JPWO2022168467A5 - - Google Patents
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Description
スリット41を通過した信号光L2は、レンズ42で集光されて平行光束となる。レンズ42からの信号光L2は、グレーティング43に入射する。グレーティング43は、信号光L2を波長分散する波長分散素子である。グレーティング43は、波長に応じた回折角を有しており、信号光L2をスリットの長手方向(Y方向)から傾いた方向に波長分散する。分光器40の波長分散素子はグレーティング43に限らず、プリズム等を用いることが可能である。
実施の形態では、マルチビームにより照明を行っている。なお、マルチビーム照明以外の分光測定装置1の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。図3、図4では、3本のマルチビームを用いており、これらを照明ビームL11、L12、L13として示している。そして、3本の照明ビームL11、L12、L13をまとめて、照明光L1として説明する。換言すると、照明光L1は、3本の照明ビームL11、L12、L13を備えている。もちろん、照明ビームの数は3本に限らず、2本であってもよく、4本以上であってもよい。
ダイクロイックミラー107は、波長に応じて、信号光L2と照明光L1の光路を分岐するビームスプリッタである。ダイクロイックミラー107を透過した信号光L2は、レンズ310に入射する。レンズ310は結像レンズであり、試料Sを分光器40のスリット41に結像する。スリット41のスリット開口を通過した信号光L2は、分光器40で波長分散される。分光器40で分散された光は光検出器50で検出される。
(実施例1)
流路501で示される実施例1について説明する。照明光L1は、流路501の中心に集光されている。照明光L1が流路501に流れる試料に照射されると、ラマン散乱光LSu、LSdが発生する。図13と同様にラマン散乱光LSuは+Z方向の発生したラマン散乱光であり、ラマン散乱光LSdは、-Z方向に発生したラマン散乱光である。そして、流路チップ500の両側にそれぞれ検出光学系30(図15では不図示)を設ける。このようにすることで、様々な方向に放出されたラマン散乱光を検出することができる。
流路501で示される実施例1について説明する。照明光L1は、流路501の中心に集光されている。照明光L1が流路501に流れる試料に照射されると、ラマン散乱光LSu、LSdが発生する。図13と同様にラマン散乱光LSuは+Z方向の発生したラマン散乱光であり、ラマン散乱光LSdは、-Z方向に発生したラマン散乱光である。そして、流路チップ500の両側にそれぞれ検出光学系30(図15では不図示)を設ける。このようにすることで、様々な方向に放出されたラマン散乱光を検出することができる。
(実施例2)
流路502で示される実施例2について説明する。照明光L1は、流路502の中心に集光されている。照明光L1が流路502に流れる試料に照射されると、ラマン散乱光LSu、LSdが発生する。流路502の-Z側には、反射鏡322が配置されている。反射鏡322は、流路チップ500の下側に配置されている。反射鏡322は、球面鏡又は楕円面鏡などの凹面鏡となっている。-Z側に反射されたラマン散乱光LSdが反射鏡322に入射すると、+Z方向に反射される。よって、図14と同様に、流路502の+Z側のみに対物レンズ31(図15では不図示)を配置すればよい。ラマン散乱光LSuとラマン散乱光LSdとで検出光学系を共通化できるため、装置構成を簡素化できる。
流路502で示される実施例2について説明する。照明光L1は、流路502の中心に集光されている。照明光L1が流路502に流れる試料に照射されると、ラマン散乱光LSu、LSdが発生する。流路502の-Z側には、反射鏡322が配置されている。反射鏡322は、流路チップ500の下側に配置されている。反射鏡322は、球面鏡又は楕円面鏡などの凹面鏡となっている。-Z側に反射されたラマン散乱光LSdが反射鏡322に入射すると、+Z方向に反射される。よって、図14と同様に、流路502の+Z側のみに対物レンズ31(図15では不図示)を配置すればよい。ラマン散乱光LSuとラマン散乱光LSdとで検出光学系を共通化できるため、装置構成を簡素化できる。
