明 細 書 中枢神経系疾患予防 ·治療剤 発明の分野
本発明は、 ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩を有効 成分として含有する中枢神経系疾患予防 ·治療剤及ぴアミロイド β 4 0分泌抑制 剤に関する。 背景技術
ゥロテンシン Πは強力な血管収縮作用を有するぺプチドホルモンの一つとして 発見され、 哺乳動物の動脈に対して現在知られている最も強力な血管収縮物質で あるエンドセリンをはるかに上回る血管収縮作用を有することが明らかになって いる。 ゥロテンシン IIの受容体はォーファン受容体の一つ、 G P R 1 4蛋白であ るが [Nature, 401卷 282頁 (1999年) ] 、 その拮抗薬に関する報告は未だなされ てない。
W0 2 0 0 1 / 1 4 8 8 8はゥロテンシン II受容体のリガンド同定法及びゥロ テンシン II受容体作動薬及び拮抗薬等の用途を開示しているが、 アミロイド] 3 4 0分泌抑制作用については全く示唆していない。
特開平 3— 2 2 0 1 8 9号は、 ァセチルコリンエステラーゼ阻害活性を有し、 老年性痴呆症、 アルツハイマー病等における記憶障害改善剤としてピロリジンま たはピペリジン環と縮合したキノリン誘導体を開示しているが、 アミロイド β 4 0分泌抑制作用については全く示唆していない。 発明の目的
本発明は、 アミロイド ]3 4 0分泌抑制作用に基づいて、 脳血管性アミロイドア ンジォパチ一、 アルツハイマー病などの神経変性疾患、 脳血管障害時等の神経障 害、 記憶障害または精神疾患等中枢神経系疾患の予防 ·治療剤を提供するもので める。
発明の概要
本発明者等は、 ゥロテンシン Πがァミロイド ]340の分泌を増加させることを 初めて知見し、 更に、 ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物につき鋭意 検討した結果、 ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩がゥ 口テンシン IIによるアミロイド] 340の分泌誘導を抑制することを見い出し、 こ れに基づいて本発明を完成した。
すなわち、 本発明は、
(1) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩を含有して なる中枢神経系疾患予防 ·治療剤、
(2) アミロイド )340分泌抑制剤である前記 ( 1 ) 記載の剤、 .
(3) ①神経変性疾患、 ②脳血管障害時、 頭部外傷 ·脊椎損傷時、 脳炎後遺症 時又は脳性麻痺時の神経障害、 ③記憶障害または④精神疾患の予防 ·治療剤であ る前記 (1) 記載の剤、
(4) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有するィ匕合物またはその塩が、 非ぺプ チド性化合物またはその塩である前記 (1) 記載の剤、
(5) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物が、 キノリン誘導体であ る前記 (1) 記載の剤、
(6) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物が、 4ーァミノキノリン 誘導体である前記 (1) 記載の剤、
(7) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有するィヒ合物またはその塩が、 式 (I a)
[式中、 A aは置換されていてもよいベンゼン環を、 B aは置換されていてもよ い 5〜8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 Ra1は置換
されていてもよいアミノ基を、 R a 2は置換されていてもよい環状基を示す] で 表される化合物またはその塩である前記 (1) 記載の剤、
(8) A aが置換されていてもよい炭化水素基で置換されている前記 (7) 記 載の剤、
(9) A aが置換されていてもよい
アルキル基で置換されている請求項 7記載の剤、
(10) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I I a)
[式中、 Aa, は置換基 R a 3以外にさらに置換基を有していてもよいベンゼン 環を、 B aは置換されていてもよい 5〜 8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1 〜4の 2価の基を、 R a は置換されたァミノ基を、 R a 2は置換されていても よい環状基を、 R a 3は置換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよ い複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基または式 Ra4-Ya- で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されていても よレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換されてい てもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩である前記 (1) 記載の剤、
(11) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I I a ' )
[式中、 Aa"は置換基 Ra3'以外にさらに置換基を有していてもよいべンゼ ン環を、 B aは置換されていてもよい 5〜8員環を、 Xaは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 R a 1は置換されていてもよいアミノ基を、 R a 2は置換 されていてもよい環状基を、 R a 3'は置換されていてもよい炭化水素基、 置換 されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基また は式 Ra4— Ya— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されてい てもよレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換され ていてもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩である前 記 (1) 記載の剤、
(12) R3' が置換されていてもよい炭ィヒ水素基である前記 (11) 記載の 剤、
(13) R3' がアルキルである前記 (12) 記載の剤、
(14) R a1がァミノである前記 (12) 記載の剤、
(15) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (l b)
[式中、 Rb 1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Xb は直鎖部分を構成する原子の数が 1〜8のスぺ一サーを示し、 Rb 1および Xb
は結合して環を形成していてもよく、 Abは置換されていてもよいァミノ基また は置換されていてもよい含窒素複素環基を示し、 R b 2および R b 3はそれぞれ 置換されていてもよい炭化水素基を示し、 B b環おょぴ Cb環はそれぞれさらに 置換されていてもよいベンゼン環を示す。 ] で表される化合物 (但し、 4' 一 〔 〔 (メ トキシァセチノレ) メチノレアミノ〕 メチノレ〕 -N- 〔4ーメ トキシー 3— ( 4ーメチルー 1―ピペラジニル) フエニル〕 一 2, ーメチルー 〔1, 1, ービ フエニル〕 一 4_カルボキサミドを除く) またはその塩である前記 (1) 記載の 剤、
(16) Xbが鎖状のスぺーサ一である前記 (15) 記載の剤、
(17) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I c)
(lc
[式中、 A rは置換されていてもよいァリール基を示し、 Xは直鎖部分を構成す る原子の数が 1〜4のスぺーサーを示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素 原子または置換されていてもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なっていてもよく、 また Rは A rまたは A rの置換基と結合して環を 形成していてもよく、 Yは置換されていてもよいアミノ基または置換されていて もよい含窒素複素環基を示す。 ] で表される化合物またはその塩である前記
(1) 記載の剤、
(18) Xが—CO—以外のスぺーサ"である前記 (17) 記載の剤、 および
(19) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (l i e)
[式中、 R1は水素原子、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されてい
てもよぃァシル基を示し、 A環はさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を 示し、 Xは直鎖部分を構成する原子の数が 1〜4の鎖状スぺーサー (但し、 一 C O—を除く) を示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素原子または置換され ていてもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なってい てもよく、 また Rは A環または A環の置換基と結合して環を形成していてもよく、 Yは置換されていてもよいアミノ基を示す。 ] で表される化合物またはその塩で ある前記 (1) 記載の剤の剤を提供する。
また、 本発明は、
(20) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩の有効量 を中枢神経径疾患の予防 ·治療が必要な哺乳動物に投与することを特徴とする哺 乳動物における中枢神経系疾患予 P方 ·治療方法、
(21) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩がアミ口 イド i340分泌抑制作用を有する化合物またはその塩である前記 (20) 記載の 方法、
(22) ①神経変性疾患、 ②脳血管障害時、 頭部外傷 ·脊椎損傷時、 脳炎後遺 症時又は脳性麻痺時の神経障害、 ③記憶障害または④精神疾患の予防 ·治療であ る前記 (20) 記載の方法、
(23) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 非ぺ プチド性化合物またはその塩である前記 (20) 記載の方法、
(24) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物が、 キノリン誘導体で ある前記 (20) 記載の方法、
(25) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物が、 4—アミノキノリ ン誘導体である前記 (20) 記載の方法、
(26) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (l a)
[式中、 A aは置換されていてもよいベンゼン環を、 B aは置換されていてもよ い 5〜8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 Ra1は置換 されていてもよいアミノ基を、 R a 2は置換されていてもよい環状基を示す] で 表される化合物またはその塩である前記 (20) 記載の方法、
(27) A aが置換されていてもよい炭化水素基で置換されている前記 (2 6) 記載の方法、
(28) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I I a)
[式中、 Aa, は置換基 R a 3以外にさらに置換基を有してい
環を、 B aは置換されていてもよい 5〜 8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1 〜4の 2価の基を、 R a は置換されたァミノ基を、 R a 2は置換されていても よい環状基を、 R a 3は置換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよ い複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基または式 Ra4-Ya- で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されていても よレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換されてい てもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩である前記
(20) 記載の方法、
(29) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式
[式中、 A a''は置換基 R a3'以外にさらに置換基を有していてもよいべンゼ ン環を、 B aは置換されていてもよい 5〜8員環を、 Xaは直鎖部分の原子数が :!〜 4の 2価の基を、 R a 1は置換されていてもよいアミノ基を、 R a 2は置換 されていてもよい環状基を、 R a3'は置換されていてもよい炭化水素基、 置換 されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基また は式 Ra4_Ya— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されてい てもよレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換され ていてもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩である前 記 (20) 記載の方法、
(30) R3' が置換されていてもよい炭化水素基である前記 (29) 記載の 方法、
(31) R3' がアルキルである前記 (30) 記載の方法、
(32) R a1がァミノである前記 (30) 記載の方法、
(33) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (l b)
[式中、 Rb1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Xb は直鎖部分を構成する原子の数が 1〜8のスぺーサーを示し、 R b 1および Xb は結合して環を形成していてもよく、 A bは置換されていてもよいアミノ基また
は置換されていてもよレ、含窒素複素環基を示し、 R b 2および R b 3はそれぞれ 置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Bb環および Cb環はそれぞれさらに 置換されていてもよいベンゼン環を示す。 ] で表される化合物 (但し、 4' 一 〔 〔 (メ トキシァセチル) メチルァミノ〕 メチノレ〕 一 N— 〔4ーメトキシー 3— (4ーメチルー 1ーピぺラジュル) フエニル〕 一2, 一メチルー 〔1, 1' ービ フエ-ル〕 一 4一カルボキサミドを除く) またはその塩である前記 (20) 記載 の方法、
(34) Xbが鎖状のスぺーサ一である前記 (33) 記載の方法、
(35) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I c)
[式中、 A rは置換されていてもよいァリ一ル基を示し、 Xは直鎖部分を構成す る原子の数が 1〜4のスぺーサーを示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素 原子または置換されていてもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なっていてもよく、 また Rは A rまたは A rの置換基と結合して環を 形成していてもよく、 Yは置換されていてもよいアミノ基または置換されていて もよい含窒素複素環基を示す。 ] で表される化合物またはその塩である前記 (2 0) 記載の方法、
(36) Xがー CO—以外のスぺーサ一である前記 (35) 記載の方法、 およ ぴ
(37) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I I c)
[式中、 R1は水素原子、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されてレ'
てもよいァシル基を示し、 A環はさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を 示し、 Xは直鎖部分を構成する原子の数が 1〜4の鎖状スぺーサー (但し、 一 C O—を除く) を示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素原子または置換され ていてもよい炭化水素基であって、 nの操り返しにおいて、 同一でも異なってい てもよく、 また Rは A環または A環の置換基と結合して環を形成していてもよく、 Yは置換されていてもよいアミノ基を示す。 ] で表される化合物またはその塩で ある前記 (20) 記載の方法を提供する。
さらに、 本発明は、
(38) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩の中枢神 経系疾患予防 ·治療剤製造のための使用、
(39) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩がアミ口 ィド 40分泌抑制作用を有する化合物またはその塩である前記 (38) 記載の 使用、
(40) ①神経変性疾患、 ②脳血管障害時、 頭部外傷 ·脊椎損傷時、 脳炎後遺 症時又は脳性麻痺時の神経障害、 ③記憶障害または④精神疾患の予防 ·治療剤製 造のための前記 (38) 記載の使用、
(41) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有するィ匕合物またはその塩が、 非ぺ プチド性化合物またはその塩である前記 (38) 記載の使用、
(42) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物が、 キノリン誘導体で ある前記 (38) 記載の使用、
(43) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物が、 4一アミノキノリ ン誘導体である前記 (38) 記載の使用、
(44) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I a)
[式中、 A aは置換されていてもよいベンゼン環を、 B aは置換されていてもよ レ、 5〜 8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 Ra
1は置換 されていてもよいアミノ基を、 R a
2は置換されていてもよい環状基を示す] で 表される化合物またはその塩である前記 (38) 記載の使用、
(45) A aが置換されていてもよい炭化水素基で置換されている前記 (4 4) 記載の使用、
(46) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I I a)
[式中、 Aa' は置換基 R a 3以外にさらに置換基を有していてもよいベンゼン 環を、 B aは置換されていてもよい 5〜 8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1 〜4の 2価の基を、 R a1'は置換されたァミノ基を、 R a 2は置換されていても よい環状基を、 R a 3は置換されていてもよい炭ィ匕水素基、 置換されていてもよ い複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基または式 Ra4-Ya- で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸ィ匕されていても よレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換されてい てもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩である前記 (38) 記載の使用、
(47) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 ( I I a ' )
[式中、 Aa"は置換基 Ra
3'以外にさらに置換基を有していてもよいべンゼ ン環を、 B aは置換されていてもよい 5〜8員環を、 Xaは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 R a
1は置換されていてもよいアミノ基を、 R a
2は置換 されていてもよい環状基を、 R a
3'は置換されていてもよい炭ィ匕水素基、 置換 されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基また は式 Ra
4— Ya— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸ィヒされてい てもよレ、硫黄原子を、 R a
4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換され ていてもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩である前 記 (38) 記載の使用、
(48) R3' が置換されていてもよい炭化水素基である前記 (47) 記載の 使用、
(49) R3' がアルキルである前記 (47) 記載の使用、
(50) R a1がァミノである前記 (47) 記載の使用、
(51) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I b)
[式中、 Rb1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Xb は直鎖部分を構成する原子の数が 1〜8のスぺーサーを示し、 Rb 1および Xb は結合して環を形成していてもよく、 A bは置換されていてもよいアミノ基また は置換されていてもよい含窒素複素環基を示し、 Rb 2および Rb 3はそれぞれ 置換されていてもよい炭化水素基を示し、 B b環おょぴ C b環はそれぞれさらに 置換されていてもよいベンゼン環を示す。 ] で表される化合物 (但し、 4, - 〔 〔 (メ トキシァセチル) メチルァミノ〕 メチル〕 一 N— 〔4—メ トキシー 3— (4—メチルー 1ーピペラジニル) フエニル〕 一 2, ーメチルー 〔1, 1, ービ
フエニル〕 _4—カルボキサミドを除く) またはその塩である前記 (38) 記載 の使用、
(52) Xbが鎖状のスぺーサ一である前記 (51) 記載の使用、
(53) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I c)
[式中、 A rは置換されていてもよいァリール基を示し、 Xは直鎖部分を構成す る原子の数が 1〜4のスぺ一サーを示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素 原子または置換されていてもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なっていてもよく、 また Rは A rまたは A rの置換基と結合して環を 形成していてもよく、 Yは置換されていてもよいアミノ基または置換されていて もよい含窒素複素環基を示す。 ] で表される化合物またはその塩である前記 (3 8) 記載の使用、
(54) Xがー CO—以外のスぺーサ一である前記 (53) 記載の使用、 およ び
(55) ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩が、 式 (I I c)
[式中、 R1は水素原子、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されてい てもよぃァシル基を示し、 A環はさらに置換基を有していてもよレ、ベンゼン環を 示し、 Xは直鎖部分を構成する原子の数が 1〜4の鎖状スぺーサー (但し、 一 C O—を除く) を示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素原子または置換され ていてもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なってい てもよく、 また Rは A環または A環の置換基と結合して環を形成していてもよく、
Yは置換されていてもよいアミノ基を示す。 ] で表される化合物またはその塩で ある前記 ( 3 8 ) 記載の使用を提供する。 図面の簡単な説明
図 1は、 試験化合物 1のゥロテンシン II誘発ァミロイド 4 0増加抑制作用を 示す図である。
図 2は、 試験化合物 2のゥロテンシン II誘発ァミロイド 4 0増加抑制作用を 示す図である。 発明の詳細な説明
本発明における 「ゥロテンシン II受容体拮抗作用」 とは、 細胞膜上のゥロテン シン II受容体へのゥロテンシン IIの結合を競合的または非競合的に阻害する作用 のことを言う。
本発明において、 「ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその 塩」 は、 アミロイド 4 0分泌抑制作用に基づく種々の中枢神経系疾患の予防 · 治療剤として適用することが可能である。 なかでも、 (1 ) アミロイド 4 0の 沈着を主とする脳血管性ァミロイドァンジォパチ一、 ( 2 ) 神経変性疾患、
( 3 ) 脳血管障害時、 頭部外傷 ·脊椎損傷時、 脳炎後遺症時又は脳性麻痺時の神 経障害、 ( 4 ) 記憶障害または (5 ) 精神疾患 (例、 うつ病、 不安症、 恐慌性障 害、 精神分裂症等) 等の予防 ·治療剤として好ましく用いられる。
本発明で用いられるゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその 塩としては、 作用時間が長い利点がある非ぺプチド性のゥロテンシン II受容体拮 抗作用を有する化合物またはその塩が好ましく、 なかでも、 キノリン誘導体が好 ましく、 4ーァミノキノリン誘導体が好ましく用いられる。
本発明で用いられるゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその 塩としては、 なかでも、 式 (I a )
[式中、 A aは置換されていてもよいベンゼン環を、 B aは置換されていてもよ い 5〜8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 Ra 1は置換 されていてもよいアミノ基を、 R a 2は置換されていてもよい環状基を示す] で 表される化合物またはその塩、
式 (I b)
[式中、 Rb1は水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を示し、 Xb は直鎖部分を構成する原子の数が 1〜8のスぺーサーを示し、 Rb 1および Xb は結合して環を形成していてもよく、 Abは置換されていてもよいアミノ基また は置換されていてもよい含窒素複素環基を示し、 R b 2および R b 3はそれぞれ 置換されていてもょレ、炭化水素基を示し、 B b環おょぴ C b環はそれぞれさらに 置換されていてもよいベンゼン環を示す。 ] で表される化合物 (伹し、 4, 一 〔 C (メ トキシァセチル) メチルァミノ〕 メチル〕 一 N— 〔4ーメトキシー 3— (4—メチル一 1ーピぺラジュル) フエ-ル〕 一2, ーメチル一 〔1, 1, ービ フエ-ル〕 一4一カルボキサミドを除く) またはその塩、 および
式 (I c)
一- R
— X— (0H) Y (lc)
[式中、 A rは置換されていてもよいァリール基を示し、 Xは直鎖部分を構成す る原子の数が 1〜4のスぺ一サーを示し、 nは 1〜1 0の整数を示し、 Rは水素 原子または置換されていてもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なっていてもよく、 また Rは A rまたは A rの置換基と結合して環を 形成していてもよく、 Yは置換されていてもよいアミノ基または置換されていて もよい含窒素複素環基を示す。 ] で表される化合物またはその塩などが好ましく 用いられる。
前記式中、 A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 において、 ベ ンゼン環が有していてもよい置換基としては、 例えば、 置換されていてもよい炭 化水素基、 置換されていてもよい複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換され ていてもよいアミノ基、 式 R a 4— Y a— で表される基 (式中、 Y aは酸素原 子または酸化されていてもよい硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもよい炭化 水素基または置換されていてもよい複素環基を示す) 、 シァノ基、 置換されてい てもよぃァシル基、 ェステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基 などが用いられる。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 および R a 4で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 における 「炭化水素基」 とし ては、 例えば、
( 1 ) アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソブチノレ、 s e c一プチル、 t e r t—ブチル、 ペンチル、 イソペンチル、 ネ ォペンチル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノニル、 デシルなどの 1 0ァ ルキル、 好ましくは低級 (C x _6) アルキルなどが挙げられる) ;
( 2 ) シクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロブチル、 シクロペンチ ル、 シクロへキシル、 シクロへプチルなどの C 3_8シクロアルキルなどが拳げら れる) ;また、 該シクロアルキルは、 ベンゼン環と縮合し、 インダン (例、 イン ダン一 1一ィル、 インダン一 2—ィルなど) 、 テトラヒドロナフタレン (例、 テ トラヒドロナフタレン一 5 _ィル、 テトラヒドロナフタレン一 6—ィルなど) な ど (好ましくは、 インダンなど) を形成していてもよく ;さらに、 該シクロアル
キルは、 炭素数 1〜2の直鎖状の原子鎖を介して架橋し、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプチル、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクチル、 ビシクロ [3. 2. 1] オタ チル、 ビシクロ [3. 2. 2] ノニルなど (好ましくは、 炭素数 1〜 2の直鎖状 の原子鎖を介した架橋を有するシクロへキシルなど、 さらに好ましくは、 ビシク 口 [2. 2. 1] ヘプチルなど) の架橋環式炭化水素残基を形成していてもよ い ·,
(3) アルケニル (例えば、 ビュル、 ァリル (allyl)、 クロチル、 2—ペンテ- ノレ、 3一へキセ -ルなどの炭素数 2〜 10のァルケニル、 好ましくは低級 (C 2 _6) ァルケ-ルなどが挙げられる) ;
(4) シクロアルケニル (例えば、 2—シクロペンテニル、 2—シクロへキセニ ル、 2—シク口ペンテ二ルメチノレ、 2—シクロへキセニルメチルなど炭素数 3〜 8のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
(5) アルキニル (例えば、 ェチュル、 1—プロビュル、 2—プロビュル、 1一 ブチェル、 2一ペンチニル、 3一へキシェルなどの炭素数 2〜 10のアルキニル、 好ましくほ低級 (C2_6) アルキ-ルなどが挙げられる) ;
(6) ァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなどの C 644ァリール、 好まし くは C6— i。ァリール、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる) ;
(7) ァラルキル (例えば、 1〜3個のじ6_14ァリールを有するじ1ー6ァルキ ル、 好ましくは、 フエニル— C 4アルキル (例、 ベンジル、 フエネチルなど) などが挙げられる) ;などが挙げられ、 なかでも、 アルキルが好ましく、 メチル、 ェチルなどの Ci_4アルキルがさらに好ましく、 とりわけ、 メチルが好ましく用 いられる。
該炭化水素基は置換基を有していてもよく、 力かる置換基としては、 例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ アルキルァミノ、 ジ C i— 4アルキルァミノ、 モノ C2— 5アルカノィルァミノ、 テトラヒ ドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モノレホリン、 チォモ ホリン、 ピロ一 Λ^、 イミダゾー ルなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 フエ二ルー低級 (C,_4) アルキル、 C
3— 7シクロアルキル、 エステル化またはアミ ド化されていてもよいカルボキシノレ 基 (例、 カルボキシル、 C1-4アルコキシ一カルボ-ル、 低級 (C7— 10) ァラ ノレキルォキシ一力ルポ-ル、 力ルバモイル、 モノ Ci_4アルキル力ルバモイル、 ジ C卜 4アルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン原子または C — 4アルコキシで 置換されていてもよい アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチ ルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい。 4 アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロェ トキシなど) 、 。ェ アルキレンジォキシ (例、 _O_CH2— 0—、 一 O— C H2— CH2— O—など) 、 ホルミル、 C2_4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロ ピオ二ノレなど) 、 Cx_4アルキルスルホ二ノレ (例、 メタンスルホニル、 エタンス ルホニルなど) 、 4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 エタ ンスルフィニルなど) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜 3個が好まし い。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環基」 および Ra4 で示される 「置換されていてもよい複素環基」 における 「複素環基」 としては、 例えば、 酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等から選ばれたヘテロ原子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を少なくとも 1個 (好ましくは 1ないし 4個、 さら に好ましくは 1ないし 2個) 含む 5〜 8員の芳香族複素環、 飽和または不飽和の 非芳香族複素環 (脂肪族複素環) 等から水素原子 1個を除いて形成される基など が挙げられる。
ここで 「芳香族複素環」 としては、 5〜8員 (好ましくは 5〜6員) の芳香族 単環式複素環 (例えばフラン、 チォフェン、 ピロール、 ォキサゾール、 イソォキ サゾーノレ、 チアゾーノレ、 イソチアゾール、 イミダゾーノレ、 ピラゾ^"ル、 1, 2, 3 一ォキサジァゾール、 1, 2, 4一ォキサジァゾール、 1, 3, 4—ォキサジァゾ一 ノレ、 1, 2, 3—チアジアゾーノレ、 1, 2, 4—チアジアゾール、 1, 3, 4—チアジ ァゾール、 1, 2, 3—トリァゾール、 1, 2, 4—トリァゾール、 テトラゾール、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) などが挙げられ、 「非芳香族複素環」 としては、 例えば、 ピロリジン、 テトラヒドロフラン、 テト
ラヒドロチオフユン、 チオラン、 ジチオラン、 ォキサチオラン、 ピロリン、 イミ ダゾリジン、 イミダゾリン、 ビラゾリジン、 ピラゾリン、 ォキサジン、 ォキサジ ァジン、 チアジン、 チアジアジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 テトラヒドロピラン、 ピぺラジン、 ピラン、 ォキセピン、 チェピン、 ァゼピンな どの 5〜 8員 (好ましくは 5〜6員) の飽和または不飽和の単環式非芳香族複素 環 (脂肪族複素環) など、 あるいは前記した芳香族単環式複素環の一部または全 部の二重結合が飽和した 5〜 8員の非芳香族複素環などが挙げられる。
また、 A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン 環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環基」 および Ra4で示される 「置換されていてもよい複素環基」 における 「複素環基」 とし ては、 前記した単環式複素環 (単環式芳香族複素環および単環式非芳香族複素 環) および 5〜 8員の環状炭化水素 (C 5 8シクロアルカン、 C 5— 8シクロアル ケン、 C 5_8シクロアルカジエンなどの 5〜 8員 (好ましくは 5〜6員) の飽和 又は不飽和の脂環式炭化水素;ベンゼンなどの 6員の芳香族炭化水素;など) か ら選ばれる 2〜3個 (好ましくは、 2個) の環が縮合して形成する縮合環から水 素原子 1個を除いて形成される基などであってもよく、 これらの縮合環は飽和の 縮合環、 部分的に不飽和結合を有する縮合環、 芳香縮合環の何れであってもよい。 かかる縮合環の好ましい例としては、 同一または異なった 2個の複素環 (好ま しくは、 1個の複素環と 1個の芳香族複素環、 さらに好ましくは、 同一または異 なった 2個の芳香族複素環) が縮合した環; 1個の複素環と 1個の同素環 (好ま しくは、 1個の複素環と 1個のベンゼン環、 さらに好ましくは、 1個の芳香族複 素環と 1個のベンゼン環) が縮合した環;などが挙げられ、 このような縮合環の 具体例としては、 例えば、 インドール、 ベンゾチォフェン、 ベンゾフラン、 ベン ズィミダゾール、 ィミダゾ [1, 2 - a]ピリジン、 キノリン、 イソキノリン、 シンノ リンなどが挙げられる。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環基」 および Ra4 で示される 「置換されていてもよい複素環基」 における 「複素環基」 は置換基を 有していてもよく、 力かる置換基としては、 例えば、 前記した A aで示される
「置換されていてもょレ、ベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置 換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 が有していてもよい置換基と 同様な基が挙げられる。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「ハロゲン原子」 の例としては、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素などが挙げられる。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環 J におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 後 記の R a 1で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 と同様なものが挙げら れるが、 なかでも、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記した A aで示さ れる 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよ い置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 と同様な基など) 、 「置 換されていてもよい複素環基」 (前記した A aで示される 「置換されていてもよ いベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換さ れていてもよい複素環基」 と同様な基など) および 「置換されていてもよいァシ ル基」 (後記の A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるべ ンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいァシル基」 と同様な基など) 力 ら選ばれる置換基を 1〜 2個有していてもよいアミノ基が好 ましく、 とりわけ、 置換されていてもよいアルキル 〔例えば、 ハロゲン (例、 フ ッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていても よいチオール基 (例、 チオール、 C 4アルキルチオなど) 、 置換されていても よいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ アルキルァミノ、 ジ C i—4アルキルアミ ノ、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホ リン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 フエ -ル一 低級 (C ^ 4) アルキル、 C 3_ 7シクロアルキル、 エステル化またはアミド化さ れていてもよい力ルポキシル基 (例、 カルボキシル、 アルコキシ力ルポ二 ル、 低級 (C 7一 1 0) ァラルキルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノじ 4アルキルカルパモイル、 ジじ 4アルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン原子 または C i— 4アルコキシで置換されていてもよい C i ^アルキル (例、 トリフル
ォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置 換されていてもよい〇 4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロ メ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 アルキレンジォキシ (例、 一 O 一 C H 2— O—、 一O— C H 2— C H 2— O—など) 、 ホルミル、 C 2一 4アルカノ ィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 アルキルスルホニル (例、 メ タンスルホニル、 エタンスルホニルなど) 、 じ 4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 エタンスルフィニルなど) などから選ばれる置換基 1〜3 個をそれぞれ有していてもよいメチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチ ル、 ィソブチノレ、 s e c一プチノレ、 t e r t—ブチノレ、 ペンチノレ、 ィソペンチノレ、 ネオペンチノレ、 へキシノレ、 ヘプチル、 ォクチノレ、 ノエル、 デシルなどの C — 1 0 アルキル、 好ましくは低級 ( C x _6) アルキルなど〕 を 1〜2個有していてもよ ぃァミノ基が好ましい。
また、 A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン 環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいアミノ基」 は、 ァ ミノ基の置換基同士が結合して、 環状アミノ基 (例えば、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モ ホリン、 チォモノレホリン、 ピロ一 Λ^、 イミダゾー ルなどの 5〜 6員環の環構成窒素原子から水素原子 1個を除いて形成され、 窒素 原子上に結合手を有する環状アミノ基など) を形成していてもよい。 該環状アミ ノ基は、 置換基を有していてもよく、 力かる置換基としては、 ハロゲン (例、 フ ッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 チオール基、 アミ ノ基、 カルボキシル基、 ハロゲン化されていてもよい アルキル (例、 トリ フノレオロメチノレ、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン化されていてもよい C 1—4 アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 ブトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロェトキシなど) 、 ホルミル、 C 2 _4アルカノイノレ (例、 ァ セチル、 プロピオ-ルなど) 、 C i - 4アルキルスルホニル (例、 メタンスゾレホニ ル、 エタンスルホ-ルなど) などが挙げられ、 置換基の数と.しては、 1〜3個が 好ましい。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいァシル基」 としては、 水
素、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記した A aで示される 「置換され ていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基として の 「置換されていてもよい炭化水素基」 と同様な基など) 、 「置換されていても よい複素環基」 (前記した A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい 複素環基」 と同様な基など) などがカルポニル基またはスルホニル基と結合した ものなどが挙げられるが、 好適な例として、
( 1 ) 水素、
( 2 ) 置換されていてもよいアルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピル、 プチル、 イソプチル、 s e c—ブチル、 t e r tーブチル、 ペンチ ル、 ィソペンチル、 ネオペンチル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノエル、 デ シルなどの C i。アルキル、 好ましくは低級 (C n) アルキルなどが挙げら れる) ;
( 3 ) 置換されていてもよいシクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロ プチル、 シク口ペンチノレ、 シクロへキシル、 シクロへプチルなどの C 3 _ 7シク 口アルキルなどが挙げられる) ;
( 4 ) 置換されていてもよいアルケ-ル (例えば、 ァリル (allyl)、 クロチル、
2一ペンテニル、 3一へキセニルなど炭素数 2〜 1 0のァルケニル、 好ましくは 低級 (C 2一 6) アルケニルなどが挙げられる) ;
( 5 ) 置換されていてもよいシクロアルケニル (例えば、 2—シクロペンテュル、
2—シクロへキセニノレ、 2—シク口ペンテニノレメチノレ、 2—シクロへキセニノレメ チルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
( 6 ) 置換されていてもよい 5〜 6員の単環の芳香族基 (例えば、 フエニル、 ピ リジルなどが挙げられる) などがカルボニル基またはスルホニル基と結合したも の (例、 ァセチル、 プロピオニル、 プチリル、 イソブチリル、 ノ レリル、 イソバ レリル、 ビバロイル、 へキサノィル、 ヘプタノィル、 ォクタノィル、 シクロブタ ンカノレポ-ノレ、 シクロペンタンカルボ-ノレ、 シクロへキサンカノレポ二ノレ、 シクロ ヘプタンカノレポ二ノレ、 クロトニノレ、 2—シクロへキセンカノレポ二ノレ、 ベンゾイスレ、 ニコチノィル、 メタンスルホニル、 エタンスルホニル等) が挙げられ、 前記した
( 2 ) 置換されていてもよいアルキル、 (3 ) 置換されていてもよいシクロアル キル、 (4 ) 置換されていてもよいアルケニル、 (5 ) 置換されていてもよいシ クロアルケニル、 および (6 ) 置換されていてもよい 5〜6員の単環の芳香族基 が有していてもよい置換基としては、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ 素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チ オール、 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 アミ ノ、 モノ C i— 4アルキルァミノ、 ジ アルキルァミノ、 テトラヒ ドロピロ一 ル、 ピぺラジン、 ピペリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 イミダ ゾールなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 エステルィヒまたはアミド化されてい てもよいカルポキシノレ基 (例、 カルボキシル、 C i_4アルコキシカルボ-ル、 力 ルバモイル、 モノ C i _4アルキル力ルバモイル、 ジ C — 4アルキノレカルバモイノレ など) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい ァ ルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または 。ェ アルコキシで置換されていてもよい アルコキシ (例、 メ トキシ、 ェ トキシ、 トリフルォロメトキシ、 トリフルォロェトキシなど) 、 ホルミル、 C 2 一 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 C — 4アルキルスルホ- ル (例、 メタンスルホエル、 エタンスルホニノレなど) 、 C —4アルキルスルフィ ニル (例、 メタンスルフィニル、 エタンスルフィエルなど) などが挙げられ、 置 換基の数としては、 1〜3個が好ましい。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「エステル化されていてもよいカルボキシル基」 としては、 水素、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記した A aで示され る 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい 置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 と同様な基など) などが力 ルポ-ルォキシ基と結合したものなどが挙げられるが、 好適な例として、
( 1 ) 水素、
( 2 ) 置換されていてもよいアルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピル、 プチル、 イソブチル、 s e c一プチル、 t e r t—ブチル、 ペンチ ノレ、 イソペンチノレ、 ネオペンチノレ、 へキシノレ、 ヘプチノレ、 ォクチノレ、 ノニノレ、 デ
シルなどの 1 0アルキル、 好ましくは低級 (C x _6) アルキルなどが挙げら れる) ;
( 3 ) 置換されていてもよいシクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロ プチル、 シク口ペンチル、 シクロへキシル、 シクロへプチルなどの C 3— 7シクロ アルキルなどが挙げられる) ;
( 4 ) 置換されていてもよいアルケニル (例えば、 ァリル(allyl)、 クロチル、
2—ペンテュル、 3一へキセニルなど炭素数 2〜 1 0のァルケニル、 好ましくは 低級 (C 2_6) アルケニルなどが挙げられる) ;
( 5 ) 置換されていてもよいシクロアルケニル (例えば、 2—シクロペンテニル、 2—シクロへキセニノレ、 2—シクロペンテニノレメチノレ、 2 —シク口へキセニノレメ チルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
( 6 ) 置換されていてもよいァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなど) など がカルボニルォキシ基と結合したもの、 より好ましくはカルボキシル、 低級 (C
!_6) アルコキシカルボニル、 ァリールォキシ力ルポ-ル (例、 メトキシカルボ 二ノレ、 エトキシカノレボェノレ、 プロポキシカノレポエル、 フエノキシカルボ二ノレ、 ナ フトキシカルボニルなど) などが挙げられ、 前記した (2 ) 置換されていてもよ いアルキル、 (3 ) 置換されていてもよいシクロアルキル、 (4 ) 置換されてい てもよぃァルケニル、 (5 ) 置換されていてもよいシクロアルケニル、 および ( 6 ) 置換されていてもよいァリールが有していてもよい置換基としては、 ハロ ゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換 されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 C i _4アルキルチオなど) 、 置換 されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ アルキルァミノ、 ジ — 4 アルキルァミノ、 テトラヒドロピロール、 ピペラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾーノレなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 エステル化またはアミ ド化されていてもよいカルボキシル基 (例、 カノレポキシル、
C — 4アルコキシカルボニル、 力ルバモイル、 モノ アルキル力ルバモイル、 ジ〇 4アルキルカルパモイルなど) 、 ハロゲン原子または C 4アルコキシで 置換されていてもよい C i—4アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチ ルなど) 、 ハロゲン原子または — アルコキシで置換されていてもよい
アルコキシ (例、 メトキシ、 エトキシ、 トリフルォロメトキシ、 トリフルォロェ トキシなど) 、 ホルミル、 C2_4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルな ど) 、 C — 4アルキルスルホ-ノレ (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホ-ルな ど) 、 4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 エタンスルフィ ニルなど) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜3個が好ましい。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としての 「アミド化されていてもよいカルボキシル基;) と しては、
(1) 水酸基;
(2) 「置換されていてもよいアミノ基」 (前記した Aで示される 「置換されて いてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいアミノ基」 と同様なものなど) ;などがカルボニル基と 結合したものなどが挙げられる。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基は、 1〜4個 (好ましくは、 1〜2個) 同一または異なつ て環のいずれの位置に置換していてもよい。 また、 A aで示される 「置換されて いてもよいべンゼン環」 におけるベンゼン環が 2個以上の置換基を有する場合、 これらのうち、 2個の置換基が互いに結合して、 例えば、 低級 (C^
6) アルキ レン (例、 トリメチレン、 テトラメチレンなど) 、 低級
ァノレキレンォ キシ (例、 一 CH
2— O— CH
2—、 一 O_CH
2— CH
2—など) 、 低級
6) アルキレンジォキシ (例、 一 Ο— CH2— Ο—、 一 O— CH2— CH2— O— など) 、 低級 (C2一 6) アルケニレン (例、 一 CH2— CH = CH—、 一 CH2— CH2— CH CH—、 _CH2— CH=CH—CH2—など) 、 低級 (C4一 6) アルカジエ-レン (例、 一 CH=CH—CH=CH—など) などを形成していて もよい。
A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有 していてもよい置換基としては、 置換されていてもよい炭化水素基、 置換されて いてもよい複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基、 式 Ra4— Ya— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されていて
もよレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換されて いてもよい複素環基を示す) などが好ましく、 置換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基、 式 R a 4— Y a— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されていて もよい硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもよい炭化水素基または置換されて いてもよい複素環基を示す) などがさらに好ましく、 とりわけ、 低級 ( 0 , _ 4 ) アルキル、 ハロゲン原子などが好ましい。 特に C ^ 4アルキルが好ましい。
また、 A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 としては、 式
で示されるベンゼン環上の 「a」 の位置に少なくとも一つの置換基を有するベン ゼン環が好ましく、 なかでも、 式
[式中、 A a, は置換基 R a
3以外にさらに置換基を有していてもよいベンゼン 環を、 R a
3は置換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよい複素環 基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基または式 R a
4 ' 一 Y a— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されていてもよい硫 黄原子を、 R a
4は置換されていてもよい炭ィ匕水素基または置換されていてもよ い複素環基を示す) を示す] で表されるベンゼン環が好ましく、 とりわけ、 式
[式中、 R a 3は前記と同意義を示す] で表されるベンゼン環が好ましい。 前記
式中、 R a 3としては、 置換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよ い複素環基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基または式 R a 4— Y a— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸ィ匕されていてもよい硫黄 原子を、 R a 4は置換されていてもよい炭化水素基または置換されていてもよい 複素環基を示す) が好ましく、 なかでも、 置換されていてもよい炭化水素基、 置 換されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子などが好ましく、 とりわけ、 置換さ れていてもょレヽ低級アルキル基またはハ口ゲン原子が好ましい。
前記式中、 B aで示される 「置換されていてもよい 5〜 8員環」 としては、 例 えば、 式
[式中、 Z aは、 環 B aが置換されていてもよい飽和の 5〜8員環を形成しうる 飽和の 2価の基を示す] で表される、 置換可能な任意の位置に置換基を有してい てもよい飽和の 5〜 8員環などが挙げられるが、 かかる飽和の 5〜 8員環は、 部 分的に不飽和結合を有していてもよく、 さらに芳香環を形成していてもよい。 環 B aとしては、 置換されていてもよい飽和の 5〜 8員環が好ましい。
なお、 ここで、 環 B aとしての 「置換されていてもよい飽和の 5〜 8員環」 に おける 「飽和の 5〜 8員環」 とは、 「環 B aとキノリン環とが縮合環を形成する 部位における二重結合以外の環 B aを構成する結合が全て飽和の一重結合 (単結 合) である 5〜8員環」 を意味し、 環 B aとしての 「置換されていても'よい不飽 和の 5〜 8員環」 における 「不飽和の 5〜 8員環」 とは、 「環 B aとキノリン環 とが縮合環を形成する部位における二重結合以外の環 B aを構成する結合の少な くとも一つが不飽和結合である 5〜8員環」 を意味する。
前記式中、 Z aで示される飽和の 2価の基は、 環 B aが置換されていてもよい 飽和の 5〜 8員環を形成しうるものであれば何れでもよレ、。 すなわち、 Z aとし ては、 直鎖部分の原子数が 2〜 5の飽和の 2価の基 (好ましくは、 直鎖部分の原 子数が 2〜 5の飽和の 2価の炭化水素基) であれば何れでもよレ、が、 その具体例
としては、 例えば、
(1) — (CH2)al— (alは 2〜5の整数を示す。 ) 、
(2) 一(CH2)bl— Z1— (CH2)b2— (blおよび b2は同一または異なって 0〜4の整数 を示す。 但し、 blと b2との和は 1〜4である。 Z1は NH, 0, S, SOまたは S02を示 す) 、
(3) - (CH^^-Z1- (CH2) d2-Z2- (CH2) d3- (dl, d2および d3は同一または異なつ て 0〜3の整数を示す。 伹し、 dl, d2および d3の和は 0〜3である。 Z1および Z2 はそれぞれ NH, 0, S, SOまたは S02を示す) 、
