明 耙 書 耐蝕性希土類 -遷移金 m系磁石およびその製造方法 技 術 分 野
こ o発明は、 磁気特性に優 るだけでな く 、 耐訑性お び & 度特性にも優れた希土類一遷移金属系磁石およ ^そ 製造方 に関する ものである .
背 景 技 術 ' .
現在、 製造されている代表的な永久 石材料と して .' ア ニコ磁石、 フヱ ラ イ ト磁石および希土類磁石などが举げ ^れる ァルニ コ磁石は歴史的に古いが、 安価なフ ユ ラ ィ ト ίί: Έある i ' はさ らにより高い磁気特性を持つ希土類磁石の開発によ り . 需 要は低下しつつある。 一方フ ユ ラ イ ト磁石は、 酸化物を主原 と している こ とから化.学的に安定て、 かつ低コ ス 卜てある ため 現在でも磁石材料の主流を占めている力く、 最大工ネルキー積が 小さいという欠点があつた。
その後、 希土類イ オ ンの持つ磁気異方性と遷移金属元素 β持 つ磁気モーメ ン 卜 とを組合わせた S m - C o系磁石が出現し、 従来 の最大エネルキ'一積を大幅に更 ίίίした。 し力'しなが .. S ir— C 系磁石は資源的に乏しい S niと C oを主成分と しているため 高偭 な磁石とな らざるを得なかつた。
そ こで高価な Sniや Coを舍まない、 安価でかつ高 ¾気特性を有 する磁石合金の開発が行われ、 その結果佐川 ら 、 焼 によ り三元系で安定な合金 (特公昭 61 - 34242号公報および特開昭 一 132104号公報) を、 また J.J.Croat らは液体急冷法により保 磁力の高い合金 (特開昭 59-64739号公報、 を開発した < これ は Nd, Fe及び Bからなる磁石て、 その最大エネルギー積は Sir - C ϋ系磁石のそれを超える ものてある c
しかしながら Nd— Fe— B系磁石は、 成分と して非常に活性 高い N dなどの軽希土類元素および锗び易い F eを多量に舍んで(.ヽ' る こ とから、 耐蝕性に劣り、 その結果、 磁気特性が劣化してェ 業材料と しての信頼性に欠ける という欠点があつた。
従って耐蝕性の改善のために、 たとえば婊結 石については 表面めつき (特開昭 63- 77103号公報) 、 コ 一チ イ ン ゲ処理 (特 開昭 60- 63901号公報) 等を施し、 また樹脂結合型磁石では磁粉 と樹脂を混練する前に予め表面処理を施すなどの対策が講じら れているが、 いずれも長期間にわたつて有効な防銪処理とはい えず、 また処理のためコス ト高となり、 さ らには保護膜による 磁束の πスなどの問題もあった c
上記の問題の解決策と して、 発明者らは先に、 ivd -F - B系 石 OFeを Coおよび Niで高濃度に置換した希土類 -遷移金属 -- ボロ ン系磁石合金を提案した (特開平 2 - 4939号公報) c
上記の磁石は、 耐蝕性に優れ .、 しかもキ ュ リ ー点が上 し のて、 材料と しての信頼性が大幅に向上し 。
この発明は .. 上記の磁石をさ らに発展させた二相組織にな 希土類一遷移金属 '系磁石に関する。
なお二相組織の Nd系磁石については、 先に、 希土類 ¾招上 ¾ 土類貧相の相とを混合 · 液相焼結した、 磁気特性に優れた二 ' 金法による磁石が提^されてい (特開昭 (,:、.93841 ^ . Rに 164403号各公報) が、 上記の方法ては、 ¾気特性は向上する のの耐 も性という点に関しては依然と して問題を残してい —. 発 明 の 開 示
この発明は、 上記の問題を有利に解決する もので、 磁気特性 だけでな く 耐蝕性にも優れた二相組織の希土類一遷移金属系 石を、 その有利な製造方法と共に提案する こ とを 目的とする -. まずこの発明の解明経緯について説明する
さて発明者らは、 上記の磁石につき、 高分解能電子顕微鏡等 を用いて金属組織学的研究を鋭意進めた結果、 該磁石には大き な飽和磁束密度を持つ Nd Fe, Co, Ni) 1 4B相と 、 こ の相からな 結晶粒を取り囲んて強い保磁力を発現している Nd 2 (Fe , Co. ,\ Nd (Fe, Co, Ni J 5. Kd2 (Fe, Co, Ni) . Nd (Fe, Co, Ni aBおよび! ':i Π· ί . Co, Ni) l zBh、 さ らには CrB構造になる ,— ΧΤΠΧ (ただ し 主 と して などの粒界相が存在する こ とを究明した (.
