WO2000001778A1 - Encre a deux couleurs et instrument d'ecriture renfermant cette encre - Google Patents

Encre a deux couleurs et instrument d'ecriture renfermant cette encre Download PDF

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Description

明 細 書
二重発色ィ ンキ及びそれを用いた筆記具
技術分野
本発明は、 二重発色イ ンキ及びそれを用いた筆記具に 関する。
背景技術
二重発色用イ ンキは、 これを用いて筆記 した場合、 そ の筆跡の周囲にさ らに輪郭線が生じて二重発色の筆跡 (図 1 ( A ) に示すよ う な縁どり ) が得 られる ものであ り、 マ一キングペン、 サイ ンペン等のイ ンキと して用い られる。
従来、 二重発色イ ンキと しては、 例えば金属粉顔料、 水溶性染料、 水並びに浸透性有機溶剤からな り、 紙、 布 等の溶剤浸透性表面へ筆記用と して用い、 金属粉顔料に よ り形成される筆跡の周囲に水溶性染料が図 1 ( B ) に 示すよ う に浸透拡散して輪郭線効果が生 じる二重発色ィ ンキ組成物が知られている (特開昭 6 0 - 2 3 1 7 7 7 号公報、 特開昭 6 1 — 1 2 3 6 8 4号公報) 。
このよ う に、 現在用い られている二重発色イ ンキは、 いずれも図 1 ( A ) 及び ( B ) に示すよ う な二重発色機 構を利用する ものであ り、 その二重発色イ ンキの着色成 分と して、 紙等に浸透する着色剤と浸透 しない着色剤の 2 種類、 すなわち水溶性染料と金属粉顔料とを用いるの が二重発色ィ ンキ組成物における主流とな っ ている。
図面の簡単な説明
図 1 は二重発色筆跡を模式的に表わ した図であ り、 図 1 ( A ) は断面図、 図 1 ( B ) は平面図を示す。
図 2 は、 ボールペンチ ッ プの概略図である。
発明の開示
水溶性染料と金属粉顔料とを含む二重発色ィ ンキにお いては、 長期安定性という 点でなお改善する余地が i>る すなわち、 二重発色イ ンキを調製 した後、 その保管中に おいて経時的に金属粉顔料がイオ ン化し、 こ のイオ ン化 の過程で水溶性染料を還元 して しま う こ とがある。 還元 を受けた水溶性染料は、 その発色性を完全に失っ た り、 あるいは当初 (保管前) と異なる色を呈する こ とになる 結果、 二重発色効果も得られな く なる とい う事態を招 く c 本発明は、 かかる知見に基づいてなされた ものであ り、 長期にわたって安定 した二重発色効果が得られる二重発 色ィ ンキを提供する こ とを主な 目 的とする。
本発明者は、 従来技術の問題点を解決するために鋭意 研究を重ねた結果、 特定組成を もつイ ンキが上記目的を 達成でき る こ とを見出 し、 ついに本発明を完成する に至 つ た ο すなわち、 本発明は、 下記の二重発色イ ンキ及びそれ を用いた筆記具に係る ものであ る。
1. ( 1 ) 金属粉顔料、 ( 2 ) 水、 ( 3 ) 分岐 した疎 水性基を有する アルコ ール類、 グ リ コ ール類及びグ リ コ —ルエーテル類の少な く と も 1 種の水溶性有機溶剤な ら びに ( 4 ) ア ン ト ラ キノ ン系染料、 カルボ二ゥ ム系染料 及び金属錯塩系染料の少な く と も 1 種の水溶性染料を含 む二重発色ィ ンキ。
2. 上記第 1 項に記載のイ ンキを用いた筆記具。
3. 上記第 1 項に記載のイ ンキを用いて吸収面上に描 いた筆跡の少な く と も一部を消 し ゴムで擦る こ とによ り 金属粉顔料を取 り 除 く こ と を特徴とする発色方法。
1. 二重発色イ ンキ (組成物)
本発明の二重発色イ ンキは、 ( 1 ) 金属粉顔料、 ( 2 ) 水、 ( 3 ) 分岐 した疎水性基を有する アルコ ール 類、 グ リ コ 一ル類及びグ リ コ ールエーテル類の少な く と も 1 種の水溶性有機溶剤な らびに ( 4 ) ア ン ト ラ キノ ン 系染料、 カルボ二ゥ ム系染料及び金属錯塩系染料の少な く と も 1 種の水溶性染料を含有する ものであ る。
· 金属粉顔料
金属粉顔料と しては、 金属光沢を有する ものであれば 特に制限されず、 例えばアル ミ ニウ ム系顔料、 真鍮系顔 料等が挙げ られる。 アル ミ ニウ ム系顔料 と しては、 例え ば' 「 ァ ノレペ ー ス 卜 WJP - U75CJ ヽ 「アルペー ス 卜 WE 1200」 ヽ 「 ァ ノレ ペ ー ス 卜 WXM7675J 、 「 ァ ノレペ ー ス 卜 WXM0630J
(以上、 東洋アル ミ ニウ ム製) 、 「 1110W」 、 「2172SW」 (以上、 昭和アル ミ ニウ ム製) 、 「AW- 808C」 、 ΓΑΠΟΟ 0RJ (以上、 旭化成製) 等が举げ られる。 真鍮系顔料と しては、 例えば 「BS- 605」 、 「BS- 607」 (以上、 東洋ァ ノレ ミ ニゥ ム製) 、 「ブロ ンズパウ ダー P - 555」 、 「ブロ ン ズパウ ダー P- 777」 (以上、 中 島金属箔粉工業製) 等が挙 げ られる。 ま た、 「F500RG- W」 、 「F500BG- W」 、 「F701 GR- W」 、 「F701RE- W」 (以上、 昭和アル ミ ニウ ム製) 等 の着色アル ミ ニウ ム系顔料 も使用でき る。 こ れ らは、 1 種又は 2 種以上で使用する こ とができ る。 なお、 金属粉 顔料の粒径は、 顔料の種類に応 じて適宜選定する こ とが でき る。
こ れ ら金属粉顔料の中で も、 耐水性処理が施さ れてい る ものが好ま しい。 耐水性処理は公知の方法で行え る。 例えば、 リ ン酸含有溶液で処理 さ れた顔料等が使用でき、 ま た市販品 も使用でき る。 市販品 と しては、 例えば上記 「アルペース ト WXM0630J (東洋アル ミ ニウ ム製) 等が挙 げ られる。
