明 細 書 ディスク装置 技術分野
この発明は、 ディスク挿入口からシャーシの内部に挿入されたデイス クを再生ユニッ トに搬送し、 かつ搬送ユニッ トに搬送されたディ スクを 再生ュニッ 卜からディスク揷入口に搬送しシャーシの外部に排出するた めの搬送ュニッ トを備えたディスク装置に関するものである。 背景技術
先ず、 車載用のディ スク装置について概略的に説明する。
第 1 図は車載用のディスク装置を示す概略的な構成図である。 第 1図 において、 1 はディスク装置、 2 は車体の内部に設置されるシャーシ、 3はディスク Dを回転させディ スク Dに記録されている情報を読み取る ための再生ュニッ ト、 4はシャーシに形成されたディ スク揷入口からシ ヤーシ 2の内部に挿入されたディ スク Dを再生ュニッ ト 3に搬送し、 か つ再生ュニッ ト 3 に搬送されたディ スク Dを再生ュニッ ト 3からディス ク揷入口に搬送しシャーシ 2の外部に排出するための搬送ユニッ トであ る。 5はディスク Dの再生中に車体の振動が再生ュニッ ト 3 に伝達する ことを防止するオイルダンバ等の弾性部材であり、 シャーシ 2の下面と 再生ユニッ ト 3 との間に設けられている。
再生ユニッ ト 3 において、 1 1 はターンテーブルを回転させるための モー夕やピックアップを移動させるためのモー夕等が収納されている再 生ュニッ トベースである。 1 1 aは加圧アームの回転軸であり、 再生ュ ニッ トベース 1 1 に設けられている。 1 2はディスク Dが載置され載置
されたディスク Dを回転させる夕一ンテ一ブルであり、 再生ュニッ 卜べ ース 1 1 に設けられている。 1 3は再生ュニッ トベース 1 1 に設けられ た回転軸 1 1 aを中心として a— b方向に回転する加圧アームである。 1 4は加圧アーム 1 3 を夕一ンテーブル 1 2側へ回転させることにより ディスク Dをターンテーブル 1 2 とで挟持するディ スク挟持体であり、 加圧アーム 1 3 に取り付けられている。 1 5はディ スク Dに記録されて いる情報を読み取るピックアップであり、 再生ユニッ トベース 1 1 に設 けられている。
搬送ユニッ ト 4において、 2 1 はシャーシ 2の上板に固定されたディ スク案内部、 2 2はディ スク挿入口からシャーシ 2の内部に挿入された ディスク Dをディ スク案内部 2 1 とで挟持しその状態で回転することに よりディスク Dを再生ュニッ ト 3 に搬送し、 かつ再生ュニッ ト 3 に搬送 されたディスク Dをディスク案内部 2 1 とで挟持しその状態で回転する ことによりディ スク Dをディ スク揷入口に搬送しシャーシ 2 の外部に排 出する搬送ローラである。
なお、 第 1 図には、 ディ スク挿入方向及びディスク排出方向にスライ ド移動することにより、 再生ユニッ トに設けられた加圧アーム及び搬送 ュニッ トに設けられた搬送ローラを移動させ、 かつ再生ュニッ 卜の固定 及びその解除を行うカムプレー トついては省略して図示していない。 次に動作について説明する。
ディスク揷入時
ディスク Dをディスク挿入口からシャーシ 2の内部に揷入すると、 デ イスク Dはディ スク案内部 2 1 と搬送ローラ 2 2 とで挟持される。 そし て、 搬送ローラ 2 2が回転することにより、 ディスク Dは再生ユニッ ト 3に搬送される。 再生ユニッ ト 3 に搬送されたディスク Dは、 加圧ァー ム 1 3が夕一ンテ一ブル 1 2側へ回転することによりターンテーブル 1
2 とディスク挟持体 1 4 とで挟持され、 ターンテーブル 1 2 に載置され る。 このとき、 カムプレー トにより固定されていた再生ユニッ トベース 1 1 の固定が解除され、 再生ユニッ トベース 1 1 は弾性部材 5 により支 持され、 ディスク Dに記録されている情報の読み取り、 すなわちデイス ク Dの再生が可能な状態となる。
ディスク再生時
ディ スク Dがターンテーブル 1 2 に載置され夕一ンテーブル 1 2上で 静止している状態にあるときにディ スク Dの再生を開始すると、 ターン テ一ブル 1 2が回転することによりディスク Dは回転する。 そして、 ピ ックアップ 1 5 により、 ディ スク Dに記録されている情報が読み取られ る。 このとき、 車体の振動が弾性部材 5 により吸収され、 車体の振動が 再生ュニッ ト 3に伝達することが防止される。
ディ スク排出時
ディ スク Dの再生が終了し、 ディ スク Dがターンテーブル 1 2 とディ スク挟持体 1 4とで挟持され夕一ンテーブル 1 2上で静止している状態 にあるときにディスク Dの排出を開始すると、 加圧プレー ト 1 3は夕一 ンテ一ブル 1 2から離れる方向に回転し、 その回転によりディ スク Dは ターンテーブル 1 2から持ち上げられディスク案内部 2 1 と搬送ローラ 2 2 とで挟持される。 そして、 搬送ローラ 2 2が回転することにより、 ディスク Dはディスク挿入口に搬送されシャーシ 2の外部に排出される 。 このとき、 再生ユニッ トベース 1 1 は、 カムプレー トにより固定され る。
ここまでが、 車載用のディ スク装置についての概略的な説明である。 以後、 従来の車載用のディ スク装置における各部の詳細について説明 する。
第 2図は従来のディ スク装置における再生ュニッ トを示す構成図であ
る。 第 2図は再生ユニッ トを第 1 図の X方向から見たときの構成を示し ている。 第 2図は 1 2 c mディスクの挿入開始時の状態を示している。 第 2図では、 1 2 c mディスク Dが二点破線で示されている。 また、 第 3図は従来のディスク装置におけるディ スクス トツバを示す構成図であ る。 第 3図は第 2図の I 一 I 線に沿った断面図を示している。 第 2図及 び第 3図において、 1 4 1 はディスク Dに記録されている情報を読み取 るための再生ュニッ ト、 1 4 3 はディ スク Dの再生中に車体の振動が再 生ュニッ ト 1 4 1 に伝達することを防止するオイルダンバ等の弾性部材 、 1 4 4 a〜 l 4 4 c は再生ュニッ ト 1 4 1 に設けられた第 1 〜第 3の 位置決め軸である。
また、 1 5 1 はターンテ一ブルを回転させるためのモー夕やピックァ ップを移動させるためのモ一夕等が収納されている再生ユニッ トべ一ス である。 1 5 I dは加圧アームの回転軸であり、 再生ユニッ トベース 1 5 1 に設けられている。 1 5 4は再生ュニッ トベース 1 5 1 に設けられ た回転軸 1 5 1 dを中心として回転する加圧アームである。 1 5 5は加 圧アーム 1 5 4をターンテーブル側へ回転させることによりディ スク D を夕一ンテーブルとで挟持するディ スク挟持体であり、 加圧アーム 1 5 4に取り付けられている。
また、 1 6 1 はシャーシの内部に挿入されたディスク Dに押されて B 方向 (ディ スク挿入方向) へ移動するディ スクス トツバである。 1 6 2 はディ スクス トツバ 1 6 1 の移動に併せて回転するレバース トツバであ り、 加圧アーム 1 5 4の上面に設けられている。 1 6 3はレバ一ス トツ パ 1 6 2の回転に併せて回転すると共にディスク Dがシャーシの内部に 挿入されていないときのディスクス トッパ 1 6 1 の位置決めを行いレバ 一ス トッパ 1 6 2の回転に併せて回転したときに後述する作動レバ一を A方向 (ディスク排出方向) ヘスライ ド移動させるスライ ドロックであ
り、 加圧アーム 1 5 4の下側に設けられている。 1 6 5はディスク挟持 体 1 5 5 を加圧アーム 1 5 4に取り付けるための保持部材、 1 6 6はレ バース トッパ 1 6 2 とスライ ドロック 1 6 3 とに連結された第 1 のスプ リ ング、 1 6 7 は加圧アーム 1 5 4 とスライ ドロック 1 6 3 とに連結さ れた第 2のスプリ ングである。
ディスクス トッパ 1 6 1 において、 1 6 1 aはシャーシの内部に挿入 されたディスク Dが当接する当接部、 1 6 1 bは加圧アーム 1 5 4に形 成されたガイ ド孔と係合する係合部、 1 6 1 c はレバース トツバ 1 6 2 に形成された係合孔に係合する係合ピンである。
レバ一ス トッノ \° 1 6 2 において、 1 6 2 aはレバース トッゾ° 1 6 2の 回転軸、 1 6 2 bは第 1 のスプリ ング 1 6 6が連結された連結部、 1 6 2 c はディ スクス トツバ 1 6 1 に設けられた係合ピン 1 6 1 cが係合す る係合孔、 1 6 2 dはスライ ドロック 1 6 3 に設けられた規制ピンを支 持する規制孔、 1 6 2 eは規制孔 1 6 2 dを構成する第 1規制部、 1 6 2 f は規制孔 1 6 2 dを構成する第 2規制部である。
スライ ドロック 1 6 3 において、 1 6 3 aはフロン トアームに押され る受圧部、 1 6 3 bは後述する作動レバーを押す加圧部、 1 6 3 c はレ バース トツパ 1 6 2 に形成された規制孔 1 6 2 dに支持された規制ピン 、 1 6 3 dは第 1 のスプリ ング 1 6 6が連結された連結部、 1 6 3 e は 第 2のスプリ ング 1 6 7が連結された連結部、 1 6 3 f はレバ一ス トツ パ 1 6 2の回転軸 1 6 2 aを支持するスライ ド孔である。
加圧アーム 1 5 4において、 1 5 4 aは第 2のスプリ ング 1 6 7が連 結された連結部である。 1 5 4 bはディ スクス トツバ 1 6 2 に設けられ た係合部 1 6 1 bが係合すると共にディスクス トツバ 1 6 2 に設けられ た係合ピン 1 6 1 cが貫通しシヤーシの内部に挿入されたディスク Dに 押されたディスクス トッパ 1 6 1 をガイ ドするガイ ド孔であり、 加圧ァ
ーム 1 5 4の略中央部にディスク Dの搬送方向に沿って形成されている 。 1 5 4 c はディスクス トツバ 1 6 1 に設けられた係合部 1 6 1 bをガ イ ド孔 1 5 4 bと係合させるために形成された係合部挿入孔、 1 5 4 d はスライ ドロック 1 6 3 に設けられた規制ピン 1 6 3 c をレバ一ス トツ パ 1 6 2 に形成された規制孔 1 6 2 dで支持するために形成された窓孔 である。
保持部材 1 6 5 において、 1 6 5 aはディスク挟持体 1 5 5 の上部セ ン夕突起 1 5 5 aを押圧しながらディスク挟持体 1 5 5 を保持する保持 部、 1 6 5 bは加圧アーム 1 5 4に形成された係合部揷入孔 1 5 4 c を 被覆する被覆部である。
この従来のディスク装置では、 ディスク Dがシャーシの内部に挿入さ れていないとき、 作動レバ一の位置が決まっている。 このため、 スライ ドロック 1 6 3の位置が決まり、 スライ ドロック 1 6 3 に設けられた規 制ピン 1 6 3 cがレバ一ス ト ッパ 1 6 2 に形成された規制孔 1 6 2 dを 構成する第 1規制部 1 6 2 e に位置することにより レバ一ス トッパ 1 6 2の位置が決まり、 さらにディ スクス トッパ 1 6 1 の位置が決まる構成 となっている。 そして、 従来のディ スク装置では、 ディ スク Dがシャ一 シの内部に揷入されていないとき、 ディスクス トッパ 1 6 1 に設けられ た係合部 1 6 1 bは保持部材 1 6 5 に当接しない構成となっている。 第 4図は従来のディスク装置における搬送ュニッ トを示す構成図であ る。 第 4図は搬送ュニッ トを第 1 図の Y方向から見たときの構成を示し ている。 第 4図は 1 2 c mディ スクの搬送時の状態を示している。 第 4 図では、 1 2 c mディ スク Dが二点破線で示されている。 また、 第 5図 は従来のディスク装置におけるディスク案内部を示す構成図である。 第 5図はディスク案内部を第 1 図の Z方向から見たときの構成を示してい る。 第 4図及び第 5図において、 1 3 2は車体の内部に設置されるシャ
ーシ、 1 3 3はシャーシ 1 3 2の正面板に形成されたディスク揷入口で ある。
また、 1 7 1 はシャーシ 1 3 2の上板に固定されたディスク案内部、 1 7 3はディスク揷入口 1 3 3からシャーシ 1 3 2の内部に挿入された ディスク Dをディスク案内部 1 7 1 とで挟持しその状態で回転すること によりディスク Dを再生ユニッ トに搬送し、 かつ再生ユニッ トに搬送さ れたディスク Dをディスク案内部 1 7 1 とで挟持しその状態で回転する ことによりディ スク Dをディ スク揷入口 1 3 3 に搬送しシャーシ 1 3 2 の外部に排出する搬送ローラ、 1 7 4は搬送ュニッ トベースである。 ディスク案内部 1 7 1 において、 1 7 1 aは中央部から端部に向けて 搬送ローラ 1 7 3 に近づく形状の凸部であり、 ディ スク搬送方向と垂直 な方向に延在して形成されている。
