JP2021016751A - 冷却機能付小型容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷却材収納部における蓋の気密性を確保し、容器自体を冷却する冷凍庫の空間スペースが確保でき、冷却機能を有する容器を提供する。【解決手段】本発明の冷却機能付小型容器は、容器本体1と容器本体の底部に設ける保冷剤収納部4と、前記保冷剤収納部の底部開口部6を封止する蓋3で構成され、前記保冷剤収納部に保冷剤5を収納し、前記底部開口部と蓋を、熱膨張と熱収縮を用いて封止すること、保冷剤収納部の天上面にリブを設けることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明は冷却機能を有する小型容器に関する。
従来、容器に入れられた飲料物の温度を保持する機能を有する容器としては、容器の内部構造を真空にして熱伝導を抑えるもの、容器の内部に保冷剤を入れるものなどがある。
例えば、特開平8−346426号公報には、ジョッキなどの器の下部に収納部と固定密封する底蓋を設け、前記収納部に氷を入れ、氷の上にスポンジを入れた後、蓋で密封するジョッキの構造が公開されている。氷などの冷却材を入排出するため、収納部を開閉できる利点はあるものの、底蓋の密封性により融けた氷が漏れ出てしまう懸念がある。
一方、特開2012−85907号公報には、容器をコップ状の内壁とその外側に設けるコップ状の外壁とで二重壁構造とし、外容器の内壁の内周面と内容器の外周面との間に筒状の内側空間を備え、前記内側空間に蓄冷材を設ける保冷容器の構造が開示されているが、容器自体が大きく蓄冷材を冷却するために、冷凍庫などの空間を確保する必要がある。
前述した冷却剤収納部における蓋の気密性を確保し、容器自体を冷却する冷凍庫の空間スペースが確保でき、冷却機能を有する容器を提供することを課題とする。
本発明の冷却機能付小型容器は、容器本体と容器本体の底部に設ける保冷剤収納部と、前記保冷剤収納部の底部開口部を封止する蓋で構成され、前記保冷剤収納部に保冷剤を収納し、前記底部開口部と蓋を、熱膨張と熱収縮を用いて封止及び固着することを特徴とする。
また、保冷剤収納部の天上面にリブを設けることを第2の特徴としている。収納する保冷剤は、ゲル状の保冷剤液または包装材内に収納された保冷剤が利用できる。
容器本体を冷凍庫等で冷凍することで、容器本体及び保冷剤が冷凍され、容器に注いだ飲料物の冷却状態が維持される。また、容器が小型であるため、容器自体を冷却するための空間の確保が容易となる。容器本体と蓋を熱膨張と熱収縮を用いて封止することにより、容器本体と蓋が密着され収納した保冷剤の流出を防止することが可能となる。
保冷剤収納部の天上面に設けるリブにより、保冷剤収納部の天上面の表面積が広くなることで保冷剤との接触面積も広くなり、保冷剤からの熱電導効率を向上させることができる。熱電導も保冷剤からの放熱時及び保冷剤への集熱時双方に効果を得ることができる。
図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
図1は、本体容器の断面図を示すものである。本体1の上部には、飲料物収納部2を設け、本体1底部には保冷剤収納部4と蓋3を設ける。保冷剤収納部4には保冷剤5を収納する。収納する保冷剤は、ゲル状の保冷剤原液または包装材内に収納された保冷剤などが利用できる。
本体1は、例えばブロック状のステンレス材に、飲料物収納部2、保冷剤収納部4、底部開口部6を切削加工により形成する。このとき底部開口部6の内径は蓋3の外径よりも若干小さく加工する。切削加工以外の、絞り加工やプレス加工を採用してもよいが、寸法精度を確保するためには、切削加工が望ましい。また、本体に用いる材料はステンレス材に限定されるものではない。
蓋3は、例えば板状のステンレス材を円盤状に加工したものを用いる。このとき蓋3の外径は、底部開口部6の内径より若干大きく加工する。厚さは適宜選択することができる。また、蓋3に用いる材料はステンレス材に限定されるものではない。
本体1への蓋3の取付方法には、熱膨張と熱収縮を用いる。先ず底部開口部6付近は加熱し、蓋3は冷却する。加熱された底部開口部6の内径は若干大きくなる。一方冷却された蓋3の外径は若干小さくなる。これにより蓋3の外径が底部開口部6の内径よりも若干小さくなるため、この寸法関係を利用し蓋3を底部開口部6へ入れることができる。双方の温度が常温に戻ると、互いの寸法が初期の寸法に戻ろうとする反発力により、蓋3が隙間なく底部開口部6を封止すると同時に固着することができる。
