JPWO2022005892A5

JPWO2022005892A5 - 患者の血管内腔への直接挿入のための迅速挿入型中心静脈カテーテルアセンブリ

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Publication number: JPWO2022005892A5
Application number: JP2022580368A
Authority: JP
Publication date: 2024-06-03

Description

ＲＩＣＣ１０２は、単一管腔型または多管腔型ＲＩＣＣ（例えば、二管腔型ＲＩＣＣ、三管腔型ＲＩＣＣ、四管腔型ＲＩＣＣ、五管腔型ＲＩＣＣ、六管腔型ＲＩＣＣなど）であってもよく、図１～３および図６～８に示すＲＩＣＣ１０２は、３つの管腔のセットを含む三管腔型である。そのような３つの管腔のセットは、３つのカテーテルチューブ管腔、３つのハブ管腔および３つの延長脚部管腔の流体接続された部分から形成される、一次管腔１２６（例えば、遠位管腔）、二次管腔１２８（例えば、中間管腔）、および三次管腔１３０（例えば、近位管腔）を含む。ＲＩＣＣ１０２は、単一管腔型であろうと多管腔型であろうと、少なくとも一次管腔１２６を含む。一次管腔１２６は、一次管腔１２６のカテーテルチューブ管腔部分として、典型的にはカテーテルチューブ１０８の近位端からカテーテルチューブ１０８の遠位端まで延在する上述の少なくとも１つのカテーテルチューブ管腔、ならびに一次管腔１２６の流体接続されたハブ管腔部分および延長脚部管腔部分を含む。前述のカテーテルチューブ管腔によれば、カテーテルチューブ１０８の導入管腔１２４は、一次管腔１２６の遠位端部分、特に、側部開口部１１６の遠位の一次管腔１２６の遠位端部分と一致する。加えて、一次管腔１２６は、ＲＩＣＣ１０２の遠位端（例えば、カテーテルチューブ１０８の遠位端またはカテーテルチップ１１４の遠位端）に一次管腔開口１３２を有する。二次管腔１２８は、二次管腔１２８が一次管腔開口１３２と三次管腔開口１３６との間にあるように、一次管腔開口１３２の近位および次の三次管腔開口１３６の遠位にあるカテーテルチューブ１０８の側面に二次管腔開口１３４を有する。三次管腔１３０は、二次管腔開口１３４の近位にあるカテーテルチューブ１０８の側面に三次管腔開口１３６を有する。カテーテルチューブ１０８の側部開口部１１６は、一次管腔開口１３２と二次管腔開口１３４との間、二次管腔開口１３４と三次管腔開口１３６との間、あるいは図５に示すように三次管腔開口１３６の近位にあり、一次管腔開口１３２、二次管腔開口１３４、および三次管腔開口１３６の各管腔開口が、側部開口部１１６の遠位にある。

