明細書 ディ ジ タル ビデオ信号記録再生装置および伝送装置
技術分野
本発明 は、 ディ ジタル ビデオ信号記録再生装置お よ び伝 送装置に関 し、 よ り 特定的には、 ディ ジタ ルビデオ信号を 圧縮 し て記録媒体に記録 し、 かつそれを読み出 して再生す る ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置、 お よび、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号を圧縮 して、 伝送媒体を通 じて伝送する ディ ジタ ル ビデオ信号伝送装置に関する。
背景技術 .
近年、 テ レ ビ放送の分野では、 ビデオ信号をディ ジタ ル 化 して記録 した り 、 伝送 した り する こ と が行われる よ う に な っ て き た。 現在の と こ ろ 、 現行放送用 と して は有効ラ イ ン数 4 8 0 のディ ジ タ ル ビデオ信号が、 ハイ ビジ ョ ン放送 用 と して は有効 ラ イ ン数 1 0 8 0 のデ ィ ジタ ル ビデォ信号 が主に用 レヽ られて レヽ る。
従来、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号を記録 ' 再生するデ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 と して は、 記録媒体 と して磁気 テープ ( ビデオカ セ ッ ト ) を採用 したディ ジタ ル V C R ( D i g i t a l V i d e o C a s s e t e e c o r d e r ; D 3 , D 5 な ど) が あ っ た。 さ ら に、 最近、 超 小型の ビデオカ セ ッ ト を用 い る 民生用ディ ジタ ル V C R に 関す る 規格 ( D V規格) が決め られ、 それに準拠 した製品
も発表 さ れて レ、 る。
D V規格は、 も と も と 現行放送を タ ーゲ ッ ト と した規格 であ る が、 後にハイ ビジ ョ ン放送へ も拡張 さ れて レヽ る。 つ ま り 、 現在の D V規格に は、 現行放送用ディ ジタ ル ビデオ 信号の圧縮 . 記録方式 (以下、 S D ) と 、 ハイ ビジ ョ ン放 送用ディ ジタ ル ビデオ信号の圧縮 · 記録方式 (以下、 H D ) と が規定 さ れている。
S D の場合、 ディ ジタ ル ビデオ信号の画像フ ォーマ ツ ト ( こ れを S D フ ォ ーマ ッ ト と 呼ぶ) は、 有効ラ イ ン数が輝 度, 色差共に 4 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ンプル数が輝度 7 2 0 画素, 色差 1 8 0 画素 ( 4 : 1 : 1 ) であ る。 一方、 H D の場合、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号の画像フ ォ ーマ ッ ト ( これを H D フ ォ ーマ ッ ト と 呼ぶ) は、 有効 ラ イ ン数が輝度 1 0 2 4 ラ イ ン, 色差 5 1 2 ラ イ ン、 水平有効サ ンプル数 が輝度 1 0 0 8 画素, 色差 3 3 6 画素 ( 3 : 1 : 0 ) であ る。
以下には、 D V規格 〈 H D〉 に準拠 した従来のディ ジタ ルビデオ信号記録再生装置について説明する。
図 1 9 は、 D V規格 く H D 〉 に準拠 した従来のディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置の全体構成を示すプ ロ ッ ク 図で ある。
図 1 9 において 、 D V規格に準拠 した従来のディ ジタル ビデオ信号記録再生装置 (以下、 従来の D V — V C R < H D > ) は、 圧縮回路 1 7 0 と 、 記録回路 1 7 1 と 、 記録媒 体 1 7 2 と 、 再生回路 1 7 3 と 、 復号回路 1 7 4 と を備え てレヽる。
こ こ で、 従来の D V — V C R 〈 H D〉 に入力 さ れるディ ジ タ ル ビデオ信号は、 ハイ ビジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格 > の も の と す る 。 そ の画像フ ォ ーマ ッ ト は、 有効ラ イ ン数 が輝度, 色差共に 1 0 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ンプル数が 輝度 1 9 2 0 画素, 色差 9 6 0 画素 ( 4 : 2 : 2 ) であ る 。 ま た、 記録媒体 1 7 2 は、 磁気テープであ る。
図 2 0 は、 図 1 9 の圧縮回路 1 7 0 の構成を示すブロ ッ ク 図であ る。
図 2 0 におレヽて、 圧縮回路 1 7 0 は、 フ ィ ルタ 回路 1 8 0 と 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 と 、 シ ャ フ リ ン グ回路 1 8 2 と 、 D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 と 、 量子 化回路 ( D V ) 1 8 4 と 、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 8 5 と 、 可変長符号化回路 ( D V ) 1 8 6 と 、 D C T モ 一 ド決定回路 1 8 7 と 、 符号量制御回路 1 8 8 と を含む。
こ こ で " ( D V ) " は、 D V規格に従っ て動作する 回路 であ る こ と を示 している (以下同様) 。
フ ィ ルタ 回路 1 8 0 は、 入力 さ れる デ ィ ジタ ル ビデオ信 号の画像フ ォーマ ッ ト を変換する。 マ ク ロ ブロ ッ ク 構成回 路 ( D V ) 1 8 1 は、 フ ィ ルタ 回路 1 8 0 の出力信号力 ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る。 シ ャ フ リ ン グ回路 1 8 2 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 の 出力信号をシャ フ リ ン グする。 D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 は、 シ ャ フ リ ン グ回路 1 8 2 の出力信号を D C T (離散 コ サイ ン変換) す る。 量子化回路 ( D V ) 1 8 4 は、 D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 の出力信号を量子化す る 。 ジ グザ グス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 8 5 は、 量子化回路 ( D V ) 1 8 4 の 出力信号を ジ
グザ グス キ ャ ンする。 可変長符号化回路 ( D V ) 1 8 6 は 、 ジ グザグス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 8 5 の出力信号を可変 長符号化する。
D C T モ ー ド決定回路 1 8 7 は、 D C T と して D V規格
< H D > で規定 さ れた 8 — 8 D C T を行 う か、 2 — 4 — 8
D C T を行 う かを決定す る。 符号量制御回路 1 8 8 は、 量 子化回路 ( D V ) 1 8 4 か ら 出力 さ れる符号量を制御する 再び図 1 9 において、 記録回路 1 7 1 は、 圧縮回路 1 7 0 の出力信号を磁気テープに記録する。 そ の際、 記録回路 1 7 1 は、 1 フ レ ー ム を 、 予め決め られた大き さ の領域 ( 2 0 ト ラ ッ ク ) に書き 込む。
再生回路 1 7 3 は、 磁気テープに記録 さ れたディ ジタ ル ビデオ信号を再生する。
図 2 1 は、 図 1 9 の復号回路 1 7 4 の構成を示すブロ ッ ク 図であ る。
図 2 1 において 、 復号回路 1 7 4 は、 可変長複号化回路 ( D V ) 1 9 0 と 、 ジ グザグス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 9 1 と 、 逆量子化回路 ( D V ) 1 9 2 と 、 逆 D C T 回路 ( D V ) 1 9 3 と 、 デシャ フ リ ン グ回路 1 9 4 と 、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 9 5 と 、 フ ィ ルタ 回路 1 9 6 と を 含む。
可変長複号化回路 ( D V ) 1 9 0 は、 再生回路 1 7 3 の 出力信号を可変長復号化す る。 ジ グザグス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 9 1 は、 可変長復号化回路 ( D V ) 1 9 0 の出力信 ^を ジグザ グス キ ャ ンす る 。 逆量子化回路 ( D V ) 1 9 2
は、 ジ グザ グス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 9 1 の出力信号を逆 量子化する 。 逆 D C T 回路 ( D V ) 1 9 3 は、 逆量子化回 路 ( D V ) 1 9 2 の出力信号を逆 D C Tする。 デシャ フ リ ング回路 1 9 4 は、 逆 D C T 回路 ( D V ) 1 9 3 の出力信 号をデシャ フ リ ン グする。 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 9 5 は、 デシャ フ リ ン グ回路 1 9 4 の出力信号 (マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) か らディ ジタ ル ビデオ信号を構成する。 フ ィ ルタ 回路 1 9 6 は、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 9 5 の出力信号の画像フ ォ ーマ ツ ト を逆変換する。
以下には、 上記の よ う に構成 さ れた従来の D V — V C R < H D > の動作について説明する 。
図 1 9 において、 ディ ジタ ル ビデオ信号は、 圧縮回路 1 7 0 へ と 入力 される。
図 2 0 において、 圧縮回路 1 7 0 では、 最初、 フ ィ ルタ 回路 1 8 0 は、 入力 さ れる デ ィ ジタ ル ビデオ信号の画像フ ォ ーマ ッ ト を、 ハイ ビジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 力 ら 、 D V規格 〈 H D〉 (すなわ ち H D フ ォ ーマ ッ ト ) へ と 変 換す る。 次に、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 は 、 フ ィ ル タ 回路 1 8 0 の出力信号カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構 成する。
こ こ で、 上記のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 の動作について、 図 2 2 を用 いて説明する。
図 2 2 は、 図 2 0 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 が、 フ ィ ル タ 回路 1 8 0 の 出力信号、 すなわ ちデ イ ジ タ ル ビデオ信号 ( H D フ ォ ー マ ッ ト ) 力ゝ ら 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る処理を説明する た めの図であ る。
図 2 2 にお レ、 て 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 ( H D フ ォ ーマ ッ ト ) は、 1 0 0 8 画素 * 1 0 2 4 ラ イ ン の輝度信号 ( Y ) と 、 3 3 6 画素 * 5 1 2 ラ イ ン の 2 つ の色差信号 ( P b , P r ) と 力 ら な る 。
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 は、 輝度信号力 ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と して 、 3 * 2 = 6 ブ ロ ッ ク (すな わ ち 、 横 に 3 ブ ロ ッ ク , 縦に 2 ブ ロ ッ ク 力 ら な る 隣接 6 ブ ロ ッ ク ) を ひ と ま と め に して取 り 出 し 、 一方 、 2 つ の色差信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 それぞれ 1 ブ ロ ッ ク を取 り 出 し 、 取 り 出 した 8 プ ロ ッ ク を 1 つ のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と す る (図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 0 」 ,, ) 。
従 っ て 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 は、 デ イ ジ タ ル ビデオ信号 ( H D フ ォ ーマ ッ ト ) か ら 、 1 フ レ ー ム にっ き 2 6 8 8 個 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る こ と に な る 。 こ れに 、 1 フ レー ム にっ き 1 2 個 の ダ ミ ーマ ク ロ ブ ロ ッ ク が追加 さ れ、 そ の結果、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 力 ら は、 1 フ レ ー ム にっ き 2 7 0 0 個 のマ ク ロ プ ロ ッ ク が 出力 さ れる 。
再び図 2 0 に おレヽて 、 次 に 、 シ ャ フ リ ン グ回路 1 8 2 は 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 の 出力信号 を シ ャ フ リ ン グす る 。 図 2 3 に 、 図 2 0 の シ ャ フ リ ン グ回路 1 8 2 の入出力 の一例 を示す。
次 に 、 D C T モー ド決定回路 1 8 7 は、 シ ャ フ リ ン グ回 路 1 8 2 の 出力 信号 を 参照 し て 、 D C T と して 8 — 8 D C T を行 う 力 、 2 — 4 — 8 D C T を行 う 力 を ブ ロ ッ ク 毎に決
定 し 、 結果 ( D C T モー ド情報) を D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 に通知する 。 通知に応 じて、 D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 は、 シャ フ リ ン グ回路 1 8 2 の出力信号を 8 — 8 D C T ま たは 2 — 4 — 8 D C Tする。
次に、 符号量制御回路 1 8 8 は、 D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 の 出力信号に基づいて、 量子化回路 ( D V ) 1 8 4 か ら 出力 さ れる であ ろ う 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 当 た り の符号量を 見積 も り 、 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 力 S 5 シンク ブ ロ ッ ク に納ま る よ う に符号量を制御する (すなわち、 符号量制御のた めの 量子化情報を量子化回路 ( D V ) 1 8 4 に与え る ) 。 応 じ て、 量子化回路 ( D V ) 1 8 4 は、 D C T 回路 ( D V ) 1 8 3 の出力信号を量子化する。
次に、 ジグザ グス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 8 5 は、 量子化 回路 ( D V ) 1 8 4 の出力信号を ジグザグス キ ャ ンする。 次に、 可変長符号化回路 ( D V ) 1 8 6 は、 ジグザ グス キ ヤ ン回路 ( D V ) 1 8 5 の出力信号を可変長符号化する。
D C Tモ ー ド決定回路 1 8 7 が 出力する D C Tモ ー ド情 報、 お よ び符号量制御回路 1 8 8 が 出力する 量子化情報は 、 可変長符号化回路 ( D V ) 1 8 6 が 出力する 可変長符号 と 共に、 記録回路 1 7 1 へ と 与え ら れる。 なお、 D C Tモ ー ド情報お よび量子化情報は、 固定長であ る。
図 1 9 におレ、 て 、 記録回路 1 7 1 は、 圧縮回路 1 7 0 の 出力信号 (可変長符号、 D C Tモー ド情報お よ び量子化情 報) を磁気テープに記録する 。 そ の際、 記録回路 1 7 1 は 、 1 フ レ ー ム分の信号 ( 2 7 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を、 予 め決め られた大 き さ の領域 ( 2 0 ト ラ ッ ク = 2 7 0 0 シ ン
ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む。
こ こ で、 上記の記録回路 1 7 1 の動作について、 図 2 4 を用 いて説明する。
図 2 4 は、 図 1 9 の記録回路 1 7 1 の動作を説明する た めの 図 で あ る。
図 2 4 において、 記録回路 1 7 1 へは、 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ( 1 マ ク ロ ブ ロ ッ ク = 8 ブ ロ ッ ク ) を単位 と して、 可変 長符号化回路 ( D V ) 1 8 6 が出力する 可変長符号 ( 8 ブ ロ ッ ク 分) と 、 D C Tモー ド決定回路 1 8 7 が 出力する D C T モー ド情報 と 、 符号量制御回路 1 8 8 が 出力す る 量子 化情報 と が与え られる。
記録回路 1 7 1 は、 こ れ ら 可変長符号、 D C Tモー ド情 報お よ び量子化情報を、 磁気テープに、 5 シ ン ク ブ ロ ッ ク にっき 5 マ ク ロ ブ口 ッ ク を格納す る よ う に して記録する。
すなわち 、 シ ン ク ブ ロ ッ ク は、 量子化情報を格納する た めの領域 ( 1 バイ ト ) と 、 D C T モー ド情報お よ び可変長 符号を格納する た め の領域 ( 7 6 バイ ト ) と カゝ ら な り 、 さ ら に、 後者の領域は、 輝度ブ ロ ッ ク 用 に 1 0 バイ ト の も の カ 6 つ と 、 色差ブ ロ ッ ク 用 に 8 ノ ィ ト の も の力 2 つ と 力 ら な る 計 8 つ の領域に分割 さ れてい る 。 記録回路 1 7 1 は、 図 3 ①〜③に示すよ う に、 シン ク ブ ロ ッ ク に、 最初量子化 情報お よ び D C Tモー ド情報を格納 し (①) 、 次に可変長 符号を格納する。
可変長符号を格納する 際、 記録回路 1 7 1 は、 1 マ ク ロ ブロ ッ ク を構成する 8 個の ブ ロ ッ ク を 、 それぞれ上記の 8 つの領域に格納する 。 こ の と き 、 サイ ズが 1 0 ノくイ ト を超
え る 輝度ブ ロ ッ ク 、 お よ びサイ ズ力 s 8 バイ ト を超え る色差 ブ ロ ッ ク については、 それぞれ 1 0 バイ ト 分, 8 バイ ト 分 だけ を先に格納 し (②) 、 その残 り は、 1 0 バイ ト 未満の 輝度ブ ロ ッ ク を格納 し た領域、 およ び 8 バイ ト 未満の色差 ブ ロ ッ ク を格納 した領域において生 じた余 白部分に、 順番 に格納 してレ、 く (③) 。
上記①〜③の処理は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 毎に行われる。 そ の際、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク に よ っ て は、 シ ン ク ブロ ッ ク に納ま り き れな力 つ た り 、 シ ン ク ブ ロ ッ ク に余 白 が生 じた り する 。 そ こ で、 記録回路 1 7 1 は、 上記①〜③の処理を 5 回繰 り 返す と 、 処理 さ れた 5 個のマ ク ロ ブ ロ ッ ク について、 シ ン ク ブ 口 ッ ク に納ま り き れずに残 さ れた部分を 、 別の シ ン ク ブ ロ ッ ク に生 じた余 白部分に順番に格納する 処理を実行 する (④) 。
再ぴ図 1 9 において 、 再生回路 1 7 3 は、 磁気テープに 記録 さ れたディ ジタ ル ビデオ信号を再生する。 再生回路 1 7 3 の 出力信号 (可変長符号、 D C Tモー ド情報お よ び量 子化情報) は、 復号回路 1 7 4 へ と 入力 される。
