JP2005288158A - 薬剤持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(pca)装置 - Google Patents

薬剤持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(pca)装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 流量制御管により薬液を微量持続注入しながら、リリース弁により薬液を追加投与できることに加えて、薬液充填時間を制御できる患者制御鎮痛装置を提供する。
【解決手段】 加圧状態で薬液を貯蔵し、薬液流出部2から薬液を流入及び流出させるリザーバ1と、前記薬液流出部2から延びた持続注入用の薬液流通チューブ3と、該薬液流通チューブ3に配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と前記リザーバ1から流出する薬液の流量を調節する流量制御装置4と、前記リザーバ1と前記流量制御装置4との間の前記薬液流通チューブ3から分岐した追加投与用の薬液流通チューブ5と、該薬液流通チューブ5に配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と前記リザーバ1から流出する薬液の流量を調節する流量制御装置4と、前記薬液流通チューブ5の末端に設けられた押圧変形自在なサブリザーバ7を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、薬液持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(PCA)装置に関し、さらに詳細には、流量制御管により薬液を微量持続注入しながら、リリース弁により薬液を追加投与できることに加えて、流量制御管の内径と長さを変えることで薬液充填時間を制御し、また、サブリザーバの大きさを変えることで投与量を任意に選択することができ、さらにはラインが簡略で、かつ、操作が容易で、リーク等の故障が生じることのない、製造コストの安い持続注入しながら追加投与できるPCA装置に関する。
近年、麻酔科領域において、術後疼痛、癌性疼痛等をやわらげるために、薬液を微量持続注入できる器具を使用した硬膜外カテーテル挿入法が盛んに行われている。このような治療法では、患者の症状は様々であり、所定量の鎮痛剤を微量持続注入している途中でも、患者が急な痛みを訴えることがある。そのような緊急の際に対処するため、患者自らがワンショットで鎮痛剤を投与して痛みを緩和できる用具の開発が進められている。そのような用具として、薬液を投与量貯槽から選択的に押し出すために患者によって作動される制御手段を備えた薬液自己注入用具(特許文献1、特表昭63−501195号公報)や携帯鎮痛装置(特許文献2、WO95/27521)、連続/ボウラス注入装置(特許文献3、特表平3−505538号公報)が公知である。
特表昭63−501195号公報 WO95/27521 特表平3−505538号公報
前記薬液自己注入用具(特表昭63−501195号公報)では、患者が押しボタンを自らの手で押すことにより、患者の体内に薬液が微量投与される機構である。患者が手を離すと患者への薬液注入が遮断されて、チャンバーへの薬液の再充填は、可撓性シート自体では元の状態に戻りにくいので、薬液容器(バルーン内に封入された薬液をバルーンの復元力によって吐出するようになっている)からの薬液を押し出す力によってのみ行われる。この薬液自己注入用具は患者へ薬液をボウラス投与することが目的であり、患者へ薬液を持続投与することができないという欠点を有している。
また、前記携帯鎮痛装置(WO95/27521)は、薬液持続注入器、開閉弁、三方コネクタ、圧力一方弁が一直線上に接続され、リザーバが直列の一線に垂直に三方コネクタを介して接続された装置であり、予め所定の容量および持続時間の薬液持続注入器を準備し、患者の症状に応じて所定の薬液を所定量注入する。その後、開閉弁を開いて、流量制御部により所定の時間にわたってリザーバ内に薬液を移し替える。患者が疼痛を感じたとき、リザーバを患者自身が圧縮して、圧力一方弁を介してリザーバ内の薬液を患者の身体内に注入する。このように前記携帯鎮痛装置にはライン中に開閉弁が設けられているため、薬液持続注入器から流れ出た薬液を、患者が簡易に遮断することが可能で、正確な投与を行うことができないという危険性を有している。さらに、前記薬液自己注入用具と同様に、患者へ薬液をボウラス投与することが目的であり、患者へ薬液を持続投与することができないという欠点も有している。
