WO1996023313A1

WO1996023313A1 - Dispositif de commutation

Info

Publication number: WO1996023313A1
Application number: PCT/JP1996/000124
Authority: WO
Inventors: Yoshiyuki Aoki
Original assignee: Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho
Priority date: 1995-01-23
Filing date: 1996-01-19
Publication date: 1996-08-01
Also published as: JPH08203377A

Description

明細書スィツチ装置技術分野

本発明は、内部にスブリングを組み込んだスィツチ装置に関するものである。背景技術

【従来の技術】

従来、スィツチ装置の中にはスブリングを用いてノブの戻し力を得ているものがある。このスィッチ装置を組み立てる工程において、円柱状にガイドを設けたボディに圧縮コイルパネをセッ卜した後、そのボディにノブを組付けるェ程へと配送される。

しかし、このような円柱状にガイドを設けたボディに圧縮コイルパネをセットしたものでは、配送途中において圧縮コイルパネが倒れる場合がある。すると、ノブを組付ける工程において、再度圧縮コイルパネを定位置に組付け直した後にノブを組付けなければならない。従ってノブを組付ける工程において、圧縮コィルバネを組み直す手間がかかるので、組付け時間が長くなるという問題があった。発明の開示本発明は上記事実を考慮し、その目的は組立て工程において、圧縮コイルバネが倒れるのを防ぐことができるスィツチ装置を提供することにある。

スィツチ本体に対して出没方向に移動可能に支持された操作部材を、その突出方向に付勢するコイルバネを備えたスィツチ装置において、前記スィツチ本体に係止部が形成されている。係止部は、ボディの底面に形成されたガイド凹部と、そのガイド凹部の内側面に形成されたリブとにより、圧縮コイルパネの一端を固定することができるので、圧縮コイルパネの倒れを防止することがでさる。

また、前記係止部は、スィッチ本体の底面に突出形成された略円柱状のガイドと、そのガイドの外側面に形成された前記コイルパネと係合するリブとから成り立つている。従って、係止部は略円柱状のガイドのリブに、コイルパネが係合される。リブはコイルパネの内径より大きく形成され、リブの先端がコィルバネの弾性力によりつぶれて、コイルバネの一端が固定されるので、コイルパネの倒れを防止することが出来る。

また、前記コイルバネの端には密着巻き部が形成されていて、前記リブは該密着巻き部に対応した高さに形成されている。リブの上端には所定の角度の斜面が形成され、これによりコイルパネを容易に組付けることができる。

図面の簡単な説明

図】… （a) は一実施例のスィッチ装置の一部断面図，

(b) は一部平面図である。図 2 （a) は一実施例のスィッチ装置の一部断面図,

(b) は一部平面図である。図 3…一実施例のスィッチ装置の断面図である。図 4ー（a) は別例のスィッチ装置の一部断面図、

(b) は一部平面図である。図 5— (a) は別例のスィッチ装置の一部断面図、

(b) は一部平面図である。図 6…従来のスィッチ装置の一部断面図である。

実施例図 3は、本実施例のプッシュスィッチの断面図である。

ブッシュスィッチ 1のボディ 2は、略直方体状に形成されている。そのボディ 2の一側面図が開口されており、押しボタン用のノブ 3が取着られたノブホルダ 4が出没方向に移動可能に収容されている。そして、ノブ 3とノブホルダ 4 とにより操作部材が構成されている。

ボディ 2の底面 5とノブホルダ 4との間には圧縮コイルパネ 6が配置され、その圧縮コィルバネ 6の弾性力によりノブ 3及びノブホルダ 4が突出方向（図 3の上方）に付勢されている。圧縮コイルパネ 6の両端には密着巻き部 7が形成されている。密着巻き部 7は、所定の巻き数（本実施例では 2巻）分形成されている。

図 1 ( a ) に示すように、ボディ 2の側面 8には、固定接点部 9が設けられている。ノブホルダ 4には、可動接点 1 0を有するコンタクト 1 1が取着されている。そして、圧縮コイルパネ 6の弾性力に杭してノブ 3を操作すると、そのノブ及びノブホルダ 4の移動に従って可動接点 1 0と固定接点部 9とが接続される。

