WO1993010983A1

WO1993010983A1 - Dispositif de classement pouvant s'ouvrir et se fermer de chaque cote

Info

Publication number: WO1993010983A1
Application number: PCT/JP1991/001683
Authority: WO
Inventors: Shinichi Kaneda; Takio Kiyomi
Original assignee: Kokuyo Kabushiki Kaisha
Priority date: 1991-12-03
Filing date: 1991-12-03
Publication date: 1993-06-10
Also published as: US5330280A; DE69118716T2; EP0569586A4; AU8931891A; DE69118716D1; AU654831B2; EP0569586B1; EP0569586A1

Description

明細書

発明の名称

両側開閉式綴込具

発明の分野

本発明は、表表紙と裏表紙と背表紙とを折曲げ自在に連続して設けた表紙板の前記背表紙の内面に取付けて、辍杆により用紙を線り込む綴込具に関する。より詳細には背表紙内面に取付ける取付部材の両側面に用紙に設けた綴孔に揷通する辍杆を設けた開閉部材を連結手段により夫々回動自在に取付けて成りその左右側面のいずれからも連結手段を操作して開閉部材の着脱操作ができるように楕成された両側開閉式綴込具に関する。

発明の背景

従来の片開き綴込具は、一般に基板の側板にスァリングを介して枢着された添板に指掛けが設けられており、この指掛けに指をかけて添板をスァリングに抗して開放する構成になっている。このような片開き綴込具を改良して、左右方向のいずれからも開閉部材を開被して、用紙の綴込み及びその取り外しを行うことを可能にするものとして 1 9 8 7年 8月 6日に公開された日本実用新案公開 N o . 6 2 - 1 2 3 9 7 9の両側開閉式綴込具がある。この両側開閉式辍込具では、方形状の基板の左右側縁の前後位置に連結用の軸筒をそれぞれ設けた取付部材と、互いに挿通可能な釘状及び管状から成る杆を内面前後位置にそれぞれ植設し、かつ、下縁に沿って前記軸筒とそれぞれ連結する軸筒を設けた中空状の左右一対の開閉部材と、この開閉部材内に配置された連結手段とから成り、この連結手段が、前後方向に摺動可能な操作板と、これを常時一方に弾圧するスプリングと、前記操作板に係止された前後一対の連結杆と、操作板の作動状態を口ックする口ック部片とから構成されている。この様な構成により不作動状態ではスプリングの付勢力により前後一対の連結杆が開閉部材の軸筒から取付部材の軸筒内に突出した連結状態におかれ、この状態から左右いづれか一方の操作扳をスプリングに抗して指圧して摺動したとき、その作動板に係止した連結杆が取付部材の軸筒より脱出して軸筒同士の連結を解くと共に、この作動状態がロック部片によりロックし、かつ他方の開閉部材が取付部材に対し回動して連結が解かれた一方の開閉部材が取付部材ょり離反して用紙などの辍込操作を可能とするものである。しかし、このような従来の構成による両側開閉式綴込具では、左右方向のいづれからも開閉部材の連結状態を解いて用紙などの綴込み操作ができて、使用に便利であるが、操作板が開閉部材側に設けられているので、開閉部材を取付部材から離反するために、操作板をスプリングに抗して指圧したとき、その指圧力が取付部材から離反しようとする開閉部材の動作を拘束する方向に作用して開閉部材の操作性を損なうという不都合があった。さらに表紙板には見出しゃ表題を表示する関係上天地の区別があり、また開閉部材の連結状態を解く場合、その操作を使用者の手前側で行うことが最も好ましいが、上記した構成の場合は開閉部材を解く操作方向が一定であるので、表紙板に辍込具を収付ける場合、表紙板の天地方向と緩込具の操作方向とを一致させる必要があるので、表紙板に镊込具を取付ける作業性を損なう欠陥があつた。

発明の概要

この発明の目的は、従来開閉部材厠に設けられている操作部材を取付部材側に取付けることにより開閉部材の操作性の向上をはかると共に、開閉部材の前後いづれの方向からも操作部材の操作ができるようにして、表紙板に対する辍込具の取付作業を容易にした両側開閉式綴込具を提供することにある。より具体的にいうと、用紙の緩込方向及び表紙板の天地の方向に拘らず、常に手前位置で操作部材の操作ができるようにしたものである。

本発明の第 1実施例によれば、基板の左右側縁に前後一対の軸筒と係止片とをそれぞれ設けた取付部材と、互いに挿通可能な辍杆を内面に突設し、かつ、下部に前記軸筒と連結される軸筒を設けた左右一対の開閉部材と、前記基板上の左右位置に対称に配置されて前記左右一対の開閉部材と取付部材との連結を操作する一対の連結機構であって相対方向連動機構により前後方向に相対移動する一対の作動杆と、その一対の作動杆を常時近接方向に弾圧付勢する弾圧片と、前記一対の作動杆にそれぞれ係止され、かつ不作動位置で取付部材の軸筒と開閉部材の軸筒とに揷通して軸筒同士を回動自在に連結し、前記弾圧片に抗して操作したとき、取付部材の軸筒内に没入して開閉部材の軸筒との連結を解く前後一対の操作部材と、いづれか一方の作動杆に設けられ、前記軸筒同士の連結が解かれたとき前記係止片と係止して作動杆の相対移動を拘束し、取付部材の軸筒と開閉部材の軸筒が合致したとき開閉部材の軸筒に作用して係止片との係止を解いて作動杆の相対移動を許容する口ック部片とから構成したものである。このような楕成により、左右一対の開閉部材が起立して対峙している不作動位置から左右いづれか一方の開閉部材の手前側位置で操作部材を手前方向に引くと、一対の作動杆が互いに離反する方向に相対移動すると共に、前後位置の操作部材が開閉部材の軸筒から脱して取付部材の軸筒内に没入するので、一方の開閉部材が取付部材より遊離する。すると表紙扳を開いたとき倒れている用紙の荷重が開閉部材に作用していることにより連結状態にある開閉部材が外方に回動し、それによつて連結状態が解かれたとき開閉部材も、自動的に浮上する。一方、一対の作動杆が互いに離反する方向に相対移動することにより、その一方の作動杆に設けた口ック部片が基板の係止片と係止するので、取付部材と一方の開閉部材との非連結状態は保持される。この作用は、他のいづれの操作部材を手前方向のそれぞれ操作したときも同様である。

第 2実施例によれば、操作部材を取付部材の左右前後に設けて、そのいずれかの操作部材を押圧することに'より一対の作動杆が相対方向連動機構により付勢力に抗して近接方向に相対移動し、前後の操作部材に設けた作動杆が、開閉部材の軸筒から脱して取付部材の軸筒に没入するので一方の開閉部材が取付部材より遊雜する。また一対の作動杆が互いに近接する方向に相対移動することにより、その一方の作動杆に設けた係止レバーがカバーの案内リブと係止するので、取付部材と一方の開閉部材との非連結状態は保持される。この作用は、他のいずれの操作部材を押圧操作したときも同様である。さらに第 2実施例の変形例によれば、取付部材を左右対称線で 2分割し、表紙板の背表紙の幅が異なる場合に取付部材が共用できるようにしたものである。第 3実施例によれば、操作部材が一つの作動杆の一方の端部に押圧用操作部材を、他方の端部に引手用操作部材を一体に設けて取付部材の一方の端部に押圧用操作部材同士を他方の端部に引手用操作部材同士を配置して、手前側に位置する左右いずれかの押圧用操作部材を、押圧することにより一つの作動杆が付勢力に抗して摺動し、前後の連结扦が、開閉部材の軸筒から脱して取付部材の軸筒に没入するので一方の開閉部材が取付部材より遊離する。また、一つの作動杆が摺動することにより、その作動杆に設けた係止レバーがカバーの案内リブと ί系止するので、取付部材と一方の開閉部材との非連結状態は保持される。左右いずれかの引手用操作部材を引手操作した場合も、引手方向に摺動することにより押圧用操作部材を、押圧した場合と同様に作用する。さらに第 3実施例の変形例によれば、取付部材の一方の端部の一方に押圧用操作部材を、他方に引手用操作部材を配置し、取付部材の他方の端部の一方に引手用操作部材をその他方に押圧用操作部材を配置したものである。上記いづれの実施例においても操作部材が取付部材の前後左右位置にあるので、取付部材の方向性を考慮することなく表紙板に取付ける作業を可能とする効果を有している。

