WO2000026912A1

WO2000026912A1 - Disque optique, procede de reproduction et de copie d'un disque optique, et procede de prevention de l'usage illegal d'un disque optique

Info

Publication number: WO2000026912A1
Application number: PCT/JP1999/006102
Authority: WO
Inventors: Yoshihiro Tosaki; Tsutomu Kai; Shinji Inoue; Hiromichi Shimada
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 1998-11-02
Filing date: 1999-11-02
Publication date: 2000-05-11
Also published as: CN1331143C; JP2000149415A; KR20010033803A; CN1287668A; TW484133B; EP1067544A4; EP1067544A1; US6992959B1; KR100371672B1

Description

明細書光ディスク、光ディスクの再生装置及び複製装置並びに光ディスクの違法使用防止方法技術分野

本発明は、光ディスク、光ディスクの再生装置及び複製装置、並びに光デイスクの違法使用防止方法に関するものであって、とくに不正な複製から著作権を保護するために映像や音声などの記録信号が暗号化されて記録されている円盤状の光ディスク（記録媒体）と、該光ディスクを再生又は複製する装置とに関するものである。背景技術

一般に、映画や音楽などを収録（記録）した市販の DVDディスクでは、不正な複製から著作権を保護するために、映像や音声などのデータ情報を暗号化して記録するようにしている。そして、この DVDディスクを DVD再生装置で再生する際には、 DVD再生装置は、同じ DVDディスクの副情報領域に記録されている鍵情報を読み出し、その鍵情報を用いて暗号化されたデータ情報の暗号を解き、元の映像や音声などを再構築することにより再生を行つている。

以下、このような従来の DVDディスク及びディスク再生装置について説明する。図 1 2は、力かる従来の DVDディスクの概略構造を示す斜視図である。図 12において、 101は D VDディスクである。 102は DVDディスク 101 の主情報領域であり、映像や音声などのデータ情報は、通常、暗号化されて主情報領域 102に記録されている。 103は鍵情報領域であり、主情報領域 102 に記録されたデータ情報の暗号を解くための鍵情報を記録している。この鍵情報領域 103は DVDディスク 101の内周部側に位置している。

図 1 1は、従来の DVD再生装置の概略構成を示すブロック図である。図 1 1 において、 101は図 1 2に示す DVDディスクであり、再生されるべき映像や音声のデータ情報を記録している。 104は光ピックアップであり、レ一ザ光を使用して DVDディスク 1 01の記録信号を読み取る。 105は移送制御器であり、 DVDディスク 101上の任意の位置で記録信号を読むために、光ピックァップ 104を DVDディスク 101の半径方向に移動させる。 106はディスクモータであり、 DVDディスク 101を回転させる。 107は第 1の制御回路であり、光ピックアップ 104と移送制御器 1 05とディスクモータ 106とを制御する。 108は増幅器であり、光ピックアップ 104で読み取った信号を増幅する。 109は第 2の制御回路であり、増幅器 108の出力信号が入力され、この信号から光ピックアップ 104による DVDディスク 101の読取りに必要なフォーカスエラ一信号やトラッキングェラ一信号などのサーボ信号を生成して第 1の制御回路 1 07に出力する。また、第 2の制御回路 109は、アナログ信号である入力信号をディジタル化（2値化）する。 1 10は復調回路であり、ディジタル化された DVDディスク 1 0 1からの読取り信号を解析するとともに、元の映像や音楽などのデータ情報を再構築する。 1 1 1はシステム制御回路であり、この D V D再生装置全体を制御する。

以下、このように構成された DVD再生装置について、その動作を説明する。市販の DVDディスクを再生する際には、まずシステム制御回路 1 1 1の指示に従って、第 1の制御回路 1 07の駆動により、移送制御器 105は光ピックァップ 1 04を DVDディスク 101の内周部に移動させる。光ピックアップ 104 の読取り信号は増幅器 108で増幅され、第 2の制御回路 1 09でディジタル信号化され、復調回路 1 10でその内容が読み取られる。復調回路 1 10はその結果をシステム制御回路 1 1 1に送り、システム制御回路 1 1 1は、読み取った内容が鍵情報記録領域 103 (図 1 2参照）の鍵情報でない場合は、再び第 1の制御回路 107に指示を出し、第 1の制御回路 107の駆動により、移送制御器 1 05は光ピックアップ 104をさらに内周側に移動させて DVDディスク 101 の鍵情報を探す。

このような動作を繰り返すことにより、 DVDディスク 101の内周部に記録されている鍵情報を探し出し、それを復調回路 1 1 0が読み取る。復調回路 1 1 0が DVDディスク 101の鍵情報を読み取つたことをシステム制御回路 1 1 1 が検知すると、システム制御回路 1 1 1の指示に従って第 1の制御回路 107の 3 駆動により、移送制御器 1 0 5は光ピックアップ 1 0 4を外周方向に送り、光ピックアップ 1 0 4は D V Dディスク 1 0 1の主情報領域 1 0 2 (図 1 2参照）の記録信号を読み出す。この記録信号は一般的には暗号化されているのでそのまま再生しても正常な映像や音声信号にはならないが、先に読み出した鍵情報記^ g 域 1 0 3に記録されている鍵情報を用いると、この喑号を解くことができる。そこで復調回路 1 1 0は、読み出した鍵情報を使用して主情報領域 1 0 2の記録信号の暗号を解き、もとの正常な映像や音声データを再構築する。

し力し、 D V D— R等の記録可能なディスクにおいては、副情報領域もコピーすることにより、容易に複製ディスクができてしまう。これを防止する物理的手段として鍵情報領域をプリピットで予め別の信号を形成する方法も提案されている。

