JP3615771B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
この発明は、ディスク挿入口からシャーシの内部に挿入されたディスクを再生ユニットに搬送し、かつ搬送ユニットに搬送されたディスクを再生ユニットからディスク挿入口に搬送しシャーシの外部に排出するための搬送ユニットを備えたディスク装置に関するものである。
背景技術
先ず、車載用のディスク装置について概略的に説明する。
第1図は車載用のディスク装置を示す概略的な構成図である。第1図において、1はディスク装置、2は車体の内部に設置されるシャーシ、3はディスクDを回転させディスクDに記録されている情報を読み取るための再生ユニット、4はシャーシに形成されたディスク挿入口からシャーシ2の内部に挿入されたディスクDを再生ユニット3に搬送し、かつ再生ユニット3に搬送されたディスクDを再生ユニット3からディスク挿入口に搬送しシャーシ2の外部に排出するための搬送ユニットである。5はディスクDの再生中に車体の振動が再生ユニット3に伝達することを防止するオイルダンパ等の弾性部材であり、シャーシ2の下面と再生ユニット3との間に設けられている。
再生ユニット3において、11はターンテーブルを回転させるためのモータやピックアップを移動させるためのモータ等が収納されている再生ユニットベースである。11aは加圧アームの回転軸であり、再生ユニットベース11に設けられている。12はディスクDが載置され載置されたディスクDを回転させるターンテーブルであり、再生ユニットベース11に設けられている。13は再生ユニットベース11に設けられた回転軸11aを中心としてa−b方向に回転する加圧アームである。14は加圧アーム13をターンテーブル12側へ回転させることによりディスクDをターンテーブル12とで挟持するディスク挟持体であり、加圧アーム13に取り付けられている。15はディスクDに記録されている情報を読み取るピックアップであり、再生ユニットベース11に設けられている。
搬送ユニット4において、21はシャーシ2の上板に固定されたディスク案内部、22はディスク挿入口からシャーシ2の内部に挿入されたディスクDをディスク案内部21とで挟持しその状態で回転することによりディスクDを再生ユニット3に搬送し、かつ再生ユニット3に搬送されたディスクDをディスク案内部21とで挟持しその状態で回転することによりディスクDをディスク挿入口に搬送しシャーシ2の外部に排出する搬送ローラである。
なお、第1図には、ディスク挿入方向及びディスク排出方向にスライド移動することにより、再生ユニットに設けられた加圧アーム及び搬送ユニットに設けられた搬送ローラを移動させ、かつ再生ユニットの固定及びその解除を行うカムプレートついては省略して図示していない。
次に動作について説明する。
ディスク挿入時
ディスクDをディスク挿入口からシャーシ2の内部に挿入すると、ディスクDはディスク案内部21と搬送ローラ22とで挟持される。そして、搬送ローラ22が回転することにより、ディスクDは再生ユニット3に搬送される。再生ユニット3に搬送されたディスクDは、加圧アーム13がターンテーブル12側へ回転することによりターンテーブル12とディスク挟持体14とで挟持され、ターンテーブル12に載置される。このとき、カムプレートにより固定されていた再生ユニットベース11の固定が解除され、再生ユニットベース11は弾性部材5により支持され、ディスクDに記録されている情報の読み取り、すなわちディスクDの再生が可能な状態となる。
ディスク再生時
ディスクDがターンテーブル12に載置されターンテーブル12上で静止している状態にあるときにディスクDの再生を開始すると、ターンテーブル12が回転することによりディスクDは回転する。そして、ピックアップ15により、ディスクDに記録されている情報が読み取られる。このとき、車体の振動が弾性部材5により吸収され、車体の振動が再生ユニット3に伝達することが防止される。
ディスク排出時
ディスクDの再生が終了し、ディスクDがターンテーブル12とディスク挟持体14とで挟持されターンテーブル12上で静止している状態にあるときにディスクDの排出を開始すると、加圧プレート13はターンテーブル12から離れる方向に回転し、その回転によりディスクDはターンテーブル12から持ち上げられディスク案内部21と搬送ローラ22とで挟持される。そして、搬送ローラ22が回転することにより、ディスクDはディスク挿入口に搬送されシャーシ2の外部に排出される。このとき、再生ユニットベース11は、カムプレートにより固定される。
ここまでが、車載用のディスク装置についての概略的な説明である。
以後、従来の車載用のディスク装置における各部の詳細について説明する。
第2図は従来のディスク装置における再生ユニットを示す構成図である。第2図は再生ユニットを第1図のX方向から見たときの構成を示している。第2図は12cmディスクの挿入開始時の状態を示している。第2図では、12cmディスクDが二点破線で示されている。また、第3図は従来のディスク装置におけるディスクストッパを示す構成図である。第3図は第2図のI−I線に沿った断面図を示している。第2図及び第3図において、141はディスクDに記録されている情報を読み取るための再生ユニット、143はディスクDの再生中に車体の振動が再生ユニット141に伝達することを防止するオイルダンパ等の弾性部材、144a〜144cは再生ユニット141に設けられた第1〜第3の位置決め軸である。
また、151はターンテーブルを回転させるためのモータやピックアップを移動させるためのモータ等が収納されている再生ユニットベースである。151dは加圧アームの回転軸であり、再生ユニットベース151に設けられている。154は再生ユニットベース151に設けられた回転軸151dを中心として回転する加圧アームである。155は加圧アーム154をターンテーブル側へ回転させることによりディスクDをターンテーブルとで挟持するディスク挟持体であり、加圧アーム154に取り付けられている。
また、161はシャーシの内部に挿入されたディスクDに押されてB方向(ディスク挿入方向)へ移動するディスクストッパである。162はディスクストッパ161の移動に併せて回転するレバーストッパであり、加圧アーム154の上面に設けられている。163はレバーストッパ162の回転に併せて回転すると共にディスクDがシャーシの内部に挿入されていないときのディスクストッパ161の位置決めを行いレバーストッパ162の回転に併せて回転したときに後述する作動レバーをA方向(ディスク排出方向)へスライド移動させるスライドロックであり、加圧アーム154の下側に設けられている。165はディスク挟持体155を加圧アーム154に取り付けるための保持部材、166はレバーストッパ162とスライドロック163とに連結された第1のスプリング、167は加圧アーム154とスライドロック163とに連結された第2のスプリングである。
ディスクストッパ161において、161aはシャーシの内部に挿入されたディスクDが当接する当接部、161bは加圧アーム154に形成されたガイド孔と係合する係合部、161cはレバーストッパ162に形成された係合孔に係合する係合ピンである。
レバーストッパ162において、162aはレバーストッパ162の回転軸、162bは第1のスプリング166が連結された連結部、162cはディスクストッパ161に設けられた係合ピン161cが係合する係合孔、162dはスライドロック163に設けられた規制ピンを支持する規制孔、162eは規制孔162dを構成する第1規制部、162fは規制孔162dを構成する第2規制部である。
スライドロック163において、163aはフロントアームに押される受圧部、163bは後述する作動レバーを押す加圧部、163cはレバーストッパ162に形成された規制孔162dに支持された規制ピン、163dは第1のスプリング166が連結された連結部、163eは第2のスプリング167が連結された連結部、163fはレバーストッパ162の回転軸162aを支持するスライド孔である。
加圧アーム154において、154aは第2のスプリング167が連結された連結部である。154bはディスクストッパ162に設けられた係合部161bが係合すると共にディスクストッパ162に設けられた係合ピン161cが貫通しシャーシの内部に挿入されたディスクDに押されたディスクストッパ161をガイドするガイド孔であり、加圧アーム154の略中央部にディスクDの搬送方法に沿って形成されている。154cはディスクストッパ161に設けられた係合部161bをガイド孔154bと係合させるために形成された係合部挿入孔、154dはスライドロック163に設けられた規制ピン163cをレバーストッパ162に形成された規制孔162dで支持するために形成された窓孔である。
保持部材165において、165aはディスク挟持体155の上部センタ突起155aを押圧しながらディスク挟持体155を保持する保持部、165bは加圧アーム154に形成された係合部挿入孔154cを被覆する被覆部である。
この従来のディスク装置では、ディスクDがシャーシの内部に挿入されていないとき、作動レバーの位置が決まっている。このため、スライドロック163の位置が決まり、スライドロック163に設けられた規制ピン163cがレバーストッパ162に形成された規制孔162dを構成する第1規制部162eに位置することによりレバーストッパ162の位置が決まり、さらにディスクストッパ161の位置が決まる構成となっている。そして、従来のディスク装置では、ディスクDがシャーシの内部に挿入されていないとき、ディスクストッパ161に設けられた係合部161bは保持部材165に当接しない構成となっている。
第4図は従来のディスク装置における搬送ユニットを示す構成図である。第4図は搬送ユニットを第1図のY方向から見たときの構成を示している。第4図は12cmディスクの搬送時の状態を示している。第4図では、12cmディスクDが二点破線で示されている。また、第5図は従来のディスク装置におけるディスク案内部を示す構成図である。第5図はディスク案内部を第1図のZ方向から見たときの構成を示している。第4図及び第5図において、132は車体の内部に設置されるシャーシ、133はシャーシ132の正面板に形成されたディスク挿入口である。
また、171はシャーシ132の上板に固定されたディスク案内部、173はディスク挿入口133からシャーシ132の内部に挿入されたディスクDをディスク案内部171とで挟持しその状態で回転することによりディスクDを再生ユニットに搬送し、かつ再生ユニットに搬送されたディスクDをディスク案内部171とで挟持しその状態で回転することによりディスクDをディスク挿入口133に搬送しシャーシ132の外部に排出する搬送ローラ、174は搬送ユニットベースである。
