JPWO2021126734A5 - - Google Patents

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Claims (33)

  1. 胞内のパタチン様ホスホリパーゼドメイン含有3(PNPLA3)の発現を阻害するための二本鎖リボ核酸(dsRNA)であって、
    a)dsRNAが二本鎖領域を形成するセンス鎖およびアンチセンス鎖を含み、
    センス鎖が、配列番号1の、ヌクレオチド1214~1234;574~596;677~699;683~705;699~721;773~795;795~817;1185~1207;1192~1214;1202~1224;1208~1230;1209~1231;1210~1232;1211~1233;1212~1234;1213~1233;1214~1236;1215~1237;1216~1238;1219~1237;1219~1241;1255~1275;1256~1276;1257~1275;1257~1277;1258~1278;1259~1279;1260~1278;1260~1280;1261~1281;1262~1282;1263~1283;1264~1282;1264~1284;1265~1285;1267~1285;1266~1286;1266~1288;1267~1285;1267~1287;1268~1290;1269~1289;1270~1290;1271~1291;1272~1292;1273~1293;1274~1294;1275~1295;1631~1653;1738~1760;1739~1761;1740~1760;1740~1762;1741~1763;1744~1766;1746~1766;1750~1772;1751~1773;1752~1774;1753~1775;1754~1776;1755~1777;1756~1778;1757~1779;1758~1780;1759~1781;1760~1782;1761~1783;1762~1782;1762~1784;1763~1785;1764~1786;1765~1787;1766~1786;1766~1788;1767~1787;1768~1788;1767~1789;1769~1789;1770~1788;1770~1790;1771~1791;1772~1792;1815~1837;1901~1923;1920~1942;1923~1945;2112~2130;2169~2191;2171~2191;2176~2198;2177~2199;2178~2200;2179~2201;2180~2202;2181~2203;2183~2205;2184~2206;2186~2208;2239~2261;2241~2263;2242~2264;または2243~2265のヌクレオチド配列のうちのいずれか1つと、3ヌクレオチド以下異なる、少なくとも15の連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号2の対応するヌクレオチド配列と、3ヌクレオチド以下異なる、少なくとも15の連続ヌクレオチドを含む;または
    b)前記dsRNAが二本鎖領域を形成するセンス鎖およびアンチセンス鎖を含み、
    アンチセンス鎖が、PNPLA3をコードするmRNAに対する相補性領域を含み、相補性領域が、表2~11、21、24、27、30、32、33、36、37、49、または50のうちのいずれか1つにおけるアンチセンスヌクレオチド配列のうちのいずれか1つと、3ヌクレオチド以下異なる、少なくとも15の連続ヌクレオチドを含む;または
    c)前記dsRNAが二本鎖領域を形成するセンス鎖およびアンチセンス鎖を含み、
    センス鎖が、配列番号1の、ヌクレオチド677~721;683~721;773~817;1185~1295;1185~1241;1202~1295;1202~1241;1255~1295;1738~1792;1901~1945;1920~1945;2108~2208;2108~2166;2108~2136;2121~2166;2121~2208;2169~2208;2176~2208;または2239~2265のヌクレオチド配列のうちのいずれか1つと、3ヌクレオチド以下異なる、少なくとも15の連続ヌクレオチドを含み、アンチセンス鎖が、配列番号2の対応するヌクレオチド配列に由来する、少なくとも15の連続ヌクレオチドを含む;または
    d)dsRNA剤が二本鎖領域を形成するセンス鎖およびアンチセンス鎖を含み、
