WO1986001429A1

WO1986001429A1 - Solid-liquid separating apparatus

Info

Publication number: WO1986001429A1
Application number: PCT/JP1984/000410
Authority: WO
Inventors: Takashi Nagayama; Mitsunobu Otani; Tamotsu Date
Original assignee: Toray Industries, Inc.
Priority date: 1984-08-27
Filing date: 1984-08-27
Publication date: 1986-03-13
Also published as: EP0191102A4; US4707260A; EP0191102B1; DE3475880D1; EP0191102A1

Description

明細書固液分饞装置

技術分野

この発明は、固液分離装置に関し、さらに詳しくは、濂布走行式の據週璣や脱水機などの固液分維装置に関する。

背景技術

最近、織物基材の表面に、一方向に傾斜するように短繊維を植毛したり、あるいは、基材を起毛して立毛を作り、その立毛で濂雇を形成してなる濂布が開発された（たとえば特開昭 5 8 — 2 0 7 9 1 7 号公報や特開昭 5 9 — 1 1 5 7 2 0 号公報記載のもの）。これに伴ない、そのような瀘布を、ェンドレスに加工し、その無端據布を、一定軌道上を一方向に周回させながら、攄布表面に固液を供給して、その固液中の固形成分と液成分とを分離する、いわゆる據布走行式の濾過镄や脱水機（以下、これらを総称する場合には固液分離装置という）が開発されている。かかる固液分離装置においては、固液分離をより効率よく行なうために、濂布の裏面側で、かつ、固液の供給手段に対向して、減圧吸引手段を設け、 '逮布上に供給された固液中の液成分を、吸引して、その通過を促進するようにしている。そのような減圧吸引手段は、水柱で 5 0 0 m m以上といったかなり髙ぃ減圧状態に維持されるので據布は、吸引力による大きな力で引張られる。

従来の固液分離装置は、濂布の走行方向において、一定幅の方形吸引口を有する滅圧吸引手段を備え、その吸引口に、吸引力による逋布の撓みを防止するための、吸引口の幅に応じた一定長さの複数個の濂布案内ロールを互に平行に配置している。しかしながら、かかる従来の固液分維装置は、以下において説明するような欠点を有している _σ

すなわち幅の吸引口形状に応じて、一定長さの '逮布案内ロールを配置すると、どのロールの端も、濾布の周じ位置と摺接することになる。また、吸引口が一定幅の方形であることから、吸引口の側壁が、逋布の同じ部分を、镍状に摺擦する。そのため、攄布は、吸引力による強い力が加わつていることと相まつて、ロールの端、および、吸引口の餅壁と常時摺擦する幅方向両付近において線状に摩耗し、この部分が摺り切れてくる。著しい場合には、穴があいてしまう。そうなると、固液分離性能が低下してしまうばかりか、所望の減圧度を維持することができなくなって、処理能力が大きく低下して < る。

方、口ールの端、および、吸引口の側壁と摺擦する部位が、常に周一であることから、その部位のみを耐摩耗性に優れた別の部材で補強することが考えられる。しかしながら、そうすると、補強部分で、液成分が通過しにくくなり、処理能力が落ちてくる

の発明の目的は、従'来の固液分離装置の上記欠点を解決し、固液分離性能や処理能力を低下させることなく、減圧吸引部によ濾布の損傷を極力抑えることができ、嫿布の寿命を飛躍的に増大させることができる固液分離装置を提供するめる。

発明の開示

上記目的を達成するためにしの発明においては、装置は次の（ C - 1 ) のように構成される。

( C - 1 ) ：ー方向に走行、周回自在に設けた、表面に立毛濾層を有する無端濾布と、前記 3t布の表面儺に設けた固液供給手段と、前記濾布の裏面側で、かつ前記固液供袷手段に対向して設けた減圧吸引手段と、記腥布の走行方向に対して記固液供給手段および前記減圧吸引手段よりも下流側に設けた非嫿過成分回収手段と、前記逋布の走行方向に対して前記非據過成分回収手段よりも下流側で、かつ前記非 '瀘通成分回収手段と前記固液吸収手段および前 3d減圧吸引手段との闉に設けた濾布洗净手段とを有し、記減圧吸引手段は、前記逋布の表面に対向し、かつ前記逋布の走行方向に向かって末広が-りの減圧吸引口を備え、前記滅圧吸引口は、前記塗布の走行方向に関して少なくとも左右各 Ί 個の逋布案内ロール群を備え、かつ各前記 '逮布案内ロール群を構成する各案内ロールは瀘布の走行方向外方を向いている固液分離装置。

上記装置においては、次のような構造をとることが好ましい。

( C - 2 ) ：前記減圧吸引口の末広がり角度が 0 . 5 〜 5 度である ( C - 1 ) の装置 _P

( C一 3 ) ：前記左右の嫿布案内ロール群の両外側端部が案内シー卜によって覆われていない（ C — 1 ) の装置。

( C - 4 ) ：前記嫿布案内ロール群が中央の濾布案内ロール群と左右の濾布案内ロール群との 3 群から成る（ C一 3 〉の装置。

( C - 5 ) ：前記中央の濾布案内ロール群のロール長さが前記濾布の走行方向に徐々に長くなり、前記左右の瀘布案内口 -ル群のロール長さが前記逋布の走行方向に一定である（ C 一 4 ) の装置。

( C - 6 ) ：前記中央の逋布案内ロール群のロール長さが前記瀘布の走行方向に一定であり、前記左右の嫿布案内ロール群のロール長さが前記逋布の走行方向に徐々に長くなる（ C - 4 ) の装置。

( C - 7 ) ：前記逋布案内ロール群が左右の據布案内ロール群の 2 群から成る（ C 一 3 ) の装置。

( C - 8 ) ：前記左右の濂布案内ロール群のロール長さが前記逋布の走行方向に徐々に長くなる（ C一 7 ) の装鼴。

( C - 9 ) ：前記左右の濾布案内ロール群のロール長さが前記濾布の走行方向に一定であり、前記左右の嫿布案内ロール群の間隔が前記濂布の走行方向に徐々に拡がる（ C— 7 ) の装置。

( C - 1 0 ) ：前記左右の濾布案内ロール群の両外側端部が案内シートによって覆われており、それら案內シートの内縁は前記減圧吸引口の両側端縁を形成している（ C 一 1 ) の装置。

( C - 1 1 ) ：前記濾布案内ロール群が中央の嫿布案内ロール群と左右の濾布案内ロール群との 3 群から成る（ C 一 1 0 ) の装置。

( C - 1 2 ) ：前記中央の濾布案内ロール群のロール長さと前記左右の逋布案内ロール群のロール長さが前記 '據布の走行方向にそれぞれ -一定である（ C一 1 1 ) の装置。

( C - 1 3 ) ：前記中央の濾布案内ロール群のロール長さが前記濾布の走行方向に徐々に長くなり、前記左右の濾布案内ロール群のロール長さが前記逋布の走行方向に一定である

( C— 1 1 ) の装置

( C - 1 4 ) ：前記中央の濂布案内ロール群のロール長さが前記濾布の走行方向に一定であり、 ΒΙ』記左ねの逋布案内ロール群のロール長さが前記濂布の走行方向に徐々に長くなる ( C 一 1 1 ) の装置

( C - 1 5 ) ：前記 ¾b布采内ロール群が左右の濾布案内ロール群の 2 群から成る ( C - 0 ) の装置。

( C - 6 ) ：前記左右の '& ¾ ί§内ロール群のロール長さが前記據布の走行方向に一定である ( C - 1 5 ) の装置。

( C - 1 7 ) ：前記左右の濂内ロール群のロール長さが前記濾布の走行方向に徐々に長くなる（ C— 1 5 ) の装諼。 ( C - 1 8 ) ：前記左右の键布 ! ¾内ロール群のロール長さが前記濾布の走行方向に一定であり、かつ前記左右の逋布案内ロール群の間隔が前記逋布の走行方向に徐々に拡がっている ( C - 1 5 ) の装匱

上記（ C _ 1 ) ないし（ C - 1 a ) の構成によって、 □ ― ルの端は、末広がりの程度に応じた拡がり幅で '據布と摺擦することになり、従来の装置のように、ただひとつの部位のみで線状に摺擦することがない。そのため、布の損傷を抑えることができ、その濾布の寿命が飛躍的に増大するばかりか長期間にわたって髙い固液分離性能ゃ処理能力を維持することができる。また、吸引口の形状が末広がり状であることから、その縁が濾布を状に摺擦することによる損傷ち少ないまた、嫿布案内ロールが瀘布の走行方向外方を向いているために、走行中の瀘布が幅方向に拡げられ、安定レた '慮布の走行状態を確保できる。