また、ボディ 2の底面 5には、略円柱状のガイド 1 2が形成されている。図 1 ( b ) に示すように、ガイド 1 2の側面には、複数（本実施例では 3つ）のリブ 1 3が突出形成されている。リブ 1 3は、三角形状に形成されている。図 2 ( b ) の二点鎖線で示すように、各リブ 1 3の頂点を通る円 Sの直径 R 1 力、圧縮コイルパネ 6の内径 R 2よりも大きく形成されている。リブ 1 3の上端は、その先端に向かって所定の角度の斜面 1 4が形成されている。そして、図 1 ( a ) に示すように、リブ 1 3の高さは、圧縮コイルバネ 6密着巻き部 7 に対応して、圧縮コイルバネ 6の 2巻き分の高さに設定されている。

圧縮コイルバネ 6は、リブ 1 3の先端がつぶれ、圧縮コイルバネ 6の弾性力によりボディ 2に固定されている。また、圧縮コイルバネ 6は、リブ 1 3によりガイド 1 2から所定の間隔を空けて保持されるようになっている。即ち、ノブ 3の操作により圧縮コイルバネ 6が圧縮されても、圧縮コイルパネ 6とガイド 1 2とはこすれあわないようになつている。また、リブ 1 3の高さは、圧縮コイルパネ 6の密着巻き部 7に対応して設定されているので、ノブ 3の操作により圧縮された圧縮コイルバネ 6がリブ 1 3にあたらないようになっている。従って、ノブ 3の操作に従ってって圧縮される圧縮コイルパネ 6と、ガイド 1 2又はリブ 1 3とがあたることがないので音の発生を防止することが出来る。圧縮コイルパネ 6を組付ける工程において、圧縮コイルパネ 6は、図示しないパーツフィーダのホッパーに投入される。このとき、圧縮コイルバネ 6は、両端に密着巻き部 7が形成されているので、互いに絡まりあわない。従って、パーツフィーダの振動により圧縮コイルパネ 6が 1つ 1つ分離されて組付け作業者の手元に搬送されるので、圧縮コイルパネ 6を分離する手間を省くことが出来る。

作業者は、圧縮コイルパネ 6をボディ 2の底面 5に向かって押圧する。すると、圧縮コイルバネ 6の密着巻き部 7は、リブ 1 3の上端に形成された斜面 1 4により拡径された伏態でボディ 2の底面に到達する。そして、圧縮コイルバネ 6の弾性力によりリブ 1 3の先端がつぶれて、圧縮コイルパネ 6の一端がボディ 2に固定される。

この状態で、ボディ 2を次のノブ 3を組付ける工程に搬送しても、圧縮コィルバネ 6の一端がボディ 2に固定されているので、圧縮コイルバネ 6は倒れない。従って、ノブ 3を組付ける工程において、圧縮コイルパネ 6を組付け直す手間がかからなくなり、組付け時間を短縮することができる。

このように、本実施例のブッシュスィッチ 1によれば、ガイド 1 2の側面にリブ 1 3を形成し、そのリブ 1 3により圧縮コイルパネ 6の一端をボディ 2に固定するようにした。その結果、圧縮コイルパネ 6を組付けたボディ 2を次のノブ 3を組付ける工程に搬送しても、圧縮コイルパネ 6の一端がボディ 2に固定されているので、圧縮コイルバネ 6は倒れるのを防止することができる。そのため、ノブ 3及ぶノブホルダ 4を組付ける工程において、圧縮コイルパネ 6を組付け直す手間がかからなくなるので、組付け時間を短縮することができる。

また、圧縮コイルパネ 6は、リブ 1 3によりガイド 1 2から所定の間隔を開けて保持されるので、圧縮コイルパネ 6とガイド 1 2とが擦れることはない。そのためノブ 3の操作時に圧縮コイルバネ 6とガイド 1 2とが擦れる音の発生を防止することができる。また、ボディ 2及び係止部の材質としては、熱可塑性樹脂、例えば P B T (ボリブチレンテレクタレート），ナイロン樹脂（例えば、ガラス入りナイ口ン）， A B S (アタリロニトリルブ夕ジエンスチレン）， P C (ボリ力一ボーネート）， P O M (ポリオキシメチン）等が好適に用いられる。これらの材質を使うことにより、ボディ 2及び係止部の一体成形が可能となる。実施例 2 尚、本発明は以下のように変更してもよく、その場合にも同様の効果が得られる。

1 ) 上記実施例ではブッシュスィッチ 1に具体化したが、シーソースィッチブッシュロックスィツチ等の他にスィツチ装置に具体化して実施してもよい。

2 ) 上記実施例では、両端に密着巻き部 7を形成した圧縮コイルパネ 6を用いて実施したが、一端にのみ密着巻き部 7を形成した圧縮コイルバネ 6を用いて実施してもよい。

