4532U 4.403 .205 4, 66 .130 2.95 r 2=B8C505: HITAOHI-7250 .989 .1C3 18.48 .141 18.86 .083 8.33 226L 4.365 .295 6.53 .107 2.52 3=BBC503: HITACHI— 70了 0 1.010 .209 20. Sfi .189 19.08 .088 S.7I 124L 4.461 .244 5.47 .162 3.13 : T8A-S0FR 1.003 .113 W.tf .029 2.92 .109 10.87 100L 4.415 .618 14.00 .535 : HITAOHI-7600 .990 .121 XZ.Zt .030 t.39 ,117 11.82 ?ct .d9d .281 t067 1.50
6*seseas: TBA-R 1.016 .108 10. « .035 3.70 , 102 1Q.04 4.401 .257 5. S4 .217 4.98
7- BBA605 A1WOO/500/640/270 .982 .0?4 .034 ,077 7.84 56L 4.29$ .174 4.06 .095 1.57
8- SSC106 JOA-BU .362 .070 7.28 .035 3.74 .051 6,34 46L 4.360 .139 3. 9 .068 1.57 3-880105. ; JOA-I« ,942 -090 3.49 .029 3.06 .075 7.56 32L 4.317 .176 4,08 .068 1. «3 機種別集計値 : TBA-200FR, .091 3.15 ,033 3.35 .074 7.44 2 L 4. 29 .250 5.64 ,137 3.20
11==88Α€07 : U&OO/IO6Q 1.014 .09S 8.58 .037 3.52 .080 7.89 £4t 4.387 - 1 5 3.31 .077 1.76 12=B8B0Q3 .982 .0β3 3.45 ,037 3.39 .074 7.54 Iflt 4.338 .151 3.4Θ .075 1.73 t3=BB05Q2 HiTA0Ht-T36 1.035 .132 12.74 .034 3.30 .128 12.36 I8t 4.443 .192 4.32 .064 1.42
14- KB00 Ct-7300 .98 .077 7.83 .032 3.25 .070 7.11 iGL 4.33 S .115 2.65 .073 1.31
15- BBA6C4 Αϋ510560 t.032 .133 . Sd ,04S 4.35 .125 12.11 I5t 4.351 .222 5.10 .122 2.80
,000 ,0 .035 3.60 e.6g 14L 280 • 162 -077 1.78
、 17-BB0104: A-RS .960 .098 3, OS ,051 S.24 ,072 7. 3 121 4.293 .154 3.59 - 104 2. 5
1-205 .113 9: 38 .061 5.17 .OK 7.8β ttt 4.579 .£39 .070 1.52
3 14.11 .051 4,94 .144 13.2β 1QL 4.454 .221 4.96 .04 2.13 63.45 .03? 2. et Ϊ.270 β3.39 101 .077 1.Θ7
13.33 .092 9.0Θ ,0d6 9.€20061 .325 7.40 .246 CQNTROL-S£R0M .t$5 13.80 .100 13.ίδ ,05δ 9.53 386L 4.393 .220 5.01 .126 74 3»t2 ; STO WITH PftOTE I « t.Qfil A\ 4Q,80 -0 i 3.58 .4 40.61 S1L 4.328 .462 10.67 .076 1.77 較正別集計値 4- 19 0THB¾-CHe<( 1.06Q .415 39. .383 40-32 .159 15. DO 8L 4.427 .357 $-Q6 .156 3.56
