JPWO2023181821A5 - - Google Patents

Claims (40)

1. 鋼帯をコイル状に巻き取った鋼板コイルを収容する収容部と、
   前記収容部に収容される前記鋼板コイルの板幅方向に沿って定常磁場を印加する磁場印加装置と、
   を有する、脱水素装置。
2. 前記磁場印加装置は、前記鋼板コイルの板幅方向端部の外側に位置する電磁石を含み、前記電磁石は前記鋼板コイルの板幅方向端面と対向する磁極面を有する、請求項１に記載の脱水素装置。
3. 前記磁場印加装置は、前記鋼板コイルの板幅方向両端部の外側にそれぞれ位置する一対の電磁石を含み、前記一対の電磁石は、それぞれ前記鋼板コイルの板幅方向端面と対向する磁極面を有し、前記磁極面のうち片方がＮ極であり、他方がＳ極である、請求項１に記載の脱水素装置。
4. 前記磁場印加装置は、前記鋼板コイルの板幅方向への磁束密度が０．１～１５Ｔとなるように設定された、請求項１に記載の脱水素装置。
5. 前記鋼板コイルを加熱しつつ前記定常磁場を印加するための加熱部をさらに有する、請求項１に記載の脱水素装置。
6. 鋼板コイルから鋼帯を払い出す払い出し装置と、
   前記鋼帯を通板させる通板装置と、
   前記鋼帯を巻き取る巻き取り装置と、
   前記通板装置を通板中の前記鋼帯に対して、前記鋼帯の板幅方向に沿って定常磁場を印加する磁場印加装置と、
   を有する、脱水素装置。
7. 前記磁場印加装置は、通板中の前記鋼帯の板幅方向端部の外側に位置する電磁石を含み、前記電磁石は前記鋼帯の板幅方向端面と対向する磁極面を有する、請求項６に記載の脱水素装置。
8. 前記磁場印加装置は、前記鋼帯の板幅方向両端部の外側にそれぞれ位置する一対の電磁石を含み、前記一対の電磁石は、それぞれ前記鋼帯の板幅方向端面と対向する磁極面を有し、前記磁極面のうち片方がＮ極であり、他方がＳ極である、請求項６に記載の脱水素装置。
9. 前記磁場印加装置は、前記鋼帯の板幅方向への磁束密度が０．１～１５Ｔとなるように設定された、請求項６に記載の脱水素装置。
10. 前記鋼帯を加熱しつつ前記定常磁場を印加するための加熱部をさらに有する、請求項６に記載の脱水素装置。
11. 前記脱水素装置の外部に前記定常磁場が伝達することを防ぐ磁場遮断部をさらに有する、請求項１に記載の脱水素装置。
12. 前記脱水素装置の外部に前記定常磁場が伝達することを防ぐ磁場遮断部をさらに有する、請求項６に記載の脱水素装置。
13. 鋼スラブに熱間圧延を施して熱延鋼板とする熱間圧延装置と、
    前記熱延鋼板を巻き取って熱延コイルを得る熱延鋼板巻き取り装置と、
    前記熱延コイルを前記鋼板コイルとする、請求項１から１２のいずれか１項に記載の脱水素装置と、
    を有する、鋼板の製造システム。
14. 熱延鋼板に冷間圧延を施して冷延鋼板とする冷間圧延装置と、
    前記冷延鋼板を巻き取って冷延コイルを得る冷延鋼板巻き取り装置と、
    前記冷延コイルを前記鋼板コイルとする、請求項１から１２のいずれか１項に記載の脱水素装置と、
    を有する、鋼板の製造システム。
15. 冷延コイル又は熱延コイルにバッチ焼鈍を施して焼鈍コイルを得るバッチ焼鈍炉と、
    前記焼鈍コイルを前記鋼板コイルとする、請求項１から１２のいずれか１項に記載の脱水素装置と、
    を有する、鋼板の製造システム。
16. 冷延コイル又は熱延コイルからそれぞれ冷延鋼板又は熱延鋼板を払い出す焼鈍前払い出し装置と、
    前記冷延鋼板又は前記熱延鋼板を連続焼鈍して、焼鈍鋼板とする連続焼鈍炉と、
    前記焼鈍鋼板を巻き取って、焼鈍コイルを得る焼鈍鋼板巻き取り装置と、
    前記焼鈍コイルを前記鋼板コイルとする、請求項１から１２のいずれか１項に記載の脱水素装置と、
    を有する、鋼板の製造システム。
17. 熱延鋼板又は冷延鋼板の表面にめっき皮膜を形成してめっき鋼板とするめっき装置と、
    前記めっき鋼板を巻き取って、めっき鋼板コイルを得るめっき鋼板巻き取り装置と、
    前記めっき鋼板コイルを前記鋼板コイルとする、請求項１から１２のいずれか１項に記載の脱水素装置と、
    を有する、鋼板の製造システム。
18. 前記めっき装置が溶融亜鉛めっき装置である、請求項１７に記載の鋼板の製造システム。
19. 前記めっき装置が、溶融亜鉛めっき装置と、これに続く合金化炉とを含む、請求項１７に記載の鋼板の製造システム。
20. 前記めっき装置が電気めっき装置である、請求項１７に記載の鋼板の製造システム。
21. 鋼帯をコイル状に巻き取った鋼板コイルに対して、該鋼板コイルの板幅方向に沿って定常磁場を印加して製品コイルとする磁場印加工程を含む、鋼板の製造方法。
22. 前記磁場印加工程において、前記鋼板コイルの板幅方向への磁束密度を０．１～１５Ｔとする、請求項２１に記載の鋼板の製造方法。
23. 前記磁場印加工程は、前記鋼板コイルを３００℃以下に保持して行われる、請求項２１に記載の鋼板の製造方法。
24. 鋼板コイルから鋼帯を払い出す工程と、
    前記鋼帯を通板させる通板工程と、
    前記鋼帯を巻き取って製品コイルとする工程と、
    を有し、前記通板工程は、前記鋼帯に対して、前記鋼帯の板幅方向に沿って定常磁場を印加する磁場印加工程を含む、鋼板の製造方法。
25. 前記磁場印加工程において、前記鋼帯の板幅方向への磁束密度を０．１～１５Ｔとする、請求項２４に記載の鋼板の製造方法。
