明 細 書
発明 の 名称
安全保障機能付電子部品
技術分野
本発明 は、 異 . 時 に過電流を遮断す る 要素を備 え た安全保障 機能付電子部品 に関す る も の で あ る 。
背景技術
近年、 電子機器の多機能化 に伴 い 、 家電機器, 情報機器, 通 信機器, 産業機器分野 な ど に お い て、 半導体素子を用 い た電子 ィヒ が推進 さ れ つ つ あ る 。 こ の 電子化 に 用 い ら れ る 半導体素子 は 、 静電気, 雷サ ー ジ電圧 な どの異常電圧 に対 し て き わ め て敏 感で あ り 、 そ の た め に電子機器の誤動作を招 い た り 、 ま た は破 壊 に い た る 場合 も 少な く な い 。 そ の た め 、 電子機器の信頼性を 確保、 向上 さ せ る 観点か ら も 、 こ れ ら 半導体素子 の サ ー ジ電圧 対策 は 極 め て重要で あ る 。
こ の サ ー ジ電圧対策部品で あ る サ ー ジ吸収器は劣化等の故障 時 に は短絡 し 、 過熱 に よ り 発火等の事故の危険性があ り 、 こ の 事故防止対策 と し て以前か ら 数多 く の提案がな さ れて い る 。
従来、 こ の種の サ ー ジ吸収器 は、 第 3 6 図, 第 3 7 図 に示す よ う な構成で あ っ た。 第 3 6 図, 第 3 7 図 に お い て、 1 は サ — ジ吸収素子、 2 a お よ び 2 b は そ の両面 に設 け ら れた電極で あ る 。 ま た弾性を有す る リ ー ド線 3 , 4 が低融点ハ ン ダ 5 で電極 2 a に接続 さ れ、 リ ー ド線 6 は高融点ハ ン ダ (図示せ ず) で電 極 2 b に接続 さ れて い る 。 さ ら に リ ー ド線 3 , 4 , 6 は支持体 7 の接銃端子 8 , 9 , 1 0 に そ れぞれ接続固定 さ れて い る 。
以上の よ う に構成さ れたサ ー ジ吸収器につ いて 、 以下そ の動 作につ いて説明す る ο こ のサ ー ジ吸収器は第 3 7 図の よ う に使 用 す る 。、すな わ ち、 接 子 8 , 9 を電源 1 1 に接続 し、 接!? c 端子 9 , - 1 0 を 保 回路 1 2 に接続す る 。 そ し て、 通常は接 続端子 8 , 1 0 簡は短絡、 接 ^ π端子 8 , 9 間は高抵抗で開放に 近い状態にな つ て い る た電源 ラ イ ン に サ ー ジ電圧が発生 し た場合は 、 サ ー ジ吸収素子 1 が低抵抗 と な り 接 子 8 , 9 間 が短絡に近い状態-に な ヽ サ ー ジ 流は被保護回路 1 2 を流れ ずに接続-端子 8 , 9 間を流れ、 サ ー ジ を吸収す る G し の回路に おいて、, 紘 的な-過電圧が イ ン に印加 さ れる と 、 継続的 な過電流がサ 一 ジ吸収素子 1 に流れ、 サ ー ジ吸収素子 1 が発熱 し て低融点ハ ン ダ 5 が溶け、 第 3 8 図 に示す よ う に、 弾性を有 す δ リ - ド線 3 , が矢印の よ う に電極 2 a か ら離れ、 サ ー ジ 吸収素子 1 および被保護回路 1 2 が電源 1 1 か ら遮断 さ れ る こ と と な る。 すなわ ち、 こ のサ ー ジ吸収器は安全保障機能付電子 aii' r6 c な つ て る のでめ - しか し :なが ら、 乙 . よ う な従来の構成では、 継続的な過電流 がサ ー ジ吸収素子 1 に流れた場合、 低融点ハ ン ダ 5 が溶融 し、
'i 一 F線 3 , 4 が接続さ れて いた電極 2 a か ら離れる が、 大電 の た め に電極 2 a と 離れた リ ー ド線 3 , 4 と の間で ア ー ク 放 電が起 こ り 過電流か ら サ 一 ジ吸収素子 1 を完全 に遮断で き ず に、 サ ー ジ吸収素子 1 が発火す る と い う 課題があ っ た。
発明の開示 - ·
そ こ で本発明は こ の よ う な継続的な過電流が電子部品に流入 さ れた時 に発火に至る等の問題が生ずる こ と を な く す こ と を
目 的 と す る も の で あ る 。
そ し て こ の 目 的を達成す る た め に本発明 は 、 電子部品 と 、 こ の電子部品 と 電気的 に直列に接続 さ れる と と も に 、 こ の電子部 品 に熱伝導が良好な状態で接触さ せ た低融点金属要素 と 、 上記 電子部品 と 上記低融点金属要素の外周 を覆 っ た熱収縮絶縁チ ュ ー ブ と で安全保障機能付電子部品を構成 し た も の で あ る 。
こ の構成に すれば、 継続的 な過電压が本発明の安全保障機能 付電子部品に 印加 さ れ、 継続的な過電流が電子部品に流れて異 常 に 発熱す る と 、 先ず そ の熱 に よ っ て低融点金属要素が溶融 し 、 次い で熱収縮絶縁チ ュ ー ブが収縮す る 。 そ し て こ の熱収縮 絶縁チ ュ 一 ブの収縮に よ つ て上記低融点金属要素が溶断 さ れ、 こ の結果的、 絶縁物 と し て の熱収縮絶縁チ ュ ー ブが上記低融点 金属要素に介入す る こ と に な る 。 こ の た め電子部品への過電流 の流入が完全 に遮断さ れ、 ま た熱収縮絶縁チ ュ ー ブの介在に よ り ア ー ク 放電 も防がれ、 こ れ に よ り 上記電子部品や従来の被保 護回路 (第 3 7 図の 1 2 ) の発火を防止す る こ と がで き る 。 図面の簡単な説明
第 1 図は本発明の安全保障機能付電子部品の第 1 の実施例を 示す正面図、 第 2 図は同側面図、 第 3 図は同断面図、 第 4 図は 同実施例 に よ る 使用例を示す回路図、 第 5 図は本発明 の第 2 の 実施例を示す正面図、 第 6 図は同側面図、 第 7 図は同断面図、 第 8 図は同実施例に よ る 使用例を示す回路図、 第 9 図は本発明 の第 3 の実施例の要部正面図、 第 1 0 図は本発明 の第 4 の実施 例の要部正面図、 第 1 1 図は同側面図、 第 1 2 図は本発明 の第 5 の実施例の要部正面図、 第 1 3 図は同側面図、 第 1 4 図は本
発明の第 6 の実施例の要部正面図、 第 1 5 図は同側面図、 第 1 6 図は本発明 の第 7 の実施例の要部正面図、 第 1 7 図は本発明 の第 8 の実施例の要部正面図、 第 1 8 図は同側面図、 第 1 9 図 は本発明の第 9 の実施例の要部正面図、 第 2 0 図は同側面図、 第 2 1 図は本発明の第 1 0 の実施例の要部正面図、 第 2 2 図は 同斜視図、 第 2 3 図は本発明 の第 1 1 の実施例の要部正面図、 第 2 4 Sは本発明の第 1 2 の実施例の要部正面図、 第 2 5 図は 同斜視図、 第 2 6 図は本発明の第 1 3 の実施例の要部正面図、 第 2 7 図は同斜視図、 第 2 8 図は本発明の第 1 4 の実施例の要 部正面図、 第 2 9 図は同側面図、 第 3 0 図は本発明の第 1 5 の 施例の要部正面図、 第 3 1 図は同側面図、 第 3 2 図は本発明 の第 1 6 の実施例の要部正面図、 第 3 3 図は同側面図、 第 3 4 図は本発明の第 1 7 の実施例の要部正面図、 第 3 5 図は同側面 il、 第 3 6 図は従来のサー ジ吸収器の構造を示す正面図、 第 3 7 図は同 サー ジ吸収器の使用例を示す回路図、 第 3 8 図は同 サ ー ジ吸収器の動作を示す側面図であ る 。
第 1 図 は本発明 の安全保障機能付電子部品 の第 1 の 実施例 と し て'用 い た安全保障機能付サ一 ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 2 図は第 1 図の矢印 Α の方向か ら の側面図、 第 3 図は第 2 図 の B — C } おけ る 断面図であ る 。 第 1 図, 第 2 図、 およ び第 3 図において、 2 1 は例え ば米国特許、 登録 Nd 3 6 6 3 4 5 8 , Να 4 0 4 5 3 7 4等に示さ れてい る サ ー ジ吸収素子で、 円柱状 の素体の雨平面部に、 銀ペ ー ス ト の焼付な どに よ っ て形成 さ れ た電極 2 1 .a 2 1 b を そ れぞれ具備 し て い る 。 こ れ ら の電極
2 1 a , 2 1 b に は高融点ハ ン ダ (図示せ ず) に よ っ て、 銅や 黄銅な どの電気的良導体か ら な る金属製の接続 リ 一 ド線 2 1 c , 2 1 d が接続 さ れて い る 。 2 2 は例え ばガ ラ ス の よ う な無機非 金属材料の絶縁物で、 サ ー ジ 吸収素子 2 1 の表面 の一部 も し く は全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例 え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 こ の低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ ー ド線 2 1 c 、 お よ び低融点金属要素 2 3 の他 端 と 銅 や黄銅 な どの電気的良導体か ら な る 金属製 の接続 リ ー ド 線 2 4 が レ ー ザな ど に よ る ハ ン ダ付 け等 に よ っ て接続 さ れて い る 。 2 5 は熱 に よ っ て そ の径がサ ー ジ吸収素子 2 1 の径 よ り も 小 さ く 収縮す る 、 例え ば シ リ コ ン を材質 と す る よ う な耐熱性 . 難燃性 ' 耐 ア ー ク 性 に優れた熱収縮絶縁チ ュ ー ブで、 サ ー ジ吸 収素子 2 1 の 表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の表面 と 低融点金属要素 2 3 が密着す る よ う に そ れ ら の外周 を覆 い、 固 定 し て い る 。 2 6 は例 え ば ポ リ フ エ 二 レ ン ' サ ル フ ァ イ ド を材 質 と す る よ う な耐熱性 · 難燃性 . 耐 ア ー ク 性 に優れた絶緣性樹 脂固定部であ り 、 イ ン サ ー ト 成型等に よ り 接続 リ ー ド線 2 1 d , 2 4 を密着 し 固定 し て い る 。 2 6 a , 2 6 b は絶縁性樹脂固定 部 2 6 の一部分で あ り 、 接続 リ ー ド線 2 1 d , 2 4 の一部分を そ れ ぞれ覆 う こ と に よ っ て、 接続 リ ー ド線 2 1 d , 2 4 の 間の 沿面距離を確保 し て い る 。 2 7 は例え ばポ リ フ ヱ 二 レ ン · サ ル フ ア イ ド を材質 と す る よ う な耐熱性 ' 難燃性 ' 耐 ア ー ク 性に優 れた絶縁性樹脂包囲部で あ り 、 絶縁性樹脂固定部 2 6 と 超音波 溶着法等 に よ り 密着 さ れて お り 、 低融点金属要素 2 3 の溶断 に よ る 飛散を防止 し 、 かつ防湿の役割を果た し て い る 。