よ り 具体的には、 アル ミ フ レー ク と、 無機 リ ン酸 (ォ ル ト リ ン酸、 ピロ リ ン酸、 三 リ ン酸、 四 リ ン酸、 亜 リ ン 酸等の 1 種又は 2 種以上) か ら供給さ れた Pがアル ミ 重 量に対 して 5 0 0 ~ 1 0 0 0 0 p p mと、 ァノレ ミ 1 0 0 重量部に対 して 0. 3 〜 5 重量部の分子内に少な く と も 1 個の官能基を有する脂肪族化合物 (好ま し く は炭素数 8 〜 5 0 ) (例えば 2 —ェチルへキシノレア ミ ン、 カ プ リ ノレア ミ ン、 デシノレア ミ ン、 ラ ウ リ ノレア ミ ン、 ミ リ スチノレ ァ ミ ン、 ノ、0ノレ ミ チノレア ミ ン、 ステア リ ノレア ミ ン、 ォ レイ ノレア ミ ン等の脂肪族ァ ミ ン、 ラ ウ リ ノレアノレコ ール、 ステ ァ リ ルアルコール等の脂肪族アルコール、 ォ レイ ン酸ァ ミ ド、 ステア リ ン酸ア ミ ド等の脂肪族ア ミ ド、 ォ レイ ン 酸メ チルエステル、 ステア リ ン酸ブチルエステル等の脂 肪酸エステル、 ラ ウ リ ル酸ナ ト リ ウ ム、 ォ レイ ン酸カル シ ゥ ム等の脂肪酸金属塩、 ジ ラ ウ リ ノレア シ ッ ドホス フ エ イ ト 等のオル ト リ ン酸エステル等の 1 種又は 2 種以上) 0. 0 5 〜 : 1 0 重量部の水、 5 〜 : 1 0 0 重量部の水和性 ァノレコ ーノレ (エタ ノ ール、 イ ソ プロ ノ、。ノ ール、 イ ソブ夕 ノ ーノレ、 イ ソ ア ミ ノレァノレコ ール、 ェチノレセ ロ ソノレブ、 ブ チルセ ロ ソノレブ、 ポ リ オキ シエチ レ ング リ コ一ル、 ポ リ ォキシプロ ピ レ ン グ リ コ ール等の 1 種又は 2 種以上) 及 び 1 〜 7 0 重量部の炭化水素油 ( ミ ネ ラノレス ピ リ ッ ト、 ソルベ ン ト ナフサ等の 1 種又は 2 種以上) とを含む水性 塗料用アル ミ フ レーク顔料組成物 (特開昭 6 3 — 5 4 4 7 5 号) 等が好ま し く 使用でき る。
金属粉顔料の含有量は、 顔料の種類等に応 じて適宜定 める こ とができ る力 通常は本発明イ ンキ中 4 〜 1 5 重 量% (金属粉と して) 程度、 特に 5 〜 1 0 重量% (金属 粉と して) である こ とが好ま しい。 上記含有量が 1 5 重 量%を超える と固形分が多 く な り、 粘度、 流動性等に悪 影響を与える こ とがある。 また 4 重量%未満であれば顔 料によ る隠蔽性が不十分とな り、 二重発色効果が得られ な く なるおそれがある。 従って、 本発明では、 金属粉が イ ンキ中 4 〜 1 5 重量%程度とな る よ う に金属粉顔料を 含有させれば良い。
• 水溶性有機溶剤
水溶性有機溶剤と しては、 分岐 した疎水性基を有する アルコール類、 グ リ コール類及びグリ コールエーテル類 の少な く と も 1 種を用いる。
本発明の水溶性有機溶剤における 「分岐 した疎水性基 を有する」 構造とは鎖状化合物において疎水性基が主鎖 に側鎖と して結合 している構造を意味する。 疎水性基の 種類は、 メ チル基、 ェチル基等のいずれであ って も良い < 疎水性基は、 分子中に 1 つ又は 2 つ以上有 していて も良 く、 また 2 つ以上有する場合は互いに同 じであ って も異 な っ ていて も良い。 例えば、 下式で示さ れるへキ シ レ ン グ リ コ ー ル の場合は、 点線枠内のメ チル基を有する構造 が 「分岐 した疎水性基を有する 」 構造に該当する。 分岐した疎水性基— C H
C H 3— C — C H J C H C H 主鎖
0 H O H 上記の水溶性有機溶剤の う ち、 分岐 した疎水性基を有 する アルコール類と しては、 特に一般式 C nH 2 n + 20 ( n
: 4 〜 6 の整数) で示さ れる化合物、 例えばイ ソ ブタ ノ —— ノレ、 s —ブタ ノ ール、 t ー ブタ ノ 一ノレ ( C 4 ) 、 イ ソぺ ン夕 ノ ール、 s — ペ ンタ ノ 一ノレ、 t —ペ ンタ ノ 一ノレ、 3 — ペ ン タ ノ —ル、 3 — メ チノレー 2 — ブタ ノ 一ル、 2 — メ チノレー 1 —ブタ ノ 一ル ( C 5 ) 、 2 — ェチノレブタ ノ ール、 4 一 メ チル— 2 — ペ ンタ ノ 一ノレ ( C 6) 等が挙げられる。
分岐 した疎水性基を有する グ リ コ ール類及びグ リ コ ー ノレエ 一 テ ノレ類と しては、 例えば 1 , 3 — ォ ク チ レ ン グ リ コ ー ノレ、 へキ シ レ ング リ コ 一ル、 ジプロ ピ レ ング リ コ 一 ル、 ト リ プロ ピ レ ング リ コ 一ル、 ポ リ プロ ピ レ ング リ コ 一ル、 ポ リ (ォキ シエチ レ ン 一 ォキシプロ ピ レ ン) 誘導 体、 エ チ レ ン グ リ コ ーノレモ ノ イ ソ プロ ピルエー テル、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ 一 ノレモ ノ ブチノレエ一 テノレ、 プ ロ ピ レ ン グ リ コ ーノレモ ノ エチノレエ一テル、 ジ プロ ピ レ ン グ リ コ ーノレ モノ ブチノレエ一テル、 ジプロ ピ レ ン グ リ コ ールモノ プロ ピルエーテル、 ジプロ ピ レ ング リ コ 一ノレモ ノ ェチノレエ一 テル、 ジプロ ピ レ ン グ リ コ ーノレモ ノ メ チノレエ一テノレ等が 挙げ られる。
こ れ ら水溶性有機溶剤の中で も、 ジプロ ピ レ ン グ リ コ —ノレモ ノ プロ ピルエーテル、 ジプロ ピ レ ン グ リ コ一ゾレモ ノ メ チルェ一テル、 へキ シ レ ン グ リ コ 一ノレ等を好適に使 用する こ とができ る。
水溶性有機溶剤の含有量は、 水溶性有機溶剤の種類等 に応 じて適宜定め る こ とができ る が、 通常は本発明イ ン キ中 1 〜 5 0 重量%程度、 好ま し く は 5 〜 3 0 重量% と する。 水溶性有機溶剤の含有量が 5 0 重量%を超え る場 合は水溶性樹脂の溶解性が低下 し、 析出する おそれがあ る。 水溶性有機溶剤の含有量が 1 重量%未満の場合は十 分な浸透拡散が得 られな く な る こ とがあ る。
• 水溶性染料
水溶性染料と しては、 本発明ではア ン ト ラ キノ ン系染 料、 カルボ二ゥ ム系染料及び金属錯塩系染料の少な く と も 1 種を用いる こ とを必須とする。 こ れ ら染料自体は、 公知の もの又は市販品をそのま ま用い る こ と もでき る。 本発明では、 これ ら染料の中で も カ ノレボニゥ ム系染料及 び金属錯塩系染料の少な く と も 1 種を用い る こ とが好ま しい。
