WO2001054304A1 - Dispositif et procede de radiocommunication - Google Patents

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Masayuki Hoshino
Hidetoshi Suzuki
Kazuyuki Miya
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Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
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    • H04B7/04Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas
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Description

明 細 書 無線通信装置および無線通信方法 技術分野
本発明は、 ディジタル無線通信システムにおける基地局装置、 通信端末装 置、 及び無線通信方法に関し、 特に D S— C D M A (Direct Sequence- Code Division Multiple Access) システムにおける基地局装置、 通信端末装置、 及 び無線通信方法に関する。 背景技術
移動体通信分野においては、 フェージングにより受信信号の品質劣化が著 しくなることから、 このフェージングに対する有効な対策としてダイバーシ チ技術が用いられる。 このダイバーシチ技術は、 受信機側において受信信号 の電力の落ち込みを防止する技術であるが、 移動局のような通信端末装置で ダイバーシチを実現するためには、 処理能力や小型化等の点で制約がある。 そこで、 本来受信機側で実現されるべきダイバーシチを送信機側で実現する ために、 送信ダイバーシチ技術が検討されている。
送信ダイバーシチは、 送信機側に備えられた 2つのアンテナ素子から同じ 信号を送信し、 受信機側において受信信号の大きい方を選択してフェージン グの影響を軽減するものである。
また、 現在、 D S— C D M Aシステムにおいて、 基地局装置におけるクロ ーズドループ型送信ダイバーシチ (C L型送信ダイバーシチ) の標準化が進 められている。 この C L型送信ダイバーシチとしては、 モード 1 、 及びモー ド 2の 2つのモードが提案されている。 モード 1は 9 0 ° 刻み、 モード 2は 4 5 ° 刻みで位相回転を加えることを特徴とする。
送信ダイバーシチの具体的な動作について、 送信機側が基地局装置であり 受信機側が通信端末装置である場合を例に説明する。送信ダイバーシチでは、 図 1に示すように、 基地局装置 1 1側では、 アンテナ素子 3 1から送信する 信号にアンテナ素子 3 0から送信する信号に対する位相回転を加えて、 共通 制御チャネル信号(共通既知信号) が送信される。通信端末装置 1 2側では、 アンテナ素子 3 0及びアンテナ素子 3 1から送信された共通制御チャネル信 号 (共通既知信号) から、 どの程度両信号に位相差を加えたら良いかが判定 され、 その判定結果に応じて送信側 (ここでは基地局装置 1 1 ) のアンテナ 素子から送信する信号に付加する位相回転量を示す情報 (フィードバック情 報) が算出されて基地局装置 1 1に送信される。 基地局装置 1 1は、 通信端 末装置 1 1から送信された位相回転量を示す情報 (フィードバック情報) を 受信し、 受信したフィードバック情報に従って送信信号を位相回転させて送 信する。 位相回転を付加する処理はスロット毎に行われることから、 通信端 末装置側では、 スロット毎に位相が大きく回転して受信されることになる。 以下、 基地局装置 1 1側で C L型送信ダイバーシチのモ一ド 1を適用して 信号を送信する場合における通信端末装置 1 2での受信信号の位相について 図 2〜図 5 Bを用いて説明する。
まず、 基地局装置における信号の送信について説明する。 図 2は、 基地局 装置 1 1の送信側の構成を示すブロック図である。 この図によると、 基地局 装置 1 1の送信側は、 フレーム構成部 2 1と、 変調部 2 2と、 変調部 2 3と、 共通制御チャネル拡散部 2 4と、 共通制御チャネル拡散部 2 5と、 個別チヤ ネル拡散部 2 6と、 位相回転部 2 7と、 送信制御部 2 8と、 送信制御部 2 9 と、 アンテナ素子 3 0と、 アンテナ素子 3 1と、 を有して構成されている。 フレーム構成部 2 1は、送信データにパイロットシンボル(既知シンボル) を挿入してフレーム構成をする。 変調部 2 2は、 共通制御チャネル用送信信 号に対して Q P S K等の一次変調処理を行う。 変調部 2 3は、 フレーム構成 された送信データに対して Q P S K等の一次変調処理を行う。 共通制御チャ ネル拡散部 2 4は、 変調部 2 2の出力信号に対して固有の拡散符号 (拡散コ ード A ) を乗算して拡散処理を行う。 共通制御チャネル拡散部 2 5は、 変調 部 2 2の出力信号に対して固有の拡散符号 (拡散コード B ) を乗算して拡散 処理を行う。 個別チャネル拡散部 2 6は、 変調部 2 3の出力信号に対して固 有の拡散符号 (拡散コード C ) を乗算して拡散を行う。 位相回転部 2 7は、 通信端末装置から送信された信号に含まれる位相回転量を指示する情報 (フ イードバック情報) に基づいて、 個別チャネル拡散部 2 6の出力信号の位相 を所定量だけ回転させる。 送信制御部 2 8は、 共通制御チャネル拡散部 2 4 及び個別チャネル拡散部 2 6の出力信号を無線周波数に周波数変換して増幅 し、 アンテナ素子 3 0から送信する。 送信制御部 2 9は、 位相回転部 2 7及 び共通制御チャネル拡散部 2 5の出力信号を無線周波数に周波数変換して増 幅し、 アンテナ素子 3 1から送信する。
次に、 上記構成の基地局装置 1 1の動作について説明する。
