JPWO2021070251A1 - 回転体、刈払機及びボビン - Google Patents

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Abstract

線状カッター(8)を長期間使用することができ、摩耗した線状カッター(8)の交換作業を簡単に行うことができる回転体(1)、刈払機(9)及びボビン(3)を提供する。回転体(1)は、支持ケース(2)とボビン(3)とを備える。支持ケース(2)は、筒状部(21)と、筒状部(21)から延出されたフランジ部(23)と、フランジ部(23)に貫通形成された複数の引出し孔(230)とを有する。ボビン(3)の内周面(3A)は、筒状部(21)の外周面(21B)に着脱自在に当接する。ボビン(3)の外周面(3B)には、可撓性の線状カッター(8)が巻き付けられる。外周面(3B)に巻き付けられた線状カッター(8)の両端部(81,82)は、複数の引出し孔(230)のうち二つの引出し孔(230)を通じて、径方向外側に引き出される。

Description

本開示は、回転体、刈払機及びボビンに関する。
従来、ナイロン等から成る線状カッターを用いて草刈り作業を行うことが行われている。このような草刈り作業を行うには、線状カッターが取り付けられた回転体を、刈払機本体の駆動軸に連結させ、回転体を駆動軸と共に回転させる。これにより、回転体から径方向外側に引き出された線状カッターの先端部で、周囲の草を切断することができる(例えば、国際公開第2015/037030号を参照。)。
上記した回転体においては、線状カッターの先端部が徐々に摩耗していくため、線状カッターが摩耗するとその線状カッターを回転体から取り外し、新たな線状カッターを回転体に取り付ける必要がある。
本開示は、線状カッターを長期間に亘って使用することができ、線状カッターを交換するときにはその作業を簡単に行うことができる回転体、刈払機及びボビンを提供することを、目的とする。
本開示の一態様に係る回転体は、支持ケースと、ボビンとを備える。前記支持ケースは、刈払機本体の駆動軸に連結され、前記駆動軸と一体に回転する。前記ボビンは、前記支持ケースに着脱自在に装着され、前記駆動軸及び前記支持ケースと一体に回転する。前記支持ケースは、その内部に前記駆動軸が挿し通される筒状部と、前記筒状部の下部から径方向外側に延出されたフランジ部と、前記フランジ部に貫通形成された複数の引出し孔と、を有する。前記ボビンは、前記筒状部の外周面に対して着脱自在に当接する内周面と、前記内周面とは反対側を向き、可撓性の線状カッターが巻き付けられる外周面と、を有する。前記ボビンは、前記内周面が前記筒状部の前記外周面と当接するように前記筒状部に装着された状態で、前記外周面に巻き付けられた前記線状カッターの両端部が、前記複数の引出し孔のうち二つの引出し孔を通じて、径方向外側に引き出されるように構成されている。
本開示の一態様に係る刈払機は、前記回転体と、前記回転体が連結される前記駆動軸を有する前記刈払機本体と、を備える。
本開示の一態様に係るボビンは、刈払機本体の駆動軸と一体に回転する回転体に対して、着脱自在に装着されるボビンであって、筒状のボビン本体と、前記回転体に対して着脱自在に当接するように設けられた前記ボビン本体の内周面と、前記内周面とは反対側を向き、可撓性の線状カッターが巻き付けられるように設けられた前記ボビン本体の外周面と、を備える。
図1は、一実施形態の回転体に線状カッターが巻き付けられた上面図である。 図2は、同上の回転体が備える支持ケースの上面図である。 図3は、図2のA−A線断面図である。 図4は、同上の回転体が備えるボビンに線状カッターが巻き付けられた上面図である。 図5は、同上のボビンに線状カッターが巻き付けられた下面図である。 図6は、同上のボビンの上面図である。 図7は、図6のB−B線断面図である。 図8は、図6のC矢視図である。 図9は、同上の回転体を備えた刈払機の斜視図である。 図10は、同上の回転体と回転刃を備えた刈払機の斜視図である。 図11は、同上の回転体の変形例に線状カッターが巻き付けられた上面図である。
(一実施形態)
