WO2001084827A1

WO2001084827A1 - Camera montee sur pied

Info

Publication number: WO2001084827A1
Application number: PCT/JP2001/001144
Authority: WO
Inventors: Nozomu Saruhashi
Original assignee: Nozomu Saruhashi
Priority date: 2000-04-28
Filing date: 2001-02-16
Publication date: 2001-11-08
Also published as: EP1292126A1; NZ522393A; AU3233001A; HK1056658A1; CA2407756C; CN1578413A; CA2407756A1; US6848842B2; AU2001232330B8; TW496997B; CN1222155C; CN1437824A; KR20030017504A; EP1292126A4; AU2001232330B2; US20030161623A1; IL152525A0

Description

明細書

据え置き型カメラ装置技術分野

本発明は、テレビジョン受像機などの表示装置の画面上の任意の位置に配置することのできる据え置き型カメラ装置に係り、特に、小型カメラ、マイク、通信機器などを一体化したマルチメディア対応の教育システムやテレビ会議システムなどに好適な据え置き型カメラ装置に関する。 '背景技術

近時、コンピュータを利用した教育システムやテレビ会議システムが注目されている。

このシステムは、テレビジョン受像機などを利用した表示装置、小型カメラ、マイク、映像データや音声データを送受信する通信機器などを備えた構成となっている。

この場合、小型カメラは、表示装置の筐体上に置いたり、表示装置の横に並べて置いたりして、比較的目線に近いところに設置する。そして、この小型カメラで撮影された使用者の映像が、通信回線を通じて相手側システムの表示装置の画面上に表示されるようになっている。

また、インターネットと接続して双方向の通信が可能な最近のノートパソコンゃモパイルパソコンなどでは、小型カメラを表示画面の枠内に内蔵して、使用者の目線により近づけるように工夫されたものもある。

しかしながら、使用者は、通常、表示装置に表示される情報（教育システムでは問題や回答といった情報や、相手側の映像等）を見ながら会話を行つたり、必要な情報の入力を行ったりする。そのため、小型カメラの設置位置が表示装置の表示画面に近づいたとはいっても、相手側の表示装置に表示される使用者の目線は、実際の目線から若干ずれたものになるといった問題があった。

本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その第 1の目的は、小型カメラを表示画面内の任意の位置に配置できるようにして、表示画面を見ている使用者の目線と、カメラ目線とを一致、若しくは限りなく近づけることのできる据え置き型カメラ装置を提供することにある。また、本発明の第 2の目的は、小型カメラを表示画面内の任意の位置に配置することなく、表示画面を見ている使用者の目線と、カメラ目線とを一致、若しくは限りなく近づけることのできる据え置き型力メラ装置を提供することにある。発明の開示

上記課題を解決するため、本発明の請求項 1に対応する据え置き型カメラ装置は、表示装置の筐体上および表示装置が載置された载置台上に載置可能な载置部と、この載置部に取り付けられたカメラ支持部と、このカメラ支持部の先端部に取り付けられたカメラ部とからなり、前記載置台の载置面と平行な方向であって、かつ前記表示装置の表示画面に平行な方向を左右方向とし、この左右方向に直交する方向を上下方向とするとき、前記載置部が前記筐体上または载置台上に左右方向に沿って載置された状態において、前記力メラ支持部が前記載置部に対して少なくとも上下方向に回動可能に設けられ、前記カメラ部が前記カメラ支持部に対して少なくとも上下方向に回動可能に設けられていることによって特徴付けられる。

以上の構成により、載置部を表示装置の筐体上に載置し、カメラ支持部を垂下させて表示画面の中央部にカメラ部を配置する使用形態と、載置部を載置台上の表示装置の前に载置し、カメラ支持部を垂直に立ち上げて表示装置の中央部にカメラ部を配置する使用形態の両方の使用形態を任意に選択することができる。

また、上記の構成において、カメラ支持部を、载置部の上面または下面に当接するまで回動可能な構造としてもよい。これにより、この据え置き型力メラ装置を梱包等するときに、カメラ支持部やカメラ部を損傷したりすることがない。また、カメラ支持部を折り畳むことができるので、小さく梱包することができ、輸送効率も向上する。

また、上記の構成において、カメラ支持部を、載置部に形成された収納部に収納可能に設けた構造としてもよい。これにより、未使用時にはカメラ支持部を載置部に密着させる形で収納できるので、カメラ支持部が邪魔になることがない。