まず、 通信端末装置 1 2は、 基地局装置 1 1においてアンテナ素子 3 0及 びアンテナ素子 3 1から送信された共通制御チャネル信号を受信し、 チヤネ ル推定を送信アンテナ素子毎に行う。 アンテナ素子 3 0から送信された共通 制御チャネル信号とアンテナ素子 3 1から送信された共通制御チャネル信号 とは異なるフェージングが加わって受信されるので、 アンテナ素子 3 0から 送信された共通制御チャネル信号とアンテナ素子 3 1から送信された共通制 御チャネル信号のチャネルを別々に推定する。 そして、 推定した 2つのチヤ ネル推定値に基づいて、 アンテナ素子 3 0とアンテナ素子 3 1との間にどれ くらいの位相差を持たせて送信すべきか決定し、 決定した位相差 (フィード バック情報) を基地局装置 1 1に通知する。
ここで、 フィードバック情報の決定について説明する。
基地局装置のアンテナ素子 3 0とアンテナ素子 3 1からは、 上述したよう に、 それそれ共通制御チャネル信号が送信されている。 通信端末装置 1 2に おいては、 共通制御チャネル信号を用いてチャネル推定することにより、 ァ ンテナ素子 3 0とアンテナ素子 3 1のそれそれについてチャネル推定値 (位 相回転量及び振幅変動) を算出することができる。
まず、 図 3Aに示すように、 同じ振幅 .位相 (位相 =0) であり、 それそ れ直交する拡散符号が乗算された共通制御チャネル信号が基地局装置 1 1の アンテナ素子 30 (ANT 30) 、 アンテナ素子 31 (ANT 3 1 ) から送 信され、 通信端末装置 12では、 図 3 Bの矢印に示す信号となって受信され る。 この図において、 ひはアンテナ素子 30からの送信信号が受けるフエ一 ジングによる位相回転量を示し、 ?はアンテナ素子 31からの送信信号が受 けるフエ一ジングによる位相回転量を示す。 尚、 図 3〜図 5Bに示す座標軸 は、 受信信号の同相成分及び直交成分を表す。
また、 図 4 Aに示すように、 同じ振幅 '位相 (位相 =0) である個別チヤ ネル信号を基地局装置 1 1のアンテナ素子 30, アンテナ素子 3 1から送信 すると、 通信端末装置 12では、 図 4 Bに示すように、 アンテナ素子 30と アンテナ素子 31で送信された信号が合成されて、 太字矢印の信号となって 受信される。 この図において、 α 'はアンテナ素子 30からの送信信号が受 けるフェージングによる位相回転量を示し、 ? 'はアンテナ素子 31からの 送信信号が受けるフヱ一ジングによる位相回転量を示す。 また、 は、 合 成された受信信号 (太字矢印の信号) が受けるフェージングによる位相回転 量を示す。
図 3 Bによれば、 ?—ひが約 90 ° であるので、 アンテナ素子 31から送 信する信号の位相を一 90° 回転させるとアンテナ素子 30とアンテナ素子 31で送信した信号の合成ベクトルが大きくなることを予測できるので、 ァ ンテナ素子 31の位相を— 90° に設定し、 その位相差で送信するように通 信端末装置 12から基地局装置 1 1へフィードバック情報 (位相差) を通知 する。
基地局装置 1 1にフィードバック情報が誤りなく通知されると、 次のスロ ットにおいて個別チャネル信号は図 5 Aに示すように送信される。すなわち、 アンテナ素子 31の位相が— 90 ° 回転されて送信される。 このように送信 された信号は、 通信端末装置 1 2では、 図 5 Bに示す信号が受信される。 つ まり、 図 4 Bに示す受信信号よりもアンテナ素子 3 1から送信された信号が — 9 0 ° 回転して受信される。 受信信号を合成すると、 太字矢印の信号とな る。 図 5 Bに示す太字矢印の信号は、 図 4 Bに示す太字矢印の信号よりも受 信レベルが大きくなつている。 以上説明したアンテナ素子制御により、 受信 レベルを高くすることが出来るので、 フエ一ジングによる受信レベルの劣化 を低減することが出来る。
ところで、 従来、 通信端末装置が複数のスロットを用いて処理を行うマル チスロット処理について研究が行われている。 このマルチスロット処理のな かでも複数のスロットの個別チャネルのチャネル推定値を重みづけ平均して 個別チャネルのチャネル推定値を決定するマルチパイ口ット伝播路推定処理 は、 あるスロットの受信レベルが低い場合でもその前後の受信レベルの高い スロッ卜のチャネル推定値も用いてチャネル推定を行うことから、 正確なチ ャネル推定を可能としている。
しかしながら、 送信ダイバーシチにマルチパイロット伝播路推定処理等の マルチスロット処理を用いると、 ダイバーシチによる位相回転があるスロッ トとないスロッ卜を共に用いて処理を行うことになり、 見かけ上の高速フエ 一ジングが発生する。 つまり、 マルチスロッ ト処理に用いるスロットの一部 に位相回転を付加することは、 マルチスロット処理を行う間に高速なフエ一 ジングが発生して位相が回転してしまう場合と同一視することが出来る。 こ れにより、マルチスロット処理の処理結果が不正確になるという問題がある。 この問題について、 図 4 B及び図 5 Bを参照しつつマルチパイロット伝播路 推定処理の場合を例に挙げて説明する。
図 5 Bに示す受信信号はフェージングによる位相回転以外にもダイバーシ チによる位相回転を受けているので、 図 5 Bに示す信号からは正確なチヤネ ル推定を行うことができない。 この場合、 図 4 Bに示す信号が含まれるスロ ッ卜と図 5 Bに示す信号が含まれるスロットを平均してマルチパイロット伝 播路推定処理を行っても、 ダイバーシチによる位相回転があるスロットとな いスロットを共に用いて平均をとることになるのでチヤネル推定値は依然と して不正確である。 この影響は、 フェージングによる個別チャネル信号の位 相回転の有無にかかわらず, 連続したスロッ 卜でダイバーシチによる位相回 転量が異なる場合にも生じる。 マルチパイロット伝播路推定以外のマルチス ロット処理においても同様に、 ダイバーシチによる位相回転により受信側の 処理が不正確になる。 発明の開示
本発明の目的は、 C L型送信ダイバーシチを適用する送信ダイバーシチに おいて、 マルチスロット処理を正確に行うことができる基地局装置、 通信端 末装置、 及び無線通信方法を提供することである。
この目的は、 通信相手から送信された信号に含まれるフィードバック情報 をダイバーシチブランチを構成するアンテナ素子の夫々に分配し、 分配した 位相回転量を複数のアンテナ素子から送信する送信信号の夫々に付加するこ とにより達成される。 図面の簡単な説明