• 以上 の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ吸収器 に つ い て、 以下そ の動作を説明 す る 。 第 4 図 は本安全保障機能付サ ー ジ吸収器を通信線 (電話回線等) に使用 し た例であ る 。 2 8 は信 号源で、 本安全保障機能付サ ー ジ吸収器の接続 リ ー ド線 2 1 d ,
5 . 2 4 に接続さ れ.、 2 9 は被保護回路で接続 リ ー ド線 2 1 d , 2 4 に接続 さ れて -い る 。 そ し て、 サ ー ジ吸収素子 2 1 の動作開始電 圧 ( パ リ .タ 電圧) は信号源 2 8 の ピ ー ク 値 (回路電圧 と リ ン ガ ー信号の ピ ー ク 値の和) よ り 大 き な値 に設定 し て あ る の で接 続 リ ー ド線 2 1 d と 接続 リ ー ド線 2 4 の間 は高抵抗で開放 に近
10 い状態 に な っ て い る 。 今、 こ の通信線 に サ ー ジ電圧 が発生 し た , 場合、 サ ー ジ吸収素子 2 1 は低抵抗と な り 、 接続 リ ー ド線 2 1 d と 接続 リ ー ド線 2 4 の間 は短絡 に近 い状態 に な り 、 サ ー ジ電流 : μ被保護回路 2 9 を流れずに 、 接続 リ ー ド線 2 1 d と 接続 リ ー ド線 2 4 の間 を流れ、 サ ー ジ は吸収 さ れ る 。
15 と こ ろ で、 こ の よ う な通信線は高圧線 と 近接 し て い る 場合が 多 ぐ 、 高圧線 の混触 に ょ り 継続的 な過電圧 (サ ー ジ吸収素子 2 1 の動作開始電圧値以上) が こ の通信線 に 印加 さ れた場合、 稱続的 な過電流がサ ー ジ吸収素子 2 1 に流れ る 。 そ し て こ の過 霉流の値がそ め材質 と 線径に よ っ て定ま る 低融点金属要素 2 3
20 の最大不溶断電流値 よ り 大 き い場合 は、 ジ ュ ー ル熱 に よ る 低融 点金属要素 2 3 の 自 己発熱 に よ っ て低融点金属要素 2 3 が溶融 Ψる 。 ま た最大不溶断電流値 よ り 小 さ い場合 に は サ ー ジ吸収素 子 2 1 は次第 に発熱 ! 、 熱伝導性の良 い ガ ラ ス の よ う な絶縁物 2 2 に よ っ て、 こ の熟が低融点金属要素 2 3 に伝わ り 、 低融点
25 金属要素 2 3 が溶融す る 。 ま た、 ど ち ら の場合で も 低融点金属
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要素 2 3 の溶融時 に は 、 同時 に熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 2 5 が径方 向 に 収縮 し て 、 溶融 し て い る 低融点金属要素 2 3 が熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 2 5 の径方向 への収縮力 に よ っ て外へ押 し 出 さ れ、 低 融点金属要素 2 3 は熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 2 5 を間 に は さ ん で 2 つ に 分離 さ れ る 。 す な わ ち 、 サ ー ジ 吸収素子 2 1 を流れて い た 過電流 は 、 絶縁物で あ る 熱収縮絶緣 チ ュ ー ブ 2 5 の低融点金属 要素 2 3 へ の 介入 に よ ", て 、 低融点金属要素 2 3 の 分離後 、 ア ー ク 放電す る こ と も な く 完全 に遮断 さ れ る 。 従 っ て 、 サ ー ジ 吸収素子 2 1 の発熱は止み、 発火を 防止す る こ と がで き る 。
下記第 1 表 に、 本実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 に 各種過電圧 を 印加 し た と き の結果を示す。 こ こ で、 サ ー ジ 吸 収素子 2 1 と し て動作開始電圧 (バ リ ス タ 電圧) が 3 6 0 ボ ル ト ( I = 1 m A ) の ス 夕 を 、 低融点金属要素 2 3 と し て融 点が 1 8 3 °C で線径が 0 . 3 誦 の半田線 を用 い た。
(第 1 表)
以上の よ う に本実施例 の安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 は 、 継 続的 な 過電流 に よ る サ ー ジ吸収素子 2 1 の発火を 防止で き る 効
果があ る 。
次 に 、 本発明 の第 2 の実施例を、 第 5 図, 第 6 図、 お よ び第 7 図 に よ り 説明 す る 。 第 5 図 は本発明 の第 2 の実施例 に よ る 安 全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 6 図 は第 5 図 の 矢印 D の方向 か ら の側面図、 第 7 図 は第 6 図の E — F に お け る 断面図 で あ る 。 第 1 の実施例 と の違 い は、 サ ー ジ 吸収素子 2 1 と 低融点金属要素 2 3 の接続点か ら 接続 リ 一 ド線を 引 き 出 し 3 端子構造 に し た点で あ る 。 第 7 図 に おい て、 2 1 は例 え ばバ リ ス タ の よ う な サ ー ジ吸収素子で、 円柱状の素体の両平面部 に形 威 れた電極 2 l a , 2 l b を そ れぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 2 1 a , 2 1 b に は接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d が接続 さ れて い る 。 2 2 は 例 え ば ガ ラ ス の よ う な 無機非金属 材料 の 絶縁物 で、 サ ー 'ジ吸収素子 2 1 の表面の一部 も し く は全部を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例え ば錫, 鉛 の共晶ハ ン ダ線の よ う な.低 融点金属要素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ 一 ド 線 2 1 c お よ び低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ ー ド線 2 4 が レ ー ザな ど に よ る ハ ン ダ付け等に よ っ て接続さ れて い る 。 2 5 は熟に よ っ て そ の径がサ ー ジ吸収素子 2 1 の径 よ り も 小 さ く 収 縮 す る 熱収縮絶縁 ヂユ ー ブで、 サ ー ジ 吸収素子 2 1 の 表面 を コ 一 テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の表面 と 低融点金属要素 2 3 が密着す る よ う に そ れ ら の外周 を覆 っ て固定 し て い る 。 3 0 は 例え ば ポ リ フ ヱ ニ レ ン · サ ル フ ア イ ド を材質 と す る よ う な耐熱 性 · 難燃性 · 耐ア ー ク 性 に優れた絶縁性樹脂固定部で あ り 、 ィ ン サ ー ト 成型等 に よ り 接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d , 2 4 を密 着 し 固定 し て い る 。 3 0 a , 3 0 b , 3 0 c は絶縁性樹脂固定
部 3 0 の一部分で あ り 、 接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d , 2 4 の 一部分を そ れぞれ覆 う こ と に よ っ て、 接続 リ ー ド線 2 1 d , 2 4 の間 お よ び接続 リ 一 ド 線 2 4 , 2 1 c の間 の沿面距離を確保 し て い る 。 3 1 は例え ば 、 ポ リ フ ヱ ニ レ ン ' サ ル フ ア イ ド を材質 と す る よ う な耐熱性 . 難燃性 * 耐 ア ー ク 性 に優れ た絶縁性樹脂 包囲部で あ り 、 絶縁性樹脂固定部 3 0 と 超音波溶着法等 に よ り 密着 さ れて お り 、 低融点金属要素 2 3 の溶断 に よ る 飛散 を防止 し 、 かつ 防湿の役割を果た し て い る 。 3 2 は絶緣 コ ー テ ィ ン グ 材で あ り 、 低融点金属要素 2 3 と の接続部分を除 い た接続 リ ― ド線 2 1 c の う ち 、 絶縁性樹脂固定部 3 0 と 絶縁性樹脂包囲部 3 1 に よ っ て 囲 ま れた部分の 表面に塗布 さ れて い る 。
以上 の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ 一 ジ 吸収器 に つ い て、 以下そ の動作を説明す る 。 第 8 図は本安全保障機能付サ ー ジ 吸収器を通信線 (電話回線等) に使用 し た例であ る 。 2 8 は信号 線で、 本安全保障機能付サー ジ吸収器の接続 リ ー ド線 2 I d , 2 4 に接続 さ れて い る 。 2 9 は被保護回路で、 接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d に接続 さ れて い る 。 そ し て、 通常は接続 リ ー ド線 2 1 c と 接続 リ ー ド線 2 4 の 間 は導通 し 、 サ ー ジ吸収素子 2 1 の動作 開始電圧 (パ リ ス タ 電圧) は信号源 2 8 の ピ ー ク 値 (回路電圧 と リ ン ガ ー 信号 の ピ ー ク 値 の和 ) よ り 大 き な 値 に 設定 し て あ る 。 こ の た め 、 接続 リ ー ド線 2 1 d と 接続 リ ー ド線 2 4 あ る い は接続 リ ー ド線 2 1 c の間 は高抵抗で開放 に近 い 状態 に な っ て い る 。 従 っ て、 そ の作用 は第 1 の実施例 と 同様で あ る が、 高圧 線 と の 混触 に よ り 継続的 な過電圧 (サ ー ジ吸収素子 2 1 の動作 開始電圧値以上) が こ の通信線 に 印加 さ れた場合、 第 1 の実施
· ' 例 と 同様 に低融点金属要素 2 3 が溶断 し接続 リ 一 ド線 2 1 c と '接続 リ ー ド線 2 4の間 と 接続 リ 一 ド線 2 1 d と接続 リ 一 ド線 2 4 の間 は餺放 と な り 、 サ ー ジ吸収素子 2 1 ばか り で な く 被保護回 路の発火 も 防-止す る こ と がで き る 。