図 2 1 において、 復号回路 1 7 4 では、 最初、 可変長復 号化回路 ( D V ) 1 9 0 は、 再生回路 1 7 3 の 出力信号 ( 可変長符号) を可変長復号化す る。 次に、 ジグザグス キ ヤ ン回路 ( D V ) 1 9 1 は、 可変長復号化回路 ( D V ) 1 9 0 の出力信号を ジグザ グス キ ャ ンする。 次に、 逆量子化回 路 ( D V ) 1 9 2 は、 再生回路 1 7 3 の出力信号 (量子化 情報) に基づいて、 ジ グザ グス キ ャ ン回路 ( D V ) 1 9 1 の出力信号を逆量子化する。 次に、 逆 D C T 回路 ( D V )
1 9 3 は、 再生回路 1 7 3 の 出力信号 ( D C T モー ド情報 ) に基づレ、て、 逆量子化回路 ( D V ) 1 9 2 の 出力信号を 逆 D C Tす る。 次に、 デシャ フ リ ン グ回路 1 9 4 は、 逆 D
C T 回路 ( D V ) 1 9 3 の 出力信号をデシャ フ リ ン グする 次に、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 9 5 は、 デ シ ャ フ リ ン グ回路 1 9 4 の出力信号 (マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) か らディ ジタ ル ビデオ信号を構成す る。 つま り 、 記録側にお いてマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 が行っ たの と は逆の動作を行 う 。
具体的に は、 図 2 2 において、 デシャ フ リ ン グ回路 1 9 4 力 ら 与え られる マ ク ロ ブ ロ ッ ク 力 ら 、 1 0 0 8 画素 * 1 0 2 4 ラ イ ンの輝度信号 ( Y ) と 、 3 3 6 画素 * 5 1 2 ラ イ ン の 2 つ の色差信号 ( P b , P r ) と 力 ら な る デ ィ ジタ ル ビデオ信号 ( H D フ ォ ーマ ッ ト ) を構成する。
次に、 フ ィ ルタ 回路 1 9 6 は、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回 路 ( D V ) 1 9 5 の 出力信号の画像フ ォ ーマ ッ ト を 、 H D か らハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 へ と 逆変換する 以上の よ う に、 従来の D V — V C R 〈 H D〉 は、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用ディ ジ タ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格〉 を 、 そ の画像フ ォ ーマ ツ ト を H D フ ォ ーマ ツ ト に変換 した後、 D V規格 く H D〉 に従っ て圧縮 ' 記録 し 、 かつ再生する。
なお、 現行放送用 デ ィ ジタ ル ビデオ信号を記録 ' 再生す る 、 D V規格 く S D 〉 に準拠 した別の従来のデ ィ ジタ ル ビ デォ信号記録再生装置 (以下、 従来の D V — V C R く S D
> ; 図示せず) も 、 図 1 9 と 同様の構成を有する。
従来の D V — V C R く S D〉 は、 基本的には、 先に説明 した従来の D V — V C R ( H D > と 同様の動作を行 う 。 た だ し 、 画像 フ ォ ーマ ッ ト の相違のため、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を 構成す る 処理が従来の D V — V C R < H D > と は異な る。 そ こ で、 以下に、 現行放送用デ ィ ジタ ル ビデオ信号 ( S D フ ォ ーマ ッ ト ) カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 処理を説明 してお く 。
図 2 5 は、 D V規格 く S D〉 に準拠 した別の従来のデ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 (従来の D V — V C R ( S D ) ) に設け られる マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (図示せず) が、 ディ ジタ ル ビデオ信号 ( S D フ ォ ーマ ッ ト ) 力 らマ ク ロ ブ口 ッ ク を構成する処理を説明する ための図であ る。
図 2 5 において、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号 ( S D フ ォーマ ッ ト ) は、 7 2 0 画素 * 4 8 0 ラ イ ン の輝度信号 ( Y ) と 、 1 8 0 画素 * 4 8 0 ラ イ ン の 2 つの色差信号 ( P b , P r ) と 力 ら な る。
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路は、 最初、 輝度信号を左側 7 0
4 画素 と 右側 1 6 画素 と に分け、 色差信号を左側 1 7 6 画 素 と 右側 4 画素 と に分け る。
次に、 輝度信号の左側 7 0 4 画素お よび色差信号の左側 1 7 6 画素に対 して 、 次の よ う な処理を実行す る。 すなわ ち、 輝度信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と して 、 4 * 1 = 4 ブ ロ ッ ク をひ と ま と め に して取 り 出 し、 一方 、 2 つの色差信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ンを 1 ブ ロ ッ ク と して 、 それぞれ 1 ブ ロ ッ ク を取 り 出 し 、 取 り 出 した 8 ブ ロ
ッ ク を 1 つ のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と す る (図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 0 」 " ) 。
次 に 、 輝度信号の右側 1 6 画素お よ び色差信号の右側 4 画素 に対 し て 、 次の よ う な処理 を 実行す る 。 す な わ ち 、 輝 度信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 2 * 2 = 4 ブ ロ ッ ク をひ と ま と め に し て取 り 出 し 、 一方、 2 つ の色差信号か ら 、 4 画素 * 1 6 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 それぞれ 1 ブ ロ ッ ク を取 り 出 し 、 取 り 出 し た 8 ブ ロ ッ ク を 1 つ の マ ク ロ ブ ロ ッ ク と す る (図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 N」 " ) 。
従 っ て 、 従来の D V — V C R < S D > で は 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路は 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 ( S D フ ォ ーマ ツ ト ) 力 ら 、 1 フ レ ー ム に っ き 1 3 5 0 個 の マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る こ と に な る 。
こ の と き 、 上記従来の D V — V C R < S D > に設 け ら れ る 記録回路は 、 1 フ レ ー ム 分の信号 ( 1 3 5 0 マ ク ロ プ ロ ッ ク ) を 、 1 0 ト ラ ッ ク ( = 1 3 5 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に 書 き 込む。 こ の記録速度 の違い を 除け ば、 D V — V C R ( S D > に設 け ら れ る 記録回 路の動作は、 D V — V C R < H D > の記録回路 1 7 1 と 同様で あ る (図 2 4 参照) 。
と こ ろ で 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号の圧縮方式 と し て は、 D V方式の他 に 、 M P E G 方式が 多 く 用 い ら れて お り 、 放 送機器の 中 に は 、 M P E G ス ト リ ー ム を 直接入力す る 構成 の も の (例 え ば C S 放送用 の機器等) が あ る 。 そ の た め 、 再生側 でデ ィ ジ タ ル ビデォ信 号だ け で な く M P E G ス ト リ 一ム を も 取 り 出せ る よ う な デ ィ ジ タ ル ビデオ信 号記録再生
装置が要望 さ れる 。 しカゝ し、 その よ う な装置は、 従来、 提 供さ れて いなかっ た。
再生側で M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せ る よ う なデイ ジ タル ビデオ信号記録再生装置を実現する に は、 例えば、 次 の方法が考え られる。 上記の D V — V C R と 、 既存の M P E Gエ ン コ ー ダ と を用 レヽ る方法であ る。 以下には、 こ の方 法について、 図 2 6 を用いて説明する。
図 2 6 は、 図 1 9 の D V — V C R と 既存の M P E Gェ ン コ ーダ と を用 いた、 再生側で M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出 すこ と ができ る デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置の全体 構成を示すブ ロ ッ ク 図である。
図 2 6 におレヽて 、 再生側で M P E G ス ト リ ーム を取 り 出 すこ と ができ る デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 (以下 、 従来のディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置) は、 D V — V C R と 、 M P E Gエ ン コ ーダと を備えてい る。
こ こ で、 従来のデ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置に入 力 さ れるディ ジタ ル ビデオ信号は、 ハイ ビジ ョ ン放送用 く ス タ ジオ規格〉 の も の と する。 ま た、 記録媒体 1 7 2 は、 磁気テープであ る。
D V — V C R は、 図 1 9 のそれ と 同様の も のであ る。 M P E Gエ ン コ ーダは、 圧縮回路 2 4 0 を含む。
図 2 7 は、 図 2 6 の圧縮回路 2 4 0 ( M P E Gェ ン コ一 ダ側の も の) の構成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 2 7 におレ、て 、 圧縮回路 2 4 0 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構 成回路 ( M P E G ) 2 5 0 と 、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 と 、 量子化回路 ( M P E G ) 2 5 2 と 、 ジグザグス キ
ヤ ン回路 ( M P E G ) 2 5 3 と 、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 4 と 、 M P E G シ ン タ ク ス 回路 2 5 5 と 、 D C Tモー ド決定回路 2 5 6 と 、 符号量制御回路 2 5 7 と を含 む。
こ こ で " ( M P E G ) " は、 M P E G規格に従っ て動作 する 回路であ る こ と を示 している (以下同様) 。
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( M P E G ) 2 5 0 は、 D V —
V C R の出力信号力 ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る。 D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク構成回路 ( M P E G ) 2 5 0 の出力信号を D C Tする。 量子化回路 ( M P E G ) 2 5 2 は、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 の出力 信号を量子化する 。 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 5 3 は、 量子化回路 ( M P E G ) 2 5 2 の出力信号をジグ ザグス キ ャ ンする。 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 4 は、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 5 3 の出力信号 を可変長符号化する。 M P E G シ ン タ ク ス 回路 2 5 5 は、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 4 の出力信号を、 M P E G シ ン タ ク ス に準拠 したス ト リ ー ム に変換する。 D C T モ ー ド決定回路 2 5 6 は、 D C T と して M P E G規格で規 定 さ れた フ レー ム D C T を行 う か、 フ ィ ール ド D C T を行 う かを決定する。 符号量制御回路 2 5 7 は、 量子化回路 ( M P E G ) 2 5 2 カゝ ら 出力 さ れる符号量を制御する。
以下には、 上記の よ う に構成 さ れた従来のディ ジタ ル ビ デォ信号記録再生装置の動作について説明する。
図 2 6 において、 最初、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号が D V — V C R に入力 さ れる 。 D V — V C R は、 入力信号を圧縮 し
て記録媒体 1 7 2 に記録 し、 その後、 記録媒体 1 7 2 に記 録 さ れた信号を再生 して復号 し、 ディ ジタ ル ビデオ信号を 出力す る 。 こ の出力信号は、 M P E G エ ン コ ーダへ と 入力 される。
図 2 7 におレ、て、 M P E Gエ ン コ ーダの圧縮回路 2 4 0 では、 最初、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( M P E G ) 2 5 0 は、 D V — V C R の 出力信号か らマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る。 D C T モー ド決定回路 2 5 6 は、 マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成 回路 ( M P E G ) 2 5 0 の出力信号を参照 して 、 D C T と して M P E G規格で規定 さ れる フ レーム D C T を行 う か、 フ ィ ール ド D C T を行 う 力 をマ ク ロ ブ ロ ッ ク ご と に決定 し 、 結果 ( D C Tモー ド情報) を D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 に通知する。 通知に応 じて、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( M P E G ) 2 5 0 の 出力信号を フ レーム D C T ま たはフ ィ ール ド D C Tする。
次に、 符号量制御回路 2 5 7 は、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 の 出力信号に基づいて、 (圧縮回路 2 4 0 力ゝ ら) 出力 さ れる M P E G ス ト リ ー ム の符号量を見積 も り 、 M P E G ス ト リ 一ム が所定の符号量に収ま る よ う に符号量を制 御する (すなわち 、 符号量制御のた めの量子化情報を量子 化回路 ( M P E G ) 2 5 2 に与え る ) 。 応 じて 、 量子化回 路 ( M P E G ) 2 5 2 は、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 5 1 の出力信号を量子化する 。 次に、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 5 3 は、 量子化回路 ( M P E G ) 2 5 2 の出 力信号を ジ グザグス キ ャ ンす る。 次に 、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 4 は、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G
) 2 5 3 の 出力信号を可変長符号化する。 次に、 M P E G シ ン タ ク ス 回路 2 5 5 は、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 4 の 出力信号 と 、 D C Tモー ド決定回路の出力信号 ( D C Tモー ド情報) と 、 符号量制御回路の 出力信号 (量子 化情報) と を、 M P E G シン タ ク ス に準拠 したス ト リ ーム に変換する。
こ の よ う に 、 D V — V C R に M P E Gエ ン コ ーダを接続 して構成 した従来のディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置で は、 D V — V C R の出力信号'、 つま り 、 いっ たん D V圧縮 • 記録 さ れ、 その後再生 · 復号 さ れたディ ジタル ビデオ信 号を 、 M P E Gエ ン コ ー ダを通 じて あ ら た めて M P E G圧 縮す る こ と に よ っ て、 再生側において M P E G ス ト リ ーム が得 られる。
あ る いは、 別の方法 と して 、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号をは じ めカゝ ら M P E G で圧縮 し、 それを磁気テープに記録する よ う に して も 、 再生側で M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる よ う にな る と 考え られる。
し力、 しなが ら 、 図 2 6 の装置は、 D V圧縮 · 復号の後、 さ ら に M P E G圧縮を行 う の で、 回路構成が複雑 と な る う え、 取 り 出 した M P E G ス ト リ ームカゝら得 られる 画像の画 質劣化が著 しい問題を有する。
こ こ で補足すれば、 D V ス ト リ ーム (すなわち再生回路 1 7 3 の出力信号) を 、 一度復号する こ と な く 直接、 M P E G ス ト リ ーム に変換す る こ と は、 D V規格 ( S D に し ろ H D に し ろ) と M P E G 規格 と では採用 さ れる 画像フ ォ ー マ ツ ト が互いに異な る た め、 簡単に は行えない。
なお、 画像フ ォーマ ツ ト は、 D V規格では、 S D の場合 ( 4 : 1 : 1 ) , H D の場合 ( 3 : 1 : 0 ) が用 レヽ られる 。 一方、 M P E G規格では、 ( 4 : 4 : 4 ) , ( 4 : 2 : 2 ) お よ び ( 4 : 2 : 0 ) のいずれかが用 い られる (上記 の M P E Gエ ン コ ーダで は、 ( 4 : 2 : 2 ) が採用 さ れて いる) 。
—方、 ディ ジ タ ル ビデオ信号を M P E G で圧縮 して記録 する装置に は、 次の よ う な問題点が あ る。 M P E G圧縮す る場合、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号の有効 ラ イ ン数に よ っ ては 、 信号の冗長度が増大す る (つま り 符号化の効率が低下す る) こ と があ り 、 その結果 と して、 記録媒体 1 7 2 の容量 を無駄に消費する 問題点である。
こ の冗長度増大は、 有効ラ イ ン数が 1 6 の倍数でない よ う なディ ジタ ル ビデオ信号力ゝ ら 、 M P E G規格に従っ てマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 際に生 じ る。 以下には、 一例 と し て、 有効ラ イ ン数が 1 0 8 0 ラ イ ンであ る ハイ ビジ ョ ン放 送用ディ ジタ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格〉 か ら 、 M P E G規格に従っ てマ ク ロ ブ 口 ッ ク を構成する 場合について、 図 2 8 お よ ぴ図 2 9 を用いて説明する。
