JP7360099B1 - ウェブカメラ本体に可変部と吸盤を具備したウェブカメラ - Google Patents
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Abstract
Description
(イ)ウェブカメラ本体を三脚等に乗せ、ディスプレイ機器の表示部に映し出された相手の目の付近と自分の目の間の直線上にウェブカメラ本体が来るように三脚の足を伸縮させて設定した後、雲台の操作によってウェブカメラ本体の光軸と目線が一致するように調整していた。
(ロ)電源/信号線の外周にフレキシブルでかつ保持可能な機能を備えたチューブの先端にウェブカメラ本体を取付け、チューブの反対側をディスプレイ機器の表示部の外枠に固定する構造の場合には、表示部に映し出された相手の目付近、かつディスプレイ面の垂直方向上方にウェブカメラを移動させた後、チューブをディスプレイ機器の表示部の外枠に固定部し、片持ちの状態でウェブカメラ本体の光軸と目線の角度が一致するように調整していた。
(ハ)ディスプレイ機器の表示部の外枠の固定部から伸縮可能なアーム機構に電源/信号線を絡ませ、そのアームの先端に片持ちの状態でウェブカメラ本体を取付けている構造の場合には、表示部上に映し出された相手の目の付近、かつ表示面の垂直方向上方にウェブカメラ本体を移動並びにウェブカメラ本体の光軸と目線との角度が一致するように調整する方法が提案されていた。(特開2010-147535号公報)
(イ)三脚を用いた場合、相手の顔がディスプレイ機器の表示部の端に移動しウェブカメラを移動させなければならなくなった場合、特に高さの変化があった時には、3本の足を高さに合わせて設定しなくてはならなく時間を要し、また、ディスプレイの手前に3脚を広げたスペースを設けなくてはならなかった。
(ロ)ウェブカメラ本体をディスプレイ機器の外枠から片持ちで保持している構造の場合は、ウェブカメラ本体の光軸と目線との角度を一致させるために手でウェブカメラ本体を回転させて調整しても、片持ちであるため手を離した時に手で押していたずれ分を再設定をしなくてはならなかった。また、片持ちであるため振動に対して弱く、いつまでも揺れ、相手側の映像が揺れて見づらくなっていた。
(ハ)また、実際のウェブでの会話や会議等の場合、対象の相手がディスプレイ機器の表
示部の中央に映し出されている時のほか、表示部の中央部には写真や会議の資料等を映し出し、対象の相手がディスプレイの右上等の隅に移動している時がある。その際、ウェブカメラ本体は片持ちでディスプレイ機器の外枠の上部中央に固定されている場合において、その間が、フレキシブルで位置保持機能を持たせた方式では、固定部からその隅への移動は角度がつくため、チューブの曲げがきつくなり設定および光軸と目線との調整は容易でなく、また、その間が片持ちのアーム機構方式では中央部だけの設定より機構が複雑にならざるを得ない。
(ニ)ウェブカメラ本体がディスプレイ機器の外部固定部から片持ちで支えられている方式の場合、ディスプレイの外部からウェブカメラ本体までの間には三脚等、またはアーム機構部分、またはフレキシブルでかつ保持可能な機能を持った太いチューブが電源/信号線の他に必要であり、その部分がディスプレイの表示部を隠すため、表示が見にくくなっていた。
(ホ)ウェブカメラ本体内に充電機能、信号の無線機能を持たせて、電源/信号線をなくせてもディスプレイ外部の固定部からのウェブカメラ本体を片持ちで支える方式では、その部分はなくせず、その部分はディスプレイの表示部を隠してしまう。
(へ)ウェブカメラ本体の光軸と目線と一致させる作業の際、ウェブカメラ本体を見ながらウェブカメラ本体を動かした後、自分が映し出されている映像を見るという動作を繰り返し確認して調整することになる。しかしながら、自分が映し出されている映像を見てる時はカメラ目線でないため、その映像は画面を見ている自分が写しだされているため、光軸と目線が一致しているかどうか確証が得られず、相手のディスプレイには相手の目を見て話している自分が本当に映しだされているのかどうかいう心配が残っていた。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
動部を設けることを特徴とするウェブカメラである。
(ロ)またディスプレイ機器の表示部の前にウェブカメラを設定すると表示の一部は隠れてしまうが、ウェブカメラ本体の後ろ側に可動部や透明な吸盤を設けたことにより、表示部の隠れる部分は最小になっている。
(ハ)吸盤でウェブカメラ本体をディスプレイ機器の表示部に直接固定するが、片持ちにはなっているもののその距離は短いため、ウェブカメラ本体の光軸と目線の角度の調整時、またはケーブルやディスプレイ機器を誤って触れた時、ウェブカメラ本体が一時的に揺れることはあっても、その揺れが長く続くことはなく、相手側の画像への影響は瞬間で済む。
