WO1998030395A1 - Imprimante a jet d'encre - Google Patents

Description

明 細 書 イ ン ク ジエ ツ 卜 プ リ ン タ

技 術 分 野

本発明は、 回転 ドラ ムにプ リ ン ト媒体と して保持 された用 紙にィ ンク を吹付けてプ リ ン ト を行 う ィ ンク ジエ ツ ト プ リ ン タ に関する。

背 景 技 術

近年では、 高性能で低価格のパソ コ ンが容易に入手でき る よ う にな り、 その普及率が急速に増大 している。 こ の普及に 伴レ、、 カ ラ一プ リ ンタ の需要も増大 している。 パー ソナルュ

—スでは、 様々 なイ ン ク ジエ ツ トプ リ ンタ がカ ラ一プ リ ン ト 用 に開発 されている。

従来、 例えば 5 0 0 枚以上の連続プ リ ン 卜が可能なィ ン ク ジエ ツ 卜 プ リ ンタ が知 られる。 こ のイ ンク ジエ ツ 卜 プ リ ンタ は一定の周速度で回転する回転 ドラ ムおよびこ の回転 ドラ ム の外周面に保持される用紙に力 ラーイ ン ク を吹付け る プ リ ン トへ ッ ド部を備える。 用紙は回転 ドラ ムの前方側か ら に回転 ドラ ムに供給 され、 回転 ドラ ムに卷付け られた状態でプ リ ン 卜 される。 プ リ ン ト後、 用紙は回転 ドラ ムから剥離され、 回 転 ド ラ ムの後方側に排出 される。

プ リ ン トへ ッ ド部は回転 ド ラ ムの外周に沿つ て配置 される 例えばイ ェ ロ ー、 シア ン、 マゼンタ、 ブラ ッ ク の ノ ズルュニ ッ 卜 で構成 される。 各ノ ズルュニ ッ ト は回転 ド ラ ム の軸に平 行な主走査方向において用紙を横切る よ う に並べ られ ドラ ム 回転に伴っ てイ ンク を噴出する複数のィ ンク ジエ ツ ト ノ ズル を有する。 各 ノ ズルュ - ッ ト は回転 ドラ ムが一回転する毎に 一定の割合で主走查方向にシ フ ト し所定数の回転でノ ズルピ ツチに等 しい距離だけ移動 した後に元の位置に戻 される。 各 ノ ズルュニ ッ ト はこの よ う に して主走査方向お よびこ の主走 查方向に直角 な副走查方向においてィ ン ク を吹付ける こ と に よ り 用紙全体の プ リ ン ト を行 う。

こ のプ リ ン ト 中、 用紙は静電吸着力、 負圧吸着力および機械 的挟持力のいずれかある いはこれらの組合せを利用 して回転 ドラ ム に保持 される。

と こ ろで、 静電吸着力の利用はイ ンク ジエ ツ トプ リ ンタ を 小型化する う えで最も 有利である。 こ の静電吸着力を利用す る場合、 帯電部が静電電荷を付与する こ と によ り 用紙を帯電 させる ために設け られる。 こ の帯電部は用紙と接触せずに問 接的に用紙を帯電する 非接触方式、 および用紙と接触する こ と によ り 直接的に用紙を帯電する接触方式のいずれかまたは これらの組合せで構成 される。 一般的に、 非接触方式は帯電 部が回転 ドラ ムを介 して間接的に用紙を帯電する こ と か ら高 い帯電効率を得る こ と が難 しい ものの、 用紙や回転 ドラ ムの 外周面に対する干渉を回避でき る。 接触方式は帯電部が用紙 に接触 し機械的な圧力でこ の用紙を回転 ドラ ムに密着 させな が ら高い帯電効率を得る こ と ができ る。

しカゝ しなが ら、 接触方式は、 用紙や回転 ドラ ムの外周面に 対する帯電部の干渉を回避する方策を必要 とする と 共に、 帯 電部の動作を回転 ドラ ムへの用紙供給タ イ ミ ングに同期 させ る シー ケ ンス制御を必要 とする。 さ らに、 静電電荷は帯電部 と接触する用紙の表側表面に付与される ため、 用紙が比較的 厚い場合に回転 ドラ ム と接触する用紙の裏側表面において静 電吸着力 と して作用 しに く く な り、 これが実質的な帯電効率 を低下 させる。 また接触方式お ょぴ非接触方式のいずれにお いて も、 静電吸引力は用紙が回転 ドラ ム と 一緒に回転する間 に行われるィ ン ク の吹付けで生 じる静電電荷の リ ー ク のため に減衰する。 この現象は用紙ジャ ムや色ずれの原因 と なる。 発 明 の 開 示

本発明の 目 的は、 複雑な構造を必要 と せずにプ リ ン ト媒体 を回転 ドラ ム上に確実かつ安定に保持でき るィ ン ク ジェ ッ ト プ リ ンタ を提供する こ と にある。

本発明によれば、 絶縁性の外周面を持ち一定の速度で回転 する回転 ドラ ム と、 プ リ ン ト媒体を この回転 ドラ ムに搬入す る媒体供給部 と、 こ の回転 ド ラ ムの外周面にプ リ ン ト媒体を 保持させる媒体保持シス テム と、 こ の回転 ドラ ムが所定回数 だけ回転する 間に こ の回転 ド ラ ムの外周面に保持されたプ リ ン ト媒体にイ ンク を吹付ける こ と によ り 画像をプ リ ン 卜する プ リ ン ト へ ッ ド部 と を備え、 媒体保持シス テム は媒体搬入部 によ っ て搬入 される プ リ ン ト媒体の先端が回転 ド ラ ム の外周 面に接触する搬入位置の上流でこ の外周面を帯電 し こ の帯電 によ り 得 られる静電吸着力でプ リ ン ト媒体を回転 ドラ ムに吸 着 させる第 1 帯電部、 並びに回転 ド ラ ム の回転に ί半っ て減衰 する 静電吸着力を補充する よ う プ リ ン ト媒体を帯電する第 2 帯電部を有するイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ が提供される。

こ のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ では、 第 1 帯電部がプ リ ン ト 媒体の搬入前に回転 ド ラ ムの外周面を帯電する こ と か ら、 プ リ ン ト媒体へ干渉せずに所望の静電吸着力を得る こ と ができ る。 こ こ で、 プ リ ン ト媒体は回転 ドラ ムを介 して間接的に帯 電される ため、 帯電効率がプ リ ン ト媒体の厚さ に起因 して低 下する こ と がなレ、。

さ らに、 第 2 帯電部は回転 ド ラ ムの回転中に減衰する静電吸 着力を補充する よ う プ リ ン ト媒体を帯電する。 従っ て、 プ リ ン ト媒体は確実かつ安定に回転 ドラ ム上に保持可能である。 図面の簡単な説明

図 1 は本発明の第 1 実施例に係るイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ の内部構造を示す図であ り、

図 2 は図 1 に示す回転 ド ラ ム上に用紙を保持する用紙保持 シス テ ムの構造を示す図であ り、

図 3 は図 2 に示すロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラの構造を示す図 であ り、

図 4 は図 1 に示す制御ュニ ッ ト を説明する ためのプロ ッ ク 図であ り、

図 5 は図 2 に示す用紙保持システ ムの変形例を示す図であ り、

図 6 は本発明の第 2 実施例に係るイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ に設け られる 用紙保持シス テ ム の構造を示す図であ り、 図 7 は図 6 に示す用紙保持システムに対応 して設け られる 制御ュニ ッ ト を説明する ためのブロ ッ ク 図であ り、

図 8 は本発明の第 3 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ に設け られる用紙保持シス テ ム の構造を示す図であ り、

図 9 は図 8 に示す用紙保持システ ム に対応 して設け られる 制御ュニ ッ ト を説明する ためのプロ ッ ク 図であ り、

図 1 0 は図 8 に示す用紙保持シス テ ムによ っ てプラ スチ ッ ク フ ィ ルムを回転 ド ラ ム の外周面に保持する場合の帯電条件 を説明する ための図であ り、

図 1 1 は図 8 に示す用紙保持シス テ ムに よ っ てプラ スチ ッ ク フ ィ ルムを回転 ドラ ムの外周面に保持する場合の別の帯電 条件を説明する ための図であ り、

図 1 2 は図 8 に示す用紙保持システ ムによ っ て普通紙を回 転 ドラ ムの外周面に保持する場合の別の帯電条件を説明する ための図であ り、

図 1 3 は本発明の第 4 実施例に係るイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ に設け られる用紙保持システムの構造を示す図であ り、 図 1 4 は図 1 3 に示す用紙保持システ ム に対応 して設け ら れる制御ュニ ッ ト を説明する ためのブロ ッ ク 図であ り、

図 1 5 は本発明の第 5 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ン タ に設け られる用紙保持シス テ ムの構造を示す図であ り、 図 1 6 は図 1 5 に示す昇降部が上方位置に設定された状態 を示す図であ り、

図 1 7 は図 1 5 に示す昇降部が下方位置に設定された状態 を示す図であ り、

図 1 8 は図 1 5 に示す用紙保持シス テ ム に対応 して設け ら れる制御ュニ ッ 卜 の動作を示すフ ロ ーチヤ一 ト であ り、

図 1 9 は図 1 8 に示す動作に続く 制御ュニ ッ トの動作を示 すフ ロ ーチ ャ ー ト であ り、

図 2 0 は本発明の第 6 実施例に係るイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ に設け られる用紙保持シス テ ムの構造を示す図であ り、

図 2 1 は本発明の第 7 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ン タ に設け られる用紙保持シス テ ムの構造を示す図であ り、 図 2 2 は図 2 1 に示す帯電ロ ー ラ の変形例を示す図であ り、 図 2 3 は本発明の第 8 実施例に係るイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ に設け られる用紙保持シス テ ムの構造を示す図であ り、

図 2 4 は図 2 3 に示す用紙保持シス テ ムの外観を示す図で あ り、

図 2 5 は図 2 4 に示す挟持爪保持部の挟持動作を説明する ための図であ り、

図 2 6 は図 2 4 に示す挟持爪保持部の解放動作を説明する ための図である。 発明を実施する ための最良態様 以下、 本発明の第 1 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ を図 1 力 ら図 4 を参照 して説明する。 こ のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ はプ リ ン ト媒体 と してシー ト状に力 ッ ト された用紙 M にマルチカ ラ 一プ リ ン ト を行 う ために用い られる。 こ の用紙 Mは例えば普通紙ある いは O H P紙である。 図 1 は こ のイ ン ク ジ エ ツ ト プ リ ン タ の内部構造を示す。 ィ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ は、 用紙 Mを保持 し一定の周速度で回 転する 回転 ド ラ ム 1 0、 こ の回転 ド ラ ム 1 0 と 一緒に回転す る用紙 Mに対 してマルチカ ラープ リ ン ト を行 う プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0、 一枚ずつ挿入される用紙 Mを載せる手差 ト レイ 6 2、 重ねて揷入 される用紙 Mを収容する用紙カセ ッ ト 7 2、 これら用紙カセ ッ ト 7 2 および手差 ト レイ 6 2 カゝら用紙 Mを 回転 ドラ ム 1 0 に搬入する用紙搬入機構 6 0、 回転 ドラム 1 0 上でプ リ ン 卜 された用紙 Mを外部に搬出する用紙搬出機構 1 6 0、 並びにイ ンク ジエ ツ ト プリ ンタ の動作を全体的に制 御する制御ユニ ッ ト 2 5 0 を備える。 図 1 に示すよ う に、 回 転 ドラ ム 1 0 はハ ウ ジング内の中央位置付近に配置 され、 用 紙 ト レイ 6 2 はハ ウ ジングの正面において回転 ドラ ム 1 0 よ り も低い位置から外部に突出する よ う に配置され、 用紙力セ ッ ト 7 2 は回転 ド ラ ム 1 0 の下方に配置 される。 用紙搬入機 構 6 0 は手差 ト レイ 6 2 および用紙カセ ッ ト 7 2 の間に配置 される。 プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 は回転 ドラ ム 1 0 の後ろ側 に配置 される。 用紙搬出機構 1 6 0 は回転 ドラム 1 0 の後ろ 側でプ リ ン ト へ ッ ド部 2 0 0 の上方に配置 される。

回転 ドラ ム 1 0 はシャ フ ト 1 5 を中心軸と して回転可能に 支持される と 共に、 回転に伴っ て用紙 Mを外周面 1 1 に卷取 り 保持する用紙保持システムを有する。 この回転 ドラ ム 1 0 の回転位置は回転 ドラ ム 1 0 の外周面近傍に設け られる回転 位置検出器 1 0 S によ っ て検出 される。 プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 は、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿っ て並びそれぞれ イ ェ ロ ー， マゼンタ， シア ン， ブラ ッ ク のイ ンク で用紙 Mに プ リ ン 卜 を行 う 4 個の ノ ズルュニ ッ ト N U で構成され、 離れ て配置 された 4 個のイ ン ク 供給部 2 1 0 カゝ らそれぞれの色の イ ンク を受け取る。 各 ノ ズルュニ ッ ト N U は例えば 1 Z 7 5 イ ンチの ピ ッチ P Tで回転 ドラ ム 1 0 の軸方向に並べ られ対 応色のイ ンク を用紙 Mに吹付け る複数のイ ンク ジェ ッ ト ノ ズ ル 2 0 7 を有する。 これらイ ンク ジエ ツ ト ノ ズル 2 0 7 は A 4 サイ ズの用紙 Mの幅である 2 1 O m mに対応する長 さ を持 つ よ う に並べ られる。 用紙搬入機構 6 0 は用紙 Mの幅方向が 回転 ドラ ム 1 0 の軸方向に一致する よ う に用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に送る用紙ロ ーダ 9 0、 手差 ト レイ 6 2 カゝら用紙 Mを 取出 し用紙ロ ーダ 9 0 に用紙 Mを送る手差フ ィ ーダ 6 1、 用 紙カセ ッ ト 7 2 か ら用紙 Mを取出 し用紙ロ ーダ 9 0 に用紙 M を送る カセ ッ ト フ ィ ーダ 7 1、 並びに手差フ ィ ーダ 6 1 およ びカセ ッ ト フ ィ 一ダ 7 1 の一方を駆動する給紙切換部 8 0 を 有する。 用紙ロ ーダ 9 0 は、 回転 ド ラ ム 1 0 が所定位置ま で 回転 したこ と を位置検出器 1 7 によ っ て検出 した と き に用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に向けて用紙 Mを送る よ う 制御 される。 こ の用紙 Mは、 用紙保持シス テ ム に よ っ て回転 ド ラ ム 1 0 の 外周面 1 1 に保持 される。 プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 は回転 ド ラ ム 1 0 の回転に伴っ て この用紙 Mに対 してカ ラープ リ ン ト を行な う。

用紙 Mは、 プリ ン ト 後において用紙剥離部 1 4 0 によ っ て 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 か ら剥離され、 用紙搬出機構 1 6 0 に よ っ て所定方向へ搬送 される。 用紙剥離部 1 4 0 は用 紙剥離時に回転 ドラ ム 1 0 に接触する剥離爪である。 排出切 換器 1 9 0 は、 プ リ ン ト面を上向き に して排出する 後部排出 卜 レイ 1 9 2 およびプ リ ン 卜 面を下向き に して排出する 上部 非出 ト レィ 1 9 3 の一方に用紙 Μを選択的に導 く。

プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 は回転 ド ラ ム 1 0 の軸方向平行な 主走査方向 X において往復移動する と 共に、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に隣接する プ リ ン ト位置と こ のプ リ ン ト位置か ら離れたス タ ンバイ位置 と の間で移動可能である。

回転 ドラ ム 1 0 はその外周面 1 1 に巻付け られる 用紙 Μを 保持 し、 各ノ ズルュ二 ッ ト N U に対向 した状態で主走査方向 X に直角な副走查方向 Υ に用紙 Μを移動する よ う 回転する。 回転 ドラ ム 1 0 は例えば 2 0 Ρ Ρ Μのマルチカ ラ一プ リ ン ト を達成する ために 1 2 0 r p m と い う 一定の回転数に維持 さ れ、 0 . 5 秒毎に 1 回転する。 プ リ ン ト動作において、 ノ ズ ノレ ュ ニ ッ ト N Uは回転 ドラム 1 0 がー回転する 毎に 1 / 4 ノ ズルピ ッチ Ρ Τ と い う 一定の割合で主走查方向 X に シ フ ト し,

4 回の ドラ ム回転でノ ズルピ ッチ P T に等 しい距離だけ移動 する。 この構成では、 用紙 Mの全面プ リ ン 卜 が回転 ド ラ ム 1 0 を 4 回転させる ために必要な 2 秒 （ = 0 . 5 秒 X 4 ) で完 了する。 プ リ ン ト 開始前の用紙卷付けおよびプ リ ン ト後の用 紙剥離のためにそれぞれ 1 回転ずつ回転 ド ラ ム 1 0 を回転さ せる ために要する時間を考慮 して も、 A 4 サイ ズの用紙 M [を 1 枚あた り 3 ( = 2 + 1 ) 秒と い う 高速度でマルチ力 ラープ リ ン ト でき る。 従っ て、 毎分 2 0 枚の連続プ リ ン ト が可能で あ 。 用紙ロ ーダ 9 0 は、 ドラ ム軸方向に延設 された少な く と も 一対の供給ロ ーラ 9 1 および 9 2 で構成 され、 フ ィ ーダ 6 1 お よび 7 1 側か ら搬送 されて来た用紙 Mを所定のタ イ ミ ング で回転 ドラ ム 1 0 側へ供給する ために用い られる。 用紙 Mの 供給速度は回転 ド ラ ム 1 0 の周速度に対応する速度に設定 さ れる。

供給ロ ーラ 9 1 および 9 2 の少な く と も一方には、 ギヤ ト レイ ン， ク ラ ツチ等 と 共に供給動力付与部を構成する メ イ ン モー タ 1 0 Mか ら回転用 の供給動力が付与 される。 メ イ ンモ ータ 1 0 Mは、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 の制御によ っ て供給口 一 ラ 9 1 および 9 2 を駆動 し、 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 側へ送 る。 回転 ドラ ム 1 0 はタ イ ミ ングベル ト およびギヤを介 して シャ フ ト 1 5 に伝達される メ イ ンモータ 1 O Mの駆動力に よ り 回転する。 メ イ ンモータ 1 0 Mは こ の高速応答ゃ定速性に 優れたサ一ボモータ で構成される。 回転 ドラ ム 1 0 はシャ フ 卜 1 5 はアース線 1 9 によ り アー ス グラ ン ドされる。 こ の回 転 ドラ ム 1 0 の直径は 1 3 0 m mに設定される ため、 8 1 6 ra m / S e c = 1 2 0 冗 3 6 0 と レ、 う 周速度力 得 られる。 ま た、 この回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 は軸方向において約 2 2 O m mの幅を有 し、 回転方向におレヽて 4 0 8 m m ( = π d ) の長 さ を有する。 こ のた め、 回転 ドラ ム 1 0 は長 さ 力 S 2 9 7 m mで幅が 2 1 0 m mである A 4 サイ ズの用紙 Mを余裕 を も っ て保持でき る。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U, R O M, R A M, キーボ — ド， 表示器， 時計回路， 入出力ポー ト等か ら構成 される。 こ の制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 メ イ ンモータ 1 0 M、 用紙ロ ー ダ 9 0、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5、 帯電部 2 0、 ロ ーラ 位置コ ン ト ロ ーラ 2 9、 捕充用帯電部 2 6、 除電部 7 0、 プ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0、 用紙剥離部 1 4 0、 回転位置検出器 1 0 S、 用紙セ ンサ 9 7、 用紙セ ンサ 9 8 等に接続される。 用紙ロ ーダ 9 0 は回転 ドラ ム 1 0 の回転位置が予めセ ッ ト さ れた設定位置 と なったこ と が回転位置検出器 1 0 S によ っ て 検出 された場合に制御ュニ ッ ト 2 5 0 の制御によ り メ イ ンモ ータ 1 0 M力ゝ らの駆動力で駆動 され、 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に供給する。

用紙保持システムは図 1 に示す Y方向に一定周速度で回転 する回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用紙ロ ーダ 9 0 か ら供給 された用紙 Mの先端が接触する以前に回転 ド ラ ム 1 0 に非接 触で電荷付与可能な帯電部 2 0 と、 こ の帯電部 2 0 によ る静 電吸着力で回転 ド ラ ム の外周面 1 1 に吸着保持 された用紙に 回転中に減衰 した静電吸着力 を補充する補充用帯電部 2 6 と を含む。 回転 ドラ ム 1 0 は外周面 1 1 を構成する 1 X 1 0 ^{1 2} 〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c m と い う 電気抵抗の電気絶縁層 1 2 を有 する。 本実施例では、 電気絶縁層 1 2 が外周面 1 1 と して回 転 ドラ ム 1 0 に密着貼付け された厚 さ 2 5 /i mのマイ ラ （ポ リ エ ス テル フ ィ ルム） シー ト で構成 される。 また、 外周面 1 1 は用紙剥離部 1 4 0 の先端を一時的に入 り 込ませる ために 形成 される 凹部 1 3 を有する。

帯電部 2 0、 用紙ロ ーダ 9 0、 絶縁ロ ーラ 3 0、 補充用帯 電部 2 6、 除電部 7 0、 用紙剥離部 1 4 0、 プ リ ン トヘッ ド 部 2 0 0 は、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面に沿つ て Y方向に順番 に配列 される。 帯電部 2 0 はコ ロ ナ充電器 2 1 で構成 され、 補充用帯電部 2 6 および除電部 7 0 はコ ロ ナ放電器で構成 さ れる。

こ こ で、 帯電部 2 0 は図 2 に示すよ う に用紙口 —ダ 9 0 に よ っ て搬入 さ れる用紙 Mの先端が回転 ドラ ム 1 0 に接触する 搬入位置の上流側に設け られ、 用紙 Mの搬 刖に非接触で正 電荷 Q を付与する こ と に よ り 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 を 帯電させる。 すなわち、 正電荷 Qは高抵抗の電気絶縁層 1 2 の表面に付与 される。 これに よ り、 用紙 Mの裏側と なる保持 面 M b は静電誘導によ り 負電荷を持つよ う に ίβされ、 静電 吸着力が電気絶縁層 1 2 と用紙 Mと の間に発生する。 従っ て, 用紙 Mが比較的厚い場合、 用紙 Mの表側 と なる プ リ ン ト面 Μ f を接触に よ り 直接帯電させる方式よ り も実質的な帯電効率 を向上でき る。

また、 静電吸着保持 された用紙 Mや周辺の構成要素 9 0， 3 0， 2 2， 7 0， 1 4 0 等に干渉する こ と がなレ、。 さ ら に 例えば用紙ロ ーダ 9 0 と の供給タイ ミ ングと の極短時間的な シーケ ンス調整を行わな く と も よいので、 制御の容易化を図 れる。