上記のプリピットの場合について、図 9を参照しつつ説明する。図 9は、巿販の D V Dディスク 1を半径方向に切断した断面と、その情報の記録状態とを示している。図 9においては、左側がディスク内周側であり、右側がディスク外周側である。ここで、 3 2は主情報領域（主記録領域）であり、 3 3は鍵情報記録領域である。そして、 4 3は第 1の鍵情報であり、この情報は鍵情報記録領域 3 3 に記録されている。 4 4は主データであり、この情報は主情報領域 3 2に記録されている。主データ 4 4は映像や音楽などのデータが暗号ィヒされた状態となっており、この暗号は第 1の鍵情報 4 3を使用することにより解くことができる。

4 5は記録可能な D V Dディスク（D V D— Rディスク）であり、その主記録領域 3 2に、自由に信号を記録することができる。 4 6は正規の鍵情報の代わりにプリピットで予め別の鍵情報（第 2の鍵情報）を形成したものであり、記録可能な D V Dディスク 4 5の鍵情報記録領域 3 3に予め書換え不能な状態で記録されている。この第 2の鍵情報 4 6は、暗号を解く用途としては無効なデータで、どのような主データ 4 4の暗号をも解くことができない鍵情報となっている。また記録可能な D V Dディスク 4 5の主情報領域 3 2に記録された主データ. 4 4は、複製元の D V Dディスク 1の主データ 4 4と全く同じ内容である。

しかしながら、このような記録可能な D V Dディスク 4 5を前記の D V D再生装置で再生しようとしても、前記したように記録可能な D V Dディスク内周部の 4 所定の位置にある鍵情報記域 3 3に記録されている第 2の鍵情報 4 6は本来の喑号を解くデータとは異なる無効なデータが記録されているので、この無効な鍵情報を用いても暗号化されたデータは元の正常な映像や音声信号に再構築することはできない。このため、不法に複製された記録可能な D V Dディスクの再生ができないしくみとなつている。

上記のとおり、通常の装置にお!/、ては不正コピ一を防止することができるが、改造ドライブ等によって、主記^ I域に鍵情報をも含めて複製する場合が考えられる。以下、記録可能な D V Dディスクの主情報領域に主デ一タのみならず、鍵情報をも複製記録した場合にっレ、て説明する。

図 1 0は複製元である市販の再生専用 D V Dの正規な鍵データのみ有する D V

Dディスクを示す図である。なお、図 1 0は記録可能な D V Dディスクに映画や音楽などが収録された市販の D V Dディスクの内容と鍵情報を主情報領域に複製したときの状態を示している。

複製元の D V Dディスク 1の主デ一タ 4 4と第 1の鍵情報 4 3はともに、記録可能な D V Dディスク 4 5の主情報領域 3 2の中に、図 1 0に示すように複製記録されている。また記録可能な D V Dディスク 4 5の鍵情報記域 3 3には予め本来の鍵情報である第 2の鍵情報 4 6が記録されているが、この第 2の鍵情報 4 6は、前記したように主情報領域 3 2のデータの暗号を解くには無効なデータである。この場合主データ 4 4は、所定の位置にある第 2の鍵情報 4 6では暗号を解くことはできない。しかしながら、所定の位置には無いが主情報領域 3 2に記録された第 1の鍵情報 4 3を使えば暗号を解くことができる。

以下、便宜上後記の本発明の実施の形態 3又は 4にかかる図 3を利用して、このような記録可能な D V Dディスクを、 D V D再生装置で再生する場合について説明する。図 3においては、まず第 2制御手段 9により、第 1制御手段 6の駆動で移送制御器 4は光ピックアップ 3を D V Dディスク 1の最内周の第 2の副情報領域に移動させる。光ピックアップ 3は、第 2の副情報領域に格納されたデイスク種別及び第 1の副情報領域の位置情報等のディスク情報信号を読みとる。この信号は増幅器 5で増幅され、復調手段 7で内容が検出され、ディスク判定手段 1 4で検出 '判定される。読み取った第 1の副情報領域の位置情報に従って、第 2 5 制御手段 9及び第 1制御手段 6により、移送制御器 4を駆動して光ピックアップ 3を移動させる。そして、正規の場所に位置する第 1の副情報領域の鍵データを含んだディスク管理情報を読み取る。

しかしながら、このような従来の D V Dディスクの再生システム又は複製システムでは、使用者による記録が可能な D V Dディスクである D V D— R又は RW ディスクに、市販されている D V Dディスクの映画や音楽などの暗号ィヒされたデータ情報とその暗号を解くための鍵情報とをそれぞ製してしまえば、記録可能な D V Dディスクに複製された鍵情報に基づ V、て、暗号化されたデ一タ情報の暗号を解いて再生することができる可能性がある。このため、従来のシステムでは、著作権の侵害を伴う、 D V Dディスクその他の光ディスクの違法使用を有効に防止することができないといつた問題がある。発明の開示

本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、著作権の侵害を伴う、 D V Dディスクその他の光ディスクの違法使用を物理的にないしは電気的に有効に防止することができる光ディスク、光ディスクの再生装置及び複製装置、あるいは光ディスクの違法使用防止方法を提供することを解決すべき課題とする。

上記課題を解決するためになされた本発明にかかる光ディスク、光ディスクの再生装置及び複製装置並びに光ディスクの違法使用防止方法は、基本的には、次の各要素を含むこと、又はこれらを組み合わせたことを特徴とするものである。