(4) - (CH2) e!-Z1- (CH2) e2-Z2- (CH2) e3-Z3- (CH2) e4- (el, e2, e3および e4は 同一または異なって 0〜 2の整数を示す。 但し、 dl, d2および d3の和は 0〜2で ある。 Z1, Z2および Z3はそれぞれ NH, 0, S, SOまたは 302を示す) など 〔好ましく は、 一(CH2)al— (alは 2〜5の整数を示す。 ) ] が挙げられ、 具体的には、 例え ば、 - 0- (CH2) k l- (klは:!〜 4の整数) 、 - (CH2) k l- 0- (klは 1〜4の整数) 、 - S_ (CH2) k厂 (klは 1〜4の整数) 、 - (CH2) k l- S_ (klは 1〜4の整数) 、 -NH- (CH2) k l- (klは 1〜4の整数) 、 - (CH2) k l-NH- (klは 1〜4の整数) 、 - (C ) k 2 - (k2は 2〜5の整数) 、 - NH- NH -、 - CH2- H- H -、 - NH- NH- CH2-、 - NH-CH2- NH -など の 2価の基が挙げられる。
前記式中、 B aで示される 「置換されていてもよい 5〜 8員環」 としては、 こ のように例示される 「置換されていてもよい飽和の 5〜8員環」 のみならず、 部 分的に不飽和結合を有する 「置換されていてもよい不飽和の 5〜 8員環」 、 ある いは 「置換されていてもよい 5〜 8員の芳香環」 であってもよく、 このような場 .合、 式
で表される環において、 Z aは、 前記の如く例示した 「直鎖部分の原子数が 2〜 5の飽和の 2価の基」 における結合の一部が不飽和結合に変換された 2価の基を 示していてもよい。
また、 該 2価の基は、 置換基を有していてもよく、 該置換基としては、 該 2価 の基に結合可能であればいずれでもよく、 例えば、 前記 A aで示される 「置換さ れていてもよいベンゼン環」 が有していてもよい 「置換基」 と同様な基おょぴォ キソ基などが挙げられる。 かかる置換基は、 1〜4個 (好ましくは、 1〜2個) 同一または異なって、 該 2価の基のいずれの位置に置換していてもよい。 また、 該 2価の基が 2個以上の置換基を有する場合、 これらのうち、 2個の置換基が互 いに結合して、 例えば、 低級 (C^e) アルキレン (例、 トリメチレン、 テトラ メチレンなど) 、 低級
ァノレキレンォキシ (例、 _CH
2— 0— CH
2—、 一 0— CH
2— CH
2—など) 、 低級 (Ci—
6) アルキレンジォキシ (例、 一 O— CH
2— O—、 一 O— CH
2— CH
2— 0—など) 、 低級 (C
2_
6) アルケニレン
(例、 _CH2— CH=CH—、 一 CH2— CH2— CH=CH—、 — CH2— C H二 CH— CH2—など) 、 低級 (C4 6) アルカジエ二レン (例、 一 CH=C H— CH=CH—など) などを形成していてもよい。
前記式中、 X aで示される 「直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基」 としては、 (1) ~(CH2)fl- 1は1〜4の整数を示す。 ) 、
(2) —(CH2)gl— X1— (CH2)g2— (glおよび g2は同一または異なって 0〜3の整数 を示す。 伹し、 glと g2との和は 1〜3である。 X1は NH, 0, S, SOまたは S02を示 す) 、
(3) - (CH^^-X1- (CH2)h2-X2- (CH2)h3- (hi, h2およひ 3は同一または異なつ て 0〜 2の整数を示す。 伹し、 hl, h2および h3の和は 0〜2である。 X1および X2 はそれぞれ NH, 0, S, SOまたは 302を示す。 伹し、 h2が 0のとき、 X1および X2の少 なくとも一つは好ましくは NHを示す。 ) などの飽和の 2価の基および一部の結合 が不飽和結合に変換された 2価の基などが挙げられ、 具体的には、 例えば、 - 0 - (CH2)k3- (k3は 1〜3の整数) 、 - (CH2)k3- 0- (k3は:!〜 3の整数) 、 - S- (CH2)k3 - (k3は 1〜3の整数) 、 - (CH2)k3- S- (k3は 1〜3の整数) 、 - NH- (CH2)k3- (k3は
1〜3の整数) 、 - (CH2)k3- H- (k3は 1〜3の整数) 、 - (CH2)k4- (k4は 1〜4の 整数) 、 _CH=CH—、 一 C≡C一、 一 CO— NH—、 一 S02— NH—など の 2価の基が挙げられる。
Xaとしては、 一 CO— O— CHn—を除く 2価の基が好ましく、 直鎖部分を
構成する炭素原子数が 1ないし 4個である 2価の基がさらに好ましく、 なかでも、
4アルキレン、 C 2_4アルケニレンなどが好ましく、 アルキレン、 と りわけメチレンが好ましく用いられる。
X aで示される 2価の基は、 任意の位置 (好ましくは炭素原子上) に置換基を 有していてもよく、 力かる置換基としては、 直鎖部分を構成する 2価の鎖に結合 可能なものであればいずれでもよく、 例えば、 前記 A aで示される 「置換されて いてもよいベンゼン環」 が有していてもよい 「置換基」 と同様な基おょぴォキソ 基などが挙げられる。 かかる置換基は、 1〜4個 (好ましくは、 1〜2個) 同一 または異なって、 該 2価の基のいずれの位置に置換していてもよい。
X aで示される 2価の基が有していてもよい好ましい置換基の例としては、 低 級 (Cト 6) アルキル (例、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブチノレ、 s e c一プチノレ、 t e r tーブチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネ ォペンチノレ、 へキシルなど) 、 低級 (C 3一 7) シクロアルキル (例、 シクロプロ ピル、 シクロプチノレ、 シク口ペンチノレ、 シクロへキシル、 シクロへプチルなど) 、 ホノレミル、 低級 (C 2一 7) アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニル、 ブチリ ルなど) 、 低級 (C ^g) 低級アルコキシ一力ルポニル、 低級 (じ 6) アルコ キシ、 水酸基、 ォキソなどが挙げられる。
前記式中、 R a 1で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記した A aで示される 「置換されてい てもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 と同様な基など) 、 「置換されていてもよ い複素環基」 (前記した A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 に おけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複 素環基」 と同様な基など) および 「置換されていてもよいァシル基」 (前記した A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有し ていてもよい置換基としての 「置換されていてもよいァシル基」 と同様な基な ど) 力 ら選ばれる置換基を 1〜 2個有していてもよいアミノ基などが挙げられる 力 R a 1で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 は、 ァミノ基の置換基 同士が結合して、 環状アミノ基 (例えば、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、
ピぺリジン、 モルホリン、 チォモノレホリン、 ピロ一ノレ、 ィミダゾールなどの 5〜 6員環の環構成窒素原子から水素原子 1個を除いて形成され、 窒素原子上に結合 手を有する環状アミノ基など) を形成していてもよい。 該環状アミノ基は、 置換 基を有していてもよく、 かかる置換基としては、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 チオール基、 アミノ基、 カルボ キシル基、 ハロゲン化されていてもよい d アルキル (例、 トリフルォロメチ ル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン化されていてもよい Ci アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 ブトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフル ォロエトキシなど) 、 ホルミル、 C2— 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオ ニルなど) 、 。ト 4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホ ニルなど) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜3個が好ましい。
R a 1で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 におけるァミノ基の置換 基としては、
(1) 置換されていてもよいアルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピル、 プチル、 イソプチル、 s e c_プチル、 t e r t—ブチル、 ペンチ ノレ、 イソペンチノレ、 ネオペンチノレ、 へキシノレ、 へプチノレ、 ォクチノレ、 ノニノレ、 デ シルなどの ^アルキル、 好ましくは低級 (Ci-6) アルキルなどが挙げら れる) ;
(2) 置換されていてもよいシクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロ プチル、 シクロペンチル、 シクロへキシノレ、 シクロへプチル、 シァノォクチルな どの C3_8シクロアルキルなどが挙げられる) ;該シクロアルキルは、 ベンゼン 環と縮合し、 インダン (例、 インダン一 1一ィル、 インダン一 2—ィルなど) 、 テトラヒ ドロナフタレン (例、 テトラヒ ドロナフタレン一 5—ィノレ、 テトラヒ ド ロナフタレン一 6—ィルなど) など (好ましくは、 インダンなど) を形成してい てもよく ; さらに、 該シクロアルキルは、 炭素数 1〜 2の直鎖状の原子鎖を介し て架橋し、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプチル、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクチル、 ビシクロ [3. 2. 1] ォクチル、 ビシクロ [3. 2. 2] ノエルなど (好まし くは、 炭素数 1〜 2の直鎖状の原子鎖を介した架橋を有するシク口へキシルなど、 さらに好ましくは、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプチルなど) の架橋環式炭化水素
残基を形成していてもよい;
( 3 ) 置換されていてもよいァルケ-ル (例えば、 ァリル (allyl)、 クロチル、 2一ペンテニル、 3 —へキセニノレなど炭素数 2〜 1 0のァルケニル、 好ましくは 低級 (C 2_6) アルケニルなどが挙げられる) ;
( 4 ) 置換されていてもよいシクロアルケニル (例えば、 2—シクロペンテュル、
2—シク口へキセニノレ、 2—シク口ペンテニノレメチノレ、 2—シクロへキセニノレメ チルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
( 5 ) 置換されていてもよいァラルキル (例えば、 フエ二ルー C 1—4アルキル (例、 ベンジル、 フエネチノレなど) などが挙げられる) ;
( 6 ) ホルミルまたは置換されていてもよいァシル (例えば、 炭素数 2〜 4のァ ルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニル、 プチリル、 ィソブチリルなど) 、 炭 素数 1 〜 4のアルキルスルホ二ノレ (例、 メタンスノレホニノレ、 エタンスノレホニノレな ど) などが挙げられる) ;
( 7 ) 置換されていてもよいァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなど) ; ( 8 ) 置換されていてもよい複素環基 (例えば、 フラン、 チォフェン、 ピロール、 ィミダゾール、 ピラゾール、 チアゾール、 ォキサゾーゾレ、 イソチアゾール、 イソ キサゾール、 テトラゾール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピリダジン、 ト リァゾールなどの窒素原子、 硫黄原子およぴ酸素原子から選ばれた 1 〜 2種のへ テロ原子 1 〜 4個を含有する 5〜 6員の芳香族複素環から水素原子 1個を除いて 形成される基、 テトラヒ ドロフラン、 テトラヒドロチォフェン、 ジチオラン、 ォ キサチオラン、 ピロリジン、 ピロリン、 イミダゾリジン、 ィミダゾリン、 ピラゾ リジン、 ピラゾリン、 ピぺリジン、 ピぺラジン、 ォキサジン、 才キサジァジン、 チアジン、 チアジアジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピラン、 テトラヒドロ ビランなどの窒素原子、 硫黄原子および酸素原子から選ばれた 1 〜 2種のへテロ 原子 1 〜 4個を含有する 5〜 6員の非芳香族複素環から水素原子 1個を除いて形 成される基など) ;などが好ましい。
前記した (1 ) 置換されていてもよいアルキル、 (2 ) 置換されていてもよい シクロアルキル、 (3 ) 置換されていてもよいアルケニル、 (4 ) 置換されてい てもよぃシクロアルケ-ル、 (5 ) 置換されていてもよいァラルキル、 (6 ) 置
換されていてもよいァシル、 (7) 置換されていてもよいァリール、 および (8) 置換されていてもよい複素環基が有していてもよい置換基としては、 ハロ ゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ハロゲン原子または アル コキシで置換されていてもよい アルキル、 ハロゲン原子または 4アル コキシで置換されていてもよい アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プ ロポキシ、 ブトキシ、 トリフノレ才ロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 C 4アルキレンジォキシ (例、 一O— CH2— O—、 -O-CH2-CH2-0- など) 、 ホルミル、 C2— 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 〇ト4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホニルなど) 、 フエ二ルー低級 (Ci一 4) アルキル、 C3_7シクロアルキル、 シァノ、 ニトロ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 アルキルチオ など) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ アルキルアミ ノ、 ジ 4アルキルァミノ、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員の環状ァ ミノなど) 、 カルボキシル基、 低級 (〇ト4) アルコキシ一カルボニル、 低級 (C7_10) ァラルキルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノじ 4アルキ ルカルバモイル、 ジ C _4アルキル力ルバモイノレ (好ましくは、 ハロゲン、 ノヽロ ゲン化されていてもよい低級 (C^ 4) アルキル、 ハロゲン化されていてもよい 低級 (〇 4) アルコキシ、 フエニル一低級 (Ci一 4) アルキル、 C3— 7シクロ アルキル、 シァノ、 水酸基など) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜3 個が好ましい。
Ra 1で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 とりわけ、 置 換されていてもよいアルキル 〔例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ョ ゥ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 Ci— 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァ ミノ、 モノじト 4アルキルァミノ、 ジ〇ト4アルキルァミノ、 テトラヒドロピロ ール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 イミ ダゾールなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 エステル化またはァミ ド化されて いてもよいカルボキシル基 (例、 カルボキシル、 Ci— 4アルコキシカルボ-ル、
低級 (C 7_ 1 0) ァラルキルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノ — 4ァ ルキルカルパモイル、 ジ C i - 4アルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン原子また は C — 4アルコキシで置換されていてもよい C i—4アルキル (例、 トリフルォロ メチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または C i _4アルコキシで置換さ れていてもよい アルコキシ (例、 メトキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ ト キシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 。丄 アルキレンジォキシ (例、 一 O— C H 2— 0—、 一O— C H 2— C H 2— O—など) 、 フエ二ルー低級 (C 一 4) アル キル、 C 3— 7シクロアルキル、 ホルミル、 C 2— 4アルカノイノレ (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 C アルキルスルホ二ノレ (例、 メタンスルホエル、 エタ ンスルホニルなど) 、 4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 エタンスルフィエルなど) などから選ばれる置換基 1〜 3個をそれぞれ有してい てもよぃメチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソプチル、 s e c—プチノレ、 t e r tーブチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネオペンチノレ、 へキ シル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノニル、 デシルなどの 。アルキル、 好ましくは 低級 (〇卜 6) アルキルなど〕 を 1〜2個有していてもよいアミノ基が好ましレ、。 前記式中、 R a 2で示される 「置換されていてもよい環状基」 の 「環状基」 と しては、 C 5_ 8シクロアルカン (例、 シクロペンタン、 シク口へキサン、 シクロ ヘプタン等) 、 C 5一 8シクロアルケン (例、 1ーシクロペンテン、 2—シクロぺ ンテン、 3—シクロペンテン、 2—シクロへキセン、 3—シクロへキセン等) 、 C 5— 8シクロアルカジエン (例、 2, 4—シク口ペンタジェン、 2, 4ーシクロへ キサジェン、 2 , 5—シクロへキサジェン等) などの 5〜8員 (好ましくは 5〜 6員) の飽和又は不飽和の脂環式単環式炭化水素;ベンゼンなどの 6員の芳香族 単環式炭化水素;酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等から選ばれたヘテロ原子 1な いし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を少なくとも 1個 (好ましくは 1ないし 4 個、 さらに好ましくは 1ないし 2個) 含む 5〜 8員の芳香族単環式複素環、 飽和 あるいは不飽和の非芳香族単環式複素環 (脂肪族複素環) 等;およびこれらの単 環から選ばれる同一または異なった 2〜 3個の環が縮合した環等から水素原子 1 個を除いて形成される基などが挙げられる。
ここで 「芳香族単環式複素環」 としては、 5〜8員 (好ましくは 5〜 6員) の
芳香族単環式複素環 (例えばフラン、 チォフェン、 ピロール、 ォキサゾール、 ィ ソォキサゾーノレ、 チアゾール、 イソチアゾーノレ、 イミダゾール、 ピラゾーノレ、 1, 2 , 3—ォキサジァゾール、 1, 2, 4一ォキサジァゾール、 1, 3, 4ーォキサジ ァゾール、 1 , 2 , 3—チアジアゾール、 1, 2 , 4—チアジアゾール、 1 , 3 , 4— チアジアゾーノレ、 1, 2 , 3— トリアゾール、 1, 2 , 4—トリァゾール、 テトラゾ ール、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) などが挙 げられ、 「非芳香族単環式複素環」 としては、 例えば、 ピロリジン、 テトラヒド 口フラン、 テトラヒドロチォフェン、 チオラン、 ジチオラン、 ォキサチオラン、 ピロリン、 イミダゾリジン、 イミダゾリン、 ビラゾリジン、 ピラゾリン、 ォキサ ジン、 ォキサジァジン、 チアジン、 チアジアジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チ ォモノレホリン、 テトラヒドロピラン、 ピぺラジン、 ピラン、 ォキセピン、 チェピ ン、 ァゼピンなどの 5〜8員 (好ましくは 5〜 6員) の飽和あるいは不飽和の単 環式非芳香族複素環 (脂肪族複素環) など、 あるいは前記した芳香族単環式複素 環の一部又は全部の二重結合が飽和した 5 ~ 8員の非芳香族複素環などが挙げら れる。
また、 R a 2で示される 「置換されていてもよい環状基」 の 「環状基」 は、 前 記の如く例示した単環の同素または複素環から選ばれる 2〜 3個 (好ましくは、 2個) の同一または異なつた環が縮合して形成する縮合環から水素原子 1個を除 いて形成される基などであってもよく、 これらの縮合環は飽和の縮合環、 部分的 に不飽和結合を有する縮合環、 芳香縮合環の何れであってもよい。
かかる縮合環の好ましい例としては、 同一または異なった 2個の複素環 (好ま しくは、. 1個の複素環と 1個の芳香族複素環、 さらに好ましくは、 同一または異 なった 2個の芳香族複素環) が縮合した環; 1個の複素環と 1個の同素環 (好ま しくは、 1個の複素環と 1個のベンゼン環、 さらに好ましくは、 1個の芳香族複 素環と 1個のベンゼン環) が縮合した環;などが挙げられ、 このような縮合環の 具体例としては、 例えば、 インドール、 ベンゾチォフェン、 ベンゾフラン、 ベン ズィミダゾール、 ィミダゾ [1, 2-a]ピリジン、 キノリン、 イソキノリン、 シンノ リンなどが挙げられる。
R a 2で示される 「置換されていてもよい環状基」 の 「環状基」 が有していて
もよい置換基としては、 例えば、 前記した Aで示される 「置換されていてもよい ベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換され ていてもよい炭化水素基」 が有していてもよい置換基と同様な基が挙げられる。
R a 2で示される 「置換されていてもよい環状基」 の 「環状基」 としては、
5〜 6員の環状基が好ましく、 5〜 6員の芳香環基が好ましく、 さらにフエ-ル、 フリル、 チェニル、 ピロリル、 ピリジル (好ましくは、 6員環) などが好ましく、 とりわけフエニルが好ましい。
式 (I a ) で表される化合物またはその塩のなかでも、 式 (I I a )
[式中、 A a ' は置換基 R a 3以外にさらに置換基を有してい
環を、 B aは置換されていてもよい 5〜 8員環を、 X aは直鎖部分の原子数が 1 〜4の 2価の基を、 R a rは 1〜2個の置換されていてもよい低級アルキル基 で置換されたァミノ基を、 R a 2は置換されていてもよい環状基を、 R a 3は置 換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよい複素環基、 ニトロ基、 ハ ロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基または式 R a 4— Y a— で表され る基 (式中、 Yは酸素原子または酸化されていてもよい硫黄原子を、 R a 4は置 換されていてもょレ、炭化水素基または置換されていてもょレ、複素環基を示す) を 示す] で表される化合物またはその塩;および
式 (I I a ' )
[式中、 A a ',は置換基 R a 3'以外にさらに置換基を有していてもよいべンゼ
ン環を、 B aは置換されていてもよい 5〜8員環を、 Xaは直鎖部分の原子数が 1〜4の 2価の基を、 R a 1は置換されていてもよいアミノ基を、 R a 2は置換 されていてもよい環状基を、 R a 3'は置換されていてもよい炭化水素基、 置換 されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子、 置換されていてもよいアミノ基また は式 Ra4— Ya— で表される基 (式中、 Y aは酸素原子または酸化されてい てもよレ、硫黄原子を、 R a 4は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換され ていてもよい複素環基を示す) を示す] で表される化合物またはその塩が好まし く用いられる。
前記式中、 Aa' で示される 「置換基 R a 3以外にさらに置換基を有していて もよいベンゼン環」 および A a''で示される 「置換基 R a 3 '以外にさらに置換 基を有していてもよいベンゼン環」 における 「ベンゼン環」 が、 置換基 R a 3以 外に有していてもよい 「置換基」 としては、 前記 Aaで示される 「置換されてい てもよいベンゼン環」 における 「ベンゼン環」 が有していてもよい 「置換基」 と 同様なものが挙げられる。
前記式中、 R a 1'で示される 「置換されたァミノ基」 としては、 前記 Ra 1で 示される 「置換されていてもよいアミノ基」 から無置換のアミノ基を除いた基、 すなわち、 前記 R a1で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 における
「ァミノ基」 が有していてもょレ、置換基と同様な置換基を同一または異なつて 1 〜 2個有するアミノ基などが挙げられるが、 なかでも、 「1〜2個の置換されて いてもよい低級アルキル基で置換されたァミノ基」 が好ましい。
かかる 「 1〜 2個の置換されていてもよい低級アルキル基で置換されたァミノ • 基」 としては、 '
(1) ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、
(2) ニトロ、
(3) シァノ、
(4) 水酸基、
(5) 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 アルキルチオな ど) 、
(6) 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ C,_4アルキルァミノ、
ジ アルキルァミノ、 テトラヒ ドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モ ルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員の環状ァミ ノなど) 、
(7) エステル化またはアミ ド化されていてもよいカルボキシル基 (例、 カルボ キシル、 4アルコキシカルボニル、 低級 (C7_10) ァラルキルォキシ一力 ルポニル、 カノレバモイル、 モノ アルキル力ルバモイル、 ジ〇 — 4アルキル カノレバモイノレなど) 、
(8) ハロゲン原子または〇ト4アルコキシで置換されていてもよいじ 4アル キル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、
(9) ハロゲン原子または。^4アルコキシで置換されていてもよい — 4アル コキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフノレオロメ トキシ、 トリフノレオロェトキ シなど) 、
(1 0) Ci— 4アルキレンジォキシ (例、 一O— CH2— O—、 -0-CH2-C H2— O—など) 、
(1 1) フエ-ルー低級 (C — 4) アルキル、
(1 2) C3一 7シクロアルキル、 ホルミル、 C2— 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオ-ルなど) 、
(1 3) C — 4アルキルスルホ-ル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホ-ル など) 、
( 14) C 1—4アルキルスルフィ二ノレ (例、 メタンスルフィュル、 エタンスルフ ィニルなど) などから選ばれる置換基:!〜 3個を有していてもよい低級 (Cx_ 6) アルキル (例、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソプ チノレ、 s e cーブチル、 t e r t一プチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネオペン チル、 へキシルなど) を 1〜2個で置換されたァミノ基が挙げられ、 ァミノ基の 置換基が 2個である場合、 同一でも異なっていてもよい。
前記式中、 Ra 3および Ra 3'で示される 「置換されていてもよい炭ィヒ水素 基」 としては、 前記 Aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 における 「ベンゼン環」 が置換基として有していてもよい 「置換されていてもよい炭化水 素基」 と同様なものが挙げられる。
前記式中、 Ra3および Ra 3'で示される 「置換されていてもよい複素環基」 としては、 前記 Aaで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 における 「ベンゼン環」 が置換基として有していてもよい 「置換されていてもよい複素環 基」 と同様なものが挙げられる。
前記式中、 R a 3および R a 3'で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 前記 Aaで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 における 「ベンゼン環」 が置換基として有していてもよい 「置換されていてもよいアミノ 基」 と同様なものが挙げられる。
前記式中、 式 Ra4— Ya— で表される基において、 R a 4で示される 「置 換されていてもよい炭化水素基」 および 「置換されていてもよい複素環基」 とし ては、 前記 A aで示される 「置換されていてもよいベンゼン環」 における 「ベン ゼン環」 が置換基として有していてもよい 「置換されていてもよい炭化水素基」 および 「置換されていてもよい複素環基」 と同様なものが挙げられる。
前記式中、 式 Ra4— Ya— で表される基において、 Y aで示される 「酸ィ匕 されていてもよい硫黄原子」 としては、 例えば、 S, S(0), S (0)2などが挙 げられる。
Ra3' としては 「置換されていてもよい炭化水素基」 、 とりわけアルキル、 R a 1としてはァミノが好ましい。
前記式中、 Bbまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン 環」 とは、 式 (l b) において明示されている置換基以外の置換基をさらに有し ていてもよいベンゼン環であることを示し、 かかる置換基 (式 (l b) において 明示された置換基以外の置換基) としては、 例えば、 置換されていてもよい炭化 水素基、 置換されていてもよい複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されて いてもよいアミノ基、 式 Rb6— Yb— で表される基 (式中、 Ybは酸素原子 または酸ィ匕されていてもよい硫黄原子 (例えば、 S, S(O), S (0)2など) を、 R b 6は置換されていてもょレ、炭化水素基または置換されていてもよ!/、複素環基 を示す) 、 シァノ基、 置換されていてもよいァシル基、 エステノレ化またはアミド ィ匕されていてもょレ、カルボキシノレ基などが用いられる。
Bbまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ
るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化水 素基」 および Rb6で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 における 「炭化水素基」 としては、 例えば、
(1) アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソブチル、 s e c—プチル、 t e r t—ブチル、 ペンチル、 ィソペンチル、 ネ ォペンチル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノ-ノレ、 デシルなどの C i。ァ ルキル、 好ましくは低級 (C^ 6) アルキルなどが挙げられる) ;
(2) シクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロプチノレ、 シクロペンチ ル、 シク口へキシル、 シク口へプチルなどの C3_8シクロアルキルなどが挙げら れる) ;また、 該シクロアルキルは、 ベンゼン環と縮合し、 インダン (例、 イン ダン一 1一ィル、 インダン一 2—ィルなど) 、 テトラヒドロナフタレン (例、 テ トラヒドロナフタレン一 5—ィノレ、 テトラヒドロナフタレン一 6—ィルなど) な ど (好ましくは、 インダンなど) を形成していてもよく ; さらに、 該シクロアル キルは、 炭素数 1〜 2の直鎖状の原子鎖を介して架橋し、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプチル、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクチル、 ビシクロ [3. 2. 1] オタ チル、 ビシクロ [3. 2. 2] ノニルなど (好ましくは、 炭素数 1〜 2の直鎖状 の原子鎖を介した架橋を有するシクロへキシルなど、 さらに好ましくは、 ビシク 口 [2. 2. 1] ヘプチルなど) の架橋環式炭化水素残基を形成していてもよ レヽ ί
(3) アルケニル (例えば、 ビエル、 ァリル (allyl)、 クロチル、 2—ペンテ二 ル、 3—へキセ-ルなどの炭素数 2〜10のアルケニル、 好ましくは低級 (C2 —6) アルケニルなどが挙げられる) ;
(4) シクロアルケニル (例えば、 2—シクロペンテュル、 2—シクロへキセニ ノレ、 2—シクロペンテニルメチル、 2—シク口へキセニルメチルなど炭素数 3〜 8のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
(5) アルキ-ル (例えば、 ェチュル、 1—プロピエル、 2—プロビュル、 1— ブチュル、 2一ペンチニル、 3一へキシュルなどの炭素数 2〜 10のアルキ-ル、 好ましくは低級 (C2_6) アルキ-ルなどが挙げられる) ;
(6) ァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなどの C6—ぃァリール、 好まし
くは C6_10ァリール、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる) ;
(7) ァラルキル (例えば、 1〜3個の C6— 14ァリールを有する C^ 6アルキ ノレ、 好ましくは、 フエ二ルー C^ 4アルキル (例、 ベンジル、 フエネチルなど) などが挙げられる) ;などが挙げられ、 なかでも、 アルキルが好ましく、 メチル、 ェチルなどの アルキルがさらに好ましく、 とりわけ、 メチルが好ましく用 レ、られる。
該炭化水素基は置換基を有していてもよく、 かかる置換基としては、 例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 ォキソ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 C i_4アルキルチオ など) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ 4アルキルアミ ノ、 ジじ^ 4アルキルァミノ、 テトラヒ ドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員の環状ァ ミノなど) 、 フエ二ルー低級 (C:_4) アルキル、 C 3— 7シクロアルキル、 エス テル化またはアミド化されていてもよいカルボキシノレ基 (例、 カルボキシル、 C _ 4アルコキシ一力ルボニル、 低級 (C7_10) ァラルキルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノ〇 4アルキル力ルバモイル、 ジ C i— 4ァノレキノレカノレバモイ ルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい C1-4 アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子また は アルコキシで置換されていてもよい ァ コキシ (例、 メトキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロェトキシなど) 、 Cト 4アルキ レンジォキシ (例、 一〇一CH2— Ο—、 ー0—〇112— 0112— 0—など) 、 ホ ルミル、 C2— 4アル力/ィル (例、 ァセチル、 プロピオ-ルなど) 、 4アル キルスルホェノレ (例、 メタンスルホニル、 エタンスノレホニルなど) 、 C _4アル キルスルフィエル (例、 メタンスノレフィニノレ、 エタンスルフィニルなど) などが 挙げられ、 置換基の数としては、 1〜3個が好ましい。
B bまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環 基」 および Rb 6で示される 「置換されていてもよい複素環基」 における 「複素 環基」 としては、 例えば、 酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等から選ばれたヘテロ
原子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を少なくとも 1個 (好ましくは 1 ないし 4個、 さらに好ましくは 1ないし 2個) 含む 5〜 8員の芳香族複素環、 飽 和または不飽和の非芳香族複素環 (脂肪族複素環) 等から水素原子 1個を除いて 形成される基などが挙げられる。
ここで 「芳香族複素環」 としては、 5〜8員 (好ましくは 5〜 6員) の芳香族 単環式複素環 (例えばフラン、 チォフェン、 ピロ一ノレ、 ォキサゾール、 イソォキ サゾーノレ、 チアゾーノレ、 イソチアゾーノレ、 イミダゾーノレ、 ピラゾール、 1, 2, 3 一ォキサジァゾール、 1 , 2 , 4ーォキサジァゾール、 1 , 3 , 4—ォキサジァゾー ル、 1 , 2 , 3—チアジアゾーノレ、 1 , 2, 4—チアジアゾ一ル、 1 , 3 , 4ーチアジ ァゾール、 1, 2, 3—トリァゾール、 1, 2 , 4—トリァゾール、 テトラゾーノレ、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) などが挙げられ、
「非芳香族複素環」 としては、 例えば、 ピロリジン、 テトラヒドロフラン、 テト ラヒドロチォフェン、 チオラン、 ジチオラン、 ォキサチオラン、 ピロリン、 イミ ダゾリジン、 イミダゾリン、 ビラゾリジン、 ピラゾリン、 ォキサジン、 ォキサジ ァジン、 チアジン、 チアジアジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 テトラヒドロピラン、 ピぺラジン、 ピラン、 才キセピン、 チェピン、 ァゼピンな どの 5〜 8員 (好ましくは 5〜 6員) の飽和または不飽和の単環式非芳香族複素 環 (脂肪族複素環) など、 あるいは前記した芳香族単環式複素環の一部または全 部の二重結合が飽和した 5〜 8員の非芳香族複素環などが挙げられる。
また、 B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい 複素環基」 および R b 6で示される 「置換されていてもよい複素環基」 における
「複素環基」 としては、 前記した単環式複素環 (単環式芳香族複素環および単環 式非芳香族複素環) および 5〜 8員の環状炭化水素 (C 5— 8シクロアルカン、 C 5— 8シクロアルケン、 C 5_8シクロアルカジエンなどの 5〜8員 (好ましくは 5 〜 6員) の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素;ベンゼンなどの 6員の芳香族炭化 水素;など) から選ばれる 2〜 3個 (好ましくは、 2個) の環が縮合して形成す る縮合環から水素原子 1個を除いて形成される基などであってもよく、 これらの 縮合環は飽和の縮合環、 部分的に不飽和結合を有する縮合環、 芳香縮合環の何れ
であってもよい。
力かる縮合環の好ましい例としては、 同一または異なった 2個の複素環 (好ま しくは、 1個の複素環と 1個の芳香族複素環、 さらに好ましくは、 同一または異 なった 2個の芳香族複素環) が縮合した環; 1個の複素環と 1個の同素環 (好ま しくは、 1個の複素環と 1個のベンゼン環、 さらに好ましくは、 1個の芳香族複 素環と 1個のベンゼン環) が縮合した環;などが挙げられ、 このような縮合環の 具体例としては、 例えば、 インドール、 ベンゾチォフェン、 ベンゾフラン、 ベン ズィミダゾール、 ィミダゾ [1, 2 - a]ピリジン、 キノリン、 イソキノリン、 シンノ リンなどが挙げられる。
B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環 基 J および R b 6で示される 「置換されていてもよい複素環基」 における 「複素 環基」 は置換基を有していてもよく、 力かる置換基としては、 例えば、 前記した B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 における ベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素 基」 が有していてもょレ、置換基と同様な基が挙げられる。
B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「ハロゲン原子」 の例としては、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素などが挙げられる。
B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいアミノ 基」 としては、 後記の A bで示される 「置換されていてもよいアミノ基」 と同様 なものが挙げられるが、 なかでも、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記 した B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 にお けるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化 水素基」 と同様な基など) 、 「置換されていてもよい複素環基」 (前記した B b または C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベン ゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環基」 と 同様な基など) および 「置換されていてもよいァシル基」 (後記の B bまたは C
bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が 有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいァシル基」 と同様な基 など) 力 ら選ばれる置換基を 1〜 2個有していてもよいアミノ基が好ましく、 と りわけ、 置換されていてもよいアルキル 〔例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール 基 (例、 チオール、 C _4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ C —4アルキルァミノ、 ジじ1一 4アルキルァミノ、 テトラヒ ドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロ一 ル、 イミダゾールなどの 5〜6員の環状ァミノなど) 、 フエ二ルー低級 (C ^ 4) アルキル、 C 3_7シクロアルキル、 エステル化またはアミ ド化されていても よいカルボキシル基 (例、 カルボキシル、 アルコキシカルボニル、 低級 (C 7一 1 0) ァラルキルォキシ一力ルポニル、 力ルバモイル、 モノ C — 4アルキ ルカルバモイル、 ジ C i _4アルキルカノレバモイルなど) 、 ハロゲン原子または C 4アルコキシで置換されていてもよい アルキル (例、 トリフルォロメチ ル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置換されて いてもよい C i— 4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 — 4アルキレンジォキシ (例、 — O— C H 2— O—、 — O— C H 2— C H 2— O—など) 、 ホルミル、 C 2— 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 c i_4アルキルスルホ二ノレ (例、 メタンスルホ ニル、 エタンスルホニルなど) 、 cェ _ 4ァゾレキノレスノレフィ二ノレ (例、 メタンスノレ フィエル、 エタンスルフィエルなど) などから選ばれる置換基 1〜 3個をそれぞ れ有していてもよいメチル、 ェチル、 プロピル、 ィソプロピル、 プチル、 イソブ チノレ、 s e c—ブチル、 t e r tーブチノレ、 ペンチノレ、 ィソペンチノレ、 ネオペン チル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノエル、 デシルなどの C i _ i 0アルキル、 好ましくは低級 (。ト 6) アルキルなど〕 を 1〜2個有していてもよいアミノ基 が好ましい。
また、 B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい アミノ基」 は、 ァミノ基の置換基同士が結合して、 環状アミノ基 (例えば、 テト
ラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピ 口ール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員環の環構成窒素原子から水素原子 1個を除 いて形成され、 窒素原子上に結合手を有する環状アミノ基など) を形成していて もよレ、。 該環状アミノ基は、 置換基を有していてもよく、 力かる置換基としては、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 チオール基、 アミノ基、 カルボキシル基、 ハロゲンィ匕されていてもよい d ァ ルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ノヽロゲン化されてい てもよい C — 4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 ブトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 ホルミル、 C 2— 4アル力 ノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 。卜 4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホエル、 エタンスルホニルなど) などが挙げられ、 置換基の数として は、 1〜 3個が好ましレ、。
B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよいァシル 基」 としては、 水素、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記した B bまた は C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン 環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 と同 様な基など) 、 「置換されていてもよい複素環基」 (前記した B bまたは C bで 示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有し ていてもよい置換基としての 「置換されていてもよい複素環基」 と同様な基な ど) などがカルボ-ル基またはスルホニル基と結合したものなどが挙げられるが、 好適な例として、
( 1 ) 水素、
( 2 ) 置換されていてもよいアルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピル、 プチル、 ィソブチノレ、 s e cーブチル、 t e r t 一プチル、 ペンチ ル、 ィソペンチル、 ネオペンチル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノエル、 デ シルなどの〇 i。アルキル、 好ましくは低級 (C ^ e ) アルキルなどが挙げら れる) ;
( 3 ) 置換されていてもよいシクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロ
ブチル、 シクロペンチノレ、 シクロへキシル、 シクロへプチルなどの C 3— 7シクロ アルキルなどが挙げられる) ;
( 4 ) 置換されていてもよいアルケエル (例えば、 ァリル (allyl)、 クロチル、
2一ペンテ二 Λ^、 3一へキセニルなど炭素数 2〜 1 0のァノレケ-ル、 好ましくは 低級 (C 2一 6 ) アルケニルなどが挙げられる) ;
( 5 ) 置換されていてもよいシクロアルケ-ル (例えば、 2—シクロペンテ-ル、 2—シクロへキセ-ノレ、 2—シクロペンテ-ノレメチノレ、 2—シクロへキセニノレメ チルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
( 6 ) 置換されていてもよい 5〜 6員の単環の芳香族基 (例えば、 フエ-ル、 ピ リジルなどが挙げられる) などがカルボニル基またはスルホニル基と結合したも の (例、 ァセチル、 プロピオニル、 プチリル、 ィソブチリノレ、 バレ!)ノレ、 イソバ レリノレ、 ピバロィル、 へキサノィル、 ヘプタノィル、 ォクタノィル、 シクロブタ ンカノレボニノレ、 シクロペンタンカノレボェノレ、 シクロへキサンカノレポエノレ、 シクロ ヘプタンカノレポニル、 クロトニル、 2—シクロへキセンカノレポ-ル、 ベンゾィノレ、 ニコチノイノレ、 メタンスノレホニル、 エタンスノレホニノレ等) が挙げられ、 前記した
( 2 ) 置換されていてもよいアルキル、 (3 ) 置換されていてもよいシクロアル キル、 (4 ) 置換されていてもよいァルケ-ル、 (5 ) 置換されていてもよいシ クロアルケ-ノレ、 および (6 ) 置換されていてもよい 5〜 6員の単環の芳香族基 が有していてもよい置換基としては、 パロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ 素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チ オール、 じ 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 アミ ノ、 モノ — 4アルキルァミノ、 ジ — 4アルキルァミノ、 テトラヒドロピロ一 ル、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 イミダ ゾールなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 エステル化またはアミ ド化されてい てもよいカルボキシル基 (例、 カルボキシル、 じ 4アルコキシカルボニル、 力 ルバモイル、 モノ — 4アルキル力ルバモイル、 ジ C i— 4アルキル力ルバモイル など) 、ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい 0 ^ 47 ルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または じ 4アルコキシで置換されていてもよい C i— アルコキシ (例、 メトキシ、 ェ
トキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 ホルミル、 C 2 _4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 〇卜4アルキルスルホ二 ル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホニルなど) 、 4アルキルスルフィ ニル (例、 メタンスノレフイエノレ、 エタンス フィニ など) などが挙げられ、 置 換基の数としては、 1〜 3個が好ましい。
B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「エステル化されていてもよい カルボキシル基」 としては、 水素、 「置換されていてもよい炭化水素基」 (前記 した B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 にお けるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化 水素基」 と同様な基など) などがカルボニルォキシ基と結合したものなどが挙げ られるが、 好適な例として、
( 1 ) 水素、
( 2 ) 置換されていてもよいアルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピノレ、 ブチノレ、 イソプチノレ、 s e cーブチノレ、 t e r tーブチノレ、 ペンチ ル、 イソペンチノレ、 ネオペンチル、 へキシノレ、 へプチノレ、 ォクチノレ、 ノニノレ、 デ シルなどのじ 。アルキル、 好ましくは低級 (C n) アルキルなどが挙げら れる) ;
( 3 ) 置換されていてもよいシクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロ ブチル、 シク口ペンチノレ、 シクロへキシル、 シクロへプチルなどの C 3 7シクロ アルキルなどが挙げられる) ;
( 4 ) 置換されていてもよいアルケニル (例えば、 ァリル (allyl)、 クロチル、
2—ペンテニル、 3—へキセニルなど炭素数 2〜 1 0のァルケニル、 好ましくは 低級 (C 2_ 6) ァルケ-ルなどが挙げられる) ;
( 5 ) 置換されていてもよいシクロアルケ-ル (例えば、 2—シクロペンテュル、
2—シクロへキセニノレ、 2—シクロペンテエノレメチノレ、 2—シクロへキセエノレメ チルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
( 6 ) 置換されていてもよいァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなど) など がカルポニルォキシ基と結合したもの、 より好ましくはカルボキシル、 低級 ( C
x_6) アルコキシ力ルポニル、 ァリールォキシカルボニル (例、 メトキシカルボ 二ノレ、 エトキシカルボ二ノレ、 プロポキシカノレボニノレ、 フエノキシカルポェノレ、 ナ フトキシカルボニルなど) などが挙げられ、 前記した (2 ) 置換されていてもよ いアルキル、 (3 ) 置換されていてもよいシクロアルキル、 (4 ) 置換されてい てもよぃァルケニル、 (5 ) 置換されていてもよいシクロアルケニル、 および ( 6 ) 置換されていてもよいァリールが有していてもよい置換基としては、 ハロ ゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換 されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 アルキルチオなど) 、 置換 されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノじ 4アルキルァミノ、 ジ〇ト4 アルキルァミノ、 テトラヒ ドロピロール、 ピペラジン、 ピぺリジン、 モノレホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 エステル化またはアミ ド化されていてもよいカルボキシル基 (例、 カルポキシル、 C アルコキシ力ルポニル、 力ルバモイル、 モノ アルキルカルパモイル、 ジ。^ 4アルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン原子または C i—4アルコキシで 置換されていてもよい アルキル (例、 トリフノレオロメチル、 メチル、 ェチ ルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフノレオロェ トキシなど) 、 ホルミル、 C 2— 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオ-ルな ど) 、 〇ト4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホ-ルな ど) 、 じ 4アルキルスルフィエル (例、 メタンスルフィエル、 エタンスルフィ ニルなど) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜 3個が好ましい。
B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「アミド化されていてもよい力 ルポキシル基」 としては、
( 1 ) 水酸基;
( 2 ) 「置換されていてもよいアミノ基」 (前記した B bまたは C bで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していても よい置換基としての 「置換されていてもよいアミノ基 J と同様なものなど) ;な どがカルボ二ノレ基と結合したものなどが挙げられる。
B bまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基は、 1〜4個 (好ましくは、 1〜2個) 同一または異なって環のいずれの位置に置換していてもよい。 また、 B bまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環 が 2個以上の置換基を有する場合、 これらのうち、 2個の置換基が互いに結合し て、 例えば、 低級 (C^e) アルキレン (例、 トリメチレン、 テトラメチレンな ど) 、 低級
アルキレンォキシ (例、 一 CH
2_O— CH
2—、 -O-C H
2— CH
2—など) 、 低級 (C —
6) アルキレンジォキシ (例、 —O— CH
2— O—、 一O— CH
2— CH
2— 0—など) 、 低級 (C
2_
6) アルケニレン (例、 一 CH
2— CH=CH—、 一 CH
2— CH
2— CH=CH—、 一 CH
2— CH=CH 一 CH
2_など) 、 低級 (C
4—
6) アルカジエ二レン (例、 一 CH=CH— CH =CH—など) などを形成していてもよい。
B bまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけ るベンゼン環が有していてもよい置換基としては、 置換されていてもよい炭化水 素基、 置換されていてもよい複素環基、 ニトロ基、 ハロゲン原子、 置換されてい てもよぃァミノ基、 式 Rb6— Yb— で表される基 (式中、 Ybは酸素原子ま たは酸ィ匕されていてもょレ、硫黄原子を、 R b 6は置換されていてもょレ、炭化水素 基または置換されていてもよい複素環基を示す) などが好ましく、 置換されてい てもよい炭化水素基、 置換されていてもよい複素環基、 ハロゲン原子、 置換され ていてもよいアミノ基、 式 Rb6— Yb— で表される基 (式中、 Ybは酸素原 子または酸ィ匕されていてもよ!/、硫黄原子を、 R b 6は置換されていてもょレ、炭化 水素基または置換されていてもよい複素環基を示す) などがさらに好ましく、 と りわけ、 低級 (Cx_4) アルキル、 ハロゲン原子などが好ましい。
B bまたは Cbで示される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 として は、 それぞれ明示された置換基以外の置換基を有していないベンゼン環が好まし <。
前記式中、 Rb 1 13 2ぉょび1 133で示される 「置換されていてもよい炭化 水素基」 における 「炭化水素基」 としては、 例えば、
(1) アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、
イソプチノレ、 s e cーブチノレ、 t e r t一プチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネ ォペンチル、 へキシル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノニル、 デシルなどの i。ァ ルキル、 好ましくは低級 (0卜6) アルキルなどが挙げられる) ;
(2) シクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロプチル、 シクロペンチ ノレ、 シクロへキシル、 シクロへプチルなどの C 3 _8シクロアルキルなどが挙げら れる) ;また、 該シクロアルキルは、 ベンゼン環と縮合し、 インダン (例、 イン ダン一 1_ィル、 インダン一 2 fルなど) 、 テトラヒドロナフタレン (例、 テ トラヒドロナフタレン一 5—ィノレ、 テトラヒドロナフタレン一 6—ィルなど) な ど (好ましくは、 インダンなど) を形成していてもよく ;さらに、 該シクロアル キルは、 炭素数 1〜 2の直鎖状の原子鎖を介して架橋し、 ビシクロ [2. 2.