( C - 1 9 ) ：前記減圧吸引手段が、吸気管と液成分排出管とを備えた槽からなり、かつそれら吸気管と液成分排出管とが均圧管で接続されている（ C— 1 ) の装 ¾。

( C— 1 9 ) の構成によって、排液管内のエアロック現象を防止することができ、瀘布を通過した液成分の排出がスムーズになって安定した処理能力や固液分離性能が得られる。 ( C— 2 0 ) ：前記嫿布案内ロールが有孔ロールまたは溝付ロールである（ C 一 1 ) の装置。

( C - 2 1 ) ：前記左右の各濾布案内ロール群が有孔ロール群と無孔ロール群とからなり、かつ前記有孔ロール群が前記逋布の走行方向上流側に配置されている（ C 一 1 〉の装置。

( 〇 — 2 0 〉、（ C — 2 1 ) の構成によつて、孔または溝が吸気通路となるから減圧吸引口の実質上の開口面積がそれほど大きく減少しない。そのため、癍布を安定に走行させつつ、しかも少ない動力費で大きな吸引効果を得ることができランニングコス卜が低減される。また、開口面積を実質上減ずることなく濾布案内ロールを密に配置することがでさることから、濾布の安定した走行が保証され、：慮布の損傷が少ないばかりか、走行に要する駆動力が少なくてすむからこの面でもランニングコス卜を低減することがでぎる。さらに、大きな吸引効果を得られることから減圧吸引口の長さを短くすることができ、したがって據布案内ロールの数が少なくてすむから、ロールとの接触による瀘布の損傷が減る。さらにまた、 '濾布を安定して案内することができることから、減圧吸引手段の減圧度を高くすることができるようになり、固液分雛効率あ向上する。

( C - 2 2 ) ：前記逋布案内ロールが前記減圧吸引口に設けた架設枠に支持され、前記左右の '通布案内ロール群の枏対向する逋布案内ロールは共通の 1 本の軸に間隔をおいて支持され、前記軸は、その両端部分が前記架設枠に設けた非開放孔に嵌合、支持され、かつ前記左右の瀘布案内ロール間の部分が前記架設枠に設けた開放孔に係合、支持されている（ C 一 1 ) の装置。

( C - 2 2 ) の構成によつて安定した逋布案内口一ルの支持が可能であるばかりか着脱が極めて容易であり、点検、修理、交換に際して架設枠を分解する必要がない。かつまた、濾布が摺擦しやすい軸の両端部の支持を非開放孔で行ない、開放孔を使用していないから、その切り込み端が走行中の逋布を引掛けることがなく、濾布の摄傷が防止される。ロール間の部分においては、軸を架設枠に設けた開放孔に係合せしめているが、據布朱内ロールが瀘布の走行方向外方を向いているために走行中の濾布が幅方向に広げられ、幅方向中央部における撓みはほとんどないから、上記開放孔に嫿布が引掛るよなことはない

( C - 2 3 ) ： m 記固液供給手段が、固液供給用いつ流堰ぉよびそのいつ流堰ょりち高い固液排出用いつ流堰を備えた固液レベル調整槽と、前記固液排出用いつ流堰側において前記固液レベル調整槽に結合して設けた固液排出手段と、前記固液レベル調整槽に対向して設けた固液導入手段とを備えている（ C - 1 ) の装置

( C - 2 3 ) の構成によって、濾布の機能低下や固液の性状変化などに伴つて過剰に供給されることとなつた固液を装置外に排出することができ、それが装置を汚すのを防止することができる。かつまた、運転中における嫿布の機能低下や固液の性状変化などを監視する必要がなくなり、長期にわたつて安定した運転条件ぞ確保することができるばかりか、無人運転が可能となる。

( C - 2 4 ) ：前記濾布洗浄手段が、前記瀘布の表面に対向して設けた水スプレーノズル（表洗ノズル）である（ C 一 1 ) の装置。（ C— 2 5 ) ：前記瀘布の裏面側で、かつ前記水スプレーノズル（表洗ノズル〉に対向する位置に嫿布受け部材が設けられている（ C— 2 4 ) の装置。

( C - 2 5 ) の構成をとることによって、濾布の洗浄効果が極めて大きく、したがって処理能力や固液分離効率も高い。すなわち、嫿布受け部材を設けたことにより、水スプレーノズル（表洗ノズル）から嫿布に高い圧力の洗浄水を噴射しても、 '慮布が大きく撓んだり、捩れたりするといつたことが防止され、濾布と水スプレーノズル（表洗ノズル）との相対的な位置関係が安定するから大きな洗浄効果が得られる。そして、瀘布が十分に洗浄され、目詰りが防止される結果、次の固液分離を効率よく行うことができるようになる。

( C - 2 6 ) ：前記水スプレーノズル（表洗ノズル〉が、前記濾布の幅方向に延びる導水管と、その導水管に列状に取付られた複数個のノズルエレメン卜と、前記導水管に取付られ、かつ、前記ノズルエレメン卜よりも突出している嫿布案内部からなる（ C— 2 4 ) の装置。

( C — 2 6 ) の構成をとることによって、洗净水の圧力に . よる據布の撓みや捩れ、振動などを防止することができ、嫿布と水スプレーノズル（表洗ノズル）との相対的な位置関係をいつお一定に保つことができる。そのため、洗浄効果が極めて高く、い固液分離効率が得られる。また、洗淨水の圧力を高くすることが可能となるから、これがまた洗淨効果を向上させ、固液分離効率の一層の向上をちたらす。さらに、瀘布案内部材を設けているから、たとえ瀘布の走行状態が乱れてち、水スプレーノズル（表洗ノズル）が走行中の嫿布を引掛けることがなく、瀘布の損傷が防止される。

( C - 2 7 ) ：前記洗淨手段が、前記濾布の裏面に対向して設けた水スプレ一ノズル ( 逆洗ノズル）である（ C— 1 ) の装置。（ C - 2 Q ) '· m 記 '逋布の表面側で、かつ前記瀘布の走行方向に対して前記水スプレーノズル（逆洗ノズル）よりち上流側に梳毛器が設けられている（ C - 2 7 ) の装置。

( C - 2 8 ) の構成をとることによって.、固液分離処理操作に伴つて方向が乱れたり互に絡み合ったりした毛を梳毛器によつて ― J 向に整然と引き揃えた後洗净することがでさるから、洗淨水が通りやすく、濾層の奥深く取り込まれた固形成分でも容易に、かつ確実に除去することができる。そのため、固液分離効率が高いばかりか、いつも一様な洗净効果が得られるから、安定した運転条件を確保することがでぎる

( C - 2 9 ) ： m 記 'id布の表面側で、かつ前記水スプレーノズル（逆洗ノズル）に対向する位置に減圧吸引槽が設けられている（ C - 2 7 ) の装置。

( C 一 2 9 ) の構成によって .' 減圧吸引槽の作用によって洗净水が as布を通り抜けやすく、またその洗净水によつて毛が起立せしめられるから、嫿布の洗浄効果が極めて髙く、目詰りがほぼ完全に解消され、高い固液分離効率が得られる

( C一 3 0 ) ：前記水スプレ一ノズル（逆洗ノズル）および前記逋布の下方に逆洗水受槽および余剰水受槽が設けられ、かつ前記余剰水受槽は前記讁布の両側端部下方に位置している（ C 一 2 7 ) の装置。

( C - 3 0 ) の構成をとることによって、浄水を、瀘布の両側端から流出する比較的清净な余剰水と、濾布を通過し目詰り成分を伴なつた、比較的固形成分の多い逆洗水に分離して回収することができ、再度処理が必要な洗浄水の量が大幅に減少し、ランニングコス卜が安くなる。

( C - 3 1 ) ：前記 '據布洗净手段が、 BU記濾布の走行方向に対して前記非濾過成分回収手段よりも下流側で、かつ m gd非感過成分回収手段と前記固液供給手段との間に設けた一対の瀘布規制ロールと、前記癍布の走行方向に対して BU 記固液供給手段よりも上流側で、かつ m記通布規制口ールよりち下流側であって前記瀘布の裏面側に設けた水スプレーノズル（逆洗ノズル）と、前記嫿布の表面側で、かつ前記水スプレーノズル（逆洗ノズル）と対向する位置に互に間隔をおいて設けた一対の濂布受け部材とを有し、刖記一対の濾布規制ロールは前記濾布を S 字状に屈曲せしめており、かつ前記濾布か記一対の瀘布規制ロールと訪記水スプレーノズル（逆洗ノズル）および前記濾布受け部材との間で上り勾配を形成している（ C — 1 ) の装置。