また, 腐蝕の発生点となる Nd相の量が少な く 、 しか 上記 G' 粒界相における Niや Coの濃度が高い と、 より一層良好 耐 ·. 性を示すこ とが併せて突き止めつれた。
そこで発明者らは、 こ の点につき、 さ らに考察を重ねた結果, 前述の粒界相は、 N;d z (Fe , Cc, N i ) , 以外は Nd— Fe - - B系三元状 態図 Ο枠組みでは出現し難く 、 むしろ Nd— Co— B系 O枠組みて しか出現 し得ない相てある : と:;:想い到った c
参考のため第 1 図に、 Nd - F - B三元状態図 (: . F. Chaban, ϊ u . B . K u z m a; N. S.Bi lonizhko. 0.0. Kachmar and' N . U . f ' e t r o v , Akad Nauk, SSSR, SetA, Fiz. -Mat. Tekh, N'auki No.10 (1979) 873 ) を、 また第 2図には、 Nd - Co— B三元状態図 (N.S.
B 11 on i zhko and iu.B.Kuzma. 1 z v . Akad. Nauk iSSR N e o r g . .Mater, 19 (1983) 487 ) を示す (ただし、 原論.文では N d F e , 4 B 相を〜 NdzFe B相と、 また NdzCcn 4B相を〜 Nd2Co9B相と取り違え ているのて、 第 1 , 2図では修正してある。 )
第 1 図において、 番号 1 の相力 NdzFe1 4B相であり、 その周辺 の組成では N'dFe4B4相 (番号 2 の相) 、 Nd相、 Nd2Fe1 7相およ び Fe相が出現する こ とになる。 ところが第 2図においては、 Φ 号 1 の Nd 2Co , 4 B相の周辺組成で作製した磁石には N (i 2Co 7相 . NdCo5相、 Nd2Co7相、 NdCo4B相 (番号 2 の相 および NdC β <· 相 (番号 7 の相 :) 等が現れ . 本来 Nd相は平衡状態では出現し :;'
い sてある。
先にも述べたよ う に、 Nd相は锗 ο発生点となるばかり 、 磁気的にも有用性のない相であり 、 排除されるベき相て .る。
そこで この発明では、 磁気的に有用な二相 . すなわち残留 ¾ 束密度の高い RE2TM, 4B相と、 焼結性を上げ、 ま た主相粒界'?■'.ク リ ーニ ンゲ作用を持ち、 さ らには電気化学的に ,貴な組咴に る低融点の Rトー TM相や RE - Β相 を出発材 \ : 一.て二相 ί 石を作製する こ とにより 、 磁気特性および耐 虫性. 'に れた永久 磁石を得よう とする ものである。
すなわちこの発明は、
RE : 10^%以上、 25at%以下、
こ こで RE : Y , Scおよびラ ンタノ イ ド C)う ちから 人.た' -- 種また;ま二種以上
B : 2 at%以.上、 20at%以下
を舍み、 残部は実質的に TM (ただし TMは Fe . Coおよび N iのう ち から選んだ一種または二種以上) からなる永久磁石合金であつ て-、 その組織が、 Nd2Fe, 4B構造を持つ RE2Tf1, 4B ( こ ::て は上 記と同 ) なる組成の相と、 該相よ り も融点の低い、 RE— 金属間化合物相 (ただし TMは、 Nにまたは"と Co う ちから 選 だ少な く と も一種との混合物) も し は RF— T 系共晶組 t ( こ こて TMは上記と同じ) およこ' ノま は — ― B系金属間
化合物相 ( こ こ で T は上記と同じ) から構成されている :: と 特徴とする耐蝕性希土類一遷移金属系永久 石である:
またこの発明は、 RE 2T , 4 B系金属間化合物相 (:ただし 1 Fe, Coおよび Niのう ちから選んだ一種または二種以上) を王 、 とする粉末と、 該粉末より も融点の低い RE - TM系金属間化合 ¾ 相 (ただし は、 Niまたは Niと Ft: Coのう ちか ら逞んだ少 : と も一種との混合物) も し く は R - T 系共晶組 ( :: 二て' :. 上記と同じ) および Zまたは RE— TM— B 系金属間化合物相 ( 二 こで TMは上記と同じ) を主体とする粉末との混合粉を、 Γ£縮成 形したのち、 焼結する こ とからなる耐蝕性希土類 -遷移金属 ¾ 磁石の製造方法である。