ア ン ト ラ キノ ン系染料と しては、 ア ン ト ラ キノ ン骨格 を有す る ものであれば良 く、 ア ン ト ラ キノ ン誘導体、 ァ ン ト ロ ン誘導体等を含む。 例えば、 I. Acid Blue 2.7、 I. Acid Blue 43、 I. Acid Green 25、 C. I. Basic Vio let 25、 I. Basic Blue 60、 C. I. Mordnt Red 11、 I. Acid Red 83、 C. I. Direct Green 28、 C. I . Mordant Blue
48 等を用いる こ とができ る。
カ ノレボニゥ ム系染料と しては、 カルボニゥ ムイ オ ンを 基とす る ものであれば特に制限さ れないカ 、 本発明では 特に ジ フ ニニルメ タ ン系染料、 ト リ フ ヱニルメ タ ン系染 料、 キサ ン テ ン系染料、 ァ ク リ ジ ン系染料等が好ま し く 使用でき る。 ジフ ヱ ニルメ タ ン系染料と しては C. I. Bas ic Yellow 2ヽ L Basic Yellow 3ヽ C. I . Basic Yellow 37 等、 ト リ フ エ ニルメ タ ン系染料と しては I. Acid B lue 90、 I. Acid Green 16、 I. Acid Violet 49ヽ I, Basic Red 9ヽ L Basic Blue 7ヽ I. Acid Violet 1ヽ I. Direct Blue 41ヽ I. Mordnt Blue 1、 C. I. Mordnt Violet 1等、 キサ ンテ ン系染料 と して C. I. Acid Yellow 74、 I. Acid Red 52、 C. I. Acid Violet 30、 C. I. Basi c Red 1、 I. Basic Violet 10、 C. I. Mordnt Red 27、 C. I. Mordnt Violet 25 等、 ァ ク リ ジ ン系染料と しては C. I. Basic Yellow 6、 I. Basic Yellow 7、 I. Basic Orange 14ヽ C. I. Basic Orange 15 等力、'それぞれ例示され る。
金属錯塩系染料と しては、 金属錯塩染料のほか、 金属 を含有する染料及び金属と配位結合 し得る染料も包含さ れる。 例えば、 金属と配位結合 し得る染料と しては、 O H基、 C O O H基、 N H 2基等を有する ァゾ系染料等を 使用する こ とができ る。 かかる ァゾ系染料と しては、 例 えば C. I. Mordant Red 30、 C. I. Mordant Yellow 3、 C. I . Mordant Green 15、 C. I . Mordant Blue 13 等力 挙げられ o
これら金属錯塩系染料の中でも、 銅フ タ ロ シアニン系 染料、 1 : 1 型金属錯塩染料、 1 : 2 型金属錯塩染料等 を好適に使用する こ とができ る。 具体的には、 銅フタ 口 シァニ ン系染料と しては I. Direct Blue 86 等、 1 : 1 型金属錯塩染料と しては I. Acid Yellow 54、 C. I. Acid Orange 74ヽ C. I. Acid Red 186ヽ I. Acid Violet 56等、 1 : 2 型金属錯塩染料と しては I. Acid Yellow 59、 I. Acid Black 60、 C. I . Acid Red 296、 C. I. Acid Blue 167 等がそれぞれ例示さ れる。
水溶性染料の含有量は、 用い る水溶性染料の種類等に 応 じて適宜定める こ とができ る が、 通常は本発明イ ンキ 中 0. 1 〜 1 0 重量%程度、 好ま し く は 1 ~ 5 重量% と すれば良い。 上記含有量が 1 0 重量%を超え る場合、 粘 度 · 流動性に悪影響を与え る こ とがあ る。 ま た 0. 1 重 量%未満の場合、 所望の二重発色効果が得 られない こ と があ る。
• 水溶性樹脂等
本発明では、 必要に応 じて水溶性樹脂を配合する こ と もでき る。 水溶性樹脂と しては、 水性イ ンキに増粘性及 び Z又は接着性を付与でき る も のであれば特に制限さ れ ず、 使用 目 的等に応 じて適宜選択する こ とができ る。 例 えば、 微生物産系多糖類又はそ の誘導体と してプルラ ン- ザ ンサ ンガム、 ゥ ヱ ラ ンガム、 ラ ムザンガム等 ; 水溶性 植物系多糖類又はその誘導体と してグ ァ 一ガム、 口 一力 ス ト ビー ンガム、 ぺク チ ン ; 水溶性動物系多糖類又はそ の誘導体と してゼラ チ ン、 カゼィ ン等 ; セル口 一 ス誘導 体と して ヒ ド ロキ シェチノレセノレ ロ ース、 カ ノレボキ シ メ チ ノレセノレロ ース ( C M C ) 、 ヒ ド ロ キ シプロ ピノレセノレ口 一 ス等のセルロ ース類のナ ト リ ウ ム塩、 ア ンモニゥ ム塩等 ; デンプン質誘導体と してデ ンプン、 カ チオ ンデ ンプン- デキス ト リ ン、 デ ンプン グ リ コ 一ル酸ナ ト リ ウ ム等 ; ビ ニル系合成高分子と してポ リ ビニルアルコール ( P V A ) - ポ リ ビニル ピロ リ ド ン、 ポ リ ビニルエーテル等 ; ァ ク リ ル系合成高分子と してポ リ ア ク リ ル酸ナ ト リ ウ ム、 カ ル ボキ シ ビニルポ リ マ一等 ; その他の合成高分子と してポ リ エチ レ ンォキ シ ド、 メ ト キ シエチ レ ンマ レイ ン酸共重 合体等が使用でき る。 こ れ ら は、 1 種又は 2 種以上で用 い る こ とができ る。
水溶性樹脂の含有量は、 水溶性樹脂の種類等に応 じて 適宜定める こ とができ る 力 通常は本発明イ ンキ中
0 . 0 5 〜 4 0 重量%程度、 好ま し く は 0 . 1 〜 3 0 重 量% とすれば良い。 水溶性樹脂が 4 0 重量%を超え る場 合は、 筆記が困難にな る おそれがあ る。 水溶性樹脂が 0 . 0 5 重量%未満の場合は所定の添加効果が得 られな く な る こ とがあ る。