1] ヘプチル、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクチル、 ビシクロ [3. 2. 1] ォク チル、 ビシクロ [3. 2. 2] ノニルなど (好ましくは、 炭素数 1〜 2の直鎖状 の原子鎖を介した架橋を有するシクロへキシルなど、 さらに好ましくは、 ビシク 口 [2. 2. 1] ヘプチルなど) の架橋環式炭化水素残基を形成していてもよ い;
(3) アルケニル (例えば、 ビュル、 ァリル(allyl)、 クロチル、 2—ペンテ二 ル、 3—へキセ -ルなどの炭素数 2〜 10のァルケニル、 好ましくは低級 (C 2 —6) アルケニルなどが挙げられる) ;
(4) シクロアノレケニル (例えば、 2—シクロペンテニル、 2—シクロへキセニ ル、 2—シクロペンテニルメチル、 2—シクロへキセニルメチルなど炭素数 3〜
8のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
(5) アルキニル (例えば、 ェチュル、 1一プロピエル、 2—プロピ二/レ、 1一 ブチュル、 2—ペンチニル、 3—へキシュルなどの炭素数 2〜 10のアルキ-ル、 好ましくは低級 (C2_6) アルキ-ルなどが挙げられる) ;
(6) ァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなどの C6_14ァリール、 好まし くは 。ァリール、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる) ;
(7) ァラルキル (例えば、 1〜3個の C6— 14ァリールを有する〇 6アルキ ル、 好ましくは、 フエ-ルー アルキル (例、 ベンジル、 フエネチルなど) などが挙げられる) ;
(8) 式 - X'"-G- (CH2)n - J
[式中、 X'' 'は 0 4アルキレン基または C2— 4アルケニレン基を示し、 Gは結 合手、 - 0-、 - S -、 - C0-NH-または- H-C0-を示し、 nは 0〜3の整数を示し、 Jは 置換されていてもよい芳香環基を示す] で表される基;などが挙げられる。
前記式中、 Jで示される置換されていてもよい芳香環基としては、 置換されて いてもよいァリール基、 置換されていてもよい芳香族複素瓌基などが挙げられる。
Jで示される 「置換されていてもよいァリール基」 における 「ァリール基」 と しては、 例えば、 フエ-ル、 ナフチルなどの c6— 14ァリール、 好ましくは c6— i。ァリール、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる。
Jで示される 「置換されていてもよい芳香族複素環基」 における 「芳香族複素 環基」 としては、 例えば、 R a 6で例示された 「置換されていてもよい複素環 基」 における 「置換されていてもよい芳香族複素環基」 と同様なものなどが挙げ られるが、 なかでも、 置換基を有していてもよい 5〜 6員の芳香族単環式複素環 基が好ましく、 ここで、 5〜 6員の芳香族単環式複素環基としては、 例えばフラ ン、 チォフェン、 ピロ一ノレ、 ォキサゾーノレ、 イソォキサゾーノレ、 チアゾーノレ、 ィ ソチアゾール、 イミダゾール、 ピラゾール、 1, 2, 3—ォキサジァゾール、 1, 2, 4一ォキサジァゾ一ノレ、 1, 3, 4一ォキサジァゾール、 1, 2, 3ーチアジア ゾール、 1, 2, 4ーチアジアゾール、 1, 3, 4—チアジアゾール、 1, 2, 3—ト リァゾール、 1 , 2, 4ートリアゾール、 テトラゾール、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジンなどが挙げられる。
Jで示される 「置換されていてもよい芳香環基」 における 「芳香環基」 は置換 基を有していてもよく、 力かる置換基としては、 例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチ オール基 (例、 チオール、 じ 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいァ ミノ基 (例、 ァミノ、 モノ 4アルキルァミノ、 ジ〇 4アルキルァミノ、 テ トラヒドロピロール、 ピペラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 イミダゾール、 2-ォキソ -1 -ピロリジエル、 2-ォキソ—1ーピペリジュル などの 5〜6員の環状ァミノなど) 、 フエ二ルー低級 {Ct_A) アルキル、 C3一 7シクロアルキル、 エステル化またはアミド化されていてもよいカルボキシル基
(例、 カルボキシル、 C1-4アルコキシ一力ルポニル、 低級 (C7_10) ァラル キルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノ。ト4アルキル力ルバモイル、 ジ アルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置 換されていてもよい Ci_4アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチル など) 、 ハロゲン原子または〇卜4アルコキシで置換されていてもよい 4ァ ルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエト キシなど) 、 4アルキレンジォキシ (例、 _0_CH2_0—、 -0-CH2 — CH2— O—など) 、 ホルミル、 C2_4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピ ォニルなど) 、 C,—4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスル ホニルなど) 、 C 4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 ェタン スルフィエルなど) 、 置換されていてもよいスルファモイル基 (例、 スルファモ ィル、 モノ C^4アルキルスルファモイル、 ジ C ,—4アルキルスルファモイルな ど) 、 置換されていてもよいァリール基、 置換されていてもよい複素環基などが 挙げられ、 置換基の数としては、 1〜 3個が好ましい。
R b \ Rb 2および Rb 3で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 に おける 「炭化水素基」 は置換基を有していてもよく、 力、かる置換基としては、 例 えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 ォ キソ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 4アルキ ルチオなど) 、置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ C^ 4アルキ ルァミノ、 ジ — 4アルキルァミノ、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺ リジン、 モノレホリン、 チォモノレホリン、 ピロ一ノレ、 イミダゾーノレ、 2_ォキソ - 1_ ピロリジ -ル、 2-ォキソ - 1-ピぺリジエルなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 フエ-ルー低級 (C — 4) アルキル、 C3_7シクロアルキル、 エステル化または アミド化されていてもよいカルボキシル基 (例、 カルボキシル、 4アルコキ シーカルボ二/レ、 低級 (C7— 10) ァラルキルォキシ一力ルポニル、 力ルバモイ ル、 モノ C —4アルキルカノレバモイル、 i Cl_Aアルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン原子または アルコキシで置換されていてもよい アルキル
(例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または C卜 4 アルコキシで置換されていてもよい d_4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、
トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 C1-4アルキレンジォキ シ (例、 一 0— CH2_0—、 — 0— CH2— CH2— O—など) 、 ホルミル、 C 2一 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 4アルキルスルホ ニル (例、 メタンスルホ-ル、 エタンスルホニルなど) 、 4アルキルスルフ ィニル (例、 メタンスルフィニル、 エタンスルフィニルなど) 、 置換されていて もよぃスルファモイル基 (例、 スルファモイル、 モノ ト 4アルキルスルファモ ィル、 ジじ アルキルスルファモイルなど) 、 置換されていてもよいァリール 基、 置換されていてもよい複素環基などが挙げられ、 置換基の数としては、 1〜 3個が好ましい。
Rb\ 1 1)2ぉょび1 1)3で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 置換基としての 「置換されていてもよいァリール基」 における 「ァリール基」 と しては、 例えば、 フエニル、 ナフチルなどの c6_14ァリール、 好ましくは c6— i。ァリール、 さらに好ましくはフエニルなどが挙げられる。
該 「ァリール基」 が有していてもよい置換基としては、 例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていて もよぃチオール基 (例、 チオール、 C^ 4アルキルチオなど) 、 置換されていて もよぃァミノ基 (例、 ァミノ、 モノ C^4アルキルァミノ、 ジ 4アルキルァ ミノ、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピペリジン、 モノレホリン、 チオモル ホリン、 ピロール、 イミダゾールなどの 5〜 6員の環状ァミノなど) 、 フエ-ル 一低級 (θ ,_4) アルキル、 C3— 7シクロアルキル、 エステル化またはアミ ド化 されていてもよいカノレボキシル基 (例、 カルボキシル、 C j―.,アルコキシ一力ノレ ボニル、 低級 (C7— 10) ァラルキルォキシ一力ルポニル、 力ルバモイル、 モノ
C , _4アルキル力ルバモイル、 ジ Cェ アルキル力ルバモイルなど) 、 ハロゲン 原子または アルコキシで置換されていてもよい アルキル (例、 トリ フルォロメチル、 メチル、 工チルなど) 、 ハロゲン原子または〇 4アルコキシ で置換されていてもよい C 4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフル ォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 アルキレンジォキシ (例、
— O— CH2— 0—、 一 O— CH2_CH2— O—など) 、 ホルミル、 C2— 4アル カノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 4アルキルスルホニル (例、
メタンスルホニル、 エタンスルホニルなど) 、 。^ 4アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィニル、 エタンスルフィニルなど) 、 置換されていてもよいスルフ ァモイル基 (例、 スルファモイル、 モノ アルキルスルファモイル、 ジじェ— 4アルキルスルファモイルなど) 、 5〜 6員の芳香族単環式複素環 (例えばフラ ン、 チォフェン、 ピロ一ノレ、 ォキサゾーノレ、 イソォキサゾーノレ、 チアゾーノレ、 ィ ソチアゾーノレ、 イミダゾール、 ピラゾーノレ、 1, 2, 3—ォキサジァゾ一ノレ、 1, 2, 4一ォキサジァゾール、 1, 3, 4—ォキサジァゾール、 1, 2, 3—チアジア ゾール、 1, 2, 4ーチアジアゾール、 1, 3, 4—チアジアゾール、 1, 2 , 3—ト リァゾール、 1, 2, 4—トリアゾール、 テトラゾール、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) などが挙げられ、 置換基の数としては、 :!〜 3個が好ましい。
R b 1 13 2ぉょぴ1 13 3で示される 「置換されていてもよい炭ィ匕水素基 j の 置換基としての 「置換されていてもよい複素環基」 としては、 例えば、 前記した R b 6で示される 「置換されていてもよい複素環基」 と同様なものなどが挙げら れる。
前記式中、 R b 1としては、 水素原子または置換されていてもよい アル キルが好ましく、 水素原子またはじェ アルキルがさらに好ましく、 とりわけ、 水素原子が好ましく用いられる。
前記式中、 R b 2で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 としては、 式 - X',,_G- (CH2) n- J [式中、 X,,,は アルキレン基または C 2_4アルケ-レ ン基を示し、 Gは結合手、 - 0-、 _S -、 - CO- NH-または- NH- CO -を示し、 nは 0〜3 ' の整数を示し、 Jは置換されていてもよい芳香環基を示す] で表される基が好ま しく、 Jで示される置換されていてもよい芳香環基としては、 置換されていても よいフエニル、 置換されていてもよい 5〜 6員の芳香族単環式複素環基などが好 ましい。
前記式中、 R b 3で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 としては、 置換されていてもよい アルキルが好ましく、 なかでも、 式 - (CH2)p- K [式 中、 pは 1〜6の整数を示し、 Kは置換されていてもよい芳香環基を示す] で表 される基が好ましい。
ここで、 Kで示される 「置換されていてもよい芳香環基」 としては、 前記した Jで示される 「置換されていてもよい芳香環基」 と同様な基が挙げられるが、 K で示される 「置換されていてもよい芳香環基」 における 「芳香環基」 としては、 フエニル基が好ましく、 Kで示される 「置換されていてもよい芳香環基」 におけ る 「芳香環基」 が有していてもよい置換基としては、 水酸基、 置換されていても よいスルファモイノレ基などが好ましレ、。
また、 前記式中、 R b
1および X bが結合して環を形成する場合における 「環」 としては、 含窒素複素環であれば、 飽和の環および不飽和の環の何れでも よく、 環の大きさに制限はないが、 なかでも、 3〜 8員の含窒素複素環が好まし く、 とりわけ、 飽和の 3〜 8員の含窒素複素環、 すなわち、 式
[式中、 D b環は飽和の 3〜 8員含窒素複素環を示す] で表されるものが好まし レ、 σ
かかる 「3〜8員の含窒素複素環」 としては、 例えば、 窒素原子を 1個含み、 さらに酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等から選ばれたヘテロ原子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を 1ないし 4個 (好ましくは 1ないし 2個) 含んで いてもよい 3〜8員の含窒素複素環などが挙げられ、 より具体的には、 ピロリジ ン、 ピロリン、 イミダゾリジン、 ィミダゾリン、 ピラゾリジン、 ピラゾリン、 ォ キサジン、 ォキサジァジン、 チアジン、 チアジアジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピぺラジン、 ァゼピンなどの 3〜8員 (好ましくは 5〜6員) の飽和または不飽和 (好ましくは飽和) の単環式非芳香族複素環 (脂肪族複素 環) などが挙げられる。
また、 該 「3〜8員の含窒素複素環」 は置換基を有していてもよく、 かかる置 換基としては、 例えば、 前記した Βまたは Cで示される 「さらに置換されていて もよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置 換されていてもょレ、炭化水素基」 が有していてもょレ、置換基と同様な基が挙げら れる。
さらに、 前記式中、 尺!^は ゎで示される 「置換されていてもよいアミノ
基」 と結合して環を形成していてもよく、 かかる 「環」 としては、 少なくとも 2 個の窒素原子を含有する複素環であれば、 飽和の環およぴ不飽和の環の何れでも よく、 環の大きさに制限はないが、 なかでも、 3 ~ 8員の含窒素複素環が好まし く、 とりわけ、 飽和の 3〜8員の含窒素複素環、 すなわち、 式
[式中、 A b ' は置換されていてもよい窒素原子を示し、 F b環は飽和の 3〜8 員含窒素複素環を示す] で表されるものが好ましい。
前記式中、 A b ' で示される 「置換されていてもよい窒素原子」 における 「窒 素原子」 が有していてもよい置換基としては、 後記の A bで示される 「置換され ていてもよいアミノ基」 における 「ァミノ基」 が有していてもよい置換基と同様 なものが挙げられる。
かかる 「3〜8員の含窒素複素環」 としては、 例えば、 窒素原子を 2個含み、 さらに酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等から選ばれたヘテロ原子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を 1ないし 4個 (好ましくは 1ないし 2個) 含んで いてもよい 3〜8員の含窒素複素環などが挙げられ、 より具体的には、 イミダゾ リジン、 イミダゾリン、 ビラゾリジン、 ピラゾリン、 ォキサジァジン、 チアジア ジン、 ピぺラジン、 ジァゼピンなどの 3〜 8員 (好ましくは 5〜6員) の飽和ま たは不飽和 (好ましくは飽和) の単環式非芳香族複素環 (脂肪族複素環) などが 挙げられる。
また、 該 「3〜8員の含窒素複素環」 は置換基を有していてもよく、 かかる.置 換基としては、 例えば、 前記した B bまたは C bで示される 「さらに置換されて いてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもよ!/、炭化水素基」 が有していてもょレ、置換基と同様な基が挙 げられる。
前記式中、 X bで示される 「直鎖部分を構成する原子の数が 1〜8のスぺーサ 一」 としては、 「直鎖部分の原子数が 1〜8である 2価の基」 であれば何れでも よく、 例えば、
(1) 一(CH2)f2— (f2は 1~8の整数、 好ましくは 1〜6の整数、 さらに好まし くは 1〜4の整数を示す。 ) 、
(2) -(CH2)g3-X3-(CH2)g4- (g3および g4は同一または異なって 0〜7の整数 を示す。 但し、 g3と g4との和は 0〜8である。 X3は NH, 0, S, SOまたは S02を示 す) 、
(3) - (CH2)h4-X3- (CH2)h5-X4- (CH2)h6- (h4, h5およひ 6は同一または異なつ て 0〜 6の整数を示す。 但し、 h4, h5および h6の和は 0〜6である。 X3および X4 はそれぞれ NH, 0, S, SOまたは S02を示す。 但し、 h5が 0のとき、 X3および X4の少 なくとも一つは好ましくは Hを示す。 ) などの飽和の 2価の基および一部の結合 が不飽和結合に変換された 2価の基などが挙げられ、 具体的には、 例えば、 - 0 - (CH2)k5- (k5は 0〜7の整数) 、 - (CH2)k5_0- (k5は 0〜7の整数) 、 - S-(CH2)k5 - (k5は 0〜 7の整数) '、 - (CH2) k5-S- (k5は 0〜 7の整数) 、 - NH- (CH2) k5- (k5は 0〜7の整数) 、 - (CH2)k5_NH- (k5は 0〜7の整数) 、 - (CH2)k6- (k6は 1〜8の 整数) 、 一 CH=CH—、 一 C≡C一、 一 CO— NH—、 一 SO。一 NH—など の 2価の基などが挙げられる。
X bとしては、 直鎖部分を構成する炭素原子数が 1ないし 4個である 2価の基 がさらに好ましく、 なかでも、 4アルキレン、 C 2— 4アルケ-レンなどが好 ましく、 とりわけ C アルキレンが好ましく用いられる。
Xbとしての 2価の基は、 任意の位置 (好ましくは炭素原子上) に置換基を有 していてもよく、 力かる置換基としては、 直鎖部分を構成する 2価の鎖に結合可 能なものであればいずれでもよく、 例えば、 前記 B bまたは Cbで示される 「さ らに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい 置換基と同様な基およびォキソ基などが挙げられる。 かかる置換基は、 1〜4個 (好ましくは、 1〜2個) 同一または異なって、 該 2価の基のいずれの位置に置 換していてもよい。 また、 Xbとしての 2価の基の置換基同士が結合して環を形 成していてもよく、 かかる 「環」 としては、 シクロペンタン、 シクロへキサン、 シクロヘプタンなどの C 5— 7シクロアルカン;ベンゼンなどが挙げられる。
Xbとしての 2価の基が有していてもよい好ましい置換基の例としては、 低級
(じト 6) アルキル (例、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、
イソプチノレ、 s e c—プチノレ、 t e r tーブチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネ ォペンチル、 へキシルなど) 、 低級 (C 3-7) シクロアルキル (例、 シクロプロ ピル、 シクロブチル、 シク口ペンチノレ、 シク口へキシル、 シクロへプチルなど) 、 ホルミル、 低級 (C 2一 7) アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニル、 ブチリ ルなど) 、 低級 (じ 6) アルコキシ一カルボニル、 低級 (じ アルコキシ、 水酸基、 ォキソなどが挙げられる。
X bとしては、 特に鎖状のスぺーサ一が好ましい。
前記式中、 A bで示される 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 「置 換されていてもよい炭化水素基」 (前記した B bまたは C bで示される 「さらに 置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換 基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 と同様な基など) 、 「置換され ていてもよい複素環基」 (前記した B bまたは C bで示される 「さらに置換され ていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基として の 「置換されていてもよい複素環基」 と同様な基など) および 「置換されていて もよいアシノレ基」 (前記した B bまたは C bで示される 「さらに置換されていて もよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置 換されていてもよいァシル基」 と同様な基など) 力 ら選ばれる置換基を 1〜 2個 有していてもよいアミノ基などが挙げられるが、 A bで示される 「置換されてい てもよぃァミノ基」 は、 ァミノ基の置換基同士が結合して、 環状アミノ基 (例え ば、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホ リン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5〜 6員環の環構成窒素原子から水素原子 1個を除いて形成され、 窒素原子上に結合手を有する環状アミノ基など) を形成 していてもよい。 該環状アミノ基は、 置換基を有していてもよく、 かかる置換基 としては、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 エトロ、 シァノ、 水酸基、 チオール基、 アミノ基、 カルボキシル基、 ハロゲン化されていてもよい — 4アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン化 されていてもよい アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 ブ トキシ、 トリフルォロメトキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 ホルミル、 c 2 アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 0 - 4アルキルスルホ二
ル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホニルなど) などが挙げられ、 置換基の 数としては、 1〜 3個が好ましい。
A bで示される 「置換されていてもよいアミノ基」 におけるァミノ基の置換基 としては、
(1) 置換されていてもよいアルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 ィ ソプロピル、 プチノレ、 イソプチノレ、 s e c一プチノレ、 t e r t一プチノレ、 ペンチ ノレ、 ィソペンチル、 ネオペンチノレ、 へキシノレ、 へプチノレ、 ォクチノレ、 ノニノレ、 デ シルなどの
アルキル、 好ましくは低級 (。^6) アルキルなどが挙げら れる) ;
(2) 置換されていてもよいシクロアルキル (例えば、 シクロプロピル、 シクロ プチノレ、 シク口ペンチノレ、 シクロへキシル、 シクロへプチノレ、 シァノォクチルな どの C3_8シクロアルキルなどが挙げられる) ;該シクロアルキルは、 ベンゼン 環と縮合し、 インダン (例、 インダン一 1—ィル、 インダン一 2—ィルなど) 、 テトラヒドロナフタレン (例、 テトラヒドロナフタレン一 5—ィル、 テトラヒド ロナフタレン— 6—ィルなど) など (好ましくは、 インダンなど) を形成してい てもよく ; さらに、 該シクロアルキルは、 炭素数 1〜 2の直鎖状の原子鎖を介し て架橋し、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプチル、 ビシクロ [2. 2. 2] ォクチノレ、 ビシクロ [3. 2. 1] ォクチル、 ビシクロ [3. 2. 2] ノニルなど (好まし くは、 炭素数 1〜 2の直鎖状の原子鎖を介した架橋を有するシク口へキシルなど、 さらに好ましくは、 ビシクロ [2. 2. 1] ヘプチルなど) の架橋環式炭化水素 残基を形成していてもよい;
(3) 置換されていてもよいアルケニル (例えば、 ァリル (allyl)、 クロチル、 2一ペンテニル、 3—へキセニルなど炭素数 2〜 10のァルケニル、 好ましくは 低級 (C2一 6) アルケニルなどが挙げられる) ;
(4) 置換されていてもよいシクロアルケエル (例えば、 2—シクロペンテュル、
2—シクロへキセ-ノレ、 2—シクロペンテ二ノレメチ/レ、 2—シクロへキセニノレメ チルなど炭素数 3〜 7のシクロアルケニルなどが挙げられる) ;
(5) 置換されていてもよいァラルキル (例えば、 フエ二ルー d_4アルキル (例、 ベンジ ^、 フエネチノレなど) などが挙げられる) ;
( 6 ) ホルミルまたは置換されていてもよいァシル (例えば、 炭素数 2〜4のァ ルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニル、 ブチリ/レ、 イソプチリルなど) 、 炭 素数 1〜 4のァノレキルスルホ二ノレ (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホニルな ど) などが挙げられる) ;
( 7 ) 置換されていてもよいァリール (例えば、 フエニル、 ナフチルなど) ;
( 8 ) 置換されていてもよい複素環基 (例えば、 フラン、 チォフェン、 ピロール、 イミダゾーノレ、 ピラゾー Λ^、 チアゾー Λ\ ォキサゾーノレ、 イソチアゾーノレ、 イソ キサゾール、 テ卜ラゾール、 ピリジン、 ピラジン、 ピリミジン、 ピリダジン、 ト リァゾーノレなどの窒素原子、 硫黄原子および酸素原子から選ばれた;!〜 2種のへ テロ原子 1〜 4個を含有する 5〜 6員の芳香族複素環から水素原子 1個を除レ、て 形成される基、 テトラヒドロフラン、 テトラヒドロチォフェン、 ジチオラン、 ォ キサチオラン、 ピロリジン、 ピロリン、 イミダゾリジン、 ィミダゾリン、 ピラゾ リジン、 ピラゾリン、 ピぺリジン、 ピぺラジン、 ォキサジン、 ォキサジァジン、 チアジン、 チアジアジン、 モルホリン、 チォモノレホリン、 ピラン、 テトラヒ ドロ ピランなどの窒素原子、 硫黄原子および酸素原子から選ばれた 1〜 2種のへテロ 原子 1〜 4個を含有する 5〜 6員の非芳香族複素環から水素原子 1個を除いて形 成される基など) ;などが好ましい。
前記した (1 ) 置換されていてもよいアルキル、 (2 ) 置換されていてもよい シクロアルキル、 (3 ) 置換されていてもよいアルケニル、 (4 ) 置換されてい てもよぃシクロア ケ -ル、 (5 ) 置換されていてもよいァラルキル、 (6 ) 置 換されていてもよいァシル、 ( 7 ) 置換されていてもよいァリール、 および
( 8 ) 置換されていてもよい複素環基が有していてもよい置換基としては、 ハロ ゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ハロゲン原子または〇卜4アル コキシで置換されていてもよい C ^ 4アルキル、 ハ口ゲン原子または C 4アル コキシで置換されていてもよい C i— 4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プ ロポキシ、 ブトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 C 4アルキレンジォキシ (例、 一 0— C H 2— 0—、 一 O— C H 2— C H 2— O— など) 、 ホルミル、 C 2 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 C 1一 4ァノレキノレスルホニノレ (例、 メタンスノレホニノレ、 エタンスノレホニノレなど) 、
フエ二ルー低級 (C — 4) アルキル、 C 3一 7シクロアルキル、 シァノ、 ニトロ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 アルキルチオ など) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ アルキルアミ ノ、 ジ アルキルァミノ、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5 6員の環状ァ ミノなど) 、 力ルポキシル基、 低級 (0ト4) アルコキシ一力ルポ-ル、 低級 (c 7_ 1 0) ァラルキルォキシ一力ルボニル、 力ルバモイル、 モノじト 4アルキ ルカルバモイル、 ジ〇1— 4アルキル力ルバモイル (好ましくは、 ハロゲン、 ヽロ ゲン化されていてもよい低級 (C 1 _4) アルキノレ、 ハロゲン化されていてもょレ、 低級 (C 1一 4) アルコキシ、 フエ二ルー低級 (Cト 4) アルキル、 C 3— 7シクロ アルキル、 シァノ、 水酸基など) などが挙げられ、 置換基の数としては、 1 3 個が好ましい。
A bで示される 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 とりわけ、 置換 されていてもよいアルキル 〔例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ 素など)' ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チ オール、 。 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 アミ ノ、 モノ アルキルァミノ、 ジ — 4アルキルァミノ、 テトラヒドロピロ ル、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モノレホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 イミダ ゾールなどの 5 6員の環状ァミノなど) 、 エステルイ匕またはアミド化されてい てもよいカルボキシル基 (例、 カルボキシル、 C —4アルコキシカルボニル、 低 級 (C 7_ 1 0) ァラルキルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノ C — 4アル キル力ルバモイル、 ジ Cい 4アルキルカルパモイルなど) 、 ハロゲン原子または
C — 4アルコキシで置換されていてもよい アルキル (例、 トリフルォロメ チル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または C i—4アルコキシで置換され ていてもよい アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキ シ、 トリフルォロエトキシなど) 、 C i— 4ァ キレンジォキシ (例、 一 O— C H 2 _ 0—、 一 Ο— C H2— C H 2— Ο—など) フエニノレー低級 一 4) アルキ ル、 0 3_ 7シクロアルキル、 ホルミル、 C 2一 4アルカノィル (例、 ァセチル、 プ 口ピオニルなど) 、 C _4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 ェタン
スルホニルなど) 、 アルキルスルフィニル (例、 メタンスルフィエル、 ェ タンスルフィエルなど) などから選ばれる置換基 1〜 3個をそれぞれ有していて もよぃメチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 イソブチ Λ^、 s e c -ブチノレ、 t e r t—ブチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネオペンチノレ、 へキシ ル、 ヘプチル、 ォクチル、 ノニル、 デシルなどの C i ^。アルキル、 好ましくは 低級 (C ^ 6) アルキルなど〕 を 1〜 2個有していてもよいアミノ基が好ましレ、。 前記式中、 A bで示される 「置換されていてもよい含窒素複素環基」 の 「含窒 素複素環基」 としては、 窒素原子を 1個含み、 さらに酸素原子、 硫黄原子、 窒素 原子等から選ばれたヘテロ原子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を 1な いし 4個 (好ましくは 1ないし 2個) 含んでいてもよい 5〜 8員の芳香族単環式 複素環、 飽和あるいは不飽和の非芳香族単環式複素環 (脂肪族複素環) 等;およ びこれらの単環から選ばれる同一または異なった 2〜 3個の環が縮合した環等か ら水素原子 1個を除いて形成される基などが挙げられる。 また、 A bで示される 「置換されていてもよい含窒素複素環基」 は、 窒素原子または炭素原子の何れを 介して X bと結合していてもよいが、 炭素原子を介して X bと結合するのが好ま しい。
ここで 「芳香族単環式複素環」 としては、 5〜 8員 (好ましくは 5〜 6員) の 芳香族単環式複素環 (例えばピロール、 ォキサゾール、 イソォキサゾール、 チア ゾーノレ、 イソチアゾーノレ、 イ ミダゾーノレ、 ピラゾーノレ、 1 , 2, 3—ォキサジァゾ ール、 1, 2, 4一ォキサジァゾ一ノレ、 1, 3, 4—ォキサジァゾーノレ、 1 , 2 , 3 - チアジアゾール、 1, 2, 4—チアジアゾール、 1 , 3, 4ーチアジアゾール、 1, 2 , 3—トリァゾール、 1, 2, 4—トリァゾール、 テトラゾール、 ピリジン、 ピ リダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) などが挙げられ、 「非芳香族 単環式複素環」 としては、 例えば、 ピロリジン、 ピロリン、 イミダゾリジン、 ィ ミダゾリン、 ビラゾリジン、 ピラゾリン、 ォキサジン、 ォキサジァジン、 チアジ ン、 チアジアジン、 ピぺリジン、 モルホリン、 チオモルホリン、 ピぺラジン、 ァ ゼピンなどの 5〜8員 (好ましくは 5〜6員) の飽和あるいは不飽和の単環式非 芳香族複素環 (脂肪族複素環) など、 あるいは前記した芳香族単環式複素環の一 部又は全部の二重結合が飽和した 5〜 8員の非芳香族複素環などが挙げられる。
A bで示される 「置換されていてもよい含窒素複素環基」 の 「含窒素複素環 基」 が有していてもよい置換基としては、 例えば、 前記した B bまたは C bで示 される 「さらに置換されていてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有して いてもよい置換基としての 「置換されていてもよい炭化水素基」 が有していても よレヽ置換基と同様な基が挙げられる。
A bで示される 「置換されていてもよい含窒素複素環基」 の 「含窒素複素環 基」 としては、 5〜 6員の含窒素複素環基が好ましく、 飽和の 5〜 6員の含窒素 複素環基がさらに好ましく、 なかでもピロリジン、 ピぺリジン、 ピぺラジン (好 ましくは、 1個の窒素原子を含有する飽和の 5〜 6員の含窒素複素環基) などが 好ましい。
肓 U己式中、 式
— N-へXb-Ab
で表される基としては、 式
[式中、 R b
1は前記と同意義を示し、 X b ' は置換されていてもよい ァ ルキレン基を示し、 R b
4および R b
5はそれぞれ水素原子または置換されてい てもよい C ^ 6アルキノレ基を示し、 R b 4と R b
5は結合して環を形成してもよ い] で表される基;式
[式中、 X b, , は結合手または置換されていてもよい C i—4アルキレン基を、 D b環おょぴ E b環はそれぞれ飽和の 3〜 8員含窒素複素環を示す] で表される 基;などが好ましく用いられる。
前記式中、 X b, で示される 「置換されていてもよい — 6アルキレン基」 に
おける 「〇 6アルキレン基 (好ましくは、 アルキレン基) 」 が有してい てもよい置換基としては、 Xbとしての 2価の基が有していてもよい置換基と同 様なものが挙げられる。
前記式中、 1 134ぉょぴ1^135で示される 「置換されていてもよい 6アルキ ル基」 としては、 例えば、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 置換されていてもよいチオール基 (例、 チオール、 C 4アルキルチオなど) 、 置換されていてもよいアミノ基 (例、 ァミノ、 モノ C 4アルキルァミノ、 ジ C^4アルキルァミノ、 テトラヒ ドロピロール、 ピペラ ジン、 ピぺリジン、 モノレホリン、 チオモルホリン、 ピロール、 イミダゾールなど の 5 6員の環状ァミノなど) エステルイ匕またはアミド化されていてもよい力 ルボキシル基 (例、 カルボキシル、 C^4アルコキシカルボニル、 低級 (C7一 0) ァラルキルォキシ一カルボニル、 力ルバモイル、 モノ アルキル力ルバ モイル、 ジ アルキル力ルバモイルなど) ハロゲン原子または C^ 4アル コキシで置換されていてもよい C 4アルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチ ノレ、 ェチルなど) 、 ハロゲン原子または C 4アルコキシで置換されていてもよ い 4アルコキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフ ルォロエトキシなど) じ卜 4アルキレンジォキシ (例、 一 O— CH2— O— —O— CH2— CH2— O—など) 、 フエ二ルー低級 (Cト 4) アルキル、 C3一 7 シクロアルキル、 ホルミル、 c 2— ^アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニル など) 、 C1-4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホエル など) 、 C卜 4アルキルスルフィ二ノレ (例、 メタンスルフィエル、 エタンスルフ ィエルなど) などから選ばれる置換基 1 3個をそれぞれ有していてもよいメチ ノレ、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソブチノレ、 s e c—ブチル、 t e r t一プチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチル、 ネオペンチル、 へキシノレなどの低 級 ( アルキルなどが挙げられる。
前記式中、 Rb 4と Rb 5が結合して環を形成し、 隣接する窒素原子と共に環 状ァミノ基 (例えば、 テトラヒドロピロール、 ピぺラジン、 ピぺリジン、 モルホ リン、 チオモルホリン、 ピロール、 ィミダゾールなどの 5 6員環の環構成窒素 原子から水素原子 1個を除いて形成され、 窒素原子上に結合手を有する環状ァミ
ノ基など;好ましくは、 ピロリジノ、 ピペラジノ、 ピペリジノなどの飽和の 5〜 6員環状アミノ基など; さらに好ましくは、 ピロリジノなど) を形成していても よレ、。 該環状アミノ基は、 置換基を有していてもよく、 かかる置換基としては、 ハロゲン (例、 フッ素, 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 ニトロ、 シァノ、 水酸基、 チオール基、 アミノ基、 カルボキシル基、 ハロゲン化されていてもよい Cト 4ァ ルキル (例、 トリフルォロメチル、 メチル、 ェチルなど) 、 ハロゲン化されてレ、 てもよい C ^ 4ァ コキシ (例、 メ トキシ、 エトキシ、 プロポキシ、 ブトキシ、 トリフルォロメ トキシ、 トリフルォロエトキシなど) 、 ホルミル、 C 2 4アル力 ノィル (例、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 C — 4アルキルスルホニル (例、 メタンスルホニル、 エタンスルホニルなど) などが挙げられ、 置換基の数として は、 1〜 3個が好ましい。
前記式中、 X b, , で示される 「置換されていてもよい アルキレン基」 における 「じ 4アルキレン基」 が有していてもよい置換基としては、 X bとし ての 2価の基が有していてもよい置換基と同様なものが挙げられる。
前記式中、 D b環および E b環で示される 「飽和の 3〜 8員含窒素複素環」 と しては、 例えば、 窒素原子を 1個含み、 さらに酸素原子、 硫黄原子、 窒素原子等 から選ばれたヘテロ原子 1ないし 3種 (好ましくは 1ないし 2種) を 1ないし 4 個 (好ましくは 1ないし 2個) 含んでいてもよい 3〜8員の含窒素複素環などが 挙げられ、 より具体的には、 ピロリジン、 ピロリン、 イミダゾリジン、 ィミダゾ リン、 ビラゾリジン、 ピラゾリン、 ォキサジン、 ォキサジァジン、 チアジン、 チ アジアジン、 ピぺリジン、 モノレホリン、 チォモ ホリン、 ピぺラジン、 ァゼピン などの 3〜 8員 (好ましくは 5〜 6員) の飽和または不飽和 (好ましくは飽和) の単環式非芳香族複素環 (脂肪族複素環) などが挙げられる。
また、 該 「3〜 8員の含窒素複素環」 は置換基を有していてもよく、 かかる置 換基としては、 例えば、 前記した B bまたは C bで示される 「さらに置換されて いてもよいベンゼン環」 におけるベンゼン環が有していてもよい置換基としての 「置換されていてもょレ、炭化水素基」 が有していてもょレ、置換基と同様な基が挙 げられる。
また、 D b環および E b環で示される 「 3〜 8員の含窒素複素環基 j は、 窒素
原子または炭素原子の何れを介して Xb"と結合していてもよいが、 炭素原子を 介して Xb"と結合するのが好ましい。
前記式中、 B b環および Cb環の置換基として明示されている基は、 置換可能 な何れの位置に置換していてもよいが、 式 (l b) で表される化合物またはその 塩は、
式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ]
式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] ;または
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] の何れかの構造を有することが好まし レ、。
式 (l b ) で表される化合物のなかでも、 3' - { [ {2- [4- (アミノスルホ-ノレ)フ ェニル]ェチル } (4 -フェ -ルブタノィル) ァミノ]メチル } - N - [2- (1-ピロリジニ ル)ェチル ] [1, 1,-ビフエ-ル]- 3-力ルポキサミド、 3,-({ {2- [4- (アミノスルホニ ノレ)フェニル]ェチル } [ (ベンジルォキシ) ァセチル]アミノ }メチル) - N_[2 - (トビ 口リジニル)ェチル] [1, '—ビフエニル ]—3—カルボキサミ ドなどが好ましく用いら れる。
前記式中、 A rは 「置換されていてもよいァリール基」 を示す。
該 「置換されていてもよいァリール基」 の 「置換基」 としては、 例えば、 (i) ハロゲン化されていてもょレ、低級アルキル基、 (ii) ハロゲン原子 (例え ば、 フルォロ, クロル, ブロム, ョードなど) 、 (iii) 低級ァノレキレンレンジ 才キシ基 (例えば、 メチレンジォキシ、 エチレンジォキシなどの C i -sアルキレ ンジォキシ基など) 、 (iv) ニトロ基、 (V) シァノ基、 (vi) ヒドロキシ基、 (vii) ハロゲン化されていてもょレ、低級アルコキシ基、 (viii) 低級シクロア ルキル基 (例えば、 シクロプロピル、 シクロブチル、 シクロペンチル、 シクロへ キシルなどの C 3一 6シクロアルキル基など) 、 (ix) ノヽロゲン化されていてもよ い低級アルキルチオ基、 (X) アミノ基、 (xi) モノー低級アルキルアミノ基 (例えば、 メチルァミノ, ェチルァミノ, プロピルァミノなどのモノー d_ 6ァ ルキルアミノ基など) 、 (xii) ジ一低級アルキルアミノ基 (例えば、 ジメチル ァミノ, ジェチルァミノなどのジー C _6アルキルアミノ基など) 、 (xiii) 例 えば 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子おょぴ硫黄原子などから選ばれる
ヘテロ原子を 1ないし 3個有していてもよい 5ないし 7員環状アミノ基 (例えば、 ピロリジノ, ピペリジノ, ピペラジノ, モルホリノ, チオモルホリノなど) 、
( iv) 低級アルキル—カルボ-ルァミノ基 (例えば、 ァセチルァミノ, プロピ ォニルァミノ, ブチリルァミノなどの d _6アルキル一力ルポニルァミノ基な ど) 、 (XV) ァミノカルボニルォキシ基、 (xvi) モノ一低級アルキルアミノー カルボニルォキシ基 (例えば、 メチルァミノカルボ-ルォキシ, ェチルァミノ力 ルポエルォキシなどのモノ一 C 6アルキルァミノ一カルボ二ルォキシ基など) 、
(xvii) ジー低級アルキルアミノー力ルポエルォキシ基 (例えば、 ジメチルアミ ノカルボニノレオキシ, ジェチルァミノカルボニルォキシなどのジー Cェ _6アルキ ルァミノ一カルボ-ルォキシ基など) 、 (xviii) 低級アルキルスルホニルアミ ノ基 (例えば、 メチルスルホニルァミノ、 ェチノレス/レホニノレァミノ, プロピルス ルホニルァミノなどの d— 6アルキルスルホニルァミノ基など) 、 (xix) 低級 アルコキシ一力ルポニル基 (例えば、 メ トキシカルボニル, ェトキシカルボエル, プロポキシカノレボニノレ, ィソブトキシカルボニルなどの C i— eアルコキシ一カル ポニル基など) 、 (XX) カルボキシル基、 (xxi) 低級アルキル一カルボ-ル基
(例えば、 メチノレカノレポ二ノレ, ェチノレカノレポ二ノレ, プチルカノレボ-ルなどの C i —6アルキル一カルボニル基など) 、 (xxii) 低級シクロアルキル一カルボ二ノレ
(例えば、 シクロプロピルカルボニル、 シクロブチルカルボニル、 シクロペンチ ルカルボ二ノレ、 シク口へキシルカルポニルなどの C 3— 6シクロアルキル一カルボ ニル基など) 、 (xxiii) カノレバモイル基、 (xxiv) モノー低級アルキル一カル パモイル基 (例えば、 メチルカルバモイル, ェチルカルバモイル, プロピルカル バモイル, プチルカルバモイルなどのモノー。 6アルキル一力ルバモイル基な ど) (XXV) ジ一低級アルキル一力ルバモイル基 (例えば、 ジェチルカルバモイ ル, ジブチルカルバモイルなどのジ一 C — 6アルキル一力ルバモイル基など) 、 (xxvi) 低級アルキルスルホニル基 (例えば、 メチルスルホニル, ェチルスルホ ニル, プロピルスルホニルなどの C 6アルキルスルホ-ル基など) 、
(xxvii) 低級シクロアルキルスルホ二/レ (例えば、 シク口ペンチルスルホニル, シクロへキシノレス/レホニルなどの C 3— 6シクロァノレキノレスノレホニノレなど) 、
(xxviii) フエニル基、 (χχϊχ) ナフチル基、 (XXX) モノーフエニル一低級ァ
ルキル基 (例えばべンジル、 フェニノレエチノレなどのモノーフエ二ルー C i— 6ァノレ キル基など) 、 (xxxi) ジ一フエ二ルー低級アルキル基 (例えば、 ジフエ二ルメ チル、 ジフエニルェチルなどのジ一フエ二ルー C —6アルキル基など) 、
