JPWO2021173930A5 - - Google Patents

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いくつかの実施形態では、開示の化合物またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な担体を含む医薬組成物。
本開示は、以下の項に記載の実施形態を包含する。
[項1]
式I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
Figure 2021173930000021
式中、
Lは、結合またはC 1-6 アルキルであり、
Xは、CHまたはNであり、式中、XがCHである場合、CHの水素は、R により置換されてもよく、
Gは、フェニル、C 3-10 シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、
はそれぞれ独立して、水素またはC 1-6 アルキルから選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、-S(O) (C 3-6 シクロアルキル)、-C(O)C 1-6 アルキル、-C(O)N(R 、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
[項2]
式I-I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
Figure 2021173930000022
式中、
Gは、フェニル、ヘテロシクリル環中に少なくとも一つの不飽和結合を含む5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
は、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
[項3]
式I-I-I2の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
Figure 2021173930000023
式中、
Gは、フェニル、ヘテロシクリル環中に少なくとも一つの不飽和結合を含む5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
は、ハロゲンであり、
はそれぞれ独立して、水素またはC 1-6 アルキルから選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、-S(O) (C 3-6 シクロアルキル)、-C(O)C 1-6 アルキル、-C(O)N(R 、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
[項4]
前記化合物が、式I-I-Iaもしくは式I-I-Ibの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000024
[項5]
式I-I-IIの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
Figure 2021173930000025
式中、
Lは、結合またはC 1-6 アルキルであり、
Gは、フェニル、C 3-10 シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
は、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、
はそれぞれ独立して、水素またはC 1-6 アルキルから選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、-S(O) (C 3-6 シクロアルキル)、-C(O)C 1-6 アルキル、-C(O)N(R 、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
[項6]
前記化合物が、式I-I-IIaの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項1または5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000026
[項7]
前記化合物が、式I-I-IIbもしくは式I-I-IIcの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項1または5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000027
[項8]
前記化合物が、式I-I-IIdの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項1、5、および6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000028
[項9]
前記化合物が、式I-I-IIeもしくは式I-I-IIfの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項1、5および7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000029
[項10]
が、ハロゲン、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択される、項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項11]
が、-F、-CF 、シクロプロピル、シクロブチル、-OCH CH 、および-OCH(CH からなる群から選択される、項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項12]
が、-Fである、項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項13]
が、-CF である、項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項14]
が、シクロプロピルである、項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項15]
が、メチルまたはエチルである、項1~3および5~14のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項16]
Gが、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、イミダゾリル、チアゾリル、ピリジル、テトラヒドロピラニル、チオフェニル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、トリアゾリル、ベンゾチオフェニル、ピリミジニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、イシクロ[1.1.1]ペンタニル、スピロ[2.4]ヘプタニル、スピロ[3.3]ヘプタニル、
Figure 2021173930000030
からなる群から選択される、項1~15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項17]
Zが、0である、項1~16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項18]
Zが、1または2である、項1~16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項19]
Zが、1である、項1~16および18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項20]
Zが、2である、項1~16および18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項21]
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) CH 、-S(O) CH CH 、-S(O) (シクロプロピル)、-C(O)CH 、-C(O)NH 、-C(O)N(CH -2 、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、イソブチル、-CF 、-OCF 、-OCH 、シクロプロピル、シクロブチルおよびフェニルからなる群から選択される、項1~16および18~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項22]