5- 1 β : FACTOR-«ESURMENT .135 12.96 .032 3- 5 .131 12.57 it 4, 465 .177 ,080 1,S4 5«t6 : ERM 1,004 ,H9 1ヰ H .0^9 7.10 13.15 4.406 .225 5.11 .161 3. d
20/2
I , e Q A P 3 2 0 (ク リ エカ ル '' レベル , ヒ ス ト グラ ム) e Q A P によって得られたデー タ に施設間差があつた と しても、 各施設で、 その施設にふさわしい基準範囲を採用 していれば、 患 者の診断には支障がない。 つま り 、 ある複数の病院間で同一試料 の測定値が違っていても、 ク リ カル ' レベルが同 じであるな ら ば、 同一診断が下される とい う こ と である。
ク リ 二カ ル ' レベル とは基準上限値で試料の測定値を割つた値 のこ 'と をい う 。 これを ヒ ス ト グラムに し、 施設別にその位置を明 確にする こ と に よ り 、 各施設の単位の変更とか基準範囲の見直し を促すも のである。 このプロ グラムでは、 'レベル I と レベル Πが 並んで打ち出 されるから、 低値 と高値の傾向を基準上 11値の!:匕と して把握するのに適 している。 ただ し、 このプロ グラムは各施設
差替え用紙 (規則 26)
21 の基準上限値と Q A Pデータの累計値よ り 計算されるので、 基準 範囲登録のない施設にはレポー トの提供はでき ない。 この ヒ ス ト グラムはデー タ サー ビス開始時点の平均 ± 2 S Dで作成し、 これ を外れる.データ は最小級と最大級にま と めて出力 される。 なお、 この級幅はある時点で固定致しますから ク リ ュカル · レベルの変 化は *印の移動になって表れる。 表 8 。
【表 8 〗
72- .74 28
74- .76 13 12222234S59
76- .78 5 2239
78- .80 4 224
80- .32 2 23
S2- .84 曹 I
84— .86 \
86く
(注〉紙面の镞合でヒストグラムの
1目盛(数牢 1«)は必ずしも 0.86 以上のデータカ ί 1個 1データき表しません · あることを示す
21/2
J, Q A P 3 3 0 (測定.値散布図) '
表 9 は、 各施設の累計の平均値をプロ ッ ト したもので、 横軸に
L E V E L I 、 縦軸に' L E V E L Eを取る。 自施設のデー タ を g]印、 自 施設と 同 じ方法のデータ を☆印 と し、 他方法の打出 しは していない。 他方法のデータ についてはその中心値の.み英字で打 出 した。
差替え用紙 (規則 26)
22
こ の レポー ト は、' 自施設と 同 じ方法のデータ分布の中で自施設 デー タ の位置及び中心値からのずれを施設間 S D を基準に して 判断でき る。
【表 9 】
22/2
3 S D を越すデータ は越えたデータ に関係な く 3 s D ライ ン の外側に打出 される。 自施設と 同 じ方法の分布中心点は他方法の 中心点 と 同 じ様に英字で打出される。 なお、 こ の レポー ト は各施 設の累計データが使用 される。
こ の散布図は、' 上位 9番 目 までの方法に限定している
差替え用紙 26
23
K . Q A P 3 5 0 (施設内/施設間変動散布図)
こ の散布図 (表 1 0 ) は、 横軸に測定値及び相対偏差を と り 、 縦軸に施設内 C Vを と つたも ので、 散布図を囲む 4辺は各々次の 目盛 り を付けてある。 即ち、 全方法の平均 a を上辺の 丄 矢印、 士 2 S D を括弧( )で示し、 自施設と 同方法の平均 a を下辺の ΐ 矢 印、 ± 2 S D を括弧 ( )で示 した。 ま た、 自施設と 同方法の CV 平均値を左辺の→矢印で示し、 全方法の CV の平均値を右辺の 矢印で示 した。 自施設データの位置は、 数字 c 印で打出 され、 自 施設と 同方法のデータ の位置は☆で、 他方法のデータ の位置は X 印で打出 される。
