WO1996025072A1 - Chaise a dossier separable - Google Patents

Description

明 細 書

背もたれが分離する椅子

技 術 分 野

本願発明は、 椅子の背もたれが腰を支える腰受けと、 肩を支える肩受けに 分離され、 腰と肩を同時に別々に支えるように構成されているもので、 β時 間使用しても疲労がたまらないよう案出された椅子に関するものである。

背 景 技 術

一般的に、 椅子の安楽感を高めるために、 着席者の脊椎の傾き、 又は座る 姿勢に合うように背もたれの傾きを調節する必要がある。

従来、 背もたれの傾きを調節する方法として、 着席者が背もたれに寄りか 力 り、 力を加えるほど背もたれが弾力を持って後ろに反り返るようにした り、 又は着席者が手動で背もたれの傾きを調節するよう構成する、 2つの方 法があった。

しカ し、 背もたれが一つの本体となっているために、 腰を支える部分と肩 を支える部分の傾きを、 別々に調節するのに多くの困難があった。

即ち、 人毎に脊椎の傾きが異なって、 座る姿勢が多様なのにもかかわら ず、 背もたれが一つの本体で構成されているので、 椅子に腰を支えるように 座れば肩を支えられず、 肩を支えるように座れば腰を支えられないのが一般 的であり、 長時間椅子を使用するようになれば、 腰に無理が来て疲労を感じ るようになり、 業務の能率も低下する弊害があった。

従って、 本願発明の目的は、 上のような従来の問題点を解決するために、 着席者の脊椎の傾き、 又は座る姿勢と関係なく、 常に着席者の腰と肩を同時 に別々に支え、 長時間使用しても疲労を感じず使用できる背もたれが分離す る椅子を提供することにある。 発明の開示

本願発明は、 上記のような目的を達成するために、 椅子の背もたれを腰を 支える腰受けと肩を支える肩受けに分離構成し、 腰受けと肩受けが別々に自 由に動けるようにするために、 腰受けと肩受けの支持台を各々別個に構成す るものを特徴とする。

着席者が背もたれに寄りかかり、 力を加えるほど背もたれが弾力を持って 後ろに反り返る椅子において、 従来は、 背もたれが一つの本体で構成さ れ、 一つ又は二つに構成された支持台により、 椅子座板の下のヒンジ軸に結 合され、 支持台にコイルスプリング等の弾性体と結合させ、 弾力調節ノブを 設置することで、 背もたれが支持台の弹カにより後ろに傾き、 弾力を調節す るように構成されていた。

しカゝし、 本願発明は背もたれを腰受けと肩受けに分離し、 各々互いに異 なる支持台により、 椅子座板に直接結合させたり、 又はヒンジ軸を通じて椅 子座板に結合させ、 板スプリングで支持台を作り、 支持台自体の弹カにより 腰受けと肩受けが別々に自由に動くようにも構成したり、 または各々の支持 台にコイルスブリングなどの弾性体を装置し、 各々の支持台が弾力を持つて し、 弾力を調節するために調節ノブを設置し、 弾力を調節するようにもでき る。

そして、 本願発明において腰受けと肩受けの支持台を椅子座板の下のヒン ジ軸に結合させる方法と、 腰受けと肩受けの支持台が弾力を持つようにする ため、 スブリング等の弾性体を椅子座板の下に設置する方法、 及び弾性体の 弾力を調節するため、 弾性調節ノブを設置する方法は、 従来の背もたれが弾 力を持って後ろに傾く椅子において、 公知の技術であるので、 本願発明は椅 子の背もたれが腰受けと肩受けに分離し、 腰受けと肩受けが別々に後ろに傾 くことができるよう、 各々の支持台を別個に構成したものを特徴とする。 そして、 本願発明は、 背もたれを腰受けと肩受けに分離し、 腰受けは腰受 け支持台により椅子座板の下のヒンジ軸に結合させ、 肩受けは肩受け支持台 により腰受けの後面上段に設置したヒンジ軸に結合させ、 公知の方法に従 い、 腰受け支持台と肩受け支持台が弾力を持つようにスプリング等の弾性体 を設置することで、 腰受けと肩受けが別に弾力を持つて後ろに反り返るよう に構成することもできる。

又は、 乗用車の運転席のように手動で背もたれの傾きを調節する椅子にお いて、 従来は、 背もたれが一つの本体で構成され、 二つに構成された支持台 の中に 1つの支持台が椅子座板の片側側面に付着された傾き調節装置の連結 片に結合させ、 他の 1つの支持台は椅子座板と背もたれ間に設置されたヒン ジ軸により椅子座板と結合され、 傾き調節装置のつまみで背もたれの傾きを 調節するように構成されていた。