ディスク案内部171において、171aは中央部から端部に向けて搬送ローラ173に近づく形状の凸部であり、ディスク搬送方向と垂直な方向に延在して形成されている。
搬送ローラ173において、173aは搬送ローラ173のシャフトであり、ディスク搬送方向と垂直な方向を向くように搬送ユニットベース74に形成された丸孔に挿入されている。173bは搬送ローラ173のシャフト173aが遊挿され、中央部から端部に向けて太くなる形状のゴムローラである。
この従来のディスク装置では、ディスクDの搬送時に、ディスクDをディスク案内部171に形成された凸部171aと搬送ローラ173とで挟持する構成となっている。
第6図は従来のディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品を示す構成図である。第6図(A)はカムプレート及びその関連部品を第1図のX方向から見たときの構成を示し、第6図(B)はカムプレート及びその関連部品を第6図(A)のP方向から見たときの構成を示し、第6図(C)は第6図(B)中の破線で囲んだQ部分の拡大図を示している。第6図はディスク搬送時の初期段階の状態を示している。第6図は曲線bで囲まれる部分がシャーシの右側板となるように示されている。第6図において、178は搬送ローラを回転させるためのモータの回転を搬送ローラ173に伝達する減速ギヤ群であり、シャーシ132に設けられている。
また、181はA−B方向にスライド移動し、B方向にスライド移動するときにディスクをターンテーブルとディスク挟持体とで挟持しない方向に加圧アームを移動させ、かつディスクをディスク案内部と搬送ローラ173とで挟持する方向に搬送ローラ173を移動させ、A方向にスライド移動するときにディスクをターンテーブルとディスク挟持体とで挟持する方向に加圧アームを移動させ、かつディスクをディスク案内部と搬送ローラ173とで挟持しない方向に搬送ローラ173を移動させるカムプレートであり、シャーシ132の右側板と再生ユニットとの間に設けられている。182はシャーシ132に形成されたガイド溝に沿ってA−B方向にスライド移動しその移動によりカムプレート181をA−B方向へスライド移動させる作動レバーであり、カムプレート181上に配置されている。183はカムプレート181がB方向へスライド移動するときに再生ユニットを固定するための第1のリンク部材であり、シャーシ132とカムプレート181との間に設けられている。184はシャーシ132と作動レバー182とを連結する第4のスプリングである。
カムプレート181において、181aはシャーシ132の右側板に形成された鍵状爪が係合し、カムプレート181をガイドする長孔、181bは搬送ユニットベース174に設けられた移動軸174cを支持し、カムプレート181のスライド移動に併せて移動軸174cをガイドするZ状孔、181cは再生ユニットに設けられた第1の位置決め軸144aを支持し、カムプレート181のスライド移動に併せて第1の位置決め軸144aをガイドする水平孔、181dは再生ユニットに設けられた第2の位置決め軸144bを支持し、カムプレート181のスライド移動に併せて第2の位置決め軸144bをガイドする水平溝、181eは水平孔181cによる第1の位置決め軸144aの支持を解除する解除孔、181fは水平溝181dによる第2の位置決め軸144bの支持を解除する解除溝、181gは第1のリンク部材183に形成された丸孔に挿入された第1のリンク部材183の回転軸、181hは加圧アーム154に設けられた右側面曲げ部154e(第2図参照)と当接し、AからB方向に向かって下降する形状の傾斜部、181iはカムプレート181の上部に形成された凹部、181jは減速ギヤ群178が貫通する貫通孔である。
作動レバー182において、182aはカムプレート181に形成された凹部181iに配置され、凹部181iを押すことにより、作動レバー182のスライド移動に併せてカムプレート181をA−B方向へスライド移動させる凸部、182bは減速ギヤ群178と噛み合って作動レバー182を移動させるラックである。
第1のリンク部材183において、183aはシャーシ132の右側板に形成されたZ状孔に支持された移動軸、183bはカムプレート181に設けられた第1のリンク部材183の回転軸181gが挿入された丸孔、183cはカムプレート181がB方向にスライド移動するときに、再生ユニットに設けられた第1の位置決め軸144aを挟み込む挟持部である。
シャーシ132の右側板において、132dは第1のリンク部材183に設けられた移動軸183aを支持し、カムプレート181のスライド移動に併せて移動軸183aをガイドするZ状孔である。
また、188は作動レバー182がA方向へスライド移動するときに、カムプレート181に形成された凹部181iと作動レバー182に形成された凸部182aとが当接する第1の当接部、189は作動レバー182がB方向へスライド移動するときに、カムプレート181に形成された凹部181iと作動レバー182に形成された凸部182aとが当接する第2の当接部である。
このディスク装置では、カムプレート181がB方向へスライド移動するときに、カムプレート181に設けられた傾斜部181hに沿って加圧アーム154に設けられた右側面曲げ部154eが上昇することにより加圧アームが上昇しターンテーブルからディスクを持ち上げる構成となっている。一方、カムプレート181がA方向へスライド移動するときに、傾斜部181hの傾斜に沿って右側面曲げ部154eが下降することにより加圧アーム154が下降しディスクをターンテーブルに載置する構成となっている。
また、この従来のディスク装置では、ディスク挿入時に、作動レバー182がA方向へスライド移動し、作動レバー182に形成されたラック182bが減速ギヤ群178と噛み合う構成となっている。そして、減速ギヤ群178の駆動力により、作動レバー182がさらにA方向にスライド移動し、作動レバー182に形成された凸部182aが、第1の当接部187においてカムプレート181に形成された凹部181iに当接し凹部181iを押す構成となっている。このため、カムプレート181が作動レバー182のスライド移動に併せてA方向へスライド移動する構成となっている。
また、この従来のディスク装置では、ディスク排出時に、減速ギヤ群178が逆回転して作動レバー182がB方向へスライド移動し、作動レバー182に形成された凸部182aが、第2の当接部188においてカムプレート181に形成された凹部181iに当接し凹部181iを押す構成となっている。このため、カムプレート181が作動レバー182のスライド移動に併せてB方向へスライド移動する構成となっている。そして、減速ギヤ群178の駆動力により、作動レバー182がさらにB方向にスライド移動し、作動レバー182に形成されたラック182bが減速ギヤ群178から外れる構成となっている。そして、作動レバー182に形成されたラック182bが減速ギヤ群178から外れた後、作動レバー182が第4のスプリング184の力によりB方向へ引っ張られて初期の位置に戻る構成となっている。そして、このとき、作動レバー182に形成された凸部182aがカムプレート181に形成された凹部181iを押し、カムプレート181も初期の位置に戻る構成となっている。
第7図は従来のディスク装置における再生ユニットベースを示す構成図である。第7図(A)は再生ユニットベースを第1図のX方向から見たときの構成を示し、第7図(B)は再生ユニットベースを第7図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第7図は12cmディスクがターンテーブルから持ち上げられている状態を示している。第7図では、12cmディスクDが二点破線で示されている。第7図において、151aは再生ユニットベース151のディスク挿入側と反対側の側面である奥側側面である。152はディスクが載置され載置されたディスクを回転させるターンテーブルであり、再生ユニットベース151に設けられている。
従来のディスク装置は以上のように構成されているので、ディスクDの搬送時に、ディスクをディスク案内部に形成された凸部と搬送ローラとで挟持していた。このため、ディスクの搬送時に、ディスクにその搬送方向と反対方向に大きな力が働き、ディスクの挿入や排出ができなくなるという課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、ディスクの搬送時に、ディスクにその搬送方向と反対方向に大きな力が働くことにより、ディスクの挿入や排出ができなくなるという不具合を防止できるディスク装置を得ることを目的とする。
発明の開示
この発明に係るディスク装置は、搬送ユニットが、回転軸と回転部とを備えた補助ローラであって、回転軸がディスク搬送方向と垂直な方向を向くようにディスク案内部に取り付けられ、かつ回転部の外周面がディスク案内部に形成された凸部より搬送ローラ側に位置するようにディスク案内部の左右両端部に各々配置された当該補助ローラを備えたものである。
このことによって、ディスク搬送時に、ディスクにその搬送方向と反対方向に加わる力が低減するため、ディスクをスムーズに搬送でき、ディスクの挿入や排出ができなくなることを防止できる効果がある。
この発明に係るディスク装置は、ディスク案内部が、補助ローラの回転軸をその軸方向に押圧する板バネ部を備えたものである。
このことによって、補助ローラががたつかず、異音の発生を防止できる効果がある。
この発明に係るディスク装置は、回転部の外面が中央部から端部に向かうに従って搬送ローラに近づくように、補助ローラが配置されているものである。
このことによって、ディスクの搬送時に、ディスクはその外周エッジでのみ補助ローラと接触するため、ディスクの記録面が傷つくことを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は車載用のディスク装置を示す概略的な構成図である。
第2図は従来のディスク装置における再生ユニットを示す構成図である。
第3図は従来のディスク装置におけるディスクストッパを示す構成図である。
第4図は従来のディスク装置における搬送ユニットを示す構成図である。
第5図は従来のディスク装置におけるディスク案内部を示す構成図である。
第6図は従来のディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品を示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示し、(C)は(B)中の破線で囲んだQ部分の拡大図を示している。
第7図は従来のディスク装置における再生ユニットベースを示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第8図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置の外観を示す斜視図である。
