WO1982001763A1 - Liquid fuel burner with wick - Google Patents

Description

• 明 細 ' 書

発明の名称

灯芯を有する液体燃料燃焼器 技術分野

5 この発明は、 石油等の液体燃料を吸上げる灯芯からの燃料気 化量を可変し、 燃焼量を容易に調節できる液体燃料燃焼器に関 するものである o

背景技術 - 従来の石油ス トーブ等の灯芯式の液体燃料燃烧器は、 内炎筒 l O と外炎筒間に、 灯芯の上部を突出させる構成と してお 、 この 構成において灯芯の突出高さを変えることによ 、 この灯芯か らの燃料気化量を可変し、 これによ ！）燃焼量を調節していた。 しかし灯芯の突出高さを低く しすぎる と周知のごと く灯芯への タ ール付着が促進された i? > 排ガス中の C Oが多く るつた す 5 るため、 実質はほとんど燃焼量を調節できなかった。 また、 最 近の石油事情の悪化はこれから得られる灯油の重質化をまねき ' 灯油の漭点範囲が広がると共に高涕点物が多く含まれる ものに な ]?つつあ ]?、 これまでのものではそれらを完全燃焼させるこ ' とが難しく なつてきている。

0 また、 このよ う 灯芯式の液侓燃料燃焼器においては、 長期 間使甩していると灯芯の上部に多量のタ ールが付着するのであ ,. るが、 誤まって、 異種油 （竪油 ， エン ジン油の混入した白灯油 変質油 （ 白灯油の酸化したもの ） 等を燃焼させた場合にも灯芯 の燃烧部に過大なタールを生成し、 極 ¾に燃焼量が低下した 、5 ：丁芯の上下操作ができずに消火できな く るった J する という問 • 題があった。 そのため、 従来は灯 への液体燃料の供給を断つ て燃焼を継続させる、 いわゆる空焼操作を行っているが、 点火 時に大量の c oや臭気等が凳生し¾いよ うに、 灯芯近傍の内炎 筒と外炎筒に設けた空気孔の孔径を小さ く しているので、 空気

5 量が少 く、 このため空烧時に灯芯温度が上昇しにく く、 この 空焼を行っても付着し タールを消弑させることができ いと いう久点力 ¾つた。

発明の開示 一

そこでこの発明は、 内炎筒、 または外炎筒の少な く とも一方 ί θ の下部に多数の気孔を有する筒体を着脱自在に設けることによ

D、 燃焼量が容易に調節できる液体燃料燃焼器を提供すること を目的とするものである。

以下本発明の一実施例を添付図面とともに説明する。

図面の簡単 説明

1 5 第 1 図は本発明の一実施例における液体燃料燃绕器の半分を 示す断面図、 第 2図は同燃焼器の他の燃焼状態を示す断面図、 ' 第 3図は同燃焼器の内炎筒体の一部切欠斜視図、 第 4図は同燃 焼器の外炎筒体の一部切欠断面図、 第 5図 ， 第 6図 ， 第 7図は 本発明.の他の実施例における液体燃料燃烧器の半彖断面図であ 0 る o

発明を実旎するための最良の形態

.- 第 1 図において、 液体然料の一例と して用いた白灯油を貯蔵 した固定タ ンク 1 の上面開口部には、 パ ッ キン 2を介して円筒 状の芯外筒 3が取 付けられている。 また、 固定タ ンク 1 の下 5 面開口部には、 円筒状の芯案内筒 4が溶祭されて 、 芯案内 • 筒 4外周に上下動可能に円筒状の灯芯⁵が設けられている。 灯 芯 5は固定タ ンク 1 内の白灯油を吸い上げて上部から気化させ る役目をするものである。 芯外筒 3、 芯案内筒 4の上部の火皿 部 6 ， 7には、 円筒状の外炎筒 S、 内炎筒 9、 外筒 1 0、 およ 5 び略円板状のネ ッ ト ^{1 1} 、 コ イ ル ¹ 2、 円板状の仕切板 ¹ 3で 構成された燃焼筒 1 4が載置されている。 外炎筒 S、 内炎筒 9 のそれぞれには、 多数の空気孔 1 5が設けられてお 、 空気孔 5 よ 流入した空気と灯芯 5の上部から気化した白灯油とを 混 し、 外炎筒 S、 内炎筒 9間で構成した燃焼室 1 6で燃焼す ί θ る。

こ こで'上記燃焼筒 1 4の内炎筒 9、 外炎筒 8の下部には、 第 2図のごと く内炎筒体 ¹ · 7、 外炎筒体 1 8が着脱自在に'装着さ れる。 また、 内炎筒体 "！ 7には第 3図のごと く多数の空気孔 ¹ 9 が設けられてお ]?、 この空気孔 1 9の合計面積は内炎筒体 1 了 5 の高さ Α と同寸法の内炎筒 ⁹下部に設けられた複数の空気孔¹⁵ の合計面積よ i も大き く じてある。 また、 外炎筒体 1 Sにも第 4図のごと く多数の空気孔 2 Oを設けてお 、 この空気孔 2 0 の合計面積も外炎筒体 1 8の高さ Aと同寸法の外炎筒 S下部に 設けられた空気孔 1 5の合計面積よ ]? も大き く してある。 ¾おO 上記外炎筒体 1 ァ、 内炎筒体 1 8には内 · 外炎筒 9 , 8の下部 が圧入してあるが、 ネジ結合ゃバヨネ ッ ト結合によって上下の - 結合を行っても よい。 その際にできるだけ燃烧室 1 6内に突起 物が出ないよ うにした方が燃^の乱れゃ材科の劣化等を防止す る ことができ るつ