補充用帯電部 2 6 は、 回転 ドラ ム 1 0 がプ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0 の動作に伴っ て回転する 間において減衰する静電吸着 力を補充する よ う 用紙 Mを帯電する。 こ の帯電は帯電部 2 0 と 同様に非接触で行われる ため、 用紙 Mの プ リ ン ト 面 M f 側 が帯電 される。 すなわち、 補充用帯電部 2 6 の コ ロ ナ放電器 は、 例えば一 4 ( + 2， 一 2 ) k V の印加によ り 負電荷を放 電 し、 静電吸着力を一定に維持する。

供給給ロ ー ラ 9 1 お よび 9 2 は り 回転 ドラ ム 1 0 への用紙 Mを供給する だけでな く、 用紙 Mの姿勢調整お よび供給ス タ ンバイ のためにも用レ、 られる。 すなわち、 図 2 で下方側か ら 搬送されて来た用紙 Mの先端は、 供給ロ ーラ 9 1 お よび 9 2 の接触部 9 3 に突当て られ、 ガイ ド 9 4 内で弾性変形 される _c 従っ て、 用紙 Mの先端は回転 ドラム 1 0 のシャ フ ト 1 5 と 並 行にァ ライ ン されス キ ュ 一な く 回転 ドラ ム 1 0 に ί共給可能 と なる。 ガイ ド 9 4 内において、 用紙 Μの弾性復元力は姿勢調 整力を助長する。 用紙セ ンサ 9 7 は用紙 Μがこ の姿勢調整位 置に達 した こ と を検出する。

こ の姿勢調整が終了する と、 供給ロ ー ラ 9 1 および 9 2 は- 用紙 Μの先端が用紙セ ンサ 9 8 で検出 される位置まで、 ガイ ド 9 6 に沿っ て回転 ドラ ム 1 0 側へ用紙 Μを移動 させる。 用 紙 Μの先端は供給ロ ー ラ 9 1 お よび 9 2 によ っ て嚙込まれて いるため、 用紙 Μの後端はガイ ド 9 4 の下方に配設 された力 セ ッ ト フ ィ ーダ 7 1 ある いは手差フ ィ ーダ 6 1 か ら解放され た状態に設定でき る。 こ う して用紙 Μの ロ ー ド準備が終る と, 用紙ロ ーダ 9 0 はいつでも用紙 Μを回転 ドラ ム 1 0 にロ ー ド でき る ス タ ンバイ 状態 と なる。 用紙 Μはこのよ う に予め搬送 され適切なタイ ミ ングで回転 ドラム 1 0 にロ ー ドされる ため プ リ ン ト速度をよ り 高速化する こ と ができ る。

図 2 におレヽて、 Ρ は用紙 Μが回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に接触する搬入位置を示す。 用紙 Μの先端が こ の搬入位置 Ρ に到達 した後、 供給口 一ラ 9 1 は図 3 に示すロ ーラ位置コ ン ト ロ一ラ 9 5 によ っ て図 2 に 2 点鎖線で示す位置に移動され る。 従っ て、 用紙 Mの後端が用紙ロ ーダ 9 0 か ら解放 される ので、 こ の用紙ロ ーダ 9 0 が用紙 Mと 一緒に回転する 回転 ド ラ ム 1 0 の負荷と な ら なレ、。 尚、 ロ ー ラ位置コ ン ト ロ ー ラ 9 5 は、 後述する ロ ーラ位置コ ン ト ロ 一ラ 2 9 と 同様に構成 さ れる。

絶縁ローラ 3 0 は、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿っ て 搬入位置 P の下流側に配置 され、 用紙 Mの先端が用紙口一ダ 9 0 によ る搬入で衝突 しない限度内で搬入位置に隣接する。 用紙 Mの先端が回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に接触 した後、 用紙 Mは回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴っ て回転する絶縁ロ ーラ 3 0 によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に押圧 される。 絶 縁ロ ーラ 3 0 は図 3 に示すロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ つ て図 2 に実線で示す接触状態 と 2 点鎖線で示す離反状態 と に選択的に切換可能である。 絶縁ロ ーラ 3 0 は例えば 2 0 土 5 度 （ J I S A ス ケール） と い う 硬度の ゴム ロ ー ラ で構成 される。 こ の場合、 絶縁ロ ーラ 3 0 の圧接によ り 用紙 Mの二 ッ プ幅 Nを拡大 し、 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に よ り 密着させる こ と が可能である。 上述 した絶縁ロ ーラ 3 0 の配匱は用紙搬入後すみやかに用紙 Mの先端を押圧 し、 これ を確実に外周面 1 1 に吸着保持 させる ために重要である。

ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 は、 図 3 に示すよ う に、 ピ ン 部材 2 9 P を中心に回動可能な リ ン ク レ ノく一 2 9 L と， こ の リ ン ク レ バ ー 2 9 L の上端 2 9 L F を図 3 で左方向に引張る ス プ リ ン グ 2 9 S P と， リ ン ク レ ノく一 2 9 L の下端 2 9 L B をスプ リ ン グ 2 9 S P の引張力 に抗 して図 3 で下方に押下げ る偏心カ ム 2 9 C と 力 ら なる。 絶縁口 一 ラ 3 0 は、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動する よ う 支軸 2 9 S を介 して リ ン ク レ ノく 一 2 9 L に回転自在に装着される。

偏心カ ム 2 9 Cが下端 2 9 L B を下方に押下げない状態で は、 ス プ リ ン グ 2 9 S P の付勢力 （引張力） によ っ て、 絶縁 ロ ー ラ 3 0 を一定の圧力で ドラ ム外周面 1 1 または用紙 Mに 接触 させる こ と ができ る。 偏心カム 2 9 Cで下端 2 ⁹ L B を 下方に押下げれば、 絶縁ロ ー ラ 3 0 を ドラ ム外周面 1 1 力 ら 離反 させる こ と ができ る。

ロ ーラ位置コ ン ト 口 一ラ 2 9 は、 後述の制御ュニ ッ ト 2 5 0 の制御によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に接近する よ う 絶縁ロ ーラ 3 0 を前進 させる と共に、 回転 ドラ ム 1 0 の外 周面 1 1 カゝ ら離反する よ う 絶縁ロ ー ラ 3 0 を後退させる。 少 く と も絶縁ロ ーラ 3 0 の前進は、 用紙 Mの先端が外周面 1 1 に接触 した直後のタイ ミ ングで実行 される こ と が望ま しい。

除電部 7 0 は、 A C ®位を印加可能な コ ロナ放電器で構成 され、 用紙剥離部 1 4 0 によ る機械的な剥離に先立っ て、 外 周面 1 1 と用紙 M と の間の電荷吸着力を消失させる こ と がで さ る。

用紙剥離部 1 4 0 は回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿つ て 除電部 7 0 の下流側に配置され、 適切なタ イ ミ ングで一時的 に回転 ドラ ム 1 3 の凹部 1 3 に入 り 込んで機械的に用紙 Mの 先端を回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 か ら剥離する。 こ の用紙 剥離部 1 4 0 は リ ンク 機構等を介 しモータゃソ レ ノ ィ ドで駆 動 される。

本実施例の場合、 図 4 の制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 電源が投 入 される と、 メ イ ンモータ 1 0 Mを回転させる。 用紙 Mが静 電吸着保持 されていないので、 帯電部 2 0 を駆動 して回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に正電荷 Q を帯電 させる。 そ して、 回 転位置検出器 1 0 S によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の回転位置 （角 度） が予め設定された回転位置に到達 した こ と が検出 される と、 用紙ロ ーダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に されて いた用紙 Mを図 2 に示す回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周速度相 当の移動速度で供給する。

これに前後 して （あるいは同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 を駆動 して絶縁ロ ーラ 3 0 を図 2 の 2 点鎖線状態 か ら実線状態に前進 させる。 つま り、 搬入位置 P が回転移送 されて来る 直前までに実行される。 こ の絶縁ロ ーラ 3 0 は、 ドラ ム外周面 1 1 に図 3 に示すスプ リ ング 2 9 S P の付勢力 (引張力） に よ り 一定の押圧力で圧接 される。

そ して、 用紙 Mの先端をその静電吸着力で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に直ちに静電吸着保持させる こ と ができ る。 さ ら に、 用紙 Mの先端が搬入位置 Pか ら回転 ドラ ム 1 0 と絶縁 ロ ーラ 3 0 と の間に突入 した時点か ら、 用紙 Mの保持面 M b を帯電する こ と ができ る。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認 される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 はロ ーラ位置コ ン ト ロ 一ラ 9 5 を働かせて用紙ロ ーダ 9 0 の 一方供給ロ ーラ 9 1 を図 2 の 2 点鎖線状態に移動する。 従つ て、 用紙 Mの後端側は、 両供給口 一ラ 9 1， 9 2 カゝ ら フ リ ー 状態 と なる の で、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転移送負荷と な らなレ、。 また、 絶縁ロ ーラ 3 0 の硬度が 2 0 ± 5 度 と されかつ電気絶 縁層 1 2 に押圧接 される ので二 ップ幅を大き く でき る。

こ の よ う に して、 用紙 Mは、 帯電部 2 0 に よ っ て ド ラ ム外 周面 1 1 に付与された静電吸着力によ っ て ドラ ム外周面 1 1 に静電吸着保持されかつ絶縁ロ ーラ 3 0 の押圧接触によ り 密 着 され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に回転移送さ れる。 絶縁ロ ーラ 3 0 は、 従動回転 しかつ外周面 1 1 側に圧 接 しつつ用紙 Mをその先端側か ら後端側に し ご く ので、 用紙 M と 電気絶縁層 1 2 と の密着性を よ り 向上でき る。

回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ っ て用紙 Mの後端が絶縁ローラ 3 0 を通過 したこ と 力； 検出 （確認） される と、 絶縁ロ ーラ 3 0 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 に よ っ て図 2 の 2 点鎖線位匱に後退 され用紙 Mか ら離反 される。 すなわち、 用紙 Mに接触 させないでよ い状態 では離反位置に維持される。 従って、 用紙 Mは、 静電吸着力 のみによ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持されかつ Y方向に 回転移送される。

こ の後回転 ド ラ ム 1 0 力； 4 ( 2 〜 5 ) 回転する問にプ リ ン トへッ ド部 2 0 0 カゝ らイ ンク をジエ ツ ト しつつ回転移送中の 用紙 Mにプ リ ン トする。 こ の期間中に、 補充用帯電部 2 6 が 働き、 静電吸着力が一定に保たれる。 また、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙ロ ーダ 9 0 を働かせ次の用紙 Mを供給ス タ ンバ ィ 状態に してお く。

回転 ドラ ム 1 0 の回転が 4 回繰返される こ と によ り マルチ カ ラープ リ ン ト が例えば A 4 サイ ズの用紙 Mに対 して終了す る と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 除電部 ⁷ 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 M と外周面 1 1 と の問の静電吸着力を消失させる と と も に、 用紙剥離部 1 4 0 を働かせてプ リ ン ト 済用紙 Mの先 端側を機械的に剥離する。 剥離された用紙 Mは、 用紙剥離部 1 4 0 によ っ て用紙搬出機構 1 6 0 側へ引渡される。

本実施例に よれば、 一方向に一定周速度で回転する 回転 ド ラ ム 1 0 の外部面 1 1 に用紙ロ ーダ 9 0 から供給 された用紙 Mの先端が接触する以前に回転 ドラ ム 1 1 に非接触で電荷付 与可能な帯電部 2 0 と， こ の帯電部 2 0 に よ る静電吸着力で 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に静電吸着保持された用紙に回 転中に減衰 した静電吸着力を補充可能な補充用帯電部 2 6 と か らな り、 回転する回転 ドラ ム 1 0 に非接触で電荷付与可能 かつ保持後の回転中に減衰 した諍電吸着力を補充可能に形成 される ので、 実質的な帯電効率が高 く かつ例えば用紙が厚く て も確実かつ安定 して保持でき る。

また、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に電気抵抗値が 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 を形成する と と も にシャ フ ト 1 5 を接地短絡 させかつ帯電部 2 0 が外周面 1 1 に正電荷 Q を付与する コ ロ ナ放電器 2 1 から形成 される の で、 実質的な帯電効率を よ り 高め られる。

また、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用紙ロ ーダ 9 0 力 ら 供給された用紙 Mの先端が接触 した後に用紙を回転 ドラ ムの 外周面側に押圧可能な電気絶縁体ロ ーラ 3 0 が設け られる の で、 用紙 Mを外周面 1 1 に密接でき る の で静電吸着力によ る 保持を一段 と 強固にでき る と と も に、 絶縁ロ ーラ 3 0 で用紙 Mの先端側か ら後端側へ機械的に し ごく こ と ができ る ので用 紙全域を均一に保持でき かつ しわ等の発生を防止する こ と が でき る。

また、 絶縁口 一ラ 3 0 が回転 ドラ ム 1 0 に保持された用紙 Mに接触離反可能に形成 される ので、 絶縁ロ ーラ 3 0 の用紙 Mや構成要素への干渉を回避でき る。

ま た、 回転 ドラム 1 0 の外周面 1 1 に用紙 Mを吸着保持さ せる静電吸着力を除去する ため の除電部 7 0 か ら設け られる ので、 用紙 Mを剥離する に先立って静電吸着力を除去でき る か ら、 保持後の用紙剥離を容易化でき る。

また、 用紙剥離部 1 4 0 が回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に 沿っ て除電部 7 0 の下流側に配置 され、 外周面 1 1 か ら用紙 を機械的に剥離するので、 こ の剥離をプ リ ン 卜 に続いて円滑 力 つ迅速に行える。

さ らに、 絶縁ロ ーラ ³ 0 が回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回 転可能に形成 される ので、 回転 ドラ ム 1 0 の大き な回転負荷 と な らず用紙 Mに しわ発生等の原因 と な る無用な外力を与え ないばか り 力 その先端側か ら後端側へ し ごく こ と ができ る の で ド ラ ム外周面 1 1 への密着性を一段 と 高め られる。

さ ら に、 ロ ーラ位置 コ ン ト ロ ーラ 2 9 が前進状態において ス プ リ ン グ 2 9 S P に よ る付勢力 （引張力） で絶縁ロ ーラ 3 0 を ドラ ム外周面 1 1 側に押圧接触可能に形成 される ので、 用紙 Mを ド ラ ム外周面 1 1 への密着性を よ り 安定させかつ一 段 と 高め られる。

さ ら に、 用紙ロ ーダ 9 0 力 S、 用紙供給機能の他、 姿勢調整 機能および供給ス タ ンバイ機能を有する も の と される ので、 用紙 Mをス キューな く 回転 ドラ ム 1 0側へ供給かつ保持させ る こ と ができ る と と も に、 次の用紙 Mの ロ ー ド準備を先の用 紙 Mのプ リ ン ト運転中に終了でき る ので保持回転移送および プ リ ン 卜 の一層の高速化を図れる。

さ ら にま た、 带電部 2 0 , 用紙ロ ーダ 9 0， 絶縁ロ ーラ 3 0， 捕充用帯電部 2 6 , 除電部 7 0， 用紙剥離部 1 4 0 およ びプ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0 力；、 回転 ドラ ム 1 1 の外周面 1 1 に沿つ て Y方向に順番に配列 される ので、 プ リ ン ト前の帯電 一用紙供給一用紙押圧一電荷補充およびプ リ ン ト後の電荷除 去一用紙剥離を一連的に迅速かつ安定 して行え る。

図 5 は図 2 に示す用紙保持システ ムの変形例を示す。 こ の 変形例では、 帯電部 2 0 が図 2 に示す補充用帯電部 2 6 を実 質的に含むよ う 帯電極性可変型のコ ロ ナ放電器 2 1 で構成 さ れる。 具体的には、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 が用紙 Mの全ての吸 着保持前には電源ュニ ッ ト 2 1 P の例えば直流出力電圧を高 圧 と して帯電能力を高め、 用紙吸着保持後は直流出力電圧の 極性を切替え、 低圧 と して帯電能力を高める。

こ の変形例の用紙保持シス テ ムは、 図 2 に示すもの と 同様 にな作用効果を奏 し得る他、 さ らにプ リ ン タ の小型化および コ ス ト低減を図れる と と も に レイ ァ ゥ ト 自 由度の拡大も でき る。 以下、 本発明の第 2 実施例に係るイ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ンタ を図 6 および図 7 を参照 して説明する。

イ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ は、 帯電口 一ラ 2 1 と 逆極性帯電 部 3 と を設け、 用紙 M と ドラ ム外周面 1 1 と に互いに極性が 異なる電荷を帯電 して諍電吸着力の低下 （不安定な状態） を 防止可能に構成される。 このイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 以 下に説明する こ と を除いて前実施例のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ と 実質的に同様に構成 される ため、 同様部分を同一参照符 号で示 してその説明を省略ある いは簡略化する。

図 6 において、 回転 ドラ ム 1 0 は、 例えば 2 0 P P Mのマ ルチカ ラ一プ リ ン ト を達成可能な 1 2 0 r p mでシ ャ フ ト 1

5 を中心 と して回転可能である。 回転 ドラ ム 1 0 のシャ フ ト

1 5 は、 アー ス線 1 9 でァ一ス接地される。

回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値 （体積抵抗 率） が 1 X 1 0 ^{1 2} Ω · c m以上の電気絶縁層 1 2 が形成 され る。 これは帯電後において回転 ドラ ム 1 0 の表面電位を例え ば 8 0 0 V以上に設定する ためである。 本実施例では、 こ の 電気絶縁層が外周面 1 1 と して回転 ドラ ム 1 0 に密着貼付け された厚さ 2 5 μ ιηの ポ リ エ ス テルフ ィ ルム シ一 ト カ ら構成 される。 ま た、 電気絶縁層 1 2 はテ フ ロ ン樹脂コーテ ィ ング 法で形成されて も よレ、。

こ の回転 ドラ ム 1 0 の周辺には、 用紙ロ ーダ 9 0， 帯電部

2 0， 除電部 2 6， 用紙剥離部 1 4 0 お よびプ リ ン トへ ッ ド 部 2 0 0 が、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿っ て Y方向に 順番に配列 される。 帯電部 2 0 は帯電ロ ーラ 2 1 と、 こ の帯 電ロ ーラ 2 1 に 2 電圧を印加する電源装置 2 2 と を有する。 帯電ロ ーラ 2 1 は帯電効率の向上を図る ために電気抵抗値

(体積抵抗率） が 1 X 1 0 ⁴〜 1 X 1 0 。 Ω · c mの導電性ゴ ム で構成される。 導電性ゴム は、 ウ レ タ ン ゴムやシ リ コ ン ゴ ム等か ら選択 される。 本実施例では、 ウ レ タ ン ゴムを採用 し た。 こ の帯電ロ ーラ 2 1 は、 第 1 実施例で説明 した よ う に構 成される ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 6 に実線示 す圧接状態 と 2 点鎖線で示す離反状態と に選択的に切換可能 であ り、 圧接状態において用紙 Mを直接負帯電させる。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U, R O M, R A M, キ一ボ ― ド等を含んでお り、 図 7 に示すよ う にメ イ ンモータ 1 0 M， 用紙ロ ーダ 9 0， 用紙位置コ ン ト ロ ーラ 9 5， 帯電部 2 0， プ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0， 回転位置検出器 1 O S, 用紙セ ン サ 9 7， 用紙セ ンサ 9 8 等に接続される。

逆極性帯電部 3 は、 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿つ て 帯電ロ ーラ 2 1 の上流側に配設 され、 用紙 Mに帯電される負 電荷と 逆極性の正電荷を ド ラ ム外周面 1 1、 すなわち電気絶 縁層 1 2 に帯電させる。

逆極性帯電部 3 は、 帯電ロ ーラ 2 1 よ り も ド ラ ム回転方向 上流側に配設 された コ ロ ナ放電器 3 1 およびコ ロ ナ放電器 3 1 に正電圧を印加する 電源装置 3 2 を有する。

除電部 7 0 は、 A C電位を印加可能な コ ロ ナ放電器力、ら形 成され、 用紙剥離部 1 4 0 に よ る機械的な剥離に先立っ て、 外周面 1 1 と 用紙 M と の問の電荷吸着力 を消失化 させる こ と ができ る。 こ こ で、 こ のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ の動作について説明 する。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 回転 ド ラ ム 1 0 等を駆動可能なメ イ ンモータ 1 0 Mを駆動 させる。 次に、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 所定の電圧 （例えば、 + 5 k V ) が逆極性帯電部 3 に印加 される よ う に電源装置 3 2 を駆 動制御する。 これによ り、 ドラ ム外周面 1 1 に正電荷が帯電 される。

次に、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 回転位置検出器 1 0 S に よ つ て回転 ド ラ ム 1 0 の回転位置 （角度） が予め設定 された回 転位置に到達 したこ と が検出 される と、 用紙ロ ーダ 9 0 を駆 動 して供給ス タ ンバイ 状態に されていた用紙 Mを図 6 に示す 回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周速度相当の移動速度で供給する。

これに先立ち （ある レ、は同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト 口 —ラ 2 9 を駆動 して帯電ロ ーラ 2 1 を図 6 に 2 点鎖線で示す 位置か ら実線で示す位置に前進 させる。 帯電ロ ーラ 2 1 は ド ラ ム外周面 1 1 に第 1 実施例 と 同様にス プ リ ング 2 9 S P の 付勢力 （引張力） によ り 一定の押圧力で接触する。

これによ り、 供給されて来た用紙 Mの先端が， 回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回転する と と もに電圧印加 された帯電ロ ー ラ 2 1 と 回転 ド ラ ムの外周面 1 1 と の間に突入 した時点力ゝ ら、 用紙 Mには負電荷が帯電される。 すなわち、 用紙 Mの先端に 電荷を与えそ の静電吸着力で回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に 直ちに吸着保持させる こ と ができ る。

こ の用紙 Mの先端が保持されたこ と が回転位置検出器 1 0 S の出力信号から確認 される と、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は用紙 ロ ーダ 9 0 の供給ロ ー ラ 9 1 を図 6 に 2 点鎖線で示す位置に 移動する。 用紙 Mの後端は用紙ロ ーダ 9 0 から解放される の で、 この用紙 Mと 一緒に回転する回転 ドラ ム 1 0 の負荷をな く せる。

このよ う に して、 用紙 Mは 1 X I 0 ⁶ Ω · c m以下と い う 低 電気抵抗値の帯電ロ ーラ 2 1 に よ っ て回転 ドラ ム 1 0 の電気 絶縁層 1 2 に圧接 されつつ帯電される。 これによ り、 用紙 M は ドラ ム外周面 1 1 に密着 され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴 つ て Y方向に回転移送 される。

この よ う に、 用紙 Mを保持する ドラ ム外周面 1 1 を直接帯 電する ので、 ドラ ム外周面 1 1 と用紙 M と に静電吸着力を効 率的かつ安定的に付与でき、 さ らに補助電荷と して帯電ロ ー ラ 2 1 を用いるので補助帯電を行いつつ ドラ ム外周面 1 1 と 用紙 Mと の密着性が増す。 これによ り、 諍電吸着力の低下