本発明イ ンキでは、 その効果を妨げない範囲内で他の 添加剤を配合する こ と もでき る。 例えば、 潤滑剤と して ポ リ オキ シエチ レ ンァノレカ リ 金属塩、 ジカ ノレボ ン酸ア ミ ド、 リ ン酸エステル、 N—ォ レイ ノレサノレコ シ ン塩等 ; 湿 潤剤 と して多価アルコ ール又はその誘導体 (グ リ セ リ ン 等) ; 防鐯剤と してべ ンゾ ト リ ア ゾ一ル、 ト リ ノレ ト リ ア ゾーノレ、 ジ シ ク ロ へキ シノレア ンモニゥ ムナイ ト レー ト 等 ; 防腐 · 防锖剤と してべ ンゾイ ソ チア ゾ リ ン系、 ペ ン 夕 ク ロ ロ フ エ ノ 一ノレ系、 ク レ ゾ一 ノレ等、 その他に も各種の 分散剤、 界面活性剤等が挙げ られる。
本発明では、 例えば N a C 1、 N a 2 S 0 4等のアル力 リ 金厲塩が含有さ れている場合があ る。 こ の場合、 イ ン キ組成中のアル力 リ 金属塩は合計で 1 重量%以下とする こ とが好ま しい。 アルカ リ 金属塩 (特に N a C 】 及び N a 2 S 04の少な く と も 1 種) の含有量を調整する こ と に よ っ て塩析によ る水溶性有機溶剤のィ ンキ中での分離 を防止でき、 よ り 優れた経時的安定性を確保する こ とが でき る。 アルカ リ 金属塩の含有量を調整す る 方法は特に 制限さ れず、 例えば染料の場合はメ タ ノ ール、 エタ ノ ー ル等を用いてアル力 リ 金厲塩の一部又は全部を積極的に 取 り 除 く こ と によ り 実施でき る。 なお、 当初よ り アル力 リ 金属塩の含有量が 0 〜 1 重量%であ る場合はそのま ま 使用する こ とができ る。
本発明イ ンキのイ ンキ粘度は、 特に水性ボ一ルペ ン用 と して用いる埸合は、 E L D型粘度計 3 ° ( R 1 4 ) コ ー ン 0. 5 r p m ( 2 0 °C ) で測定 した粘度が通常 1 0 0 0 〜 : L O O O O m P a ' s 程度であ る こ とが好ま しい。 こ の範囲のイ ンキ粘度とする こ と に よ り、 水性ボ —ルペ ン と して特に優れた経時安定性、 筆記性を得る こ とができ る。 なお、 イ ンキ粘度は、 水溶性樹脂、 水等に よ り 調整する こ とができ る。
ま た、 本発明イ ンキを水性ボールペ ン用 と して用いる 場合、 イ ンキ p H は通常 5 〜 1 0 程度とする こ とが好ま しい。 特に こ の p H範囲内に設定する こ と に よ り、 い つ そ う 優れた経時安定性等を確保する こ とができ る。 p H は、 水酸化ナ ト リ ウ ム、 ト リ エタ ノ ールア ミ ン等の公知 の p H調整剤を用 いて適宜調節する こ とができ る。 なお- p H値は、 p H メ ー タ 一計 ( 2 0 °C ) にお け る測定値で あ る。
本発明イ ンキは、 公知の分散方法、 脱泡方法、 濾過方 法等を用いて調製でき る。 例え ば、 水、 水溶性染料及び 金属粉顔料を混合 ' 攪拌 した後、 水溶性樹脂を配合 し、 次いで水溶性有機溶剤及び必要に応 じて各種の添加剤を 配合 し、 水酸化ナ ト リ ウ ム、 ト リ エタ ノ ーノレア ミ ン等の 公知の p H調整剤で p Hを調整する こ と によ り 得 られる < なお、 各工程での混合又は攪拌は、 デゾルバ一、 ミ キサ ―、 二一ダ一等の公知の攪拌装置を用いれば良い。
2 . 筆記具
本発明のイ ンキは、 各種の筆記具のイ ンキと して使用 でき、 例えばマ一 力 一、 サイ ンペ ン、 ボーノレペ ン等と し て用いる こ とができ る 力 、 特に水性ボールペ ン用イ ンキ と して好適に用い る こ とができ る。 本発明の筆記具は、 イ ン ク 以外の点においては基本的に公知の筆記具 (マ一 力 一、 水性ボ一ルペ ン等) の構成部材を適宜採用する こ とができ る。
水性ボ一ルペ ンの場合、 例えばイ ンキ収容管 も、 公知 の材料 * 大き さ の も のをそのま ま 適用でき る。 その材質 と しては、 例えばポ リ エチ レ ン、 ポ リ プロ ピ レ ン等の合 成樹脂製パイ プの ほか、 金属製パイ プが採用でき る。
特に、 ボ一ルペ ンチ ッ プについて も公知の水性ボール ペ ン で用い られている もの と 同様の材質 · 構造を採用で き る 力、'、 本発明ではボール直径 と ボールハ ウ ス 内径との 差が通常 0 . 0 3 m m以上、 特に 0 . 0 3 〜 0 . 0 4 m mであ る ボールペ ンチ ッ プを用い る こ とがよ り 好ま し い。 本発明において、 上記差はボールと ボールハウ ス 内 面との距離が最も近 く な る 箇所におけ る距離に相当する c 従来のボーノレペ ン (ボーノレペ ンチ ッ プ) における ボ一ノレ 直径と ボールハウ ス内径との差は通常 0 . 0 1 ~ 0 . 0 2 m m程度であ る 力、'、 本発明では特に 0 . 0 3 m m以上 とい う 大きな差を設け る こ と に よ っ て、 よ り 良好な筆記 性が得 られる結果、 本発明のイ ンキによ る 二重発色性を よ り 効果的に得る こ とができ る。
上記ボ一ルペ ン チ ッ プにおけ る ボール径は、 上記差が 確保でき る 限 り 特に制限さ れず、 公知のボールの範囲内 で適宜設定する こ とができ る。 イ ンキをボールに供給す る ためのイ ンキ通路の形状及び大き さ ( 内径) も特に制 限さ れず、 公知のボ一ルペ ン と 同様の形状及び大き さ を 採用す る こ とができ る。
上記ボールペ ンチ ッ プ (ボーノレ及びボーノレハ ウ ス) の 材質は、 特に制限 さ れず、 例えば超硬合金 (洋白、 ステ ン レス鋼等) の公知の ものを使用でき る。 本発明では、 特にボール材質と してセラ ミ ッ ク スを用い る こ とが好ま しい。 セ ラ ミ ッ ク ス と しては限定的ではない力、'、 特に炭 化珪素、 窒化珪素、 ジルコニァ及びアル ミ ナの少な く と も 1 種を用いる こ とが好ま しい。
上記ボールペ ン チ ッ プの一例を示す図 2 (断面) に よ れば、 ボ一ノレ ( 1 ) 、 ボールハ ウ ス ( 2 ) 及びイ ンキ通 路 ( 3 ) 力、 ら構成さ れてお り、 ボール径と ボールハ ウ ス 内径との差 (すなわち ( 4 ) + ( 4 ) の合計) が 0. 0 3 m m以上 (好ま し く は 0. 0 3 〜 0. 0 4 m m ), の範 囲内で確保さ れている。 こ の差は、 主と してボール径、 ボールハウ ス内径及びボールハ ウ ス形状によ っ て決定さ れる ので、 こ れ ら のいずれかを調整する こ と によ り 適宜 設定す る こ とができ る。 ま た、 ボールハウ スの先端縁 ( 5 ) は、 ボールの脱落を防止する ためにか しめ加工が 施されている。
