JP2019045625A - Shg顕微鏡及びshg光を観察する方法 - Google Patents

Shg顕微鏡及びshg光を観察する方法 Download PDF

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五郎 水谷
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Abstract

【課題】小型軽量で、高いS/N比でSHG光を観察できるSHG顕微鏡及びSHG光の観察方法を提供する。【解決手段】フェムト秒パルスレーザを照明光とする。照明光を偏光子14とバンドパスフィルタ13を通過させて、斜め方向から試料30に照射する。照明光LAの正反射光LBが対物レンズ21に入射しないように光路を設定する。試料30が発するSHG光を対物レンズ21で集光する。集光したSHG光をバンドパスフィルタ23を通過させ、自然光等のノイズ光成分を減衰する。さらに、SHG光を、検光子24を通過させ、偏光子14を通過して偏光している照明光の成分を除去する。バンドパスフィルタ23と検光子24とを通過した光を接眼レンズ22で集光して撮像素子20に結像させる。【選択図】図1

Description

本発明は、光第二高調波発生(Second Harmonic Generation:SHG)を観察するためのSHG顕微鏡及びSHG光を観察する方法に関する。
特定の特性を持った物質に光を照射すると、もとの光の周波数の2倍の周波数の光が発生する光第二高調波発生(以降、SHGと略記する)という現象が起きる。この現象は物質中の中心対称性をもたない分子や構成単位によって引き起こされるものである。
SHGは、所謂SHG顕微鏡により観察される。特許文献1には、1台でSHGを含む複数の現象を観察できる顕微鏡が開示されている。特許文献2には、SHGを含む非線形現象を観察できる顕微鏡及び観察方法が開示されている。
特開2006―023387号公報 特開2013―142854号公報
特許文献1及び2に開示された顕微鏡は、複数の非線形光学現象を観察するために、複数の照明手段と検出手段と、それらを切り替える機構とを備える。このため、特許文献1及び2に開示された顕微鏡は、大型化し、多くの光学素子同士の厳密な位置調整を維持するために高い強度が求められ、必然的に重量が大きくなる。
またSHG光は極めて微弱な光である。このため、SHG光を観察するためには、照明光、自然光等のノイズ光の影響を抑え、高いS/N(Signal to Noise)比を得る必要がある。しかし、特許文献1及び2は、ノイズ光の影響を低減するための工夫を開示していない。このため、特許文献1及び2に開示された顕微鏡は、高いS/N比でSHG光を観察することが困難である。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、小型軽量で、高いS/N比でSHG光を観察できるSHG顕微鏡及びSHG光を観察する方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の第1の観点に係るSHG顕微鏡は、
単一の波長成分を有するパルス光を試料に照射する照射手段と、
前記パルス光の光路上に配置された偏光子と、
前記試料から発した光が入射する対物レンズと、
前記対物レンズに対向して配置された接眼レンズと、
前記対物レンズと前記接眼レンズの間の光路上に配置された検光子と、
を有し、
前記対物レンズと前記検光子と前記接眼レンズとは、前記パルス光の試料表面での正反射光が入射する位置とは異なる位置に配置されている。
前記照射手段は、400nmから560nmの単一の波長成分を有するパルス光を試料に照射することが望ましい。
前記偏光子と前記検光子の少なくとも一方は、光軸の方向を調整可能に配置されていることが望ましい。
前記対物レンズと前記接眼レンズの間の光路上に、前記パルス光の波長の二分の一の波長の光を選択的に通過させるフィルタをさらに有することが望ましい。
前記パルス光の光路上に、前記パルス光の波長近傍の光を選択的に通過させるフィルタをさらに有することが望ましい。
試料配置部を有するハウジングをさらに備え、
前記照射手段は、前記ハウジングに配置され、前記試料配置部に向けてパルス光を照射し、
前記対物レンズは前記ハウジングに装着されて、前記試料配置部に指向していることが望ましい。
前記ハウジングは3つ以上の装着部を備え、
1つの装着部に前記照射手段が装着され、
他の1つの装着部にモジュール化された前記対物レンズが装着され、
前記照射手段とモジュール化された前記対物レンズの装着機構は互換性を有し、装着位置の変更が可能に構成されていることが望ましい。