( 1 ) ディスク管理情報以外のディスク信号から記録可能な光ディスクであることを判別する。

( 2 ) 物理的に鍵情報が入っている副情報領域をプリピットで形成してデータの改ざんを防止する。

( 3 ) 物理的に鍵情報が入っている副情報領域にサブグループ部を形成してデ —タの改ざんを防止する。

( 4 ) 第 1の副情報領域の内周部側に第 2の副情報領域を設けて、ディスク管理情報を分割して格納する。 6

( 5 ) 第 1の副情報領域に鍵情報を格納し、第 2の副情報領域に第 1の副情報領域の位置情報を格納し、これを読み取ることにより正規の鍵情報を特定する。より具体的には、本発明にかかる光ディスクの再生装置は、（a ) グループを有し、暗号化されたデ一タ情報を該グループに記録している主情報領域と、データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた光ディスクの再生装置において、（b ) データ情報を再生する際に、デイスク管理情報に基づいて、データ情報が著作権により保護されているか否かを判定する保護態様判定手段と、（c ) データ情報を再生する際に、ディスク管理情報以外の情報に基づいて、光ディスクが記録可能な光ディスクであるか否かを判定するディスク判定手段と、（d ) 保護態様判定手段によってデータ情報が著作権により保護されていると判定され、かつディスク判定手段によって光デイスクが記録可能な光ディスクであると判定されたときには、光ディスクの再生を禁止するディスク再生禁止手段とが設けられていることを特徴とするものである。ここで用いられる光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあげられる。この光ディスクの再生装置においては、ディスク再生禁止手段が、データ情報の暗号の復号を禁止することにより光ディスクの再生を禁止するようになつているのが好ましい。

また、この光ディスクの再生装置においては、ディスク判定手段が、（a ) グループにゥォブルが存在するか否かと、（ b ) 副情報領域にグループの所定の部位が隣接グループと連結するサブグループ部が存在するか否かと、（c ) 光ディスクに設けられた副情報領域とは異なるもう 1つの副情報領域に記録可能な光デイスクであることを示すコードが存在するか否かのうちの少なくとも 1つを検出し、（d ) ゥォブルとサブグループ部とコードのうちの少なくとも 1つを検出したときには、該光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになつているのが好ましい。

本発明にかかる光ディスクの複製装置は、（a ) 喑号化されたデータ情報を記録している主情報領域と、データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた第 1の光ディスクに記録されているデータ情報を、記録可能な第 2の光ディスクに複製する光ディスクの複製装置にお!/ヽ 7 て、（b ) データ情報を複製する際に、ディスク管理情報に基づいて、データ情報が著作権により保護されているか否かを判定する保護態様判定手段と、（c ) 保護態様判定手段によってデータ情報が著作権により保護されていると判定されたときには、第 1の光ディスクに記録されているデータ情報の第 2の光ディスクへの複製を禁止するディスク複製禁止手段とが設けられていることを特徴とするものである。

ここで用いられる光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあげられる。この光ディスクの複製装置においては、ディスク複製禁止手段が、データ情報の暗号の復号を禁止することにより該情報の複製を禁止するようになっているのが好ましい。

本発明にかかる光ディスクは、（ a ) 螺旋状のトラックに沿って伸びるグルーブの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデ一タ情報を記録する主情報領域と、（ b ) 主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、（ c ) 第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクにおいて、（d ) データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を、第 1の副情報領域と第 2の副情報領域とに分割して記録することにより、再生専用型光ディスクの副情報領域に記録されているディスク管理情報が第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようになっていることを特徴とするものである。

このような光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあげられる。この光ディスクにおいては、第 1の副情報領域にデータ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報が記録され、第 2の副情報領域に少なくとも第 1の副情報領域の位置情報が記録されているのが好ましい。そして、第 1の副情報領域のディスク管理情報と第 2の副情報領域のディスク管理情報とが、異なる記録方法によって形成されているのがより好ましい。

また、この光ディスクにおいては、第 1の副情報領域のディスク管理情報が、プリピットによって形成されているのが好ましい。そして、第 2の副情報領域のディスク管理情報が、レーザ一トリミングによって形成されているのがより好ましい。レーザートリミングは、ディスク完成後に加工できるため、著作権者の鍵 8 情報およびディスク I D情報等を記録することもできる。

本発明にかかるもう 1つの光ディスクは、（ a ) 螺、旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、（ b ) 主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、（ c ) 第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクにおいて、（ d ) 第 1の副情報領域に、グループの所定の部位が隣接グループに連結するサブグループ部を設けることにより、再生専用型光ディスクの副情報領域に記録されているディスク管理情報が第 1の副情報領域又は主情報領域に複写されるのを防止するようになっていることを特徴とするものである。このような光ディスクとしては、例えば追記型光デイスクなどがあげられる。

本発明にかかる光ディスクの違法使用防止方法は、（a ) グループを有し、暗号化されたデ一タ情報を該グループに記録している主情報領域と、デ一タ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた光ディスクの違法使用防止方法において、（b ) データ情報を再生する際に、デイスク管理情報に基づレ、て、デ一タ情報が著作権により保護されているか否かを判定し、（c ) ディスク管理情報以外の情報に基づいて、光ディスクが記録可能な光ディスクであるか否かを判定し、（ d ) データ情報が著作権により保護され、かつ光ディスクが記録可能な光ディスクであるときには、光ディスクの再生を禁止するようになっていることを特徴とするものである。ここで用いられる光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあげられる。この光ディスクの違法使用防止方法においては、データ情報の暗号の復号を禁止することにより、光ディスクの再生を禁止するのが好ましい。

また、この光ディスクの違法使用防止方法においては、ディスク管理情報以外の情報が、（a ) グループにゥォブルが存在するか否かの情報と、（b ) 副情報領域にグループの所定の部位が隣接グループに連結するサブグループ部が存在するか否かの情報と、（c ) 副情報領域とは異なるもう 1つの副情報領域に記録可能な光ディスクであることを示すコードが存在するか否かの情報のうちの少なくとも 1つであり、（d ) ゥォブルとサブグループ部とコードのうちの少なくとも 9