搬送ローラ 1 7 3 において、 1 7 3 aは搬送口一ラ 1 7 3のシャフ ト であり、 ディ スク搬送方向と垂直な方向を向くように搬送ユニッ トべ一 ス 7 4に形成された丸孔に挿入されている。 1 7 3 bは搬送ローラ 1 7 3のシャフ ト 1 7 3 aが遊挿され、 中央部から端部に向けて太くなる形 状のゴムローラである。
この従来のディ スク装置では、 ディ スク Dの搬送時に、 ディ スク Dを ディスク案内部 1 7 1 に形成された凸部 1 7 1 a と搬送ローラ 1 7 3 と で挟持する構成となっている。
第 6図は従来のディスク装置におけるカムプレー ト及びその関連部品 を示す構成図である。 第 6図 (A ) はカムプレー ト及びその関連部品を 第 1 図の X方向から見たときの構成を示し、 第 6図 (B ) はカムプレー ト及びその関連部品を第 6図 (A ) の P方向から見たときの構成を示し 、 第 6図 (C ) は第 6図 (B ) 中の破線で囲んだ Q部分の拡大図を示し ている。 第 6図はディスク搬送時の初期段階の状態を示している。 第 6
図は曲線 bで囲まれる部分がシャーシの右側板となるように示されてい る。 第 6図において、 1 7 8は搬送ローラを回転させるためのモー夕の 回転を搬送ローラ 1 7 3 に伝達する減速ギヤ群であり、 シャーシ 1 3 2 に設けられている。
また、 1 8 1 は A— B方向にスライ ド移動し、 B方向にスライ ド移動 するときにディスクを夕一ンテーブルとディ スク挟持体とで挟持しない 方向に加圧アームを移動させ、 かつディ スクをディ スク案内部と搬送口 ーラ 1 7 3 とで挟持する方向に搬送ローラ 1 7 3 を移動させ、 A方向に スライ ド移動するときにディ スクをターンテーブルとディ スク挟持体と で挟持する方向に加圧アームを移動させ、 かつディ スクをディスク案内 部と搬送ローラ 1 7 3 とで挟持しない方向に搬送ローラ 1 7 3 を移動さ せるカムプレー トであり、 シャーシ 1 3 2の右側板と再生ュニッ 卜との 間に設けられている。 1 8 2はシャーシ 1 3 2 に形成されたガイ ド溝に 沿って A— B方向にスライ ド移動しその移動によりカムプレー ト 1 8 1 を A— B方向ヘスライ ド移動させる作動レバーであり、 カムプレート 1 8 1 上に配置されている。 1 8 3はカムプレー ト 1 8 1 が B方向へスラ ィ ド移動するときに再生ュニッ トを固定するための第 1 のリ ンク部材で あり、 シャーシ 1 3 2 とカムプレー ト 1 8 1 との間に設けられている。 1 8 4はシャーシ 1 3 2 と作動レバー 1 8 2 とを連結する第 4のスプリ ングである。
カムプレー ト 1 8 1 において、 1 8 1 aはシャーシ 1 3 2の右側板に 形成された鍵状爪が係合し、 カムプレー ト 1 8 1 をガイ ドする長孔、 1 8 1 は搬送ュニッ トベース 1 7 4に設けられた移動軸 1 7 4 c を支持 し、 カムプレー ト 1 8 1 のスライ ド移動に併せて移動軸 1 7 4 c をガイ ドする Z状孔、 1 8 1 c は再生ユニッ トに設けられた第 1 の位置決め軸 1 4 4 aを支持し、 カムプレー ト 1 8 1 のスライ ド移動に併せて第 1 の
位置決め軸 1 4 4 aをガイ ドする水平孔、 1 8 1 dは再生ュニッ トに設 けられた第 2の位置決め軸 1 4 4 bを支持し、 カムプレー ト 1 8 1 のス ライ ド移動に併せて第 2の位置決め軸 1 4 4 bをガイ ドする水平溝、 1 8 1 e は水平孔 1 8 1 c による第 1 の位置決め軸 1 4 4 aの支持を解除 する解除孔、 1 8 1 f は水平溝 1 8 1 dによる第 2の位置決め軸 1 4 4 bの支持を解除する解除溝、 1 8 l gは第 1 のリ ンク部材 1 8 3 に形成 された丸孔に揷入された第 1 のリ ンク部材 1 8 3の回転軸、 1 8 1 hは 加圧アーム 1 5 4に設けられた右側面曲げ部 1 5 4 e (第 2図参照) と 当接し、 Aから B方向に向かって下降する形状の傾斜部、 1 8 1 i は力 ムプレー ト 1 8 1 の上部に形成された凹部、 1 8 1 j は減速ギヤ群 1 7 8が貫通する貫通孔である。
作動レバ一 1 8 2 において、 1 8 2 aはカムプレー ト 1 8 1 に形成さ れた凹部 1 8 1 i に配置され、 凹部 1 8 1 i を押すことにより、 作動レ バー 1 8 2のスライ ド移動に併せてカムプレー ト 1 8 1 を A— B方向へ スライ ド移動させる凸部、 1 8 2 bは減速ギヤ群 1 7 8 と嚙み合って作 動レバー 1 8 2 を移動させるラックである。
第 1 のリ ンク部材 1 8 3 において、 1 8 3 aはシャーシ 1 3 2 の右側 板に形成された Z状孔に支持された移動軸、 1 8 3 bはカムプレー ト 1 8 1 に設けられた第 1 のリ ンク部材 1 8 3 の回転軸 1 8 1 gが挿入され た丸孔、 1 8 3 c はカムプレー ト 1 8 1 が B方向にスライ ド移動すると きに、 再生ュニッ 卜に設けられた第 1 の位置決め軸 1 4 4 aを挟み込む 挟持部である。
シャーシ 1 3 2 の右側板において、 1 3 2 dは第 1 のリ ンク部材 1 8 3 に設けられた移動軸 1 8 3 aを支持し、 カムプレー ト 1 8 1 のスライ ド移動に併せて移動軸 1 8 3 aをガイ ドする Z状孔である。
また、 1 8 8は作動レバ一 1 8 2が A方向ヘスライ ド移動するときに
、 カムプレート 1 8 1 に形成された凹部 1 8 1 i と作動レバ一 1 8 2に 形成された凸部 1 8 2 a とが当接する第 1 の当接部、 1 8 9は作動レバ — 1 8 2が B方向ヘスライ ド移動するときに、 カムプレー ト 1 8 1 に形 成された凹部 1 8 1 i と作動レバ一 1 8 2に形成された凸部 1 8 2 a と が当接する第 2の当接部である。
このディ スク装置では、 カムプレート 1 8 1が B方向ヘスライ ド移動 するときに、 カムプレー ト 1 8 1 に設けられた傾斜部 1 8 1 hに沿って 加圧アーム 1 5 4に設けられた右側面曲げ部 1 5 4 eが上昇することに より加圧アームが上昇しターンテーブルからディ スクを持ち上げる構成 となっている。 一方、 カムプレー ト 1 8 1 が A方向ヘスライ ド移動する ときに、 傾斜部 1 8 1 hの傾斜に沿って右側面曲げ部 1 5 4 eが下降す ることにより加圧アーム 1 5 4が下降しディ スクをターンテーブルに載 置する構成となっている。
また、 この従来のディ スク装置では、 ディ スク挿入時に、 作動レバ一 1 8 2が A方向ヘスライ ド移動し、 作動レバー 1 8 2 に形成されたラッ ク 1 8 2 bが減速ギヤ群 1 7 8 と嚙み合う構成となっている。 そして、 減速ギヤ群 1 7 8の駆動力により、 作動レバー 1 8 2がさ らに A方向に スライ ド移動し、 作動レバー 1 8 2 に形成された凸部 1 8 2 a力 第 1 の当接部 1 8 7 においてカムプレー ト 1 8 1 に形成された凹部 1 8 1 i に当接し凹部 1 8 1 i を押す構成となっている。 このため、 カムプレー 卜 1 8 1が作動レバ一 1 8 2 のスライ ド移動に併せて A方向ヘスライ ド 移動する構成となっている。
また、 この従来のディスク装置では、 ディスク排出時に、 減速ギヤ群 1 7 8が逆回転して作動レバー 1 8 2が B方向ヘスライ ド移動し、 作動 レバー 1 8 2 に形成された凸部 1 8 2 aが、 第 2の当接部 1 8 8におい てカムプレート 1 8 1 に形成された凹部 1 8 1 i に当接し凹部 1 8 1 i
を押す構成となっている。 このため、 カムプレート 1 8 1が作動レバー
1 8 2のスライ ド移動に併せて B方向ヘスライ ド移動する構成となって いる。 そして、 減速ギヤ群 1 7 8の駆動力により、 作動レバ一 1 8 2が さらに B方向にスライ ド移動し、 作動レバー 1 8 2 に形成されたラック
1 8 2 bが減速ギヤ群 1 7 8から外れる構成となっている。 そして、 作 動レバ一 1 8 2 に形成されたラック 1 8 2 bが減速ギヤ群 1 7 8から外 れた後、 作動レバー 1 8 2が第 4のスプリ ング 1 8 4の力により B方向 へ引っ張られて初期の位置に戻る構成となっている。 そして、 このとき
、 作動レバー 1 8 2 に形成された凸部 1 8 2 aがカムプレー ト 1 8 1 に 形成された凹部 1 8 1 i を押し、 カムプレー ト 1 8 1 も初期の位置に戻 る構成となっている。
第 7 図は従来のディ スク装置における再生ユニッ トベースを示す構成 図である。 第 7図 (A ) は再生ユニッ トべ一スを第 1 図の X方向から見 たときの構成を示し、 第 7図 ( B ) は再生ユニッ トベースを第 7 図 (A
) の P方向から見たときの構成を示している。 第 7図は 1 2 c mデイス クが夕一ンテ一ブルから持ち上げられている状態を示している。 第 7図 では、 1 2 c mディ スク Dが二点破線で示されている。 第 7図において
、 1 5 1 aは再生ュニッ トベース 1 5 1 のディスク挿入側と反対側の側 面である奥側側面である。 1 5 2 はディ スクが載置され載置されたディ スクを回転させる夕一ンテーブルであり、 再生ユニッ トベース 1 5 1 に 設けられている。 従来のディスク装置は以上のように構成されているので、 ディ スク D の搬送時に、 ディスクをディスク案内部に形成された凸部と搬送ローラ とで挟持していた。 このため、 ディ スクの搬送時に、 ディ スクにその搬 送方向と反対方向に大きな力が働き、 ディスクの挿入や排出ができなく なるという課題があつた。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、 ディ スクの搬送時に、 ディスクにその搬送方向と反対方向に大きな力が働く ことにより、 ディ スクの挿入や排出ができなくなるという不具合を防止 できるディ スク装置を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係るディスク装置は、 搬送ユニッ トが、 回転軸と回転部と を備えた補助ローラであって、 回転軸がディスク搬送方向と垂直な方向 を向くようにディ スク案内部に取り付けられ、 かつ回転部の外周面がデ イスク案内部に形成された凸部より搬送ローラ側に位置するようにディ スク案内部の端部に配置された当該補助ローラを備えたものである。
このことによって、 ディスク搬送時に、 ディスクにその搬送方向と反 対方向に加わる力が低減するため、 ディ スクをスムーズに搬送でき、 デ イスクの挿入や排出ができなくなることを防止できる効果がある。
この発明に係るディ スク装置は、 ディ スク案内部が、 補助ローラの回 転軸をその軸方向に押圧する板パネ部を備えたものである。
このことによって、 補助ローラががたつかず、 異音の発生を防止でき る効果がある。
この発明に係るディ スク装置は、 回転部の外面が中央部から端部に向 かうに従って搬送ローラに近づくように、 補助ローラが配置されている ものである。
このことによって、 ディ スクの搬送時に、 ディスクはその外周エッジ でのみ補助ローラと接触するため、 ディスクの記録面が傷つく ことを防 止できる効果がある。 図面の簡単な説明
第 1 図は車載用のディ スク装置を示す概略的な構成図である。
第 2図は従来のディ スク装置における再生ュニッ 卜を示す構成図であ る。
第 3図は従来のディスク装置におけるディ スクス トツパを示す構成図 である。
第 4図は従来のディスク装置における搬送ュニッ トを示す構成図であ る。
第 5図は従来のディスク装置におけるディスク案内部を示す構成図で める。