図 1は、 送信ダイバーシチを用いた無線通信システムのシステム構成図; 図 2は、 従来の基地局装置の構成を示すブロック図;
図 3 Aは、 従来の基地局装置において送信される共通制御チャネル信号の 位相及び振幅を説明するための図;
図 3 Bは、 従来の通信端末装置において受信される共通制御チャネル信号 の位相及び振幅を説明するための図;
図 4 Aは、 従来の基地局装置において送信される位相回転を付加する前の 個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 4 Bは、 従来の通信端末装置において受信される位相回転を付加する前 の個別チヤネル信号の位相及び振幅を説明するための図; 図 5 Aは、 従来の基地局装置において送信される位相回転を付加した後の 個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 5 Bは、 従来の通信端末装置において受信される位相回転を付加した後 の個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 6は、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置の構成を示すプロツク 図;
図 7 Aは、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置において送信される共 通制御チヤネル信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 7 Bは、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置において受信される 共通制御チヤネル既知信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 8 Aは、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置において送信される位 相回転を付加する前の個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するための 図;
図 8 Bは、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置において受信される 位相回転を付加する前の個別チヤネル信号の位相及び振幅を説明するための 図;
図 9は、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置の構成を示すプロック 図;
図 1 0 Aは、 本発明の実施の形態 1に係る基地局装置において送信される 位相回転を付加した後の個別チヤネル信号の位相及び振幅を説明するための 図;
図 1 0 Bは、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置において受信され る位相回転を付加した後の個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するため の図;
図 1 1は、 本発明の実施の形態 2に係る通信端末装置の構成の一部を示す ブロック図; 図 1 2 Aは、 本発明の実施の形態 3に係る基地局装置において送信される 共通制御チャネル信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 1 2 Bは、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置において受信され る共通制御チャネル既知信号の位相及び振幅を説明するための図;
図 1 3 Aは、 本発明の実施の形態 3に係る基地局装置において送信される 位相回転を付加する前の個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するための 図;
図 1 3 Bは、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置において受信され る位相回転を付加する前の個別チヤネル信号の位相及び振幅を説明するため の図;
図 1 4 Aは、 本発明の実施の形態 3に係る基地局装置において送信される 位相回転を付加した後の個別チャネル信号の位相及び振幅を説明するための 図;
図 1 4 Bは、 本発明の実施の形態 3に係る通信端末装置において受信され る位相回転を付加した後の個別チヤネル信号の位相及び振幅を説明するため の図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を実施するための最良の実施形態について、 添付図面を参照 して詳細に説明する。
(実施の形態 1 )
基地局装置は、 拡散符号 Aを乗算した信号と、 拡散符号 Aと直交する拡散 符号 Bを乗算した共通制御チャネル信号 (共通既知信号) を送信する。 通信 端末装置は、 これらの信号を逆拡散してチャネル推定を行い、 フィードバッ ク情報 (位相差情報) を算出して基地局装置に送信する。
以下、 通信端末装置及び基地局装置について説明する。
<通信端末装置 > まず、 通信端末装置について説明する。
図 6は、 本発明の実施の形態 1に係る通信端末装置の構成を示すプロック 図である。 この図に示すように、 通信端末装置は、 アンテナ素子 1 0 1と、 無線受信部 1 0 2と、 共通制御チャネル逆拡散部 1 0 3と、 共通制御チヤネ ル逆拡散部 1 0 4と、 個別チャネル逆拡散部 1 0 5と、 チャネル推定部 1 0 6と、 チャネル推定部 1 0 7と、 チャネル推定部 1 0 8と、 同期検波部 1 0 9と、 フィードバック情報算出部 1 1 0と、 フレーム構成部 1 1 1と、 無線 送信部 1 1 2と、 を有して構成されている。
アンテナ素子 1 0 1で受信された信号は無線受信部 1 0 2に送られる。 無 線受信部 1 0 2は、 受信信号に対して所定の無線受信処理 (ダウンコンパ一 ト、 A/D変換など) を行う。