第 4実施例によれば、基板の左右側緣に前後一対の軸筒をそれぞれ有した取付部材と、互いに揷通可能な綴杆を内面に突出し、かつ、下部に前記軸筒に連結される前後一対の軸筒を設けた中空扁平状の左右一対の開閉部材と、前記左右一対の開閉部材内にそれぞれ配置され、かつ、相対方向連動機構により連結された前後一対の作動板に連結杆をそれぞれ設けて、前記一対の作動板が相対方向の一方に移動したとき、連結杆が開閉部材の前後一対の軸筒から取付部材の前後一対の軸筒内にそれぞれ突出してこれらを回動自在に連結し、前後一対の作動板が相対方向の他方に移動したとき、連結杆が取付部材の前後一対の軸筒内から開閉部材の前後一対の軸筒内にそれぞれ没入してこれらの連結状態を解く連結手段と、前記左右一対の開閉部材内に配置され、かつ、前記連結手段が非連結位置に移動したときこの状態を保持し、開閉部材が取付部材の連結位置に至った時、取付部材の軸筒と作用して前記保持状態をとく保持手段と、前記取付部材の左右の各前後位置にそれぞれ配設されて前記連結手段の作動板を連結位置から非連結位置に操作する操作部材とから構成されている。このとき作動板に連結手段の非連結状態で取付部材の軸筒と圧接して取付部材と開閉部材との間に反探弾圧を付勢する弾片を設ける場合は、操作部材を押圧操作して、取付部材と開閉部材との連結状態が解かれたとき、その開閉部材が保持部材の付勢力により取付部材から自動的に浮上して、取付部材から離反しやすくなる。

また、第 1実施例から第 4実施例のいずれの場合も、一方の開閉部材の連結状態が解かれたとき、綴込まれている用紙の荷重によって、用紙が綴込まれていないときは手の操作により取付部材に連結されている他方の開閉部材の連結位置で外向きに回動して、辍杆が起立し、この状態で綴杆相互の挿通状態を解いて一方の開閉部材に用紙などの綴込みを行い、再び辍杆を相互に揷通して辍杆に用紙などを綴込んだのち、非連結状態にある一方の開閉部材を元の連結位置に手操作により復動してその軸筒を取付部材の軸筒との連結位置に合致すると、その軸筒により保持手段の保持状態が自動的に解かれて、弾圧付勢力により連桔手段が復動して連結杆により取付部材の軸筒と一方の開閉部材の翱筒とが再び連結される。

以上のように、本発明によれば、連結機構を操作する操作部材を取付部材側に設けてあるので、開閉部材の開閉動作に何等支障を与えることなく円滑に行うことができる。また操作部材を取付部材の前後左右位置に配置したので用紙の綴込方向や使用者の取扱い即ち正立綴じや倒立緩じの如何に拘らず、常に手前位置で操作部材を操作して緩込み作業を行うことができ、取扱いに極めて便利であると共に表紙板に対する取付けの方向性を有しないので表紙扳に対する取付作業も容易となり、さらにまた第 1 、第 2及び第 4実施例によれば、取付部材に対する開閉部材の取りつけ関係を、取付部材の斜め方向で対称としたので、左右一対の開閉部材が左右いずれでも使用可能となり、同一部品で共用でき、製造コストを削減できる効果を有している。

図面の簡単な説明

第 1図は本発明の第 1実施例の全体斜視図、

第 2図は本発明の第 1実施例の分解斜視図、

第 3図は本発明の第 1実施例の一部を切欠し、一部を省略した平面図、

第 4図は本発明の第 1実施例の開閉部材の縦断面図、

第 5図は本発明の第 1実施例の一方の開閉部材を開被した状態の斜視図、

第 6図は本発明の第 2実施例の全体斜視図、

第 7図は本発明の第 2実施例の分解斜視図、

第 8図は本発明の第 2実施例の一方の開閉部材を開披した状態の斜視図、

第 9図は本発明の第 2実施例の、一部を切欠し、一部を省略した平面図、.

第 1 0図は本発明の第 2実施例の変形例における全体斜視図、第 1 1図は本発明の第 2実施例の変形例における開閉部材を開被した状態の斜視図、

第 1 2図は本発明の第 3実施例の全体斜視図、

第 1 3図は本発明の第 3実施例の分解斜視図、

第 ] 4図は本発明の第 3実施例の一方の開閉部材を開披した状態の斜視 H、 s

第 1 5図ほ、本発明の第 3実施例の一都切欠、一部省略した平面図第 1 6図は本発明の第 3実施例の変形例における全体斜視図、第 1 7図は本発明の第 3実施例の変形例における分解斜視図、第 1 8図は本発明の第 3実施例の変形例における一方の開閉部材を開披した状態の斜視図、

第 1 9図は本発明の第 3実施例の変形例における一部を切欠し、一部を省略した平面図、

第 2ひ図は本発明の第 4実施例の全体斜視図、

第 2 1図は本発明の第 4実施例の連結状態を示す開閉部材の内面図. 第 2 2図は本発明の第 4実施例の非連結状態を示す開閉部材の内面図、

第 2 3図は本発明の第 4実施例の分解斜視図、

第 2 4図は本発明の第 4実施例の連結状態における操作部材の一部栽断した部分拡大図、

第 2 5図は本発明の第 4実施例の非連結状態における操作部材の一部栽断した部分拡大図、

第 2 6図は本発明の第 4実施例の第 2 4図に対応する変形例図、第 2 7図は本発明の第 4実施例の第 2 4図に対応する変形例図。発明を実施するための最良の形熊