次に、同一試料からの信号光を画素に積算する方法について。図26~図28を用いて説明する。図26~図28は流路501を流れる試料710と光検出器50の画素の動作を示す模式図である。試料710は流路501を流れる細胞などである。試料710は、溶液などの流体とともに流路501を流れていく。図26~図28に示すようにスリット方向と分光方向は直交する方向になっている。
Claims (16)
- 試料からの信号光が入射する検出用対物レンズと、
前記信号光が通過するスリット開口を有するスリットと、
前記スリット開口を通過した信号光を波長に応じて分散する波長分散素子と、
前記波長分散素子で波長分散された信号光を検出する二次元光検出器と、
前記検出用対物レンズの光軸と直交する方向を光軸方向として照明光を前記試料に集光し、前記検出用対物レンズの側方から照明光を前記試料に入射させる照明光学系と、を備えた分光測定装置。 - 前記試料又は前記照明光を走査する手段をさらに備えた請求項1に記載の分光測定装置。
- 前記試料を流路に流す手段をさらに備えた請求項1、又は2に記載の分光測定装置。
- 前記二次元光検出器の画素の配列方向と、前記波長分散素子の分散方向が斜めに傾いている請求項1~3のいずれか1項に記載の分光測定装置。
- 前記スリットが複数のスリット開口を有するマルチスリットである請求項1~4のいずれか1項に記載の分光測定装置。
- 前記スリット開口が、前記試料に入射する前記照明光の光軸方向と直交する方向又は平行な方向に沿って形成されている請求項5に記載の分光測定装置。
- 前記照明光学系が前記照明光をベッセルビーム、又はラティス照明として前記試料に集光している請求項1~6のいずれか1項に記載の分光測定装置。
- 前記照明光学系が前記照明光をシート照明として前記試料に集光している請求項1~6のいずれか1項に記載の分光測定装置。
- 試料からの信号光が入射する検出用対物レンズと、
前記信号光が通過するスリット開口を有するスリットと、
前記スリット開口を通過した信号光を波長に応じて分散する波長分散素子と、
前記波長分散素子で波長分散された信号光を検出する二次元光検出器と、
前記検出用対物レンズの側方から照明光を前記試料に入射させる照明光学系と、
前記照明光を前記試料に集光する照明用対物レンズと、
前記照明用対物レンズと前記試料との間に配置され、前記照明光を透過するフィルタとを備えた分光測定装置。 - 前記照明光を前記試料に集光する照明用対物レンズと、
前記試料において、前記照明光の光軸と平行な方向の偏光状態にする偏光制御素子とを、さらに備え、
前記スリット開口が前記照明光の光軸の方向に沿って形成されている請求項1~9のいずれか1項に記載の分光測定装置。 - 前記試料が流路を流れており、
前記試料に入射する前記照明光の光軸が前記流路の方向と直交する方向である請求項1~10のいずれか1項に記載の分光測定装置。 - 前記流路の少なくとも一面が信号光を反射する反射面となっている請求項11に記載の分光測定装置。
- 流路を流れている前記試料からの信号光が前記二次元光検出器の異なる画素で検出されており、
前記異なる画素からの検出信号を積算する請求項1~12のいずれか1項に記載の分光測定装置。 - 前記波長分散素子の波長分散方向と直交する方向において前記試料の細胞が前記二次元光検出器の1画素に対応する倍率で前記信号光が検出されている請求項1~13のいずれか1項に分光測定装置。
- 前記試料又は照明光が、前記検出用対物レンズの光軸に沿った方向に走査されている請求項1~14のいずれか1項に記載の分光測定装置。
- 照明光学系を用いて、検出用対物レンズの側方から試料を照明するステップと、
前記検出用対物レンズに試料からの信号光が入射するステップと、
前記信号光がスリットのスリット開口を通過するステップと、
前記スリット開口を通過した信号光を波長分散素子により波長分散するステップと、
二次元光検出器を用いて前記波長分散素子で波長分散された信号光を検出するステップと、を備え、
前記照明光学系は、前記検出用対物レンズの光軸と直交する方向を光軸方向として照明光を試料に集光している分光測定方法。
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