1つを検出したときに、該光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するのが好ましい。

本発明にかかるもう 1つの光ディスクの違法使用防止方法は、（a ) 暗号化されたデータ情報を記録している主情報領域と、データ情報の喑号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた第 1の光ディスクに記録されているデータ情報を、記録可能な第 2の光ディスクに複製する際における光ディスクの違法使用防止方法において、（b ) ディスク管理情報に基づいて、データ情報が著作権により保護されているか否かを判定し、（c ) データ情報が著作権により保護されているときには、光ディスクに記録されている情報の記録可能な光ディスクへの複製を禁止するようになっていることを特徴とするものである。ここで用いられる光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあけ'られる。

本発明にかかるさらにもう 1つの光ディスクの違法使用防止方法は、（a ) 螺旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクの違法使用防止方法において、（b ) 第 1の副情報領域のディスク管理情報をプリピットによって予め形成することにより、（c ) 又はグループの所定の部位を隣接グループに接続するサブグループ部を設けることにより、（d ) 再生専用型光ディスクの第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報が、該記録可能な光ディスクの第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようになつていることを特徴とするものである。ここで用いられる光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあげられる。

また、本発明のさらにもう 1つの光ディスクの違法使用防止方法は、（ a ) 螺旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを具備した記録可能な光ディスクの違法使用防止方法にお 10 いて、 (b) 第 1の副情報領域のディスク管理情報をプリピットによって予め形成することにより、又は第 1の副情報領域にグループの所定の部位を隣接ダル一ブに接続するサブグループを設けることにより、再生専用型光ディスクの第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報が該記録可能な光ディスクの第 1 の副情報領域に複写されるのを防止するようにした上で、（c) 該記録可能な光ディスクに記録されているデータ情報を再生する際に、その第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報に基づいて、該データ情報が著作権により保護されている力、否かを判定し、（d) 該データ情報が著作権により保護されているときには、該光ディスクの再生を禁止するようになっていることを特徴とするものである。ここで用いられる光ディスクとしては、例えば追記型光ディスクなどがあげられる。この光ディスクの違法使用防止方法においては、デ一タ情報の喑号の復号を禁止することにより、該光ディスクの再生を禁止するのが好ましい。本発明にかかる光ディスク、光ディスクの再生装置及び複製装置、あるいは光ディスクの違法使用防止方法によれば、いずれも、著作権の侵害を伴う、 DVD ディスクその他の光ディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる。図面の簡単な説明

図 1は、本発明の実施の形態 1にかかる DVD再生装置のブロック図である。図 2は、本発明の実施の形態 2にかかる DVD再生装置のブロック図である。図 3は、本発明の実施の形態 3又は 4にかかる DVD再生装置のプロック図である。

図 4は、本発明の実施の形態 5にかかる DVD再生装置のプロック図である。図 5は、ゥォブルを備えた DVDディスクの一部断面斜視図である。

図 6は、サブグル一ブ部を備えた DVDディスクの一部断面斜視図である。図 7Aは、ディスク判定コードを備えた DVDディスクの平面図であり、図 7 Bは、図 7 Aに示す DVDディスクの側面図である。

図 8は、プリピットを備えた DVDディスクの一部断面斜視図である。

図 9は、市販の D V Dディスクの記録構造を示す図である。 11 図 10は、市販の DVDディスクの内容を鍵情報とともに、記録可能な DVD ディスクに複製したときの記録構造を示す図である。

図 1 1は、従来の DVD再生装置のブロック図である。

図 1 2は、従来の DVDディスクの斜視図である。発明を実施するための最良の形態

以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。

(実施の形態 1 )

以下、基本的には図 1と図 5とを参照しつつ、 DVDディスクを再生する場合を例にとって実施の形態 1を説明する。この実施の形態 1では、ゥォブルの有無により、再生すべき DVDディスクが記録可能な DVDディスクであるか否かを判定するようにしている。

図 1は、本発明にかかる DVD再生装置の構成を示すブロック図である。図 1 において、 1は DVDディスクであり、再生されるべき映像や音声のデータ情報を記録している。 DVDディスク 1では、一般的に不正な複製から著作権を保護するために、データ情報が暗号化されて記録されており、それゆえその暗号を解くための鍵情報も DVDディスク 1上の所定の領域に記録されている。

また、 3は光ピックアップであり、レーザ光を使用して DVDディスク 1の記録信号を読み取る。 4は移送制御器であり、 DVDディスク 1上の任意の位置の記録信号を読むために、光ピックアップ 3を DVDディスク 1の半径方向に移動させる。 2はディスクモ一タであり、 DVDディスク 1を回転させる。 6は第 1 制御手段であり、光ピックアップ 3と移送制御器 4とディスクモータ 2とを制御する。 5は増幅器であり、光ピックアップ 3で読み取った信号を増幅する。 7は復調手段であり、ディジタル化された DVDディスク 1からの読取り信号を解析するとともに、元の映像や音楽などのデータを再構築する。

10はゥォブル検出手段であり、フォーカスエラー信号やトラッキングエラ一信号などから得られるゥォブル信号を生成 ·検出する。なお、ゥォブルの具体的な構成は後で説明する（図 5参照）。 9は第 2制御手段であり、復調手段 7から信号が入力される保護態様判定手段 13と、ゥォブル検出手段 10から信号が入 12 力されるディスク判定手段 1 4とを含んでいる。保護態様判定手段 1 3は、復調された検出信号中のディスク管理情報の中から著作権保護の有無を表すコードを抽出 '判定する。ディスク判定手段 1 4は、ゥォブル信号の有無により、該 D V Dディスク 1が記録可能な D V Dディスクであるか否かを判定する。

1 5は再生禁止手段であり、保護態様判定手段 1 3及びディスク判定手段 1 4 の判定結果を受けて、 D V Dディスク 1のデータ情報が著作権で保護されたデータ情報であり、かつ D V Dディスク 1が記録可能な D V Dディスクである場合は、データ情報の復調された信号が出力手段 8から出力されるのを禁止する。