上記構造は公知のボールペ ンチ ッ プ作製技術に従って 製造する こ とができ る。 例えば、 ボールハウスにボール を装填 した後、 ボールハ ウ スの先端縁をか しめ加工を行 う こ とによ り、 ボールノヽウス後端部から ロ ッ ドでボール を先端部方向に押 し上げてか しめ加工部の仕上げを行う' こ とによ り ボールペンチ ッ プを得る こ とができ る。
上記水性ボールペ ンの組み立ては、 通常は公知のボ一 ルペン組立方法に従えば良い。 例えば、 一端に本発明ボ —ルペンチ ッ プを取 り 付けた透明又は半透明のポ リ プロ ピレ ン製イ ンキ収容管 ( レ フ ィ ール) にイ ンキを充填す る こ とによ り 中芯を作製 した後、 中芯を本体に取 り付け、 さ らにキャ ッ プ及び尾栓を装着すれば良い。 なお、 本発 明では、 必要に応 じてイ ンキ等の充填時に混入 した空気 を除去するために遠心分離を行う こ と もでき る。
3 . 発色方法
本発明では、 本発明イ ンキを用いて吸収面上に描いた 筆跡の少な く と も一部を消 しゴムで擦る こ とによ り金属 粉顔料を取り 除 く こ とを特徴とする発色方法も包含する c 本発明イ ンキを用いて吸収面上に描かれた筆跡は、 基 本的には図 1 に示すよ う な構成によ り 二重発色作用を示 す。 本発明では、 図 1 ( B ) において 「着色剤 +水溶性有 機溶剤」 からなる着色面 (染料面) の大き さ は、 限 り な く 「金属粉顔料」 からなる着色面 (金属面) のそれに近 づける こ と もでき る。 換言すれば、 染料面と金属面がほ とんど一致する よ う に制御する こ と も可能である。 この 場合、 肉眼ではほとんど一色に近い外観となるカ^ この よ う な状態も本発明の一態様に含まれる。 染料面の広さ の調整は、 用いる水溶性有機溶剤の種類、 吸収面の種類 等を適宜選択する こ とによ つて実施する こ とができ る。
本発明イ ンキによ る上記筆跡は、 消 しゴムで擦れば金 属面のみが実質的に取 り 除かれ、 染料面だけが吸収面上 に残る こ とになる。 これによ り、 金属面に覆われていた 染料面も露出する結果、 染料のみの発色を得る こ とがで きる。 例えば、 筆跡の一部のみを消 しゴムで擦っ た場合 には、 二重発色と染料のみの発色との組み合わせからな る多彩な外観を作 り 出すこ とができ、 いろいろなデザィ ンの創作が可能になる。
上記消 しゴムは、 特に制限されず、 市販品をいずれも 使用する こ とができ る。 ま た、 吸収面の種類 (材質) も 限定的ではな く、 本発明の効果が得られる限り はいずれ のタイ プの吸収面に も適用でき る。 例えば、 紙類、 繊維 質 · 木質材料、 布類等が挙げられる。 本発明の二重発色ィ ンキ及びそれを用いた筆記具では、 特に、 金属粉顔料に対 して特定の水溶性有機溶剤及び水 溶性染料を用いるので、 長期にわた っ て当初の発色を維 持する こ とができ る。 すなわち、 長期にわた り安定 した 二重発色効果を得る こ とができ る。
ま た、 本発明イ ンキによれば、 水性イ ンキが増粘され ていて も、 着色剤が筆記面に十分に浸透拡散されて効果 的な輪郭線を形成でき、 優れた二重発色効果を得る こ と ができ る。
さ らに、 本発明では、 イ ンキ中のアルカ リ 金属塩の濃 度を調整する場合には、 イ ンキ中で溶剤成分の分離をよ り確実に防止する こ とができ、 優れた二重発色効果を維 持する こ とができ る。
本発明イ ンキによる筆跡は、 これを消 しゴムで擦る と 実質的に金属粉顔料だけが取 り 除かれる結果、 染料のみ によ る発色を容易に得る こ とができ、 多様なデザイ ンを 創出する こ とができ る。
本発明の二重発色イ ンキは、 各種の筆記具のイ ンキと して用いる こ とができ、 特に水性ボールペン用イ ンキと して最適である。 また、 本発明の水性ボ ルペンにおい て特定構造のボールペンチ ッ プを採用すれば、 最適なィ ンキ流出量を確保する こ とができ る結果、 本発明イ ンキ に よ る 二重発色効果をよ り 確実に得る こ と ができ る。 発明を実施する ための最良の形態 以下に実施例及び比較例を示 し、 本発明の特徴をよ り 具体的 に説明する。
実施例 1 〜 9及び比較例 1 〜 2
表 1 に示す組成のイ ンキをそれぞれ調製 した。 ま ず、 所定量の水、 水溶性染料及び金属粉顔料を混合 · 攪拌 し た後、 水溶性樹脂を配合 し、 常温で 1 時間攪拌 した。 次 いで、 水溶性有機溶剤な ら びに湿潤剤、 防腐剤及び潤滑 剤を配合 し、 p H調整剤 ( ト リ エタ ノ ールァ ミ ン、 水酸 ィ匕ナ ト リ ウ ム等) によ り p Hを調節 しな力 ら常温で 1 時 間攪拌する こ と に よ り イ ンキ組成物をそれぞれ得た。 得 られたイ ンキの粘度、 p H及びアルカ リ 金属塩の濃度 (重量% ) を測定 した。 その結果を表 1 に示す。
表 1 に示す各成分は以下の通 り であ る。
( 1 ) 水溶性染料
• 水溶性染料 1 : キサ ンテ ン系染料 ( 「CHGAI INK RED AM- 5」 中外化成製、 C. I. Acid Red 87、 塩分約 2 重量%以 下)
' 水溶性染料 2 : ト リ フ エ ニルメ タ ン系染料 ( 「ACID BLUE PI cone.」 住友化学工業製、 I. Acid Violet 21、 塩分約 5 重量%以下) ' 水溶性染料 3 : 1 : 1 型金属錯塩染料 ( 「LANYLNAVY BLUE TW」 住友化学工業製、 I. Acid Blue 193、 塩分約 1 0 重量%以下)
• 水溶性染料 4 : 1 : 2 型金属錯塩染料 ( 「 LANYL RED B」 住友化学工業製、 I. Acid Red 215、 塩分約 1 0 重量 %以下)
• 水溶性染料 5 : 金属 と配位結合 し得る ァ ゾ系染料
( 厂 SUNCHROMINE FAST BLUE MBJ 住友ィ匕学工業製、 C. I.