第 6図は従来のディスク装置におけるカムプレー ト及びその関連部品 を示す構成図であり、 (A ) は第 1 図の X方向から見たときの構成を示 し、 ( B ) は (A ) の P方向から見たときの構成を示し、 ( C ) は ( B ) 中の破線で囲んだ Q部分の拡大図を示している。
第 7図は従来のディ スク装置における再生ュニッ トベースを示す構成 図であり、 (A ) は第 1 図の X方向から見たときの構成を示し、 ( B ) は (A ) の P方向から見たときの構成を示している。
第 8図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置の外観を示す斜 視図である。
第 9図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置のシャーシ内部 を示す構成図である。
第 1 0図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置における再生 ユニッ トを示す構成図であり、 (A ) は第 1 図の Z方向から見たときの 構成を示し、 (B ) は ( A ) の P方向から見たときの構成を示している 第 1 1 図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における再生 ュニッ ト及び搬送ュニッ トを 8 c mディスクの搬送時の状態について示
す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し、 (B) は (A) の P方向から見たときの構成を示している。
第 1 2図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における再生 ュニッ ト及び搬送ュニッ トを 8 c mディスクの再生時の状態について示 す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し、 ( B ) は第 1 1図 (A) の P方向から見たときの構成を示している。 第 1 3図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における再生 ュニッ ト及び搬送ュニッ トを 1 2 c mディスクの搬送時の状態について 示す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し 、 ( B ) は第 1 1図 (A) の P方向から見たときの構成を示している。 第 1 4図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における再生 ュニッ ト及び搬送ュニッ トを 1 2 c mディスクの再生時の状態について 示す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し 、 ( B ) は第 1 1図 (A) の P方向から見たときの構成を示している。 第 1 5図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置におけるディ スクス トツパを示す構成図である。
第 1 6図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における搬送 ユニッ トを示す構成図であり、 (A) は第 1図の Y方向から見たときの 構成を示し、 (B ) は (A) の P方向から見たときの構成を示している 第 1 7図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置におけるディ スク案内部及び補助ローラを示す構成図であり、 (A) は第 1 図の Z方 向から見たときの構成を示し、 (B ) は ( A) 中の破線で囲んだ P部分 の拡大図を示し、 (C) は ( A) 中の破線で囲んだ Q部分を R方向から 見た拡大図を示している。
第 1 8図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における搬送
ユニッ トベースを示す構成図であり、 (A) は搬送ユニッ トベースを第 1図の X方向から見たときの構成を示し、 (B) は ( A) の P方向から 見たときの構成を示し、 (C) は ( A) の Q方向から見たときの構成を 示し、 (D) は (A) の R方向から見たときの構成を示している。
第 1 9図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における搬送 ユニッ ト及び減速ギヤ群を示す構成図であり、 (A) はディスク搬送時 の状態を示し、 (B) はディ スク再生時の状態を示している。
第 2 0図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置におけるカム プレート及びその関連部品をディ スク搬送時の第 1段階の状態について 示す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し 、 ( B ) は (A) の P方向から見たときの構成を示し、 (C) は (A) 中の破線で囲んだ Q部分の拡大図を示している。
第 2 1図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置におけるカム プレー ト及びその関連部品をディスク搬送時の第 2段階の状態について 示す構成図である。
第 2 2図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置におけるカム プレー 卜及びその関連部品をディ スク再生時の状態について示す構成図 である。
第 2 3図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置におけるカム プレー ト及びその関連部品をディ スク搬送時の第 1段階の状態について 示す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し 、 ( B ) は第 2 0図 (A) の P方向から見たときの構成を示している。 第 2 4図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置におけるカム プレート及びその関連部品をディ スク搬送時の第 2段階の状態について 示す構成図であり、 (A) は第 1図の X方向から見たときの構成を示し 、 (B) は第 2 0図 (A) の P方向から見たときの構成を示している。
第 2 5図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置におけるカム プレー ト及びその関連部品をディスク再生時の状態について示す構成図 であり、 (A ) は第 1 図の X方向から見たときの構成を示し、 (B ) は 第 2 0図 (A ) の P方向から見たときの構成を示している。
第 2 6図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置におけるカム プレー トを示す構成図である。
第 2 7図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置におけるロッ クプレ一ト及びその関連部品をディスク搬送時の状態について示す構成 図であり、 (A ) は第 1 図の X方向から見たときの構成を示し、 (B ) は (A ) の P方向から見たときの構成を示している。
第 2 8図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置におけるロッ クプレー ト及びその関連部品をディ スク再生時の状態について示す構成 図である。
第 2 9図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置における再生 ユニッ トベースを示す構成図であり、 (A ) は第 1 図の X方向から見た ときの構成を示し、 ( B ) は ( A ) の P方向から見たときの構成を示し ている。
第 3 0図はこの発明の実施の形態 2 によるディスク装置におけるディ スク案内部及び補助ローラを示す構成図である。 発明を実施するための最良の形態
以下、 この発明をより詳細に説明するために、 この発明を実施するた めの最良の形態について、 添付の図面に従って説明する。
実施の形態 1 .
第 8図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置の外観を示す斜 視図である。 第 8図はディスク挿入前あるいはディスク排出後の状態を
示している。 第 8図において、 3 1 はディスク装置、 3 2は車体の内部 に設置されるシャーシ、 3 3 はシャーシ 3 2の前板に形成されたデイス ク挿入口である。 シャーシ 3 2の内部には、 後述する再生ユニッ ト、 搬 送ユニッ ト並びにカムプレー ト等が設けられている。
第 9図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置のシャーシ内部 を示す構成図である。 第 9図はディ スク装置のシャーシ内部を第 1 図の X方向から見たときの構成を示している。 第 9図は 1 2 c mディ スクの 挿入開始時の状態を示している。 第 9図では、 1 2 c mディ スク Dが二 点破線で示されている。 第 9図において、 4 1 はディ スク Dに記録され ている情報を読み取るための再生ュニッ ト、 4 2 はディ スク挿入口から シャーシ 3 2の内部に挿入されたディスク Dを再生ュニッ ト 4 1 に搬送 し、 かつ再生ュニッ ト 4 1 に搬送されたディスク Dをディ スク挿入口に 搬送しシャーシ 3 2の外部に排出するための搬送ュニッ トである。 4 3 はディ スク Dの再生中に車体の振動が再生ュニッ ト 4 1 に伝達すること を防止するオイルダンパ等の弾性部材であり、 シャーシ 3 2の下板と再 生ュニッ 卜 4 1 との間に設けられている。 4 4 a〜 4 4 c は再生ュニッ ト 4 1 に設けられた第 1 〜第 3 の位置決め軸である。 4 5は第 1 , 第 2 の位置決め軸 4 4 a , 4 4 bを固定することによる再生ュニッ ト 4 1 の 固定、 及び第 1 , 第 2の位置決め軸 4 4 a, 4 4 bの固定を解除するこ とによる再生ュニッ ト 4 1 の固定解除を行うカムプレー トであり、 シャ ーシ 3 2の右側板と再生ュニッ ト 4 1 との間に設けられている。 4 6は 第 3の位置決め軸 4 4 c を固定することによる再生ュニッ ト 4 1 の固定 、 及び第 3の位置決め軸 4 4 c の固定を解除することによる再生ュニッ ト 4 1 の固定解除を行うロックプレー トであり、 シャーシ 3 2の左側板 と再生ュニッ ト 4 1 との間に設けられている。 なお、 再生ュニッ ト 4 1 は、 図示しない複数本のスプリ ングによりシャーシ 3 2から吊り下げら
れている。
第 1 0図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における再生 ュニッ トを示す構成図である。 第 1 0図 (A ) は再生ユニッ トを第 1 図 の Z方向から見たときの構成を示し、 第 1 0図 (B ) は再生ユニッ トを 第 1 0図 (A ) の P方向から見たときの構成を示している。 第 1 0図は ディスク揷入前あるいはディ スク排出後の状態を示している。 第 1 0図 において、 5 1 はターンテーブルを回転させるためのモー夕やピックァ ップを移動させるためのモー夕等が収納されている再生ユニッ トベース である。 5 I dは加圧アームの回転軸であり、 再生ユニッ トベース 5 1 に設けられている。 5 2はディスクが載置され、 載置されたディスクを 回転させるターンテーブルであり、 再生ユニッ トベース 5 1 に設けられ ている。 5 3は夕一ンテーブル 5 2 を回転させるための第 1 のモー夕、 5 4は再生ユニッ トべ一ス 5 1 に設けられた回転軸 5 1 dを中心として 回転する加圧アームである。 5 5は加圧アーム 5 4をターンテーブル 5 2側へ回転させることによりディ スクをターンテーブル 5 2 とで挟持す るディ スク挟持体であり、 加圧アーム 5 4に取り付けられている。 5 6 はディ スクに記録されている情報を読み取るピックアップであり、 再生 ュニッ トベース 5 1 に設けられている。 5 7 aはピックアップ 5 6 を支 持するガイ ド溝、 5 7 bはピックアップ 5 6 を支持するガイ ド軸、 5 8 はピックアップ 5 6 を移動させるための第 2のモ一夕、 5 9は第 2のモ —夕 5 8の回転をガイ ド軸 5 7 bに伝達する減速機構である。