(xxxii) モノーフエニル—低級アルキル—力ルポ-ルォキシ基 (例えばフエ二 ノレメチノレカノレポニノレオキシ、 フエニノレエチノレカノレポニノレオキシなどのモノーフエ 二ルー。ト6アルキル一カルボニルォキシ基など) 、 (xxxiii) ジーフエニル一 低級アルキル一カルボ-ルォキシ基 (例えば、 ジフエ二ルメチルカルボ二ルォキ シ、 ジフエ二ルェチルカルポ二ルォキシなどのジ一フェ二ルー C — 6アルキル一 カルポニルォキシ基など) 、 (xxxiv) フエノキシ基、 (xxxv) モノ一フエニル —低級アルキル一カルボニル基 (例えばフエ-ルメチルカルボニル、 フエニルェ チルカルボニルなどのモノーフエ-ルー アルキル一カルボニル基など) 、 '
(xxxvi) ジーフエュルー低級アルキル一カルボニル基 (例えば、 ジフエニルメ チルカルボニル、 ジフエ二ルェチルカルポニルなどのジーフエニル— C i _6アル キル一力ノレボ-ル基など) 、 (xxxvii) ベンゾィノレ基、 (xxxvi ii) フエノキシ カルポニル基、 (xXXix) フエ二ルー低級アルキル—力ルバモイル基 (例えば、 フエ二ルーメチルカノレバモイル、 フエ二ルーェチルカルバモイルなどのフエニル —C 6アルキル—力ルバモイル基など) 、 (xxxx) フエ二ルカルバモイル基、 (xxxxi) フエニル一低級アルキル一カルボニルァミノ基 (例えば、 フエ二ルー メチルカルポ-ルァミノ、 フエ-ルーェチルカルポエルァミノなどのフエ二ルー C — 6アルキル一カルボニルァミノなど) 、 (xxxxii) フエ二ルー低級アルキル ァミノ (例えば、 フエ-ルーメチルァミノ、 フエ二ルーェチルァミノなどのフエ 二ルー アルキルァミノなど) 、 (xxxxiii) フヱニルー低級アルキルスル ホニノレ基 (例えば、 フェニノレーメチノレスノレホ二ノレ、 フエ二ルーェチルスルホニノレ などのフエ-ルー — 6アルキルスルホ-ノレ基など) 、 (xxxxiv) フエニルスル ホニル基、 (χχχχν) フエ二ルー低級アルキルスルブイニル基 (例えば、 フエ二 ルーメチノレスノレフィエル、 フエ二ルーェチルスルフィニルなどのフエニノレー C i 一 6アルキルスルフィニノレ基など) 、 (xxxxvi) フヱニルー低級アルキルスルホ ニルァミノ基 (例えば、 フエニル一メチルスルホニルァミノ、 フエ二ルーェチル スルホニルァミノなどのフエ二ルー d— 6アルキルスルホニルァミノ基など) お
ょぴ (xxxxvii) フエニルスルホエルアミノ基 [該 (xxviii) フエニル基、
(xxix) ナフチル基、 (XXX) モノーフエ二ルー低級アルキル基、 (xxxi) ジ一 フエエルー低級アルキル基、 (χχχϋ) モノーフエ二ルー低級アルキル一力ルポ ニルォキシ基、 (xxxiii) ジ—フエニル—低級アルキル一カルボニルォキシ基、 (xxxiv) フエノキシ基、 (XXXV) モノーフエ二ルー低級アルキル一カルボ-ノレ 基、 (xxxvi) ジーフエ-ルー低級アルキル一力ルポニル基、 (xxxvii) ベンゾ ィル基、 (xxxvi ii) フエノキシカルボ-ル基、 (xxxix) フエニル一低級アルキ ノレ一力ルバモイル基、 (χχχχ) フエ二ルカノレパモイノレ基、 (χχχχΐ) フエ二ルー 低級アルキル一カルボニルァミノ基、 (xxxxii) フエ二ルー低級アルキルァミノ、 (xxxxii i) フエ二ルー低級アルキルスルホニル基、 (xxxxiv) フエュルスルホ ニル基、 (xxxxv) フエ二ルー低級アルキルスルフィニル基、 (xxxxvi) フエ- ルー低級アルキルスルホニルァミノ基および (xxxxvii) フエニノレスノレホニ/レア ミノ基は、 更に、 例えば、 低級アルキル (例えば、 メチル, ェチル, プロピル, イソプロピノレ, プチノレ, sec -ブチル, tert-ブチル, ペンチノレ, へキシノレなどの — 6アルキルなど) 、 低級アルコキシ (例えば、 メ トキシ, エトキシ, プロボ キシ, ィソプロポキシ, n—ブトキシ, イソブトキシ, sec-ブトキシ, tert-ブ トキシなどのじ 6アルコキシなど) 、 ハロゲン原子 (例えば、 クロル, ブロム, ョードなど) 、 ヒドロキシ、 ベンジルォキシ、 ァミノ、 モノー低級アルキルアミ ノ (例えば、 メチルァミノ, ェチノレアミノ , プロピルァミノなどのモノー。ト6 アルキルァミノなど) 、 ジー低級アルキルァミノ (例えば、 ジメチルァミノ, ジ ェチルァミノなどのジ一 Cト 6アルキルァミノなど) 、 ニトロ、 低級アルキル一 カルボニル (例えば、 メチルカルボニル, ェチルカルボニル, プチルカルボュル などの C 6アルキル一力ルポニルなど) 、 ベンゾィルなどから選ばれた 1ない し 4個の置換基を有していてもよレ、。 ] などが挙げられる。
前記の 「ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基」 としては、 例えば、 1 ないし 3個のハロゲン原子 (例えば、 クロル, ブロム, ョードなど) を有してい てもよい低級アルキル基 (例えば、 メチル, ェチル, プロピル, イソプロピル, プチル, sec-ブチル, tert -プチノレ, ペンチノレ, へキシルなどの C — 6アルキノレ 基など) などが挙げられ、 具体例としては、 メチル、 クロロメチノレ、 ジフルォロ
メチル、 トリクロロメチル、 トリフルォロメチル、 ェチル、 2—プロモェチル、 2 , 2 , 2—トリフルォロェチル、 プロピル、 3, 3, 3—トリフルォロプロピ ル、 イソプロピル、 ブチル、 4 , 4, 4 _トリフルォロプチノレ、 イソプチル、 sec-プチノレ、 tert-ブチノレ、 ペンチノレ、 イソペンチノレ、 ネ才ペンチノレ、 5, 5, 5 _トリフルォロペンチル、 へキシル、 6 , 6 , 6 _トリフルォ口へキシルなど が挙げられる。
前記の 「ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基」 としては、 例えば、 1ないし 3個のハロゲン原子 (例えば、 クロル, ブロム, ョードなど) を有して いてもよい低級ァ コキシ基 (例えば、 メ トキシ, エトキシ, プロボキシ, イソ プロポキシ, η—プトキシ, イソブトキシ, sec-ブトキシ, tert-ブトキシなど の C — 6アルコキシ基など) などがあげられ、 具体例としては、 例えばメ トキシ, ジフノレオロメ トキシ, トリフノレオロメ トキシ, エトキシ, 2 , 2 , 2—トリフノレ ォロエトキシ, n—プロポキシ, イソプロポキシ, n—プトキシ, 4, 4, 4 _ トリフルォロブトキシ, イソブトキシ, sec-ブトキシ, ペンチノレオキシ, へキシ ルォキシなどが挙げられる。
前記の 「ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチォ基」 としては、 例えば、 1ないし 3個のハロゲン原子 (例えば、 クロル, ブロム, ョードなど) を有して いてもよい低級アルキルチオ基 (例えば、 メチルチオ、 ェチルチオ、 n-プロピル チォ、 イソプロピノレチォ、 n -プチルチオ、 イソプチノレチォ、 sec-ブチルチオ、 tert-プチルチオなどの C卜 6アルキルチオ基など) などがあげられ、 具体例と しては、 メチルチオ、 ジフルォロメチルチオ、 トリフルォロメチルチオ、 ェチル チォ、 n—プロピノレチォ、 イソプロピルチオ、 n—ブチルチオ、 4 , 4, 4ート リフルォロブチルチオ、 イソブチルチオ、 sec-ブチルチオ、 tert-ブチルチオ、 ペンチルチオ、 へキシルチオなどが挙げられる。
「置換されていてもよいァリール基」 の 「置換基」 として好ましくは、 (i) アミノ基、 (ii) モノー低級アルキルアミノ基 (例えば、 メチノレアミノ, ェチル ァミノ, プロピルァミノなどのモノ一 6アルキルアミノ基など) 、 (iii) ジ一低級アルキルアミノ基 (例えば、 ジメチルァミノ, ジェチルァミノなどのジ 一 アルキルアミノ基など) 、 (iv) 例えば 1個の窒素原子以外に窒素原子、
酸素原子および硫黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 3個有していて もよい 5ないし 7員環状アミノ基 (例えば、 ピロリジノ, ピペリジノ, ピペラジ ノ, モルホリノ, チオモルホリノなど) 、 (V) 低級アルキル一カルポニルアミ ノ基 (例えば、 ァセチルァミノ, プロピオニルァミノ, プチリルァミノなどの C i— eアルキル一カルボニルァミノ基など) 、 (vi) ァミノカルボ-ルォキシ基、
(vii) モノー低級ァノレキルアミノーカノレポニノレオキシ基 (例えば、 メチノレアミ ノカルボニルォキシ, ェチルァミノカルボニルォキシなどのモノー d— 6アルキ ルァミノ一カルボニルォキシ基など) 、 (viii) ジ一低級アルキルアミノーカル ポニルォキシ基 (例えば、 ジメチノレアミノカノレボニノレオキシ, ジェチノレアミノ力 ルポニルォキシなどのジー C 6アルキルァミノ—カルボ二ルォキシ基など) 、 (ix) 低級アルキルスルホエルアミノ基 (例えば、 メチルスルホュルァミノ、 ェ チルスルホニルァミノ, プロピルスルホュルァミノなどの C ^ 6アルキルスルホ エルアミノ基など) 、 (X) フエ-ルー低級アルキルァミノ (例えば、 フエニル 一メチルァミノ、 フエ二ル―ェチルァミノなどのフエ二ルー。 丄 _6アルキルァミ ノなど) 、 (xi) フエ二ルー低級アルキルスルホ -ルァミノ基 (例えば、 フエ二 ルーメチルスルホニルァミノ、 フエエルーェチルスルホニルアミノなどのフエ二 ルー C — 6アルキルースルホニルァミノ基など) 、 (xii) フエニルスルホニノレ アミノ基、 (xiii) ハロゲン原子 (例えば、 フルォロ、 クロルなど) 、 (xiv) ハロゲンィ匕されていてもよい低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 イソプ 口ピル、 tert—プチル、 トリフルォロメチルなど) および (XV) ハロゲン化され ていてもよい低級アルコキシ基 (例えば、 メ トキシ、 エトキシ、 イソプロポキシ、 tert-ブトキシ、 トリフルォロメ トキシなど) などがあげられ、 特に 1個の窒素 原子以外に窒素原子、 酸素原子および硫黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1 ないし 3個有していてもよい 5ないし 7員環状アミノ基 (例えば、 ピロリジノ, ピペリジノ, ピペラジノ, モルホリノ, チオモルホリノなど) などが好ましい。 前記式中、 A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 における 「ァ リール基」 としては、 例えば、 フエニル、 ナフチルなどの。6_1 4ァリール、 好 ましくは C 0ァリール、 さらに好ましくはフエ-ルなどが挙げられる。 ここ で、 「置換されていてもよいァリール基」 は、 「ァリール基」 における置換基同
士が結合して縮合環を形成していてもよく、 A rとしてのァリール基 (好ましく は、 フエ二ノレ基) が縮合環を形成する例としては、 例えば、
(1) 置換基を有していてもよい単環式複素環と縮合する場合、
(2) 置換基を有していてもよい 2環式複素環と縮合する、 あるいは 2つの同一 または異なった単環 (但し、 少なくとも一方の環が単環式複素環である) と縮合 する場合、 および
(3) 置換基を有していてもよい 3環式複素環と縮合する場合などが挙げられる。 「置換されていてもよいァリール基」 における 「ァリール基」 が置換基を有し ていてもよい単環式複素環と縮合する場合の具体例としては、 例えば、 式
[式中、 B環は置換基を有していてもよい複素環を示し、 A環は置換基を有して いてもよいベンゼン環を示す。 ] で表される基などが挙げられる。
A環の置換基としては、 前記の 「置換されていてもよいァリール基」 と同様な 置換基などが挙げられる。
B環で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「複素環」 としては、 例えば 4ないし 1 4員環、 好ましくは 5ないし 9員環などが用いられ、 芳香性、 非芳香性のどちらであってもよい。 ヘテロ原子としては、 例えば窒素原子、 酸素 原子または硫黄原子などから選ばれる 1ないし 3個あるいは 4個が用いられる。 具体的には例えば、 ピリジン, ピラジン, ピリミジン, ィミダゾール, フラン, チォフェン, ジヒ ドロピリジン, ァゼピン, ジァゼピン, ォキサゼピン, ピロリ ジン, ピペリジン, へキサメチレンィミン, ヘプタメチレンィミン, テトラヒド 口フラン, ピぺラジン, ホモピぺラジン, テトラヒドロォキサゼピン, モルホリ ン, チオモルホリン、 ピロール、 ピラゾール、 1, 2 , 3—トリァゾール、 ォキ サゾール、 ォキサゾリジン、 チアゾール、 チアゾリジン、 ィソォキサゾール、 ィ ミダゾリンなどが用いられる。 特に、 1個のへテロ原子あるいは同一または異な る 2個のへテロ原子を含有する 5ないし 9員環の非芳香性複素環 (例えば、 ピロ リジン, ピぺリジン, へキサメチレンィミン, ヘプタメチレンィミン, テトラヒ
ドロフラン, ピぺラジン, ホモピぺラジン, テトラヒ ドロォキサゼピン, モルホ リン, チオモルホリンなど) などが好ましい。 特に、 例えば窒素原子、 酸素原子 および硫黄原子から選ばれる 1個のへテロ原子を含有する非芳香性複素環や、 1 個の窒素原子と窒素原子、 酸素原子および硫黄原子から選ばれる 1個のへテロ原 子を含有する非芳香性複素環などが繁用される。
B環で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「置換基」 は B環の任 意の炭素原子上に置換していてもよい。 B環の任意の炭素原子上への置換基とし ては、 例えば (i) ハロゲン原子 (例えば、 フルォロ, クロル, ブロム, ョード など) 、 (ii) ニトロ基、 (iii) シァノ基、 (iv) ォキソ基、 (v) ヒ ドロキシ 基、 (Vi) 低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソプチノレ、 tert-ブチル、 sec-ブチノレなどの 6ァ/レキル基など)
(vii) 低級アルコキシ基 (例えば、 メ トキシ, エトキシ, n—プロピルォキシ, i一プロピノレオキシ, n—プチルォキシなどの。ト6アルコキシ基など) 、
(viii) 低級アルキルチオ基 (例えば、 メチルチオ, ェチルチオ, プロピルチオ などの C i— 6アルキルチオ基など) 、 (ix) アミノ基、 (X) モノー低級アルキ ルァミノ基 (例えば、 メチルァミノ, ェチルァミノ, プロピルァミノなどのモノ — アルキルアミノ基など) 、 (xi) ジー低級アルキルアミノ基 (例えば、 ジメチルァミノ, ジェチルァミノなどのジー C i— 6アルキルアミノ基など) 、 (xii) 例えば炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子および硫黄 原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 3個有していてもよい 5ないし 7員 環状アミノ基 (例えば、 ピロリジノ, ピペリジノ, ピペラジノ, モルホリノ, チ オモルホリノなど) 、 (xiii) 低級アルキル一カルボ-ルァミノ基 (例えば、 ァ セチルアミノ, プロピオニルァミノ, ブチリルァミノなどの アルキル一力 ルポニルァミノ基など) 、 (xiv) 低級アルキルスルホニルァミノ基 (例えば、 メチルスノレホニルァミノ , ェチルスルホニルァミノなどの C i _6アルキル一カル ボ -ルァミノ基など) 、 (XV) 低級アルコキシ一力ルポニル基 (例えば、 メ トキ シカルボ-ノレ, エトキシカルボ-ル, プロポキシカルボニルなどの アルコ キシ一力ルポニル基など) 、 (xvi) カルボキシル基、 (xvii) 低級アルキル一 カルボニル基 (例えば、 メチルカルボニル, ェチルカルボニル, プロピル力ルポ
ニルなどの — 6アルキル一力ルポニル基など) 、 (xviii) 力ルバモイル基、 (xix) モノ一低級アルキル力ルバモイル基 (例えば、 メチルカルバモイル, ェ チルカルバモイルなどのモノ一 C 6アルキル力ルバモイル基など) 、 (XX) ジ 一低級アルキル力ルバモイル基 (例えば、 ジメチルカルバモイル, ジェチルカル バモイルなどのジー C i— 6アルキル力ルバモイノレ基など) 、 (xxi) 低級アルキ ルスルホニノレ基 (例えば、 メチルスルホニル, ェチルスルホ -ル, プロピノレスノレ ホュルなどの C アルキルスルホニル基など) などから選ばれた 1ないし 5個 が用いられる。
なかでも、 ォキソ基、 低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 イソブチル、 tert -プチル、 sec-ブチルなどの C 6ァ ルキル基など) などが好ましく、 ォキソ基などが汎用される。
さらに、 B環が環中に窒素原子を有する時、 その窒素原子上に置換基を有して いてもよい。 すなわち、 B環は環中に、
> N - R X
[R 1は水素原子、 置換されていてもよい炭化水素基、 置換されていてもよいァ シル基または置換されていてもよい複素環基を示す。 ] を有していてもよレ、。 前記 R 1で表わされる 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「炭化水素基」 は、 炭化水素化合物から水素原子を 1個除いた基を示し、 その例としては、 例え ばアルキル基、 アルケニル基、 アルキニル基、 シクロアルキル基、 ァリール基、 ァラルキル基などの鎖状または環状炭化水素基があげられる。 このうち、 鎖状ま たは環状 るいはそれらの組み合わせからなる C i— i 6炭化水素基などが好まし く用レ、られる。 '
鎖状または環状の炭化水素基としては、
(1) 直鎖状もしくは分枝状の低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロ ピル、 イソプロピノレ、 プチル、 ィソブチノレ、 tert -プチル、 sec-ブチル、 ペンチ ル、 へキシルなどの アルキル基など) 、
(2) 直鎖状もしくは分枝状の低級アルケニル基 (例えば、 ビュル, ァリル, ィ ソプロぺニル、 ブテュル、 イソブテュル、 sec-ブテュルなどの C 2_6アルケエル 基など) 、
(3) 直鎖状もしくは分枝状の低級アルキニル基 (例えば、 プロパルギル, ェチ ニル、 ブチュル、 1一へキシュルなどの C 2— 6アルキニル基など) 、
(4) 単環式低級シクロアルキル基 (例えば、 シクロプロピル、 シクロプチル, シク口ペンチル, シク口へキシルなどの単環式 C 3— 6シク口アルキル基など) 、 (5) 架橋環式低級飽和炭化水素基 (例えば、 ビシクロ 〔3 . 2 . 1〕 オタトー 2 一ィル, ビシクロ 〔3 . 3 . 1〕 ノン一 2—ィル, ァダマンタン一 1一^ ルなどの 架橋環式 C 8— 1 4飽和炭化水素基) 、 または
(6) ァリール基 (例えば、 フエニル、 1—ナフチノレ、 2—ナフチル、 ビフエ二 ノレ、 2—インデニル、 2—アンスリルなどの C 6 ^ 4ァリール基など、 好ましく はフエ二/レ基など) 、
また、 鎖状と環状の組み合わせからなる炭化水素基としては、
(1) 低級ァラルキル基 (例えばフエエル一C アルキル (例えば、 ベンジル, フエニノレエチノレ, フエ二ノレプロピノレ, フエニノレブチノレ, フエ二ノレペンチノレ, フエ 二ノレへキシルなど) , ナフチル一 アルキル (例えば、 ひ一ナフチルメチル など) またはジフエ二ルー — 3アルキル (例えばジフエ二ルメチル、 ジフエ- ルェチルなど) などの Cァ^ 6ァラルキル基) など、
(2) ァリール一アルケニル基 (例えばスチリル, シンナミル, 4一フエ二ル一 2—ブテニノレ, 4—フエニノレー 3一ブテュノレなどのフエニノレー C 2_1 27ノレケニ ルなどの C 6— i 4ァリール一 C 2_ i 2アルケニル基など) ,
(3) ァリール一 C 2_ 1 2アルキニノレ基 (例えば、 フエ二ルェチ二ル., 3—フエ- ノレ一 2—プロピ-ノレ, 3—フエ-ノレ一 1一プロピニノレなどのフエ-ノレ一 C 2— 1 2 アルキニルなどの C 6— 1 4ァリール一 C 2— i 2アルキ-ル基など) ,
(4) 低級シクロアルキル一低級アルキル基 (例えば、 シクロプロピルメチル, シクロブチノレメチル, シクロペンチノレメチル, シクロへキシノレメチル, シクロへ プチノレメチノレ, シクロプロピノレエチノレ, シクロプチノレェチノレ, シクロべンチノレエ チノレ, シクロへキシルェチル, シクロへプチノレェチノレ, シクロプロピノレプロピノレ, シクロプチルプ口ピル, シクロぺンチルプ口ピル, シクロへキシノレプ口ピル, シ ク口へプチノレプロピル, シク口プロピルプチノレ, シク口ブチノレブチル, シクロぺ ンチルブチル, シクロへキシルブチノレ, シクロヘプチルブチル, シクロプロピル
ペンチノレ, シクロブチノレペンチノレ, シク口ペンチノレペンチノレ, シクロへキシノレぺ ンチル, シクロへプチノレペンチノレ, シクロプロピルへキシル, シクロブチルへキ シル, シク口ペンチノレへキシノレ, シク口へキシノレへキシノレなどの C 3— 7シクロア ルキル一 d— 6アルキル基) ,
(5) ァリールーァリール基 (例えばビフエ二ルなど) ,
(6) ァリール一ァリール一 — 。アルキル基 (例えばビフエニルメチル、ビフ ェニル工チルなど) などが好ましく用いられる。
R 1で表わされる 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「炭化水素基」 の好 ましいものとしては、 例えば、
(1) 直鎖状、 分枝状あるいは環状のアルキル基、 好ましくは直鎖状もしくは分 枝状 アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブ チル、 イソブチル、 tert-ブチル、 sec -プチル、 ペンチル、 へキシルなどの C
6アルキル基など) 、 環状 C 3— 8アルキル基 (例えば、 シクロプロピル, シクロ ブチル, シクロペンチル, シクロへキシルなど) 、 又は直鎖状、 分枝状あるいは 環状の組み合わせからなる。 2アルキル基 (例えば、 シクロプロピルメチル, シク口ペンチルメチル, シク口へキシルメチル, シクロへキシノレエチノレ, (4一 メチルシクロへキシル) メチルなど) または
(2) Cァ^ 6ァラルキル基 (例えばフエ二ルー C i— i。アルキル (例えば、 ベン ジノレ, フエニルェチル, フエ二ノレプロピノレ, フエニノレブチノレ, フエ二ルペンチノレ, フエニルへキシルなど) , ナフチルー C -eアルキル (例えば、 a—ナフチルメ チルなど) またはジフエ二ルー C — 3アルキル (例えばジフエニルメチル、 ジフ ェニルェチルなど) など) 、 より好ましくは C 0ァラルキノレ基 (例えば、 ベ ンジル, フエニルェチル, フエニルプロピルなどのフエ-ルー — 4アルキルな ど) などが繁用される。
R 1で表わされる 「炭化水素基」 は置換基を有していてもよく、 この様な置換 基としては炭化水素基の置換基として一般に用いられるものなどを適宜用いるこ とができる。 具体的には、 (i) ハロゲン原子 (例えば、 フルォロ, クロル, プ ロム, ョードなど) 、 (ii) ニトロ基、 (iii) シァノ基、 (iv) ォキソ基、
(v) ヒドロキシ基、 (vi) ハロゲンまたはフエニルで置換されていてもよい低
級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 プチル、 ィ ソブチル、 tert-ブチル、 sec -ブチルなどの C i— eアルキル基など) (vii) ハロ ゲンまたはフエ-ルで置換されていてもよい低級アルコキシ基 (例えば、 メ トキ シ, エトキシ, n—プロピルォキシ, i 一プロピルォキシ, n一プチルォキシな どの C i— 6アルコキシ基など) 、 (viii) ハロゲンまたはフエニルで置換されて いてもよい低級アルキルチオ基 (例えば、 メチルチオ, ェチルチオ, プロピルチ ォなどの〇ト6アルキルチォ基など) 、 (ix) アミノ基、 (X) モノー低級アル キルアミノ基 (例えば、 メチルァミノ, ェチルァミノ, プロピルァミノなどのモ ノー アルキルアミノ基など) 、 (Xi) ジー低級アルキルアミノ基 (例え ば、 ジメチ /レアミノ, ジェチルァミノなどのジー アルキルアミノ基など) 、
(xii) 例えば炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子および硫黄 原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 3個有していてもよい 5ないし 7員 環状アミノ基 (例えば、 ピロリジノ, ピペリジノ, ピペラジノ, モルホリノ, チ オモルホリノなど) 、 (xiii) 低級アルキル一カルボニルァミノ基 (例えば、 ァ セチ/レアミノ, プロピ才ニノレアミノ, プチリルァミノなどの d— 6アルキル一力 ルポ-ルァミノ基など) 、 (xiv) 低級アルキルスルホニルァミノ基 (例えば、 'メチルスルホニルァミノ, ェチルスルホニルァミノなどの Cェ— 6アルキル一スル ホニルァミノ基など) 、 (XV) 低級ァルコキシ—力ルポ -ル基 (例えば、 メ トキ シカルボニル, ェトキシカルボニル, プロポキシカルボ-ルなどの アルコ キシ一力ルポニル基など) 、 (xvi) カルボキシル基、 (xvii) ホルミル、 低級 アルキル一カルボ-ル基 (例えば、 メチルカルポニル, ェチルカルボニル, プロ ピルカルボ-ルなどの — 6アルキル—カルボニル基など) 、 (xviii) 力ルバ モイル基、 (xix) モノー低級アルキル一力ルバモイル基 (例えば、 メチルカル バモイル, ェチルカルバモイルなどのモノ— C _6アルキル一力ルバモイル基な ど) 、 (xx) ジー低級アルキル一力ルバモイル基 (例えば、 ジメチルカルバモイ ル, ジェチルカルバモイルなどのジー Cト 6アルキル一力ルバモイル基など) 、 (xxi) 低級アルキルスルホニル基 (例えば、 メチルスルホニル, ェチルスルホ -ル, プロピルスルホニルなどの — 6アルキルスルホニル基など) 、 (xxii) 低級アルコキシ一カルボ二ルー低級アルキル基 (例えば、 メ トキシカルポ-ルメ
チノレ、 ェトキシカルボニルメチル、 tert-ブトキシカノレボニノレメチル、 メ トキシ カルボニルェチル、 メ トキシカルボニルメチル、 メ トキシカルボニル (ジメチ ル) メチル、 ェトキシカルボ二ノレ (ジメチノレ) メチノレ、 tert-ブトキシカルボ- ル (ジメチノレ) メチルなどの C i— 6アルコキシ—力ルボニルー C i _ 6アルキル基 など) 、 (xxiii) カルボキシルー低級アルキル基 (例えば、 カルボキシルメチ ル、 カルポキシルェチル、 カルボキシル (ジメチル) メチルなどのカルボキシル 一 C卜 6アルキノレ基など) 、 (XXiV) 置換基を有していてもよい複素環基、
(XXV) 置換基を有していてもよいアルキル基、 (xxvi) 置換基を有していても よいアルコキシ基、 (χχνϋ) 置換基を有していてもよいウレイド基 (例えば、 ゥレイド、 3 -メチルゥレイド、 3 -ェチルゥレイド、 3—フエニルゥレイド、 3 -(4- フルオロフェエル)ゥレイド、 3 -(2-メチルフエニル)ゥレイド、 3 -(4 -メ トキシフ ェニル)ゥレイド、 3 -(2, 4-ジフルオロフェニル)ゥレイド、 3 - [3, 5 -ビス (トリフ ノレォロメチル)フエ二ノレ]ゥレイド、 3-ベンジルゥレイド、 3 -(1-ナフチノレ)ゥレイ ド、 3 - (2-ビフエ二リル)ウレイドなど) 、 (xxviii) 置換基を有していてもよい チォゥレイド基 (例えば、 チォゥレイド、 3-メチルチオゥレイド、 3 -ェチルチオ ゥレイド、 3-フエ-ルチオゥレイド、 3 -(4—フルォ口フエ -ノレ)チォゥレイド、 3- (4-メチルフエニル)チォゥレイド、 3 - (4 -メ トキシフエニル)チォゥレイド、 3 - (2, 4-ジクロロフエニル)チォゥレイド、 3_ベンジルチオゥレイド、 3- (1-ナフチ ル)チォウレイドなど) 、 (xxix) 置換基を有していてもよいアミジノ基 (例え ば、 アミジノ、 N
1 -メチルアミジノ、 N
1-ェチルアミジノ、 N
1-フエニルアミジノ、 , -ジメチルアミジノ、 Ν Ν
2-ジメチルアミジノ、 Νしメチル -Ν
1 -ェチルアミジ ノ、 Ν^ Ν
1-ジェチルアミジノ、 Νしメチル- Ν
1-フエニルアミジノ、 Ν^ Ν
1 -ジ(4-エト : 口フエニル)アミジノなど) 、 (
χχχ) 置換基を有していてもよいグァニジノ基 (例えば、 グァニジノ、 3 -メチルダァニジノ、 3, 3 -ジメチルダァニジノ、 3, 3-ジ ェチルダァ -ジノなど) 、 (xxxi) 置換基を有していてもよい環状アミノカルボ ニル基 (例えば、 ピロリジノカノレポ二ノレ、 ピペリジノカルボニル、 (4 -メチルピ ペリジノ)力ルポニル、 (4 -フェ -ルピぺリジノ)力ルポニル、 (4-ベンジルピぺリ ジノ)カルボニル、 (4 -べンゾィルビペリジノ)カルボニル、 [4- (4-フルォロベン ゾィノレ)ピペリジノ]カルボ-ル、 (4 -メチルビペラジノ)カルボニル、 (4-フエ二
ノレピペラジノ)カルボニル、 [4 - (4 -二トロフエニル)ピペラジノ]力ルポニル、 (4 - ベンジルピペラジノ)カルボニル、 モルホリノカルボニル、 チオモルホリノ力ノレ ボニルなど) 、 (xxxii) 置換基を有していてもよいアミノチォカルボニル基 (例えば、 アミノチォカルボニル、 メチルアミノチォカルボニル、 ジメチルアミ ノチォカルボニルなど) 、 (xxxiii) 置換基を有していてもよいアミノスルホニ ル (例えば、 アミノスルホニル、 メチルアミノスルホ -ル、 ジメチルアミノスノレ ホニルなど) 、 (xxxiv) 置換基を有していてもよいフエニルスルホ -ルァミノ (例えば、 フエニルスルホニルァミノ、 (4 -メチルフエニル)スルホニルァミノ、 (4-クロ口フエ二ノレ)スルホニノレアミノ、 (2, 5 -ジクロ口フエニル)スルホニルァミ ノ、 (4-メ トキシフエニル)スルホニルァミノ、 (4 -ァセチルァミノフエニル)スル ホニルァミノ、 (4—ュト口フエ-ル)フエニルスルホニルァミノなど) 、 (XXXV) スノレホ基、 (xxxvi) スノレフイノ基、 (xxxvii) スノレフエノ基、 (xxxviii)
アルキルスルホ基 (例えば、 メチルスルホ、 ェチルスルホ、 プロピルスノレホな ど) 、 (xxxix)
6アルキルスルフィノ基 (例えば、 メチルスルフィノ、 ェチル スルフィノ、 プロピルスルフィノなど) 、 ( xxx) アルキルスルフエノ基 (例えば、 メチルスルフエノ、 ェチノレスノレフエノ、 プ口ピルスルフエノなど) 、 (xxxxi) ホスホノ基、 (χχχχϋ) ジ —
6アルコキシホスホリル基 (例えば、 ジメ トキシホスホリル、 ジエトキシホスホリル、 ジプロポキシホスホリルなど) 、 (xxxxi ii) C —
4アルキレンジォキシ (例、 一 0 _ C H
2— O—、 —〇一C H
2 —C H
2— O—など) 、 (xxxxiv) ノヽロゲンで置換されていてもよいフエ-ルチ ォ、 (xxxxv) ハロゲンで置換されていてもよいフエノキシなどから選ばれた 1 ないし 5個 (好ましくは 1ないし 3個) が用いちれる。
R 1で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「置換基」 として、 好 ましくは、 ハロゲン原子、 置換基を有していてもよいアルキル基、 置換基を有し ていてもよいアルコキシ基、 ヒドロキシ基、 ニトロ基、 シァノ基、 力ルポキシル 基、 _6アルコキシカルボニル基、 力ルバモイル基、 アミノチォカルボニル基、 モノー低級アルキル—力ルバモイル基、 ジー低級アルキル一力ルバモイル基、 置 換基を有していてもよい環状アミノカルボ-ル基、 アミノ基、 モノー低級アルキ ルァミノ基、 ジー低級アルキルアミノ基、 炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素
原子、 酸素原子および硫黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 3個有し ていてもよい 5ないし 7員環状アミノ基、 _6アルキルカルボニルァミノ基、 置 換基を有していてもよいフエニルスルホニルァミノ基、 < 6アルキルスルホニル アミノ基、 置換基を有していてもよいアミジノ基、 置換基を有していてもよいゥ レイド基、 あるいは置換基を有していてもよい複素環基などが用いられる。
該 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「複素環基」 としては、 単環式複 素環、 2環式複素環、 および、 3環式または 4環式などの多環式複素環から水素 原子を 1個除去してできる基などが用いられる。 該複素環としては、 芳香性、 非 芳香性のどちらであってもよい。 ヘテロ原子としては、 例えば、 窒素原子、 酸素 原子または硫黄原子などから選ばれる 1ないし 6個が用いられる。 具体的には、 単環式複素環基としては、 前記 Β環で表される 「置換基を有していてもよい複素 環」 の 「複素環」 力 ら水素原子を 1個除去してできる基などが用いられる。 また、 それらに加えて、 例えば、 トリァゾール、 チアジアゾール、 ォキサジァゾール、 ォキサチアジアゾール、 トリアジン、 テトラゾールなどの単環式複素環から水素 原子を 1個除去してできる基なども用いられる。 2環式複素環基としては、 例え ば、 インドーノレ、 ジヒドロインドール、 イソインドール、 ジヒドロイソインドー ル、 ベンゾフラン、 ジヒドロべンゾフラン、 ベンズイミダゾーノレ、 ベンズォキサ ゾーノレ、 ベンズイソォキサゾーノレ、 ベンゾチアゾ一ノレ、 インダゾール、 キノリン、 テトラヒドロキノリン、 イソキノリン、 テトラヒドロイソキノリン、 テトラヒド ロ- 1H - 1 -ベンズァゼピン、 テトラヒドロ- 1H - 2_ベンズァゼピン、 テトラヒドロ-
1H-3 -ベンズァゼピン、 テトラヒ ドロべンズォキサゼピン、 キナゾリン、 テトラ ヒドロキナゾリン、 キノキサリン、 テトラヒドロキノキサリン、 ベンゾジォキサ ン、 ベンゾジォキソール、 ベンゾチアジン、 イミダゾピリジンなどの 2環式複素 環から水素原子を 1個除去してできる基などが用いられる。 3環式または 4環式 などの多環式複素環基としては、 アタリジン、 テトラヒドロアクリジン、 ピロ口 キノリン、 ピロ口インドーノレ、 シクロペントインドーノレ、 イソインドロべンズァ ゼピンなどの多環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基などが用いられ る。
該 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「複素環基」 としては、 特に、 前
記単環式複素環あるいは 2環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基など が頻用される。
また、 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「置換基」 としては前記 B環 で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「置換基 (但し、 「置換基を 有していてもよい複素環基」 を除く) 」 などが用いられる。
「置換基を有していてもよいアルキル (好ましくは置換基を有していてもよい アルキル) 」 あるいは 「置換基を有していてもよいアルコキシ (好ましく は置換基を有していてもよい アルコキシ) j の 「置換基」 としては、 例え ば、 前記 R 1で表される 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「置換基」 とし て挙げられる (i) から Oaiv) または (xxvii) から (xxxxii) に示した 「置換 基」 などが用いられる。
「置換基を有していてもよいウレイド基」 、 「置換基を有していてもよいチォ ウレイド基」 、 「置換基を有していてもよいアミジノ基」 、 「置換基を有してい てもよぃグァ -ジノ基」 、 「置換基を有していてもよい環状アミノカルボエル 基」 、 「置換基を有していてもよいアミノチォカルボ-ル基」 、 「置換基を有し ていてもよいアミノスルホ -ル」 、 あるいは 「置換基を有していてもよいフエ二 ルスルホ -ルァミノ」 の 「置換基」 としては、 例えば、 前記 R1で表される 「置 換されていてもよい炭化水素基」 の 「置換基」 として挙げられる(i)から(xxvi) または (XXXV)から(xxxxii)に示した 「置換基」 などが用いられる。
R 1で表わされる 「置換されていてもよい炭化水素基」 として好ましくは、
(i) C ^ 6アルキル基または (ii) ハロゲン原子、 ニトロ、 〇1 - 6アルキル、 C i _fiアルコキシなどの置換基で置換されていてもよいフエエルー C i -eアルキル 基などがあげられ、 さらに好ましくは、 4アルキル (メチルなど) 、 トリハ ロゲノ 4アルキル (メチルなど) 、 ハロゲン原子 (フルォロ、 クロ口など) 、 ニトロ、 シァノ、 C ^ 4アルコキシ (メ トキシなど) 、 トリハロゲノ C 1 - 4アル コキシ (メ トキシなど) 、 ヒドロキシ、 カルパモィル、 (4-0 ^4アルキル (メ チルなど) - 1 -ピペラジニル)力ルポエル、 ァミノチォカルボニル、 モルホリノ力 ルポニル、 カルボキシル、 C ^ 4アルコキシ (メ トキシなど) カルボニル、 C x _ 4アルコキシ (エトキシなど) カルボエル C 1 - 4アルコキシ (メ トキシなど) 、
カルボキシル。 4アルコキシ (メ トキシなど) 、 じ卜 アルコキシ (エトキシ など) カルボ二ルじ 6アルキル (イソプロピルなど) 、 力ルポキシル Ci-6アル キル (イソプロピルなど) 、 ァミノ、 ァセチルァミノ、 C1-4アルキル (メチル など) スルホニルァミノ、 (4 - アルキル (メチルなど) フエニル)スルホ二 ルァミノ、 ウレイド、 3 -。卜 4アルキル (メチルなど) ウレイド、 アミジノ、 ジ ヒ ドロチアゾリルまたはジヒドロイミダゾリルで置換されていてもよいべンジル 基などが挙げられる。
なかでも、 R1が — 4アルキル (メチルなど) 、 トリノ、ロゲノ (フルォ口な ど) C — 4アルキル (メチルなど) 、 ハロゲン原子 (フルォロ、 クロ口など) 、 ニトロ、 シァノ、 力ルバモイル、 c1-4アルコキシ (メ トキシなど) カルボニル、
— 4アルコキシ (エトキシなど) カルボ二ル。^ 4アルコキシ (メ トキシな ど) 、 ァミノ、 ァセチルァミノ、 4アルキル (メチルなど) スルホニルアミ ノ、 3-Ci— 4アルキル (メチルなど) ウレイド、 アミジノ、 ジヒドロイミダゾリ ルで置換されていてもよいべンジル基が好ましく、 とりわけ c 4アルキルで置 換されていてもよいべンジル基、 特にメチルで置換されていてもよいベンジル基 が好ましい。
前記 R1で表される 「置換されていてもよいァシル基」 としては、 例えば、 一 (C = 0) 一 R2c、 一 S02— R2c、 一 SO— R2c、 ― (C = 0) NR3cR2c、 一 (C = 0) O— R2c、 一 (C = S) O— R2cまたは一 (C = S) NR3cR2c [R2eおよび R3eはそれぞれ同一または異なって、 (i) 水素原子、 (ii) 置換 基を有していてもよい炭化水素基または (iii) 置換基を有していてもよい複素 環基を示すか、 R2eと R3^ま互いに結合して隣接する窒素原子と共に置換基を . 有していてもよい含窒素飽和複素環基を形成してもよレ、。 ] などがあげられる。 このうち好ましくは、 一 (C = O) — R2c、 一SO2— R2c、 一 SO— R2c、 ― (C = O) NR3cR2cまたは一 (C = O) O— R2c (R2cおよび R3cは前記 と同意義) であり、 なかでも一 (C =〇) 一 R2cまたは一 (C = 0) NR3cR2 0 (R2cおよび R3eは前記と同意義) が汎用される。
尺 ぉょび!^ で示される 「置換基を有していてもよい炭化水素基」 の 「炭 化水素基」 は、 炭化水素化合物から水素原子を 1個取り除いた基を示し、 その例
としては、 例えばアルキル基、 アルケニル基、 アルキ-ル基、 シクロアルキル基、 ァリール基、 ァラルキル基などの鎖状または環状炭化水素基があげられる。 具体 的には、 前記の R 1で示された 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「炭化水 素基」 と同様な基があげられ、 なかでも鎖状または環状 炭化水素基など が好ましく、 特に、 低級 ( 0 , _ 6 ) アルキル基、 低級 (C 2一 6) アルケニル基、
C 6ァラルキル基または C 4ァリール基が好ましい。 なかでも低級 (C
6) アルキル基、 C 7 ^ 6ァラルキル基または C 6— 1 4ァリール基が汎用される。
R 2 cおよび R 3 cで示される 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「複素 環基」 としては、 単環式複素環、 2環式複素環、 および、 3環式または 4環式な どの多環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基などが用いられる。 該複 素環としては、 芳香†生、 非芳香性のどちらであってもよい。 ヘテロ原子としては、 例えば、 窒素原子、 酸素原子または硫黄原子などから選ばれる 1ないし 6個が用 いられる。 具体的には、 単環式複素環基としては、 前記 B環で表される 「置換基 を有していてもよい複素環」 の 「複素環」 力 水素原子を 1個除去してできる基 などが用いられる。 また、 それらにカ卩えて、 例えば、 トリァゾール、 チアジアゾ ール、 ォキサジァゾ一 ォキサチアジアゾー \ トリアジン、 テトラゾールな どの単環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基なども用いられる。 2環 式複素環基としては、 例えば、 インドール、 ジヒドロインドール、 イソインドー ノレ、 ジヒドロイソインドーノレ、 ベンゾフラン、 ジヒドロべンゾフラン、 ベンズィ ミダゾ一ノレ、 べンズ才キサゾーノレ、 べンズイソ才キサゾーノレ、 ベンゾチアゾーノレ、 ィンダゾ一ノレ、 キノリ ン、 テトラヒ ドロキノリ ン、 ィソキノリン、 テトラヒ ドロ イソキノリン、 テトラヒドロ- 1H - 1-ベンズァゼピン.、 テトラヒドロ- 1H- 2-ベンズ ァゼピン、 テトラヒドロ- 1H-3 -ベンズァゼピン、 テトラヒドロベンズォキサゼピ ン、 キナゾリン、 テトラヒドロキナゾリン、 キノキサリン、 テトラヒドロキノキ サリン、 ベンゾジォキサン、 ベンゾジォキソ一/レ、 ベンゾチアジン、 イミダゾピ リジンなどの 2環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基などが用いられ る。 3環式または 4環式などの多環式複素環基としては、 アタリジン、 テトラヒ ドロアクリジン、 ピロ口キノリン、 ピロ口インドール、 シク口ペントインドール、 イソインドロベンズァゼピンなどの多環式複素環から水素原子を 1個除去してで
きる基などが用いられる。
該 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「複素環基」 としては、 特に、 前 記単環式複素環あるいは 2環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基など が頻用される。
R
2。と R
3 eが隣接する窒素原子と共に形成してもよい 「置換基を有していて もよい含窒素飽和複素環基」 としては、 炭素原子および 1個の窒素原子以外に、 例えば窒素原子, 酸素原子および硫黄原子などのへテロ原子を 1ないし 3個を含 有していてもよい 5ないし 9員の含窒素飽和複素環基などが用いられる。 これら の含窒素飽和複素環基としては環構成窒素原子に結合手を有する基などが好まし レ、。 環構成窒素原子に結合手を有する基としては、 例えば、 式
[式中、 Q
1環は炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子および硫 黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 2個含有していてもよい 5ないし 9員の含窒素飽和複素環基を示す。 ] で表わされる基などが用いられる。 より具 体的には、 例えば、
-Ν S
, または
などが繁用される。
1 2。ぉょぴ1 3 <:で示される 「炭化水素基」 または 「複素環基」 、 N R 3 c R 2 e で示される 「含窒素飽和複素環基」 が有していてもよい好ましい置換基には、 例 えば、 (i) ハロゲン原子 (例えば、 フルォロ, クロル, ブロム, ョードなど) 、 (ii) ニトロ基、 (i ii) シァノ基、 (iv) ォキソ基、 (V) ヒドロキシ基、
(vi) 置換基を有していてもよい炭化水素基、 (vii) フエニル基で置換されて いてもよい低級アルコキシ基 (例えば、 メ トキシ, エトキシ, n—プロピルォキ シ, i一プロピルォキシ, n—プチルォキシなどの 6アルコキシ基など) 、 (viii) フエニル基で置換されていてもよい低級アルキルチオ基 (例えば、 メチ ルチオ, ェチルチオ, プロピルチオなどのじ 6アルキルチオ基など) 、 (ix) アミノ基、 (X) モノー低級アルキルアミノ基 (例えば、 メチルァミノ, ェチル ァミノ, プロピルァミノなどのモノー C ^ 6アルキルアミノ基など) 、 (xi) ジー低級ァノレキノレアミノ基 (例えば、 ジメチノレアミノ, ジェチノレアミノなどのジ 一 アルキルアミノ基など) 、 (xii) 例えば炭素原子と 1個の窒素原子以 外に窒素原子、 酸素原子および硫黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 3個有していてもよい 5ないし 7員環状アミノ基 (例えば、 ピロリジノ, ピペリ ジノ, ピペラジノ, モルホリノ, チオモルホリノなど) 、 (xiii) 低級アルキル —カルボ-ルァミノ基 (例えば、 ァセチノレアミノ, プロピ才ニノレアミノ, ブチリ ルァミノなどの C i— 6アルキル一カルボュルァミノ基など) 、 (xiv) 低級アル キノレースノレホニルァミノ基 (例えば、 メチルスルホニルァミノ, ェチルスルホニ
/レアミノなどの 6アルキル一スルホニルァミノ基など) 、 (XV) 低級アルコ キシ—カノレボニル基 (例えば、 メ トキシカルボニル, ェトキシカルボニル, プロ ポキシ力ルボニルなどの C i _ 6アルコキシ一力ルボニル基など) 、 (xvi) カル ポキシル基、 (xvii) 低級アルキル一カルボニル基 (例えば、 メチルカルポニル, ェチルカルポニル, プロピルカルポニルなどの アルキル—カルボ-ル基な ど) 、 (xviii) 力ルバモイル基、 (xix) モノ—低級アルキル—力ルバモイル基 (例えば、 メチルカルバモイル, ェチルカルバモイルなどのモノー C i _ 6アルキ ルーカノレバモイル基など) 、 (XX) ジー低級アルキル一力ルバモイル基 (例えば、 ジメチルカルバモイル, ジェチルカルバモイルなどのジー C ^ 6アルキル一カル バモイル基など) 、 (xxi) 低級アルキルスルホニル基 (例えば、 メチルスルホ
-ル, ェチルスルホニル, プロピルスルホニルなどの ^— 6アルキルスルホニル 基など) (xxii) 低級アルコキシ一カルボニル—低級アルキル基 (例えば、 メ ト キシ力/レポニノレメチル、 エトキシカノレポニノレメチノレ、 tert -プトキシカノレボニノレ メチル、 メ トキシカルボニルェチル、 メ トキシカルポニルメチル、 メ トキシカル
ボニル (ジメチル) メチル、 エトキシカルボ-ル (ジメチル) メチル、 tert -プ トキシカルボニル (ジメチル) メチルなどの アルコキシ一力ルポ二ルー C 6アルキル基など) 、 (xxiii) カルボキシル一低級アルキル基 (例えば、 力 ルポキシルメチル、 カルボキシルェチル、 カルボキシル (ジメチル) メチルなど のカルボキシル アルキル基など) 、 (xxiv) 置換基を有していてもよい 複素環基、 (XXV) ハロゲンで置換されていてもよいフエ二ルチオ、 (xxvi) ノヽ 口ゲンで置換されていてもよいフエノキシなどから選ばれた 1ないし 5個 (好ま しくは 1ないし 3個) が用いられる。
該 「低級アルコキシ基」 、 「低級アルキルチオ基」 は更にフエ-ル基を置換基 として有していてもよい。
該 「置換基を有していてもよい炭化水素基」 の 「置換基」 および 「炭化水素 基」 としては、 前記 R 1で表わされる 「置換されていてもよい炭ィ匕水素基」 の 「置換基」 および 「炭化水素基」 等が用いられる。
該 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「複素環基」 としては、 前記 B環 で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「複素環」 から水素原子を 1 個除去してできる基などが用いられる。
また、 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「置換基」 としては前記 B環 で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「置換基 (但し、 「置換基を 有していてもよい複素環基」 を除く) 」 などが用いられる。
R 2 R 3 cとして、 好ましくは、 C Hアルキル (メチル、 ェチルなど) また は (^_4アルコキシ (メトキシ、 エトキシなど) で置換されていてもよいフエニル、
