WO2001072066A1

WO2001072066A1 - Systeme et procede d'installation pour un terminal cellulaire portable de communication par satellite, de type a separation

Info

Publication number: WO2001072066A1
Application number: PCT/JP2001/002176
Authority: WO
Inventors: Masakazu Soejima; Kazunori Handa; Yoshinori Fujimoto; Hiroya Nakata; Kyoko Yoshida
Original assignee: Nec Corporation
Priority date: 2000-03-21
Filing date: 2001-03-19
Publication date: 2001-09-27
Also published as: EP1267583A4; EP1267583A1; AU2001241200A1; JP2001268652A; JP3536972B2; EP1631097A2; US20030171097A1; TW516331B

Description

明細書セルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法技術分野本発明はセルラー端末分離型衛星通信携帯端末に関する。特に、本発明は、屋内、車載での通信を容易にするためのセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法に関する。背景技術

特開平 1 0— 1 2 68 3 9号公報に記載されるように、今日、衛星通信携帯端末、中でも衛星携帯電話の普及は目覚しく、徐々にその使用エリアを世界各地に拡げつつある。

これらの衛星通信携帯端末の中には、衛星経由のみで通信できるタイプ (シングルモード）、地上系セルラーのサービスと併用できるデュアルモード（衛星 +地上系セルラー）又はトリプルモード（衛星 + 2種類の地上系セルラー）と呼ばれるタイプがある。

さらに、後者の地上系セルラーとの併用タイプは、物理的形態の観点でとらえると次の 2つのタイプ A、 Bに分類できる。

(A) 地上系セルラー通信機能内蔵型（衛星 ·セルラ一一体型）端末

(B) 地上系セルラー端末と衛星部分とが分離でき、衛星経由で通信する際にその衛星部分を地上系セルラー端末に合体させて使用する端末（C 1 i p— o n Ty p e又 ίま P i g g y— b a c k Ty p eともいう) ここで、地上系セルラー（以下、単にセルラーと表記する）端末とは、単独で通信可能で通信時に信号が衛星を経由しない携帯通信端末を言い、また、衛星部分とは主に衛星通信用アンテナ、増幅器等の RF (R a d i o F r e q u e n c y) 装置等が含まれる部分（ベースバンド部分を含む場合もある）で上記セルラーをはめ込んで収納する部分を言う。

一般のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の概略構成は、図 1に示すように、セルラー端末 1 1、衛星部分 1 2で構成され、衛星経由で通信する場合にはセルラー端末 1 1、衛星部分 1 2との合体使用が可能なタイプである。衛星経由で通信をしない場合には、セルラー端末 1 1、衛星部分 1 2を分離して、セルラー端末 1 1のみで使用可能である。

セルラー端末 1 1は、アンテナ 1 0、受話部 4 1、液晶表示部 42、キ一操作部 43、送話部 44等からなり、前述したように、通信時に信号が衛星を経由せず、つまり、セル内の基地局を経由して通信を行う携帯通信端末である。

衛星部分 1 2は、主に衛星通信用アンテナ 1 3、増幅器等の RF装置等が含まれる部分（ベースバンド部分を含む場合もある）であり、セルラー端末 1 1の機能、例えば、前述の受話部 4 1、液晶表示部 4 2、キー操作部 4 3、送話部 4 4等を用いて、衛星経由の通信を行う部分である。

セルラー端末 1 1は、図 2に示すように、衛星部分 1 2がはめ込み収納可能で、衛星部分 1 2にはシステムコネクタ 1 4 aが設けられ、セルラー端末 1 1にはシステムコネクタ 1 4 bが設けられる。

衛星経由で通信する際には、セルラー端末 1 1には衛星部分 1 2がはめ込み収納され、衛星部分 1 2のシステムコネクタ 1 4 aとセルラー端末 1 1のシステムコネクタ 1 4 bとが直接接続される。

衛星部分 1 2に対するセルラー端末 1 1の分離、はめ込み収納動作は、図 3に示すように、セルラー端末 1 1と衛星部分 1 2とは分離可能であり，衛星経由で通信しない場合には、衛星部分 1 2とセルラー端末 1 1とを分離して、衛星部分 1 2のシステムコネクタ 1 4 aとセルラー端末 1 1のシステムコネクタ 1 4 bを切断してセルラー端末 1 1のみで使用可能である _£ 衛星経由で通信する場合には、両者を分離して使用することができず、分離されている場合には、セルラー端末 1 1に衛星部分 1 2をはめ込み収納する必要がある。

衛星経由の送信の場合には、セルラー端末 1 1からの制御で、セルラー端末 1 1により入力された音声又はデータは、システムコネクタ 1 4 b、システムコネクタ 1 4 aを通じて、衛星部分 1 2に送られ、最後に衛星ァンテナ 1 3より音声、データの信号として送信される。

衛星経由の受信の場合には、上記の逆であり、衛星アンテナ 1 3で受信した音声、デ一夕の信号が衛星部分 1 2に送られ、システムコネクタ 1 4 a、システムコネクタ 1 4 bを通じてセルラー端末 1 1により音声又はデ一夕として出力される。

しかしながら、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末では、地上系セルラー端末との併用の可否によらず、衛星経由の送受信の場合、衛星通信固有の問題として、使用する周波数、衛星までの伝搬路の長さによる電波伝搬減衰が大きいため、電波伝搬減衰に対して、一般にシステム全体のマージンがセルラーに比べて小さいという問題がある。