(ニ)電源/信号線はディスプレイ機器等には固定されていなく自由であり、ディスプレイ上で映し出された対象の相手がどこにいようとも、場所を選ばず同じ手順でウェブカメラが設置可能である。
(ホ)ウェブカメラ本体は吸盤で直接ディスプレイの表示部に固定してあるため、ウェブカメラ内に充電機能、信号の無線機能を持たせて電源/信号線をなくした場合には、表示部を隠していた外部からウェブカメラ本体までの電源/信号線はなくなり、表示がより見やすくなる。
(へ)また、吸盤を外すための突起を吸盤に設けたことにより、取り外しが容易にできるため、ウェブカメラ本体を表示部上で移動させる際の時間を短縮でき、ウェブでの会話や会議を中断することがなく視線を合わせた会話を続行できる。
(ト)自分の目でウェブカメラ本体についている照準器を見ながらウェブカメラ本体を動かし照準を合わせたならばウェブカメラ本体の光軸と視線とが一致させたということであり、それは相手のディスプレイ機器の表示部には目を見て話している自分が映しだされていることを意味する。それゆえ、相手の画面には相手を見ていないように写っているのではないかいう心配はなくなり、自信をもってウェブでの会話や会議に望むことができる。
(イ)ウェブカメラ本体(1)のウェブカメラのレンズと反対側に吸盤(4)を設け、ウェブカメラ本体(1)と吸盤(4)との間に可動部(3)を設ける。
(ロ)吸盤(4)は透明であることが好ましく、表示部に密着した吸盤をはがす時に使用する吸盤取り外し用突起(5)を設ける。
(ハ)パソコンとウェブカメラ間は、パソコンからウェブカメラ本体へ供給する電源ライン、およびウェブカメラで撮った映像信号をパソコンに送るための信号ラインが通っている電源/信号線(6)を設け、パソコン側にはパソコン用コネクタを設けている。なお、電源/信号線はない場合もある。
(ニ)ウェブカメラ本体のレンズ部の周りに、カメラの光軸(9)と目線と一致させるための照準器(10)を設ける。
(ホ)ロ項における吸盤(4)に設けた吸盤取り外し用突起(5)の形態は、吸盤がディスプレイの表面に接着している際、吸盤の円盤部を淵がめくれる方向に力が加わり、吸盤と接着面の空間部が外界とつながるようにするために、吸盤の淵部分から上部方向へ引っ張り上げることが可能な突起をつけた図2-1のような構造、または吸盤の横方向から押せるように淵から厚みをもって上部方向へ突起をつけた図2-2のような構造、または吸盤の淵より外側の接着面に沿って淵が延長された部分で引っ張り上げることが可能な突起をつけた図2-3のような構造、または吸盤の淵が吸盤の淵より外側の接着面に沿って淵が延長され、延長の先端部分の突起を横から押すとめくれる方向に力が加わるような図2-4のような構造を特徴としている吸盤取り外し用突起である。
(へ)また、ロ項における吸盤(4)に設けた吸盤取り外し用突起(5)の形態は、1箇所または、円盤上に90度等の一定の間隔をおいて設ける構造を特徴としている吸盤取り外し用突起である。
(ト)ニ項におけるウェブカメラ本体のレンズ部の周りに設けた照準部(10)は、ウェブカメラ本体の光軸と目線の一致を確認するために、ウェブカメラ本体のレンズの周りに、ウェブカメラの映像に影響しないような内径で、外径の違うおよび色の違う2つ円盤を直径の大きい円盤をレンズ側、一定の距離をおいて小さい直径の円盤を図3-2のように設け、カメラの光軸(9)の延長上からウェブカメラ本体を見ると光軸を中心にして図3-1のように色の違う2個の円盤(12)(13)が同心円状に見える構造、または、平板を、ウェブカメラ本体のレンズ側の面に垂直に、かつ面が光軸と平行になるように照準として設け、また、約90度回転したところに同様な板を図3-3のように設け、カメラの光軸の延長上からウェブカメラ本体を見ると2つの板の側面が図3-4のように見えない時にウェブカメラ本体のカメラ光軸(9)と目線が一致した時と判断できる構造、を特徴とした照準器(10)である。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、ウェブでの会話や会議等を行う際に使用するパソコン等の機器およびパソコン内蔵または外付けディスプレイ機器(8)の環境下において、ウェブカメラの電源/信号線(6)をパソコン等の機器にコネクタ(11)等を介して接続し、ウェブでの会話や会議等の開始時に図4のようにディスプレイ機器(8)の表示部に写し出された相手の顔(15)の目の付近に、吸盤(4)でウェブカメラ(7)を直接表示部に取り付ける。次に、ウェブカメラ本体(1)の光軸が自分の目の方向に向くように、ウェブカメラ本体(1)を指でつまんで、フレキシブルでそのまま保持もできるやわらかい金属や樹脂でできた棒状構造、またはボール式関節部の構造をもった可動部(3)を照準器(10)を見ながら動かし、図3-2の円盤型照準器のような場合は、レンズに近い方の円盤の幅が等しく図3-1の正面図のように見えるように調整する。器が図3-3のような板状型の場合は、図3-4のように照準(16)の側面が見えなくなるように調整する。