第9図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置のシャーシ内部を示す構成図である。
第10図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニットを示す構成図であり、(A)は第1図のZ方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第11図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニット及び搬送ユニットを8cmディスクの搬送時の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第12図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニット及び搬送ユニットを8cmディスクの再生時の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は第11図(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第13図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニット及び搬送ユニットを12cmディスクの搬送時の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は第11図(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第14図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニット及び搬送ユニットを12cmディスクの再生時の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は第11図(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第15図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるディスクストッパを示す構成図である。
第16図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における搬送ユニットを示す構成図であり、(A)は第1図のY方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第17図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるディスク案内部及び補助ローラを示す構成図であり、(A)は第1図のZ方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)中の破線で囲んだP部分の拡大図を示し、(C)は(A)中の破線で囲んだQ部分をR方向から見た拡大図を示している。
第18図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における搬送ユニットベースを示す構成図であり、(A)は搬送ユニットベースを第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示し、(C)は(A)のQ方向から見たときの構成を示し、(D)は(A)のR方向から見たときの構成を示している。
第19図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における搬送ユニット及び減速ギヤ群を示す構成図であり、(A)はディスク搬送時の状態を示し、(B)はディスク再生時の状態を示している。
第20図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品をディスク搬送時の第1段階の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示し、(C)は(A)中の破線で囲んだQ部分の拡大図を示している。
第21図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品をディスク搬送時の第2段階の状態について示す構成図である。
第22図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品をディスク再生時の状態について示す構成図である。
第23図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品をディスク搬送時の第1段階の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は第20図(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第24図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品をディスク搬送時の第2段階の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は第20図(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第25図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品をディスク再生時の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は第20図(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第26図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレートを示す構成図である。
第27図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるロックプレート及びその関連部品をディスク搬送時の状態について示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第28図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるロックプレート及びその関連部品をディスク再生時の状態について示す構成図である。
第29図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニットベースを示す構成図であり、(A)は第1図のX方向から見たときの構成を示し、(B)は(A)のP方向から見たときの構成を示している。
第30図はこの発明の実施の形態2によるディスク装置におけるディスク案内部及び補助ローラを示す構成図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
第8図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置の外観を示す斜視図である。第8図はディスク挿入前あるいはディスク排出後の状態を示している。第8図において、31はディスク装置、32は車体の内部に設置されるシャーシ、33はシャーシ32の前板に形成されたディスク挿入口である。シャーシ32の内部には、後述する再生ユニット、搬送ユニット並びにカムプレート等が設けられている。
第9図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置のシャーシ内部を示す構成図である。第9図はディスク装置のシャーシ内部を第1図のX方向から見たときの構成を示している。第9図は12cmディスクの挿入開始時の状態を示している。第9図では、12cmディスクDが二点破線で示されている。第9図において、41はディスクDに記録されている情報を読み取るための再生ユニット、42はディスク挿入口からシャーシ32の内部に挿入されたディスクDを再生ユニット41に搬送し、かつ再生ユニット41に搬送されたディスクDをディスク挿入口に搬送しシャーシ32の外部に排出するための搬送ユニットである。43はディスクDの再生中に車体の振動が再生ユニット41に伝達することを防止するオイルダンパ等の弾性部材であり、シャーシ32の下板と再生ユニット41との間に設けられている。44a〜44cは再生ユニット41に設けられた第1〜第3の位置決め軸である。45は第1,第2の位置決め軸44a,44bを固定することによる再生ユニット41の固定、及び第1,第2の位置決め軸44a,44bの固定を解除することによる再生ユニット41の固定解除を行うカムプレートであり、シャーシ32の右側板と再生ユニット41との間に設けられている。46は第3の位置決め軸44cを固定することによる再生ユニット41の固定、及び第3の位置決め軸44cの固定を解除することによる再生ユニット41の固定解除を行うロックプレートであり、シャーシ32の左側板と再生ユニット41との間に設けられている。なお、再生ユニット41は、図示しない複数本のスプリングによりシャーシ32から吊り下げられている。
第10図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニットを示す構成図である。第10図(A)は再生ユニットを第1図のZ方向から見たときの構成を示し、第10図(B)は再生ユニットを第10図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第10図はディスク挿入前あるいはディスク排出後の状態を示している。第10図において、51はターンテーブルを回転させるためのモータやピックアップを移動させるためのモータ等が収納されている再生ユニットベースである。51dは加圧アームの回転軸であり、再生ユニットベース51に設けられている。52はディスクが載置され、載置されたディスクを回転させるターンテーブルであり、再生ユニットベース51に設けられている。53はターンテーブル52を回転させるための第1のモータ、54は再生ユニットベース51に設けられた回転軸51dを中心として回転する加圧アームである。55は加圧アーム54をターンテーブル52側へ回転させることによりディスクをターンテーブル52とで挟持するディスク挟持体であり、加圧アーム54に取り付けられている。56はディスクに記録されている情報を読み取るピックアップであり、再生ユニットベース51に設けられている。57aはピックアップ56を支持するガイド溝、57bはピックアップ56を支持するガイド軸、58はピックアップ56を移動させるための第2のモータ、59は第2のモータ58の回転をガイド軸57bに伝達する減速機構である。