(不安定な状態） は発生せず、 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に確 実かつ安定 して保持する こ と ができ る。

回転 ドラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ って用紙 Mの後端が帯電ロ ーラ 2 1 を通過 したこ と が 検出 （確認） される と、 帯電ロ ーラ 2 1 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 に よ っ て回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 から離反 さ れ図 6 に 2 点鎖線で示す位置に後退される。 従っ て、 用紙 M は、 静電吸着力のみに よ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持 さ れかつ Y方向に回転移送 される。

この後回転 ドラ ム 1 0 が 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間にプ リ ン トへ ッ ド （各色用 ノ ズルュニ ッ ト） 2 0 0 力 らイ ン ク をジェ ッ ト しつつ回転移送中の用紙 Mにプ リ ン トする。

回転 ドラ ム 1 0 が 4 回転する こ と によ り 例えば A 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ一プ リ ン 卜が終了する と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は用紙剥離部 1 4 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 Mの 先端側を機械的に剥離する。 剥離された用紙 Mは、 用紙剥離 部 1 4 0 によ って用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡される。

本実施例に よれば、 帯電ロ ーラ 2 1 と 逆極性帯電部 3 1 と を設け、 用紙 M と ド ラ ム外周面 1 1 の電気絶縁層 1 2 と に互 いに極性が異なる電荷を帯電 し て静電吸着力の低下 （不安定 な状態） を防止可能に構成 したので、 用紙 Mを回転 ド ラ ム 1 0 に確実かつ安定 して保持 しつつ高品質プ リ ン 卜 を安定 して 行える。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 が、 1 X I 0 ⁴〜 ： 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m の電気抵抗値を有 し、 かつ用紙 Mの帯電完了後に ド ラ ム外周 面 1 1 から離隔する の で、 接触帯電お よび摩擦帯電が積極的 に行われる こ と にな り 用紙 Mに帯電させる電荷を増大でき る。 従っ て、 帯電効率の向上を図る こ と ができ る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 は用紙 Mの帯電完了後は ドラ ム外周 面 1 1 か ら離される ので、 プ リ ン ト 中の用紙 Mに干渉せずィ ン ク 汚れ等は生 じない。 従っ て、 よ り 一層の帯電効率の向上 を図る こ と ができ る と と も に、 一段 と 円滑にプ リ ン ト を行え る。

以下、 本発明の第 3 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ を図 8 から図 1 2 を参照 して説明する。 こ のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ では、 帯電部 2 0 が帯電ロ ー ラ 2 1 と 導電性ブラ シ 8 1 を有 し、 逆極性帯電部 3、 帯電口 ーラ 2 1 、 お よび導電性ブラ シ 8 1 が回転 ドラ ム 1 0 の外周 面 1 1 に沿っ て Y方向に配列 される。

こ のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ は、 以下に説明する こ と を除 いて前実施例のィ ン ク ジェ ッ ト プリ ンタ と 実質的に同様に構 成 される ため、 同様部分を同一参照符号で示 してその説明を 省略あるいは簡略化する。

図ゆにおいて、 回転 ドラ ム 1 0 は、 例えば 2 0 P P Mのマ ルチカ ラ 一プ リ ン ト を達成可能な 1 2 0 r p m でシ ャ フ ト 1 5 を中心 と して回転可能である。 回転 ドラ ム 1 0 のシ ャ フ ト 1 5 は、 アー ス線 1 9 でアース接地される。

回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値 （体積抵抗 率） 力； 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c m の電気絶縁層 1 2 力 S 形成される。 帯電後の表面電位 （例えば、 8 0 0 V以上） を 確保する ためである。 本実施例では、 ドラ ム外周面 1 1 に密 着貼付け された厚 さ 2 5 // m のポ リ エ ス テ ル フ ィ ノレ ム シ一 ト か ら形成 し て あ る。 ポ リ エス テルフ ィ ルム シ一 ト の厚 さ を 2 5 / m と したのは、 厚 さ を種々変えて用紙 Mの保持具合を実 験 した結果、 厚さ が 2 5 μ mの場合に用紙 Mを回転 ド ラ ム外 周面 1 1 に よ り 確実に保持でき る こ と が判明 したためである。 尚、 上記電気絶縁層 1 2 をテ フ ロ ン樹脂コーテ ィ ン グ法によ つ て形成 して も よレ、。

こ の回転 ド ラ ム 1 0 の周辺には、 逆極性帯電部 3， 用紙口 ーダ 9 0， 帯電ロ ーラ 2 1， 導電性ブラ シ 8 1， 除電部 7 0， 用紙剥離部 1 4 0 およびプ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 が、 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿っ て こ の順序で Y方向に配列 され る。

帯電ロ ーラ 2 1 は、 後述する ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 8 に実線で示す圧接状態 と 2 点鎖線で示す離反状 態 と に選択的に切換可能であ り、 圧接状態において用紙 Mを 直接負帯電させる。

こ の帯電ロ ーラ 2 1 は、 帯電効率の向上を図る ために電気 抵抗値 （体積抵抗率） 力 1 X 1 0 ⁴〜 1 X 1 0 ^β Ω · c mの導 電性ゴム製 と される。 導電性ゴムは、 ウ レ タ ン ゴムゃシ リ コ ン ゴム等か ら選択 される。 本実施例では、 ウ レ タ ン ゴムを採 用 した。 帯電ローラ 2 1 には、 選択切換回路 8 3 を介 して電 源装置 2 2 か ら負電圧が印加 される。 電源装置 2 2 は、 印加 電圧を切換可能に形成 される。

選択切換回路 8 3 は、 切換ス ィ ツチ 8 3 S および電路 8 3 L 1 , 8 3 L 2 等を含み、 切換スィ ッ チ 8 3 S によ る電路切 換によ っ て帯電ロ ー ラ 2 1 と 電源装置 2 2 と を接続 · 遮断可 能かつ帯電ロ ーラ 2 1 を接地可能に形成 される。

こ の ロ ーラ位置コ ン ト ロ 一ラ 2 9 は、 前実施例 と 同様に制 御ユニ ッ ト 2 5 0 によ っ て、 前進 · 後退 される。 少 く と も前 進は、 帯電ロ ーラ 2 1 が ド ラ ム外周面 1 1 に接触 した直後に 用紙 Mの先端を帯電する こ と の でき る タ イ ミ ン グで実行され る。

逆極性帯電部 3 は、 帯電ロ ーラ 2 1 よ り も ド ラ ム回転方向 ( Y方向） 上流側に配設 されかつ用紙 Mに帯電される電荷 (負電荷） と 逆極性の電荷 （正電荷） を ド ラ ム外周面 1 1 に 帯電させる。

本実施例では、 逆極性帯電部は、 帯電ロ ーラ 2 1 よ り も ド ラ ム回転方向上流側に配設されたコ ロ ナ放電器 3 1 か ら形成 される。 こ の コ ロ ナ放電器 3 1 には、 電源装置 3 2 か ら正電 圧が印加 される。 電源装置 3 2 は、 印加電圧を切替換可能に 形成される。

導電性ブラ シ 8 1 は、 帯電ロ ーラ 2 1 よ り も ドラ ム回転方 向 （ Y方向） 下流側に配設されかつ電圧印加ま たは接地され た状態で ドラ ム外周面 1 1 上の用紙 Mに接触可能に形成され る。 こ の導電性ブラ シ 8 1 は、 ブラ シ位置コ ン ト ロ ーラ ⁸ 5 を用いて ドラ ム外周面 1 1 に接触 ' 離隔 される。

本実施例では、 導電性ブラ シ 8 1 は、 帯電ロ ーラ 2 1 よ り も ドラ ム回転方向下流側に配設 された導電性ブラ シ 8 1 から 形成 される。 この導電性ブラ シ 8 1 には、 上記 した電源装置 2 2 お よび選択切換回路 8 3 を利用 して電圧が印加 される (または、 接地される ） 。 すなわち、 導電性ブラ シ 8 1 は、 電路 8 2 Lおよび切換ス ィ ツチ 8 2 S 等の接続回路および選 択切換回路 8 3 を介 して電源装置 2 2 と 接続 · 遮断可能かつ 接地可能に構成される。

ブラ シ位置コ ン ト ロ ーラ 8 5 は、 導電性ブラ シ 8 1 に接続 さ れた ソ レ ノ ィ ド 8 5 力 ら形成 される。 こ の ソ レ ノ ィ ド 8 5 を励磁する こ と によ り 導電性ブラ シ 8 1 は ドラ ム外周面 1 1 か ら離隔 し， 消磁する こ と によ り ドラ ム外周面 1 1 に接触す る構成 と される。 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 逆極性帯電部 3， 帯電ロ ーラ 2 1， 導電性ブラ シ 8 1 に対する帯電条件 （接地も含む） を用紙 M の種類に応 じて設定する。 本実施例では、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U, R A M, R O M, キーボー ド等を含み、 図 9 に示すよ う にメ イ ンモータ 1 0 M， 帯電部 2 0 , 切換スイ ツ チ 8 3 S お よび 8 2 S , 用紙ロ ーダ 9 0， プ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0， 回転位置検出器 1 O S， 用紙セ ンサ 9 7， 用紙セ ン サ 9 8 等に接続される。

制御ュニ ッ ト 2 5 0 において、 キーボー ドは例えばプラ ス チ ッ ク フ ィ ルム （ O H P用フ ィ ルム） ， 普通紙のよ う な用紙 Mの種類を入力する ために用い られる。 C P Uは こ の用紙 M の種類に応 じて選定さ れた帯電条件を R A Mに設定 し、 こ の 帯電条件で逆極性帯電部 3， 帯電ロ ーラ 2 1 , 導電性ブラ シ 8 1 を帯電 （または接地） する よ う に電源装置 2 2 および 3 2 , 切換ス ィ ツチ 8 3 S および 8 2 S および位置コ ン ト ロ 一 ラ 2 9 および 4 5 を駆動する。

本実施例における帯電条件は、 用紙 Mが普通紙の場合には、 逆極性帯電部 3 に印加する電圧は D C + 4. 5 (ま たは + 5 ) k V， 帯電ロ ーラ 2 1 および導電性ブラ シ 8 1 は接地である。 ま た、 用紙 Mがプラスチ ッ ク フ ィ ルム （ O H P用フ イ ノレム） の場合には、 逆極性帯電部 3 に印加する電圧は D C + 5 k V， 帯電ロ ーラ 2 1 単独 〔ま たは帯電ロ ーラ 2 1 お よび導電性ブ ラ シ 8 1 〕 に印カ卩する 電圧は D C — 8 0 0 Vである。

除電部 7 0 は、 A C電位を印加可能な コ ロナ放電器から形 成 され、 用紙剥離部 1 4 0 によ る機械的な剥離に先立っ て、 外周面 1 1 と 用紙 Mと の問の電荷吸着力 を消失化させる こ と ができ る。

こ こ で、 こ のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ の動作を説明する。 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 メ イ ン モータ 1 0 Mを駆動させる。 次に、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 回転位置検出器 1 0 S によっ て回転 ド ラ ム 1 0 の回転位置

(角度） が予め設定された回転位置に到達 した こ と が検出 さ れる と、 用紙ロ ーダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に さ れていた用紙 Mを図 8 に示す回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周速 度相当の移動速度で供給する。

これに先立ち （ある レヽは同時的に） 、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 入力 された用紙 Mの種類 〔例えば、 プラ スチ ッ ク フ ィ ル ム （ O H P用 フ ィ ルム） 〕 に応 じた帯電条件で逆極性帯電部 3， 帯電ロ ーラ 2 1， 導電性ブラ シ 8 1 が帯電 （ま たは接地） される よ う に電源装置 2 2 お よび 3 2， 切換スィ ツチ 8 3 S および 8 2 S , 位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 お よび 4 5 を駆動する。

これによ り、 逆極性帯電部 3 には D C + 5 k Vが印カロ され る と と も に， 図 1 0 に示すよ う に、 帯電ロ ーラ 2 1 力 S ドラ ム 外周面 1 1 に接触 され， 帯電ロ ーラ 2 1 に D C — 8 0 0 V力； 印カ卩 される。 または、 図 1 1 に示すよ う に、 帯電ロ ーラ 2 1 および導電性ブラ シ 8 1 が ドラ ム外周面 1 1 に接触 され， 帯 電ロ ーラ 2 1 および導電性ブラ シ 8 1 に D C — 8 0 0 Vが印 力 Π される。

従っ て、 供給された用紙 M 〔プラ ス チ ッ ク フ ィ ルム （ O H P用 フ ィ ルム） 〕 の先端が、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転に従動回 転する 帯電ロ ーラ 2 1 と 外周面 1 1 と の間に突入 した時点力 ら、 用紙 Mには負電荷が帯電される。 すなわち、 用紙 Mの先 端に さ ら に電荷を与えそ の補助静電吸着力で回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用紙 Mを さ ら に確実かつ安定 して吸着保持 さ せる こ と ができ る。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は用紙ロ ーダ 9 0 の一方ロ ーラ 9 1 を図 8 の 2 点鎖線状態に 移動する。 従っ て、 用紙 Mの後端側は、 両口 一ラ 9 1， 9 2 か ら フ リ ー状態と なる ので、 回転 ドラム 1 0 の回転移送負荷 と な ら なレ、。

こ の よ う に して、 用紙 M 〔プラ スチ ッ ク フ ィ ルム （ O H P 用 フ ィ ルム） 〕 は、 低電気抵抗値の帯電ロ ーラ 2 1 等によ つ て回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に押圧 されつつ帯電 される。 これに よ り、 用紙 Mは、 ドラ ム外周面 1 1 に密着され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に回転移送される。

この よ う に、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 用紙 Mに 帯電される負電荷 と は逆極性の正電荷が帯電される の で、 用 紙 M 〔プラ ス チ ッ ク フ ィ ルム （ O H P 用 フ ィ ルム） 〕 を回転 ドラ ム 1 0 に確実かつ安定して保持する こ と ができ る。

ま た、 用紙と して普通紙 （ A 4 サイ ズ用紙等） が選択 され る場合には、 普通紙が ド ラ ム外周面 1 1 に供給される前に、 逆極性带電部 3 に電圧 （ D C + 4 . 5 k V又は + 5 k V ) 力 S 印加 される。 これによ り、 ドラ ム外周面 1 1 に正電荷が帯電 さ れる。 普通紙が ドラ ム外周面 1 1 に供給されてき た場合には、 図 1 2 に示すよ う に、 帯電ロ ーラ 2 1 お よび導電性ブラ シ 8 1 を ドラ ム外周面 1 1 に接触 させる。 そ して、 帯電ロ ーラ 2 1 および導電性ブラ シ 8 1 を、 普通紙と接触を開始 した時点か ら接地する。

これによ り、 普通紙は、 接地 された帯電ローラ 2 1 および 導電性ブラ シ 8 1 と接触する こ と にな り、 普通紙には ドラ ム 外周面 1 1 に帯電された電荷 と 逆極性の電荷が誘電帯電され る。

その結果、 普通紙と ドラム外周面 1 1 と の問には、 静電吸 着力が作用する こ と にな り、 普通紙は ドラ ム外周面 1 1 に確 実に保持される。

回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ って用紙 Mの後端が帯電ローラ 2 1 を通過 したこ と 力； 確認される と、 帯電ロ ーラ 2 1 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 8 の 2 点鎖線状態に後退され外周面 1 1 か ら離 反 される。 また、 導電性ブラ シ 8 1 も後退され外周面 1 1 力 ら離反 される。 従っ て、 用紙 Mは、 ドラ ム外周面 1 1 に吸着 保持されかつ Y方向に回転移送 される。

この後の回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間にプ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 力 らイ ンク をジエ ツ ト しつつ回転移送中 の用紙 Mにプ リ ン 卜する。

回転 ドラ ム 1 0 力； 4 回転する こ と によ り 用紙 Mにマルチ力 ラープ リ ン 卜 が終了する と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は用紙剥離 部 1 4 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 Mの先端側を機械的に剥 離する。 剥離された用紙 Mは、 用紙剥離部 1 4 0 によ っ て用 紙搬出機構 1 6 0 へ引渡 される。

本実施例によれば、 電圧印加または接地された状態で用紙 Mを回転中の回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に押圧可能な帯電 ロ ーラ 2 1 と、 回転 ド ラ ム 1 0 に静電吸着保持 された用紙 M にイ ンク を吹付けてプ リ ン ト 可能なプ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 と、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿っ て帯電ロ ーラ 2 1 の 上流側に配設 され用紙 Mに帯電される電荷と逆極性の電荷を ドラ ム外周面 1 1 に帯電する逆極性帯電部 3 と を設けたので、 種々用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に確実に保持 しつつ高品質プ リ ン ト を安定 して行える。

また、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿って帯電ロ ーラ 2 1 よ り も下流側に配設 され電圧印加または接地された状態で ド ラ ム外周面 1 1 上の用紙 Mに接触可能な導電性ブラ シ 8 1 と、 この導電性ブラ シ 8 1 を ドラ ム外周面 1 1 に接触 · 離隔 可能なブラ シ位置コ ン ト ロ ーラ 8 5 と を設けたので、 種々 の 用紙 Mを回転 ド ラ ム 1 0 に一段 と確実に保持 しつつ高品質プ リ ン ト を安定 して行える。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 力 l X 1 0 ⁴〜 l X 1 0 ⁶ Q ' c m の電気抵抗値を有 し、 かつ用紙 Mへの帯電完了後に ド ラ ム外 周面 1 1 か ら離隔可能に構成 され、 ドラ ム外周面 1 1 と して 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ²°Ω · c mの電気絶縁層 1 2 を形成 し, 逆極性带電部 3 に印加する電圧が切換可能に構成 される ので, 用紙 Mに一段と効率よ く 帯電する こ と ができ る と と も に、 用 紙 Mの種類に応 じて よ り 適 した帯電電圧で ドラ ム外周面 1 1 を帯電する こ と ができ る。 また、 帯電完了後に帯電ロ ーラ 2 1 および導電性ブラ シ 8 1 を ドラ ム外周面 1 1 から離隔する こ と に よ り、 帯電ロ ーラ 2 1 等が用紙 Mにプリ ン トへ ッ ド部 2 0 0 力ゝ ら吹付け られたイ ン ク と接触する のが防止 される。 従って、 種々 の用紙 Mを ドラ ム外周面 1 1 に一段と 確実に保 持 して高品質プ リ ン ト を行える。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 に印加する電圧が切換可能に構成 さ れる の で、 用紙 Mの種類に応 じて ドラ ム外周面 1 1 お よび用 紙 Mに逆極性の電荷を一段と 過不足な く 帯電させる こ と がで き る。 従っ て種々 の用紙 Mを よ り 一段と確実に ドラ ム外周面 1 1 に保持 して高品質プ リ ン ト を行える。

ま た、 導電性ブラ シ 8 1 に印加する電圧が切換可能に構成 される ので、 用紙 Mの種類に応 じて ドラ ム外周面 1 1 および 用紙 Mに逆極性の電荷を一段 と 過不足な く 帯電させる こ と が でき る。 従っ て、 種々 の用紙 Mをよ り 一段 と確実に ドラ ム外 周面 1 1 に保持 して高品質プ リ ン ト を行える。

尚、 上記実施例における帯電条件 と して、 用紙 Mが普通紙 と プラ スチ ッ ク フ ィ ルム （ O H P用 フ イ ノレム） の場合につい て述べたが、 これに限 らず、 例えば表面被覆処理された専用 紙の帯電条件 と して、 逆極性帯電部 3 に印加する電圧を D C + 4 . 5 (ま たは + 5 ) k V , 帯電ロ ーラ 2 1 単独 〔または 帯電ロ ーラ 2 1 および導電性ブラ シ （ 3 1 ) 〕 に印加する電 圧を D C — 2 0 0 V と して も 良レヽ。

以下、 本発明の第 4 実施例に係るイ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ンタ を図 1 3 お よび図 1 4 を参照 して説明する。 このイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 図 1 3 に示すよ う に、 一 定周速度で回転可能な回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に静電吸 着力を利用 し て用紙 Mを吸着保持させかつ回転 ドラ ム 1 0 と と も に回転中の用紙 Mにイ ンク ジエ ツ ト ノ ズル 2 0 7 力 らィ ン ク を吹付けつつプ リ ン ト可能に形成 し、 かつ用紙 Mの吸着 保持前および Zまたはプ リ ン ト 後に外周面 1 1 に接触 して回 転 ド ラ ム 1 0 を除電可能に形成 される。

尚、 このイ ンク ジェ ッ トプ リ ンタ は、 以下に説明する こ と を除いて前実施例のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ と 実質的に同様 に構成 される ため、 同様部分を同一参照符号で示 してその説 明を省略ま たは簡略化する。

図 1 3 に示すよ う に、 回転 ドラ ム 1 0 は中空部 1 4 を有 し、 2 0 P P Mのマルチカ ラ 一プ リ ン ト を達成可能な 1 2 0 r p mで回転可能である。 回転中心たる シャ フ ト 1 5 は、 アース 線 1 9 でアース接地される。

回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値 （体積抵抗 率） 力 S 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 が 形成 される。 帯電後の表面電位 （例えば、 5 0 0 V以上） を 確保する ためである。 本実施例では、 ドラ ム外周面 1 1 に密 着貼付け された厚さ 2 5 μ mのマイ ラ シ一 トカゝ ら形成 してあ る。 また、 外周面 1 1 の一部には用紙剥離部 1 4 0 の先端が 一時的に入 り 込み可能な凹部 1 3 が設け られる。

こ の回転 ドラム 1 0 の周辺には、 用紙ロ ーダ 9 0， 帯電部 2 0 お よび補充用帯電部 2 6， 除電部 7 0， 用紙剥離部 1 4 0， プ リ ン トヘッ ド部 2 0 0 お よび除電部 7 0 力；、 こ の順順 序で Y方向に配列 される。

用紙ロ ーダ 9 0 は、 一対の供給ロ ーラ 9 1， 9 2 力 らな り 回転 ドラ ム 1 0側への用紙供給機能の他、 用紙 Μの姿勢調整 機能お よび供給ス タ ンバイ機能を有する。

すなわち、 図 1 3 で下方側か ら給送されて来た用紙 Μの先 端は、 両ロ ーラ 9 1， 9 2 の接触部 9 3 に突当て られかつ上 流側のガイ ド 9 4 内で弾性変形 される。 従って、 用紙 Μの先 端は回転 ド ラ ム 1 0 の シ ャ フ ト 1 5 方向に一致されス キ ュ ー な く 供給可能 と なる。 用紙 Μのガイ ド 9 4 内での弾性復元力 は、 その姿勢調整力を助長する こ と ができ る。 姿勢調整工程 に入っ たか否かは、 用紙セ ンサ 9 7 で確認可能である。