また、表示装置には種々の形状のものがあるため、カメラ部を表示画面の中央部に確実に配置できるように、カメラ支持部は何らかの調整機能を有することが好ましい。そこで、本発明の据え置き型カメラ装置では、力メラ支持部を伸縮可能な構造としてもよい。これにより、カメラ支持部を伸縮させることで、どのような形状おょぴ画面サイズの表示装置であっても、その表示画面の中央部にカメラ部を確実に位置させることができる。

また、本発明の据え置き型カメラ装置では、カメラ支持部を屈曲可能な構造としてもよい。これにより、カメラ支持部を屈曲させることで、どのような形状おょぴ画面サイズの表示装置であっても、その表示画面の中央部に力メラ部を確実に位置させることができる。また、屈曲させることで、使用者との距離も調整できる。

また、本発明の据え置き型カメラ装置では、カメラ支持部を屈曲および伸縮可能な構造としてもよい。これにより、カメラ部の位置調整をよりきめ細かく行うことができる。

また、本発明の請求項 7対応する本発明の据え置き型カメラ装置は、表示装置の筐体上および表示装置が載置された載置台上に載置可能な載置部と、この載置部の左右両側にそれぞれ取り付けられ、前記表示装置の表示画面の左右両側に沿って配置されるカメラ支持部と、これらカメラ支持部の先端部のそれぞれに取り付けられたカメラ部とからなり、前記載置部を前記筐体上または載置台上に載置したときの前記 2台のカメラ部の高さが、表示装置の表示部に映し出される人物の目線位置に合うように設けられていることによつて特徴付けられている。

このような特徴を有する本発明によれば、左右に配置された 2台のカメラ部からの映像を合成することで、目線が正面を向いている映像を生成することができる。つまり、カメラ部を表示装置の画面中央部に配置したのと同じ映像を合成して送信することが可能となる。この場合、実際にはカメラ部が表示画面上には来ないので、表示装置の画面表示を邪魔することもなく、使用者にとっては極めて使い易い使用形態となる。図面の簡単な説明

第 1図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 1を示す全体斜視図である。

第 2図は、実施形態 1の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図でめる。

第 3図は、実施形態 1の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 4図は、実施形態 1において、カメラ支持部を他の屈曲構造とした例を示す全体斜視図である。

第 5図は、第 4図示す据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 6図は、第 4図に示す据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 7図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 2を示す全体斜視図である。

第 8図は、実施形態 2の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 9図は、実施形態 2の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 1 0図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 3を示す全体斜視図である。

第 1 1図は、実施形態 3の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 1 2図は、実施形態 3の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 1 3図（a ) は、実施形態 3の据え置き型カメラ装置を折り畳んだ状態を示す斜視図、第 1 3図（b ) は同概略断面図である。

第 1 4図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 4を示す全体斜視図である。

第 1 5図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 4を示す全体斜視図である。

第 1 6図は、実施形態 4の据え置き型カメラ装置の概略側面図である。第 1 7図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 5を示す全体斜視図である。

第 1 8図は、実施形態 5の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

第 1 9図は、実施形態 5の据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図. である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。

[実施形態 1 ]

第 1図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 1を示す全体斜視図、第 2図および第 3図はこの据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

本実施形態 1の据え置き型カメラ装置 A 1は、表示装置 9 1の筐体 9 2上 (第 2図参照）、または表示装置 9 1が載置された机等の载置台 9 3上（第 3図参照）に载置可能な載置部 1と、この載置部 1の中央部に取り付けられたカメラ支持部 2と、このカメラ支持部 2の先端部 2 aに取り付けられた力メラ部 3とからなる。

載置部 1は横長に形成されており、本実施形態 1では、この載置部 1にスピー力が内蔵されている。また、図示しないヘッドホンのジャックを接続するための接続端子が設けられている。また、載置部 1は、筐体 9 2上および載置台 9 3上に安定的に載置できるように、底面が平坦面となっている。なお、载置部 1を確実に載置固定するために、底面部分の複数個所（例えば、左右 2個所、若しくは左右両側の前後 4個所）に吸盤などの吸着具を取り付けておいてもよい。