こ の図から 自施設データ の施設内 CY の相対的大き さ及び自施 設デー タ の平均値が同一方法全デー タ の平均値から どれく ら い 離れているかを、 測定単位と して、 また相対的な割合と して把握 可能である。
相対偏差の計算は、 各施設の測定値の平均から同方法全測定値 の平均を引 き、 その差を同方法全測定値の平均で割った商で、
( a i — b ) ÷ b
a ; : 各施設の測定値の平均値 b : 同 じ方法の全測定値の平均値 で計算される。 これは同方法の平均値から 自施設の平均値が どの 程度離れている かを割合で表 した。 同様に方法別相対偏差値も、 各方法の平均値が全体の平均値から どれく ら い離れてい る かの 割合で示 した。
【表 1 0 】
24
4月 生 化 学 Q A P 内 /施設間 茈5¾= 12345-6
ELECTRODE
差替え用紙 (規則 26)
24/1
変動散布全尨½全図 * RC-ftAF- 3 S Q X 2.5SS ¾設設設^ 図中記 -- 傭問定内間内定 國: ft施設測定値
値値 ☆:同法他施設測定値
' X:他方測定値
数 、 荦字:☆、 X印重複数
一 X、 印重複 10以上
設内変動係数平均値
:■ +丄^、 X
全方法施
i—方法施設内変動係数平均値
\\1; さ法施設内変動 - -平均値 ± 2檫準偏差);
対 ® 差 責 施 設 ig 定 (g
全 : S 法 桀
∑3δ.415
%:Π 1:1
4.52 】,3 ^ ^i.
差替え用紙 (規則 26)
24/2
K . e Q A P 3 6 0 (施設別 S D A ' S D P ツ イ ンプロ ッ ト) 1 ) S D A ツイ ンプロ ッ ト
このグラ フ (表 11 左) は 1 枚のグラ フに全項目 の自施設の測 定値 (累計の平均値) の位置をプロ ッ トする ものである。 グラ フ の 目 盛は各項目 の累計の I N T E R L A B の 1 S D に相当する'。 そ して L E V E L I 、 Π共に M E A N〜M E A N + 1 S Dのデ一 タ は 中心の右上の 白い部分にその項 目 に相当する文字が印字さ れる。
こ のデー タ は e Q A P 2 1 0 において、 累計の S D Aが 0 〜 1 の場合に相当する。 そ して L E V E L I の S D Aが (+ ) な らば 中心よ り 右側に、 L E V E L Π の S D A力 S ( + ) な らば中心よ り 上の方にプロ ッ ト される。 ただし、 このプロ ッ トの位置は正確な
差替え用紙 (規則 26)
25 も のでな く 、 S D Aが 0 〜 1 であれば中央の白い部分に印字され るが、 印字位置は左上から右下に順に打出される。 つま り 、 中央 の 白い部分に印字されていれば A L L M E T H O D S A L L L A B S の I N T E R L A B の M E A N ± 1 S D以内に入っ て いる こ と になる し、 その次のやや黒い部分に入っていれば M E A N ± 2 S D以内に入っている こ と を表す。
2 ) S D P ツイ ンプロ ッ ト
このグラ フ (表 1 1 右上) は、 e Q A P 2 1 0 の S D P の累計 をグラフに したもので、 このグラフの 1 目盛は A L L M E T H O D S A L L L A B S の I N T R A L A B の 1 S Dに相当す る。 グラ フのプロ ッ トは S D Aと 同様、 L E V E L I が大き く な れば右方に、 L E V E L Πが大き く なれば上方にプロ ッ ト される 印字の仕方は S D Aと 同様である。
3 ) P E R F O R MA N C E