第 1図から第 5図を参照して本願の第 1実施例を説明する 1 は取付部材で、方形状の基板 2の左右長手側緣に前後一対の連詰用の軸筒 3 , 3とそれらの内方位置に所要間陽において立上がる受片 4 . 4とこの受片 4 . 4に位置して立上がる係止片 5とをそれぞれ左右及び前後方向で対称に設け、かつ. 基板 2の左右側緣寄りの前後位置と中央位 ίϋとにそれぞれ案内片 b . t と 7を切起こしにより設けたものである。基板 2には、これを例えば表紙板の背表紙内面に止着するための取付用孔 8が設けてある。 1 0 , 1 0は、左右一対の開閉部材で、下部に前後方向に延びて、前記取付部材 1の前後一対の軸筒 3 , 3間に介入する長さを有し、その前後位置に前記受片 4 , 4を介入する凹部 1 1 , 1 1 と、この凹部 1 1 , 1 1の内面位置に設けられて下緣が前記受片 4の内面と圧接して開閉部材 1 0を内方に誘導する誘導片 1 2 とを有した軸筒 1 3を設けて成る金属製の側板 1 4の上緣に外向き U 字状の屈曲部 1 5を形成し、この側板 1 4の外面に、上緣が前記屈曲部 1 5に挟持され、かつ、前後端が前記側板 1 4より突出すると共に、その端面に下向きの切欠部 1 6を形成した合成樹脂製の補助板 1 7を重設して成っている。この各開閉部材 1 0 , 1 0の内面には、第 2図で示すように左右の開閉部材 1 0が共用できるように互いに挿通可能な釘状の辍杆 1 8と管状の綴杆 1 9とがそれぞれ突設してある。 2〇， 2 0は、左右一対の連結機構で、前記基板 2の面上の左右位置にそれぞれ前後方向で対称に配置してある。この連結機構 2 0 , 2 0は、基板 2の面上に回転自在に枢着されたピニオン 2 1 と、外端に係止爪 2 2 を、背面に前記ピニオン 2 1 と嚙合するラック 2 3をそれぞれ有し、かつ；内端に、先端に前記係止片 5と係止する係止部 2 4 と傾斜面 2 4 aとを有したロック部片 2 5を回動可能に枢着すると共に、一方の軸筒 3の内面とこれと対向する一方の案内片 6との間で案内されて基板 2上を前後方向に摺動する一方の作動杆 2 6と、外端に係止爪 2 8 を內端に前記ピニオン 2 1 と嚙合するラック 2 9をそれぞれ有して基板 2の前後方向に延び、かつ、他方の軸筒 3の内面とこれと対向する他方の案内片 6及び中央位置の案内片 7とにより摺動案内される他方の作動杆 3 0と、前記一方の作動杆 2 bの口 '·/ク部片 2 5 と他方の作 1 〇

動杆 3 0との間に張架されて、両作動杆 2 6と 3 0とを常時近接方向に弾圧付勢すると共に口ック部片 2 5には外向きの回動力を付与するスプリング 3 1 と、内面に指掛け甩の切欠部 3 2を有し、かつ、下部に不作動状態で前記軸筒 3から突出して開閉部材 1 0の軸筒 1 3に連通して軸筒 3 , 1 3を回動可能に連結し、操作時に軸筒 1 3から脱出して軸筒 3， 1 3の連結状態を解く連結軸 3 3を水平状に突出すると共に、前記係止爪 2 2と 2 8にそれぞれ係止する係止溝 3 4を円周方向に形成した合成樹脂製の前後一対の操作部材 3 5 , 3 6とから成つている。このように構成された連結機構 2 0が基板 2上の左右位置にその対角線方向で対称となるように配置され左右一対の開閉部材は左右いずれにも使用可能となっている。また、カバ一 3 8を突軸 3 7により基板 2上に止着することにより、カバー 3 8と基板 2との内に隠菽される。 3 9は取付用孔である。ここで、左右一対の開閉部材 1 0 , 1 0が起立して対峙して用紙を綴込んでいる第 5図の不作動状態においては、第 3図の上半部位置で示すように、前後一対の操作部材 3 5 , 3 6が前後一対の作動杆 2 6と 3 0とにそれぞれ係止していることにより、スプリング 3 1により互いに近接方向に弾圧付勢されている。この.状態において、連結軸 3 3により前後一対の軸筒 3， 3が開閉部材 1 0の軸筒 1 3と連結し、かつ、係止部 2 4が係止片 5の内面に圧接している。さらに圧接片 1 2が受片 4に圧接していることにより、それらの間に反力を保有するこの不作動状態で左右いづれか一方の開閉部材 I 0の手前側に位置する冽えば操作部材 3 6を切欠部 3 2に指を掛けて第 1図矢印方向に引くと、第 3図の下半部位置で示すようにこれと係止している一方の作動杆 2 6を介して、ピニオン 2 ] と一対の作動扦 2 ό . 3 ϋに設けたラック 2 3 , 2 9との嚙合によりスフ。リング 3 1に抗して一対の作動杆 2 6 , 3 0が操作部材 3 5 . 3 6と共に、互いに離反する方向に相対移動して前後位置の連結軸 3 3が一方の開閉部材 1 0の軸筒 1 3より脱出して基板 2の軸筒 3内に没入するので、軸筒 3と 1 3の連結状態は解かれる。一方作動杆 2 6の摺動に伴って係止部 2 4が係止片 5の内面より脱して係止片 5の端緣に係止して連結軸 3 3の軸筒 3に対する没入状態が保持される。この作用は、他のいづれの操作部材を指で操作した場合にも全く同様である。次いで、連結状態にある他方の開閉部材 1 0の内面に加わるすでに辍込まれている用紙の荷重によって、該開閉部材 1 0は、その前後の連結軸 3 3 ， 3 3を支軸として外方に自動的に回動して第 5図で示すように、辍杆 1 8 ， 1 9を起立したのち、取付部材 1 と非連結状態にある一方の開閉部材 1 0の綴杆 1 8 , 1 9を取付部材 1 と連結状態にある他方の開閉部材 1 0の綴杆 1 8 , 1 9から引き抜き次いで釘状の綴杆 1 8から書類の綴込み操作を行って最終的に管状の辍杆 1 9 , 1 9に書類を綴込んだ後、非連結状態にある一方の開閉部材 1 ◦を元の位置に回動起立してその軸筒 1 3を取付部材 1の軸筒 3 , 3間に介入する。このとき誘導片 1 2が、対応する受片 4の外向に当接し、これによ.つて開閉部材 1 0は内方に引荅せられる。すると軸筒 1 3の下面が傾斜面 2 4 aに接して係止部 2 4がスプリング 3 1に抗して内方に傾動し、これにより係止部 2 4と係止片 5との係止が外れるので、一対の作動杆 2 6と 3 0及び操作部材 3 5と 3 6がスプリング 3 1 により近接方向に摺動すると共に、連結軸 3 3 . 3 3が再び軸筒 3 , 3から突出して軸筒 1 3と連結して第 1図の状態に復する。

なお、上記において、非連結状態にある開閉部材 1 0を外向きに伏倒したとき、その前後に位置する操作部材 3 5 . 3 bは起立状態におかれるが、その開閉部材 1 0を外向きに伏倒したとき、籙杆 1 9 ' 1 9に辍込まれた書類も同方向に伏倒するので、その書類の伏倒に伴つて操作部材 3 5 , 3 6は、自動的に伏倒する。またこの伏倒した操作部材 3 5 ， 3 6は、取付部材 1を背部内面に止着した奉紙板の表表紙ないし裏表紙を閉じたとき自動的に起立する。また、操作部が左右前後対称となるよう設けてあるので、左右一対の開閉部材が左右いずれでも操作可能である。

さらに、第 6図から第 9図を参照して本願の第 2実施例を説明する , 取付部材 4 1は方形状の金属製の基板 4 2と、その上面を覆うように取付けられる方形状の合成樹脂製のカバー 4 3とから成り、前記基扳 4 2は長手方向の両辺の対称位置に 4ケの軸筒 4 4がそれぞれ設けてあると共に、長手方向の両端位置に表紙板に取付けるための取付孔 4 5が中央位置と両端位置にはカバー 4 3を取付けるためのかしめ用孔 4 6とが、また両端の対角位置に止片 4 7が設けてある。