5 次に 、 本発明 の第 3 の実施例 につ い て、 第 9 図 に よ り 説明 す る 。 第 9 図 は本発明 の第 3 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の構造図で あ る 。 第 1 , 第 2 の実施例 と の違 い は 、 二 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を所定の 間隔 を お い て 分離 し て設 け た点で あ る 。 2 1 は例え ばパ リ ス タ の よ う な サ ー0 ジ吸収素子で、 円柱状 の素体の両平面部 に電極 2 1 a , 2 1 b を そ れ ぞれ具備 し て い る 。 ま た こ れ ら の電極 2 1 a , 2 1 b に は、 接銃 リ ー 線 1 c , 2 1 d が接続 さ れて い る 。 2 2 は例 え ば ガ ¾ス の よ う な無機非金属材料の絶縁物で、 サ ー ジ 吸収素 子 2 1 の表面の一部 も し く は全部を コ ー テ ィ ン グ して い る 。 2 35 は例え ば錫, 鉛の共晶ハ ン グ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ 一 ド線 2 4 が例え ば 力 シ メ 3 3 a な どに よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接 続 リ ー ド線 2 1 c が例えば力 シ メ 3 3 b な どに よ っ て接続さ れて い る。 3 4 a , 3 4 b は熱に よ っ てそ の径がサ ー ジ吸収素子 2 10 の径 よ も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮絶縁 チ ュ ー ブで'、 サ ー ジ吸収素子 2 1 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の表 面 と 低融点金属要素 2 3 が密着す る よ う に 、 所定の間隔 を お い て そ ,れ ら を覆 い固定 し て い る 。 ま た 、 本実施例で は溶断 の 際 の 低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め 、 第 1 の実施S 例, 第 2 .の実施例 と 同様に、 接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d , 2 4
の先端部 を残 し て絶縁樹脂な どで ケ 一 シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 9 図 に は こ れ ら を示 し て い な い 。 こ の よ う に 構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ吸収器の作用 は第 1 の実施例 お よ び第 2 の 実施例 と 同様で あ る が、 第 1 の実施例お よ び第 2 の実施例 に比 べ、 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を所定間 隔 お い て設 け て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の 溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 く な つ て 、 よ り 確実 に継続的 な過電 流 を遮断で き る 。 ま た 、 溶断す る ま で の 時間 の ば ら つ き を小 さ く す る こ と が で き る 。
次 に 、 本発明 の第 4 の実施例 に つ い て、 第 1 0 図、 お よ び第 1 1 図 に よ り 説明 す る 。 第 1 0 図 は本発明 の第 4 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 1 1 図 は 同 実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器 を第 1 0 図 の G 方向 か ら 見 た側面図で あ る 。 第 1 , 第 2 、 お よ び第 3 の実施例 と の 違 い は、 外周面に開孔部 3 5 a を設けた熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 5 を用 い た点で あ る 。 第 1 0 図 お よ び第 1 1 図 に お い て、 2 1 は 例 え ばバ リ ス タ の よ う な サ ー ジ吸収素子で、 円柱状 の素体の両 平面部 に電極 2 1 a, 2 l b を そ れぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 2 1 a , 2 1 b に は接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d がそ れぞれ接 続 さ れて い る 。 2 2 は例 え ばガ ラ ス の よ う な無機非金属材料の 絶縁物 で 、 サ ー ジ 吸収素子 2 1 の 表面 の一部 も し く は 全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例 え ば錫, 鉛 の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の一端 と 接 続 リ ー ド線 2 4 が例え ば力 シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ 一 ド線 2 1 c が例 え ば 力 シ
メ 3 3 b な どに よ っ て接続さ れて い る 。 3 5 は熱に よ っ て そ の径 がサ ー ジ吸収素子 2 1 の径よ り も 小さ く 収縮す る熱収縮絶緣チ ュ ー ブで、 低融点金属要素 2 3 に対応す る 外周面 に開口部 3 5 a を設 け て い る 。 し た が っ て 、 こ の 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 5 で サ ー ジ 吸収素子 2 1 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の 表面 と 低融点金属要素 2 3 が接触 す る よ う に そ の 外周 面 を ¾ つ た場合、 開孔部 3 5 a に よ り 2 つ に分割 さ れた部分 3 5 b お よ び 3 5 c が低融点金属要素 2 3 と 接触す る こ と と な る 。 ま た、 本実施例で は溶断の際の 低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め 、 第 1 の実施例お よ び第 2 の実施例 と 同様 に、 接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d , 2 4 の先端部を残 し て絶縁樹脂 な ど で ケ 一 シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 1 0 図お よ び第 1 1 図 に は こ れ ら を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 さ れ た安全保障機能付サ ー ジ吸収器の作用 は第 1 の実施例, 第 2 の 実施例、 お よ び第 3 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 の実施例 お よ び第 2 の 実施例 に 比 べ、 低融点金属 要素 2 3 を 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 5 の 3 5 b , 3 5 c の 2 箇所で固定 し て い る た め 、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 ぐな つ て、 よ り 確実 に継続的 な過電流を遮断で き る 。 ま た、 溶 断す る ま で の時間 の ば ら つ き を小 さ く す る こ と がで き る 。 こ れ ら の効果は第 3 の実施例 と 同様で あ る が、 第 3 の 実施例 と 比べ る と 、 2 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を所定の間隔 で 固定 す る 際、 第 3 の 実施例 は そ の 間隔 が取 り に く い の に 対 し 、 本実施例 は開孔部 3 5 a に よ っ て間隔 が保持で き る の で、 作業性 の 向上, コ ス ト の低減 な ど の効果が得 ら れ る 。
次 に 、 本発明 の第 5 の実施例 に つ い て、 第 1 2 図、 お よ び第 1 3 図 に よ り 説明 す る 。 第 1 2 図 は本発明 の第 5 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 1 3 図 は 同 実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ 吸収器を第 1 2 図 の H方向 か ら 見た側面図で あ る 。 第 4 の実施例 と の違 い は 、 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 6 に開孔部 3 6 a , 3 6 b を 2 つ設 け た点で あ る 。 第 1 2 図およ び第 1 3 図において、 2 1 は例えばパ リ ス タ の よ う な サ ー ジ吸収素子で、 円柱状 の素体の両平面部 に電極 2 1 a , 2 l b を そ れ ぞれ具備 し て お り 、 こ れ ら の電極 2 1 a , 2 1 b に接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d がそ れぞれ接続 さ れて い る 。 2 2 は例 え ば ガ ラ ス の よ う な無機非金属材料の絶縁物 で、 サ ー ジ吸 収素子 2 1 の 表面 の 一部 も し く は 全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例 え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要 素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の一端 と 接統 リ ー ド線 2 4 が例 え ばカ シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ ー ド線 2 1 c が例えば力 シ メ 3 3 b な どに よ っ て 接続さ れて い る。 3 6 は熱に よ っ てそ の径がサ ー ジ吸収素子 2 1 の 径 よ り も 小 さ く 収縮す る 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ で 、 外周 面の 2 箇所に開孔部 3 6 a , 3 6 b を有す る。 こ の た め 、 サ ー ジ吸収素 子 2 1 の表面 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の表面 と 低融 点金属要素 2 3 の外周 を覆 っ た場合、 開孔部 3 6 a およ び 3 6 b に よ り 3 つ に分割 さ れた部分 3 6 c , 3 6 d お よ び 3 6 e が低融 点金属要素 2 3 と 接触す る 。 ま た、 本実施例では溶断の際の低融 点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め、 第 1 の実施例およ び第 2 の実施例 と 同様 に、 接続 リ ー ド線 2 1 c , 2 1 d , 2 4