図 2 8 お よび図 2 9 は、 ハイ ビジ ョ ン放送用ディ ジタ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格〉 か ら 、 M P E G規格に従っ て マ ク ロ ブロ ッ ク を構成する処理を説明する た めの図であ る 図 2 8 お よ び図 2 9 において 、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号は 、 1 9 2 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ン の輝度信号 ( Y ) と 、 9 6 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ンの 2 つ の色差信号 ( P b , P r
) と か ら な る ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 の信号 であ る。 こ れ ら輝度信号お よ び 2 つの色差信号では、 8 画 素 * 8 ラ イ ンが 1 ブロ ッ ク と な る。
最初、 図 2 8 に示すよ う に、 デ ィ ジタル ビデオ信号の有 効 ラ イ ン数を、 1 0 8 0 ラ イ ン力 ら 1 0 8 8 ラ イ ンへ と 拡 大す る。 すなわち、 輝度信号お よ び 2 つの色差信号 (の画 面底部) に、 それぞれ 8 ラ イ ン分 (つま り 、 輝度信号では 2 4 0 * 2 個, 2 つの色差信号では各 1 2 0 * 2 個) のダ ミ ーブロ ッ ク を付カ卩する。
次に、 図 2 9 に示す よ う に 、 有効 ラ イ ン数拡大後のディ ジタ ル ビデオ信号 (有効 ラ イ ン数 1 0 8 8 ラ イ ン) 力ゝ ら 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する。 すなわち 、 拡大後の輝度信号 力 ら 2 * 2 = 4 ブ ロ ッ ク をひ と ま と め に して取 り 出 し、 一 方、 拡大後の 2 つの色差信号か ら は、 それぞれ 1 * 2 = 2 ブロ ッ ク をひ と ま と めに して取 り 出 し、 取 り 出 した 8 ブ ロ ッ ク を 1 つ のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と する (図 中、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 0 」 ,, ) 。
こ の よ う に、 M P E G規格に従い、 デ ィ ジタ ル ビデオ信 号か らマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る 場合、 その信号の有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数でない と き に は、 1 6 の倍数 と な る よ う に有効 ラ イ ン数が拡大、 つ ま り 、 そ の信号に適当 な個数 の ダ ミ ープ ロ ッ ク が付カ卩 さ れ る。 こ れ ら ダ ミ ーブ ロ ッ ク が 、 信号の冗長度を増大 させる。
なお、 上記 と 同様の 問題点は、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号を 圧縮 して伝送媒体を通 じて伝送 し、 受信側で M P E G ス ト リ ーム を取 り 出せる よ う なデ ィ ジタ ル ビデオ信号伝送装置
において も 、 共通 して存在する。
つま り 、 ディ ジタ ル ビデオ信号を D V圧縮 して伝送 し、 受信側でそれを解凍 して M P E G で再び圧縮する場合、 複 雑な処理回路が必要で、 そ の う え画質の劣化も 大き い問題 が生 じ る。 一方、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号をは じ めか ら M P E G で圧縮 して伝送する場合、 有効ラ イ ン数に よ っ ては、 信号の冗長度が増大 して伝送媒体の帯域を無駄に消費する 問題が起 こ る。
それゆ え に、 本発明 の 目 的は、 その有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数 と は異な る デ ィ ジタ ル ビデオ信号を記録 · 再生する 際、 記録媒体の容量を無駄に消費する こ と な く 、 しかも 、 簡単な構成でかつ著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 再生側 におレヽて M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる よ う なディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置を提供する こ と であ る。
ま た、 本発明の他の 目 的は、 そ の有効 ラ イ ン数が 1 6 の 倍数 と は異な る ディ ジタ ル ビデオ信号を伝送す る 際、 伝送 媒体の帯域を無駄に消費する こ と な く 、 しかも 、 簡単な構 成でかつ著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 受信側において M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる よ う なデ ィ ジタ ル ビデオ 信号伝送装置を提供する こ と であ る。 発明の開示
本発明は、 上記の よ う な問題点 を解決す る た めに、 以下 に述べる よ う な特徴を有 してレヽ る。
本発明の第 1 の局面は、 そ の有効 ラ イ ン数の 1 6 の剰余 が 1 以上 8 以下であ る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号を記録する デ
ィ ジ タ ル ビデオ信号記録装置であ っ て 、
デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 を 、 M P E G規格 と は一部が異な る 規格に従 っ て圧縮す る 圧縮手段、 お よ び
圧縮手段 の 出力信号 を記録媒体 に記録す る 記録手段 を備 え、
圧縮手段は、
デ ィ ジ タ ル ビデオ信号の有効 ラ イ ン に最大 7 ラ イ ン の ダ ミ ー ラ イ ン を 追加 し て ラ イ ン数力 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と ラ イ ン数力 S 8 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と を構成す る マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段、 お よ び
ラ イ ン数力 s l 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し M P E G規格 に規定 さ れた フ ィ ール ド D C T (離散 コ サイ ン変換 ; 以下 同様) ま た は フ レ ー ム D C T を施 し 、 ラ イ ン数が 8 の マ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し て は M P E G規格に規定 さ れた フ レ ー ム D C T のみを行 う D C T手段を含んでい る。
上記第 1 の局面 (お よ び下記第 2 の局面) では、 圧縮時 、 有効 ラ イ ン数の 1 6 の剰余が 1 以上 8 以下で あ る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号に 、 有効 ラ イ ン数の 1 6 の剰余が 8 と な る よ う に 、 最大 7 ラ イ ン の ダ ミ ー ラ イ ン を追加 し て ( なお、 有効 ラ イ ン数の 1 6 の剰余が 8 、 例 え ば有効 ラ イ ン数が 1 0 8 0 の場合、 ダ ミ ー ラ イ ン は 1 ラ イ ン も 追加 さ れな い) ラ イ ン数力 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と ラ イ ン数力 8 の マ ク ロ ブ ロ ッ ク と を構成す る 。 そ し て 、 ラ イ ン数が 8 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し て は、 M P E G規格 に規定 さ れた フ レ ー ム D C T のみ を行 う 。 よ っ て 、 記録媒体に記録 さ れた信号 を再 生 し て M P E G ス ト リ ー ム に変換す る 際 に は、 ラ イ ン数が
8 の マ ク ロ ブ 口 ッ ク に 8 ラ イ ンのダ ミ ーブ ロ ッ ク を付加す る こ と に よ り 、 M P E G 規格に規定 さ れた ラ イ ン数拡大処 理を行っ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ プ ロ ッ ク に再構成 する こ と ができ る。
こ の よ う に してディ ジ タ ル ビデオ信号記録すれば、 8 ラ イ ンのダ ミ ープ ロ ッ ク を記録媒体に記録 し な く て済む (つ ま り 、 M P E G規格に規定 さ れた ラ イ ン数拡大処理を行つ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ ブ 口 ッ ク を記録する場合 と 比べ、 記録媒体の容量を 、 8 ラ イ ン の ダ ミ ーブ ロ ッ ク の分 、 節約でき る ) 。 ま た、 再生時、 ラ イ ン数が 8 の マ ク ロ ブ 口 ッ ク を、 いっ たんディ ジラ ル ビデオ信号に戻すこ と な く 、 そ こ に 8 ラ イ ンの ダ ミ ーブ ロ ッ ク を付加する だけで、 M P E G規格に規定 さ れた ラ イ ン数拡大処理を行っ て得 られ る も の と 同等のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に再構成でき る (つま り 、 ライ ン数力 S 8 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク をいつ たんデイ ジラル ビデ ォ信号に戻す手間が省け る 上、 画質劣化が少な く 済む) 。
従っ て、 記録媒体の容量を無駄に消費する こ と がな く 、 しか も 、 簡単な構成でかつ著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 再生側で M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる よ う にな る。
第 2 の局面は、 そ の有効ラ イ ン数の 1 6 の剰余が 1 以上 8 以下であ る デ ィ ジタ ル ビデオ信号を記録 して再生する デ イ ジタ ルビデオ信号記録再生装置であ っ て、
ディ ジタ ル ビデオ信号を、 M P E G規格 と は一部が異な る規格に従っ て圧縮する圧縮手段、
圧縮手段の出力信号を記録媒体に記録する記録手段、 記録媒体に記録 さ れた信号を再生す る 再生手段、 お よ び
再生手段 の 出力信号 を M P E G ス ト リ ー ム に変換す る 変 換手段 を備 え、
圧縮手段 は、
デ ィ ジ タ ル ビデオ信号の有効 ラ イ ン に最大 7 ラ イ ン の ダ ミ ー ラ イ ン を追カ卩 し て ラ イ ン数が 1 6 のマ ク 口 フ ロ ッ ク と ラ イ ン数力 s 8 のマ ク ロ プ ロ ッ ク と を構成す る マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段、 お よ び
ラ イ ン数力 s l 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し M P E G規格 に規定 さ れた フ ィ ー ル ド D C T (離散 コ サイ ン変換 ; 以下 同様) ま た は フ レ ー ム D C T を施 し 、 ラ イ ン数が 8 の マ ク ロ ブ 口 ッ ク に対 して は M P E G規格に規定 さ れた フ レ ー ム D C T のみ を行 う D C T手段を含み、
変換手段は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段が構成 し たマ ク ロ ブ 口 ッ ク を M P E G規格 に規定 さ れた有効 ラ イ ン数拡大 処理 を行 っ て得 ら れ る も の と 同等 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に再構 成す る マ ク ロ ブ 口 ッ ク 再構成手段 を含んでい る
第 3 の局面は、 第 2 の局面 において 、
有効 ラ イ ン数拡大処理は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る 際 、 そ の有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数 と は異な る デ イ ジ タ ル ビ デォ信号に 、 そ の有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数 と な る よ う に ダ ミ ーブ ロ ッ ク を付加す る 処理で あ り 、
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成手段 は、 マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成手段 が構成 し た マ ク ロ プ ロ ッ ク に 8 ラ イ ン の ダ ミ ー ブ ロ ッ ク を 付加す る こ と に よ っ て 、 ラ イ ン数拡大処理 を実行 し て得 ら れ る も の と 同等のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を再構成す る こ と を特徴 と し て レヽ る 。
第 4 の局面は、 第 2 の局面において、
圧縮手段は、
D C T 手段の出力信号を M P E G規格 と は一部が異な る規格に従っ て量子化お よ び可変長符号化する 符号化手段 、 お よ び
マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成手段が構成 したマ ク ロ ブ口 ッ ク の 符号量を、 N個 ( N は任意の 自 然数 ; 以下同様) の 当該マ ク ロ ブ 口 ッ ク が N個の 固定長シ ン ク ブ ロ ッ ク に過不足な ぐ 格納 さ れる よ う に制御する た めの量子化情報を生成する 符 号量制御手段を さ ら に含み、
記録手段は、 圧縮手段の出力信号を 、 記録媒体上に、 1 フ レ ー ム分の 当該出力信号が 当該記録媒体上の所定数の固 定長 シン ク プ ロ ッ ク に格納 さ れる よ う に して記録する こ と を特徴 と してレ、 る。
第 5 の局面は、 第 2 の局面において、
圧縮手段は、
D C T手段の 出力信号を M P E G規格に従っ て量子化 する 量子化手段、
量子化手段の出力信号を M P E G規格に従っ て可変長 符号化する 可変長符号化手段、 お よび
マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成手段が構成 したマ ク ロ ブ口 ッ ク の 符号量を、 N個 ( N は任意の 自 然数 ; 以下同様) の 当該マ ク ロ ブ 口 ッ ク が N個の固定長 シ ン ク ブ ロ ッ ク に過不足な く 格納 さ れる よ う に制御す る た めの量子化情報を生成する符 号量制御手段を さ ら に含み、
変換手段は、 可変長符号化手段の 出力信号を M P E G規
格に従 っ て 可変長複号化 し、 それに よ り 得 られる信号をマ ク ロ ブ 口 ッ ク 再構成手段へ向 けて 出力する 可変長復号化手 段を さ ら に含み、
符号量制御手段は、 量子化情報を、 D C T手段の出力信 号に基づいて生成 して 、 量子化手段に与え る こ と を特徴 と してレヽ る。
第 6 の局面は、 第 2 の局面において、
圧縮手段は、
D C T手段の出力信号を M P E G規格に従っ て量子化 する 量子化手段、
量子化手段の出力信号を D V規格に従っ て可変長符号 化する D V可変長符号化手段、 お よび
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段が構成 したマ ク ロ ブ ロ ッ ク の 符号量を、 N個 ( N は任意の 自 然数 ; 以下同様) の 当該マ ク ロ ブ 口 ッ ク カ N個の固定長 シ ン ク ブ ロ ッ ク に過不足な く 格納 さ れる よ う に制御す る た め の量子化情報を生成す る符 号量制御手段を さ ら に含み、
変換手段は、
D V可変長符号化手段の 出力信号を D V規格に従っ て 可変長復号化 し、 それに よ り 得 られる信号をマ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成手段へ向 けて 出力す る D V可変長復号化手段、 お よ ぴ
マ ク ロ プ ロ ッ ク 再構成手段の 出力信号を M P E G規格 に従っ て可変長符号化す る M P E G 可変長符号化手段を さ ら に含み、
符号量制御手段は、 量子化情報 を 、 D C T手段の 出力信
号に基づいて生成 して 、 量子化手段に与え る こ と を特徴 と してレヽる。
上記第 6 の局面では、 圧縮時、 D V可変長符号化を行い 、 変換時には、 レヽっ たん D V可変長複号化を行っ た後、 あ ら ためて M P E G可変長復号化を行っ ている。
第 7 の局面は、 第 6 の局面において、
圧縮手段は、 ディ ジタ ル ビデオ信号を、 有効 ラ イ ン数が 輝度, 色差共に 1 0 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ンプル数が輝 度 1 2 8 0 画素, 色差 6 4 0 画素 と な る よ う に フ ォ ーマ ツ ト 変換する ため の フ ィ ルタ 手段を さ ら に含み、
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段は、 フ ォ ーマ ツ ト 変換後のディ ジタ ル ビデォ信号か ら 、 有効ラ イ ン数拡大処理を行 う こ と な く 、 1 フ レ ー ム 当 た り 5 4 0 0 個のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構 成 し、
記録手段は、 圧縮手段の 出力信号を、 記録媒体に、 1 フ レ ー ム分の 当該出力信号が 当該記録媒体上の 5 4 0 0 個の 固定長シ ン ク ブ ロ ッ ク に格納 さ れる よ う に して記録する こ と を特徴 と してい る
上記第 7 の局面では、 ディ ジタ ル ビデオ信号の フ ォ ーマ ッ ト を上記の よ う に変換する こ と に よ っ て 、 記録手段 と し て 、 既存の D V記録回路を流用 でき る よ う に してい る。 そ の結果、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置の 開発 コ ス ト の削減が図れる。
第 8 の局面は、 第 7 の局面において、
記録手段は、
入力信号を 、 記録媒体に 、 フ レ ー ム分の 当 該入力
号が 当 該記録媒体上の 1 3 5 0 個の固定長 シ ン ク ブ ロ ッ ク に格納 さ れる よ う に して記録する 、 互いに並列的に設け ら れた 4 つの D V記録回路、 お よ び
圧縮手段の出力信号を、 4 つの D V記録回路へ と 均等 に分配出力する分配手段を含んでいる。
第 9 の局面は、 第 7 の局面において、
記録手段は、
入力信号を、 記録媒体に、 1 フ レー ム分の当該入力信 号が 当 該記録媒体上 の 2 7 0 0 個の固定長 シ ン ク ブ ロ ッ ク に格納 さ れる よ う に して記録する 、 互いに並列的に設け ら れた 2 つの D V記録回路、 お よび
圧縮手段の出力信号を、 2 つの D V記録回路へ と 均等 に分配出力する分配手段を含んでい る。
第 1 0 の局面は、 第 7 の局面において、
ディ ジタ ル ビデオ信号の フ ォ ーマ ツ ト は、 有効ラ イ ン数 が輝度, 色差共に 1 0 8 0 ラ イ ン 、 水平有効サ ンプル数が 輝度 1 9 2 0 画素, 色差 9 6 0 画素であ る こ と を特徴 と し てレ、 る 。
第 1 1 の局面は、 第 2 の局面において、
再生手段の出力信号を復号する 復号手段 を さ ら に備え、 復号手段は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段が構成 したマ ク ロ ブロ ^ ク か ら 、 ディ ジタ ル ビデオ信号 と 同等の信号を逆構 成する逆マ ク ロ ブ口 ッ ク 構成手段を含んでい る。
上記第 1 1 の局面では、 再生側 において 、 M P E G ス ト リ ーム だけでな く 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号を も 取 り 出せ る よ う にな る。
第 1 2 の局面は、 第 1 1 の局面において .