S D A ツイ ンプロ ッ ト の グラ フ において 1 S D A以内のデー タ を 5 点、 2 S D A以内のデータ を 4 点、 3 S D A以内のものを 2 点 と して点数を合計する ものである (表 1 1 右下)。 全部が 5 点であれば 1 0 0 %にな り る が、 4 点以下が増える に した力 S つ て%が下が り る。 この点数自身には特に意味は無いが、 5 点が多 いほど、 つま り 1 0 0 %に近いほど全体の平均値に近いデータ を 出 している こ と になる。
【表 1 1 】
26
\ヽ≤一 Y Td I
差替え用紙 (規則 26)
26/1
L. e Q A P 1 5 0 (統計値入力フォーム)
こ の入力フ ォーム (表 1 2 ) は、 施設から提出されたデータ の 方法、 分類、 機器、 標準、 温度、 試薬メーカーなどのコー ドを印 刷 したも のである。 1 ヶ月 間の平均値、 S D、 測定日数を記入す るだけで、 報告レポー トが作成でき る。
【表 1 2 】
差替え用紙(規則 26)
O09130
27/1 実施例 6 Q A P - Viewer (閲覧ソ フ ト.) の詳細
下記表 1 3 は Q A P — Viewer のメ イ ンメ ニューである 各作業の ダイ ア ロ グボタ ンを ク リ ッ ク する こ と で作業可能で ある。
【表 1 3 】
差替え用紙 (規則 26)
28
1 ) SDA/SDP TWIN PLOT
横軸を Q A P ト ロール I X、縦軸を Q A P ト ロール 2 X と し、 全体の平均値を基準 と して S D単位で区切 られた 2 種類の管理 図のなかにデータ を項目名でプロ ッ ト表示 した (表 1 4 )。
S D A管理図は、 施設の当月 平均値と全体の平均値の差を全施 設の平均値のばらつき INTER- LAB SD で割つた値をプロ ッ ト した もので、 正確性(Accuracy)を見るための管理図である。 ±1 S D以 内は青〇、 13 0 〜 2 5 0は紫 、 2 S D以上は赤 Xで表示した。 S D P管理図は、 施設の当月 の S D値を全施設内の平均的なばら つきの指標である INTRA- LAB SD で割つた値をプロ ッ ト したもの
29 で、 精密性(Precision)を見るための管理図である。 ± 1倍以内は 〇で、 1 倍〜 2倍は△、 2倍以上は Xで表示した。
【表 1 4 】
ぉ¾ン設定
2000/02 SDA/SDP TWIN PLOT
施設コード: 173701291
2QL-201 くく SDA » 2QL-201 « SDP »
1QL-101
SDP
O 1以内
Δ 1以上 2以内
x 2以上
2 ) Q A Ρ管理図
表 1 5 は、 施設の当月平均値が全国集計値と比較してどの位置 にあるかを レ ベ ル別に確認、でき る。 全体平均値を中心にして ± 3 S Dを外枠に描き、 ± 1 S D毎に点線を描いた。 キーコー ドで分 類した自施設と 同 じグループの平均値 ± 2 S D枠を内側に四角形 で描く 。 施設のデータ をその中に 眷 で プロ ッ トする。 右側の 表は自施設の測定値、 キーコー ドで分類した 自施設と 同 じグル一 プの平均値、 S Dおよび施設数、 全体の平均値、 S Dおよび施 設数である。
【表 1 5 】
30 礙 0¾P iewer ■ -ΐαΐχΐ
Γ'"ϋϊ51Ι— "1 )¾項目 オフ *ジョン設定 1
全 体 の + 2
体の一 3 S
同一分類の + 2
自 施 設 測
同一分類の 平均
全体の一 1 S D
全体の 平均
3 ) T W I N P L O T
横軸を Q A P ト ロ ール * I X、縦軸を Q A P ト ロ ール 2 X と し た散布図のなかで、 施設のデータ を · でプロ ッ トする。 全体平 均値を中心に して ± 3 S D を外枠に描いた。 キーコー ドで分類し た各要素の平均値 ± 2 S Dの枠をカ ラ一線 (図中複数の枠は各色 が異なる) で描く 。 * は、 精度管理試料の名称。