本開示を、添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1には、一実施形態の回転体1を示している。回転体1には線状カッター8が巻き付けられている。回転体1は、刈払機本体90に装着された状態で、草刈りに用いられる(図9等参照)。
一実施形態の回転体1は、刈払機本体90の駆動軸905(図3参照)に連結される接地体10である。刈払機本体90と回転体1(つまり接地体10)とで、刈払機9が構成される。
刈払機本体90は、主軸部902と、主軸部902の先端部に設けられたギアボックス903と、ギアボックス903から突出した駆動軸905(図3参照)とを備える。主軸部902の途中にはハンドル907が設けられている。主軸部902の後端部分には、駆動源であるエンジン908が搭載されている。駆動源として、エンジン908の代わりにバッテリーが搭載されてもよい。
駆動源(つまりエンジン908)の出力が駆動軸905にまで伝達されることで、回転体1が駆動軸905と一体に回転駆動される。回転体1は、地表面に接触しながら安定的に回転することができ、回転体1の外側面から引き出された合成樹脂製の線状カッター8の両端部81,82によって、草刈りが行われる。線状カッター8は、例えばナイロンコードである。線状カッター8の表面には、螺旋状の凹凸が形成されていることが好ましい。
回転体1は、平面視において円形状の外形を有する支持ケース2(図2、図3等参照)と、平面視において環状の外形を有するボビン3(図4から図8等参照)とを備える。ボビン3には、可撓性の線状カッター8が巻き付けられている。ボビン3は、上方に開口した支持ケース2に対して、支持ケース2の上方から着脱自在に装着される。言い換えれば、ボビン3は、線状カッター8が巻き付けられたカートリッジである。
上記の平面視は、回転体1を上方から見たときを意味する。本開示において用いる上下等の各方向は、実際の使用時において回転体1の中心軸C1(図3、図9参照)が鉛直方向に伸びるようにセットされた場合を、基準とする。
まず、支持ケース2について詳細に説明する。
支持ケース2は、刈払機本体90の駆動軸905に連結され、駆動軸905と一体に回転するように構成されている。支持ケース2は、筒状に形成された筒状部21と、筒状部21の下部212から径方向外側に延出された椀状のフランジ部23と、筒状部21の上部211に連結された金具28とを有する。筒状部21の下部212は、より具体的には筒状部21の下端部である。本開示においては、回転体1の中心軸C1を基準として、径方向外側とこれとは反対の径方向内側とを定義する。回転体1の中心軸C1は、すなわち支持ケース2及びボビン3の中心軸である。更に、本開示においては、回転体1の中心軸C1を基準として、周方向及び軸方向を定義する。
筒状部21、フランジ部23及び金具28について、順に説明する。
筒状部21は、合成樹脂材料で成形された円筒状の部分であり、内周面21Aと外周面21Bとを有する。内周面21Aと外周面21Bとは、互いに反対側を向く面である。筒状部21の内部空間は、下方に解放されている。筒状部21の上部211には、平面視において環状の金具28が、インサート成形によって強固に連結されている。筒状部21の上部211は、より具体的には筒状部21の上端部である。
外周面21Bには、ボビン3を乗せることができる環状の段部214と、ボビン3の着脱をガイドすることができる複数の縦溝218とが形成されている。
筒状部21は、段部214を境にして、上筒部213とこれよりも外径が大きな下筒部215とに区分される。上筒部213の外周面が、筒状部21の外周面21Bの上部を構成し、下筒部215の外周面が、筒状部21の外周面21Bの下部を構成する。複数の縦溝218は、上筒部213の外周面において周方向に距離をあけて形成された四つの縦溝218である。各縦溝218は、半円形の開口断面を有する。
フランジ部23は、筒状部21の下部212の全周に亘る部分から、径方向外側に延出するように、合成樹脂材料で成形されている。フランジ部23は筒状部21と一体に成形されている。フランジ部23は、径方向外側の部分ほど上方に位置するように、全体として椀状に成形されている。
フランジ部23の下面が、地表面に摺り当たる接地面231である。接地面231は、滑らかに湾曲した凸曲面である。フランジ部23の接地面231とは反対側を向く面232は、滑らかに湾曲した凹曲面である。面232には、交換時期にあることを示すための複数の凹部233が形成されている。各凹部233は非貫通であるが、フランジ部23がある程度摩耗した段階では、フランジ部23を貫通するように構成されている。