受信信号のうち個別チャネル信号は、 無線受信部 1 0 2で無線受信処理さ れた後に個別チャネル逆拡散部 1 0 5に送られる。 個別チャネル逆拡散部 1 0 5は、 無線受信部 1 0 2からの受信信号を拡散コード Cで逆拡散処理し、 逆拡散された信号 (逆拡散信号) をチャネル推定部 1◦ 8及び同期検波部 1 0 9に対して出力する。
チャネル推定部 1 0 8は、 個別チャネル逆拡散部 1 0 5からの逆拡散信号 を用いてチャネル推定を行いチャネル推定値を求める。同期検波部 1 0 9は、 チャネル推定部 1 0 8からのチャネル推定値に従って逆拡散信号に同期検波 処理を行って受信データを得る。
一方、 共通制御チャネル信号は、 無線受信部 1 0 2で無線受信処理された 後に共通制御チャネル逆拡散部 1 0 3及び共通制御チャネル逆拡散部 1 0 4 に送られる。 共通制御チャネル逆拡散部 1 0 3は、 無線受信部 1 0 2からの 共通制御チャネル信号を拡散コード Aで逆拡散処理し、逆拡散された信号 (逆 拡散信号) をチャネル推定部 1 0 6に対して出力する。 共通制御チャネル逆 拡散部 1 0 4は、 無線受信部 1 0 2からの共通制御チャネル信号を拡散コー ド Bで逆拡散処理し、 逆拡散された信号 (逆拡散信号) をチャネル推定部 1 0 7に対して出力する。
チャネル推定部 1 0 6は、 共通制御チャネル逆拡散部 1 0 3からの逆拡散 信号を用いてチャネル推定を行いチャネル推定値 (位相回転及び振幅変動) を求める。 チャネル推定部 1 0 7は、 共通制御チャネル逆拡散部 1 0 4から の逆拡散信号を用いてチャネル推定を行いチャネル推定値を求める。
チャネル推定部 1 0 6及びチャネル推定部 1 0 7で求められたチャネル推 定値は、 それそれフィードバック情報算出部 1 1 0に送られる。 フィードバ ック情報算出部 1 1 0は、 チャネル推定部 1 0 6及びチャネル推定部 1 0 7 において求められたチャネル推定値の位相差に基づいてフィ一ドバック情報 を算出する。 このフィードバック情報は、 基地局装置に通知するためにフレ —ム構成部 1 1 1に出力される。 このフィードバック情報は、 基地局装置の 送信信号に付加する位相回転量を示す。
フレーム構成部 1 1 1は、 ディジタル変調後の送信データと、 チャネル推 定値から求められたフィードバック情報とを用いてフレーム構成を行い、 フ レーム構成した送信データ及びフィードバック情報を無線送信部 1 1 2に出 力する。 無線送信部 1 1 2は、 フレーム構成部 1 1 1の出力信号を所定の無 線送信処理 (D/A変換、 アップコンバートなど) を行った後にアンテナ素 子 1 0 1を介して送信する。
次に、 本実施の形態に係る通信端末装置の動作について説明する。 なお、 ここでは、 C L型送信ダイバ一シチがモード 1である場合を例に説明する。 個別チャネル信号が基地局装置より送られると、 無線受信部 1 0 2におい て無線受信処理がなされ、 個別チャネル逆拡散部 1 0 5に出力される。 個別 チャネル逆拡散部 1 0 5においては拡散コード Cにより逆拡散され、 逆拡散 信号が生成される。 個別チャネル逆拡散部 1 0 5において生成された逆拡散 信号はチャネル推定部 1 0 8及び同期検波部 1 0 9に送られる。 チャネル推 定部 1 0 8においては、 個別チャネル逆拡散部 1 0 5からの逆拡散信号に基 づいてチャネル推定がされる。 同期検波部 1 0 9においては、 チャネル推定 部 1 0 8において求められたチャネル推定値に従って、 個別チャネル逆拡散 部 1 0 5からの逆拡散信号に対して同期検波処理がなされ、 受信データが得 られる。
一方、 同じ振幅 '位相であり、 互いに直交する拡散符号が乗算されている 共通制御チャネル信号が基地局装置のアンテナ素子 3 1 2及びアンテナ素子 3 1 3 (図 X参照)より送信されると、 通信端末装置ではフェージングにより 位相がずれて受信される。 受信された信号は共通制御チャネル逆拡散部 1 0 3及び共通制御チャネル逆拡散部 1 0 4に出力され、 共通制御チャネル逆拡 散部 1 0 3においては拡散コード Aにより逆拡散され、 共通制御チャネル逆 拡散部 1 0 4においては拡散コード Bにより逆拡散される。 共通制御チヤネ ル逆拡散部 1 0 3において生成された逆拡散信号はチャネル推定部 1 0 6に 送られてチャネル推定が行われる。 また、 共通制御チャネル逆拡散部 1 0 4 において生成された逆拡散信号はチャネル推定部 1 0 7に送られ、 チャネル 推定部 1 0 7ではこの逆拡散信号を用いてチャネル推定が行われる。
それそれのチャネル推定部 1 0 6、 1 0 7で得られた各チャネル推定値は、 フィードバック情報算出部 1 1 0に送られる。 フィードバック情報算出部 1 1 0では、 2つのチャネル推定値を用いてフィードバック情報が算出される。 以下、 フィードバック情報算出部 1 1 0における、 フィードバック情報の算 出について説明する。
基地局装置から送信された図 7 Aに示す振幅、 位相の共通制御チャネル信 号は、 フェージングにより位相がずれて、 例えば図 7 Bに示すように受信さ れる。 つまり、 アンテナ素子 3 1 2 (図 9参照) から送信された共通制御チ ャネル信号とアンテナ素子 3 1 3 (図 9参照) から送信された共通制御チヤ ネル信号は、それそれ図 7 Bに示す矢印の信号となって受信される。ここで、 ひはアンテナ素子 3 1 2からの送信信号が受けるフェージングによる位相回 転を示し、 ?はアンテナ素子 3 1 3からの送信信号が受けるフエ一ジングに よる位相回転を示す。 尚、 図 7 A及び図 7 Bに示す座標軸は、 受信信号の同 相成分及び直交成分を表す。 図 8 A及び図 8 B、 図 1 0A及び図 10B、 並 びに図 12 A〜図 14 Bに示す座標軸も同様に、 受信信号の同相成分及び直 交成分を示す。
また、 図 8 Aに示すように、 同じ振幅 '位相 (位相 =0) である個別チヤ ネル信号を基地局装置のアンテナ素子 3 12, アンテナ素子 3 13から送信 すると、 通信端末装置では、 図 8 Bに示すように、 アンテナ素子 3 12とァ ンテナ素子 3 13で送信された信号が合成されて、 太字矢印の信号となって 受信される。 この図において、 ひ 'はアンテナ素子 3 12からの送信信号が 受けるフェージングによる位相回転量を示し、 β 'はアンテナ素子 3 13か らの送信信号が受けるフェージングによる位相回転量を示す。 また、 Φ2は、 合成された受信信号 (太字矢印の信号) が受けるフェージングによる位相回 転量を示す。