図 5は、ゥォブルを備えた追記型 D V Dディスクの一部断面斜視図である。図 5に示すように、この D V Dディスク 1 aでは、基板 2 0の表面に形成されたグルーブ 2 1 (溝部）ないしはそのトラック（螺旋状）が蛇行しており、このグル —ブ 2 1の蛇行した状態がゥォブル 2 3である。なお、ディスク半径方向にみて、隣り合うグル一ブ 2 1間には、ランド部 2 2が形成されている。

このように、実施の形態 1にかかる D V D再生装置では、グループ 2 1にゥォブル 2 3が存在するか否かを検出し、該ゥォブル 2 3を検出したときには該 D V Dディスク 1が記録可能な光ディスクであると判定し、そしてそのデータ情報が著作権で保護されている場合はその再生を禁止するようにしているので、著作権の侵害を伴う、 D V Dディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる。

(実施の形態 2 )

以下、基本的には、図 2と図 6とを参照しつつ、 D V Dディスクを再生する場合を例にとつて実施の形態 2を説明する。この実施の形態 2では、サブグループ部の有無により、再生すべき D V Dディスクが記録可能な D V Dディスクであるか否かを判定するようにしている。なお、図 2及び図 6の基本部分は、それぞれ、図 1及び図 5と共通であるので、説明の重複を避けるため、両者に共通の要素ないしは部材には同一番号を付し、その説明を省略する。

図 2に示すように、この実施の形態 2では、実施の形態 1のようなゥォブル検出手段 1 0は設けられず、その代わりにサブグループ部検出手段 1 1が設けられている。そして、このサブグループ部検出手段 1 1は、フォーカスエラー信号や 13 トラッキングエラー信号などから得られるサブグループ部からの信号を生成 ·検出する。その他の構成は、実施の形態 1にかかる D V D再生装置（図 1 ) と同様である。なお、サブグループ部の具体的な構成は後で説明する（図 6参照）。かくして、この実施の形態 2にかかる D V D再生装置では、第 2制御手段 9が、復調手段 7からの信号が入力される保護態様判定手段 1 3と、サブグルーブ部検出手段 1 1から信号が入力されるディスク判定手段 1 4とを含んでいる。そして、保護態様判定手段 1 3は、復調された検出信号中のディスク管理情報の中から著作権保護の有無を表すコードを抽出 ·判定し、ディスク判定手段 1 4はサブグノレ —ブ部からの信号の有無で該 D V Dディスクが記録可能な D V Dディスクであるか否かを判定する。再生禁止手段 1 4は、保護態様判定手段 1 3とディスク判定手段 1 4の判定結果を受けて、著作権で保護されたデータ情報であり、かつ記録可能な D V Dディスクである場合は、データ情報の復調された信号が出力手段 8 から出力されるのを禁止する。ここで、入射光がサブグループ部にかかると、トラッキングエラ一信号からの制御信号を受けて、光ピックアップはサブグループ部を経由して隣接グループに移動する。したがって、サブグループ部を設けることにより、鍵情報等のディスク管理情報を読み取り不能にすることもできる。図 6は、サブグループ部を備えた追記型 D V Dディスクの一部断面斜視図である。図 6に示すように、この D V Dディスク 1 bでは、基板 2 0の表面（副情報領域）に、あるグループ 2 1の所定の部位と、内周側の隣り合うグループ 2 1とを連結するサブグループ部 2 4が形成されている。そして、この D V D再生装匱では、サブグループ部 2 4の有無により、該 D V Dディスクが記録可能な D V D ディスクであるか否かを判定するようにしている。この際に、記録装置又は複製装置では、鍵情報等のコピー防止のための管理情報領域の前にサブグルーブを設けることにより鍵情報を読み取れなくし、一定領域通過後に元のグループへ設けた別のサブグループ部又はトラックジャンプによって移動させることにより、コピー防止機能を強化することができる。

このように、実施の形態 2にかかる D V D再生装置では、サブグループ部 2 4 が存在する力否かを検出し、該サブグ —ブ部 2 4を検出したときには該 D V D ディスク 1が記録可能な光ディスクであると判定し、そしてそのデータ情報が著 14 作権で保護されている場合はその再生を禁止するようにしているので、著作権の侵害を伴う、 DVDディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる。

(実施の形態 3)

以下、基本的には、図 3と図 7とを参照しつつ、 DVDディスクを再生する場合を例にとって実施の形態 3を説明する。この実施の形態 3では、第 1の副情報領域（普通の副情報領域）とは異なる第 2の副情報領域（第 1の副情報領域より内周側）に、該 DVDディスクが記録可能な DVDディスクであることを示すコ —ド（以下、これを「ディスク判定コード」という）が存在するか否かにより、再生すべき D V Dディスクが記録可能な DVDディスクであるか否かを判定するようにしている。なお、図 3の基本部分は、図 1と共通であるので、説明の重複を避けるため、両者に共通の要素ないしは部材には同一番号を付し、その説明を省略する。

図 3に示すように、この実施の形態 3では、第 2制御手段 9を構成するデイスク判定手段 14力復調手段 7から入力される信号に基づいて、第 2の副情報領域に、該 D V Dディスクが記録可能な DVDディスクであることを示すディスク判定コードが存在するか否かを判定するようになっている。その他の構成は、実施の形態 1にかかる DVD再生装置（図 1) と同様である。なお、第 2の副情報領域の具体的な構成は後で説明する（図 7参照）。

かくして、この実施の形態 3にかかる DVD再生装置では、第 2制御手段 9を構成する保護態様判定手段 13が、復調された検出信号中のディスク管理情報の中から著作権保護の有無を表すコードを抽出 '判定し、ディスク判定手段 14はディスク判定コードの有無により該 DVDディスクが記録可能な D V Dディスクであるか否かを判定する。再生禁止手段 14は、保護態様判定手段 13とデイスク判定手段 14の判定結果を受けて、著作権で保護されたデータ情報であり、かつ記録可能な D V Dディスクである場合には、データ情報の復調された信号が出力手段 8から出力されるのを禁止する。