この発明において.、 耐蝕性 より一層の向上のためには、 tli 界相を主相より も電気化学的に貴とする こ とが有 ¾であ 、 つて RE— Τ M系および RE TM - B系低融点相における TMに占める N iおよび /または Coの比率を、 2ΤΜ , 4 B相におけるそれより も 高める こ とが好ま しい。 と く に Niの比率を高める こ とが耐訑性 の向上および低コ ス ト化にとりわけ効果的である:
また この発明において、 REsTM, 4B金属間化合物相と RF— ΐ ?Γ ί?Ε— TM— Β系金属間化合物相との比率に、 式量単位で 95 : δ ^ い し 40 : 60程度とするのが好ま し と(. -う のは両者の比 ¾ 上記の範囲を外れる と保磁力や飽和磁束密度の著し ('、劣化を招
く 不禾lが生し二 るえ'、らてある(. 二 こに式 ( ί 0 r m u i a u :i,, t ) 上 :. 7二とえば 2Fe , 4 Bを一 つの分子 (固体てはこ を ί ormu i。 - t ' う ) とみな した場合に相当する。 混合に供する各^ 粒径 0.5 〜 5 μ m 程度かハ ン ド リ ン グ O容易さや均質 混合レ め に望ま しい。
二 こ に RE2TM,4B金属間化合物相よ.り も融 *の低い R - H4. 属間化合物相 .(共晶組織も含む。 以下同 し ' よ : 系金属間化合物相の代表組成を示すと、 次 0とおり . τある:
. RE -- 系 . '
RE2TM1 7, RETM5. RE2TM7. ETM3, RETM2, RE,TM, - Rh 7TH;i. EsT および RE— TM共晶組織
- RH一 TM B系
ET.I.B, RE3TM, ,ΒΛ. RE.TIsB,. ΚΕ^Τ ,Β,, RL; 2T Β:,: R T'.; ' I. RET 2B2, RETM9 B 4■ R£ZTMB3
なお上記した RE2TM, 4Bや Rf=— TM系、 — TM -- B系金属間化- ' 物相を主相とする粉末は、 次のよ う に して得る こ とができ る c すなわち所定 Ο組成になるよ う に各構成元素単体を秤量し . アーク溶解ないしは高周波溶解て、 真空中または不活性ガス 囲気中にて合金ィ ンゴ ■,' 卜を作る。 つい そのィ Γ.' , トを同 じ く 真空中または不活性ガス雰囲気下て .、 eon-loon ( o ;u で 1 〜30日間保持して単相の金属間化合物とする: なお金厲
化合物相 一般に ある程度 f 〜 2 ϋ % ' の固溶範囲をもつも & が多いのて .出発紐成もそれに応じて組成 ο幅が許容される。 単相と した金属間化合物は . ハ マ一 ルて粗粉碎した Φち ジ ェ ソ ト ミ ルあるいはァ ト ライ ターを用いて 0.5〜 5 μ m 径の 微粉とする。 なお-. 低融点相 RE— TM、 RF— Ϊ - B ©中て、 硬度 が低 く 粉砕が困難なものに関しては、 ハンマ一 ル粉砕の前に 予め室温〜 35 て程度の温度範囲て数時間水素脆化 Ϊせる と、 その後の解砕が容易である。
この発明に従い、 予め作製しておいた REzTM, 4Βの組成を持つ 金属間化合物を主体とする粉末を、 それより融点の低い、 予め 作製しておいた RE— ΤΜ系族間化合物も し く は βΕ— — Β系金属 間化合物を主相とする粉末の 1 種以上とを混合してプレスした 後に焼結を行う こ とによって、 高磁石特性と高耐蝕性との両者 を兼備させる こ とができる。
この理由は、 BE2Trt1 4Bの金属間化合物相を主体とする粉末よ り融点の低い粉末は、 焼 ^を促進させる-とともに RE2TM1 4Bの結 晶粒間に粒界相を形成して保磁力を向上させる作用を持つから と考え られる。
さて RE2T , 4B相において、 REと して .、 その磁気モ一—メ ン ト
Oナ、き さや T M原子との磁気的力 ッマ。 リ ングの観点から、 またコ フ. ト的にも、 Ndや Prが望ま しいけれども . その他の . さ らに