図 7 Βに示すように、 アンテナ素子 3 12から送信された信号とアンテナ 素子 3 13から送信された信号の間のフェージングによる位相回転の差 5— ひが約 90° であるので、 アンテナ素子 3 1 3からの送信波の位相を— 9 0° 回転させるとアンテナ素子 3 1 2とアンテナ素子 313で送信した個別 チャネル信号の合成べクトルが大きくなると予測できる。
CL型送信ダイバーシチのモード 1においては、 基地局装置側で意図的に 付加する位相差は、 0° 、 +90° 、 180° 、 — 90° の 4通りであるの で、 アンテナ素子 3 13の位相を一 90° に設定する。 このようにして、 予 め設定された位相差 (0° 、 +90° 、 180° 、 — 90° ) のうち、 各ァ ンテナ素子からの受信信号の位相差を補償する値がフィードバック情報とし て選択される。
通信端末装置は、 このようにして算出したフィードバック情報(ここでは、 — 90 ° ) を基地局装置に通知する。 すなわち、 フィードバック情報が示す 位相回転量は 4通りであり 2ビットで表現できるので、 その 2ビットのフィ —ドバック情報をフレーム構成部 1 1 1に送り、 フレーム構成部 1 1 1で送 信データと共にフレーム構成する。 そして、 フレーム構成された送信信号の 形で、 フィードバック情報を基地局装置に通知する。 尚、 0 ° 及び 1 8 0 ° の位相回転量を示すフィードバック情報は送信フレームの偶数スロットに挿 入し、 + 9 0 ° 及び一 9 0 ° の位相回転量を示すフィードバック情報は送信 フレームの奇数スロットに挿入することにより、 フィードバック倩報を 1ビ ッ卜で表現することが出来る。
<基地局装置 >
次に、 本実施の形態に係る基地局装置について説明する。
図 9は、 基地局装置の送信側の構成を示すプロック図である。 この図に示 すように、 基地局装置の送信側は、 フレーム構成部 3 0 1と、 変調部 3 0 2 と、 変調部 3 0 3と、 共通制御チャネル拡散部 3 0 4と、 共通制御チャネル 拡散部 3 0 5と、 個別チャネル拡散部 3 0 6と、 位相配分部 3 0 7と、 位相 回転部 3 0 8と、 位相回転部 3 0 9と、 送信制御部 3 1 0と、 送信制御部 3 1 1と、 アンテナ素子 3 1 2と、 アンテナ素子 3 1 3と、 を備えて構成され る。 アンテナ素子 3 1 2とアンテナ素子 3 1 3とは、 送信ダイバーシチを実 現するために空間的に離れて配置されている。
フレーム構成部 3 0 1は、 送信デ一夕にパイロットシンボル (既知シンポ ル) を挿入する。 変調部 3 0 2は、 共通制御チャネル用送信信号に対して Q P S K等の一次変調処理を行う。 変調部 3 0 3は、 フレーム構成部 3 0 1の 出力信号に対して Q P S K等の一次変調処理を行う。 共通制御チャネル拡散 部 3 0 4は、 変調部 3 0 2の出力信号に対して固有の拡散符号 (拡散コード A) を乗算して拡散する。 共通制御チャネル拡散部 3 0 5は、 変調部 3 0 2 の出力信号に対して固有の拡散符号 (拡散コード B ) を乗算して拡散する。 拡散コード Aと拡散コード Bは、 互いに直交している。 個別チャネル拡散部 3 0 6は、変調部 3 0 3の出力信号に対して固有の拡散符号(拡散コード C ) を乗算して拡散する。
基地局装置は、 通信端末装置から送信された信号に含まれるフィ一ドバッ ク情報を取得し、 位相配分部 3 0 7に入力する。 位相配分部 3 0 7は、 通信 端末装置から送信されたフィードノ、'ック情報が示す位相回転量をアンテナ素 子 3 1 2、 3 1 3のそれそれに配分し、 アンテナ素子 3 1 2 , 3 1 3のそれ それの位相回転量を算出する。 そして、 位相回転部 3 0 8、 3 0 9に各アン テナ素子毎の位相回転量を示す情報(以下、 「配分位相回転量情報」 という) を送る。
位相回転部 3 0 8は、 位相配分部 3 0 7からの配分位相回転量情報に基づ いて、 個別チャネル拡散部 3 0 6の出力信号の位相を回転させ、 位相を回転 させた信号を送信制御部 3 1 0に出力する。 位相回転部 3 0 9も同様に、 位 相配分部 3 0 7からの配分位相回転量情報に基づいて、 個別チャネル拡散部 3 0 6からの出力信号の位相を回転させ、 位相を回転させた信号を送信制御 部 3 1 1に出力する。 送信制御部 3 1 0は、 共通制御チャネル拡散部 3 0 4 及び位相回転部 3 0 8の出力信号を無線周波数に周波数変換して増幅し、 ァ ンテナ素子 3 1 2より送信する。 送信制御部 3 1 1は、 共通制御チャネル拡 散部 3 0 5及び位相回転部 3 0 9の出力信号を無線周波数に周波数変換して 増幅し、 アンテナ素子 3 1 3より送信する。 このように、 基地局装置は、 ァ ンテナ素子 3 1 2とアンテナ素子 3 1 3とでダイバーシチブランチを構成し、 このダイバ一シチブランチを用いて、 位相回転部 3 0 8、 3 0 9において位 相回転を付加し、 送信制御部 3 1 0、 3 1 1において周波数変換等の処理を 施した送信信号をダイバ一シチ送信する。 尚、 基地局装置は上記構成に限ら れず、 位相配分部 3 0 7において算出した配分位相回転量情報に基づいて送 信ダイバーシチを行うことが出来れば良い。