このディスク装置では、 減速機構 5 9 を介して第 2のモー夕 5 8の回 転がガイ ド軸 5 7 bに伝達されてガイ ド軸 5 7 bが回転し、 ガイ ド溝 5 7 a とガイ ド軸 5 7 b とから成る一対のガイ ドに沿って、 ピックアップ 5 6が移動する構成となっている。
第 1 1 図〜第 1 4図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置に
おける再生ユニッ ト及び搬送ユニッ トを示す構成図である。 第 1 1 図 ( A) 、 第 1 2図 (A) 、 第 1 3図 (A) 及び第 1 4図 (A) は再生ュニ ッ ト及び搬送ュニッ トを第 1 図の X方向から見たときの構成を示し、 第 1 1 図 ( B) 、 第 1 2図 (B) 、 第 1 3図 ( B ) 及び第 1 4図 (B ) は 再生ユニッ ト及び搬送ユニッ トを第 1 1 図 (A) の P方向から見たとき の構成を示している。 第 1 1 図は 8 c mディスクの搬送時の状態を示し 、 第 1 2図は 8 c mディスクの再生時の状態を示し、 第 1 3図は 1 2 c mディスクの搬送時の状態を示し、 第 1 4図は 1 2 c mディスクの再生 時の状態を示している。 第 1 1 図及び第 1 2図では、 8 c mディ スク D が二点破線で示され、 第 1 3図及び第 1 4図では、 1 2 c mディ スク D が二点破線で示されている。 また、 第 1 5図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置におけるディスクス トツバを示す構成図である。 第 1 5図は第 1 1 図 ( A ) I I — I I 線に沿った断面図を示している。 第 1 1 図〜第 1 5図において、 6 1 はシャーシ 3 2の内部に挿入されたデ イスク Dに押されて B方向 (ディスク挿入方向) へ移動するディスクス トツバである。 6 2はディスクス トツバ 6 1 の移動に併せて回転するレ バース トツバであり、 加圧アーム 5 4の上面に設けられている。 6 3は レバース トツバ 6 2の回転に併せて回転すると共にシャーシ 3 2の内部 にディ スク Dが挿入されていないときのディスクス トツパ 6 2 の位置決 めを行いレバ一ス トツパ 6 2の回転に併せて回転したときに後述する作 動レバー 8 2 を A方向 (ディスク排出方向) ヘスライ ド移動させるスラ イ ドロックであり、 加圧アーム 5 4の下側に設けられている。 6 4はシ ヤーシ 3 2の内部に挿入された 1 2 c mディスク Dに押されて回転し、 スライ ドロック 6 3によるレバ一ス トツパ 6 2の規制を解除するように スライ ドロック 6 3を移動させるフロン トアーム、 6 5はディスク挟持 体 5 5 を加圧アーム 5 4に取り付けるための保持部材、 6 6はレバース
トツパ 6 2 とスライ ドロック 6 3 とに連結された第 1 のスプリ ング (弹 性部材) 、 6 7 は加圧アーム 5 4 とスライ ドロック 6 3 とに連結された 第 2のスプリ ングである。
ディスクス トツパ 6 1 において、 6 1 aはシャーシの内部に挿入され たディスク Dが当接する当接部、 6 1 bは加圧アーム 5 4に形成された ガイ ド孔と係合する係合部、 6 1 c はレバース トツパ 6 2 に形成された 係合孔に係合する係合ピンである。
レバース トツパ 6 2 において、 6 2 aはレバース トツノ\° 6 2の回転軸 、 6 2 bは第 1 のスプリ ング 6 6が連結された連結部、 6 2 c はデイス クス トツノ° 6 1 に設けられた係合ピン 6 1 cが係合する係合孔、 6 2 d はスライ ドロック 6 3 に設けられた規制ピンを支持する規制孔、 6 2 e は規制孔 6 2 dを構成する第 1規制部、 6 2 f は規制孔 6 2 dを構成す る第 2規制部である。
スライ ドロック 6 3 において、 6 3 aはフロン トアーム 6 4に押され る受圧部、 6 3 bは後述する作動レバ一 8 2 を押す加圧部、 6 3 c はレ バース トツパ 6 2 に形成された規制孔 6 2 dに支持された規制ピン、 6 3 dは第 1 のスプリ ング 6 6が連結された連結部、 6 3 e は第 2のスプ リ ング 6 7が連結された連結部、 6 3 f はレバ一ス トッパ 6 2の回転軸 6 2 aを支持するスライ ド孔である。
フロントアーム 6 4において、 6 4 aはシャーシ 3 2の内部に挿入さ れた 1 2 c mディスク Dが当接する当接ピン、 6 4 bはレバ一ス トッパ 6 2 を押す加圧部、 6 4 c はフロン トアーム 6 4の回転軸である。
加圧アーム 5 4において、 5 4 aは第 2のスプリ ング 6 7が連結され た連結部である。 5 4 bはディスクス トッパ 6 2 に設けられた係合部 6 1 bが係合すると共にディスクス 卜ツバ 6 2 に設けられた係合ピン 6 1 cが貫通しシャーシ 3 2の内部に挿入されたディスク Dに押されたディ
スクス トツパ 6 1 をガイ ドするガイ ド孔であり、 加圧アーム 5 4の略中 央部にディスク Dの搬送方向に沿って形成されている。 5 4 c はデイス クス トツバ 6 1 に設けられた係合部 6 1 bをガイ ド孔 5 4 b と係合させ るために形成された係合部挿入孔、 5 4 dはスライ ドロック 6 3 に設け られた規制ピン 6 3 c をレバース トツパ 6 2 に形成された規制孔 6 2 d で支持するために形成された窓孔である。
保持部材 6 5 において、 6 5 aはディ スク挟持体 5 5の上部セン夕突 起 5 5 aを押圧しながらディ スク挟持体 5 5 を保持する保持部、 6 5 b は加圧アーム 5 4に形成された係合部揷入孔 5 4 c を被覆する被覆部で ある。
このディスク装置では、 ディ スク Dがシャーシ 3 2の内部に挿入され ていないとき、 作動レバ一 8 2の位置が決まっている。 このため、 スラ イ ドロック 6 3の位置が決まり、 スライ ドロック 6 3 に設けられた規制 ピン 6 3 cがレバース トッパ 6 2 に形成された規制孔 6 2 dを構成する 第 1規制部 6 2 e に位置することにより レバース ト ッパ 6 2の位置が決 まり、 さらにディ スクス トツバ 6 1 の位置が決まる構成となっている。 そして、 このディ スク装置では、 ディ スクがシャーシ 3 2 の内部に挿入 されていないとき、 ディスクス トツバ 6 1 に設けられた係合部 6 1 bが 保持部材 6 5 と当接する構成となっている。 そして、 レバ一ス トツバ 6 2 とスライ ドロック 6 3 とに連結された第 1 のスプリ ング 6 6の力によ りディスクス トツバ 6 1 に設けられた係合部 6 1 bが保持部材 6 5 を押 圧する構成となっている。 このような構成により、 ディスク Dがシヤー シ 3 2の内部に挿入されていないとき、 ディスクス トッパ 6 1ががたつ かず、 異音の発生を防止できる効果が得られる。
また、 このディスク装置では、 保持部材 6 5の被覆部 6 5 bにより加 圧アーム 5 4に形成された係合部挿入孔 5 4 c を被覆している。 このよ
うな構成により、 ディスクス トツパ 6 1 に設けられた係合部 6 1 bが加 圧アーム 5 4に形成された係合部挿入孔 5 4 cから抜けて、 ディ スクス 卜ッパ 6 1が落下することを防止できる効果が得られる。
また、 このディスク装置では、 ディスク Dがシャーシ 3 2の内部に揷 入されたとき、 ディスク Dがディ スクス トッパ 6 1 の当接部 6 1 aに当 接し、 ディスク Dに押されてディスクス トツバ 6 1 が B方向へ移動する 構成となっている。 そして、 ディスクス トツバ 6 1 の移動に併せてレバ ース トツパ 6 2が回転し、 レバース トツパ 6 2の回転に併せてスライ ド ロック 6 3が回転する構成となっている。 そして、 スライ ドロック 6 3 の加圧部 6 3 bに押されて作動レバ一 8 2が A方向ヘスライ ド移動する 構成となっている。
また、 このディ スク装置では、 1 2 c mディ スク Dがシャーシ 3 2の 内部に挿入されたとき、 1 2 c mディ スク Dがフロン トアーム 6 4に設 けられた当接ピン 6 4 aに当接し、 1 2 c mディスク Dに押されてフロ ン トアーム 6 4が回転する構成となっている。 そして、 フロン トアーム 6 4の加圧部 6 4 bに押されてスライ ドロック 6 3が移動し、 第 1規制 部 6 2 e に位置していた規制ピン 6 3 cが第 1規制部 6 2 eから外れる 構成となっている。 そして、 規制ピン 6 3 cが第 1規制部 6 2 eから外 れた状態で、 1 2 c mディ スク Dに押されてディスクス トツバ 6 1が B 方向へ移動するとき、 ディスクス トッパ 6 1 の移動に併せてレバース ト ツバ 6 2が回転する構成となっている。 そして、 さ らにディ スクス トツ パ 6 1 が B方向へ移動するとき、 フロン トアーム 6 4が初期の位置に戻 り、 規制ピン 6 3 cが第 2規制部 6 2 e に入る構成となっている。 そし て、 さ らにディスクス トツバ 6 1が B方向へ移動するとき、 ディスクス トツパ 6 1 の移動に併せてレバ一ス トツパ 6 2が回転し、 レバース トツ パ 6 2 の回転に併せてスライ ドロック 6 3が回転する構成となっている
。 そして、 スライ ドロック 6 3の加圧部 6 3 bに押されて作動レバー 8 2が A方向ヘスライ ド移動する構成となっている。
第 1 6図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における搬送 ユニッ トを示す構成図である。 第 1 6図 (A) は搬送ユニッ トを第 1図 の Y方向から見たときの構成を示し、 第 1 6図 (B ) は搬送ユニッ トを 第 1 6図 (A) の P方向から見たときの構成を示している。 第 1 6図 ( A) は 1 2 c mディスクの搬送時の状態を示し、 第 1 6図 (B) はディ スク再生時の状態を示している。 第 1 6図 (A) では、 1 2 c mデイス ク Dが二点破線で示されている。 また、 第 1 7図はこの発明の実施の形 態 1 によるディ スク装置におけるディ スク案内部及び補助ローラを示す 構成図である。 第 1 7図 (A) はディ スク案内部を第 1図の Z方向から 見たときの構成を示し、 第 1 7図 (B) は第 1 7図 (A) 中の破線で囲 んだ P部分の拡大図を示し、 第 1 7図 (C) は第 1 7図 (A) 中の破線 で囲んだ Q部分を R方向から見た拡大図を示している。 第 1 6図及び第 1 7図において、 7 1 はシャーシ 3 2の上板に固定されたディスク案内 部、 7 2は円錐状形状部の外周面がディスク案内部 7 1 に形成された凸 部より搬送ローラ側に位置するようにディスク案内部 7 1の端部に配置 された補助ローラ、 7 3はディ スク挿入口 3 3からシャーシ 3 2の内部 に挿入されたディスク Dをディスク案内部 7 1 または補助ローラ 7 2 と で挟持しその状態で回転することによりディスク Dを再生ュニッ トに搬 送し、 かつ搬送ユニッ トに搬送されたディスク Dをディスク案内部 7 1 または補助ローラ 7 2 とで挟持しその状態で回転するごとによりディス ク Dをディスク揷入口 3 3に搬送しシャーシ 3 2の外部に排出する搬送 ローラ、 7 4は搬送ユニッ トベースである。
ディスク案内部 7 1 において、 7 l aは中央部から端部に向けて搬送 ローラ 7 3に近づく形状の凸部であり、 ディスク搬送方向と垂直な方向
に延在して形成されている。 7 1 bは補助ローラ 7 2の回転軸をその軸 方向に押圧する板パネ部である。
補助ローラ 7 2 において、 7 2 aは補助ローラ 7 3の回転軸であり、 水平方向を向く ようにかつディスク搬送方向と垂直な方向を向く ように ディスク案内部 7 1 に取り付けられている。 7 2 bは補助ローラ 7 2の 円錐状形状部 (回転部) 、 7 2 c は円錐状形状部 7 2 bの外周面である 搬送ローラ 7 3 において、 7 3 aは搬送ローラ 7 3のシャフ トであり 、 ディスク搬送方向と垂直な方向を向く ように後述する搬送ュニッ トベ ース 7 4に形成された丸孔に挿入されている。 7 3 bは搬送ローラ 7 3 のシャフ ト 7 3 aが遊挿され、 中央部から端部に向けて太くなる形状の ゴムローラである。