Mordant Blue 13、 塩分約 1 0 重量%以下)
· 水溶性染料 6 : ア ン ト ラ キノ ン系染料
( 厂 SUMINOL FAST PR cone. J 住友ィ匕学ェ 製ヽ C. I.
Acid Blue 129、 塩分約 1 0 重量%以下)
• 水溶性染料 7 : 銅 フ タ ロ シアニ ン系染料
( 厂 SUMILIGHT SUPRATURQUOISE Bし UE」 住友ィ匕学工業製、 I. Direct Blue 86、 塩分約 1 0 重量%以下)
' 水溶性染料 8 : ジ フ エ ニルメ タ ン系染料 ( 「AURAMINE EXTRA 0- 125;0- 100」 住友化学工業製、 I. Basic
Yellow 2、 塩分約 1 0 重量%以下)
' 水溶性染料 9 : ァ ク リ ジ ン系染料 ( 「 SUMITOMO
ACRIDI E ORANGE N0;RK cone. J 住友化学工業製 C. I.
Basic Orange 14、 塩分約 1 0 重量%以下)
' 水溶性染料 10 : ジスァ ゾ系染料 ( rSUMINOL MILLING SCARLET G」 住友化学工業製、 I. Acid Red 145、 塩分約 1 0 重量%以下)
• 水溶性染料 11 : モ ノ ァ ゾ系染料 ( 「 SUMIN0L FAST RED GG CONCJ 住友化学工業製、 I. Acid Red 19、 塩分約 1 0 重量%以下)
なお、 塩分は各水溶性染料中のアルカ リ 金属塩の濃度 を示す。 水溶性染料 1 及び 2 以外の染料は、 メ タ ノ 一ル、 ェタ ノ ール等の溶剤を用いて塩分を取 り 除いてか ら使用 し o
( 2 ) 水溶性有機溶剤
' 水溶性有機溶剤 1 : ジプロ ピ レ ン グ リ コ ールモ ノ プロ ピルエーテル (試薬)
' 水溶性有機溶剤 2 : ジプロ ピ レ ン グ リ コ ーノレモ ノ メ チ ルエーテル (試薬)
• 水溶性有機溶剤 3 : へキ シ レ ング リ コ ール (試薬) ( 3 ) 水溶性樹脂
' 水溶性樹脂 1 : ラ ムザ ンガム ズ 「 K7C233」 晶製) ' 水溶性樹脂 2 : ゥ ヱ ラ ン ガム ( 「 K U96」 . 曰
曰曰製) • 水溶性樹脂 3 : C M C ( 「セ ロ ゲ ン 5A」 第一工業製薬 製)
• 水溶性樹脂 4 : P V A ( 「 PVA- 204」 ク ラ レ製)
( 4 ) 金属粉顔料 • 金属粉顔料 1 : アル ミ ニ ウ ム粉顔料 ( 「 アルペー ス ト
WXM0630 J 東洋アル ミ ニウ ム製(リ ー フ イ ン グタ イ プ、 平 均粒径 8 m、 ア ル ミ ニ ウ ム粉約 5 5 〜 5 6 重量% ) • 金属粉顔料 2 : 着色アル ミ ニ ウ ム粉顔料 ( 「F701RE- W」 昭和ァノレ ミ ニゥ ム製(ノ ン リ ー フ イ ン グタ イ プ、 平均粒径 l l m、 アル ミ ニ ウ ム粉約 6 0 〜 7 0 重量% )
( 5 ) 添加剤
• 湿潤剤 : グ リ セ リ ン (試薬)
' 防腐防徽剤 : 1, 2 — ベ ン ゾイ ソ チア ゾ リ ン — 3 — ォ ン ( 「プロ ク セル GXLJ へキス ト合成製)
• 潤滑剤 : マ レイ ン酸モ ノ ア ミ ド (試薬)
試験例 1
表 1 に示す配合 (重量% ) の各イ ンキを、 洋白 ボール ペ ンチ ッ プ (ボール材質 : セ ラ ミ ッ ク ス ) を一端に取 り 付けたポ リ プロ ピ レ ン製イ ンキ収容管に充填 して 中芯と した。 次に、 本体に中芯を取 り 付けた後、 尾栓を装着 し た。 最後に、 中芯を遠心分離機によ り 管中の空気を除去 し、 '各ボールペ ンを得た。
各ボールペ ン について、 保存性を調べた。 保存性は、 5 0 °Cで 1 ヶ 月保存 し、 保存後のイ ンキに よ る筆跡 (市 販ルーズ リ ー フ に筆記) の変色度合いを 目 視観察する こ と に よ り 評価 した。 保存前後で色相変化が認め られなか つ た ものを〇、 色相変化が認め られた ものを X と した。 その結果を表 1 に示す。
en CD 表 1
Figure imgf000027_0001
比較例 1 及び 2 は、 保存後に はイ ンキが黒ずんで所定 の二重発色が得 られなかつ た。
こ れに対 し、 実施例 1 〜 9 では、 金属粉顔料の筆跡の 周囲に水溶性染料に よ る輪郭線が発現 し、 二重発色の強 調さ れた筆跡が得 られ、 保存前の発色と 同様の発色が得 られた。 ま た、 こ の筆跡を市販の消 し ゴムで擦 っ た と こ ろ、 そ の部分の金属粉顔料が取 り 除かれ、 水溶性染料に よ る線が鮮明に現れた。
こ れ らの結果か ら明 らかな よ う に、 本発明イ ンキでは- 長期保存後であ っ て も安定 している ため、 所望の二重発 色効果を得る こ とができ る。
実施例 1 0 〜 1 8 及び比較例 3 〜 4
表 2 に示す組成のィ ンキを実施例 1 と 同様に して調製 した。 表 2 に示す各成分 (表示) は表 1 と 同 じであ る。
試験例 2
表 2 に示す配合 (重量% ) の各イ ンキ組成物を 「サ ク ラふち ど り マー カ 一 メ タ リ ッ ク ( P M K メ タ 一 H ) 」 (サク ラ ク レパス製) 容器に充填 し、 マー カ 一ペ ンを作 製 した。