( G— 3 1 ) の構成をとることによって、洗浄効果を高めようとして洗浄水の圧力を相当高くしても、瀘布が不規則に撓んだり、捩れたり、あるいは振動するようなことがなく、水スプレーノズル（逆洗ノズル ) と婕布との相対位置をいつ ¾一定に保つことがでぎる _α そのため、髙い洗浄効果が得られる。かつまた、上記水スプレ一ノズル（逆洗ノズル ) を嫿布が上り勾配を形成している部分に設け、その上流側には一対の濾布規制口一ルを配置して濾布を S 字状に屈曲させ、その部分で、 'fe 1¾ が、いわゆる谷を形成するようにしているからして、據布の裏面に残留した余剰水をその濾布規制ロールの部分で g することができ、逋布の含水率を低くすることがでさる。これらから、この装置は固液分維効率も高い。

( C一 3 2 ) ： m 記濾布の走行方向に対して前記瀘布洗净 ¾~ 段よりも下流側で、かつ前記嫿布洗净手段と前記固液供給手

一、 ,—

段との間に、 SU記濾布の表面に当接して梳毛器が設けられている（ C ― 1 ) の装置。

( C - 3 2 ) の構成をとることによって、洗淨によって乱れた立毛を一方向に、しかもいつもほぼ同じ状態に引き撤ぇることがでさ、濾層の状態が乱れることによる固形成分の阻止率の低下や、固液分離効率が不安定になるのを防止することがでさる

( C - 3 3 ) ：前記嫿布の表面側であって、前記濾布の走行方向に対して 8IJ 記固液供給手段よりも下流側で、かつ前記滅圧吸引手段に対向して、水スプレーノズルが設けられている

( C - 1 ) の装置。

( C一 3 3 ) の構成をとることによって、 '逮布上の非濾過成分に水を吹き付け、液成分を希釈してその分離を促進することができるばかりか、固形成分に付着し、または固形成分間に取り込まれている成分を洗い出すことができる。このことはまた、固形成分の純度が上がることを意味する。

( C一 3 4 ) ：前記非濾過成分回収手段が、前記嫿布の表面側に設けた転写ドラムと、前記濾布の裏面側で、かつ前記転写ドラムに対向して設けた少なくとも 1 個の圧搾ロールと、前記転写ドラムに対向して設けたスクレ一パとを備えている

( C一 1 ) の装置。

( C - 3 5 ) ：前記スクレーバが、前記転写ドラムの表面に対して当接、離反自在に設けられている（ C — 3 4 ) の装置 ( C一 3 4 ) 、（ G— 3 5 ) の構成をとることによって、ケークを搔き取るためのスクレーパを転写ドラムの表面に対して当接、離反自在に設け、常時当接する位置に固定して設けているわけではないので、常時はスクレーパ 'を転写ドラ厶の表面から離しておき、表面に何層かのケークが層状に形成されるたびにスクレーバを作動させてケークを搔き取ることができる。しかして、ケークにはその厚みの増大に伴なつ-て圧搾ロールによる大きな圧搾力が加わり、しかも転写ドラムの回動に伴なつて何回かの圧搾操作が加えられるから、圧搾ロールの数をふやしたり、圧搾力を強くするなどの圧搾機構上の工夫をしなくても液成分の極めて少ないケークを得ることができる。しかも、ケーク厚みの増大に伴なって圧搾力が大きくなつても、その圧搾力は主として BU に圧搾操作を加えられた後のケークに加わるので、瀘布の端部からの固液の食み出しも防止できる。また、固液の食み出しを防止できることと相まって、固形成分の回収率も向上する。さらに、液成分の極めて少ないケークを得ることができることから、焼却などの後処理コストも低減される。

( C - 3 6 ) ：前記スクレーバの下方にケーク排出手段が設けられている（ C一 3 4 ) の装置。

( C 一 3 6 ) の構成をとることによって転写ドラムから搔き落したケークを滤布上に落下させることなく装置外に出することができる。そのため、搔き落したケークが癍布上に落下してケークの回収率が低下することがない。

( C - 3 7 ) ：前記圧搾ロールが、その圧搾ロールを前記転写ドラムに向かって付勢する手段に取り付けられている（ C — 3 4 ) の装置。

( C - 3 8 ) ：前記據布の走行方向に対して前記圧搾ロールの上流側で、かつその圧搾ロールに当接または近接して水切手段が設けられている（ C— 3 4 ) の装置。

( C - 3 8 ) の構成をとることによって、絞り出されて圧搾ロール上に落下し、圧搾ロールと濾布の間に滞留した液成分が、圧搾ロールの回転に伴って嫿布側に引き戻され、嫿布上のケークに吸着されるといったことがない。

( C -- 3 9 ) ：前記瀘布の走行方向に対して前記転写ドラムの下流側でかつ前記瀘布洗净手段より上流側に、前記濾布の表面に対向して空気吹付ノズルが設けられている（ C - 3 4 ) の装置。

( C - 3 9 ) の構成をとることによって、転写ドラムから搔き落したケークが濾布上に落下、再付着しても、これを脱落させて装置外に排出することができる。そのため、再付着し fc ケークが、次の、たとえば濾布洗净手段や固液供給手段に運ばれることがなく、固形成分の回収を効率よく行なうことがでさる。

( C - 4 0 ) ：前記非濾過成分回収手段が、前記濾布の表面に対向して設けた水スプレーノズル（回収ノズル）である

( C 1 ) の装置。

( C - 4 0 ) の構成をとるときは、構造が極めて簡単で、装置コストが安い。すなわち、瀘布上の非濾過成分を圧搾し転写して搔き取るための圧搾ロールや転写ドラムを設ける必要がなく、水スプレーノズル（回収ノズル）を単に瀘布に対向して設けるのみでよい。また、水スプレーノズル（回収ノズル）から噴射される液体によって濂布の洗浄もある程度行われ、ランニングコス卜も安い。

( C - 4 1 ) ：前記水スプレーノズル（回収ノズル）の下方に回収成分の受槽が設けられ、かつ前記水スプレーノズル ( 回収ノズル）と前記回収成分の受槽とが回収成分の循環用配管で接続されている（ C 一 4 0 ) の装置。

( C - 4 1 ) の構成をとるときは、瀘布の表面から回収された非濾過成分が希釈される心配がない。

さらに、水スプレーノズル（回収ノズル）を多段に設け、各水スプレーノズル（回収ノズル）に対応して受槽を複数個の区画に分離した場合には、回収率が一層向上する。

( C - 4 2 ) ：前記回収成分の受槽と前記水スプレーノズル ( 回収ノズル）とが消泡手段を備えた水槽を介して接続されている（ C— 4 Ί ) の装置。

( C - 4 2 ) の構成をとることによって、消泡手段により泡が消されるので、泡が水槽からあふれて環境を汚すことを防止でき、また循環用配管に泡がだきこまれることによる回収成分循環用ポンプの卜ラプルを防止することができ、また更に、泡の表面に付着している固形成分がフロック化し、そのフロック化した成分が循環用配管や水スプレーノズル（回収ノズル）に詰まるのを防止することができる。

( C - 4 3 ) : —方向に走行、周回自在に設けた、表面に立毛濾層を有する無端瀘布と、前記逋布の表面側に設けた固液供給手段と、前記據布の裏面側で、かつ前記固液供給手段に対向して設けた減圧吸引手段と、前記濾布の走行方向に対して記固液供給手段および前記減圧吸引手段よりも下流側でかつ前記癍布の表面に対向して設けた非濾過成分回収用水スプレーノズルと、前記嫿布の走行方向に対して前記非濾布成分回収用水スプレーノズルよりも下流側で、かつ前記非嫿過成分回収用水スプレーノズルと前記固液供給手段および前記減圧吸引手段との間に設けた瀘布洗净手段とを有している固液分離

図面の簡単な説明

第 Ί 図はこの発明の固液分離装置の一実施態様を濾布走行式転写型脱水機について示す溉格側面図である。

第 2 図は第 1 図の装置の平面図である。

第 3 図は均圧管近傍の溉格縱断面図である。

第 4 図は濾布の斜視図である。

第 5 図は瀘布のつなぎ部の断面図である。

第 6 図は固液供給手段の部分斜視図である。

第 7 図は固液供給手段の斜視図である。

第 8 図は減圧吸引手段の平面図である。

第 9 図は瀘布案内ロール近傍の部分断面図である。

走

行 0 図ないし第 1 9 図はそれぞれ各態様の減圧「吸引口およぴ據布 ! ¾内ロールの配置を示す平面図である。

2 0 A 図は嫿布規制シー卜がある場合の減圧吸引手段部分における '濾布側部近傍の部分断面図であ a

2 0 B 図は濂布規制シー卜がない場合の減圧吸引手段^ 分における逋布側部近傍の部分断面罔であ α

2 1 図はこの発明の固液分離装置の他の実施態様を嫿布式癍 ®機について示す概略側面図である。

2 2 図は第 2 1 図の装置の平面図であ。

2 3 図は第 2 1 図に示す裝置の系統図である。

2 4 図は水スプレ一ノズル平面図であ -≤ σ

2 5 図は第 2 4 図に示す水スプレーノズルの断面図である。

第 2 6 図は減圧吸引槽を設ける場合の該減圧吸引槽近傍の断面図である。

発明を実施するための最良の形態

の発明の固液分離装置の一実施態様を説明するに、第 1 図は、いわゆる瀘布走行式転写型脱水機を示す、断面図を加味した概略側面図である。また第 2 図は第 1 図の装置の平面図である

