WO1999058231A1 - Module de type a fibres creuses - Google Patents

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WO1999058231A1
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Takayoshi Hasegawa
Yoshitada Matsumoto
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Daicen Menbrane-Systems Ltd.
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Description

明 細 書 中空糸型膜モジュール 技術分野
本発明は、 ハウジング内に中空糸型膜エレメ ン 卜が交換可能 に収納されてなる中空糸型膜モジュールに関するもので、 主に、 医薬品、 酵素や発酵物、 各種食品などの分離、 濃縮や精製など の製造プロセス用途のほか、 表流水や地下水、 工業用水などの 浄化や精製、 無菌化などの水処理用途、 各種廃水にかかわる水 処理などの分野で利用される。
背景技術
中空糸型膜モジュールは、 平膜、 スパイ ラル、 管型などの膜 モジュールに比べて単位体積あた りの有効膜面積が大きいため、 医薬品、 食品工業プロセスのほか、 水処理、 ガス分離、 浸透気 化分離などの極めて幅広い分野で利用されている。 中空糸型膜 モジュールの形状と しては、 複数の中空糸膜を束ねた糸束を、 この糸束を支持するプラスチック製の円筒状ハウジングに収め、 両端部をエポキシ樹脂ゃポリ ウレタンなどの樹脂でハウジング と一体に固着封止した後、 両端の樹脂固着部の一部を切断して、 中空糸の端部を開口させたものが、 一般に広く用いられている , しかしながら、 中空糸とハウジングが一体に固着されたモ ジュールでは、 中空糸が目詰ま りや劣化すると、 たとえハウジ ングが十分使用できる状態であったと しても、 モジュール、 す なわち中空糸とハウジングの両方を廃棄して、 新しいモジユ ー ルと交換しなければならない問題があった。 また、 逆に中空糸 が使用可能な状態であっても、 ハウジングが破損などによ り使 用できなく なった場合も、 同様な問題が生じていた。
このため、 ハウジング内に中空糸膜エレメ ン ト (カー ト リ ツ ジ) が交換可能に収納された中空糸型膜モジュールが提案され ている。 この方式では、 カー ト リ ッジ化された中空糸膜エレメ ン トが容易にハゥジングと分割できるため、 どちらかに問題が 生じた場合にはそのどちらか一方のみを交換することで、 モ ジュールの使用を継続することができる。
この様な膜カー ト リ ッジを脱着可能なハウジングに収納した 分離膜モジュールと しては、 すでに様々な形式のモジュールが 提案、 使用されている。 しかし、 分離機能を有する膜が、 精密 ろ過膜や限外ろ過膜などのサブミ クロ ン以下の高度な分離機能 を持ち、 単位体積あた りの有効膜面積が大きい中空糸状膜であ るモジュールでは、 あま り用いられていない。
これまでは、 端部が樹脂封止された中空糸膜束が、 側面に流 体出入口を有するハウジングに収納されてなる中空糸型膜モ ジュールにおいて、 ハウジング側面にある流体の出入口部は、 内圧ろ過方式の場合、 通常透過液をハウジングより取り出すこ とに用いられるが、 膜の汚れを洗い取るために逆流洗浄と呼ば れる、 透過液などの流体を出入口部よ り逆に加圧流入させて、 中空糸膜に通常とは逆方向のろ過を行う こ とがある。 その際、 流体の流れの勢いが中空糸膜束に当た り、 中空糸膜束を強い力 で曲げた り、 動かすことで、 中空糸膜束と樹脂封止部分との境 界面から中空糸膜が破損する場合があ り、 この中空糸膜の破損 が生じる と処理液が透過水側へ漏れ、 不利益を生じる原因と なっていた。
この問題を解決するために、 特開昭 6 3 — 1 5 8 1 0 3号公 報や特開昭 6 2 — 1 4 4 7 0 9号公報では、 中空糸膜の保護に 環状体や環状体突起が提案されているが、 環状体が中空糸膜束 を取り卷いているためケース内に空間が多く なり、 中空糸型膜 モジュールのコンパク ト性が損なわれている。 また、 突起部分 が直接中空糸に触れるため、 中空糸膜の損傷が懸念される。 ま た、 特開平 0 8 — 2 0 6 4 6 8号では、 中空糸膜の保護に中空 糸膜保護板が提案されており、 確かにコ ンパク ト性については 上記の 2つの公報よ り優れているが、 上記の 2つの公報を含め、 全て保護部品と して使用しているため、 部品点数が増え、 モ ジュールの組立 ' 構造が複雑になってお り、 モジュール単価 アップの原因の 1つにもなつている。
一方、 具体的なカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールとして は、 例えば特公昭 3 — 5 4 4 0 5号に記載があ り、 この中で カー ト リ ツジ式中空糸型膜モジュールの大きな技術課題として、 中空糸束とこれを収納する容器 (ハウジング) とのを流体の洩 れ · 混合がないようにシールすることが挙げられている。 また、 このための従来技術として
1 ) 中空糸束の中心に丈夫な芯棒を配置し、 この芯棒から シール部に必要な力を伝える方法、 W
2 ) 丈夫な鞘 (カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース) に 中空糸束を収納して、 この鞘からシール部に必要な力を伝 える方法、