Claims

患者の血管内腔への直接挿入のための迅速挿入型中心静脈カテーテル（「ＲＩＣＣ」）アセンブリであって、
ＲＩＣＣであって、
カテーテルチューブであって、カテーテルチューブの遠位端部分においてカテーテルチューブの側面を通る側部開口部を含み、側部開口部は、少なくとも側部開口部からＲＩＣＣの遠位端まで延在するカテーテルチューブの導入管腔内に開口している、カテーテルチューブと、
カテーテルチューブの近位端部分に結合されているカテーテルハブと、
１つ以上の延長脚部であって、１つ以上の延長脚部の各延長脚部は、その遠位端部分でカテーテルハブに結合されている、１つ以上の延長脚部と、を有しているＲＩＣＣと、
イントロデューサであって、イントロデューサの遠位端部分を親指と他の１本または複数本の指とで挟みながら１本の指で作動させられるように構成されており、イントロデューサは、
イントロデューサ針であって、ＲＩＣＣアセンブリが少なくともその展開準備完了状態にあるときに、ＲＩＣＣの遠位端を通って延在する針シャフトを有している、イントロデューサ針と、
シリンジであって、
ＲＩＣＣアセンブリの少なくとも前記展開準備完了状態において前記イントロデューサ針の針ハブに結合されたシリンジ先端をその遠位端部分に有しているバレルと、
バレル内に配置されているプランジャと、
バレルを取り囲むシリンジハウジングであって、遠位端部分および近位端部分を有しており、シリンジハウジングの近位端部分は、シリンジハウジングをバレルに対して近位方向に摺動させることでプランジャをバレルから引き抜くことができるように、プランジャの近位端部分と一体であるか、またはプランジャの近位端部分に結合されている、シリンジハウジングと、を有しているシリンジを備えている、イントロデューサと、
ＲＩＣＣとイントロデューサとを結合するように構成されている結合システムであって、側部開口部の近位でカテーテルチューブに摺動可能に取り付けられている遠位カプラを含む、結合システムと、を備えているＲＩＣＣアセンブリ。
前記カテーテルチューブが、
第１のデュロメータ硬さを有する第１の材料から形成されている第１の部分であって、第１の部分の近位に前記側部開口部が位置している、第１の部分と、
第１のデュロメータ硬さよりも小さい第２のデュロメータ硬さを有する第２の材料から形成されている第２の部分と、をさらに有しており、これによって、前記カテーテルチューブが、患者の血管内腔の中へ、かつ患者の血管系を通って前進するための柱座屈強度およびコンプライアンスの両方を有するように構成されている、請求項１に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
ＲＩＣＣアセンブリが少なくとも前記展開準備完了状態にあるときに、前記針シャフトが、遠位カプラの長手方向貫通孔を通って、前記カテーテルチューブの側部開口部を通り、該カテーテルチューブの導入管腔に沿って延びて、ＲＩＣＣの遠位端から出る、請求項１または２に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記遠位カプラが、臨床医がイントロデューサの遠位端部分を親指と他の１本または複数本の指とで挟みながら１本の指を使って前記針シャフトからＲＩＣＣを片手で前進させることができるように構成されているプッシュタブを有している、請求項１～３のいずれか一項に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記シリンジが、バレルの遠位端部分からバレル上を近位に延在するプッシュタブをさらに有しており、プッシュタブがバレルの遠位端部分に結合されており、プッシュタブが、シリンジハウジングの遠位端部分を親指と他の１本または複数本の指とで挟みながら１本の指で押して、シリンジハウジングをバレルに対して近位方向に摺動させて、プランジャをバレルから引き抜くように構成されている、請求項１に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記イントロデューサが、少なくともプランジャのプランジャ管腔およびイントロデューサ針の針管腔から形成されるアクセスガイドワイヤ管腔内に配置されるアクセスガイドワイヤをさらに有しており、アクセスガイドワイヤが、ＲＩＣＣの遠位端を通って患者の血管内腔内に延在するのに十分な長さを有している、請求項１に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記プランジャが、その遠位端部分に封止機構を備えており、封止機構がその遠位にあるアクセスガイドワイヤ管腔を封止し、封止機構が、プランジャがバレルから引き抜かれるときに血液を吸引するための真空を維持するように構成されている、請求項６に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記シリンジが、シリンジハウジングの遠位端部分を親指と他の１本または複数本の指とで挟みながら、アクセスガイドワイヤを１本の指で作動させるように構成された、シリンジハウジングからバレル上を遠位に延びるスライダをさらに備えており、スライダが、バレルおよびプランジャのそれぞれの長手方向スロットを通って封止機構の近位のアクセスガイドワイヤ管腔内に延びる延長部を有しており、延長部がアクセスガイドワイヤに結合されている、請求項６または７に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記イントロデューサが、針ハブのサイドアームから延在する流体圧インジケータをさらに備えており、流体圧インジケータが、偶発的な動脈穿刺による血液のフラッシュバックを観察するために、サイドアームのサイドアーム管腔を介してイントロデューサ針の針管腔に流体結合されている、請求項１～８のいずれか一項に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記結合システムが、シリンジに結合されるとともに、ＲＩＣＣアセンブリの少なくとも前記展開準備完了状態においてカテーテルハブに摺動可能に取り付けられた近位カプラをさらに備えており、結合システムが、ＲＩＣＣがイントロデューサに対して摺動できるように構成されている、請求項１～９のいずれか一項に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