1 図および第 2 図において、 1 は無端瀘布であり、該無端 ϋ布 1 は、駆動ロール 2 と、 3 個のガイドロール 3 、 4 、

5 間に緊張状態で張設され、これら駆動口ール 2 およびガィド、□一ル 3 、 4 、 5 と、圧搾口ール 6 、 7 、 8 、転写ドラム 9などによつて規制される --定の軌道上を矢印 Α方向に走行周回する。上記濾布 1 は、ガイドロール 3 から 4 に向かって

OMPI IPO 水平面に対してやや上向ぎに角度 0 を有するように張設されているの角度 0 は、固液供給手段 1 Ί の液深をできるだけ浅くし、固液 1 0 と據布 1 との接触面積を大きぐとれるように、 5〜 2 0 ⁰ の範囲であるのが好ましい。

上記 '通 ¾ 1 は、たとえば特開昭 5 8 - 2 0 r 9 1 7 号公報ゃ特開昭 5 9 一 1 1 5 7 2 0 号公報に記載されているようなものであるのが好ましい。すなわち、第 4 図、第 5 図に示すよに、単糸径 0 ，ト 1 0 ミクロンの合-成繊維マルチフィラメン卜（紡績糸を含む）を使用した編物や織物基材 1 a を用い、それら基材 1 a の表面を周方向に起毛して嫿布 1 の表面に太さ 0 . 1 〜 1 0 クロンの立毛 1 b を作り、その立毛

1 b で據層を形成してなるよなちのであるのが好ましい。このような逋布 Ί は、起毛が周方向に行なわれているから、その方向に立毛 1 が横たわっている、つまり方向性をちつている。しかして、使用に際しては、立毛 1 が '濾布 1 の走行方向 A に対して逆方向を向くように張設する。瀘布 1 は、縫糸 1 c と接着剤 1 d とによってエンドレスに合される。濾布 1 の幅方冋両端にはべル卜 1 e , Ί e が設けられ、ベル卜 1 e 、 1 e に設けた孔 1 f 、 1 f をガイドロール 3 に設けた歯に嚙合することにより、 ίι 布 1 の送りが幅方向にずれるのが防止されると共に、走行方向にずれるのが防止される。

t記固液供給手段 1 1 は、第 6 図および第 7 図に示すように固液供給用いつ流堰 Ί 2 と固液排出用いっ流堰 1 3 を有する固液レベル調整槽 1 4 を有している。この場合には、これらいつ流堰 2、 1 3 の高さは、濾布 1 や固液 1 0 の性状などに応じて任意に変更することがでさ- るが、固液供給用いつ流堰 1 2 よりあ固液排出用いつ流堰 1 3 のほうが常に高くなるよ O に調節されなければならない。

上記固液レベル調整槽 1 4 には、その槽体の一部を利用する形で、固液供給用いっ流堰 1 2 側に固液供給枠 1 5 が形成されている。固液供給枠 1 5 は、その下縁が内側に折り曲げられているものの、いわゆる底面は開放されている。しかして、上記下縁には、それが瀘布 1 と直接接触することがないょラに、また固液 1 0 が固液供給枠 Ί 5 から食み出すことがないように、布や、塩化ビ二ルなどの合成樹脂シー卜からなるシール片 1 6 が取り付けられている。また、固液供铪枠 1

5 には、その底面に相当する位置から 0 . 5 〜 5 0 mmほど離れた位、嫿布 1 とほぽ平行に ¾流板 1 7 が取付けられている。この整流板 1 7 は、ステンレス鍋やアルミニゥムなどの金属の板や、塲化ビニルなどの合成樹脂の板に多数の整流孔 Ί 8 を穿設したよなあのである。一方、固液レベル調整槽 1 4 の固液排出用いっ流堰 1 3 側には、やはりその槽体の一部を利用する形で、固液排出管 1 9 を備えた固液排出槽 2 0 が形成されている。これら固液排出管 1 9 および固液排出槽 2 0 が固液排出手段を構成している

固液レベル調整槽 1 4 の上方には、第 7 図に示す固液導入手段たる固液導入管 2 が配置されている。この固液導入管 2 は、逆 T 字形の管の側方に多数の固液導入孔 2 2 を設けたようなおのである。しかして、この固液導入管 2 1 ば、固液排出用いつ流堰 1 3 側を向くよ ^ に配置されている。

第 1 図および第 2 図において、瀘布 1 の裏面側には、上記の固液供給手段 Ί 1 と対向する位置に、減圧吸引手段 2 3 が

ΟΜΡΙ IPO 設けられている。減圧吸引手段 2 3 は嫿液受槽 2 4 を有し、該槽 2 4 は吸気口 2 5 a を有する吸気管 2 5 を介して吸気手段 2 6 に接続され、上記嫿布 1 の裏面側を水柱で 5 0 0 mm以上の減圧状態に維持する。この據液受槽 2 4 は、濾液の排出 □ 2 7 a を有する排出管 2 7 を備えている。また、濂液受槽

2 4 の上部は開口し、減圧吸引口 2 8 を形成して (/、る。この減圧吸引 □ 2 8 には、複数個の瀘布案内ロール 2 9 が並べて配置されている。

吸気管 2 5 の吸気口 2 5 a は、濂液が侵入しないように、排出管 2 7 の排出口 2 7 a よりも髙ぃ位置に開口している。

そして、これら吸気管 2 5 および排出管 2 7 は、第 3 図に示すよに、 M八、、端攄布 1 を避けて通るための水平配管部分を有し、かつその水平部分において吸気管 2 5 は排出管 2 7 より ¾ 上にあ Ό 、さらにその水平部分が終わる部位において均圧管 4 2 で相互に接続されている。また、排出管 2 7 の先端はシ一ルポ V 卜 6 9 に臨ませて減圧吸引手段 2 3 の減圧を水シールしてある

濾液受槽 2 4 の上記減圧吸引口 2 8 は、第 2 図、第 8 図および第 1 0 図に示すように、瀘布 1 の走行方向 A に向かって末広がり状をしている。そして、その減 ΙΞ吸引口 2 8 には、濾布 1 の走行方向（矢印 A 方向）に向かってやはり末広がり状の、上記減圧吸引口 2 8 と周様形状の架設枠 6 7 が装着されている o しかして、その架設枠 6 7 には、瀘布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 a 群、 2 9 b 群が支持されている。これら濾布案内口一ル 2 9 b 、 2 9 b は、いずれも瀘布 1 の走行方向 A 外方に向けられている。減圧吸引口 2 8 の末広がり角度は

O PI WLPO" 吸引口の中心線から片側の広がり角度が 0 . 5 〜 5 度である。第 &図、第 1 0 図の例では、中央の案内ロール 2 9 a 群のロール長さは濾布走行方向 A に徐々に長くなり、左右の案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群のロール長さは嫿布走行方向 A に一定とされている o

第 8 図および第 9 図において、相対向する 1 耝の瀘布案内ロール 2 9 b 、 2 9 a 、 2 9 b は、 1 本の軸 3 1 に、軸受 3 0 、 3 0 を介して回動自在に間隔をおいて支持されている。

その軸 3 1 の両端部は架設枠 6 7 の左側枠 6 7 a および右側枠 6 7 b に設けた非開放孔 3 2 、 3 2 に嵌合、支持され、また嫿布案内ロール 2 9 b と 2 9 a の間およぴ 2 9 a と 2 9 b の間の部分が架設枠 6 7 の左補助枠 6 7 G および右補助枠 6 7 d に設けた U 字形の開放孔 6 8 、 6 8 に係合、支持されている。軸 3 1 はある程度の弾性を有し、撓ませることがでぎるので、 1 本の軸 3 1 に 3 個の據布朱内ロール 2 9 b 、 2 9 a 、 2 9 b をあらかじめ支持しておいても、非 m放孔 3 2 、 3 2 への嵌合、支持および開放孔 6 8 、 6 8 への係合、支持は何ら問題ない。また、それを持ち上げると境んで両端部が上記非開放孔 3 2 、 3 2 からはずれ、據布； ¾内ロール 2 9 b 2 9 a 2 9 b を軸 3 Ί ごと簡単に取りはずすことがでぎる各濾布案内ロール 2 9 は、第 8 図に示すように、有孔ロール 2 9 X と無孔ロール 2 9 Y で構成され、嫿布 1 の走行方向上流側には有孔ロール 2 9 X が配置され、残りの部分には無孔ロール 2 9 Y が配置されている。