換言すれば、建物の屋内、車両内、列車内、船舶内、飛行機内等の屋根の下では、衛星経由の送受信が、セルラーと比較して、非常に悪いという問題がある。そのため衛星通信端末には、直接衛星が見通せる屋外、それに近い環境、例えば窓際等で、且つ衛星一端末間の電波伝搬に極力障害の少ない場所における信号の送 ·受信が要求される。

このような、従来のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末では、上記夕ィプ A及び Bのいずれの端末であっても、衛星経由で通信を行うためには, ユーザーがわざわざ、屋外、窓際などの比較的電波伝搬に障害の少ない場所まで、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末と共に移動する必要がある < この移動は、前記固有の問題から生じ、非常に煩わしく、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用を制限するという問題を発生させる。

また、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末に、専用のアンテナを設け. この専用アンテナを、建物の屋内、車両内、列車内、船舶内、飛行機内等の窓際に置き、専用アンテナを介して衛星経由の信号を内部に取り込むことも考えられる。

しかしながら、上記のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末には、既に衛星アンテナ 1 3が図 1〜図 3に示すように設けられているので、屋内用と屋外用のアンテナを 2種類設けることになり、コストの増大に至るという問題が発生する。発明の開示

本発明の目的は、上記問題点等を解消し、また改善したセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法等を提供する。

たとえば、本発明の第 1の目的は、衛星経由で通信する際に屋外、窓際などの場所にユーザーが端末と共に移動する必要がなくなり、通信の自由度を向上させるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法等を提供する。

本発明の第 2の目的は、極めて簡単な構成の固定ュニットを用いることにより低いコス卜で通信の自由度を向上させるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法等を提供する。

本発明の第 3の目的は、衛星通信携帯端末のアンテナの設置方向を常に一定方向に保つことができ、通信品質を常に一定に保つことが可能になるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法等を提供する。

本発明の第 4の目的は、分離された衛星通信携帯端末と地上系セルラー端末との間をケーブル等で接続することにより、地上系セルラー端末から音声、データ信号を衛星通信携帯端末から送信できるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法等を提供する。

本発明の第 5の目的は、分離された地上系セルラー端末が建物の屋内の市販されているデスクキットゃ移動体用キットを使用することができ、衛星経由で通信する際に、地上系セルラー端末を、簡易型の卓上電話や移動電話として使用することが可能になるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム及び方法等を提供する。

本発明の第 1のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムは，単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末を収納し、かつ、所定のコネクタで前記地上系セルラー端末と電気的に接続して, 前記地上系セルラー端末からの制御で衛星との通信可能な衛星通信携帯端末とからなり、

電波伝達の障害が少ない場所に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末が設置される固定ユニットと、前記所定のコネクタ間を延長して、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続して衛星経由で通信を行うための接続部とを備える。本発明の第 2のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムは，単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 •合体可能な衛星通信携帯端末とからなり、電波伝達の障害が少ない場所にある固定物に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末を保持する固定ュニッ卜と、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続する手段とを備える。

本発明の第 3のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムは，単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 •合体可能な衛星通信携帯端末とからなり、電波伝達の障害が少ない場所にある固定物に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末が設置される固定ュニッ卜と、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続する手段とを備える。

本発明の第 1のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法は、単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末を収納し，かつ、所定のコネクタで前記地上系セルラー端末と電気的に接続して前記地上系セルラー端末からの制御で衛星との通信可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法において、電波伝達の障害が少ない場所に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末が設置される工程と、前記所定のコネクタ間を延長して、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続して衛星経由で通信を行う工程とを備える。

本発明の第 2のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法は、単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 · 合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法において、分離された前記衛星通信携帯端末を電波伝達の障害が少ない場所に設置する工程と、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続する工程とを備える。

本発明の第 3のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法は、単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 · 合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法において、分離された前記衛星通信携帯端末を窓ガラスに固定する工程と、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続する工程とを備える。

本発明の第 1のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用方法は、地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 ·合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用方法において、分離された前記衛星通信携帯端末を電波伝達の障害が少ない場所に設置または保持する工程と、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続する工程とを備える ₍ 図面の簡単な説明図 1は、一般のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の概略構成を示す正面図である。

図 2は、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末においてセルラー端末に衛星部分がはめ込み設置された状態を示す側面図である。