有効 ラ イ ン数拡大処理は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 際 、 そ の有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数 と は異な る ディ ジタ ル ビ デォ信号に、 そ の有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数 と な る よ う に ダ ミ 一ラ イ ンを付加する処理であ り 、
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成手段は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段 が構成 したマ ク ロ ブ ロ ッ ク に 8 ラ イ ン のダ ミ ーブ ロ ッ ク を 付加す る こ と に よ っ て 、 ラ イ ン数拡大処理を行っ て得 られ る も の と 同等のマ ク ロ ブ口 ッ ク を再構成 し
逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段 が構成 したマ ク ロ ブ ロ ッ ク 力 ら最大 7 ラ イ ンの ダ ミ ー ラ イ ンを除去する こ と に よ っ て、 デ ィ ジタ ル ビデォ信号 と 同等 の信号を逆構成する こ と を特徴 と している,
第 1 3 の局面は、 第 1 1 の局面において
圧縮手段は、
D C T手段の出力信号を M P E G規格に従っ て量子化 する 量子化手段、
量子化手段の出力信号を M P E G規格に従っ て可変長 符号化する 可変長符号化手段、 お よ び
マ ク ロ プ ロ ッ ク 構成手段が構成 し たマ ク C2 ブ ロ ッ ク の 符号量を、 N個 ( N は任意の 自 然数 ; 以下同様) の 当該マ ク ロ ブロ ッ ク 力 N個の 固定長 シン ク ブ ロ ッ ク に過不足な く 格納 さ れる よ う に制御する た め の量子化情報を生成す る 符 号量制御手段を さ ら に含み、
変換手段は、 再生手段の 出力信号を M P E G規格に従つ て可変長復号化 し、 それに よ り 得 られ る 信号をマ ク ロ ブ 口
ッ ク 再構成手段 と 復号手段 と へ向 けて 出力する 可変長復号 化手段を さ ら に含み、
復号手段は、
可変長復号手段の出力信号を M P E G規格に従っ て逆 量子化する 逆量子化手段、 およ び
逆量子化手段の 出力信号を M P E G規格に従っ て逆 D C T し、 それに よ り 得 られる信号を逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成 手段へ向 けて 出力する逆 D C T手段を さ ら に含み、
符号量制御手段は、 量子化情報を、 D C T手段の 出力信 号に基づいて生成 して、 量子化手段に与 え る こ と を特徴 と してレ、る。
第 1 4 の局面は、 第 1 1 の局面において、
圧縮手段は、
D C T手段の出力信号を M P E G規格に従っ て量子化 する量子化手段、
量子化手段の出力信号を D V規格に従っ て可変長符号 化する D V可変長符号化手段、 お よ び
マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成手段が構成 したマ ク ロ ブ 口 ッ ク の 符号量を 、 N個 ( N は任意の 自 然数 ; 以下同様) の 当該マ ク ロ ブ口 ッ ク が N個の固定長 シ ン ク ブ ロ ッ ク に過不足な く 格納 さ れる よ う に制御する た め の量子化情報を生成する符 号量制御手段を さ ら に含み、
変換手段は、
再生手段の 出力信号を D V規格に従っ て可変長復号化 し、 それに よ り 得 られる 信号をマ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成手段 と 復号手段 と へ向 けて出力す る D V可変長復号化手段、 お
よび
D V 可変長復号化手段の 出力信号を M P E G規格に従 つ て可変長符号化す る M P E G 可変長符号化手段を さ ら に 含み、
復号手段は、
D V可変長復号化手段の 出力信号を M P E G規格に従 つ て逆量子化する逆量子化手段、 お よび
逆量子化手段の 出力信号を M P E G規格に従っ て逆 D C T し、 それに よ り 得 られる 信号を逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成 手段へ向 けて出力する 逆 D C T手段を さ ら に含み、
符号量制御手段は、 量子化情報を、 D C T手段の 出力信 号に基づいて生成 して、 量子化手段に与え る こ と を特徴 と してレヽ る。
上記第 1 4 の局面では、 圧縮時、 D V可変長符号化を行 い、 変換時には、 い っ たん D V可変長複号化を行っ た後、 あ ら た めて M P E G可変長復号化を行っ ている。
第 1 5 の局面は、 第 1 4 の局面において、
圧縮手段は、 ディ ジ タ ル ビデオ信号を、 有効ラ イ ン数が 輝度, 色差共に 1 0 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ン プル数が輝 度 1 2 8 0 画素, 色差 6 4 0 画素 と な る よ う に フ ォ ーマ ツ ト 変換する ための第 1 の フ ィ ル タ 手段を さ ら に含み、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段は、 フ ォーマ ッ ト 変換後のデ ィ ジタ ル ビデオ信号か ら 、 有効 ラ イ ン数拡大処理を行 う こ と な く 、 1 フ レーム 当 た り 5 4 0 0 個のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構 成 し、
記録手段は、 圧縮手段の 出力信号を 、 記録媒体に 、 1 フ
レ ー ム分の 当該信号が 当該記録媒体上の 5 4 0 0 個の固定 長シ ン ク プ ロ ッ ク に格納 される よ う に して記録 し、
復号手段は、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段の出力信号を、 ディ ジタ ル ビデオ信号のそれ と 同等の フ ォ ーマ ツ ト と な る よ う に フ ォ ーマ ツ ト 変換する ため の第 2 の フ ィ ル タ 手段を さ ら に含んでいる。
上記第 1 5 の局面では、 ディ ジタ ル ビデオ信号の フ ォ ー マ ッ ト を上記の よ う に変換する こ と に よ っ て、 記録手段 と して 、 既存の D V記録回路を流用 でき る よ う に してい る。 その結果、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置の開発 コ ス ト の削減が図れる。
第 1 6 の局面は、 第 1 5 の局面にぉ レヽて、
記録手段は、
入力信号を、 記録媒体に、 1 フ レ ー ム分の 当該入力信 号が当該記録媒体上 の 1 3 5 0 個 の固定長シ ン ク ブ ロ ッ ク に格納 さ れる よ う に して記録する 、 互いに並列的に設け ら れた 4 つ の D V記録回路、 お よ び
圧縮手段の出力信号を、 4 つの D V記録回路へ と 均等 に分配出力する分配手段を含んでい る。
第 1 7 の局面は、 第 1 5 の局面において、
記録手段は、
入力信号を、 記録媒体に、 1 フ レ ー ム分の 当該入力信 号が 当該記録媒体上の 2 7 0 0 個 の固定長 シン ク ブ ロ ッ ク に格納 さ れる よ う に して記録す る 、 互いに並列的に設 け ら れた 2 つの D V記録回路、 お よ び
圧縮手段の出力信号を 、 2 つの D V記録回路へ と 均等
に分配 出力す る 分配手段 を含んでい る 。
第 1 8 の局面 は、 第 1 5 の局面 にお いて 、 デ ィ ジ タ ル ビ デォ信号の フ ォ ー マ ッ ト は、 有効 ラ イ ン数が輝度, 色差共 に 1 0 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ン プル数が輝度 1 9 2 0 画 素, 色差 9 6 0 画素であ る こ と を特徴 と して レヽ る 。
第 1 9 の局面 は、 そ の有効 ラ イ ン数の 1 6 の剰余 が 1 以 上 8 以 下で あ る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 を伝送す る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号伝送装置であ っ て、
デ ィ ジタ ル ビデオ信号を 、 M P E G と は一部が異 な る 規 格に従 っ て圧縮する 圧縮手段、
圧縮手段 の 出力信号 を 、 伝送媒体を通 じて 、 1 フ レ ー ム 分の 当 該出力信号が 当 該伝送媒体上の所定数の 固定長パケ ッ ト に格納 さ れ る よ う に して伝送する 伝送手段、 お よ び 伝送媒体 を通 じて伝送 さ れた信号を M P E G ス ト リ ー ム に変換する 変換手段を備 え、
圧縮手段は、
デ ィ ジ タ ル ビデオ信号の有効 ラ イ ンに最大 7 ラ イ ンの ダ ミ ー ラ イ ン を 追加 し て ラ イ ン数が 1 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と ラ イ ン数力 s 8 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と を構成す る マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成手段、 お よ び
ラ イ ン数力 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し M P E G 規格 に規定 さ れた フ ィ ー ル ド D C T (離散 コ サ イ ン変換 ; 以下 同様) ま た は フ レー ム D C T を施 し 、 ラ イ ン数力 8 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し て は M P E G 規格に規定 さ れた フ レ ー ム D C T のみ を行 う D C T 手段 を含み、
変換手段 は 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成手段が構成 し た マ ク ロ
ブ ロ ッ ク を 、 ラ イ ン数拡大処理を行っ て得 られる も の と 同 等のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に再構成する マ ク ロ ブ 口 ッ ク 再構成手 段を含んでいる。 図面の簡単な説明
図 1 は、 本発明 の第 1 の実施形態に係る ディ ジタ ル ビデ ォ信号記録再生装置の全体構成を示すブロ ッ ク 図であ る ( 第 2 の実施形態に も援用 さ れている) 。
図 2 は、 図 1 (第 1 の実施形態) の圧縮回路 1 0 の構成 を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 3 は、 図 1 (第 1 の実施形態) の変換回路 1 4 の構成 を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 4 は、 図 2 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 が、 入力 さ れる デ ィ ジタ ル ビデオ信号 (ハ イ ビジ ョ ン 放送用 〈ス タ ジオ規格〉 ) カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 処理を説明する ための図であ る。
図 5 ( A ) , ( B ) は、 図 1 の圧縮回路 1 0 において 、 下部 8 ラ イ ン のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 して フ ィ ー ノレ ド D C T が選択 さ れた と 仮定 した と き 、 変換回路 1 4 では、 それ ら のマ ク ロ ブ 口 ッ ク をい つ たんディ ジタ ル ビデオ信号に戻 し た後でな ければ、 M P E G マ ク ロ ブ口 ッ ク への変換が行え ない理由 を説明する た めの図であ る。
図 6 は、 図 1 (第 2 の実施形態) の圧縮回路 1 0 の構成 を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 7 は、 図 1 (第 2 の実施形態) の変換回路 1 4 の構成 を示すブロ ッ ク 図であ る。
図 8 は、 本発明 の第 3 の実施形態に係 る デ ィ ジタ ル ビデ ォ信号記録再生装置の全体構成を示すブ ロ ッ ク 図であ る ( 第 4 お よ び第 5 の実施形態に も援用 されている) 。
図 9 は、 図 8 (第 3 の実施形態) の変換回路 7 1 の構成 を示すブロ ッ ク 図であ る。
図 1 0 は、 図 8 (第 3 の実施形態) の復号回路 7 0 の構 成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 1 は、 図 8 (第 4 の実施形態) の変換回路 1 4 の構 成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 2 は、 図 8 (第 5 の実施形態) の圧縮回路 1 0 の構 成を示すブロ ッ ク 図であ る。
図 1 3 は、 図 8 (第 5 の実施形態) の復号回路 7 0 の構 成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 4 は、 図 1 2 のマ ク ロ ブロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 が 、 フ ィ ル タ 回路 1 0 0 の出力信号 (新 H D フ ォ 一マ ッ ト ) か ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 処理を説明する ための図であ る。
図 1 5 は、 図 8 (第 5 の実施形態) の記録回路 1 1 の構 成の一例を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 6 は、 図 8 (第 5 の実施形態) の再生回路 1 3 の構 成の一例を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 7 は、 図 8 (第 5 の実施形態) の記録回路 1 1 の構 成の別の一例を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 8 は、 図 8 (第 5 の実施形態) の再生回路 1 3 の構 成の別の一例を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 9 は、 D V規格 く H D〉 に準拠 した従来のデ ィ ジ タ
ル ビデオ信号記録再生装置 (従来の D V — V C R ( H D ) ) の全体構成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 2 0 は、 図 1 9 の圧縮回路 1 7 0 の構成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 2 1 は、 図 Ί 9 の復号回路 1 7 4 の構成を示すブロ ッ ク 図であ る。
図 2 2 は、 図 2 0 のマ ク ロ ブロ ッ ク 構成回路 ( D V ) 1 8 1 が、 フ ィ ノレタ 回路 1 8 0 の出力信号、 すなわちデイ ジ タ ル ビデオ信号 ( H D フ ォ ーマ ツ ト ) 力 ら 、 マ ク ロ ブロ ッ ク を構成する 処理を説明する ための図であ る。
図 2 3 は、 図 2 0 の シ ャ フ リ ン グ回路 1 8 2 の入出力 の 一例を示す図であ る。
図 2 4 は、 図 1 9 の記録回路 1 7 0 の動作を説明する た めの図であ る。
図 2 5 は、 D V規格 く S D 〉 に準拠 した別の従来のデ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 (従来の D V — V C R < S D ) ) に設 け られる マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (図示せず) が、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 ( S D フ ォ ーマ ッ ト ) か ら マ ウ ロ ブ口 ッ ク を構成する 処理を説明する ための図であ る。
図 2 6 は、 図 1 9 の D V — V C R と 既存の M P E Gェ ン コ ー ダ と を用 レヽた、 再生側で M P E G ス ト リ ーム を取 り 出 す こ と ができ る デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 (従来 のディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置) の全体構成 を示す ブロ ッ ク 図であ る。
図 2 7 は、 図 2 6 の圧縮回路 1 7 0 ( M P E G ェ ン コ一 ダ側の も の) の構成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 2 8 は、 ハイ ビジ ョ ン放送用ディ ジタ ル ビデオ信号 く ス タ ジオ規格〉 力ゝ ら 、 M P E G規格に従っ てマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る 処理 (有効 ラ イ ン数を拡大す る処理) を説明 する た めの図であ る。
図 2 9 は、 ハイ ビジ ョ ン放送用ディ ジタ ル ビデオ信号 〈 ス タ ジオ規格〉 力ゝ ら 、 M P E G規格に従っ てマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 処理 (図 2 8 の有効 ラ イ ン数拡大後の信号か ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 処理) を説明する ための図で あ る。 発明 を実施する た め の最良の形態
以下、 本発明 の実施の形態について 、 図面を参照 しなが ら説明する。
(第 1 の実施形態)
図 1 は、 本発明 の第 1 の実施形態に係 る ディ ジタ ル ビデ ォ信号記録再生装置の全体構成を示すプ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 において 、 本発明 の第 1 の実施形態に係 る デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 (以下、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号 記録再生装置) は、 圧縮回路 1 0 と 、 記録回路 1 1 と 、 記 録媒体 1 2 と 、 再生回路 1 3 と 、 変換回路 1 4 と を備えて いる。