    センス鎖が、配列番号2648のヌクレオチド配列5’-csasuuagGfaUfAfAfugucuuaugu-3’と3修飾ヌクレオチド以下異なり、アンチセンス鎖が、配列番号2732のヌクレオチド配列5’-asCfsauaAfgAfCfauuaUfcCfuaaugsgsg-3’と3修飾ヌクレオチド以下異なり、
    a、g、cおよびuがそれぞれ、2’-O-メチル(2’-OMe)A、G、CおよびUであり;Af、Gf、CfおよびUfがそれぞれ、2’-フルオロA、G、CおよびUであり;そしてsがホスホロチオエート連結である;または
    e)dsRNA剤が二本鎖領域を形成するセンス鎖およびアンチセンス鎖を含み、
    センス鎖が、配列番号2648のヌクレオチド配列5’-csasuuagGfaUfAfAfugucuuaugu-3’を含み、アンチセンス鎖が、配列番号2732のヌクレオチド配列5’-asCfsauaAfgAfCfauuaUfcCfuaaugsgsg-3’を含み、
    a、g、cおよびuがそれぞれ、2’-O-メチル(2’-OMe)A、G、CおよびUであり;Af、Gf、CfおよびUfがそれぞれ、2’-フルオロA、G、CおよびUであり;そしてsがホスホロチオエート連結である、
    二本鎖リボ核酸(dsRNA)。
  2. dsRNA剤少なくとも1つのヌクレオチドがヌクレオチド修飾を含む、請求項に記載のdsRNA剤。
  3. センス鎖のヌクレオチド全てがヌクレオチド修飾を含むか;アンチセンス鎖のヌクレオチドの全てがヌクレオチド修飾を含むか;またはセンス鎖のヌクレオチドの全ておよびアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てがヌクレオチド修飾を含む、請求項1または2に記載のdsRNA剤。
  4. ヌクレオチド修飾のうちの少なくとも1つが、デオキシヌクレオチド修飾、3’末端デオキシチミン(dT)ヌクレオチド修飾、2’-O-メチルヌクレオチド修飾、2’-フルオロヌクレオチド修飾、2’-デオキシヌクレオチド修飾、ロックヌクレオチド修飾、アンロックヌクレオチド修飾、配座固定ヌクレオチド修飾、拘束エチルヌクレオチド修飾、脱塩基性ヌクレオチド修飾、2’-アミノヌクレオチド修飾、2’-O-アリルヌクレオチド修飾、2’-C-アルキルヌクレオチド修飾、2’-ヒドロキシルヌクレオチド修飾、2’-メトキシエチルヌクレオチド修飾、2’-O-アルキルヌクレオチド修飾、モルホリノヌクレオチド修飾、ホスホルアミデート、非天然塩基を含むヌクレオチド修飾、テトラヒドロピランヌクレオチド修飾、1,5-アンヒドロヘキシトールヌクレオチド修飾、シクロヘキシニルヌクレオチド修飾、ホスホロチオエート基修飾を含むヌクレオチド、メチルホスホネート基修飾を含むヌクレオチド、5’-リン酸修飾を含むヌクレオチド、5’-リン酸模倣体修飾を含むヌクレオチド、熱不安定性ヌクレオチド修飾、グリコールヌクレオチド(GNA)修飾、および2-O-(N-メチルアセトアミド)ヌクレオチド修飾;ならびにこれらの組合せからなる群から選択される、請求項2または3に記載のdsRNA剤。
  5. 二本鎖領域が、15~30ヌクレオチド対の長さである、請求項1からのいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  6. 各鎖が、独立に、15~30ヌクレオチド対の長さである、請求項1からのいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  7. 少なくとも1つの鎖が、少なくとも1ヌクレオチドの3’突出を含むか、または少なくとも1つの鎖が、少なくとも2ヌクレオチドの3’突出を含む、請求項1からのいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  8. リガンドをさらに含む、請求項1からのいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  9. リガンドが、dsRNA剤のセンス鎖の3’末端とコンジュゲートされている、請求項に記載のdsRNA剤。
  10. リガンドが、N-アセチルガラクトサミン(GalNAc)誘導体である、請求項8または9に記載のdsRNA剤。
  11. リガンドが、一価、二価、または三価の分枝状リンカーを介して接合されている1つまたは複数のGalNAc誘導体である、請求項8から10のいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  12. リガンドが、
    Figure 2021126734000001
    である、請求項10または11に記載のdsRNA剤。