上記において、有孔ロール 2 9 X は、円筒ロールに多数の

O PI 孔 3 3 を、たとえば千鳥状に穿設した、いわゆる孔付さロールゃ、円筒ロールまたは中実ロールの表面に円周方向溝または軸方向のら旋溝を切った、いわゆる溝付ロールのよラなおのである。このような有孔ロール 2 9 X を使用すると、それを密に並ベてち減圧吸引口 2 8 の実質開口面積が大きく減少せず、少ない動力で、高い吸引効果が得られるようになる。これに対して、無孔ロール 2 9 Y は表面が平坦な円筒口ールまたは中実ローレである。しかして、濾布 1 上に供給された固液 1 0 中の液成分の大部分は、減圧吸引口 2 8 の濂布走行方向 A 上流側において濂布 1 通過 ¾ るから、そのような部分に有孔ロール 2 9 X を配置し、液成分の通過が少ない残りの部分には安価な無孔ロール 2 9 Y を配置している。ちつとち濾布案内ロール 2 9 は、条件により、すベてを無孔ロールとしてちよい。

上記の架設枠 6 7 の末広がり形状および濾布案内ロール 2 9 の配置は、次のように構成されてもよい。

第 1 Ί 図では濾布案内ロール 2 9 群が中央の濾布案内ロール 2 9 a 群と左右の濾布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群との 3 群から成り、中央の瀘布案内ロール 2 9 a 群のロール長さが濾布走行方向 A に一定であり、左右の瀘布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群のロール長さが嫿布走行方向 A に徐々に長くなってぃる。

第 1 2 図では嫿布案内ロール 2 9 群が左右の濾布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 群の 2 群から成り、該左右の濾布案内口 — ル 2 9 b 群、 2 9 b 群のロール長さが濾布走行方向 A に徐々に長くなつている。第 1 3 図では、嫿布案内口ール 2 9 群が左右の濾布案内口ール 2 9 群、 2 9 b 群の 2 群から成り、該左右の '通布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群の間にある補助枠 6 7 e の幅が嫿布走行方向 A に徐々に拡がつている。ロール長さは瀘布 1 の走行方向 A において一定である。

減圧吸引口 2 8 の末広がり形状は、第 2 0 A 図に示すように、瀘布案内ロール 2 9 群の外側端部を吸引ロ規制シート 3

4、 3 4 で覆ラことによって形成してちよい。の場合は、第 1 4 図乃至第 1 9 図に示すように左右の吸引口規制シー卜

3 4 、 3 4 の内縁が減圧吸引□ 2 8 の左右両側を規制し、架設枠 6 7 の瀘布走行方向 A 前後の枠 6 7 f 、 6 7 g と吸引口規制シ一卜 3 4、 3 4 の内縁によつて囲まれた空間が減圧吸引 □ 2 8 を形成する。左右の吸引口規制シ一卜 3 4、 3 4 は架設枠 6 7 の左右架設枠 6 7 a 、 6 7 b より内側にはみ出しているので、吸引ロ規制シ一卜 3 4 、 3 4 が設けられる場合は、減圧吸引□ 2 8 は左右架設枠 6 7 a 、 6 7 b ではなく、吸引口規制シ一卜 3 4 、 3 4 によつて左右の内縁が規制される。第 2 0 B 図は吸引口規制シー卜によつて覆われない場合を；^ している

第 1 4 図では、濾布案内ロール 2 9 群が中央の濾布案内口ール 2 9 a 群と左右の癍布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群との 3 群から成り、中央の瀘布案内ロール 2 9 a 群のロール長さと左右の瀘布案内口ール 2 9 b 群、 2 9 b 群のロール長さは、瀘布走行方向 A にそれぞれ一定である。そして左右の吸引ロ規制シ一卜 3 4 、 3 4 の内縁が濾布走行方向 A に徐々に拡がつている

O Pi 第 1 5 図では、據布案内ロール 2 9 群が中央の濾布案内口ール 2 9 a 群と左右の嫿布案内口ール 2 9 b 群、 2 9 b 群との 3 群から成り、中央の濂布案内ロール 2 9 a 群のロール長さが嫿布走行方向 A に徐々に長くなり、左右の璲布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群のロール長さが瀘布走行方向 A に一定である。左右の吸引口規制シー卜 3 4 、 3 4 の内縁が瀘布走行方向 A に徐々に拡がつている。

第 Ί 6 図では、 '¾布案内ロール 2 9 群が中央の嫿布案内口ール 2 9 a 群と左右の濂布案内口ール 2 9 b 群、 2 9 b 群との 3 群から成り、中央の嫿布案内ロール 2 9 a 群のロール長さが嫿布走行方向 A に一定であり、左右の濾布案内ロール 2 9 D 群、 2 9 b 群の口ール長さが濾布走行方向 A に徐々に長くなつている。左右の吸引ロ規制シ一卜 3 4 、 3 4 の内縁は '據布走行方向 A に徐々に拡がっている o

第 1 7 図では、濾布案内ロール 2 9 群が左右の嫿布案内口 — ル 2 9 群、 2 9 b 群の 2 群から成り、該左右の璲布案内ロール 2 9 群、 2 9 b 群の口一ル長さは瀘布走行方向 A に --定である左右の吸引口規制シ一卜 3 4 、 3 4 の内縁は瀘布走行方向 A に徐々に拡がっている „

第 1 8 図では、 fe 案内ロール 2 9 群が左右の瀘布案内口ール 2 9 群、 2 9 b 群の 2 群から成り、左右の濾布案内口 — ル 2 9 群、 2 9 b 群のロール長さが瀘布走行方向 A に徐々に長くなっている。左右の吸引口規制シー卜 3 4 、 3 4 の内緣は濾布走行方向 A に徐々に拡がっている。

第 1 9 図では、 ΰΜ布案内ロール 2 9 群が左右の濾布案内口ール 2 9 群、 2 9 b 群の 2 群から成り、左右の濾布案内口一ル 2 9 群、 2 9 b 群のロール長さが嫿布走行方向 A に一定でかつ左右の嫿布案内ロール 2 9 b 群、 2 9 b 群の間隔が濾布走行方向 A に徐々に拡がっている。左右の吸引口規制シ一卜 3 4 、 3 4 の内縁は逋布走行方向 A に徐々に拡がってい

5 る。

再び第 1 図および第 2 図を参照するに、上記ガイドロール 4 と駆動ロール 2 との間には、転写ドラム 9 と圧搾ロール 6 7 、 8 が濂布 1 を挾んで互に対向して設けられている。また上記転写ドラム 9 の表面に対向して、楔状のスクレーパ 3 5Q が設けられている。スクレーパ 3 5 は転写ドラム 9 の表面に対し当接、離反自在に設けられている。これによつてスクレーパ 3 5 を圊欠的に fe 卜ラム 9 の表面に当接させることができる他、スクレ —パ 3 5 を転写ドラム 9 から離反させ、転写ドラム 9 を上下させることがでさる 5 スクレーパ 3 5 の直下には、スクレーパ 3 5 によって搔き落されたケーク 3 6 を装置外に搬出するためのシュ一タ（ケ一ク徘出手段） 3 7 が設けられている

第 Ί 図および第 2 図の装置においては、転写ドラム 9 、圧搾ロール 6 、 7 、 8 、スクレーパ 3 5 、シ 1 — タ 3 7 が非嫿Q 過成分回収手段を構成する

癍布走行方向 A に対して転写ドラム 9 の下流側でかつ濾布洗净手段より上流側に嫿布 1 の表面に対向して空気吹付ノズルが設けられてもよい。、このような空気吹付ノズルは前記スクレーパ 3 5 、シユータ 3 7 と併用されてちょい。

5 圧搾口ール 6 、 7 、 8 は図示冽では 3 個であるが、 1 個以上であれば数は限定されない。圧搾口ール 6 、 7 、 8 はばね 3 8 、 3 8 、 3 8 によって転写ドラム 9 に向かって付勢されている。ばね付勢により、據布 1 の幅方向に均一な加圧が行なえる。逋布走行方向 A に対して圧搾ロール 6 、 7、 8 のそれぞれの上流側に、各圧搾ロール 6 、 7 、 8 に当接し、または、近接して、板、シート、水吸引ノズル、空気吹付ノズルなどの水切手段が設けられておよい。