(^— 4アルキル (メチル、 ェチルなど) 、 ノヽロゲノ (フルォロ、 クロ口など)
4アルキル (メチノレ、 ェチルなど) 、 ベンジノレ、 ナフチル、 ピリジル、 チェニル、 フリルまたは水素原子などがあげられる。
前記 R 1で表される 「置換されていてもよいァシル基」 として、 好ましくは、 ホルミル、 ァセチル、 ト リノ、ロゲノ (フルォロなど) ァセチル、 ピリジルカルボ -ル、 チェ二ノレカノレボ二/レ、 フリノレ力ルポ二ノレ、 フエナシノレ、 ベンゾィノレ、 C x 一 4アルキル (メチルなど) ベンゾィル、 一 4アルコキシ (メトキシなど) ベン ゾィル、 ベンゼンスルホニル、 ナフチルスノレホニノレ、 チェ-ルスルホ-ルなどが
あげられ、 より好ましくは、 一 (C = 0) - R 2 c [式中、 R 2 cは C i— 6アルキ ル基、 C i— eアルコキシ基で置換されていてもよいフエニル基またはフエ-ルー アルキル基を示す] などがあげられる。
R 1で表わされる 「置換されていてもよい複素環基」 の 「複素環基」 としては、 単環式複素環、 2環式複素環、 および、 3環式または 4環式などの多環式複素環 力 ら水素原子を 1個除去してできる基などが用いられる。 該複素環としては、 芳 香性、 非芳香性のどちらであってもよレ、。 ヘテロ原子としては、 例えば、 窒素原 子、 酸素原子または硫黄原子などから選ばれる 1ないし 6個が用いられる。 具体 的には、 単環式複素環基としては、 前記 B環で表される 「置換基を有していても よい複素環」 の 「複素環」 力、ら水素原子を 1個除去してできる基などが用いられ る。 また、 それらに加えて、 例えば、 トリァゾール、 チアジアゾール、 才キサジ ァゾール、 ォキサチアジアゾール、 トリアジン、 テトラゾールなどの単環式複素 環から水素原子を 1個除去してできる基なども用いられる。 2環式複素環基とし ては、 例えば、 インドール、 ジヒドロインドール、 ィソインドール、 ジヒドロイ ソインドーノレ、 ベンゾフラン、 ジヒドロべンゾフラン、 ベンズイミダゾーノレ、 ベ ンズォキサゾ一ノレ、 ベンズイソォキサゾーノレ、 ベンゾチアゾーノレ、 インダゾーノレ、 キノリン、 テトラヒドロキノリン、 イソキノリン、 テトラヒドロイソキノリン、 テトラヒドロ- 1H - 1 -ベンズァゼピン、 テトラヒドロ- 1H- 2-ベンズァゼピン、 テト ラヒドロ- 1H- 3_ベンズァゼピン、 テトラヒドロべンズォキサゼピン、 キナゾリン、 テトラヒドロキナゾリン、 キノキサリン、 テトラヒドロキノキサリン、 ベンゾジ ォキサン、 ベンゾジォキソール、 ベンゾチアジン、 イミダゾピリジンなどの 2環 式複素環から水素原子を 1個除去してできる基などが用いられる。 3環式または 4環式などの多環式複素環基としては、 アタリジン、 テトラヒドロアクリジン、 ピロ口キノリン、 ピロ口インドーノレ、 シクロペントインドーノレ、 イソインドロべ ンズァゼピンなどの多環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基などが用 いられる。
該 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「複素環基」 としては、 特に、 前 記単環式複素環あるいは 2環式複素環から水素原子を 1個除去してできる基など が頻用され、 なかでもピリジル基が好ましい。
また、 「置換基を有していてもよい複素環基」 の 「置換基」 としては前記 B環 で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「置換基 (但し、 「置換基を 有していてもよい複素環基」 を除く) j および前記 R1で表される 「置換されて いてもよい炭化水素基」 の 「置換基」 などが用いられる。
R 1として好ましくは、 例えば、 (i) 水素原子、 (ii) Cト 6アルキル基、 (iii) ハロゲン原子、 ニトロ、 Ci— 6アルキルまたは アルコキシで置換さ れていてもよいフエ二ルー Ci— 6アルキル基または (iv) — (C = 0) -R2c
[式中、 R2cはじ 6アルキル基、 — 6アルコキシ基で置換されていてもよい フェ -ル基またはフエ二ルー C i— 6アルキル基を示す] などがあげられる。
「置換されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置換基を有していて もよい単環式複素環と縮合する場合のより具体的な例としては、 式
で表される単環式複素環と縮合したフエニル基として、 例えば、 2, 3—ジヒド 口べンゾフラン; 3, 4—ジヒドロー 2 H— 1一ベンゾチォピラン; 2, 3—ジ ヒドロ一 1H—インドール; 1, 2, 3, 4—テトラヒドロキノリン; 2, 3—ジヒ ドロー 1 H—イソインドール; 1, 2, 3, 4—テトラヒドロイソキノリン; 2, 3,
4, 5—テトラヒドロ一 1H— 1—ベンズァゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ — 1 H— 2—ベンズァゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ _ 1H—3—べンズ ァゼピン等のベンズァゼピン; 1, 2, 3, 4, 5, 6—へキサヒドロ一 1一べンズ ァゾシン、 1, 2, 3, 4, 5, 6—へキサヒドロー 2—ベンズァゾシン、 1, 2, 3, 4, 5, 6一へキサヒドロー 3—ベンズァゾシンなどのベンズァゾシン; 2, 3, 4,
5, 6, 7—へキサヒドロ一 1 H— 1—ベンズァゾニン、 2, 3, 4, 5, 6, 7—へ キサヒドロ一 1H— 2—ベンズァゾニン、 2, 3, 4, 5, 6, 7—へキサヒドロ一
1 H— 3—ベンズァゾニン、 2, 3, 4, 5, 6, 7 _へキサヒドロー 1H— 4—ベ ンズァゾニンなどのベンズァゾニン; 2, 3—ジヒドロベンズォキサゾーノレ等の ベンズォキサゾーノレ ; 2, 3—ジヒドロべンゾチアゾーノレ等のベンゾチアゾー ノレ ; 2 , 3—ジヒドロー 1 H—べンズィミダゾール等のベンズィミダゾーノレ ; 3 ,
4—ジヒドロー 1H—2, 1—べンズォキサジン、 3, 4—ジヒドロー 1H— 2, 3—べンズォキサジン、 3, 4—ジヒドロー 2H—1, 2—ベンズォキサジン、 3, 4—ジヒドロー 2H— 1, 4—べンズォキサジン、 3, 4—ジヒドロー 2H —1, 3—ベンズォキサジン、 3, 4—ジヒドロー 2H— 3, 1_ベンズォキサ ジン等のベンズォキサジン; 3, 4—ジヒドロー 1H— 2, 1_ベンゾチアジン、
3, 4ージヒドロー 1H— 2, 3—べンゾチアジン、 3, 4—ジヒドロ一 2 H— 1, 2—べンゾチアジン、 3, 4ージヒドロ一2H— 1, 4一べンゾチアジン、 3, 4ージヒドロー 2H— 1, 3—ベンゾチアジン、 3, 4—ジヒドロ _ 2 H— 3, 1—ベンゾチアジン等のベンゾチアジン; 1 , 2, 3, 4—テトラヒドロシ ンノリン、 1, 2, 3, 4ーテトラヒドロフタラジン、 1, 2, 3, 4ーテトラ ヒドロキナゾリン、 1, 2, 3, 4ーテトラヒドロキノキサリン等のベンゾジァ ジン; 3, 4—ジヒドロー 1, 2—べンズォキサチイン、 3, 4ージヒドロ一 2, 1一べンズォキサチイン、 2, 3—ジヒドロー 1, 4—ベンズォキサチイン、 1 , 4ージヒドロ一 2, 3一べンズォキサチイン、 4H— 1, 3一べンズォキサチイ ン、 4H- 3, 1一べンズォキサチイン等のベンズォキサチイン; 3, 4—ジヒ ドロー 1 , 2一べンゾジ才キシン、 2, 3—ジヒドロ一 1, 4_ベンゾジォキシ ン、 1, 4—ジヒドロー 2, 3_ベンゾジォキシン、 4H— 1, 3—ベンゾジォ キシン等のベンゾジォキシン; 3, 4ージヒドロ一 1, 2—ベンズジチイン、 2, 3—ジヒドロー 1, 4一べンズジチイン、 1, 4ージヒドロー 2, 3—べンズジ チイン、 4H- 1, 3—ベンズジチイン等のベンズジチイン; 2 , 3, 4, 5— テトラヒドロー 1, 2—べンズォキサゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロー 1 , 3—ベンズ才キサゼピン、 2, 3, 4, 5ーテトラヒ ドロ一 1 , 4一べンズ ォキサゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロー 1, 5—ベンズォキサゼピン、 1, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 2, 1—ベンズォキサゼピン、 1, 3, 4, 5 —テトラヒドロ一 2, 3—べンズォキサゼピン、 1, 3, 4, 5—テトラヒドロ
-2, 4—ベンズォキサゼピン、 1, 2, 4, 5—テトラヒドロ一 3, 1—ベン ズォキサゼピン、 1, 2, 4, 5—テトラヒドロ一 3, 2—べンズォキサゼピン、 1, 2, 3, 5—テトラヒドロ一 4, 1一べンズォキサゼピン等のベンズォキサ ゼピン; 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1, 2—べンゾチアゼピン、 2, 3,
4, 5—テトラヒ ドロー 1, 4一べンゾチアゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒ ドロ一 1, 5—べンゾチアゼピン、 1, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 2, 1—べ ンゾチアゼピン、 1, 3, 4, 5—テトラヒドロー 2, 4一べンゾチアゼピン、 1, 2, 4, 5—テトラヒドロ一 3, 1—ベンゾチアゼピン、 1, 2, 4, 5— テトラヒドロー 3, 2—べンゾチアゼピン、 1, 2, 3, 5—テトラヒドロ一 4,
1—ベンゾチアゼピン等のベンゾチアゼピン; 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1H— 1, 2 _ベンゾチアゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1H— 1, 3—べンゾジァゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1H— 1, 4一べンゾ ジァゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1H— 1, 5—べンゾジァゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1 H— 2, 3—べンゾジァゼピン、 2, 3, 4,
5—テトラヒドロー 1 H— 2, 4—ベンゾジァゼピン等のベンゾジァゼピン; 4,
5—ジヒドロー 1, 3—べンゾジォキセピン、 4, 5—ジヒドロ一 3 H— 1, 2 一べンゾジォキセピン、 2, 3—ジヒドロー 5H_ 1 , 4一べンゾジ才キセピン、 3, 4—ジヒドロー 2H— 1, 5—べンゾジォキセピン、 4, 5—ジヒドロ一 1 H- 2, 3—ベンゾジォキセピン、 1, 5—ジヒドロ一2, 4_ベンゾジォキセ ピン等のベンゾジォキセピン; 4, 5—ジヒ ドロー 1 H— 2, 3一べンゾチェピ ン、 1 , 5ージヒ ドロー 2, 4一べンゾジチェピン、 3, 4ージヒドロ一 2H— 1 , 5—ベンゾジチェピン、 2, 3—ジヒドロー 5 H— 1, 4_ベンゾジチェピ ン等のべンゾジチェピン、 3, 4, 5, 6—テトラヒドロー 2H— 1, 5 _ベン ズォキサゾシン、 3, 4, 5, 6—テトラヒ ドロー 2H— 1, 6—ベンズォキサ ゾシン等のベンズォキサゾシン; 3, 4, 5, 6—テトラヒ ドロー 2H— 1, 5 —ベンゾチアゾシン、 3, 4, 5, 6—テトラヒドロー 2 H— 1, 6—ベンゾチ ァゾシン等のベンゾチアゾシン; 1, 2, 3, 4, 5, 6—へキサヒドロ一 1,
6—べンゾジァゾシン等のベンゾジァゾシン; 2, 3, 4, 5—テトラヒドロー 1, 6—ベンズォキサチォシン等のベンズォキサチォシン; 2, 3, 4, 5—テ トラヒドロー 1, 6—べンゾジォキソシン等のベンゾジォキソシン; 1, 3, 5 一べンゾトリオキセピン、 5H— 1, 3, 4一べンゾトリオキセピン等のベンゾ トリオキセピン; 3, 4—ジヒドロ一 1H— 5, 2, 1—ベンズォキサチアゼピ ン、 3, 4ージヒ ドロー 2H— 5, 1, 2—べンズォキサチアゼピン、 4, 5 -
ジヒドロ一 3, 1, 4—べンズォキサチアゼピン、 4, 5—ジヒドロー 3 H— 1,
2, 5 _ベンズォキサチアゼピン等のベンズォキサチアゼピン; 2, 3, 4, 5 ーテトラヒドロ一 1, 3, 4一べンズォキサジァゼピン等のベンズォキサジァゼ ピン; 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1, 3, 5—ベンズチアジアゼピン等の ベンズチアジアゼピン; 2, 3, 4, 5—テトラヒ ドロー 1H— 1, 2, 5 _ベ ンゾトリァゼピン等のベンゾトリアゼピン; 4, 5—ジヒドロー 1, 3, 2—べ ンゾォキサチェピン、 4, 5—ジヒドロ一 1H— 2, 3—ベンズォキサチェピン、
3, 4ージヒドロー 2H—1, 5—べンズォキサチェピン、 4, 5—ジヒドロ〜 3H- 1 , 2一べンズォキサチェピン、 4, 5—ジヒドロ一 3 H— 2, 1一ベン ズォキサチェピン、 2, 3—ジヒドロ一5H— 1, 4_ベンズォキサチェピン、 2, 3—ジヒドロー 5 H— 4, 1—ベンズォキサチェピンなど、 とりわけ 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ一 1 H— 3—ベンズァゼピン、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロ 一 1H— 2—ベンズァゼピン、 2, 3—ジヒドロー 1H—インドール、 2, 3, 4, 5—テトラヒドロー 1,4—ベンズォキサゼピンなどの 2環式縮合ベンゼン環か ら水素原子を 1個除去してできる基な'どがあげられる。
「置換されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置換基を有していて もよい単環式複素環と縮合する場合の好ましい例としては、 例えば、 式
[式中、 B, 環は R1以外にォキソ基で置換されていてもよい 5ないし 9員の含 窒素複素環を示し、 A環おょぴ R1は前記と同意義を示す。 · ] で表される基など があげられる。
該 「ォキソ基で置換されていてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環」 の 「5な いし 9員の含窒素複素環」 としては、 炭素原子おょぴ 1個の窒素原子以外に、 例 えば窒素原子, 酸素原子および硫黄原子などのへテロ原子を 1ないし 3個を含有 していてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環基などがあげられ、 5ないし 9員の 非芳香' I"生含窒素複素環 (例えば、 ピロリジン、 ピぺリジン、 へキサメチレンイミ ン- ヘプタメチレンィミン、 ピぺラジン、 ホモピぺラジン、 テトラヒドロォキサ
ゼピン、 モルホリン、 チオモルホリンなど) などが好ましく用いられる。 「置換 されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置換基を有していてもよい単 環式複素環と縮合する場合のより好ましレ、例としては、
[式中、 A環および R 1は前記と同意義を示し、 kおよび mはそれぞれ独立して、 0〜5の整数を示し、 1く k +m< 5である。 ] で表される基の他に、
[式中、 R
1は前記と同意義を示す。 ] で表される基などがあげられ、 特に好ま しい例としては、
[式中、 A環および R 1は前記と同意義を示す。 ] で表される基の他に、
[式中、 R 1は前記と同意義を示す。 ] で表される基などがあげられる。
A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置 換基を有していてもよい 2環式複素環と縮合する場合あるいは 2つの同一または 異なった単環 (但し、 少なくとも一方の環が単環式複素環である) と縮合する場 合の具体例としては、 例えば、 式
[式中、 A環は前記と同意義を示し、 C環および D環は一方が置換基を有してい てもよぃ複素環で、 他方が置換基を有していてもよく、 ヘテロ原子を含んでいて もよい 5ないし 9員環を示す。 ] で表される基などがあげられる。
C環おょぴ D環で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「複素環」 としては、 例えば 4ないし 1 4員の複素環、 好ましくは 5ないし 9員複素環など が用いられ、 ヘテロ原子としては、 例えば窒素原子、 酸素原子または硫黄原子な どから選ばれる 1ないし 3個が用いられる。 また、 芳香性、 非芳香性どちらでも よい。 具体的には例えば、 ピリジン, ピラジン, ピリミジン, イミダゾール, フ ラン, チォフェン, ジヒドロピリジン, ジァゼピン, ォキサゼピン, ピロリジン, ピペリジン, へキサメチレンィミン, ヘプタメチレンィミン, テトラヒドロフラ ン, ピぺラジン, ホモピぺラジン, テトラヒドロォキサゼピン, モルホリン, チ オモルホリンなどが用いられる。
「置換基を有していてもよい複素環」 の 「置換基」 は前記 B環で表される 「置 換基を有していてもよい複素環」 の 「置換基」 と同意義を示す。
C環おょぴ D環で表される 「置換基を有していてもよく、 ヘテロ原子を含んで いてもよい 5ないし 9員環」 の 「ヘテロ原子を含んでいてもよい 5ないし 9員 環」 としては 5ないし 9員複素環 (例えば、 ピリジン, ビラジン, ピリミジン, イミダゾール, フラン, チォフェン, ジヒドロピリジン, ジァゼピン, ォキサゼ ピン, ピロリジン, ピペリジン, へキサメチレンィミン, ヘプタメチレンィミン, テトラヒドロフラン, ピぺラジン, ホモピぺラジン, テトラヒ ドロォキサゼピン, モルホリン, チオモルホリンなどの飽和または不飽和の 5ないし 9員複素環) ま たは 5ないし 9員炭素環が用いられる。 該 「5ないし 9員炭素環」 は飽和または
不飽和の環であってもよく、 例えば、 ベンゼン, シクロペンタン, シクロペンテ ン, シク口へキサン, シク口へキセン, シクロへキサジェン, シクロヘプタン, シクロヘプテン, シクロへブタジエンなどが用いられる。 なかでも、 ベンゼンま たはシクロへキサンなどが好ましい。
「置換基を有していてもよく、 ヘテロ原子を含んでいてもよい 5ないし 9員 環」 の 「置換基」 としては前記 B環で表される 「置換基を有していてもよい複素 環」 の 「B環の任意の炭素原子上への置換基」 と同意義を示す。
A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置換 基を有していてもよい 2環式複素環と縮合する場合のより具体的な例としては、 (1) 式
![Figure imgf000096_0001](https://patentimages.storage.googleapis.com/f2/b9/3b/72ae4dcb404539/imgf000096_0001.png)
で表される 2環式複素環と縮合したフエニル基として、 例えばカルパゾール、 1, 2, 3, 4, 4 a , 9 a—へキサヒドロカルバゾール、 9, 10—ジヒドロアクリジ ン、 1, 2, 3, 4ーテトラヒ ドロアタリジン、 10, 11—ジヒ ドロ一 5 H—ジべ ンズ 〔b,f〕 ァゼピン、 5, 6, 7, 12—テトラヒドロジべンズ 〔b,g〕 ァゾシン、 6, 11—ジヒドロ一 5H—ジベンズ 〔b, e〕 ァゼピン、 6, 7—ジヒドロー 5 H —ジベンズ 〔c, e〕 ァゼピン、 5, 6, 11, 12—テトラヒドロジべンズ 〔b, f〕 ァゾシン、 ジベンゾフラン、 9H—キサンテン、 10, 11ージヒドロジべンズ 〔b,f〕 ォキセピン、 6, 11ージヒドロジべンズ 〔b, e〕 ォキセピン、 6, 7—ジ ヒ ドロ一 5H—ジベンズ 〔b,g〕 ォキソシン、 ジベンゾチォフェン、 9H—チォ キサンテン、 10, 11—ジヒドロジべンゾ 〔b,f〕 チェピン、 6, 11ージヒド ロジベンゾ 〔b, e〕 チェピン、 6, 7—ジヒドロ一 5 H—ジベンゾ 〔b,g〕 チオシ ン、 10H—フエノチアジン、 10H—フエノキサジン、 5, 10—ジヒ ドロフ ェナジン、 10, 11—ジベンゾ 〔b,f〕 〔1, 4〕 チアゼピン、 10, 11—ジヒ ドロジべンズ 〔b,f〕 〔1, 4〕 ォキサゼピン、 2, 3, 5, 6, 1 1, 11 a—へキ サヒドロー 1H—ピロ口 〔2, 1— b〕 〔3〕 ベンズァゼピン、 10, 11ージヒ ドロー 5H—ジベンゾ 〔b,e〕 〔1, 4〕 ジァゼピン、 5, 11ージヒドロジベン
ズ 〔b,e〕 〔1, 4〕 ォキサゼピン、 5, 11ージヒドロジべンゾ 〔b, f〕 〔1, 4〕 チアゼピン、 10, 1 1ージヒドロー 5H—ジベンゾ 〔b,e〕 〔1, 4〕 ジァ ゼピン、 1, 2, 3, 3 a, 8, 8 a—へキサヒドロピロ口 〔2, 3— b〕 インドール などの 3環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個除去してできる基、
(2) 式
で表される 2環式複素環と縮合したフエニル基として、 例えば 1H, 3H—ナフ ト 〔1, 8— cd〕 [1, 2] ォキサジン、 ナフト 〔1, 8— de〕 一 1, 3—ォキサジ ン、 ナフト 〔1, 8— de〕 - 1, 2 _ォキサジン、 1, 2, 2 a, 3, 4, 5—へキサ ヒ ドロベンズ 〔cd〕 インドーノレ、 2, 3, 3 a, 4, 5, 6—へキサヒドロ一 1 H— ベンゾ 〔de〕 キノリン、 4H—ピロ口 〔3, 2, 1—ij〕 キノリン、 1, 2, 5, 6 —テトラヒドロー 4H—ピロ口 〔3, 2, 1— ij〕 キノリン、 5, 6—ジヒドロー 4 H—ピロ口 〔3, 2, l_ij〕 キノリン、 1H, 5H—ベンゾ 〔: ij〕 キノリジン、 ァゼピノ 〔3, 2, 1— hi〕 インドール、 1, 2, 4, 5, 6, 7—へキサヒドロアゼ ピノ 〔3, 2, 1— hi〕 インドール、 1H—ピリ ド 〔3, 2, 1 _jk〕 〔1〕 ベンズ ァゼピン、 5, 6, 7, 8—テトラヒドロー 1 H—ピリ ド 〔3, 2, 1— jk〕 〔1〕 ベンズァゼピン、 1, 2, 5, 6, 7, 8—へキサヒドロ一 1 H—ピリ ド 〔3, 2, 1 _jk〕 〔1〕 ベンズァゼピン、 2, 3—ジヒドロー 1H—ベンズ 〔de〕 イソキノ リン、 1, 2, 3, 4, 4 a, 5, 6, 7—ォクタヒ ドロナフト 〔1, 8 -be] ァゼピン、 2, 3, 5, 6, 7, 8—へキサヒドロー 1H—ピリ ド 〔3, 2, 1一 jk〕 〔1〕 ベン ズァゼピンなどの 3環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個除去してできる基、 (3) 式
で表わされる 2つの同一または異なった単環 (但し、 少なくとも一方の環が単環
式複素環である) と縮合したフエニル基として、 例えば 1, 2, 3, 5, 6, 7—^、 キサヒドロべンゾ 〔1, 2_b : 4, 5— b,〕 ジピロール、 1, 2, 3, 5, 6, 7- へキサヒドロシクロペント 〔f〕 インドールなどの 3環式縮合ベンゼン環から水 素原子を 1個除去してできる基、 または
で表される 2つの同一または異なった環 (但し、 少なくとも一方の環が単環式複 素環である) と縮合したフエ-ル基として、 例えば 1, 2, 3, 6, 7, 8_へキサ ヒドロシクロペント 〔e〕 ィンドール、 2, 3, 4, 7, 8, 9—へキサヒドロ _ 1 H —シクロペンタ 〔f〕 キノリンなどの 3環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個 除去してできる基などがあげられる。
A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置換 基を有していてもよい 2環式複素環と縮合する場合の好ましい例としては、 例え ば、 式
[式中、 C '環およぴ D,環はそれぞれ R 1以外にォキソ基で置換されていてもよ い 5ないし 9員含窒素複素環を示し、 A環、 D環おょぴ R1は前記と同意義を示 す。 ] で表される基などがあげられる。
該 「ォキソ基で置換されていてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環」 の 「5な いし 9員の含窒素複素環」 としては、 炭素原子おょぴ 1個の窒素原子以外に、 例
えば窒素原子, 酸素原子および硫黄原子などのへテロ原子を 1ないし 3個を含有 していてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環基などがあげられ、 5ないし 9員の 非芳香性含窒素複素環 (例えば、 ピロリジン、 ピぺリジン、 へキサメチレンイミ ン、 ヘプタメチレンィミン、 ピぺラジン、 ホモピぺラジン、 テトラヒドロォキサ ゼピン、 モルホリン、 チオモルホリンなど) などが好ましく用いられる。
A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 の 「ァリール基」 が置換 基を有していてもよい 2環式複素環と縮合する場合のより好ましい例としては、 式
[式中、 R 1は前記と同意義を示す。 ] で表される基などがあげられる。
「置換基を有していてもよく、 縮合していてもよいフエエル基」 の 「フエ-ル 基」 が置換基を有していてもよい 3環式複素環と縮合する場合の具体例としては、 例えば、 式
[式中、 A環は前記と同意義を示し、 E環、 F環および G環のうち少なくとも一 つの環が置換基を有していてもよい複素環であって、 その他の環が置換基を有し ていてもよく、 ヘテロ原子を含んでいてもよい 5ないし 9員環を示す。 ] で表さ れる基などがあげられる。
E環、 F環おょぴ G環で表される 「置換基を有していてもよい複素環」 の 「複 素環」 および 「置換基」 としては、 前記 C環、 D環で表される 「置換基を有して
いてもよい複素環」 の 「複素環」 および 「置換基」 などが用いられる。
E環、 F環おょぴ G環で表される 「置換基を有していてもよく、 ヘテロ原子を 含んでいてもよい 5ないし 9員環」 の 「ヘテロ原子を含んでいてもよい 5ないし 9員環」 および 「置換基」 としては、 前記 C環、 D環で表される 「置換基を有し ていてもよく、 ヘテロ原子を含んでいてもよい 5ないし 9員環」 の 「ヘテロ原子 を含んでいてもよい 5ないし 9員環」 および 「置換基」 などが用いられる。
「置換基を有していてもよく、 縮合していてもよいフエ-ル基」 の 「フエニル 基」 が置換基を有していてもよい 3環式複素環と縮合する場合のより具体的な例 としては、 (1) 式
で表される 3環式複素環と縮合したフエニル基 [Ε'環、 F'環の定義は後記] と しては、 例えば、 2Η—イソインドロ 〔2, l _e〕 プリン, 1 H—ピラゾ口 〔4 ,, 3, : 3, 4〕 ピリ ド 〔2, l _a〕 イソインドール, 1 H—ピリ ド 〔2,, 3 , : 4, 5〕 イミダゾ 〔2, 1一 a〕 イソインドール, 2H, 6H—ピリ ド 〔1,, 2, : 3, 4〕 イミダゾ 〔5, l _a〕 ィソインドール, 1H—イソインドロ 〔2, 1 -a] ベンズイミダゾール, 1 H—ピリ ド 〔3,, 4, : 4, 5〕 ピロ口 〔2, 1 -a] イソインドール, 2 H—ピリ ド 〔4' , 3' : 4, 5〕 ピロ口 〔2, 1一 a〕 イソインドール, 1 H—イソインドロ 〔2, 1—a〕 インドール, 2H—イソイン ドロ 〔l, 2—a〕 イソインドール, 1 H—シクロペンタ 〔4, 5] ピリミ ド 〔2, 1 -a] ィソインドール, 2H, 4H—ピラノ 〔4', 3' : 4, 5〕 〔1, 3〕 ォ キサジノ 〔2, 3— a〕 イソインドール, 2H—イソインドロ 〔2, 1一 a〕 〔3, 1〕 ベンズォキサジン, 7H—イソインドロ 〔1, 2— b〕 〔1, 3〕 ベンズォキ サジン, 2 H—ピリ ド 〔2,, : 3, 4〕 ビラジノ 〔2, 1一 a〕 イソインドー ル, ピリ ド 〔2,, 3, : 4, 5〕 ピリミド 〔2, 1 -a] イソインドール, ピリ ド 〔3' , 2, : 5, 6〕 ピリミド 〔2, 1一 a〕 イソインドール, 1 H—ピリ ド 〔1 ,, 2, : 3, 4] ピリミド 〔2, 1 -a] イソインドール, イソインドロ 〔2, 1 -a) キナゾリン, イソインドロ 〔2, 1— a〕 キノキサリン, イソインドロ 〔1,
2 -a] イソキノリン, イソインドロ 〔2, 1一 b〕 イソキノリン, イソインドロ
〔2, 1— a〕 キノリン, 6 H—ォキサジノ 〔3,, 4' : 3, 4〕 〔1, 4〕 ジァ ゼピノ 〔2, 1— a〕 イソインドール, ァゼピノ 〔2,, 1' : 3, 4〕 ビラジノ
〔2, 1 -a] イソインドール, 2H, 6 H—ピリ ド 〔2,, 1, : 3, 4〕 〔1, 4〕 ジァゼピノ 〔2, l_a〕 イソインドール, 1H—イソインドロ 〔l, 2—b〕
〔1, 3, 4〕 ベンゾトリァゼピン, 2 H—イソインドロ 〔2, 1一 a〕 [1, 3, 4〕 ベンゾトリァゼピン, イソインドロ 〔2, l_d〕 〔1,4〕 ベンズォキサゼ ピン, 1H—イソインドロ 〔2, 1— b〕 〔2, 4〕 ベンゾジァゼピン, 1H—ィ ソインドロ 〔2, 1— c〕 〔2, 3〕 ベンゾジァゼピン, 2H—イソインドロ 〔1, 2 - a] 〔2, 4〕 ベンゾジァゼピン, 2H—イソインドロ 〔2, 1一 d〕 〔1, 4〕 ベンゾジァゼピン, 5H—インドロ 〔2, 1— b〕 〔3〕 ベンズァゼピン, 2 H—イソインドロ 〔1, 2 -a] 〔2〕 ベンズァゼピン, 2H—イソインドロ 〔1, 2— b〕 〔3〕 ベンズァゼピン, 2 H—イソインドロ 〔2, 1— b〕 〔2〕 ベンズ ァゼピン, 2H—イソインドロ 〔l, 2—b〕 〔1, 3, 4〕 ベンゾォキサジァゾシ ン, イソインドロ 〔2, 1一 b〕 [1, 2, 6] ベンゾトリァゾシン, 5H-4, 8 ーメタノ一 1H— 〔1, 5〕 ジァザシクロウンデシノ 〔 1, 11 -a] インドール などの 4環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個除去してできる基、
(2) 式
で表される 3環式複素環と縮合したフエニル基
[
は単結合または二重結合を示す。 E'環、 G'環の定義は後記] としては、 例えば、 1 H, 4H—ピロ口 〔3,, 2' : 4, 5〕 ピロ口 〔3, 2, 1 _ij〕 キノリン, ピ ロロ 〔3, 2, 1— jk〕 カルバゾーノレ, 1H—フロ 〔2,, 3' : 4, 5〕 ピロ口 〔3, 2, 1— ij〕 キノリン, 1H, 4H—シクロぺンタ 〔4, 5〕 ピロ口 〔1, 2, 3 -de] キノキサリン, 1H, 4H—シクロペンタ 〔4, 5〕 ピロ口 〔3, 2, 1 -ij] キノリン, ピリ ド 〔3', 4' : 4, 5〕 ピロ口 〔1, 2, 3 -de] ベンズォ
キサジン, 〔1, 4〕 ォキサジノ 〔2, 3, 4— jk〕 カルパゾール, 1H, 3H- [1, 3] ォキサジノ 〔5, 4, 3— jk〕 カルパゾール, ピリ ド 〔3,, 4' : 4, 5〕 ピロ口 〔1, 2, 3— de〕 〔 1, 4〕 ベンゾチアジン, 4H—ピロ口 〔3, 2, 1 -de] フエナンスリジン, 4H, 5H—ピリ ド 〔3, 2, 1 -de] フエナンスリ ジン, 1 H, 4H- 3a, 6 a—ジァザフルォロアンテン, 1一ォキサ一 4, 6a— ジァザフルォロアンテン, 4一ォキサ一 2, 1 Ob—ジァザフルォロアンテン, 1一チア一 4, 6a—ジァザフルォロアンテン, 1H—ビラジノ 〔3, 2, 1一 jk〕 カルバゾール, 1H—インドロ 〔3, 2, 1— de〕 〔1, 5〕 ナフチリジン, ベンゾ 〔b〕 ピラノ 〔2, 3,4— hi〕 インドリジン, 1H, 3H—ベンゾ 〔b〕 ピ ラノ 〔3, 4, 5— hi〕 インドリジン, 1H, 4H—ピラノ 〔2,, 3' : 4, 5〕 ピロ口 [3, 2, 1一 ij〕 キノリン, 1 H, 3H—ベンゾ 〔b〕 チォピラノ 〔3, 4, 5 -hi] インドリジン, 1H—ピリ ド 〔3, 2, 1 -jk] カルバゾール, 4H—3 一ォキサ一 1 lb_ァザシクロへプタ [jk] フル才レン, 2 H—ァゼピノ 〔1,, 2, : 1, 2〕 ピリミジノ 〔4, 5-b] インドール, 1 H, 4 H—シクロへプタ 〔4, 5〕 ピロ口 〔1, 2, 3 -de] キノキサリン, 5H—ピリ ド 〔3,, 4, : 4,
5〕 ピロ口 〔1, 2, 3— ef〕 〔1, 5〕 ベンズォキサゼピン, 4H—ピリ ド 〔3,, 4, : 4, 5〕 ピロ口 〔3, 2, 1 - jk] 〔4, 1〕 ベンゾチアゼピン, 5H—ピリ ド 〔3,, 4' : 4, 5〕 ピロ口 [1, 2, 3— ef〕 〔1, 5〕 ベンゾチアゼピン, 5 H—ピリ ド 〔4', 3, : 4, 5] ピロ口 〔1, 2, 3-ef] 〔1, 5〕 ベンゾチアゼ ピン, [1, 2, 4] トリァゼピノ [6, 5, 4-jk] カルバゾール, [1, 2, 4] トリァゼピノ 〔6, 7, 1— jk〕 カルバゾール, 〔1, 2, 5〕 トリァゼピノ 〔3, 4, 5-jk] カルバゾール, 5H— 〔1, 4〕 ォキサゼピノ 〔2, 3, 4—jk〕 カル バゾール, 5H- 〔1, 4〕 チアゼピノ 〔2, 3, 4-jk] カルバゾール, 〔 1 , 4〕 ジァゼピノ 〔3, 2, 1 - jk] カルパゾール, (1, 4) ジァゼピノ 〔6, 7, 1 - jk] カルパゾール, ァゼピノ 〔3, 2, 1— jk〕 カルバゾール, 1H—シクロ ォクタ 〔4, 5〕 ピロ口 〔l, 2, 3—de〕 キノキサリン, 1H—シクロォクタ
〔4, 5〕 ピロ口 〔3, 2, l—ij〕 キノリンなどの 4環式縮合ベンゼン環から水 素原子を 1個除去してできる基、
(3) 式
で表される 3環式複素環と縮合したフ -ル基
c
は単結合または二重結合を示す。 E'環、 F'環の定義は後記] としては、 例えば、 1H—インドロ 〔l, 2—a〕 ベンズイミダゾーノレ, 1H—インドロ 〔 1, 2— b〕 インダゾール, ピロ口 〔2', 1' : 3, 4〕 ピラジノ 〔1, 2— a〕 インドール, 1H, 5H—ピロ口 〔1,, 2, : 4, 5〕 ビラジノ 〔1, 2— a〕 インドール, 2 H—ピリ ド 〔2,, 3' : 3, 4〕 ピロ口 〔1, 2_a〕 インドール, 1H—ピロ口 〔2,, 3' : 3, 4〕 ピリ ド 〔1, 2_a〕 インドール, 1H—インドロ 〔1, 2— a] インドール, 6H—イソインドロ 〔2, 1— a〕 インドール, 6 H—インドロ
〔1, 2— c〕 〔1, 3〕 ベンズォキサジン, 1H—インドロ 〔1, 2— b〕 〔1, 2〕 ベンゾチアジン, ピリミ ド 〔4', 5, : 4, 5〕 ピリミ ド 〔1, 6— a〕 イン ドール, ビラジノ 〔2,, 3, : 3, 4〕 ピリ ド 〔1, 2— a〕 インドール, 6H— ピリ ド 〔1,, 2' : 3, 4〕 ピリミ ド 〔1, 6 _a〕 インドール, インドロ 〔1, 2 _b〕 シンノリン, インドロ 〔l, 2_a〕 キナゾリン, インドロ 〔l, 2—c〕 キ ナゾリン, インドロ 〔2, 1— b〕 キナゾリン, インドロ 〔1, 2— a〕 キノキサリ ン, インドロ 〔1, 2— a〕 〔1, 8〕 ナフチリジン, インドロ 〔1, 2— b〕 - 2, 6—ナフチリジン, インドロ 〔1, 2— b〕 〔2, 7〕 ナフチリジン, インドロ
[ 1 , 2 -h] — 1, 7_ナフチリジン, インドロ 〔1, 2— b〕 イソキノリン, ィ ンドロ 〔2, 1 -a] イソキノリン, インドロ 〔1, 2— a〕 キノリン, 2 H, 6H
—ピリ ド 〔2,, 1' : 3, 4] 〔1, 4〕 ジァゼピノ 〔 1, 2— a〕 インドール, 1 H—インドロ 〔2, 1— c〕 〔1, 4〕 ベンゾジァゼピン, 2H—インドロ 〔1, 2 一 d〕 〔1, 4〕 ベンゾジァゼピン, 2H—インドロ 〔2, l_a〕 〔2, 3〕 ベン ゾジァゼピン, 2H—インドロ 〔2, l_b〕 〔1, 3〕 ベンゾジァゼピン, 1H 一インドロ 〔i, 2—b〕 〔2〕 ベンズァゼピン, 2H—インドロ 〔l, 2—a〕
〔1〕 ベンズァゼピン, 2H—インドロ 〔2, 1— a〕 〔2〕 ベンズァゼピン, ィ
ンドロ 〔l, 2—e〕 〔1, 5〕 ベンゾジァゾシン, インドロ 〔2, 1一 b〕 〔3〕 ベンズァゾシンなどの 4環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個除去してできる
(4) 式
で表される 3環式複素環と縮合したフエニル基
[
は単結合または二重結合を示す。 E'環の定義は後記] としては、 例えば、 1H —イミダゾ 〔1,, 2, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4一 b〕 インドール, 1H—イミダ ゾ 〔1,, 2' : 1, 6〕 ピリ ド 〔4, 3—b〕 インドール, 1H—イミダゾ 〔1,,
5, : 1 , 2〕 ピリ ド 〔 3, 4一 b〕 インドール, 1 H—イミダゾ 〔 1 ' , 5, : 1 , 6〕 ピリ ド 〔4, 3_b〕 インドール, 1H—ピリ ド 〔2,, 1, : 2, 3〕 イミダ ゾ 〔4, 5一 b〕 インドール, イミダゾ 〔4, 5—a〕 カルバゾール, イミダゾ 〔4, 5 _ c〕 力ルバゾール, ピラゾ口 〔 3, 4— c〕 力ルバゾール, 2 H—ビラジノ 〔1,, 2' : 1, 5〕 ピロ口 〔2, 3_b〕 インドール, 1H—ピロ口 〔1,, 2
, : 1, 2〕 ピリミ ド 〔4, 5— b〕 インドール, 1H—インドリジノ 〔6, 7-b] インドール, 1 H—ィンドリジノ 〔8, 7— b〕 インドール, インドロ [2, 3- b〕 インドール, インドロ 〔3, 2— b〕 インドール, ピロ口 〔2, 3—a〕 力ルバ ゾール, ピロ口 〔2, 3— b〕 カルパゾール, ピロ口 〔2, 3_c〕 カルパゾーノレ, ピロ口 〔3, 2—a〕 カノレバゾーノレ, ピロ口 〔3, 2— b〕 カノレパゾール, ピロ口
〔3, 2_c〕 カルバゾール, ピロ口 〔3, 4— a〕 カルバゾ ル, ピロ口 〔3, 4 — b〕 カルパゾーノレ, ピロ口 〔3, 4—c〕 カノレバゾーノレ, 1H—ピリ ド 〔3,, 4 , : 4, 5〕 フロ 〔3, 2— b〕 インドーノレ, 1H—フロ 〔3, 4 -a] カノレバゾーノレ, 1H—フロ 〔3, 4— b〕 カルパゾール, 1H—フロ 〔3, 4— c〕 カルバゾール, 2«[—フロ 〔2, 3—3〕 カルバゾール, 2H—フロ 〔2, 3— c〕 カノレバゾール,
2H—フロ 〔3, 2— a〕 カルバゾール, 2H—フロ 〔3, 2—c〕 カルバゾール, 1H—ピリ ド 〔3', 4, : 4, 5〕 チエノ 〔2, 3— b〕 インドール, チエノ 〔3,,
2' : 5, 6〕 チォピラノ 〔4, 3— b〕 インドール, チエノ 〔3,, 4, : 5, 6〕 チォピラノ 〔4, 3—b〕 インドール, 1H— 〔1〕 ベンゾチエノ 〔2, 3—b〕 ィ ンドール, 1H— 〔1〕 ベンゾチエノ 〔3, 2— b〕 インドール, 1H—チエノ 〔3,4— a〕 カルバゾール, 2H—チエノ 〔2, 3—!)〕 カノレバゾール, 2H—チ エノ 〔3, 2— a〕 カルバゾール, 2 H—チエノ 〔3, 2—b〕 カルバゾール, シク 口ペンタ 〔4, 5〕 ピロ口 〔2, 3— f〕 キノキサリン, シクロペンタ 〔5, 6〕 ピ リ ド 〔2, 3— b〕 インドール, ピリ ド 〔2,, 3, : 3, 4〕 シクロペンタ 〔1, 2 — b〕 ィンドール, ピリ ド 〔2,, 3, : 4, 5〕 シクロペンタ 〔1, 2— b〕 インド ール, ピリ ド 〔3,, 4' : 3, 4〕 シクロペンタ 〔1, 2— b〕 インドール, ピリ ド 〔3,, 4, : 4, 5〕 シクロペンタ 〔1, 2_b〕 インドール, ピリ ド 〔4,, 3
' : 4, 5〕 シクロペンタ 〔l, 2_b〕 インドーノレ, 1H—シクロぺシタ 〔5, 6〕 ピラノ 〔2, 3—b〕 インドール, 1H—シクロペンタ 〔5, 6〕 チォピラノ 〔4, 3—b〕 インドール, シクロペンタ 〔a〕 カノレバゾール, シクロペンタ 〔c〕 カルバゾール, インデノ 〔1, 2— b〕 インドール, インデノ 〔2, 1— b〕 インド —ル, 〔1, 2, 4〕 トリアジノ 〔4,, 3' : 1, 2〕 ピリド 〔3, 4— b〕 インド ール, 1, 3, 5—トリアジノ 〔1,, 2, : 1, 1〕 ピリ ド 〔3, 4一 b〕 インドー ル, 1H— 〔1, 4〕 ォキサジノ 〔4', 3, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インド ール, 1H— 〔1, 4〕 ォキサジノ 〔4', 3' : 1, 6〕 ピリ ド 〔3, 4_b〕 イン ドール, 4H— 〔1, 3〕 ォキサジノ 〔3,, 4' : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 ィ ンドール, インドロ 〔3, 2— b〕 〔1, 4〕 ベンズォキサジン, 1, 3—ォキサジ ノ 〔6, 5— b〕 カルバゾール, 2 H—ピリミ ド 〔2,, 1' : 2, 3] 〔1, 3〕 チ アジノ 〔5, 6—b〕 インドール, 2H— [1, 3] チアジノ 〔3,, 2, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, 4H— 〔1, 3〕 チアジノ 〔3,, 4, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3,4—b〕 インドール, インドロ 〔2, 3— b〕 〔1, 4〕 ベンゾチアジ ン, インドロ 〔3, 2— b〕 〔1, 4〕 ベンゾチアジン, インドロ 〔3, 2—c〕
〔2, 1〕 ベンゾチアジン, 1, 4一チアジノ 〔2, 3 _a〕 カルバゾール, 〔1, 4〕 チアジノ 〔2, 3— b〕 カルパゾール, 〔1,4〕 チアジノ 〔2, 3_c〕 カル バゾール, 1, 4一チアジノ 〔3, 2_b〕 カルバゾール, 1,4_チアジノ 〔3, 2— c〕 カルバゾール, 1H—インドロ 〔2, 3—g〕 プテリジン, 1H—インド
口 〔3, 2—g〕 プテリジン, ピラジノ 〔1,, 2' : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, ビラジノ 〔1,, 2, : 1, 2] ピリ ド 〔4, 3— b〕 インドール, 1 H—ピリ ド 〔2,, 3, : 5, 6〕 ビラジノ 〔2, 3—b〕 インドール, 1H—ピリ ド 〔3', 2, : 5, 6〕 ビラジノ 〔2, 3—b〕 インドール, 1H—ピリ ド 〔3,, 4, : 5, 6〕 ビラジノ 〔2, 3_b〕 インドール, ピリ ド 〔1,, 2, : 1, 2〕 ピ リミド 〔4, 5— b〕 インドール, ピリ ド 〔1,, 2' : 1, 2〕 ピリミド 〔5, 4— b〕 インドール, ピリ ド 〔2,, 1' : 2, 3〕 ピリミ ド 〔4, 5-b] インドール, ピリミ ド 〔1,, 2, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, ピリミ ド 〔1,, 2' : 1, 6] ピリ ド 〔 3 , 4— b〕 インドール, ピリミ ド 〔 5,, 4 ': 5 , 6〕 ピ ラノ 〔2, 3—b〕 インドール, ピリダジノ 〔4', 5, : 5, 6〕 チォピラノ 〔4, 5一 b〕 インドール, 1H—インドロ 〔3, 2— c〕 シンノリン, 1 H—ィンドロ 〔2, 3— b〕 キノキサリン, 1H—ビラジノ [2, 3 -a] カルバゾール, 1H— ビラジノ [2, 3— b〕 カルバゾール, 1 H—ビラジノ 〔2, 3-c] カルバゾール, 1 H—ピリダジノ 〔3, 4-c] カルバゾール, 1H—ピリダジノ 〔4, 5一 b〕 力 ルバゾール, 1H—ピリミ ド 〔4, 5 -a) カルバゾール, 1 H—ピリミ ド 〔4,
5— c〕 カルバゾール, 1 H—ピリミ ド 〔 5, 4— a〕 カルバゾール, 1 H—ピリ ミ ド 〔5, 4— b〕 カルパゾール, 1H—ピリミ ド 〔5, 4— c〕 カルバゾール, 7 H- 1, 4—ジォキシノ 〔2,, 3, : 5, 6〕 〔1, 2〕 ジォキシノ 〔3, 4— b〕 インドール, 6H- [1, 4] ベンゾジォキシノ 〔2, 3 _b〕 インドール, 6H _ 〔1, 4〕 ベンゾジチイノ 〔2, 3— b〕 インドール, 1H—インドロ 〔2, 3— b〕 一 1, 5—ナフチリジン, 1H—インドロ 〔2, 3— b〕 〔1, 6〕 ナフチリジ ン, 1H—インドロ 〔2, 3—b〕 [1, 8] ナフチリジン, 1H—インドロ 〔2, 3— c〕 一 1, 5—ナフチリジン, 1 H—インドロ 〔2, 3-c] 〔1, 6〕 ナフチ リジン, 1H—インドロ 〔2, 3-c] 〔1, 7〕 ナフチリジン, 1H—インドロ (2, 3-c] 〔1, 8〕 ナフチリジン, 1H— ^ f ンドロ 〔 3, 2 _b〕 一 1 , 5—ナ フチリジン, 1H—インドロ 〔3, 2— b〕 〔1, 7〕 ナフチリジン, 1H—イン ドロ 〔3, 2—b〕 〔1, 8〕 ナフチリジン, 1H—インドロ 〔3, 2— c〕 〔1, 8〕 ナフチリジン, インドロ 〔2, 3—a〕 キノリジン, インドロ 〔2, 3—b〕 キ ノリジン, インドロ 〔3, 2— a〕 キノリジン, インドロ 〔3, 2— b〕 キノリジン,
ピラノ 〔4', 3, : 5, 6〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, ピリ ド 〔4,, 3 ' : 4, 5〕 ピラノ 〔3, 2— b〕 インドール, ピリ ド 〔4,, 3, : 5, 6〕 ピラノ 〔2, 3— b〕 インドール, ピリ ド 〔4,, 3, : 5, 6〕 ピラノ 〔3, 4—b〕 イン ドール, 1H—インドロ 〔2, 3— c〕 イソキノリン, 1H—インドロ 〔3, 2— c〕 イソキノリン, 1H—インドロ 〔2, 3_c〕 キノリン, 1H—インドロ 〔3,
2— c〕 キノリン, 1H—ピリ ド 〔2, 3 -a] カルパゾール, 1H—ピリ ド 〔2,
3— b〕 カルバゾール, 1H—ピリ ド 〔2, 3— c〕 カルパゾール, 1H—ピリ ド [3, 2 -a] カルパゾール, 1H—ピリ ド 〔3, 2— b〕 カルバゾール, 1H—ピ リ ド 〔3, 2— c〕 カルバゾール, 1 H—ピリ ド 〔3, 4一 a〕 カルバゾール, 1H —ピリ ド 〔3, 4_b〕 カルバゾール, 1H—ピリ ド 〔3, 4— c〕 カルバゾール, 1H—ピリ ド 〔4, 3— a〕 カルバゾール, 1H—ピリ ド 〔4, 3— b〕 カルバゾー ノレ, 1 H—ピリ ド 〔4, 3_c〕 カルバゾール, 1H—キンドリン, 1H—キュン ドリン, 1H—ピラノ 〔3,, 4, : 5, 6〕 ピラノ 〔4, 3— b〕 インドール, 〔1〕 ベンゾピラノ 〔2, 3_b〕 インドール, 〔1〕 ベンゾピラノ 〔3, 2—b〕 インドール, 〔 1〕 ベンゾピラノ 〔3, 4一 b〕 インドール, 〔 1〕 ベンゾピラノ 〔4, 3— b〕 インドール, 〔2〕 ベンゾピラノ 〔4, 3一 b〕 インドール, ピラノ 〔2, 3— a〕 カルバゾール, ピラノ 〔2, 3— b〕 カルバゾール, ピラノ 〔2, 3 —c〕 カルバゾール, ピラノ 〔3, 2—a〕 カルバゾール, ピラノ 〔3, 2— c〕 力 ルバゾール, ピラノ 〔3, 4— a〕 カルバゾール, 1H—ホスフイノリノ 〔4, 3 一 b〕 インドール, 〔1〕 ベンゾチォピラノ 〔2, 3_b〕 インドール, 〔1〕 ベ ンゾチオビラノ 〔3, 2— b〕 インドール, 〔1〕 ベンゾチォピラノ 〔3, 4一 b〕 インドール, 〔1〕 ベンゾチォピラノ 〔4, 3 -b] インドール, 〔2〕 ベンゾチ オビラノ 〔4, 3— b〕 インドール, 1H—べンゾ 〔a〕 カルバゾール, 1H—べ ンゾ 〔b〕 カノレバゾール, 1H—ベンゾ 〔c〕 カルバゾール, 〔1, 6, 2〕 ォキサ チアゼピノ 〔2,, 3, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, 1H—ァゼピ ノ 〔1,, 2' : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, 1H—ピリ ド 〔1,, 2 , : 1, 2〕 ァゼピノ 〔4, 5— b〕 インドール, 2H—ピリ ド 〔1,, 2, : 1, 2〕 ァゼピノ 〔3, 4_b〕 インドール, 1H—ピリ ド 〔3,, 2, : 5, 6〕 ォキ セピノ 〔3, 2— b〕 インドール, 1H—ピリ ド 〔4', 3, : 5, 6〕 ォキセピノ