ここで、 位相配分部 3 0 7における配分位相回転量情報の算出について説 明する。 上述したように、 通信端末装置から基地局装置に対してフィードバ ック情報が通知されている。 フィードバック情報に示されるアンテナ素子 3 1 3の位相回転量が + Θである場合には、アンテナ素子 3 1 2から— Θ/ 2、 -素子 3 1 3から + Θ/ 2の位相回転を加えて個別チャネル信号を送 信することにより、 通信端末装置において受信する個別チャネル信号の位相 回転が少なくなることが予測される。 また、 フィードバック情報に示される アンテナ素子 3 1 3の位相回転量が一 Θである場合には、 アンテナ素子 3 1 2から + Θ/ 2、 アンテナ素子 3 1 3から一 2の位相回転を加えて個別 チャネル信号を送信することにより、 受信側の通信端末装置において受信す る個別チャネル信号の位相回転が少なくなることが予測される。 これは、 ァ ンテナ素子 3 1 2から送信される信号に付加される位相回転量と、 アンテナ 素子 3 1 3から送信される信号に付加される位相回転量との和が 0となるの で、 このような位相回転が付加された信号を受信して合成すると、 それぞれ の位相回転が相殺されるためである。 上述した事情に鑑みて、 位相配分部 3 0 7は、 各フィードバック情報について、 表 1に示すように各アンテナ素子 毎の配分位相回転量情報を生成する。 位相配分部 3 0 7は、 生成した配分位 相回転量情報を位相回転部 3 0 8及び位相回転部 3 0 9に出力する。
(表 1 )
Figure imgf000017_0001
例えば、 フィードバック情報が— 9 0 ° である場合には、 アンテナ素子 3 1 2より送信される送信信号の位相回転量は + 4 5 ° 、 アンテナ素子 3 1 3 から送信される送信信号の位相回転量は一 4 5 ° と配分される。
なお、 本実施の形態において、 フィードバック情報が 1 8 0 ° である場合 には、 + 9 0 ° と— 9 0 ° がそれそれのアンテナ素子の配分位相回転量情報 として生成されるが、 その生成の方法には 2通りあり、 そのどちらがより適 当か判断することが困難な場合がある。 この場合には、 直前のもしくは直前 複数回の配分位相回転量情報を基地局装置内に備えられたメモリ (図示しな い) に記憶して、 その記憶された配分位相回転量情報の符号 (+または一) に応じて配分位相回転量情報の符号を決定する。
基地局装置は、 — 9 0 ° のフィードバック情報を受け取ると、 個別チヤネ ル信号に対して表 1に示す位相回転量を付加して図 1 O Aに示すように通信 端末装置に向けて送信する。 この場合、 受信側の通信端末装置は、 例えば図 1 0 Bに示すような信号を受信する。 このとき、 合成ベクトルの位相は Φ2, になっている。
ここで、 図 8 Βと図 1 0 Βのそれそれに示されている受信信号の受信状態 を比較する。 まず、 受信レベルに着目して比較すると、 図 1 0 Βに示す合成 べクトルの方が図 8 Βに示す合成べクトルよりも大きな値を取っている。 し たがって、 図 5 Βに示すように、 フィードバック情報に基づいて付加する位 相回転量を各アンテナ素子に配分することにより受信レベルが高くなつてい る。 次に合成した受信信号の位相回転量 (Φ2及び Φ2' ) に着目して図 8 Β と図 1 0 Βのそれそれに示されている受信信号の受信状態を比較する。 図 8 Βに示す位相回転量 Φ2と図 1 0 Βに示す位相回転量 Φ2' とを比較すると、 Φ2と Φ2' とは略等しい値になっている。 換言すれば、 合成した受信信号の 位相は Φ2から Φ2' へとわずかしか回転していない。 つまり、 合成した受信 信号には、 送信電力制御の制御単位 (例えばスロット単位) 間での、 送信信 号に意図的に位相回転を付加したことによる受信信号の位相回転を小さくす ることができる。 したがって、 送信ダイバーシチの効果を維持したまま、 制 御単位 (例えばスロット単位) 間での位相回転が従来と比較して小さく押さ えられている。
このように、本実施の形態においては、 C L型送信ダイバーシチにおいて、 送信ダイバーシチの位相回転を基地局装置において 2つのアンテナ素子に適 当に配分するので、 通信端末装置の受信信号の位相回転量を小さくすること が出来る。 これにより、 スロット間での受信信号の位相差を小さくすること が出来るので、 マルチスロット処理の処理性能を向上させることができる。 特に、 マルチスロット伝播路推定処理において正確にチャネル推定値を求め ることができる。
なお、 本実施の形態において、 基地局装置がフィードバック情報を受け取 ると位相回転部が指示された位相回転をまとめて一度に付加する場合につい て説明したが、 位相回転部はこの位相回転を段階的に付加してもよい。 また、 位相配分部 3 0 7におけるフィードバック情報が示す位相回転量の 配分の例を表 1に示したが、 配分の方法はこれに限られず、 受信信号の位相 回転を小さくすることができるような配分の仕方であればよい。
(実施の形態 2 )
実施の形態 1では、 フィ一ドバック情報が示す位相回転量の各アンテナ素 子への配分が基地局装置にて行われる場合について説明したが、 実施の形態 2では通信端末装置にて行われる場合について説明する。
図 1 1は、 本発明の実施の形態 2に係る通信端末装置の構成の一部を示す ブロック図である。 なお、 この図 1 1において、 図 6と同じ部分については 図 6と同じ符号を付して、 その詳細な説明は省略する。
この図において、 位相配分部 6 0 1はフィードバック情報算出部 1 1 0か らのフィードバック情報を配分する制御をして配分位相回転量情報を生成し てフレーム構成部 1 1 1に出力する。 この場合、 位相配分部 6 0 1は、 実施 の形態 1の位相配分部 3 0 7と同様に、 表 1に従ってフィードバック情報が 示す位相回転量を配分し、 配分位相回転量情報を生成する。 フレーム構成部 1 1 1は、 ディジタル変調された送信データと、 位相配分部 6 0 1からの配 分位相回転量情報とを用いてフレーム構成を行う。 具体的には、 配分位相回 転量情報は 4通りあり、 2ビット又は 1ビッ トで表現できるので、 その 2ビ ット又は 1ビッ卜の配分位相回転量情報をフレーム構成部 1 1 1に出力し、 フレーム構成部 1 1 1で送信データと共にフレーム構成する。 そして、 フレ ーム構成された送信信号の形で、 配分位相回転量情報を基地局装置に通知す る。
基地局装置は、 受信信号より配分位相回転量情報を取得すると、 次のスロ ットにおいて 2つのアンテナ素子から送信する個別チャネル信号にそれそれ 配分位相回転量情報に対応する位相回転を付加する。
このように、本実施の形態においては、 C L型送信ダイバーシチにおいて、 送信ダイバーシチの位相回転を通信端末装置において 2つのアンテナ素子に 適当に配分するので、 通信端末装置における受信信号の、 ダイバーシチ送信 の制御単位間 (例えばスロット単位間) での位相回転を小さくでき、 マルチ スロット処理の処理性能を向上させることができる。