一方、話す相手の位置が図4のように表示部の中央から隅の方に移動しウェブカメラ(7)を動かさなくてはならなくなった場合には、吸盤取り外し用突起(5)を上方に引っ張る、または、横から押すことにより吸盤と表示部間に空気を入れ、吸盤(4)を外した後、上記の取付方法と同様にウェブカメラ(7)をディスプレイ機器の表示部隅に映し出された相手の目の位置付近まで移動させ、吸盤(4)でディスプレイ表示部に固定し、ウェブカメラ本体の照準器(10)を見ながら照準を合わせウェブカメラの光軸を自分の目の方向に向くように調整する。このことにより、自分のディスプレイ機器の表示部に写しだされた相手の目を見て話せば、相手側のディスプレイには自分が視線を向けているように写し出される。
2 ウェブカメラのレンズ
3 可動部
4 吸盤
5 吸盤取り外し用突起
6 電源/信号線
7 ウェブカメラ
8 ディスプレイ機器
9 カメラの光軸
10 照準器
11 コネクタ
12 色A
13 色B
14 吸盤横への延長部分
15 表示部に映し出された相手の顔
Claims (7)
- 本体部と、前記本体部の前側の表面から光軸と同軸になるように突出した円筒部とを有するウェブカメラ本体と、前記円筒部の反対側に設けられた吸盤と、前記吸盤と前記ウェブカメラ本体の間に設けられた可動部と、光軸と目線が一致するように前記ウェブカメラ本体の向きを調整するための照準器とを備え、ディスプレイ機器の表示部に取り付けるためのウェブカメラであって、
前記照準器は、前記円筒部の先端に設けられた第一の円環部と、前記円筒部の外周面に接するように前記本体部の前記前側の表面に設けられた第二の円環部とからなり、
前記第一の円環部及び前記第二の円環部の中心軸は光軸と一致しており、
前記第一の円環部の外径と前記第二の円環部の内径が一致しており、
前記円筒部の外周面が前記第一の円環部と前記第二の円環部との間から露出しており、
前記第一の円環部と前記第二の円環部は前記ウェブカメラ本体とは異なる色を有し、かつ互いに異なる色を有することを特徴とするウェブカメラ。 - ウェブカメラ本体と、前記ウェブカメラ本体の後側に設けられた吸盤と、前記吸盤と前記ウェブカメラ本体の間に設けられた可動部と、前記ウェブカメラ本体の光軸と目線が一致するように前記ウェブカメラ本体の向きを調整するための照準器とを備え、ディスプレイ機器の表示部に取り付けるためのウェブカメラであって、
前記照準器は、前記ウェブカメラ本体の前側の表面から光軸方向に突出して設けられた2つの平板からなり、
前記2つの平板は、光軸方向から見て、厚さ方向が光軸を中心とした円の接線方向を向いており、かつ光軸を中心として互いに約90度離れた位置に配置されていることを特徴とするウェブカメラ。 - 前記吸盤に吸盤取り外し用突起を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブカメラ。
- 前記吸盤に吸盤取り外し用突起が設けられており、
前記突起は、前記吸盤の横方向から押せるように淵から径方向に厚みをもって上部方向へ延在していることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブカメラ。 - 前記吸盤に吸盤取り外し用突起が設けられており、
前記突起は、前記吸盤の淵より外側に延長し、前記表示部に取り付けた時に前記表示部に沿うように設けられた延在部と、前記延在部の先端に接続し、引っ張り上げることが可能なように上部方向へ延在している把持部とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブカメラ。 - 前記吸盤に吸盤取り外し用突起が設けられており、
前記突起は、前記吸盤の淵から上部方向へ突出し、かつ外側に湾曲して前記吸盤の淵より外側に横方向に延在しており、前記突起の先端部分を前記吸盤の横方向から押すと、前記吸盤がめくれる方向に力が加わることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブカメラ。 - 前記吸盤に複数の吸盤取り外し用突起が90度の間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のウェブカメラ。
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