12 はそれぞれ独立して、-F、-Cl、-Br、-CF 、シアノ、オキソ、メチル、およびエチルからなる群から選択される、項1~16および18~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項23]
12 はそれぞれ独立して、メチル、エチル、フェニル、および-CF からなる群から選択される、項1~16および18~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項24]
前記化合物が、
Figure 2021173930000031
Figure 2021173930000032
Figure 2021173930000033
Figure 2021173930000034
Figure 2021173930000035
Figure 2021173930000036
またはその薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、項1に記載の医薬組成物。
[項25]
神経学的疾患または障害を治療する方法であって、前記方法が、式I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を、その必要のある対象に投与することを含み、
Figure 2021173930000037
式中、
Lは、結合またはC 1-6 アルキルであり、
Xは、CHまたはNであり、式中、XがCHである場合、CHの水素は、R により置換されてもよく、
Gは、フェニル、C 3-10 シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、
はそれぞれ独立して、水素またはC 1-6 アルキルから選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、-S(O) (C 3-6 シクロアルキル)、-C(O)C 1-6 アルキル、-C(O)N(R 、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、方法。
[項26]
過度の神経興奮性に関連する疾患または状態を治療する方法であって、前記方法が、式I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を、その必要のある対象に投与することを含み、
Figure 2021173930000038
式中、
Lは、結合またはC 1-6 アルキルであり、
Xは、CHまたはNであり、式中、XがCHである場合、CHの水素は、R により置換されてもよく、
Gは、フェニル、C 3-10 シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、
はそれぞれ独立して、水素またはC 1-6 アルキルから選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、-S(O) (C 3-6 シクロアルキル)、-C(O)C 1-6 アルキル、-C(O)N(R 、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、方法。
[項27]
遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法であって、前記方法が、式I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を、その必要のある対象に投与することを含み、
Figure 2021173930000039
式中、
Lは、結合またはC 1-6 アルキルであり、
Xは、CHまたはNであり、式中、XがCHである場合、CHの水素は、R により置換されてもよく、
Gは、フェニル、C 3-10 シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、
はそれぞれ独立して、水素またはC 1-6 アルキルから選択され、
12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) (C 1-6 アルキル)、-S(O) (C 3-6 シクロアルキル)、-C(O)C 1-6 アルキル、-C(O)N(R 、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
zは、0、1、2、3、または4である、方法。
[項28]
神経学的疾患または障害を治療する方法であって、項1~24のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項29]
過度の神経興奮性に関連する疾患または状態を治療する方法であって、項1~24のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項30]
遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法であって、項1~24のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項31]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、てんかん、てんかん症候群、または脳症である、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項32]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん、または遺伝性てんかんもしくは小児てんかん症候群である、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項33]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、心機能不全である、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項34]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、てんかんおよび他の脳症(例えば、遊走性焦点発作を伴う乳児のてんかん(MMFSI、EIMFS)、常染色体優性夜間前頭葉てんかん(ADNFLE)、ウエスト症候群、点頭てんかん、てんかん性脳症、焦点てんかん、大田原症候群、発達性およびてんかん性脳症、Lennox Gastaut症候群、発作(例えば、全般強直間代発作、非対称性強直性発作)、白質ジストロフィー、白質脳症、知的障害、多焦点性てんかん、薬剤抵抗性てんかん、側頭葉てんかん、小脳性運動失調)からなる群から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項35]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、心不整脈、てんかんにおける予期せぬ突然死、Brugada症候群、および心筋梗塞からなる群から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項36]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、疼痛および関連する状態(例えば、神経障害性疼痛、急性/慢性疼痛、片頭痛など)から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項37]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、筋肉障害(例えば、ミオトニー、ニューロミオトニー、筋肉けいれん、痙性)である、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項38]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、かゆみおよび掻痒症、運動失調、ならびに小脳性運動失調から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項39]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、精神障害(例えば、大うつ病、不安、双極性障害、統合失調症)から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項40]