図 3は、図 2の衛星部分に対するセルラー端末の分離、はめ込み設置動作を示す側面図である。

図 4は、本発明に係わるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムの概略構成を示す図である。

図 5は、図 4のセルラー端末、衛星部分の回路概略構成を示すブロック図である。

図 6は、図 4の固定ユニットの変形例を示す図である。

図 7は、衛星部分及び固定ュニッ卜を建物の屋内に設置する例を示す図である。

図 8は、図 7の変形例である。

図 9は、図 7の変形例であり、衛星部分及び固定ユニットを建物の屋外に設置する例を示す図である。

図 1 0は、衛星部分及び固定ュニッ卜を車両内に設置する例を示す図である。

図 1 1は、図 1 0の変形例であり、衛星部分及び固定ュニットを車両のフロント部分に設置する例を示す図である。

図 1 2は、図 1 0の変形例であり、衛星部分及び固定ユニットを車両のリァ部分に設置する例を示す図である。

図 1 3は、図 1 0の変形例であり、衛星部分及び固定ユニットを車両のサンルーフ部分に設置する例を示す図である。

図 1 4は、図 1 3の変形例であり、衛星部分及び固定ユニットを車両のサンルーフの部分に設置する別の例を示す図である。

図 1 5は、図 6の変形例である。

図 1 6は、図 1 5の固定ュニットが車両の窓に取り付けられる様子を示す図である。

図 1 7は、図 1 6の固定ュニッ卜に衛星部分がはめ込まれる様子を示す図である。

図 1 8は、車両内における複数箇所への固定ュニッ卜の配置例を示す図である。

図 1 9は、図 6の固定ュニットの変形例を示す断面図である。

図 2 0は、図 6の固定ユニットの変形例を示す断面図である。

図 2 1は、図 2 0の固定ュニットの変形例を示す断面図である。

図 2 2は、図 4の変形例であり、セルラー端末と衛星部分の間を無線で通信する例を示す図である。

図 2 3は、図 2 2のセルラー端末、衛星部分の回路概略構成を示すプロック図である。

図 2 4は、図 2 3の変形例を示す図である。図 2 5は、両面吸盤型固定ユニット（固定部材）を用いた固定方法を示す側断面図である。

図 2 6は、両面吸盤型固定ユニット（固定部材）を用いた他の固定方法を示す側断面図である。

図 2 7は、吸盤 ·突起型固定ユニット（固定部材）を用いた固定方法を示す側断面図である。

図 2 8は、衛星部分の内側に嵌合穴を有する正面図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。

図 4は本発明に係るセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムの概略構成を示す図である。

セルラー端末分離型衛星通信携帯端末は、単独通信可能であるセルラー端末 1 1と、セルラー端末 1 1をはめ込み収納する衛星部分 1 2が分離されるタイプであり、衛星経由で通信を行う場合にも、図 4に示すように、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末のセルラー端末 1 1、衛星部分 1 2 を分離して、セルラー端末 1 1の制御で、衛星経由の通信が行えるようにする。これによりセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の固有の問題である電波伝搬の障害に起因する拘束から開放する。

セルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムには、固定ュニット 2 5が設けられ、固定ユニット 2 5は固定部分 2 6 a、はめ込み部分 2 6 bを有する。固定ユニット 2 5の固定部分 2 6 aは、建物の屋内、車両、軽飛行機を含む飛行機、ボートを含む船舶、列車等の移動体における窓ガラスの周囲に固定される。

窓ガラス 2 7は比較的電波伝搬条件が良く、固定部分 2 6 aの端面は、吸盤、両面テープ等で形成され、固定部分 2 6 aは窓ガラス 2 7に簡易的に吸着、又は接着固定される。

図 4に示すように、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末から衛星部分 1 2が分離され、衛星部分 1 2は、衛星通信携帯端末となり、セルラー端末 1 1に代わり、固定ュニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込まれる < 固定ュニット 2 5にはシステムコネクタ 2 4 aが設けられ、システムコネク夕 2 4 aは、衛星部分 1 2の固定ュニット 2 5へのはめ込み時に、衛星部分 1 2のシステムコネクタ 1 4 bと直接接続される。

さらに、固定ュニット 2 5には付属する延長ケーブル 2 8が設けられ、延長ケーブル 2 8は、システムコネクタ 2 4 aに接続され、延長ケーブル 2 8の他方の端部にはケーブルコネクタ 2 9が設けられる。

ケーブルコネクタ 2 9にはシステムコネクタ 2 4 bが設けられ、システムコネクタ 2 4 bはセルラー端末 1 1のシステムコネクタ 1 4 bと直接接続される。

このようにして、固定ュニット 2 5により衛星部分 1 2は衛星からの電波受信状態が良い位置に固定され、セルラー端末 1 1は移動が可能になり. 延長ケーブル 2 8の長さの範囲で、衛星経由の通信が可能になる。このため、衛星経由の通信時にユーザーは屋外、窓際にセルラー端末分離型衛星通信携帯端末と共に移動する必要がなくなり、屋内での通信の自由度が増す。

なお、セルラー端末 1 1は、例えば、米国、日本等で標準化されたディジ夕ル携帯電話システムである c dma〇n e方式、米国で標準化されたアナログ携帯電話システムである AMP S方式、欧州が標準化したディジタル携帯電話システムである G S M方式、日本が標準化したディジ夕ル携帯電話システムである PD C方式の端末を指す。

固定ュニット 2 5が内蔵するシステムコネクタ 24 aは、セルラー端末 1 1が持つシステムコネクタ 14 bと基本的に同じ機能を有する。

同様に、延長ケーブル 2 8に付属するケーブルコネクタ 2 9が内蔵するシステムコネクタ 24 bは、衛星部分 1 2に内蔵されるシステムコネクタ 1 4 aと同じ機能を有する。

具体的には、衛星経由の送信の場合、セルラー端末 1 1からの音声、デ一夕は、システムコネクタ 1 4 b、システムコネクタ 24 b、ケーブルコネク夕 2 9を介して、延長ケーブル 2 8を通り、さらに、固定ユニット 2 5内のシステムコネクタ 24 a、システムコネクタ 1 4 aを通して、衛星部分 1 2に送られ、最後に衛星アンテナ 1 3より音声、データの信号として送信される。

衛星経由の受信の場合、上記の逆であり、衛星アンテナ 1 3で受信した音声、データの信号は衛星部分 1 2に送られ、システムコネクタ 1 4 a、固定ュニット 2 5内のシステムコネクタ 24 aを介して、延長ケ一ブル 2 8を通り、さらに、ケーブルコネクタ 2 9、システムコネクタ 24 b、システムコネクタ 1 4 bを通してセルラー端末 1 1により音声又はデータとして出力される。