を説明し、 これらの従来技術が持つ問題を解決する手段と して、 5 3 ) カー ト リ ッジエレメ ン トの両端の固着部 (樹脂) を止め 具によ り固定する方法
が挙げられている。
しかし、 これらの従来技術のいずれもが中空糸束を収納する 力一 ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース (鞘) をハウジングに
10 埋め込み、 ノヽウジングとカー ト リ ッ ジエレメ ン トのシールを両 端の固着部で行っているため、 両端固着部の寸法や仕上げに シール性を保証するための高い精度が必要とされ、 更にそれを 実現するための作業や専用の製造装置などが必要であった。 特 にハウジング及びそのハウジング内に装着される力一 ト リ ッジ
15 エレメ ン トは長手方向に略対称に構成されているので、 ハウジ ングのどちら方向からでもカー ト リ ヅジエレメ ン トを装着でき るという 自由度があるものの、 この点が逆にシール性の確保を 難し く している。 つま り シール材がキャ ップ部分と力一 ト リ ヅ ジエレメ ン トの外周面ではなく、 端面に介在されているので
20 シール材の所定位置での保持が難しく、 高いシール性を保障で きないおそれがあった。
一方、 実開平 3 — 2 6 3 2 6号では、 ハウジングとカー ト リ ヅ ジエレメ ン トのシールがカー ト リ ヅ ジエレメ ン 卜の円筒状 ケースの外側に装着されたシール材で行われる方式を提案して いる。 この方式では、 中空糸束の両端部を樹脂で多孔性円筒体 と一体に固着封止した後、 両端の樹脂固着部を切断して中空糸 の端部を開口させたカー ト リ ッジエレメ ン トを、 一方のキヤ ッ プが脱着可能なハウジングに収納し、 カー ト リ ッジエレメ ン ト の外周に掘られた溝に装着されたシール材でハウジングとカー ト リ ッジエレメ ン トのシールが行われる。
したがって、 シール材の保持性は確保できるが、 このモ ジュールでは、 ハウジングの一方のキヤ ップのみが脱着可能で あるため、 このキャ ップを外した口からカー ト リ ヅジエレメ ン トをハウジング内に挿入し、 その後でそのキャ ップをハウジン グに装着するこ とでモジュールが組み立てられ、 従って、 この 形式ではハウジングの脱着可能な部分が一方のみのため、 力一 ト リ ッジエレメ ン トの着脱は一方向からに限られる という問題 があった。 すなわち、 カー ト リ ッジエレメ ン ト交換のためのス ペースが確保できる方向にしか脱着可能なキャ ップ部を設置で きず、 またカー ト リ ッジエレメ ン トの点検も脱着可能なキヤ ッ プ側のみか、 カー ト リ ッジエレメ ン ト全体をハウジングから取 出さなければならないなど、 モジュールの使用上とモジュール 装置の設計上に制約があった。
本発明の主要な目的の 1つは、 カー ト リ ッジケース自体を中 空糸保護に流用し部品点数を減らすことによ り、 モジュール構 造がシンプルになると同時にモジュールの製造が簡単になる、 安価で信頼性の高い中空糸型膜モジュールを提供することにあ る。 本発明の主要な目的のもう 1 つは、 モジュールの組立や点検 が容易で、 かつ設置方法、 設置場所の制限がほとんどなく、 ま た安価でシール性が高く、 それによつてハウジングの繰り返し 使用が可能で安価な信頼性の高い中空糸型膜モジュールを提供 するこ とにある。
上記の中空糸型膜モジュールにおける問題点を鋭意検討した 結果、 通水孔を有する円筒状ケースに収納された中空糸膜束の 両端部がケース内部にて樹脂によ り固定されたカー ト リ ッジェ レメ ン 卜が、 取外し可能なキャ ップ構造を持ち、 かつ少なく と も 1 ケ所に流体の出入口を有する円筒形ハウジング内に液密に 挿入される力一 ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールにおいて、 円 筒形ハウジング側面の流体出入口の内面直下に、 挿入された カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケースに通水孔が無い場合に は、 カー ト リ ッジの円筒状ケース自体を中空糸保護に流用でき、 モジュール構造がシンプルになる と同時にモジュールの製造が 簡単になる安価で信頼性の高いカー ト リ ッジ式中空糸型膜モ ジュールを得ることができるこ とを見出し、 本発明に至った。 すなわち、 本発明は、 複数の通水孔を有する円筒状ケースに 中空糸膜束を収納し、 該中空糸膜束の両端部を円筒状ケース内 部で樹脂によ り固着したカー ト リ ッジエレメ ン ト と、 この力一 ト リ ッジエレメ ン トを液密に収納し、 該カー ト リ ヅジエレメ ン トの交換のために取外し可能なキャ ップ構造を持ち、 かつ少な く とも 1 ケ所に流体の出入口を有する円筒形ハウジングとを備 え、 円筒状ケースの各通水孔が、 円筒形ハウジングの流体出入 口の内面直下から離れて形成された中空糸型膜モジュールであ る。
さ らに、 本発明者は、 ハウジング側面の流体出入口の内面直 下に、 揷入されたカー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケースに通 水孔が無い上記の構造に加え、 円筒状ケースの樹脂固着 (封 止) 部と中空糸束の界面近傍に通水孔を設け、 液溜りなどの デッ ドスペースを最小限に抑えることによ り、 更に本発明の効 果を高めることができるこ とも見出した。 さ らに、 カー ト リ ツ ジエレメ ン 卜の端部に通水孔との必要間隙や各通水孔の孔間隔 の中央を表示する標識を有する と、 カー ト リ ッジエレメ ン トの 液密部が取りはずし可能なキャ ップ部でなされること、 すなわ ち円筒形ハウジングのよ り外側にカー ト リ ッジエレメ ン トの標 識が存在することによ り、 容易かつ確実に円筒形ハウジングの 液出入口とカー ト リ ッジエレメ ン トの通水孔の位置をセッ 卜で きるこ とも見い出した。