前記ハウジングは、その内面に、前記正反射光を減衰する手段を備えることが望ましい。
また、本発明の第2の観点に係るSHG光を観察する方法は、
単一波長成分を有し、直線偏光のパルス光を試料に照射し、
試料が発する光のうち前記パルス光の正反射光を除いた光を集光し、
集光した光のうち、前記単一波長の二分の一の波長近傍の波長を有し且つ特定方向の偏光方向成分のみを観察する。
本発明によれば、小型軽量で、高いS/N比でSHG光を観測できるSHG顕微鏡及びSHG光を観測する方法を提供できる。
本願発明の実施の形態に係る、SHG顕微鏡の構成図である。 本願発明の実施の形態に係る、SHG顕微鏡の機械的構成を示す斜視図である。 本願発明の実施の形態に係る、SHG顕微鏡の光の反射を説明する図である。 本願発明の実施の形態に係る、SHG顕微鏡の光の偏光方向を説明する図である。 図2に示す顕微鏡の照明器ホルダと観測器ホルダの配置を変更した斜視図である。 本願発明の実施の形態に係るSHG顕微鏡において、小型の試料を観察する手法を説明する斜視図である。 本願発明の実施の形態に係るSHG顕微鏡の変形例を示す底面図である。 (a)〜(c)は、本願発明の実施例に係るSHG顕微鏡で観察した画像を示す図である。
本願発明の実施の形態を説明する前に、光第二高調波発生(Second Harmonic Generation:以降、SHG)について説明する。SHGは、物質に、周波数ωの光を照射すると周波数2ωの光が発生する現象のことである。物質がSHG発生を起こす性質をSHG特性と呼ぶ。SHGによって発生する光(以降、SHG光)を観察することができる顕微鏡(以降、SHG顕微鏡)を用いることで、物質中の非中心対称構造を持つ微視的部分を選択的に観察することが出来る。
SHGを引き起こすため物質に照射する光としては、レーザ光が適切である。レーザ光の波長は、発明者の実験の結果、効率等の観点からは、400nmから1100nmであることが好ましいという結果を得ている。このため、観察するSHG光の波長は200nmから550nmということになる。しかしながら屋外での使用を考慮すると、地球の地表付近にほとんど存在しないUV−Cと呼ばれる波長である200nm〜280nmをSHG光に設定すると、その波長の自然光によるノイズ光レベルを低くできる。この場合照射するレーザ光の波長は、SHG光の2倍の400nmから560nmとなる。そこで以下の実施の形態では、一例として、レーザ光の波長を522nm(緑色)とした。このレーザ光を、SHG特性をもつ物質に照射することで発生するSHG光の波長は261nmとなる。
本実施の形態に係る、SHG顕微鏡を説明する。
(実施の形態)
本実施の形態のSHG顕微鏡は、図1の構成図で示すように、パルスレーザ発振器10、光ファイバ11、偏光子14、バンドパスフィルタ13、集光レンズ12を備える照明系と、対物レンズ21、バンドパスフィルタ23、検光子24、接眼レンズ22、撮像素子20を備える観測系と、撮像素子20からの信号を処理/表示するコンピュータ40を備える。
照明系を構成するパルスレーザ発振器10は、半導体レーザ等の小型軽量で省電力型のレーザ発振器を備え、波長522nmで、パルス幅が250fsecのパルス光を発振し、出力する。SHGの強度はパルス光のピークエネルギーに依存する。また、パルス幅は長すぎると試料にダメージを与えてしまう。このため、パルス光はデルタ関数に近似することが望ましい。
光ファイバ11は、光を伝送するファイバ部材であり、その一端はパルスレーザ発振器10のレーザ光放出口に連結され、他端(レーザ光放出部)は試料30にレーザ光を照射しうる位置と向きに固定されている。光ファイバ11は、パルスレーザ発振器10から出射したレーザ光をレーザ光放出部から試料30に向けて出射する。
偏光子14は、光ファイバ11のレーザ光放出部と試料30の間の光路上に配置されている。偏光子14は、光ファイバ11から出射したレーザ光及び環境から混入した光のうち、透過軸方向に振動する成分を透過し、吸収軸方向に振動する成分を吸収する。このため、偏光子14を通過した光は直線偏光となる。
バンドパスフィルタ13は、光ファイバ11のレーザ光放出部と試料30の間の光路上であって偏光子14の試料30側に配置されている。バンドパスフィルタ13は波長522nm近傍の光、即ち、レーザ光の波長近傍の単一波長成分を有する光を選択的に通過させ、他の波長のノイズ光成分を除去する。これにより、レーザ光に含まれる高調波成分及び低調波成分、環境からの光を減衰する。