さらに、前記連続/ボウラス注入装置(特表平3−505538号公報)は、リザーバに1本の薬液流通チューブを接続し、この薬液流通チューブの先端に2本の分岐チューブを接続し、その1方の分岐チューブに患者などの操作によって必要時に所定量の薬液を押し出す注入装置を接続して、この注入装置の薬液排出口に接続した排出管と前記他方の分岐チューブとをまとめて1本の薬液流通チューブにした構造である。使用時には、薬液注入装置を手首に装着した状態で、カテーテルを患者に挿入する。患者が疼痛を感じた時に、患者自身は注入装置内に貯められた薬液を押し出すことで、所定量の薬液が患者に注入され、疼痛を和らげることができる。しかし、この構造では、リザーバの周辺で薬液流通チューブと分岐チューブが交錯したりするため、患者にとっては携帯や取り扱いが煩わしく、注入装置の操作にも支障を与えやすい。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、流量制御管により薬液を微量持続注入しながら、リリース弁により薬液を追加投与できることに加えて、流量制御管の内径と長さを変えることで薬液充填時間を制御し、さらにサブリザーバの大きさを変えることで投与量を任意に選択することができ、ラインが簡略で、かつ、操作が容易で、リーク等の故障が生じることのない、製造コストの安い持続注入しながら追加投与できるPCA装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するために、本発明者らが鋭意、検討の結果、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と、管路抵抗によりリザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管からなる流量制御装置を、持続注入するための薬液流通チューブだけでなく、追加投与するための薬液流通チューブにも設けることにより、薬液を持続注入しながら追加投与できることに加えて、流量制御管の内径と長さを変更することでサブリザーバへの薬液充填時間を制御し、さらにはサブリザーバの大きさを変更することで追加投与量も任意に選択できる、ラインが簡略で、かつ、操作が容易で、リーク等の故障が生じることのない、製造コストの安い、薬液を持続注入しながら追加投与できるPCA装置を見出した。本発明では、さらに、追加投与時に患者によってサブリザーバから押し出された薬液がリザーバへ逆流しないように逆止弁を設けるのが好ましい。
すなわち、本発明は、(i)加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ、薬液流出部から薬液を流入および流出させるリザーバと、(ii)前記薬液流出部から延びた持続注入用の薬液流通チューブと、(iii)該持続注入用の薬液流通チューブに配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と、管路抵抗により前記リザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管とからなる流量制御装置Aと、(iv)前記リザーバと前記流量制御装置Aとの間の前記薬液流通チューブから分岐した追加投与用の薬液流通チューブと、(v)該追加投与用の薬液流通チューブに配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と、管路抵抗により前記リザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管とからなる流量制御装置Bと、(vi)前記追加投与用の薬液流通チューブの末端に設けられた押圧変形自在なサブリザーバを含むことを特徴とする薬剤持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(PCA)装置である。
本発明では、前記追加投与用の薬液流通チューブと前記リザーバとの間に設けた持続注入用の薬液流通チューブに、さらに、追加投与時に前記リザーバへの薬液の逆流を防止する逆止弁を設けてもよい。
また、本発明では、前記薬液流出部から延びた持続注入用の薬液チューブは、前記リザーバの薬液流出部を接続する部分と流量制御部に接続する部分との2部分からなり、追加投与用の薬液流通チューブとともに、三方コネクタで接続される。