の先端部を残 し て絶緣樹脂な どで ケ ー シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 1 2 図およ び第 1 3 図 に は こ れ ら を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ吸収器の作 用 は第 4 の実施例 と 同様で あ る が、 第 4 の実施例 に比べ、 熱収 縮鋒縁 チ ュ ー ブ 3 6 の 2 箇所 に開孔部 3 6 a , 3 6 b を設 け て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 3 箇所 と な り 、 絶 緣 '距離が長 く な つ て 、 よ り 確実 に 継続的 な 過電流 を遮断 で き ¾ o ま た、 溶断す る ま で の時間の ば ら つ き を小 さ く す る こ と が で き る 。
次 に 、 本 明 の第 6 の実施例 に つ い て、 第 1 4 図、 お よ び第 1 5 図 に よ り 説明 す る 。 第 1 4 図 は本発明 の第 6 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 1 4 図 は 同 実施例 よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器を第 1 4 図 の I 方向 か ら 見た側面図で あ る 。 第 1 の実施例、 お よ び第 2 の実施例 と の違 い は、 サ ジ吸収素子 と し て 円柱状 の バ リ ス タ で は な < ヽ 板状 の パ リ ス タ を用 い た点で あ る 。 第 1 4 図お よ び第 1 5 図 に おいて、 3 7 は例えばパ リ ス タ の よ う なサ ー ジ吸収素子で、 少な く と も 1 組の平行な対辺を有す る 板状 の素体の両平面部 に電極 3 7 a , 3 7 b をそ れぞれ具備 し、 こ れ ら の電極 3 7 a , 3 7 b に接続 リ ー '線 3 7 c , 3 7 d がそ れぞれ接続 さ れて い る 。 な お、 素体の角 は面取 り がな さ れて い る 。 2 2 は例 え ば ガ ラ ス の よ う な無機非金属材料の絶緣物で、 サ ー ジ吸収素子 3 7 の表面 の 一部 も し く は 全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は 例 え ば 錫, 鉛の共晶 ハ ン ダ鎵 の よ う な低融点金属要素で あ り 、 低融点 金属要素 2 3 の 一嬙 接続 リ ー ド線 2 4 が例え ばカ シ メ 3 3 a
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な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ ー ド 線 3 7 c が例 え ば カ シ メ 3 3 b な ど に よ っ て 接続 さ れ て い る 。 2 5 は熱 に よ っ て そ の 内周 がサ ー ジ吸収素子 3 7 の少な く と も 1 組 の平行 な対辺 を通 る 外周 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ で 、 サ ー ジ吸収素子 3 7 と 低融点金属要素 2 3 の 外周面を覆 っ て い る 。 ま た 、 本実施例で は 溶断の 際の低 融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め 、 第 1 の 実施例 お よ び第 2 の 実施例 と 同様 に 、 接続 リ ー ド線 3 7 c , 3 7 d , 2 4 の先端部 を残 し て絶縁樹脂 な ど で ケ ー シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 1 4 図 お よ び第 1 5 図 に は こ れ ら を示 し て い な い 。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 の 作用 は第 1 の実施例, 第 2 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 の 実施例, 第 2 の実施例 と 比べ、 サ ー ジ耐量を大 き く す る こ と が で き 、 形状 を小 さ く す る こ と が で き る 。 な ぜ な ら 、 第 1 の実施 例, 第 2 の実施例で用 い た 円柱状の バ リ ス タ は、 低融点金属要 素 2 3 の所定 の長 さ を確保す る た め 、 電極間の長 さ を本実施例 の板状 の バ リ ス タ の そ れ よ り 大 き く し な け ればな ら ず、 単位長 さ 当 た り の バ リ ス タ 電圧 の 小 さ な 材料 を 用 い な け れ ば な ら な い 。 こ の材料 は、 単位長 さ 当 た り の パ リ ス タ 電圧 の大 き な材料 と 比べて、 サ ー ジ耐量が小 さ い か ら で あ る 。
次 に 、 本発明 の第 7 の実施例 に つ い て 、 第 1 6 図 に よ り 説明 す る 。 第 1 6 図 は本発明 の第 7 の実施例 に よ る 安全保障機能付 サ ー ジ 吸収器 の正面図で あ る 。 第 6 の実施例 と の違 い は 、 二つ の熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を所定の間隔 を お い て、 分離 し て設 け た点で あ る 。 第 1 6 図 に お い て、 3 7 は例 え ばバ
リ ス タ の よ う な サ ー ジ 吸収素子で、 少な く と も 1 組の平行な対 辺を有す る板状の素体の両平面部に電極 3 7 a , 3 7 b を そ れぞ れ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 7 a , 3 7 b に接続 リ ー ド線 3 7 c , 3 7 d ザ'そ れぞれ接続 さ れて い る 。 ま た 、 素体の角 の面取 り が な さ れて い る 。 2 2 は例え ば ガ ラ ス の よ う な無機非金属材料 の 絶縁物 で サ ー ジ 吸収素子 3 7 の 表面 の一部 も し く は 全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ-う な 融点金属要素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の 一端 と 接 続.リ 一 ド線 2 4 が例え ば力 シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ 一 ド線 3 7 c が例 え ば 力 シ メ 3 3 b な ど に よ っ て接続 さ れて い る 。 3 4 a , 3 4 b は熱 に よ っ て そ の 内周がサ ー ジ吸収素子 3 7 の少な く と も 1 組 の平行 な対辺 を通 る^周 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮絶縁チ ュ ー ブで、 サ ー ジ吸収素子 3 7 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶- 縁物 2 2 と 低融点金属要素 2 3 の外周面を所定の 間隔 を お い て 覆 っ て い る 。 ま た、 本実施例では溶断の際の低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め 、 第 1 の実施例お よ び第 2 の実施 と 同様に、 接続 リ ー'下線 3 7 c , 3 7 d , 2 4 の先端部を残 し て絶縁樹脂 な どでケ 一 シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 1 6 図 に は こ れ ら を示 し て い な い 。 こ の よ う に構成 さ れた安 全保障機能付サ ー ジ吸収器の作用 は第 6 の実施例 と 同様で あ る が、 第 6 の実施例 に比べ、 二 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b で茴定 し て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 く な つ て 、 よ り 確実 に継続的 な過 電流を遮断で き る。 ま た、 溶断す る ま で の時間の ば ら つ き を小
さ く す る こ と が で き る 。