集光レンズ12は、光ファイバ11のレーザ光放出部と試料30の間の光路上であってバンドパスフィルタ13の試料30側に光路に直交して配置されている。集光レンズ12は、バンドパスフィルタ13を通過したレーザ光LAを試料30の観測箇所に集光して斜め方向から照射する照射手段として機能する。照射された光の大部分は、試料30の表面で正反射し、正反射光LBとなり、また、一部は散乱する。また、試料30はその特性に応じてSHGを起こし、SHG光を発光する。
観測系を構成する対物レンズ21は、試料30の観測箇所に対向する位置であって、正反射光LBが入射する位置を避けて配置されており、正反射光LBが観測系に入射する事態を防いでいる。対物レンズ21は、その光軸が観測箇所を通過し、観測箇所で発生する光を平行光にする。
バンドパスフィルタ23は、対物レンズ21の、試料30とは反対側で、平行光の光路上に配置されている。バンドパスフィルタ23は、レーザ光の波長522nmの半分の波長261nm近傍の単一波長成分の光を選択的に通過させ、他の波長成分の光を減衰させる。これにより、試料30からのSHG光のみがバンドパスフィルタ23を通過する。
検光子24は、バンドパスフィルタ23の、対物レンズ21とは反対側で、平行光の光路上に、平行光の光路に直交して配置されている。検光子24の透過軸は、偏光子14の透過軸と光学的に90°の角度をなす角度、より具体的には、偏光子14を通過し、試料30で反射した特定方向の直線偏光をほぼ吸収できる向きに調整される。これにより、ノイズ光に相当するレーザ光及び偏光子14を通過した自然光を減衰することができる。
接眼レンズ22は、検光子24の、バンドパスフィルタ23とは反対側で、平行光の光路上に、光路に直交して配置されている。接眼レンズ22は、平行光を撮像素子20上に結像させる。
撮像素子20は、CCDイメージセンサ,CMOSイメージセンサなどを備え、接眼レンズ22で集光した光が結像する位置に配置されている。撮像素子20は、受信した光を画像データに変換してコンピュータ40に送る。なお、撮像素子20として、デジタルカメラなどを使用可能である。この場合に、カメラレンズが接眼レンズを兼ねる場合には、接眼レンズ22を配置する必要はない。
コンピュータ40は、撮像素子20から送られる画像データを信号処理し、画面に表示する。
以上の光学的構成を有するSHG顕微鏡の、機械的構成の一例を、図2を参照して説明する。なお、以下の構成例は、試料30のSHGを非侵襲的に観察するための構成の例である。
図2に示すように、SHG顕微鏡100はハウジング50、ハウジング50に装着された照明器ホルダ62及び観測器ホルダ63と、を備える。
ハウジング50は、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63の両方を固定し、両者の位置関係を維持するとともに、観察時のノイズ光となる自然光を遮る。
ハウジング50の底面51は、長方形状であり、中央に試料30を配置する試料穴54が貫通している。試料穴54を介して試料30が照明器ホルダ62と観測器ホルダ63に対向する。
ハウジング50の上面53は、5つの平面が連なって全体として略凸円弧状に形成されている。ハウジング50の側面52は、底面51と上面53の間を塞ぐ垂直面に形成されている。なお、ハウジング50内部の説明のため、手前側の側面52は図示を省略してある。
上面53を構成する各平面の中央には、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63とを装着するための装着穴56が形成されている。各装着穴56の内面には雌螺子が形成されている。各装着穴56は、その中心軸が試料穴54の中心を通る位置に形成されている。装着穴56に形成された雌螺子は共通の形状を有する。
ハウジング50の内部は、光の反射を抑制するために、光を吸収しやすい色と表面性状を有し、例えば黒色の艶消し塗装が施してある。
照明器ホルダ62は、円筒状の構造を有し、前述の光ファイバ11のレーザ光放出部、偏光子14、バンドパスフィルタ13及び集光レンズ12が装着されている。また、照明器ホルダ62の他端には、光ファイバ11の他端部(光出射部)が固定されている。
照明器ホルダ62の中心軸と集光レンズ12の光軸、光ファイバ11の他端部(光出射部)の中心軸とは一致するように調整されている。
また、照明器ホルダ62の円筒側面であって、集光レンズ12及び光ファイバ11とは干渉しない位置には、所定の幅を有する2つのスリットが、形成されている。各スリットは、照明器ホルダ62の円周の二分の一程度の長さを有する。
一方のスリットを介して、照明器ホルダ62の円筒内に、偏光子14が挿入されている。偏光子14は、照明器ホルダ62の光軸に垂直に且つ円筒の中心軸を中心として略180°の範囲で回転可能に挿入されており、光軸の方向を調整可能である。
また、他方のスリットを介して、照明器ホルダ62の円筒内に、バンドパスフィルタ13が挿入されている。