前記神経学的疾患もしくは障害、または前記過度の神経興奮性、および/もしくは遺伝子(例えば、KCNT1)における機能獲得変異に関連する疾患または状態が、学習障害、脆弱性X、神経可塑性、および自閉症スペクトラム障害からなる群から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項41]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を有するてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、Dravet症候群、SCN1A変異を有するDravet症候群、発熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代発作を伴う難治性小児てんかん、点頭てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を有する焦点てんかん、SCN3A変異を有する潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、てんかんにおける予期せぬ突然死、Rasmussen脳炎、乳児の悪性遊走性部分発作、常染色体優性夜間前頭葉てんかん、てんかんにおける予期された突然死(SUDEP)、KCNQ2てんかん性脳症、およびKCNT1てんかん性脳症からなる群から選択される、項25~30のいずれか一項に記載の方法。
[項42]
式II-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
Figure 2021173930000040
式中、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルであり、
は、水素またはC 1-4 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換される水素またはC 1-6 アルキルであり、
およびR はそれぞれ独立して、水素、C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員ヘテロシクリルであり、前記C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルは、任意選択的に、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、アリール、C 3-10 シクロアルキル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換されてもよく、式中、R およびR の両方が水素ではなく、または
およびR は、R およびR に結合される窒素とともに、任意選択的にハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、アリール、C 3-10 シクロアルキル、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換される3~10員のヘテロシクリル環を形成し、ならびに
nは、1または2である、医薬組成物。
[項43]
前記化合物が、式II-I-aの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項42に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000041
[項44]
前記化合物が、式II-I-bの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項42または43に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000042
[項45]
前記化合物が、式II-I-cの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項42~44のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000043
[項46]
前記化合物が、式II-I-dの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項42~46のいずれか一項に記載の医薬組成物。
Figure 2021173930000044
[項47]
が、C 1-6 アルキルであり、R が、水素である、項42~44のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項48]
が、水素である、項42~44のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項49]
nが、1である、項42または43に記載の医薬組成物。
[項50]
が、水素であり、R が、C 1-6 アルキルである、項42~49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項51]
およびR がそれぞれ独立して、C 1-6 アルキルである、項42~49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項52]
が、C 1-6 アルキルであり、R が、フェニルである、項42~49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項53]
およびR が、R およびR に結合される窒素と一緒に、3~10員のヘテロシクリルを形成する、項42~49のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項54]
およびR が、R およびR に結合される窒素と一緒に、
Figure 2021173930000045
を形成する、項42~49、および53のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項55]
が、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択される、項42~54のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項56]
が、シクロプロピル、イソプロポキシル、および-CF からなる群から選択される、項42~55のいずれか一項に記載の医薬組成物。
[項57]
前記化合物が、
Figure 2021173930000046
またはその薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、項42に記載の医薬組成物。
[項58]
神経学的疾患または障害を治療する方法であって、前記方法が、式II-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を、その必要のある対象に投与することを含み、
Figure 2021173930000047
式中、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルであり、
は、水素またはC 1-4 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換される水素またはC 1-6 アルキルであり、
およびR はそれぞれ独立して、水素、C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員ヘテロシクリルであり、前記C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルは、任意選択的に、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、アリール、C 3-10 シクロアルキル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換されてもよく、式中、R およびR の両方が水素ではなく、または
およびR は、R およびR に結合される窒素とともに、任意選択的にハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、アリール、C 3-10 シクロアルキル、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換される3~10員のヘテロシクリル環を形成し、ならびに