このディスク装置では、減速機構59を介して第2のモータ58の回転がガイド軸57bに伝達されてガイド軸57bが回転し、ガイド溝57aとガイド軸57bとから成る一対のガイドに沿って、ピックアップ56が移動する構成となっている。
第11図〜第14図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニット及び搬送ユニットを示す構成図である。第11図(A)、第12図(A)、第13図(A)及び第14図(A)は再生ユニット及び搬送ユニットを第1図のX方向から見たときの構成を示し、第11図(B)、第12図(B)、第13図(B)及び第14図(B)は再生ユニット及び搬送ユニットを第11図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第11図は8cmディスクの搬送時の状態を示し、第12図は8cmディスクの再生時の状態を示し、第13図は12cmディスクの搬送時の状態を示し、第14図は12cmディスクの再生時の状態を示している。第11図及び第12図では、8cmディスクDが二点破線で示され、第13図及び第14図では、12cmディスクDが二点破線で示されている。また、第15図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるディスクストッパを示す構成図である。第15図は第11図(A)II−II線に沿った断面図を示している。第11図〜第15図において、61はシャーシ32の内部に挿入されたディスクDに押されてB方向(ディスク挿入方向)へ移動するディスクストッパである。62はディスクストッパ61の移動に併せて回転するレバーストッパであり、加圧アーム54の上面に設けられている。63はレバーストッパ62の回転に併せて回転すると共にシャーシ32の内部にディスクDが挿入されていないときのディスクストッパ62の位置決めを行いレバーストッパ62の回転に併せて回転したときに後述する作動レバー82をA方向(ディスク排出方向)へスライド移動させるスライドロックであり、加圧アーム54の下側に設けられている。64はシャーシ32の内部に挿入された12cmディスクDに押されて回転し、スライドロック63によるレバーストッパ62の規制を解除するようにスライドロック63を移動させるフロントアーム、65はディスク挟持体55を加圧アーム54に取り付けるための保持部材、66はレバーストッパ62とスライドロック63とに連結された第1のスプリング(弾性部材)、67は加圧アーム54とスライドロック63とに連結された第2のスプリングである。
ディスクストッパ61において、61aはシャーシの内部に挿入されたディスクDが当接する当接部、61bは加圧アーム54に形成されたガイド孔と係合する係合部、61cはレバーストッパ62に形成された係合孔に係合する係合ピンである。
レバーストッパ62において、62aはレバーストッパ62の回転軸、62bは第1のスプリング66が連結された連結部、62cはディスクストッパ61に設けられた係合ピン62cが係合する係合孔、62dはスライドロック63に設けられた規制ピンを支持する規制孔、62eは規制孔62dを構成する第1規制部、62fは規制孔62dを構成する第2規制部である。
スライドロック63において、63aはフロントアーム64に押される受圧部、63bは後述する作動レバー82を押す加圧部、63cはレバーストッパ62に形成された規制孔62dに支持された規制ピン、63dは第1のスプリング66が連結された連結部、63eは第2のスプリング67が連結された連結部、63fはレバーストッパ62の回転軸62aを支持するスライド孔である。
フロントアーム64において、64aはシャーシ32の内部に挿入された12cmディスクDが当接する当接ピン、64bはレバーストッパ62を押す加圧部、64cはフロントアーム64の回転軸である。
加圧アーム54において、54aは第2のスプリング67が連結された連結部である。54bはディスクストッパ62に設けられた係合部61bが係合すると共にディスクストッパ62に設けられた係合ピン61cが貫通しシャーシ32の内部に挿入されたディスクDに押されたディスクストッパ61をガイドするガイド孔であり、加圧アーム54の略中央部にディスクDの搬送方向に沿って形成されている。54cはディスクストッパ61に設けられた係合部61bをガイド孔54bと係合させるために形成された係合部挿入孔、54dはスライドロック63に設けられた規制ピン63cをレバーストッパ62に形成された規制孔62dで支持するために形成された窓孔である。
保持部材65において、65aはディスク挟持体55の上部センタ突起55aを押圧しながらディスク挟持体55を保持する保持部、65bは加圧アーム54に形成された係合部挿入孔54cを被覆する被覆部である。
このディスク装置では、ディスクDがシャーシ32の内部に挿入されていないとき、作動レバー82の位置が決まっている。このため、スライドロック63の位置が決まり、スライドロック63に設けられた規制ピン63cがレバーストッパ62に形成された規制孔62dを構成する第1規制部62eに位置することによりレバーストッパ62の位置が決まり、さらにディスクストッパ61の位置が決まる構成となっている。そして、このディスク装置では、ディスクがシャーシ32の内部に挿入されていないとき、ディスクストッパ61に設けられた係合部61bが保持部材65と当接する構成となっている。そして、レバーストッパ62とスライドロック63とに連結された第1のスプリング66の力によりディスクストッパ61に設けられた係合部61bが保持部材65を押圧する構成となっている。このような構成により、ディスクDがシャーシ32の内部に挿入されていないとき、ディスクストッパ61ががたつかず、異音の発生を防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、保持部材65の被覆部65bにより加圧アーム54に形成された係合部挿入孔54cを被覆している。このような構成により、ディスクストッパ61に設けられた係合部61bが加圧アーム54に形成された係合部挿入孔54cから抜けて、ディスクストッパ61が落下することを防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、ディスクDがシャーシ32の内部に挿入されたとき、ディスクDがディスクストッパ61の当接部61aに当接し、ディスクDに押されてディスクストッパ61がB方向へ移動する構成となっている。そして、ディスクストッパ61の移動に併せてレバーストッパ62が回転し、レバーストッパ62の回転に併せてスライドロック63が回転する構成となっている。そして、スライドロック63の加圧部63bに押されて作動レバー82がA方向へスライド移動する構成となっている。
また、このディスク装置では、12cmディスクDがシャーシ32の内部に挿入されたとき、12cmディスクDがフロントアーム64に設けられた当接ピン64aに当接し、12cmディスクDに押されてフロントアーム64が回転する構成となっている。そして、フロントアーム64の加圧部64bに押されてスライドロック63が移動し、第1規制部62eに位置していた規制ピン63cが第1規制部62eから外れる構成となっている。そして、規制ピン63cが第1規制部62eから外れた状態で、12cmディスクDに押されてディスクストッパ61がB方向へ移動するとき、ディスクストッパ61の移動に併せてレバーストッパ62が回転する構成となっている。そして、さらにディスクストッパ61がB方向へ移動するとき、フロントアーム64が初期の位置に戻り、規制ピン63cが第2規制部62eに入る構成となっている。そして、さらにディスクストッパ61がB方向へ移動するとき、ディスクストッパ61の移動に併せてレバーストッパ62が回転し、レバーストッパ62の回転に併せてスライドロック63が回転する構成となっている。そして、スライドロック63の加圧部63bに押されて作動レバー82がA方向へスライド移動する構成となっている。
第16図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における搬送ユニットを示す構成図である。第16図(A)は搬送ユニットを第1図のY方向から見たときの構成を示し、第16図(B)は搬送ユニットを第16図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第16図(A)は12cmディスクの搬送時の状態を示し、第16図(B)はディスク再生時の状態を示している。第16図(A)では、12cmディスクDが二点破線で示されている。また、第17図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるディスク案内部及び補助ローラを示す構成図である。第17図(A)はディスク案内部を第1図のZ方向から見たときの構成を示し、第17図(B)は第17図(A)中の破線で囲んだP部分の拡大図を示し、第17図(C)は第17図(A)中の破線で囲んだQ部分をR方向から見た拡大図を示している。第16図及び第17図において、71はシャーシ32の上板に固定されたディスク案内部、72は円錐状形状部の外周面がディスク案内部71に形成された凸部より搬送ローラ側に位置するようにディスク案内部71の左右両端部に各々配置された補助ローラ、73はディスク挿入口33からシャーシ32の内部に挿入されたディスクDをディスク案内部71または補助ローラ72とで挟持しその状態で回転することによりディスクDを再生ユニットに搬送し、かつ搬送ユニットに搬送されたディスクDをディスク案内部71または補助ローラ72とで挟持しその状態で回転することによりディスクDをディスク挿入口33に搬送しシャーシ32の外部に排出する搬送ローラ、74は搬送ユニットベースである。
ディスク案内部71において、71aは中央部から端部に向けて搬送ローラ73に近づく形状の凸部であり、ディスク搬送方向と垂直な方向に延在して形成されている。71bは補助ローラ72の回転軸をその軸方向に押圧する板バネ部である。
補助ローラ72において、72aは補助ローラ73の回転軸であり、水平方向を向くようにかつディスク搬送方向と垂直な方向を向くようにディスク案内部71に取り付けられている。72bは補助ローラ72の円錐状形状部(回転部)、72cは円錐状形状部72bの外周面である。
搬送ローラ73において、73aは搬送ローラ73のシャフトであり、ディスク搬送方向と垂直な方向を向くように後述する搬送ユニットベース74に形成された丸孔に挿入されている。73bは搬送ローラ73のシャフト73aが遊挿され、中央部から端部に向けて太くなる形状のゴムローラである。