3 ) 上記実施例では、ガイド 1 2の側面にリブ 1 3を 3つ形成したが、リブ 1 3の数を 2つまたは 4つ以上に適宜変更して実施してもよい。

4 ) 上記実施例では、圧縮コイルバネ 6を組み付けた場合、リブ 1 3の先端が圧縮コィルバネ 6の弾性力によりつぶれて圧縮コィルバネ 6の一端を固定するようにしたが、リブ 1 3の先端がつぶれる必要はなく、圧縮コイルパネ 6が拡径した伏態で固定されるようにしてもよい。このとき、リブ 1 3の先端を結ぶ円 Sの直径 R 1があまり大きいと、圧縮コイルバネ 6が座屈してしまう場合があるので、直径 R 1を適当な大きさに設定する必要がある。

5 ) 上記実施例では、圧縮コイルバネ 6の弾性力によりリブ 1 3の先端がつぶれて圧縮コイルバネ 6を固定するようにしたが、予めリブ 1 3の先端に圧縮コィルバネ 6の密着巻き部 7に対応した凹部を形成し、その凹部に圧縮コィルバネ 6の密着巻き部 7に係合させて圧縮コィルバネ 6を固定するようにしてもよい。

6 ) 上記実施例では、円柱状のガイド 1 2とその側面に形成したリブ 1 3とにより係止部を構成したが、係止部を任意の形状にしてもよく、例えば図 4に示すように、略三角柱伏のガイド 1 2のボディ 2の底面 5に突出形成し、その頂点をリブ 1 3として実施してもよい。

7 ) 上記実施例では、ボディ 2の底面 5に突出形成したガイド 1 2とそのガィド 1 2の側面に形成したリブ 1 3とにより係止部を構成したが、図 5 ( a )

( b ) に示すように、底面 5に形成された凹部 2 1 と、その凹部 2 1の内側面に形成したリブ 2 2の上端に形成された斜面 2 3により縮径されて凹部 2 1に挿入される。そして、リブ 1 3は、圧縮コイルバネ 6の弾性力によりつぶされて、圧縮コイルバネ 6が固定される。

以上、この発明の各実施例について説明したが、各実施例から把握できる請求項以外の技術思想について、以下それらの効果とともに記載する。

ィ）請求項 2のスィッチ装置において、リブ 1 3はコイルバネ 6の内径よりも大きく形成されたスィッチ装置。この構成により、リブ 1 3の先端がコイルバネ 6の弾性力によりつぶれて、コイルバネ 6の一端が固定されるので、コィルバネ 6の倒れを防止することが出来る。

口）請求項 1のスィッチ装置において、前記係止部は、ボディ 2の底面に形成されたガイド凹部 2 1 と、そのガイド凹部 2 1の内側面に形成されたリブ 2 2とにより構成されたスィッチ装置。この構成により、上記実施例と同様に圧縮コィルバネ 6の一端を固定することができるので、圧縮コィルバネ 6の倒れを防止することが出来る。

ノ、）請求項 2 , 3又は上記口）のスィッチ装置において、リブ 1 3， 2 2の上端には所定の角度の斜面 1 4 , 2 3が形成されたスィッチ装置。この構成により、コイルパネ 6を容易に組付けることができる。

尚、本発明でいうコイルバネとはコイル状のバネをいい、圧縮により弾性力を発揮するものをいう。コイルパネの例としては、円筒コイルバネ、鼓形コィルバネ、たる形コイルバネ、円錐コイルパネがある。

Claims

請求の範囲

1. スィッチ本体（2) に対して出没方向に移動可能に支持された操作部材

(3、 4) を、その突方向に付勢するコイルパネ（6) を備えたスィッチ装置において、

前記スィッチ本体（2) にコイルバネ（ 6) の一端を固定する係止部 ( 1 2、 1 3、 2 1、 22) を備えたスィッチ装置。

2. 前記係止部は、スィッチ本体（2) の底面（5) に突出形成された略円柱状ガイド（ 1 2) と、そのガイド（ 1 2) の外側形成され前記コイルバネ

(6) と係合するリブ（ 1 3) とから構成された請求項 1に記載のスイツチ装置。

3. 前記コイルパネ（6) の端には密着巻き部（7) が形成され、前記リブ

( 1 3) は該密着巻き部（7) に対応した高さに設定されていた請求項 2 に記載のスィツチ装置。

4. 係止部には、（ 1 2, 1 3, 2 1 , 22) は、熱可塑性樹脂から形成されている請求項 1ないし請求項 3に記載のスィツチ装置。