5 上記構成において、 この液侔燃科燃^器は、 第 ¹ 図に示すよ £ · - うに内炎筒体 1 ァ、 外炎筒体 1 8をはずした状態で使用した 第 2図に示す如く これらの内 ·外炎筒体 1 7 , 1 8を装着した 状態で使用する。 これによつて燃烧筒 1 4全体の高さが変わつ て燃焼室 1 6内における ドラ フ トが変化し、 それに応じて燃焼 量も増減する。 するわち燃焼量を調節することができる。 しか も外炎筒体 1 8 ， 内炎筒体 1 Tを着脱することによ ])、 灯芯 5 近辺の'空気の流量がかわるので品質の異なる灯油も よ 完全に 燃焼させることができる。 す ¾わち-これまでいろいろ試験した 結果、 沸点の低い成分の多い灯油は、 灯芯 5近傍の空気取入れ 用開口面積を小さ く して空気流量を少 く し、 涕点の高い成分 を多く含む灯油はその開口面積を大き く して空気流量を多く し てやれば、 灯芯 5へのタ ールの生 も少 く ]?、 しかも完全 燃焼をすることがわかってお]? 、 内 ·外炎筒体 1 7 ， 1 8を着 脱することによって、 この空気流量を変えて異 る灯油の燃焼 に対応することができるのである。 これは上記内 · 外炎筒侔

1 7 ， 1 Sにさ らに空気孔 ¹ 9 , 2 0の総開口面積の異 る も のを種々用意して いて、 交換できる よ うにすれば、 よ 十分 に対応することが可能とるる。 これによ ]?、 今後例え灯油の重 質化が進んだと しても、 本来 ¾らば器具全侔を貢い換えねばな ら ¾いところを内 ·外炎筒体 1 了 ， 1 8だけを交換することに よつて十分対処できるように ¾る。

- また本実旌例の如く空気孔 1 9 ， 2 0の総開口面積が大きい 内炎筒体 1 ァ 、 外炎筒体 1 Sを便 すれ 、 これらを装着した 時には灯芯 5近傍での空気流入が大とな 、 灯芯 5近傍で患袞 が活発化し、 灯芯 5 の ¾変が高く 、 灯芯 5 付着したタ ー

CMFI • ルが消滅しやすく ¾る。 このため従来タール付着っため使用不 能になっていた灯芯でも灯芯 5への白灯油供給を って空焼を 行えば再使用が可能とまる。

ところで上記した内、 外炎筒体 ¹ ァ ， 1 Sはこれが安価であ れば効果も更に倍加されることになる。 したがって内、 外炎筒 . 体 1 7 , 1 Sはできるだけ安価であるべきであ 、 その高さは できるだけ低く しるければるら い。 しかしながら燃焼に大き く影響しないよ うに灯芯 5先端の突出高さよ は高くすべきで ある。 するわち、 灯芯 5の先端突出高さよ 内、 外炎筒体 1了，

8の高さを高く しておけば、 佤に上記内、 外炎笥体 ¹ァ， ¹ S と、 燃焼筒 1 4の内、 外炎筒 9 , 8 との継目に隱間が生じたと しても、 燃焼に大き 影響を与えないという利点があるからで ¾>る o ,

次に第 5図は、 他の実施例を示し、 この実旌例 場合は、 燃 焼筒 1 4の内、 外炎筒 8 , 9を上下に分割して、 下部内、 外炎 筒を内、 外炎筒体 1 ァ ， ¹ · 3 と したものであるつ この実施例の 場合は内、 外炎筒体を、 内、 外炎筒 S ， 8に装着して使用 して も、 その外炎筒体 1 Sが外筒 ¹ O よって覆われるので、 内、 外炎筒侔 ¹ T ， 1 8へ谜いでいる という違和感が く るとと も に、 風による燃焼の乱れが生じ (てく いという利点がある。

第 6図 ， 第 7図は外炎筒 Sだけ、 又は内炎筒 9だけを上下に - 分割した実：^例であ 、 内 . 外炎笥 9 ， Sのいずれか一方だけ の下 ¾空気孔面積を変えるだけて効果が得られる

ま 、 灯芯 ⁵の上部に、 徵^ ¾セラ ミ ッ ク よ ] ¾るべ一 パー ¾薄¾を用いると、 その ¾ ^と含 〇查冨なこと よ ^! 効果が更に増大する。

産業上の利用可能性

以上のよ うに本発明によれば、 内、 外炎筒侔の着脱によって 燃焼室の ドラ フ トが変わるので、 灯芯の突出高さを変更するこ とる く、 燃料気化量を可変して燃焼量を詞節することができる と ともに、 内、 外炎筒体の着 で灯芯近傍の空気量が変わ 少 る く とも二種類の液体燃料を完全に燃焼させることができる。

Claims

• 請 求 の 範 囲

1 . 複数の空気孔を有する内炎筒 と外炎筒の間で澎成した燃焼 室に、 灯芯の上部を突出させるとと もに、 内炎筒と外炎筒の少 く とも一方の下部に、 複数の空気孔を有する筒体を着脱自在 に設けてなる液体燃料燃焼器。

2 . 請求の範囲第 ¹ 項において、 筒体の空気孔の 口面積は、 この筒体と同高さ範囲内の内、 外炎筒下部の空気孔の総開口面 積よ ！） も大き く した液体燃料燃焼器。

3 . 請求の範囲第 1 項において、 筒^:の高さは、 灯芯の突出高 さ よ ]? も高く した液体燃料燃焼器。