し力 し、 本穎発明は、 背もたれを腰受けと肩受けに分離構成し、 従'来の椅 子座板の片側側面に付着させていた公知の傾き調節装置を椅子座板の左右側 面に 1つずつ設置し、 片側側面には傾き調節装置の支持台連結片に二つの腰 受け支持台中の一^ ^を結合させ、 傾き調節装置の軸をヒンジ軸とし、 —つ。) 肩受け支持台中の一つを結合させ、 反対側の側面には傾き調節装置の連結片 に、 二つの肩受け支持台中の他の一つを結合させることで、 傾き調節装置の 軸をヒンジ軸して二つの腰受け支持台中の一つを結合させようて、 椅子座板 の片側側面に設置された傾き調節装置のつまみとして、 腰受けの傾きを調節 し、 椅子座板の反対の片側側面に設置された傾き調節装置のつまみとして、 肩受けの傾きを調節するように構成したものである。

そして、 本願発明は、 背もたれを腰受けと肩受けの分離し、 椅子座板の片 側側面の設置された傾き調節装置の連結片に、 二つの腰受け支持台中の一つ を結合させ、 他の一つの支持台を椅子座板と腰受けの間にヒンジ軸を設置し て結合させ、 腰受けの片側側面上段に傾き調節装置を設置し、 二つの肩受け 支持台中の一つを傾き調節装匱の連結片に結合させ、 他の一つの支持台を腰 受けと肩受けの間にヒンジ軸を設置して結合させることで、 椅子座板の側面 に設置された傾き調節装置のつまみで、 腰受けの傾きを調節し、 腰受けの側 5面に設置された傾き調節装置のつまみで、 肩受けの傾きを調節することがで きるよう構成することもできる。

図面の嬢単な説明

第 1図は、 本願発明の第 1実施例の椅子の断面図

第 2図は、 第 1図の作動部を抜粋した斜視図

10 第 3図は、 本願発明の第 2実施例の主要作動部を抜粋した分解斜視図

発明を実施するための最良の形態

以下の本願発明の第 1実施例を第 1図及び第 2図により詳細に説明すると 次のようになる。

椅子の背もたれは、 腰受け支持台 (27)に支持された腰受け（40)と肩受け支 持台 (37)に支持された肩受け（50)に分離構成し、 腰受け支持台 (27)と肩受け 支持台（37)は各々前端部に形成されたヒンジ軸 (28)及びブラケット（29)によ り、 椅子座板 (60)の下に結合され、 各々の支持台（27) (37)の下にコイルスフ リング（22) (23)が設置され、 上記スプリング（23) (33)を支え、 スプリングの 弾力を調節するノブ (24) (34)を設置するために、 下端にネジ部が形成された 0調節ノブ軸 (22) (32)が椅子座板 (60)の下に垂直に固着され、 腰受け支持台 (27)の水平板 (20)と肩受け支持台（37)の水平板（30)には、 調節ノブ軸 (22) (32)が貫通する調節ノブ軸孔 (26) (36)が形成される。

そして、 腰受け支持台 (27)の水平板 (20)と、 肩受け支持台（37)の水平板 (30)は、 後端部で各々腰受け（40)と肩受け（50)に連結される垂直板 (25) (35) 25を形成し、 コイルスプリング (23) (33)の弾性により、 自由に動く支持台によ り腰受け (40)と肩受け（50)は、 着席者が腰と肩を後ろに寄りかかる程度に、 別々に弹カを持って後ろに反り返りながら、 同時に腰と肩を支えるようにな り、 調節ノブ (24) (34)を通じスプリングの弾力を調節するようになる。 そして、 腰受け（40)の後面に肩受け支持台 (37)の垂直板 (35)が位置するの で、 腰受け (⁴0)が後ろに反り返るとき障害になるものとも考えられるが、 一 般的に着席者が椅子を使用するとき、 椅子座板 (60)に位置する骨盤を球心点 にして腰と肩が後ろに反り返るので、 腰が肩よりもっと後ろに反り返る場合 はな 、ために、 肩受け支持台（37)の垂直板 (35)が腰受け（40)の作動の妨害に ならない、 コイルスフリングは他の形態のスプリングまたはトシヨンバーと ような弹性体に代替使用できる。

未説明符号 80は椅子の足であり、 90は輪、 そして 100じや肘掛けである。 第 3図は、 背もたれの傾きを手動で調節する椅子に適用された本願発明の 第 2実施例である。

第 3図のような構成の実施例によれば、 椅子の背もたれは腰受け支持台 (42， 42' )に支持された腰受け（40)と、 肩受け支持台 (52， 52' )に支持された肩 受け（50)に分離構成され、 各々の支持台（42， 42' ) (52, 52' )は、 従来に椅子座 板 (60)のある片側の側面に付着し背もたれを支持台の 1つに連結していた傾 き調節装置 (200， 300)と各々結合される。