記近位カプラがカテーテルハブクリップを備えており、ＲＩＣＣが、カテーテルハブクリップから、ＲＩＣＣアセンブリの少なくとも前記展開準備完了状態においてカテーテルハブによって浮くように構成されているか、あるいは、近位カプラがＲＩＣＣアセンブリの動作状態において１つ以上の延長脚部の上を前進させられるときに、１つ以上の延長脚部によって浮くように構成されている、請求項１０に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記ＲＩＣＣが、カテーテルハブと遠位カプラとの間でカテーテルチューブを覆う折り畳み可能なカテーテルチューブ滅菌バリアをさらに備えており、遠位カプラにカテーテルチューブ滅菌バリアが結合されており、カテーテルチューブ滅菌バリアが、その滅菌バリアプルタブがカテーテルハブクリップから取り外されて、カテーテルチューブ滅菌バリアが滅菌バリアプルタブによってカテーテルチューブから引き離されるときに分離するように構成されている、請求項１１に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記カテーテルチューブ滅菌バリアが、カテーテルチューブから引き離されている間に遠位カプラまで裂けたときに、破断せずに遠位カプラをカテーテルチューブから引き離すのに十分な引張強度を有している、請求項１２に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記ＲＩＣＣが、３つのカテーテルチューブ管腔、３つのハブ管腔および３つの延長脚部管腔の流体接続された部分から形成される、一次管腔と、二次管腔と、三次管腔と、を含む３つの管腔のセットを備えており、カテーテルチューブの導入管腔が、一次管腔の遠位端部分と一致している、請求項１～１３のいずれか一項に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
一次管腔がＲＩＣＣの遠位端に一次管腔開口を有しており、二次管腔が側部開口部の遠位側でカテーテルチューブの側面に二次管腔開口を有しており、三次管腔が側部開口部の遠位側であるが二次管腔開口の近位側でカテーテルチューブの側面に三次管腔開口を有している、請求項１４に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記ＲＩＣＣが、操作ガイドワイヤであって、心臓の上大静脈の下１／３まで操作ガイドワイヤを延在させるのに十分な長さを有する一次管腔内に配置された操作ガイドワイヤをさらに備えており、操作ガイドワイヤが、操作ガイドワイヤの近位端部分の周りの停止部と、ルアーコネクタに結合された、固定された長さの操作ガイドワイヤ滅菌バリアの閉鎖端とによってＲＩＣＣ内に係留されて配置されており、停止部が、操作ガイドワイヤを前進させる遠位限界を提供し、操作ガイドワイヤの周りの操作ガイドワイヤ滅菌バリアの閉鎖端が、操作ガイドワイヤを後退させるための近位限界を提供する、請求項１～１５のいずれか一項に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
患者の血管内腔への直接挿入のための迅速挿入型中心静脈カテーテル（「ＲＩＣＣ」）アセンブリであって、
ＲＩＣＣであって、カテーテルチューブを有しており、カテーテルチューブはその遠位端部分においてカテーテルチューブの側面を通る側部開口部を有しており、側部開口部は、少なくとも側部開口部からＲＩＣＣの遠位端まで延在するカテーテルチューブの導入管腔内に開口している、ＲＩＣＣと、
イントロデューサであって、
ＲＩＣＣの遠位端を通って延在する針シャフトを有しているイントロデューサ針と、
シリンジであって、
バレルであって、その遠位端部分に、前記イントロデューサ針の針ハブに結合されたシリンジ先端を有しているバレルと、
バレルを取り囲むシリンジハウジングであって、遠位端部分および近位端部分を有しており、シリンジハウジングの近位端部分は、シリンジハウジングをバレルに対して近位方向に摺動させることでプランジャをバレルから引き抜くことができるように、プランジャの近位端部分と一体であるか、またはプランジャの近位端部分に結合されている、シリンジハウジングと、を有しているシリンジと、を備えている、イントロデューサと、
ＲＩＣＣとイントロデューサとを結合するように構成されている結合システムであって、側部開口部の近位でカテーテルチューブに摺動可能に取り付けられている遠位カプラを含む、結合システムと、を備えているＲＩＣＣアセンブリ。
前記シリンジが、バレルの遠位端部分からバレル上を近位に延在するプッシュタブをさらに有しており、プッシュタブがバレルの遠位端部分に結合されており、プッシュタブが、シリンジハウジングの遠位端部分を親指と他の１本または複数本の指とで挟みながら１本の指で押して、シリンジハウジングをバレルに対して近位方向に摺動させて、プランジャをバレルから引き抜くように構成されている、請求項１７に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記イントロデューサが、少なくともプランジャのプランジャ管腔およびイントロデューサ針の針管腔から形成されるアクセスガイドワイヤ管腔内に配置されるアクセスガイドワイヤをさらに有しており、アクセスガイドワイヤが、ＲＩＣＣの遠位端を通って患者の血管内腔内に延在するのに十分な長さを有している、請求項１７に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記プランジャが、その遠位端部分に封止機構を備えており、封止機構がその遠位にあるアクセスガイドワイヤ管腔を封止し、封止機構が、プランジャがバレルから引き抜かれるときに血液を吸引するための真空を維持するように構成されている、請求項１９に記載のＲＩＣＣアセンブリ。
前記シリンジが、シリンジハウジングの遠位端部分を親指と他の１本または複数本の指とで挟みながら、アクセスガイドワイヤを１本の指で作動させるように構成された、シリンジハウジングからバレル上を遠位に延びるスライダをさらに備えており、スライダが、バレルおよびプランジャのそれぞれの長手方向スロットを通って封止機構の近位のアクセスガイドワイヤ管腔内に延びる延長部を有しており、延長部がアクセスガイドワイヤに結合されている、請求項１９に記載のＲＩＣＣアセンブリ。