nは、1または2である、方法。
[項59]
過度の神経興奮性に関連する疾患または状態を治療する方法であって、前記方法が、式II-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を、その必要のある対象に投与することを含み、
Figure 2021173930000048
式中、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルであり、
は、水素またはC 1-4 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換される水素またはC 1-6 アルキルであり、
およびR はそれぞれ独立して、水素、C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員ヘテロシクリルであり、前記C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルは、任意選択的に、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、アリール、C 3-10 シクロアルキル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換されてもよく、式中、R およびR の両方が水素ではなく、または
およびR は、R およびR に結合される窒素とともに、任意選択的にハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、アリール、C 3-10 シクロアルキル、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換される3~10員のヘテロシクリル環を形成し、ならびに
nは、1または2である、方法。
[項60]
遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法であって、前記方法が、式II-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩の有効量を、その必要のある対象に投与することを含み、
Figure 2021173930000049
式中、
はそれぞれ独立して、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルであり、
は、水素またはC 1-4 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換される水素またはC 1-6 アルキルであり、
およびR はそれぞれ独立して、水素、C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員ヘテロシクリルであり、前記C 1-6 アルキル、C 3-10 シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルは、任意選択的に、ハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、アリール、C 3-10 シクロアルキル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換されてもよく、式中、R およびR の両方が水素ではなく、または
およびR は、R およびR に結合される窒素とともに、任意選択的にハロゲン、-CN、-OH、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、アリール、C 3-10 シクロアルキル、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換される3~10員のヘテロシクリル環を形成し、ならびに
nは、1または2である、方法。
[項61]
神経学的疾患または障害を治療する方法であって、項42~57のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項62]
過度の神経興奮性に関連する疾患または状態を治療する方法であって、項42~57のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項63]
遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法であって、項42~57のいずれか一項に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項64]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、てんかん、てんかん症候群、または脳症である、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項65]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん、または遺伝性てんかんもしくは小児てんかん症候群である、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項66]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、心機能不全である、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項67]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、てんかんおよび他の脳症(例えば、遊走性焦点発作を伴う乳児のてんかん(MMFSI、EIMFS)、常染色体優性夜間前頭葉てんかん(ADNFLE)、ウエスト症候群、点頭てんかん、てんかん性脳症、焦点てんかん、大田原症候群、発達性およびてんかん性脳症、Lennox Gastaut症候群、発作(例えば、全般強直間代発作、非対称性強直性発作)、白質ジストロフィー、白質脳症、知的障害、多焦点性てんかん、薬剤抵抗性てんかん、側頭葉てんかん、小脳性運動失調)からなる群から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項68]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、心不整脈、てんかんにおける予期せぬ突然死、Brugada症候群、および心筋梗塞からなる群から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項69]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、疼痛および関連する状態(例えば、神経障害性疼痛、急性/慢性疼痛、片頭痛など)から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項70]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、筋肉障害(例えば、ミオトニー、ニューロミオトニー、筋肉けいれん、痙性)である、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項71]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、かゆみおよび掻痒症、運動失調、ならびに小脳性運動失調から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項72]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、精神障害(例えば、大うつ病、不安、双極性障害、統合失調症)から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項73]