〔3, 2— b〕 インドール, 2 H—ピリ ド 〔2', 3, : 5, 6〕 ォキセピノ 〔2, 3 — b〕 インドール, 2 H—ピリ ド 〔2,, 3, : 5, 6〕 ォキセピノ 〔3, 2— b〕 ィ ンドール, 2H—ピリ ド 〔3,, 4, : 5, 6〕 ォキセピノ 〔3, 2— b〕 インドー ル, ピリ ド 〔2,, 3, : 4, 5〕 シクロへプタ 〔1, 2— b〕 インドール, ピリ ド 〔3', 2, : 3,4〕 シクロへプタ 〔l, 2—b〕 インドール, ピリ ド 〔3,, 4
, : 4, 5〕 シクロへプタ 〔1, 2— b〕 インドール, ピリ ド 〔3,, 4' : 5, 6〕 シクロへプタ 〔l, 2—b〕 インドール, 2 H—ピラノ 〔3', 2' : 2, 3〕 ァゼ ピノ 〔4, 5—b〕 インドール, 1H—インドロ 〔3, 2—b〕 〔1, 5〕 ベンズォ キサゼピン, 1H—インドロ 〔3, 2—d〕 〔1, 2〕 ベンズォキサゼピン, 1H —インドロ 〔2, 3—c〕 〔1, 5〕 ベンゾチアゼピン, 〔1, 4〕 ジァゼピノ 〔2,
3 -a] カルバゾール, インドロ 〔2, 3— b〕 〔1, 5〕 ベンゾジァゼピン, イン ドロ 〔2, 3— d〕 〔1, 3〕 ベンゾジァゼピン, インドロ 〔3, 2_b〕 [1, 4] ベンゾジァゼピン, インドロ 〔3, 2—b〕 〔1, 5〕 ベンゾジァゼピン, インド 口 〔3, 2— d〕 [1, 3] ベンゾジァゼピン, インドロ 〔3, 2—d〕 〔2, 3〕 ベ ンゾジァゼピン, インドロ 〔2, 3— a〕 〔3〕 ベンズァゼピン, インドロ 〔2,
3— c〕 〔1〕 ベンズァゼピン, インドロ 〔2, 3—d〕 〔1〕 ベンズァゼピン, インドロ 〔2, 3— d〕 〔2〕 ベンズァゼピン, インドロ 〔3, 2— b〕 〔1〕 ベン ズァゼピン, インドロ 〔3, 2—c〕 〔1〕 ベンズァゼピン, インドロ 〔3, 2— d] 〔1〕 ベンズァゼピン, 1H—インドロ 〔2, 1— b〕 〔3〕 ベンズァゼピン, 1 H- 〔1〕 ベンズォキセピノ 〔5, 4一 b〕 インドール, 1H- 〔2〕 ベンズ才 キセピノ 〔4, 3一 b〕 インドール, 1 H— 〔1〕 ベンゾチェピノ 〔4, 5一 b〕 ィ ンドール, 1 H- 〔1〕 ベンゾチェピノ 〔5, 4— b〕 インドール, ベンゾ 〔3, 4〕 シクロへプタ 〔1, 2_b〕 インドール, ベンゾ 〔4, 5〕 シクロへプタ 〔1, 2— b〕 インドール, ベンゾ 〔5, 6〕 シクロへプタ 〔l, 2_b〕 インドーノレ, ベ ンゾ 〔6, 7〕 シク口へプタ 〔 1, 2— b〕 インドール, シク口へプタ 〔b〕 力ルバ ゾール, 4H— 〔1, 5〕 ォキサゾシノ 〔5', 4, : 1, 6〕 ピリ ド 〔3, 4— b〕 インドール, ァゾシノ 〔1', 2, : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4一 b〕 インドール, 2, 6—メタノー 2H—ァゼシノ 〔4, 3— b〕 インドール, 3, 7—メタノー 3H— ァゼシノ 〔5, 4— b〕 インドール, ピリ ド 〔1', 2' : 1, 8〕 ァゾシノ 〔5, 4
— b〕 インドール, ピリ ド 〔4,, 3, : 6, 7〕 ォキソシノ 〔2, 3— b〕 インドー ル, ピリ ド 〔4', 3, : 6, 7〕 ォキソシノ 〔4, 3— b〕 インドール, 1, 5—メ タノ一 1H—ァゼシノ 〔3, 4— b〕 インドール, 2, 6—メタノー 1H—ァゼシ ノ [5, 4-b] インドール, 1H—ピリ ド 〔3', 4, : 5, 6〕 シクロォクタ 〔1, 2— b〕 インドール, 1, 4一エタノォキソシノ 〔3, 4— b〕 インドール, ピラノ 〔3', 4, : 5, 6〕 シクロォクタ 〔1, 2_b〕 インドール, 1H—イン ドロ 〔2, 3— c〕 〔1, 2, 5, 6〕 ベンゾテトラゾシン, 1 H—インドロ 〔2, 3 — c〕 [1, 6] ベンゾジァゾシン, 6, 13b—メタノ一 13bH—ァゼシノ 〔5, 4一 b〕 インドール, 才キソシノ 〔3, 2—a〕 カルパゾール, 1 H—ベンゾ 〔g〕 シクロォクタ 〔b〕 インドール, 6, 3- (イミノメタノ) 一 2H— 1, 4一チア ゾニノ 〔9, 8— b〕 インドール, 1H, 3H- [1, 4] ォキサゾニノ 〔4,, 3 ' : 1, 2〕 ピリ ド 〔3, 4-b] インドール, 2H— 3, 6—エタノアゾニノ 〔5, 4-b] インドール, 2H- 3, 7—メタノアザシクロウンデシノ [5, 4-b] ィ ンドール, 1H-6, 12b—エタノアゾニノ 〔5, 4— b〕 ィンドール, インドロ 〔3, 2_e〕 〔2〕 ベンズァゾニン, 5, 9—メタノァザシク口ゥンデシノ 〔5,
4-b] インドーノレ, 3, 6—ェタノ一 3 H—ァゼシノ 〔5, 4 _b〕 インドーノレ, 3, 7—メタノ一 3 H—ァザシクロウンデシノ 〔5, 4— b〕 インドール, ピラノ 〔4,, 3, : 8, 9〕 ァゼシノ 〔5, 4— b〕 インドール, 1H—インドロ 〔2, 3 _c〕 〔1, 7〕 ベンゾジァゼシン, 1H—インドロ 〔3, 2— e〕 〔2〕 ベンズァ ゼシンなどが用いられる。
さらに、 ベンゾ 〔e〕 ピロ口 〔3, 2-b] インドール, ベンゾ 〔e〕 ピロ口 〔3, 2— g〕 インドール, ベンゾ 〔e〕 ピロ口 〔3, 2, 1 -hi) インドール, ベンゾ 〔e〕 ピロ口 〔3,4— b〕 インドール, ベンゾ 〔g〕 ピロ口 〔3, 4—b〕 インドー ル, 1H—べンゾ 〕 ピロ口 〔l, 2—a〕 インドール, 1H—べンゾ 〔g〕 ピロ 口 〔l, 2_a〕 インドール, 2H—ベンゾ 〔e〕 ピロ口 〔1, 2— a〕 インドール,
1H—べンゾ 〔f〕 ピロ口 〔2, 1一 a〕 イソインドール, 1H—べンゾ 〔g〕 ピロ 口 〔2, 1一 a〕 イソインドール, 2H—べンゾ 〔e〕 ピロ口 〔2, 1— a〕 イソィ ンドーレ, イソインドロ 〔6, 7, l—cde〕 インドーノレ, スピロ 〔シクロへキサ ン一 1, 5,一 〔5H〕 ピロ口 〔2, 1一 a〕 イソインドール〕 , イソインドロ 〔7,
1 , 2 -hi j] キノリン, 7, 11—メタノアゾシノ 〔l, 2—a〕 インドール, 7, 11—メタノアゾシノ 〔2, l—a〕 イソインドール, ジベンズ 〔cd,f〕 インドー ル, ジベンズ 〔cd,g〕 インドール, ジベンズ 〔d,f〕 インドーノレ, 1H—ジベン ズ 〔e, g〕 インドール, 1 H—ジベンズ 〔e, g〕 イソインドール, ナフト 〔 1, 2, 3-cd) インドール, ナフト 〔1, 8— ef〕 インドール, ナフト 〔l, 8—fg〕 ィ ンドール, ナフト 〔3, 2, l—cd〕 インドール, 1H—ナフト 〔1, 2— e〕 イン ドール, 1H—ナフト 〔1, 2— f〕 インドール, 1H—ナフト 〔1, 2— g〕 イン ドール, 1H—ナフト 〔2, 1一 e〕 インドール, 1H—ナフト 〔2, 3—e〕 イン ドール, 1H—ナフト 〔l, 2—f〕 イソインドール, 1H—ナフト 〔2, 3—e〕 イソインドール, スピロ 〔 1 H—力ルバゾール一 1, ーシク口へキサン〕 , ス ピロ 〔 2 H—力ルバゾールー 2, 1,一シクロへキサン〕 , スピロ 〔3H—力ルバ ゾール _3, ーシクロへキサン〕 , シク口へプタ 〔4, 5〕 ピロ口 [3, 2- f〕 キノリン, シクロへプタ 〔4, 5〕 ピロ口 〔3, 2— h〕 キノリン, ァゼピノ
〔4, 5_b〕 ベンズ 〔e〕 インドール, 1H—ァゼピノ 〔1, 2— a〕 ベンズ 〔f〕 ィンドール, 1 H—ァゼピノ 〔2, 1 _a〕 ベンズ [f] イソインドール, ベンゾ
〔e〕 シクロへプタ 〔b〕 インドーノレ, ベンゾ 〔g〕 シクロへプタ 〔b〕 インドーノレ などの 4環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個除去してできる基、 または (5) 式
は単結合または二重結合を示す。 E'環、 F'環の定義は後記] としては、 例えば、 1H—ジピロ口 〔2, 3— b : 3', 2', — h i〕 インドール, スピロ 〔シ クロペンタン一 1, 2, (1Ή) —ピロ口 〔3, 2, l_h i〕 インドーノレ〕 , スピロ 〔イミダゾリジン一 4, (2'H) — 〔4H〕 ピロ口 〔3, 2, 1— i
j〕 キノリン〕 , ピリ ド 〔2, 3— b〕 ピロ口 〔3, 2, 1一 h i〕 インドーノレ, ピリ ド 〔4, 3— b〕 ピロ口 〔3, 2, 1— h i〕 インドール, ベンゾ 〔d e〕 ピロ口 〔3, 2, 1— i j〕 キノリン, 3 H—ピロ口 〔3, 2, 1— d e〕 ァク リジン, 1H—ピロ口 〔3, 2, 1— d e〕 フエナントリジン, スピロ 〔シクロ へキサン一 1, 6,一 〔6H〕 ピロ口 〔3, 2, 1— i j〕 キノリン〕 , 4, 9 —メタノビロロ 〔3, 2, l_ l m〕 〔1〕 ベンゾァゾシン, スピロ 〔シクロへ プタン一 1, 6'— 〔6 H〕 ピロ口 〔3, 2, 1— i j〕 キノリン〕 , 1H—ピ ラノ 〔3, 4_d〕 ピロ口 〔3, 2, 1 - j k) 〔1〕 ベンズァゼピン, 3H— ベンゾ 〔b〕 ピロ口 〔3, 2, 1 - j k] 〔4, 1〕 ベンズォキサゼピン, 7H 一インドロ 〔1, 7_ a b〕 〔4, 1〕 ベンズォキサゼピン, ベンゾ 〔b〕 ピロ 口 〔3, 2, 1 - j k] 〔1, 4〕 ベンゾジァゼピン, インドロ 〔1, 7_a b] 〔1, 4〕 ベンゾジァゼピン, インドロ 〔1, 7— a b〕 〔1〕 ベンズァゼ ピン, インドロ [7, 1一 a b〕 〔3〕 ベンズァゼピン, 1 H—シク口へプタ 〔d〕 〔3, 2, 1 - j k] 〔1〕 ベンズァゼピン, スピロ 〔ァゼピノ 〔3, 2, 1一 h i〕 インドールー 7 (4H) , 1, 一シクロヘプタン〕 , 4H—5, 1 1 一メタノビロロ 〔3, 2, l—n o〕 〔 1〕 ベンズァザシク口ゥンデシン, スピ 口 〔ァゼピノ 〔3, 2, 1一 h i〕 インドールー 7 (4H) , Γ—シクロォク タン〕 などの 4環式縮合ベンゼン環から水素原子を 1個除去してできる基などが あげられる。
また、 「3環式複素環と縮合したフエ-ル基」 としては、 前記の水素化されて いてもよいインドール環またはイソインドール環を含む 3環式複素環と縮合した フエニル基の他に、 以下に例示する 3環式複素環と縮合したフエニル基およびそ のジヒドロ体、 テトラヒドロ体、 へキサヒドロ体、 ォクタヒ ドロ体、 デカヒドロ 体が用いられる。 具体的には、 例えば、 フルオランテン、 ァセフエナントリレン、 アセアントリレン、 トリフエ二レン、 ピレン、 タリセン、 ナフタセン、 プレイァ デン、 ベンゾ [a] アントラセン、 インデノ [1, 2— a] インデン、 シクロぺ ンタ [a] フエナントレン、 ピリ ド [ , 2, : 1, 2] イミダゾ [4, 5— b] キノキサリン、 1H— 2—ォキサピレン、 スピロ [ピペリジン一 4. 9, 一 キサンテン] などがあげられる。
「置換基を有していてもよく、 縮合していてもよいフエニル基」 の 「フエニル 基」 が置換基を有していてもよい 3環式複素環と縮合する場合の好ましい例とし ては、 例えば、 式
[式中、 E'環、 F '環および G'環はそれぞれ R 1以外にォキソ基で置換されて いてもよい 5ないし 9員含窒素複素環を示し、 A環、 F環、 G環および R 1は前 記と同意義を示す。 ] で表される基などがあげられる。
なかでも、 式
で表される基などが特に好ましい。
該 「ォキソ基で置換されていてもよい 5ないし 9員含窒素複素環」 の 「5ない し 9員含窒素複素環」 としては、 前記 C'環および D'環で表わされる 「5ないし 9員含窒素複素環」 などが用いられる。
A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 力 (2 ) 置換基を有して いてもよい 2環式複素環と縮合する, あるいは 2つの同一または異なった単環 (但し、 少なくとも一方の環が単環式複素環である) と縮合する場合, および ( 3 ) 置換基を有していてもよい 3環式複素環と縮合する場合の好ましい例とし ては、 A rが式
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ]
A rで示される 「置換されていてもよいァリール基」 として特に好ましくは式
[式中、 R 1は前記と同意義を示す。 ] で表される基などがあげられ、 とりわけ、 式
または
[式中、 R 1は前記と同意義を示す。 ] で表わされる基が好ましい。
前記式中、 nは 1ないし 1 0の整数を示す。 好ましい nは 1ないし 6の整数で
あり、 特に好ましくは 1ないし 5、 さらに好ましくは 2ないし 5、 とりわけ好ま しくは 3、 4または 5である。
前記式中、 Rは水素原子または置換されてもよい炭化水素基を示し、 nの繰り 返しにおいて異なっていてもよい。
Rで示される 「置換されてもよい炭化水素基」 の 「炭化水素基」 および 「置換 基」 としては、 前記 R 1で示される 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「炭 化水素基」 および 「置換基」 と同意義を示す。
また、 Rは A rまたは A rの置換基と結合していてもよい。
Rが A rまたは A rの置換基と結合した式 (I c ) で表わされる化合物の例と しては、 例えば式
[式中、 R
1 , η , X, Υは前記と同意義を示す。 ] で表わされる化合物または
[式中、 n , X, Yは前記と同意義を示す。 ] で表わされる化合物、
[式中、 n, X, Yは前記と同意義を示す。 ] で表わされる化合物などがあげら れる。
Rとしては水素原子が好ましい。
前記式中、 Yは置換されていてもよいアミノ基または置換されていてもよい含 窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽和複素環基) 〔Yとして、 好ましくは置換さ れていてもよいアミノ基〕 を示す。 また、 Y ' は置換されていてもよいアミノ基 を示す。
Υおよび Y ' で示される 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 例えば 式
ノ R4
N〈
\R5
[式中、 R 4および R 5は同一または異なって水素原子、 置換されていてもよい 炭化水素基または置換されていてもょレ、ァシル基を示し、 R 4および R 5は結合 して環を形成していてもよい。 ] で表わされる基などが用いられる。
R 4および R 5で表わされる 「置換されていてもよい炭化水素基」 の 「置換 基」 および 「炭化水素基」 としては、 例えば前記 R 1で述べた 「置換されていて もよい炭化水素基」 の 「置換基」 および 「炭化水素基」 などが用いられる。
R 4および R 5で表わされる置換されていてもょレ、炭化水素基の好ましレ、例と しては、 例えば① (i) ハロゲン原子 (例えば、 フルォロ、 クロル、 ブロム、 ョ ードなど) 、 (ii) 低級アルコキシ基 (例えば、 メ トキシ, エトキシ, n—プロ ピルォキシ, i—プロピルォキシ, n—ブチルォキシなどの — 6アルコキシ基 など) 、 (iii) ヒドロキシ基などから選ばれる置換基を 1ないし 3個有してい てもよい直鎖状もしくは分枝状低級アルキル基 (例えば、 メチル、 ェチル、 プロ ピノレ、 イソプロピノレ、 プチノレ、 イソブチノレ、 tert -ブチル、 sec -プチノレ、 ペンチ ル、 へキシルなどのじ 6アルキル基など) または② (i) ハロゲン原子 (例え ば、 フルォロ、 クロル、 ブロム、 ョードなど) 、 (ii) 低級アルコキシ基 (例え ば、 メ トキシ, エトキシ, n—プロピノレオキシ, i—プロピルォキシ, n _プチ ルォキシなどの 一 6アルコキシ基など) 、 (iii) ヒドロキシ基などから選ば れる置換基を 1ないし 3個有していてもよい低級ァラルキル基 (例えば、 フエ二 ル一C i - アルキル (例えば、 ベンジル、 フエ-ルェチル、 フエ-ルプロピル、 フエニルブチル、 フエ二ルペンチル、 フエニルへキシルなど) 、 ナフチノレー。ェ _6アルキル (例えば、 α—ナフチルメチルなど) 又はジフエエルー C 3アルキ ル (例えば、 ジフエニルメチル、 ジフエニルェチルなど) などの C 7— 1 6ァラル キノレ基などがあげられる。
より好ましくは①無置換の直鎖状もしくは分枝状低級アルキル基 (例えば、 メチノレ、 ェチノレ、 プロピノレ、 イソプロピノレ、 プチノレ、 イソブチノレ、 tert -プチノレ、 sec-ブチル、 ペンチル、 へキシルなどの アルキル基など) または②無置 換の低級ァラルキル基 (例えば、 フエ-ルー 。アルキル (例えば、 ベンジ
ノレ、 フエニノレエチノレ、 フエ二ノレプロピノレ、 フエ-ノレプチノレ、 フエ二ルペンチノレ、 フエニルへキシルなど) 、 ナフチル—C i-eアルキル (例えば、 a—ナフチルメ チルなど) 又はジフエニル一 C i— 3アルキル (例えば、 ジフエニルメチル、 ジフ ェニルェチルなど) などの C 7 _ 6ァラルキル基などがあげられる。
R 4および R 5で表わされる 「置換されていてもよいァシル基」 としては、 例 えば前記 R 1で述べた 「置換されていてもよいァシル基」 などが用いられる。
また、 Yおよび Y, で表わされる 「置換されていてもよいアミノ基」 において、 R
4および R
5が結合して環を形成する場合、 すなわち、 Υおよび Y' で表わさ れる 「置換されていてもよいアミノ基」 「置換されていてもよい環状アミノ 基」 を示す場合の具体的な例としては、 式
[式中、 Q 1環は炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子および硫 黄原子などから選ばれるへテ口原子を 1ないし 2個含有していてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽和複素環基) を示す。 ] で表わされ る基などが用いられる。 より具体的には、 例えば、
などが繁用される。
Υおよび Y ' で表わされる 「置換されていてもよいアミノ基」 としての 「置換 されていてもよい環状アミノ基」 の 「置換基」 としては、 例えば前記 R 2 cと R 3 cが隣接する窒素原子と共に形成していてもよい 「置換基を有していてもよい含 窒素複素環」 の 「置換基」 、 前記 R 1で表される 「置換されていてもよい炭化水 素基、 置換されていてもよいァシル基または置換されていてもよい複素環基」 な どが用いられる。
Yおよび Y ' で表わされる 「置換されていてもよいアミノ基」 としては、 ( 1 ) 式
[式中、 R
2は水素原子、 置換されていてもよいァシル基、 置換されていてもよ レ、炭化水素基または置換されていてもょレ、複素環基を示し、 pは 1 3の整数を 示し、 R 'および R"はそれぞれ水素原子または置換されていてもよいアルキル 基を示し、 また R 'および R' 'は結合して環を形成していてもよレ、。 ]で表される 基; (2 ) 置換されていてもよいピペリジノ基;などが好ましく、 なかでも、 ( 1 a ) 式
[式中、 R
2は水素原子、 置換されていてもよいァシル基、 置換されていてもよ い炭化水素基または置換されていてもょレ、複素環基を示し、 R 'および R"はそ れぞれ水素原子または置換されていてもよいアルキル基を示す。 ]で表される 基; (l b ) 式
[式中、 R 2は水素原子、 置換されていてもよいァシル基、 置換されていてもよ い炭化水素基または置換されていてもよい複素環基を示す。 ]で表される基;な どが好ましく用いられる。
ここで、 R 2で示される 「置換されていてもよいァシル基」 「置換されてい てもよい炭化水素基」 および 「置換されていてもよい複素環基」 としては、 前記 した R 1で示される 「置換されていてもよいァシル基」 「置換されていてもよ い炭化水素基」 および 「置換されていてもよい複素環基」 と同様なものが挙げら
れる。
R 'および R"で示される 「置換されていてもよいアルキル基」 における 「ァ ルキル基」 としては、 アルキル基などが挙げられ、 該 「アルキル基」 の
「置換基」 としては、 前記した R 1で示される 「置換されていてもよい炭化水素 基」 の 「置換基」 と同様なものが挙げられる。
また、 R'および R' 'は結合して環を形成する場合、 前記した Q 1環として例 示された 「含窒素複素環基」 の中で、 炭素原子と 2個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子おょぴ硫黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1個含有していてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽和複素環基) が好ましい例 としてあげられる力 力かる環としては、 炭素原子および 2個の窒素原子から構 成される 5ないし 9員の含窒素複素環 (好ましくは含窒素飽和複素環) が好まし く、 これらの環は前記した Q 1環と同様な置換基をさらに有していてもよい。
Yとしての置換されていてもよいピペリジノ基は、 前記した R 1で示される 「置換されていてもよいァシル基」 、 「置換されていてもよい炭化水素基」 、 「置換されていてもよい複素環基」 などを置換基として有していてもよい。
Yで表される 「置換されていてもよい含窒素複素環基」 の 「含窒素複素環基」 としては、 炭素原子および 1個の窒素原子以外に、 例えば窒素原子, 酸素原子お よび硫黄原子などのへテロ原子を 1ないし 3個を含有していてもよい 5ないし 9 員の含窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽和複素環基) などが用いられる。 これ らの含窒素複素環基は環構成窒素原子に結合手を有する基であってもよいし、 あ るいは環構成炭素原子に結合手を有する基であってもよい。 環構成窒素原子に結 合手を有する基としては、 例えば、 式
[式中、 Q
1環は炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子おょぴ硫 黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 2個含有していてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽和複素環基) を示す。 ] で表わされ る基などが用いられる。 より具体的には、 例えば、
などが繁用される。
また、 環構成炭素原子に結合手を有する基としては、 例えば、 式
-C 0 NH
[式中、 Q 2環は炭素原子と 1個の窒素原子以外に窒素原子、 酸素原子おょぴ硫 黄原子などから選ばれるヘテロ原子を 1ないし 2個含有していてもよい 5ないし 9員の含窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽和複素環基) を示す。 ] で表わされ る基などが用いられる。 より具体的には、 例えば、
などが繁用される。
Yで表わされる 「置換されていてもよい含窒素複素環基 (好ましくは含窒素飽 和複素環基) 」 の 「置換基」 としては、 例えば前記 R 2 cと R 3 cが隣接する窒素 原子と共に形成していてもよい 「置換基を有していてもよい含窒素複素環」 の 「置換基」 、 前記 R 1で表される 「置換されていてもよい炭化水素基、 置換され ていてもよいァシル基または置換されていてもよい複素環基」 などが用いられる。 また、 Yおよび Y' で表わされる 「置換されていてもよいアミノ基 J としての
「置換されていてもよい環状アミノ基」 ;ならびに Yで表わされる 「置換されて いてもよい含窒素複素環基」 が 2個以上の置換基を有する場合、 該置換基同士が 結合して環を形成していてもよく、 かかる環の具体例としては、 ベンゼン環、 5 〜8員 (好ましくは 5〜6員) の芳香族単環式複素環 (例えばピロール、 ォキサ ゾーノレ、 イソォキサゾー Λ\ チアゾーノレ、 イソチアゾール、 イミダゾーノレ、 ピラ ゾーノレ、 1, 2, 3—ォキサジァゾ一ノレ、 1, 2 , 4—ォキサジァゾール、 1, 3 , 4 一ォキサジァゾール、 1, 2, 3—チアジアゾール、 1 , 2 , 4—チアジアゾール、 1 , 3, 4—チアジアゾール、 1 , 2, 3—トリァゾール、 1 , 2 , 4—トリァゾール、 テトラゾ—ル、 ピリジン、 ピリダジン、 ピリミジン、 ピラジン、 トリアジン等) 、 およびこれらの環の一部または全部の不飽和結合が飽和結合に変換された環など が挙げられる。
さらに、 Υおよび Y ' で表わされる 「置換されていてもよいアミノ基」 として の 「置換されていてもよい環状アミノ基」 ;ならびに Υで表わされる 「置換され ていてもよい含窒素複素環基」 が 1つの炭素原子上に 2個以上の置換基を有する 場合、 該置換基同士が結合してスピロ環を形成していてもよく、 かかるスピロ環 を形成する場合の具体例としては、 例えば、 スピロ(1H-インデン- 1, 4' -ピベリジ ニル)環などが挙げられる。
Υで表わされる 「置換されていてもよい含窒素複素環基」 の 「含窒素複素環 基」 として好ましくは、 4—ピペリジニノレ基、 1ーピペリジニル基または 1—ピ ぺラジニノレ基などがあげられる。
[式中、 . R 6は R 1と同意義を表す] で表される基などが好ましい。
Yとしてより好ましくは、 例えば、 式
[式中、 R
6は (i) C
6アルキル、 C
6アルコキシ、 ハロゲン原子、 ニトロ、 モノーまたはジ— —
6アルキル一力ルバモイルォキシ、 ヒドロキシ、 シァノ、 カルポキシル、 C
6アルコキシカルボ-ル、 力ルバモイル、 環状アミノカルボ ニル、 ァミノ、 — 6アルキルカルボニルァミノ、 フエニルスルホ -ルァミノ、 6アルキルスルホ -ルァミノ、 アミジノ、 ウレイドあるいは複素環で置換さ れていてもよいフエニル— — 6アルキル (前記 C —
6アルキルおよび C
6ァ ルコキシ、 力ルバモイル、 環状アミノカルポニル、 ァミノ、 フエニルスルホニル ァミノ、 アミジノ、 ウレイド、 複素環はさらに置換基を有していてもよく、 該
「置換基」 としては、 例えば R 1で表される 「置換されていてもよい炭化水素 基」 の 「置換基」 などが用いられる。 ) 、 (ii) 水素原子、 (iii) ハロゲン原子、 ヒドロキシ、 d— 6アルコキシ、 ァミノ、 モノ-またはジーじ アルキ^ /レアミノ、 力ルポキシル、 シァノまたは C i _ 6アルコキシ一力ルポ-ルで置換されていても よい アルキル基あるいは (iv) モノまたはジ- アルキルアミノまたは C i— 6アルコキシ -力ルポエルで置換されていてもよい — 6アルキルカルボニル 基を示し、 好ましくは、 アルキル (メチルなど) 、 トリハロゲノ。 ァ ルキル (メチルなど) 、 ハロゲン原子 (フルォロ、 クロ口など) 、 ニトロ、 シァ ノ、 C — 4アルコキシ (メトキシなど) 、 ヒドロキシ、 力ルバモイル、 (4- C — 4 アルキル (メチルなど) -卜ピペラジニル)力ルポニル、 アミノチォ力ルポ-ル、 モルホリノカルボニル、 カルボキシル、 — 4アルコキシ (メ トキシなど) カル ボニル、 C — 4アルコキシ (エトキシなど) カルボ二ルじ 4アルコキシ (メ ト キシなど) 、 カルボキシル C i— 4アルコキシ (メ トキシなど) 、 C i 4アルコキ シ (ェトキシなど) 力ルポ-ル C! _6アルキル (イソプロピルなど) 、 力ルポキ シル アルキル (イソプロピルなど) 、 ァミノ、 ァセチルァミノ、 ァ ルキル (メチルなど) スルホ -ルァミノ、 (4 - C i— 4アルキル (メチルなど) フ ェニル)スルホニルァミノ、 ウレイド、 3-0 ^ 4アルキル (メチルなど) ゥレイ ド、 アミジノ、 ジヒドロチアゾリルまたはジヒドロイミダゾリルで置換されてい てもよいベンジル基を示す。 ] で表される基などがあげられ、
なかでも、 R 6が 4アルキル (メチルなど) 、 トリハロゲノ (フルォ口な ど) C,— 4アルキル (メチルなど) 、 ハロゲン原子 (フルォロ、 クロ口など) 、
ニトロ、 ヒドロキシ、 力ルバモイル、 ァミノ、 アミジノ、 ジヒドロイミダゾリル で置換されていてもよレ、ベンジル基のものが好ましレ、。
Yとして、 特に、 1一べンジルー 4—ピペリジニル基、 4一べンジルー 1—ピ ペリジニル基または 4一べンジルー 1—ピぺラジュル基、 1—ァセチルー 4ーピ ペリジニル基、 1一 [ (2—メチルフエニル) メチル] 一 4ーピペリジニル基、
1 - [ (3—クロ口フエニル) メチル] _4—ピペリジニル基、 1一 [ (2—ク ロロフエニル) メチル] —4—ピペリジニル基、 1一 [ (3—ニトロフエニル) メチル] —4—ピペリジニル基、 1一 [ [3- (トリフルォロメチル) フエ二 ル] メチル] —4—ピベリジ-ル基、 などが好ましく、 1—ベンジル _ 4ーピぺ リジニノレ基、 1—ァセチル一 4—ピペリジニル基、 1— [ (2—メチルフエ- ル) メチル] 一 4—ピペリジニル基、 1― [ (3—クロ口フエ二ノレ) メチル] - 4ーピペリジニル基、 1一 [ (2—クロ口フエニル) メチル] —4—ピペリジニ ル基、 1— [ (3—ニトロフエ-ル) メチル] 一 4—ピベリジ-ル基、 1一 [ [3— (トリフルォロメチル) フエニル] メチル] _ 4ーピペリジニル基、 な どが汎用される。
前記式中、 Xで示される 「直鎖部分を構成する原子数が 1〜4のスぺーサ一」 としては、
(1) 一(CH2)f3— 3は1〜4の整数を示す。 ) 、
(2) _(CH2)g5— X5— (CH2)g6_ (g5および g6は同一または異なって 0〜3の整数 を示す。 但し、 g5と g6との和は 1〜3である。 X5は NH, 0, S, SOまたは S02を示 す) 、
(3) 一(CH2)h7— X5— (C )h8—X6— (CH2)h9_ (h7, h8およひ 9は同一または異な つて 0〜2の整数を示す。 伹し、 h7, h8および h9の和は 0〜2である。 X5およ ぴ X6はそれぞれ NH, 0, S, SOまたは S02を示す。 伹し、 h8が 0のとき、 X5および X 6の少なくとも一つは好ましくは NHを示す。 ) などの飽和の 2価の基おょぴ一部 の結合が不飽和結合に変換された 2価の基など;あるいは、 一CO_、 一 O—、 一 NR3a—、 一 S—、 一 SO—、 一 S〇2—、 一 S02NR3a—、 一 S02NH
CONR3a―、 一SO2NHC (=NH) NR3a―、 一 CS—、 一 CR3a (R 3 b ) 一、 _C (=CR3a (R3b) ) ―、 一 C (=NR3a) 一、 一 CONR3a—
(ここで、 R 3 aおよび R 3 bはそれぞれ独立して、 水素原子、 シァノ基、 ヒドロ キシ基、 アミノ基、 アルキル基または C^ 6アルコキシ基を示す。 ) など の直鎖部分を構成する原子数が 1ないし 4個である 2価の基が挙げられる。
Xとしては、 一 CO_、 一 O—、 一 NR3a—、 一S—、 一 SO—、 一 S02—、 一 SO2NR3a—、 一 S02NHCONR3a—、 -SOaNHC (=NH) NR3 a―、 — CS—、 -CR3a (R3b) 一、 -C (=CR3a (R3b) ) 一、 一 C
(=NR3a) ―、 一 CONR3a— (ここで、 R 3 aおよび R 3 bはそれぞれ独立し て、 水素原子、 シァノ基、 ヒドロキシ基、 アミノ基、 6アルキル基または C ェ— 6アルコキシ基を示す。 ) などがさらに好ましく、 なかでも、 一 CO_、 -0 一、 一 S〇2—、 一 S02NR3a―、 -CR3a (R3b) 一、 一CONR3a—など が好ましく、 とりわけ S02NR3a—、 一CONR3a—、 一 CR3a (R3b) - などが好ましく用いられる。
Xで示される 2価の基は、 任意の位置 (好ましくは炭素原子上) に置換基を有 していてもよく、 .かかる置換基としては、 例えば、 低級 (Cx_6) アルキル (例、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピノレ、 プチノレ、 イソプチノレ、 s e cーブチ ノレ、 t e r t—プチノレ、 ペンチノレ、 ィソペンチノレ、 ネオペンチノレ、 へキシノレな ど) 、 低級 (Cg_7) シクロアルキル (例、 シクロプロピル、 シクロプチル、 シ ク口ペンチル、 シク口へキシル、 シク口へプチルなど) 、 ホノレミル、 低級 (C2
—
7) アルカノィル (例、 ァセチル、 プロピオニル、 ブチリルなど) 、 低級 (C
x 一
6) 低級アルコキシ—カルボニル、 低級
低級アルコキシ、 水酸基、 ォ キソなどが挙げられる。
式 (I c) で表されるィ匕合物またはその塩のなかでも、 式 (I I c)
[式中、 R1は水素原子、 置換されていてもよい炭化水素基または置換されてい てもよいァシル基を示し、 A環はさらに置換基を有していてもよいベンゼン環を
示し、 Xは直鎖部分を構成する原子の数が 1〜4のスぺーサー (但し、 —CO— を除く) を示し、 nは 1〜10の整数を示し、 Rは水素原子または置換されてい てもよい炭化水素基であって、 nの繰り返しにおいて、 同一でも異なっていても よく、 また Rは A環または A環の置換基と結合して環を形成していてもよく、 Y は置換されていてもよいアミノ基を示す。 ] で表される化合物またはその塩が好 ましく用いられる。
本発明で用いられるゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物 〔式 (I a) 、 (I I a) 、 (I I a' ) 、 (l b) , ( I c ) および ( I I c ) で表さ れる化合物を含む〕 の塩としては、 薬理学的に許容される塩が好ましく、 例えば 無機塩基との塩、 有機塩基との塩、 無機酸との塩、 有機酸との塩、 塩基性または 酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。
無機塩基との塩の好適な例としては、 例えばナトリゥム塩、 力リゥム塩などの アルカリ金属塩;カルシウム塩、 マグネシウム塩などのアル力リ土類金属塩;な らぴにアルミニゥム塩、 アンモニゥム塩などが挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、 例えばトリメチルァミン、 トリェチルァ ミン、 ピリジン、 ピコリン、 エタノーノレアミン、 ジエタノーノレアミン、 トリエタ ノールァミン、 ジシク口へキシルァミン、 N, Ν'-ジベンジルエチレンジァミン などとの塩が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、 例えば塩酸、 臭化水素酸、 硝酸、 硫酸、 リ ン酸などとの塩が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、 例えばギ酸、 酢酸、 トリフルォロ酢酸、 フ マル酸、 シユウ酸、 酒石酸、 マレイン酸、 クェン酸、 コハク酸、 リンゴ酸、 メタ ンスルホン酸、 ベンゼンスルホン酸、 ρ-トルエンスルホン酸などとの塩が挙げら れる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、 例えばアルギニン、 リジン、 オル 二チンなどとの塩が挙げられ、 酸性ァミノ酸との塩の好適な例としては、 例えば ァスパラギン酸、 グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
本発明で用いられるゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物 〔式 (I a) 、 (I I a) 、 (I I a' ) 、 (l b) , ( I c ) および ( I I c ) で表さ
れる化合物を含む〕 は、 水和物であってもよく、 非水和物であってもよい。 また、 本発明で用いられるゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物 〔式 (I a) 、
(I I a) 、 (I I a' ) , (l b) , ( I c ) および ( I I c ) で表される化 合物を含む〕 力 コンフィグレーショナル 'アイソマー (配置異性体) 、 ジァス テレオーマー、 コンフォーマーなどとして存在する場合には、 所望により、 自体 公知の分離'精製手段でそれぞれを単離することができる。 また、 本発明で用い られるゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物 〔式 (I a) 、 (I I a) 、
(I I a5 ) (l b) , (I c) および (l i e) で表される化合物を含む〕 がラセミ体である場合には、 通常の光学分割手段により、 (S) 体、 (R) 体に 分離することができ、 各々の光学活性体ならびにラセミ体のいずれについても、 本発明に包含される。
本発明で用いられるゥロテンシン 11受容体拮抗作用を有する化合物またはその 塩 〔式 (I a) 、 (I I a) 、 (I I a' ) 、 (l b) , (I c) および (I I c) で表される化合物またはその塩を含む〕 [以下、 UII受容体拮抗薬と称する ことがある。 ] はプロドラッグとして用いてもよく、 かかるプロドラッグとして は、 生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により UII受容体拮抗 薬に変換する化合物、 すなわち酵素的に酸化、 還元、 加水分解等を起こして UII 受容体拮抗薬に変化する化合物、 胃酸等により加水分解などを起こして UII受容 体拮抗薬に変化する化合物をいう。 UII受容体拮抗薬のプロドラッグとしては、 UII受容体拮抗薬のアミノ基がァシル化、 アルキル化、 りん酸化された化合物
(例、 UII受容体拮抗薬のアミノ基がエイコサノィル化、 ァラ-ル化、 ペンチル ァミノカルボ二ノレ化、 (5—メチルー 2—ォキソ一 1, 3 _ジォキソレン一 4— ィル) メ トキシカルポニル化、 テトラヒドロフラ -ル化、 ピロリジルメチル化、 ビバロイルォキシメチル化、 t e r t一ブチル化された化合物など) ; UII受容 体拮抗薬の水酸基がァシル化、 アルキル化、 りん酸化、 ほう酸化されたィ匕合物 (例、 UII受容体拮抗薬の水酸基がァセチル化、 パルミトイル化、 プロノくノィル 化、 ピバロィル化、 サクシエル化、 フマリル化、 ァラエル化、 ジメチルアミノメ チルカルボニル化された化合物など) ; UII受容体拮抗薬のカルボキシル基がェ ステル化、 アミド化された化合物 (例、 UII受容体拮抗薬のカルボキシル基がェ
チルエステノレィ匕、 フエニルエステノレ化、 カノレボキシメチルエステル化、 ジメチノレ アミノメチノレエステル化、 ピパロィルォキシメチルエステル化、 エトキシカ ポ ニルォキシェチルエステノレ化、 フタリジルエステル化、 (5—メチル一 2—ォキ ソ一 1 , 3—ジォキソレン一 4一ィル) メチノレエステル化、 シクロへキシノレォキ シカルボ-ノレェチルエステル化、 メチルアミドィ匕されたィ匕合物など) ;等が挙げ られる。 これらの化合物は自体公知の方法によって UII受容体拮抗薬から製造す ることができる。
また、 UII受容体拮抗薬のプロドラッグは、 広川書店 1 9 9 0年刊 「医薬品の 開発」 第 7巻分子設計 1 6 3頁から 1 9 8頁に記載されているような、 生理的条 件で UII受容体拮抗薬に変化するものであってもよレ、。
また、 UII受容体拮抗薬は同位元素 (例、 ¾ 14C, , 125: [など) などで標識さ れていてもよい。
本発明の UII受容体拮抗薬は、 単独で、 または薬学的に許容される担体と配合 し、 錠剤、 カプセル剤、 顆粒剤、 散剤などの固形製剤;またはシロップ剤、 注射 剤などの液状製剤として経口または非経口的に投与することができる。
非経口的投与の形態としては、 例えば、 注射剤、 点滴、 坐剤などが挙げられる。 薬学的に許容される担体としては、 製剤素材として慣用の各種有機あるいは無 機担体物質が用いられ、 固形製剤における賦形剤、 滑沢剤、 結合剤、 崩壊剤;液 状製剤における溶剤、 溶解補助剤、 懸濁化剤、 等張化剤、 緩衝剤、 無痛化剤など として配合される。 また必要に応じて、 防腐剤、 抗酸化剤、 着色剤、 甘味剤など の製剤添加物を用いることもできる。 賦形剤の好適な例としては、 例えば乳糖、 白糖、 D -マンニトール、 デンプン、 結晶セルロース、 軽質無水ケィ酸などが挙 げられる。 滑沢剤の好適な例としては、 例えばステアリン酸マグネシウム、 ステ アリン酸カノレシゥム、 タルク、 コロイドシリカなどが挙げられる。 結合剤の好適 な例としては、 例えば結晶セルロース、 白糖、 D -マン-トール、 デキストリン、 ヒドロキシプロピルセルロース、 ヒドロキシプロピルメチルセルロース、 ポリビ -ルピロリ ドンなどが挙げられる。 崩壌剤の好適な例としては、 例えばデンプン、 カノレポ'キシメチノレセノレロース、 カノレボキシメチノレセノレロースカノレシゥム、 クロス カルメロースナトリゥム、 カルボキシメチルスターチナトリゥムなどが挙げられ
る。 溶剤の好適な例としては、 例えば注射用水、 アルコール、 プロピレングリコ ール、 マクロゴール、 ゴマ油、 トウモロコシ油などが挙げられる。 溶解捕助剤の 好適な例としては、 例えばポリエチレングリコール、 プロピレングリコール、 D -マン-トール、 安息香酸ベンジル、 ェタノール、 トリスァミノメタン、 コレス テロール、 トリエタノールァミン、 炭酸ナトリウム、 クェン酸ナトリウムなどが 挙げられる。 懸濁化剤の好適な例としては、 例えばステアリルトリエタノールァ ミン、 ラウリル硫酸ナトリウム、 ラウリルアミノプロピオン酸、 レシチン、 塩化 ベンザルコニゥム、 塩化べンゼトニゥム、 モノステアリン酸グリセリン、 などの 界面活性剤;例えばポリビュルアルコール、 ポリビニルピロリ ドン、 カルボキシ メチルセルロースナトリウム、 メチ /レセノレロース、 ヒ ドロキシメチルセノレロース、 ヒ ドロキシェチルセルロース、 ヒ ドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分 子などが挙げられる。 等張化剤の好適な例としては、 例えば塩化ナトリウム、 グ リセリン、 D -マンニトールなどが挙げられる。 緩衝剤の好適な例としては、 例 えばリン酸塩、 酢酸塩、 炭酸塩、 クェン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。 無 痛化剤の好適な例としては、 例えばべンジルアルコールなどが挙げられる。 防腐 剤の好適な例としては、 例えばパラォキシ安息香酸エステル類、 クロロブタノ一 ル、 ベンジルアルコール、 フエネチルアルコール、 デヒ ドロ酢酸、 ソルビン酸な どが挙げられる。 抗酸化剤の好適な例としては、 例えば亜硫酸塩、 ァスコルビン 酸などが挙げられる。
ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩の製造法を以下に 示す。
■ なお、 下記の各製造法で用いられるィ匕合物は、 反応に支障を来たさない限り、 前記のゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物と同様な塩を形成していて あよい。
また、 下記各反応において、 原料化合物は、 置換基としてアミノ基、 カルボキ シル基、 ヒドロキシル基を有する場合、 これらの基にペプチド化学などで一般的 に用いられるような保護基が導入されたものであってもよく、 反応後に必要に応 じて保護基を除去することにより目的化合物を得ることができる。
ァミノ基の保護基としては、 例えば置換基を有していてもよい C - 6アルキル
カルボニル (例えば、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 ホノレミル、 フエ二ルカル ボ -ル、 アルキルォキシカルポニル (例えば、 メ トキシカルボニル、 エト キシカルボニル、 t—ブトキシカルポニルなど) 、 フエ二ルォキシカルボニル (例えば、 ベンズォキシカルボニルなど) 、 C 7— 1 0ァラルキルォキシカルボ- ル (例えば、 ベンジルォキシカルポニルなど) 、 トリチノレ、 フタロイルなどが用 いられる。 これらの置換基としては、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭 素、 ヨウ素など) 、 〇卜 6アルキルカルボニル (例えば、 ァセチル、 プロピオ二 ル、 プチリルなど) 、 ニトロ基などが用いられ、 置換基の数は 1ないし 3個程度 である。
カルボキシル基の保護基としては、 例えば置換基を有していてもよい C i— eァ ルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピル、 イソプロピル、 ブチル、 tert—ブ チルなど) 、 フエニル、 トリチル、 シリルなどが用いられる。 これらの置換基と しては、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 — 6ァ ノレキルカルボ二ノレ (例えば、 ァセチル、 プロピオニル、 プチリルなど) 、 ホルミ ル、 ニトロ基などが用いられ、 置換基の数は 1ないし 3個程度である。
ヒドロキシ基の保護基としては、 例えば置換基を有していてもよいじ卜6アル キノレ (例えば、 メチル、 ェチノレ、 プロピル、 イソプロピル、 ブチノレ、 tert—プチ ルなど) 、 フエ-ル、 C 7— 1 0ァラルキル (例えば、 ベンジルなど) 、 — 6ァ ルキルカルポニル (例えば、 ァセチル、 プロピオニルなど) 、 ホルミル、 フエ- ルォキシカルポニル、 C 7_ 1 0ァラノレキルォキシカノレボニノレ (例えば、 ベンジル ォキシカルボニルなど) 、 ビラニル、 フラニル、 シリルなどが用いられる。 これ らの置換基としては、 ハロゲン原子 (例えば、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素な ど) 、 6アルキル、 フエ-ル、 C 7_ 1 0ァラルキル、 ニトロ基などが用いら れ、 置換基の数は 1ないし 4個程度である。
また、 保護基の導入および除去方法としては、 それ自体公知またはそれに準じ る方法 〔例えば、 プロテクティブ ·グループス 'イン 'オーガニック 'ケミスト リー (J. F. W. McOmieら、 プレナムプレス社) に記載の方法〕 が用いられるが、 除 去方法としては、 例えば酸、 塩基、 還元、 紫外光、 ヒドラジン、 フエニルヒ ドラ ジン、 N—メチルジチォ力ルバミン酸ナトリウム、 テトラプチルアンモェゥムフ
ルオリド、 酢酸パラジウムなどで処理する方法が用いられる。
式 (I a) で表される化合物 〔新規な構造を有する式 (I I a) ないし (I I a' ) で表される化合物を含む〕 またはその塩の製造法を以下に示す。
式 (I a) で表される化合物またはその塩は自体公知の方法によって製造でき る。 また、 式 (I a) で表される化合物またはその塩は、 例えば下記の方法、 あ るいはテトラへドロンレターズ, 40卷, 5643〜5646頁、 特開平 3— 2 20189号公報、 特公昭 48-30280号公報などに記載の方法またはそれ に準じた方法によって製造できる。
式 (I a) で表される化合物 〔新規な構造を有する式 (I I a) ないし (I I a' ) で表される化合物を含む〕 またはその塩のうち、 R a1が無置換のァミノ 基である式 (I a a) で表される化合物またはその塩は、 例えば、 以下のスキー ムによって製造することができる。
〔式中、 各記号は前記と同意義を示す〕
特開平 3— 220189号公報、 特公昭 48— 30280号公報などに記載の 方法またはそれに準じた方法に従って、 式 (I I I a) で表される化合物または その塩と式 (IVa) で表される化合物またはその塩とを反応させて得られる式
(Va) で表される化合物またはその塩を環ィヒ反応に付すことにより、 式 (I a
a ) で表される化合物またはその塩を得ることができる。
式 (I a ) で表される化合物 〔新規な構造を有する式 (I I a ) ないし (I I a ' ) で表される化合物を含む〕 またはその塩は、 例えば、 以下のスキームによ つても製造することができる。
〔式中、 Z aはアルカリ金属を示し、 その他の記号は前記と同意義を示す〕 テトラへドロンレターズ, 4 0卷, 5 6 4 3〜5 6 4 6頁などに記載の方法ま たはそれに準じた方法に従って、 式 (V I a ) で表される化合物またはその塩と 式 (V I I a ) で表される化合物またはその塩とを反応させて得られる式 (V I I I a ) で表される化合物またはその塩を式 R a aで表される化合物と反応 させることにより、 式 (l a ) で表される化合物またはその塩を得ることができ る。
Z aで示されるアルカリ金属としては、 例えば、 リチウム、 ナトリウム等が挙 げられる。