このディスク装置では、ディスク搬送時に、ゴムローラ73bがシャフト73aと密着するように、ディスクDによりゴムローラ73bが押圧され、シャフト73aとゴムローラ73bとの間の摩擦力により、シャフト73aとゴムローラ73bとが一体となって回転する構成となっている。また、その摩擦力より大きな力がディスクDにその搬送方向と反対方向に加わったとき、シャフト73aのみが回転する構成となっている。このような構成により、12cmディスクDの搬送ローラ73側の記録面が搬送ローラ73で傷つくことを防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、補助ローラ72の円錐状形状部72b外周面72cがディスク案内部71に形成された凸部71aより搬送ローラ73側に位置するように、補助ローラ72がディスク案内部71の端部に配置されている。このため、8cmディスクDの搬送時あるいは12cmディスクDの搬送初期及び搬送終期において、ディスクDをディスク案内部71に形成された凸部71aと搬送ローラ73とで挟持し、12cmディスクDの搬送中期において、ディスクDをディスク案内部71に取り付けられた補助ローラ72と搬送ローラ73とで挟持する構成となっている。このような構成により、12cmディスクDの搬送中期において、12cmディスクDにその搬送方向と反対方向に加わる力が低減するため、12cmディスクDをスムーズに搬送でき、ディスクDの挿入や排出ができなくなることを防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、補助ローラ72の回転軸72aが水平方向を向くようにディスク案内部71に取り付けられている。このため、補助ローラ72の円錐状形状部72bの外周面72cがディスク案内部71の端部に向かって搬送ローラに近づく構成となっている。また、ディスク案内部71に形成された凸部71aは中央部から端部に向けて搬送ローラ73に近づく形状をしている。この結果、ディスクDの搬送時に、ディスクDはその外周エッジでのみディスク案内部71に形成された凸部71aあるいは補助ローラ72と接触する構成となっている。このような構成により、ディスクDの記録面がディスク案内部71に形成された凸部71aや補助ローラ72で傷つくことを防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、ディスク案内部71に取り付けられた補助ローラ72の回転軸72aを、ディスク案内部71に形成された板バネ部71bによりその軸方向に押圧する構成となっている。このような構成により、補助ローラ72ががたつかず、異音の発生を防止できる効果が得られる。
第18図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における搬送ユニットベースを示す構成図である。第18図(A)は搬送ユニットベースを第1図のX方向から見たときの構成を示し、第18図(B)は第18図(A)のP方向から見たときの構成を示し、第18図(C)は第18図(A)のQ方向から見たときの構成を示し、第18図(D)は第18図(A)のR方向から見たときの構成を示している。第18図はディスク再生時の状態を示している。第18図において、74aは搬送ローラ73のシャフト73aが挿入される丸孔、74bはシャーシ32に形成された丸孔32a(第16図(B)参照)に挿入される搬送ユニットベース74の回転軸、74cは後述するカムプレート及びロックプレートのそれぞれに形成されたZ状孔に支持される移動軸、74dはシャーシの内部にディスクが挿入されているときに、ディスク挿入口を閉じることにより、別のディスクがシャーシの内部に挿入されることを防止する二重挿入防止爪である。
第19図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における搬送ユニット及び減速ギヤ群を示す構成図である。第19図は搬送ユニット及び減速ギア群を第1図の紙面下側から見たときの構成を示している。第19図(A)はディスク搬送時の状態を示し、第19図(B)はディスク再生時の状態を示している。75は搬送ローラのシャフト73aに圧入された第1のギヤ、76は搬送ローラを回転させるための第3のモータであり、シャーシ32に設けられている。77は第3のモータ76の回転軸に圧入された第2のギヤ、78は第3のモータ76の回転を搬送ローラに伝達する減速ギヤ群であり、シャーシ32に設けられている。79はシャーシ32の下板と搬送ユニットベース74とを連結する第3のスプリングである。
このディスク装置では、ディスク搬送時に、第3のスプリング79の力により、ディスクを、搬送ローラと、ディスク案内部あるいは補助ローラとで挟持する構成となっている。そして、このとき、搬送ローラのシャーシに圧入された第1のギヤ75と減速ギヤ群78とが噛み合い、第3のモータ76の回転が第2のギヤ77、減速ギヤ群78及び第1のギヤ75を介して搬送ローラに伝達され、搬送ローラが回転する構成となっている。
また、このディスク装置では、ディスク再生時に、ディスクを、搬送ローラと、ディスク案内部あるいは補助ローラとで挟持しない構成となっている。そして、このとき、第1のギヤ75が減速ギヤ群78から離れ、第3のモータ76の回転が搬送ローラに伝達されない構成となっている。
第20図〜第25図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレート及びその関連部品を示す構成図である。第20図(A)、第23図(A)、第24図(A)及び第25図(A)はカムプレート及びその関連部品を第1図のX方向から見たときの構成を示し、第20図(B)、第21図、第22図、第23図(B)、第24図(B)及び第25図(B)はカムプレート及びその関連部品を第20図(A)のP方向から見たときの構成を示し、第20図(C)は第20図(A)中の破線で囲んだQ部分の拡大図を示している。第20図及び第23図はディスク搬送時の第1段階の状態を示し、第21図及び第24図はディスク搬送時の第2段階の状態を示し、第22図及び第25図はディスク再生時の状態を示している。第20図(A)、第23図(A)、第24図(A)及び第25図(A)は曲線aで囲まれる部分がカムプレートのフック状突起及び作動レバーのフック状突起の位置での断面となるように示され、第20図(B)、第21図(B)及び第22図(B)は曲線bで囲まれる部分がシャーシの右側板となるように示され、第23図(B)、第24図(B)及び第25図(B)は曲線cの右側の部分がシャーシの右側板となるように示されている。また、第26図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるカムプレートを示す構成図である。第26図はカムプレートを第20図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第20図〜第26図において、81はA−B方向にスライド移動し、B方向にスライド移動するときにディスクをターンテーブルとディスク挟持体とで挟持しない方向に加圧アームを移動させ、かつディスクをディスク案内部と搬送ローラ73とで挟持する方向に搬送ローラ73を移動させ、A方向にスライド移動するときにディスクをターンテーブルとディスク挟持体とで挟持する方向に加圧アームを移動させ、かつディスクをディスク案内部と搬送ローラ73とで挟持しない方向に搬送ローラ73を移動させるカムプレートであり、シャーシ32の右側板と再生ユニットとの間に設けられている。82はシャーシ32に形成されたガイド溝32b(第8図参照)に沿ってA−B方向にスライド移動しその移動によりカムプレート81をA−B方向へスライド移動させる移動レバーであり、カムプレート81上に配置されている。83はカムプレート81がB方向へスライド移動するときに再生ユニットを固定するための第1のリンク部材であり、シャーシ32とカムプレート81との間に設けられている。84はシャーシ32と作動レバー82とを連結する第4のスプリングである。
カムプレート81において、81aはシャーシ32の右側板に形成された鍵状爪が係合し、カムプレート81をガイドする長孔、81bは搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cを支持し、カムプレート81のスライド移動に併せて移動軸74cをガイドするZ状孔、81cは再生ユニットに設けられた第1の位置決め軸44aを支持し、カムプレート81のスライド移動に併せて第1の位置決め軸44aをガイドする水平孔、81dは再生ユニットに設けられた第2の位置決め軸44bを支持し、カムプレート81のスライド移動に併せて第2の位置決め軸44bをガイドする水平溝、81eは水平孔81cによる第1の位置決め軸44aの支持を解除する解除孔、81fは水平溝81dによる第2の位置決め軸44bの支持を解除する解除溝、81gは第1のリンク部材83に形成された丸孔に挿入された第1のリンク部材83の回転軸、81hは加圧アーム54に設けられた右側面曲げ部54e(第11図〜第14図参照)と当接し、AからB方向に向かって下降する形状の傾斜部、81iはカムプレート81の上部に形成された凹部、81jは減速ギヤ群78が貫通する貫通孔、81kは作動レバー82に形成されたフック状突起と連結する第1のフック状突起(第1の係合部)である。
作動レバー82において、82aはカムプレート81に形成された凹部81iに配置され、凹部81iを押すことにより、作動レバー82のスライド移動に併せてカムプレート81をA方向へスライド移動させる凸部、82bは減速ギヤ群(ギヤ)78と噛み合って作動レバー82をスライド移動させるラック、82cはカムプレート81に形成されたフック状突起81kと連結して、作動レバー82のスライド移動に併せてカムプレート81をB方向へスライド移動させる第2のフック状突起(第2の係合部)である。
第1のリンク部材83において、83aはシャーシ32の右側板に形成されたZ状孔に支持された移動軸、83bはカムプレート81に設けられた第1のリンク部材83の回転軸81gが挿入された丸孔、83cはカムプレート81がB方向にスライド移動するときに、再生ユニットに設けられた第1の位置決め軸44aを挟み込む狭持部である。
シャーシ32の右側板において、32cはカムプレート81に形成された長孔81aに係合する鍵状爪、32dは第1のリンク部材83に設けられた移動軸83aを支持し、カムプレート81のスライド移動に併せて移動軸83aをガイドするZ状孔、32eはカムプレート81のB方向へのスライド移動を制止する制止爪、32fはカムプレート81に形成されたフック状突起81kと作動レバー82に形成されたフック状突起82cとが連結および離脱する位置に形成された開口(第8図参照)である。