ここで、載置台 9 3の載置面と平行な方向であって、かつ表示装置 9 1の表示画面に平行な方向を左右方向 Mとし、この左右方向 Mに直交する 1方向を上下方向 Nとするとき、載置部 1は、基本的には、その長手方向を左右方向 Mに沿わせる形で筐体 9 2上または载置台 9 3上に載置する（第 2図およぴ第 3図参照）。

カメラ支持部 2は、その基端部 2 bが、载置部 1に対して上下方向（第 1 図中矢符 X方向）に回動可能に取り付けられている。また、カメラ支持部 2 は、本実施形態 1では、その中央部に関節部 2 cが設けられており、この関節部 2 c部分で同じく X方向にくの字状に屈曲できるようになっている。また、カメラ支持部 2の先端部 2 aに取り付けられたカメラ部 3も、カメラ支持部 2の先端部 2 aに対して上下方向（第 1図中矢符 X方向）に回動可能に取り付けられている。 '

なお、第 2図に示す載置状態と第 3図に示す载置状態とを実現するためには、載置部 1に対するカメラ支持部 2の回動範囲を、少なくとも 1 8 0度程度確保する必要がある。一方、カメラ支持部 2に対するカメラ部 3の回動範囲は、 1 8 0度以上（好ましくは 2 0 0度程度）を確保する必要がある。本実施形態 1の据え置き型力メラ装置 A 1は、上記のように構成したので、筐体 9 2上に載置した状態で、カメラ支持部 2を垂下するように回動し、かつ関節部 2 cを適宜屈曲させて、カメラ部 3が表示画面のほぼ中央部に位置するように調整することができる。そして、この状態でカメラ部 3を前方の使用者に向くように回動させて調整すればよい。同様に、表示装置 9 1の前の載置台 9 3上に、表示画面と並行に載置部 1を載置した状態で、カメラ支持部 2を立ち上げるように回動し、かつ関節部 2 cを適宜屈曲させて、力メラ部 3が表示画面のほぼ中央部に位置するように調整することができる。そして、この状態でカメラ部 3を前方の使用者に向くように回動させて調整すればよい。

また、第 4図は、本実施形態 1において、カメラ支持部 2を他の屈曲構造とした例を示している。この例では、カメラ支持部 2の全体が任意に屈曲可能な構造となっている。このような構造は、例えば机上に載置して使用するスタンドタイプの蛍光灯の支柱部分などにも適用されている従来周知の構造であるので、ここでは詳細な説明を省略する。このように、カメラ支持部 2 の全体を自由に屈曲できる構造とすることで、第 5図に示すように筐体 9 2 の上に载置した状態、およぴ第 6図に示すように表示装置 9 1の前の載置台 9 3上に载置した状態において、カメラ部 3を表示装置 9 1の表示画面のほぼ中央部に位置するように調整する作業がよりやり易くなるものである。

[実施形態 2 ]

第 7図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 2を示す全体斜視図、第 8図および第 9図はこの据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

この据え置き型カメラ装置 A 2は、実施形態 1に示す据え置き型カメラ装置 A 1と同様、載置部 1 1と、カメラ支持部 1 2と、カメラ部 1 3とからなつている。ただし、载置部 1 1の形状については、意匠性を考慮した形状となっている。

実施形態 1と異なるところは、実施形態 1のカメラ支持部 2が、屈曲可能であるのに対し、本実施形態 2のカメラ支持部 1 2が伸縮可能（第 7図中、矢符 Dにより示す）に設けられている点である。その他の構成、例えば、載置部 1 1に対してカメラ支持部 1 2が矢符 X方向に回動可能である点、カメラ部 1 3がカメラ支持部 1 2に対して矢符 X方向に回動可能である点は、実施形態 1のものと同様である。

ただし、本実施形態 2の据え置き型カメラ装置 A 2では、カメラ支持部 1 2の基端部 1 2 aがボール状の回転体 1 2 bとなっており、この回転体 1 2 bを、載置部 1 1に形成された凹み受部 1 1 aに嵌め込むようにして回動可能に保持する構造となっているので、カメラ支持部 1 2の回動方向は、図中の矢符 Xで示す 1方向のみならず、凹み受部 1 1 aの形状によって規制される範囲内で回転させるように回動可能となっている。また、図示は省略しているが、カメラ部 1 3についても、カメラ支持部 1 2の先端部 1 2 cにボール状の回転体を形成し、この回転体を嵌め込むような凹み受部をカメラ本体 1 3に形成しておけば、カメラ本体 1 3も、図中の矢符 Xで示す 1方向のみならず、凹み受部 1 1 aの形状によって規制される範囲内で 3次元方向に回動（すなわち、半円球面状に回動）させることができる。