前記神経学的疾患もしくは障害、または前記過度の神経興奮性、および/もしくは遺伝子(例えば、KCNT1)における機能獲得変異に関連する疾患または状態が、学習障害、脆弱性X、神経可塑性、および自閉症スペクトラム障害からなる群から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項74]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を有するてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、Dravet症候群、SCN1A変異を有するDravet症候群、発熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代発作を伴う難治性小児てんかん、点頭てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を有する焦点てんかん、SCN3A変異を有する潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、てんかんにおける予期せぬ突然死、Rasmussen脳炎、乳児の悪性遊走性部分発作、常染色体優性夜間前頭葉てんかん、てんかんにおける予期された突然死(SUDEP)、KCNQ2てんかん性脳症、およびKCNT1てんかん性脳症からなる群から選択される、項58~63のいずれか一項に記載の方法。
[項75]
式III-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩であって、
Figure 2021173930000050
式中、
は、一つ以上のハロゲン、シアノ、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、またはN(R )(R )で任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
は、C 1-6 アルコキシで任意選択的に置換されるC 1-6 アルキルであり、
は、水素であり、
は、ハロゲン、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、C 1-6 ハロアルコキシ、N(R )(R )、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択され、ならびに
およびR はそれぞれ独立して、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキルおよびフェニルからなる群から選択され、
およびR はそれぞれ独立して、水素、C 1-6 アルキル、C 1-6 ハロアルキル、C 3-10 シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、
式中、R がメトキシである場合、R は、C 1-3 アルキルである、化合物。
[項76]
前記化合物が、式III-Iaの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、項75に記載の化合物。
Figure 2021173930000051
[項77]
が、C 1-6 ハロアルキルまたはC 3-10 シクロアルキルである、項75または76に記載の化合物。
[項78]
が、C 1-6 ハロアルキルである、項75~77のいずれか一項に記載の化合物。
[項79]
が、CF である、項75~78のいずれか一項に記載の化合物。
[項80]
が、シクロプロピルである、項75~77のいずれか一項に記載の化合物。
[項81]
が、任意選択的に一つ以上のハロゲンで置換されるC 2-6 アルキルである、項75~80のいずれか一項に記載の化合物。
[項82]
が、N(R )(R )で置換されるC 1-6 アルキルである、項75~80のいずれか一項に記載の化合物。
[項83]
が、C 4-6 アルキルである、項75~80のいずれか一項に記載の化合物。
[項84]
が、t-ブチルである、項75~80および84のいずれか一項に記載の化合物。
[項85]
およびR はそれぞれ独立して、C 1-6 アルキルまたはフェニルである、項75~82のいずれか一項に記載の化合物。
[項86]
が、C 1-6 アルキルである、項75、および77~85のいずれか一項に記載の化合物。
[項87]
が、メチルである、項75、および77~86のいずれか一項に記載の化合物。
[項88]
前記化合物が、
Figure 2021173930000052
またはその薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、項75に記載の化合物。
[項89]
項75~88のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
[項90]
神経学的疾患または障害を治療する方法であって、項75~88のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な塩、または項89に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項91]
過度の神経興奮性に関連する疾患または状態を治療する方法であって、項75~88のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な塩、または項89に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項92]
遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法であって、項75~88のいずれか一項に記載の化合物、もしくはその薬学的に許容可能な塩、または項89に記載の医薬組成物の有効量を、その必要のある対象に投与することを含む、方法。
[項93]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、てんかん、てんかん症候群、または脳症である、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項94]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん、または遺伝性てんかんもしくは小児てんかん症候群である、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項95]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、心機能不全である、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項96]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、てんかんおよび他の脳症(例えば、遊走性焦点発作を伴う乳児のてんかん(MMFSI、EIMFS)、常染色体優性夜間前頭葉てんかん(ADNFLE)、ウエスト症候群、点頭てんかん、てんかん性脳症、焦点てんかん、大田原症候群、発達性およびてんかん性脳症、Lennox Gastaut症候群、発作(例えば、全般強直間代発作、非対称性強直性発作)、白質ジストロフィー、白質脳症、知的障害、多焦点性てんかん、薬剤抵抗性てんかん、側頭葉てんかん、小脳性運動失調)からなる群から選択される、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項97]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、心不整脈、てんかんにおける予期せぬ突然死、Brugada症候群、および心筋梗塞からなる群から選択される、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項98]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、疼痛および関連する状態(例えば、神経障害性疼痛、急性/慢性疼痛、片頭痛など)から選択される、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項99]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、筋肉障害(例えば、ミオトニー、ニューロミオトニー、筋肉けいれん、痙性)である、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項100]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、かゆみおよび掻痒症、運動失調、ならびに小脳性運動失調から選択される、項19~23のいずれか一項に記載の方法。