次 に 、 本発明 の第 8 の実施例 に つ い て、 第 1 7 図、 お よ び第 1 8 図 に よ り 説明 す る '。 第 1 7 図 は本発明 の第 8 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ 吸収器の正面図で あ り 、 第 1 8 図 は 同 実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器 の第 1 7 図 の J 方向 か ら 見た側面図で あ る 。 第 6 , 第 7 の実施例 と の違 い は 、 外周 面 に開孔部 3 5 a を設 け た熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 5 を用 い た点 で あ る 。 第 1 7 図 お よ び第 1 8 図 に お い て 、 3 7 は例 え ばバ リ ス タ の よ う な サ ー ジ吸収素子で、 少 な く と も 1 組の平行 な対辺 を有す る板状の素体の両平面部に形成さ れた電極 3 7 a, 3 7 b を そ れぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 7 a , 3 7 b に接続 リ ー ド 線 3 7 c , 3 7 d がそ れぞれ接続 さ れて い る 。 ま た 、 素体の角 は面取 り がな さ れて い る 。 2 2 は例え ばガ ラ ス の よ う な無機非 金属材料の絶縁物で、 サ ー ジ 吸収素子 3 7 の表面 の一部 も し く は全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例 え ば錫, 鉛 の共晶ハ ン ダ線 の よ う な低融点金属要素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の 一端 と 接続 リ ー ド線 2 4 が例 え ば カ シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接 続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ 一 ド線 3 7 c が例 え ば 力 シ メ 3 3 b な ど に よ っ て接続 さ れ て い る 。 3 5 は 熱 に よ っ て そ の 内周 がサ ー ジ吸収素子 3 7 の少な く と も 1 組 の平行 な対辺 を通 る 外周 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮絶縁チ ュ ー ブで、 1 箇所 に 開孔部 3 5 a を有す る 。 こ の た め サ ー ジ吸収 素子 3 7 の電極の な い上記対辺 の一辺 の断面 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 と 、 低融点金属要素 2 3 の外周 を覆 つ た 時、 開孔部 3 5 a に よ り 2 つ に分割 さ れた部分 3 5 b お よ び
3 5 c が低融点金属要素 2 3 と接触す る 。
ま た、 本実施例では溶断の際の低融点金属要素 2 3 の飛散防 止, 防湿効果のた め、 第 1 の実施例およ び第 2 の実施例 と 同様 に、 接続 リ ー ド線 3 7 c , 3 7 d , 2 4 の先端部を残 し て絶縁 樹脂な どでケ ー シ ン グさ れて用 い ら れ る場合が多 いが、 第 1 7 図およ び第 1 8 図に は こ れ ら を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 . れた安全保獐機能付サ ー ジ吸収器の作用 は第 6 の実施例, 第 7 の実施例 と 同様であ る が、 第 6 の実施例に比べ、 低融点金属 要素 2 3 を熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 5 の 3 5 b , 3 5 c の 2 箇所 を当接 さ せて い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 2 箇 所 な り 、 絶緣距離が長 く な つ て、 よ り 確実に維続的な過電流 を遮断で き る 。 ま た、 溶断す る ま で の時間の ば ら つ き を小さ く - ずる こ と がで き る 。 こ れ ら の効果は第 7 の実施例 と 同様であ る が、 第 7 の実施例^ 比べる と 、 熱収縮絶緣チ ュ ー ブ 3 5 を頃定 す る際、 第 7 の実施例は そ の間隔が取 り に く い の に対 し、 本実 施例は開孔部 3 5 a に よ っ て 3 5 b , 3 5 c の間隔が保持で き る の で、 作業性の向上、 コ ス 卜 の低減な どの効果が得 ら れ る 。 次に本発明の第 9 の実施例につ いて、 第 1 9 図、 およ び第 2 0 図に よ り 説明する。 第 1 9 図は本発明の第 9 の実施例 に よ る安 全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図であ り 、 第 2 0 図は同実施 例に よ る安全保障機能付サ ー ジ吸収器の第 1 9 図の K方向か ら 見た側面図であ る。 第 8 の実施例 と の違い は、 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ .3 6 に閼 ¾部 3 6 a , 3 6 b を 2 つ設けた点であ る。 第 1 9 図お よ び第 2'.0 図 お い て、 3 7 は例 え ばパ リ ス タ の よ う な サ 一 ジ吸収素子で、 :少な く と も 1 組の平行な対辺を有す る板状
の素体 の両平面部 に電極 3 7 a , 3 7 b を そ れぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 7 a , 3 7 b と 接続 リ ー ド線 3 7 c , 3 7 d を そ れ ぞれ接続 し て い る 。 ま た、 素体の角 の面取 り が な さ れて い る 。
2 2 は例 え ば ガ ラ ス の よ う な無機非金属材料の絶緣物 で、 サ ー ジ吸収素子 3 7 の表面の一部 も し く は全部を コ 一 テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要 素で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の 一端 と 接続 リ 一 ド線 2 4 が例 え ば 力 シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ ー ド線 3 7 c が例 え ば カ シ メ 3 3 b な ど に よ つ て接続 さ れて い る 。 3 6 は熱 に よ っ て そ の 内周 がサ ー ジ 吸収素 子 3 7 の少な く と も 1 組の平行な対辺 を通 る 外周 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮絶縁チ ュ ー ブで、 2箇所に開孔部 3 6 a ,
3 6 b を 有 す る 。 こ の た め こ の 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 6 で 、 サ ー ジ 吸収素子 3 7 の電極の な い上記対辺 の一辺 の断面の表面 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 と 、 低融点金属要素 2 3 の 外周 を覆 っ た場合、 開孔部 3 6 a お よ び 3 6 に よ り 3 つ に 分 割 さ れた部分 3 6 c , 3 6 d およ び 3 5 e が低融点金属要素 2 3 と 接触す る 。 ま た、 本実施例では溶断の際の低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め 、 第 1 の実施例 お よ び第 2 の実施 例 と 同様 に 、 接続 リ ー ド線 3 7 c , 3 7 d , 2 4 の先端部 を残 し て 絶縁樹脂 な ど で ケ ー シ ン グ さ れ て 用 い ら れ る 場合 が多 い が、 第 1 9 図 お よ び第 2 0 図 に は こ れ ら を示 し て い な い 。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ吸収器 の作用 は第 8 の 実施例 と 同様で あ る が、 第 8 の実施例 に比べ、 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 6 に 2 箇所開孔部 3 6 a , 3 6 b を設 けて い る た め 、 低
融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 3 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 く な っ て、 よ り 確実 に継続的 な過電流 を遮断で き る 。 ま た 、 溶断 す る ま で の時間の ば ら つ き を小 さ く す る こ と がで き る 。
次 に 、 本発明 の第 1 0 の実施例 に つ い て、 第 2 1 図、 お よ び 第 2 .2 図 に よ り 説明 す る 。 第 2 1 図 は本発明 の第 1 0 の 実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 の正面図で あ り 、 第 2 2 図 は 同莠施例 に よ る 安全保障機能付 サ ー ジ 吸収器 の 斜視図 で あ る 。 第 1 実施例, 第 2 の実施例お よ び第 6 の実施例 と の違 い は、 サ ー ジ吸収素子 と し て 円柱状あ る い は板状の バ リ ス タ で は な く 、 同心円 筒状の パ リ ス タ を用 い た点で あ る 。 第 2 1 図お よ び第 2 2図に おいて、 3 8 は例え ばパ リ ス タ の よ う な サ ー ジ吸収 素子で、 同心円筒状の素体の外側面, 内側面 に、 電極 3 8 a , 3 8 b を そ れ ぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 8 a , 3 8 b と 接続 リ ー ド線 3 8 c , 3 8 d がそ れぞれ接続 さ れて い る 。 2 2 は例 え.ば ガ スの よ う な無機非金属材料の絶縁物で、 サ ー ジ 吸収素 子 3 8 の表面の一部 も し く は全部を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は 例 え ば錫, 鉛 の 共晶 ハ ン ダ線 の よ う な 低融点金属要素 で あ り 、 低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ ー ド線 2 4 が例 え ば力 シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と.接銃 リ ー ド線 3 8 c が例え ば カ シ メ 3 3 b な ど に よ っ て接続 さ れて い る 。 2 5 は熱 に よ っ て そ の 径がサ ー ジ吸収素子 3 8 の 外径 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮絶縁チ ュ ー ブで 、 サ ー ジ吸収素子 3 8 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の表 面 と 低融点金属要素 2 3 の外周面を覆 っ て い る 。 ま た 、 本実施 例で は溶断の 際の低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果 の