衛星部分 1 2は、はめ込み式のため常時着脱可能であり、外出等の際には、固定ユニット 2 5から外して、セルラー端末 1 1のケーブルコネクタ 2 9を外して、図 2に示すように、セルラー端末 1 1をはめ込み、携帯可能とすることが可能である。

このようにして、セルラー端末 1 1と衛星部分 1 2とを分離して、衛星を経由しない場合、衛星を経由する場合でも、建物の屋内、車両等の屋内で使用可能になる。

また、固定ユニット 2 5に、セルラー端末 1 1や外部から電源を供給する場合のケーブル接続点をもつので、衛星部分 1 2の着脱に際し、煩雑なケーブル接続を行う必要がなく、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用が容易になる。

セルラー端末 1 1は、図 5に示すように、たとえば、無線信号処理を行う R F部 1 0 1、セルラー自身の送受信の制御、衛星との通信を行うために衛星部分 1 2の制御を行う C PU (C e n t r a l P r o c e s s i n g Un i t ) 1 02、少なくともセルラー端末の機能を制御する制御プログラム、データを格納するメモリ 1 0 3とを具備する。

他方、衛星部分 1 2も同様に、無線信号処理を行う R F部 1 0 4、衛星経由の送受信を制御する C P U 1 0 5、少なくとも衛星部分の機能を制御する制御プログラム、データを格納するメモリ 1 0 6とを具備する。

なお、セルラー端末 1 1、衛星部分 1 2はそれぞれバッテリを有している。

セルラー端末 1 1、衛星部分 1 2間では、制御信号、オーディオ信号、充電電流の入力、出力が行われる。また、セルラー端末 1 1、衛星部分 1 2間では、必要に応じて、画像信号やデータ信号の送受信することもできる。

図 4の固定ュニット 2 5の概略構成を示す図 6において、固定ュニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bはセルラー端末 1 1のはめ込まれる部分と同じ形状に形成され、はめ込み部分 2 6 bには、逆に衛星部分 1 2がはめ込み設置される。

はめ込み部分 2 6 bの反対側に固定部分 2 6 aが設けられ、固定部分 2 6 aは、前述のように、吸盤、両面のテープ等により、窓ガラス 2 7に吸着、接着固定され、衛星部分 1 2等の重量を支持する。

衛星部分 1 2等の重量、吸着力、接着力に依存して、窓ガラス 2 7に固定される窓ガラス固定部分 2 6 aの面積の大きさが決められる。

さらに、固定ユニット 2 5内のシステムコネクタ 2 4 aと反対側で、はめ込み部分 2 6 b側にロック穴 2 6 cが設けられ、ロック穴 2 6 cは衛星部分 1 2の爪部（図示しない）をロッグし、衛星部分 1 2がはめ込み部分 2 6 bから外れないようにする。

図 7は、衛星部分 1 2及び固定ュニット 2 5を建物の屋内に設置する例を示す図である。図 7に示すように、固定ュニット 2 5が比較的電波伝搬条件の良い、建物の屋内の窓ガラス 2 7 a、又は、窓ガラス 2 7 aの周囲に固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 aで固定され、衛星部分 1 2が固定ュニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込み設置される。

この取り付けにより、広範で且つ衛星へのアクセスが可能な衛星アンテナ 1 3の視野を確保することが可能になる。

衛星部分 1 2をはめ込んだ固定ュニット 2 5は、窓ガラス 2 7 aの開閉の際には、窓ガラス 2 7 aから簡単に取り外し可能であるので、窓ガラス 2 7 aの開閉に支障を来すようなことはない。

また、衛星部分 1 2、固定ュニット 2 5を窓ガラス 2 7 aの最下部付近に取り付けることにより、図 7に示すように、さらに広範で且つ衛星へのアクセスが可能な衛星アンテナ 1 3の視野を確保することが可能になる。すなわち、衛星部分 1 2では、そのアンテナ 1 3の設置方向を一定に保つことが必要であるが、固定ユニット 2 5に取り付けることにより、常に一定の方向を保つことが可能になる。

図 8は、図 7の変形例であり、窓ガラス 2 7 aの近傍に机、台等の平坦部分が存在する場合には、その平坦部分に固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 aが固定されるようにしてもよい。その場合、固定ユニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込まれた衛星部分 1 2の衛星アンテナ 1 3が垂直になるようにする。これはアンテナを垂直または水平に回動できる構成にすることによって実現することができる。

さらに、図 9は、図 7の変形例であり、衛星部分 1 2及び固定ユニット 2 5を建物の屋外に設置する例を示す図である。本図に示すように、建物の屋外の壁に固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 aが固定されるようにしてもよい。

これにより、衛星へのアクセスが可能な衛星アンテナ 1 3の視野がより広がる。従って、本発明によれば、このセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムにおいて、ユーザーは建物の屋内のデスクに座りながら通信可能になり、さらに、市販のセルラー端末用のデスクキットを使用すれば、簡易型の卓上電話にもなる。

また、近くの会議卓で打ち合わせを行いながら、通信も可能であるため，電話会議システムにも応用できる。

図 1 0は、衛星部分 1 2及び固定ュニット 2 5を車両内に設置する例を示す図である。本図に示すように、固定ユニット 2 5が比較的電波伝搬条件の良い車両の窓ガラス 2 7 b、又は、窓ガラス 2 7 bの近くのドア 3 2 に、固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 aで固定され、衛星部分 1 2が固定ュニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込み設置される。