[項101]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、精神障害(例えば、大うつ病、不安、双極性障害、統合失調症)から選択される、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項102]
前記神経学的疾患もしくは障害、または前記過度の神経興奮性、および/もしくは遺伝子(例えば、KCNT1)における機能獲得変異に関連する疾患または状態が、学習障害、脆弱性X、神経可塑性、および自閉症スペクトラム障害からなる群から選択される、項90~92のいずれか一項に記載の方法。
[項103]
前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態は、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を有するてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、Dravet症候群、SCN1A変異を有するDravet症候群、発熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代発作を伴う難治性小児てんかん、点頭てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を有する焦点てんかん、SCN3A変異を有する潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、てんかんにおける予期せぬ突然死、Rasmussen脳炎、乳児の悪性遊走性部分発作、常染色体優性夜間前頭葉てんかん、てんかんにおける予期された突然死(SUDEP)、KCNQ2てんかん性脳症、およびKCNT1てんかん性脳症からなる群から選択される、項90~92のいずれか一項に記載の方法。

Claims (24)

  1. 式I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
    Figure 2021173930000001
    式中、
    Lは、結合またはC1-6アルキルであり、
    Xは、CHまたはNであり、式中、XがCHである場合、CHの水素は、Rにより置換されてもよく、
    Gは、フェニル、C3-10シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
    は、水素であり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、およびC3-10シクロアルキルからなる群から選択され、
    はそれぞれ独立して、水素またはC1-6アルキルから選択され、
    12はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O)(C1-6アルキル)、-S(O)(C3-6シクロアルキル)、-C(O)C1-6アルキル、-C(O)N(R、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C3-10シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
    zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
  2. 式I-I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
    Figure 2021173930000002
    式中、
    Gは、フェニル、ヘテロシクリル環中に少なくとも一つの不飽和結合を含む5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
    は、水素であり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    は、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、およびC3-10シクロアルキルからなる群から選択され、
    12はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、オキソ、-S(O)(C1-6アルキル)、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C3-10シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
    zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
  3. 式I-I-I2の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
    Figure 2021173930000003
    式中、
    Gは、フェニル、ヘテロシクリル環中に少なくとも一つの不飽和結合を含む5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
    は、水素であり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    は、ハロゲンであり、
    はそれぞれ独立して、水素またはC1-6アルキルから選択され、
    12はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O)(C1-6アルキル)、-S(O)(C3-6シクロアルキル)、-C(O)C1-6アルキル、-C(O)N(R、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C3-10シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
    zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
  4. 前記化合物が、式I-I-Iaもしくは式I-I-Ibの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
    Figure 2021173930000004
  5. 式I-I-IIの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
    Figure 2021173930000005
    式中、
    Lは、結合またはC1-6アルキルであり、
    Gは、フェニル、C3-10シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
    は、水素であり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    は、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、およびC3-10シクロアルキルからなる群から選択され、
    はそれぞれ独立して、水素またはC1-6アルキルから選択され、
    12はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O)(C1-6アルキル)、-S(O)(C3-6シクロアルキル)、-C(O)C1-6アルキル、-C(O)N(R、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C3-10シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
    zは、0、1、2、3、または4である、医薬組成物。
  6. 前記化合物が、式I-I-IIa、式I-I-IIb、式I-I-IIc、式I-I-IId、式I-I-IIe、もしくは式I-I-IIfの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、請求項1または5に記載の医薬組成物。
    Figure 2021173930000006
  7. が、ハロゲン、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、およびC3-10シクロアルキルからなる群から選択される、および/または
    が、メチルまたはエチルである、および/または