た め 、 第 1 の実施例お よ び第 2 の実施例 と 同様 に 、 接続 リ ー ド 線 3 8 c , 3 8 d , 2 4 の先端部を残 し て絶縁樹脂 な どで ケ ー シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合 が多 い が、 第 2 1 図 お よ び第 2 2 図 に は こ れ ら を示 し て い な い 。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障 機能付 サ ー ジ 吸収器の作用 は第 1 の実施例, 第 2 の実施例、 お よ び第 6 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 の実施例、 お よ び第 2 の 実施例 に比べ、 単位長 さ 当 た り の バ リ ス タ 電圧 の大 き な材料 を 用 い る こ と がで き 、 サ ー ジ耐量を大 き く す る こ と がで き 、 形 状 を小 さ く す る こ と が で き る 。 こ の よ う な効果は第 6 の 実施例 と 同 じ で あ る が、 熱収縮絶緣 チ ュ ー ブ 2 5 の巻かれ る パ リ ス 夕 素体が曲面状 な の で 、 上記熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 2 5 の収縮が ス ム ー ズ で 、 低融点金属要素 2 3 の溶断時間 の ば ら つ き の 低減を 図 る こ と がで き る 。
次 に 、 本発明 の第 1 1 の実施例 に つ い て、 第 2 3 図 に よ り 説 明 す る 。 第 2 3 図 は本発明 の第 1 1 の実施例 に よ る 安全保障機 能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ る 。 第 1 0 の実施例 と の 違 い は 2 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a, 3 4 b を所定の間隔をおいて 設 けた点であ る 。 第 2 3 図に おいて、 3 8 は例え ばパ リ ス タ の よ う な サ ー ジ吸収素子で、 同心円筒状の素体の外側面, 内側面に、 電極 3 8 a , 3 8 b を そ れぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 8 a, 3 8 b と 接続 リ 一 ド線 3 8 c , 3 8 d が そ れぞれ接続 さ れて い る 。 2 2 は例 え ばガ ラ ス の よ う な無機非金属材料 の絶縁物で、 サ ー ジ 吸収素子 3 8 の表面の一部 も し く は全部を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は例 え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な 低融点 金属要素であ り 、 低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ 一 ド線 2 4
• が例え ば力 シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素
2 3 の他端 と 接続 リ ー ド線 3 8 c が例え ば 力 シ メ 3 3 b な ど に よ っ て.接続 さ れて い る 。 3 4 a , 3 4 b は熱 に よ っ て そ の径が サ ー ジ吸収素子 3 8 の外径よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮 5 絶縁チ ュ ー ブで、 サ ー ジ吸収素子 3 8 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶緣物 2 2 の表面 と 低融点金属要素 2 3 の外周 を所定の 掘隔 を お い て覆 っ て い る 。 ま た、 本実施例で は溶断の際 の低融 点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め 、 第 1 の実施例お よ び第 2 の実施例 と 同様に、 接続 リ ー ド線 3 8 c , 3 8 d , 2 4 10 先端部を残 し て絶.緣樹脂 な どで ケ ー シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多.いが、 第 2 8 図 に は こ れ ら を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ吸収器の作用 は第 1 0 の実 '施例 と 同様で あ る が、 第 1 0 の実施例 と 比べ、 二つ の熱収縮絶 籙チ ュ 一 ブ 3 4 a , 3 4 b を用 い て い る た め、 低融点金属要素 15 2 3 の溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶緣距離が長 く な つ て、 よ り 確実 に継続的 な過電流を遮断で き る 。 ま た 、 溶断す る ま で の 時
-も 間の ば ら つ き を小 さ く す る こ と がで き る 。
次に、 本発明の第 1 2 の実施例につ いて、 第 2 4 図、 およ び第 2 5 図に ifc り 説明-す る 。 第 2 4 図は本発明の第 1 2 の実施例に よ 20 る安全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 2 5 図 は 同 実施'例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器 の斜視図 で あ る 。 第 1 0 , 第 L 実施例 との違い は、 開孔部 3 5 a を設 けた熱収縮 絶縁チ ュ ー ブ 3 5 を用 い た点で あ る 。 第 2 4 図お よ び第 2 5 図 ::に お い て,、 3 8 は例 え」ばパ リ ス タ の よ う な サ ー ジ 吸収素子で、 25 同心円 筒"状の素体の外.側面, 内側面 に、 電極 3 8 a , 3 8 b を
そ れ ぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 8 a , 3 8 b と 接続 リ ー ド線 3 8 c , 3 8 d を そ れ ぞれ接続 し て い る 。 2 2 は例え ば ガ ラ ス の よ う な無機非金属材料の絶縁物で、 サ ー ジ吸収素子 3 8 の表 面の一部 も し く は全部 を コ ー テ ィ ン グ し て い る 。 2 3 は 例え ば 錫, 鉛 の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 低融点 金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ 一 ド線 2 4 が例 え ば 力 シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ ー ド 線 3 8 c が例 え ば 力 シ メ 3 3 b な ど に よ っ て 接続 さ れ て い る 。 3 5 は熱 に よ っ て そ の径がサ ー ジ吸収素子 3 8 の外径 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な、 1 箇所 に 開孔部 3 5 a を有す る 熱収 縮絶縁 チ ュ ー ブで、 サ ー ジ吸収素子 3 8 の表面を コ — テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の表面 と 低融点金属要素 2 3 の外周 を覆 っ て い る 。 こ の時、 開孔部 3 5 a に よ り 2 つ に分割 さ れた部分 3 5 b お よ び 3 5 c が低融点金属要素 2 3 と 接触 し て い る 。 ま た、 本 実施例 で は溶断の際の 低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効 果 の た め 、 第 1 の 実施例 お よ び第 2 の 実施例 と 同 様 に 、 接続 リ ー ド 線 3 8 c , 3 8 d , 2 4 の先端部 を残 し て絶縁樹脂 な ど で ケ 一 シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 2 4 図 お よ び 第 2 5 図 に は こ れ ら を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 さ れた安 全保障機能付サ ー ジ吸収器 の作用 は第 1 0 の実施例, 第 1 1 の 実施例 と 同様で あ る が、 第 1 0 の実施例 に 比べ、 低融点金属要 素 2 3 を熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 5 の 2 箇所で 3 5 b , 3 5 c で 固定 し て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 く な つ て、 よ り 確実に継続的 な過電流を遮 断で き る 。 ま た、 溶断す る ま で の時間の ば ら つ き を小 さ く す る
こ と がで き る 。 こ れ ら の 効果 は第 1 1 の 実施例 と 同 様 で あ る が、 第 1 1 の実施例 と 比べ る と 、 2 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブを 所定の で固定す る 際、 第 1 1 の実施例 は そ の 間隔 が取 り に く い の に対 し 、 本実施例 は開孔部 3 5 a に よ っ て間隔 が保持で き る の で 、 作業性 の 向 上、 コ ス ト の 低減 な ど の 効果 が得 ら れ o
次 に本発明 の第 1 3 の実施例 に つ い て、 第 2 6 図、 お よ び第
2 7 図 に よ り 説明 す る 。 第 2 6 図 は本発明 の第 1 3 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図で あ り 、 第 2 7 図 は 同:実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の斜視図で あ る 。 第 1 2 の実施例 と の違 い は、 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 6 に 開孔部