【表 1 6 】
31
4 ) 技術 · 要因チャ ー ト
全体の平均値を中心 と して i S D単位で区切 られた基盤のな かに施設のデー タ を項目名でプロ ッ ト表示する (表 1 7 )。 技術 評価チャー トでは、 プロ ッ ト された位置よ り 良好、 要検討、 不良 · 原因追求の区分を行う 。 因分析チャー トでは更に異常が発生した 場合の位置によ っ てその項 目 が系統的誤差( S y s t e m a t i c E r r o r : S E と 略す)または、 ラ ンダム誤差 (R a n d o m E r r o r : R E と 略す)または、 片側誤差(O n e — s i d e E r r o r : O E と略す)かを判断し、 誤差要因の原因を追求し 易く した。
【表 1 7 】
32 オフ ¾ン設定
2∞0 5月 Πΰ 0
2000/02 技術'要因チャート
施設コ一ド': 173701291
ート »
5 ) Q A P MA T R I X
全体の平均値を中心に して ± 3 S D を外枠に し、 ± 1 S D を点線 で区切った基盤の中に、 キーコー ドで分類した自施設と 同 じグル —プの平均値 ± 2 S D枠を太黒線で描いた (表 1 8 )。 自施設のデ ータ は、 全体の平均値から 2試料と もに ± 1 S D以内の場合は青 書でプロ ッ ト し、 1 試料でも ± 1 S D を超えた場合は赤儺でプロ ッ 卜 される。 図中 ZTT、 CK、 AMY の場合が赤 ·で他は青拳である。 【表 1 8 】 次画面 ::;| オフ ン設定-
2000/02 QAP MATRIX
施設コード: 1 11291
6 ) オプショ ン設定
管理試料のロ ッ ト番号を指定または変更がおこ なえ、 集計の分 類キーコ ー ドの選択を行える。 キーコ ー ドを一覧よ り 選択する。 同一施設複数台で利用 も し く はグループ施設で利用の場合は、 「他施設プロ ッ ト」 を 「する」 にマーク し、 他施設コー ド リ ス ト で他施設の施設コー ドを入力 し、 追加 · 更新する。 複数の施設コ ー ドの登録が行える。 Q A P管理図、 TW I N P L O T、 Q A P M A T R I X に複数台ま たは複数施設データ を同時にプロ ッ ト したい場合に使用する。 こ こで登録した施設コ 一 ドは(〇)でプロ ッ ト される。
7 ) グループ集計閲覧
全国平均値と は別に、 グループ施設の集計値を基に各種の管理図 を閲覧する場合は、 以下の手順と なる。 なお、 グループ集計を希 望する場合は、 予め申 し込みおこな う。 ① 「施設データ フ ァイル」 の選択は通常と 同 じ手順で行う 。 ② 「集計データ フ ァイル」 の選 択は、 「変更」 ポタ ンを押して、 C D— R O M内の 「 Q A P View」 フ オ ノレ ダ ー を ダ ブ ル ク リ ッ ク し 、 次 に そ の 中 に あ る 「 dataf i 1 e」 フォルダーをダブノレク リ ッ ク し、 さ ら にその中に あ る 「グループフ ァイ ル」 フォルダーをダブルク リ ッ ク して、 ****230X . eqc (グループ施設データ ファイル)を選択し、 「開 く 」 をク リ ッ ク して行 う 。 ****はグループ毎にフ ァ イ ル名が異なる。 ③ 「他施設プロ ッ ト」 を 「する」 にマーク し、 他施設コー ド リ ス トで他施設の施設コー ドを入力 し、 追加 ' 更新する。 Q A P管理 図、 T W I N P L 〇 T、 Q A P MA T R I Xに複数施設データ を同時にプロ ッ トでき る。 こ こで登録した施設コ ー ドは(〇)でプ
34 ロ ッ ト される。 産業上の利用可能性
かく して、 本発明シス テ ムは、 臨床検査における高い客観性と 信頼性の提供を可能と し、 検査情報に適切な精度保証を達成する も のであ る。