底部開口部6の加熱には高周波加熱器を、蓋3の冷却には冷蔵庫や冷凍庫が利用できるが、これに限定されるものではない。蓋3にて封止する前に保冷剤5を収納する。保冷剤に替えて、水などの冷凍可能な流体などが利用できる。図2は本体容器の一例の三面図で、図3は本体容器の斜視図である。
本体1を冷凍庫などで冷凍することで、本体1及び保冷剤5が凍結され、本体1の飲料物収納部2に注いだ飲料物が冷却され且つ冷却状態が維持される。また、容器が小型であるため、容器自体を冷却するための冷凍空間の確保が容易となる。
容器本体と蓋を熱膨張と熱収縮を用いて封止及び固着することにより、収納した保冷剤の流出を防止することが可能となる。
図4及び図5に示すように、保冷剤収納部4の天上面に保冷剤5との接触面積を広くするためリブ7を設けてもよい。リブ7を設けることで、保冷剤収納部4の天上面の表面積が広くなり、保冷剤5からの熱電導効率を向上することができる。熱電導は保冷剤5からの放熱時及び保冷剤5への集熱時双方に効果を得ることができる。
リブ7の形状は、保冷剤収納部4の天上面から突出するように形成し、保冷剤収納部4の内部空間に収まる大きさであればよい。本実施例では、冷熱の持続性を考慮し飲料物への放熱を抑えるため中央部の長さを短くしている。目的に応じて形状や大きさ、本数を適宜選択することができる。また、リブ7は蓋3の天面に設けてもよいが、飲料物収納部2への熱の伝達を優先することを考慮すると、保冷剤収納部4の天上面に設けることが望ましい。
本発明の冷却機能付小型容器は工業生産が可能で、完成した冷却機能付小型容器は飲食店などで提供する飲料部の容器として利用が可能である。
1 本体、2 飲料物収納部、3 蓋、4 保冷剤収納部、5 保冷剤、6 底部開口部7 リブ
Claims (2)
- 本体と本体の底部に設ける保冷剤収納部と、前記保冷剤収納部の底部開口部を封止する蓋で構成され、前記保冷剤収納部に保冷剤を収納し、前記底部開口部と蓋を熱膨張と熱収縮を用いて封止することを特徴とする冷却機能付小型容器。
- 前記保冷剤収納部の天井面にリブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の冷却機能付小型容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019143365A JP2021016751A (ja) | 2019-07-17 | 2019-07-17 | 冷却機能付小型容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2019143365A JP2021016751A (ja) | 2019-07-17 | 2019-07-17 | 冷却機能付小型容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2021016751A true JP2021016751A (ja) | 2021-02-15 |
Family
ID=74564187
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019143365A Pending JP2021016751A (ja) | 2019-07-17 | 2019-07-17 | 冷却機能付小型容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021016751A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022168467A1 (ja) | 2021-02-04 | 2022-08-11 | 国立大学法人大阪大学 | 分光測定装置、及び分光測定方法 |
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2019
- 2019-07-17 JP JP2019143365A patent/JP2021016751A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2022168467A1 (ja) | 2021-02-04 | 2022-08-11 | 国立大学法人大阪大学 | 分光測定装置、及び分光測定方法 |
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