図 7 A及び図 7 Bは、それぞれ、第 2の副情報領域を備えた追記型 DVDディスクの平面図及び側面図である。図 7 Aと図 7 Bとに示すように、この DVDデ 15 イスク 1 cでは、螺旋状のトラックに沿つて伸びるグループの記録層に光を介して読み出すことが可能な形態で暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域 2 6と、該主情報領域 2 6より内周側に位置する第 1の副情報領域 2 7と、該第 1 の副情報領域 2 7より内周側に位置する第 2の副情報領域 2 8とが設けられ、つデータ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報が第 1、第 2の副情報領域 2 7、 2 8に分割して記録されている。そして、第 2の副情報領域 2 8に、該 D V Dディスクが記録可能な D V Dディスクであることを示すディスク判定コード（例えば、バーコード）や、第 1の副情報領域 2 7の位置情報等が形成されている。かくして、この D V D再生装置では、ディスク判定コードの有無により、該 D V Dディスクが記録可能な D V Dディスクであるか否かを判定するようにしている。

このように、実施の形態 3にかかる D V D再生装置では、第 2の副情報領域 2 8にディスク判定コードが存在するか否かを検出し、該ディスク判定コ一ドを検出したときには該 D V Dディスク 1が記録可能な光ディスクであると判定し、そのデータ情報が著作権で保護されている場合はその再生を禁止するようにしているので、著作権の侵害を伴う、 D V Dディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる。さらに、主情報領域に不正な第 1の副情報領域を記録すると、鍵情報等のディスク管理情報等が不正にコピーされ、喑号データが復調されてしまう可能性があるが、最内周にある第 2の副情報領域を先に読むことによって、本発明では、正規の第 1の副情報領域の位置を確定できるので、不正なコピーが防止できる。なお、第 2の副情報領域に鍵情報を記録してもよい。

(実施の形態 4 )

以下、基本的には、前記の図 3と、図 8とを参照しつつ、 D V Dディスクを再生する場合を例にとって実施の形態 4を説明する。この実施の形態 4では、副情報領域にプリピットが存在するか否かにより、再生すべき D V Dディスクが記録可能な D V Dディスクであるか否かを判定するようにしている。

図 3に示すように、この実施の形態 4では、第 2制御手段 9を構成するデイスク判定手段 1 4力復調手段 7から入力される信号に基づいて、副情報領域にプ 16 リピットが存在するか否かを判定するようになっている。その他の構成は、実施の形態 1にかかる DVD再生装置（図 1) と同様である。なお、プリピットの具体的な構成は後で説明する（図 8参照）。

かくして、この実施の形態 4にかかる DVD再生装置では、第 2制御手段 9を構成する保護態様判定手段 1 3が、復調された検出信号中のディスク管理情報の中から著作権保護の有無を表すコードを抽出 ·判定し、ディスク判定手段 14はプリピッ卜の有無及びプリピット情報により該 DVDディスクが記録可能な DV Dディスクであるか否かを判定する。再生禁止手段 14は、保護態様判定手段 1 3とディスク判定手段 14の判定結果を受けて、著作権で保護されたデータ情報であり、かつ記録可能な DVDディスクである場合には、データ情報の復調された信号が出力手段 8から出力されるのを禁止する。

図 8は、プリピットを備えた追記型 DVDディスクの一部断面斜視図である。図 8に示すように、この DVDディスク 1 dでは、基板 20の副情報領域にプリピット 29が設けられている。そして、この DVD再生装置では、プリピット 2 9の有無により、該 DVDディスクが記録可能な DVDディスクであるか否かを判定するようにしている。

このように、実施の形態 4にかかる DVD再生装置では、副情報領域にプリピット 29が存在するか否かを検出し、該プリピット 29を検出したときには該 D VDディスク 1が記録可能な光ディスクであると判定し、そしてそのデータ情報が著作権で保護されている場合はその再生を禁止するようにしているので、著作権の侵害を伴う、 DVDディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる。

(実施の形態 5)

以下、基本的には、図 4を参照しつつ、 DVDディスクを再生する場合を例にとって実施の形態 5を説明する。この実施の形態 5では、ゥォブルと、サブダルーブ部と、ディスク判定コードと、プリピットのうちの複数の要素に基づいて、再生すべき DVDディスクが記録可能な DVDディスクであるか否かを判定するようにしている。なお、図 4の基本部分は、図 1と共通であるので、説明の重複を避けるため、両者に共通の要素ないしは部材には同一番号を付し、その説明を 17 省略する。

図 4に示すように、この実施の形態 5では、実施の形態 1の場合と同様にゥォブル検出手段 1 0が設けられ、かつ実施の形態 2の場合と同様にサブグループ部検出手段 1 1が設けられている。さらに、実施の形態 3、 4の場合と同様に第 2 制御手段 9を構成するディスク判定手段 1 4力ディスク判定コ一ドおよびプリピットの有無を判定することができるようになつている。その他の構成は、実施の形態 1にかかる D V D再生装置（図 1 ) と同様である。

かくして、実施の形態 5にかかる D V D再生装置では、ゥォブルの有無と、サブグル一ブ部の有無と、ディスク判定コードの有無と、プリピットの有無のうちの複数の要素に基づいて該 D V Dディスク 1が記録可能な光ディスクであるか否かを判定するようにしているので、実施の形態 1〜4の場合に比べて、ディスクの種類の判定精度が高まり、著作権の侵害を伴う、 D V Dディスクの違法使用をより有効に防止することができる。