フランジ部23の面232のうち上下の中間部分には、平面視において環状の段部234が形成されている。段部234の上面は、筒状部21の段部214の上面よりも、上方に位置する。
フランジ部23の上部(具体的には、段部214よりも上方の部分)には、複数の引出し孔230が貫通形成されている。複数の引出し孔230は、周方向に距離をあけて形成された四つの引出し孔230である。各引出し孔230は、線状カッター8を挿し通すことができるように、フランジ部23を径方向に貫通している。
フランジ部23の面232のうち、段部234よりも上方の部分には、複数のガイド部材236が設置されている。複数のガイド部材236は、四つの引出し孔230のそれぞれの径方向内側に設置された四つのガイド部材236である。各ガイド部材236は、対応する引出し孔230と連通するガイド溝237を有する。ガイド溝237は、周方向の両側に、凸曲面状に湾曲したガイド面238を有する。各ガイド部材236の一部は、段部234よりも径方向内側に突出している。
フランジ部23の外周面の上部には、その全周に亘って溝239が形成されている。溝239の底面には、四つの引出し孔230のそれぞれの開口が位置している。溝239は、回転体1が高速回転したときに線状カッター8がフランジ部23の外周面に安定的に巻き付くように、線状カッター8をガイドする部分である。
金具28は、刈払機本体90の駆動軸905が挿し通され、かつ締め付け手段を用いて駆動軸905に連結されるように構成された金具である。金具28は、駆動軸905が挿し通される挿通孔285をその中央部分に有し、挿通孔285を囲む複数の個所に、段付きの貫通孔286を有する。貫通孔286は、金具28の上面の、周方向に距離をあけた複数の個所に形成されている。筒状部21の合成樹脂部分が、各貫通孔286に充填されることで、筒状部21に対して金具28が強固に連結される。
なお、筒状部21と金具28を連結させる手段は、インサート成形に限定されない。筒状部21と金具28は、両者が一体に回転するように連結されればよく、圧入、ネジ固定等の他の手段で連結されてもよい。
金具28の上面のうち、周方向に隣接する貫通孔286間の部分には、他より高い当接リブ282が形成されている。これらの当接リブ282は、駆動軸905に取り付けられた受け金具906(図3参照)に対して、安定的に当接する。
駆動軸905の先端部は、金具28の挿通孔285を通じて下方に突出し、筒状部21の内部に収容される。駆動軸905のうち筒状部21の内部に収容された部分に対して、筒状部21の下方からナット909が締め付けられる。これより、駆動軸905に対して、支持ケース2ひいては回転体1全体が連結される。
次に、ボビン3について詳細に説明する。
ボビン3は、支持ケース2に装着された状態で、駆動軸905及び支持ケース2と一体に回転するように構成された合成樹脂製の部材である。ボビン3は円筒状の部材であり、互いに反対側を向く内周面3Aと外周面3Bとを有する。内周面3Aは、径方向内側を向く凹曲面であり、外周面3Bは、径方向外側を向く凸曲面である。
ボビン3は、円筒状であるボビン本体30と、ボビン本体30の上部分301から径方向外側に延出された複数の突部31と、ボビン本体30の下部分303から径方向外側に延出された複数の突部32とを有する。以下において、複数の突部31を上側突部31と称し、複数の突部32を下側突部32と称する。
ボビン本体30の内周面が、筒状部21の外周面21Bに対して着脱自在に当接するように構成された内周面3Aである。
ボビン本体30には、径方向内側に向けて突出する複数のガイド部分36と、周方向において複数のガイド部分36とは異なる箇所に形成された複数の弾性体33と、これら複数の弾性体33のそれぞれの径方向外側に形成された複数の溝34とが形成されている。複数の弾性体33は、弾性を有する複数の合成樹脂製の突起体である。複数の弾性体33は、ボビン本体30のうち複数の弾性体33を除いた部分と、一体に成形されている。