はそれらと Nd , Prとの組合せでもよいのは言う まて もな( , TMについては、 Fe, Coおよび!、 iのう ちか 選んだ一種 二;.: 二種以上であれば良 -: 、 と く に ίίί石 o高耐 虫性の観点か は の割合を大き く す-る こ とが望ま しい t ま こ の RE 2T , 4 B相力 ' ί 石の飽和磁束密度を担っている C 'て、 Τ 中の F Coおよひ i C, 存在割合は、 Feが 1 Oa t %以上、 T3a† %未 J ·、 Coか: 7 a t % .上 . 50a t %以下、 Niが 5 a t %以上、 3む at( 以下程度とす ' 望 しい力、 TMと しての Feが 100%の REsTH, 4B相を主相上す る場台 もこの発明の永久磁石の耐蝕性は従来の RE - TH - B 石 り iS れており、 従って磁石の用途によっては勿論主相と して採用す る こ とができ る。 ·
次に RE— TM系および RE— — B系低融点相にお る Ri:と して は、 コ ス トを重視する場合には Ce, Pr, Nd ど 0軽¾土^ 元素が、 また一層耐蝕性を高めたい場合には原子番号て Sm以 の Luまでの中重希土類元素や Υ , Scなどが有利に適合する c また TMについては、 N iおよびノまたは Co、 と く に N iを舍有さ せる こ とが耐蝕性の向上に効果的なので、 この発明では . Mと して N iは必ず舍有させる も Οと し、 その TM中における舍有 8 %以上程度とするのが好適である。
N iの添加効果は次のとおり てある。
に > RE— TM系および RE— TM— B系の融点を下け、 液相焼結時に
おける液相の浸潤を促進し、 焼結密度を上げ.、 残留磁束密度 を向上させる。 '
ϋ ) 上記 i ) と同じ理由で.、 液相焼結時における液相 ©粒界 リ ー二ング効果を高め、 保磁力の一層の向上に効果がある。 iii ) Coより耐蝕性の改善に有効であり .. また安価てもある さ らに低融点相の N iおよび Zまたは Coの比率を RE 2 Τ:·; , 4 B相 それよ り も高める :: とによって、 耐蝕性を一段と向上さゼ 二 とができ る力 、 この理由は、 これらの粉末の相は、 も し ΐ の ί 成が同じであれば、 焼結体においては RE2TM 1 4B相より は粒界に おいて優先的に腐蝕される傾向があるので.、 予め電気化学的に 貴にしてお く こ とが有利に作用するからである。 さ らに磁気的 には無用の Nd相を排除でき るので 、 残留磁束密度が増加し、 そ の結果最大エ ネルギー積(BH)„a x も向上する .
この点、 従来のよう-に最初から磁石全体の平均組成で合金を 溶解し、 粉碎、 プレス、 焼結を行って平衡状態に近づけても Nd 相はできないはずではある力 そのためには高温での長時間加 熱を必要と し、 その間に結晶粒の異常成長が起きて保 ¾力の著 しい低下を招 く という欠点があつた?)である。
なお、 主相の REと低融点相の REとは同一 &元素である必要 ない。 また上記した二相を主成分とする ¾石において、 BEと 一部を .、 Mg , A l , Si . Ti : V , Or, Μη, Cu : Ag . Au . Cd. Rh
Pd . 1 r . P l, IT, . G a: Ge , Z r . N b , Mo . In, Sn , H f . 1 a -¾ J'. V W C う ちから選んだ少 く と も一種て、 磁石全体 G a t ¾ て 置換しても この発明の効果が失われる こ とはない。
さ らに製造方法に関しては.. 上記したよ う な、 RE2"H , 4B組成 の粉末と , 融点の低 (、 R F. - - T M系および または RF - 一 E, 系金 属間化合物相を主体とする粉末との混合粉を、 圧縮成形した ち,' 焼¾す る方法の他 . 磁石特性は幾分犠牲になる け と : . 大型磁石の製造法と して、 上記の ¾合粉を鉄パイ.'ブ中に真空圭 'ί 入した(Dち、 熱間圧延しつつ焼結を行わせる方法も可能てある . 図面の簡単な説明
第 1 図は.、 Nd - Fe - - B II元状態図、
第 2 図は、 — Co— B三元状態図てある。
発明を実施するための最良の形態
実施例 1