第 1 図において、 3 9 は、瀘布 1 を表面側から洗淨するための水スプレーノズル（表洗ノズル）である。また、 4 0 はろふを裏面側から洗浄するための水スプレーノズル（逆洗ノズル）である。これら水スプレーノズル（表洗ノズル） 3 9 と水スプレーノズル（逆洗ノズル） 4 0 の間には、濾布 1 の表面に当接してその濾'布 Ί の水を切る水切ロール 4 1 が設けられている。水スプレーノズル（表洗ノズル） 3 9 と対向する位置には、瀘布 1 の裏面側に嫿布受け部材 5 7 が設けられている。瀘布受け部材 5 7 はパイプから成っている。

この濾布受け部材 5 7 は、記ゾィプに代えて、ステンレス鋼、塩化ビニル、アルミ二ゥムなどの、耐食性や剐性を有する材料からなり、全体として平板や多孔板などの形状に加ェされたもの使用してあよい。水スプレーノズル（表洗ノズル） 3 9 は、第 2 4 図および第 2 5 図に示すよに、ステンレス鋼管、アルミニウム管、塩化ビニル管などの耐食性を有する管からなり、かつ長手方向一端に洗淨水の供給配管と接続するためのフランジを有する導水管 3 9 a と、この導水管 3 9 a に互に間隔をおいて列状に取り付けた複数個のノズルエレメン卜 3 9 b 、 3 9 b 、 ♦ … と、導水管 3 9 a の長手方向に沿って、かつ濾布の走行方向 A に対して上記ノズルェレメン卜 3 9 b 、 3 9 b 、 * * , の刖後に設けた 2 個の板状の嫿布案内部材 5 9 、 5 9 を備えている。しかして、上記導水管 3 9 a は、その長手方向が瀘布 1 の ί!方向になるように設置されるちのである。また、上記ノズルエレメン卜 3 9 b 3 9 b 、 ♦ , · の設置間隔は、そのノズルエレメン卜 3 9 b

3 9 b 、 ♦ ♦ ♦ から噴射される洗淨水が瀘布 1 の表面上において互に少しづつォ一パーラップするように調節されているさらに、嫿布案内部材 5 9 、 5 9 は、常、導水管 3 9 a と周じ部材で構成され、溶接や接着、ねじ止などによって導水管 3 9 a に直接取り付けられている。かつ、その長さはノズルエレメン卜 3 9 b 、 3 9 … ♦ の配列長さよりも長くまたその先端は、ノズルェレメン卜 3 9 b 、 3 9

の先端が濂布 1 と当接するのを防止でさるよう、ノズルエレメン卜 3 9 b 、 3 9 b 、 ♦ ♦ ，の先端よりも距離 S だけ突出し、かつ濾布 1 と接触してもそれを傷付けることがないよう丸く滑らかに加工されている o

上記の水スプレーノズル ( 表洗ノズル） 3 9 の構造は、第 1 図に示す水スプレーノズル（逆洗ノズル） 4 0 にも同様に適用される。水スプレーノズル（逆洗ノズル） 4 0 と対向する位置には、すなわ o ¾¾布 1 の表面側には、 2 個一対のロールから成る濾布受け部材 6 2 、 6 2 が互に間隔をおいて設置されている

ゝ ¾¾布受け部材 6 2 、 6 2 を覆うように、または濾布受け部材 6 2 、 6 2 の代わりに、第 2 6 図に示すように、水スプレーノズル（逆洗ノズル） 4 0 に対向して減圧吸引槽 6

3 が設けられてもよい。さらに、濾布受け部材 6 2 、 6 2 として、口ールに代えて管状体や棒状体を使用することあできる。

水切りロール 4 1 は一対の逋布規制口ール 4 1 a 、 4 1 b から成り一対の濂布規制ロール 4 1 a 、 4 1 b は嫿布 1 を S 字状に屈曲せしめてい布 1 は、逋布規制ロール 4 1 a

4 Ί b を通過後、濾布走行方向 A に向かつて上り勾配を形成しており、水切りロール 4 1 は水スプレーノズル（逆洗ノズル） 4 0 の水が瀘布走行方向 A と逆方向に流れるのを防 b している。なお、瀘布規制ロール 4 1 b と瀘布受け部材 6 2 との圜でかっ逮布 1 の表面側に、據布 I に当接させて、たとえばプラスチックなどの合成繊雑を植毛した梳毛器が設けられてちよい。梳毛器は発泡ポリエチレンや合成ゴムなどの柔钦性を有する板を使用してちよい。

瀘布 Ί の走行方向 A に対し、水切り口ール 4 および嫿布受け部材 6 2 と固液供給手段 1 1 との間であって、濾布 1 の表面側に、瀘布 Ί に当接させて梳毛器 6 6 が設けられているこの梳毛器 6 6 としては前記梳毛器と周様のあのが用いられる。

さて、ヒ述した装置の作用を説明するに、矢印 A 方向に周回走行中の瀘布 1 上に、固液供給手段 1 1 から、固形成分と液成分を含む固液を供給する。供給された固液中の液成分は重力により、また減圧吸引手段 2 3 により与えられる減圧吸引作用によって瀘布 Ί を通過し、濾液受槽 2 4 内に集められる。瀘布案内ロール 2 9 により、濾布 1 は、吸引力を受けているにちかかわらず大きく撓むことなく安定して走行する。この場合ロールの端は、全体としてみると、末広がりの程度に応じた拡がり幅で濾布 1 と摺擦することになり、ただひとつの部位のみで線状に摺擦することがない。そのため、嫿布の損傷を抑えることができ、その逋布の寿命が飛躍的に増大するばかりか、長期間にわたって高い固液分離性能や処理能力を維持することができる。また、吸引口 2 8 の形状が末広がり状で 09 るしとから、その縁が濾布 1 を線状に摺擦することになる損傷も少ない。

據液受槽 2 4 内に集められた液成分は、その排出口 2 7 a から排出管 2 7 およびシ一ルポッ卜 6 9 を介して装置外に排出される。一方、 ¾ 1 を通過しなかつた成分、すなわち非濾過成分は、嫿布 1 の走行に伴なって転写ドラム 9 と圧搾口ール 6 、 7 、 8 の間に運ばれ、圧搾されてその中に含まれている大部分の液成分が絞り取られ、いわゆるケークとなる。この際、第 1 図に示した装置では、駆動ロール 2 は圧搾口一ルとしての作用も奏している。上記ケークは、次いで瀘布 1 から転写ドラム 9 の表面に転写され、さらにスクレーバ 3 5 で搔き落され、排出ケーク 3 6 となってシユータ 3 7 により装置外に排出される。

瀘布 1 は、次 ( で水スプレーノズル（表洗ノズル） · 3 9 および水スプレーノズル（逆洗ノズル） 4 0 により、その表裏面から洗净されな。ししで、嫿布 1 は、水スプレーノズル 3 9 , 4 0 に対向して設けた濾布受け部材 5 7 、 6 2 により支持されるので瀘布 Ί が撓んだり、ねじたり、振動したりするのが防止される

次に、洗净された瀘布 1 は梳毛器 6 6 により、立毛 1 b の方向を一定にそろえられ fc後、再度固液供給手段 1 1 に送られて脱水に供せられる。

第 2 1 図ないし第 2 3 図は、第 1 図および第 2 図の実施態様と異なる態様のこの発明の装置として、逋布走行式逋過機を示すものである。本実施態様の装置においては、非嫿過成分回収手段が、 '據布の表面に対向して設けた水スプレーノズルから成る。本実施例において前記実施例に準ずる部分には第 1 図および第 2 図と周一の符号を付し、その説明を省培して、以下には前記実施例と異なる部分のみについて詳述する第 2 Ί 図ないし第 2 3 図において、 1 は、駆動ロール 2 と 3 個のガイドロール 3 、 4 、 5 間に緊張状態で張設され、これら駆動ロール 2 およびガイドロール 3 、 4 、 5 などによつて規制される一定の軌道上を矢印 A 方向に周回自在に設けた無端瀘布である。駆動ロール 2 にはニップロール 4 3 が據布 1 を介して対向配置されている。

また、駆動ロール 2 に対向する位置に、非濾過成分回収用の水スプレーノズル（回収ノズル） 4 4 が設けられている。さらにその下方には、非濾過成分受槽 4 5 が設けられているそしてこの非濾過成分受槽 4 5 は、配管 4 5 a を介して回収槽 4 6 に接続されている。この配管 4 5 a は回収槽 4 6 内で水平または上方に向けて開口されている。