また、 姿勢調整が終了する と、 両口 一ラ 9 1， 9 2 は、 用 紙 Μの先端が用紙セ ンサ 9 8 で検出 される位置まで、 下流側 ガイ ド 9 6 に沿っ て用紙 Μを回転 ドラ ム 1 0側へ移動 させる。 従っ て、 用紙 Μの先端侧が両ロ ーラ 9 1， 9 2 によ っ て嚙込 まれる ので、 用紙 Μの後端側をガイ ド 9 4 の下方に配設 され たカセ ッ ト フ ィ 一ダ 7 1 ある いは手差フ ィ ーダ 6 1 カゝ ら フ リ 一 とする こ と ができ る。 つま り、 この時点で次の用紙 Μにつ いての給送工程が終 り、 回転 ド ラ ム 1 0 側への供給ス タ ンバ ィ 状態を確立する こ と ができ る わけである。 一層のプ リ ン ト 高速化に有効である。

そ して、 所定のタイ ミ ングで用紙 Μを回転 ドラム 1 0 へ供 給する こ と ができ る。 供給された用紙 Μが最初に接触する位 置つま り 外周面 1 1 上の搬入位置を Ρ とする。 供給 された用 紙 Μの先端が外周面 1 1 に保持 された後は、 一方ロ ーラ 9 1 が図 1 3 に 2 点鎖線で示すよ う に右方向に移動 される。 従つ て、 用紙 Mの後端側が フ リ ー と なるので、 回転 ドラ ム 1 0 に よ る 回転移送の負荷と な らなレ、。

帯電部 2 0 は、 除電部 7 0 と の関係では、 帯電ロ ーラ等に よ る 直接 （接触） 帯電方式およびコ ロナ放電器等に よ る間接 (非接触） 帯電方式のいずれでも よいが、 本実施例では前者 と した。

すなわち、 帯電部 2 0 は、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 に よ っ て図 1 3 に示す実線状態 （接触） と 2 点鎖線状態 （離反） と に選択的に切換可能でかつ接触状態において用紙 M (また は外周面 1 1 ) に直接帯電可能な帯電口 一ラ 2 1 と， こ の帯 電ロ ーラ 2 1 に例えば D C + 1 . 5 k V を印加する電源ュニ ッ ト 2 2 と カゝ らなる。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 電気抵抗値 （体積 抵抗率） が 1 X I 0 ⁰ Ω · c m以下の導電性ゴム ロ ーラである。 帯電効率の向上を圧接性の向上を図 る。 導電性ゴム と しては、 ウ レ タ ン ゴムゃシ リ コ ン ゴム等から選択 される。 本実施例で は、 ウ レ タ ン ゴムを採用 した。

この帯電ロ ーラ 2 1 は、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿 つ て搬入位置 P の下流側で搬入位置 P に隣接 して配置 され、 外周面 1 1 に接触可能に設定される。 つま り、 シャ フ ト 1 5 を中心 と して搬入位置 P と 帯電ローラ 2 1 と の角度 0 を、 供 給 された用紙 Mの先端が帯電ロ ーラ 2 1 に衝突 しない限度内 において、 よ り 小 さ く する。 供給された用紙 Mの先端を速や かに帯電可能 とする ためである。 用紙 Mの先端を よ り 確実に 外周面 1 1 に吸着保持 させる こ と 力 S、 回転移送を よ り 確実化 でき る。

帯電部 2 0 と と も に用紙保持シス テ ムを形成する補充用帯 電部 2 6 は、 例えば 4 k Vを印加 して正電荷を放電可能な コ ロ ナ放電器か ら形成され、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転中 （特に、 プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 を用いたプ リ ン ト 中） に減衰 した電 荷吸着力を補っ て一定の静電吸着力を維持する ために用紙 M に電荷補充する ものである。

除電部 7 0 は、 A C電位を印加可能な コ ロナ放電器か ら形 成 され、 用紙剥離部 1 4 0 に よ る機械的な剥離に先立っ て、 外周面 1 . 1 と 用紙 M と の問の電荷吸着力を消失化 させる こ と ができ る。 補充用帯電部 2 6 と は、 逆帯電させる こ と によ る 除電部 7 5 は電気絶縁層 1 2 カゝ らな る外周面 1 1 に接触 し てそ こ に残留する電荷を除去可能に形成 される除電ブラ シ 8 2 を有する。 除電ブラ シ 8 2 は、 ホルダー 4 1 および昇降部 材 8 5 を介 して、 図 1 3 に示す昇降部 7 9 に取付け られ、 か つ下方位置 と 上方位置 と に昇降可能に形成 される。

尚、 昇降部 7 9 は、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 と 同様な カム駆動方式でも、 ソ レノ イ ド駆動方式， エア シ リ ンダー駆 動方式， モータ駆動方式等々 か ら適宜に構築すればよい。

図 1 4 に示す制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U , R O M , R A M等を含みプ リ ンタ全体を駆動制御可能である力 本装置 と 直接的に関与 しない ものについては図示省略 した。

本実施例の場合、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 メ イ ンモータ 1 0 Mを低速回転させかつ昇降部 7 9 を下方位置から図 1 3 に示す上方位置に上昇 させる。 従つ て、 除電ブラ シ 8 2 が外周面 1 1 に接触 して回転 ドラ ム 1 0 側の残留電荷を除去する。 こ の初期化は 自 動または手動指令 によ り 終了 される。

初期化が終る と、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 昇降部 7 9 を駆 動 させ除電ブラ シ 8 2 を下方位置に下降 させ、 かつメ イ ンモ —タ 1 O Mを高速回転に切替える。

こ の後、 回転位置検出器 1 0 S によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の 回転位置 （角度） が予め設定された回転位置に到達 したこ と が検出 される と、 用紙ロ ーダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に されていた用紙 Mを図 1 3 に示す回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周速度相当の移動速度で供給する。

これに先立ち （ある いは同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト 口 ーラ 2 9 を駆動 して帯電ロ ー ラ 2 1 を図 1 3 の 2 点鎖線状態 か ら実線状態に前進 させる。 つま り、 搬入位置 P が回転移送 されて来る 直前までに実行される。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 ドラ ム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) にス プ リ ン グ 2 9 S P の付 勢力 （引張力） によ り 一定の押圧力で接触する。 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙 Mと 接触する 直前または同時的に電源ュニ ッ ト 2 2 を O N させて帯電ロ ーラ 2 1 に電圧印カ卩 してお く。 従っ て、 供給されて来た用紙 Mの先端 （搬入位置 P ) , 回転 ド ラ ム 1 0 の回転に従動回転する帯電ロ ーラ 2 1 と外周 面 1 1 と の間に突入 した時点か ら、 用紙 Mを帯電する こ と が でき る。 すなわち、 用紙 Mの先端に電荷を与えその静電吸着 力で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に直ち に吸着保持 させる こ と ができ る。 こ の先端保持が確立 さ れる と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は用紙ロ ーダ 9 0 の一方ロ ーラ 9 1 を図 1 3 の 2 点鎖線状態 に移動する。 従っ て、 用紙 Mの後端側は、 両ロ ーラ 9 1， 9 2 カゝら フ リ ー状態 と な る ので、 回転 ドラ ム 1 0 の回転移送負 荷 と な らなレ、。

こ の よ う 〖こ して、 用紙] VIは、 帯電部 2 0 に よ っ て付与され た静電吸着力によ っ て ドラム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) に吸着保持 されかつ带電ロ ーラ 2 1 の圧接によ り 密着 され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に回転移送される。 帯 電ロ ーラ 2 1 は、 従動回転しかつ外周面 1 1 側に圧接 しつつ 用紙 Mをその先端側か ら後端側に しごく ので、 用紙 M と 電気 絶縁層 1 2 と の密着性を よ り 向上でき る。

回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ っ て用紙 Mの後端が帯電ロ ーラ 2 1 を通過 した こ と が 確認される と、 帯電ロ ーラ 2 1 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 1 3 の 2 点鎖線状態に後退 され用紙 M (電気絶 縁層 1 2側） から離反 される。 従っ て、 用紙 Mは、 静電吸着 力のみによ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持されかつ Y方向 に回転移送される。

この後回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間に ノ ズル ヘ ッ ド （イ ン ク ジェ ッ ト ノ ズル） 2 0 0 力、 らイ ン ク を ジ エ ツ ト しつつ回転移送中の用紙 Mにプ リ ン トする。 この期間中に、 補充用帯電部 2 6 が働き、 静電吸着力が一定に保たれる。 ま た、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙ロ ーダ 9 0 を働かせ次の用 紙 Mを供給ス タ ンバイ 状態に してお く。

回転 ドラ ム 1 0 力； 4 回転する こ と によ り 例えば A 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ一プリ ン 卜が終了する と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は除電部 7 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 M と 電気絶 縁層 1 2 と の間の静電吸着力を消失化 させる と と も に、 用紙 剥離部 1 4 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 Mの先端側を機械的 に剥離する。 剥離された用紙 Mは、 引渡手段も兼ねる用紙剥 離部 1 4 0 に よ っ て用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡 される。

こ の よ う に して、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 次の用紙 Mの吸 着保持および回転移送のために、 昇降部 7 9 を駆動 して除電 ブラ シ 8 2 を図 1 3 に示すよ う に上方位置に上昇させる。 従 つ て、 除電ブラ シ 8 2 が電気絶縁層 1 2 に残留する電荷を除 去する。

そ して、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用紙 Mが吸着保持 されていない状態で回転 ドラ ム 1 0 の 1 回転中 （本実施例で は 6 回 目 回転中） に電気絶縁層 1 2 に連続接触する も の と さ れる。 従っ て、 外周面 1 1 の長手方向全域を均一かつ確実に 除電する こ と ができ る。

以下、 次々 に用紙 Mを吸着保持かつ回転移送させつつプ リ ン ト させる。 プ リ ン ト運転終了にな る と、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 メ イ ンモータ 1 0 Mを再び低速回転させかつ昇降部 7 9 を働かせて除電ブラ シ 8 2 を図 1 3 に示す上方位置に上昇 させ、 プ リ ン ト運転終了後に も除電 させる。 予め設定された 時間 T s だけ実行 される。 その後に、 除電ブラ シ 8 2 は、 下 方位置に下降 される。 本実施例に よれば、 一定周速度で回転可能な回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に静電吸着力を利用 して用紙 Mを吸着保持 さ せかつ回転 ドラ ム 1 0 と と も に回転中の用紙 Mにィ ンク ジェ ッ ト ノ ズル 2 0 7 力ゝらィ ンク を吹付けつつプ リ ン ト 可能に形 成 し、 かつ用紙 Mの吸着保持前および/またはプリ ン ト後に 外周面 1 1 に接触 して回転 ドラ ム 1 0 を除電可能に形成され る ので、 用紙 Mを回転 ドラム 1 0 に確実かつ安定して吸着保 持 しつつ高品質プ リ ン ト を安定 して行 う こ と ができ る。

また、 回転 ドラ ム 1 0 の回転方向に用紙ロ ー ダ 9 0 と 帯電 部 2 0 と用紙剥離部 1 4 0 と プ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0 と 除電 ブラ シ 8 2 と が この順で配設 されるので、 帯電を中心 と して 用紙供給か ら用紙剥離までを連続的にかつよ り 安定 して行え る。

また、 帯電部 2 0 が外周面 1 1 に圧接回転可能な帯電口 一 ラ 2 1 か ら形成される と と も に用紙ロ ーダ 9 0 によ り 供給さ れた用紙 Mの先端と外周面 1 1 と が最初に接触する外周面上 の位置 P よ り も下流側に配設 される ので、 供給された用紙 M の先端を直ちに帯電でき るか ら一段 と安定 した吸着保持およ び回転移送を行える。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 が電気抵抗値が 1 X 1 0 6 Ω · c m 以下の導電性 ウ レ タ ン ゴム系 ロ ー ラ か ら形成されかつそのシ ャ フ ト を介 して直流 1 . 5 K V を印加する こ と によ り 接触 し た用紙 Mを帯電可能に形成されるので、 用紙 Mを外周面 1 1 によ り 密着でき かつ帯電効率を一段 と 高め られる。

また、 帯電部 2 0 および除電部 7 5 が回転 ド ラ ム 1 0 の外 周面 1 1 に接離可能に形成される ので、 プ リ ン ト運転中の用 紙 M等に干渉する こ と がな く 円滑な帯電お よび除電が行える。

また、 除電ブラ シ 8 2 が回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用 紙 Mが吸着保持されていない状態で回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転 中に外周面 1 1 に連続接触可能と される ので、 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 全域を一段 と 確実かつ均一に除電する こ と が でき る。

さ ら に、 帯電ロ ーラ 2 1 が回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回 転可能に形成 されるので、 回転 ドラ ム 1 0 の回転負荷 と な ら ず用紙 Mに しわ発生等の原因 と なる無用な外力 を与えないば か り カ その先端側か ら降誕側へ し ご く こ と ができ る ので ド ラ ム外周面 1 1 への密着性を一段 と 高め られる。

さ らに、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 が前進状態において ス プ リ ン グ 2 9 S P に よ る付勢力 （引張力） で帯電ロ ーラ 2 1 を ド ラ ム外周面 1 1 側に圧接可能に形成 される ので、 用紙 Mを ドラ ム外周面 1 1 への密着性を よ り 一段 と 高め られる。

さ らに、 用紙ロ ーダ 9 0 力 用紙供給機能の他、 姿勢調整 機能および供給ス タ ンバイ機能を有する もの と されるので、 用紙 Mを スキューな く 回転 ド ラ ム 1 0 側へ供給かつ保持させ る こ と ができ る と と も に、 次の用紙 Mについての給送工程を 先の用紙 Mのプ リ ン ト運転中に終了でき る ので保持回転移送 およびプ リ ン トの一層の高速化を図れる。

さ ら にまた、 補充用帯電部 2 6 を設け、 保持回転移送中お よびプ リ ン ト 中に減衰 した静電吸着力を補充可能に形成され る ので、 保持回転移送を一段 と確実化でき る。 さ ら にまた、 除電部 7 0 を設け、 保持回転移送 （プ リ ン ト 運転） 後に帯電部 2 0 お よび補充帯電部 2 6 によ る 静電吸着 力を消失化可能に形成 さ れる ので、 用紙剥離部 1 4 0 によ る 機械的剥離 （保持解除） を円滑化でき る。

以下、 本発明の第 5 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ を図 1 5 か ら図 1 9 面を参照 して説明する。

こ のイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 図 1 5 に示すよ う に、 回 転 ドラ ム 1 0 および用紙 Mの少な く と も一方に静電吸着力を 得る ための帯電を行 う 帯電部 2 0 と， 用紙の保持解除後に回 転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に残留する電荷を除去する除電部 7 5 と， 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に残存する付着物を除 去する ク リ ーナ部 5 0 と を具備 し、 少 く と も残留電荷除去を 行っ た後に次の用紙 Mのための帯電を行えかつ適時に付着物 除去を実行可能に形成 される。

尚、 このイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 以下に説明する こ と を除いて前実施例のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ と 実質的に同 様に構成される ため、 同様部分を同一参照符号で示 してその 説明を省略ま たは簡略化する

図 1 5 において、 回転 ドラ ム 1 0 は中空部 1 4 を有 し、 2 O P P Mのマルチカ ラ ープ リ ン ト を達成可能な 1 2 0 r p m で回転可能である。 回転中心たる シャ フ ト 1 5 はアース線 1 9 でアース接地される。

回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値 （体積抵抗 率） 力 S 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 力 S 形成される。 帯電後の表面電位 （例えば、 5 0 0 V以上） を 確保するためである。 本実施例では、 ドラ ム外周面 1 1 に密 着貼付け された厚 さ 2 5 // m のマイ ラ シ一 トカゝ ら形成 してあ る。 ま た、 外周面 1 1 の一部には用紙剥離部 （剥離爪） 1 4 0 の先端が一時的に入 り 込み可能な凹部 1 3 が設け られる。

この回転 ドラ ム 1 0 の周辺には、 用紙ロ ーダ 9 0， 用紙保 持シス テ ムを形成する帯電部 2 0 および補充用帯電部 2 6， 除電部 7 0， 用紙剥離部 1 4 0， プ リ ン トヘッ ド部 2 0 0 , ク リ ーナ部 5 0 および除電部 7 5 力 S、 こ の順序で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に沿つ て配列 される。

用紙ロ ーダ 9 0 は、 一対の供給ロ ーラ 9 1， 9 2 カゝ らな り 回転 ドラ ム 1 0側への用紙供給機能の他、 用紙 Mの姿勢調整 機能お よび供給ス タ ンバイ機能を有する。

すなわち、 図 1 5 で下方側か ら給送されて来た用紙 Mの先 端は、 両口 —ラ ₉ 1， 9 2 の接触部 9 3 に突当 て られかつ上 流側のガイ ド 9 4 内で弾性変形 される。 従って、 用紙 Mの先 端は回転 ドラ ム 1 0 の シャ フ ト 1 5 方向に一致されス キュ 一 な く 供給可能 と なる。 用紙 Mのガイ ド 9 4 内での弾性復元力 は、 その姿勢調整力を助長する こ と ができ る。 姿勢調整工程 に入っ たか否かは、 用紙センサ 9 7 で確認可能である。

また、 姿勢調整が終了する と、 両ロ ーラ 9 1 , 9 2 は、 用 紙 Mの先端が用紙セ ンサ 9 8 で検出 される位置まで、 下流側 ガイ ド 9 6 に沿っ て用紙 Mを回転 ド ラ ム 1 0 側へ移動 させる _c 従っ て、 用紙 Mの先端側が両ロ ーラ 9 1， 9 2 によ っ て嚙込 まれる ので、 その後端側をガイ ド 9 4 の下方に配設 された力 セ ッ ト フ ィ 一ダ 7 1 ある いは手差フ ィ ーダ 6 1 カゝら フ リ ー と する こ と ができ る。 つま り、 こ の時点で次の用紙 Mについて の給送工程が終 り、 回転 ド ラ ム 1 0 側への供給ス タ ンバイ 状 態を確立する こ と ができ る わけである。 一層のプ リ ン ト高速 化に有効である。

そ して、 所定のタイ ミ ングで用紙 Mを回転 ドラム 1 0 へ供 給する こ と ができ る。 供給 した用紙 Mの先端が外周面 1 1 に 保持された後は一方ロ ーラ 9 1 が図 1 5 に 2 点鎖線で示すよ う に右方向に移動 される。 従っ て、 用紙 Mの後端側がフ リ ー と なる ので、 回転 ドラ ム 1 0 に よ る 回転移送の負荷 と な らな レ、。

帯電部 2 0 は、 除電部 7 5 およびク リ ーナ部 5 0 と の関係 では、 帯電ロ ーラ等に よ る直接 （接触） 帯電方式お よびコ ロ ナ放電器等に よ る間接 （非接触） 帯電方式のいずれでも よい が、 本実施例では前者 と した。

すなわち、 帯電部 2 0 は、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 に よ っ て図 1 5 に示す実線状態 （接触） と 2 点鎖線状態 （離反） と に選択的に切換可能で接触状態において用紙 M (または電 気絶縁層 1 2 ) に直接帯電可能な帯電ロ ーラ 2 1 と， この帯 電ロ ーラ 2 1 に例えば D C + 1 . 5 k V を印加する電源ュ - ッ ト 2 2 と 力 らなる。

帯電ロ ー ラ 2 1 は、 電気抵抗値 （体積抵抗率） が 1 X 1 0 。 Ω . c m以下の導電性ゴム製である。 導電性ゴム と しては、 ウ レ タ ン ゴム， シ リ コ ン ゴム等カゝ ら選択 される 力；、 本実施例 ではウ レ タ ン ゴム と した。

帯電部 2 0 と と も に用紙保持システムを形成する補充用帯 電部 2 6 は、 例えば 4 k Vを印加 して正電荷を放電可能な コ ロ ナ放電器か ら形成 され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転中 （特に、 ノ ズルへ ッ ド 2 0 0 を用いたプ リ ン ト 中） に減衰 した電荷吸 着力を補っ て一定の静電吸着力 を維持する ために保持対象用 紙 Mに電荷補充する も のである。

尚、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 用紙 Mのプ リ ン ト面に接触 しかつ 静電吸着力を得る ための帯電を行 う もの と形成 される 力 回 転 ドラ ム 1 0 側において用紙のホ一ル ド面を帯電する よ う に 形成 し て も よ レ、。 すなわち、 回転 ドラ ム 1 0 お よび用紙 Mの 少な く と も一方を帯電可能と すればよレ、。

除電部 7 0 は、 A C電位を印加可能な コ ロナ放電器から形 成 され、 用紙剥離部 1 4 0 に よ る機械的な剥離に先立っ て、 外周面 1 1 と 用紙 M と の間の電荷吸着力を消失化 させる こ と ができ る。 補充用帯電部 2 6 と は、 逆帯電させる こ と によ る。

ク リ ーナ部 5 0 は、 ウ レタ ンゴム製のク リ 一ニングブ レー ド 5 2 から な り、 ケース 5 1 の先端側に固着 される。 すなわ ち、 ク リ ーニ ングブ レー ド 5 2 の先端 （エ ッ ジ） を鋭角 に当 接させる こ と によ り 回転中の ドラ ム外周面 1 1 に残存する紙 粉や微細ゴ ミ 等の付着物を搔落すこ と ができ る。 また、 ケー ス 5 1 内には、 回収空間 5 6 を有する ダス ト ボ ッ ク ス 5 5 力 S 着脱 （引出 し） 可能である。 回収 した紙粉等の廃棄便宜のた めである。 さ らに、 こ のケース 5 1 には、 除電部 7 0 を形成 する除電ブラ シ 8 2 が保持部材 8 1 を介 して取付け られる。

かかる除電ブラ シ 8 2 およびク リ 一ニングブ レー ド 5 2 は、 それぞれに回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 (または電気絶縁層 1 2 ) に接続離反可能 と される。 本実施例では、 共通の昇降 部 7 9 によ っ て実行される。 すなわち、 昇降部 7 9 は、 ケー ス 5 1 を図 1 7 に示す下方位置 と， 図 1 6 に示す 1 段 目 上方 位置 と， 図 1 5 に示す 2 段 目 上方位置と に昇降可能に形成 さ れる。

すなわち、 除電部 7 5 によ る ドラ ム外周面 1 1 の残留電荷 除去は各用紙 Mのプ リ ン ト終了後に実行する のが好ま し く、 一方ク リ ーナ部 5 0 に よ る残存付着物除去は 1 〜 2 日 に 1 回 でよ いか ら、 2 段階上昇方式に形成 したの である。 尚、 昇降 部 7 9 は、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 と 同様なカ ム駆動方 式でも、 ソ レ ノ イ ド駆動方式， エアシ リ ンダー駆動方式， モ ータ駆動方式等々 から適宜に構築すればよレ、。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U, R O M, R A M等を含み プ リ ン タ全体を駆動制御可能である力 本装置 と 直接的に関 与 しないものについては図示省略 した。