また前記カバー 4 3の長手方向の両辺には、その中央部に位置して後述する連結杆 6 5の露出部分を上方よりカバ一する上向き凸状に湾曲した覆片 4 8と、前後に位置して下向きに屈曲する案内リブ 4 9が設けてあると共に、前記基板 4 2の取付孔 4 5と対応する位置には、この取付孔 4 5に嵌合する孔付窪み部 5 0が、また前記かしめ用孔 4 6と対応する下面には柱状の間隔保持用の突軸 5 1がそれぞれ設けてあり、このカバー 4 3を基板 4 2の上面に重ねて前記突軸 5 1の下端をかしめ用孔 4 6にかしめ止めすることにより、基板 4 2とカバ一 4 3との間に所要の空隙を有した取付部材 4 1が構成される。

前記取付部材 4 1 に回動自在に連結される左右一対の開閉部材 5 2 は、金属製の内扳 5 2 aの周緣を、合成樹脂製の外板 5 2 bの外周抱持部 5 3により係着して成り、前記内板 5 2 aの長手方向の両端部には、第 7図で示すように左右の開閉部材 5 2が共用し得るように、前記內板 5 2 aの長手方向の両端部位置に釘状の綴杆 5 と管状の綴杆

5 5をそれぞれ植設した場合を示しており、このように構成された内板 5 2 aの下緣には、前記取付部材の軸筒 4 4に連結される前後一対の軸筒 5 6と、内方に湾曲されて取付部材 4 1に開閉部材 5 2を連結する際に取付部材 4 1 の軸筒 4 4の外周面に摺接しながら嵌合して一方の開閉部材 5 2を内方に誘導する前後一対の誘導片 5 7とが設けてある。

取付部材 4 1に開閉部材 5 2を回動自在に連結する左右一対の相対連結機構 5 8は、前記基板 4 2とカバー 4 3との間に形成された空隙内の短手方向の左右半部位置にそれぞれ配設され、その構成は、基板 4 2の面上に回転自在に枢着されたピニオン 7 4と細長い合成樹脂製の部片の長手方向の上面一部に凹状面 5 9を形成すると共に、一方の端部に前記ピニオン 7 4と嚙合するラック 7 3をそれぞれ有し、その長手方向のほぼ中央部に切欠部 6 0 aを設け、かつ、長手方向の他端部に幅広の操作部材 6 1 を設けてその外側部に、前記取付基板 4 2の一端部に位置する軸筒 4 4に摺動可能に嵌合する案内軸 6 2を有した一方の作動杆 6 3と、一端部に切欠部 6 O bと、ピニオン 7 4 と嚙合するラック 7 3とを設け、他端部に操作部材 6 1 及び案内軸 6 2を有した、他方の作動杆 6 4 と、作動杆 6 3を常時一方向に弾圧付勢するスプリング 7 1 と L字状に屈曲されその屈曲端が前記切欠部 6 0 a ，

6 0 bにそれぞれ係合される前後一対の連結杆 6 5とから成っている前記連結機構 5 8の非連結状態を保持する保持機楕は、基部が前記作動杆 6 3の凹状面 5 9に軸片 6 8を介して端部に設けられた孔 6 9 と、水平回動自在に支承され、かつ、遊端部に爪片 6 6を突設した保持レバ一 6 7と、この保持レバー 6 7を常時外向きに回動付勢するスプリング 7 1 とから成り、本実施例では保持レバー 6 7の基部に設けた止片 7 0と、基板 4 2に設けた止片 4 7とにスプリング 7 1 を張架することにより、連結機構 5 8におけるスプリング 7 1 と保持機構におけるスプリング 7 1 とを共通にした場合を示している。

上記における保持レバ一 6 7の爪片 6 6は、取付部材 4 1 と開閉部材 5 2との連結状態で、スァリング 7 1の回動付勢力によって前記力バー 4 3に設けた案内リブ 4 9の内面に圧接しており、スプリング 7 1の付勢力に抗して作動杆 6 3 , 6 4が-相対移動して取付部材 4 1 と開閉部材 5 2の連結状態が解かれたときに、前記案内リブ 4 9の内端緣 4 9 aより外向きに突出して爪片 6 6が案内リブ 4 9の内端緣 4 9 aに係止する。

なお、切除部 7 5は取付部材 4 1の長手方向の一端部の隅部位置に設けており、この位置に前記連結機構 5 8の操作部材 6 1が前後動可能に対向する。ここで、左右一対の開閉部材 5 2 ， 5 2が起立して対畤して甩紙を綴込んでいる第 6図の不作動状態においては、第 9図の左半部位置で示すように、作動杆 6 3がスプリング 7 1により弾圧付勢された状態で前後の連結杆 6 5が取付部材 4 1の軸筒 4 4より開閉部材 5 2の軸筒 5 6内に突出して取付部材 4 1 と開閉部材 5 2とが連結され、かつ、保持レバー 6 7の爪片 6 6がスァリング 7 1による回動付勢力により案内リブ 4 9の内面に圧接している。

この不作動状態からいずれか一方の開閉部材 5 2を取付部材 4 1から離反すべく一方の操作部材 6 1 をスプリング 7 1 に抗して押圧すると、二れによって作動杆 6 3 . 6 4が近接方向に相対移動して第 9図の右半部位置で示すように、連結杆 6 5が開閉部材 5 2の軸筒 5 όより脱出して取付部材 4 1の軸筒 4 4に没入し、これら軸筒 4 4 と 5 6 との連結が解かれると共に、作動杆 6 3 , 6 4の相対移動により案内リブ 4 9の内面に圧接していた保持レバ一 6 7の爪片 6 6が案内リブ 4 9の内端緣 4 9 aより外向きに突出すると共に、前記内端緣 4 9 a に爪片 6 6が係止して作動杆 6 3 . 6 の摺動状態即ち連結機構 5 8 の非連結状態が保持される。

このように一方の開閉部材 5 2が取付部材 4 1 との連結が解かれると、取付部材 4 1 と回動自在に連結されている他方の開閉部材 5 2が用紙の荷重により外向きに回動して、釘状の綴杆 5 4 と管状の辍杆 5 5が起立すると共に、第 8図で示すように左右一対の開閉部材 5 2は上下方向に対向した状態におかれる。

従って前記と同様に取付部材 4 1から離反した一方の開閉部材 5 2 を他方の開閉部材 5 2より取り外し、かつ辍杆 5 4と 5 5とに用紙などに穿った辍孔を係挿し、次いで再び一方の開閉部材 5 2を他方の開閉部材 5 2に結合したのち、他方の開閉部材 5 2を取付部材 4 1に対し起立回動すると、誘導片 5 7の湾曲内面が前記軸筒 4 4の外周面に嵌合し、これによつて一方の開閉部材 5 2は内方に引寄せられ、その軸筒 5 6が取付部材 4 1の軸筒 4 4にと連結する位置に合致する。すると、一方の開閉部材 5 2の軸筒 5 6が取付部材 4 1の側方より突出している保持レバ一 6 7の爪片 6 6の先端と当接して、この爪片 6 6はスァリング 7 1 に抗して内方に押圧されるので、案内リブ 4 9 の内端縁 4 9 aと爪片 6 6との係止が外れて作動杆 6 3 , 6 4はスァリング 7 ] の弾圧付勢力により自動的に不作動位置に復動して連結杆 6 5は軸筒 4 4と 5 bとを連結し、左右一対の開閉部材 5 2は再び起立状態で対峙する。

第 1 0〜 1 1図は第 2実施例の変形例で、第 2実施例との相違点は取付部材 4 1を左右対称線で左取付部材 4 1 a及び右取付部材 4 1 b とに 2分割したことである。この変形例は、第 1 1図で示すように表紙板 7 6の背表紙 7 6 aの幅が異なる場合に取付部材が共用できる構成となっている。ここで、詳しい説明は省略するが第 2実施例とその変形例の同一符号は同一部材を示している。