本発明では、リザーバとしてよく用いられているバルーンの圧力により排出された薬液が、持続注入用の薬液流通チューブを流れ、持続注入用の薬液流通チューブに設けられた流量制御装置中の流量制御管を通過して、患者に微量持続注入されると同時に、薬液が追加投与用の薬液流通チューブにも流れて、追加投与用の薬液流通チューブに設けられた流量制御装置中の流量制御管を通過してサブリザーバに充填される。そして、追加投与時に患者の手の力によりサブリザーバが押圧変形されて押し出された薬液が、追加投与用の薬液流通チューブに設けられた流量制御装置中のリリース弁を通過し、この時に逆止弁が薬液のバルーンへの逆流を防ぎ、薬液が持続注入用の薬液流通チューブに設けられた流量制御装置中のリリース弁を通過して、患者に追加投与される。また、本発明のPCA装置を採用することにより、薬液を持続注入しながら追加投与できることに加えて、流量制御管の内径と長さを変更することでサブリザーバへの薬液充填時間を制御し、サブリザーバの大きさを変更することで追加投与量も任意に選択でき、また、ラインが簡略になり、操作が容易で、リーク等の故障が生じることもないので、薬液の追加投与に好適であり、さらには製造コストが安いので、患者の経済的負担を軽減することができる。
本発明のPCA装置は、特にバルーン付き薬液持続注入器(鎮痛剤、麻酔剤、抗生物質、抗癌剤などの薬液を血管、皮下、硬膜外等に微量且つ持続して投与する手段として使用されているもので、ゴム弾性材料からなるバルーンに薬液を充填し、このバルーンの収縮する力を利用して薬液を注入する)に接続して、一定量の薬液を持続注入しながら、患者の痛みに応じて一定量の薬液を追加投与できるものとして適している。
次に、本発明の一実施態様を図面に基づいて説明する。図1は、リザーバに接続された状態の、薬液持続注入ならびに追加投与可能な本発明のPCA装置を示す概略図であり、図2は、図1に示す流量制御部4および6の一実施態様を示す縦断面図であり、図3は、同様に図1に示す流量制御部4および6の別な実施態様を示す縦断面図である。また、図4は、図2の流量制御部を用いたPCA装置であり、図5と図6は、図4の流量制御部4および6の機能をより詳しく説明するための縦断面図である。さらに、図7は、図3の流量制御部を用いたPCA装置であり、図8と図9は、図7の流量制御部の機能をより詳しく説明するための縦断面図である。
図1に示すように、本発明のPCA装置は、加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ薬液流出部2から薬液を流入および流出させるリザーバ1と、薬液流出部2から延びた持続注入用の薬液流通チューブ3と、該持続注入用の薬液流通チューブ3に配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と管路抵抗によりリザーバ1から流出する薬液の流量を調節する流量制御管からなる流量制御装置4と、リザーバ1と流量制御装置4との間の薬液流通チューブ3から分岐した追加投与用の薬液流通チューブ5と、該追加投与用の薬液流通チューブ5に配置された前記と同様の流量制御装置6と、追加投与用の薬液流通チューブ5の末端に設けられた押圧変形自在なサブリザーバ7を含み、さらに、追加投与用の薬液流通チューブ5とリザーバ1との間に、追加投与時にリザーバ1への薬液の逆流を防止する逆止弁8により構成される。
図2は、本発明の特徴的な部分である流量制御装置4または6の一実施態様の縦断面図であり、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするアンブレラ弁21と、管路抵抗によりリザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管22からなる。
図3は、本発明の特徴的な部分である流量制御装置4または6の他の実施態様の縦断面図であり、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするゴム状弾性膜31と、管路抵抗によりリザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管32からなる。
流量制御装置4または6は、それぞれ、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁21と管路抵抗によりリザーバ1から流出する薬液の流量を調節する流量制御管22からなるか、あるいは、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁31と管路抵抗によりリザーバ1から流出する薬液の流量を調節する流量制御管32からなる。流量制御装置4または6は、同じリリース弁および流量制御管を有してもよく、または異なったリリース弁および流量制御管を有してもよい。