本実施例の場合、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 メ イ ンモータ 1 0 Mを低速回転 （図 1 8 の S T 1 0 ) させかつ昇降部 7 9 を図 1 7 に示す状態 （下方位置） か ら図 1 5 に示す 2 段 目 上方位置に上昇 （ S T 1 1 ) させる。 従っ て、 ク リ ーニングブ レー ド 5 2 が外周面 1 1 か ら付着物 を除去 （搔落 し） する こ と ができ る。 除去 された付着物は、 ダス ト ボ ッ ク ス 5 5 内に回収 される。 回転 ドラ ム 1 0 が低速 回転と される ので、 安定 した除去作業ができ かつ外周面 1 1 お よびク リ 一ニングブ レー ド 5 2 の長寿命化も図れる。

また、 除電ブラ シ 8 2 が電気絶縁層 1 2 に接触 して回転 ド ラ ム 1 0 側の残留電荷を除去する。 この初期化は自 動または 手動指令によ り 終了 される （ S T 1 2 の Y E S ) 。

初期化が終る と、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 昇降部 7 9 を駆 動 させク リ 一ナ部 5 0 および除電部 7 5 を図 1 7 に示す元の 下方位置に下降 （ S T 1 3 ) させ、 かつメ イ ンモータ 1 0 M を高速回転に切替える （ S T 1 4 ) 。

しかる後に、 回転位置検出器 1 O S によ って回転 ドラ ム 1 0 の回転位匱 （角度） が予め設定された回転位置に到達 した こ と が検出 される （ S T 1 5 の Y E S ) と、 用紙ロ ーダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に されていた用紙 Mを図 1 5 に示す回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周速度相当の移動速度で供 給する （ S T 1 7 ) 。

これに先立ち （ある いは同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト 口 —ラ 2 9 を駆動 して帯電ロ ーラ 2 1 を図 1 5 の 2 点鎖線状態 か ら実線状態に前進させる （ S T 1 6 ) 。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 ドラ ム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) に一定の押圧力で接触 する。 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙 Mと接触する直前または 同時的に電源ュニ ッ 卜 2 2 を O N させて帯電ロ ーラ 2 1 に電 圧印加 してお く。

従っ て、 供給されて来た用紙 Mの先端が， 回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回転する 帯電ロ ーラ 2 1 と 電気絶縁層 1 2 と の 間に突入 した時点から、 用紙 Mを帯電する こ と ができ る。 す なわち、 用紙 Mの先端に電荷を与えその静電吸着力で回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に直ちに保持 させる こ と ができ る。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認される と、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は用紙ロ ーダ 9 0 の一方ロ ーラ 9 1 を図 1 5 の 2 点鎖線状態 に移動する。 従っ て、 用紙 Mの後端側は両ロ ー ラ 9 1 ， 9 2 か ら フ リ ー状態 と なる ので、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転移送負荷 と な ら なレ、。

この よ う に して、 用紙 Mは、 帯電部 2 0 によ っ て付与 され た静電吸着力 によ って ドラ ム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) に保持 され、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に回転移 送 される。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 従動回転かつ用紙 Mを ド ラ ム 外周面 1 1 側に押圧 しつつ用紙 Mをそ の先端側か ら後端側に し ご く ので、 用紙 Mと 電気絶縁層 1 2 と の密着性を よ り 向上 でき る。

回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ っ て用紙 Mの後端が帯電ローラ 2 1 を通過 したこ と が 確認される と （ S T 1 8 の Y E S ) 、 帯電口 一ラ 2 1 は口 一 ラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 1 5 の 2 点鎖線状態に後 退 （ S T 1 9 ) され用紙 M (電気絶縁層 1 2側） か ら離反 さ れる。 従っ て、 用紙 Mは、 諍電吸着力のみによ っ て ドラム外 周面 1 1 に保持されかつ Y方向に回転移送 される。

こ の後回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間に ノ ズル ヘ ッ ド （イ ン ク ジェ ッ ト ノ ズノレ ） 2 0 0 力 らイ ン ク を ジエ ツ ト しつつ回転移送中の用紙 Mにプ リ ン トする， この期間中に. 補充用帯電部 2 6 が働き、 静電吸着力が一定に保たれる。 ま た、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙ロ ーダ 9 0 を働かせ次の用 紙 Mを供給ス タ ンバイ 状態に してお く。 回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 回転する こ と によ り 例えば A 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ一プ リ ン ト が終了する と （図 1 9 の S T 2 0 の Y E S ) 、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は除電部 7 0 を働力 せてプ リ ン ト済用紙 M と 電気絶縁層 1 2 と の間の静電吸着力 を消失化 させる （ S T 2 1 ) と と も に、 用紙剥離部 1 4 0 を 働かせてプ リ ン ト 済用紙 Mの先端側を機械的に剥離する （ S T 2 2 ) 。 剥離された用紙 Mは、 用紙剥離部 1 4 0 によ っ て 用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡される。

制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 次の用紙 Mの保持回転移送のため に、 昇降部 7 9 を駆動 して除電ブラ シ 8 2 を図 1 6 に示す 1 段 目 上方位置に上昇 （ S T 2 3 ) させる。 従っ て、 除電ブラ シ 8 2 が外周面 1 1 を構成する電気絶縁層 1 2 に残留する電 荷を除去する。

以下、 次々 に用紙 Mを保持回転移送させつつプ リ ン ト させ る。 プ リ ン ト運転終了 （ S T 2 4 の Y E S ) になる と、 制御 ュ - ッ 卜 2 5 0 は、 メ イ ンモータ 1 0 Mを再び低速回転 （ S T 2 5 ) させかつ昇降部 7 9 を働かせてケー ス 5 1 を図 1 5 に示す 2 段 目 上方位置に上昇 （ S T 2 6 ) させる。

従っ て、 ク リ ーニングブレー ド 5 2 力 S ドラ ム外周面 1 1 に 残存する付着物を除去 しかつ除電ブラ シ 8 2 が電気絶縁層 1 2 の残留電荷を除去する。 予め設定 された時間 T s だけ実行 ( S T 2 7 ) される。 その後に、 ケー ス 5 1 は、 図 1 7 に示 す下方位置に下降 （ S T 2 8 ) される。

本実施例に よれば、 回転 ドラ ム 1 0 および用紙 Mの少な く と も一方に静電吸着力 を得る た めの帯電を行 う 帯電部 2 0 と， 用紙の保持解除後に回転 ドラ ム 1 0 に残留する電荷を除去す る除電部 7 5 と， 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に残存する付 着物を除去する ク リ ーナ部 5 0 と を具備 し、 少 く と も残留電 荷除去を行っ た後に次の保持対象用紙 Mの た めの帯電を行え かつ適時に付着物除去を実行可能に形成 される ので、 帯電能 力を維持 しつつ安定化でき る。 従っ て、 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に確実かつ安定して保持かつ回転移送 させる こ と ができ る。

また、 帯電部 2 0 が導電性 ウ レタ ン ゴム製で直接帯電方式 の帯電ロ ー ラ 2 1 か ら形成される ので、 保持対象用紙 Mに接 触かつ直接帯電でき る か ら帯電効率を高め られかつ保持対象 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に機械的に押圧可能と なるか ら外周面 1 1 への密着性を一段と 助長する こ と ができ る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 の電気抵抗値が 1 X 1 0 ° Ω · c m 以下 と されかつ回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に 1 X 1 0 ^{1 2}〜

1 X I 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 力 形成 される と と も に、 除電部 7 5 が空地放電方式の除電ブラ シ 8 2 か ら形成 されか っク リ ーナ部 5 0 を ウ レタ ンゴム製のク リ ーニ ングブ レー ド

5 2 か ら形成 される の で、 帯電効率を一段 と 高め られかつ回 転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に傷を付けずに付着物および残留 電荷を除去でき る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1， 除電ブラ シ 8 2 およびク リ ーニ ン グブレー ド 5 2 がそれぞれに回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 つ ま り 電気絶縁層 1 2 に接触離反可能に形成 される ので、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1， 帯電ロ ーラ 2 1， ク リ ーニ ングブ レ ー ド 5 2， 除電ブラ シ 8 2 の長寿命化が図れかつ回転 ドラ ム に保持 された用紙 Mに干渉する こ と がなレ、。

さ ら に、 帯電ロ ーラ 2 1 が回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回 転可能に形成 される の で、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転負荷 と な ら ず保持対象用紙 Mに しわ発生等の原因 と な る無用な外力を与 えないばか り かその先端側か ら後端側へ し ごく こ と ができ る ので ドラ ム外周面 1 1 への密着性を一段 と 高め られる。

ま た、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 が前進状態においてス プ リ ング 2 9 S P によ る付勢力 （引張力） で帯電ロ ーラ 2 1 を ドラ ム外周面 1 1 側に押圧可能に形成 される ので、 用紙 M を ド ラ ム外周面 1 1 への密着性を よ り 一段 と 高め られる。

さ ら に、 昇降部 7 ₉ がケー ス 5 1 を 2 段上昇可能に形成 さ れるので、 各用紙 Mのプ リ ン ト終了 ごと に電荷除去でき かつ プ リ ン ト運動終了時 （適時） に ドラ ム外周面 1 1 に付着 した 紙粉等を除去する こ と ができ る。

さ ら に、 用紙ロ ーダ 9 0 力 用紙供給機能の他、 姿勢調整 機能および供給ス タ ンバイ機能を有する もの と される ので、 用紙 Mをス キューな く 回転 ドラ ム 1 0側へ供給かつ保持させ る こ と ができ る と と も に次の用紙 Mについての給送工程を先 の用紙 Mのプ リ ン ト運転中に終了でき る ので保持回転移送お よびプ リ ン 卜 の一層の高速化を図れる。

さ ら にまた、 補充用帯電部 2 6 を設け、 保持回転移送中お よびプ リ ン ト 中に減衰 した静電吸着力を補充可能に形成 され る ので、 保持回転移送を一段と確実化でき る。 さ ら にまた、 除電部 7 0 を設け、 保持回転移送 （プ リ ン ト 運転） 後に帯電部 2 0 お よび補充帯電部 2 6 に よ る静電吸着 力を消失化可能に形成 される の で、 用紙剥離部 1 4 0 によ る 機械的剥離 （保持解除） を円滑化でき る。

さ ら にまた、 ケース 5 1 に着脱 （搔出） 可能なダス ト ボ ッ ク ス 5 5 が設け られる ので、 除去 （搔落） された紙粉， 微細 ゴ ミ 等の処理が容易である。

以下、 本発明の第 6 実施例に係るイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ を図 2 0 を参照 して説明する。

こ のイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 図 2 0 に示すよ う に、 回 転可能な回転 ドラ ム 1 0 に帯電ロ ーラ 2 1 を用いて付与され た静電吸着力を利用 して用紙 Mを保持可能かつ保持 された用 紙 Mを回転 ド ラ ム 1 0 の回転を利用 して回転移送可能に形成 し、 かつ帯電ロ ーラ 2 1 を用紙ロ ーダ 9 0 によ り 供給 された 用紙を回転 ド ラ ムの外周面 1 1 に圧接 させなが ら帯電可能に 形成 される。

尚、 こ のイ ンク ジェ ッ トプ リ ンタ は、 以下に説明する こ と を除いて前実施例のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ と 実質的に同様 に構成 される ため、 同様部分を同一参照符号で示 してその説 明を省略または簡略化する。

図 2 0 におレヽて、 回転 ドラ ム 1 0 は 2 0 P P Mのマルチ力 ラープ リ ン ト を達成可能な 1 2 0 r p mで回転可能である。 回転中心たる シャ フ ト 1 ⁵ は、 アース線 1 9 でアース接地さ れる。

回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値 （体積抵抗 率） 力 S 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c m の電気絶縁層 1 2 力 S 形成 される。 帯電後の表面電位 （例えば、 5 0 0 V以上） を 確保する ためである。 本実施例では、 ドラ ム外周面 1 1 に密 着貼付け された厚 さ 2 5 i mのマイ ラ （ポ リ エ ス テルフ ィ ル ム） シ一 ト 力 ら形成 してある。 また、 外周面 1 1 の一部には 用紙剥離部 1 4 0 の先端が一時的に入 り 込み可能な凹部 （図 示省略） が設け られる。

こ の回転 ド ラ ム 1 0 の周辺には、 用紙ロ ーダ 9 0 , 帯電部 2 0 (帯電ロ ーラ 2 1 ) および補充用帯電部 2 6 (コ ロ ナ放 電器） ， 除電部 7 0 (コ ロ ナ放電器） ， 用紙剥離部 1 4 0

(図示省略） ， プ リ ン トヘッ ド部 2 0 0 力 こ の順で回転

( Y ) 方向の上流側か ら下流側に配設 される。

用紙ロ ーダ 9 0 は、 一対の供給口 一ラ 9 1 , 9 2 力 らな り 回転 ドラ ム 1 0側への用紙供給機能の他、 用紙 Mの姿勢調整 機能お よび供給ス タ ンバイ機能を有する。

すなわち、 図 2 0 で下方側か ら給送されて来た用紙 Mの先 端は、 両ロ ーラ 9 1， 9 2 の接触部 9 3 に突当て られかつ上 流側のガイ ド 9 4 内で弾性変形 される。 従って、 用紙 Mの先 端は回転 ドラ ム 1 0 の シャ フ ト 1 5 方向に一致されスキュー な く 供給可能と なる。 用紙 Mのガイ ド 9 4 内での弾性復元力 は、 その姿勢調整力を助長する こ と ができ る。 姿勢調整工程 に入っ たか否かは、 用紙セ ンサ 9 7 で確認可能である。

また、 姿勢調整が終了する と、 両ロ ーラ 9 1， 9 2 は、 用 紙 Mの先端が用紙セ ンサ 9 8 で検出 される位置まで、 下流側 ガイ ド 9 6 に沿っ て用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0側へ移動 させる。 従って、 用紙 Mの先端側が両ロ ーラ 9 1 ， 9 2 によ っ て嚙込 まれる ので、 用紙 Mの後端側をガイ ド 9 4 の下方に配設 され たカセ ッ ト フ ィ ーダ 7 1 ある いは手差フ ィ ーダ 6 1 力 ら フ リ — とする こ と ができ る。 つま り、 こ の時点で次の用紙 Mにつ いての給送工程が終 り、 回転 ドラ ム 1 0 側への供給ス タ ンバ ィ 状態を確立する こ と ができ る わけである。 一層のプ リ ン ト 高速化に有効である。

そ して、 所定のタイ ミ ングで用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 の外 周面 1 1 へ供給する こ と ができ る。 供給 された用紙 Mが最初 に接触する位匱つま り 外周面 1 1 上の搬入位置を P とする。 供給された用紙 Mの先端が例えば負圧吸着保持部 （図示省略） によ っ て外周面 1 1 に保持された後は、 一方供給ロ ー ラ 9 1 が 口 一ラ位置コ ン ト ロ 一ラ 9 5 によ っ て図 2 0 に 2 点鎖線で 示すよ う に右方向に移動 される。 従っ て、 用紙 Mの後端側が フ リ ー と な る ので、 回転 ドラ ム 1 0 によ る 回転移送の負荷 と な らなレ、。 尚、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 は、 詳細後記の ロ ー ラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 の場合 と 同様に形成 してある。 帯電ロ ー ラ 2 1 は、 直接 （接触） 帯電方式と され、 電源ュ ニ ッ ト 2 2 力 ら D C 1 . 5 k Vが印カ卩 される と と も にスプ リ ング 2 9 S P の付勢力 に よ っ て外周面 1 1 が圧接可能と され る。

すなわち、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 口 一ラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 2 0 に示す実線状態 （接触） と 2 点鎖線状態 (離隔） と に選択的に切換可能である。 また、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 電気抵抗値 （体積抵抗率） が 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の 導電性ゴム ロ ーラ である。 さ ら に、 ゴム硬度が 2 0 ± 5 度

( J I S Aスケール） と され、 図 2 0 に示す二 ッ プ幅 Nを 拡大する こ と ができ る。 従っ て、 帯電効率の向上と圧接性の 向上を図れる。 尚、 導電性ゴム と しては、 ウ レ タ ン ゴム （ U R… ポ リ エ ス テルイ ソ ミ アネ一 ト ） ， シ リ コ ン ゴム等か ら選 択される。 本実施例では、 導電性ウ レタ ンゴム ローラである。

こ の帯電ロ ーラ 2 1 は、 回転 ドラ ム 1 0 の回転 （ Y ) 方向 の下流側で搬入位置 P の直後にその外周面 1 1 に接触可能な 位 Eと して配設 される。 つま り、 供給された用紙 Mの先端が 外周面 1 1 に接触された帯電ロ ーラ 2 1 に衝突 しない限度内 において、 よ り 接近配設する。 供給された用紙 Mの先端を速 やかに帯電可能とする ためである。 用紙 Mの先端を よ り 確実 に外周面 1 1 に吸着保持 させる こ と 力 S、 回転移送を よ り 確実 化でき る。

補充用帯電部を形成する コ ロ ナ放電器 2 5 は、 例えば 4 ( + 2， 一 0 ) k V を印加 して正電荷を放電 して回転 ドラ ム 1 0 の回転中 （特に、 ノ ズルヘ ッ ド 2 0 0 を用いたプ リ ン ト 中） に減衰 した静電吸着力を補って一定の静電吸着力を維持 する ために用紙 Mに電荷補充する ものである。

除電部 7 0 は、 A C電位を印加可能な コ ロナ放電器から形 成 され、 用紙剥離部 1 4 0 によ る機械的な剥離に先立って、 外周面 1 1 と 用紙 M と の間の静電吸着力 を消失 させる こ と が でき る。 補充用帯電部 2 6 と は、 逆帯電 させる こ と に よ る。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U, R O M, R A M等を含み プ リ ンタ全体を駆動制御可能である力 本装置 と 直接的に関 与 しないも の については図示省略した。

本実施例の場合、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 メ イ ンモータ 1 0 Mを回転させる。 回転位置検出 器 1 0 S によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の回転位置 （角度） が予め 設定された回転位置に到達 したこ と が検出 される と、 用紙口 ーダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に されていた用紙 M を、 図 2 0 に示す回転 ド ラ ム 1 0側へ ド ラ ム周速度相当の移 動速度で供給する。

これに先立ち （ある いは同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト 口 ーラ 2 0 を駆動 して帯電ロ ーラ 2 1 を図 2 0 の 2 点鎖線状態 か ら実線状態に前進させる。 つま り、 搬入位置 P が回転移送 されて来る 直前までに実行される。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 ドラ ム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) にス プ リ ング 2 9 S P の付 勢力 （引張力） によ り 一定の押圧力で圧接 される。 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙 M と 接触する直前または同時的に電源ュ ニ ッ ト 2 2 を O N させて帯電ロ ーラ 2 1 に電圧印力 B してお く。

従っ て、 供給されて来た用紙 Mの先端 （搬入位置 P ) 、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回転する帯電ローラ 2 1 と 電気 絶縁層 1 2 と の間に突入 した時点から、 用紙 Mを帯電する こ と ができ る。 すなわち、 用紙 Mの先端に電荷を与えその静電 吸着力で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に直ちに吸着保持させ る こ と ができ る。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号から確認 される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 を働かせて用紙ロ ーダ 9 0 の 一方供給ロ ーラ 9 1 を図 2 0 の 2 点鎖線状態に移動する。 従 つ て、 用紙 Mの後端側は、 両ロ ーラ 9 1， 9 2 カゝら フ リ ー状 態と な る の で、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転移送負荷 と な らなレ、。

こ こ に、 帯電ロ ーラ 2 1 の硬度が 2 0 土 5 度 と されかつ電 気絶縁層 1 2 に圧接されるので、 二 ッ プ幅 Nを大き く でき る。 従って、 帯電にム ラがな く かつ安定帯電でき る と と も に、 摩 擦帯電によ る電荷も与え られる ので用紙 Mを一段と確実に保 持でき る。 しかも、 電気絶縁層 1 2 の電気抵抗値が非常に大 き いの で、 带電効率が高い。

こ の よ う に して、 用紙 Mは、 帯電部 2 0 によ って付与され た静電吸着力によ って ド ラ ム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) に吸着保持 されかつ帯電ロ ーラ 2 1 の圧接によ り 密着 され、 回転 ドラム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に回転移送される。 帯 電ロ ーラ 2 1 は、 従動回転 しかつ外周面 1 1 側に圧接 しつつ 用紙 Mをその先端側か ら後端側に し ご く ので、 用紙 M と 電気 絶縁層 1 2 と の密着性を よ り 向上でき る。

回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ って用紙 Mの後端が帯電ロ ーラ 2 1 を通過 した こ と が 確認される と、 帯電ロ ーラ 2 1 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 2 0 の 2 点鎖線状態に後退 され用紙 M (電気絶 縁層 1 2側） か ら離隔 される。 すなわち、 用紙 Mを帯電 しな い状態では隔離状態に維持される。 従っ て、 用紙 Mは、 静電 吸着力のみに よ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持されかつ Y 方向に回転移送される。

この後回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間にプ リ ン トへ ッ ド部 2 0 ◦ 力 らイ ン ク をジエ ツ ト しつつ回転移送中の 用紙 Mにプ リ ン トする。 こ の期間中に、 補充用帯電部 2 6 が 働き、 静電吸着力が一定に保たれる。 ま た、 制御ユニ ッ ト 2

5 0 は、 用紙ロ ーダ 9 0 を働かせ次の用紙 Mを供給ス タ ンノく ィ 状態に してお く。

回転 ドラ ム 1 0 が 4 回転する こ と によ り 例えば A 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ ープリ ン 卜が終了する と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は除電部 7 0 を働かせてプ リ ン ト 済用紙 M と 電気絶 緣層 1 'λ と の問の静電吸着力 を消失させる と と も に、 用紙剥 離部 1 4 0 を働かせてプ リ ン 卜済用紙 Μの先端側を機械的に 剥離する。 剥離された用紙 Μは、 用紙剥離部 1 4 0 によ っ て 用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡される。

本実施例に よれば、 回転可能な回転 ドラ ム 1 0 に帯電ロ ー ラ 2 1 を用いて付与された静電吸着力を利用 して用紙を保持 可能かつ保持 された用紙 Μを回転 ド ラ ム の回転を利用 して回 転移送可能に形成 し、 かつ帯電ロ ーラ 2 1 を用紙ロ ーダ 9 0 によ り 供給 された用紙を回転 ド ラ ム の外周面 1 1 に圧接 させ なが ら帯電可能に形成 される ので、 帯電によ る静電吸着力の 他に摩擦帯電によ る静電吸着力を補充でき る ので、 確実かつ 安定 して保持回転移送する こ と ができ る。

また、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に 1 X I 0 ^{1 2}〜 1 X 1

0 ^{2 0} Ω · c mの電気抵抗値を持つ電気絶縁層 1 2 を形成する と と も に、 帯電ロ ーラ 2 1 が電気抵抗値が 1 X 1 0 ⁰ Ω · c m 以下で ゴム硬度が 2 0 士 5 度の導電性ゥ レタ ン ゴム ロ ーラ か ら形成 される ので、 帯電効率を向上でき る と と も にニ ッ プ幅 Nを拡大でき るか ら帯電ム ラや不安定性を大幅に改善でき か つ摩擦帯電に よ る静電吸着力 を大幅に増大でき る。 従っ て、 一段と 確実かつ安定 し て用紙を保持回転移送する こ と ができ る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 が回転 ド ラ ムの外周面 1 1 または電 気絶縁層 1 2 に接触隔離可能に形成 されかつ用紙 Mに帯電 し ない状態では隔離状態に維持可能で形成 される ので、 先端か ら後端までを均一的に帯電 した後は用紙等 と の干渉を回避で き る の でプ リ ン ト品質に影響を与え る こ と がない。