反応は、 無溶媒あるいは溶媒中で行ってもよい。 溶媒としては、 反応に影響を 与えなければ特に制限はないが、 たとえばエーテル系溶媒 (たとえば、 ジェチル エーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等) 、 ハロゲン系溶媒 (たとえばジ クロロメタン、 ジクロロェタン、 クロ口ホルム、 四塩化炭素等) 、 炭化水素系溶
媒 (たとえばベンゼン、 トルエン、 へキサン、 ヘプタン等) 、 アミド系溶媒 (ジ メチルホルムアミ ド、 ジメチルァセトアミド、 N-メチルピロリ ドン等) 、 エス テル系溶媒 (酢酸ェチル、 酢酸メチル等) 、 ァセトニトリル、 ジメチルスルホキ シド等が用いられ、 また、 これらを 2つ以上混合して用いてもよい。
式 (VI I I a) で表される化合物またはその塩に対して使用する式 R a aで表される化合物の量は、 約 0. 5ないし 20モル当量、 好ましくは約 0. 8 ないし 10モル当量であり、 この時の反応温度は約一 80°Cないし 200°C、 好 ましくは約一 80°Cないし 80°Cであり、 反応時間は約 0. 1ないし 96時間、 好ましくは約 0. 5ないし 72時間である。
また、 式 (I a) で表される化合物またはその塩のうち、 R a1が無置換のァ ミノ基でなレ、化合物またはその塩は、 公知の方法に準じて製造することができる が、 例えば、 前記スキームで合成される式 (I a a) で表されるィ匕合物またはそ の塩を原料として用レ、、 以下の反応に従って、 種々変換することによって、 製造 することもできる。
〔式中、 Ra1 "および Ra1 '"はそれぞれァミノ基の置換基 (好ましくは、 置換さ れていてもよい低級アルキル基) を示し、 L aは脱離基を示す。 〕
L aで示される脱離基としては、 例えば、 塩素原子、 臭素原子、 ョード原子な どのハロゲン原子あるいはメタンスルホニル基、 トルエンスルホ -ル基等のスル ホン酸エステルなどが挙げられる。
反応は、 無溶媒あるいは溶媒中で行ってもよレヽ。 溶媒としては、 反応に影響を 与えなければ特に制限はないが、 たとえばエーテル系溶媒 (たとえば、 ジェチノレ エーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等) 、 ハロゲン系溶媒 (たとえばジ クロロメタン、 ジクロロェタン、 クロ口ホルム、 四塩化炭素等) 、 炭化水素系溶 媒 (たとえばベンゼン、 トルエン、 へキサン、 ヘプタン等) 、 アミド系溶媒 (ジ メチルホルムアミ ド、 ジメチルァセトアミ ド、 N-メチルピロリ ドン等) 、 エス テル系溶媒 (酢酸ェチル、 酢酸メチル等) 、 ァセトニトリル、 ジメチルスルホキ シド等が用いられ、 また、 これらを 2つ以上混合して用いてもよい。 また、 場合 によっては、 塩基 (たとえば、 トリェチノレァミン、 4— (ジメチルァミノ) ピリ ジン、 2— tert—ブチルイミノー 2—ジェチルァミノー 1, 3—ジメチルパーヒ ドロー 1 , 3, 2—ジァザホスホリン、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素カリウム、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム、 水素化ナトリウム、 水素化カリウム等) 、 ある いは、 相関移動触媒 (たとえば、 臭化テトラプチルアンモユウム、 塩ィヒベンジノレ トリェチルアンモ -ゥム等の四級アンモ-ゥム塩類おょぴ 1 8 _クラウン一 6等 のクラウンエーテル類等) または、 塩基およぴ相関移動触媒の存在化に行つても よい。
式 (I a a ) で表される化合物またはその塩に対して使用する式 R a ' L a
で表される化合物の量および式 (l a b) で表されるィ匕合物またはその塩に対し て使用する式 Ra Laで表される化合物の量は、 約 0. 5ないし 20モル 当量、 好ましくは約 0. 8ないし 10モル当量であり、 この時の反応温度は約一 20 °Cないし 200 °C、 好ましくは約 20 °Cないし 150 °Cであり、 反応時間は 約 0. 1ないし 96時間、 好ましくは約 0. 5ないし 72時間である。 用いられ る塩基の量は、 通常、 式 (I a a) または式 (l a b) で表される化合物に対し て、 約 0. 5ないし 10モル当量、 好ましくは約 1ないし 5モル当量である。 さらに、 式 (I a a) 〜 (l a d) で表される化合物またはその塩において、 環 Aにおける置換基が塩素、 臭素、 ヨウ素等のハロゲン原子である場合には、 公 知の置換反応 (鈴木カップリング反応、 Still反応、 ヘック反応等) により、 容 易に種々の官能基 (環 A aで示されるベンゼン環が有していてもよい置換基な ど) に変換することができる。
このようにして得られる化合物 (l a) は、 公知の分離精製手段、 例えば濃縮、 減圧濃縮、 溶媒抽出、 晶出、 再結晶、 転溶、 クロマトグラフィーなどにより単離 精製することができる。
式 (I b) で表される化合物またはその塩の製造法を以下に示す。
式 (I b) で表される化合物またはその塩は、 例えばスキーム 1 bによって製 造することができる。
スキーム 1 b
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ]
式 (lb) で表される化合物またはその塩は、 式 (lib)で表される化合物と式 Rb2C00Hで表されるカルボン酸、 その反応性誘導体またはこれらの塩とを溶媒中、 必要であれば塩基の存在下、 縮合剤を用いることにより製造することができる。 カルボン酸の反応性誘導体としては、 酸無水物、 活性エステル (例えば、 p—二
トロフエ二ノレエステノレ、 N -ヒ ドロキシスクシンイミ ドエステノレ、 ペンタフノレォロ フエニルエステル、 1ーヒドロキシベンゾトリアゾールエステルなど) 、 酸ハラ ィド (例えば、 酸クロリ ド、 酸プロミ ドなど) 、 イミダゾリ ドあるいは混合酸無 水物 (例えば、 メチル炭酸との無水物、 ェチル炭酸との無水物など) 等が挙げら れる。 その具体例としては、 例えば、 式 - C00Hで表される基が式 - C0Q [式中、 Qは脱離基 〔例、 ハロゲン原子 (フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 メタンス ノレホニルキシ、 ベンゼンスルホニルォキシ、 p-トルエンスルホニルォキシなど〕 を示す]で表される基となっている化合物などが挙げられる。 用いる溶媒として は、 例えばエーテル系溶媒 (例えば、 ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等) 、 炭化水素系溶媒 (例えば、 ベンゼン、 トルエン、 へキサン、 へ プタン等) 、 ハロゲン系溶媒 (例えば、 ジクロロメタン、 ジクロロェタン、 クロ 口ホルム、 四塩化炭素等) 、 ァセトニ ト リノレ、 N,N-ジメチルホルムアミ ド等が挙 げられる。 用いる塩基としては、 トリェチルァミン、 4ージメチルァミノピリジ ン、 N, N-ジィソプロピルェチルァミン、 トリエチレンジァミン、 4ーメチルモル ホリン等の有機塩基あるいはアル力リ金属またはアル力リ土類金属炭酸塩 (例え ば、 炭酸ナトリゥム、 炭酸力リゥム等) 、 アルカリ金属またはアル力リ土類金属 炭酸水素塩 (例えば、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素カリウム等) 、 アルカリ金 属またはアル力リ土類金属の水酸ィヒ物 (例えば、 水酸化ナトリウム、 水酸化力リ ゥム等) 等が挙げられる。 用いる縮合剤としては、 例えばペプチド合成に用いる 縮合剤等が挙げられ、 具体的には、 例えばジシクロへキシルカルポジイミド、 ジ イソプロピルカルポジィミ ド、 N-ェチルー N,- 3ージメチルァミノプロピルカル ボジィミ ドおよびその塩酸塩、 ベンゾトリアゾールー 1—イル^ "トリス (ジメチ ルァミノ) ホスホニゥムへキサフルォロリン化物塩、 ベンゾトリァゾールー 1一 ィルートリスピロリジノホスホニゥムへキサフルォロリン化物塩、 シァノリン酸 ジェチル、 ジフエ二ルフォスホリルアジド、 N-ヒドロキシー 5—ノルポルネンー
2, 3—力ルポキシイミ ド等が挙げられる。 これらは単独あるいは、 1—ヒ ドロ キシベンゾトリアゾール、 1ーヒドロキシ一 7—ァザべンゾトリァゾーノレ等との 組み合わせで用いてもよい。 このとき式 (li b ) で表されるィ匕合物またはその塩 1モルに対して、 式 Rb¾00Hで表されるカルボン酸またはその塩は 0. 5ないし
1 0モル当量、 好ましくは 1ないし 5モル当量用いられ、 縮合剤は 0 . 5ないし 1 0モル当量、 好ましくは 1ないし 6モル当量用いられる。 このとき反応温度は、 — 5 0ないし 2 0 0 °C、 好ましくは一 2 0ないし 1 0 0 °Cであり、 反応時間は 0 . 5ないし 9 6時間好ましくは 0 . 5ないし 7 2時間で、 より好ましくは 1ないし 2 4時間である。
式 (l b ) で表されるィ匕合物またはその塩は、 例えばスキーム 2 bによっても 製造することができる。
スキーム 2 b
式 (l b ) で表される化合物またはその塩は、 式 (Ill b )で表される化合物、 そ の反応性誘導体またはこれらの塩と、 式 (IV b ) で表される化合物またはその塩 とを溶媒中、 必要であれば塩基の存在下、 縮合剤を用いることにより製造するこ とができる。 式 (Ill b ) で表される化合物の反応性誘導体としては、 酸無水物、 活性エステ/レ (例えば、 p—二トロフエニルエステル、 N-ヒ ドロキシスクシンィ ミ ドエステノレ、 ペンタフノレオロフェニルエステノレ、 1ーヒドロキシベンゾトリア ゾールエステルなど) 、 酸ハライド (例えば、 酸クロリド、 酸ブロミドなど) 、 イミダゾリ ドあるいは混合酸無水物 (例、 メチル炭酸との無水物、 ェチル炭酸と の無水物など) 等が挙げられる。 その具体例としては、 例えば、 式 (Ill b )で表 される化合物の式 -C00Hで表される基が式 - C0Q [式中、 Qは脱離基 〔例、 ハロ ゲン原子 (フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) 、 メタンスノレホニノレキシ、 ベンゼ ンスノレホニノレォキシ、 p-トルエンスルホ二/レオキシなど〕 を示す]で表される基 となっている化合物などが挙げられる。 用いる溶媒としては、 例えばエーテル系 溶媒 (例えば、 ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等) 、 炭化 水素系溶媒 (例えば、 ベンゼン、 トルエン、 へキサン、 ヘプタン等) 、 ハロゲン
系溶媒 (例えば、 ジクロロメタン、 ジクロロェタン、 クロ口ホルム、 四塩化炭素 等) 、 ァセトニトリル、 N,N -ジメチルホルムアミド等が挙げられる。 用いる塩基 としては、 トリェチノレァミン、 4―ジメチルァミノピリジン、 N,N -ジイソプロピ ルェチルァミン、 トリエチレンジァミン、 4—メチルモルホリン等の有機塩基あ るいはアルカリ金属またはアル力リ土類金属炭酸塩 (例えば、 炭酸ナトリウム、 炭酸カリウム等) 、 アルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸水素塩 (例えば、 炭酸水素ナトリゥム、 炭酸水素力リゥム等) 、 アルカリ金属またはアル力リ土類 金属の水酸化物 (例えば、 水酸ィヒナトリウム、 水酸ィヒカリウム等) 等が挙げられ る。 用いる縮合剤としては、 例えばペプチド合成に用いる縮合剤等が挙げられ、 具体的には、 例えばジシクロへキシルカルポジイミ ド、 ジイソプロピルカルポジ ィミ ド、 N—ェチルー N,- 3ージメチルァミノプロピルカルボジィミドおよびその 塩酸塩、 ベンゾトリアゾール一 1 fル一トリス (ジメチルァミノ) ホスホニゥ ムへキサフルォロリン化物塩、 ベンゾトリアゾールー 1 fル一トリスピロリジ ノホスホユウムへキサフルォロリン化物塩、 シァノリン酸ジェチル、 ジフエニル フォスホリルアジド等が挙げられる。 これらは単独あるいは、 1ーヒドロキシべ ンゾトリアゾール'、 1—ヒドロキシ _ 7—ァザべンゾトリアゾール等との組み合 わせで用いてもよい。 このとき式 (III b ) で表される化合物またはその塩 1モ ルに対して、 式 (IVb ) で表される化合物またはその塩は 0 . 5ないし 1 0モル 当量、 好ましくは 1ないし 5モル当量用いられ、 縮合剤は 0 . 5ないし 1 0モル 当量、 好ましくは 1ないし 6モル当量用いられる。 このとき反応温度は、 一 5 0 ないし 2 0 0 °C、 好ましくは _ 2 0ないし 1 0 0 °Cであり、 反応時間は 0 . 5な レヽし 9 6時間好ましくは 0. 5ないし 7 2時間で、 より好ましくは 1ないし 2 4 時間である。
式 (li b ) で表される化合物またはその塩は、 例えばスキーム 3 bによって製 造することができる。
[式中、 Wbはハロゲン原子 (例、 フッ素、 塩素、 臭素、 ヨウ素など) またはト リフルォロメタンスルホ-ルォキシ基を示し、 その他の各記号は前記と同意義を 示す。 ]
式 (VI b ) で表されるィ匕合物またはその塩は、 式 (V b )で表される化合物、 そ の反応性誘導体またはこれらの塩と、 式 (IV b ) で表される化合物またはその塩 とを反応させることにより製造することができる。 この反応は前記スキーム 2 b に例示した縮合反応と同様の条件等を用いる。
式 (VII b ) で表される化合物またはその塩は、 式 (VI b )で表されるィ匕合物ま たはその塩を、 ホルミルベンゼンボロン酸またはそのエステル体もしくは無水物 と、 溶媒中塩基性条件下において遷移金属触媒の存在下で反応させて製造するこ とができる。 用いる溶媒としては例えば水、 アルコール系溶媒 (例えば、 メタノ ール、 エタノール、 n -プロパノール、 イソプロパノール等) 、 エーテル系溶媒 (例えば、 ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 1, 2—ジメトキシェタン 等) 、 炭化水素系溶媒 (例えば、 ベンゼン、 トルエン、 へキサン、 ヘプタン等) 、 N,N -ジメチルホルムアミドが挙げられる。 これらの溶媒は単独または必要に応じ て二種またはそれ以上多種類を適当割合混合して用いてもよい。 用いる塩基とし ては例えば、 アル力リ金属またはアル力リ土類金属炭酸塩 (例えば、 炭酸ナトリ ゥム、 炭酸カリウム等) 、 アルカリ金属またはアルカリ土類金属炭酸水素塩 (例
えば、 炭酸水素ナトリウム、 炭酸水素カリウム等) 、 アルカリ金属またはアル力 リ土類金属の水酸化物 (例えば、 水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム等) 、 トリ ェチルァミン、 4ージメチルァミノピリジン、 N, N -ジィソプロピルェチルァミン、 トリエチレンジァミン、 4一メチルモルホリン等が挙げられる。 用いる遷移金属 触媒としては例えばパラジウム触媒 [例えば、 テトラキス (トリフエニルホスフ イン) パラジウム、 1, 1一ビス (ジフエ;^レフォスフイノ) フエ口センジクロ 口パラジウム、 ジクロロビス (トリフエ二ノレホスフィン) パラジウム等]などが 挙げられる。 このとき式 (VI b )で表される化合物またはその塩 1モルに対して、 ホルミルベンゼンボロン酸またはそのエステル体もしくは無水物は 0. 5ないし 1 0モル当量、 好ましくは 1ないし 5モル当量用いられ、 遷移金属触媒はは 0.
0 1ないし 1モル当量、 好ましくは 0 . 0 5ないし 0 . 2モル当量用いられる。 このとき反応温度は、 0ないし 2 0 0 °C、 好ましくは 5 0ないし 1 0 0 °Cであり、 反応時間は 0 . 5ないし 4 8時間好ましくは 1ないし 2 4時間である。
式 (li b ) で表される化合物またはその塩は、 式 (VII b )で表される化合物ま たはその塩と、 式 Rb 3NH2 で表されるァミンまたはその塩とを用いて、 還元的ァ ミノ化反応の条件により製造することができる。 還元的ァミノ化反応は、 例えば エーテル系溶媒 (例えば、 ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン 等) 、 炭化水素系溶媒 (例えば、 ベンゼン、 トノレェン、 へキサン、 ヘプタン等) 、 ハロゲン系溶媒 (例えば、 ジクロロメタン、 ジクロロェタン、 クロロホ ム、 四 塩化炭素等) 、 アルコール系溶媒 (例えば、 メタノール、 エタノール、 η -プロパ ノール、 イソプロパノール等) ァセトニトリル、 Ν,Ν-ジメチルホルムアミ ド、 酢 '酸等の溶媒中またはこれらの混合溶媒中、 式 (VII b )で表される化合物またはそ の塩と、 式 Rb 3NH2 で表されるァミンまたはその塩とを、 金属水素錯化合物 (例 えば、 水素化ホウ素ナトリウム、 シァノ水素化ホウ素ナトリウム、 トリァセトキ シ水素化ホウ素ナトリウム等) の存在下反応することにより製造することができ る。 このとき式 (Vll b )で表されるィ匕合物またはその塩 1モルに対して、 式 Rb 3NH2 で表されるァミンまたはその塩を 0 . 5ないし 1 0モル当量、 好ましくは 1ないし 5モル当量用いられ、 金属水素錯化合物は 0 . 5ないし 1 0モル当量、 好ましくは 1ないし 5モル当量用いられる。 このとき反応温度は、 0ないし 2 0
0 °C、 好ましくは 20ないし 100 °Cであり、 反応時間は 0. 5ないし 96時間 好ましくは 1ないし 24時間である。
式 (lib) で表されるィ匕合物またはその塩は、 例えばスキーム 4 bによっても 製造することができる。
スキーム 4 b
[式中、 Rb5は置換基を有してもよい〇1-6アルキル (例えば、 メチル、 ェチル、 プロピノレ、 イソプロピル、 ブチノレ、 tert -プチノレ等) 、 フエ-ル、 トリチノレ、 シ リル等を示す、 その他の各記号は前記と同意義を示す。 ]
式 (Kb) で表される化合物またはその塩は、 式(VIII b)で表される化合物 またはその塩を、 ホルミルベンゼンポロン酸またはそのエステル体もしくは無水 物と、 溶媒中塩基性条件下において遷移金属触媒の存在下で反応させて製造する ことができる。 この反応は前記スキーム 3 bの式 (VIb)で表される化合物または その塩から式 (VII b) で表される化合物またはその塩への反応について例示し たものと同様の条件等を用いる。
式 (Xb) で表される化合物またはその塩は、 式 (IXb)で表される化合物また はその塩と、 式 Rb3NH2で表されるァミンまたはその塩とを還元的ァミノ化反応 の条件により製造することができる。 この反応は前記スキーム 3 bの式 (VII b) で表されるィ匕合物またはその塩から式 (lib) で表されるィ匕合物またはその塩へ の反応について例示したものと同様の条件等を用いる。
式 (Xlb) で表される化合物またはその塩は、 式 (Xb)で表される化合物また
はその塩を酸あるいは塩基で処理することにより製造することができる。 すなわ ち、 式 (Xb )で表される化合物またはその塩を、 例えば水、 エーテル系溶媒 (例 えば、 ジェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン等) 、 アルコール系 溶媒 (例えば、 メタノール、 エタノール、 n-プロパノール、 イソプロパノール 等) 等の溶媒中またはこれらの混合溶媒中、 鉱酸 (例えば、 硝酸、 塩酸、 臭化水 素酸、 ヨウ素酸、 硫酸等) またはアルカリ金属の水酸化物 (例えば、 水酸化ナト リウム、 水酸化カリウム、 水酸ィ匕リチウム等) を用いて 0ないし 1 5 0 °C、 好ま しくは 2◦ないし 5 0 °Cで反応することにより製造することができる。 このとき の酸および塩基の強さとしては、 0. 1ないし 1 0規定前後がよく、 反応時間は 1ないし 7 2時間である。
式(li b ) で表される化合物またはその塩は、 式 (XI b )で表される化合物、 そ の反応性誘導体またはこれらの塩と、 式 ( b ) で表される化合物またはその塩 とを反応させることにより製造することができる。 この反応は前記スキーム 2 b に例示した縮合反応と同様の条件等を用いる。
式 (Ill b ) で表される化合物またはその塩は、 例えばスキーム 5 bによって 製造することができる。
スキーム 5 b
[式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ]
式 (Xll b ) で表される化合物またはその塩は、 前記のスキーム 4 bで製造法 を例示した式 (Xb )で表される化合物と、 式 Rb 2C00Hで表されるカルボン酸、 そ の反応性誘導体またはこれらの塩とを溶媒中、 必要であれば塩基の存在下、 縮合 剤を用いることにより製造することができる。 この反応は前記スキーム 1 bに例 示した縮合反応と同様の条件等を用いる。
式 (III b ) で表される化合物またはその塩は、 式 (XII b )で表される化合物ま
たはその塩を酸あるいは塩基で処理することにより製造することができる。 この 反応は前記スキーム 4 bの式 (Xb)で表されるィ匕合物またはその塩から式 (XI b) で表される化合物またはその塩への反応について例示したものと同様の条件 等を用いる。
このようにして得られる化合物 (I b) は、 公知の分離精製手段、 例えば濃縮、 減圧濃縮、 溶媒抽出、 晶出、 再結晶、 転溶、 クロマトグラフィーなどにより単離 精製することができる。
式 (I c) で表される化合物 〔新規な構造を有する式 (l i e) で表される化 合物を含む〕 またはその塩の製造法を以下に示す。
式 (I c) で表されるィ匕合物またはその塩は自体公知の方法によって製造でき る。 また、 式 (I c) で表される化合物またはその塩は、 例えば下記の方法、 あ るいは EP— A— 487071、 EP— A— 560235、 WO 98/4659 0、 WOO 0/23437などに記載の方法またはそれに準じた方法によって製 造できる。
本発明の化合物 (I c) および化合物 (I c) の製造における各工程での化合 物 (原料化合物あるいは合成中間体) が遊離体の場合、 常法に従って塩にするこ とができ、 また塩を形成している場合、 常法に従って遊離体あるいは他の塩に変 換することもできる。
また、 本発明の化合物 (I c) および各原料ィ匕合物あるいは合成中間体は、 光 学異性体、 立体異性体、 位置異性体もしくは回転異性体、 またはそれらの混合物 であってもよく、 これらも本発明の化合物 (I c) および原料化合物あるいは合 成中間体に含まれる。 例えば、 化合物 (I c) はラセミ体であってもよく, ラセ ミ体から分割された光学異性体であってもよい。 また、 これらは、 自体公知の分 離方法に従って、 単離、 精製することができる。
光学異性体は自体公知の手段に準じて製造することができる。 具体的には、 光 学活性な原料ィヒ合物あるいは合成中間体を用いる力 または、 最終化合物のラセ ミ体を常法に従って光学分割することにより、 光学異性体を製造することができ る。 光学分割法としては、 自体公知の方法、 例えば分別再結晶法、 光学活' I生カラ ム法、 ジァステレオマー法等を谪用することができる。 立体異性体、 位置異性体、
回転異性体も自体公知の方法を適用することより製造することができる。
以下の各反応は溶媒を用いずに、 または必要に応じて適当な溶媒を用いて行う ことができる。 該溶媒としては反応を妨げない限り、 一般に化学反応に用いるこ とができるものであれば何れのものでも用いることができ、 例えば炭化水素系溶 媒 (例えば、 へキサン、 トルエン等) 、 エーテル系溶媒 (例えばェチルエーテル、 テトラヒドロフラン、 ジォキサン、 ジメトキシェタン) 、 アミ ド系溶媒 W列えば ホルムアミド、 N, N—ジメチルホルムアミド、 N, N—ジメチルァセトアミド、 へキサメチルホスホリックトリアミド等) 、 ウレァ系溶媒 (例えば 1 , 3—ジメ チル _ 2—イミダゾリジノン等) 、 スルホキシド系溶媒 (例えばジメチルスルホ キシド等) 、 アルコール系溶媒 (例えばメタノール、 エタノール、 イソプロパノ ール、 t—ブタノール等) 、 二トリル系溶媒 (ァセトエトリル、 プロピオ二トリ ル等) 、 ピリジン等の有機溶媒、 または水等が用いられる。 該溶媒の使用量は、 化合物 1ミリモルに対して通常約 0 . 5 mlないし約 1 0 O ml、 好ましくは約 3 ml ないし約 3 O mlである。 反応温度は、 用いる溶媒の種類により異なるが、 通常約 一 3 0 °Cないし約 1 8 0 °C程度であり、 好ましくは約 0でないし約 1 2 0 °C程度 である。 反応時間は、 反応温度により異なるが、 通常約 0. 5時間ないし約 7 2 時間、 好ましくは約 1時間ないし約 2 4時間である。 反応は、 通常常圧で行われ る力 必要に応じて約 1気圧ないし約 1 0 0気圧程度の加圧条件下で行つてもよ レ、。
以下の各工程で得られる化合物は、 公知の手段、 例えば濃縮、 液性変換、 転溶、 溶媒抽出、 分留、 蒸留、 結晶化、 再結晶、 クロマトグラフィー、 分取高速液体ク 口マトグラフィ一等で単離、 精製し、 次の反応の原料として供される力 単離あ るいは精製することなく反応混合物のまま原料として用いてもよい。
以下の説明において、 「縮合反応」 は必要に応じて塩基の存在下で行うことが できる。 該塩基としては、 例えば炭酸ナトリゥム、 炭酸水素ナトリゥム、 炭酸力 リウム、 炭酸リチウム、 水酸化ナトリウム、 水酸化カリウム、 水素化カリウム、 水素化ナトリウム、 ナトリウムメトキシド、 カリウム t—ブトキシド等の無機塩 基ゃピリジン、 ルチジン、 コリジン、 トリェチルァミン等の有機塩基が用いられ る。 該塩基の使用量は、 ィヒ合物に対して、 通常等モル量から過剰量、 好ましくは
約 1モル当量ないし約 5倍モル当量である。 さらに本反応は、 必要に応じて触媒 量のヨウ化化合物、 例えばヨウ化ナトリウム、 ヨウ化カリウム、 あるいは 4ージ メチルァミノピリジン等の存在下に反応を促進させてもよい。
本発明の化合物 (I c) のうち、 公知化合物は、 以下に述べる合成法により製 造することができる。 また、 特開平 6—166676、 特開平 1 1— 31053 2、 EP-A-487071、 EP-A-560235、 WO 98/46590、 WOO 0/23437などに記載の方法またはそれに準じた方法によって製造で さる。
一方、 本発明における新規な化合物、 例えば、 式 (I I c) で表される化合物 またはその塩は、 以下に述べる合成法により製造することができる。
1-1) 化合物 (I I c) のうち、 —X—が一 O—である化合物 (l i e a) またはその塩は、 以下の反応式 1一 1により製造することができる。
反応式 1一 1
I A ] Z—
(Mica)
工程 (a a) において、 式 (I I I c a) [式中、 各記号は前記と同意義を示 す。 ] で表される化合物 (以下、 ィ匕合物 (I I I c a) と略称することもある) と式 (I Vc a) [式中、 Z1は脱離基を、 その他の記号は前記と同意義を示 す。 ] で表される化合物 (以下、 化合物 (I Vc a) と略称することもある) の 縮合反応により、 化合物 (I I c a) を製造することができる。
Z1で示される脱離基としては、 例えばノヽロゲン原子 (例えばクロル、 ブロム、 ョード等) 、 C1-6アルキルスルホニルォキシ基 (例えば、 メタンスルホ -ルォ キシ、 エタンスルホニルォキシ、 トリフルォロメタンスルホ-ルォキシ等) 、 C 。ァリ一ルスルホニルォキシ基 (例えばベンゼンスルホニルォキシ、 p—ト ルエンスルホニルォキシ等) 等が用いられる。 特に、 例えばハロゲン原子 (例え ば、 ブロム、 ョード等) 等が好ましく用いられる。
ィ匕合物 (I I I c a) と化合物 (I Vc a) の縮合反応は、 溶媒としては、 例
えばエタノール等のアルコール系溶媒、 あるいはァセトニトリル等の-トリノレ系 溶媒が好ましく用いられる。 反応温度は、 用いる溶媒の種類により異なるが、 好 ましくは約 0でないし約 120 °C程度である。 反応時間は、 反応温度により異な るが、 好ましくは約 1時間ないし約 24時間である。 塩基としては、 例えば炭酸 ナトリウム、 炭酸カリウム、 トリェチルァミン等が好ましく用いられる。 該塩基 の使用量としては、 化合物 (I Vc a) に対して、 約 1当量ないし約 3当量が好 ましい。 さらに、 必要に応じて化合物 (IVc a) に対して触媒量のヨウ化化合 物 (例えばヨウ化ナトリウム、 ヨウ化カリウム等) 、 あるいは 4ージメチルアミ ノビリジン等の存在下に本反応を促進させてもよい。 具体的には、 例えば N, N 一ジメチルホノレムアミ ド等の溶媒中、 塩基として、 例えば炭酸カリウム、 水素ィ匕 ナトリウム等の存在下に行うことができる。 該塩基の使用量としては、 ィ匕合物 (IVc a) に対して、 約 1当量ないし約 3当量が好ましい。
化合物 (IVc a) は、 それ自体公知の方法あるいはそれに準じた方法により 製造することができる。
また、 工程 (a a) の原料化合物 (I I I c a) またはその塩は、 例えば、 W
000/23437に記載の方法に準じて製造することができる。
1-2) 化合物 (I I c) のうち、 一 X—が一 NR3a—である化合物 (I
1 c b) —またはその塩は、 以下の反応式 2— 1により製造することができる。 反応式 2-1
(lllcb)
工程 (b a) において、 式 (I I I c b) [式中、 各記号は前記と同意義を示 す。 ] で表される化合物 (以下、 化合物 (I I I c b) と略称することもある) と化合物 (I Vc a) の縮合反応により、 化合物 (I I c b) を製造することが できる。
化合物 (I I I c b) と化合物 (IVc a) の縮合反応は、 例えば N, N—ジ メチルホルムアミ ド等の溶媒中、 塩基として、 例えば炭酸カリウム、 水素化ナト
リウム等の存在下に行うことができる。 該塩基の使用量としては、 化合物 (I V c a) に対して、 約 1当量ないし約 3当量が好ましい。
また、 工程 (b a) の原料化合物 (I I I c b) またはその塩は、 以下の反応 式 2— 2により製造することができる。 すなわち、
工程 (b b) :式 (Vc b) [式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表され る化合物 (以下、 化合物 (Vc b) と略称することもある) のニトロ化反応、 工程 (b c) :式 (V I c b) [式中、 各記号は前記と同意義を示す。 〕 で表さ れる化合物 (以下、 化合物 c b) と略称することもある) の還元反応、 お よび
工程 (b d) :式 (V I I I c b) [式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で 表される化合物 (以下、 化合物 (V I I I c b) と略称することもある) と式
(IXc b) [式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物 (以下、 化合物 (I Xc b) と略称することもある) の縮合反応を、 順次行うことにより、 化合物 (I I I c b) を製造することができる。
反応式 2 - 2
工程 (b b) において化合物 (Vc b) をニトロ化することにより、 化合物 (Vl c b) を製造することができる。
本反応は、 適当なニトロ化試薬 (例えば、 硝酸、 硝酸一硫酸、 ニトロ-ゥム トリフルォロボレート等) を用いて、 公知の方法 (例えば、 シンセシス
(Synthesis) , 217 - 238 (1977) , ケミストリー ォブ ザ ニトロ アンド 二 卜ロソ グループス (Chemistry of the Nitro and Nitroso Groups) , p.ト 48
Wiley (1970) 等に記載の方法) あるいはそれに準じた方法で行うことができる。 化合物 (Vc b) は、 それ自体公知あるいはそれに準じた方法により製造する ことができる。 例えば、 ジャーナル ォブ ジ オーガニック ケミストリー (J. Org. Chem. ) , 34, 2235 (1969), ジャーナル ォブ ジ ォー ガ-ック ケミストリー お. Org. Chem. ) , 54, 5574 (1989), テト ラへドロン レターズ (Tetrahedron Lett. ) , 35, 3023 (1977), プ リティン ォブ ザ ケミカル ソサイティー ォブ ジャパン (Bull. Chem. Soc. Jpn.) , 56, 2300 (1983)、 インディアン ジャーナル ォブ ケミストリー (Indian. J. Chem. ) , , 2, 211 (1964)、 インディアン ジャー ナル ォブ ケミストリー (Indian. J. Chem. ) , 12, 247 (1974)、 ブレティン オフ、、 ザ ケミカル ソサイエティー ォブ ジャパン (Bull. Chem. Soc., Jpn. ) , , 43, 1824 (1970) 、 ケミカル ファマシユーティカノレ ブレティン
(Chem. Pharra. Bull. ) , 20, 1328 (1972) 、 ケミカル ファマシユーティカル ブレティン (Chem. Pharm. Bull. ) , 27, 1982 (1979) 、 ヘルべチカ ヒミカ ァクタ (Helv. Chem. Acta) , 46, 1696 (1963) 、 シンセシス (Synthesis) ,
541 (1979) 、 U.S. 3, 682, 962,、 U.S. 3,911, 126., Ger. Offen. 2, 314, 392,、 Ger. 1, 545, 805、 ジャーナル ォブ ケミカル ソサイエティー (J. Chem.
Soc.) , 1381(1949), カナディアン ジャーナル ォブ ケミストリー (Can. J. Chem. ) , 42, 2904(1964), ジャーナル ォブ オーガ二 ック ケミストリー (J. Org. Chem. ) , 28, 3058(1963), ジャーナル ォプ アメリカン ケミカ ル ソサイエティー (J. Am. Chem. Soc.) , 76, 3194(1954), 87, 1397(1965), 88, 4061(1966), 特開昭 49一 41539等に記載の方法あるいはそれに準じた 方法に従って製造することができる。
工程 (b e) において、 化合物 (V I c b) の還元反応により、 化合物 (VI I I c b) を製造することができる。
本反応は、 適当な還元反応 (例えば、 遷移金属触媒を用いた接触還元反応、 酸 性溶媒中スズ等の金属をもちいた還元反応等) を用いて行うことができる。 具体 的には、 公知の方法、 例えば、 オーガニック シンセシス(Organic Synthesis), Coll. Vol. 5, 829-833 (1973)、 オーガニック シンセシス(Organic
Synthesis), Coll. Vol. 1, 455 (1941)、 ジャーナノレ オプ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー (J. Am. Chem. Soc. ) , 66, 1781 (1944) に記載さ れた方法あるいはそれに準じた方法等で行うことができる。
工程 (b d) において、 化合物 (V I I c b) と、 ィ匕合物 (I Xc b) の縮合 反応により、 化合物 (I I I c b) を製造することができる。
化合物 (V I I c b) と化合物 (I Xc b) の縮合反応は、 例えばィ匕合物 (I I l e a) と化合物 (I Vc a) の縮合反応と同様に行うことができる。
さらに、 化合物 (I I I c b) は、 化合物 (V I I c b) を原料として用いて、 例えば還元アルキルィヒによる方法 (例えば、 ジャーナル ォプ ジ アメリカ ン 'ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc. ) , 87, 2767 (1965)、 オーガ ニック シンセシス(Organic Synthesis), Coll. Vol. 4, 283-285 (1963) に記 載の方法等) またはマイケル付加反応による方法 (例えば、 ヘルべチカ ヒミカ ァクタ(Helv. Chem. Acta) , 43, 1898 (1960)、 ジャーナル ォブ オーガニッ ク ケミストリー(J. Org. Chem. ) , 39, 2044 (1974)、 シンセシス
(Synthesis) , 5, 375 (1981) に記載の方法等) あるいはそれらに準じた方法等 によっても製造することができる。
1— 3) 化合物 (l i e) のうち、 —X—が一 NR3aCO_である化合物 (I I c c) またはその塩は、 以下の反応式 3により製造することができる。 反応式 3
工程 (c a) において、 化合物 (I I I c b) と式 (I Vc c) [式中、 Z2 は脱離基を、 その他の記号は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物 (以下、 化合物 (I Vc c) と略称することもある) のアミド化反応により、 ィ匕合物 (I I c e) を製造することができる。
Z 2で示される脱離基としては、 例えばノヽロゲン原子 (例えばクロル、 ブロム、 ョード) 、 一 6アルキルォキシ基 (例えば、 メトキシ、 エトキシ、 ベンジルォ
キシ) 、 C6一 10ァリールォキシ基 (例えばフエノキシ、 p—-トロフエノキ シ) 、 ヒドロキシル基等が用いられる。 特に、 例えばハロゲン原子 (例えば、 ク ロル等) 、 ヒドロキシル基等が好ましく用いられる。
化合物 (I I I c b) と化合物 (I Vc c) のアミド化反応は、 適当な縮合剤 や塩基を用いても行うことができる。 例えば、 Z 2がヒドロキシノレ基の場合、 適 当な縮合剤、 例えばペプチド化学の分野で一般的に用いられる縮合剤、 特に、 ジ シク口へキシルカルポジィミ ド、 1ーェチルー 3— ( 3—ジメチルァミノプロピ ル) カルボジイミド等のカルポジイミ ド類、 ジフヱニルホスホリルアジド、 シァ ノホスホン酸ジェチル等のホスホン酸類、 1 - 1 '一カルボニノレビス一 1 H— イミダゾール等のホスゲン等価体等を用いて、 本アミド化反応を行うことができ る。 該縮合剤の使用量は、 化合物 (I I I c b) 1ミリモルに対して通常約 1当 量ないし約 5当量、 好ましくは約 1当量ないし約 1. 5当量である。
また、 例えば、 Z 2がハロゲン原子の場合、 適当な塩基、 例えば炭酸ナトリウ ム、 炭酸カリウム、 トリェチ アミン等を用いて、 反応を行うのが好ましい。 該 塩基の使用量は、 化合物 (I I I c b) に対して通常約 1当量ないし約 10当量、 好ましくは約 1当量ないし約 2当量である。
1-4) 化合物 (l i e) のうち、 一 X—がー S―、 一 S〇一または—SO 2—である化合物 (I I c d) またはその塩は、 以下の反応式 4一 1により製造 することができる。
反応式 4-1
(lllc d) (IV c a) 工程 (d a) において、 化合物 (I I l e d) と化合物 (I Vc a) の縮合反 応を行い、 必要に応じて、 引き続き酸化反応を行うことによって、 化合物 (I I c d) を製造することができる。 [式中、 Xdは一S—、 一SO—または一 SO
2—を、 その他の記号は前記と同意義を示す。 ]
ィ匕合物 (I I I c d) と化合物 (I Vc a) の縮合反応は、 例えば N, N—ジ
メチルホルムアミ ド等の溶媒中、 塩基として、 例えば炭酸カリウム、 水素化ナト リウム等の存在下に行うことができる。 該塩基の使用量としては、 化合物 (I V c a) に対して、 約 1当量ないし約 3当量が好ましい。
Xdがー S—である化合物 (I I c d) は、 必要に応じて酸化反応を行うこと によって、 Xdがー SO—または一SO2—である化合物 (I l e d) に導くこ ともできる。
酸化剤としては、 スルフィ ドの酸化剤として用いられるものであればいずれで も用いることができるが、 好ましくは、 例えばメタクロ口過安息香酸、 過酢酸、 過酸化水素、 アルカリ金属過ヨウ素酸塩等が用いられる。 特に好ましくは、 メタ ク口口過安息香酸および過酸化水素等が用いられる。 該酸化剤の使用量は、 s の SOへの酸化の場合、 化合物 (I I c d) に対して、 約 1当量ないし約 1. 1 当量が特に好ましい。 また、 Sの S02への酸ィ匕の場合、 化合物 (IVc d) に 対して、 約 2— 2. 5当量が特に好ましい。 本反応の溶媒としては、 例えばジク ロロメタン、 クロ口ホルム、 酢酸、 酢酸ェチル等が好ましい。
工程 (d a) の原料化合物 (I I I c d) またはその塩は、 以下の反応式 4_ 2により製造することができる。 すなわち、
工程 (db) :化合物 (Vc b) のクロロスルホ-ルイヒ反応、 および
工程 (d c) :式 (V I c d) [式中、 各記号は前記と同意義を示す。 ] で表さ れる化合物 (以下、 化合物 (Vi e d) と略称することもある) の還元反応によ つて、 化合物 (I I I c d) を製造することができる。
反応式 4一 2
工程 (d b) において、 化合物 (vc b) をクロロスルホニル化することで化 合物 (Vi e d) を製造することができる。
本クロロスルホニルイヒ反応の試薬としては、 例えばクロロスルホン酸、 スルフ リルクロリ ド、 二酸化硫黄一塩化銅等を用いることができる。 特にクロロスルホ
ン酸等が好ましい。 該クロロスルホ -ル化試薬の使用量としては、 約 1当量ない し大過剰量である。 本反応は、 無溶媒でも溶媒を用いても行うことができる。 溶 媒を用いて行う場合に用いる溶媒としては、 例えばジクロロメタン、 1, 2—ジ クロロェタン、 二硫化炭素等が好ましい。 無溶媒での反応が特に好ましレ、。 反応 温度としては、 約一 20°Cないし約 100°Cが好ましい。
また、 クロロスルホニル基は、 反応可能な位置のいずれにも導入されるが、 例 えば、 A環が無置換の場合、 7位が主にクロロスルホ-ルイ匕される。 し力 し、 6 位がク口ロスルホ-ルイ匕された化合物も生成、 分離することができる。
工程 (d c) において、 化合物 (Vi e d) を還元することで化合物 (I I I c d) を製造することができる。
本還元反応は、 適当な還元条件、 例えば亜 ί "酢酸、 スズ一塩酸等金属と酸の 組み合わせ、 遷移金属触媒を用いた接触還元反応、 あるいは水素化リチウムアル ミニゥム等金属水素化物等により行うことができる。 特に好ましくは、 亜鉛一酢 酸を用いた還元反応である。
1-5) 化合物 (l i e) のうち、 一 X—が _S0
2NR
3a—である化合物 (l i c e) またはその塩は、 以下の反応式 5により製造することができる。 反応式 5
(Vie d) (IVc e:
工程 (e a) において、 化合物 (Vi e d) と式 (IVc e) [式中、 各記号 は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物 (以下、 ィ匕合物 (IVc e) と略称 することもある) の縮合反応によって、 化合物 (l i c e) を製造することがで さる。
ィ匕合物 (Vi e d) と化合物 (IVc e) の縮合反応は、 例えば化合物 (I I I c b) と化合物 (IVc e) のアミド化反応と同様に行うことができる。 ィ匕合物 (IVc e) またはその塩は、 それ自体公知の方法あるいはそれに準じ た方法により製造することができる。 例えば、 ジャーナル ォブ ジ メデイシ
ナル ケミストリー (J. Med. Chem. ) , 33, 1880 ( 1990 )等に記載ま たはそれに準じた方法により製造することができる。
1-6) 化合物 (I I c) のうち、 一 X—が一 S02NHCONR3a—であ る化合物 (I I c f) またはその塩は、 以下の反応式 6により製造することがで きる。
(VI c d) (IV c e) (II c f ) 工程 (f a) において、 化合物 (Vi e d) に、 アルカリ金属
(MOCN; ここで Mはアルカリ金属を示す。 ) を作用させた後、 ィ匕合物 (I V c e) を反応させることによって、 化合物 (I I c f ) を製造することができる。 本反応は、 例えば欧州特許 (EP-759431) 、 特開平 7— 118267等 に記载またはそれに準じた方法で製造することができる。
化合物 (V i e d) とアルカリ金属イソシアン酸塩の反応は、 必要に応じて塩 基の存在下で行われる。 用いられる塩基としては、 特にピリジン、 トリェチルァ ミン等が好ましい。 該塩基の使用量は、 化合物 (Vi e d) に対して、 約 1当量 ないし約 5当量が好ましい。 反応溶媒としては、 特にァセトニトリル等が好まし く用いられる。 アルカリ金属としては、 例えば、 カリウム等が好ましく用いられ る。
1— 7) 化合物 (I I c) のうち、 一 X—が一 S02NHC (=NH) NR 3a—である化合物 (I I e g) またはその塩は, 以下の反応式 7により製造す ることができる。
反応式 7
工程 (g a) において、 化合物 (V i e d) と式 (I Vc g) [式中、 各記号 は前記と同意義を示す。 ] で表される化合物 (以下、 ィ匕合物 (I Vc g) と略称 することもある) の縮合反応によって、 化合物 (I I e g) を製造することがで さる。
ィ匕合物 (Vi e d) と化合物 (I Vc g) の縮合反応は、 例えば化合物 (I I I c b) とィ匕合物 (I Vc c) のアミド化反応と同様に行うことができる。
ィ匕合物 (I Vc g) は、 化合物 (I Vc e) を用いて、 自体公知またはそれに 準じた方法により、 製造することができる。 例えば、 化合物 (I Vc e) に S_ メチルイソチォゥレアを作用させる方法 (例えば、 ジャーナル ォプ ジ ォー ガニック ケミストリー (j. org. Chem. ) 13, 924(1948)に記載の方法等) 、 シ ァナミドを作用させる方法 (例えば、 ヘルべチカ ヒミカ ァクタ (Helv. Chem. Acta) , 29, 324 (1946) に記載の方法等) 、 および 1, 3—ビス (tープトキ シカルボニル) 一 2—メチル一 2—チォプソィドウレア(1, 3- Bis(tert- butoxycarbonyl)-2-methyl-2-thiopseudourea) を作用させる方法 (例えは、 テ トラへドロン レターズ (Tetrahedron Lett. ) , 33, 6541-6542 (1992)、 ジャ ーナル ォプ ジ オーガ-ック ケミストリー (J. Org. Chem. ) , 52, 1700 - 1703 (1987)に記載の方法等) 等によって化合物 (I Vc g) を製造することが できる。
1— 8) ィ匕合物 (I I c) のうち、 一 X—が _CR
3a (R
3b) —である化 合物 (I I c h) またはその塩は, 以下の反応式 8により製造することができる。 反応式 8
工程 (h a) において、 式 (I I I c h) [式中、 各記号は前記と同意義を示 す。 ] で表される化合物 (以下、 化合物 (I I I c h) と略称することもある) を適当な試薬と反応させることにより、 カルボュル基を変換して、 化合物 (I I c h) を製造することができる。
カルボニル基の変換反応に使用される試薬としては、 例えば、 水素化ホウ素ナ
トリウム、 水素ィ匕リチウムアルミニウム、 トリェチルシラン等の還元剤、 例えば アルキルリチウム、 アルキルマグネシウムハライド等の有機金属試薬、 その他、 例えばシァン化水素等の求核反応剤等が用いられる。
具体的には、 カルボニル基の一 C H (O H) 一や— C H 2—への変換は、 例え ば水素化ホウ素ナトリウム、 水素化リチウムアルミニウム、 トリェチ シラン等 の還元剤を用いて、 適当な還元条件下 (例えば、 トリェチルシラン一トリフルォ 口酢酸、 水素化リチウムアルミニウム一塩ィヒアルミニウム、 亜鉛一塩酸等の組み 合わせ等) 、 行うことができる。
本反応は、 例えば、 リダクション ウイズ コンプレックス メタル ヒドリ 卜ス (Reduction with Complex Metal Hydrides) Interscience, New York
(1956)、 ケミカノレ ソサイエティー レビューズ (Chem. Soc. Rev. ) , 5, 23 (1976) 、 シンセシス(Synthesis) , 633 (1974)、 ジャーナル ォブ ジ ァメ リカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc. ) 91, 2967 (1969)、 ジ ヤーナル ォプ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem. ) , 29, 121 (1964)、 オーガニック リアクションズ (Org. Reactons) , 1, 155 (1942)、 アン ゲバンテ へミー(Angew. Chem. ) , 71, 726 (1956)、 シンセシス(Synthesis) , 633 (1974)、 ジャーナル ォブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc. ) , 80, 2896 (1958)、 オーガニック リアクションズ(Org.