バンドパスフィルタ13及び偏光子14には、照明器ホルダ62に挿入した状態で、照明器ホルダ62のスリットに突出するつまみが形成されている。
バンドパスフィルタ13と偏光子14とは、ほぼ同一の外形形状に形成されており、偏光子14とバンドパスフィルタ13とを入れ替えて照明器ホルダ62に装着することも可能である。
このような配置により、光ファイバ11から出射したレーザ光は、偏光子14とバンドパスフィルタ13とを通過して、集光レンズ12に入射する。
また、照明器ホルダ62の外径は、装着穴56の内径にほぼ等しい。照明器ホルダ62の一端部の外周面には、装着穴56に形成された雌螺子と螺合する雄螺子が形成されている。照明器ホルダ62は、雄螺子を装着穴56の雌螺子と螺合することにより、いずれの装着穴56に装着することも可能である。いずれの装着穴56に装着された場合でも、照明器ホルダ62の中心軸は、試料穴54の中心を通過するように、装着穴56と照明器ホルダ62は形成されている。これにより、光ファイバ11の他端から出射された光は、偏光子14とバンドパスフィルタ13と集光レンズ12とを介して、試料穴54の中心に照射される。
観測器ホルダ63は、円筒状の構造を有し、前述の対物レンズ21、バンドパスフィルタ23、検光子24、図示しない接眼レンズ22及び撮像素子20が装着されている。具体的には、観測器ホルダ63の一端部に対物レンズ21が固定されている。観測器ホルダ63の他端部には、接眼レンズ22が固定されている。観測器ホルダ63の中心軸と対物レンズ21の光軸と接眼レンズ22の光軸とは一致するように調整されている。
また、観測器ホルダ63の円筒側面であって、対物レンズ21及び接眼レンズ22とは干渉しない位置には、2つのスリットが形成されている。スリットは、観測器ホルダ63の円周の二分の一程度の長さを有する。
一方のスリットを介して、観測器ホルダ63の円筒内に検光子24が挿入されている。検光子24は、観測器ホルダ63の光軸に垂直に且つ円筒の中心軸を中心として略180°の範囲で回転可能に挿入されており、光軸の方向が調整可能である。
また、他方のスリットを介して、観測器ホルダ63の円筒内に、バンドパスフィルタ23が挿入されている。
バンドパスフィルタ23及び検光子24には、観測器ホルダ63に挿入した状態で、観測器ホルダ63のスリットに突出するつまみが形成されている。
なお、バンドパスフィルタ23と検光子24とは、ほぼ同一の外形形状に形成されており、バンドパスフィルタ23と検光子24とを入れ替えて観測器ホルダ63に装着することも可能である。
さらに、観測器ホルダ63の他端部には、撮像素子20が装着される。撮像素子20は、例えば、USBケーブルにより、コンピュータ40に接続可能に形成されている。また、撮像素子20を、例えば、デジタルスチルカメラに代替し、撮像画像をコンピュータ40との接続なく、目視で確認できるようにしてもよい。
観測器ホルダ63の外径は、装着穴56の内径にほぼ等しい。観測器ホルダ63の一端部の外周面には、装着穴56に形成された雌ねじと螺合する雄ねじが形成されている。観測器ホルダ63は、雄ねじを装着穴56の雌ねじと螺合することにより、いずれの装着穴56にも装着可能である。いずれの装着穴56に装着された場合でも、観測器ホルダ63の中心軸は、試料穴54の中心を通過するように、装着穴56と照明器ホルダ62は形成されている。換言すれば、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63は互換性を有し、任意の装着穴56に装着可能である。
なお、図2は、観測器ホルダ63が、ハウジング50の、試料穴54の中心軸に直交する平面に開けられた装着穴56に固定され、照明器ホルダ62は、試料穴54の中心軸線とは直交しない平面に開けられた装着穴56に固定された状態を示している。この状態は、図3に示すように、試料30へのレーザ光LAが試料30に照射された場合に、正反射光LBが観測器ホルダ63に入射しない状態であり、デフォルトの装着状態に相当する。なお、正反射光LBは、試料30の法線LNとレーザ光LAの交差角θと等しい交差角θで反射する光であり、通常、反射光のうちもっともエネルギーの大きい成分である。照明器ホルダ62と観測器ホルダ63の配置は、適宜変更可能である。ただし、試料30からの正反射光LBが観測器ホルダ63に入射しないように、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63の配置が選択される。