従来に背もたれの傾きを手動で調節していた椅子は、 背もたれが 1つで あつたために、 背もたれの下に左右両側に分かれた 2つの支持台中で、 1つ の支持台が椅子座板の片側側面に付着した傾き調節装置の支持台の連結片に 結合され、 他の 1つの支持台は椅子座板と背もたれの問にヒンジ軸を設置し て結合させることにより、 1つの傾き調節装置に付着したつまみを使用して 背もたれの傾きを手動で調節することが可能であつた。 し力 >し、 本顧発明は、 背もたれが腰受け（40)と肩受け（50)に分離され、 各々の腰受け支持台 (42， 42' )と肩受け支持台（52, 52' )を持つので、 椅子座板 (60)の左右両面に 1つずつ傾き調節装置（200， 300)を設置し、 片側側面には 傾き調節装置 (300)の支持台連結片 (304)に 2つの肩受け支持台 (52, 52' )中の 5 1つ（52，）を結合させ、 傾き調節装置の軸（302)をヒンジ軸にして、 2つの腰 受け支持台 (42， 42' )中の 1つ（42' )を結合させ、 他の片側側面には傾き調節 装置（200)の支持台連結片（204)に 2つの腰受け支持台（42， 42' )中の他の一つ (42)を結合させ、 傾き調節装置の軸 (202)をヒンジ軸にして、 2つの肩受け 支持台（52, 52' )中の他の 1つ（52)を結合させることにより、 着席者は椅子座 10板の片側側面の傾き調節装置のつまみ（306)を使用し、 肩受け支持台 (52， 52' )の傾きを調節し、 他の片側側面の傾き調節装置のつまみ (206)を使用し、 腰受け支持台 (42， 42' )の傾きを調節するようになる。

そして、 本頼発明の第 2実施例で摘示した公知の傾き調節装置は、 今日乗 用車運転席の傾き調節装置として広く使われるものとして、 ギア一で構成さ れた調節装置であるが、 ぜんまい（スプリング）で構成された傾き調整装置も 同一な方法で結合させ代替使用できる。

従って、 fl要受け（40)と肩受け（50)は、 傾きを手動で調節できる各々別個の 支持台（42, 42' ) (52， 52' )を持つようになるので、 着席者は自身の脊椎の傾 き、 又は望みの姿勢に合う傾き程度に腰受け支持台 (42， 42' )と肩受け支持台0 (52, 52' )の傾きを手動で別々に調節し、 腰受け（40)と肩受け（50)が同時に腰 と肩を支えるようにすることができる。

産業上の利用性

上のような本顧発明の作用効果を説明すると次のようである。

即ち、 本願発明の構成により、 着席者の脊椎の傾き、 又は座る姿勢の多様5性にもかかわらず、 腰受けと肩受けはスフリングの弾力により、 又は各々の 支持台を手動で調節することにより、 常に着席者の腰と肩を腰受けと肩受け が同時に別々に支えるようになり、 安楽感を高めさせ、 疲労感がなく、 長時 間椅子を使用するようにして、 着席者の業務上の能率を向上させうる効果が ある。

Claims

請求の範囲

背もたれが弾力を持って後ろに傾く椅子において、

背もたれが腰を支える腰受けと肩を支える肩受けに分離され、 各々の弾 力を持つ互いに異なる支持台により、 椅子座板に結合されるものを特徴 とする、 背もたれが分離する椅子

背もたれが弾力を持って後ろに傾く椅子において、

背もたれが、 腰を支える腰受けと肩を支える肩受けに分離され、 腰受け は弾力を持つ腰受け支持台により椅子座板に結合され、 肩受けは弾力を 持つ肩受け支持台により腰受けの上段に設置されるものを特徴とする背 もたれが分離する椅子

背もたれの傾きが手動で調節される椅子において、

背もたれが、 腰を支える腰受けと肩を支える肩受けに分離され、 二つず つに構成された各々の支持台が、 椅子座板の左右側面に一つずつ設置さ れた傾き調節装置の支持台連結片と傾き調節装置の軸に一つずつ結合 されるものを特徴とする背もたれが分離する椅子

背もたれの傾きが手動で調節される椅子において、

背もたれが、 腰を支える腰受けと肩を支える肩受けに分離され、 椅子座 板の片側側面に設置された傾き調節装置の連結片に、 二つの腰受け支持 台中の一つが結合され、 他の一つの支持台が椅子座板と腰受けの間に設 匱されたヒンジ軸に結合され、 腰受けの片側側面上段に傾き調節装置が 設置され、 二つの肩受け支持台中の一つが傾き調節装置の連結片に結合 され、 他の一つの支持台が腰受けと肩受けの間に設置されたヒンジ軸に 結合されるものを特徴とする背もたれが分離する椅子