このディスク装置では、カムプレート81がA−B方向へスライド移動するときに、第1のリンク部材82に設けられた移動軸83aがシャーシ32の右側板に形成されたZ状孔32cに沿って移動し、第1のリンク部材82がカムプレート81に設けられた第1のリンク部材82の回転軸81gを中心に回転する構成となっている。そして、カムプレート81がB方向へスライド移動するときに、第1の位置決め軸44aを第1のリンク部材83の狭持部83cで挟み込み、第1の位置決め軸44aを水平孔81c内で固定し、第2の位置決め軸44bを水平溝81d内で固定する構成となっている。一方、カムプレート81がA方向へスライド移動するときに、水平孔81cによる第1の位置決め軸44aの支持及び水平溝81dによる第2の位置決め軸44bの支持を解除する構成となっている。
また、このディスク装置では、カムプレート81がA−B方向へスライド移動するときに、搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cがカムプレート81に形成されたZ状孔81bに沿って移動し、搬送ユニットベース74がその回転軸74bを中心に回転する構成となっている。そして、カムプレート81がB方向へスライド移動するときに、ディスクを搬送ローラ74とディスク案内部とで挟持する方向に搬送ローラ74が移動する構成となっている。一方、カムプレート81がA方向へスライド移動するときに、ディスクを搬送ローラ74とディスク案内部とで挟持しない方向に搬送ローラ74が移動する構成となっている。
また、このディスク装置では、カムプレート81がB方向へスライド移動するときに、カムプレート81に設けられた傾斜部81hに沿って加圧アーム54に設けられた右側面曲げ部54eが上昇することにより加圧アーム54が上昇しターンテーブルからディスクを持ち上げる構成となっている。一方、カムプレート81がA方向へスライド移動するときに、第5のスプリング60(第10図(A)参照)の力によって、傾斜部81hの傾斜に沿って右側面曲げ部54eが下降することにより加圧アーム54が下降しディスクをターンテーブルに載置する構成となっている。
また、このディスク装置では、ディスク挿入時に、作動レバー82がA方向へスライド移動し、作動レバー82に形成されたラック82bが減速ギヤ群78と噛み合う構成となっている。そして、減速ギヤ群78の駆動力により、作動レバー82がさらにA方向にスライド移動し、作動レバー82に形成された凸部82aが、カムプレート81に形成された凹部81iに当接し凹部81iを押す構成となっている。このため、カムプレート81が作動レバー82の移動に併せてA方向へスライド移動する構成となっている。
また、このディスク装置では、作動レバー82に形成された凸部82aが、カムプレート81に形成された凹部81iに当接するとき、カムプレート81に形成された第1のフック状突起81kと作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cとが連結する構成となっている。
また、このディスク装置では、ディスク排出時に、減速ギヤ群78が逆回転して作動レバー82がB方向へスライド移動し、作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cがカムプレート81に形成された第1のフック状突起81kを押す構成となっている。このため、カムプレート81が作動レバー82のスライド移動に併せてB方向へスライド移動する構成となっている。そして、減速ギヤ群78の駆動力により、作動レバー82がさらにB方向へスライド移動し、作動レバー82のスライド移動に併せてスライド移動するカムプレート81がシャーシ32の右側板に形成された制止爪32eに当たり、初期の位置に戻る構成となっている。そして、減速ギヤ群78の駆動力により、作動レバー82のみがさらにB方向へスライド移動し、第1のフック状突起81kと第2のフック状突起82cとが離脱する構成となっている。そして、第1のフック状突起81kと第2のフック状突起82cとが離脱した後、作動レバー82が第4のスプリング84の力によりB方向に引っ張られて初期の位置に戻り、スライドロックを押圧する構成となっている。このような構成により、カムプレート81及び作動レバー82が初期の位置に戻ることができ、ディスクをシャーシ32の外部に排出できなくなることを防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、カムプレート81に形成された第1のフック状突起81kと作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cとが連結する位置と離脱する位置とが同じ位置であり、第1のフック状突起81kがたわむことにより第1のフック状突起81kと第2のフック状突起82cとが連結あるいは離脱する構成となっている。
また、このディスク装置では、カムプレート81に形成された第1のフック状突起81kと作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cとが連結および離脱する位置において、シャーシ32の右側板に開口32fを形成してある。このような構成により、第1のフック状突起81kをたわませて、第1のフック状突起81kと第2のフック状突起82cとの連結および離脱を容易に行うことができる効果が得られる。
第27図及び第28図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置におけるロックプレート及びその関連部品を示す構成図である。第27図(A)はロックプレート及びその関連部品を第1図のX方向から見たときの構成を示し、第27図(B)及び第28図はロックプレート及びその関連部品を第27図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第27図はディスク搬送時の状態を示し、第28図はディスク再生時の状態を示している。第27図(B)及び第28図は曲線dで囲まれる部分がシャーシの左側板となるように示されている。第27図及び第28図において、85はカムプレート81がA−B方向へスライド移動することによりA−B方向へスライド移動するロックプレートであり、シャーシ32の左側板と再生ユニットとの間に設けられている。86はロックプレート85がB方向へスライド移動するときに再生ユニットを固定するための第2のリンク部材であり、シャーシ32とロックプレート85との間に設けられている。
ロックプレート85において、85aはシャーシ32に右側板に形成された鍵状爪が係合し、ロックプレート85をガイドする長孔、85bは搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cを支持し、ロックプレート85のスライド移動に併せて移動軸74cをガイドするZ状孔、85cは再生ユニットに設けられた第3の位置決め軸44cを支持し、ロックプレート85のスライド移動に併せて第3の位置決め軸44cをガイドする水平孔、85dは水平孔85cによる第3の位置決め軸44cの支持を解除する解除孔、85eは第2のリンク部材86に設けられた移動軸を支持し、ロックプレート85のスライド移動に併せて移動軸をガイドするL状孔である。
第2のリンク部材86において、86aはシャーシ32の左側板に形成された丸孔に挿入された回転軸、86bはロックプレート85に形成されたL状孔85eに支持された移動軸、86cはロックプレート85がスライドB方向へ移動しているときに、再生ユニットに設けられた第3の位置決め軸44cを挟み込む狭持部である。
シャーシ32の左側板において、32gは第2のリンク部材86に設けられた回転軸86aが挿入された丸孔である。
このディスク装置では、カムプレート81がA−B方向へスライド移動することにより搬送ユニットベース74がその回転軸74bを中心に回転するときに、搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cがロックプレート85に設けられたZ状孔85bに沿って移動し、ロックプレート85がA−B方向へスライド移動する構成となっている。
また、このディスク装置では、カムプレート81がA−B方向へスライド移動することによりロックプレート85がA−B方向へスライド移動するときに、第2のリンク部材86に設けられた移動軸86bがロックプレート85に形成されたL状孔85eに沿って移動し、第2のリンク部材86がその回転軸86aを中心に回転する構成となっている。そして、カムプレート81がB方向へスライド移動することによりロックプレート86がB方向へスライド移動するときに、第3の位置決め軸44cを第2のリンク部材86の狭持部86cで挟み込み、第3の位置決め軸44cを水平孔85c内で固定する構成となっている。一方、カムプレート81がA方向へスライド移動することによりロックプレート85がA方向へスライド移動するときに、水平孔85cによる第3の位置決め軸44cの支持を解除する構成となっている。
第29図はこの発明の実施の形態1によるディスク装置における再生ユニットベースを示す構成図である。第29図(A)は再生ユニットベースを第1図のX方向から見たときの構成を示し、第29図(B)は再生ユニットベースを第29図(A)のP方向から見たときの構成を示している。第29図は12cmディスクがターンテーブルから持ち上げられている状態を示している。第29図では、12cmディスクDが二点破線で示されている。第29図において、51aは再生ユニットベース51のディスク挿入側と反対側の側面である奥側側面である。51bは12cmディスクDの外周エッジにおいて12cmディスクDと再生ユニットベース51とが接触するように再生ユニットベース51の奥側側面51aを加工して形成された切り欠き部であり、再生ユニットベース51を上側から見たときに台形状となるように形成されている。51cは12cmディスクDが接触する切り欠き部51bの稜線であり、台形状の切り欠き部51bの斜辺に相当する。
このディスク装置では、12cmディスクDの外周エッジにおいて12cmディスクDと再生ユニットベース51とが接触するように、再生ユニットベース51の奥側側面51aを加工して、切り欠き部51bを形成してある。このような構成により、12cmディスクがターンテーブルから持ち上げられている状態にあるとき、12cmディスクDはその外周エッジでのみ再生ユニットベース51と接触するため、12cmディスクDの記録面が傷つくことを防止できる効果が得られる。