なお、カメラ支持部 1 2の伸縮構造については、例えばラジオ等のアンテナ構造や、カメラの 3脚、黒板を指す指示棒等の構造と同様の構造とすることによって実現することができる。'

本実施形態 2の据え置き型カメラ装置 A 2は、上記のように構成したので、筐体 9 2上に載置した状態で、カメラ支持部 1 2を垂下するように回動し、カメラ支持部 1 2を適宜伸縮させて、カメラ部 1 3が表示画面のほぼ中央部に位置するように調整することができる。そして、この状態でカメラ部 1 3を前方の使用者に向くように回動させて調整すればよい（第 8図参照）。同様に、表示装置 9 1の前の载置台 9 3に、表示画面と並行に载置部 1 1を载置した状態で、カメラ支持部 1 2を立ち上げるように回動し、かつカメラ支持部 1 2を適宜伸縮させて、カメラ部 1 3が表示画面のほぼ中央部に位置するように調整することができる。そして、この状態でカメラ部 1 3を前方の使用者に向くように回動させて調整すればよい（第 9図参照）。

[実施形態 3 ]

第 1 0図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 3を示す全体斜視図、第 1 1図および第 1 2図はこの据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

この据え置き型カメラ装置 A 3は、実施形態 2に示す据え置き型カメラ装置 A 2と同様、载置部 2 1と、カメラ支持部 2 2と、カメラ部 2 3とからなつている。ただし、載置部 2 1の形状については、意匠性を考慮した形状となっている。

実施形態 2と異なるところは、実施形態 2のカメラ支持部 1 2が、伸縮のみ可能であるのに対し、本実施形態 3のカメラ支持部 2 2が屈曲可能（第 1 0図、矢符 Xにより示す) および伸縮可能（第 1 0図中、矢符 Dにより示す ) に設けられている点である。その他の構成、例えば、载置部 2 1に対してカメラ支持部 2 2が回動可能である点、カメラ部 1 3がカメラ支持部 1 2に対して回転および 3次元方向に回動可能（すなわち、半円球面状に回動可能 ) である点は、実施形態 2のものと同様である。

ただし、本実施形態 3の据え置き型カメラ装置 A 3では、カメラ支持部 2 2の基端部 2 2 aが、載置部 2 1の前面 2 .1 aに突出して取り付けられた構造となっている。そのため、回動方向は、载置部 2 1の前面 2 1 aをスライドするように回転（第 1 0図中、矢符 Eにより示す）する構造となっている。すなわち、 1 8 0度回転させることによって、筐体 9 2の上に載置する使用形態（第 1 1図参照）と、表示装置 9 1の前の载置台 9 3上に載置する使用形態（第 1 2図参照）との両方の使用形態が可能となっている。

また、本実施形態 3の据え置き型カメラ装置 A 3では、载置部 2 1の上面 2 l bから背面 2 1 c (第 1 3図（b ) を併せて参照）にかけて、カメラ支持部 2 2およびカメラ部 2 3を収納するための溝状の収納部 2 1 dが設けられており、使用しないときには、この収納部 2 1 dにカメラ支持部 2 2およびカメラ部 2 3を収納できるようになつている。第 1 3図（a ) , 第 1 3図 ( b ) は、カメラ支持部 2 2およびカメラ部 2 3を収納部 2 1 dに収納した状態を示している。このように、カメラ支持部 2 2およびカメラ部 2 3を載置部 2 1に密着させる形で収納することで、未使用時にカメラ支持部 2 2やカメラ部 2 3が邪魔にならず、かつ損傷する心配もない。また、このようにカメラ支持部 2 2およびカメラ部 2 3を載置部 2 1に密着させる形で収納することで、例えば生産後にこの据え置き型カメラ装置 A 3を出荷するときに、小さく梱包することができるので、輸送効率も向上するといつた利点がある。なお、このようなカメラ支持部 2 2およびカメラ部 2 3を収納する収納部 2 1 dは、上記実施形態 1や実施形態 2の据え置き型カメラ装置 A 1 , A 2にも設けることが可能である。