このディ スク装置では、 ディスク搬送時に、 ゴムローラ 7 3 bがシャ フ ト 7 3 a と密着するように、 ディスク Dによりゴムローラ 7 3 bが押 圧され、 シャフ ト 7 3 a とゴムローラ 7 3 b との間の摩擦力により、 シ ャフ ト 7 3 a とゴムローラ 7 3 b とが一体となって回転する構成となつ ている。 また、 その摩擦力より大きな力がディスク Dにその搬送方向と 反対方向に加わったとき、 シャフ ト 7 3 aのみが回転する構成となって いる。 このような構成により、 1 2 c mディ スク Dの搬送ローラ 7 3側 の記録面が搬送ローラ 7 3で傷つく ことを防止できる効果が得られる。 また、 このディ スク装置では、 補助ローラ 7 2の円錐状形状部 7 2 b 外周面 7 2 cがディスク案内部 7 1 に形成された凸部 7 1 aより搬送口 ーラ 7 3側に位置するように、 補助ローラ 7 2がディスク案内部 7 1 の 端部に配置されている。 このため、 8 c mディスク Dの搬送時あるいは 1 2 c mディ スク Dの搬送初期及び搬送終期において、 ディスク Dをデ イスク案内部 7 1 に形成された凸部 7 1 a と搬送ローラ 7 3 とで挟持し
、 1 2 c mディスク Dの搬送中期において、 ディスク Dをディ スク案内 部 7 1 に取り付けられた補助ローラ 7 2 と搬送ローラ 7 3 とで挟持する 構成となっている。 このような構成により、 1 2 c mディスク Dの搬送 中期において、 1 2 c mディ スク Dにその搬送方向と反対方向に加わる 力が低減するため、 1 2 c mディスク Dをスムーズに搬送でき、 デイス ク Dの挿入や排出ができなくなることを防止できる効果が得られる。 また、 このディスク装置では、 補助ローラ 7 2の回転軸 7 2 aが水平 方向を向くようにディスク案内部 7 1 に取り付けられている。 このため 、 補助ローラ 7 2の円錐状形状部 7 2 bの外周面 7 2 c がディスク案内 部 7 1 の端部に向かって搬送ローラに近づく構成となっている。 また、 ディスク案内部 7 1 に形成された凸部 7 1 aは中央部から端部に向けて 搬送ローラ 7 3 に近づく形状をしている。 この結果、 ディ スク Dの搬送 時に、 ディスク Dはその外周エッジでのみディスク案内部 7 1 に形成さ れた凸部 7 1 aあるいは補助ローラ 7 2 と接触する構成となっている。 このような構成により、 ディ スク Dの記録面がディ スク案内部 7 1 に形 成された凸部 7 1 aや補助ローラ 7 2で傷つく ことを防止できる効果が 得られる。
また、 このディスク装置では、 ディスク案内部 7 1 に取り付けられた 補助ローラ 7 2の回転軸 7 2 aを、 ディスク案内部 7 1 に形成された板 バネ部 7 l bによりその軸方向に押圧する構成となっている。 このよう な構成により、 補助ローラ 7 2ががたつかず、 異音の発生を防止できる 効果が得られる。
第 1 8図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置における搬送 ユニッ トベースを示す構成図である。 第 1 8図 (A ) は搬送ユニッ トべ 一スを第 1図の X方向から見たときの構成を示し、 第 1 8図 (B ) は第 1 8図 (A ) の P方向から見たときの構成を示し、 第 1 8図 ( C ) は第
1 8図 (A ) の Q方向から見たときの構成を示し、 第 1 8図 (D ) は第 1 8図 (A ) の R方向から見たときの構成を示している。 第 1 8図はデ イスク再生時の状態を示している。 第 1 8図において、 7 4 aは搬送口 —ラ 7 3のシャフ ト 7 3 aが挿入される丸孔、 7 4 bはシャーシ 3 2 に 形成された丸孔 3 2 a (第 1 6図 ( B ) 参照) に挿入される搬送ュニッ トベース 7 4の回転軸、 7 4 c は後述するカムプレー ト及びロックプレ 一トのそれぞれに形成された Z状孔に支持される移動軸、 7 4 dはシャ ーシの内部にディスクが揷入されているときに、 ディスク揷入口を閉じ ることにより、 別のディスクがシャーシの内部に挿入されることを防止 する二重挿入防止爪である。
第 1 9図はこの発明の実施の形態 1 によるディ スク装置における搬送 ュニッ ト及び減速ギヤ群を示す構成図である。 第 1 9図は搬送ュニッ ト 及び減速ギア群を第 1 図の紙面下側から見たときの構成を示している。 第 1 9図 (A ) はディスク搬送時の状態を示し、 第 1 9図 (B ) はディ スク再生時の状態を示している。 7 5 は搬送ローラのシャフ ト 7 3 aに 圧入された第 1 のギヤ、 7 6 は搬送ローラを回転させるための第 3 のモ 一夕であり、 シャーシ 3 2 に設けられている。 7 7 は第 3のモー夕 7 6 の回転軸に圧入された第 2のギヤ、 7 8 は第 3のモー夕 7 6の回転を搬 送ローラに伝達する減速ギヤ群であり、 シャーシ 3 2 に設けられている 。 7 9はシャーシ 3 2の下板と搬送ュニッ トベース 7 4 とを連結する第 3のスプリ ングである。
このディ スク装置では、 ディスク搬送時に、 第 3のスプリ ング 7 9の 力により、 ディスクを、 搬送ローラと、 ディ スク案内部あるいは補助口 —ラとで挟持する構成となっている。 そして、 このとき、 搬送ローラの シャーシに圧入された第 1 のギヤ 7 5 と減速ギヤ群 7 8 とが嚙み合い、 第 3のモー夕 7 6の回転が第 2のギヤ 7 7、 減速ギヤ群 7 8及び第 1 の
ギヤ 7 5を介して搬送ローラに伝達され、 搬送ローラが回転する構成と なっている。
また、 このディスク装置では、 ディスク再生時に、 ディスクを、 搬送 ローラと、 ディスク案内部あるいは補助ローラとで挟持しない構成とな つている。 そして、 このとき、 第 1のギヤ 7 5が減速ギヤ群 7 8から離 れ、 第 3のモータ 7 6の回転が搬送ローラに伝達されない構成となって いる。
第 2 0図〜第 2 5図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置に おけるカムプレート及びその関連部品を示す構成図である。 第 2 0図 ( A) 、 第 2 3図 (A) 、 第 2 4図 (A) 及び第 2 5図 (A) はカムプレ —ト及びその関連部品を第 1図の X方向から見たときの構成を示し、 第 2 0図 (B) 、 第 2 1図、 第 2 2図、 第 2 3図 (B) 、 第 2 4図 (B) 及び第 2 5図 (B) はカムプレート及びその関連部品を第 2 0図 (A) の P方向から見たときの構成を示し、 第 2 0図 (C) は第 2 0図 (A) 中の破線で囲んだ Q部分の拡大図を示している。 第 2 0図及び第 2 3図 はディスク搬送時の第 1段階の状態を示し、 第 2 1図及び第 2 4図はデ イスク搬送時の第 2段階の状態を示し、 第 2 2図及び第 2 5図はデイス ク再生時の状態を示している。 第 2 0図 (A) 、 第 2 3図 (A) 、 第 2 4図 (A) 及び第 2 5図 (A) は曲線 aで囲まれる部分がカムプレート のフック状突起及び作動レバーのフック状突起の位置での断面となるよ うに示され、 第 2 0図 (B) 、 第 2 1 図 (B) 及び第 2 2図 (B) は曲 線 bで囲まれる部分がシャーシの右側板となるように示され、 第 2 3図 (B) 、 第 2 4図 (B) 及び第 2 5図 (B) は曲線 cの右側の部分がシ ヤーシの右側板となるように示されている。 また、 第 2 6図はこの発明 の実施の形態 1 によるディスク装置におけるカムプレートを示す構成図 である。 第 2 6図はカムプレートを第 2 0図 (A) の P方向から見たと
きの構成を示している。 第 2 0図〜第 2 6図において、 8 1 は A— B方 向にスライ ド移動し、 B方向にスライ ド移動するときにディスクを夕一 ンテーブルとディ スク挟持体とで挟持しない方向に加圧アームを移動さ せ、 かつディスクをディスク案内部と搬送ローラ 7 3 とで挟持する方向 に搬送ローラ 7 3 を移動させ、 A方向にスライ ド移動するときにディス クをターンテーブルとディ スク挟持体とで挟持する方向に加圧アームを 移動させ、 かつディスクをディ スク案内部と搬送ローラ 7 3 とで挟持し ない方向に搬送ローラ 7 3 を移動させるカムプレー トであり、 シャーシ 3 2の右側板と再生ュニッ トとの間に設けられている。 8 2はシャーシ 3 2 に形成されたガイ ド溝 3 2 b (第 8図参照) に沿って A— B方向に スライ ド移動しその移動によりカムプレー ト 8 1 を A— B方向ヘスライ ド移動させる作動レバーであり、 カムプレー ト 8 1 上に配置されている 。 8 3はカムプレー ト 8 1 が B方向ヘスライ ド移動するときに再生ュニ ッ トを固定するための第 1 のリ ンク部材であり、 シャーシ 3 2 とカムプ レート 8 1 との間に設けられている。 8 4はシャーシ 3 2 と作動レバー 8 2 とを連結する第 4のスプリ ングである。
カムプレー ト 8 1 において、 8 1 aはシャーシ 3 2 の右側板に形成さ れた鍵状爪が係合し、 カムプレー ト 8 1 をガイ ドする長孔、 8 l bは搬 送ュニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 c を支持し、 カムプレー ト 8 1 のスライ ド移動に併せて移動軸 7 4 c をガイ ドする Z状孔、 8 1 c は再生ュニッ 卜に設けられた第 1 の位置決め軸 4 4 a を支持し、 カム プレー ト 8 1 のスライ ド移動に併せて第 1 の位置決め軸 4 4 aをガイ ド する水平孔、 8 1 dは再生ュニッ トに設けられた第 2の位置決め軸 4 4 bを支持し、 カムプレー ト 8 1 のスライ ド移動に併せて第 2の位置決め 軸 4 4 bをガイ ドする水平溝、 8 1 eは水平孔 8 1 c による第 1 の位置 決め軸 4 4 aの支持を解除する解除孔、 8 1 f は水平溝 8 I dによる第
2の位置決め軸 4 4 bの支持を解除する解除溝、 8 l gは第 1 のリ ンク 部材 8 3 に形成された丸孔に挿入された第 1 のリ ンク部材 8 3の回転軸 、 8 1 hは加圧アーム 5 4に設けられた右側面曲げ部 5 4 e (第 1 1 図 〜第 1 4図参照) と当接し、 Aから B方向に向かって下降する形状の傾 斜部、 8 1 i はカムプレー ト 8 1 の上部に形成された凹部、 8 1 j は減 速ギヤ群 7 8が貫通する貫通孔、 8 1 kは作動レバー 8 2 に形成された フック状突起と連結する第 1 のフック状突起 (第 1 の係合部) である。 作動レバー 8 2 において、 8 2 aはカムプレー ト 8 1 に形成された凹 部 8 1 i に配置され、 凹部 8 1 i を押すことにより、 作動レバー 8 2の スライ ド移動に併せてカムプレー ト 8 1 を A方向ヘスライ ド移動させる 凸部、 8 2 bは減速ギヤ群 (ギヤ) 7 8 と嚙み合って作動レバー 8 2 を スライ ド移動させるラック、 8 2 c はカムプレー ト 8 1 に形成されたフ ック状突起 8 1 k と連結して、 作動レバー 8 2のスライ ド移動に併せて カムプレー 卜 8 1 を B方向ヘスライ ド移動させる第 2のフック状突起 ( 第 2の係合部) である。
第 1 のリ ンク部材 8 3 において、 8 3 aはシャーシ 3 2の右側板に形 成された Z状孔に支持された移動軸、 8 3 bはカムプレー ト 8 1 に設け られた第 1 のリ ンク部材 8 3 の回転軸 8 1 gが挿入された丸孔、 8 3 c はカムプレー ト 8 1が B方向にスライ ド移動するときに、 再生ユニッ ト に設けられた第 1 の位置決め軸 4 4 aを挟み込む挟持部である。