なお、 本実施の形態において、 基地局装置が配分位相回転量情報を受け取 ると位相回転部が指示された位相回転をまとめて一度に付加する場合につい て説明したが、 位相回転部はこの位相回転を段階的に付加してもよい。
また、 位相配分部 6 0 1におけるフィードバック情報の配分の方法を表 1 に示したが、 フィードバック情報の配分の方法はこれに限られず、 受信信号 の位相回転を小さくすることができるような配分の仕方であればよい。
(実施の形態 3 )
無線通信においては、 通信端末装置の受信信号の振幅変動が 2つの伝播路 で大きく異なる場合がある。 この場合には、 実施の形態 1示すように送信ダ ィバーシチの位相回転量を等配分したのでは、 受信信号の位相回転量が小さ くならない場合もあると予測される。 そこで、 本実施の形態では、 送信ダイ バーシチの位相回転量を受信信号の振幅変動に対して、 振幅変動に応じた重 みづけをして配分するようにした。
本実施の形態に係る基地局装置は、 実施の形態 1に係る基地局装置と略同 じ構成を採るが、 位相配分部 3 0 7において算出される配分位相回転量情報 が異なる。
以下、 位相配分部 3 0 7における配分位相回転量情報の算出について図 1 2 Aから図 1 4 Bを参照して説明する。
基地局装置からは図 1 2 Aに示す振幅、 位相の共通制御チャネル信号が送 信され、 通信端末装置において図 1 2 Bに示すように受信される。 つまり、 アンテナ素子 3 1 2 (図 9参照) から送信された共通制御チャネル信号とァ ンテナ素子 3 1 3 (図 9参照) から送信された共通制御チャネル信号は、 そ れそれ図 1 2 Bに示す矢印の信号となって受信される。 ここで、 ひはアンテ ナ素子 3 1 2からの送信信号が受けるフェージングによる位相回転を示し、 3はアンテナ素子 3 1 3からの送信信号が受けるフエージングによる位相回 転を示す。 また、 Aはアンテナ素子 3 1 2からの送信信号が受けるフヱ一ジ ングによる振幅変動を示し、 Bはアンテナ素子 3 1 3からの送信信号が受け るフ I—ジングによる振幅変動を示す。 この振幅変動 A及び Bは、 基地局装 置に通知される。
また、 基地局装置からは図 1 3 Aに示す振幅、 位相の個別チャネル信号が 送信され、通信端末装置において図 1 3 Bに示すように受信される。つまり、 アンテナ素子 3 1 2 (図 9参照) から送信された共通制御チャネル信号とァ ンテナ素子 3 1 3 (図 9参照) から送信された共通制御チャネル信号は、 そ れそれ図 1 3 Bに示す矢印の信号となって受信される。 このときの合成べク トルの位相は Φ3である。 ここで、 ひ 'はアンテナ素子 3 1 2からの送信信 号が受けるフェージングによる位相回転を示し、 β 'はアンテナ素子 3 1 3 からの送信信号が受けるフェージングによる位相回転を示す。 また、 A 'は アンテナ素子 3 1 2からの送信信号が受けるフェージングによる振幅変動を 示し、 Β 'はアンテナ素子 3 1 3からの送信信号が受けるフェージングによ る振幅変動を示す。
図 1 2 Βに示すように、 アンテナ素子 3 1 2から送信された信号とアンテ ナ素子 3 1 3から送信された信号の間のフエージングによる位相回転の差 ? —ひが約 9 0 ° であるので、 アンテナ素子 3 1 3からの送信波の位相を一 9 0 ° 回転させるとアンテナ素子 3 1 2とアンテナ素子 3 1 3で送信した信号 の合成ベクトルが大きくなることが予測されるので、 通信端末装置では、 ァ ンテナ素子 3 1 3の位相が— 9 0 ° (フィードバック情報) に設定される。 通信端末装置は、 このようにして算出したフィードバック情報を基地局装 置に通知する。 具体的には、 フィードバック情報の位相差は 4通りであり 2 ビット又は 1ビットで表現できるので、 その 2ビット又は 1ビットのフィー ドバック情報をフレーム構成部 1 1 1に送り、 フレーム構成部 1 1 1で送信 デ一夕と共にフレーム構成する。 そして、 フレーム構成された送信信号の形 で、 フィードバック情報を基地局装置に通知する。
ここで、 基地局装置に備えられた位相配分部 3 0 7における配分位相回転 量情報の算出について説明する。 上述したように、 通信端末装置から基地局 装置に対してフィードバック情報及び振幅変動 A、 振幅変動 Bが通知されて いる。 通知されたこれらの情報は、 受信処理がなされた後に位相配分部 3 0 7に送られる。 ここでは、 位相回転部 3 0 8、 3 0 9が 1 5 ° 刻みで位相回 転制御を行う場合について説明する。 フィードバック情報に示されるアンテ ナ素子 3 1 3の位相回転量が + Θであり、 アンテナ素子 3 1 2からの送信信 号の振幅変動が A , アンテナ素子 3 1 3からの送信信号の振幅変動が Bであ るとする。 この場合、 振幅変動の大きさに反比例するように位相回転量を配 分すると合成べクトルの位相回転量が小さくなることが予測される。 したが つて、 配分位相回転量は、 アンテナ素子 3 1 2に関しては— {B/(A + B )} Θとなり、アンテナ素子 3 1 3に関しては + {Α/(Α + Β)} Θとなるのが理想 的である。 しかし、 位相回転部 3 0 8、 3 0 9は 1 5 ° 刻みで位相回転を付 加するので、アンテナ素子 3 1 2、アンテナ素子 3 1 3の配分位相回転量は、 回転の方向を無視すると(9 0 ° 、 0 ° )、 (7 5 ° 、 1 5 ° )、 (6 0 ° 、 3 0 ° )、 (4 5 ° 、 4 5 ° )、 (3 0 ° 、 6 0 ° )、 (1 5 ° 、 7 5。)、 (0。 、 9 0 ° )の 組み合わせのいずれかに制限される。 そこで、 実際の配分位相回転量は、 上 記組み合わせのうち / (Α + Β)} Θ及び {Α/(Α + Β)} Θの値に最も近い量 に設定する。この配分位相回転量の設定についてまとめたものを表 2に示す。 (表 2 )
Figure imgf000023_0001