また、衛星部分 1 2をはめ込んだ固定ユニット 2 5は、屋内使用と同様に、窓ガラス 2 7 bから簡単に取り外し可能であるので、窓ガラス 2 7 b . ドア 3 2の開閉に支障を来すことはない。

また、衛星部分 1 2、固定ュニッ卜 2 5を窓ガラス 2 7 bの最下部付近に取り付けることにより、図 8に示すように、さらに広範で且つ衛星へのアクセスが可能になる。

また、屋内設置と同様に、衛星部分 1 2、固定ュニット 2 5を、窓ガラス 2 7 bの最下部付近に取り付けることにより、車両内においても、図 1 0に示すように、広範で且つ衛星へのアクセスが可能な衛星アンテナ 1 3 の視野を確保することが可能になる。

なお、固定ユニット 2 5を取り外して運転席、助手席、後席の窓ガラス 2 7 bに移動し固定し、移動した固定ュニット 2 5に衛星部分 1 2をはめ込むことにより、車両の周囲に建物、山、橋等があって衛星がこれらの影に入る場合には、上記の影にならない窓ガラス 2 7 bに設置される固定ュニット 2 5を選択して、衛星と通信することが可能になる。

さらに、市販のセルラー端末用の車載キットを使用すれば、簡易型の車載電話にもなる。

図 1 1は、図 1 0の変形例であり、衛星部分 1 2及び固定ュニット 2 5 を車両のフロント部分に設置する例を示す図である。本図に示すように、車両フロントガラス 2 7 cの近傍の平坦部分に固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 aが固定されるようにしてもよい。その場合、固定ユニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込み設置された衛星部分 1 2の衛星アンテナ 1 3が垂直になるように回動する。

図 1 2は、図 1 0の変形例であり、衛星部分 1 2及び固定ュニット 2 5 を車両のリア部分に設置する例を示す図である。本図に示すように、車両リアガラス 2 7 dの近傍の平坦部分に固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 a が固定されるようにしてもよい。その場合、固定ユニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込まれた衛星部分 1 2の衛星アンテナ 1 3が垂直になるようにする。

図 1 3は、図 1 0の変形例であり、衛星部分 1 2及び固定ュニット 2 5 を車両のサンルーフ部分に設置する例を示す図である。本図に示すように，サンルーフ又はムーンルーフ 3 3 aのガラス 2 7 eに垂直で電波伝搬減衰が小さい板 3 4を設け、この板 3 4に固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 a が固定されるようにしてもよい。

これにより、衛星へのアクセスが可能な衛星アンテナ 1 3の視野がより拡大する。

図 1 4は、図 1 3の変形例であり、衛星部分 1 2及び固定ュニット 2 5 を車両のサンルーフの部分に設置する別の例を示す図である。本図に示すように、サンルーフ又はムーンルーフ 3 3 aのガラス 2 7 eに、固定ュニット 2 5の固定部分 2 6 aが固定されるようにしてもよい。その場合、固定ュニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bにはめ込まれた衛星部分 1 2の衛星アンテナ 1 3が垂直になるようにする。垂直な衛星アンテナ 1 3は、開いたサンルーフ 3 3 aの開口部 3 5から外に出るようにする。

図 1 5は、図 6の固定ユニットの変形例である。本図に示すように、固定ユニット 2 5の固定部分 2 6 aは、ドリンクホルダの形式を利用し、車両ドアの窓ガラス収納部の隙間に引っ掛ける構造にする。

図 1 6は、図 1 5固定ュニット 2 5が車両の窓に取り付けられる様子を示す図である。本図に示すように、車両の運転席、助手席、後部席におけるドア 3 2の窓ガラス 2 7 bの収納隙間に固定ュニット 2 5を引っかけて固定することが可能である。

図 1 7は、図 1 6の固定ュニット 2 5に衛星部分 1 2がはめ込まれる様子を示す図である。本図に示すように、固定ユニット 2 5のはめ込み部分 2 6 bに衛星部分 1 2がはめ込み設置される。これにより、窓ガラス 2 7 bの開閉に伴って、固定ュニット 2 5の取り外しが不要となる。

図 1 8は、車両内における複数箇所への固定ュニット 2 5の配置例を示す図である。本図に示すように、運転席、助手席、後席の窓ガラス 2 7 b の収納部分に固定ユニット 2 5が固定可能になり、さらに、フロントガラス 2 7 c、リアガラス 2 7 d付近にも固定ュニット 2 5が固定可能になる _t また、サンルーフ 3 3、ムーンルーフ 3 3 aがある車両では、さらに、サンルーフ、ムーンルーフ 3 3 aの窓ガラス 2 7 e付近にも固定ュニット 2 5が固定可能になる。

従って、本発明によれば、車両の周囲に建物、山、橋等の障害物がある場合には、車両の一方向がこれらの影に入って、衛星にアクセスができなくっても、固定ユニット 2 5を他の方向に移動し、他の衛星とアクセスすることが可能になる。

なお、以上の説明では、車両について、説明を行ったが、ヨット、ボートを含む船舶、軽飛行機を含む飛行機、列車のような移動体でも同様に本発明の適用が可能である。

図 1 9は、図 6の固定ュニット 2 5の変形例を示す断面図である。本図に示すように、固定ュニッ卜 2 5に必要に応じてバッファ回路 5 1が設けられ、バッファ回路 5 1は、システムコネクタ 2 4 aと延長ケーブル 2 8 (図 4 ) との間に接続され、延長ケーブル 2 8のケーブルロスによる信号変化を補正する。