3 6 a , 3 6 b を 2 つ設 け た点で あ る 。 第 2 6 図 お よ び第 2 7 図 に お い て 、 ;3 8 は 例 え ば バ リ ス タ の よ う な サ ー ジ 吸収素子 で、 同心円筒状の素体の外側面, 内側面に、 電極 3 8 a , 3 8 b を そ れ ぞれ具備 し 、 こ れ ら の電極 3 8 a , 3 8 b に接続 リ ー ド 線 3 8 c , 3 8 d がそ れぞれ接続 さ れて い る 。 2 2 は例 え ば ガ ラ ス の よ う な無機非金属材料の絶縁物で、 サ ー ジ 吸収素子 3 8 の表面の「部 も し く は全部を コ ー テ ィ ン グ して い る。 2 3 は例え ば錫, 鉛-の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素であ り 、 低融点 金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ ー ド線 2 4 が例え ば カ シ メ 3 3 a な ど に よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ ー ド 線 3 8 c が例 え ば 力 シ メ 3 3 b な ど に よ っ て 接続 さ れ て い る 。 3 6 は熱 に よ っ て そ の径がサ ー ジ吸収素子 3 8 の外径 よ り も 小さ く 収縮す る よ う な、 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブで、 2 箇所 に 開 孔部 3 6 a , 3 6 b を有す る 。 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 6 に よ り
サ ー ジ 吸収素子 3 8 の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁物 2 2 の 表面 と 低融点金属要素 2 3 の外周 を覆 う と 、 開孔部 3 6 a お よ び 3 6 b に よ り 3 つ に分割 さ れた部分 3 6 c , 3 6 d お よ び 3 6 e が低融点金属要素 2 3 と 接触す る。 ま た、 本実施例では溶 断の際の低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め、 第 1 の実施例 お よ び第 2 の実施例 と 同様に、 接続 リ ー ド線 3 8 c , 3 8 d , 2 4 の先端部 を残 し て絶縁樹脂 な どで ケ ー シ ン グ さ れ て甩 い ら れ る 場合が多 い が、 第 2 6 図お よ び第 2 7 図 に は こ れ ら を示 し て い な い 。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 の作用 は第 1 2 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 2 の実 施例 に比べ、 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 6 に 2 箇所の開孔部 3 6 a , 3 6 b を設 け て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 3 箇所 と な り 、 絶緣距離が長 く な つ て、 よ り 確実 に継続的 な過電 流を遮断で き る 。 ま た 、 溶断す る ま で の時間の ば ら つ き を小 さ く す る こ と がで き る 。
次 に 、 本発明 の第 1 4 の実施例 に つ い て、 第 2 8 図、 お よ び 第 2 9 図 に よ り 説明 す る 。 第 2 8 図 は本発明 の第 1 4 の 実施例 に よ る 安全保障機能付 サ ー ジ 吸収器 の正面図で あ り 、 第 2 9 図 は 同実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の第 2 8 図の L 方向 か ら 見た側面図で あ る 。 第 1 の実施例, 第 2 の実施例, 第 6 の実施例お よ び第 1 0 の実施例 と の違い は、 サ ー ジ 吸収素子 と して パ リ ス タ では な く 放電ギ ヤ ッ プを用 いた点で あ る 。 第 2 8 図、 お よ び第 2 9 図 に お い て、 3 9 は例 え ば放電ギ ャ ッ プを用 い た サ ー ジ吸収素子で あ り 、 接続 リ ー ド線 3 9 a お よ び 3 9 b を具備 し て い る 。 2 3 は例え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な
• 低融点金属要素で あ り 、 こ の低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 . 'リ ー ド線,. 3 9 b が例え ば力 シ メ 3 3 a な ど に よ つ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ — ド線 2 4 が例え ばカ シ メ 3 3 J b な tど に よ っ て接続さ れて い る 。 2 5 は熱に よ っ て そ の径 5 がサ — ジ吸収素子 3 9 の径よ り も小 さ く 収縮す る よ う な、 熱収 絶縁チ ユ ー :フ' で 、 サ ー ジ吸収素子 3 9 の表面 と 低融点金属要 素 2. 3 が接触す る よ う に し て、 そ れ ら の外周 を覆 つ -し い る 。 ま た、 本実:施例では溶断の際の低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の ため 、 第 : 1 実施例およ び第 2 の実施例 と 同様に、0 接続 リ ー ド線 3 9 a , 3 9 b , 2 4 の先端部を残 し て絶縁樹脂 な どで ケ ー シ ン グさ おて用 い ら れる場合が多 いが、 第 2 8 図お よ び第 2 9 図には こ れ ら を示 して い な い。 こ の よ う に構成 さ れ 安全保障機能付サ ー ジ吸収器の作用 は第 1 の実施例, 第 2 の ' 実施例 , 第 · 6 .の実施例およ び第 1 0 の実施例 と 同様で あ る が、5 こ れ ら の実施例に比べ、 サ ー ジ吸収素子 と し てバ リ ス 夕 で は な く 放電ギ ヤ…ッ プを用 いて い る た め、 サ ー ジ に対す る応答速度は , 悪 く な る も の の'、 残留電圧を小さ く 押 さ え る こ と が で き る 。
次に、 .本発明の第 1 5 の実施例につ いて、 第 3 0 図、 およ び 第 3 1 図に よ,り 説明す る 。 第 3 0 図は本発明 の第 1 5 の実施例0 :に よ る安全保障機能付サ ー ジ吸収器の正面図であ り 、 第 3 1 図 は同実施例に よ る安全保障機能付サ一 ジ吸収器 の第 3 0 図の M 方向か ら見た側面図で あ る 。 第 1 4 の実施例 と の違 い は 、 2 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を所定の間隔で分離 し て 'W けた ^であ る 。 第 3 0 図およ び第 3 1 図 に おい て、 3 9 は例5 え ば放電ギ ヤ.ッ ブを用 いたサ ー ジ吸収素子であ り 、 接続 リ ー ド
線 3 9 a およ び 3 9 b を具備 して い る 。 2 3 は例えば錫, 鉛の共 晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 こ の低融点金属要 素 2 3 の一端 と 接続 リ ー ド線 3 9 b が例え ば力 シ メ 3 3 a な どに よ っ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と接続 リ 一 ド線 2 4 が例 え ば カ シ メ 3 3 b な ど に よ っ て接続 さ れて い る 。 3 4 a , 3 4 b は熱 に よ っ て そ の径がサ ー ジ 吸収素子 3 8 の外径 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な熱収縮絶縁 チ ュ ー ブで、 サ ー ジ吸収素子 3 9 の 表面 と 低融点金属要素 2 3 が接触す る よ う に所定 の 間隔 を お い て そ れ ら の外周 を覆 っ て い る 。 ま た 、 本実施例で は溶断 の際 の 低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め、 第 1 の実施例 お よ び第 2 の実施例 と 同様 に、 接続 リ ー ド線 3 9 a , 3 9 d , 2 4 の先端部を残 し て絶縁榭脂 な どで ケ ー シ ン グ さ れ て用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 3 0 図お よ び第 3 1 図 に は こ れ ら を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 の作用 は第 1 4 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 4 の実 施例 と 比べ、 2 つ の熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を用 い て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 く な っ て、 よ り 確実 に継続的 な過電流を遮断で き る 。 ま た 、 溶断す る ま での時間の ば ら つ き を小 さ く す る こ と が で き る 。
次 に 、 本発明 の第 1 6 の実施例 に つ い て、 第 3 2 図、 お よ び 第 3 3 図 に よ り 説明 す る 。 第 3 2 図 は本発明 の第 1 6 の実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 の正面図で あ り 、 第 3 3 図 は 同実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器 の第 3 2 図 の N 方向 か ら 見た 側面図で あ る 。 第 1 4 , 第 1 5 の実施例 と の違 い