本発明によるカー ト リ ツジ式中空糸型膜モジユールは、 通水 孔を有する円筒状ケースに収納された中空糸膜束の両端部が円 筒状ケース内部にて樹脂によ り固定されたカー ト リ ッジエレメ ン トが、 取外し可能なキャップ構造を有するハウジング内に液 密に挿入されるが、 円筒状ケースは中空糸膜を透過した透過液 または中空糸膜に供給される原液が支障なく通過できる通水孔 を有すれば良く、 中空糸膜に有効な膜間差圧を掛けられる様に ケース強度を損なわない限り において通水抵抗をできるだけ小 さ く したものが望ま し く、 円孔を多数形成したプラスチック ケースなどが用いられる。 また、 円筒状ケースに収納された中 空糸膜束の両端部は、 エポキシやウレタ ンなどの硬化型樹脂に よ りケースと一体に固着封止した後、 両端の樹脂固着部の外側 を切断して中空糸の端部を開口する、 中空糸型膜モジュールの 中空糸端面形成法と して広く行われている手段で形成される。 本発明では、 円筒形ハウジング側面の流体出入口直下から離 れてカー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケースの通水孔が位置し, かつその配置を実現するためにカー ト リ ッジケースの周方向、 軸方向の孔間隔がそれそれハウジング側面の流体出入口の内径 に対して 1 . 2倍以上であ り、 更に円筒形ハウジングの流体出 入口の中心の直下から、 最も近いカー ト リ ヅ ジエレメ ン 卜の通 水孔を、 少なく とも円筒形ハゥジングの流体出入口の内径に対 して 0 . 6倍以上離している。 なお、 円筒状ケースの各通水孔 が、 周方向に近接した 1対の通水孔単位で配列される場合には. 軸方向の孔間隔、 及び 1対の通水孔と周方向に隣接するもう 1 対の通水孔との孔間隔、 (周方向に長い方の孔間隔) を流体の 出入口の内径に対してそれそれ 1 . 2倍以上に設定される。 従って円筒状ケースの孔の閧いていない部分が円筒形ハウジ ング側面の流体出入口直下に位置し、 中空糸膜がハウジングの 流体出入口からの液流れによ り振動破損するのを防止する中空 糸保護板の役目をし、 それによつて中空糸保護に使用する部品 点数を減ら し、 モジュール構造がシンプルになると同時にモ ジュールの製造が簡単になる安価で信頼性の高いカー ト リ ッジ 式中空糸型膜モジュールを得ることができるわけである。 さら に、 カー ト リ ッジエレメ ン トの軸方向最外側の通水孔が、 その 最外側の開口縁をカー ト リ ッジエレメ ン トの樹脂固着部分の内 側端に配置、 つま り樹脂固着部と中空糸束の界面近傍に通水孔 を設けることによ り、 液溜りなどのデッ ドスペースを最小限に 抑えるモジュール構造となり、 更に本発明の効果を高め、 信頼 性の高いカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールとなっている。
さらに本発明では、 力一 ト リ ッジエレメ ン トおよびハウジン グのいずれもが長手方向に略対称な構造を有し、 かつ液密とす るために要するシ一ル材が力一 ト リ ッジエレメ ン ト両端の各円 筒状ケースの外周部に形設された溝にそれそれ装着され、 これ らのシール材と接触するハゥジング側の部位を、 ハウジングの 本体 (胴部) ではなく、 取外し可能なキャ ップ構造部の内面と することによ り、 モジュールの組立や点検が容易で、 かつシー ル材の所定位置での保持性を高めることができるので、 設置方 法、 設置場所の制限なく、 また安価でシール性の高いカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールを得ることができる。
さらに、 上記の構成に加え、
1 ) 液密とするためにカー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケー ス両端外周部に装着されるシール材が、 0 リ ングであり、 溝が、 カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース両端外周部に存在する 深さが 0 リ ング線径の 6 0 〜 8 0 %、 幅が 1 3 0 〜 1 7 5 %の 方形溝であること、
2 ) 方形溝が、 カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース両端 外周部にそれそれ複数列形成され、 0 リ ングが、 方形溝に対応 して複数設けられ、 かつ隣接する各方形溝の間隔及び円筒状 ケース端面とそれに隣接する方形溝との間隔が 0 リ ング線径の 6 0〜 8 0 %であるこ と、
3 ) キャ ップ構造部が、 シール材と接触する内面に、 ハウジ ング側に広く キャ ップ構造部側に狭い、 長手方向に対して 2 0
〜 3 0 ° のテーパーを持つ略円筒形であるこ と、
4 ) カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケースが、 その両端外 周部、 つま り シール材が装着される部分の外径をカー ト リ ッジ エレメ ン トの円筒状ケース胴部の外径よ り小さ く し、 かつ両端 外周部の外径公差を円筒状ケース胴部の外径公差の 1 / 2以下 と してなること、