  13. 以下の図式
    Figure 2021126734000002
    において示されるリガンドとコンジュゲートされ、Xは、OまたはSである、請求項12に記載のdsRNA剤。
  14. Xが、Oである、請求項13に記載のdsRNA剤。
  15. 少なくとも1つのホスホロチオエートヌクレオチド間連結またはメチルホスホネートヌクレオチド間連結をさらに含む、請求項1から14のいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  16. ホスホロチオエートヌクレオチド間連結またはメチルホスホネートヌクレオチド間連結が、1つの鎖の3’末端にある、請求項15に記載のdsRNA剤。
  17. ホスホロチオエートヌクレオチド間連結またはメチルホスホネートヌクレオチド間連結が、1つの鎖の5’末端にある、請求項15に記載のdsRNA剤。
  18. ホスホロチオエートヌクレオチド間連結またはメチルホスホネートヌクレオチド間連結が、1つの鎖の5’末端および3’末端の両方にある、請求項15に記載のdsRNA剤。
  19. センス鎖のヌクレオチドの全ておよびアンチセンス鎖のヌクレオチドの全てが、2’-O-メチルヌクレオチド修飾および2’-フルオロヌクレオチド修飾からなる群から選択されるヌクレオチド修飾を含み、
    センス鎖およびアンチセンス鎖の両方が、独立して、少なくとも1つのホスホロチオエートヌクレオチド間連結またはメチルホスホネートヌクレオチド間連結を含み、そして
    少なくとも1つの鎖がリガンドとコンジュゲートされている、
    請求項1から18のいずれか一項に記載のdsRNA剤。
  20. 請求項1から19のいずれか一項に記載のdsRNA剤を含有する細胞。
  21. パタチン様ホスホリパーゼドメイン含有3(PNPLA3)をコードする遺伝子の発現を阻害するための医薬組成物であって、請求項1から19のいずれか一項に記載のdsRNA剤を含む医薬組成物。
  22. 細胞内のパタチン様ホスホリパーゼドメイン含有3(PNPLA3)遺伝子の発現を阻害するインビトロでの方法であって、細胞を、請求項1から19のいずれか一項に記載のdsRNA剤、または請求項21に記載の医薬組成物と接触させ、これにより、細胞内のPNPLA3遺伝子の発現を阻害することを含むインビトロでの方法。
  23. 細胞を、dsRNA剤と接触させることが、PNPLA3の発現を、少なくとも50%、60%、70%、80%、90%、または95%阻害する、請求項22に記載の方法。
  24. パタチン様ホスホリパーゼドメイン含有3(PNPLA3)発現の低減から利益を得る障害を有する対象を処置するための医薬組成物であって、治療有効量の、請求項1から19のいずれか一項に記載のdsRNA剤、または請求項21に記載の医薬組成物を含む医薬組成物
  25. パタチン様ホスホリパーゼドメイン含有3(PNPLA3)発現の低減から利益を得る障害を有する対象における、少なくとも1つの症状を防止するための医薬組成物であって、予防有効量の、請求項1から19のいずれか一項に記載のdsRNA剤、または請求項21に記載の医薬組成物を含む医薬組成物
  26. 障害が、PNPLA3関連障害である、請求項24または25に記載の医薬組成物
  27. PNPLA3関連障害が、脂肪肝(脂肪症)、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、肝硬変、肝臓内の脂肪の蓄積、肝炎、肝細胞壊死、肝線維症、肥満、および非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される、請求項26に記載の医薬組成物
  28. PNPLA3関連障害が、NAFLDである、請求項26に記載の医薬組成物
  29. 対象が、ヒトである、請求項24から28のいずれか一項に記載の医薬組成物
  30. dsRNA剤が、対象へと、約0.01mg/kg~約50mg/kgの用量において投与される、請求項24から29のいずれか一項に記載の医薬組成物
  31. dsRNA剤が、対象へと、皮下投与される、請求項24から30のいずれか一項に記載の医薬組成物
  32. 対象へと、PNPLA3関連障害の処置のためのさらなる治療剤を投与することをさらに含む、請求項24から31のいずれか一項に記載の医薬組成物
  33. 請求項1から19のいずれか一項に記載のdsRNA剤または請求項21に記載の医薬組成物を含むキット、バイアル、またはシリンジ。
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