シャーシ 3 2 の右側板において、 3 2 c はカムプレート 8 1 に形成さ れた長孔 8 1 aに係合する鍵状爪、 3 2 dは第 1 のリ ンク部材 8 3 に設 けられた移動軸 8 3 aを支持し、 カムプレー ト 8 1 のスライ ド移動に併 せて移動軸 8 3 aをガイ ドする Z状孔、 3 2 eはカムプレー ト 8 1 の B 方向へのスライ ド移動を制止する制止爪、 3 2 f はカムプレー ト 8 1 に 形成されたフック状突起 8 1 kと作動レバ一 8 2 に形成されたフック状
突起 8 2 c とが連結および離脱する位置に形成された開口 (第 8図参照 ) である。
このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1が A— B方向へスライ ド移 動するときに、 第 1 のリ ンク部材 8 2 に設けられた移動軸 8 3 aがシャ ーシ 3 2の右側板に形成された Z状孔 3 2 c に沿って移動し、 第 1 のリ ンク部材 8 2がカムプレー ト 8 1 に設けられた第 1 のリ ンク部材 8 2の 回転軸 8 1 gを中心に回転する構成となっている。 そして、 カムプレー ト 8 1 が B方向へスライ ド移動するときに、 第 1 の位置決め軸 4 4 aを 第 1 のリ ンク部材 8 3の挟持部 8 3 cで挟み込み、 第 1 の位置決め軸 4 4 aを水平孔 8 1 c 内で固定し、 第 2の位置決め軸 4 4 bを水平溝 8 1 d内で固定する構成となっている。 一方、 カムプレー ト 8 1が A方向へ スライ ド移動するときに、 水平孔 8 1 c による第 1 の位置決め軸 4 4 a の支持及び水平溝 8 1 d による第 2 の位置決め軸 4 4 bの支持を解除す る構成となっている。
また、 このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1 が A — B方向へスラ イ ド移動するときに、 搬送ユニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 cがカムプレー ト 8 1 に形成された Z状孔 8 1 に沿って移動し、 搬送 ュニッ トベース 7 4がその回転軸 7 4 bを中心に回転する構成となつて いる。 そして、 カムプレー 卜 8 1が B方向へスライ ド移動するときに、 ディ スクを搬送ローラ 7 4 とディスク案内部とで挟持する方向に搬送口 ーラ 7 4が移動する構成となっている。 一方、 カムプレー ト 8 1 が A方 向へスライ ド移動するときに、 ディスクを搬送ローラ 7 4 とディ スク案 内部とで挟持しない方向に搬送ローラ 7 4が移動する構成となっている また、 このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1 が B方向へスライ ド 移動するときに、 カムプレー ト 8 1 に設けられた傾斜部 8 1 hに沿って
加圧アーム 5 4に設けられた右側面曲げ部 5 4 eが上昇することにより 加圧アーム 5 4が上昇しターンテーブルからディスクを持ち上げる構成 となっている。 一方、 カムプレー ト 8 1 が A方向へスライ ド移動すると きに、 第 5のスプリ ング 6 0 (第 1 0図 ( A ) 参照) の力によって、 傾 斜部 8 1 hの傾斜に沿って右側面曲げ部 5 4 eが下降することにより加 圧アーム 5 4が下降しディスクをターンテーブルに載置する構成となつ ている。
また、 このディ スク装置では、 ディ スク挿入時に、 作動レバー 8 2が A方向ヘスライ ド移動し、 作動レバー 8 2 に形成されたラック 8 2 bが 減速ギヤ群 7 8 と嚙み合う構成となっている。 そして、 減速ギヤ群 7 8 の駆動力により、 作動レバ一 8 2がさ らに A方向にスライ ド移動し、 作 動レバー 8 2 に形成された凸部 8 2 a力 カムプレー ト 8 1 に形成され た凹部 8 1 i に当接し凹部 8 1 i を押す構成となっている。 このため、 カムプレー ト 8 1が作動レバー 8 2 の移動に併せて A方向ヘスライ ド移 動する構成となっている。
また、 このディ スク装置では、 作動レバ一 8 2 に形成された凸部 8 2 a力 カムプレー ト 8 1 に形成された凹部 8 1 i に当接するとき、 カム プレー ト 8 1 に形成された第 1 のフック状突起 8 1 k と作動レバ一 8 2 に形成された第 2のフック状突起 8 2 c とが連結する構成となっている また、 このディ スク装置では、 ディ スク排出時に、 減速ギヤ群 7 8が 逆回転して作動レバー 8 2が B方向ヘスライ ド移動し、 作動レバー 8 2 に形成された第 2のフック状突起 8 2 cがカムプレー ト 8 1 に形成され た第 1 のフック状突起 8 l kを押す構成となっている。 このため、 カム プレート 8 1 が作動レバ一 8 2のスライ ド移動に併せて B方向ヘスライ ド移動する構成となっている。 そして、 減速ギヤ群 7 8の駆動力により
、 作動レバー 8 2がさらに B方向へスライ ド移動し、 作動レバー 8 2の スライ ド移動に併せてスライ ド移動するカムプレー ト 8 1がシャーシ 3 2の右側板に形成された制止爪 3 2 e に当たり、 初期の位置に戻る構成 となっている。 そして、 減速ギヤ群 7 8の駆動力により、 作動レバー 8 2のみがさ らに B方向へスライ ド移動し、 第 1 のフック状突起 8 l kと 第 2のフック状突起 8 2 c とが離脱する構成となっている。 そして、 第 1 のフック状突起 8 1 kと第 2のフック状突起 8 2 c とが離脱した後、 作動レバー 8 2が第 4のスプリ ング 8 4の力により B方向に引っ張られ て初期の位置に戻り、 スライ ドロックを押圧する構成となっている。 こ のような構成により、 カムプレー ト 8 1及び作動レバ一 8 2が初期の位 置に戻ることができ、 ディスクをシャーシ 3 2の外部に排出できなくな ることを防止できる効果が得られる。
また、 このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1 に形成された第 1 の フック状突起 8 1 kと作動レバー 8 2 に形成された第 2のフック状突起 8 2 c とが連結する位置と離脱する位置とが同じ位置であり、 第 1 のフ ック状突起 8 1 kがたわむことにより第 1 のフック状突起 8 1 k と第 2 のフック状突起 8 2 c とが連結あるいは離脱する構成となっている。
また、 このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1 に形成された第 1 の フック状突起 8 1 k と作動レバ一 8 2 に形成された第 2のフック状突起 8 2 c とが連結および離脱する位置において、 シャーシ 3 2の右側板に 開口 3 2 f を形成してある。 このような構成により、 第 1 のフック状突 起 8 1 kをたわませて、 第 1 のフック状突起 8 1 k と第 2のフック状突 起 8 2 c との連結および離脱を容易に行う ことができる効果が得られる 第 2 7図及び第 2 8図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置 におけるロックプレート及びその関連部品を示す構成図である。 第 2 7
図 (A ) はロックプレー ト及びその関連部品を第 1 図の X方向から見た ときの構成を示し、 第 2 7図 (B ) 及び第 2 8図はロックプレート及び その関連部品を第 2 7図 (A ) の P方向から見たときの構成を示してい る。 第 2 7図はディスク搬送時の状態を示し、 第 2 8図はディスク再生 時の状態を示している。 第 2 7図 ( B ) 及び第 2 8図は曲線 dで囲まれ る部分がシャーシの左側板となるように示されている。 第 2 7図及び第 2 8図において、 8 5はカムプレー ト 8 1が A— B方向ヘスライ ド移動 することにより A— B方向ヘスライ ド移動するロックプレー 卜であり、 シャーシ 3 2の左側板と再生ュニッ トとの間に設けられている。 8 6は ロックプレー ト 8 5が B方向ヘスライ ド移動するときに再生ュニッ 卜を 固定するための第 2のリ ンク部材であり、 シャーシ 3 2 とロックプレー ト 8 5 との間に設けられている。
ロックプレート 8 5において、 8 5 aはシャーシ 3 2の右側板に形成 された鍵状爪が係合し、 ロックプレー ト 8 5 をガイ ドする長孔、 8 5 b は搬送ュニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 c を支持し、 ロック プレー ト 8 5のスライ ド移動に併せて移動軸 7 4 c をガイ ドする Z状孔 、 8 5 c は再生ュニッ 卜に設けられた第 3の位置決め軸 4 4 c を支持し 、 ロックプレー ト 8 5のスライ ド移動に併せて第 3の位置決め軸 4 4 c をガイ ドする水平孔、 8 5 dは水平孔 8 5 c による第 3の位置決め軸 4 4 c の支持を解除する解除孔、 8 5 e は第 2のリ ンク部材 8 6 に設けら れた移動軸を支持し、 ロックプレー ト 8 5のスライ ド移動に併せて移動 軸をガイ ドする L状孔である。
第 2 のリ ンク部材 8 6 において、 8 6 aはシャーシ 3 2の左側板に形 成された丸孔に挿入された回転軸、 8 6 bはロックプレート 8 5 に形成 された L状孔 8 5 e に支持された移動軸、 8 6 c はロックプレート 8 5 がスライ ド B方向へ移動しているときに、 再生ュニッ トに設けられた第
3の位置決め軸 4 4 c を挟み込む挟持部である。
シャーシ 3 2の左側板において、 3 2 gは第 2のリ ンク部材 8 6 に設 けられた回転軸 8 6 aが挿入された丸孔である。
このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1 が A— B方向ヘスライ ド移 動することにより搬送ュニッ トベース 7 4がその回転軸 7 4 bを中心に 回転するときに、 搬送ュニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 じが ロックプレー ト 8 5 に設けられた Z状孔 8 5 bに沿って移動し、 ロック プレー ト 8 5が A— B方向ヘスライ ド移動する構成となっている。
また、 このディスク装置では、 カムプレー ト 8 1が A— B方向へスラ ィ ド移動することにより ロックプレー ト 8 5が A — B方向ヘスライ ド移 動するときに、 第 2のリ ンク部材 8 6 に設けられた移動軸 8 6 bがロッ クプレー ト 8 5 に形成された L状孔 8 5 e に沿って移動し、 第 2のリ ン ク部材 8 6がその回転軸 8 6 aを中心に回転する構成となっている。 そ して、 カムプレー ト 8 1 が B方向ヘスライ ド移動することにより ロック プレー ト 8 6が B方向ヘスライ ド移動するときに、 第 3の位置決め軸 4 4 c を第 2 のリ ンク部材 8 6の挟持部 8 6 cで挟み込み、 第 3 の位置決 め軸 4 4 c を水平孔 8 5 c 内で固定する構成となっている。 一方、 カム プレー ト 8 1が A方向ヘスライ ド移動することにより ロックプレー ト 8 5が A方向ヘスライ ド移動するときに、 水平孔 8 5 c による第 3の位置 決め軸 4 4 c の支持を解除する構成となっている。
第 2 9図はこの発明の実施の形態 1 によるディスク装置における再生 ユニッ トベースを示す構成図である。 第 2 9図 (A ) は再生ユニッ トべ —スを第 1 図の X方向から見たときの構成を示し、 第 2 9図 ( B ) は再 生ユニッ トベースを第 2 9図 (A ) の P方向から見たときの構成を示し ている。 第 2 9図は 1 2 c mディ スクがターンテーブルから持ち上げら れている状態を示している。 第 2 9図では、 1 2 c mディスク Dが二点
破線で示されている。 第 2 9図において、 5 1 aは再生ュニッ トベース 5 1 のディスク揷入側と反対側の側面である奥側側面である。 5 1 bは 1 2 c mディスク Dの外周エッジにおいて 1 2 c mディ スク Dと再生ュ ニッ トベース 5 1 とが接触するように再生ュニッ 卜ベース 5 1 の奥側側 面 5 1 aを加工して形成された切り欠き部であり、 再生ユニッ トベース 5 1 を上側から見たときに台形状となるように形成されている。 5 1 c は 1 2 c mデイスク Dが接触する切り欠き部 5 1 bの稜線であり、 台形 状の切り欠き部 5 1 bの斜辺に相当する。