さらに、第 1 2図から第 1 5図を参照して本願の第 3実施例を説明する。

取付部材 8 1は方形状の金属製の基板 8 2と、その上面を覆うように取付けられる方形状の合成樹脂性のカバー 8 3とから成り、前記基板 8 2は長手方向の両辺の対称位置に 4ケの軸筒 8 4がそれぞれ設けてあると共に、長手方向の両端位置に表紙板などに取付けるための取付孔 8 5とカバ一 8 3を取付けるためのかしめ用孔 8 6とが、また短手方向の左右半部の対称位置の止片 8 7と案内片 1 1 5とが設けてある。

また前記カバー 8 3の長手方向の両辺には、その中央部と一方の端部に位置して後述する連結杆 1 0 6の露出部分を上方よりカバーする上向き凸状に湾曲した覆片 8 8と、前後に位置して下向きに屈曲する案内リブ 8 9が設けてあると共に、前記基板 8 2の取付孔 8 5と対応する位置には、この取付孔 8 5に嵌合する孔付窪み部 9 0が、また前記かしめ用孔 8 8と対応する下面には柱状の間隔保持用の突軸 9 1がそれぞれ設けてあり、このカバ一 8 3を基板 8 2の上面に重ねて前記突軸 9 1の下端をかしめ用孔 8 8にかしめ止することにより、基板 8 とカバ一 S 3との間に所要の空隙を有した取付部材 8 1が構成される。

前記取付部材 8 1に回動自在に連結される左右一対の開閉部材 9 2 は、金属製の内板 9 2 aの周縁を、合成樹脂製の外板 9 2 bの外周抱持部 9 3により係着して成り、前記内板 9 2 aの長手方向の両端部には、第 1 3図で示すように左右の開閉部材 9 2が共用し得るように、前記内板 9 2 aの長手方向の両端部位置に釘状の辍杆 9 4 と管状の綴杆 9 5をそれぞれ植設しており、このように楕成された内板 9 2 aの下緣には、取付部材 8 1の軸筒 8 4に連結される前後一対の軸筒 9 6 と、内方に湾曲されて取付部材 8 1に開閉部材 9 2を連結する際に取付部材 8 1の軸筒 8 4の外周面に摺接しながら嵌合して一方の開閉部材 9 2を内方に移動する前後一対の誘導片 9 7とが設けてある。

取付部材 8 1に開閉部材 9 2を回動自在に連結する左右一対の連結機構 9 8は、前記基板 8 2とカバー 8 3との間に形成された空隙内の短手方向の左右半部位置にそれぞれ配設され、その構成は、細長い合成樹脂製の部片の長手方向の上面一部に凹状面 9 9を形成すると共にその長手方向の中間部に切欠部 1 0 0を設け、かつ、長手方向の一端部に幅広の押圧式操作部材 1 0 1 を設けてその外側部に、前記取付基板 8 2の一端部に位置する軸筒 8 4に摺動可能に嵌合する案内軸 1 〇 3と、他端部に凹状の刻み目を有する指当部と、下面にし字状に屈曲する溝部 1 0 7を有する引手式操作部材 1 0 2を設けた作動杆 1 〇 4 と、し字状に屈曲されその屈曲端が前記切欠部 1 0 0及び清部 1 0 7 にそれぞれ係合される前後一対の連結杆 1 0 6と、作動杆 1 0 4を常時一方向に弾圧付勢するスプリング 1 1 3とから成り、作動杆 1 0 4 は、それに設けたスリット 1 0 5を前記基板 8 2上に設けた案内片 1 1 5に係合し、かつ、前記案内軸 1 0 3を基板 8 2の軸筒 8 4に嵌合 1 s

することにより、基板 8 2上で前後方向に摺動可能に配置される。前記連結機構 9 8の非連結状態を保持する保持機構は、基部が前記作動杆 1 0 4の凹状面 9 9に軸片を介して水平回動自在に支承され、かつ、遊端部に爪片 1 0 8を突設した保持レバ一 1 0 9と、この保持レバー 1 0 9を常時外向きに回動付勢するスプリング 1 1 3とから成り、本実施例では保持レバー 1 0 9の基部に設けた止片 1 1 2と、基板 8 2に設けた止片 8 7とにスァリング 1 1 3を張架することにより、連結機構 9 8におけるスプリング 1 1 3と保持機構におけるスァリング 1 1 3とを共通にした場合を示している。

上記における保持レバー 1 0 9の爪片 1 0 8は、取付部材 8 1 と開閉部材 9 2との連結状態で、スァリング 1 1 3の回動付勢力によって前記カバー 8 3に設けた案内リブ 8 9の内面に圧接しており、スプリング 1 1 3の付勢力に抗して作動杆 1 0 4が摺動して取付部材 8 1 と開閉部材 9 2の連結状態が解かれたときに、前記案内リブ 8 9の内端緣 8 9 aより外向きに突出して爪片 1 0 8が案内リブ 8 9の内端緣 8 9 aに係止する。

なお、切除部 1 1 4は取付部材 8 1の長手方向の一端部の隅部位置に設けており、この位置に前記連結機構 9 8の押圧式操作部材 1 0 1 及び引き手式操作部材 1 0 2が前後動可能にそれぞれ対向する。ここで、左右一対の開閉部材 9 2 , 9 2が起立して対峙して用紙を辍込んでいる第 1 2図の不作動状態においては、第 1 5図の左半部位置で示すように、作動杆 1 () 4がスァリング 1 1 3により弾圧付勢された状態で前後の連結杆 1 () 6が取付部材 8 1の軸筒 8 4より開閉部材 9 2 の軸筒 9 6内に突出して取付部材 8 1 と開閉部材 9 2とが連結され、かつ - 保持レバー 1 () の爪片 1 0 8がスァリング 1 1 3による回動 1 ）

付勢力により案内リブ 8 9の内面に圧接している。

この不作動状態からいずれか一方の開閉部材 9 2を取付部材 8 1から離反すべく押圧式操作部材 1 0 1 又は引き手式操作部材 1 0 2をスプリング 1 1 3に抗して押圧または引き手すると、これによつて作動杆 1 0 4が図中上方向に摺動して第 1 5図の右半部位置で示すように、連結杆 1 0 6が開閉部材 9 2の軸筒 9 6より脱出して取付部材 8 1の軸筒 8 4に没入し、これら軸筒 8 4 と 9 6との連結が解かれると共に、作動杆 1 0 4の摺動により案内リブ 8 4の内面に圧接していた保持レバ一 1 0 9の爪片 1 0 8が案内リブ 8 9の内端緣 8 9 aより外向きに突出すると共に、前記内端縁 8 9 aに爪片 1 0 8が係止して作動杆 1 0 4の摺動状態即ち一方の連結機構 9 8の非連結状態が保持される。このように一方の開閉部材 9 2が取付部材 8 1 との連結が解かれると、用紙の荷重により取付部材 8 1 と回動自在に連結されている他方の開閉部材 9 2が外向きに回動して、釘状の辍杆 9 4 と管状の辍杆 9 5が起立すると共に、第 1 4図で示すように左右一対の開閉部材 9 2 は上下方向に対向した状態におかれる。