図 1 2 Bによれば、 A/Bは略 2 . 5であるから表 2に示すようにアンテ ナ素子 3 1 2からの送信信号には + 3 0 ° 、 アンテナ素子 3 1 3からの送信 信号には— 6 0 ° の位相回転が付加されて通信端末装置に向けて送信される c この場合の送信信号は、 図 1 4 Aに示すように送られる。
図 1 4 Aに示すように送られた送信信号は、 通信端末装置では図 X ( b ) に示すような信号を受信することになる。 このとき、 合成ベクトルの位相は Φ3' になっている。 ここで、 図 1 3 Βと図 1 4 Βの夫々に示された受信信号 の受信状態を比較すると、 受信レベルが上がり、 かつ、 位相も Φ3から Φ3 ' へとわずかしか回転していない。 すなわち、 送信ダイバーシチの効果を維持 したまま位相回転量が従来と比較して小さく押さえられている。
このように、本実施の形態においては、 C L型送信ダイバーシチにおいて、 基地局装置で与える送信ダイバ一シチの位相回転を振幅変動に応じて 2つの アンテナ素子に配分するので、 通信端末装置の受信信号の位相回転量を小さ くでき、 マルチスロット処理の処理性能を向上させることができる。
なお、 本実施の形態においては、 位相回転部 3 0 8、 3 0 9が 1 5 ° 刻み で位相回転を付加する場合について説明したが、 位相回転は、 位相回転部 3 0 8、 3 0 9の構成に応じて何度刻みであってもよい。 また、 位相配分部 3 0 7における位相配分の^ Jを表 2に示したが、 これに限られず振幅変動に応 じて受信信号の位相回転を小さくすることができるような配分の仕方であれ ばよい。
また、 本実施の形態においては、 基地局装置側においてフィードバック情 報の位相を配分する場合について説明したが、 実施の形態 2に示すように通 信端末装置において位相を配分する構成であってもよい。
本発明は上記実施の形態 1〜3に限定されず、 種々変更して実施すること が可能である。 例えば、 上記実施の形態 1〜3においては、 C L型送信ダイ バーシチがモード 1である場合について説明しているが、 C L型送信ダイバ 一シチが他のモードであっても適用することができる。 また、 上記実施の形 態 1〜3において基地局装置のアンテナ素子が 2本の場合についてのみ説明 しているが、 送信側にアンテナ素子が複数本備えられていれば適用すること ができる。
以上説明したように本発明によれば、 C L型送信ダイバーシチにおいて、 基地局装置で 2つのアンテナ素子から送信される送信信号のそれぞれ Zまた は一方に適当な位相回転を付加するため、 通信端末装置の受信信号の位相回 転量が小さくなり、 マルチスロット処理を正確に行うことができる。
本明細書は、 2 0 0 0年 1月 1 8日出願の特願 2 0 0 0— 9 0 1 6号に基づ くものである。 この内容をここに含めておく。 産業上の利用可能性
本発明は、 ディジタル無線通信システムにおける基地局装置、 通信端末装 置、 及び無線通信方法に関し、 特に D S _ C D MA (Direct Sequence-Code Division Multiple Access) システムにおける基地局装置、 通信端末装置、 及 び無線通信方法の分野に利用するのに好適である。

Claims

請求の範囲
1 . 互いに空間的に離れて配置された複数のアンテナ素子と、 通信相手から 送信された信号に含まれるフィードバック情報を取得する手段と、 フィード バック情報が示す位相回転量を前記アンテナ素子毎に配分する配分手段と、 配分した位相回転量を用いて前記アンテナ素子から送信する信号の夫々に位 相回転を付加してダイバーシチ送信する送信手段と、 を具備する無線通信装
2 . 配分手段は、 位相回転を付加する前と後での通信相手側における受信信 号の位相変動を小さくするように位相回転量を配分する請求項 1記載の無線 通信装置。
3 . 配分手段は、 複数のアンテナ素子から送信された信号毎に通信相手側で 算出された振幅変動に応じて、 アンテナ素子毎に配分した位相回転量に重み づけをする請求項 1記載の無線通信装置。
4 . 配分手段は、 振幅変動が大きいほど位相回転量が小さくなるように重み づけをする請求項 3記載の無線通信装置。
5 . 送信手段は、 送信信号に段階的に位相回転を付加することを特徴とする 請求項 1に記載の無線通信装置。
6 . 自装置と無線回線を通じて接続された送信装置に備えられた複数のアン テナ素子から無線送信された共通既知信号を用いて、 前記アンテナ素子毎に チャネル推定値を求める手段と、 前記チャネル推定値に基づいてフィードバ ック情報を算出する手段と、 前記フィードバック情報が示す位相回転量を前 記アンテナ素子毎の位相回転量に配分して配分位相回転量情報を生成する手 段と、 配分位相回転量情報を前記送信装置に無線送信する手段と、 を具備す る無線通信装置。
7 . 無線通信装置を具備する基地局装置であって、 前記無線通信装置は、 互 いに空間的に離れて配置された複数のアンテナ素子と、 通信相手から送信さ れた信号に含まれるフィードバック情報を取得する手段と、 フィードバック 情報が示す位相回転量を前記アンテナ素子毎に配分する配分手段と、 配分し た位相回転量を用いて前記アンテナ素子から送信する信号の夫々に位相回転 を付加してダイバ一シチ送信する送信手段と、 を具備する。
8 . 無線通信装置を具備する通信端末装置であって、 前記通信端末装置は、 自装置と無線回線を通じて接続された送信装置に備えられた複数のアンテナ 素子から無線送信された共通既知信号を用いて、 前記アンテナ素子毎にチヤ ネル推定値を求める手段と、 前記チャネル推定値に基づいてフィードバック 情報を算出する手段と、 前記フィードバック情報が示す位相回転量を前記ァ ンテナ素子毎の位相回転量に配分して配分位相回転量情報を生成する手段と、 配分位相回転量情報を前記送信装置に無線送信する手段と、 を具備する。
9 . 通信相手から送信された信号に含まれるフィードバック情報を取得し、 フィードバック情報が示す位相回転量を互いに空間的に離れて配置された複 数のアンテナ素子毎に配分し、 配分した位相回転量を用いてアンテナ素子か ら送信する信号の夫々に位相回転を付加してダイノ シチ送信する無線通信 方法。
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