は 、 開孔部 3 5 a を設 け た熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 5 を 用 い た点 で あ る 。 第 3 2 図お よ び第 3 3 図 に お い て、 3 9 は例え ば放電 ギ ヤ ッ プ を用 い た サ ー ジ吸収素子で あ り 、 接続 リ 一 ド線 3 9 a お よ び 3 9 b を具備 し て い る 。 2 3 は例え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 こ の低融点金属要素 2 3 の一端 と 接続 リ ー ド線 3 9 b が例え ば カ シ メ 3 3 a な ど に よ つ て接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と 接続 リ 一 ド線 2 4 が 例え ば カ シ メ 3 3 b な ど に よ っ て接続 さ れて い る 。 3 5 は熱 に ,よ っ て そ の 径がサ ー ジ 吸収素子 3 9 の外径 よ り も 小 さ く 収縮す る よ う な 、 1 箇所 に開孔部 3 5 a を有す る 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ で、 サ ー ジ吸収素子 3 9 の表面 と 低融点金属要素 2 3 の外周 を 覆 い 、 開孔部 3 5 a に よ り 2 つ に分割 さ れた部分 3 5 b お よ び 3 5 c を低融点金属要素 2 3 と 接触 さ せて い る 。 ま た 、 本実施 例 で は溶断の際の低融点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め、 第 1 の実施例お よ び第 2 の実施例 と 同様に 、 接続 リ ー ド 線 3 9 a , 3 9 d , 2 4 の先端部を残 し て絶縁樹脂 な ど で ケ ー シ ン グ されて 用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 3 2 図お よ び第 3 3 ¾に は こ れ ら.を示 し て い な い。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障 .機能付サ ー ジ 吸収器の作用 は第 1 4 の実施例, 第 1 5 の実施例 と 同様であ る が、 第 1 4 の実施例 に比べ、 低融点金属要素 2 3 に 熟収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 5 の 2 箇所 3 5 b, 3 5 c を 当接 さ せ て い る た め、 低融点金属要素 2 3 の溶断箇所が 2 箇所 と な り 、 絶緣 距離が長 く な つ て、 よ り 確実 に継続的 な過電流を遮断で き る 。 ま た、 溶断す る ま で の時間 の ば ら つ き を小 さ く す る こ と がで き る 。 こ れ ら の効果 第 1 5 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 5 の
実施例 と 比べ る と 、 2 つ の熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 4 a , 3 4 b を所定 の間隔 で固定す る 際、 第 1 5 の実施例 は そ の間隔 が取 り に く い の に対 し 、 本実施例 は 開孔部 3 5 a に よ っ て間隔 が保持 で き る の で 、 作業性の 向上、 コ ス ト を低減す る こ と が で き る 。
次 に 、 本発明 の第 1 7 の実施例 に つ い て 、 第 3 4 図、 お よ び 第 3 5 図 に よ り 説明 す る 。 第 3 4 図 は本発明 の第 1 7 の 実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ 吸収器 の正面図で あ り 、 第 3 5 図 は 同実施例 に よ る 安全保障機能付サ ー ジ吸収器 の第 3 4 図 の 0 方向 か ら 見た側面図で あ る 。 第 1 6 の実施例 と の違い は 、 熱収 縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 6 に 開孔部 3 6 a , 3 6 b を 2 つ 設 け た点で あ る 。 第 3 4 図 お よ び第 3 5 図 に お い て 、 3 9 は 例 え ば放電 ギ ヤ ッ プを用 い た サ ー ジ吸収素子で あ り 、 接続 リ 一 ド線 3 9 a お よ び 3 9 b を具備 し て い る 。 2 3 は例え ば錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線の よ う な低融点金属要素で あ り 、 こ の低融点金属要素 2 3 の一端 と 接銃 リ ー ド線 3 9 b が例え ばカ シ メ 3 3 a な どに よ っ て 接続 さ れ、 低融点金属要素 2 3 の他端 と接続 リ 一 ド線 2 4 が例え ば カ シ メ 3 3 b な ど に よ っ て接続 さ れて い る 。 3 6 は熱 に よ つ て そ の 径がサ ー ジ吸収素子 3 9 の外径 よ り も 小 さ く 収縮す る 熱 収縮絶緣チ ュ ー ブで、 2 箇所に開孔部 3 6 a , 3 6 b を有す る 。 こ の た め熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ で 、 サ ー ジ吸収素子 3 9 の 表面 と 低融点金属要素 2 3 の外周 を覆 う と 、 開孔部 3 6 a お よ び 3 6 b に よ り 3 つ に分割 さ れた部分 3 6 c , 3 6 d およ び 3 6 e が低融 点金属要素 2 3 と 接触す る 。 ま た、 本実施例では溶断の際の低融 点金属要素 2 3 の飛散防止, 防湿効果の た め、 第 1 の実施例 お よ び第 2 の実施例 と 同様に、 接続 リ ー ド線 3 9 a , 3 9 d , 2 4
• の 先端部を残 し て絶緣樹脂 な どで ケ ー シ ン グ さ れて用 い ら れ る 場合が多 い が、 第 3 4 図お よ び第 3 5 図 に は こ れ ら を示 し て い '5-4
な い。 こ の よ う に構成 さ れた安全保障機能付サ ー ジ吸収器の作 用 は第 1 6 の実施例 と 同様で あ る が、 第 1 6 の実施例 に 比べ、
5 熱収篩絶縁チ ュ ー ブ 3 6 の 2 箇所に開孔部 3 6 a , 3 6 b を設 け て い る 'た め 、 低融点金属 要素 2 3 の 溶断箇所 が 3 箇所 と な り 、 絶縁距離が長 く な つ て、 よ り 確実 に継続的 な過電流を遮断 で き る 。 ま た 、 溶断す る ま で の時間 の ば ら つ き を小 さ く す る こ と がで き る 。
10 な お、 以上説明 した本発明 の各実施例で は、 サ ー ジ吸収素子 と L て 円柱拔: , 板状、 あ る い は同心円柱状 の バ リ ス タ を用 い た がそ の形状お こ れ ら に 限定 さ れ る も の で は な く 、 ノ、 ' リ ス タ , 放 電 ギ ャ ッ ブ、 あ Ϊる い は こ れ ら の 直列 ま た は 並列複合体 で も 良 い。 ま た、」サ ー ジ吸収'素子の表面を コ ー テ ィ ン グ し て い る 絶縁 15 物 と し て、 無機非金属材料の 1 つ で あ る ガ ラ ス を 用 い た が、 絶 • 緣物 と して は こ れ 4こ 限定 さ れ る も の で は な い。 さ ら に低融点金 . ·属要素 2 3 と し て錫, 鉛の共晶ハ ン ダ線を用 いたが、 低融点金属 要素 と し て は こ れ,に限定 さ れ る も の で は な い。 さ ら に熱収縮絶 縁チ ュ ー ブ と し て シ 1 コ ン の熱収縮絶縁チ ュ ー ブを用 い た が、 20 熱収縮絶緣 'チ ュ ー ブ と し て は こ れ に 限定 さ れ る も の で は な い 。 . ま た、 本発明 の第 3 の実施例, 第 7 の実施例, 第 1 1 の実施例、 ' およ び第 1 5 の実'施例 に お い て、 熱収縮絶縁チ ュ ー ブ 3 4 a ,
3 4 b 'を 2 づ-南 い たが、 そ の数は限定 さ れな い。 さ ら に本発明 の第 5 の実施例, 第 の実施例, 第 1 3 の実施例、 お よ び第 1 7 25 - の 実施例 に お い 熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ 3 6 に 2 つ の 開孔部
■
3 6 a , 3 6 b を設 け て い る が、 そ の開孔部 3 6 a , 3 6 b の 数 に つ い て も 限定 さ れ な い。 さ ら に 、 本発明 の実施例で は、 故 障 モ ー ド が短絡 と な り 発熱す る よ う な電子部品 と し て サ ー ジ吸 収素子 を 用 い た が、 電子部品 と し て は抵抗体, コ ン デ ン サ な ど で も 良 い 。
産業上 の利用 可能性
以上 の よ う に本発明 に よ れば、 電子部品 と 、 こ の電子部品 と 電気的 に直列 に接続 さ れ る と と も に 、 こ の電子部品 に熱伝導が 良好 な状態で接触 さ せ た低融点金属要素 と 、 上記電子部品 と 上 記低融点金属要素の外周面を覆 っ た熱収縮絶縁 チ ュ ー ブ と を設 け た も の で あ る 。 こ の た め異常時 に上記電子部品が短絡 と な つ て加熱 し た場合、 先ず上記低融点金属要素が溶融 し 、 次 い で上 記熱収縮絶緣 チ ュ ー ブが収縮す る こ と に よ っ て、 上記低融点金 属要素を溶断 さ せ る 。 そ し て こ う な る と 絶縁物 と し て の上記.熱 収縮絶縁 チ ュ ー ブが上記低融点金属要素 に介入す る こ と に よ つ て過電流 を完全 に遮断で き る の で、 上記電子部品が発火 す る の を防止す る こ と がで き る 。 '
特 に 、 電子部品 と し て サ ー ジ吸収素子を用 い た場合、 高圧線 の混 な ど に よ る 回路電圧 の異常上昇、 幾多 の サ ー ジ吸収 に よ る サ ー ジ 吸収素子の劣化 に伴 う 動作開始電圧 の低下 な ど に よ つ て 、 サ ー ジ吸収素子の動作開始電圧 を上回 る よ う な継続的 な過 電圧が印加 さ れた場合 で も 、 上記低融点金属要素が溶融 し 、 次 い で上記熱収縮絶縁 チ ュ ー ブが収縮す る こ と に よ っ て 、 上記低 融点金属要素 を溶断 さ せ、 絶縁物 と し て の上記熱収縮絶縁チ ュ ー ブが上記低融点金属要素 に介入す る こ と に よ っ て過電流を完
全 に遮断 し、 上記サ ー ジ吸収素子お よ び被保護回路を回路か ら 開放 し 、 発火を防止す る こ と が で き る 。