各マー カ 一ペ ンについて、 試験例 1 と 同様に して保存 性を調べた。 その結果を表 2 に示す。 n
DO
C
Figure imgf000029_0001
比較例 3 及び 4 では、 保存後にはィ ンキが黒みかがり. 色相変化が認め られ、 所定の二重発色が得 られなかっ た < これに対 し、 実施例 1 0 〜 1 8 では、 金属粉顔料の筆 跡の周囲に水溶性染料によ る輪郭線が発現 し、 二重発色 の強調された筆跡が得られ、 保存前の発色と同様の発色 が得られた。 また、 こ の筆跡を市販の消 しゴムで擦っ た と こ ろ、 その部分の金属粉顔料が取 り 除かれ、 水溶性染 料によ る線が鮮明に現れた。
実施例 1 9 〜 2 6
表 3 に示す配合 (重量% ) のイ ンキ組成物をそれぞれ 調製 した。 まず、 所定量の水、 着色剤及び金属粉顔料を 混合 , 攪拌 した後、 水溶性樹脂を配合 し、 常温で 1 時間 攪拌 した。 次いで、 水溶性有機溶剤な らびに湿潤剤、 防 腐剤及び潤滑剤を配合 し、 p H調整剤によ り p Hを調節 しながら常温で 1 時間攪拌する こ とによ り イ ンキ組成物 をそれぞれ得た。
表 3 に示す各成分は以下の通 り である。
( 1 ) 水溶性有機溶剤
• 水溶性有機溶剤 1 : ジプロ ピ レ ング リ コールモノ プロ ピルエーテル (試薬)
' 水溶性有機溶剤 2 : ジプロ ピ レ ング リ コールモノ プチ ルエーテル (試薬) • 水溶性有機溶剤 3 ジ プロ ピ レ ン グ リ コ ーノレモ ノ ェチ ノレエ ー テル (試薬)
• 水溶性有機溶剤 4 ジ プロ ピ レ ン グ リ コ 一ノレモ ノ チ ルエー テル (試薬)
· 水溶性有機溶剤 5 ト リ プロ ピ レ ン グ リ コ ーノレ (試薬)
• 水溶性有機溶剤 6 ; ト リ プロ ピ レ ン グ リ コ 一ノレモ ノ メ チルェ一テル (試薬)
• 水溶性有機溶剤 7 : へキ シ レ ン グ リ コ ー ル (試薬) ' 水溶性有機溶剤 8 : t — ブタ ノ 一ル (試薬)
( 2 ) 着色剤 (水溶性染料)
• 水溶性染料 1 : ト リ フ ニ ニルメ タ ン系染料
( 厂 NAPHTHALENE GREEN VSCJ 住友ィヒ学工業製、 C. I.
Acid Green 16、 塩分約 1 0 %以下)
• 水溶性染料 2 : ジ スァ ゾ系染料 ( 「SUMIN0L MILLING SCARLET G.」 住友化学工業製、 C. I. Acid Red 145、 塩分 約 1 0 %以下)
なお、 上記塩分 ( N a C 1 ) は染料中合計量 (重量% ) を示 し、 メ タ ノ ール、 エタ ノ ール等の溶剤を用いて取 り 除いた。
( 3 ) 水溶性樹脂
' 水溶性樹脂 1 : ラ ムザ ンガム ( 「K7C233」 三晶製.) • 水溶性樹脂 2 : ゥ ヱ ラ ンガム ( 「 K1A96J 三晶製) • 水溶性樹脂 3 : カルボキ ンチルセル ロ ー ス ( 「セ ロ ゲ ン 5A」 第一工業製薬製)
' 水溶性樹脂 4 : ポ リ ビニルァノレコ ール ( 「 PVA- 204」 ク ラ レ製)
( 4 ) 金属粉顔料
• 金属粉顔料 1 : アル ミ ニウ ム粉顔料 ( 「 WXM0630」 東洋 アル ミ ニウ ム製(リ ー フ イ ン グタ イ プ、 平均粒径 8 / m、 アル ミ ニ ウ ム粉約 5 5 〜 5 6 重量% )
• 金属粉顔料 2 : 着色アル ミ ニ ウ ム粉顔料 ( 「 F701RE- W」 昭和アル ミ ニウ ム製(ノ ン リ ー フ イ ングタ イ プ、 平均粒径 1 1 ^ m, アル ミ ニウ ム粉約 6 0 〜 7 0 重量% )
( 5 ) 添加剤
• 湿潤剤 : グ リ セ リ ン (試薬)
' 防腐防徵剤 : 1, 2 — ベ ンゾイ ソ チア ゾ リ ン ー 3 —ォ ン ( 「プロ ク セル GXLJ へキス ト 合成製)
• 潤滑剤 : マ レイ ン酸モ ノ ア ミ ド (試薬)
試験例 2
表 3 に示す各イ ンキ組成物を、 ステ ン レ ス鋼製ボール ペ ンチ ッ プ (ボール材質 : S i C 系セ ラ ミ ッ ク ス、 間隙 0. 0 3 5 m m ) を一端に取 り 付けたポ リ プロ ピ レ ン製 イ ンキ収容管に充填 して中芯と した。 次に、 本体に中芯 を取 り 付けた後、 尾栓を装着 し た。 最後に、 中芯を遠心 分離機によ り 管中の空気を除去 し、 各ボールペ ンを得た, 各ボールペ ンについて、 5 0 °Cで 1 ヶ 月保存 した後の 二重発色性、 筆記性、 保存性、 イ ンキ粘度及びイ ンキ p Hを調べた。 その結果を表 3 に示す。 表 3 には、 保存 前の各特性も併せて示す。 なお、 各試験方法は下記の通 り に して行った。
( 1 ) 二重発色性
各ボールペンを用いて市販のルーズ リ ー フ用紙に筆記 し、 筆跡の二重発色性の有無について 目視観察 した。 二 重発色性があ っ た ものを〇と し、 二重発色性が不明確な もの又は全 く ない ものを X と した。
( 2 ) 筆記性