リザーバ1内のバルーン9の圧力により排出された薬液は、持続注入用の薬液流通チューブ3を流れ、持続注入用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置4中の流量制御管22または32を通過して患者に微量持続注入されると同時に、薬液が追加投与用の薬液流通チューブ5にも流れて、追加投与用の流量制御装置6中の流量制御管22または32を通過してサブリザーバ7に充填され、追加投与時に患者の手の力により押し出された薬液が、追加投与用の薬液流通チューブ5に設けられた流量制御装置6中のリリース弁21または31を通過し、この時に逆止弁8が薬液のバルーン9への逆流を防ぎ、薬液が持続注入用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置4中のリリース弁21または32を通過して、患者に追加投与される。
図4は、図1の流量制御装置4および6に図2の流量制御装置を用いた実施例であり、図5と図6は、図4の流量制御装置4および6の機能をより詳しく説明するための縦断面図である。図5は、持続注入時の流量制御装置4における薬液の流れ(4a)および流量制御装置6における薬液の流れ(6a)を示す。図5は、持続注入および追加投与時の流量制御装置4における薬液の流れ(4b)および流量制御装置6における薬液の流れ(6b)を示す。
流量制御装置4および6は、持続注入時において、リザーバ1内のバルーン9の圧力により排出された薬液が持続注入用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置4中の流量制御管22を矢印の方向へと通過して患者へと微量持続投与されると同時に、追加投与用の薬液流通チューブ5に設けられた流量制御装置6中の流量制御管22を矢印の方向へと通過して、サブリザーバ7へと貯蓄される。患者が痛みに応じてサブリザーバ7を押す、すなわち薬液を持続注入しながら追加投与する場合において、サブリザーバ7が押圧変形され、薬液がサブリザーバ7から押し出されて、追加投与用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置6内の流量制御管22とアンブレラ弁21を矢印が示す方向に薬液が通過し、持続投与用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置4中の流量制御管22とアンブレラ弁21を矢印が示す方向に通過することで、患者へと薬液が流れる構造になっている。
図7は、図1の流量制御装置4および6に図3の流量制御装置を用いた実施例であり、図8と図9は、図7の流量制御装置4および6の機能をより詳しく説明するための縦断面図である。図8は、持続注入時の流量制御装置4における薬液の流れ(4a)および流量制御装置6における薬液の流れ(6a)を示す。図9は、持続注入および追加投与時の流量制御装置4における薬液の流れ(4b)および流量制御装置6における薬液の流れ(6b)を示す。
流量制御装置4および6は、持続注入時において、リザーバ1内のバルーン9の圧力により排出された薬液が持続注入用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置4中の流量制御管32を矢印の方向へと通過して患者へと微量持続投与されると同時に、追加投与用の薬液流通チューブ5に設けられた流量制御装置6中の流量制御管32を矢印の方向へと通過して、サブリザーバ7へと貯蓄される。患者が痛みに応じてサブリザーバ7を押す、すなわち薬液を持続注入しながら追加投与する場合において、サブリザーバ7が押圧変形され、薬液がサブリザーバ7から押し出されて、追加投与用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置6内の流量制御管32とゴム状弾性膜31を矢印が示す方向に薬液が通過し、持続投与用の薬液流通チューブ3に設けられた流量制御装置4中の流量制御管32とゴム状弾性膜31を矢印が示す方向に通過することで、患者へと薬液が流れる構造になっている。
以下に、各構成要素についてさらに詳しく説明する。
本発明において使用する加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ、薬液流出部2から薬液を流入および流出させるリザーバ1は、薬液が貯留される室であって、貯留された薬液を外部に押し出すための加圧機構を有している。また、薬液が貯留される室の外壁には、室の内部と外部を連通させるための孔が少なくとも1つ形成されている。この孔を通じて、外部から薬液が充填され、また、貯留された薬液が外部に押し出される。薬液リザーバは、公知の技術として米国特許第4386929号を挙げられるが、特に、自身の収縮力により、内部の薬液を押し出すようになっている弾性体からなるバルーンを用いることが好ましい。バルーンに使用される材料は、伸縮性が大きく、液を排出するために必要な内部圧力を付与できるもので医療用に使用できるものであれば特に限定されないが、好ましくは天然ゴム、合成ゴム、またはエラストマー等である。バルーンの内壁は、充填する薬液により変質しないような薬剤耐性材料で覆われていることが好ましい。リザーバはこれらに限定されない。