5 ) キャ ップ構造部が、 ハウジングとの接合面に、 少なく と も 2〜 5 m mの長さで接合面よ りハウジング側に突出し、 ハウ ジング端部の内周面に嵌入する輪状突起部を有することが、 よ り本発明の効果を高めることも見出した。
さて、 本発明によるカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールは- 通水性を有する円筒状ケースに収納された中空糸膜束の両端部 が円筒状ケース内部にて樹脂によ り固定されたカー ト リ ッジェ レメ ン 卜が、 取外し可能なキヤ ップ構造を有するハウジング内 に液密に揷入されるが、 円筒状ケースは中空糸膜を透過した透 過液または中空糸膜に供給される原液が支障なく通過できる通 水性を有すれば良く、 中空糸膜に有効な膜間差圧を掛けられる 様に円筒状ケース強度を損なわない限り において通水抵抗をで きるだけ小さ く したものが望ま しく、 例えば通水孔 (通水口、 好ま し く は円孔) を多数形成したプラスチック円筒状ケースな どが用いられる。
また、 円筒状ケースに収納された中空糸膜束の両端部は、 ェ ポキシ樹脂ゃポリ ウレ夕ンなどの硬化型樹脂によ り 円筒状ケ一 スと一体に固着封止した後、 両端の樹脂固着部の外側部分を切 断して中空糸の端部を開口させるという、 中空糸型膜モジュ一 ルの中空糸端面形成法として広く行われている方法で処理され る。 しかし、 切断処理後の樹脂固着部は円筒状ケースの内部に 存在し、 その外端面が円筒状ケース端面と同じか、 外側に飛び 出しても円筒状ケース端面よ り 1 O m mを超えないように設定 されるのが望ま しい。
カー ト リ ッジエレメ ン 卜が収納されるハウジングは、 中空糸 の内側の中空部に液を加圧供給する供給口と、 濃縮液を回収す るための取り 口とを長手方向の両端にそれぞれ有し、 かつハウ ジングの胴部 (本体) とこの胴部に脱着可能に装着されたキ ヤ ッ プ構造を長手方向の両端に持つ。 ハウジングの胴部は、 カー ト リ ッジエレメ ン トから通液した透過液の取り 口を、 少な く とも一つ、 望ま しく はハウジングの胴部の両端部近く に一つ づっ、 計二つ持つ構造を持つ。 ただし、 中空糸膜の外側から加 圧して膜ろ過を行う場合には、 各取り 口の液の流れ方向が逆に なることは言う までもない。
本発明のカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールは、 カート リ ヅジエレメ ン トおよびハウジングのいずれもが長手方向に対 称な構造を有し、 液密とするために要するシール材がカー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケース両端外周部に装着され、 この シール材と接触するハウジング側の部位が、 取外し可能なキ ャ ップ構造部の内面に存在する。 カー ト リ ッジエレメ ン トおよ びハウジングのいずれもが長手方向に対称な構造は、 カート リ ッジエレメ ン ト とノヽゥジングのシ一ル方法とあいまって、 ノヽ ゥジングの任意な端部よ り カー ト リ ッジエレメ ン トを装脱着す るに際して重要な働きをするが、 カー ト リ ッジエレメ ン 卜の円 筒状ケースに形成される通水孔、 刻印、 サンプリ ング口などの モジュールの基本機能に拘わらない範囲において、 厳密な対称 形である必要はない。
また、 液密とするために要するシール材はカー ト リ ッジエレ メ ン トの円筒状ケース両端外周部に装着されるが、 その両端外 周部の外径が、 カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース胴部の 外径よ り小さ く、 かつ円筒状ケース胴部の外径公差の 1 / 2以 下、 好ま しく は 1 / 5以下の外径公差を有するこ とが望ま しい ( この様な構造を持たせることによ り、 本来シール機能に無関係 なカー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケース胴部に加工精度の低 い押出し成型したプラスチックの円筒状ケースなどの安価なも のを用いても、 シール機能に直接寄与するカー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース両端外周部のみを精密な切削加工を施すこ とで、 十分な寸法と仕上げ精度を確保することができる。 これ は、 ハウジングとは異なり使い捨てになるカー ト リ ヅジエレメ ン トを安価に作製するために、 カー ト リ ッジ式モジュールでは 重要な観点となる。 外径がカー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケース胴部の外径よ り小さいシール材が装着されるカー ト リ ヅ ジエレメ ン 卜の円筒 状ケース両端外周部は、 シール材が装着できる程度の幅で円筒 状ケース端面よ り内部に存在すれば良いが、 通常、 円筒状ケー ス端面よ り 5 O m mを超えることはない。
さらに、 カー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケース両端外周部 よ り 円筒状ケース胴部の外径が大きいため、 この段差が必要以 上にカー ト リ ヅジエレメ ン 卜がハウジングのキヤ ップ部に食い 込むこ とを防止する働きを持つ。 従って、 カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース両端外周部のシール材装着面の幅と円筒状 ケース胴部との段差は、 このシール材と接触するハウジング側 のキヤ ップ構造部の形状に応じて変える必要がある。