複数のガイド部分36は、ボビン3の筒状部21への装着をガイドするように構成された複数の突条361である。複数の突条361は、周方向に距離をあけて位置する四つの突条361である。四つの突条361のそれぞれの径方向内側を向く面が、内周面3Aの一部を構成している。四つの突条361は、それぞれが軸方向に一直線状に形成されており、互いに平行である。各突条361は、筒状部21が有する四つの縦溝218のなかから選択された一つの縦溝218に対して、軸方向にスライド自在に嵌まり込むように、断面半円形状に形成されている。
複数の弾性体33は、周方向に距離をあけて位置する四つの弾性体33である。ボビン3において、四つの弾性体33と四つの突条361は、周方向において交互に位置する。各弾性体33は、ボビン3が筒状部21に装着された状態において、筒状部21の外周面21Bに対して弾性的に押し当る押圧面332を有する。各弾性体33の押圧面332は、内周面3Aの一部を構成する。言い換えれば、内周面3Aの一部が、筒状部21の外周面21Bに対して弾性的に押し当るように構成されている。
各弾性体33は、上方に起立するように形成された突片状の突起体である(図7参照)。ボビン3が筒状部21に装着されていない状態において、各弾性体33の一部(具体的には上側の部分)は、他の部分よりも径方向内側に突出する。この一部の径方向内側を向く面が、外周面21Bに弾性的に押し当る押圧面332である。押圧面332は、上側の部分ほど径方向内側に位置するように傾斜している。
複数の溝34は、周方向に距離をあけて位置する四つの溝34である。四つの溝34はそれぞれ、四つの弾性体33のうち対応する弾性体33の径方向外側に位置し、対応する弾性体33が径方向外側に撓むことを許容する。各弾性体33は、自身の径方向外側に溝34が形成されていることで、径方向外側に撓むことができる。
ボビン本体30の外周面は、可撓性の線状カッター8が巻き付けられるように構成された外周面3Bである。平面視において(言い換えれば、中心軸C1に沿って見たとき)、複数の上側突部31と、複数の下側突部32とは、周方向において交互に位置する。
複数の上側突部31は、周方向に距離をあけて形成された四つの上側突部31である。四つの上側突部31はいずれも矩形平板状の突片であるが、他の形状を有することも可能である。
四つの上側突部31のそれぞれの径方向外側の端部には、引掛溝315が形成されている。引掛溝315は、上側突部31の径方向外側の端部からL字型に切り欠かれた形状を有する。引掛溝315は、線状カッター8が有する両側の端部81,82のうち一方を引っ掛けることができるように構成されている。なお、引掛溝315は、四つの上側突部31のうち少なくとも二つの上側突部31に形成されていればよい。
図6等に示すように、四つの上側突部31のそれぞれの径方向内側に、弾性体33と溝34とが位置している。言い換えれば、弾性体33とこれを撓ませるための溝34とが、四つの上側突部31のうち対応する上側突部31の径方向内側に、位置している。一実施形態の回転体1では、四つの上側突部31の全ての径方向内側に、弾性体33と溝34とが位置しているが、四つの上側突部31のうち少なくとも一つの上側突部31の径方向内側に、弾性体33と溝34とが位置していればよい。
複数の下側突部32は、周方向に距離をあけて形成された四つの下側突部32である。四つの下側突部32はいずれも矩形平板状の突片であるが、他の形状を有することも可能である。
四つの下側突部32のうち二つの下側突部32には、それぞれ一対の引掛孔325が形成されている。一対の引掛孔325は、下側突部32の径方向内側の端部に貫通形成された一対の丸孔である。一対の引掛孔325は、周方向に並んで位置している。一対の引掛孔325は、線状カッター8を挿し通してその中央部分85を引っ掛けることができるように構成されている。なお、一対の引掛孔325は、四つの下側突部32のうち少なくとも一つの下側突部32に形成されていればよい。
上記した一実施形態の回転体1において、支持ケース2に装着する前段階のボビン3は、図4、図5に示す状態で提供される。つまり、装着前のボビン3では、線状カッター8の中央部分85が、一対の引掛孔325に引っ掛けられ、線状カッター8の中央部分85を除いた残りの部分が、ボビン3の外周面3Bに何重にも巻き付けられている。線状カッター8が巻き付けられる方向は、四つの上側突部31の少なくとも一つの上面(一実施形態のボビン3では、中心軸C1を基準として互いに反対側に位置する二つの上側突部31の上面)に、例えば矢印で表示されている。更に、線状カッター8の両端部81,82が、中心軸C1を基準として互いに反対側に位置する二つの上側突部31の引掛溝315に、それぞれ引っ掛けられている。