ハウジング50の上面53の、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63のいずれも固定されていない装着穴56には、それぞれ光を透過しないキャップ61が、隙間から自然光がハウジング50内部に入射しないように固定されている。また、キャップ61の裏面は、照射された光を吸収及び減衰できるように、黒色つや消し処理等が施されている。即ち、正反射光を減衰する手段が配置されている。
なお、照明器ホルダ62には、集光レンズ12の焦点距離を調節する機構(図示せず)が内蔵されている。観測器ホルダ63には、対物レンズ21及び接眼レンズ22の焦点距離を調節する機構(図示せず)が内蔵されている。
上述した構成は、部品点数が比較的少なく、構造も比較的簡単である。また、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63とはそれぞれモジュール化されている。このため、SHG顕微鏡100は、小型軽量化が可能であり、また、組立ても容易である。
次に、本実施の形態のSHG顕微鏡100で試料30のSHG光を観察する方法について説明する。
まず、屋外で、生育中の作物などを非侵襲で観察する場合について説明する。ここでは、試料30の平面サイズが試料穴54のサイズより大きいものとする。
まず、図2に示すようにSHG顕微鏡100を用意し、偏光子14と検光子24の透過軸が光学的に90°となるように(偏光子14を透過した成分のうち検光子24に入射したものがほぼカットされるように)、予め調整しておく。
次に、観察対象の試料30を試料穴54に配置する。
生育中の作物を非侵襲で観察する場合、試料30をハウジング50内部に配置することは出来ない。そのため、試料30の観察箇所が、試料穴54の中心となるように、ハウジング50を試料30に押し当て、又は、固定したハウジング50に試料30を押し当て、両者の位置を設定し、固定する。
次に、試料穴54に配置された試料30にレーザ光を照射するために、パルスレーザ発振器10から、波長が522nmでパルス幅が250fsecのレーザ光を発振させる。レーザ光は、光ファイバ11の一方の端に入射し、光ファイバ11を経由して照明器ホルダ62に到達する。
光ファイバ11から出射されたレーザ光と混入している自然光は、図4の符号PAに示すように、偏光子14の透過軸方向の成分のみが通過して、所定の偏光方向の成分のみの直線偏光となる。直線偏光PAとなったレーザ光は、バンドパスフィルタ13を通過して不要成分が減衰される。
バンドパスフィルタ13を通過したレーザ光は、図3の符号LAで示すように、集光レンズ12によって試料30の観察箇所に所定の径となるように集光される。集光径はレーザ光のエネルギー密度やSHG特性を持つ物質の性質等によって適宜調節する。
試料30の観察箇所にレーザ光が照射されることによって、試料30の特性に応じて、観察箇所からSHG光LDが発生する。また、試料30の表面からレーザ光の乱反射光LCと正反射光LBが発生する。
デフォルトの配置では、観測器ホルダ63に配置された対物レンズ21は、試料30の法線LN上に配置されている。このため、レーザ光LAの入射角θと同一の出射角を有する正反射光LBは対物レンズ21に入射せず、ハウジング50内で減衰する。
一方、SHG光LDの一部とレーザ光の乱反射光LCの一部と、試料穴54から入射した光の一部、は対物レンズ21に入射する。対物レンズ21は、試料30表面で発生したSHG光LD及び乱反射光LCを集光し平行光にする。なお、この段階では、レーザ光の乱反射光LCの偏光方向は、図4の符号PBで示すようにほぼ一定方向であり、SHG光LDと自然光については、符号PGで示すように、様々な偏光成分を含んでいる。
対物レンズ21を通過した光はバンドパスフィルタ23に到達する。バンドパスフィルタ23に到達する光はSHG光(波長261nm)LDと乱反射光(波長522nm)LCと試料穴54から入射した自然光を含む。バンドパスフィルタ23は、SHG光LDを通過させ、他の光(レーザ光の乱反射光LCと自然光)を低減させる。なお、自然光は、波長261nm近傍の光をほとんど含まないため、自然光の強度はほぼ0となる。ただし、レーザ光の乱反射光LCは、レーザ光LAのエネルギーが大きいこと、及び、波長が通過帯域周波数の倍数に相当することから、減衰しつつも一部が通過する可能性がある。
バンドパスフィルタ23を通過した光は検光子24に到達し、検光子24の透過軸に一致する偏光成分PCが通過する。透過した光は、接眼レンズ22を介して、撮像素子20の撮像面に結像され、撮像素子20により撮像される。撮像素子20は撮像データをコンピュータ40へ送る。コンピュータ40は、受信した撮像データを、必要に応じて加工し、画面に表示する。担当者は画像データを解析すること、表示画像を確認することなどにより、SHG光を解析する。なお、撮像のタイミングと解析或いは表示のタイミングは異なっていても良い。例えば、撮像素子20に撮像画像を蓄積しておき、別のタイミングでこれを解析などしてもよい。