加圧状態で薬液を貯蔵するとは、リザーバ1内のバルーン9に薬液を貯留することであり、加圧状態にある薬液は患者の方へと押し出されて薬液の流れを作る役割を果たす。加圧状態にある薬液は、20〜100KPa程度に加圧されて患者の方へと押し出されるように設定することが好ましい。
薬液流出部2から薬液を流入および流出するには、まず、シリンジ等により薬液流出部2を介してリザーバ1内のバルーン9へと薬液が充填される。バルーン9内に充填された薬液は、持続注入用の薬液流通チューブ3の他端に設置された特有のコネクタとリザーバ1の薬液流出部2とを接続することにより、患者の方へと薬液が流れるのを可能にする。
本発明において使用する持続注入用の薬液流通チューブ3および追加投与用の薬液流通チューブ5は、リザーバ1内のバルーン9により押し出された薬液を患者へと送るためのものであり、軟質ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリブタジエンなどのポリオレフィン、ポリエステルなどの材質からなる。持続注入用の薬液流通チューブ3は、他端にはリザーバ1の薬液流出部2と接続するためのコネクタ、もう一方の他端には硬膜外カテーテル等に接続するためのコネクタが設置されている。また、追加投与用の薬液流通チューブ5は、他端は持続注入用の薬液流通チューブと三方コネクタなどを介して接続され、もう一方の他端には追加投与するための薬液を貯蔵するサブリザーバ7と接続されるものである。
サブリザーバ7はポリエチレンやポリプロピレン、ポリエステルなどの可撓性樹脂や、ポリイソプレン、シリコーンゴムなどのゴム弾性材料で形成された、押圧変形かつ形状復元力を有するものである。サブリザーバ7は、追加投与用の薬液流通チューブ5の他端と接続され、リザーバ1内のバルーン9から押し出された薬液を一時的に貯留するためのものでもある。形状としては、患者にとって操作が容易である押しボタン式のものや前記ゴム弾性材料から成る袋などが挙げられる。
本発明において使用する流量制御装置4または6は、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁21または31と、管路抵抗によりリザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管22または32とからなる。
リリース弁とは、一定の圧力により開放してサブリザーバ内の薬液を流出させるための弁であり、通常は閉塞しており、サブリザーバの内圧が決められた値より大きくなると開くようになっている。このようなリリース弁としては、一般に、アンブレラタイプのもの(特開平9−308687号公報)やゴム状弾性膜、ダックビルタイプが採用される。但し、図2および図3に示すような流量制御管とリリース弁とを同軸上に設ける場合には、アンブレラタイプ(アンブレラ弁21)やゴム状弾性膜のもの(ゴム状弾性膜31)が好ましい。
アンブレラ弁21は、高靱性で伸縮性に富み、薬液などの作用によっても容易に損傷しない耐薬品性の材料であるシリコーンゴムやラテックスゴムが好ましい。また、リザーバ1内のバルーン9の内圧により開放しないように、開放する圧力を高めに設定し、さらに上限を患者が容易に薬液を押し出しすることが出来る圧力に設定しておくことが好ましい。
ゴム状弾性膜31は、高靱性で伸縮性に富み、薬液などの作用によっても容易に損傷しない耐薬品性の材料であるシリコーンゴムやラテックスゴムが好ましい。また、リザーバ1内のバルーン9の内圧により開放しないように、開放する圧力を高めに設定し、さらに上限を患者が容易に薬液を押し出しすることが出来る圧力に設定しておくことが好ましい。
流量制御管22または32は極細径の管体からなり、管路抵抗によりリザーバから流出する薬液の流量を調整するもので、一般に、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレタン、ポリアクリレート、ポリカーボネート等の合成樹脂や金属等で形成される。流量制御管のサイズは、内径が10〜500μ、好ましくは50〜300μであり、長さ1cm以上が好ましく、外径が内径の5〜500倍のものが好ましく採用される。流量制御管の内径が10μ未満では、薬液中の空気が管内壁に付着して薬液の流れが停止する傾向にあり、内径が500μを越えると、薬液流量の制御が困難になる傾向がある。