こ こ で、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置に入力 さ れ る ディ ジタ ル ビデオ信号は、 ノ、イ ビジ ョ ン放送用 〈ス タ ジ ォ規格〉 の も の と する。 そ の画像フ ォ ーマ ッ ト は、 有効 ラ イ ン数が輝度, 色差共に 1 0 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ンプ ル数が輝度 1 9 2 0 画素, 色差 9 6 0 画素 ( 4 : 2 : 2 )
であ る。 ま た、 記録媒体 1 2 は、 磁気テープであ る。
図 2 は、 図 1 の圧縮回路 1 0 の構成を示すブ ロ ッ ク 図で あ る。
図 2 において、 圧縮回路 1 0 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回 路 (準 M P E G ) 2 0 と 、 シャ フ リ ン グ回路 2 1 と 、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 と 、 量子化回路 ( M P E G ) 2 3 と 、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 と 、 可変長符 号化回路 ( M P E G ) 2 5 と 、 D C T モー ド決定回路 2 6 と 、 符号量制御回路 2 7 と を含む。
こ こ で " ( M P E G ) " は、 M P E G規格に従っ て動作 する 回路であ る こ と を示 し、 一方、 " (準 M P E G ) " は 、 一部処理 (後述) を除 き M P E G規格に従っ て動作する 回路であ る こ と を示 してい る (以下同様) 。
なお、 こ こ でい う M P E G規格は、 " M P E G 2 " 規格 であ り 、 使用する画像は、 動き 補償を用 レヽないイ ン ト ラ ピ ク チ ャ ( I ピ ク チ ャ ) の み と し 、 画像フ ォ ーマ ッ ト に は ( 4 : 2 : 2 ) を用レヽる (以下同様) 。
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 入力 さ れる デ ィ ジタ ル ビデオ信号 (ハイ ビジ ョ ン放送用 〈ス タ ジ ォ規格〉 ) 力 ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 。 シ ャ フ リ ン グ 回路 2 1 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 の出力信号を シ ャ フ リ ン グす る。 D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 は、 シャ フ リ ン グ回路 2 1 の出力信号を D C T (離散 コ サイ ン変換) する。 量子化回路 ( M P E G ) 2 3 は、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 の 出力信号を量子化する。 ジ グ ザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 は、 量子化回路 ( M P
E G ) 2 3 の出力信号を ジグザグス キ ャ ンする。 可変長符 号化回路 ( M P E G ) 2 5 は、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 の出力信号を可変長符号化する。
D C T モ ー ド決定回路 2 6 は、 D C T と して フ レー ム D C T を行 う か、 フ ィ ール ド D C T を行 う かを決定する。 符 号量制御回路 2 7 は、 量子化回路 ( M P E G ) 2 3 か ら 出 力 さ れる 符号量を制御する。
再び図 1 において 、 記録回路 1 1 は、 圧縮回路 1 0 の 出 力信号を磁気テープに記録す る。 そ の際、 記録回路 1 1 は 、 1 フ レー ム を予め決め られた大き さ の領域 ( こ こ では 6 0 ト ラ ッ ク ) に書き 込む。
再生回路 1 3 は、 磁気テープに記録 さ れたデ ィ ジタ ル ビ デォ信号を再生する。
図 3 は、 図 1 の変換回路 1 4 の構成を示すブ ロ ッ ク 図で あ る。
図 3 において、 変換回路 1 4 は、 可変長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 と 、 デシャ フ リ ン グ回路 3 1 と 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成回路 3 2 と 、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 3 3 と 、 M P E G シ ン タ ク ス 回路 3 4 と を含む。
可変長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 は、 再生回路 1 3 の 出力信号を可変長復号化する。 デシャ フ リ ン グ回路 3 1 は 、 可変長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 の出力信号をデシャ フ リ ングする。 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成回路 3 2 は、 デシャ フ リ ン グ回路 3 1 の 出力信号か ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を再構成 する。 可変長符号化回路 ( M P E G ) 3 3 は、 マ ク ロ プ ロ ッ ク 再構成回路 3 2 の 出力信号を 可変長符号化する 。 M P
E G シ ン タ ク ス 回路 3 4 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成回路 3 3 の 出力信号を、 M P E G シ ン タ ク ス に準拠 したス ト リ ー ム に変換する。
以下には、 上記の よ う に構成 さ れたデ ィ ジタ ル ビデオ信 号記録再生装置の動作について説明する。
図 1 において、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号は、 圧縮回路 1 0 へ と 入力 さ れる。
図 2 において、 圧縮回路 1 0 では、 最初、 マ ク ロ ブロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 入力 さ れる ディ ジタ ル ビデオ信号カゝ らマ ク ロ ブ 口 ッ ク を構成する。
こ こ で、 上記のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 の動作について、 図 4 を用 いて説明する。
図 4 は、 図 2 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 が、 入力 さ れる ディ ジタ ル ビデオ信号 (ハイ ビジ ョ ン 放送用 〈ス タ ジオ規格〉 ) カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 処理を説明する た め の図であ る。
図 4 におレ、て、 デ ィ ジタ ル ビデォ信号 (ハイ ビジ ョ ン放 送用 〈ス タ ジオ規格〉 ) は、 1 9 6 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ンの輝度信号 ( Y ) と 、 9 6 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ンの 2 つの色差信号 ( P b , P r ) と 力 ら な る。
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 最初、 輝度信号お よ ぴ色差信号をそれそれ、 上部 1 0 7 2 ラ イ ン と 下部 8 ラ イ ン と に分け る。
次に、 輝度信号お よ び色差信号の上部 1 0 7 2 ラ イ ンに 対 して、 次の よ う な処理を実行する。 すなわち 、 輝度信号 力 ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と して 、 2 * 2 = 4
ブ ロ ッ ク を ひ と ま と め に し て取 り 出 し 、 一方、 2 つ の色差 信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と して 、 それぞ れ 1 ブ ロ ッ ク を取 り 出 し 、 取 り 出 し た 8 ブ ロ ッ ク を 1 つ の マ ク ロ ブ ロ ッ ク と す る (図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 0 」 " ) 。 なお 、 こ の処理は 、 図 2 7 の マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 ( P E G ) 2 5 0 が有効 ラ イ ン数拡大後 に行 う マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成処理 (図 2 9 参照) と 同様の も の であ る。
次 に 、 輝度信号お よ び色差信号の下部 8 ラ イ ン に対 して 、 次 の よ う な処理を 実行す る 。 すな わ ち 、 輝度信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 4 * 1 = 4 ブ ロ ッ ク を ひ と ま と め に し て 取 り 出 し 、 一方、 2 つ の色差信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 それぞれ 2 ブ ロ ッ ク を取 り 出 し、 取 り 出 し た 8 ブ ロ ッ ク を 1 つ のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と する (図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 N J " ) 。
従 っ て 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は 、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規 格〉 力 ら 、 1 フ レー ム にっ き 8 1 0 0 個 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る こ と に な る 。
再ぴ図 2 におい て 、 次 に 、 シ ャ フ リ ン グ回路 2 1 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 の 出力信号を シ ャ フ リ ン グす る (図 2 3 参照) 。
次 に 、 D C T モー ド決定回路 2 6 は、 シ ャ フ リ ン グ回路 2 1 の 出力信号 を参照 し て 、 D C T と し て フ レ ー ム D C T を 行 う 力 、 フ ィ ール ド D C T を行 う 力 を マ ク ロ ブ ロ ッ ク 毎 に決定 し 、 結果 ( D C T モ ー ド情報) を D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 に通知す る 。 決定 に 際 し 、 上部 1 0 7 2 ラ イ ン
に含まれる マ ク ロ ブ 口 ッ ク に対 して はフ ィ ー ル ド D C T ま た はフ レーム D C T の レ、ずれかに決定する。 下部 8 ラ イ ン に含まれる マ ク ロ ブ 口 ッ ク に対 して はフ レ ー ム D C T に決 定する。 通知に応 じて 、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 は、 シャ フ リ ン グ回路 2 1 の出力信号を フ レーム D C T ま たは フ ィ ー ル ド D C Tする (具体的には、 出力信号の上部 1 0 7 2 ラ イ ンに含ま れる マ ク ロ ブロ ッ ク に対 して はフ レーム D C T ま たはフ ィ ール ド D C T を施 し、 下部 8 ラ イ ンに含 まれる マ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 してはフ レ ー ム D C T だけ を行 Ό ) o
次に、 符号量制御回路 2 7 は、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 の出力信号に基づいて、 量子化回路 ( M P E G ) 2 3 か ら 出力 さ れる であ ろ う 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 当 た り の符号量 を見積も り 、 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 力 S 5 シン ク ブロ ッ ク に納ま る よ う に符号量を制御する (すなわ ち 、 符号量制御のた め の量子化情報を量子化回路 ( M P E G ) 2 3 に与え る ) 。 なお、 こ こ では一例 と して、 5 マ ク ロ ブロ ッ ク 力 5 シンク プ ロ ッ ク に納ま る よ う に符号量を制御する と したが 、 それ に限 らず、 Nマ ク ロ ブ ロ ッ ク 力 s N シンク ブ ロ ッ ク ( Nは任 意の 自 然数) に納ま る よ う に符号量を制御 して も よ い。 応 じて、 量子化回路 ( M P E G ) 2 3 は、 D C T 回路 ( M P E G ) 2 2 の出力信号を量子化する。
こ こ で 、 上記の符号量制御処理について説明する。 符号 量制御回路 2 7 は、 例 え ば 1 6 通 り の量子化情報を持ち 、 最初、 各量子化情報に基づい て 5 マ ク ロ ブ 口 ッ ク を量子化 した場合の総符号量を試算す る。 次に、 試算 して得 られた
1 6 個の総符号量をそれぞれ、 5 シ ン ク ブ ロ ッ ク 相 当 の符 号量 と 比較する こ と に よ っ て、 1 6 通 り の量子化情報の 中 か ら 、 最適 な量子化情報 (つま り 、 それに基づいて 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を量子化 した場合の総符号量が、 5 シン ク ブ ロ ッ ク 分に相 当す る符号量を超えない範囲で最大であ る よ う な量子化情報) を選択 し、 それを量子化回路 ( M P E G ) 2 3 に与え る。
次に、 ジ グザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 は、 量子 化回路 ( M P E G ) 2 3 の出力信号を ジグザグス キ ャ ンす る。 次に、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 は、 ジグザ グス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 の出力信号を可変長符号 化する。
D C Tモ ー ド決定回路 2 6 が 出力する D C T モ ー ド情報 、 お よ び符号量制御回路 2 7 が 出力する 量子化情報は、 可 変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 が 出力する 可変長符号 と 共に、 記録回路 1 1 へ と 与え られる 。 なお、 D C T モー ド 情報お よび量子化情報は、 固定長であ る。
図 1 において、 記録回路 1 1 は、 圧縮回路 1 0 の 出力信 号 (可変長符号、 D C T モー ド情報お よ び量子化情報) を 磁気テープに記録する。 その際、 記録回路 1 1 は、 1 フ レ ーム分の信号 ( 8 1 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を、 予め決め ら れた大き さ の領域 ( こ こ では 6 0 ト ラ ッ ク = 8 1 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む。 そ の動作は、 記録速度が異な る 点を除き 、 図 1 9 の記録回路 1 7 1 の動作 と 同様で あ る ( 図 2 4 参照) 。
すなわち 、 図 2 4 において 、 記録回路 1 1 へは、 5 マ ク
ロ ブ ロ ッ ク ( 1 マ ク ロ ブ ロ ッ ク = 8 ブ ロ ッ ク ) を単位 と し て、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 が 出力する 可変長 符号 ( 8 ブ ロ ッ ク 分) と 、 D C Tモー ド決定回路 2 6 が出 力する D C Tモー ド情報 と 、 符号量制御回路 2 7 が 出力す る 量子化情報 と が与え られる。
記録回路 1 1 は、 これ ら 可変長符号、 D C T モー ド情報 お よ び量子化情報を 、 磁気テープに、 5 シ ン ク ブロ ッ ク に つき 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を格納する よ う に して記録する (詳 細は従来の技術の項 目 を参照) 。 なお、 こ こ では一例 と し て、 5 シ ン ク ブ ロ ッ ク 〖こっ き 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を格納する よ う に して記録する と したが 、 それに限 らず、 N シ ンク ブ ロ ッ ク につ き Nマ ク ロ ブ ロ ッ ク ( N は任意の 自 然数) を格 納する よ う に して記録 して も よ い。
再び図 1 において、 次に、 再生回路 1 3 は、 磁気テープ に記録 さ れたディ ジタ ル ビデオ信号を再生する。 再生回路 1 3 の出力信号 (可変長符号、 D C T モー ド情報お よび量 子化情報) は、 変換回路 1 4 へ と 入力 さ れる。
図 3 において、 変換回路 1 4 では、 最初、 可変長復号化 回路 ( M P E G ) 3 0 は、 再生回路 1 3 の出力信号 (可変 長符号) を可変長復号 して 、 各ブ ロ ッ ク の信号長が一定で あ る よ う な信号 (固定長符号) を 出力する 。 デシャ フ リ ン グ回路 3 1 は、 可変長複号化回路 ( M P E G ) 3 0 の出力 信号 (固定長符号) をデシャ フ リ ン グする。
次に、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成回路 3 2 は、 デシ ャ フ リ ン グ回路 3 1 の 出力信号カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を再構成する。 すなわち、 図 4 に示 さ れる よ う なマ ク ロ ブ ロ ッ ク (準 M P
CT/JP00/02252
E G マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 、 図 2 9 に示 さ れ る よ う なマ ク ロ ブ ロ ッ ク ( M P E G マ ク ロ ブ ロ ッ ク ; ダ ミ ーブ ロ ッ ク を含 む) に変換す る 。