従って前記と同様に取付部材 8 1から離反した一方の開閉部材 9 2 を他方の開閉部材 9 2より取り外し、かつ綴杆 9 4と 9 5とに用紙などに穿った辍孔を係揷し、次いで再び一方の開閉部材 9 2を他方の開閉部材 9 2に結合したのち、他方の開閉部材 9 2を取付部材 8 1 に対し起立回動すると、誘導片 9 7の湾曲内面が前記軸筒 8 4の外周面に嵌合し、これによつて一方の開閉部材 9 2は内方に引荅せられ、その軸筒 9 6が取付部材 8 1の軸筒 8 にと連結する位置に合致するすると、一方の開閉部材 9 2の軸筒 9 6が取付部材 8 1 の側方より突出している保持レバー 1 0 9の爪片 1 0 8の先端と当接して、この爪片 1 0 8はスァリング 1 〗 3に抗して内方に押圧されるので、案内リブ S 9の内端縁 8 9 aと爪片 1 0 8との係止が外れて作動杆 1 〇 4 はスプリング 1 1 3の弾圧付勢力により自動的に不作動位置に復動して連結杆 1 0 6は軸筒 8 4と 9 6とを連結し、左右一対の開閉部材 9 2は再び起立状態で対峙する。

第 1 6〜 1 9図は、第: 3実施例の変形例で、第 3実施例に相違するところは、取付部材 8 1の一方の端部の一方に押圧式操作部 1 0 1 をその他方に引き手式操作部】 0 2を配置し、また取付部材 8 1の他方の端部の一方に引き手式操作部 1 0 2をその他方に押圧式操作部 1 0 .1を配置したことである。この変形例では、押圧式操作部 1 0 1 と引き手式操作部 1 0 2が対角線方向に対称に配置されているので、取付部材の方向性を考慮することなく取付けられる構成となっている。ここで、詳しい説明は省略するが、第 3実施例との変形例の同一符号は同一部材を示している。

さらに第 2 0図から第 2 7図を参照して本願の第 4実施例を説明する。取付部材 1 2 1は、方形状の基板 1 2 2の長手方向の両辺の前後位置と中央部とにそれぞれ軸筒 1 2 3 , 1 2 4 , 1 5 8を有し、かつ、長手方向の両端部位置に、表紙板に取り付けるための取付孔 1 2 5が ι. h のる》

前記取付部材 1 2 1の左右惻緣に回動自在に連结される開閉部材 1 2 6は、上緣と前後緣に外向きのリブ 1 2 7をそれぞれ折曲して設け、かつ、下緣前後位置に前記軸筒 1 2 3 , 1 2 をそれぞれ連結する 2 つの軸筒 1 2 8 , 1 2 9を有した内板 1 2 6 aと、上緣及び前後縁が前記リブ I 2 7に当接して前記内板 1 2 6 aとの間に空間部が生じるよ一)に間隔片 1 3 0に取付けられる外扳 1 丄 ' bとから成り、その内板 1 2 6 aの長手方向の両端部内面に、釘状の辍杆 1 3 1 と、その他端部に管状の辍杆 1 3 2とをそれぞれ突設している。

取付部材 1 2 1 に開閉部材 1 2 6を連結する連結機構 1 3 3は、前位の作動板 1 3 7 aの端縁に延設したラック片 1 6 1 と後位の作動板

1 3 7 bの端緣に延設したラ ·'/ク片 1 6 2を上下で対向させ、その間にピニオン 1 6 3を介在させて成り、このように一対のラ "/ク片 ] 6 1 と 1 6 2及ピニオン 1 6 3によって相対方向に連動連結された前後一対の作動板 1 3 7 a , 1 3 7 bにそれぞれ連結杆 1 3 6 , 1 3 6をそれらが、相当方向に延びるように設けてある。

前記間隔片 1 3 0と係合する長孔 1 3 を介して開閉部材 1 2 6の内板 1 2 6 aと外扳 1 2 6 bとの間に相対移動可能に配置された前後一対の作動板 1 3 7 a , 1 3 7 bの下緣前後位置に設けた係合孔 1 3 5には、 L字状に屈曲されてそれぞれ対応する軸筒 1 2 8 , 1 2 9内に揷通する連結杆 1 3 6の屈曲片 1 3 6 aをそれぞれ係合しており、前記作動板 1 3 7 a , 1 3 7 bを、前記連結杆 1 3 6が対応する軸筒 1 28 , 1 2 9より突出する方向に常時弾圧付勢するスァリング 1 3 8が備えられている。

前記作動板 1 3 7 a , 1 3 7 bをスプリング 1 3 8に抗して押動して取付部材 1 2 1 と開閉部材 1 2 6との連結状態を解く操作部材 ] 3 9は、取付部材 1 2 1の両側端部に位置する軸筒 1 2 3内に摺動可能に嵌合され、かつ、第 24図で示すように外端に指圧部 1 4 0を、その内端に前記軸筒 1 2 3の上面に設けたスリット〗 4 1 より上方に突出して前記作動板 1 3 7 aの下緣に設けた凹部 ] 4 2に係合する突起

1 4 3を有した操作杆 1 4 4 と、前記スプリング〗 3 8の弾圧力よりも弱い弾圧力で前記操作杆 1 - ί 4を常時その押動方向に付勢するスァリング 14 5とから成っている。

さらに、連結機構 1 3 3の非連結状態を保持する保持機構 1 4 6は後位の作動板 1 37 bに設けた下緣で開口し、かつ、一端部に窪み部 1 47を有した切欠凹部 1 48内に基部 1 49が前記窪み部 1 47に嵌合して垂直傾動可能に配置された合成樹脂製の保持部片 1 50を有し、この保持部片 1 50の遊端部に係止爪 149を設けると共に、上面に前記切欠凹部 148の内面と圧接して保持部片 1 50に常時下向きの傾動力を付勢する弾片 1 52を、また下面に前記弾片】 52の付勢力により取付部材 1 2 1の中間軸筒 1 58の上面に圧接する脚片 1 53をそれぞれ一体に設けてあり、かつ、前記係止爪 1 49と対応する外扳 1 26 bの内面には、作動扳 1 37 a , 1 37 bが相対移動して取付部材 1 2 1 と開閉部材 1 26との連結が解かれて保持部片 1 5 0が下向きに傾動したとき、前記係止爪 149と係止して作動板 1 3 7 a , 1 37 bの相対移動を拘束する止片 1 54が設けてある。

なお、操作部材 1 39の指圧部 140に対応する開閉部材 1 26の下端隅部に指圧部 140の移動を許容する切欠部 1 57が形成してある。

し-かして、取付部材 1 2 1 に開閉部材 1 26が連結されて用紙を^ 込んでいる不作動状態においては第 2 1図で示すようにスプリング 1 38により前後一対の作動板 1 3 7 a , 1 37 bが互いに離反する方向に相対移動して連結杆〗 3 6が開閉部材 1 26の軸筒 1 28 , 1 2 9から取付部材 1 2 1の軸筒 1 23 , 1 24内に突出しており、この不作動状態から前後に位置する左右いづれか一方の操作部材 1 39の指圧部 ] 4 0を押圧すると、凹部 1 4 2と突部〗 4 3との係止により前後一纣の作動板 1 37 a , 1 7 bがビニォン 1 6 3とラック片 1 6 1 ， 1 6 2との嚙合により相対移動して近接する。

すると第 2 2図で示すように、前後の連結杆 1 3 6 ， 1 3 6はそれぞれ取付部材 1 2 1の軸筒 1 2 3 , 1 2 4より脱出して一方の開閉部材 1 2 6の軸筒 1 2 8 , 1 2 9内に没入してそれらの連結が解かれ、弾片 1 5 2の弾圧力により開閉部材 1 2 6が多少とも取付部材 1 2 1 より浮上するので、保持部片 1 5 0が下向きに傾動して係止爪 1 5 1 と止片 1 5 4に係止して作動板 1 3 7 a , 1 3 7 bの作動状態は拘束される。