また、 カー ト リ ッジエレメ ン ト円筒状ケースの両端外周部に 装着されるシール材は、 0 リ ング (状) であるこ とが好ま しく、 その線径はシ一ル材装着面の幅と円筒状ケース胴部との段差高 さと、 このシール材と接触するハウジング側のキヤ ップ構造部 の形状によ り決められる。
0 リ ングは力一 ト リ ヅジエレメ ン 卜の円筒状ケースの両端外 周部に存在する溝にはめることで円筒状ケースの所定位置に固 定されるが、 シール不良の原因となるハウジングへの装着時の 0 リ ングのはみ出しやねじれなどを防止するためには、 溝の深 さが 0 リ ング線径の 6 0〜 8 0 %、 幅が 1 3 0〜 1 7 5 %の方 形溝であるこ とが望ま しい。 さらに、 よ り高いシール性を得る ためには、 この様な〇 リ ングがそれそれの端部毎に、 複数、 少 なく とも 2本づっ取付けられているこ と力 一対の 0 リ ングの 間にシール用空気層を形成できるので望ま しい。 この取付け位 置と間隔は、 デッ ドスペースをできるだけ少なく するために、 カー ト リ ッジエレメ ン ト端面にできるだけ近く、 短い間隔であ るこ とが好ま しいが、 溝と端面の距離または溝と溝の間隔が短 く なる と、 溝を支える壁の厚みが薄く なるために、 壁が欠けた り割れた りする問題が発生する。 従って、 溝と溝および溝と円 筒状ケース端面との間隔は、 0 リ ング線径に対して 6 0〜 8 0 %の範囲内に設定することが望ま しい。
さらに、 カー ト リ ッジエレメ ン トに装着されたシール材と接 触するハウジング側の部位は、 取外し可能なキャ ップ構造部の 内面に存在するため、 ハウジング本体の内径を力一 ト リ ッジェ レメ ン ト外径よ り十分に大き く するこ とができ、 カー ト リ ッジ エレメ ン トの装脱着時にシール材とハウジング本体がこすれて シール材を損傷する恐れが無く、 またカー ト リ ッジエレメ ン ト の円筒状ケース胴部の外径がシール部よ り大きい場合でも、 力一 ト リ ッジエレメ ン トをハウジングの任意の端部よ り装脱着 させることに全く支障をきたさない。
また、 カー ト リ ッジエレメ ン 卜に装着されたシール材と接触 するハウジングのキャ ップ構造部の内面は、 ハウジング本体側 に広く、 キャ ップ側に狭い、 長手方向に 2 0〜 3 0 ° のテ一 パーを持つ円筒形であることが好ま しい。 これは、 モジュール 組立時にカーシリ ッジ円筒状ケースをキャ ップ部に挿入する際. テーパー構造によ り カー ト リ ッジエレメ ン ト端面を厳密にカー ト リ ッジエレメ ン 卜 とキャップの中心の位置を合わせることな しに、 スムーズにシール部位まで押し込め、 特にテーパー構造 を持たない円筒形の力一 ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケースに 装着されたシール材に傷を付けた り、 ねじれを起こさない程度 の力 ( 1 O k g f 以下) で簡単に挿入できるために好適な構造 となる。
ハゥジングの取外し可能なキヤ ップ構造部は、 ハウジング本 体とシール材などを介して接合され、 Vバン ドゃネジなどによ り圧着固定することで液密となるが、 キヤ ップ構造部のハゥジ ング本体との接合面よ り内側に、 少なく とも 2〜 5 m mの長さ で接合面よ りハウジング本体側に突出した輪状突起部を有する ことが望ま しい。 さらに、 この突起部の内面はキャ ップ部内と 力一 ト リ ッジエレメ ン ト とのシール面を形成するキャップの内 表面 (テ一パーを有する場合もある) に連続していることが好 ましい。 この突起部は、 キャ ップ構造部をハウジング本体に圧 着固定する際に、 厳密にハウジング本体とキャップの中心の位 置を合わせるこ となしに、 容易に正常な接合位置にハウジング 本体とキャ ップを導く ことができ、 ハウジング本体とキャップ の液密を司るシール材に傷を付けた り、 ねじれを起さないため に大変有用である。
以上のごと く、 本発明のカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジユー ルは、 モジュールの組立や点検が容易で、 かつ設置方法、 設置 場所の制限なく、 また安価でシール性の高いモジュール構造を 提供するこ とができ、 ハウジングを繰り返し使用することで安 価な膜分離処理を実現できる。
この発明は、 別の観点によれば、 通水性を有する円筒状ケー スに収納された中空糸膜束の両端部が円筒状ケースの内側にて 樹脂によ り固定されたカー ト リ ッジエレメ ン トが、 取外し可能 なキャ ップ構造部を両側に有するハウジング内に液密に挿入さ れる力一 ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールにおいて、 力一 ト リ ヅジエレメ ン 卜 とハウジングとの間に介在されて液密にする シール材として複数の 0 リ ングを有し、 カー ト リ ッジエレメ ン 卜の円筒状ケースがその両端外周部にそれらの 0 リ ングを装着 する複数列の方形溝をそれそれ形設し、 更にそれらの方形溝が、 その深さを 0 リ ング線径の 6 0 〜 8 0 %、 その幅を 0 リ ング線 径の 1 3 0 ~ 1 7 5 %と し、 かつ隣接する各方形溝の間隔およ び円筒状ケース端面とそれに隣接する方形溝との間隔を 0 リ ン グ線径の 6 0 %〜 8 0 %とする と共に、 その両端外周部の外径 公差を円筒状ケース胴部の外径公差の 1 / 2以下とするカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジユールを提供でき、 それによつてカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールを組み立てる際の大きい自由 度を維持しながら、 それによつて逆に厳し く なるシール性を実 際に高めることができるようにする。
