WO1995027521A1 - Appareil d'analgesie portable - Google Patents

Description

明 細 書

携 帯 鎮 痛 装 置

〔技術分野〕

本発明は、 患者の体外に取り付けて携帯できる鎮痛装置に関 するものである。

〔背景技術〕

従来、 患者の疼痛を鎮痛 · 緩和するために、 定期的に鎮痛剤 等を患者に投与していた。 そのために患者は定期的に通院をす るか、 または長期間入院をしなければならない。

鎮痛剤等の薬液を患者に定期的に注射するこ とは、 患者にと つても施術者にとっても肉体的負担が大きい。 そこで、 入院患 者に対して、 定期的に自動的に薬液を注射する自動注射装置も 開発されてきたが、 装置が大型で高価であること、 患者の行動 を相当に拘束するこ となどの問題があった。

そこで、 患者の行動を拘束せず、 入院 · 通院 · 在宅患者のい ずれに対しても適用できる簡便な自動注射装置が長く要請され てきた。

〔発明の開示〕

本発明の目的は、 患者の体外に取り付けて、 患者の判断で薬 液を体内に注入するこ とができる簡便で携帯自在な鎮痛装置を 得るこ と める。

本発明の携帯鎮痛装置は、 上記目的を達成するために、 薬液 を所定の時間持続して流出する薬液持続注入器と、 該注入器の 出口に連結されていて薬液の流出を遮断する開閉弁と、 該開閉 弁の出口に連結されていて三方向の流路を有する三方コネクタ と、 該三方コネクタの一端に連結されていて薬液を貯留する可 撓性のリ サーバと、 前記三方コネク夕の他端に連結されていて 薬液が所定の圧力を超えたときにのみ開く圧力一方弁とからな る

本発明の携帯鎮痛装置においては、 予め所定の容量および持 続時間の薬液持続注入器を準備し、 患者の症状に応じて所定の 薬液を所定量注入器に注入する。 その後、 開閉弁を開いて所定 の長時間にわたってリ ザーパ内に薬液を移し替える。 この移替え の時間、 患者は装置を身体に装着したまま自由に行動できる。 注入器から リ ザーパへの薬液の移替え時間は、 薬液の効果が 持続する時間とほぼ一致する。 患者が疼痛を感じたとき、 リ ザ ーバを患者自身が圧縮してリサーバ内の薬液を圧力一方弁をか いして身体内に注入する。

次の疼痛に備えて、 患者は病院にてまたは自宅にて有資格者 によつて注入器に薬液の補給を受けるこ とができる。

〔図面の簡単な説明〕

第 1 図は、 本発明の携帯鎮痛装置の平面図である。

第 2図は、 第 1図の Π— Π線からみた縦断面図である。

第 3図は、 薬液持続注入器に薬液を注入しているときの動作 説明図である。

第 4図は、 注入器から リ サーバへの薬液を移し換えていると きの動作説明図である。

第 5図は、 リ サーバへの薬液移換え完了時の動作説明図であ 第 6図はリ ザーバを圧縮したときに薬液が装置外部に注出す るさいの動作説明図である。

〔発明を実施するための最良の形態〕

第 1 図から第 6図までを参照して、 本発明の携帯鎮痛装置の 実施例について説明する。

第 1 図および第 2図に示すように、 本発明の携帯鎮痛装置は. 主と して薬液を所定の時間持続して流出する薬液持続注入器 1 と、 注入器 1 の出口に連結されていて薬液の流出を遮断する開 閉弁 2 と、 開閉弁 2の出口に連結されていて三方向の流路を有 する三方コネク タ 3 と、 三方コネク タ 3の一端に連結されてい て薬液を貯留する可撓性の リ ザーバ 4 と、 三方コネクタ 3の他 端に連結されていて薬液が所定の圧力を超えたときにのみ開く 圧力一方弁 5 とからなる。

開閉弁 2 と三方コネクタ 3 とはメスルァ . コネクタ 6 によつ て連結され、 圧力一方弁 5の出口にはォスルァ · コネクタ 7が 連結されるこ とが好ま しい。 メスルァ ' コネクタ 6 は開閉弁 2 の操作を容易にするためのスペースを確保し、 また、 ォスルァ • コネク タはカテーテル等の接続を容易にする。

薬液持続注入器 1 と しては、 本出願人が開発した薬液持続注 入器 （特 r第 1384289 号） がある。 この注入器は、 薬液の注入 部と流出部とをバルーンによって接続し、 バルーン内に薬液を 注入し、 流出部から薬液を長時間にわたって流出する機能を有 している。

薬液持続注入器 1 は、 円筒本体 11の両端に薬液注入部 12と薬 液流出部 13とを取り付け、 円筒本体 11の外周にパル一ン 14を取 り付け、 パル一ン 14の内部と円筒本体 11の内部とを連通孔 15に よつて連通した構成になっている。

円筒本体 11を省略し、 注入部 12と流出部 13とをバル一ン 14に よつて直接に連結してもよい。

注入部 12は逆止弁 121 が設けられていて、 注入薬液の逆流を 防止する。 パル一ン 14は弾性材料からつく られ、 所定量の薬液 を収容するこ とができる。 流出部 13には制御通路 131 が設けら れていて、 薬液の流出時間を制御する。