ここで、図4に模式的に示すように、検光子24に到達する光のうち、レーザ光の乱反射光LCの偏光方向は、符号PBで示すようにほぼ一定方向であり、SHG光LDは符号PGで示すように様々な偏光成分を含んでいる。
一方で、偏光子14の光学軸と検光子24の光学軸は、予め、光学的にほぼ90°に設定されている。このため、レーザ光LAの乱反射光LCの偏光方向PBは、検光子24の吸収軸にほぼ一致する。このため、レーザ光の反射光LCは、検光子24でほぼ吸収され、著しく減光する。一方、SHG光LDは様々な偏光成分PGを含むため、検光子24の透過軸と同一方向の成分が、検光子24を通過する。このため、若干(例えば、1/√2程度に)減衰するが、かなりの部分が撮像素子20に到達する。
このように、この実施の形態に係るSHG顕微鏡100によれば、SHG光以外の光は大きく減衰され、ほぼSHG光のみが撮像素子20に到達する。従って、SHG光を高S/N比で撮像することができる。
なお、試料30の表面状態、試料30に対するSHG顕微鏡100の相対的な傾きなどにより、試料30で反射したレーザ光LCの主成分の偏光方向PBと、検光子24の吸収軸の方向とが一致しない事態が発生しうる。この場合、反射したレーザ光LCの一部が検光子24を透過し、撮像素子20の撮像画像のS/N比が低下する。この場合には、偏光子14と検光子24の一方又は両方を回転させ、両者の光軸の角度を光学的に90°に調整することにより、S/N比を高めることができる。
また、試料30に含まれるSHG特性を有する物質の分子方向等によって、偏光したSHG光LDが発光されるような場合には、SHG光が最も透過するように検光子24の向きを調整し、さらに、レーザ光によるノイズ光成分が最小となるように、偏光子14の向きを調整すればよい。
また、上述した図2に示すデフォルトの照明器ホルダ62と観測器ホルダ63の配置では十分なS/N比のSHG光を得られない場合がある。例えば、試料30の表面の傾斜により、レーザ光の正反射光LBが観測器ホルダ63に入射したり、正反射光LB自体が拡散して観測器ホルダ63に入射したりすることで、ノイズ光の強度が大きくなり、SHG光のS/N比が小さくなる場合である。このような場合には、観測器ホルダ63に正反射光が入射しないように、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63の位置関係を変更し、観測器ホルダ63に入射するノイズ光の強度を弱くすればよい。
この場合、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63の一方又は両方をハウジング50から取り外し、図2とは異なる装着穴56に取り付ける。これにより、レーザ光LAの試料30の表面への照射角θと正反射光LBの反射角θと、観測器ホルダ63の光軸の角度とを変更する。
例えば、図2の装着状態から、図5に示すように、観測器ホルダ63を1つ左側の装着穴56に装着し、照明器ホルダ62の位置を1つ右側の装着穴56に装着するように変更することも可能となる。使用者は、このようにして、装着位置の組み合わせを変更することにより、強いSHG光と弱いノイズ光を得て、S/N比の高い画像を得ることができる。
(変形例)
照明光として、波長522nm、パルス幅が250fsecのレーザ光を例示したが、波長及びパルス幅は任意に変更可能である。ただし、SHG光を、地球の地表付近にほとんど存在しないUV−C光とすることにより、ノイズ光の影響を抑えるためには、照明光の波長を400nmから560nmとすることが望ましい。
前述の実施の形態では、試料30が試料穴54よりも大きい場合を説明した。試料30が試料穴54よりも小さい場合は、図6に例示するように、光を透過しない試料台70に試料30を固定し、試料台70を試料穴54に挿入することで自然光を除去しつつ試料30を配置することも可能である。
また、試料30のSHG光を非侵襲的に観察する例を示したが、試料30を侵襲的に観察することにも使用可能である。この場合は、図6の場合と同様に、取得した試料30を試料台70に載置して観察すればよい。また、侵襲的観測専用のSHG顕微鏡100とする場合には、試料穴54を設けず、代わりに、試料をハウジング50内に設けられた試料載置台に出し入れするための扉等を設けてもよい。いずれにしても、試料30が配置される試料配置部を通過するように、集光レンズ12と対物レンズ21の光軸を設定し、試料30に照明光が照射され、SHG光が対物レンズ21に入射し、正反射光LBが対物レンズ21に入射しないように調整する。