図面の簡単な説明
図 1は、 本発明の中空糸型膜モジュールの 1つの実施の形態 を示す一部破断側面図である。
図 2は、 本発明のその中空糸型膜モジュールのカー ト リ ヅジ エレメ ン 卜の一部破断側面図である。 図 3は、 本発明に係わる中空糸型膜モジュールの実施の形態 2 を示す一部破断断面図である。
図 4は、 図 3の中空糸型膜モジユールに用いられるカー ト リ ッジエレメ ン 卜の一部破断側面図である。
図 5は、 図 3の中空糸型膜モジュールに用いられるハウジン グとカー ト リ ッジエレメ ン 卜 との関係を説明する一部破断側面 図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、 図に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳述する。 なお、 これによつてこの発明が限定されるものではない。
実施の形態 1
次に、 本発明のカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジュールの一つ の実施の態様を図面を用いて説明するが、 本発明はこの実施の 態様に限定されるものではない。
図 1 は本発明の中空糸型膜モジュールの 1つの実施の態様を 示す一部破断側面図、 図 2はその実施の態様で用いられるカー ト リ ッジエレメ ン 卜の一部破断側面図である。
図 1 〜 2 において、 中空糸型膜モジュール Mは、 ハウジング を構成する円筒形の胴体 1 (金属製) 及びこの胴体の両端開口 を閉塞する金属製キャ ップ 3 · 3 と、 該ハウジング内に収納さ れた中空糸膜カー ト リ ッジエレメ ン ト 2 と、 胴体 1 と両端の金 属製キャップ 3 · 3 とを結合状態で締付け、 ハウジング内を液 密にシールする Vバン ドカップリ ング 4 · 4 とで主として構成 されている。 中空糸膜カー ト リ ッジエレメ ン ト 2は、 特に図 2 において多 数の通水孔 5 · 5 ' …を軸方向に対称に形成した円筒状ケース 6 と、 このケース内に収納された多数の中空糸膜を束ねた中空 糸膜束 7 と、 この中空糸膜束 7 と円筒状ケース 6 との両端部を エポキシ樹脂やポリ ウレタンで一体に固着封止され、 両端の樹 脂固着部の一部を切断して各中空糸の端部を開口させた両端固 着部 8 とからなる。 なお、 9 a . 9 bは円筒状ケース 6 の両端 部外周に形成された 2条の溝、 1 0は円筒状ケース 6 と中空糸 膜束 7 との間に介在された筒状ネッ トである。
一方、 図 1の中空糸膜モジュールは、 内圧ろ過方式で用いる 場合を示し、 1 l a · 1 l bはカー ト リ ッジエレメ ン ト 2の円 筒状ケース 6 に形成された溝 9 a . 9 b (図 2参照) に嵌め込 まれた〇 リ ングであり、 キャップ 3の内面に圧接することで、 モジュール内部を中空糸膜束 7 を介して原液側と透過水側とに 液密に区画している。 1 2は原液入口、 1 3は濃縮液出口、 1 4 - 1 4は流体出入口としての透過水出口である。 そしてハウ ジングの両端のキャ ップ 3 · 3がセパレー ト式であ り、 カー ト リ ヅ ジエレメ ン 卜が軸方向に対称であるため、 どちらの方向か らでもカー ト リ ヅ ジエレメ ン ト 2の着脱が可能になっている。 さて、 図 1 〜 2 に示すようにカー ト リ ッジエレメ ン ト 2の多 数の通水孔 5 · 5 ' …の内、 その両端部の通水孔 5 aは、 その 最外側の開口縁を樹脂固着部 8の内側端に配置、 すなわち樹脂 固着部 8 と中空糸膜束 7の界面近傍に位置しているので、 液溜 りなどのデッ ドスペースを最小限に抑えるモジュール構造と なっている。 さ らに、 カー ト リ ッジエレメ ン ト 2の円筒状ケー ス 6の周方向、 軸方向の孔間隔 (周方向では長い方の孔間隔) がそれそれハウジング側面の流体出入口と しての透過水出口 1 4の内径に対して 1 . 2倍以上にしたこ とによ り、 力一 ト リ ッ ジエレメ ン ト 2 を円筒形ハウジング内に挿入しセッ 卜する際、 カー ト リ ッジエレメ ン ト 2 を回転させることで、 円筒形ハウジ ング側面の透過水出口 1 4直下近傍に、 カー ト リ ッジエレメ ン ト 2の通気孔が来ないよう にしている。 ここでカー ト リ ッジェ レメ ン ト 2の両端部が、 その外周面方向においては各通水孔 5 · 5の孔間隔の中央で、 その軸方向においては最も端部に近い 通水孔よ り端部側に、 位置識別表示 (図示省略) を有するので、 円筒形ハウジングのどちらの方向からカー ト リ ッジエレメ ン ト 2 を着脱するにせよ、 円筒形ハウジングの流体出入口 1 4の位 置決めに好都合である。
このようにカー ト リ ッジエレメ ン ト 2の通気孔の開いていな い部分が円筒形ハウジング側面の流体出入口直下に位置するこ とによ り、 ハウジングの流体出入口からの液流れによる中空糸 膜の振動破損を防止する中空糸保護板の役目をすることになる。 例えば、 通水孔 5の径 : 1 5 m m, 軸方向の孔間隔 J : 1 0 0 m m , 周方向の孔間隔 S : 8 0 m m (周方向の長い方の孔間 隔) , 透過水出口 1 4の内径 : 6 O m mであ り、 周方向の孔間 隔 Sは透過水出口の内径の 1 . 2倍以上であ り、 流体出入口 1 4の中心を軸 · 周方向の孔間隔の略中央に位置させたので、 そ の中心から通水孔 5 (開口縁) が流体出入口 1 4の内径の 0 . 6倍以上離れている (図 1参照) 。