ボビン3が、支持ケース2の筒状部21に対して上方から挿し込まれると、ボビン3が周方向に距離をあけて有する複数の弾性体33のそれぞれが、筒状部21の外周面21Bに摺り当たりながら、径方向外側に弾性的に押し込まれる。そのため、支持ケース2にボビン3が装着された状態において、ボビン3は、複数の弾性体33と筒状部21との間に働く摩擦力の作用で、支持ケース2に安定的に保持される。言い換えれば、筒状部21の外周面21Bに対して弾性的に押し当る各弾性体33が、ボビン3を支持ケース2に保持させるための付勢力を生じさせる。
支持ケース2にボビン3が装着された状態で、線状カッター8の両端部81,82は、それぞれ引掛溝315から外される。その後に、線状カッター8の両端部81,82は、それぞれ対応する引出し孔230を通じて、適度な長さだけ外側に引き出される。これにより、ボビン3の外周面3Bに何重にも巻き付けられた線状カッター8の両端部81,82は、四つの引出し孔230のうち二つの引出し孔230を通じて、径方向外側に引き出される。
この状態で、刈払機本体90の駆動軸905が、金具28の挿通孔285を通じて、筒状部21の内部にまで挿し込まれる。筒状部21の内部において、駆動軸905に対してナット909が締め付けられることで、駆動軸905と支持ケース2とが強固に連結される。図3に示すように、刈払機本体90のギアボックス903は、ボビン3の径方向内側の一部(具体的には、少なくともボビン本体30の一部)の上方を覆うように位置する。これにより、作業中にボビン3が外れることが抑えられる。
上記した一実施形態の回転体1によれば、線状カッター8のうち引出し孔230から引き出されていた部分が摩耗により短くなると、その部分を、他の引出し孔230から引き出せばよい。これにより、ボビン3自体は交換せずに、ボビン3に巻き付けられた一本の線状カッター8を長期間に亘って使用することができる。
加えて、一実施形態の回転体1によれば、線状カッター8をボビン3ごと交換するときには、その交換作業を簡単に行うことができる。具体的には、ナット909を駆動軸905から外し、駆動軸905を支持ケース2から引き抜いた後に、ボビン3を手で掴んで簡単に支持ケース2から取り外すことができる。このとき、作業者は、複数の上側突部31の間のスペースに自身の指を挿し込み、巻き付けられた線状カッター8ごとボビン本体30を掴むことができる。次いで、別の線状カッター8が巻き付けられた別のボビン3を、支持ケース2に簡単に装着することができる。
交換作業中においては、支持ケース2の姿勢に関わらず(例えば支持ケース2が上下逆の姿勢になっていても)、複数の弾性体33が及ぼす弾性的な保持力によって、ボビン3は支持ケース2に対して安定的に保持される。そのため、ボビン3が不意に支持ケース2から脱落することが抑えられ、しかも、支持ケース2からボビン3を取り外す作業は容易に行うことができる。
ところで、一実施形態においては、回転体1を駆動軸905に対して直接的に連結させているが、回転体1と駆動軸905との間に回転刃5を挟み込むことも可能である(図10参照)。この場合には、駆動軸905に取り付けられた受け金具906と、支持ケース2が有する金具28との間に、回転刃5が挟持される。この状態で駆動軸905を回転させ、回転体1と回転刃5を一体に回転させることで、線状カッター8による草刈り作業と、回転刃5による草刈り作業とを、同時に行うことが可能である。
(変形例)
以上、本開示を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本開示は上記した実施形態に限定されない。
例えば、図11に示す変形例のように、ボビン3が有する複数のガイド部分36を、それぞれ凸状ではなく凹状に形成することも可能である。この変形例において、複数のガイド部分36は、ボビン3の筒状部21への装着をガイドするように構成された複数の縦溝365である。複数の縦溝365は、周方向に距離をあけて位置する四つの縦溝365であり、それぞれが内周面3Aの一部を構成している。四つの縦溝365は、それぞれが軸方向に一直線状に形成されており、互いに平行である。