また、試料穴54から外光が入射するのを防止するため、例えば、図7に例示するように、試料穴54の周囲に遮光性弾性部材57を配置してもよい。また、試料穴54の周囲を除き、ハウジング50の下面全体に遮光性の弾性部材を配置してもよい。
SHG顕微鏡100の構成は、同様の機能を実現できるならば、適宜変更可能である。例えば、偏光子14とバンドパスフィルタ13の位置は、入れ替え可能であり、検光子24とバンドパスフィルタ23の位置は、入れ替え可能である。
また、実施の形態では、バンドパスフィルタ13と23についても、ホルダ内で回転可能とする構成を例示したが、これらについては、回転させない構成としてもよい。
偏光子14と検光子24の両方を回転可能としたが、いずれか一方のみ回転可能としてもよい。
また、偏光子14と検光子24を手動で回転する例を例示したが、回転を自動化してもよい。例えば、i)偏光子14と検光子24をモータで回転制御する機構とし、ii)偏光子14の回転角φ1=0として、検光子24の回転角φ2を0〜180°の範囲でΔφ2ずつ変化させて、各角度で撮像素子20で撮像し、iii)続いて、偏光子14の回転角φ1を+Δφ1して、φ1=Δφ1とし、検光子24の回転角φ2を0〜180°の範囲でΔφ2ずつ変化させる、という動作をφ1=φ2=180°となるまで繰り返し、例えば、取得した画像のうちで最もコントラストの高い数枚を自動的に抽出するように構成してもよい。
また、当初、ステップ角Δφ1とΔφ2を相対的に大きくしておき、続いて、ステップ角Δφ1とΔφ2を相対的に小さい値とし、コントラストの高い画像が得られたときの回転角φ1とφ2を基準として、偏光子14と検光子24の位置を微調整する等してもよい。
上記実施の形態においては、照明器ホルダ62に、バンドパスフィルタ13を配置したが、配置しなくてもよい。また、試料穴54及び装着穴56が塞がれている構成で、ハウジング50内に外光が入射しない構成になっている場合には、バンドパスフィルタ13及び23を配置しなくてもよい。
照明器ホルダ62と観測器ホルダ63をハウジング50に装着する構成も、互換性を有していれば、装着機構自体は任意であり、例えば、カセットタイプにしてもよい。また、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63を装着することができる装着穴56をそれぞれ制限してもよい。また、穴に限定されず、任意の装着部でよい。
さらに、照明器ホルダ62と観測器ホルダ63を装着する装着穴56を複数配置する例を示したが、ハウジング50にスライダを配置し、スライダによりこれらの部材を移動可能としてもよい。
また、上記実施の形態では、扇型のハウジング50を例示したが、この形状は任意である。例えば、ハウジングをドーム状として、試料穴を中心とする1又は複数の円上に、複数の装着穴を配置する等してもよい。
また、照明器ホルダ62及び観測器ホルダ63の形状、構造、等も任意であり、適宜変更可能である。
SHG光を観察する場合に、試料のどの部分からどの程度のSHG光が発生しているか(していないか)を測定したい場合がある。このような場合は、SHG光の撮像とは別に、試料30自体を撮影すればよい。この場合、例えば、偏光子14を光路から退避させて撮像したり、検光子24とバンドパスフィルタ23の一方又は両方を光路から退避させたりして撮像し、SHG光の撮像画像と対比可能としてもよい。
(実施例)
図8は本願発明の顕微鏡で試料を観察した様子を表す図である。上段の画像(a)〜(c)は、SHG特性を持つ物質を含む試料である硫化亜鉛(ZnS)を観察した画像である。下段の画像(a)〜(c)は、SHG特性を持つ物質を含む試料であるグルコースを観察した画像である。
上段及び下段それぞれの画像(a)は、入射光が偏光子を通過したレーザ光とノイズ光であって、対物レンズで集光した光には検光子を通過させていない場合の画像である。
画像(b)は、入射光が偏光子を通過したレーザ光とノイズ光であって、対物レンズで集光した光は検光子を通過させて、偏光子と検光子の透過軸を光学的に90°に設定した場合の画像である。
画像(c)は、入射光が偏光子を通過したレーザ光とノイズ光であって、対物レンズで集光した光に検光子を通過させ、偏光子と検光子の透過軸を光学的に平行にした場合の画像である。
上段及び下段それぞれの画像(a)は、試料表面で発生したSHG光を含むレーザ光とノイズ光の反射光を捉える。これらの画像では全ての偏光方向の光を捉え、試料の表面形状等が観察出来る。しかしSHG特性を持つ物質が存在するか否かはこれらの画像からは不明である。