以上のごと く、 実施の形態 1 によれば、 カー ト リ ッジエレメ ン 卜の通気孔の開いていない部分が円筒形ハゥジング側面の流 体出入口直下に位置するこ とによ り、 流体出入口からの液流れ よ り 中空糸膜を保護する中空糸保護板の役目を行っている。 又、 カー ト リ ッジエレメ ン 卜の多数の通気孔の内、 その両端部の通 気孔が樹脂固着部と中空糸束の界面近傍に位置し、 液溜りなど のデッ ドスペースを最小限に抑えるモジュール構造とすること によ り、 菌類の発生 · 繁殖を抑制する役目を行なっている。 す なわち、 中空糸保護に使用する部品点数を減ら し、 モジュール 構造がシンプルになる と同時にモジュールの製造が簡単になる、 安価で信頼性の高いカー ト リ ツジ式中空糸型膜モジユールを提 供するこ とができる。
実施の形態 2
次に、 本発明に係る中空糸型膜モジュールの実施の形態 2 を 図面を用いて説明する。
さて、 図 3は本発明に係る中空糸型膜モジュールの実施の形 態 2 を説明する一部破断側面図、 図 4は図 3の中空糸型膜モ ジュールに用いられるカー ト リ ヅ ジエレメ ン トの一部破断側面. 図 5は図 3の中空糸型膜モジュールに用いられるハウジングと カー ト リ ッジエレメ ン ト との関係を説明する一部断面を含む側 面図である。
まず、 図 3の中空糸型膜モジュールは、 内圧ろ過方式で用い る場合を示し、 図 3 において、 カー ト リ ッジ式中空糸型膜モ ジュール Mは、 ハウジングを構成する、 円筒状の金属製ハウジ ング本体 A及びキャ ップ構造部と しての金属製キャ ップ C、 C と、 このハウジング内に取り出し可能に収納された中空糸膜 カー ト リ ッジエレメ ン ト B とから主と してな り、 中空糸膜力一 ト リ ヅ ジエレメ ン ト Bをハウジング本体 A内に挿入してハウジ ング本体 Aの両端 (開口部分) をキャ ップ C , Cで挟み込み、 それそれ Vバン ドカヅプリ ング 2 1 , 2 1で液密にシールして 構成される。 こ こでカー ト リ ヅ ジエレメ ン ト B及びハウジング のいずれもが長手方向に略対称であ り、 特に両端のキヤ ップ C、 Cがセパレー ト式であるため、 ハウジング本体 Aのどちらの 方向からでもカー ト リ ヅジエレメ ン ト Bの着脱が可能になって いる。
次に、 力一 ト リ ヅ ジエレメ ン ト Bは、 図 3〜 4に示すよう に、 プラスチック製の円筒状ケース 2 2 内に複数の中空糸膜を束ね た糸束 Fをネッ ト 2 3で包んで収め、 その両端部をエポキシ樹 脂、 ポリ ウレ夕 ン等の樹脂で円筒状ケース 2及びネッ ト 2 3 と 一体に固着封止した後、 両端の樹脂固着部 Gの一部を切断し各 中空糸の端部を開口させて構成されている。 なお 2 7は円筒状 ケース Bに形成した多数の通水孔である。
こ こでカー ト リ ッ ジエレメ ン ト Bの円筒状ケース 2 2 には, 市販の押出し成型した直径 1 6 5 m m公差 ± 0 . 5 m mのブラ スチック製円筒状ケースを使用し、 その両端部のみを直径 1 6 3 . 4 m m公差 ± 0 . 0 5 m mで精密加工し, 処理液をシーリ ングするための 0 リ ングの溝と して方形溝 D , Dを設けるとと W もに、 両端部にできる段差を入り込み防止に流用することので きる加工箇所の少ないものを使用している。
また、 カー ト リ ッジエレメ ン ト Bの円筒状ケース 2 2両端部 のシ一リ ングには方形溝 D, Dに対応して 2段式 0 リ ング E ,
5 E (自由状態での線径 3. 5 3 mm, 同じ く 直径 1 5 9. 0 5 mm) を使用している。 ここでそれらの 0 リ ングを嵌め込む方 形溝 D , Dの溝幅を 4. 7 ~ 4. 9 mm (使用 0 リ ング線径の 1 3 3〜 1 3 9 %) 、 溝深さを 2. 2 3〜 2. 4 3 mm ( 0リ ング線径の 6 3 ~ 6 9 %) 、 溝間隔を 2 mm ( 0 リ ング線径の
10 5 7 %) 、 円筒状ケース 2 2の端面とそれに隣接する方形溝 D との間隔を 3 mm ( 0リ ング線径の 8 5 %) にすることで、 モ ジュール使用内圧及び力一 ト リ ッジエレメ ン ト B交換時の 0 リ ング E , Eのはみ出し現象を防止している。 またハウジング に力一 ト リ ッジエレメ ン ト Bを挿入し、 そのハウジングの開口
15 部を両側からキャ ップ C, Cで挟み込むことによ り、 それらの キャ ップの内面と、 カー ト リ ッジエレメ ン ト Bの円筒状ケース 2 2に装着された 0 リ ング E, Eとを押圧状態に接触させ、 そ れによってキヤ ップ Cから流入し中空糸膜束 Fを介してキヤッ プ Cから流出する原被側と、 中空糸膜束 Fを透過し円筒状ケ一
20 ス 2 2の通水孔 2 7を通ってハウジング本体 Aの出入口から流 出する透過水側とを液密に区画する。
次に、 図 5 において、 キャ ップ Cは、 カー ト リ ッジエレメ ン ト Bの円筒状ケース 2 2を挿入する側の内面にハウジング本体 A側に広く キャ ップ C側に狭い 1 0〜 2 0。 のテ一パ (図 5に Tで示す) を設けている。 従って、 力一 ト リ ヅジエレメ ン ト Β の円筒状ケース 2 2 をキャ ップ Cに挿入する際、 円筒状ケース 2 2の〇 リ ング Ε , Εにねじれが起こ らない力、 つま り 1 0 k g f 以下の力で簡単に挿入できるよう になつている。 また、 各 キャ ップ Cには、 、 ハウジング本体 Aとの接合面にハウジング 本体側に 3 m m突出する輪状突起部 2 6 を設け、 ハゥジング本 体 Aとキャ ップ Cを組み立てる際に、 その輪状突起部 2 6 をハ ウジング本体 Aの内周面に嵌め込むことでズレをなく し、 縦置 き、 横置きでも簡単に位置決めすることができるようになって レヽる。