26. 前記磁場印加工程は、前記鋼帯を３００℃以下に保持して行われる、請求項２４に記載の鋼板の製造方法。
27. 鋼スラブに熱間圧延を施して熱延鋼板とする工程と、
    前記熱延鋼板を巻き取って熱延コイルを得る工程と、
    を含み、前記熱延コイルを前記鋼板コイルとする、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
28. 熱延鋼板に冷間圧延を施して冷延鋼板とする工程と、
    前記冷延鋼板を巻き取って冷延コイルを得る工程と、
    を含み、前記冷延コイルを前記鋼板コイルとする、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
29. 冷延コイル又は熱延コイルにバッチ焼鈍を施して焼鈍コイルを得る工程を含み、前記焼鈍コイルを前記鋼板コイルとする、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
30. 冷延コイル又は熱延コイルからそれぞれ冷延鋼板又は熱延鋼板を払い出す工程と、
    前記冷延鋼板又は前記熱延鋼板を連続焼鈍して、焼鈍鋼板を得る工程と、
    前記焼鈍鋼板を巻き取って、焼鈍コイルを得る工程と、
    を含み、前記焼鈍コイルを前記鋼板コイルとする、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
31. 熱延鋼板又は冷延鋼板の表面にめっき皮膜を形成してめっき鋼板とするめっき工程と、
    前記めっき鋼板を巻き取って、めっき鋼板コイルを得る工程と、
    を含み、前記めっき鋼板コイルを前記鋼板コイルとする、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
32. 前記めっき工程が溶融亜鉛めっき工程を含む、請求項３１に記載の鋼板の製造方法。
33. 前記めっき工程が、溶融亜鉛めっき工程と、これに続く合金化工程とを含む、請求項３１に記載の鋼板の製造方法。
34. 前記めっき工程が電気めっき工程を含む、請求項３１に記載の鋼板の製造方法。
35. 前記製品コイルが、５９０ＭＰａ以上の引張強さを有する高強度鋼板からなる、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
36. 前記製品コイルが、質量％で、
    Ｃ ：０．０３０％以上０．８００％以下、
    Ｓｉ：０．０１％以上３．００％以下、
    Ｍｎ：０．０１％以上１０．００％以下、
    Ｐ ：０．００１％以上０．１００％以下、
    Ｓ ：０．０００１％以上０．０２００％以下、
    Ｎ ：０．０００５％以上０．０１００％以下、及び
    Ａｌ：２．０００％以下
    を含有し、残部がＦｅ及び不可避的不純物からなる成分組成を有する下地鋼板を含む、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
37. 前記成分組成が、さらに、質量％で、
    Ｔｉ：０．２００％以下、
    Ｎｂ：０．２００％以下、
    Ｖ ：０．５００％以下、
    Ｗ ：０．５００％以下、
    Ｂ ：０．００５０％以下、
    Ｎｉ：１．０００％以下、
    Ｃｒ：１．０００％以下、
    Ｍｏ：１．０００％以下、
    Ｃｕ：１．０００％以下、
    Ｓｎ：０．２００％以下、
    Ｓｂ：０．２００％以下、
    Ｔａ：０．１００％以下、
    Ｃａ：０．００５０％以下、
    Ｍｇ：０．００５０％以下、
    Ｚｒ：０．００５０％以下、及び
    ＲＥＭ：０．００５０％以下
    からなる群から選ばれる少なくとも１種の元素をさらに含有する、請求項３６に記載の鋼板の製造方法。
38. 前記製品コイルは、質量％で、
    Ｃ ：０．００１％以上０．４００％以下、
    Ｓｉ：０．０１％以上２．００％以下、
    Ｍｎ：０．０１％以上５．００％以下、
    Ｐ ：０．００１％以上０．１００％以下、
    Ｓ ：０．０００１％以上０．０２００％以下、
    Ｃｒ：９．０％以上２８．０％以下、
    Ｎｉ：０．０１％以上４０．０％以下、
    Ｎ ：０．０００５％以上０．５００％以下、及び
    Ａｌ：３．０００％以下、
    を含有し、残部がＦｅ及び不可避的不純物からなる成分組成を有するステンレス鋼板を含む、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。
39. 前記成分組成が、さらに、質量％で、
    Ｔｉ：０．５００％以下、
    Ｎｂ：０．５００％以下、
    Ｖ ：０．５００％以下、
    Ｗ ：２．０００％以下、
    Ｂ ：０．００５０％以下、
    Ｍｏ：２．０００％以下、
    Ｃｕ：３．０００％以下、
    Ｓｎ：０．５００％以下、
    Ｓｂ：０．２００％以下、
    Ｔａ：０．１００％以下、
    Ｃａ：０．００５０％以下、
    Ｍｇ：０．００５０％以下、
    Ｚｒ：０．００５０％以下、及び
    ＲＥＭ：０．００５０％以下
    からなる群から選ばれる少なくとも１種の元素をさらに含有する、請求項３８に記載の鋼板の製造方法。
40. 前記製品コイルは０．５０質量ｐｐｍ以下の拡散性水素量を有する、請求項２１から２６のいずれか１項に記載の鋼板の製造方法。