本実施形態 3の据え置き型カメラ装置 A 3は、上記のように構成したので、筐体 9 2上に載置した状態で、カメラ支持部 2 2を垂下するように回動し、カメラ支持部 2 2を上下に伸縮させて、カメラ部 2 3が表示画面のほぼ中央部に位置するように調整することができる。また、この状態でカメラ支持部 2 2を前後に伸縮させることで、使用者との距離を調整することができる。そして、この状態でカメラ部 2 3を前方の使用者に向くように調整すればよい（第 1 1図参照）。同様に、表示装置 9 1の前の載置台 9 3に、表示画面と並行に载置部 2 1を载置した状態で、カメラ支持部 2 2を立ち上げるように回動し、かつカメラ支持部 2 2を上下に伸縮させて、カメラ部 2 3が表示画面のほぼ中央部に位置するように調整することができる。また、この状態で力メラ支持部 2 2を前後に伸縮させることで、使用者との距離を調 ¾することができる。そして、この状態でカメラ部 2 3を前方の使用者に向くように調整すればよい（第 1 2図参照）。

[実施形態 4 ]

第 1 4図および第 1 5図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 4 を示す全体斜視図、第 1 6図はこの据え置き型カメラ装置の概略側面図である。

この据え置き型カメラ装置 A 4の基本的構成は、実施形態 2に示す据え置き型カメラ装置 A 2と同様、カメラ支持部 3 2が伸縮可能（第 1 6図中、矢符 Dにより示す）に設けられている点であるが、本実施形態 4ではカメラ部 3 3がカメラ支持部 3 2から引き出し可能に設けられている点が、実施形態 2とは異なるところである。そのため、カメラ部 3 3には、その後部側に吸着盤 3 3 a (第 1 6図参照）が取り付けられおり、図示しない表示装置の表示画面に吸着して固定できるようになつている。

すなわち、この据え置き型カメラ装置 A 4を表示装置の筐体上に載置して使用するときには、カメラ部 3 3をカメラ支持部 3 2から下方に引き出し（第 1 4図に示す状態）、表示装置の表示画面の中央部まで引き出して、吸着盤 3 3 aにより表示画面の中央部に吸着固定すればよい。一方、この据え置き型カメラ装置 A 4を図示しない表示装置の前に載置して使用するときには、このカメラ支持部 3 2を後方に立て起こすようにした後（第 1 5図に示す状態）、カメラ支持部 3 2を適宜引き延ばして、表示装置の表示画面の中央部に位置するように調整すればよい。

なお、第 1 6図には、この据え置き型カメラ装置 A 4を表示装置の筐体上に載置したときの使用状態と、表示装置の前の载置台上に載置したときの使用状態の両方の使用状態が併せて図示されている。

[実施形態 5 ]

第 1 7図は、本発明の据え置き型カメラ装置の実施形態 5を示す斜視図、第 1 8図および第 1 9図はこの据え置き型カメラ装置の使用形態を示す斜視図である。

本実施形態 5の据え置き型カメラ装置 A 5 'は、表示装置 9 1の筐体 9 2上および表示装置 9 1が載置された載置台 9 3上に載眞可能な載置部 4 1と、この載置部 4 1の左右両側にそれぞれ取り付けられ、表示装置 9 1の表示画面の左右両側に沿って配置されるカメラ支持部 4 2 , 4 2と、これらカメラ支持部 4 2 , 4 2の先端部のそれぞれに取り付けらたカメラ部 4 3， 4 3 とからなり、载置部 4 1の長さ（横幅）は、表示装置 9 1の筐体 9 2の横幅にほぼ等しく形成されている。そして、载置部 4 1を筐体 9 2上または載置台 9 3上に載置したときの 2台のカメラ部 4 3 , 4 3の高さが、表示装置 9 1の表示画面に映し出される人物の目線位置（具体的には、表示画面のほぼ中央位置）に合うように設けられている。

なお、カメラ支持部 4 2 , 4 2の構造（特に、伸縮または屈曲構造）については、第 1 7図には詳細に示していないが、上記実施形態 1ないし実施形態 4に記載の構造のいずれかの構造を採用することが可能である。また、力メラ支持部 4 2， 4 2は、载置部 4 1の左右両側から、左右方向に引き出せるように構成（第 1 7図中に矢符で示す）してもよい。これにより、表示装置 9 1の形状（特に横幅）がどのようなものであっても、その表示装置 9 1 の横幅に合わせてカメラ支持部 4 2 , 4 2を左右方向に引き出すことができる。