以上のごと く、 実施の形態 2 によれば、 ハウジングの両端部 の任意の方向からキャ ップ部およびカー ト リ ッジエレメ ン トを 取り外すことができことから、 設置場所や方法、 取付け装置に 制約がなく、 取扱いが容易であ り、 カー ト リ ッジエレメ ン トに 安価な材料を使用できるため、 ハウジングが再使用できること とあいまって、 非常に安価なカー ト リ ッジ式中空糸型膜モジ ユールを提供するこ とができる。 さらに、 カー ト リ ッジエレ メ ン トの円筒状ケースとハウジングのキャ ップ部、 およびハウ ジング本体とキャ ップ部のシール性に高い信頼性と耐久性およ び 20 装脱着時の簡便で正確な作業性を提供することができる。

Claims

請求の範囲
1 . 複数の通水孔を有する円筒状ケースに中空糸膜束を収納し、 該中空糸膜束の両端部を円筒状ケース内部で樹脂によ り固着し たカー ト リ ッジエレメ ン ト と、 このカー ト リ ッジエレメ ン トを 液密に収納し、 該カー ト リ ッジエレメ ン トの交換のために取外 し可能なキヤ ップ構造部を持ち、 かつ少なく とも 1 ケ所に流体 の出入口を有する円筒形ハウジングとを備え、
カー ト リ ッジエレメ ン トの各通水孔が、 円筒形ハゥジングの 流体出入口の内面直下から離れて形成された中空糸型膜モ ジユール。
2 . カー ト リ ッジエレメ ン トの各通水孔が、 その周方向及び軸 方向の孔間隔を流体の出入口の内径に対して 1 . 2倍以上とし、 かつ円筒形ハウジングの流体出入口の中心の直下から、 最も近 接するカー ト リ ッジエレメ ン トの通水孔を、 少なく とも円筒形 ハウジングの流体出入口の内径に対して 0 . 6倍以上離してな る請求項 1記載の中空糸型膜モジュール。
3 . カー ト リ ッジエレメ ン トの各通水孔が、 周方向には近接し た 1対の通水孔単位で配列され、 軸方向の孔間隔及び 1対の通 水孔と周方向に隣接するもう 1対の通水孔との孔間隔を、 流体 の出入口の内径に対してそれそれ 1 , 2倍以上と し、 かつ円筒 形ハウジングの流体出入口の中心の直下から、 最も近接する カー ト リ ッジエレメ ン 卜の通水孔を、 少なく とも円筒形ハウジ ングの流体出入口の内径に対して 0 . 6倍以上離してなる請求 項 1記載の中空糸型膜モジュール。
4 . カー ト リ ッジエレメ ン トの各通水孔が、 円筒状ケースに軸 方向に対称に形成されてなる請求項 2又は 3記載の中空糸型膜 モジュール。
5 . カー ト リ ッジエレメ ン トの軸方向最外側の通水孔が、 その 最外側の開口縁を、 カー ト リ ッジエレメ ン トの樹脂固着部分の 内側端に配置して形成された請求項 1記載の中空糸型膜モジ ユール。
6 . カー ト リ ッジエレメ ン トの少なく とも一方の端部が、 その 外周面方向においては最も端部に近い通水孔も しく は 1対の通 水孔の孔間隔の略中央で、 かつその軸方向においては最も端部 に近い通水孔ょ り端部側に、 円筒形ハウジングの流体出入口の 位置決めをするための位置識別表示を有する請求項 1記載の中 空糸型膜モジュール。
7 . カー ト リ ッジエレメ ン トおよびハウジングのいずれもが長 手方向に略対称な構造を有し、 カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒 状ケースの両端部が、 キャ ップ構造部の内面に位置し、 かつそ の位置の外周部に溝を有し、 その溝にシール材を装着してキ ヤ ップ構造部内面との間を液密と し、 さらにシール材が、 0 リ ングであ り、 溝が、 その深さを 0リ ング線径の 6 0〜 8 0 %、 その幅を 0リ ング線径の 1 3 0〜 1 7 5 %とする方形溝である 請求項 1記載の中空糸型膜モジュール。
8. 方形溝が、 カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケースの両端 外周部にそれそれ複数列形成され、 0リ ングが、 方形溝に対応 して複数設けられ、 かつ隣接する各方形溝の間隔および円筒状 ケース端面とそれに隣接する方形溝との間隔が 0リ ング線径の 6 0〜 8 0 %である請求項 7記載の中空糸型膜モジュール。
9 . キャ ップ構造部が、 シール材と接触する内面に、 ハウジン グ側に広く キヤ ップ構造部側に狭い、 長手方向に対して 2 0〜 3 0 ° のテーパーを持つ略円筒形である請求項?〜 8のいずれ か 1つに記載の中空糸型膜モジュール。
1 0. カー ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケースが、 その両端外 周部の外径を力一 ト リ ッジエレメ ン トの円筒状ケース胴部の外 径よ り小さ く し、 かつ両端外周部の外径公差を円筒状ケース胴 部の外径公差の 1 /2以下としてなる請求項 7記載の式中空糸 型膜モジユール。
1 1. キヤヅ ブ構造部が、 ハウジングとの接合面に、 少なく と も 2〜 5 mmの長さで接合面よ りハウジング側に突出し、 ハウ ジング端部の内周面に嵌入する輪状突起部を有する請求項 7記 載の中空糸型膜モジュール。
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