延長ケーブル 2 8を長くする必要がある場合にはバッファ回路 5 1により、ケーブルロスによる信号変化が補正される。

図 2 0は、図 6の固定ュニッ卜 2 5の変形例を示す断面図である。本図に示すように、固定ュニット 2 5には巻き取り ·収納機構 5 2が設けられ，巻き取り ·収納機構 5 2は延長ケーブル 2 8を巻き取り、収納する。

すなわち、固定ユニット 2 5から衛星部分 1 2が分離され、衛星部分 1 2がセルラ一端末 1 1にはめ込まれ、外出時のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末として使用されている場合には、巻き取り ·収納機構 5 2は、使用されていない固定ュニット 2 5の延長ケーブル 2 8を巻き取り、収納する。

これにより、延長ケーブル 2 8を使用する周囲が人の往来が激しい場合には、延長ケーブル 2 8が不注意に引っ掛けて切断されたりして使用不可能になるのを回避したり、かたづける時に延長ケーブル 2 8がもつれるのを回避することが可能になる。

図 2 1は、図 2 0の固定ュニット 2 5の変形例を示す断面図である。本図に示すように、固定ユニット 2 5には充電部 5 3が設けられ、充電部 5 3は衛星部分 1 2、セルラー端末 1 1のバッテリを充電する。充電部 5 3 は、セルラー端末 1 1に対しては、延長ケーブル 2 8を介して、充電を行 Ό。

これにより、使用中のバッテリ切れを心配しなくてもよくなる。

なお、充電部 5 3が衛星部分 1 2に設けられても同様の作用効果が得られる。図 2 2は、図 4の変形例であり、セルラー端末 1 1と衛星部分の間を無線で通信する例を示す図である。図 2 2に示すように、図 4と比較して、分離したセルラー端末 1 1、衛星部分 1 2は、無線で接続される。セルラー端末 1 1は、固定ュニット 2 5にはめ込まれた衛星部分 1 2と無線通信を介して衛星と通信を行う。このように、図 4と比較して、延長ケーブル 2 8が不要となり、延長ケ一ブル 2 8の引き回しが無くなり、ユーザーの移動の自由度がさらに増す。図 2 3は、図 2 2のセルラー端末 1 1、衛星部分 1 2の回路概略構成を示すブロック図である。図 2 3に示すように、図 5と比較して、セルラー端末 1 1、衛星部分 1 2にはさらに無線モジュール 1 0 7、 1 0 8が設けられる。無線モジュール 1 0 7、 1 0 8としては、例えば、データ、音声の短距離通信を行う B 1 u e t o o t h等の無線方式が用いられる。この方式を用いることにより無線接続が簡単に実現可能になる。

セルラー端末 1 1は、衛星と通信を行うに際し、無線モジュール 1 0 7、 1 0 8を介して、衛星部分 1 2と無線で制御信号、オーディオ信号、画像信号、データ信号等の送受信を行う。

図 2 4は、図 2 3の変形例を示す図であり、図 2 3と比較して、衛星部分 1 2の無線モジュール 1 0 8が固定ュニット 2 5に設けられる。

セルラー端末 1 1は、衛星と通信を行うに際し、無線モジュール 1 0 7、固定ユニット 2 5の無線モジュール 1 0 8、システムコネクタ 2 4 a、 1 4 aを介して、制御信号、オーディオ信号、画像信号、データ信号等の送受信を行う。これにより、衛星部分 1 2の負担が軽くなる。

図 2 5は、両面吸盤型固定ユニット（固定部材）を用いた固定方法を示す側断面図を示す。図 2 5において、両面吸盤型固定ユニット（固定部材） 6 0の一方の吸盤 6 0 aは窓ガラス 2 7に吸着させて固定される。他方の吸盤 6 0 bは衛星部分 1 2の内側外面を吸着し衛星部分 1 2を保持する。

図 2 6は、両面吸盤型固定ユニット（固定部材）の吸盤 6 O bは衛星部分 1 2の外側外面を吸着し衛星部分 1 2を保持している例を示す。

図 2 5および図 2 6の両面吸盤型固定ユニット（固定部材）による固定方法は、上述した固定ユニット 2 5の固定方法と比較して、固定ユニット自体が極めて簡単でかつ低コス卜な構成であることはむろん、固定方法も簡単である。

図 2 7は、吸盤 ·突起型固定ユニット（固定部材）を用いた固定方法を示す側断面図である。図 2 7において、吸盤 ·突起型固定ユニット（固定部材） 6 1の吸盤 6 1 aは窓ガラス 2 7に吸着され固定されている。一方, 固定ユニット（固定部材） 6 1の突起部 6 l bに、たとえば、衛星部分 1 2の内側に設けられた嵌合穴 1 2 a (図 2 8 ) を差し込んだ後、衛星部分 1 2を下側に押し下げることにより嵌合穴 1 2 aと十分に嵌合し衛星部分 1 2を固定保持する。