この変形例において、筒状部21の外周面21Bには、ボビン3の着脱をガイドするように構成された複数の突条219が形成されている。複数の突条219は、上筒部213の外周面において周方向に距離をあけて形成された四つの突条219である。各突条219が、四つの縦溝365のなかから選択された一つの縦溝365に対して、軸方向にスライド自在に嵌まり込むことで、ボビン3の筒状部21への装着がガイドされる。
その他の構成についても、本開示の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更を行うことが可能である。例えば、上記した各構成の材質は一例に過ぎず、ボビン3を、紙等の樹脂以外の材質で形成してもよいし、支持ケース2を、金属等の樹脂以外の材質で形成してもよい。また、支持ケース2に金具28を設けないことも可能であり、支持ケース2を地面に接触させずに使用することも可能である。
(態様)
以上、実施形態に基づいて説明したように、第1の態様の回転体(1)は、以下の構成を具備する。第1の態様の回転体(1)は、刈払機本体(90)の駆動軸(905)に連結され、駆動軸(905)と一体に回転する支持ケース(2)と、支持ケース(2)に着脱自在に装着され、駆動軸(905)及び支持ケース(2)と一体に回転するボビン(3)と、を備える。支持ケース(2)は、その内部に駆動軸(905)が挿し通される筒状部(21)と、筒状部(21)の下部(212)から径方向外側に延出されたフランジ部(23)と、フランジ部(23)に貫通形成された複数の引出し孔(230)と、を有する。ボビン(3)は、筒状部(21)の外周面(21B)に対して着脱自在に当接する内周面(3A)と、内周面(3A)とは反対側を向き、可撓性の線状カッター(8)が巻き付けられる外周面(3B)と、を有する。ボビン(3)は、内周面(3A)が筒状部(21)の外周面(21B)と当接するように筒状部(21)に装着された状態で、外周面(3B)に巻き付けられた線状カッター(8)の両端部(81,82)が、複数の引出し孔(230)のうち二つの引出し孔(230)を通じて、径方向外側に引き出されるように構成されている。
第1の態様の回転体(1)によれば、複数の引出し孔(230)のうちどの二つの引出し孔(230)から線状カッター(8)の端部(81,82)を引き出すのかを適宜に選択及び変更しながら、ボビン(3)に巻き付けられた線状カッター(8)を、長期間に亘って使用することができる。しかも、線状カッター(8)を交換するときには、ボビン(3)ごと簡単に支持ケース(2)から取り外すことができ、線状カッター(8)の交換作業を簡単に行うことができる。
第2の態様の回転体(1)は、第1の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第2の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、筒状部(21)に装着された状態で、筒状部(21)の外周面(21B)に対して弾性的に押し当る弾性体(33)を、更に有する。
第2の態様の回転体(1)によれば、支持ケース(2)の姿勢に関わらず、複数の弾性体(33)が及ぼす弾性的な保持力によって、ボビン(3)は支持ケース(2)に対して安定的に保持される。そのため、ボビン(3)が不意に支持ケース(2)から脱落することが抑えられる。しかも、支持ケース(2)からボビン(3)を取り外す作業は、容易に行うことができる。
第3の態様の回転体(1)は、第2の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第3の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、弾性体(33)が径方向外側に撓むことを許容する溝(34)を、更に有する。
第3の態様の回転体(1)によれば、弾性体(33)が、筒状部(21)の外周面(21B)に当たった状態で径方向外側に撓むことができるので、弾性体(33)によって、筒状部(21)に対して適度な弾性力を与えることができる。