    Gが、フェニル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、イミダゾリル、チアゾリル、ピリジル、テトラヒドロピラニル、チオフェニル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、ピリダジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、トリアゾリル、ベンゾチオフェニル、ピリミジニル、ビシクロ[2.2.2]オクタニル、イシクロ[1.1.1]ペンタニル、スピロ[2.4]ヘプタニル、スピロ[3.3]ヘプタニル、
    Figure 2021173930000007
    からなる群から選択される、および/または
    zが、0、1または2である、および/または
    12 はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O) CH 、-S(O) CH CH 、-S(O) (シクロプロピル)、-C(O)CH 、-C(O)NH 、-C(O)N(CH -2 、メチル、エチル、プロピル、ブチル、イソプロピル、イソブチル、-CF 、-OCF 、-OCH 、シクロプロピル、シクロブチルおよびフェニルからなる群から選択される、
    請求項1~のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  8. 前記化合物が、
    Figure 2021173930000008
    Figure 2021173930000009
    Figure 2021173930000010
    Figure 2021173930000011
    Figure 2021173930000012
    Figure 2021173930000013
    またはそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項1に記載の医薬組成物。
  9. 神経学的疾患または障害、過度の神経興奮性に関連する疾患または状態、あるいは遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法に使用するための化合物であって、前記化合物が、式I-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である化合物。
    Figure 2021173930000014
    式中、
    Lは、結合またはC1-6アルキルであり、
    Xは、CHまたはNであり、式中、XがCHである場合、CHの水素は、Rにより置換されてもよく、
    Gは、フェニル、C3-10シクロアルキル、5~10員のヘテロシクリル、および5~10員のヘテロアリールからなる群から選択され、
    は、水素であり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、およびC3-10シクロアルキルからなる群から選択され、
    はそれぞれ独立して、水素またはC1-6アルキルから選択され、
    12はそれぞれ独立して、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、オキソ、-S(O)(C1-6アルキル)、-S(O)(C3-6シクロアルキル)、-C(O)C1-6アルキル、-C(O)N(R、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C3-10シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、ならびに
    zは、0、1、2、3、または4である。
  10. 神経学的疾患または障害、過度の神経興奮性に関連する疾患または状態、あるいは遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法に使用するための、請求項1~のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  11. 前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、てんかん、てんかん症候群、または脳症(例えば、遊走性焦点発作を伴う乳児のてんかん(MMFSI、EIMFS)、常染色体優性夜間前頭葉てんかん(ADNFLE)、ウエスト症候群、点頭てんかん、てんかん性脳症、焦点てんかん、大田原症候群、発達性およびてんかん性脳症、Lennox Gastaut症候群、発作(例えば、全般強直間代発作、非対称性強直性発作)、白質ジストロフィー、白質脳症、知的障害、多焦点性てんかん、薬剤抵抗性てんかん、側頭葉てんかん、小脳性運動失調)、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん症候群、心機能不全、心不整脈、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)、Brugada症候群、心筋梗塞、疼痛および関連する状態(例えば、神経障害性疼痛、急性/慢性疼痛、片頭痛)、筋肉障害(例えば、ミオトニー、ニューロミオトニー、筋肉けいれん、痙性)、かゆみおよび掻痒症、運動失調および小脳性運動失調、精神障害(例えば、大うつ病、不安、双極性障害、統合失調症)、学習障害、脆弱性X、神経可塑性、自閉症スペクトラム障害、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を有するてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、Dravet症候群、SCN1A変異を有するDravet症候群、発熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代発作を伴う難治性小児てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を有する焦点てんかん、SCN3A変異を有する潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、Rasmussen脳炎、乳児の悪性遊走性部分発作、KCNQ2てんかん性脳症、およびKCNT1てんかん性脳症)である、請求項に記載の化合物または請求項10に記載の医薬組成物
  12. 式II-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む医薬組成物であって、
    Figure 2021173930000015
    式中、
    はそれぞれ独立して、ハロゲン、-CN、-OH、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、C3-10シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルであり、
    は、水素またはC1-4アルキルであり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換される 1-6 アルキルまたは水素であり、
    およびRはそれぞれ独立して、水素、C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員ヘテロシクリルであり、前記C1-6アルキル、C3-10シクロアルキル、フェニル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルは、任意選択的に、ハロゲン、-CN、-OH、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、アリール、C3-10シクロアルキル、3~10員のヘテロアリール、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換されてもよく、式中、RおよびRの両方が水素ではなく、または
    およびRは、RおよびRに結合される窒素とともに、任意選択的にハロゲン、-CN、-OH、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、アリール、C3-10シクロアルキル、または3~10員のヘテロシクリルのうちの一つ以上で置換される3~10員のヘテロシクリル環を形成し、ならびに
    nは、1または2である、医薬組成物。
  13. 前記化合物が、式II-I-a、式II-I-b、式II-I-c、もしくは式II-I-dの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、請求項12に記載の医薬組成物。