バル一ン 14の膨張時、 外部からの作用を防止するために安全 カバー 16が装着されている。

開閉弁 2、 メ スルァ ' コネク タ 6、 三方コネク タ 3 、 ォスル ァ ' コネクタ 7 については慣用の市販品を使用する。

リ ザーバ 4は耐久力のある可撓性材料 （例えば、 ポリ エチ レ ン、 ポ リ プロ ピ レ ン等からつく られ、 球形、 円等形、 蛇腹形状 等に成形されている。 リ ザーバ 4は、 破損、 汚染等の場合に備 えて、 三方コネクタ 3 に着脱自在に取り付けられる。

圧力一方弁は、 例えば市販のア ンブレラ弁が好ま しい。 この アンブレラ弁は常態では閉じていて、 内圧が例えば約 2 5 0 mm H gを超えたときに開く ように設定されている。 この設定圧力 は、 注入器 1 から リ ザーバ 4への薬液の注入圧力 （約 1 0 0 — 2 0 0 龍 H g ) では作動しないが、 リ ザーバ 4内に薬液が充満 しているときに リ ザーバ 4 を圧縮したときの圧力 （約 3 5 0 — 4 0 0 匪 H g ) よ りは低い。

次に、 第 3図から第 6図までを参照して、 本発明の携帯鎮痛 装置の動作について説明する。

まず、 第 3図に示すように、 開閉弁 2 を閉じ、 リ ザーバ 4 を 最大限に圧縮し、 薬液持続注入器 1 の注入部 12から注射器等

(図示せず） によ って薬液 （例えば、 生理食塩水、 ブ ドウ糖液. 抗生物質液、 鎮静剤、 鎮痛剤、 へパ リ ン、 ニ ト ロ グ リ セ リ ン溶 液等） を所定量注入する。 薬液はバルーン 14内に一旦貯留され る o

注入器 1 の容量および注入持続時間等は、 患者の症状に合せ て、 予め選定してある。

上述のように準備した後に、 本装置を患者の身体に固定し、 カテーテル等 （図示せず） をかいしてォスルァ * コネクタ 7 と 体内とを連結する。 本装置を患者の身体に固定した後に上述の 薬液注入を行っても よい。

次に、 第 4図に示すように、 開閉弁 2 を開く。 薬液は、 バル ーン 14の収縮力によ って流出部 13の制御通路 131 を通り、 開閉 弁 2 、 メ スルァ ' コネ ク タ 6、 三方コネ ク タ 3 をかい して、 リ ザーバ 4内に長時間 （例えば、 0. 5— 1 0時間） 徐々に貯留さ れ o

最後に、 第 5図に示すように、 バルーン 14内の薬液がすべて リ ザーバ 4内に移り替る。 リ ザーバ 4が薬液で満杯になる前に 開閉弁 2 を操作するこ とによ って、 リ ザーパ 4内の薬液貯留量 を調節するこ ともできる。 しか し、 薬液移替え途中での開閉弁 操作は、 医師の厳重な指導の下で行われなければならない場合 もあるので、 開閉弁 2 を途中での操作不能にするための口 ッ ί 機構 （図示せず） を設けてもよい。

その後、 患者が疼痛を感じ始めたとき、 第 6図に示すよう に 患者が措等でリ ザーバ 4 を圧縮すれば、 薬液は三方コネクタ 3 圧力一方弁 5、 ォスルァ ' コネクタ 7 をかいして外部 （患者体 内） に流出する。

前述した動作を繰り返すこ とによって、 本装置は再使用でき る。 もちろん、 1 回の使用ごとの使捨にしてもよい。

〔産業上の利用可能性〕

本発明の装置は、 通常の疾病治療、 終末医療のみならず、 救 急治療にも適用できる。 また、 鎮痛だけではなく、 鎮静、 解毒- 解熱、 栄養補給等にも適用できる。

Claims

補正書の請求の範囲 [ 1 9 9 4さ 9 1 2日 （1 2 . 0 9 . 9 4 ) 国際事務局受理：出願当初の請求の範囲 iは補正され た請求の範囲 1に置き換えられた。 （1頁） ]

1 . (補正後） 薬液を流出部の制御通路をかいして所定の時間接続し て流出する薬液持続注入器と、 該注入器の出口に着脱自在に連結されて いて薬液の流出を遮断す.る開閉弁と、 該開閉弁の出口に連結されていて 三方向の流路を有する三方コネクタと、 該三方コネクタの一端に着脱自 在に連結されていて、 常態時は収縮しており、 前記注入器からの薬液が 流入するにつれて膨張して薬液を貯留する可撓性の伸縮自在のリザーバ と、 前記三方コネクタの他端に連結されていて該リザーバが押圧されて 該リザーバ内の薬液が所定の圧力を越えたときにのみ開いて、 該リザ一 バ内の薬液を流出する圧力一方弁とからなる携帯鎮痛装置。

i正された用紙 （ 1 9条）