この吸盤 ·突起型固定ユニット（固定部材）による固定方法も、図 2 5および図 2 6と同様に簡単でかつ低コス卜な固定方法である

以上説明したように、本発明によれば、たとえば、下記のような効果が得られる。

( 1 ) 電波伝搬の障害が少ない場所に固定される固定ュニットに衛星通信携帯端末が設置され、衛星通信携帯端末から分離された地上系セルラー端末と衛星通信携帯端末とが通信可能になったので、衛星経由で通信する際に従来のように、屋外、窓際などの場所にユーザーが端末と共に移動する必要がなくなり、屋内、車載での通信の自由度を向上させることができる。

( 2 ) 極めて簡易な構成の両面吸盤型固定ユニット（固定部材）や吸盤 •突起型固定ユニット（固定部材）を用いることにより、低いコストで通信の自由度を向上させることができる。

( 3 ) 固定ユニット等を用いることにより、衛星通信携帯端末のアンテナの設置方向を常に一定方向に保つことができ、通信品質を常に一定に保つことが可能になる。

( 4 ) 分離された衛星通信携帯端末と地上系セルラー端末との間をケ一ブル等で接続することにより、地上系セルラ一端末から音声、データ信号を衛星通信携帯端末から送信できる。

( 5 ) 分離された地上系セルラー端末が市販されている屋内のデスクキットゃ移動体用キットを使用することができ、衛星経由で通信する際に、地上系セルラー端末を、簡易型の卓上電話や移動電話として使用することが可能になる。

( 6 ) 固定ュニッ卜が地上系セルラー端末との接続及び外部からの電源供給のためのケーブル接続点をもつので、衛星通信携帯端末の着脱に際し，煩雑なケーブル接続を行う必要がなく、セルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用を容易にできる。

( 7 ) 分離された衛星通信携帯端末と地上系セルラー端末との間を無線で接続する可能なので、ケーブルが不要となるので、屋内での自由度が増す。

( 8 ) 地上系セルラーと、衛星通信携帯端末を設置するための固定ュニットとに無線モジュールをそれぞれ設け相互に無線で接続し、衛星通信携帯端末と固定ュニッ卜とは電気的にコネクタで接続することにより、衛星通信携帯端末の負担が軽減できる。

( 9 ) 無線モジュールには汎用性のある B 1 u e t o o t h方式の採用により、無線接続が比較的容易に実現可能になる。

( 1 0 ) 固定ュニッ卜の形状を衛星通信携帯端末がはめ込まれる地上セルラー端末の部分の形状と同一することにより、衛星通信携帯端末の固定ユニットに対する分離、はめ込みが容易になる。ユーザ一が外出時には、簡単に取り外しが可能になり、外出から帰って来た場合には、簡単に取り付けが可能になる。

( 1 1 ) 吸盤が取り付けられ、又は両面接着テープの一面が貼りつけられた固定ユニット等の面が窓ガラス、その周囲に固定できるので、衛星部分をはめ込み設置した固定ユニットは、窓ガラスの開閉の際には、窓ガラスから簡単に取り外し可能であるので、窓ガラスの開閉に支障を来すことを回避できる。

( 1 2 ) 移動体内において、ドリンクホルダー形式の固定ュニットを、窓ガラスの収納部の隙間に引っ掛けて用いるので、取り外すことなく、窓ガラスの開閉に支障を来すことを回避できる。

( 1 3 ) 固定ユニットに設けたバッファ回路により、必要に応じて、ケ

—ブルロスによる信号変化を補正することが可能になる。

( 1 4 ) 固定ュニッ卜に設けられたケーブル巻き取り ·収納機構により、ケーブルが使用されていないときには、ケーブルの巻き取り、収容することができ、不使用時にケーブルのもつれ等を生じさせずにかたづけることが可能になる。

( 1 5 ) 好ましくは、前記固定ュニッ卜に設けられた充電部により、分離された衛星通信携帯端末、地上系セルラー端末のバッテリの充電を行うので、通話中のバッテリ切れを防止することが可能になる。産業上の利用の可能性

本発明によるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムおよび方法は、電波伝搬の障害が少ない場所に固定される固定ュニッ卜に衛星通信携帯端末が設置され、衛星通信携帯端末から分離された地上系セルラ一端末と衛星通信携帯端末とが通信可能になったので、衛星経由で通信する際に従来のように、屋外、窓際などの場所にユーザーが端末と共に移動する必要がなくなり、屋内、車載での通信の自由度を向上させることがでさる。

Claims

請求の範囲

1 . 単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末を収納し、かつ、所定のコネクタで前記地上系セルラー端末と電気的に接続して、前記地上系セルラー端末からの制御で衛星との通信可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムにおいて、

電波伝達の障害が少ない場所に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末が設置される固定ュニッ卜と、

前記所定のコネクタ間を延長して、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末とを電気的に接続して衛星経由で通信を行うための接続部とを備えることを特徴とするセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 . 分離された前記地上系セルラー端末が建物内のデスクキッ卜に設置されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

3 . 分離された前記地上系セルラー端末が移動体内の移動体用キットに設置されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

4 . 分離された前記地上系セルラー端末が車載用キッ卜に設置されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

5 . 前記接続部は、分離された前記衛星通信携帯端末と前記固定ュニッ卜とをコネクタで接続し、前記固定ュニッ卜と分離された他方の前記地上系セルラー端末との間をケーブルで接続することを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

6 . 前記接続部は、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラー端末との間を無線で接続を行うことを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

7 . 前記衛星通信携帯端末と、前記地上系セルラー端末とに無線モジュールをそれぞれ設け相互に無線で接続されることを特徴とする、請求項 6に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