ネオジム、 遷移金属およびボロ ンの原子比が 2 : 14 : 1 とな るよう にアーク溶解して、 合金ボタ ンを作製し、 真空炉で 95C' て, 7 日間の均一化処理を施したのち、 粗粉砕と微粉砕を施し て、 数ミ ク ロ ンの径の微粉末を得た。 なおこ のとき遷移金属中 の Fe, Co, Niの比率を種々 に変化させて , 複数種の合金粉を ^ 造し ;^
同様に して、 ネォ ジ丄ま たは (ネオジム -- ジ スフ'口 シ ゥ )
上 二 ソ ケル との比が 1 : 1 となる粉末を作製した。 その際 O均 一化処理条件 680 'C . 5 日間と した。
次に、 上記の 2 グループの中から一種類づっを選んてそれ を表 1 に示す種々 の割合で混合し、 1 5 k O eの磁場を印加しつつ プレス したのち、 真空雰囲気下 1 000てで 2時間焼結し、 そ 0後 室温まで急冷した。
かく して得られた試料 O磁気特性および腐蝕特性に ';: W. ベた結果を表 1 に示す。 なお腐蝕特性は、 試料を温度 7 0て、 湿 度 95 %の環境に 48時間さ ら したのちにおける試料表面の発鐯面 積率で評価した。
また表 1 には比較のため、 焼結磁石の全体組成で最初から溶 解し、 粗粉碎ー微粉砕一磁場中プレス 一焼結工程から る徒来 法によ って製造した試料の調査結果も併せて示す。
No. 粉末混合比率 遷移金属比率 磁 石 組 成 (a ) Br iHc 発鎗 m 考 面積
(式量比率%) (原子数比率 %) Nd Dy Fe Co Ni B (kG) (kOe) (%)
1 NdzTM.^B, 50 Fe : Co : Ni 15.79 73.69 5.26 5.26 12.0 7.2 32.5 11 適合例 1 Nd.Ni , 50 100 : 0 : 0
2 上記全休組成アーク溶解 13.3 5.7 35.2 30 比較例 1
3 Nd2TM 55 Fe : Co : Ni 15.12 56.34 18.78 4.39 5.37 11.8 5.8 29.8 2 適合例 2 Nd.Ni, 45 75 : 25 : 0 ,
4 上記全体組成アーク 溶解 . 12.5 4.0 28.0 9 比較例 2
5 Fe : Co : Ni 15.8 47.9 22.1 8.9 5.3 11.5 13.2 32.0 0 適合例 3
65 : 30 : 5
6 上記全休組成アーク溶解 12.0 4.0 26.4 6.5 比較例 3
7 ΝάζΤΜ,,Β, 45 Fe : Co : Ni 16.6 46.8 21.6 9.9 5.1 11.6 8.0 29.6 0 適合例 4 Nd.Ni, 55 65 : 30 : 5
8 上記全体組成アーク溶解 12.0 3.7 22.0 2 比較例 4 9 Fe : Co : Ni 15.74 0.05 73.69 5.26 5.26 11.4 9.7 31.5 1 適合例 5
100 : 0 : 0
10 上記全休組成アーク 溶解 12.8 8.5 35.0 28 比較例 5
11 dzTM, Bi 55 Fe : Co : Ni 15.08 0.04 56.34 18.78 4.39 • 5.37 11.3 8.1 30.0 3 適合例 6 (Ndo. ο. οι) ιΝί ι4ο 80 : 20 : 0
12 上記全体組成アーク 溶解 12.6 5.0 31.7 7 比 6
同表よ り明らかなよ う に、 こ の発明に従 二相組辚 O希土顇 --遷移金属系磁石 、 従来 Oよ う 全体組成て最初から溶解し たものに比べ、 磁気特性は勿論のこ と耐蝕性が格段に向上し" いる。 実施例 2 ネオ ジム、 遷移金属およびポロ ンの原子比が : 14 : 1 とな るよ う にアーク溶解して、 台金ボタ ンを作製し . 真空 て 95- て .. 7 日間の均一化処理を施したのち、 粗粉砕と微粉砕.を施し て、 数ミ ク ロ ンの径の微粉末を得た。 なおこ Οとき遷移金厲中 の Fe, Co, Niの比率を種々 に変化させて、 複数種 C)合金粉を製 造した。 同様に して、 ネオジ およびノまたはジスプロ ン ゥ ムあるい プラ セオ ジム と、 ケルまた 二 ' ;1'一 コ
ト の原子比が 3 : 1 とな る粉末を作製した。 そ Ο際の均一化処理 条件は 485 'C : 5 日間と した。
かく して得られた試料の.磁気特性およ.び腐食特性についての 調査結果を表 2 に示す。