上記の 準 M P E G マ ク ロ ブ ロ ッ ク カゝ ら M P E Gマ ク ロ ブ ロ ッ ク への変換は、 圧縮回路 1 0 において 、 下部 8 ラ イ ン のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に対 して は フ レー ム D C T のみが選択 さ れて い る の で、 図 2 8 に示す よ う に有効 ラ イ ン数を 8 ラ イ ン拡大 (すなわ ち 8 ラ イ ン の ダ ミ ー ブ ロ ッ ク を付加) す る こ と に よ り 行え る。
な お、 も し圧縮回路 1 0 に おいて 、 下部 8 ラ イ ン のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に対 し て フ ィ ー ル ド D C T が選択 さ れて い る と す る と 、 変換回路 1 4 では 、 それ ら の マ ク ロ ブ ロ ッ ク を い つ た んデ ィ ジ タ ル ビデォ信号 に戻 し た後で な ければ、 M P E G マ ク ロ ブ ロ ッ ク への変 ¾が行 え な レヽ。 そ の理由 を 、 図 5 ( A ) , ( B ) を用 いて 以下 に説明する 。
下部 8 ラ イ ンのマ ク ロ ブ ロ ッ ク に対 し て フ ィ ー ル ド D C T が選択 さ れた場合、 図 5 ( A ) に示す よ う に 、 D C T後 の 1 つの ブ ロ ッ ク 内 に は 、 D C T 前の 2 つ のブ ロ ッ ク のデ ー タ が混在す る (例 え ば " A " + " B " ) こ と に な る。 一 方、 M P E G規格に よ れば、 図 5 ( B ) に示す よ う に 、 下 都 8. ラ イ ン のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に 8 ラ イ ン の ダ ミ ーブ ロ ッ ク を付加 し て D C Tす る の で 、 D C T 後 の 1 つの ブ ロ ッ ク 内 に は、 D C T前の 1 つ の ブ ロ ッ ク デー タ と ダ ミ ーブ ロ ッ ク のデー タ と が混在す る (例 え ば " A " + " ダ ミ ー " ) こ と に な る 。
D C T前の 2 つ の ブ ロ ッ ク のデー タ が混在す る ブ ロ ッ ク
(例 え ば " A " + " B " ) を、 D C T前の 1 つのブ ロ ッ ク デー タ と ダ ミ ーブ ロ ッ ク のデー タ と が混在する ブ ロ ッ ク ( 例 えば " A " + " ダ ミ ー " ) に変換する に は、 混在 した 2 つ のブ ロ ッ ク のデー タ を互いに分離 (例 えば " A " + " B " を " A " と " B " と に分離) しなければな ら ないが、 こ れは、 混在 した 2 つのブ ロ ッ ク のデー タ (例えば " A " + " B " ) をいつ たんディ ジタ ル ビデォ信号に戻 した後でな ければ行えない。
次に、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 3 3 は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成回路 3 2 の出力信号を可変長符号化する。 M P E G シ ン タ ク ス 回路 3 4 は、 再生回路 1 3 の 出力信号 ( D C T モー ド情報お よ び量子化情報) に基づいて 、 可変長 符号化回路 ( M P E G ) 3 3 の 出力信号を、 M P E G規格 で決め られた シ ン タ ク ス に従 う ス ト リ ー ム ( M P E G ス ト リ ー ム ) に変換する 。
こ う して、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置か ら は、 M P E G ス ト リ ームが出力 さ れる。
こ の よ う に、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置では、 ハイ ビジ ョ ン放送用 デ ィ ジタ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格 > を記録す る 際、 記録回路 1 1 は、 1 フ レ ー ム分の信号を 8 1 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク に書き 込むよ う な記録処理を行 う 圧縮回路 1 0 は、 一部処理を除き M P E G ( 4 : 2 : 2 ) で圧縮を行 う 。 そ の際、 記録回路 1 1 の記録処理に合わ せて 、 圧縮回路 1 0 では、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 M P E G と 異な り 有効 ラ イ ン数 を拡大す
る こ と な く (すなわち ダ ミ ーブ ロ ッ ク を付加する こ と な く
) 、 1 フ レ ー ム 当 た り 8 1 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 し、 符号量制御回路 2 7 は、 5 つのマ ク ロ ブ ロ ッ ク が 5 つのシ ンク ブ ロ ッ ク (固定長) に過不足な く 格納 さ れる よ う に符 号量制御 を行 う 。 一方、 変換回路 1 4 では、 マ ク ロ ブロ ッ ク 再構成回路 3 2 は、 それ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を、 ラ イ ン数 拡大処理を行っ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ ブロ ッ ク に 再構成す る ので、 再生信号を復号する こ と な く M P E G ス ト リ ーム に変換す る こ と ができ 、 その結果、 著 しい画質劣 化を伴 う こ と な く 、 再生側において M P E G ス ト リ ーム を 取 り 出せ る よ う に な る。 ま た、 ダ ミ ーブ ロ ッ ク を記録 して 記録媒体 1 2 の容量を無駄に消費する こ と も な く なる。
なお、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 図 4 に示すよ う に してマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 したが、 ハイ ビジ ョ ン放送用デ ィ ジタ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格〉 か ら 、 そ の有効 ラ イ ン数を拡大する こ と な く (すなわちダ ミ 一ブ ロ ッ ク を付加する こ と な く ) 、 1 フ レ ー ム 当 た り 8 1 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成でき れば、 どの よ う に構成 して ち ょ レヽ。
ま た、 ディ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置では、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用ディ ジタ ル ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格〉 を記 録 し たが、 それに限 ら ず、 有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数では ない よ う な他のデ ィ ジタ ル ビデオ信号を記録する こ と も で き る 。 (後に説明する 第 2 〜第 4 の実施形態で も 同様であ る) 。
すなわ ち 、 上記他のデ ィ ジ タ ル ビデオ信号を記録する 場
合、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置では、 記録回路 1 1 は、 1 フ レ 一 ム分の上記他のディ ジタル ビデオ信号を、 その信号に 関 して予め決め られた数 (以下、 所定数) の固 定長 シン ク ブロ ッ ク に書き 込む記録処理を行 う 。 こ の記録 処理に合わせて 、 圧縮回路 1 0 では、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成 回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 上記他のディ ジタ ル ビデオ信 号力ゝ ら 、 そ の信号に対 して M P E G と 異な り ダ ミ ーブロ ッ ク を付加する こ と な く 、 1 フ レ ー ム 当 た り 上記所定数 と 等 しい数のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 し、 符号量制御回路 2 7 は 、 5 つのマ ク ロ ブ ロ ッ ク カ 5 つの 固定長シ ンク ブ ロ ッ ク に 過不足な く 格納 さ れる よ う に符号量制御を行 う 。
—方、 変換回路 1 4 では、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 再構成回路 3 2 は、 それ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を、 ラ イ ン数拡大処理を行つ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に再構成する ので 、 再生信号を復号す る こ と な く M P E G ス ト リ ーム に変換 する こ と ができ 、 そ の結果、 著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 再生側において M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる よ う にな る。 ま た、 ダ ミ ーブ ロ ッ ク を記録 して記録媒体 1 2 の 容量を無駄に消費する こ と も な く な る。
こ こ で、 上記他のディ ジタ ル ビデオ信号の フ ォ ーマ ツ ト について は、 M P E G で許 さ れた ( 4 : 4 : 4 ) , ( 4 : 2 : 2 ) お よ び ( 4 : 2 : 0 ) のいずれかでな ければな ら ない。 ただ し、 圧縮回路 1 0 において 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構 成回路 2 0 の前に、 そ の フ ォ ーマ ッ ト が M P E G で許 さ れ た画像フ ォーマ ツ ト と な る よ う に 、 上記他のデ ィ ジ タル ビ デォ信号を フ ォ ーマ ツ ト 変換する た めの フ ィ ルタ 回路 (図
示せず) を さ ら に設 ければ、 上記他のディ ジタ ル ビデオ信 号の フ ォ ーマ ッ ト が必ず し も M P E G で許 さ れた も のであ る必要はな く な る。
ま た、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置では、 記録媒 体 1 2 は、 磁気テープであ る と したが、 それに限 らず、 光 ディ ス ク , 磁気ディ ス ク 等であっ て も よ レ、 (後 に説明する 第 2 〜第 4 の実施形態でも 同様であ る ) 。
以上の よ う に、 本実施形態に よれば、 圧縮時、 有効 ラ イ ン数が 1 0 8 0 のデ ィ ジタ ル ビデオ信号力ゝ ら、 その信号を M P E G規格に適合 させる た めの有効 ラ イ ン数拡大処理を 行 う こ と な く 、 ラ イ ン数力 1 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク と ラ イ ン 数力 S 8 のマ ク ロ ブロ ッ ク と を ( こ れ ら 2 種類のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 合計で) 、 1 フ レ ー ム 当 た り 、 1 フ レ ー ム分の信号を 記録する た めの シン ク ブ ロ ッ ク の数 (定数) と 等 しい数だ け構成する。 そ して、 上部 1 0 7 2 ラ イ ンに含まれる マ ク ロ ブ ロ ッ ク (すなわ ち ラ イ ン数が 1 6 のマ ク ロ ブロ ッ ク ; 例 えば図 4 のマ ク ロ ブロ ッ ク 「 0 」 ) に対 し M P E G規格 に規定 さ れた フ ィ ー ル ド Zフ レ ー ム D C T を施 し、 下部 8 ラ イ ンに含ま れる マ ク ロ ブ ロ ッ ク (すなわち ラ イ ン数が 8 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク ; 例えば図 4 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 N」 ) に対 して は M P E G に規定 さ れた フ レ ー ム D C T のみを行 い、 さ ら に、 N個 ( N は任意の 自 然数) のマ ク ロ ブ ロ ッ ク が N個の固定長 シ ン ク ブ ロ ッ ク に過不足な く 格納 さ れる よ う に符号量制御を行 う 。 一方、 変換時、 上記のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を、 M P E G規格に規定 さ れた ラ イ ン数拡大処理を行 つ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ ブ ロ ッ ク に再構成す る 。
こ こ で重要なの は、 圧縮時に ラ イ ン数が 8 のマ ク ロ プ ロ ッ ク に対 して は M P E G規格に規定 さ れた フ レーム D C T のみを行っ てい る ので、 変換時には、 ラ イ ン数力 8 のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に 8 ラ イ ンのダ ミ ーブ ロ ッ ク を付加する だけで 、 M P E G規格に規定 さ れた ラ イ ン数拡大処理を行っ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に再構成する こ と がで き る 点であ る ( も し圧縮時、 ラ イ ン数が 8 のマ ク ロ ブロ ッ ク に対 し M P E G規格に規定 さ れた フ ィ ール ドノ フ レーム D C T を施 した と す る と 、 変換時には、 それ ら のマ ク ロ ブ 口 ッ ク いっ たんデジタ ル ビデオ信号に戻 した後でな ければ 、 M P E G規格に規定 さ れた ラ イ ン数拡大処理を行っ て得 られる も の と 同等のマ ク ロ ブ 口 ッ ク に再構成する こ と がで き ない) 。
従っ て、 再生信号を復号する こ と な く M P E G ス ト リ ー ム に変換する こ と が で き 、 そ の結果、 著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 再生側 において M P E G ス ト リ ーム を取 り 出 せる よ う に な る。 ま た、 ダ ミ ーブ ロ ッ ク を記録 して記録媒 体の容量を無駄に消費する こ と も な く な る。
加えて、 有効 ラ イ ン数拡大処理をせずにマ ク ロ ブロ ッ ク を構成 してその符号量を制御する 以外は、 M P E G規格に 従っ て圧縮を行 う の で、 再生信号を M P E G ス ト リ ー ム に 変換する た めの処理が軽 く な る 。 その結果、 装置の構成が 簡単にな る。
なお、 本実施形態では、 有効 ラ イ ン数が 1 0 8 0 のデ ィ ジタ ル ビデオ信号を記録再生す る 場合について説明 したが 、 有効ラ イ ン数が 8 の倍数であ る が 1 6 の倍数でなレヽ よ う
な数 (例 えば 1 0 6 4 や 1 0 9 6 な ど) のディ ジタ ル ビデ ォ信号であれば、 上記 と 同様の効果が得 られる。
ま た、 有効ラ イ ン数の 1 6 の剰余が 1 以上 7 以下のディ ジタ ル ビデオ信号の場合について も 、 マ ク ロ ブ 口 ッ ク 構成 回路 (準 M P E G ) 2 0 が、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成する 際 に、 最大 7 ラ イ ンの有効 ラ イ ン数拡大 (具体的には、 剰余 が 1 の場合は 7 ラ イ ン の 、 剰余が 2 の場合は 6 ラ イ ンの 、 〜、 剰余が 7 の場合は 1 ラ イ ン の有効 ラ イ ン数拡大) を行 う こ と に よ っ て 、 最大 7 ラ イ ン のダ ミ ーブ ロ ッ ク が無駄に 記録さ れる 点を除き 上記 と 同様の効果が得 られる。
こ こ で、 上記の最大 7 ラ イ ンのダ ミ ーブ ロ ッ ク が無駄に 記録 さ れる 点に関 して補足する。 M P E G規格では、 有効 ラ イ ン数の 1 6 の剰余が 1 以上 7 以下のディ ジタ ル ビデオ 信号の場合、 最大 1 5 ラ イ ンの有効ラ イ ン拡大 (具体的に は、 剰余が 1 の場合は 1 5 ラ イ ン の 、 剰余が 2 の場合は 1 4 ラ イ ンの 、 ··· 、 剰余力 S 7 の場合は 9 ラ イ ン の有効 ラ イ ン 数拡大) が行われる。 よ っ て、 有効ラ イ ン数の 1 6 の剰余 が 1 以上 7 以下のディ ジタ ル ビデオ信号の場合、 最大 7 ラ イ ン分の ダ ミ ーブ ロ ッ ク が無駄に記録 さ れる と はい え、 M P E G規格に従っ て有効 ラ イ ン数を拡大す る の と 比べる と 、 無駄に記録 さ れる ダ ミ ーブ ロ ッ ク が 8 ラ イ ン分少な く て 済む。
さ て、 次に説明する 第 2 の実施形態は、 第 1 の実施形態 において 、 圧縮の際、 M P E G でな く D V で可変長符号化 を行 う よ う に した も のであ る。
(第 2 の実施形態)
本発明 の第 2 の実施形態に係る ディ ジタ ル ビデオ信号記 録再生装置 (以下、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置) の全体構成は、 第 1 の実施形態に係 る ディ ジタ ルビデオ信 号記録再生装置 と 同様なので、 図 1 を援用する。
こ こ で、 ディ ジタル ビデオ信号記録再生装置に入力 さ れ る デ ィ ジタ ル ビデオ信号は、 第 1 の実施形態同様、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 の も の と する。 ま た、 記録 媒体 1 2 は、 磁気テープであ る。
ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置の構成は、 次 を除き
、 第 1 の実施形態 と 同様であ る。
図 6 は、 図 1 の圧縮回路 1 0 の構成を示すブ ロ ッ ク 図で あ る。 図 6 に示 さ れる圧縮回路 1 0 は、 図 2 に示 さ れる圧 縮回路 1 0 において、 可変長符号化回路 ( M P E G ) 2 5 に代えて、 可変長符号化回路 ( D V ) 5 0 を含んでレ、る。