各ボールペンを用いて市販のルーズ リ 一フ用紙に筆記 し、 その筆跡の状態について目視観察 した。 かすれ、 線 飛び、 詰ま り等がなかっ た ものを〇と し、 それらのいず れかが認め られた ものを X と した。
( 3 ) 保存性
5 0 °Cで 1 ヶ月保存し、 保存後のイ ンキによる筆跡の 変色度合いについて目視観察を した。 保存前後で色相変 化が認め られなかっ た ものを〇、 色相変化が認め られた ものを X と した。
( 4 ) イ ンキ粘度 32 各イ ンキについて、 E L D型粘度計 3 · ( R 1 4 ) コ
— ン 0. 5 r P m ( 2 0 C ) で測定 した結果 ( m p a • s ) を示す。
( 5 ) イ ンキ p H
各イ ンキについて、 p Hメ 一 夕 一計 ( 2 0 °C ) で測定 した結果を示す。 表 3
表 3 の結果から も明らかなよ う に、 実施例 1 9、 2 0 . 2 5 及び 2 6 では、 銀の筆跡の周囲に緑色の輪郭線が発 現 し、 二重発色の強調された筆跡が得られた。 実施例 2 1 及び 2 2 では、 赤色のメ タ リ ッ ク調の筆跡の周囲に緑 色の輪郭線が発現 し、 二重発色の強調された筆跡が得ら れた。 実施例 2 3 及び 2 4 では、 銀色の筆跡の周囲に赤 色の輪郭線が発現 し、 二重発色の強調された筆跡が得ら れた。 なお、 いずれの実施例も、 保存後もその機能及び 色相に変化がなかつ た。
こ の よ う に、 本発明イ ンキを用いる と と もに特定の間 隙を有する本発明ボールペンチ ッ プを併用する こ とによ つて、 筆記性がよ り 高め られる結果、 いっ そ う優れた二 重発色性が得られる こ とがわかる。

Claims

請求の範囲
1 ( 1 ) 金属粉顔料、 ( 2 ) 水、 ( 3 ) 分岐 した疎水 性基を有するアルコール類、 グ リ コール類及びグ リ コ一 ルェ一テル類の少な く と も 1 種の水溶性有機溶剤な らび に ( 4 ) ア ン ト ラキノ ン系染料、 カルボ二ゥム系染料及 び金属錯塩系染料の少な く と も 1 種の水溶性染料を含む 二重発色ィ ンキ。
2 さ らに水溶性樹脂を含む請求項 1 記載の二重発色ィ ンキ。
3 水溶性染料が、 カルボ二ゥム系染料及び金属錯塩系 染料の少な く と も 1 種である請求項 1 記載の二重発色ィ ンキ。
4 水溶性染料が、 ジ フ ニルメ タ ン系染料、 ト リ フ エ ニルメ タ ン系染料、 キサ ンテ ン系染料、 ァ ク リ ジ ン系染 料、 1 : 1 型金属錯塩染料、 1 : 2 型金属錯塩染料及び 銅フタ ロ シアニン系染料の少な く と も 1 種である請求項
1 記載の二重発色イ ンキ。
5 金属粉顔料の一部又は全部が耐水性処理されている 請求項 1 記載の二重発色ィ ンキ。
6 水溶性有機溶剤が、 一般式 C „H 2 n + 20 ( n : 4 〜 6 の整数) で示される アルコール類である請求項 1 記載の 二重発色ィ ンキ。 7 水溶性有機溶剤が、 ジプロ ピレ ング リ コールモ ノ プ 口 ピノレエ一 テル、 ジ プ ロ ピ レ ン グ リ コ 一ノレモ ノ メ チノレエ
—テル及びへキシ レ ングリ コ 一 ノレの少な く と も 1 種であ る請求項 1 記載の二重発色ィ ンキ。
8 金属粉顔料を 4 〜 1 5 重量% (金属粉と して) 含有 する請求項 1 記載の二重発色ィ ンキ。
9 アル力 リ 金属塩が合計で 1 重量%以下含まれている 請求項 1 記載の二重発色ィ ンキ。
1 0 ァノレカ リ 金属塩が N a C 1 及び N a 2 S 04の少な く と も 1 種である請求項 9 記載の二重発色ィ ンキ。
1 1 E L D型粘度計 3 ° , ( R 1 4 ) コー ン 0. 5 r p m ( 2 0 °C ) で測定 したときのイ ンキ粘度力 1 0 0 0 〜 1 0 0 0 O m P a · s である請求項 1 記載の二重発色 イ ンキ。
1 2 イ ンキ p Hが 5 ~ 1 0 である請求項 1 記載の二重 発色ィ ンキ。
1 3 請求項 1 記載のイ ンキを用いた筆記具。
1 4 請求項 1 記載のィ ンキを用いた水性ボールペ ン。 1 5 ボールペンチ ッ プにおける ボール直径とボールハ ウス内径との差が 0. 0 3 m m以上である チ ッ プを用い た請求項 1 4 記載の水性ボ一ルペ ン。
1 6 ボールペンチ ッ プにおける ボール直径とボールハ ウ ス 内径との差力 0. 0 3 〜 0. 0 4 m mであ る チ ッ プ を用 いた請求項 1 4 記載の水性ボー ルペ ン。
1 7 ボ一ノレペ ンチ ッ プにおけ る ボ一ノレの材質がセ ラ ミ ッ ク ス であ る請求項 1 4 記載の水性ボールべ ン。
1 8 ボ一ルペ ンチ ッ プにおけ る ボールの材質が炭化珪 素、 窒化珪素、 ジルコニァ及びアル ミ ナの少な く と も 1 種であ る 請求項 1 4 記載の水性ボー ルペ ン。
1 9 請求項 1 記載のイ ンキを用いて吸収面上に描いた 筆跡の少な く と も一部を消 し ゴムで擦る こ と に よ り 金属 粉顔料を取 り 除 く こ とを特徴とする発色方法。
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