このように一方の開閉部材 1 2 6の取付部材 1 2 〗との連結を解いたのち、取付部材 1 2 1 と回動自在に連結されている他方の開閉部材

1 2 6は用紙の荷重により外向きに回動して、辍杆 1 3 1 , 1 3 2が起立し、第 2 0図の仮想線で示すように、左右一対の開閉部材 1 2 6 は上下方向に対向した状態におかれる。

従って、既に述べたように取付部材 1 2 1から離反した一方の開閉部材 1 2 6を他方の開閉部材 1 2 6より取外し、かつ、辍杆 1 3 1 と

1 3 2とに用紙などに穿った辍杆を係挿し、再び辍杆 1 3 1 と 1 3 2 を相互に揷通して用紙などを綴り込んだのち、他方の開閉部材 1 2 6 を取付部材 1 2 1に対し起立するように回動すると、保持部材 1 5 0 の脚片 1 5 3が対応する取付部材 1 2 1の軸筒 1 5 8の上面に当接してこの保持部材 1 5 0は弾片 1 5 2の弾力に抗して上向に傾動し、これに上って係止爪 1 5 ] が止片 1 5 4より外れるので作動板 1 3 丁 a 1 3 7 bはスプリング〗 3 8により復動する。

一方、開閉部材 1 2 6が起立方向に回動すると、操作扞〗 4 4がスァリング 1 4 5により内方に弾圧されていることにより、凹部 1 4 2 が突起 1 4 3 と ^合すると共に、軸筒 1 2 8 , I 2 9及び 1 2 3 . 1 2 4が同一軸線上で一致するので、連結杆 1 3 6が開閉都材 1 2 6の軸筒： 1 2 8 . 1 2 9より取付部材 1 2 1の軸筒 1 2 3 , 1 2 4内にそれぞれ突出して軸筒同士が連結され、左右一対の開閉部材 1 2 6 , 1 2 6は再び起立状態で対峙する。

第 2 6 , 2 7図は操作部材 1 3 9の変形例を示すもので、この構成は、取付部材 1 2 1の軸筒 1 2 3内に摺動可能に嵌合された操作杆 1 4 4の外端に設けた指圧部 1 4 ◦を押圧することにより、軸筒 1 2 3 内に揷通されている連結杆 1 3 6の先端を操作杆 1 4 4によって直接押圧することにより、作動板 1 3 7をスプリング 1 3 8に抗して非連结位置まで摺動させるものであり、この構成によるときは、スリット 1 4 1、凹部 1 4 2 . 突起 1 4 3及びスプリング 1 4 5を省略することができる

このように取付部材 1 2 1に設けた前後一対の軸筒 1 2 3 , 1 2 4 と前記開閉部材 1 2 6に設けた前後一対の軸筒 1 2 8， 1 2 9とを夫々長手方向における中心から対称に設けかつ取付部材 1 2 1の中心部の左右位置に保持部片 1 5 0の脚片 1 5 3と圧接する軸茼を設けることにより左右一対の開閉部材を取付部材の左右に共通に使用可能となつている。

Claims

請求の範囲

. 左右側縁に連結部をそれぞれ有した取付部材と、互いに挿通可能' な綴杆を内面に突設し、かつ、前記連結部に連結される連結部を有した左右一対の開閉部材と、連結杆を含み、弾圧付勢力により前記連結杆を前記取付部材の連結部と、これと対応する前記開閉部材の連結部とに挿通して前記連結部同士を回動自在に連結した不作動位置と、前記弾圧付勢力に抗して作動したとき前記連結杆をいずれか一方の連結部内に没入して前記連結部同士の連結状態を解く作動位置との間で移動可能な左右一対の連結機構と、前記連結機構の作動位置を保持し、前記開閉部材が前記取付部材ょり離れた位置から連結位置に至ったとき、その位置を検知して前記作動位置の保持状態を解く保持機構と、前記取付部材の前後左右位置に夫々配置されて前記連結機構を不作動位置から作動位置に操作する操作部材とから成る両側開閉式綴込具。

. 前記連結部が軸筒から成る請求項 1記載の両側開閉式綴込具。. 前記開閉部材に、それが前記取付部材との連結位置に至る時に、前記取付部材の軸筒と作用して前記開閉部材を内方に誘導する誘導部片を設けてなる請求項 1又は 2記載の両側開閉式綴込具。

. 前記取付部材に、前記連結機構と前記保持機構とを設け前記連結杆を前記取付部材の軸筒に出没自在に揷通して成る請求項 2又は 3 記載の両側開閉式辍込具。

- 前記取付部材が、方形状の基板と、その上面を覆って、前記基板との間に所要の空隙が存するように取付けられるカバーとから成り、かつ、前記空隙部の左右位置に夫々前記連結機構と前記保持機楕とを配設してなる請求項 4記載の両側開閉式^込具.. - 前記取付部材を左右に 2分割して成る請求項 2 ， 3 . 4又は 5記载の両側開閉式辍込具。

- 前記連結機構が、前記取付部材の前後方向に摺動可能に取付けられ、かつ、前記連結杆を備えた作動杆と、これを常時連結扦が前記取付部材の軸筒より突出する方向に弾圧付勢する弾圧付勢手段とから成り、かつ前記作動杆の前後位置に夫々押圧用の操作部材と引手用の操作部材を設けて成る請求項 2 . 3 , 4 , 5又は 6記載の両側開閉式辍込具。

. 前記保持機構が、作動位置で前記連結杆が前記取付部材の軸筒内に没入して開閉部材との連結を解いたとき、前記開閉部材の軸筒の連結位置で前記取付部材と係止して前記連結杆の没入状態を保持し、かつ、この状態で連結が解かれた前記開閉部材の軸筒が連結位置に至ったとき、前記軸筒と作用して前記取付部材との係止状態を解く爪片を遊端部に有した水平回動自在の保持部材と、前記保持部材に常時前記爪片が前記取付部材と係止する方向に回動付勢する弾圧付勢手段とから成る請求項 2 , 3 , 4 ， 5又は 6記載の両側開閉式辍込具。

- 前記連結機構を、前記取付部材の前後方向に摺動可能に取り付けられ、かつ、前記連結杆を備えた作動杆から構成し、また前記保持機構を、作動位置で前記連結杆が前記取付部林の軸筒内に没入したとき、前記開閉部材との連結を解いてその軸筒の連結位置で前記取付部材と係止して前記連結杆の没入状態を保持し、かつ、この状態で連結が解かれた前記開閉部材の軸管が連結位置に至ったとき、前記軸筒と作用して前記取付部材との係止状態を解く前記爪片を遊端部に有した前記保持部材から構成し、前記保持部材の基部を作動杆に水平回動自在に枢着すると共に、前記保持部材の基部と前記取付部材との間に、常時前記連結杆が前記取付部材の軸筒より突出する方向に前記摺動部片を弾圧付勢すると同時に前記保持部材に常時前記爪片が前記取付部材と係止する方向に回動付勢する弾圧付勢手段を張架して成り、かつ前記作動杆の前後位置に夫々押圧用の橾作部材と引手用の操作部材とを設けて成る請求項 2 , 3 , 4又は 5記載の両側開閉式綴込具。

0 . 前記操作部材が、幅広の指当部から成り、かつ、前記取付部材の隅部位置に、前記指当部の前後動を許容する切欠部を設けて成る請求項 1 , 3 , 4 ， 5又は 6記載の両側開閉式綏込具。