逆止弁8は、弁の閉鎖端がカモノハシの嘴のような尖った形状をしたダックビルタイプのものであり、リザーバ1内のバルーン9から押し出された薬液の流通は許すが、その逆方向の流れは阻止する構造となっている。ここでは、患者により押し出されたサブリザーバ7内に貯められた薬液がバルーン9へ逆流するのを防ぎ、規定量の薬液を追加投与できるようになっている。逆止弁としては、前記ダックビルタイプの弁のほかにも傘弁、フラップ弁、ポペット弁、ボール弁などを用いることができ、これらの弁材料としては弗素樹脂、ナイロン、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、シリコーン樹脂などが挙げられる。
前記薬液流出部2から延びた持続注入用の薬液チューブ3は、前記リザーバ1の薬液流出部2を接続する部分(3a)と流量制御部4に接続する部分(3b)との2部分からなり、追加投与用の薬液流通チューブ5とともに、三方コネクタ10で接続される。
本発明のPCA装置は、上記制御装置4および6を有して、持続注入しながら持続投与できるかぎり、上記図面に示されるものに限定されない。
本発明の薬液持続注入ならびに追加投与可能なPCA装置の一実施例を示す平面図である。 図1に示す薬液持続注入ならびに追加投与可能なPCA装置の持続注入用と追加投与用の薬液流通チューブに設けられた流量制御装置の、一実施例の縦断面図である。 図1に示す薬液持続注入ならびに追加投与可能なPCA装置の持続注入用と追加投与用の薬液流通チューブに設けられた流量制御装置の、他の実施例の縦断面図である。 図2に示す流量制御装置を用いた薬液持続注入ならびに追加投与可能なPCA装置の一実施例を示す平面図である。 図4に示す持続注入用と追加投与用の薬液流通チューブに設けられた量制御装置の、持続注入時の縦断面図である。 図4に示す持続注入用と追加投与用の薬液流通チューブに設けられた量制御装置の、持続注入+追加投与時の縦断面図である。 図3に示す流量制御装置を用いた薬液持続注入ならびに追加投与可能なPCA装置の一実施例を示す平面図である。 図7に示す持続注入用と追加投与用の薬液流通チューブに設けられた量制御装置の、持続注入時の縦断面図である。 図7に示す持続注入用と追加投与用の薬液流通チューブに設けられた量制御装置の、持続注入+追加投与時の縦断面図である。
符号の説明
1 リザーバ
2 薬液流出部
3 持続注入用の薬液流通チューブ
4 流量制御装置
5 追加投与用の薬液流通チューブ
6 流量制御装置
7 サブリザーバ
8 逆止弁
9 バルーン
10 三方コネクタ
21 アンブレラ弁
22 流量制御管
31 ゴム状弾性膜
32 流量制御管

Claims (3)

  1. (i)加圧状態で薬液を貯蔵し、かつ、薬液流出部から薬液を流入および流出させるリザーバと、(ii)前記薬液流出部から延びた持続注入用の薬液流通チューブと、(iii)該持続注入用の薬液流通チューブに配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と、管路抵抗により前記リザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管とからなる流量制御装置Aと、(iv)前記リザーバと前記流量制御装置Aとの間の前記薬液流通チューブから分岐した追加投与用の薬液流通チューブと、(v)該追加投与用の薬液流通チューブに配置され、一定の圧力により開放して薬液の流出を可能にするリリース弁と、管路抵抗により前記リザーバから流出する薬液の流量を調節する流量制御管とからなる流量制御装置Bと、(vi)前記追加投与用の薬液流通チューブの末端に設けられた押圧変形自在なサブリザーバを含むことを特徴とする薬剤持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(PCA)装置。
  2. 前記追加投与用の薬液流通チューブと前記リザーバとの間に設けた持続注入用の薬液流通チューブに、さらに、追加投与時に前記リザーバへの薬液の逆流を防止する逆止弁を設けてなる、請求項1に記載の薬剤持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(PCA)装置。
  3. 前記薬液流出部から延びた持続注入用の薬液チューブは、前記リザーバの薬液流出部を接続する部分と流量制御部に接続する部分との2部分からなり、追加投与用の薬液流通チューブとともに、三方コネクタで接続される、請求項1記載の薬剤持続注入ならびに追加投与可能な患者制御鎮痛(PCA)装置。
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