また、このディスク装置では、切り欠き部51bを、再生ユニットベース51を上側から見たときに台形状となるように形成し、台形状の切り欠き部51bの斜辺を、12cmディスクDが接触する切り欠き部51bの稜線51cとしている。このような構成により、12cmディスクDが再生ユニットベース51に接触する位置での12cmディスクDの接線と切り欠き部51bの稜線51cとが垂直に近く、12cmディスクDの再生ユニットベース51との接触箇所が少なくなる効果が得られる。
次の動作について説明する。
ディスク挿入時
ディスクDをディスク挿入口33からシャーシ32の内部に挿入すると、ディスクDの挿入がセンサにより検知され、第3のモータ76が始動し、第3のモータ76の回転が第2のギヤ77、減速ギヤ群78及び第1のギヤ75を介して搬送ローラ73に伝達され、搬送ローラ73が回転する(第19図(A)参照)。
8cmディスクDをシャーシ32の内部に挿入した場合には、8cmディスクDは、ディスク案内部71に形成された凸部71aと搬送ローラ73とで挟持され、搬送ローラ73の回転により再生ユニット41に搬送される。搬送段階においては、先ず、8cmディスクDがディスクストッパ61の当接部61aに当接し、8cmディスクに押されてディスクストッパ61がB方向へ移動する。そして、ディスクストッパ61の移動に併せてレバーストッパ62が回転し、レバーストッパ62の回転に併せてスライドロック63が回転する。そして、スライドロック63の加圧部63bに押されて作動レバー82がA方向へスライド移動する(第11図及び第12図参照)。
12cmディスクDをディスク挿入口33からシャーシ32の内部に挿入した場合には、12cmディスクDは、搬送初期及び搬送終期においてディスク案内部71に形成された凸部71aと搬送ローラ73とで挟持され、搬送中期においてディスク案内部71に取り付けられた補助ローラ72と搬送ローラ73とで挟持され、搬送ローラ73の回転により再生ユニット41に搬送される(第16図参照)。12cmディスクDが再生ユニット41に搬送されると、12cmディスクDの外周エッジにおいて、12cmディスクDとユニットベース51に形成された切り欠き部51bの稜線51cとが接触する(第29図参照)。搬送段階においては、先ず、12cmディスクDがフロントアーム64に設けられた当接ピン64aに当接し、12cmディスクDに押さえてフロントアーム64が回転する。そして、フロントアーム64の加圧部64bに押されてスライドロック63が移動し、第1規制部62eに位置していた規制ピン63cが第1規制部62eから外れる。そして、規制ピン63cが第1規制部62eから外れた状態で、12cmディスクDがディスクストッパ61の当接部61aに当接し、12cmディスクに押されてディスクストッパ61がB方向へ移動する。このとき、ディスクストッパ61の移動に併せてレバーストッパ62が回転する。そして、ディスクストッパ61がB方向へある程度移動すると、フロントアーム64が初期の位置に戻り、規制ピン63cが第2規制部62fに入る。そして、さらにディスクストッパ61がB方向へ移動すると、ディスクストッパ61の移動に併せてレバーストッパ62が回転し、レバーストッパ62の回転に併せてスライドロック63が回転する。そして、スライドロック63の加圧部63bに押されて作動レバー82がA方向へスライド移動する(第13図及び第14図参照)。
作動レバー82がA方向にスライド移動すると、作動レバー82に形成されたラック82bが減速ギヤ群78と噛み合う。そして、減速ギヤ群78の駆動力により、作動レバー82がさらにA方向へスライド移動し、作動レバー82に形成された凸部82aが、カムプレート81に形成された凹部81iに当接する。このとき、カムプレート81に形成された第1のフック状突起81kと作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cとが連結する。そして、作動レバー82がさらにA方向へスライド移動し、作動レバー82に形成された凸部82aが、カムプレート81に形成された凹部81iを押し、カムプレート81が作動レバー82の移動に併せてA方向へスライド移動する(第20図〜第24図参照)。
カムプレート81がA方向へスライド移動すると、第1のリンク部材82に設けられた移動軸83aがシャーシ32の右側板に形成されたZ状孔32cに沿って移動し、第1のリンク部材82がカムプレート81に設けられた第1のリンク部材82の回転軸81gを中心に回転する。そして、水平孔81cによる第1の位置決め軸44aの支持及び水平溝81dによる第2の位置決め軸44bの支持が解除される(第20図〜第22図参照)。
また、カムプレート81がA方向へスライド移動すると、搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cがカムプレート81に形成されたZ状孔81bに沿って移動し、搬送ユニットベース74がその回転軸74bを中心に回転する。そして、ディスクDを搬送ローラ74とディスク案内部71とで挟持しない方向に搬送ローラ74が移動する。そして、このとき、第1のギヤ75が減速ギヤ群78から離れ、第3のモータ76の回転が搬送ローラ73に伝達されなくなる(第19図(B)及び第20図〜第22図参照)。また、このとき、搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cがロックプレート85に設けられたZ状孔85bに沿って移動し、ロックプレート85がA方向へスライド移動する。そして、第2のリンク部材86に設けられた移動軸86bがロックプレート85に形成されたL状孔85eに沿って移動し、第2のリンク部材86がその回転軸86aを中心に回転する。そして、水平孔85cによる第3の位置決め44cの支持が解除される(第27図及び第28図参照)。
また、カムプレート81がA方向へスライド移動すると、第5のスプリング60の力によって、カムプレート81に設けられた傾斜部81hの傾斜に沿って加圧アーム54に設けられた右側面曲げ部54eが下降することにより加圧アーム54が下降しディスクDがターンテーブル52とディスク挟持体55とで挟持され、ターンテーブル52に載置される(第11図〜第14図参照)。そして、このとき、加圧アーム54によりディスク搬送完了スイッチが押され、第3のモータ76が停止する。
ディスク再生時
ディスクDがターンテーブル52に載置されターンテーブル52上で静止している状態にあるときにディスクDの再生を開始すると、第1のモータ53が始動し、ターンテーブル52が回転し、ディスクDが回転する。また、第2のモータ58が始動し、第2のモータ58の回転が減速機構59を介してガイド軸57bに伝達されてガイド軸57bが回転し、ガイド溝57aとガイド軸57bとから成る一対のガイドに沿ってピックアップ56が移動し、ディスクDに記録されている情報が読み取られる。
ディスク排出時
ディスクDの再生が終了し、ディスクDがターンテーブル52とディスク挟持体55とで挟持されターンテーブル52上で静止している状態にあるときディスクDの排出を開始すると、減速ギア群78が逆回転する。そして、作動レバー82がB方向へスライド移動し、作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cがカムプレート81に形成された第1のフック状突起81kを押し、カムプレート81が作動レバー82のスライド移動に併せてB方向へスライド移動する。そして、減速ギヤ群78の駆動力により、作動レバー82がさらにB方向へスライド移動し、作動レバー82のスライド移動に併せてスライド移動するカムプレート81がシャーシ32の右側板に形成された制止爪32eに当たり、初期の位置に戻る(第21図、第22図、第24図及び第25図参照)。
カムプレート81がB方向へスライド移動すると、第1のリンク部材82に設けられた移動軸83aがシャーシ32の右側板に形成されたZ状孔32cに沿って移動し、第1のリンク部材82がカムプレート81に設けられた第1のリンク部材82の回転軸81gを中心に回転する。そして、第1の位置決め軸44aが第1のリンク部材83の挟持体83cで挟み込まれ、第1の位置決め軸44aが水平孔81c内で固定され、第2の位置決め軸44bが水平溝81d内で固定される(第21図及び第22図参照)。
また、カムプレート81がB方向へスライド移動すると、搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cがカムプレート81に形成されたZ状孔81bに沿って移動し、搬送ユニットベース74がその回転軸74bを中心に回転する。そして、ディスクDを搬送ローラ74とディスク案内部71とで挟持する方向に搬送ローラ74が移動する。そして、このとき、第1のギヤ75と減速ギヤ群78とが噛み合い、第3のモータ76の回転が第2のギヤ77、減速ギヤ群78及び第1のギヤ75を介して搬送ローラ73に伝達され、搬送ローラ73が回転する(第19図(A)、第21図及び第22図参照)。また、このとき、搬送ユニットベース74に設けられた移動軸74cがロックプレート85に設けられたZ状孔85bに沿って移動し、ロックプレート85がB方向へスライド移動する。そして、第2のリンク部材86に設けられた移動軸86bがロックプレート85に形成されたL状孔85eに沿って移動し、第2のリンク部材86がその回転軸86aを中心に回転する。そして、第3の位置決め軸44cが第2のリンク部材86の狭持部86cで挟み込まれ、第3の位置決め軸44cが水平孔85c内で固定される(第27図及び第28図参照)。
また、カムプレート81がB方向へスライド移動すると、カムプレート81に設けられた傾斜部81hの傾斜に沿って加圧アーム54に設けられた右側面曲げ部54eが上昇することにより加圧アーム54が上昇しディスクDがターンテーブル52から持ち上げられる(第11図〜第14図参照)。
カムプレート81がシャーシ32の右側板に形成された制止爪32eに当たると、減速ギヤ群78の駆動力により作動レバー82のみがさらにB方向へ移動し、カムプレート81に形成された第1のフック状突起81kと作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cとが離脱する。そして、作動レバー82が第4のスプリング84の力によりB方向に引っ張られて、初期の位置に戻る(第20図及び第23図参照)。
8cmディスクDを排出する場合、作動レバー82が初期の位置に戻ると、スライドロック62がディスク挿入時と逆回転して初期の位置に戻る。そして、スライドロック62の回転に併せてレバーストッパ62が逆回転し、レバーストッパ62の回転に併せてディスクストッパ61がA方向へ移動し、初期の位置に戻る。ディスクストッパ61がA方向へ移動すると、8cmディスクDは、ディスク案内部71に形成された凸部71aと搬送ローラ73とで挟持され、搬送ローラ73の回転によりディスク挿入口33に搬送され、シャーシ32の外部に排出される。また、ディスクストッパ61がA方向へ移動し、初期の位置に戻ると、ディスクストッパ61に設けられた係合部61bが保持部材65と当接し、レバーストッパ62とスライドロック63とに連結された第1のスプリング66の力により係合部61bが保持部材65を押圧する(第11図及び第12参照)。