このディスク装置では、 1 2 c mディスク Dの外周エッジにおいて 1 2 c mディスク Dと再生ュニッ トベース 5 1 とが接触するように、 再生 ュニッ トベース 5 1 の奥側側面 5 1 aを加工して、 切り欠き部 5 1 bを 形成してある。 このような構成により、 1 2 c mディ スクがターンテー ブルから持ち上げられている状態にあるとき、 1 2 c mディスク Dはそ の外周エッジでのみ再生ュニッ トベース 5 1 と接触するため、 1 2 c m ディ スク Dの記録面が傷つく ことを防止できる効果が得られる。
また、 このディスク装置では、 切り欠き部 5 l bを、 再生ユニッ トべ ース 5 1 を上側から見たときに台形状となるように形成し、 台形状の切 り欠き部 5 1 bの斜辺を、 1 2 c mディ スク Dが接触する切り欠き部 5 1 bの稜線 5 1 c としている。 このような構成により、 1 2 c mデイス ク Dが再生ユニッ トべ一ス 5 1 に接触する位置での 1 2 c mディ スク D の接線と切り欠き部 5 1 bの稜線 5 1 c とが垂直に近く 、 1 2 c mディ スク Dの再生ュニッ トベース 5 1 との接触箇所が少なくなる効果が得ら れる。
次に動作について説明する。
ディスク挿入時
ディスク Dをディスク揷入口 3 3からシャーシ 3 2の内部に挿入する
と、 ディスク Dの挿入がセンサにより検知され、 第 3のモータ 7 6が始 動し、 第 3のモータ 7 6の回転が第 2 のギヤ 7 7、 減速ギヤ群 7 8及び 第 1 のギヤ 7 5 を介して搬送ローラ 7 3 に伝達され、 搬送ローラ 7 3が 回転する (第 1 9図 (A ) 参照) 。
8 c mディスク Dをシャーシ 3 2の内部に挿入した場合には、 8 c m ディスク Dは、 ディ スク案内部 7 1 に形成された凸部 7 l a と搬送ロー ラ 7 3 とで挟持され、 搬送ローラ 7 3の回転により再生ュニッ 卜 4 1 に 搬送される。 搬送段階においては、 先ず、 8 c mディ スク Dがディスク ス トッパ 6 1 の当接部 6 1 aに当接し、 8 c mディ スクに押されてディ スクス トツバ 6 1 が B方向へ移動する。 そして、 ディスクス トツバ 6 1 の移動に併せてレバース トツパ 6 2が回転し、 レバース トツパ 6 2の回 転に併せてスライ ドロック 6 3が回転する。 そして、 スライ ドロック 6 3の加圧部 6 3 bに押されて作動レバー 8 2が A方向ヘスライ ド移動す る (第 1 1 図及び第 1 2図参照) 。
1 2 c mディ スク Dをディ スク揷入口 3 3からシャーシ 3 2 の内部に 挿入した場合には、 1 2 c mディスク Dは、 搬送初期及び搬送終期にお いてディ スク案内部 7 1 に形成された凸部 7 1 a と搬送ローラ 7 3 とで 挟持され、 搬送中期においてディスク案内部 7 1 に取り付けられた補助 ローラ 7 2 と搬送ローラ 7 3 とで挟持され、 搬送ローラ 7 3の回転によ り再生ユニッ ト 4 1 に搬送される (第 1 6図参照) 。 1 2 c mディ スク Dが再生ュニッ ト 4 1 に搬送されると、 1 2 c mディスク Dの外周エツ ジにおいて、 1 2 c mディスク Dとュニッ トベース 5 1 に形成された切 り欠き部 5 1 bの稜線 5 1 c とが接触する (第 2 9図参照) 。 搬送段階 においては、 先ず、 1 2 c mディスク Dがフロントアーム 6 4に設けら れた当接ピン 6 4 aに当接し、 1 2 c mディスク Dに押さえてフロン ト アーム 6 4が回転する。 そして、 フロン トアーム 6 4の加圧部 6 4 bに
押されてスライ ドロック 6 3が移動し、 第 1規制部 6 2 e に位置してい た規制ピン 6 3 cが第 1規制部 6 2 eから外れる。 そして、 規制ピン 6 3 cが第 1規制部 6 2 eから外れた状態で、 1 2 c mディスク Dがディ スクス トツバ 6 1 の当接部 6 1 aに当接し、 1 2 c mディスクに押され てディ スクス トッパ 6 1が B方向へ移動する。 このとき、 ディスクス ト ッパ 6 1 の移動に併せてレバ一ス トッパ 6 2が回転する。 そして、 ディ スクス トツパ 6 1が B方向へある程度移動すると、 フロン 卜アーム 6 4 が初期の位置に戻り、 規制ピン 6 3 cが第 2規制部 6 2 f に入る。 そし て、 さ らにディスクス トツバ 6 1が B方向へ移動すると、 ディスクス ト ツバ 6 1 の移動に併せてレバース トツパ 6 2が回転し、 レバ一ス トツパ 6 2の回転に併せてスライ ドロック 6 3が回転する。 そして、 スライ ド ロック 6 3の加圧部 6 3 bに押されて作動レバー 8 2が A方向ヘスライ ド移動する (第 1 3図及び第 1 4図参照) 。
作動レバ一 8 2が A方向にスライ ド移動すると、 作動レバ一 8 2 に形 成されたラック 8 2 bが減速ギヤ群 7 8 と嚙み合う。 そして、 減速ギヤ 群 7 8 の駆動力により、 作動レバー 8 2がさ らに A方向ヘスライ ド移動 し、 作動レバ一 8 2 に形成された凸部 8 2 a力 、 カムプレー ト 8 1 に形 成された凹部 8 1 i に当接する。 このとき、 カムプレー ト 8 1 に形成さ れた第 1 のフック状突起 8 1 k と作動レバー 8 2 に形成された第 2のフ ック状突起 8 2 c とが連結する。 そして、 作動レバー 8 2がさ らに A方 向へスライ ド移動し、 作動レバー 8 2 に形成された凸部 8 2 aが、 カム プレー ト 8 1 に形成された凹部 8 1 i を押し、 カムプレー ト 8 1が作動 レバー 8 2の移動に併せて A方向ヘスライ ド移動する (第 2 0図〜第 2 4図参照) 。
カムプレート 8 1が A方向へスライ ド移動すると、 第 1 のリ ンク部材 8 2 に設けられた移動軸 8 3 aがシャーシ 3 2の右側板に形成された Z
状孔 3 2 c に沿って移動し、 第 1 のリ ンク部材 8 2がカムプレー ト 8 1 に設けられた第 1 のリ ンク部材 8 2の回転軸 8 1 gを中心に回転する。 そして、 水平孔 8 1 c による第 1 の位置決め軸 4 4 aの支持及び水平溝 8 1 dによる第 2の位置決め軸 4 4 bの支持が解除される (第 2 0図〜 第 2 2図参照) 。
また、 カムプレー ト 8 1が A方向へスライ ド移動すると、 搬送ュニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 cがカムプレー ト 8 1 に形成され た Z状孔 8 1 bに沿って移動し、 搬送ュニッ トベース 7 4がその回転軸
7 4 bを中心に回転する。 そして、 ディスク Dを搬送ローラ 7 4 とディ スク案内部 7 1 とで挟持しない方向に搬送ローラ 7 4が移動する。 そし て、 このとき、 第 1 のギヤ 7 5が減速ギヤ群 7 8から離れ、 第 3のモー 夕 7 6の回転が搬送ローラ 7 3 に伝達されなくなる (第 1 9図 (B ) 及 び第 2 0図〜第 2 2図参照) 。 また、 このとき、 搬送ユニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 cがロックプレー ト 8 5 に設けられた Z状孔
8 5 bに沿って移動し、 ロックプレー ト 8 5が A方向ヘスライ ド移動す る。 そして、 第 2のリ ンク部材 8 6 に設けられた移動軸 8 6 bがロック プレー ト 8 5 に形成された L状孔 8 5 e に沿って移動し、 第 2のリ ンク 部材 8 6がその回転軸 8 6 aを中心に回転する。 そして、 水平孔 8 5 c による第 3の位置決め 4 4 c の支持が解除される (第 2 7図及び第 2 8 図参照) 。
また、 カムプレー ト 8 1が A方向へスライ ド移動すると、 第 5のスプ リ ング 6 0の力によって、 カムプレー ト 8 1 に設けられた傾斜部 8 1 h の傾斜に沿って加圧アーム 5 4に設けられた右側面曲げ部 5 4 eが下降 することにより加圧アーム 5 4が下降しディスク Dがターンテーブル 5 2 とディスク挟持体 5 5 とで挟持され、 ターンテーブル 5 2 に載置され る (第 1 1図〜第 1 4図参照) 。 そして、 このとき、 加圧アーム 5 4に
よりディスク搬送完了スィ ツチが押され、 第 3のモータ 7 6が停止する ディ スク再生時
ディスク Dがターンテーブル 5 2 に載置されターンテーブル 5 2上で 静止している状態にあるときにディ スク Dの再生を開始すると、 第 1 の モー夕 5 3が始動し、 夕一ンテーブル 5 2が回転し、 ディスク Dが回転 する。 また、 第 2のモータ 5 8が始動し、 第 2のモータ 5 8の回転が減 速機構 5 9 を介してガイ ド軸 5 7 bに伝達されてガイ ド軸 5 7 bが回転 し、 ガイ ド溝 5 7 a とガイ ド軸 5 7 b とから成る一対のガイ ドに沿って ピックアップ 5 6が移動し、 ディ スク Dに記録されている情報が読み取 られる。
ディスク排出時
ディスク Dの再生が終了し、 ディスク Dがターンテーブル 5 2 とディ スク挟持体 5 5 とで挟持されターンテーブル 5 2上で静止している状態 にあるときディスク Dの排出を開始すると、 減速ギア群 7 8が逆回転す る。 そして、 作動レバー 8 2が B方向へスライ ド移動し、 作動レバー 8 2に形成された第 2 のフック状突起 8 2 cがカムプレー ト 8 1 に形成さ れた第 1 のフック状突起 8 1 kを押し、 カムプレー ト 8 1が作動レバー 8 2のスライ ド移動に併せて B方向へスライ ド移動する。 そして、 減速 ギヤ群 7 8の駆動力により、 作動レバ一 8 2がさ らに B方向ヘスライ ド 移動し、 作動レバー 8 2のスライ ド移動に併せてスライ ド移動するカム プレー ト 8 1がシャーシ 3 2の右側板に形成された制止爪 3 2 e に当た り、 初期の位置に戻る (第 2 1 図、 第 2 2図、 第 2 4図及び第 2 5図参 照) 。
カムプレー ト 8 1が B方向ヘスライ ド移動すると、 第 1 のリ ンク部材 8 2 に設けられた移動軸 8 3 aがシャーシ 3 2の右側板に形成された Z
状孔 3 2 c に沿って移動し、 第 1 のリ ンク部材 8 2がカムプレート 8 1 に設けられた第 1 のリ ンク部材 8 2 の回転軸 8 1 gを中心に回転する。 そして、 第 1 の位置決め軸 4 4 aが第 1 のリ ンク部材 8 3の挟持部 8 3 cで挟み込まれ、 第 1 の位置決め軸 4 4 aが水平孔 8 1 c 内で固定され 、 第 2の位置決め軸 4 4 bが水平溝 8 I d内で固定される (第 2 1 図及 び第 2 2図参照) 。
また、 カムプレート 8 1 が B方向へスライ ド移動すると、 搬送ュニッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 cがカムプレー ト 8 1 に形成され た Z状孔 8 1 bに沿って移動し、 搬送ュニッ トベース 7 4がその回転軸 7 4 bを中心に回転する。 そして、 ディスク Dを搬送ローラ 7 4 とディ スク案内部 7 1 とで挟持する方向に搬送ローラ 7 4が移動する。 そして 、 このとき、 第 1 のギヤ 7 5 と減速ギヤ群 7 8 とが嚙み合い、 第 3のモ —夕 7 6の回転が第 2のギヤ 7 7、 減速ギヤ群 7 8及び第 1 のギヤ 7 5 を介して搬送ローラ 7 3に伝達され、 搬送ローラ 7 3が回転する (第 1 9図 (A ) 、 第 2 1 図及び第 2 2図参照) 。 また、 このとき、 搬送ュニ ッ トベース 7 4に設けられた移動軸 7 4 cがロックプレー ト 8 5 に設け られた Z状孔 8 5 bに沿って移動し、 ロックプレー ト 8 5が B方向ヘス ライ ド移動する。 そして、 第 2 のリ ンク部材 8 6 に設けられた移動軸 8 6 bがロックプレー ト 8 5 に形成された L状孔 8 5 e に沿って移動し、 第 2のリ ンク部材 8 6がその回転軸 8 6 aを中心に回転する。 そして、 第 3の位置決め軸 4 4 cが第 2 のリ ンク部材 8 6の挟持部 8 6 cで挟み 込まれ、 第 3の位置決め軸 4 4 cが水平孔 8 5 c 内で固定される (第 2 7図及び第 2 8図参照) 。