なぉ衷 2 には参考のため . 特閒昭 6S- 164403号公報に閗示 O 技術に従って製造した磁石の特性について調べた結果も、 併記
表 2
No. 粉未混 * - 合比率 遷移金属比率 磁 石 組 成 (at¾) Br iHc (BH)max ¾|| 備 考
(式量比率 %) (原子数比率%) Nd Πυ Pr Co M i n (kG) (kOe) (MGOe) ( )
1 NdzTM B, i 65 Fe : Co : i IS RR 7Q HQ 9 > Q O1 u 12.6 12.0 34.0 5 谪 A例 7 Nd3Ni , 35 100 : n • . n u
14 上記全体組成ァーク溶解 13.1 11.2 36.2 50 比較例 Ί
15 65 Fe : Co : i 18.88 ςι IK ?1 Q ? R1 12.0 15.0 35.2 0 適合 8
35 70 :
16 上記全休組成ァーク溶解 12.8 7.9 34.8 10 比較例 8
17 t ΝάζΤΜ,,Β, 65 Fe : Co : Ni 18.88 47 fi 47 ?9 10.5 32.0 o 例 9 NdjNi, 35 65 : . ς
18 上記全体組成ァーク溶解 12.3 6.8 32.2 5 比較例 9 iq 65 Fe : Co : Ni 18.63 n ?ς ϋ o 09 11.6 15.5 34.0 3 滴 例 10
,35 80 : on
20 上記全体組成ァーク溶解 12.3 8.1 32.6 20 比較例 10
?1 70 Fe : Co : i 1fi fiO 11 11.8 9.5 33.0 2
30 85 : i ς ·· 0
22 上記全休組成ァーク溶解 12.5 6.2 32.3 25 比較例 11
23 70 Fe : Co : Si 17.56 1 i u 12.2 10.5 35.1 3 適合 1112
30 80 : 20 : 0
24 上記全休組成ァーク溶解 12.8 6.3 34.6 25 比較例 12
25 NdzTM,,B, 65 Fe : Co : i 18.88 51.16 24.46 0.28 5.22 12.1 12.3 36.8 3 適合例 13
Nd3 (Ni iCoo. 35 70 : 30 : 0
26 上記全休組成ァーク溶解 " 13.3 10.1 38.0 20 比較例 13
27 ΝάϋΤΜ,,Β, 55 Fe : Co : i 9.87 12.11 55.25 13.80 4.04 4.93 7.0 28.5 17.2 3 適合例 14 Dy3Ni , 45 80 : 20 : 0
28 上記全体組成ァーク溶解 . 8.8 15.3 16.5 8 比較例 14
29 65 Fe : Co : Ni 18.88 52.57 23.33 5.22 12.3 16.0 35.5 14 従 来 例
35 70 : 30 : 0
同表よ り、 この発明に従う二相組織の希土類 -遷移金属 ¾E 石は、 磁気特性および耐蝕性に優れている こ とがわかる。 また 適合例 8 および適合例 13を比べれば明らかなよう に、 と ; に RE3(Ni,Co) ,において Ni比率が高く なるほど耐蝕性は向上して いる。 さ らに従来例については、 磁石特性は良好 はあるけれ ども、 N iを舍有していないので耐蝕性に劣る。
実施例 3
実施例 1 と同様にして、 RE2TH, 4B組成の合金微粉末を作製し た。 またこれに混合する粉末原料と して、 REZT , 4Bの粉未より も TM中に占める N iや Coの比率を高めた合金微粉末を作り、 それ らを混合したのち、 実施例 1 と同様にして、 焼結磁石を製造し た。
かく して得られた焼結磁石の特性を、 従来法により得られた 焼結磁石のそれと比較して表 3 に示す。
同表よ り明らかなよう に .、 混合粉末と して RE 2 T , B %未よ も 中に占める N iやじ 0の比率を高めた合金微 '末を用いた場合 は、 耐蝕性のより一層の改善が達成されている c
産業上の利用可能性
か く してこの発明によれば . 従来の製造法に比ベて -、 耐蝕性 が向上し、 かつ磁気特性も改善された希土類 遷移金属系 S石 を製造する こ とができ、 と < に酎蝕性が改善された こ とによ 工業材料と しての信頼性の著しい向上が実現される