また、ガイドロール 5 に対向する位置に、非據過成分回収用の水スプレーノズル（回収ノズル） 4 8 が設けられているさらにガイドロール 5 に対向し；かつ瀘布 1 の表面に当接する水切り板 4 9 が設けられている。また、水スプレーノズル ( 回収ノズル） 4 8 に対向して、ガイドロール 5 の上流側に逋布受け部材 5 7 が設けられている。

水スプレーノズル（回収ノズル） 4 8 および水切り板 4 9

の下方には非通過成分受槽 5 0 が設.けられている。この非逋

過成分受槽 5 0 は、配管 5 0 a を介して回収槽 4 7 に接続さ

れてい •S o しの配管 5 0 a は、回収槽 4 7 内で水平または上

方に向けて開口されている。

さらに、水切り口一ル 4 、濾布受け部材 6 2 の下方には

洗净水受槽 5 3 が設けられている。この洗浄水受槽 5 3 は、

堰 5 3 d 、 5 3 d によつて逆洗水受槽 5 3 a とその両側の余

剰水受槽 5 3 b 、 5 3 b とに分割されている。逆洗水受槽 5

3 a は、配管 5 3 G を介して回収槽 4 7 に接続されており、

その配管 5 3 c は回叹層 4 7 の液面下に開□ している。回収

槽 4 7 と回収槽 4 6 は並設され、配管 4 7 a を介して接続さ

れ、回収槽 4 7 の回収液が回収槽 4 6 に供給されるようにな

つている。回収槽 4 6 には、目的とする非瀘過成分を含む液

成分を排出するパイプ 4 6 a が取付けられている。この排出

パィプ 4 6 a の入口は回収槽 4 6 の液面下に開 □ している ₀

回収槽 4 6 、 4 7 は、回収ポンプ 5 1 、 5 2 を介して水ス

プレ一ノズル ( 回収ノズル） 4 4 、 4 8 に接続され、回収槽

4 6 、 4 7 内の液体を、それらの水スプレーノズル（回収ノ

ズル） 4 4 、 4 8 のからの噴射水にとして利用するようにし

ている。さらに、回収ポンプ 5 1 , 5 2 から水スプレーノズ

ル（回収ノズル） 4 4 、 8 に送られる液体の一部は、回収

槽 4 6 、 4 7 の上部に設けられた消泡ノズル（消泡手段） 5

■3

5 、 5 6 に供給される

シ一ルポッ卜 6 9 の濾液は逆洗ポンプ 5 4 を介して水スプレーノズル（洗淨ノズル） 4 0 に送られる。

つぎに、上記嫿過機の作用を説明する。固液供給手段 1 1 から嫿布 1 上に供铪された固形成分と液成分を含む固定液は減圧吸引手段 2 3 の作用によつて逋通され、據布 Ί 上に付着した非 '通過成分は、水スプレーノズル（回収ノズル） 4 4 の位置に至り、水スプレーノズル（回収ノズル ) 4 4 から噴射される噴射水によつて洗い落され、非逋過成分受槽 4 5 を介して回収槽 4 6 に回収される。このとき、水スプレーノズル ( 回収ノズル） 4 4 より噴射され、濾布 1 に付着した水は二ップロール 4 3 により絞り取られる。二ップロール 4 3 による水切りにより回収効率が向上される。

つぎに、濾布 1 は、水スプレーノズル（回収ノズル）. 4 8 の位置に至り、同様に非濾過成分が回収されるとともに據布

1 が洗净される。このとぎ回収される非濾過成分は、非瀘過成分受槽 5 0 を介して回収槽 4 7 に至る。濾布 1 に付着した水は水切り板 4 9 により水切りされる。水切り板 4 9 による水切りによって回収効率が向上される。

さらに、濾布 1 は、水スプレーノズル〈逆洗ノズル） 4 0 の位置に至り、その水スプレ — ノズル（逆洗ノズル） 4 0 によって袠面側から洗净される。このとき、癍布を通過した逆洗水は、逆洗水受槽 5 3 a に集められ、その一部は、非濾過成分回収用の液体として回収槽 4 7 に供給される。この液体の量を変えることによって、回収槽 4 6 . 4 7 内の非濾過成分の濂度を調整できる。嫿布 1 を通過しなかつた水は、余剰水受槽 5 3 b 、 5 3 b に集められ、装置外に排出される。逆洗水受槽 5 3 a と余剰水受槽 5 3 b , 5 3 は堰 5 3 d 、 5 3 d で仕切られており、逆洗水受槽 5 3 a から回収槽 4 7 に送られなかった余分の液体は、逆洗水受槽 5 3 a から堰 5 3 d 、 5 3 d をのりこえて余剰水受槽 5 3 b 、 5 3 b に流れ込み、排出される。

上記において、回収槽 4 6 と回収槽 4 7 の配列頭序は、嫿布走行方向 A と逆方向になつており、これによって、回収槽

4 7 の.非濾過成分の蒗度は回収槽 4 6 のそれより低く保つことがでぎ、非據過成分の回収効率を高めることができ。

上の利用可能性

この発明の装置は、いろいろな用途に使用することができる。たとえば、湖水や河川水中に含まれる固形成分と液成分を分離するのに使用することがでぎる。また、活性汚泥処理装置から副生する余剰汚泥のよ ¾ に、いわゆる懸濁系の汚泥や、生物膜処理装置から排出される、いわゆる固着系の汚泥など、汚水処理によって生ずる汚泥、スカ厶、フロヅク、洗浄水、スラッジなどを瀘過、 ¾ S6、脱水するような場合に使用することができる。具体的には、たとえば上下水処理によつて生ずる汚泥、浄化槽から発生する余剰汚泥、し尿処理場から発生する汚泥、加圧浮上操作から生ずるスカム、産業廃水の処理によって生ずる凝集フロックやその凝集沈殿フロック、砂' 31過機などの各種濾過機の逆洗水などに含まれる固形成分と液成分を分離するのに使用することがでぎる。また、たとえば紙パルプ製造業、食品製造業、酒造業、味噌などの醸造業など、各種製造業における固液分離や、たとえば化学プロセスにおける有価物の回収などに使用することができる

Claims

請求の範囲

1 . 一方向に走行、周回自在に設けた、表面に立毛濾屬を

有する無端瀘布と、前布の表面側に設けた固液供袷手段と、前記通布の裏面側で、かつ前記固液供給手段に対向して設けた減圧吸引手段と記濾布の走行方向に対して BU 記固液供給手 f又および BU 記滅圧吸引手段よりも下流側に設けた非濾過成分回収手段と、前記濾布の走行方向に対して前記非濾過成分回収手段よりち下流側で、かつ前記非嫿過成分回収手段と前記固液供給手段および前記減圧吸引手段との間に設け

/ fl¾ lU 浄手段とを有し、記減圧吸引手段は、前記濾布の裏面に対向し、かつ前記濾布の走行方向に向かって末広がりの滅圧吸引 □ を備え、 m 記減圧吸引口は、 HU記瀘布の走行方向に関して少な < とち左右各 1 個の濾布案内ロール群を備えかつ各前 3己もの瀘布案内口一ル群を構成する濾布案内ロールは前記濾布の走行方向外方を向いている固液分離

2 . m 記減圧吸引口の末広がり角度が 0 . 5〜 5 度である請求の範囲 1 項記載の装置。

3 . m 記左右の濾布案内口ール群の両外则端部が吸引ロ規制シー卜によつて覆われていない請求の範囲 Ί 項記載の装置

4 . 前 δ己布案内口ール群が中央の濾布案内ロール群と左右の濾布案内口 — ル群との 3 群から成る請求の範囲 3 項記載の装置。

0 . 前記中央の濾布案内ロール群のロール長さが前記濾布

の走行方向に徐々に長くなり、前記左右の濾布案内ロール群

のロール長さが前記瀘布の走行方向に一定である請求の範囲

O PI

ν/ιρο

？ 4 項記載の装置。

6 . 前記中央の逋布案内口ール群のロール長さが嫿布走行方向に一定であり、前記左右の嫿布案内ロール群のロール長さが前記逋布の走行方向に徐々に長くなる請求の範囲 4 項記載の装置