また、 カムプレート 8 1が B方向へスライ ド移動すると、 カムプレー ト 8 1 に設けられた傾斜部 8 1 hの傾斜に沿って加圧アーム 5 4に設け られた右側面曲げ部 5 4 eが上昇することにより加圧アーム 5 4が上昇
しディスク Dがターンテーブル 5 2から持ち上げられる (第 1 1 図〜第 1 4図参照) 。
カムプレー ト 8 1がシャーシ 3 2 の右側板に形成された制止爪 3 2 e に当たると、 減速ギヤ群 7 8の駆動力により作動レバー 8 2のみがさら に B方向へ移動し、 カムプレート 8 1 に形成された第 1 のフック状突起 8 1 kと作動レバー 8 2 に形成された第 2 のフック状突起 8 2 c とが離 脱する。 そして、 作動レバ一 8 2が第 4のスプリ ング 8 4の力により B 方向に引っ張られて、 初期の位置に戻る (第 2 0図及び第 2 3図参照)
8 c mディスク Dを排出する場合、 作動レバー 8 2が初期の位置に戻 ると、 スライ ドロック 6 2がディスク挿入時と逆回転して初期の位置に 戻る。 そして、 スライ ドロック 6 2 の回転に併せてレバ一ス トッパ 6 2 が逆回転し、 レバース トツパ 6 2の回転に併せてディスクス トツパ 6 1 が A方向へ移動し、 初期の位置に戻る。 ディ スクス トツバ 6 1 が A方向 へ移動すると、 8 c mディスク Dは、 ディ スク案内部 7 1 に形成された 凸部 7 1 a と搬送ローラ 7 3 とで挟持され、 搬送ローラ 7 3の回転によ りディ スク挿入口 3 3 に搬送され、 シャーシ 3 2 の外部に排出される。 また、 ディスクス トツバ 6 1 が A方向へ移動し、 初期の位置に戻ると、 ディスクス トツパ 6 1 に設けられた係合部 6 1 bが保持部材 6 5 と当接 し、 レバ一ス トッパ 6 2 とスライ ドロック 6 3 とに連結された第 1 のス プリ ング 6 6の力により係合部 6 1 bが保持部材 6 5 を押圧する (第 1 1 図及び第 1 2参照) 。
1 2 c mディ スク Dを排出する場合、 作動レバ一 8 2が初期の位置に 戻ると、 スライ ドロック 6 2がディ スク挿入時と逆回転して初期の位置 に戻る。 そして、 スライ ドロック 6 2の回転に併せてレバース トツバ 6 2が逆回転し、 レバ一ス トツパ 6 2の回転に併せてディスクス トツパ 6
1が A方向へ移動する。 ディ スクス トツバ 6 1が A方向へ移動すると、 1 2 c mディスク Dは、 搬送初期及び搬送終期においてディスク案内部 7 1 に形成された凸部 7 1 a と搬送ローラ 7 3 とで挟持され、 搬送中期 においてディスク案内部 7 1 に取り付けられた補助ローラ 7 2 と搬送口 —ラ 7 3 とで挟持され、 搬送ローラ 7 3の回転によりディスク挿入口 3 3 に搬送され、 シャーシ 3 2の外部に排出される (第 1 6図参照) 。 ま た、 ディスクス トッパ 6 1が A方向へ移動すると、 先ず、 1 2 c mディ スク Dはフロン トアーム 6 4に設けられた当接ピン 6 4 aに当接し、 1 2 c mディスク Dに押されてフロン トアーム 6 4が回転する。 そして、 フロン トアーム 6 4の加圧部 6 4 bに押されてスライ ドロック 6 3が移 動し、 第 2規制部 6 2 f に位置していた規制ピン 6 3 cが第 2規制部 6 2 f から外れる。 そして、 規制ピン 6 3 c が第 2規制部 6 2 f から外れ た状態で、 レバース トツバ 6 2 とスライ ドロック 6 3 とに連結された第 1 のスプリ ング 6 6の力により、 レバース トツパ 6 2が挿入時と逆回転 する。 そして、 レバース ト ツバ 6 2 の回転に併せてディ スクス トッパ 6 1がさ らに A方向へ移動し初期の位置に戻る。 そして、 ディスクス トツ パら 1 が初期の位置に戻ると、 フロン トアーム 6 4が初期の位置に戻り 、 規制ピン 6 3 cが第 1規制部 6 2 e に入る。 また、 ディスクス トツバ 6 1が初期の位置に戻ると、 ディスクス トッパ 6 1 に設けられた係合部 6 1 が保持部材 6 5 と当接し、 レバ一ス トツバ 6 2 とスライ ドロック 6 3 とに連結された第 1 のスプリ ング 6 6の力により係合部 6 1 bが保 持部材 6 5 を押圧する。
以上で明らかなように、 この実施の形態 1 によれば、 ディスクが挿入 されていないとき、 ディ スクス トツバ 6 1 に設けられた係合部 6 1 が 保持部材 6 5 と当接し、 かつ保持部材 6 5 を押圧するように構成したの で、 ディスクがシャーシ 3 2 の内部に挿入されていないとき、 ディスク
ス トッパ 6 1ががたつかず、 異音の発生を防止できる効果が得られる。 また、 この実施の形態 1 によれば、 補助ローラ 7 2 を、 その円錐状形 状部 7 2 bの外周面 7 2 cがディスク案内部 7 1 に形成された凸部 7 1 aより搬送ローラ 7 3側に位置するように、 ディスク案内部 7 1 の端部 に配置したので、 1 2 c mディスクの搬送中期において、 ディ スク Dが ディスク案内部 7 1 に取り付けられた補助ローラ 7 2 と搬送ローラ 7 3 とで挟持される。 その結果、 1 2 c mディスクの搬送中期において、 1 2 c mディスクにその搬送方向と反対方向に加わる力が低減するため、 1 2 c mディ スクをスムーズに搬送でき、 1 2 c mディ スクの挿入ゃ排 出ができなくなることを防止できる効果が得られる。
また、 この実施の形態 1 によれば、 補助ローラ 7 2の回転軸 7 2 aを ディスク案内部 7 1 に形成された板パネ部 7 1 bによりその軸方向に押 圧するように構成したので、 補助ローラ 7 2ががたつかず、 異音の発生 を防止できる効果が得られる。
また、 この実施の形態 1 によれば、 補助ローラ 7 2の回転軸 7 2 aが 水平方向を向くように構成したので、 補助ローラ 7 2 の円錐状形状部 7 2 bの外周面 7 2 cがディ スク案内部 7 1 の端部に向かって搬送ローラ 7 3 に近づく。 その結果、 1 2 c mディ スクの搬送中期において、 1 2 c mディ スクはその外周エツジでのみ補助ローラ 7 2 と接触するため、 1 2 c mディスクの記録面が補助ローラ 7 2で防止できる効果が得られ る。
また、 この実施の形態 1 によれば、 カムプレー ト 8 1 の上部に、 第 1 のフック状突起 8 1 kを形成し、 作動レバー 8 2 に、 作動レバー 8 2が ディスク排出方向にスライ ド移動しカムプレー ト 8 1 の上部に形成され た凹部 8 1 i と作動レバ一 8 2 に形成された凸部 8 2 aが当接するとき に第 1 のフック状突起 8 1 kと連結し作動レバー 8 2がディスク挿入方
向にスライ ド移動するときに第 1 のフック状突起 8 1 k との連結位置で 第 1 のフック状突起 8 1 kと離脱する第 2のフック状突起 8 2 c を形成 したので、 作動レバー 8 1及びカムプレー ト 8 2が初期の位置に戻るこ とができ、 ディスクをシャーシ 3 2の外部に排出できなくなることを防 止できる効果がある。
また、 この実施の形態 1 によれば、 カムプレー ト 8 1 に形成された第 1 のフック状突起 8 1 k と作動レバー 8 2 に形成された第 2のフック状 突起 8 2 c との連結及び離脱する位置において、 シャーシ 3 2の右側板 に開口 3 2 f を形成したので、 第 1 のフック状突起 8 1 kをたわませる ことにより、 第 1 のフック状突起 8 l k と第 2のフック状突起 8 2 c と の連結及び離脱を容易に行う ことができる効果が得られる。
また、 この実施の形態 1 によれば、 1 2 c mディ スクがターンテープ ル 5 2から持ち上げられている状態にあるとき、 1 2 c mディスクの外 周エッジにおいて 1 2 c mディスクと再生ュニッ トベース 5 1 とが接触 するように、 再生ユニッ トベースの奥側側面 5 1 aを加工して、 切り欠 き部 5 1 bを形成したので、 1 2 c mディ スクが夕一ンテーブル 5 2か ら持ち上げられている状態にあるとき、 1 2 c mディ スクはその外周ェ ッジでのみ再生ュニッ トベース 5 1 と接触し、 1 2 c mディ スクの記録 面が傷つく ことを防止できる効果が得られる。
また、 この実施の形態 1 によれば、 再生ユニッ トベース 5 1 を上側か ら見たときに、 台形状となるように、 切り欠き部 5 1 bを形成したので 、 1 2 c mディ スクが再生ュニッ トベースに接触する位置での 1 2 c m ディスクの接線と切り欠き部 5 1 bの稜線 5 1 c とが垂直に近く、 1 2 c mディスクの再生ュニッ トベース 5 1 との接触箇所が少なくなる効果 が得られる。
実施の形態 2 .
実施の形態 2は、 実施の形態 1 と補助ローラの構成及び補助ローラを ディスク案内部に取り付ける状態だけが相違している。
第 3 0図はこの発明の実施の形態 3 によるディスク装置におけるディ スク案内部及び補助ローラを示す構成図である。 第 3 0図は実施の形態 1で説明した第 1 7図 (C ) に対応する構成を示している。 第 3 0図に おいて、 9 1 は円柱状形状部の外周面がディ スク案内部 7 1 に形成され た凸部より搬送ローラ側に位置するようにディスク案内部 7 1 の端部に 位置する補助ローラである。 9 1 aは補助ローラ 9 1 の回転軸であり、 ディスク案内部 7 1 の端部に向けて搬送ローラに近づくように、 デイス ク案内部 7 1 に取り付けられている。 すなわち、 第 3 0図において、 X < y となるように、 補助ローラ 9 1 の回転軸 9 1 aがディスク案内部 7 1 に取り付けられている。 9 l bは補助ローラ 9 1 の円柱状形状部 (回 転部) 、 9 1 c は円柱状形状部 9 l bの外周面である。
このディスク装置では、 補助ローラ 9 1 の回転軸 9 1 aが、 ディスク 案内部 7 1 の端部に向けて搬送ローラに近づく ように、 ディスク案内部 7 1 に取り付けられている。 このため、 補助ローラ 9 1 の円柱状形状部 9 1 bの外周面 9 1 cがディ スク案内部 7 1 の端部に向かって搬送ロー ラに近づく構成となっている。 また、 ディスク案内部 7 1 に形成された 凸部は中央部から端部に向けて搬送ローラに近づく形状をしている。 こ の結果、 ディスク Dの搬送時に、 ディスク Dはその外周エッジでのみデ イスク案内部 7 1 に形成された凸部あるいは補助ローラ 9 1 と接触する 構成となっている。 このような構成により、 ディ スク Dの記録面がディ スク案内部 7 1 に形成された凸部ゃ補助ローラ 9 1で傷つく ことを防止 できる効果が得られる。
以上で明らかなように、 この実施の形態 2 によれば、 補助ローラ 9 1
の円柱状形状部 9 1 bの外周面 9 1 cがディスク案内部 7 1 に形成され た凸部 7 l aより搬送ローラ 7 3側に位置するように構成したので、 1 2 c mディ スクの搬送中期において、 ディスク Dがディスク案内部 7 1 に取り付けられた補助ローラ 7 9 1 と搬送ローラ 7 3 とで挟持される。 その結果、 1 2 c mディスクの搬送中期において、 1 2 c mディ スクに その搬送方向と反対方向に加わる力が低減するため、 1 2 c mディスク をスムーズに搬送でき、 1 2 c mディ スクの挿入や排出ができなくなる ことを防止できる効果が得られる。
また、 この実施の形態 2 によれば、 補助ローラ 9 1 の回転軸 9 1 aが ディスク案内部 7 1 の端部に向けて搬送ローラに近づくように構成した ので、 補助ローラ 9 1 の円錐状形状部 9 1 bの外周面 9 1 cがディスク 案内部 7 1 の端部に向かって搬送ローラ 7 3に近づく。 その結果、 1 2 c mディスクの搬送中期において、 1 2 c mディスクはその外周エッジ でのみ補助ローラ 9 1 と接触するため、 1 2 c mディスクの記録面が補 助ローラ 9 1で防止できる効果が得られる。 産業上の利用可能性
以上のように、 この発明に係るディスク装置は、 大きさの異なる 2つ のディスクが挿入可能な車載用のディスク装置として用いるのに適して いる。