上段及び下段それぞれの画像(b)は、SHG光である。この構成では入射光と直交する偏光方向の光を選択通過する。すなわち試料表面からのレーザ光とノイズ光の反射光は検光子により吸収され、検光子の透過軸と平行である偏光を持つSHG光のみが検光子を通過する。その結果SHG光のみが観察されている。これらの画像によって該当物質のどの部分にどの程度SHG特性を持った物質が分布しているのか明確になっている。
上段及び下段のそれぞれの画像(c)は、SHG光と試料表面でのレーザ光とノイズ光の反射光のうち、入射光の偏光方向と同じ偏光方向の光が観察されている。単なる表面反射であれば、入射光と同じ偏光方向となるので、SHG光とともにレーザ光とノイズ光の反射光も観察している。これらの画像は偏光子と検光子の光軸の設定によってどのような画像が得られるかそれぞれの画像(b)と比較するために撮影したものである。このことから画像(c)の光から画像(b)の光を差し引いたものがSHG光以外の成分、すなわちレーザ光とノイズ光の反射光であることがわかる。
以上のように、本願発明のSHG顕微鏡では、ノイズ光を除去してSHG光のみを観察することが出来る。
10 パルスレーザ発振器
11 光ファイバ
12 集光レンズ
13、23 バンドパスフィルタ
14 偏光子
20 撮像素子
21 対物レンズ
22 接眼レンズ
24 検光子
30 試料
40 コンピュータ
50 ハウジング
51 底面
52 側面
53 上面
54 試料穴
56 装着穴
57 遮光性弾性部材
61 キャップ
62 照明器ホルダ
63 観測器ホルダ
70 試料台
100 SHG顕微鏡

Claims (9)

  1. 単一の波長成分を有するパルス光を試料に照射する照射手段と、
    前記パルス光の光路上に配置された偏光子と、
    前記試料から発した光が入射する対物レンズと、
    前記対物レンズに対向して配置された接眼レンズと、
    前記対物レンズと前記接眼レンズの間の光路上に配置された検光子と、
    を有し、
    前記対物レンズと前記検光子と前記接眼レンズとは、前記パルス光の試料表面での正反射光が入射する位置とは異なる位置に配置されている、
    SHG顕微鏡。
  2. 前記照射手段は、400nmから560nmの単一の波長成分を有するパルス光を試料に照射する、
    請求項1に記載のSHG顕微鏡。
  3. 前記偏光子と前記検光子の少なくとも一方は、光軸の方向を調整可能に配置されている、
    請求項1又は2に記載のSHG顕微鏡。
  4. 前記対物レンズと前記接眼レンズの間の光路上に、前記パルス光の波長の二分の一の波長の光を選択的に通過させるフィルタをさらに有する、
    請求項1又は2に記載のSHG顕微鏡。
  5. 前記パルス光の光路上に、前記パルス光の波長近傍の光を選択的に通過させるフィルタをさらに有する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のSHG顕微鏡。
  6. 試料配置部を有するハウジングをさらに備え、
    前記照射手段は、前記ハウジングに配置され、前記試料配置部に向けてパルス光を照射し、
    前記対物レンズは前記ハウジングに装着されて、前記試料配置部に指向している、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のSHG顕微鏡。
  7. 前記ハウジングは3つ以上の装着部を備え、
    1つの装着部に前記照射手段が装着され、
    他の1つの装着部にモジュール化された前記対物レンズが装着され、
    前記照射手段とモジュール化された前記対物レンズの装着機構は互換性を有し、装着位置の変更が可能に構成されている、
    請求項6に記載のSHG顕微鏡。
  8. 前記ハウジングは、その内面に、前記正反射光を減衰する手段を備える、
    請求項6又は7のいずれか1項に記載のSHG顕微鏡。
  9. 単一波長成分を有し、直線偏光のパルス光を試料に照射し、
    前記試料が発する光のうち前記パルス光の正反射光を除いた光を集光し、
    前記集光した光のうち、前記単一波長の二分の一の波長近傍の波長を有し且つ特定方向の偏光方向の成分のみを観察する、
    SHG光を観察する方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022168467A1 (ja) * 2021-02-04 2022-08-11 国立大学法人大阪大学 分光測定装置、及び分光測定方法
CN115112573A (zh) * 2022-07-29 2022-09-27 清华大学 激光扫描式二次谐波显微系统及二次谐波测试方法

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