図 6 において 、 可変長符号化回路 ( D V ) 5 0 は、 ジグ ザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 の 出力信号を、 D V規 格に従っ て可変長符号化する。 他の構成要素は、 図 2 に示 さ れる も の同様の動作を行 う (第 1 の実施形態を参照) 。
図 7 は、 図 1 の変換回路 1 4 の構成を示すブロ ッ ク 図で あ る。 図 7 に示 さ れる 変換回路 1 4 は、 図 3 に示 さ れる 変 換回路 1 4 において、 可変長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 の代わ り に可変長複号化回路 ( D V ) 6 0 を含んでい る。
図 7 において 、 可変長復号化回路 ( D V ) 6 0 は、 再生 回路 1 3 の 出力信号 (可変長符号) を 、 D V規格に従っ て 可変長復号化する。 他の構成要素は、 図 3 に示 さ れ る も の 同様の動作を行 う (第 1 の実施形態を参照) 。
デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置の動作は、 次を除き 、 第 1 の実施形態 と 同様であ る。
図 6 において 、 圧縮回路 1 0 では、 可変長符号化回路 ( D V ) 5 0 は、 ジグザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 2 4 の 出力信号を、 D V規格に従っ て可変長符号化する。
図 7 にお いて、 変換回路 1 4 では、 可変長復号化回路 ( D V ) 6 0 は、 再生回路 1 3 の出力信号 (可変長符号) を 、 D V規格に従っ て可変長復号化する。
こ の よ う に 、 本実施形態では、 圧縮時、 M P E G でな く D V で可変長符号化を行 う 。 そ の た め、 復号時には、 いつ たん D V で可変長復号化を行っ た後、 あ ら た めて M P E G で可変長符号化を行 う よ う に してい る。
こ の場合、 構成はやや複雑 と な る も の の 、 第 1 の実施形 態同様、 記録媒体の容量を無駄に消費する こ と な く 、 しか も著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 再生側において M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる。
さ て 、 次に説明す る 第 3 の実施形態は、 第 1 の実施形態 において、 再生側で M P E G ス ト リ ーム にカ卩 ぇデ ィ ジタ ル ビデオ信号を も取 り 出せる よ う に した も のであ る。
(第 3 の実施形態)
図 8 は、 本発明 の第 3 の実施形態に係 る ディ ジ タ ル ビデ ォ信号記録再生装置 (以下、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再 生装置) の全体構成を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 8 に示すよ う に 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置 は、 第 1 の実施形態に係 る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録再生 装置 (図 1 参照) において 、 復号回路 7 0 を さ ら に備 えて
い る。
こ こ で、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置に入力 さ れ る デ ィ ジタ ル ビデオ信号は、 第 1 の実施形態同様、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 の も の と する。 ま た、 記録 媒体 1 2 は、 磁気テープであ る。
図 8 において、 圧縮回路 1 0 、 記録回路 1 1 およ び再生 回路 1 3 は、 図 1 に示 さ れる も の と 同様の回路であ る。 圧 縮回路 1 0 の構成は、 図 2 に示 さ れてい る。
図 9 は、 図 8 の変換回路 1 4 の構成を示すブ ロ ッ ク 図で あ る 。 図 9 の変換回路 1 4 は、 図 3 の変換回路 1 4 と 同様 の構成を有する。 図 9 の変換回路 1 4 が図 3 の変換回路 1 4 と 異な る のは、 可変長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 の出 力信号を復号回路 7 0 へ も与え る よ う に した点であ る。
復号回路 7 0 では、 圧縮回路 1 0 で行われた も の と 逆の 処理が実行される。
図 1 0 は、 図 8 の復号回路 7 0 の構成を示すブロ ッ ク 図 であ る。
図 1 0 において、 復号回路 7 0 は、 ジ グザ グス キ ャ ン回 路 ( M P E G ) 8 1 と 、 逆量子化回路 ( M P E G ) 8 2 と 、 逆 D C T 回路 ( M P E G ) 8 3 と 、 デシャ フ リ ン グ回路 8 4 と 、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 8 5 と を含む。
ジ グザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 8 1 は 、 変換回路 1 4 (図 9 ) の可変長複号化回路 ( M P E G ) 3 0 の出力信 号を ジグザ グス キ ャ ンす る 。 逆量子化回路 ( M P E G ) 8 2 は、 再生回路 1 3 の 出力信号 (量子化情報) に基づいて
、 ジ グザ グス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 8 1 の 出力信号を逆 量子化す る 。 逆 D C T 回路 ( M P E G ) 8 3 は、 再生回路 1 3 の出力信号 ( D C Tモ ー ド情報) に基づいて、 逆量子 化回路 ( M P E G ) 8 2 の 出力信号を逆 D C Tする。 デシ ャ フ リ ン グ回路 8 4 は、 逆 D C T回路 ( M P E G ) 8 3 の 出力信号をデシャ フ リ ン グす る。 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回 路 (準 M P E G ) 8 5 は、 デシャ フ リ ン グ回路 8 4 の出力 信号 (マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) か ら デ ィ ジタ ル ビデオ信号を構成 する。
以下に は、 上記の よ う に構成 さ れたディ ジタ ル ビデオ信 号記録再生装置の動作について説明する。
図 8 において、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置にデ イ ジタル ビデオ信号が入力 さ れる と 、 圧縮回路 1 0 、 記録 回路 1 1 、 再生回路 1 3 お よ び変換回路 1 4 は、 第 1 の実 施形態 と 同様の動作を行 う 。
復号回路 7 0 へは、 図 9 に示 さ れる 変換回路 1 4 の可変 長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 の出力信号、 お よ び再生回 路 1 3.の 出力信号. ( D C Tモ ー ド情報お ょ ぴ量子化情報) が与え られる。
図 1 0 において、 復号回路 7 0 では、 最初、 ジグザグ ス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 8 1 は、 変換回路 1 4 (図 9 ) の 可変長復号化回路 ( M P E G ) 3 0 の 出力信号を ジグザ グ ス キ ャ ンする。 次に 、 逆量子化回路' ( M P E G ) 8 2 は、 再生回路 1 3 の出力信号 (量子化情報) に基づいて 、 ジ グ ザグス キ ャ ン回路 ( M P E G ) 8 1 の 出力信号を逆量子化 す る。 次に、 逆 D C T 回路 ( M P E G ) 8 3 は、 再生回路
1 3 の出力信号 ( D C Tモー ド情報) に基づいて、 逆量子 化回路 ( M P E G ) 8 2 の出力信号を逆 D C Tする。 次に 、 デシ ャ フ リ ン グ回路 8 4 は、 逆 D C T 回路 ( M P E G ) 8 3 の出力信号をデシャ フ リ ングする。
次 に、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 8 5 は 、 デシ ャ フ リ ン グ回路 8 4 の 出力信号 (マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) か ら デ ィ ジタ ル ビデオ信号を再構成する。 つま り 、 記録側 においてマ ク ロ ブロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 が行 つ た の と は逆の動作を行 う 。
具体的に は、 図 4 において 、 デシャ フ リ ング回路 8 4 か ら与 え られる マ ク ロ ブ ロ ッ ク 力 ら 、 1 9 2 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ンの輝度信号 ( Y ) と 、 9 6 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ンの 2 つの色差信号 ( P b , P r ) と カゝ ら な る ディ ジタ ル ビデオ信号 (ハイ ビジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 ) を構 成する。
こ う して 、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置か ら は、 ディ ジタ ル ビデオ信号 と 、 M P E G ス ト リ ーム と が 出力 さ れる。
以上の よ う に、 本実施形態に よ れば、 再生側においてデ イ ジタ ル ビデオ信号 と M P E G ス ト リ ーム と を取 り 出せる よ う にな る。
さ て、 次に説明する 第 4 の実施形態は、 第 2 の実施形態 において、 再生側で M P E G ス ト リ ーム に加えデ ィ ジタ ル ビデオ信号を も 取 り 出せる よ う に した も のであ る。
(第 4 の実施形態)
本発明の第 4 の実施形態に係 る デ ィ ジタ ル ビデオ信号記
録再生装置 (以下、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置) は、 第 2 の実施形態に係 る ディ ジ タ ル ビデオ信号記録再生 装置において 、 復号回路 7 0 を さ ら に備 えてレヽ る。 すなわ ち、 ディ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置の全体構成は、 第 3 の実施形態に係 る ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置 と 同様なの で、 図 8 を援用する。
こ こ で、 デ ィ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置に入力 さ れ る ディ ジタ ル ビデオ信号は、 第 2 の実施形態同様、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 の も の と す る。 ま た、 記録 媒体 1 2 は、 磁気テープであ る。
図 8 において 、 圧縮回路 1 0 、 記録回路 1 1 お よ び再生 回路 1 3 は、 図 1 に示 さ れる も の と 同様の回路であ る。 圧 縮回路 1 0 の構成は、 図 2 に示 さ れている。
図 1 1 は、 図 8 の変換回路 1 4 の構成を示すブ ロ ッ ク 図 であ る。 図 1 1 の変換回路 1 4 は、 図 7 の変換回路 1 4 と 同様の構成を有する 。 図 1 1 の変痪回路 1 4 が図 7 の変換 回路 1 4 と 異な る の は、 可変長復号化回路 ( D V ) 6 0 の 出力信号を復号回路 7 0 へ も 与 え る よ う に した点であ る。
復号回路 7 0 では、 圧縮回路 1 0 で行われた も の と 逆の 処理が実行 さ れる。
図 8 の復号回路 7 0 の構成は、 図 1 0 に示 さ れている ( 図 1 0 の各構成要素の動作について は、 第 3 の実施形態を 参照) 。
以下に は、 上記の よ う に構成 さ れたデ ィ ジ タ ル ビデオ信 号記録再生装置の動作について説明する。
図 8 において 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置にデ
イ ジ タ ル ビデオ信号が入力 さ れる と 、 圧縮回路 1 0 、 記録 回路 1 1 、 再生回路 1 3 お よ び変換回路 1 4 は、 第 2 の実 施形態 と 同様の動作を行 う 。
復号回路 7 0 へは、 変換回路 1 4 (図 1 1 ) の可変長復 号化回路 ( D V ) 6 0 の 出力信号お よ び、 再生回路 1 3 の 出力信号 ( D C Tモー ド情報お よ び量子化情報) が与え ら れる。
以降の動作は、 第 3 の実施形態で説明 した も の と 同様で あ る。
こ う して 、 ディ ジタ ル ビデオ信号記録再生装置か ら は、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 と 、 M P E G ス ト リ ーム と が 出力 さ れる。
以上の よ う に、 本実施形態に よれば、 再生側においてデ イ ジタ ル ビデオ信号 と M P E G ス ト リ ーム と を取 り 出せる よ う に な る。
さ て 、 次に説明す る 第 5 の実施形態は、 第 4 の実施形態 において 、 .ディ ジ タ ル ビデオ信号の画像フ ォ ーマ ツ ト を 、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈 ス タ ジオ規格〉 か ら新たな フ ォ ーマ ッ ト に変換する こ と に よ っ て 、 記録回路 1 1 と して 、 D V 用 の記録回路を流用 でき る よ う に した も のであ る。
(第 5 の実施形態)
本発明 の第 5 の実施形態に係 る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記 録再生装置 (以下、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置) の全体構成は、 第 4 の実施形態に係 る デ ィ ジタ ル ビデオ信 号記録再生装置 と 同様な ので 、 図 8 を援用する。
こ こ で、 ディ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置に入力 さ れ
る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号は、 第 4 の実施形態同様、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 の も の と す る。 ま た、 記録 媒体 1 2 は、 磁気テープであ る。
図 1 2 は、 図 8 の圧縮回路 1 0 の構成を示すブ ロ ッ ク 図 であ る。 図 1 2 に示 さ れる圧縮回路 1 0 は、 図 6 に示 さ れ る圧縮回路 1 0 におレヽて 、 フ ィ ル タ 回路 1 0 0 を さ ら に含 んでい る。
図 1 2 におレヽて 、 フ ィ ルタ 回路 1 0 0 は、 入力 さ れるデ イ ジタ ル ビデオ信号の画像フ ォーマ ツ ト を変換する 。 他の 構成要素は、 フ ォ ーマ ッ ト 変換に伴 う 一部変更 (後述) を 除き 、 図 6 に示 さ れ る も の と 同様の動作を行 う (第 2 お よ ぴ第 4 の実施形態を参照) 。
図 1 3 は、 図 8 の復号回路 7 0 の構成を示すブ ロ ッ ク 図 であ る。 図 1 3 に示 さ れる復号回路 7 0 は、 図 1 0 に示 さ れる 復号回路 7 0 において 、 フ ィ ル タ 回路 1 1 0 を さ ら に 含んでいる。
図 1 3 において、 フ イ ノレタ 回路 1 1 0 は、 逆マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路の出力信号の画像フ ォ ーマ ツ ト を逆変換する 。 他の構成要素は、 フ ォ ーマ ッ ト 変換に伴 う 一部処理の変 更 (後述) を除き 、 図 1 0 に示 さ れる も の と 同様の動作を 行 う (第 2 お よ び第 4 の実施形態を参照) 。
他の構成要素は、 第 4 の実施形態 と 同様の も ので あ る。 以下には、 上記の よ う に構成 さ れたデ ィ ジタ ル ビデオ信 号記録再生装置の動作について説明する。
図 8 において 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号は、 圧縮回路 1 0 へ と 入力 さ れる。
図 1 2 にお い て 、 圧縮回路 1 0 では、 最初、 フ ィ ル タ 回 路 1 0 0 は 、 入力 さ れ る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号の画像 フ ォ 一マ ッ ト を 、 ハイ ビ ジ ョ ン放送用 〈ス タ ジオ規格〉 力 ら 、 次の よ う な新た な画像 フ ォ ーマ ツ ト へ と 変換す る 。
上記の新た な画像 フ ォ ーマ ツ ト は、 有効 ラ イ ン数が輝度 , 色差共に 1 0 8 0 ラ イ ン、 水平有効サ ンプル数が輝度 1 2 8 0 画素, 色差 6 4 0 画素 ( 4 : 2 : 2 ) で あ る (以下 、 新 H D フ ォ ーマ ッ ト と 呼ぶ) 。
次 に 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 フ ィ ル タ 回路 1 0 0 の 出 力信号カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 す る 。 こ の マ ク ロ.ブ ロ ッ ク 構成処理は、 図 6 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路が行 う 処理 (図 4 参照) と 基本的 に は 同様で あ る が 、 先 に行 っ た フ ォ ーマ ッ ト 変換の結果 と し て 、 構成 し て得 ら れ る 1 フ レー ム 当 た り の マ ク ロ ブ ロ ッ ク 数が異な る。
そ こ で、 上記のマ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 の動作につ いて 、 図 1 4 を用 い て説明 してお く 。
図 1 4 は 、 図 1 2 の マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 が 、 フ ィ ル タ 回路 1 0 0 の 出力信号 (新 H D フ ォ 一マ ッ ト ) カゝ ら マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る 処理 を説明す る た め の 図 で あ る 。