以上のように、本発明によれば、光ディスクにおいて、グループにゥォブルが存在するか否かと、副情報領域にダル一ブの所定の部位が隣接グループと連結するサブグループ部が存在するか否かと、普通の副情報領域とは異なる第 2の副情報領域に記録可能な光ディスクであることを示すコ一ドが存在するか否かのうちの少なくとも 1つを検出し、ゥォブルとサブグループ部とコードのうちの少なくとも 1つを検出したときには、該光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定し、そしてそのデータ情報が著作権で保護されている場合はその再生又は複製を禁止するようにしているので、著作権の侵害を伴う、光ディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる。産業上の利用の可能性

以上のように、本発明にかかる光ディスク、光ディスクの再生装置及び複製装置並びに光ディスクの違法使用防止方法は、 D VDディスクその他の光ディスクの違法使用を、物理的ないしは電気的に有効に防止することができる光装置として有用であり、とくに著作権を保護しつつ映像、音声等の著作物を普及させる手段として用いるのに適している。

Claims

18 請求の範囲

1 . グループを有し、暗号化されたデータ情報を該グループに記録している主情報領域と、上記データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた光ディスクの再生装置であって、

上記データ情報を再生する際に、上記ディスク管理情報に基づいて、上記データ情報が著作権により保護されているか否かを判定する保護態様判定手段と、上記データ情報を再生する際に、上記ディスク管理情報以外の情報に基づいて、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであるか否かを判定するディスク判定手段と、

上記保護態様判定手段によつて上記データ情報が著作権により保護されていると判定され、力つ上記ディスク判定手段によって上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定されたときには、上記光ディスクの再生を禁止するデイスク再生禁止手段とが設けられている光ディスクの再生装置。

2 . 上記光ディスクが追記型光ディスクである請求項 1に記載の光ディスクの再

3 . 上記ディスク再生禁止手段が、上記データ情報の暗号の復号を禁止することにより上記光ディスクの再生を禁止するようになっている請求項 2に記載の光デイスクの再生装置。

4 . 上記ディスク判定手段が、上記グループにゥォブルが存在するか否かを検出し、該ゥォブルを検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1〜 3のいずれか 1つに記載の光デイスクの再生装置。

5 . 上記ディスク判定手段が、上記副情報領域に上記グループの所定の部位が隣接グループと連結するサブグループ部が存在するか否かを検出し、上記サブグル —ブ部を検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1〜3のいずれか 1つに記載の光ディスクの再生

6 . 上記ディスク判定手段が、上記光ディスクに設けられた上記副情報領域とは 19 異なるもう 1つの副情報領域に、記録可能な光ディスクであることを示すコードが存在するか否かを検出し、上記コードを検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1〜 3のレ、ずれか 1つに記載の光ディスクの再生装置。

7 . 上記ディスク判定手段が、上記グループにゥォブルが存在するか否かと、上記副情報領域に上記グル一ブの所定の部位が隣接グループと連結するサブグルーブ部が存在するか否かと、上記光ディスクに設けられた上記副情報領域とは異なるもう 1つの副情報領域に記録可能な光ディスクであることを示すコ一ドが存在するか否かのうちの少なくとも 1つを検出し、上記ゥォブルと上記サブグル一ブ部と上記コードのうちの少なくとも 1つを検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1〜3のいずれか 1つに記載の光ディスクの再生装置。

8 . 暗号化されたデータ情報を記録している主情報領域と、上記データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた第 1の光ディスクに記録されている上記データ情報を、記録可能な第 2の光デイスクに複製する光ディスクの複製装置であって、

上記データ情報を複製する際に、上記ディスク管理情報に基づいて、上記デ一タ情報が著作権により保護されている力 ^否かを判定する保護態様判定手段と、上記保護態様判定手段によつて上記データ情報が著作権により保護されていると判定されたときには、上記第 1の光ディスクに記録されている上記データ情報の上記第 2の光ディスクへの複製を禁止するディスク複製禁止手段とが設けられている光ディスクの複製装置。

9 . 上記第 2の光ディスクが追記型光ディスクである請求項 8に記載の光ディスクの複製装置。

1 0 . 上記ディスク複製禁止手段が、上記データ情報の暗号の復号を禁止することにより上記データ情報の複製を禁止するようになっている請求項 8又は 9に記載の光ディスクの複製装置。

1 1 . 螺旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、 20 上記主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、

上記第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクであって、

上記デ一タ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を、上記第 1の副情報領域と上記第 2の副情報領域とに分割して記録することにより、再生専用型光ディスクの副情報領域に記録されているディスク管理情報が上記第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようになっている光ディスク _c

1 2 . 該光ディスクが追記型光ディスクである請求項 1 1に記載の光ディスク。

1 3 . 上記第 1の副情報領域に上記データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報が記録され、上記第 2の副情報領域に少なくとも上記第 1の副情報領域の位置情報が記録されている請求項 1 2に記載の光ディスク。

1 4 . 上記第 1の副情報領域のディスク管理情報と上記第 2の副情報領域のディスク管理情報とが、異なる記録方法によって形成されている請求項 1 1〜1 3のいずれか 1つに記載の光ディスク。

1 5 . 上記第 1の副情報領域のディスク管理情報が、プリピットによって形成されている請求項 1 4に記載の光ディスク。

1 6 . 上記第 2の副情報領域のディスク管理情報が、レーザートリミングによつて形成されている請求項 1 4に記載の光ディスク。

1 7 . 螺旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、上記主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、

上記第 1の副情報領域に、グループの所定の部位が隣接グループに連結するサブグループ部を設けることにより、再生専用型光ディスクの副情報領域に記録されているディスク管理情報が上記第 1の副情報領域又は上記主情報領域に複写されるのを防止するようになっている光ディスク。