さ ら に、 帯電ロ ーラ 2 1 が回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回 転可能に形成 される の で、 回転 ドラ ム 1 0 の回転負荷と な ら ず用紙 Mに しわ発生等の原因 と なる無用な外力を与えないば か り 力 、 その先端側か ら後端側へ し ごく こ と ができ る ので ド ラ ム外周面 1 1 への密着性を一段と 高め られる。

さ ら に、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 が前進 （接触） 状態 におレ、てス プ リ ン グ 2 9 S P に よ る付勢力 （引張力） で帯電 ロ ーラ 2 1 を ドラ ム外周面 1 1 側に圧接可能に形成 される の で、 用紙 Mを ドラム外周面 1 1 への密着性をよ り 一段と 高め られる。

さ ら に、 用紙ロ ーダ 9 0 力 用紙供給機能の他、 姿勢調整 機能および供給ス タ ンバイ機能を有する もの と される ので、 用紙 Mを スキューな く 回転 ド ラ ム 1 0 側へ供給かつ保持させ る こ と ができ る と と も に、 次の用紙 Mについての給送工程を 先の用紙 Mのプリ ン ト運転中に終了でき るので保持回転移送 およびプ リ ン ト の一層の高速化を図れる。 さ ら に、 回転 ドラ ム 1 0 の回転方向に用紙ロ ーダ 9 0 と 帯 電部 2 0 と 用紙剥離部 1 4 0 と プ リ ン ト へ ッ ド部 2 0 0 と 力； こ の順で配設 されるの で、 帯電を中心と して用紙供給から用 紙剥離まで連続的にかつ よ り 安定 して行える。

さ ら に、 带電部 2 0 が外周面 1 1 に圧接回転可能な帯電口 —ラ 2 1 カゝ ら形成 される と と も に用紙ロ ーダ 9 0 によ り 供給 された用紙 Mの先端と 外周面 1 1 と が最初に接触する外周面 上の位置 P よ り も回転 ドラ ム 1 0 の回転 （ Y ) 方向の下流側 に配設 される ので、 ί共給 された用紙 Mの先端を直ち に帯電で き るか ら一段 と安定した吸着保持および回転移送を行える。

さ ら にまた、 補充用帯電部 2 6 を設け、 保持回転移送中お よびプ リ ン ト 中に減衰 した静電吸着力を補充可能に形成され る ので、 保持回転移送を一段と確実化でき る。

さ ら にまた、 除電部 7 0 を設け、 保持回転移送 （プ リ ン ト 運転） 後に帯電部 2 0 に よ る 静電吸着力を消失化可能に形成 される ので、 用紙剥離部 1 4 0 によ る機械的剥離 （保持解除） を円滑化でき る。

以下、 本発明の第 7 実施例に係るイ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ンタ を図 2 1 を参照 して説明する。

こ のイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 図 2 1 に示すよ う に、 一 定の周速度で回転可能な回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に帯電 ロ ーラ 2 1 か ら付与された静電吸着力を利用 して用紙 Μを保 持 させかつ回転中の用紙 Μにイ ンク ジエ ツ ト ノ ズル 2 0 7 力 らイ ン ク をジエ ツ 卜 して文字 · 画像等をプ リ ン ト可能に形成 し、 帯電ロ ーラ 2 1 を所定の二 ッ プ幅 Νで用紙 Μに接触 しつ つ用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に押圧可能かつ回転 ドラ ム 1 0 の回転と は独立 して 自転可能に形成 される。

尚、 このイ ンク ジェ ッ ト プリ ンタ は、 以下に説明する こ と を 除いて前実施例のイ ン ク ジエ ツ 卜プ リ ン タ と 実質的に同様に 構成 される ため、 同様部分を同一参照符号で示 してその説明 を省略または簡略化する。

図 2 1 において、 回転 ドラ ムは回転 ドラ ム 1 0 力 ら形成 さ れ、 メ イ ンモータ 1 0 Mで 2 0 P P Mのマルチカ ラ ープ リ ン ト を達成可能な 1 2 0 r p mでかつ周速度を一定と して回転 される。 回転中心たる シャ フ ト 1 5 は、 アース線 1 9 でァー ス接地 される。

回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値 （体積抵抗 率） が 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 力 形成 される。 帯電後の表面電位 （例えば、 5 0 0 V以上） を 確保する ためである。 本実施例では、 ドラ ム外周面 1 1 に密 着貼付け された厚 さ 2 5 μ mのマイ ラ （ポ リ エ ス テルフ ィ ノレ ム） シー ト 力、 ら形成 してある。

こ の回転 ドラム 1 0 の周辺には、 用紙ロ ーダ 9 0， 用紙保 持シス テムを形成する 帯電部 2 0 (帯電ロ ーラ 2 1 ) ， 補充 用帯電部 2 6 (コ ロナ放電器） ， 除電部 7 0 (コ ロナ放電器） ， 用紙剥離部 （図示省略） ， ノ ズル （プ リ ン ト ） ヘ ッ ド 2 0 0 が、 こ の順で回転 （ Y ) 方向の上流側か ら下流側に配設 され る。

用紙ロ ーダ 9 0 は、 一対の供給ロ ーラ 9 1 , 9 2 力 ら な り 回転 ドラ ム 1 0側への用紙供給機能の他、 用紙 Mの姿勢調整 機能お よび供給ス タ ンバイ機能を有する。

すなわち、 図 1 で下方側か ら給送されて来た用紙 Mの先端 は、 両ロ ーラ 9 1 ， 9 2 の接触部 9 3 に突当て られかつ上流 側のガイ ド 9 4 内で弹性変形 される。 従っ て、 用紙 Mの先端 は回転 ド ラ ム の シャ フ ト 1 5 方向に一致されス キ ュ 一な く 供 給可能 と なる。 用紙 Mのガイ ド 9 4 内での弾性復元力は、 そ の姿勢調整力を助長する こ と ができ る。 姿勢調整工程に入つ たか否かは、 用紙セ ンサ 9 7 で確認可能である。

また、 姿勢調整が終了する と、 両口 一ラ 9 1 ， 9 2 は、 用 紙 Mの先端が用紙センサ 9 8 で検出 される位置まで、 下流側 ガイ ド 9 6 に沿っ て用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 側へ移動 させる。 従っ て、 用紙 Mの先端側が両ロ ーラ 9 1 ， 9 2 によ っ て嚙込 まれる ので、 用紙 Mの後端側をガイ ド 9 4 の下方に配設 され たカセ ッ ト フ ィ 一ダ 7 1 ある いは手差フ ィ ーダ 6 1 力、 ら フ リ — とする こ と ができ る。 つま り、 こ の時点で次の用紙 Mにつ いての給送工程が終 り、 回転 ド ラ ム 1 0 側への供給ス タ ンバ ィ 状態を確立する こ と ができ る わけである。 一層のプ リ ン ト 高速化に有効である。

そ して、 所定のタイ ミ ングで用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 へ供 給する こ と ができ る。 供給された用紙 Mが最初に接触する位 置つま り 外周面 1 1 上の搬入位置を P と する。 供給 された用 紙 Mの先端が必要によ っ て設け られる例えば負圧吸着保持部 や挟持爪保持部 （図示省略） に よ っ て外周面 1 1 に保持され た後は、 一方供給ロ ーラ 9 1 が ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 によ っ て図 2 1 に 2 点鎖線で示すよ う に右方向に移動 される。 従っ て、 用紙 Mの後端側がフ リ ーと なる の で、 回転 ド ラ ム 1 0 によ る 回転移送の負荷 と な らなレ、。 尚、 ローラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 は、 詳細後記のロ ーラ位置コ ン 卜 ロ ーラ 2 9 の場 合と 同様に形成 してある。

こ こ に、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 直接 （接触） 帯電方式と され、 シャ フ ト を介 して電源ユニ ッ ト 2 2 力 ら D C O . 5 〜 2 . 0 k Vを切替印力 B される と と も に、 スプ リ ング 2 9 S P の付勢 力によ っ て外周面 1 1 に押圧可能と される。 本実施例の場合、 回転 ド ラ ム シ ャ フ ト 1 5 側へ 2 5 0 g f 〜 5 0 0 g f で付勢 する。

すなわち、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 口 一ラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 によ っ て図 2 1 に示す実線状態 （接触） と 2 点鎖線状態

(離隔） と に選択的に切換可能である。 また、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 電気抵抗値 （体積抵抗率） が 1 X 1 0 。 Ω · c m以下の 導電性低発泡 ウ レ タ ン ゴム ロ ーラである。 さ ら に、 ゴム硬度 が例えば 2 0 ± 5 度 （ J I S Aス ケール） 程度の低いもの と され、 スプ リ ング 2 9 S P の付勢力によ っ て図 2 1 に示す 二 ップ幅 Nを例えば 0 . 5 〜 2 . 0 m mに拡大する こ と がで き る。 従っ て、 帯電効率の向上と圧接性の向上を図れる。 ゥ レ タ ン ゴム の代 り にシ リ コ ン ゴム等 を用 レヽて も よ レ、。

尚、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 図 2 2 に示すブラ シ構造と して も よ レ、。 例えば、 素子径が 6 デニールで電気抵抗値が 1 X 1 0 ⁵〜 1 0 ⁸ Ω . c mのな じみ性の高い導電性繊維を一定の密度

(例えば、 1 平方イ ンチ当 り 1 0 万本） で植毛 した回転ブラ シ とする。 尚、 ゴム ロ ーラの 1 0 ⁶ Ω · c mに比べて 1 0 ⁸ Ω - c m と される力；、 繊維密度が高 く 同 じニ ッ プ量でも ゴム 口 ーラ に比べ二 ッ プ幅を大き く と れる か ら、 同等の作用効果を 奏 し得る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転と は独立 して 自 転可能に形成 される。 帯電ロ ーラ 2 1 の周速度は、 ド ラ ム周速度を " 1 " と した場合に、 " 1 " 〜 " 0 · 9 8 " の 範囲内で選択する のが好ま しい。 用紙 Mの先端側か ら後端側 へ引張力 （ し ごき 力） を働かせるために、 換言すれば後端側 を先端側へ送 り 込ま ない よ う にする ためおよび制御特性を考 慮する こ と に よ る。 こ の帯電口 一ラ 2 1 の周速度は、 制御ュ ニ ッ ト 2 5 0 によ り 帯電ロ ーラモータ （図示省略） を駆動 し て制御 される。

さ ら に、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 回転 ドラ ム 1 0 の回転 （ Y ) 方向の下流側で搬入位置 P の直後にその外周面 1 1 に接触隔 離可能な位置と して配設 される。 つま り、 供給された用紙 M の先端が外周面 1 1 に接触された帯電ロ ーラ 2 1 に衝突 しな い限度内において、 よ り 接近配設する。 供給された用紙 Mの 先端を速やかに帯電可能とする ためである。 用紙 Mの先端を よ り 確実に外周面 1 1 に吸着保持させる こ と 力 回転移送を よ り 確実化でき る。

補充用帯電部 2 6 の コ ロナ放電器は、 例えば 4 ( + 2 , 一 0 ) k Vを印カ卩 して正電荷を放電 して回転 ドラ ム 1 0 の回転 中 （特に、 プ リ ン トヘ ッ ド部 2 0 0 を用レ、たプ リ ン ト 中） に 减衰 した静電吸着力を補って一定の静電吸着力 を維持する。

除電部 7 0 は、 A C電位を印加可能な コ ロ ナ放電器か ら形 成され、 用紙剥離部 （図示省略） によ る機械的な剥離に先立 つ て、 外周面 1 1 と、 用紙 M と の間の静電吸着力を消失させ る こ と ができ る。 補充用帯電部 2 6 と は、 逆帯電させる こ と によ o。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U, R O M, R A M等を含み プ リ ン タ全体を駆動制御可能である 力 用紙 Mの保持 と 直接 的に関与 しないも の については図示省略 した。

本実施例の場合、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 メ イ ンモータ 1 0 Mを回転させる。 回転位置検出 器 1 0 S に よ って回転 ドラム 1 0 の回転位置 （角度） が予め 設定された回転位置に到達した こ と が検出 される と、 用紙口 —ダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に されていた用紙 M を、 図 2 1 に示す回転 ドラ ム 1 0側へ ドラ ム周速度相当の移 動速度で供給する。

これに先立ち （ある いは同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト 口 ーラ 2 9 を駆動 して帯電ロ ーラ 2 1 を図 2 1 の 2 点鎖線状態 か ら実線状態に前進させる。 つま り、 搬入位置 P が回転移送 されて来る 直前までに実行 される。 帯電口 一ラ 2 1 は、 ドラ ム外周面 1 1 (電気絶縁層 1 2 ) にス プ リ ン グ 2 9 S P の付 勢力 （引張力） によ り 一定の押圧力 （ 2 5 9 g f 〜 5 0 0 g f ) で圧接 される。 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙 M と 接触す る 直前または同時的に電源ュニ ッ ト 2 2 を O N させて帯電口 ーラ 2 1 に電圧印加 し てお く。

従っ て、 供給されて来た用紙 Mの先端 （搬入位置 P ) 力；， 自転する帯電ロ ーラ 2 1 と 電気絶縁層 1 2 と の間に突入 した 時点か ら、 用紙 Mを帯電する こ と ができ る。 すなわち、 用紙 Mの先端に電荷を与えその静電吸着力で回転 ドラ ム 1 0 の外 周面 1 1 に直ちに吸着保持させる こ と ができ る。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 を働かせて用紙口 一ダ 9 0 の 一方供給ロ ーラ 9 1 を図 2 1 の 2 点鎖線状態に移動する。 従 つ て、 用紙 Mの後端側は、 両ロ ーラ 9 1 , 9 2 カゝら フ リ 一状 態 と な る の で、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転移送負荷 と な ら なレ、。

こ こ に、 帯電ロ ー ラ 2 1 の硬度が 2 0 ± 5 度 と されかつ電 気絶縁層 1 2 に圧接 される ので、 二 ッ プ幅 Nを大き く （ 0 . 5 〜 2 . O m m ) でき る。 従っ て、 帯電にムラがな く かつ安 定帯電でき る と と も に、 摩擦帯電に よ る電荷も加え られる の で用紙 Mを一段と確実に保持でき る。 しかも、 電気絶縁層 1 2 の電気抵抗値が非常に大き いので、 帯電効率が高レ、。

こ の よ う に して、 用紙 Mは、 帯電部 2 0 の帯電ロ ーラ 2 1 によ っ て付与 された静電吸着力によ っ て ドラ ム外周面 1 1

(電気絶縁層 1 2 ) に吸着保持 されかつ帯電ロ ーラ 2 1 の圧 接によ り 密着 され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に 回転移送 される。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 ド ラ ム周速度 （ " 1 " ) のた と えば 0 . 9 8 の周速度で自転 しかつ外周面 1 1 側に圧 接 しつつ用紙 Mをその先端側か ら後端側に し ご く ので、 用紙 M と 電気絶縁層 1 2 と の密着性を よ り 向上でき る と と も に、 その浮上 り， 変形等を よ り 確実に防止する こ と ができ る。

回転 ド ラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ っ て用紙 Mの後端が帯電ロ ーラ 2 1 を通過 した こ と が 確認される と、 帯電ロ ーラ 2 1 はロ ーラ位置コ ン ト 口 一ラ 2 9 によ っ て図 2 1 の 2 点鎖線状態に後退 され用紙 M (電気絶 縁層 1 2側） か ら隔離 される。 すなわち、 用紙 Mを帯電 しな い状態では隔離状態に維持される。 従っ て、 用紙 Mは、 静電 吸着力のみによ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持されかつ Y 方向に回転移送される。

尚、 用紙 Mの保持動作を含む ドラ ム 1 回転後に、 帯電ロ ー ラ 2 1 を隔離させる よ う に して も よレヽ。

こ の後回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間に ノ ズル ヘ ッ ド （イ ン ク ジェ ッ ト ノ ズノレ 2 0 7 ) 2 0 0 力、らイ ンク を ジエ ツ ト しつつ回転移送中の用紙 Mにプ リ ン トする。 こ の期 間中に、 補充用帯電部 2 6 が働き、 諍電吸着力が一定に保た れる。 また、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙ロ ーダ 9 0 を働か せ次の用紙 Mを供給ス タ ンバイ 状態に してお く。

回転 ドラ ム 1 0 力 4 回転する こ と によ り 例えば Λ 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ 一プ リ ン 卜が終了する と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 除電部 7 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 M と電気 絶縁層 1 2 と の間の静電吸着力を消失させる と と も に、 用紙 剥離部を働かせてプ リ ン 卜済用紙 Mの先端側を機械的に剥離 する。 剥離 された用紙 Mは、 引渡手段も兼ねる用紙剥離部 1 4 0 に よ っ て用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡 される。

本実施例によれば、 一定の周速度で回転可能な回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に帯電ロ ーラ 2 1 か ら付与された静電吸着 力を利用 して用紙 Mを保持させかつ回転中の用紙 Mにィ ン ク ジエ ツ ト ノ ズル 2 0 7 力 らイ ン ク をジエ ツ ト して文字 · 画像 等をプ リ ン ト可能に形成 し、 帯電ロ ーラ 2 1 を所定のニ ッ プ 幅 Nで用紙 Mに接触 しつつ用紙 Mを回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に押圧可能かつ回転 ドラ ム 1 0 の回転と は独立 して 自 転 可能に形成 される ので、 用紙 Mをその後端側に引張 り （ し ご き） でき る か ら しわや橈み変形の発生や帯電ム ラ を防止する こ と ができ る と と も に、 帯電によ る静電吸着力の他に摩擦帯 電によ る静電吸着力 も補充でき る。 従っ て、 用紙 Mを確実か つ安定 して保持する こ と ができ る。

また、 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に電気抵抗値が 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 が形成 される の で、 さ らに帯電効率を よ り 向上でき る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 が電気抵抗値が 1 X I 0 ⁶ Ω · c m以 下の電気抵抗値を持つ導電性低発泡ゥ レ タ ン ゴム ロ ーラか ら 形成される の で、 給電効率が高 く かつ小 さ な押圧力でも所定 の二 ッ プ幅を安定 して維持でき る と と も に、 帯電ム ラや不安 定性を大幅に改善でき かつ摩擦帯電によ る静電吸着力を大幅 に増大でき る。 従って、 接触面積と 総合静電吸着力 と を大幅 に増拡大でき、 一段と 確実かつ安定 して保持する こ と ができ る。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 が 1 X 1 0 ⁸ Ω · c m以下の電気抵抗 値を持つ導電性繊維ブラ シロ ーラか ら形成 される ので、 一段 と 均一な帯電を行える。

また、 帯電ロ ーラ 2 1 力';、 回転 ドラ ム 1 0 の 1 回転中に所 定方向か ら回転 ド ラ ム 1 0 に供給された用紙 Mの先端か ら後 端までの全長に接触可能かつその後に用紙または外周面 1 1 か ら隔離可能に形成される ので、 帯電ロ ーラ 2 1 が静電吸着 保持 された用紙 Mや回転 ド ラ ム 1 0 側の例えば挟持爪等 と 干 渉 して しま う こ と を回避する こ と ができ る。

さ ら に、 口 一ラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 が前進 （接触） 状態 においてス プ リ ン グ 2 9 S P によ る付勢力 （引張力） で帯電 ロ ーラ 2 1 を ドラ ム外周面 1 1 側に押圧可能に形成 される の で、 用紙 Mを ド ラ ム外周面 1 1 への密着性をよ り 一段 と 安定 して高め られる。

さ ら に、 用紙ロ ーダ 9 0 力 用紙供給機能の他、 姿勢調整 機能および供給ス タ ンバイ機能を有する も の と される ので、 用紙 Mをス キ ュ一な く 回転 ド ラ ム 1 0側へ供給かつ保持させ る こ と ができ る と と も に、 次の用紙 Mについての給送工程を 先の用紙 Mのプリ ン ト運転中に終了でき る ので保持回転移送 およびプ リ ン 卜 の一層の高速化を図れる。

さ ら にま た、 補充用帯電部 2 6 を設け、 保持回転移送中お よびプ リ ン ト 中に減衰 した静電吸着力を補充可能に形成 され る ので、 保持回転移送を一段 と確実化でき る。

さ ら にまた、 除電部 7 0 を設け、 保持回転移送 （プ リ ン ト 運転） 後に帯電部 2 0 によ る静電吸着力 を消失化可能に形成 される ので、 用紙剥離部 1 4 0 によ る機械的剥離 （保持解除） を円滑化でき る。

さ ら に、 回転 ドラ ム 1 0 の回転方向に用紙ロ ー ダ 9 0 と 帯 電部 2 0 と 捕充用帯電部 2 6 と 除電部 7 0 と用紙剥離部 1 4 0 と プ リ ン ト へ ッ ド部 2 0 0 と がこ の順で配設 される ので、 帯電を中心 と して用紙供給か ら用紙剥離ま でを連続的にかつ よ り 安定 して行える。

以下、 本発明の第 8 実施例に係る イ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ンタ を図 2 3 を参照 して説明する。

こ のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ は、 一定周速度で回転可能な 回転 ドラ ム （回転 ドラ ム 1 0 ) の外周面 1 1 に帯電口 一ラ 2

1 を用いて付与された静電吸着力を利用 して用紙 Mを保持 さ せかつ回転中の用紙 Mにイ ンク ジエ ツ ト ノ ズル 2 0 7 からィ ンク を吹付けつつプ リ ン ト 可能に形成する と と も に、 帯電口 —ラ 2 1 を回転中の回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に外部力 ら 供給された用紙 Mが最初に接触する位置 P よ り も回転 ドラ ム

1 0 の回転方向の下流側において接触離反可能に配設 しかつ 外周面 1 1 に直接または間接的に接触 した状態で独立 した周 速度で回転可能に形成 される。

尚、 このイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 以下に説明する こ と を除いて前実施例のイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ と 実質的に同様 に構成 される ため、 同様部分を同一参照符号で示 してその説 明を省略または簡略化する。

図 2 3 において、 回転 ドラ ム 1 0 は中空であ り、 2 0 P P Mのマルチカ ラープリ ン ト を達成可能で一定周速度の 1 2 0 r p mで Y方向に回転可能である。 回転中心と なる シャ フ ト