Reactons) , 4, 378 (1948)、 ジャーナル ォブ ジ アメリカン ケミカル ソ サイエティ一(J. Am. Chem. Soc. ) , 108, 3385 (1986)等に記載あるいはそれに 準じた方法等で行うことができる。
また、 カルボニル基の一C R 3 C (Ο Η) - (ここで R 3 Cは、 6アルキル 基を示す。 ) への変換は、 例えばアルキルリチウム、 アルキルマグネシウムハラ イド等の有機金属試薬を用いて、 例えばグリニャール リアクションズ ォプ ノンメタリック サブスタンセズ(Grignard Reactions of Nonmetallic
Substances) , Prentice - Hall : Engle ood Cliffs, NJ, 1954, pp. 138—528、 ォ ルガノリチウム メソッズ (Organolithium Methods) , Academic Press : New York, 1988, pp. 67- 75等に記載あるいはそれに準じた方法等で行うことができ る。
また、 その他に、 アドバンスト オーガニック ケミストリー (Advanced Organic Chemistry;, 5th ed. Wiley-Interscience: New York, 1992, pp. 879 - 981等に記載あるいはそれに準じた方法等で、 カルポニル基の変換を行うことが できる。
化合物 (I I I c h) は、 自体公知あるいはそれに準じた方法、 例えば特開平 5— 140149、 特開平 6— 206875、 ジャーナル ォブ メディシナル ケミストリーお. Med. Chem. ) , 37, 2292 (1994)等に記載あるいはそれに準じた 方法等で製造することができる。
1-9) 化合物 (I I c) のうち、 一 X—が一 C (=CR3a (R3b) ) 一 である化合物 (I I c i) またはその塩は, 以下の反応式 9により製造すること ができる。
反応式 9
工程 (i a) において、 化合物 (I I I c h) を適当な試薬と反応させること により、 カルボ二ル基を変換して、 化合物 (I I c i) を製造することができる。 カルボニル基の変換反応としては、 例えば、 ウィティッヒ(Wittig)反応、 ホー ナ' ヮズワース一エモンズ (Horner-Wads orth-Eramons)反応、 ピーターソン
(Peterson)ォレフィン化反応、 クネーべナーゲル (Knoevenagel)反応等が挙げら れ、 試薬としてはそれら反応に用いられる一般的な試薬が用いられる。
本反応は、 例えば、 アドパンスト オーガニック ケミストリー (Advanced Organic Chemistry;, 5th ed. Wiley-Interscience: New York, 1992, pp. 879- 981、 オーガニック シンセシス(Organic Synthesis), coll. vol.5, 751 (1973)、 オーガニック シンセシス(Organic Synthesis), coll. vol.5, 509 (1973)、 シンセシス(Synthesis), 384 (1984)、 オーガニック リアクションズ (Org. Reactons) , 15, 204 (1967)等に記載あるいはそれに準じた方法等で行う ことができる。
1— 10) 化合物 (I I c) のうち、 _X_がー C ( = NR3a) —である 化合物 (I I c j ) またはその塩は, 以下の反応式 10により製造することがで きる。
反応式 10
工程 (j a) において、 化合物 (I I I c h) を適当な試薬と反応させること により、 カルボ二ル基を変換して、 化合物 (I I c j ) を製造することができる。 カルボニル基の変換反応に用いられる試薬としては、 例えば、 置換されていて もよぃヒドラジンや置換されていてもよいヒドロキシルァミン等が挙げられる。 該置換基としては、 アルキル基等が用いられる。
本反応は、 例えば、 アドバンスト オーガニック ケミストリー (Advanced
Organic Chemistry), 5th ed. Wiley-Interscience: New York, 1992, pp. 904 -
907、 オーガェック ファンクショナル グ /レープ プレパレーシヨンズ
(Organic Functions丄 Group Preparations) , vol. Ill, Academic (1983) ロッ ド ケミストリー ォブ カーボン カンパウンドズ (Rodd, s Chemistory of
Carbon Compounds) , vol.1, part C, Elsevier Publisning co. (1965) 等【こ g己 載あるいはそれに準じた方法等で行うことができる。
1-11) 化合物 (I I c) のうち、 一X—が一 CS—である化合物 (I I c k) またはその塩は, 以下の反応式 1 1により製造することができる。 ' 反応式 11
工程 (k a) において、 化合物 (I I I c h) を適当な試薬と反応させること :より、 カルボニル基をチォカルボ-ル基に変換して、 (I I c k) を製造する -とができる。
カルボニル基のチォカルボニル基への変換に用いられる試薬としては、 例えば、 ローソン (Lawesson)試薬、 五硫化二リン、 硫化水素一塩酸等一般的な硫化試薬が 挙げられる。
本反応は、 シンセシス(Synthesis), 7, 543 (1991)、 ジャーナル ォブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc. ) , 106, 934 (1984)、 ジャーナル ォプ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.) 68, 769 (1946)等に記载あるいはそれに準じた方法等で行うことが できる。
1-12) 化合物 (l i e) のうち、 一X—が一 CONR3a—である化合 物 (I I cm) またはその塩は、 以下の反応式 12—1により製造することがで きる。
反応式 12— 1
工程 (ma) において、 式 (I I I cm) [式中、 各記号は前記と同意義を示 す。 ] で表されるィ匕合物 (以下、 化合物 (I I I cm) と略称することもある) と化合物 (I Vc e) の縮合反応によって、 化合物 (I I cm) を製造すること ができる。
化合物 (I I I cm) と化合物 (I Vc e) の反応は、 例えば化合物 (I I I c b) と化合物 (I Vc c) のアミド化反応と同様に行うことができる。
また、 工程 (ma) の原料化合物 (I I I cm) は、 以下の反応式 12— 2に より製造することができる。 すなわち、 工程 (mb) :化合物 (Vc b) のァセ チル化反応、 および工程 (mc) :式 (VI cm) [式中、 各記号は前記と同意 義を示す。 ] で表される化合物 (以下、 化合物 (V I cm) と略称することもあ る) の酸ィヒ反応および必要に応じた官能基変換を、 順次行うことにより、 化合物
(I I I cm) を製造することができる。
(Vcb) (VI cm)
工程 (m b ) において、 化合物 (V c b ) をァセチル化することにより、 ィ匕合 物 (V I c m) を製造することができる。
本反応は、 一般的なフリ一デル一クラフツ(Friedel- Crafts)反応の条件によつ て行うことができる。 ァセチル化の試薬としては、 塩ィヒアセチルや無水酢酸等が 用いられる。 具体的には、 例えば特開平 5— 1 4 0 1 4 9、 特開平 6 - 2 0 6 8 7 5、 ジャーナル ォブ メディシナル ケミストリー(J. Med. Chem. ) , 37, 2292 (1994)等に記載あるいはそれに準じた方法等で製造することができる。
工程 (m c ) において、 化合物 (V I c m) を酸化することにより、 化合物 ( I I I c m) 、 特に Z 2がヒドロキシル基である化合物を製造することができ る。
本反応に用いられる酸化剤としては、 例えば、 次亜塩素酸塩、 次亜臭素酸塩、 あるいは適当な塩基 (例えば、 水酸化ナトリウム等) の共存下でのハロゲン単体 (例えば、 臭素、 ヨウ素等) 等が挙げられる。 本反応は具体的には、 例えばォー ガニック シンセシス(Org. Synthesis) , Coll. Vol. 2, 428 (1943)、 ジャーナ ル ォブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc. ) , 66, 894 (1944)等に記載あるいはそれに準じた方法等で行うことができる。
また、 必要に応じて、 Z 2がヒドロキシル基である化合物 (I I I c m) のヒ ドロキシル基を官能基変換することにより、 z 2がハロゲン原子 (例えばクロル、 ブロム、 ョード) 、 6アルキルォキシ基 (例えば、 メトキシ、 エトキシ、 ベ ンジルォキシ等) 、 または〇6 - 1。ァリールォキシ基 (例えばフエノキシ、 p— ニトロフエノキシ等) であるィ匕合物 (I I I c m) に変換することができる。 官能基変換の方法は、 例えば、 ァドバンスト オーガ二ック ケミストリー (Advanced Organic Chemistry) , 5th ed. Wiley - Interscience: New York, 1992, pp. 393- 396, 437 - 438、 コンプリへンシプ オーガニック トランスフォーメー シヨンス (Comprehensive Organic Transformations) , VCH Publishers inc. (1989) 等に記載あるいはそれに準じた方法等で行うことができる。
このようにして得られる化合物 (l i e ) は、 公知の分離精製手段、 例えば濃 縮、 減圧濃縮、 溶媒抽出、 晶出、 再結晶、 転溶、 クロマトグラフィーなどにより 単離精製することができる。
本発明で用いられる UII受容体拮抗薬は、 強いアミロイド β 4 0分泌抑制作用 を有するので、 アミロイド ]3蛋白、 なかでもアミロイド j3 4 0の分泌増加に起因、 あるいは、 関連する種々の中枢神経系疾患の予防 ·治療剤として用いることがで きる。 なかでも、 (1 ) アルツハイマー病脳などに併発してもみられる脳血管性 アミロイドアンジォパチー (2 ) 神経変性疾患 (例、 老年期痴呆、 アルッハイマ 一病、 ダゥン症、 パーキンソン病、 クロイツフェルト 'ヤコブ病、 筋萎縮性脊髄 側索硬化症、 糖尿病性-ユーロパシー等) 、 ( 3 ) 脳血管障害 (例、 脳梗塞、 脳 出血、 脳動脈硬化に伴う脳循環不全等) 時、 頭部外傷 ·脊髄損傷時、 脳炎後遺症 時又は脳性麻痺時の神経障害、 (4 ) 記憶障害 (例、 老年期痴呆、 健忘症等) ま たは (5 ) 精神疾患 (例、 うつ病、 不安症、 恐慌性障害、 精神分裂症等) 等の予 防 .治療剤として有用である。
本発明で用いられる UII受容体拮抗薬は前記の疾患の予防治療において、 例え ば抗アルツハイマー病薬 (例えばドネぺジル、 タクリン等のァセチルコリンエス テラーゼ阻害剤、 ワクチン療法等) 、 抗パーキンソン薬 (例えばカルビドパ +レ ボドノく、 ぺノレゴライド、 ロビニローノレ、 力べノレゴリン、 プラミぺキソ一ノレ、 ェン タカブロン、 ラザべミド等) 、 筋萎縮性脊髄側索硬化症治療薬 (例えばリルゾー ノレ、 メカセルミン、 ガパペンチン等) 、 抗うつ薬 (例えばフルォキセチン、 サー トラリン、 パロキセチン、 ベンラフアキシン、 ネファゾドン、 レボキセチン、 塩 酸イミブラミン、 :デュロキセチン等) 、 精神分裂病治療薬 (例えばオランザピン、 リスペリ ドン、 タエチアピン、 イロペリ ドン等) 等と組合わせて用いることもで
• きる。
本発明で用いられる UII受容体拮抗薬は毒性も低く、 脳内移行性が優れている。 従って、 UII受容体拮抗薬は、 安全に、 哺乳動物 (例えば、 ラット、 マウス、 モルモッ ト、 ゥサギ、 ヒッジ、 ゥマ、 ブタ、 ゥシ、 サル、 ヒ トなど) の中枢神経 系疾患の予防-治療剤として有用である。
本発明で用いられる U II受容体拮抗薬は、 自体公知の手段に従つて製剤化する
ことができ、 UII受容体拮抗薬そのまま、 あるいは薬理学的に許容される担体を 製剤化工程において適宜、 適量混合することにより医薬組成物、 例えば、 錠剤 (糖衣錠、 フィルムコーティング錠を含む)、 散剤、 顆粒剤、 カプセル剤(ソフト カプセルを含む)、 液剤、 注射剤、 坐剤、 徐放剤などとして、 経口的または非経 口的 (例、 局所、 直腸、 静脈投与等)に安全に投与することができる。
本発明の医薬組成物中、 UII受容体拮抗薬の含有量は、 剤全体の通常約 0 . 1 〜 1 0 0重量。 /0である。 投与量は、 投与対象、 投与/レート、 疾患などにより異な るが、 例えば、 アルツハイマー病治療薬として、 成人 (約 6 O kg)に対し、 経口剤 として、 1回当たり、 有効成分 (ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合 物) として約 0. 0 1〜5 0 Omg、 好ましくは約 0. 1〜: L 0 0mg、 さらに好ま しくは 1〜 1 0 0 ragであり、 1日 1〜数回に分けて投与することができる。
本発明の組成物の製造に用いられる薬理学的に許容される担体としては、 製剤 素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質があげられ、 例えば、 固形製剤 における賦形剤、 滑沢剤、 結合剤、 崩壊剤;液状製剤における溶剤、 溶解補助剤、 懸濁化剤、 等張化剤、 緩衝剤、 無痛化剤などがあげられる。 また、 必要に応じて、 防腐剤、 抗酸化剤、 着色剤、 甘味剤、 吸着剤、 湿潤剤などの添加物を用いること もできる。
賦形剤としては、 例えば、 乳糖、 白糖、 D-マン-トール、 デンプン、 コーンス ターチ、 結晶セルロース、 軽質無水ケィ酸などが用いられる。
滑沢剤としては、 例えば、 ステアリン酸マグネシウム、 ステアリン酸カルシゥ ム、 タルク、 コロイドシリカなどが用いられる。
結合剤としては、 例えば、 結晶セルロース、 .白糖、 D-マンニトール、 デキス ト リン、 ヒドロキシプロピルセノレロース、 ヒドロキシプロピノレメチルセルロース、 ポリビニルピロリ ドン、 デンプン、 ショ糖、 ゼラチン、 メチルセルロース、 カル ポキシメチルセルロースナトリゥムなどが用いられる。
崩壌剤としては、 例えば、 デンプン、 カルボキシメチルセルロース、 カルボキ シメチノレセノレロースカルシウム、 クロスカルメロースナトリウム、 カノレポキシメ チルスターチナトリウム、 L-ヒドロキシプロピルセルロースなどが用いられる。 溶剤としては、 例えば、 注射用水、 アルコール、 プロピレングリコール、 マク
口ゴール、 ゴマ油、 トウモロコシ油などが用いられる。
溶角军補助剤としては、 例えば、 ポリエチレングリコール、 プロピレングリコー ル、 D -マンニトール、 安息香酸ベンジル、 ェタノール、 トリスァミノメタン、 コ レステロール、 トリエタノールァミン、 炭酸ナトリウム、 クェン酸ナトリウムな どが用いられる。
懸濁化剤としては、 例えば、 ステアリルトリエタノールァミン、 ラウリル硫酸 ナトリウム、 ラウリルァミノプロピオン酸、 レシチン、 塩化ベンザルコニゥム、 塩ィ匕べンゼトニゥム、 モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えばポ リビエルアルコール、 ポリビュルピロリ ドン、 カルボキシメチルセルロースナト リウム、 メチノレセノレロース、 ヒ ドロキシメチノレセノレロース、 ヒ ドロキシェチノレセ ルロース、 ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが用いられる。 等張化剤としては、 例えば、 ブドウ糠、 D-ソルビトール、 塩化ナトリウム、 グ リセリン、 D-マンニトールなどが用いられる。
緩衝剤としては、 例えば、 リン酸塩、 酢酸塩、 炭酸塩、 クェン酸塩などの緩衝 液などが用いられる。
無痛化剤としては、 例えば、 ベンジルアルコールなどが用いられる。
防腐剤としては、 例えば、 パラォキシ安息香酸エステル類、 クロロブタノール、 ベンジルアルコール、 フエネチルアルコール、 デヒ ドロ酢酸、 ソルビン酸などが 用いられる。
抗酸化剤としては、 例えば、 亜硫酸塩、 ァスコルビン酸などが用いられる。 実施例
以下に実験例、 合成例および製剤例を示し、 本願発明をさらに詳しく説明する。 し力 し、 これらは、 単なる例であって本発明を何ら限定するものではない。 ゥロテンシン IIを ΙΟηΜ添加する 1 0分前に試験化合物 1を IMR32細胞に種々の 濃度 (μ Μ) で添加した。 ついで、 試験化合物 1の存在下、 非存在下にゥロテン シン IIを添加し、 2 4時間培養し、 その培養上清中のアミロイド /3蛋白量を酵素 免疫測定法 (Biochemistry Vol. 34, No. 32, 10272- 10278, 1995) にて定量
した。
結果を図 1に示す。
図 1より、 試験化合物 1は、 ゥロテンシン IIによる選択的アミロイド 4 0の 分泌増加を濃度依存的に非ゥロテンシン II添加レベルまで抑制することが分かつ た (**はゥロテンシン II非添加群に対して 1 %以下で有意に増加。 #、 ^はゥロ テンシン II単独添加群に対してそれぞれ 1 %、 5 %以下で有意に抑制) 。
なお、 試験ィ匕合物 1は ASINEX社から購入した。
試験化合物 1
実験例 2
後記試験化合物 2ゥロテンシン II (合成例 5の化合物) を用い、 ΙηΜの濃度で 添加して実験例 1と同様にアミロイド 蛋白量を定量した。
すなわち、 IMR32細胞を用い、 ゥロテンシン II ΙΟηΜ添カ卩の 1 0分前に試験 化合物 2を InMの濃度で添カ卩した。 ゥ口テンシン II添加後 2 4時間培養した後、 培養上清中のアミロイド )3蛋白量を酵素免疫測定法にて定量した。
結果を図 2に示す。
図 2より、 試験化合物 2は、 InMの濃度でゥ口テンシン IIによるアミロイド |3 4 0上昇を完全に抑制することが分かった (**は 1 %以下で有意に増加。 #、 ## はゥロテンシン II単独添加群に対してそれぞれ 1 %以下で有意に抑制) 。
試験化合物 2
合成例 1
1—ベンジル一 6—ブロモ一 2 , 3—ジヒドロー 1 H—ピロ口 [2 , 3— b]キ ノリン一 4 _イノレアミン
N-ベンジルピロリ ドン (1.8g, 10.4mmol)をクロ口ホルム 4 mlに溶解し、 ォキ シ塩ィ匕リン (1.8g, 11.7mmol)を加えて室温で 3 0分撹拌した。 4—ブロモ一2— シァノアエリン (2.0g, lOmmol)を加えて 3時間加熱還流した。 反応液を氷水にあ け、 2 0 %水酸化ナトリゥム水溶液にて中和した。 クロ口ホルムにて抽出後、 有 機層を無水硫酸ナトリゥムで乾燥した。 減圧濃縮後、 残留物を二トロベンゼン 1 O mlに溶かし、 塩化亜鉛 2 gを加えて 1 6 0 °Cで 3時間加熱した。 反応液に 2 0 %水酸化ナトリウム水溶液を加え、 酢酸ェチルで抽出した。 有機層を無水硫酸 ナトリウムで乾燥後、 減圧濃縮し残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (シリカゲル 50g,酢酸ェチル /へキサン =1/2)に付した。 目的画分を減圧濃縮し残 留物にエタノールを加えて沈殿物を濾取した。 沈殿物をエタノ^ "ルで洗浄後、 減 圧乾燥して表題ィ匕合物 (1.2g, 3.4nmiol)を得た。
Ή-NMR (DMSO-d6) δ: 2.86 (2Η, t, J=8.0Hz), 3.41 (2H, t, J=8.0Hz), 4.59 (2H, s), 7.24-7.33 (6H, m), 7.42 (1H, dd, J=9.2, 2.2Hz), 8.12 (1H, d, J=2.2Hz).
Mass (ESI+); 354 (M+H), 356
合成例 2
3'-{({2-[4- (ァミノスルホニル)フエュル]ェチル }[(E)-3-フ ニル -2-プロぺノィル] ァミノ)メチル }-Ν-[2-(1-ピロリジ -ル)ェチル] ΓΙ,Ι'-ビフエニル] -3-カルボキサミ
ド、
1 ) 3-ブロモ -N-[2-(l-ピロリジニル)ェチル]フエ二ルカルポキサミド
3-ブロモ安息香酸(5.00 g) の Ν,Ν-ジメチルホルムアミド(DMF; 60 ml)溶 液に、 1-(2-ァミノエチル)ピロリジン(4.34 g) 、 シアノリン酸ジェチル(5.57 ml)およぴトリエチルァミン(10.4 ml) を加え室温で 16時間撹拌した。 反応 混合物を水で希釈後、 ジェチルエーテルで抽出した。 抽出液を無水硫酸マグネシ ゥムで乾燥後減圧下溶媒を留去した。 残渣にへキサンを加えて結晶化し、 表題ィ匕 合物(6.31 g) を得た。
1 H-NMR (CDC13 ) δ : 1.70-1.90 (4Η, m), 2.50-2.60 (4H, m), 2.70 (2H, t, J=6.0 Hz), 3.45-3.60 (2H, m), 6.86 (1H, s), 7.30 (1H, t, J=8.0 Hz), 7.60 (1H, dm, J=8.0 Hz), 7.70 (1H, dm, 8.0 Hz), 7.93 (1H, t, J=1.6 Hz).
2 ) 3'-ホルミル- N-[2-(l-ピロリジニル)ェチル ] [1,Γ-ビフエニル] -3-カルボキサミ
Κ
3-ブロモ -N-[2-(l-ピロリジニル)ェチル]フエ二ノレカノレポキサミ ド(6.31 g) のト ルェン (50 ml) 溶液にパラジウムテトラキストリフエニルホスフィン (735 mg)および 2M炭酸ナトリゥム水溶液 (21.2 ml) を加え、 さらに 3-ホルミルボ ロン酸(3.49 g) のエタノール(15 ml)溶液を加えて 90°Cで 15時間撹拌した。 反応混合物を水で希釈後、 ジェチルエーテルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で 洗浄後無水硫酸マグネシゥムで乾燥した。 減圧下溶媒を留去して表題ィヒ合物 (6.83 g) を得た。
1 H-NMR (CDC13 ) δ: 1.95-2.35 (4H, m), 2.95 (2H, m), 3.30-3.50 (2H, m), 3.80- 3.40 (4H, m), 7.40-7.60 (2H, m), 7.76 (1H, dm, J=8.0Hz), 7.85 (1H, dm, J=8.0Hz), 8.00 (1H, dm, 8.0Hz), 8.09 (IH, dm, J=8.0Hz), 8.25 (1H, bs), 8.40 (1H, bs), 8.41 (IH, m), 10.10 (IH, s).
3 ) 3'-[{2-[4- (アミノスルホニル)フエ-ル]ェチル }アミノメチル] -N-[2-(l-ピロリ ジ -ル)ェチル ]-[1,1'-ビフエニル] -3-カルボキサミ ド
3'-ホルミル-: N-[2-(l-ピロリジニル)ェチル ][1,1'-ビフエ-ル] -3-カルボキサミド (3.81 g) のメタノール(50 ml)溶液に 4-(2-アミノエチル)ベンゼンスルホンアミ ド (2.37 g)およびモレキュラーシーブス 3 A (4.0 g) を加えた後、 室温で 1.5
時間撹拌した。 反応混合物をテトラヒドロフラン (THF) で希釈した後、 モレ キユラーシーブスをろ去し、 ろ液を減圧下で濃縮した。 残渣をメタノール一 TH F ( 1 : 1 ) の混合溶媒(100 ml)に溶解し、 水素化ホウ素ナトリウム (0.89 g) を加えた。 反応混合物を室温で 5時間撹拌後、 減圧下溶媒を留去した。 残渣を水 で希釈後、 酢酸ェチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネ シゥムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 残渣にへキサンを加えて結晶化し、 目 的化合物 (3.71 g) を得た。
1 H-NMR (CDC13) δ: 1.75-1.85 (4H, m), 2.55-2.65 (4H, m), 2.78 (2H, t, J=6.0Hz), 2.85-3.00 (4H, m), 3.60-3.65 (2H, m), 3.87 (2H, s), 7.05-7.15 (1H, m), 7.20-7.60 (6H, m), 7.65-7.85 3H, m), 7.84 (2H, d, J=8.4Hz), 8.05 (1H, s).
4 ) 3'-{({2-[4- (ァミノスルホ二ル)フエニル]ェチル }[(E)-3-フエニル -2-プロぺノィ ル]ァミノ)メチル }-Ν-[2-(1-ピロリジニル)ェチル ビフエ-ル] -3-カルポキサ S ド、
3'-[{2-[4- (ァミノスルホニル)フエ-ル]ェチル }ァミノメチル] -N-[2-(l-ピロリジ ニル)ェチノレ] -[1,1'-ビフエニル] -3-カルボキサミ ド(506 mg)、 trans-けい皮酸
(163 mg)、 1-ェチル -3-(3-ジメチルァミノプロピル)カルボジィミ ド塩酸塩
(EDCI · HC1; 211 mg)、 1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(ΗΟΒΤ,· 149 mg) を ジクロロメタン(15 ml) と DMF (7 ml) の混合溶媒に溶解し、 室温で 1 8時間 撹拌した。 減圧下溶媒を留去後、 残渣に水を加え酢酸ェチルで抽出した。 抽出液 を飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 減圧下溶媒を留去した。 残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー (ジクロロメタン/メタノール = 9 8ノ 2 )で精製して目的化合物ズ 284 mg)を得た。
1 H-NMR (CDC13) δ: 1.73 (4Η, m), 2.52 (4H, m), 2.69 (2H, t, J=6.0Hz), 2.85- 3.00 (2H, m), 3.50-3.60 (2H, m), 3.66 (2H, t, J=7.0Hz), 4.60 (2H,s), 6.57 (1H, d, J=15.6Hz), 6.85 (1H, d, J=15.6Hz), 7.10-7.90 (16H, m), 8.05 (1H, s).
MS (APCI+): 637 (M+H)
合成例 3
3'-{({2-[4- (ァミノスルホ -ル)フエニル]ェチル }[(E)-3-フエ二ル -2-プロぺノィル] ァミノ)メチル }-Ν-Γ2-(1-ピロリジニル)ェチル ][1,1'-ビフエニル] -3-カルボキサミ
ド塩酸塩
3'-{({2-[4- (ァミノスルホ二ル)フエニル]ェチル }[(E)-3-フヱニル -2-プロぺノィノレ] ァミノ)メチル }-Ν-[2-(1-ピロリジニル)ェチル ][1,Γ-ビフエニル] -3-カルボキサミ ド(200 mg) を 4規定塩化水素酢酸ェチル溶液で処理して目的化合物 (198 mg) を得た。
1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.80-2.10 (4Η, m), 2.90-3.10 (4H, m), 3.30-3.50 (2H, m), 3.55-3.90 (6H, m), 4.73 (2H,s), 7.05-8.00 (18H, m), 8.25 (1H, s), 9.03 (1H, m).
元素分析 (分子式 C3 7H4。N404 S ' HC1 ' 1·5Η20) :
計算値、 C: 63.46; Η: 6.33; Ν: 8.00; C1: 5.08
実験値、 C: 63.65; Η: 6.51; Ν: 7.86; C1: 5.25
合成例 4
3'-{({2-[4- (アミノスルホニル)フエ-ノレ]ェチル }[4-フエニルブタノィル]ァミノ) メチル }-Ν-[2-(1-ピロリジ-ノレ)ェチル ][1,1'-ビフエニル] -3-力ルポキサミ ド
合成例 2と同様にして目的化合物(277 mg) を得た。
1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.75-1.85 (8H, m), 2.20-2.40 (2H, m), 2.45-2.60 (2H, m), 2.60-2.95 (4H, m), 3.20-3.60 (6H, m), 4.62 (2H,s), 7.05-7.95 (18H, m), 8.13 (1H, s), 8.71 (1H, m).
MS (ESI+): 653 (M+H)
合成例 5
3'-{({2-[4- (ァミノスルホ -ル)フエ二ノレ]ェチル } [4-フエ二ルプタノィル]ァミノ) メチル }-Ν-[2-(1-ピロリジ -ル)ェチル ][1,1'-ビフエ二ル] -3-カルボキサミ ド塩酸塩 合成例 2と同様にして合成例 4の化合物を得、 合成例 3と同様にして目的化合 物 (185 mg) を得た。
1 H-NMR (DMSO-d6 ) δ: 1.75-2.10 (8Η, m), 2.25-2.45 (2H, m), 2.45-2.60 (2H, m), 2.80-2.90 (2H, m), 2.95-3.10 (2H, m), 3.20-3.50 (2H, m), 3.50-3.75 (4H, m), 4.61 (2H,s), 7.05-8.00 (18H, m), 8.23 (1H, s), 9.02 (1H, m).
元素分析 (分子式 C3 8H44N404 S ' HC1 ' H20) :
計算値、 C: 64.53; H: 6.70; N: 7.92; C1: 5.01
実験値、 C: 64.39; H: 6.82; N: 7.86; CI: 5.20
合成例 6
N-[2-(4-ベンジルピペラジン- 1-ィノレ)ェチル ]-2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベン ズァゼピン- 7-カルボキサミド 3塩酸塩
1 ) 1,2,4,5-テトラヒドロ- 3H-3-ベンズァゼピン- 3-カルボアルデヒド
無水酢酸 (18m l ) をギ酸 (54m l ) に添カ卩し、 室温で 1時間攪拌した。 こ の混合物に 2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン (9.5 g ) の酢酸ェチル
(5m l ) を氷冷下滴下注入した。 室温で 3 0分攪拌後, 溶媒を減圧下濃縮.した。 残渣に酢酸ェチルと飽和重曹水を加えた後, 酢酸ェチルで抽出した。 抽出液を飽 和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧下濃縮して表題 化合物 (9 . 3 7 g) を得た。
1 H-NMR (CDClg) δ: 2.85-3.00 (4Η, m), 3.45-3.50 (2H, m), 3.64-3.70 (2H, m), 7.10-7.20 (4H, m), 8.15 (1H, s)
2 ) 7-ァセチル -1,2,4,5-テトラヒドロ- 3H-3-ベンズァゼピン- 3-カルボアルデヒ ド 1,2,4,5-テトラヒドロ- 3H-3-ベンズァゼピン- 3-カルボアルデヒ ド (4.50 g ) と ァセチルクロリド (2.01m l ) のジクロロェタン (2 5 m l ) 溶液に塩化アルミ ニゥム (12.0 g ) を加えた。 反応混合物を室温で 1 5時間攪拌後、 氷水に注加し、 酢酸ェチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マ:
乾燥し、 溶媒を減圧下濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロマ
(醉酸ェチル)で精製して表題化合物(3.26 g)を得た。
1 H-NMR (CDC13 ) δ :2.60 (3Η, s), 2.90-3.05 (4H, m), 3.45-3.55 (2H, m), 3.65- 3.75 (2H, m), 7.20-7.30 (1H, m), 7.50-7.80 (2H, m), 8.16 (1H, s)
3 ) 3-ホルミル- 2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7-カルボン酸
水酸化ナトリウム (4.78 g ) の水溶液 (70m 1 ) を 7-ァセチル -1,2,4,5-テト ラヒドロ- 3H-3-ベンズァゼピン- 3-カルボアルデヒド (3.24g) のジォキサン (50 m l ) 溶液を加えた後、 臭素 (2.31m l ) を氷冷下滴下した。 反応混合物を氷冷 下 3 0分攪拌後、 アセトンを加えて反応を停止した。 溶媒を減圧下濃縮後、 水層 を酢酸ェチルで抽出し、 抽出液に 5規定塩酸を加えた。 析出した結晶をろ取し、 水、 エーテルで順次洗浄して表題化合物(2.11 g)を得た。
1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.85-3.00 (4H, m), 3.45-3.60 (4H, m), 7.32 (1H, dd, J=2.2, 7.6Hz), 7.72-7.80 (2H, m), 8.12 (1H, s)
4 ) 2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7-カルボン酸
3-ホルミル- 2,3,4,5-テトラヒ ドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7-カルボン酸 (1.0 g ) の濃塩酸 ( 5 0 m l ) 溶液を 1 0 0 °Cで 1 2時間攪拌した。 溶媒を減圧下濃 縮後、 得られた固体をろ取し、 水、 エーテルで順次洗浄して表題化合物(990m g)を得た。
J H-NMR (CDC13 ) δ: 3.18 (4Η, m), 3.46 (4H, m), 7.33 (1H, d, J=7.8Hz), 7.76 (1H, d, J=7.8Hz), 7.78 (1H, s)
5 ) 3-(tert-ブトキシカルポ-ル) -2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7- カルボン酸
2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7-カルボン酸 (300m g ) を 1規 定水酸化ナトリウム水溶液 (2.64m 1 ) 、 水 (2 . 5 m 1 ) 、 テトラヒドロフラ ン (2 . 5 m l ) に溶解後、 二炭酸ジ- tert-プチル (0.33m l ) を加え、 室温で 2時間攪拌した。 テトラヒドロフランを減圧下濃縮後、 水層を 5 %硫酸水素力リ ゥム水溶液で酸性にし、 酢酸ェチルで抽出した。 抽出液を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウムで乾燥し、 溶媒を減圧下濃縮して表題化合物(344mg)を 得た。
1 H-NMR (CDC13) δ: 1.49 (9Η, s), 2.95-3.00 (4H, m), 3.55-3.60 (4H, m), 7.23 (1H, d, J=8.4Hz), 7.86 (1H, s), 7.89 (1H, d, J=8.4Hz)
6 ) tert-ブチル 7-({[2-(4-ベンジルピペラジン- 1-ィノレ)ェチル]ァミノ}カノレボェ ノレ) -1,2,4,5-テトラヒドロ- 3H-3-ベンズァゼピン- 3-カノレポキシレート
シァノリン酸ジェチル (0.086m 1 ) を 3-(tert-ブトキシカルポニル) -2,3,4,5-テ トラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7-カルボン酸 (150m g ) 、 2-(4-ベンジルピぺ ラジン- 1-ィル)ェチルァミン (124m g ) 、 トリェチルァミン (0.079m l ) の
DMF (5m l ) 溶液に加えた。 反応混合物を室温で 1 5時間攪拌後、 水で希釈し た。 酢酸ェチルで抽出後、 抽出液を飽和食塩水で洗浄後、 無水硫酸マグネシウム で乾燥し、 溶媒を減圧下濃縮した。 残渣をシリカゲルカラムクロマ
(n-へキサン/酢酸ェチル =1/2)で精製して表題化合物(199mg)を得た。
1 H-NMR (CDClg ) δ: 1.49 (9H, s), 2.50-2.65 (8H, m), 2.59 (2H, t, J=6.0Hz), 2.90-3.00 (4H, m), 3.53 (2H, s), 3.45-3.60 (6H, m), 6.81 (IH, m), 7.15-7.35 (6H, m), 7.45-7.60 (2H, m)
MS (ESI+): 493 (M+H)
7 ) N-[2-(4-ベンジルピペラジン- 1-ィル)ェチル ]-2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3-ベ ンズァゼピン- 7-カルボキサミ ド 3塩酸塩
tert-ブチノレ 7-({[2-(4-ベンジルピペラジン- 1-ィノレ)ェチル]ァミノ}カルボニル) - 1,2,4,5-テトラヒドロ- 3H-3-ベンズァゼピン- 3-カルボキシレート (199m g ) を 1規定塩化水素酢酸ェチル溶液で処理して目的化合物 (126 mg) を得た。
1 H-NMR (DMSO-d6 ) δ: 3.00-4.00 (20Η, m), 4.35 (2H, m), 7.30 (1H, d,
J=7.8Hz), 7.40-7.50 (3H, m), 7.60-7.70 (2H, m), 7.70-7.80 (2H, m), 8.84 (IH, m)
MS (ESI+): 3 9 3 (M+H)
合成例 6と同様にして合成例 7〜 9の化合物を製造した。
合成例 Ί
N-[2-(4-ベンズヒドリルピぺラジン- 1-ィル)ェチル ]-2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H-3- ベンズァゼピン- 7-力ルポキサミ ド 3塩酸塩
収量: 2 3 8 mg
1 H-NMR (DMSO-d6 ) δ 3.00-4.00 (21Η, m), 7.25-7.40 (8Η, m), 7.60-7.90 (5H, m), 8.89 (IH, m)
MS (APCI +): 4 6 9 (M+H)
合成例 8
N-[2-[4-(4-クロ口ベンジル)ピぺラジン- 1-ィル]ェチル ]-2,3,4,5-テトラヒドロ- 1H- 3-ベンズァゼピン- 7-力ルポキサミド 3塩酸塩
収量: 1 9 8 mg
1 H-NMR (DMSO-d6 ) δ 3.00-4.00 (20Η, m), 4.31 (2H, m), 7.30 (IH, d, J=7.8Hz), 7.45-7.80 (6H, m), 8.85 (IH, m)
MS (APCII+): 4 2 7 (M+H)
合成例 9
N-(2-{4- [ビス (4-フルォ口フエニル)メチル]ピぺラジン- 1-ィノレ }ェチル )-2, 3,4, 5-テ トラヒドロ- 1H-3-ベンズァゼピン- 7-カルボキサミ ド 3塩酸塩
収量: 148 mg
1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 3.00-3.45 (16H, m), 3.50-3.80 (5H, m), 7.15-7.40 (5H, m), 7.50-8.00 (6H, m), 8.90 (1H, m)
MS (APCI+): 505 (M+H)
製剤例
1. カプセル剤
(1) 合成例 6で得られた化合物 4 Omg
(2) ラタトース 7 Omg
(3) 微結晶セルロース 9m g
(4) ステアリン酸マグネシウム lmg
1カプセル 12 Omg
(1) 、 (2) と (3) および (4) の 1Z 2を混和した後、 顆粒化する。 これ に残りの (4) を加えて全体をゼラチンカプセルに封入する。
2. m
(1) 合成例 6で得られた化合物 40 m g
(2) ラタトース 58 m g
(3) コーンスターチ 18 m g
(4) 微結晶セルロース 3. omg
(5) ステアリン酸マグネシウム 0. 5 m g
1錠 120 m g
(1) 、 (2) 、 (3) 、 (4) の 2/3および (5) の 1/2を混和後、 顆粒 化する。 これに残りの (4) および (5) をこの顆粒に加えて錠剤に加圧成型す る。 産業上の利用可能性
ゥロテンシン II受容体拮抗作用を有する化合物またはその塩は、 優れたアミ口 イド 40分泌抑制作用を有するので、 ( 1 ) ァノレツハイマー病脳などに併発し
てもみられる脳血管性アミロイドアンジォパチー (2 ) 神経変性疾患 (例、 老年 期痴呆、 ァノレツハイマー病、 ダウン症、 パーキンソン病、 クロイツフエノレト 'ャ コブ病、 筋萎縮性脊髄側索硬化症、 糖尿病性-ユーロパシー等) 、 ( 3 ) 脳血管 障害 (例、 脳梗塞、 脳出血、 脳動脈硬化に伴う脳循環不全等) 時、 頭部外傷 *脊 髄損傷時、 脳炎後遺症時又は脳性麻痺時の神経障害、 (4 ) 記憶障害 (例、 老年 期痴呆、 健忘症等) または (5 ) 精神疾患 (例、 うつ病、 不安症、 恐慌性障害、 精神分裂症等) 等の予防 ·治療剤として有用である。