1 8 . 該光ディスクが追記型光ディスクである請求項 1 7に記載の光ディスク。 21

1 9 . グループを有し、暗号化されたデータ情報を該グル一ブに記録している主情報領域と、上記データ情報の暗号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた光ディスクの違法使用防止方法であって、上記データ情報を再生する際に、上記ディスク管理情報に基づいて、上記デ一タ情報が著作権により保護されている力、否かを判定し、

上記ディスク管理情報以外の情報に基づいて、上記光ディスクが記録可能な光ディスクである力否かを判定し、

上記データ情報が著作権により保護され、かつ上記光ディスクが記録可能な光ディスクであるときには、上記光ディスクの再生を禁止するようになっている光ディスクの違法使用防止方法。

2 0 . 上記光ディスクが追記型光ディスクである請求項 1 9に記載の光ディスクの違法使用防止方法。

2 1 . 上記データ情報の暗号の復号を禁止することにより、上記光ディスクの再生を禁止するようになっている請求項 2 0に記載の光ディスクの違法使用防止方法。

2 2 . 上記ディスク管理情報以外の情報が、上記グル一ブにゥォブルが存在するか否かの情報であり、

上記ゥォブルを検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1 9〜2 1のいずれか 1つに記載の光デイスクの違法使用防止方法。

2 3 . 上記ディスク管理情報以外の情報が、上記副情報領域にグループの所定の部位が隣接グループに連結するサブグループ部が存在するか否かの情報であり、上記サブグループ部を検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1 9〜2 1のいずれか 1つに記載の光ディスクの違法使用防止方法。

2 4 . 上記ディスク管理情報以外の情報が、上記副情報領域とは異なるもう 1つの副情報領域に記録可能な光ディスクであることを示すコードが存在するか否かの情報であり、

上記コードを検出したときには、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであ 22 ると判定するようになっている請求項 1 9〜 2 1のいずれか 1つに記載の光ディスクの違法使用防止方法。

2 5 . 上記ディスク管理情報以外の情報が、上記グループにゥォブルが存在する力否かの情報と、上記副情報領域にグループの所定の部位が隣接グループに連結するサブグループ部が存在するか否かの情報と、上記副情報領域とは異なるもう 1つの副情報領域に記録可能な光ディスクであることを示すコードが存在するか否かの情報のうちの少なくとも 1つであり、

上記ゥォブルと上記サブグループ部と上記コ一ドのうちの少なくとも 1っを検出したときに、上記光ディスクが記録可能な光ディスクであると判定するようになっている請求項 1 9〜2 1のいずれか 1つに記載の光ディスクの違法使用防止方法。

2 6 . 暗号化されたデ一タ情報を記録している主情報領域と、上記データ情報の喑号を解く鍵情報を含むディスク管理情報を記録している副情報領域とを備えた第 1の光ディスクに記録されている上記データ情報を、記録可能な第 2の光ディスクに複製する際における光ディスクの違法使用防止方法であって、

上記ディスク管理情報に基づいて、上記データ情報が著作権により保護されているか否かを判定し、

上記データ情報が著作権により保護されているときには、上記光ディスクに記録されている情報の上記記録可能な光ディスクへの複製を禁止するようになっている光ディスクの違法使用防止方法。

2 7 . 螺旋状のトラックに沿つて伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号ィヒされたデータ情報を記録する主情報領域と、上記主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、上記第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクの違法使用防止方法であって、

上記第 1の副情報領域のディスク管理情報をプリピットによって予め形成することにより、再生専用型光ディスクの第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報が、該記録可能な光ディスクの第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようになつている光ディスクの違法使用防止方法。 23

2 8 . 螺旋状のトラックに沿つて伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、上記主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、上記第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクの違法使用防止方法であって、

上記第 1の副情報領域に、グループの所定の部位を隣接グループに接続するサブグルーブ部を設けることにより、再生専用型光ディスクの第 1の副情報領域に記録されてレ、るディスク管理情報が、該記録可能な光ディスクの第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようになっている光ディスクの違法使用防止方法。

2 9 . 上記光ディスクが追記型光ディスクである請求項 2 6〜2 8のいずれか 1 つに記載の光ディスクの違法使用防止方法。

3 0 . 螺旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号ィヒされたデータ情報を記録する主情報領域と、上記主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、上記第 1の副情報領域より内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクの違法使用防止方法であって、

上記第 1の副情報領域のディスク管理情報をプリピットによって予め形成することにより、再生専用型光ディスクの第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報が、該記録可能な光ディスクの第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようにした上で、

該記録可能な光ディスクに記録されているデータ情報を再生する際に、その第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報に基づいて、該データ情報が著作権により保護されているか否かを判定し、

上記データ情報が著作権により保護されているときには、該光ディスクの再生を禁止するようになつている光ディスクの違法使用防止方法。

3 1 . 螺旋状のトラックに沿って伸びるグループの記録層に、光を介して読み出すことが可能な形態で、暗号化されたデータ情報を記録する主情報領域と、上記主情報領域より内周側に位置する第 1の副情報領域と、上記第 1の副情報領域よ 24 り内周側に位置する第 2の副情報領域とを備えた記録可能な光ディスクの違法使用防止方法であって、

上記第 1の副情報領域に、グループの所定の部位を隣接グループに接続するサブグループ部を設けることにより、再生専用型光ディスクの第 1の副情報領域に記録されているディスク管理情報が、該記録可能な光ディスクの第 1の副情報領域に複写されるのを防止するようにした上で、

上記データ情報が著作権により保護されているときには、該光ディスクの再生を禁止するようになっている光ディスクの違法使用防止方法。

3 2 . 上記光ディスクが追記型光ディスクである請求項 3 0又は 3 1に記載の光ディスクの違法使用防止方法。

3 3 . 上記データ情報の暗号の復号を禁止することにより、上記光ディスクの再生を禁止するようになっている請求項 3 2に記載の光ディスクの違法使用防止方法。