1 5 は、 アー ス線 1 9 でアー ス接地 される。

回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 には、 電気抵抗値が 1 X 1 0

^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層 1 2 が形成される。 帯 電後の表面電位 （例えば、 5 0 0 V以上） を確保する ためで ある。 本実施例では、 ドラ ム外周面 1 1 に密着貼付け された 厚さ 2 5 μ ΐΏ のマイ ラ （ポ リ エ ス テゾレフ イ ノレム） シー ト 力 ら 形成 してある。 ま た、 外周面 1 1 の一部には補助用紙保持シ ス テ ム 4 1 (挟持爪 4 2 ) を組込み可能な凹部 1 3 が設け ら れる。 尚、 ガイ ド部 1 6， 1 6 は、 帯電ロ ーラ 2 1 を凹部 1

3 内に落込ませないためのも のである。

そ して、 回転 ドラ ム 1 0 の周辺には、 用紙ロ ーダ 9 0， 帯 電部 2 0， 補充用帯電部 2 6 (コ ロ ナ放電器） ， 除電部 7 0 (コ ロ ナ放電器） ， 用紙剥離部 （図示省略） ， プ リ ン ト へ ッ ド部 2 0 0 力；、 こ の順で回転 （ Y ) 方向の上流側か ら 下流側 に配設 される。

こ こ で、 用紙保持シス テム は帯電部 2 0 と挟持爪保持部 4 1 と カゝ ら形成 される。

用紙保持システ ムは、 用紙 Mを全体的に回転 ド ラ ム 1 0 の 外周面 1 1 に保持 させる ものである。 帯電部 2 0 は帯電口一 ラ 2 1 を用いて用紙 Mを静電吸着保持させる。

挟持爪保持部 4 1 は、 回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用紙 ロ ーダ 9 0 か ら供給される用紙 Mの先端 （図 2 4 の M ί ) 側 を保持する。 こ の挟持爪保持部 4 1 は静電吸着保持以外の例 えば負圧吸着保持および機械的挟持等のいずれかある いは任 意の組合せの構造に置換えて も 良レ、。

すなわち、 挟持爪保持部 4 1 は、 図 2 4 〜図 2 6 に示すよ う に、 挟持爪 4 2 と 常時挟持機構 4 3 と 常時解放ロ ッ ク機構 4 4 と ロ ッ ク 解除機構 4 5 と ロ ッ ク 復帰機構 4 6 と 力 らな り、 挟持爪 4 2， 常時挟持機構 4 3 および常時解放ロ ッ ク機構 4 4 を可動側た る回転 ドラ ム 1 0 の一方側端側に装着 し、 かつ ロ ッ ク 解除機構 4 5 お よび口 ッ ク 復帰機構 4 6 は静止側たる 本体ケ一ス内のブラ ケ ッ ト （図示省略） に取付けてある。 し 力 も、 ロ ッ ク 解除機構 4 5 およびロ ッ ク 復帰機構 4 6 は、 回 転 ドラ ム 1 0 の回転運動 〔詳 し く は、 回転 ドラ ム 1 0 の回転 位置 （角度） 〕 を巧に利用 しつつ常時挟持機構 4 3 お よび常 時解放口 ッ ク機構 4 4 と 関与 して挟持爪 4 2 の挟持 と挟持解 放と を行 う も の と 形成 される。

挟持爪 4 2 は、 爪 4 2 F， 係合部 4 2 C， セ ク タ ギア 4 2 G を有 し、 回転 ドラ ム 1 0 の凹部 1 3 内でピン 4 2 P を中心 に回動 自 在に取付け られる。 常時挟持機構 4 3 は、 ピ ン 4 3 P を中心に回動自在な レバ一 4 3 L (基端部 4 3 B， 先端部 4 3 F ) と， こ の先端部 4 3 F に設け られかつ上記セ ク タ ギ ャ 4 2 G と 嚙合 う セク タ ギヤ 4 3 G と， 基端部 4 3 B と 固定 部 4 3 R と の間に張設 されたス プ リ ン グ 4 3 S P と 力 らな り、 ス プ リ ン グ 4 3 S P の付勢力 （引張力） を利用 して、 挟持爪 4 2 を図 3 に 2 点鎖線で示す挟持状態を常時的に保つ。

常時解放口 ッ ク機構 4 ⁴ は、 ピン 4 4 P を中心に回動可能 なロ ッ ク レ ノく一 4 4 L 力 らな り、 こ の ロ ッ ク レ ノく一 4 4 し の 係合溝 4 4 Cが挟持爪 4 2 の係合部 4 2 C と係合分離可能に 形成 され、 両者 4 4 C , 4 2 C の係合によ り 挟持爪 4 2 を実 線で示す挟持解放状態に常時的に口 ッ ク 可能に形成 さ れる。

ロ ッ ク解除機構 4 5 は、 静止側の ピ ン 4 5 P を中心に回動 可能な レ バ 一 （先端部 4 5 F， 基端部 4 5 B ) 4 5 L と， ァ ク チユ エ一タ 4 5 A と 力 らなる。 こ のァ ク チユ エータ 4 5 A で レバー 4 5 L を ピ ン 4 5 P を中心に時計回転方向に回転さ せる と、 ピンカゝらなる先端部 4 5 F が回転 ドラ ム 1 0 の回転 に伴っ て移動 して来た 口 ッ ク レバ一 4 4 L の基端部 4 4 B と 係合する。 する と、 ロ ッ ク レバ一 4 4 L が時計回転方向に回 動 し挟持爪 4 2 ( 4 2 C ) と の係合が解ける。 従っ て、 挟持 爪 4 2 は、 ス プ リ ン グ 4 3 S P の付勢力で挟持可能状態と な る。 つま り、 常時解放ロ ッ ク 状態を解除でき る。

ロ ッ ク 復帰機構 4 6 は、 図 2 6 に示すよ う に、 静止側の ピ ン 4 6 P を中心に回動可能な レバー （先端部 4 6 F， 基端部 4 6 B ) 4 6 L と， ァ ク チユエータ 4 6 A と 力 らなる。 こ の ァク チユ エ一タ 4 6 A で レノく一 4 6 L を ピン 4 6 P を中心に 時計回転方向に回転させる と、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴つ て移動 して来た レバ一 ⁴ 3 L 力 レノく一 4 6 L の ピ ン力 らなる 先端部 4 6 F を押圧 しかつセ ク タ ギヤ 4 3 G , 4 2 G を介 し て挟持爪 4 2 を 2 点鎖線で示す挟持解放状態 と する こ と がで き る。 従っ て、 挟持爪 4 2 の係合部 4 2 C力 ロ ッ ク レバ一 4 4 L ( 4 4 F ) の係合溝 4 4 C に係合する。 つま り、 挟持爪 4 2 の常時挟持ロ ッ ク 状態に復帰でき る。

こ こ に、 用紙保持シス テムは、 用紙 Mに直接接触 して正電 荷を帯電させ、 アース された回転 ドラ ム 1 0 と の間に発生す る 静電吸着力を利用 して、 用紙 Mをその外周面 1 1 に全体的 に吸着保持 させる帯電部 2 0 (帯電ロ ーラ 2 1， 電源ュニ ッ ト 2 2 ) か ら形成 される。

帯電ロ ーラ 2 1 は、 導電性ゴム ロ ーラ か ら形成され、 こ の ロ ーラ の外周面と シャ フ ト 2 4 と の間の電気抵抗値を 1 X 1 0 ⁶ Ω . c m以下 と してかつシャ フ ト 2 4 を介 して電源ュニ ッ ト 2 2 か ら正電位 （例えば、 D C 1 . 5 k V ) を給電 （印カロ） 可能 と される。 尚、 導電性ゴム と しては、 ウ レタ ン ゴム （ポ リ エ ス テルイ ソ ミ アネ ー ト ） ， シ リ コ ン ゴム等から選択され る。 本実施例では、 導電性ウ レタ ンゴム を選択 した。

また、 こ の帯電ロ ーラ 2 1 は、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 によ り 駆動制御 される帯電ロ ーラモータ （図示省略） によ り ド ラ ム 外周面 1 1 に直接接触または用紙 Mを介 して間接的に接触 し た状態で ドラ ム周速度 と は独立 した周速度で回転可能 と され る。

すなわち、 帯電ロ ーラ 2 1 の周速度は、 ドラ ム周速度の周 速度の 9 9 . 9 8 〜 9 8 . 0 0 %内力 ら選択される。 ドラ ム 周速度 と の間に差をも たせて引張力 （ し ごき効果） を働かせ 用紙 Mの しやわ撓み変形， 浮上 り を確実に防止する と と も に 摩擦帯電量を よ り 増大 させる ためである。 従っ て、 帯電ロ ー ラ 2 1 は、 摩擦帯電部および機械的な し ごき手段と し ての機 能も有する と 理解 される。

さ ら に、 こ の帯電ロ ーラ 2 1 は、 回転中の回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に外部 （ 9 0側） から供給された用紙 Mが最初 に接触する搬入位置 P よ り も ド ラ ム回転 （ Y ) 方向の下流側 でその直後の位置において接触離反可能に配設 される。

こ れ と の関係で、 挟持爪保持部 4 1 は、 用紙 Mを電荷吸着 保持 させる 以前に用紙 Mの先端側を ドラ ム外周面 1 1 に静電 吸着力以外の機械的保持力によ って保持する。

補充用帯電部 2 6 の コ ロ ナ放電器は、 帯電ロ ーラ 2 1 に よ る静電吸着力で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に静電吸着 され た用紙 Mに、 减衰 した静電吸着力を補充する。 すなわち、 例 えば 4 ( + 2， 一 0 ) k Vを印カ卩 して正電荷を放電 して回転 ドラ ム 1 0 の回転中 （特に、 プ リ ン トへ ッ ド部 2 0 0 を用い たプ リ ン ト 中） に減衰 した静電吸着力を補って一定の静電吸 着力を維持する。

除電部 7 0 (コ ロ ナ放電器） は、 用紙剥離部によ っ て外周 面 1 1 から用紙 Mを剥離する のに先立ち、 諍電吸着力を除去 する。

用紙ロ ーダ 9 0 は、 一対の供給ロ ーラ 9 1， 9 2 力 らな り 回転 ドラ ム 1 0 側への用紙供給機能の他、 用紙 Mの姿勢調整 機能お よび供給ス タ ンバイ機能を有する。

すなわち、 図 2 3 で下方側か ら給送されて来た用紙 Mの先 端 M f は、 両供給ロ ー ラ 9 1， 9 2 の接触部 9 3 に突当て ら れかつ上流側のガイ ド 9 4 内で弾性変形 される。 従っ て、 用 紙 Mの先端は回転 ド ラ ム 1 0 の シャ フ ト 1 5 方向に一致され スキュ ーな く 供給可能 と なる。 用紙 Mのガイ ド 9 4 内での弾 性復元力は、 その姿勢調整力を助長する こ と ができ る。 姿勢 調整工程に入ったか否かは、 用紙セ ンサ 9 7 で確認可能であ る。

また、 姿勢調整が終了する と、 両供給ロ ーラ ⁹ 1， 9 2 は. 用紙 Mの先端が用紙セ ンサ 9 8 で検出 される位置ま で、 下流 側ガィ ド 9 6 に沿っ て用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 側へ移動 させ る。 従っ て、 用紙 Mの先端側が両ロ ーラ 9 1， 9 2 に よ っ て 嚙込まれる ので、 用紙 Mの後端側をガイ ド 9 4 の下方に配設 されたカセ ッ ト フ ィ 一ダ 7 1 あるいは手差フ ィ ーダ 6 1 力、ら フ リ ー とする こ と ができ る。 つま り、 こ の時点で次の用紙 M についての給送工程が終 り、 回転 ドラ ム 1 0 側への供給ス タ ンバイ 状態を確立する こ と ができ る わけである。 一層のプ リ ン ト 高速化に有効である。

そ して、 所定のタイ ミ ングで用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 の外 周面 1 1 へ供給する こ と ができ る。 こ こで、 供給された用紙 Mが最初に接触する位置つま り 外周面 1 1 上の搬入位置を P と する。 供給 された用紙 Mの先端 M f が搬入位置 P において 挟持爪保持部 4 1 の挟持爪 4 2 によ っ て外周面 1 1 (電気絶 縁層 1 2 ) に保持 された後は、 一方供給ロ ーラ 9 1 が ロ ーラ 位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 によ っ て図 2 3 に 2 点鎖線で示すよ う に右方向に移動される。 従っ て、 用紙 Mの後端側が フ リ ー と なる ので、 回転 ドラ ム 1 0 によ る回転移送の負荷と な らなレ、。 尚、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 は、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ー ラ 2 9 の場合 と 同様に形成 して ある。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 C P U , R O M , R A M等を含み プ リ ンタ全体を駆動制御可能である力 S、 用紙 Mの保持につい て直接的に関与 しない も の については図示省略 した。

本実施例の場合、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入 される と、 メ イ ンモ一 タ 1 0 Mを回転させる。 回転位置検出 器 1 0 S に よ っ て回転 ドラ ム 1 0 の回転位置 （角度） が予め 設定された回転位置に到達 した こ と が検出 される と、 用紙口 ーダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に されていた用紙 M を、 図 2 3 に示す回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周速度相当 の移 動速度で供給する。

供給 された用紙 Mの先端 M f が図 2 3 に示す搬入位置 P に 到達する と、 挟持爪保持部 4 1 (ロ ッ ク 解除槻構 4 5， 常時 挟持機構 4 3 ) が働き、 その先端を挟持爪 4 2 で挟持する。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 9 5 を働かせて用紙ロ ーダ 9 0 の 一方供給ロ ーラ 9 1 を図 2 3 の 2 点鎖線状態に移動する。 従 つ て、 用紙 Mの後端側は、 両供給口 一ラ 9 1， 9 2 カゝ ら フ リ 一状態 と なる ので、 回転 ド ラ ム 1 0 の回転移送負荷 と な らな レヽ o

これに前後 して （あるいは同時的に） 、 ローラ位置コ ン ト 口 一ラ 2 9 を駆動 して帯電ロ ーラ 2 1 を図 2 3 の 2 点鎖線状 態から実線状態に前進 させる。 つま り、 搬入位置 P が回転移 送されて来る 直前ま でに実行される。 ま た、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 独立 して回転される と と も に ドラ ム外周面 1 1 (電気絶 縁層 1 2 ) にス プ リ ン グ 2 9 S P の付勢力 （引張力） によ り 一定の押圧力で圧接 される。 また、 シャ フ ト 2 4 を介 し電源 ュニ ッ ト 2 2 から正電位が給電される。

従っ て、 供給されて来た用紙 Mの先端 M ί (搬入位置 Ρ ) が、 独立 した周速度で回転する帯電ロ ーラ 2 1 と ドラ ム周速 度で回転する電気絶縁層 1 2 と の間に突入 した時点か ら、 用 紙 Μを帯電する こ と ができ る。 すなわち、 用紙 Μの先端側で あっ て挟持爪 4 2 で挟持 された部位以降に、 正電荷を与えそ の静電吸着力で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に直ちに静電吸 着保持 させる こ と ができ る。

引続き、 帯電ロ ーラ 2 1 は、 ス プ リ ン グ ^{2 9} S P の付勢力 で ドラ ム外周面 1 1 に押圧 させ用紙 Mをその後退側に し ごき つつ帯電する。 つま り、 電荷吸着力によ り ドラ ム外周面 1 1 に保持 させる。 ま た、 帯電ロ ーラ 2 1 の独立 した周速度が ド ラ ム周速度の例えば 9 9 % と される。 従っ て、 用紙 Mに しわ ゃ撓み変形を発生させる こ と な く かつ密着性を高 く 安定して 保持でき る。

さ ら に、 带電ロ ーラ 2 1 が導電性ウ レタ ン ゴム ロ ーラ力 ら 形成されかつ電気絶縁層 1 2 に押圧接 されるので - ッ プ幅を 大き く でき る。 従って、 帯電にムラ がな く かつ安定帯電でき る と と も に、 摩擦帯電に よ る電荷も可能 と なるので用紙 Mを 一段と確実に保持でき る。 しかも、 電気絶縁層 1 2 の電気抵 抗値が非常に大き いの で、 帯電効率が高レ、。 用紙 Mは、 静電 吸着力のみによ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持されかつ Y 方向に回転移送される。

こ の後回転 ドラ ム 1 0 が 4 ( 2 〜 5 ) 回転する間にプ リ ン トへッ ド部 2 0 0 力 らイ ンク をジエ ツ ト しつつ回転移送中の 用紙 Mにプ リ ン トする。 こ の期間中に、 補充用帯電部 2 6 が 働き、 静電吸着力が一定に保たれる。 また、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 用紙ロ ー ダ 9 0 を働かせ次の用紙 Mを供給ス タ ンバ ィ 状態に してお く。

回転 ドラ ム 1 0 力 ^ 4 回転する こ と によ り 例えば A 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ ープ リ ン 卜が終了する と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は、 除電部 7 0 を働かせてプ リ ン ト済用紙 M と 電気 絶縁層 1 2 と の間の静電吸着力を消失させる と と も に、 用紙 剥離部を働かせてプ リ ン ト済用紙 Mの先端側を機械的に剥離 する。 剥離 さ れた用紙 Mは、 引渡手段も兼ねる用紙剥離部 1 4 0 によ っ て用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡 される。

本実施例に よれば、 一定周速度で回転可能な回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に帯電ロ ーラ 2 1 を用いて付与 された静電吸 着力を利用 して用紙 Mを保持 させかつ回転中の用紙 Mにィ ン ク ジエ ツ ト ノ ズル 2 0 7 カゝらイ ンク を吹付けつつプ リ ン ト 可 能に形成する と と も に、 帯電ロ ーラ 2 1 を回転中の回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に外部か ら供給された用紙 Mが最初に接 触する位置 P よ り も回転 ドラ ム 1 0 の回転方向の下流側にお いて接触離反可能に配設 しかつ外周面 1 1 に直接ま たは間接 的に接触 した状態で独立 した周速度で回転可能に形成 される ので、 しわゃ撓み変形の発生を防止でき用紙全面を外周面 1 1 によ り 均一かつ強く 密着でき る と と も に摩擦帯電効果を高 め られるか ら、 用紙を確実かつ安定 して保持させる こ と がで き る。 これによ り、 高速プ リ ン ト を一段 と 安定 して行える。

また、 帯電ローラ 2 1 が導電性ウ レ タ ン ゴム ロ ーラから形 成されるので、 帯電効率をよ り 高め られる と と もに二 ッ プ幅 の拡大によ り 用紙 Mの しわゃ撓み変形， 浮上 り 等を よ り 確実 に防止でき かつ摩擦帯電量を よ り 増大でき る。

また、 導電性ウ レ タ ン ゴム の帯電ロ ーラ 2 1 にシャ フ ト 2 4 か ら正電位を給電可能に形成 される の で、 給電機構を簡素 化でき 小型化も図れる。

また、 導電性ウ レタ ンゴムの帯電ロ ーラ 2 1 の外周面 と シ ャ フ ト 2 4 と の間の電気抵抗値が 1 X I 0 ^β Ω · c m以下 と さ れる ので、 給電効率を一段と 高め られかつ安定給電でき る。

また、 帯電口 一ラ 2 1 の周速度が回転 ドラム 1 0 の周速度 の 9 9 . 9 8 〜 9 8 . 0 0 % と されるので、 し ごき効果 と 摩 擦帯電量と を増大でき かつ静電吸着力を よ り 強化でき る。

また、 回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に電気抵抗値が 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気絶縁層が形成 される ので、 帯電効率を よ り 高め られる。

また、 用紙 Mを静電吸着保持 させる以前に用紙の先端側を 外周面 1 1 に静電吸着力を除く 保持力 （挟持力） を利用 して 保持する補助用紙保持システム （ 4 1 ) が設け られる ので、 その先端 M f を外周面 1 1 に強固に保持でき る。 従っ て、 帯 電ロ ーラ 2 1 によ る後端側への引張力 （ し ごき効果） および 摩擦帯電量を大幅に拡大でき る と と も に回転 ドラム 1 0 に対 する帯電ロ ーラ 2 1 の周速度差を広範囲内で設定切替 して運 転ができ る。

さ ら に、 ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 がスプ リ ング 2 9 S P の付勢力で帯電ロ ーラ 2 1 を一定押圧力を加えかっ しごき つつ帯電可能に形成 さ れるので、 帯電効率および しわ発生防 止等の効果を よ り 向上かつ一定化でき る。

さ ら にま た、 挟持爪保持部 4 1 が、 常時挟持機構 4 3， 常 時解放機構 4 4， ロ ッ ク 解除機構 4 5 および口 ッ ク 復帰機構 4 6 を含み、 回転 ドラ ム 1 0 の回転およびその位置 （角度） を利用 して挟持爪 4 2 の挟持， 挟持解除を行 う もの と 形成 さ れるので、 用紙 Mを用紙ロ ーダ 9 0 および用紙剥離部に対 し て よ り 正確な位置 と タ イ ミ ングで保持 · 保持解除 （剥離） で さ る。

以下、 本発明の第 ⁹ 実施例に係るイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ を説明する。

こ のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ は、 一定周速度で回転可能な 回転 ド ラ ムの外周面 1 1 に静電吸着力を利用 して用紙 Mを吸 着保持 させ、 かつ ドラ ム外周面に保持された用紙 Mにィ ン ク を吹付けてプ リ ン ト 可能なプ リ ン ト へ ッ ド部 2 0 0 を備え、 ドラ ム外周面 1 1 に半導電絶縁層 1 2 を形成する と と も に帯 電部を低電気抵抗値の導電性ゴム ロ ーラ 2 3 か ら形成 した構 成 と される。

尚、 こ のイ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ は、 以下に説明する こ と を除いて前実施例のィ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ と 実質的に同様 に構成 される。 こ のた め、 前実施例で用いた図 2 3 を参照 し、 その説明を省略または簡略化する。

このイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ では、 回転 ドラ ム 1 0 が外周 面 1 1 を構成する 1 X 1 0 ^{1 0}〜 1 X 1 0 ^{1 2} Ω · c m と レ、 ぅ 電 気抵抗値 （体積抵抗率） の半導電絶縁層 1 2 を有する。 これ は、 帯電後の表面電位を例えば、 5 0 0 V以上に確保する た めである。 こ の半導電絶縁層 1 2 は、 回転 ドラ ム 1 0 に密着 貼付された厚 さ 2 5 μ mのマイ ラ シ一 ト カゝ ら形成 される。

帯電部 2 0 は、 図 2 に示すロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 に よ っ て図 2 3 に示す実線状態 （接触） と 2 点鎖線状態 （離反） と に選択的に切換可能でかつ接触状態において用紙 M (ま た は半導電絶縁層 1 2 ) に直接帯電可能な帯電ロ ーラ 2 1 と， こ の帯電口 一ラ 2 1 に例えば D C + 1 . 5 k V を印加する電 源ユニ ッ ト 2 2 と 力 ら な る。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 電気抵抗値

(体積抵抗率） が 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の導電性ゴム ロ ーラ である。 帯電効率の向上 と圧接性の向上を図る。 導線性ゴム と しては、 ゥ レタ ンゴムゃシ リ コ ン ゴム等から選択 される。 本実施例では、 ウ レタ ンゴムを採用 した。