本実施形態 5の据え置き型カメラ装置 A 5は、上記のように構成したので、左右に配置された 2台のカメラ部 4 3 , 4 3からの映像を合成することで、使用者の目線が正面を向いている映像を生成することができる。つまり、カメラ部 4 3 , 4 3を表示装置 9 1の表示画面のほぼ中央部に配置したのと同じ使用者の映像を合成して送信することが可能となる。この場合、実際にはカメラ部 4 3， 4 3が表示画面上には来ないので、使用者にとっては、表示画面をカメラ部 4 3で邪魔されず、極めて使い易い使用形態となる。なお、 2台のカメラ部 4 3 , 4 3を使用する.ことで、立体画像を生成することも可能である。すなわち、一方のカメラ部 4 3を例えば左目用のカメラとして利用し、他方のカメラ部 4 3を右目用のカメラとして利用して、両映像を合成することにより、立体画像の生成も可能となる。産業上の利用可能性

以上のように、本発明の据え置き型カメラ装置は、載置部を表示装置の筐体上に載置し、カメラ支持部を垂下させて表示画面の中央部にカメラ部を配置する使用形態と、载置部を載置台上の表'示装置の前に載置し、カメラ支持部を垂直に立ち上げて表示装置の中央部にカメラ部を配置する使用形態の両方の使用形態を適宜選択することができ、使い勝手がよい。また、どのような形状おょぴ画面サイズの表示装置であっても、カメラ部の位置調整をきめ細かく行うことができ、カメラ部を表示画面の中央部に確実に位置させることができるとともに、使用者との距離も調整できる点で有用である。

また、左右に配置された 2台のカメラ部からの映像を合成する構成のものでは、カメラ部が表示画面上には来ないので、使用者にとっては、表示画面をカメラ部で邪魔されず、極めて使い易く、しかもカメラ部を表示装置の画面画面の中央部に配置したのと同じ映像を合成して送信することが可能となる点で有用である。

さらに、本発明の据え置き型カメラ装置は、未使用時における収納性もよく、また、梱包等するときに、カメラ支持部やカメラ部を損傷したりすることがなく、また小さく梱包することができ、輸送効率も向上する。

Claims

請求の範囲

1 . 表示装置の筐体上および表示装置が载置された载置台上に載置可能な载置部と、この載置部に取り付けられたカメラ支持部と、このカメラ支持部の先端部に取り付けられたカメラ部とからなり、

前記載置台の載置面と平行な方向であって、 .かつ前記表示装置の表示画面に平行な方向を左右方向とし、この左右方向に直交する方向を上下方向とするとき、

前記載置部が前記筐体上または載置台上に左右方向に沿って载置された状態において、前記カメラ支持部が前記載置部に対して少なくとも上下方向に回動可能に設けられ、前記カメラ部が前記カメラ支持部に対して少なくとも上下方向に回動可能に設けられていることを特徴とする据え置き型カメラ装

2 . 前記カメラ支持部の全体が、载置部の上面または下面に当接するまで回動可能に設けられていることを特徴とする請求項 1に記載の据え置き型力メラ装置。：

3 . 前記カメラ支持部が、載置部に形成された収納部に収納可能に設けられていることを特徴とする請求項 2に記載の据え置き型カメラ部装置。

4 . 前記カメラ支持部が伸縮可能に設けられていることを特徴とする請求項 1、 2または 3に記載の据え置き型カメラ装置。

5 . 前記カメラ支持部が屈曲可能に設けられていることを特徴とする請求項 1、 2または 3に記載の据え置き型カメラ装置。

6 . 前記カメラ支持部が、屈曲および伸縮可能に設けられていることを特徴とする請求項 1、 2または 3に記載の据え置き型カメラ装置。

7 . 表示装置の筐体上および表示装置が載置された載置台上に载置可能な載置部と、この載置部の左右両側にそれぞれ取り付けられ、前記表示装置の表示画面の左右両側に沿つて任意の高さに配置されるカメラ支持部と、これらカメラ支持部の先端部のそれぞれに取り付けられたカメラ部とからなることを特徴とする据え置き型カメラ装置。