12cmディスクDを排出する場合、作動レバー82が初期の位置に戻ると、スライドロック62がディスク挿入時と逆回転して初期の位置に戻る。そして、スライドロック62の回転に併せてレバーストッパ62が逆回転し、レバーストッパ62の回転に併せてディスクストッパ61がA方向へ移動する。ディスクストッパ61がA方向へ移動すると、12cmディスクDは、搬送初期及び搬送終期においてディスク案内部71に形成された凸部71aと搬送ローラ73とで挟持され、搬送中期においてディスク案内部71に取り付けられた補助ローラ72と搬送ローラ73とで挟持され、搬送ローラ73の回転によりディスク挿入口33に搬送され、シャーシ32の外部に排出される(第16図参照)。また、ディスクストッパ61がA方向へ移動すると、先ず、12cmディスクDはフロントアーム64に設けられた当接ピン64aに当接し、12cmディスクDに押されてフロントアーム64が回転する。そして、フロントアーム64の加圧部64bに押されてスライドロック63が移動し、第2規制部62fに位置していた規制ピン63cが第2規制部62fから外れる。そして、規制ピン63cが第2規制部62fから外れた状態で、レバーストッパ62とスライドロック63とに連結された第1のスプリング66の力により、レバーストッパ62が挿入時と逆回転する。そして、レバーストッパ62の回転に併せてディスクストッパ61がさらにA方向へ移動し初期の位置に戻る。そして、ディスクストッパ61が初期の位置に戻ると、フロントアーム64が初期の位置に戻り、規制ピン63cが第1規制部62eに入る。また、ディスクストッパ61が初期の位置に戻ると、ディスクストッパ61に設けられた係合部61bが保持部材65と当接し、レバーストッパ62とスライドロック63とに連結された第1のスプリング66の力により係合部61bが保持部材65を押圧する。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、ディスクが挿入されていないとき、ディスクストッパ61に設けられた係合部61bが保持部材65と当接し、かつ保持部材65を押圧するように構成したので、ディスクがシャーシ32の内部に挿入されていないとき、ディスクストッパ61ががたつかず、異音の発生を防止できる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、補助ローラ72を、その円錐状形状部72bの外周面72cがディスク案内部71に形成された凸部71aより搬送ローラ73側に位置するように、ディスク案内部71の左右両端部に各々配置したので、12cmディスクの搬送中において、ディスクDがディスク案内部71に取り付けられた補助ローラ72と搬送ローラ73とで挟持される。その結果、12cmディスクの搬送中期において、12cmディスクにその搬送方向と反対方向に加わる力が低減するため、12cmディスクをスムーズに搬送でき、12cmディスクの挿入や排出ができなくなることを防止できる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、補助ローラ72の回転軸72aをディスク案内部71に形成された板バネ部71bによりその軸方向に押圧するように構成したので、補助ローラ72ががたつかず、異音の発生を防止できる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、補助ローラ72の回転軸72aが水平方向を向くように構成したので、補助ローラ72の円錐状形状部72bの外周面72cがディスク案内部71の端部に向かって搬送ローラ73に近づく。その結果、12cmディスクの搬送中期において、12cmディスクはその外周エッジでのみ補助ローラ72と接触するため、12cmディスクの記録面が補助ローラ72で防止できる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、カムプレート81の上部に、第1のフック状突起81kを形成し、作動レバー82に、作動レバー82がディスク排出方向にスライド移動しカムプレート81の上部に形成された凹部81iと作動レバー82に形成された凸部82aが当接するときに第1のフック状突起81kと連結し作動レバー82がディスク挿入方向にスライド移動するときに第1のフック状突起81kとの連結位置で第1のフック状突起81kと離脱する第2のフック状突起82cを形成したので、作動レバー81及びカムプレート82が初期の位置に戻ることができ、ディスクをシャーシ32の外部に排出できなくなることを防止できる効果がある。
また、この実施の形態1によれば、カムプレート81に形成された第1のフック状突起81kと作動レバー82に形成された第2のフック状突起82cとの連結及び離脱する位置において、シャーシ32の右側板に開口32fを形成したので、第1のフック状突起81kをたわませることにより、第1のフック状突起81kと第2のフック状突起82cとの連結及び離脱を容易に行うことができる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、12cmディスクがターンテーブル52から持ち上げられている状態にあるとき、12cmディスクの外周エッジにおいて12cmディスクと再生ユニットベース51とが接触するように、再生ユニットベースの奥側側面51aを加工して、切り欠き部51bを形成したので、12cmディスクがターンテーブル52から持ち上げられている状態にあるとき、12cmディスクはその外周エッジでのみ再生ユニットベース51と接触し、12cmディスクの記録面が傷つくことを防止できる効果が得られる。
また、この実施の形態1によれば、再生ユニットベース51を上側から見たときに、台形状となるように、切り欠き部51bを形成したので、12cmディスクが再生ユニットベースに接触する位置での12cmディスクの接線と切り欠き部51bの稜線51cとが垂直に近く、12cmディスクの再生ユニットベース51との接触箇所が少なくなる効果が得られる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1と補助ローラの構成及び補助ローラをディスク案内部に取り付ける状態だけが相違している。
第30図はこの発明の実施の形態3によるディスク装置におけるディスク案内部及び補助ローラを示す構成図である。第30図は実施の形態1で説明した第17図(C)に対応する構成を示している。第30図において、91は円柱状形状部の外周面がディスク案内部71に形成された凸部より搬送ローラ側に位置するようにディスク案内部71の端部に位置する補助ローラである。91aは補助ローラ91の回転軸であり、ディスク案内部71の端部に向けて搬送ローラに近づくように、ディスク案内部71に取り付けられている。すなわち、第30図において、x<yとなるように、補助ローラ91の回転軸91aがディスク案内部71に取り付けられている。91bは補助ローラ91の円柱状形状部(回転部)、91cは円柱状形状部91bの外周面である。
このディスク装置では、補助ローラ91の回転軸91aが、ディスク案内部71の端部に向けて搬送ローラに近づくように、ディスク案内部71に取り付けられている。このため、補助ローラ91の円柱状形状部91bの外周面91cがディスク案内部71の端部に向かって搬送ローラに近づく構成となっている。また、ディスク案内部71に形成された凸部は中央部から端部に向けて搬送ローラに近づく形状をしている。この結果、ディスクDの搬送時に、ディスクDはその外周エッジでのみディスク案内部71に形成された凸部あるいは補助ローラ91と接触する構成となっている。このような構成により、ディスクDの記録面がディスク案内部71に形成された凸部や補助ローラ91で傷つくことを防止できる効果が得られる。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、補助ローラ91の円柱状形状部91bの外周面91cがディスク案内部71に形成された凸部71aより搬送ローラ73側に位置するように構成したので、12cmディスクの搬送中期において、ディスクDがディスク案内部71に取り付けられた補助ローラ791と搬送ローラ73とで挟持される。その結果、12cmディスクの搬送中期において、12cmディスクにその搬送方向と反対方向に加わる力が低減するため、12cmディスクをスムーズに搬送でき、12cmディスクの挿入や排出ができなくなることを防止できる効果が得られる。
また、この実施の形態2によれば、補助ローラ91の回転軸91aがディスク案内部71の端部に向けて搬送ローラに近づくように構成したので、補助ローラ91の円錐状形状部91bの外周面91cがディスク案内部71の端部に向かって搬送ローラ73に近づく。その結果、12cmディスクの搬送中期において、12cmディスクはその外周エッジでのみ補助ローラ91と接触するため、12cmディスクの記録面が補助ローラ91で防止できる効果が得られる。
産業上の利用可能性
以上のように、この発明に係るディスク装置は、大きさの異なる2つのディスクが挿入可能な車載用のディスク装置として用いるのに適している。
Claims (3)
- シャーシの内部に設けられ、搬送ローラと、ディスク搬送方向と略垂直な方向において中央部から端部に向かうに従って搬送ローラに近づくように形成された凸部を備えたディスク案内部とを備えた搬送ユニットであって、ディスクを上記ディスク案内部と上記搬送ローラとで挟持する方向に上記搬送ローラが移動しその状態で上記搬送ローラが回転することによりディスクを搬送する当該搬送ユニットとを備えたディスク装置において、
上記搬送ユニットは、回転軸と回転部とを備えた補助ローラであって、該回転軸がディスク搬送方向と略垂直な方向を向くように上記ディスク案内部に取り付けられ、かつ該回転部の外周面が上記凸部より上記搬送ローラ側に位置するように上記ディスク案内部の左右両端部に各 々配置された当該補助ローラを備えたことを特徴とするディスク装置。 - ディスク案内部は、補助ローラの回転軸をその軸方向に押圧する板バネ部を備えたことを特徴とする請求の範囲第1項記載のディスク装置。
- 補助ローラは、回転部の外周面が中央部から端部に向かうに従って搬送ローラに近づくように配置されていることを特徴とする請求の範囲第1項記載のディスク装置。
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