    Figure 2021173930000016
  14. が、C1-6アルキルであり、Rが、水素である、および/または
    が、水素である、および/または
    nが、1である、および/または
    が、水素であり、R が、C 1-6 アルキルである、もしくはR およびR がそれぞれ独立して、C 1-6 アルキルである、もしくはR が、C 1-6 アルキルであり、R が、フェニルである、もしくはR およびR が、R およびR に結合される窒素と一緒に、3~10員のヘテロシクリルを形成する、および/または
    が、C 1-6 ハロアルキル、C 1-6 アルコキシ、およびC 3-10 シクロアルキルからなる群から選択される、
    請求項12または13に記載の医薬組成物。
  15. 前記化合物が、
    Figure 2021173930000017
    またはそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項12に記載の医薬組成物。
  16. 神経学的疾患または障害、過度の神経興奮性に関連する疾患または状態、あるいは遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法に使用するための、請求項1215のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  17. 前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、てんかん、てんかん症候群、または脳症(例えば、遊走性焦点発作を伴う乳児のてんかん(MMFSI、EIMFS)、常染色体優性夜間前頭葉てんかん(ADNFLE)、ウエスト症候群、点頭てんかん、てんかん性脳症、焦点てんかん、大田原症候群、発達性およびてんかん性脳症、Lennox Gastaut症候群、発作(例えば、全般強直間代発作、非対称性強直性発作)、白質ジストロフィー、白質脳症、知的障害、多焦点性てんかん、薬剤抵抗性てんかん、側頭葉てんかん、小脳性運動失調)、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん症候群、心機能不全、心不整脈、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)、Brugada症候群、心筋梗塞、疼痛および関連する状態(例えば、神経障害性疼痛、急性/慢性疼痛、片頭痛)、筋肉障害(例えば、ミオトニー、ニューロミオトニー、筋肉けいれん、痙性)、かゆみおよび掻痒症、運動失調および小脳性運動失調、精神障害(例えば、大うつ病、不安、双極性障害、統合失調症)、学習障害、脆弱性X、神経可塑性、自閉症スペクトラム障害、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を有するてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、Dravet症候群、SCN1A変異を有するDravet症候群、発熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代発作を伴う難治性小児てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を有する焦点てんかん、SCN3A変異を有する潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、Rasmussen脳炎、乳児の悪性遊走性部分発作、KCNQ2てんかん性脳症、およびKCNT1てんかん性脳症)である、請求項16に記載の医薬組成物
  18. 式III-Iの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩であって、
    Figure 2021173930000018
    式中、
    は、一つ以上のハロゲン、シアノ、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、またはN(R)(R)で任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    は、C1-6アルコキシで任意選択的に置換されるC1-6アルキルであり、
    は、水素であり、
    は、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C1-6アルコキシ、C1-6ハロアルコキシ、N(R)(R)、およびC3-10シクロアルキルからなる群から選択され、ならびに
    およびRはそれぞれ独立して、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキルおよびフェニルからなる群から選択され、
    およびRはそれぞれ独立して、水素、C1-6アルキル、C1-6ハロアルキル、C3-10シクロアルキル、およびフェニルからなる群から選択され、
    式中、Rがメトキシである場合、Rは、C1-3アルキルである、化合物。
  19. 前記化合物が、式III-Iaの化合物、またはその薬学的に許容可能な塩である、請求項18に記載の化合物。
    Figure 2021173930000019
  20. が、C1-6ハロアルキルまたはC3-10シクロアルキルである、および/または
    が、任意選択的に一つ以上のハロゲンで置換されるC 2-6 アルキルである、もしくはR が、N(R )(R )で置換されるC 1-6 アルキルである、および/または
    が、C 1-6 アルキルである、
    請求項18または19に記載の化合物。
  21. 前記化合物が、
    Figure 2021173930000020
    またはそれらの薬学的に許容可能な塩からなる群から選択される、請求項18に記載の化合物。
  22. 請求項1821のいずれか一項に記載の化合物、またはその薬学的に許容可能な塩、および薬学的に許容可能な賦形剤を含む、医薬組成物。
  23. 神経学的疾患または障害、過度の神経興奮性に関連する疾患または状態、あるいは遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患または状態を治療する方法に使用するための、請求項22に記載の医薬組成物。
  24. 前記神経学的疾患もしくは障害、前記過度の神経興奮性に関連する疾患もしくは状態、または前記遺伝子(例えば、KCNT1)の機能獲得変異に関連する疾患もしくは状態が、てんかん、てんかん症候群、または脳症(例えば、遊走性焦点発作を伴う乳児のてんかん(MMFSI、EIMFS)、常染色体優性夜間前頭葉てんかん(ADNFLE)、ウエスト症候群、点頭てんかん、てんかん性脳症、焦点てんかん、大田原症候群、発達性およびてんかん性脳症、Lennox Gastaut症候群、発作(例えば、全般強直間代発作、非対称性強直性発作)、白質ジストロフィー、白質脳症、知的障害、多焦点性てんかん、薬剤抵抗性てんかん、側頭葉てんかん、小脳性運動失調)、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん、遺伝性てんかんもしくは小児てんかん症候群、心機能不全、心不整脈、てんかんにおける予期せぬ突然死(SUDEP)、Brugada症候群、心筋梗塞、疼痛および関連する状態(例えば、神経障害性疼痛、急性/慢性疼痛、片頭痛)、筋肉障害(例えば、ミオトニー、ニューロミオトニー、筋肉けいれん、痙性)、かゆみおよび掻痒症、運動失調および小脳性運動失調、精神障害(例えば、大うつ病、不安、双極性障害、統合失調症)、学習障害、脆弱性X、神経可塑性、自閉症スペクトラム障害、SCN1A、SCN2A、SCN8A変異を有するてんかん性脳症、乳児早期発症性てんかん性脳症、Dravet症候群、SCN1A変異を有するDravet症候群、発熱性発作を伴う全般てんかん、全般強直間代発作を伴う難治性小児てんかん、良性家族性新生児-乳児発作、SCN2Aてんかん性脳症、SCN3A変異を有する焦点てんかん、SCN3A変異を有する潜因性小児部分てんかん、SCN8Aてんかん性脳症、Rasmussen脳炎、乳児の悪性遊走性部分発作、KCNQ2てんかん性脳症、およびKCNT1てんかん性脳症)である、請求項23に記載の医薬組成物
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