図 1 4 に お レヽ て 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 (新 H D フ ォ ー マ ッ ト ) は 、 1 2 8 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ン の輝度信号 ( Y ) と 、 6 4 0 画素 * 1 0 8 0 ラ イ ン の 2 つ の 色差信号 ( P b , P r ) と 力 ら な る 。
マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 最初、
輝度信号お よ ぴ色差信号 を それそれ、 上部 1 0 7 2 ラ イ ン と 下部 8 ラ イ ン と に分 け る。
次 に 、 輝度信号お よ び色差信号の上部 1 0 7 2 ラ イ ン に 対 し て 、 次 の よ う な処理 を実行す る 。 すな わ ち 、 輝度信号 力 ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 2 * 2 = 4 ブ ロ ッ ク を ひ と ま と め に して 取 り '出 し 、 一方、 2 つの色差 信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 プ ロ ッ ク と し て 、 それぞ れ 1 ブ ロ ッ ク を 取 り 出 し 、 取 り 出 し た 8 ブ ロ ッ ク を 1 つ の マ ク ロ ブ ロ ッ ク と す る ( 図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 0 」 "
) o
次 に 、 輝度信号お よ び色差信号の 下部 8 ラ イ ン に対 し て 、 次の よ う な処理を実行す る 。 すな わ ち 、 輝度信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 4 * 1 = 4 ブ ロ ッ ク を ひ と ま と め に し て取 り 出 し 、 一方、 2 つ の色差信号か ら 、 8 画素 * 8 ラ イ ン を 1 ブ ロ ッ ク と し て 、 それぞれ 2 ブ ロ ッ ク を取 り 出 し 、 取 り 出 し た 8 ブ ロ ッ ク を 1 つのマ ク ロ ブ ロ ッ ク と す る (図 中 、 " マ ク ロ ブ ロ ッ ク 「 N」 " ) 。
従 っ て 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 (新 H D フ ォ ーマ ッ ト ) 力ゝ ら 、 1 フ レー ム にっ き 5 4 0 0 個 の マ ク ロ ブ 口 ッ ク を構成す る こ と に な る 。
再ぴ図 1 2 に おい て 、 次 に 、 シ ャ フ リ ン グ回路 2 1 は 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 の 出力信号を シ ャ フ リ ン グす る 。 以 降 、 圧縮回路 1 0 で行われ る 処理 は 、 第 4 の実施形態で説明 した も の と 同様であ る 。
図 8 にお いて 、 次 に 、 記録回 路 1 1 は 、 圧縮回路 1 0 の
出力信号 (可変長符号、 D C T モー ド情報お よ び量子化情 報) を磁気テープに記録す る。 そ の際、 記録回路 1 1 は、 1 フ レー ム分の信号 ( 5 4 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を、 予め 決め られた大き さ の領域 ( こ こ では 4 0 ト ラ ッ ク = 5 4 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む。 そ の動作は、 記録速度が 異な る 点 を除き 、 図 1 9 の記録回路 1 7 1 の動作 と 同様で あ る (図 2 4 参照) 。
すな わ ち 、 図 2 4 において 、 記録回路 1 1 へは、 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ( 1 マ ク ロ ブ ロ ッ ク = 8 ブ ロ ッ ク ) を単位 と し て 、 可変長符号化回路 ( D V ) 5 0 が 出力する 可変長符号 ( 8 ブ ロ ッ ク 分) と 、 D C T モー ド決定回路 2 6 が 出力す る D C Tモー ド情報 と 、 符号量制御回路 2 7 が出力する 量 子化情報 と が与え られる。
記録回路 1 1 は、 こ れ ら 可変長符号、 D C Tモー ド情報 お よ び量子化情報を 、 磁気テープに、 5 シ ン ク ブ ロ ッ ク に つき 5 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を格納する よ う に して記録する (詳 細は従来の技術の項 目 を参照) 。
再び図 8 において 、 次に 、 再生回路 1 3 は、 磁気テープ に記録 さ れたデ ィ ジタ ル ビデオ信号を再生する 。 再生回路 1 3 の出力信号 (可変長符号、 D C T モー ド情報お ょ ぴ量 子化情報) は、 変換回路 1 4 お よ び復号回路 7 0 へ と 入力 さ れる。
変換回路 1 4 では、 D V ス ト リ ー ム を M P E G ス ト リ ー ム に変換す る 処理が行われ (第 2 の実施形態を参照) 、 一 方、 復号回路 7 0 では、 先 に圧縮回路 1 0 で行われたの と は逆の処理が行われる。
こ う し て 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録再生装置か ら は、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 と M P E G ス ト リ ー ム と が 出力 さ れ る 。
なお 、 以上 の説 明 で は 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は 、 図 1 4 に示す よ う に し て マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 し た が 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 (新 H D フ ォ ーマ ツ ト ) 力ゝ ら 、 そ の有効 ラ イ ン数 を拡大す る こ と な く (すな わ ち ダ ミ ー ブ ロ ッ ク を付カ卩す る こ と な く ) 、 1 フ レー ム 当 た り 5 4 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成で き れば、 ど の よ う に構 成 して も よ い。
と こ ろ で、 前述 の よ う に 、 圧縮回路 1 0 で は 、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ 信号 (新 H D フ ォ ー マ ッ ト ) か 、 1 フ レ ー ム にっ き 5 4 0 0 個 のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成す る 。 そ の た め 、 記録回路 1 1 は、 圧縮回路 1 0 の 出力信号 を磁気テ ー プに記録す る 際、 1 フ レ ー ム 分 の信号 ( 5 4 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 、 磁気テ ープ上の 4 0 ト ラ ッ ク ( = 5 4 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理 を行 う 。
こ の よ う な処理 を行 う 記録回路 1 1 は、 例 え ば、 従来の D V — V C R < S D > に設 け ら れ る 記録回路 を 4 個用 いて 実現で き る 。
すな わ ち 、 従来 の D V — V C R < S D > で は、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路は、 デ ィ ジ タ ル ビデオ信号 ( S D フ ォ ーマ ッ ト ) 力 ら 、 1 フ レ ー ム にっ き 1 3 5 0 個 の マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 し 、 そ の た め 、 記録回路 は、 1 フ レ ー ム 分の信号 ( 1 3 5 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 、 1 0 ト ラ ッ ク ( = 1 3 5
0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理を行 う 。
よ っ て 、 図 1 5 に示す よ う に、 記録回路 1 3 1 を 4 個並 列的 に用 い る こ と に よ っ て 、 1 フ レーム分の信号 ( 1 3 5 0 * 4 = 5 4 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 、 磁気テープ上の 1 0 * 4 = 4 0 ト ラ ッ ク ( 1 3 5 0 * 4 = 5 4 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理を行 う 記録回路 1 1 が実現 さ れる すなわち 、 図 1 5 は、 図 8 の記録回路 1 1 の構成の一例 を示すブ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 5 におレヽて、 記録回路 1 1 は、 分配回路 1 3 0 と 、 4 つ の記録回路 1 3 1 と を含む。 4 つ の記録回路 1 3 1 は 、 従来の技術の項 目 で説明 した D V — V C R < S D > 〖こ設 け られる記録回路 と 同様の回路であ る。
分配回路 1 3 0 へは、 圧縮回路 1 0 の出力信号 (可変長 符号、 D C Tモー ド情報お よ び量子化情報) が与え られる 。 分配回路 1 3 0 は、 与 え ら れた信号を、 4 つの記録回路 1 3 1 へ均等に分配出力する 。 応 じて、 各記録回路 1 3 1 は、 1 フ レ ー ム分の信号 ( 1 3 5 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 1 0 ト ラ ッ ク ( = 1 3 5 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理 を行 う 。
なお、 こ の場合、 再生回路 1 3 も 、 従来の D V — V C R ( S D ) に設け られる 再生回路を 4 個用 いて実現でき る の はい う ま で も ない。 図 1 6 に 、 図 8 の再生回路 1 3 の構成 の一例を示す。
図 1 6 において 、 再生回路 1 3 は、 4 つの再生回路 1 4 1 と 、 多重回路 1 4 0 と を含む。 4 つの再生回路 1 4 1 は
、 D V — V C R 〈 S D〉 に設け られる 再生回路 と 同様の回 路であ る 。 多重回路 1 4 0 へは、 4 つの再生回路 1 4 1 の 出力信号が与え られる。 多重回路 1 4 0 は、 与え られた信 号を多重する。 多重回路 1 4 0 の 出力信号は、 変換回路 1 4 お よ び復号回路 7 0 へ と 与え られる。
あ る いは、 上記の よ う な処理を行 う 記録回路 1 1 は、 従 来の D V — V C R < H D ) に設け られる記録回路を 2 個用 いて も 実現でき る。
すなわ ち 、 従来の D V — V C R < H D > では、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路は、 ディ ジタ ル ビデオ信号 ( H D フ ォ ーマ ッ ト ) 力 ら 、 1 フ レーム にっき 2 7 0 0 個のマ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 し、 そ のた め、 記録回路は、 1 フ レ ー ム分の信号 ( 2 7 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 、 2 0 ト ラ ッ ク ( = 2 7 0 0 シンク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理を行 う 。
よ っ て、 図 1 7 に示すよ う に、 記録回路 1 5 1 を 2 個並 列的に用 レヽ る こ と に よ っ て、 1 フ レー ム分の信号 ( 2 7 0 0 * 2 = 5 4 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク ) を 、 磁気テープ上の 2 0 * 2 = 4 0 ト ラ ッ ク ( 2 7 0 0 * 2 = 5 4 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理を行 う 記録回路 1 1 が実現 さ れる すなわち 、 図 1 7 は、 図 8 の記録回路 1 1 の構成の別の —例を示すプ ロ ッ ク 図であ る。
図 1 7 におレヽて 、 記録回路 1 1 は、 分配回路 1 5 0 と 、 2 つの記録回路 1 5 1 と を含む。 2 つの記録回路 1 5 1 は 、 従来の技術の項 目 で説明 した D V — V C R < H D > に設 け られる記録回路 1 7 1 と 同様の回路であ る。
分配回路 1 5 0 へは、 圧縮回路 1 0 の出力信号 (可変長 符号、 D C Tモー ド情報お よ び量子化情報) が与え られる 。 分配回路 1 5 0 は、 与え られた信号を、 2 つ の記録回路 1 5 1 へ均等に分配出力す る。 応 じて 、 各記録回路 1 5 1 は、 1 フ レ ー ム分の信号 ( 2 7 0 0 マ ク ロ ブロ ッ ク ) を 2 0 ト ラ ッ ク ( = 2 7 0 0 シ ン ク ブ ロ ッ ク ) に書き 込む処理 を行 う 。
なお、 こ の場合、 再生回路 1 3 も 、 従来の D V — V C R < H D > に設け られる 再生回路を 2 個用 いて実現でき る の はい う ま で も ない。 図 1 8 に 、 図 8 の再生回路 1 3 の構成 の一例 を示す。
図 1 8 におレ、て、 再生回路 1 3 は、 2 つの再生回路 1 6 1 と 、 多重回路 1 6 0 と を含む。 2 つの再生回路 1 6 1 は 、 D V - V C R く H D〉 に設 け ら れる 再生回路 1 7 3 と 同 様の回路であ る。 多重回路 1 6 0 へは、 2 つの再生回路 1 6 1 の 出力信号が与え られ る 。 多重回路 1 6 0 は、 与え ら れた信号を 多重する。 多重回路 1 6 0 の出力信号は、 変換 回路 1 4 お よ び復号回路 7 0 へ と 与え られる。
以上の よ う に 、 本実施形態 に よ れば、 ディ ジタ ル ビデオ 信号の画像 フ ォ ーマ ッ ト を 、 ハイ ビジ ョ ン放送用 〈ス タ ジ ォ規格〉 力ゝ ら新 H D フ ォ ーマ ツ ト に変換 したの で 、 記録回 路 1 1 お よ び再生回路 1 3 と し て 、 D V用 の記録回路お よ び再生回路を用 い る こ と が で き る よ う にな る。 そ の結果、 既存の D V 用 回路の流用 が可能 と な り 、 デ ィ ジ タ ル ビデオ 信号記録再生装置の開発 コ ス ト が安 く て済む。
なお、 本実施形態では、 ハイ ビジ ョ ン放送用デ ィ ジ タ ル
ビデオ信号 〈ス タ ジオ規格〉 を記録 したが、 それ以外の フ ォ ーマ ツ ト を持つ他のディ ジ タ ル ビデオ信号を記録 して も よ レ、。 そ の場合、 フ ィ ルタ 回路 1 0 0 お よ び 1 1 0 に代え て適当 な フ ィ ルタ 回路を用 い、 上記他のデ ィ ジタ ル ビデオ 信号の フ ォ ーマ ツ ト を新 H D フ ォ ーマ ツ ト に変換する。
(他の実施形態)
他の実施形態は、 伝送媒体の帯域を無駄に消費する こ と な く 、 しか も 、 簡単な構成でかつ著 しい画質劣化を伴 う こ と な く 、 受信側 におレヽ て M P E G ス ト リ ー ム を取 り 出せる よ う なデ ィ ジタ ル ビデオ信号伝送装置であ る 。 こ の よ う な 装置は、 上記第 1 〜第 5 の実施形態に係 る デ ィ ジタ ル ビデ ォ信号記録再生装置において 、 記録回路をバケ ツ ト 化回路 に、 記録媒体を伝送媒体に、 再生回路を ス ト リ ー ム化回路 に、 それぞれ置き 換え る こ と に よ っ て実現でき る。 伝送媒 体 と して は、 例 えば、 A T Mネ ッ ト ワ ー ク 、 S D I ネ ッ ト ワ ー ク 、 イ ーサネ ッ ト 等が あ る。
一例 を挙げれば、 第 1 の実施形態に係 る ディ ジ タ ル ビデ ォ信号記録再生装置 (図 1 参照) において 、 記録回路 1 1 をパケ ッ ト 化回路に 、 記録媒体 1 2 を伝送媒体に、 再生回 路 1 3 を ス ト リ ー ムィヒ回路に置き 換え る 。 こ の よ う な構成 を有する デ ィ ジタ ル ビデオ信号伝送装置では、 パケ ッ ト 化 回路は、 圧縮回路 1 0 の .出力信号を固定長バケ ツ ト 化す る 。 固定長パケ ッ ト は、 圧縮回路 1 0 お よ びパケ ッ ト 化回路 の設 け られた送信側力ゝ ら 、 ス ト リ ーム化回路お よ び変換回 路 1 4 の設 け ら れた受信側へ と 、 伝送媒体 を通 じて伝送 さ れる。 ス ト リ ー ム化回路は、 伝送媒体を通 じて伝送 さ れた
固定長バケ ツ ト をス ト リ ー ム化する。
こ の と き 、 伝送媒体を通 じた伝送は、 1 フ レーム分の信 号を所定数の固定長バケ ツ ト 、 例 えば 8 1 0 0 個の固定長 バケ ツ ト に格納 し て行われる こ と が規格に よ り 決め られて い る 。 上記の規格に合 う よ う に、 圧縮回路 1 0 では、 マ ク ロ ブ ロ ッ ク 構成回路 (準 M P E G ) 2 0 は、 M P E G と 異 な り ダ ミ ー ブ ロ ッ ク を付加する こ と な く 、 1 フ レ ー ム 当 た り 8 1 0 0 マ ク ロ ブ ロ ッ ク を構成 し、 符号量制御回路 2 7 は、 5 つのマ ク ロ ブ 口 ッ ク カ 5 つの固定長バケ ツ ト に過不 足な く 格納 さ れる よ う に符号量制御を行 う 。
なお、 以上では、 D C T Z逆 D C T , 量子化 Z逆量子化 , ジグザ グス キ ャ ン等については、 本発明 の特徴 と 直接に は関係がないの で 、 詳細な説明 を省略 した。 産業上の利用 可能性
以上の よ う に、 本発明 に係 る デ ィ ジ タ ル ビデオ信号記録 再生装置は、 そ の有効 ラ イ ン数が 1 6 の倍数 と は異な る デ イ ジタ ル ビデオ信号を記録 · 再生す る 際、 記録媒体の容量 を無駄に消費す る こ と な く 、 しか も 、 簡単な構成でかつ著 しい画質劣化 を伴 う こ と な く 、 再生側 において M P E G ス ト リ ーム を取 り 出す こ と 力 Sでき る。