帯電部 2 0 と と も に用紙保持シス テ ムを形成する補充用帯 電部 2 6 は、 例えば 4 k Vを印加 して正電荷を放電可能な コ ロ ナ放電器か ら形成され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転中 （特に、 ノ ズルへ ッ ド 2 0 0 を用いたプ リ ン ト 中） に減衰 した電荷吸 着力を補っ て一定の静電吸着力を維持する ために用紙 Mに電 荷補充する も のである。

ロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 は、 制御ュ - ッ ト 2 5 0 に よ つ て、 前進 ， 後退される。 少 く と も前進は、 帯電ロ ーラ 2 1 が ドラ ム外周面 1 1 に接触 した直後に用紙 Mの先端を帯電す る こ と のでき る タイ ミ ングで実行される。

制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 装置電源が投入される と、 メ イ ン モータ 1 0 Mを回転させる。 次に、 制御ユニ ッ ト 2 5 0 は、 回転位置検出器 1 0 S によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の回転位置

(角度） が予め設定された回転位置に到達 したこ と が検出 さ れる と、 用紙ロ ー ダ 9 0 を駆動 して供給ス タ ンバイ 状態に さ れていた用紙 Mを図 2 3 に示す回転 ドラ ム 1 0 側へ ドラ ム周 速度相当の移動速度で供給する。 これに先立ち （ある いは同時的に） 、 ロ ーラ位置コ ン ト 口 ーラ 2 9 を駆動 して帯電ロ ーラ 2 1 を図 2 3 の 2 点鎖線状態 か ら実線状態に前進させる。 帯電ロ ーラ 2 1 は、 ドラ ム外周 面 1 1 (半導電絶縁層 1 2 ) にスプ リ ング 2 9 S P の付勢力 (引張力） に よ り 一定の押圧力で接触する。 制御ユニ ッ ト 2 5 ◦ は、 用紙 Mと接触する直前または同時的に電源ュニ ッ ト 2 2 を O N させて帯電ロ ーラ 2 1 に電圧印加 してお く。

従っ て、 供給されて来た用紙 Mの先端が， 回転 ドラ ム 1 0 の回転に従動回転する 帯電ロ ーラ 2 1 と 半導電絶縁層 1 2 と の問に突入 した時点か ら、 用紙 Mを帯電する こ と ができ る。 すなわち、 用紙 Mの先端に電荷を与えそ の静電吸着力で回転 ドラ ム 1 0 の外周面 1 1 に直ちに吸着保持 させる こ と ができ る。

こ の先端保持が確立 される と、 本実施例では回転位置検出 器 1 0 S の出力信号か ら確認 される と、 制御ュニ ッ ト 2 5 0 は用紙ロ ーダ 9 0 の一方ロ ー ラ 9 1 を図 1 の 2 点鎖線状態に 移動する。 従って、 用紙 Mの後端側は、 両ロ ーラ 9 1， 9 2 か ら フ リ ー状態と なる ので、 回転 ドラ ム 1 0 の回転移送負荷 と な らなレ、。

こ の よ う に して、 用紙 Mは、 電気抵抗値力； 1 X 1 0 。 Ω · c m以下の導電性ゴム ロ ー ラ 2 3 によ っ て回転 ドラ ム 1 0 の半 導電絶縁層 1 2 に圧接 されつつ帯電される。 こ れに よ り、 用 紙 Mは、 ドラ ム外周面 1 1 (半導電絶縁層 1 2 ) に密着 され、 回転 ドラ ム 1 0 の回転に伴っ て Y方向に回転移送される。

こ の よ う に、 用紙 Mは、 電気抵抗値力 S 1 X 1 0 ¹ °〜 1 X 1 0 ^{1 2} Ω · c mの半導電絶縁層 1 2 に静電吸着される ので、 連 続プ リ ン ト運転 して も 半導電絶縁層 1 2 が帯電 されすぎる こ と はな く、 余剰電荷は接地放電 される。 従っ て、 用紙 Mを回 転 ドラ ム 1 0 に確実かつ安定 して保持する こ と ができ る。

回転 ドラ ム 1 0 の 1 回転中に、 回転位置検出器 1 0 S の働 き によ っ て用紙 Mの後端が帯電ロ ーラ 2 1 を通過 したこ と が 検出 （確認） される と、 帯電ロ ーラ 2 1 はロ ーラ位置コ ン ト ロ ーラ 2 9 に よ っ て図 1 の 2 点鎖線状態に後退され用紙 M

(半導電絶縁層 1 2 側） から離反 される。 従っ て、 用紙 Mは、 静電吸着力のみによ っ て ドラ ム外周面 1 1 に吸着保持 されか つ Y方向に回転移送さ れる。

こ の後回転 ドラ ム 1 0 が 4 ( 2 ~ 5 ) 回転する間にプ リ ン トへッ ド部 2 0 0 力 らイ ンク をジエ ツ ト しつつ回転移送中の 用紙 Mにプ リ ン トする。 こ の期間中に、 捕充用帯電部 2 6 が 働き、 静電吸着力が一定に保たれる。 また、 制御ュ - ッ ト 2 5 0 は、 用紙口 一ダ 9 0 を働かせ次の用紙 Mを供給ス タ ンバ ィ 状態に してお く。

回転 ドラ ム 1 0 力 S 4 回転する こ と によ り 例えば A 4 サイ ズ の用紙 Mにマルチカ ラ ープ リ ン 卜が終了する と、 制御ュ - ッ ト 2 5 0 は用紙剥離部 1 4 0 を働かせてプ リ ン ト 済用紙 Mの 先端側を機械的に剥離する。 剥離された用紙 Mは、 用紙剥離 部 1 4 0 によ って用紙搬出機構 1 6 0 へ引渡される。

しか して、 本実施例に よれば、 一定の周速度で回転可能な 回転 ド ラ ム 1 0 と， こ の回転 ド ラ ム 1 0 の外周面 1 1 に用紙 Mを帯電させて静電吸着保持可能な帯電部 2 0 と、 ド ラ ム外 周面 1 1 に保持された用紙 Mにイ ン ク を吹付けてプ リ ン ト可 能なプ リ ン トヘ ッ ド （ 2 0 0 ) と を備え、 ドラ ム外周面 1 1 に電気抵抗値が 1 X 1 0 ¹ °〜 1 X 1 0 ^{1 2} Ω · c mの半導電絶 縁層 1 2 を形成する と と もに、 半導電絶縁層 1 2 を接地 し、 帯電部 2 0 を、 電気抵抗値が 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下で用紙 M を回転 ド ラ ム 1 0 の半導電絶縁層 1 2 に圧接 しつつ帯電可能 な導電性ゴム ロ ーラ 2 3 から形成される の で、 用紙 Mを回転 ドラ ム 1 0 に確実かつ安定 して吸着保持 しつつ高品質プ リ ン ト を安定 して行 う こ と ができ る。

また、 帯電部 2 0 を ドラ ム外周面 1 1 に圧接可能かつ離隔 可能な接離部を設け、 回転 ド ラ ム 1 0 がプ リ ン ト ' 排出回転 中は帯電部 2 0 を回転 ドラ ム 1 0 か ら離隔 した状態に保持す る構成 と されるので、 プ リ ン ト運転中お よび排出中の用紙 M に干渉する こ と がな く、 一段 と 円滑にプ リ ン トおよび用紙排 出を行 う こ と ができ る。 産業上の利用可能性

本発明に よれば、 回転 ドラ ムにプ リ ン ト媒体と して保持さ れた用紙にイ ンク を吹付けてプ リ ン ト を行 う イ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ において複雑な構造を必要 とせずにプ リ ン ト媒体を 回転 ドラ ム上に確実かつ安定に保持でき る。

Claims

請 求 の 範 囲

1 . 絶縁性の外周面を持ち一定の速度で回転する 回転 ドラ ム と、 プリ ン ト媒体を前記回転 ドラ ムに搬入する媒体供給部 と、 前記回転 ドラ ムの外周面にプリ ン ト媒体を保持 させる媒 体保持システム と、 前記回転 ドラ ムが所定回数だけ回転する 間に前記回転 ドラ ムの外周面に保持 されたプリ ン ト媒体にィ ンク を吹付ける こ と に よ り 画像をプ リ ン トする プリ ン トへ ッ ド部 と を備え、 前記媒体保持シス テ ムは前記媒体供給部によ つ て搬入される プ リ ン ト媒体の先端が回転 ドラ ムの外周面に 接触する搬入位置の上流でこ の外周面を帯電 し こ の帯電によ り 得られる静電吸着力でプ リ ン ト媒体を前記回転 ドラ ムに吸 着 させる第 1 帯電部、 並びに前記回転 ド ラ ムの回転に伴っ て 減衰する静電吸着力を補充する よ う プ リ ン ト媒体を帯電する 第 2 帯電部を有するイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

2 . 前記回転 ドラ ムは接地電位に設定 される シャ フ 卜 と、 前記外周面を構成する 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c m と い う 電気抵抗値の電気絶縁層 と を含み、 前記第 1 帯電部は前記 電気絶縁層に正電荷を付与する コ 口 ナ放電器を含む請求項 1 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

3 . 前記第 1 帯電部および前記第 2 帯電部の各々 は帯電極 性可変型の コ ロナ放電器を含む請求項 1 に記載のィ ン ク ジェ ッ ト プ リ ン タ。

4 . 前記媒体保持シス テ ムは前記媒体供給部によ っ て搬入 されたプ リ ン ト媒体を前記回転 ド ラ ムの外周面に押圧する絶 縁口 一ラ を含む請求項 1 に記載のイ ンク ジヱ ッ トプ リ ンタ。

5 . 前記媒体保持シス テ ムは前記回転 ドラ ムに保持 された プ リ ン 卜媒体に対 して前記絶縁口 一ラ を接触離反 させる 口 一 ラ位置制御手段を含む請求項 4 に記載のィ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ。

6 . 前記媒体保持シス テ ムはプ リ ン ト媒体を前記回転 ドラ ム の外周面上に保持させな く するために前記外周面を除電す る除電部を含む請求項 1 に記載のイ ンク ジエ ツ トプ リ ン タ。

7 . さ ら に前記回転 ドラ ムの外周面に沿って前記除電部の 下流側に配置 され前記外周面か らプ リ ン ト媒体を機械的に剥 離する媒体剥離部を備え る請求項 6 に記載のイ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ン タ。

8 . 前記第 2 帯電部は前記回転 ドラ ムに搬入 されたプ リ ン ト媒体に接触 しこ のプ リ ン ト媒体を前記回転 ド ラ ムの外周面 に押圧 しなが ら帯電する帯電ロ ーラ を含み、 前記第 1 帯電部 は前記帯電ロ ー ラ の帯電極性と 逆の極性で前記回転 ド ラ ム の 外周面を帯電する よ う 構成 される請求項 1 に記載のイ ン ク ジ エ ツ ト プ リ ンタ。

9 . 前記帯電ロ ー ラ は 1 X 1 0 ⁴〜 1 X 1 0 ⁶ Ω · c mの電 気抵抗値を有 し、 前記第 2 帯電部はさ ら に前記回転 ドラムに 保持される プ リ ン ト媒体の帯電完了後に前記回転 ド ラ ムの外 周面に対 して前記帯電ロ ーラ を離反する ロ ーラ位置制御手段 を含む請求項 8 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

1 0 . 前記第 2 帯電部はさ ら にプ リ ン ト媒体の搬入前にお いて前記回転 ドラ ムに接触 した状態にある前記帯電ロ ーラ を 帯電電位に設定 しプ リ ン ト媒体の搬入後において こ のプ リ ン ト媒体に接触 した状態にある 前記帯電ロ ーラ を接地電位に設 定する電位設定手段を含み請求項 8 に記載のィ ンク ジェ ッ ト プ リ ン タ。

1 1 . 前記第 2 帯電部は前記回転 ドラ ム の外周面に沿っ て 前記帯電ロ ー ラ の下流側に配置 され前記回転 ドラ ム外周面上 に保持 されたプ リ ン ト媒体に接触する導電性部材と、 こ の導 電性部材を前記 ドラ ム外周面に対 して接触離反する部材位置 制御手段を含み、 前記電位設定手段はさ ら に前記導電性部材 に帯電電位お よび接地電位の一方を選択的に設定する よ う 構 成 される設定請求項 1 0 に記載のイ ンク ジ - ッ トプ リ ンタ。

1 2 . 前記回転 ドラ ムは前記外周面を構成する 1 X 1 0 ^{1 2} 〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c m と い う 電気抵抗値の電気絶縁層を含み、 前記第 1 帯電部は帯電電位を切換可能に構成され、 前記帯電 ロ ーラ は 1 X 1 0 ⁴〜 1 X 1 0 ⁶ Ω · c mの電気抵抗値を有 し、 前記第 2 帯電部は さ ら に前記回転 ドラ ムに保持 される プ リ ン ト媒体の帯電完了後に前記回転 ドラ ムの外周面に対 して前記 帯電ロ ーラ を離反する ロ ーラ位置制御手段を含む請求項 1 0 に記載のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

1 3 . 第 2 帯電部の電位設定手段は前記帯電ロ ーラ に設定 される 帯電電位を切換可能に構成される請求項 1 0 に記載の イ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

1 4 . 第 2 帯電部の電位設定手段は前記導電性部材に設定 される帯電電位を切換可能に構成される請求項 1 0 に記載の イ ン ク ジェ ッ ト プ リ ン タ。

1 5 . 絶縁性の外周面を持ち一定の速度で回転する 回転 ド ラ ム と、 プ リ ン ト媒体を前記回転 ド ラ ム に搬入する媒体供給 部 と、 前記回転 ド ラ ム の外周面にプ リ ン ト媒体を保持 させる 媒体保持システム と、 前記回転 ドラ ムが所定回数だけ回転す る間に前記回転 ド ラ ム の外周面に保持 されたプ リ ン ト媒体に イ ン ク を吹付ける こ と によ り 画像をプ リ ン トするプ リ ン ト へ ッ ド部 と を備え、 前記媒体保持シス テ ム は前記媒体供給部に よ っ て搬入される プ リ ン ト媒体を帯電 し こ の帯電によ り 得ら れる静電吸着力でプ リ ン ト媒体を前記回転 ドラ ムに吸着 させ る帯電部、 並びにプ リ ン 卜媒体のプ リ ン ト後か ら次のプ リ ン ト媒体の搬入までの間に前記回転 ドラ ムの外周面に接触 して こ の外周面の残留電荷を除去する除電部 と を有するィ ン ク ジ エ ツ ト プ リ ン タ。

1 6 . さ ら に前記回転 ド ラ ム の前記外周面からプ リ ン ト媒 体を機械的に剥離する媒体剥離部を備え、 前記媒体供給部、 帯電部、 媒体剥離部、 プ リ ン ト へッ ド部お よび除電部は前記 回転 ド ラ ム の外周面に沿つ て順番に配置 される請求項 1 5 に 記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

1 7 . 前記帯電部は前記媒体供給部に よ って搬入 される プ リ ン ト媒体の先端が前記回転 ド ラ ムの外周面に接触する搬入 位置の下流でプリ ン ト媒体に接触 し こ のプ リ ン ト媒体を前記 回転 ド ラ ム の外周面に押圧 しなが ら帯電する帯電ロ ーラ を含 む請求項 1 6 に記載のイ ンク ジヱ ッ ト プ リ ンタ。

1 8 . 前記帯電ロ ーラ は 1 . 5 K V の直流高電圧がシャ フ ト を介 して印加される 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の電気抵抗値の 導電性ゴム ロ ーラ である請求項 1 7 に記載のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

1 9 . 前記帯電部お よび除電部を前記回転 ド ラ ム の外周面 に対 して接触離反可能に構成 される請求項 1 5 に記載のィ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

2 0 . 前記除電部は前記回転 ドラ ムがプ リ ン ト媒体を保持 せずに 1 回転する 間前記回転 ドラムの外周面に接触する位置 に維持 される請求項 1 9 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

2 1 . さ ら に前記除電部が前記回転 ド ラ ムの外周面か ら残 留電荷を除去 してから前記帯電部が次のプ リ ン ト媒体のため の帯電動作を行 う までに前記回転 ドラ ムの外周面に残留する 付着物を除去する ク リ ーナ部を備える請求項 1 5 に記載のィ ンク ジェ ッ ト プ リ ンタ。

2 2 . 前記帯電部は前記媒体供給部によ って搬入 される プ リ ン ト媒体の先端が前記回転 ド ラ ム の外周面に接触する搬入 位置の下流でプ リ ン ト媒体に接触 し こ のプ リ ン ト媒体を前記 回転 ド ラ ム の外周面に押圧 しなが ら帯電する導電性ゴム の帯 電ロ ー ラ である請求項 1 5 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

2 3 . 前記帯電ロ ーラ は 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の電気抵抗 値を有 し、 前記回転 ドラ ムは前記外周面を構成する 1 X 1 0 ^{1 2}〜 1 X 1 0 ^{2 0} Ω · c mの電気抵抗値の電気絶縁層を有 し、 前記除電部は除電ブラ シで構成 され、 前記ク リ ーナ部はク リ —エ ングブ レー ドで構成 される 請求項 2 2 に記載のイ ンク ジ エ ツ ト プ リ ンタ。

2 4 . 前記帯電ロ ーラ、 除電ブラ シお よびク リ ーニ ン グブ レー ドがそれぞれ前記回転 ドラ ムの外周面に対 して接触離反 可能に構成 される請求項 2 3 に記載のイ ンク ジヱ ッ ト プ リ ン タ。

2 5 . 絶縁性の外周面を持ち一定の速度で回転する 回転 ド ラ ム と、 プ リ ン ト媒体を前記回転 ドラ ムに搬入する媒体供給 部 と、 前記回転 ド ラ ム の外周面にプ リ ン ト媒体を保持 させる 媒体保持シス テム と、 前記回転 ドラ ムが所定回数だけ回転す る間に前記回転 ド ラ ム の外周面に保持されたプリ ン ト媒体に イ ンク を吹付ける こ と によ り 画像をプ リ ン トする プ リ ン トへ ッ ド部 と を備え、 前記媒体保持シス テ ムは前記媒体供給部に よ っ て搬入 される プ リ ン ト媒体を帯電 し こ の帯電に よ り 得 ら れる諍電吸着力でプ リ ン ト媒体を前記回転 ドラ ムに吸着 させ る 弾性帯電ロ ーラ、 お よびプ リ ン ト媒体を前記回転 ド ラ ム の 外周面に押圧する前記帯電ロ ー ラ の二 ッ プ幅を増大 させる よ う 前記帯電ロ ーラ に機械的圧力を加える ロ ーラ圧接手段を有 するイ ンク ジエ ツ トプ リ ンタ。

2 6 . 前記回転 ドラ ムは前記外周面を構成する 1 X 1 0 ^{1 2} 〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気抵抗値の電気絶縁層を有 し、 前 記帯電ロ ー ラ は 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の電気抵抗値で 2 0 土 5 度の硬度を持つ導電性ゴム ロ ーラ である請求項 2 5 に記載 のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

2 7 . 前記圧接手段はプリ ン ト媒体が前記回転 ド ラ ムの外 周面上に存在 しない場合に前記帯電ロ ーラ を前記回転 ド ラ ム か ら離れた状態に維持する よ う 構成される請求項 2 5 に記載 のイ ン ク ジェ ッ ト プ リ ン タ。

2 8 . 前記帯電ロ ーラ は前記回転 ド ラ ム の回転と は独立 し て 自 転可能に形成 される請求項 2 5 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

2 9 . 前記回転 ド ラ ムは前記外周面を構成する 1 X 1 0 ^{1 2} 〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気抵抗値の電気絶縁層を有する請 求項 2 8 に記載のイ ン ク ジエ ツ トプ リ ン タ。

3 0 . 前記帯電ロ ー ラ は 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の電気抵抗 値の導電性低発泡ゴム ロ ーラである請求項 2 9 に記載のィ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

3 1 . 前記帯電口 一 ラ は 1 X 1 0 ⁸ Ω · c m以下の電気抵抗 値の導電性繊維ブラ シロ ーラ である請求項 2 9 に記載のィ ン ク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

3 2 . 前記圧接手段は前記回転 ドラ ムがプリ ン ト媒体と 一 緒に一回転する間において前記帯電ロ ー ラ をプ リ ン ト媒体の 先端から後端まで連続的に接触 させ、 こ の後前記回転 ドラ ム か ら離れた状態にする よ う構成 される請求項 2 8 に記載のィ ン ク ジ ェ ッ ト プ リ ン タ。

3 3 . 前記帯電ロ ーラ は前記回転 ド ラ ム の外周面に直接ま たは間接的に接触 した状態で独立な速度で回転可能に形成さ れる請求項 2 5 に記載のイ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ンタ。

3 4 . 前記帯電ロ ーラ が導電性ゴム ロ ーラである請求項 3 3 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

3 5 . 前記導電性ゴム ロ ーラ はシャ フ ト を介 して正電位に 設定される請求項 3 4 に記載のイ ン ク ジヱ ッ ト プ リ ン タ。

3 6 . 前記導電性ゴム ローラ は自 身の外周面か ら シ ャ フ ト ま での範囲において 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の電気抵抗値を有 する請求項 3 5 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

3 7 . 前記帯電ロ ー ラ の周速度は前記回転 ド ラ ム の周速度 の 9 9 . 9 8 〜 9 8 . 0 0 %に設定される請求項 3 3 に記載 のイ ン ク ジ ェ ッ ト プ リ ン タ。

3 8 . 前記回転 ドラ ムは前記外周面を構成する 1 X 1 0 ^{1 2}

〜 1 X 1 0 ² ° Ω · c mの電気抵抗値の電気絶縁層を有する請 求項 3 3 に記載のイ ンク ジエ ツ トプ リ ンタ。

3 9 . 前記媒体保持シス テ ムはさ らにプ リ ン ト媒体が媒体 供給部に よ っ て前記回転 ドラ ムに搬入されてか ら帯電部に よ つ て帯電される までにプ リ ン ト媒体の先端を諍電吸着力以外 の保持力で前記帯電 ド ラ ムの外周面に固定する補助固定手段 を含む請求項 3 3 に記載のイ ンク ジエ ツ ト プ リ ンタ。

4 0 . 前記回転 ドラ ムは前記外周面を構成 し接地電位に設 定される 1 X 1 0 ^{1 Q}〜 1 X 1 0 ^{1 2} Ω · c mの電気抵抗値の半 導電絶縁層を有 し、 帯電ローラ は 1 X 1 0 ⁶ Ω · c m以下の電 気抵抗値の導電性ゴム ロ ーラ である請求項 2 5 に記載のイ ン ク ジエ ツ ト プ リ ン タ。

4 1 . 前記ロ ーラ圧接手段はプ リ ン ト媒体のプ リ ン ト開始 か ら排出ま での問前記帯電ロ ーラを前記回転 ドラムか ら離れ た状態に維持する よ う 構成される請求項 4 0 に記載のィ ン ク ジ エ ツ ト プ リ ン タ。