第4の態様の回転体(1)は、第2の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第4の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、弾性体(33)を周方向に距離をあけて複数有する。
第4の態様の回転体(1)によれば、複数の弾性体(33)が、筒状部(21)の外周面(21B)のうち周方向に距離をあけた複数箇所に当たるので、ボビン(3)は支持ケース(2)に対して安定的に保持される。
第5の態様の回転体(1)は、第4の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第5の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、複数の弾性体(33)のそれぞれが径方向外側に撓むことを許容する複数の溝(34)を、更に有する。
第5の態様の回転体(1)によれば、複数の弾性体(33)のそれぞれが、筒状部(21)の外周面(21B)に当たった状態で径方向外側に撓むことができるので、複数の弾性体(33)によって、筒状部(21)に対して適度な弾性力を与えることができる。
第6の態様の回転体(1)は、第1から第5のいずれか一つの態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第6の態様の回転体(1)において、ボビン(3)の内周面(3A)には、ボビン(3)の筒状部(21)への装着をガイドする凸状又は凹状の複数のガイド部分(36)が設けられている。
第6の態様の回転体(1)によれば、ボビン(3)を筒状部(21)に装着する作業を容易に行うことができ、しかも、ボビン(3)を筒状部(21)に装着したときには、複数のガイド部分(36)が筒状部(21)の外周面(21B)に引っ掛かることによって、筒状部(21)に対するボビン(3)の周方向の位置決めがなされる。
第7の態様の回転体(1)は、第4又は第5の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第7の態様の回転体(1)において、ボビン(3)の内周面(3A)には、ボビン(3)の筒状部(21)への装着をガイドする凸状又は凹状の複数のガイド部分(36)が設けられている。複数の弾性体(33)と複数のガイド部分(36)は、周方向において交互に位置する。
第7の態様の回転体(1)によれば、ボビン(3)を筒状部(21)に装着する作業を容易に行うことができ、しかも、ボビン(3)を筒状部(21)に装着したときには、複数のガイド部分(36)が筒状部(21)の外周面(21B)に引っ掛かることによって、筒状部(21)に対するボビン(3)の周方向の位置決めがなされる。加えて、ボビン(3)には、複数の弾性体(33)と複数のガイド部分(36)を、効率的に配置することができる。
第8の態様の回転体(1)は、第1から第7のいずれか一つの態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第8の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、内周面(3A)及び外周面(3B)が形成された筒状のボビン本体(30)と、ボビン本体(30)の上部分(301)から径方向外側に延出された複数の上側突部(31)と、ボビン本体(30)の下部分(303)から径方向外側に延出された複数の下側突部(32)と、を更に有する。
第8の態様の回転体(1)によれば、ボビン本体(30)の外周面(3A)に巻き付けられた線状カッター(8)が、ボビン本体(30)から不意に外れてしまうことが、複数の上側突部(31)と複数の下側突部(32)とによって、効果的に抑えられる。加えて、ボビン(3)を掴むときには、複数の上側突部(31)の間のスペースに指を挿し込んで、巻き付けられた線状カッター(8)ごとボビン本体(30)を掴むことができ、また、複数の下側突部(32)の間のスペースに指を挿し込んで、巻き付けられた線状カッター(8)ごとボビン本体(30)を掴むことができる。
第9の態様の回転体(1)は、第8の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第9の態様の回転体(1)においては、ボビン(3)の中心軸(C1)に沿って見たとき、複数の上側突部(31)と、複数の下側突部(32)は、周方向において交互に位置する。