1 . 前記互いに揷通可能な綴杆の一方が釘状を呈し、その他方が管状を呈しており、かつ、前記一対の開閉部材に、それぞれ釘状 f杆と管状線杆とを突設して成る請求項 1記載の両側開閉式綴込具。

2 . 前記取付部材の一端部の左右位置に押圧用の操作部材を、他端部の左右位置に引手用の操作部材を夫々配置して成る請求項 7 , 8

, 9又は 1 ◦記載の両側開閉式綴込具。

3 . 前記取付部材の一端部の一方に押圧用の操作部材をその他方に引手用の操作部材を、また他端部の一方に引手用の操作部材をその他方に押圧用の操作部材を夫々配置して成る請求項 7 , 8 , 9又は 1 0記載の両側開閉式綴込具。

4 - 前記連結機構が相対方向連動機構を有しており、かつ投-作部材を前記連結機構の相対移動する両端位置にそれぞれ設けて成る請求項 4 , 5 , ό , 1 0 ， 1 1 , 1 3記載の両側開閉式^込具， 5 . 前記相対方向連動機楕が、ラックとピニオンとから成る求頌 1 4記載の両側開閉式綴込具。 2 S

6 . 前記連結機構が、前記相対方向連動機構により連結された前後一対の作動杆と、前記一対の作動杆を常時近接方向に弾圧付勢する弾圧付勢手段と、前記前後一対の作動杆にそれぞれ係止され、かつ、不作動位置で前記取付部材の軸筒と前記開閉部材の軸筒とに揷通して軸筒同士を回動自在に連結し、前記弾圧手段に抗して作動したとき、前記取付部材の軸筒内に没入して開閉部材の軸筒との連結を解く前後一対の連結杆とから成る請求項 1 4又は 1 5記載の両側開閉式 ij 込具

7 . 前記連結機構が、前記相対方向連動機構に連結された前後一対の作動杆と前記一対の作動扦を常時離反する方向に弾圧付勢する弾圧付勢手段と前記前後一対の作動扦にそれぞれ係止され、かつ、不作動位置で前記取付部材の軸筒と前記開閉部材の軸筒とに挿通して軸筒同士を回動自在に連結し、前記弾圧付勢手段に抗して作動したとき、前記取付部材の軸筒内に没入して開閉部材の軸筒との連結を解く前後一対の連結杆とから成る請求項 1 4又は 1 5記載の両側開閉式辍込具。

8 - 前記保持機構が、前記前後いづれか一方の作動杆に設けられ、前記軸筒同士の連結が解かれたとき係止手段により前記作動杆の相対移動を拘束し、前記取付部材の軸筒に前記開閉部材の軸筒が合致したとき開閉部材の軸筒に作用して前記係止手段を解いて作動杆の相対移動を許容するロック部片から成る請求項 ] 4 . 1 , ] 6又は 1 7記載の両側開閉式镊込具。

9 - 前記ロック部片が先端に ί系止部と、前記開閉部材の軸筒下面に作用する傾斜面とを有しており、かつ、前記 σック部片の基端を前記前後一対のいずれか一方の作動扦に枢着すると共に、前記基端と 19

他方の作動杆との間にスプリングから成る弾圧片を負荷状態に張架して成る請求項 1 8記載の両側開閉式綴込具。

0 . 前記操作部材が、前記取付部材の軸筒に出没自在に揷通する連結軸を下部に水平状に突設すると共に、内面に指掛け用の切欠部を設けて成る請求項 1 6記載の両側開閉式綴込具。

1 . 前記操作部材が前記作動杆の端部に幅広部を一体に有し、その外側部に前記取付部材の軸筒に出没自在に揷通する案内軸を有して成る請求項 1 7記載の両側開閉式綴込具。

2 . 前記軸筒の配置関係、前記連結機構の配置閲係、及び保持機構の配置関係を対向する斜め方向で対称とした請求項 1 4 , 1 5 , 1

6 , 1 7 ， 1 8又は 1 9記載の両側開閉式綴込具。

3 . 前記開閉部材に、前記相対方向連動機楕を含む連結機構と前記保持機構とを設け前記連結杆を前記開閉部材の軸筒に出没自在に挿通して成る請求項 1又は 2記載の両側開閉式綴込具。

4 . 前記開閉部材が、互いに揷通可能な綴杆を内面に突出し、かつ、下部に前記軸筒を設けると共に、上緣と前後緣とにリブを夫々設けた内板と、上緣と前後緣が前記リブに当接して前記内板との間に中空部が生じるように取付けた外板とから成り、かつ前記中空部内に、前記連結機構と前記保持機構とを配設して成る請求項 2 3記載の両側開閉式綴込具。

5 . 前記連結機構が相対方向連動機楕により連結された前後一対の作動板に連結杆をそれぞれ設けて、前記一対の作動板が相対方向の一方に移動したとき前記連結杆が前記開閉部材の前後一対の軸筒から前記取付部材の前後一対の軸筒内にそれぞれ突出してこれらを回動自在に連結し、前後一対の前記作動板が相対方向の他方に移動し 3 0

たとき、前記連結杆が前記取付部材の前後一対の軸筒内から前記開閉部材の前後一対の軸筒内にそれぞれ没入してこれらの連結状態を解く請求項 2 3又は 2 4記載の両側開閉式锾込具。

6 - 前記連結機構が、前記前後一対の作動板の少なくとも一方を常時前記連結杆が前記開閉部材の軸筒から突出する方向に弾圧する弾圧付勢手段とから成る請求項 2 3 ， 2 4又は 2 5記載の両側開閉式緩込具。

7 . 前記相対方向連結機構が、前後一対の作動板にそれぞれ延長して設けた上下で対向する一対のラック片と、これらに嚙合するピニオンとから成る請求項 2 3 , 2 4 , 2 5又は 2 6記載の両側開閉式具。

8 . 前記保持機構が、前記作動板に設けた切欠凹部内に垂直傾動可能に配置されて弾片により常時下向きに傾動付勢され、かつ、遊端部に係止爪を、下面に前記傾動付勢力により前記取付部材の軸筒に圧接する脚片を有した保持部片と前記脚片が前記取付部材の軸筒との圧接が解かれて下向きに回動したとき、前記係止爪と係止して前記作動板の移動を拘束する止片とから成る請求項 2 4 . 2 5 . 2 6 又は 2 7記载,の両側開閉式籙込具。

9 . 前記操作部材が、前記取付部材の左右の各前後位置にそれぞれ配置され、前記取付部材に設けた軸筒内に摺動可能に嵌合され、かつ、外端に指圧部を有し、前記取付部材と前記開閉部材との連結状態で前記連結杆により押圧されて前記指圧部が指圧可能な位置に突出し、その指圧可能な位置から前記指圧部を指圧したとき前記連結杆を押圧して前記取付部材の軸筒より脱出する位置に導く操作扦から成る請求項 2 3 2 4 . 2 5 . 2 6 , 2 7又は 2 8記載の両側開閉式綴込具。

30. 前記開閉部材の内面の一端部に突設した辍杆が釘状の辍杆であり、その他端部に突設した辍杆が管状の綴杆である請求項 23. 2 4， 25 , 26 , 27. 28又は 29記載の両側開閉式^込具

3 1. 前記取付部材に設けた前後一対の軸筒と、前記開閉部材に設けた前後一対の軸筒とを夫々長手方向における中心から対称位置に設け、かつ前記取付部材の中心部の左右位置に、前記保持部片の脚片と圧接する軸筒を設けて成る請求項 23 , 24. 25 , 26 , 27 . 28. 29又は 30記載の両側開閉式綴込具。