8 . 前記地上系セルラーと、前記衛星通信携帯端末を設置するための前記固定ュニットとに無線モジュールをそれぞれ設け相互に無線で接続され、前記衛星通信携帯端末と前記固定ュニッ卜とはコネクタで接続されることを特徴とする、請求項 6に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

9 . 前記無線モジュールには B 1 u e t o o t hの無線方式が用いられることを特徴とする、請求項 7又は請求項 8のいずれか 1つの請求項に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 0 . 前記衛星通信携帯端末がはめ込まれる前記地上セルラー端末の部分の形状と同一にした前記固定ュニッ卜に前記衛星通信携帯端末をはめ込んで設置することを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 1 . 前記固定ユニットが、建物の窓ガラス、その周囲に固定されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 2 . 前記固定ユニットが、建物の外の壁に固定されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 3 . 前記固定ユニットが、移動体の窓ガラス、その周囲に固定されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 4 . 前記固定ユニットが、前記窓ガラスの最下部付近に固定されることを特徴とする、請求項 1 1記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 5 . 前記固定ユニットが、前記窓ガラスの最下部付近に固定されることを特徴とする、請求項 1 3記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 6 . 吸盤が取り付けられ、又は両面接着テープの一面が貼りつけられた前記固定ュニットの面が前記窓ガラス、その周囲に固定されることを特徴とする請求項 1 1記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 7 . 吸盤が取り付けられ、又は両面接着テープの一面が貼りつけられた前記固定ュニッ卜の面が前記窓ガラス、その周囲に固定されることを特徴とする請求項 1 3記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 8 . 前記固定ュニットが移動体のドアの窓ガラスの収納部に引つかけて固定されることを特徴とする、請求項 1 3に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

1 9 . 前記固定ユニットが車両の運転席、助手席、後席ドアの窓ガラス、フロントガラス、リアガラスの周囲、サンルーフの窓ガラスのいずれか 1つに固定されることを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 0 . 前記接続部がケーブルで接続を行う場合には、固定ユニットにバッファ回路を設け、前記バッファ回路は、前記ケーブルのロスを補正することを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 1 . 前記接続部がケーブルで接続を行う場合には、固定ュニッ卜に巻き取り ·収納機構を設け、前記巻き取り ·収納機構は、前記ケーブルが使用されていないときには、前記ケーブルの巻き取り、収容を可能にすることを特徴とする請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 2 . 前記固定ユニットに充電部を設け、前記充電部は、分離された前記衛星通信携帯端末、地上系セルラー端末のバッテリの充電を行うことを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 3 . 衛星通信携帯端末のアンテナが回動する機構を有することを特徴とする、請求項 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 4 . 単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離，合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムにおいて、

電波伝達の障害が少ない場所にある固定物に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末を保持する固定ュニッ卜と、

分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラ一端末とを電気的に接続する手段とを備えることを特徴とするセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 5 . 前記固定ユニットが、前記固定物に吸着する第 1の吸盤と、分離された前記衛星通信携帯端末に吸着する第 2の吸盤を有することを特徴とする、請求項 2 4に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 6 . 前記固定ユニットが、前記固定物に吸着する吸盤と、分離された前記衛星通信携帯端末に設けられた嵌合穴と嵌合する突起部を有する吸盤 ·突起型構成であることを特徴とする、請求項 2 4に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 7 . 前記固定物が窓ガラスであることを特徴とする、請求項 2 4に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 8 . 前記固定物が窓ガラスであることを特徵とする、請求項 2 4に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

2 9 . 前記手段がケーブルであることを特徴とする、請求項 2 4に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

3 0 . 前記手段が無線回線であることを特徴とする、請求項 2 4に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

3 1 . 単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 ·合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システムにおいて、

電波伝達の障害が少ない場所にある固定物に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末が設置される固定ュニッ卜と、

3 2 . 前記固定物が窓ガラスであることを特徴とする、請求項 3 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

3 3 . 前記手段がケーブルであることを特徴とする、請求項 3 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

3 4 . 前記手段が無線回線であることを特徴とする、請求項 3 1に記載のセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置システム。

3 5 . 単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末を収納し、かつ、所定のコネクタで前記地上系セルラー端末と電気的に接続して前記地上系セルラー端末からの制御で衛星との通信可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法において、

電波伝達の障害が少ない場所に固定され、分離された前記衛星通信携帯端末が設置される工程と、

前記所定のコネクタ間を延長して、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラ一端末とを電気的に接続して衛星経由で通信を行う工程とを備えることを特徴とするセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法。

3 6 . 単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 ·合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法において、

分離された前記衛星通信携帯端末を電波伝達の障害が少ない場所に設置する工程と、

分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラ一端末とを電気的に接続する工程とを備えることを特徴とするセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法。

3 7 . 単独で通信可能な地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 ·合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法において、

分離された前記衛星通信携帯端末を窓ガラスに固定する工程と、分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラ一端末とを電気的に接続する工程とを備えることを特徴とするセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の設置方法。

3 8 . 地上系セルラー端末と、前記地上系セルラー端末と分離 ·合体可能な衛星通信携帯端末とからなるセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用方法において、

分離された前記衛星通信携帯端末を電波伝達の障害が少ない場所に設置または保持する工程と、

分離された前記衛星通信携帯端末と分離された他方の前記地上系セルラ一端末とを電気的に接続する工程とを備えることを特徴とするセルラー端末分離型衛星通信携帯端末の使用方法。