JPWO2022210454A5 - - Google Patents

Description

すなわち、本発明は、下記［１］～［１７］に関する。
［１］（Ａ）側鎖にビニル基を有する、芳香族ビニル化合物とジエン化合物とのブロック共重合体と、
（Ｂ）軟化点が８０℃以上１５０℃以下である粘着付与剤と、
（Ｃ）光重合開始剤と、
を含有する、エネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［２］前記（Ａ）成分が側鎖に有するビニル基が、１，２－ビニル基である、上記［１］に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［３］前記芳香族ビニル化合物が、スチレン系化合物である、上記［１］又は［２］に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［４］前記ジエン化合物が、１，３－ブタジエンである、上記［１］～［３］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［５］前記（Ｂ）成分が、芳香環を含む樹脂である、上記［１］～［４］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［６］前記芳香環を含む樹脂が、スチレン系樹脂である、上記［５］に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［７］前記（Ｂ）成分の数平均分子量（Ｍｎ）が、５００～２，０００である、上記［１］～［６］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［８］前記（Ｂ）成分の含有量が、前記（Ａ）成分１００質量部に対して、５０～２００質量部である、上記［１］～［７］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［９］さらに、（Ｄ）２３℃で液状である軟化剤を含有する、上記［１］～［８］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［１０］前記（Ｄ）成分の含有量が、前記（Ａ）成分１００質量部に対して、１０～１５０質量部である、上記［９］に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［１１］光学材料用である、上記［１］～［１０］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
［１２］基材又は剥離材上に、上記［１］～［１１］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物からなるエネルギー線架橋性粘着剤組成物層を有する、粘着シート。
［１３］上記［１］～［１１］のいずれかに記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物に、エネルギー線を照射してなる、架橋粘着剤。
［１４］ゲル分率が、１０～７０質量％である、上記［１３］に記載の架橋粘着剤。
［１５］上記［１３］又は［１４］に記載の架橋粘着剤を製造する方法であって、
前記エネルギー線架橋性粘着剤組成物に、エネルギー線を照射する工程を有する、架橋粘着剤の製造方法。
［１６］基材又は剥離材上に、上記［１３］又は［１４］に記載の架橋粘着剤からなる粘着剤層を有する、粘着シート。
［１７］上記［１６］に記載の粘着シートを製造する方法であって、
前記基材又は剥離材上に、前記エネルギー線架橋性粘着剤組成物からなるエネルギー線架橋性粘着剤組成物層を形成する工程と、
該エネルギー線架橋性粘着剤組成物層にエネルギー線を照射する工程と、を含む、
粘着シートの製造方法。

［エネルギー線架橋性粘着剤組成物及び架橋粘着剤］
本実施形態のエネルギー線架橋性粘着剤組成物は、
（Ａ）側鎖にビニル基を有する、芳香族ビニル化合物とジエン化合物とのブロック共重合体と、
（Ｂ）軟化点が８０℃以上１５０℃以下である粘着付与剤と、
（Ｃ）光重合開始剤と、
を含有する、エネルギー線架橋性粘着剤組成物である。
また、本実施形態の架橋粘着剤は、本実施形態のエネルギー線架橋性粘着剤組成物に、エネルギー線を照射してなる、架橋粘着剤である。

＜（Ａ）成分＞
・側鎖にビニル基を有するＳＢＳ：側鎖に１，２－ビニル基を有する、スチレン－ブタジエン－スチレンブロック共重合体（ＳＢＳ）〔分岐型構造を有するものであって、分岐点を中心核とするラジアル構造を有するもの、数平均分子量（Ｍｎ）１６０，０００、質量平均分子量（Ｍｗ）１８０，０００、スチレンブロックの含有量が２０質量％、ブタジエンブロックの含有量が８０質量％、ブタジエンブロックを構成する全構成単位中、側鎖に１，２－ビニル基を有する構成単位の含有量が４２モル％、温度２００℃、荷重５ｋｇの条件にて測定されたメルトフローレート５ｇ／１０分〕

＜比較成分＞
・側鎖にビニル基を有さないＳＩＳ：：側鎖にビニル基を有さない、スチレン－イソプレン－スチレンブロック共重合体（ＳＩＳ）〔質量平均分子量（Ｍｗ）１２５，０００〕

Claims (17)

1. （Ａ）側鎖にビニル基を有する、芳香族ビニル化合物とジエン化合物とのブロック共重合体と、
   （Ｂ）軟化点が８０℃以上１５０℃以下である粘着付与剤と、
   （Ｃ）光重合開始剤と、
   を含有する、エネルギー線架橋性粘着剤組成物。
2. 前記（Ａ）成分が側鎖に有するビニル基が、１，２－ビニル基である、請求項１に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
3. 前記芳香族ビニル化合物が、スチレン系化合物である、請求項１又は２に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
4. 前記ジエン化合物が、１，３－ブタジエンである、請求項１～３のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
5. 前記（Ｂ）成分が、芳香環を含む樹脂である、請求項１～４のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
6. 前記芳香環を含む樹脂が、スチレン系樹脂である、請求項５に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
7. 前記（Ｂ）成分の数平均分子量（Ｍｎ）が、５００～２，０００である、請求項１～６のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
8. 前記（Ｂ）成分の含有量が、前記（Ａ）成分１００質量部に対して、５０～２００質量部である、請求項１～７のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
9. さらに、（Ｄ）２３℃で液状である軟化剤を含有する、請求項１～８のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
10. 前記（Ｄ）成分の含有量が、前記（Ａ）成分１００質量部に対して、１０～１５０質量部である、請求項９に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
11. 光学材料用である、請求項１～１０のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物。
12. 基材又は剥離材上に、請求項１～１１のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物からなるエネルギー線架橋性粘着剤組成物層を有する、粘着シート。
13. 請求項１～１１のいずれか１項に記載のエネルギー線架橋性粘着剤組成物に、エネルギー線を照射してなる、架橋粘着剤。
14. ゲル分率が、１０～７０質量％である、請求項１３に記載の架橋粘着剤。
15. 請求項１３又は１４に記載の架橋粘着剤を製造する方法であって、
    前記エネルギー線架橋性粘着剤組成物に、エネルギー線を照射する工程を有する、架橋粘着剤の製造方法。
16. 基材又は剥離材上に、請求項１３又は１４に記載の架橋粘着剤からなる粘着剤層を有する、粘着シート。
17. 請求項１６に記載の粘着シートを製造する方法であって、
    前記基材又は剥離材上に、前記エネルギー線架橋性粘着剤組成物からなるエネルギー線架橋性粘着剤組成物層を形成する工程と、
    該エネルギー線架橋性粘着剤組成物層にエネルギー線を照射する工程と、を含む、
    粘着シートの製造方法。