7 . 前記瀘布案内ロール群が左右の濾布案内ロール群の 2 群から成る請求の範囲 3 項記載の装置。

8 . 前記左右の '據布案内口 —ル群のロール長さが前記濾布の走行方向に徐々に長くなる請求の範囲 7 項記載の装置。

TO 9 . 前記左右の濾布案内口ール群のロール長さが前記嫿布

の走行方向に一定であり、前記左右の濾布案内ロール群の間隔が前記濾布の走行方向に徐々に拡がる請求の範囲 7 項記載の装置。

1 0 . 前記左右の濾布案内ロール群の両外側端部が吸引口

t5 規制シー卜によって覆われており、それらシー卜の内縁が前

記減圧吸引口の両側端縁を形成している請求の範囲 1 項記載の装置。

1 1 . 前記瀘布案内ロール群が中央の瀘布案内ロール群と左右の濾布案内ロール群との 3 群から成る請求の範囲 1 0 項

20 記載の装置。

1 2 . 前記中央の瀘布案内ロール群のロール長さと前記左右の瀘布案内ロール群のロール長さが前記璲布の走行方向にそれぞれ一定である請求の範囲 Ί 1 項記載の裝置。

1 3 . 前記中央の瀘布案内ロール群のロール艮さが前記瀘

25 布の走行方向に徐々に長くなり、前記左右の濾布案内ロール

群の口 —ル長さが前記濾布の走行方向に一定である請求の範

一■ Ο■-一—?―Γ一. 囲 1 1 項記載の装置。

1 4. 前記中央の瀘布案内ロール群のロール長さが前記瀘布の走行方向に一定であり、前記左右の黢布案内ロール群のロール長さが前記逋布の走行方向に徐々に長くなる請求の範囲 1 1 項記載の装置。

1 5 . 前記逋布案内口ール群が左右の濾布案内ロール群の

2群から成る請求の範囲 1 0項記載の装置。

6 . 前記左右の濾布案内ロール群のロール長さが濂布走行方向に一定である請求の範囲 1 5項記載の装置。

1 7 . 前記左右の瀘布案内ロール群のロール長さが前記嫿布の走行方向に徐々に長くなる請求の範囲 1 5項記載の装置

1 8 . 前記左右の濾布案内ロール群のロール長さが前記嫿布の走行方向に一定であり、かつ前記左右の逋布案内ロール群の間隔が前記瀘布の走行方向に徐々に拡がっている請求の範囲 1 5項記載の装置。

1 9 . 前記減圧吸引手段が、吸気管と液成分排出管とを備えた槽からなり、かつそれら吸気管と液成分排出管とが均圧管で接続されている請求の範囲 1 項記載の装置。

2 0 . 前記 '濾布案内口ールが有孔ロールである請求の範囲 1 項記載の装置。

2 1 . 前記左右の各濾布案内ロール群が有孔ロール群と無孔ロール群とからなり、かつ前記有孔ロール群が前記濾布の走行方向上流側に配置されている請求の範囲 1 項記載の装置

2 2 . 前記據布案内口ールが前記減圧吸引口に設けた架設枠に支持され、前記左右の濾布案内ロール群の相対向する濾布案内ロールは共通の 1 本の軸に間隔をおいて支持され、前

ΟΜ?Ι 記軸は、その両端部分が前記架設枠に設けた非開放孔に係合

支持され、かつ前記左右の瀘布案内口一ル間の部分が前記架

設枠に設けた開放孔に係合、支持されている請求の範囲 1 項

記載の装置。

5 2 3 . 前記固液供給手段が、固液供給用いつ流堰およびそ

のいっ流堰よりも髙ぃ固液排出用いつ流堰を備えた固液レべル調整槽と、前記固液排出用いつ流堰側において前記固液レベル調整槽に結合して設けた固液排出手段と、前記固液レべル調整槽に対向して設けた固液導入手段とを備えている請求

TO の範囲 1 項記載の装置。

2 4 . 前記濾布洗浄手段が、前記瀘布の表面に対向して設

けた水スプレーノズルである請求の範囲 1 項記載の装置。

2 5 . 前記濾布の裏面側で、かつ前記水スプレーノズルに

対向する位置に據布受け部材が設けられている請求の範囲 2

T5 4 項記載の装置。

2 6 . 前記水スプレーノズルが、據布の幅方向に延びる導

水管と、その導水管に列状に取り付けられた複数個のノズル

エレメントと、前記導水管に取り付けられかつ前記ノズルェ

レメン卜よりも突出している據布案内部材とか 'らなる請求の

20 範囲 2 4 項記載の装置。

2 7 . 前記瀘布洗淨手段が、前記瀘布の裏面に対向して設

けた水スプレーノズルである請求の範囲 1 項記載の装置。

2 8 . 前記瀘布の表面側で、かつ前記嫿布の走行方向に対

して前記水スプレーノズルよりも上流側に梳毛器が設けられ

5 ている請求の範囲 2 7 項記載の装置。

2 9 . 前記瀘布の表面側で、かつ前記水スプレーノズルに

OM?I

' 対向する位置に減圧吸引槽が設けられている請求の範囲 2 7 項記載の装置。

3 0 . 前記水スプレーノズルおよび前記逋布の下方に逆洗水受槽ぉよび余剰水受槽が設けられ、かつ前記余剰水受槽は m s3逋布の両側端部下方に位置している請求の範囲 2 7 項記載の装置

3 1 . m id濾布 ¾t淨手段か、 ed濾布の走行方向に対して

BIJ 記非濾過成分回収手段よりち下流側で、かつ前記非據過成分回収手段と前記固液供給手段との間に設けた一対の濾布規制ロールと、前記濾布の走行方向に対して m記固液供給手段よりあ上流側で、かつ前記濾布規制ロールよりち下流側であつて刖記據布の裏面側に設けた水スプレーノズルと、濾布の表面側で、かつ ^水スプレーノズルと対向する位置に互に間隔をおいて設けた一対の濾布受け部材とを有し、 m記—对の濾布規制ロールは前記濾布を S 字状に屈曲せしめており、かつ前記濾布は fu 記一対の瀘布規制ロール通過後前記濾布の走行方向に向かつて上り勾配を形成している請求の範囲 1 項記載の装

3 2 . BU 記濾布の走行方向に対して前記濾布洗淨手段よりも下流側で、かつ前記據布洗净手段と前記固液供給手段との間に、前記濾布の表面に当接して梳毛器が設けられている請求の範囲 1 項記載の装證。

3 3 . 前記濾布の表面側であって、前記濾布の走行方向に対して前記固液供給手段よりも下流側で、かつ前記減圧吸引手段に対向して水スプレーノズルが設けられている請求の範囲 1 項記載の装

OMPI

3 4 . 前記非濾過成分回収手段が、前記逋布の表面側に設けた転写ドラムと、前記嫿布の裏面側で、かつ前記転写ドラムに対向して設けた少なくとも 1 個の圧搾ロールと、前記転写ドラムに対向して設けたスクレーバとを備えている請求の：範囲 1 項記載の装置。

3 5 . 前記スクレーパが、前記転写ドラムの表面に対して当接、離反自在に設けられている請求の籍囲 3 4 項記載の装

-、ム

3 6 . 記スクレーパの下方にケーク排出手段が設けられて（る請求の範囲 3 4 項記載の装置。

3 7 . m 記圧搾口ールが、その圧搾ロールを前記転写ドラムに向がつて付勢する手段に取り付けられている請求の範囲

3 4 項記載の装置。

3 8 記濾布の走行方向に対して前記圧搾ロールの J 流側で、かつその圧搾ロールに当接または近接して水切手段が設けられている請求の範囲 3 4 項記載の装置。

3 9 記濾布の走行方向に対して前記転写ドラムの下流側で、かつ前記濾布洗浄手段よりも上流側であって、前記瀘布の ¾面に対向して空気吹付ノズルが設けられている請求の範囲 3 4 項記載の装

4 0 記非濾過成分回収手段が、前記滷布の表面に対向して設けた水スプレ一ノズルである請求の範囲 Ί 項記載の装

4 1 . 前記水スプレーノズルの下方に回収成分の受槽が設けられ、かつ前記水スプレーノズルと前記回.吸成分の受槽とが回収成分の循環用配管で接続されている請求の範囲 4 0 項

O FI 記載の装置

4 2 . 前 S回収成分の受槽と前記水スプレーノズルとが、消泡手段を備えす：回収槽を介して接続されている請求の範囲 4 1 項記載の装置。

4 3 . —方向に走行、周回自在に設けた、表面に立毛濾層を有する無端癍布と、 BU 記 ®布の表面側に設けた固液供給手段と、前記嫿布の裏面側で、かつ前記固液供給手段に対向して設けた減圧吸引手段と、 8i』記瀘布の走行方向に対して』記固液供給手段および前記減圧吸引手段よりち下流側で、かつ前記逋布の表面に対向して設けた非濂過成分回収用水スプレ一ノズルと、 m 記布の走行方向に対して前記非濾過成分回収用水スプレーノズルよりも下流側で、かつ前記非濾過成分 ίϋ収用水スプレーノズルと前記固液供給手段およぴ記減圧吸引手段との間に設けた瀘布洗净手段とを有している固液分離装置。

O ?I