第9の態様の回転体(1)によれば、ビン本体(30)の外周面(3A)に巻き付けられた線状カッター(8)が、ボビン本体(30)から不意に外れてしまうことが、周方向に交互に位置する複数の上側突部(31)と複数の下側突部(32)とによって、効果的に抑えられる。加えて、上側突部(31)の数と下側突部(32)の数を抑えることができる。
第10の態様の回転体(1)は、第1から第7のいずれか一つの態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第10の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、内周面(3A)及び外周面(3B)が形成された筒状のボビン本体(30)と、ボビン本体(30)の上部分(301)から径方向外側に延出された複数の上側突部(31)と、を更に有する。複数の上側突部(31)のうち少なくとも二つの上側突部(31)には、線状カッター(8)の端部(81,82)を引っ掛けるための引掛溝(315)が形成されている。
第10の態様の回転体(1)によれば、ボビン本体(30)の外周面(3A)に巻き付けられた線状カッター(8)が、ボビン本体(30)から不意に外れてしまうことが、複数の上側突部(31)によって、効果的に抑えられる。加えて、ボビン(3)を掴むときには、複数の上側突部(31)の間のスペースに指を挿し込んで、巻き付けられた線状カッター(8)ごとボビン本体(30)を掴むことができる。更に、第10の態様の回転体(1)では、ボビン(3)が支持ケース(2)に装着されていない状態において、線状カッター(8)の両端部(81,82)をそれぞれ引掛溝(315)に引っ掛け、線状カッター(8)が支持ケース(2)から外れにくい状態に維持することができる。
第11の態様の回転体(1)は、第1から第7のいずれか一つの態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第11の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、内周面(3A)及び外周面(3B)が形成された筒状のボビン本体(30)と、ボビン本体(30)の下部分(303)から径方向外側に延出された複数の下側突部(32)と、を更に有する。複数の下側突部(32)のうち少なくとも一つの下側突部(32)に、線状カッター(8)を挿し通してその中央部分(85)を引っ掛けるための引掛孔(325)が形成されている。
第11の態様の回転体(1)によれば、一本の線状カッター(8)の中央部分(85)を引掛孔(325)に引っ掛け、線状カッター(8)の残りの部分をボビン本体(30)に巻き付けることで、線状カッター(8)をボビン本体(30)に対して簡単に巻き付けることができる。
第12の態様の回転体(1)は、第1から第11のいずれか一つの態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第12の態様の回転体(1)において、支持ケース(2)は、合成樹脂製の筒状部(21)と、合成樹脂製のフランジ部(23)と、筒状部(21)の上部(211)に連結される金具(28)と、を有する。金具(28)は、駆動軸(905)が挿し通される挿通孔(285)を有する。
第12の態様の回転体(1)によれば、合成樹脂製の筒状部(21)とフランジ部(23)を、金具(28)を介して、駆動軸(905)に対して一体に連結させることができる。
第13の態様の回転体(1)は、第1の態様の回転体(1)が備える構成に加えて、以下の構成を具備する。第13の態様の回転体(1)において、ボビン(3)は、内周面(3A)及び外周面(3B)が形成された筒状のボビン本体(30)と、ボビン本体(30)から径方向外側に延出された複数の突部(31)と、ボビン本体(30)が筒状部(21)に装着された状態で、筒状部(21)の外周面(21B)に対して弾性的に押し当る弾性体(33)と、弾性体(33)が径方向外側に撓むことを許容する溝(34)と、を更に有する。弾性体(33)及び溝(34)は、複数の突部(31)のうち対応する突部(31)の径方向内側に位置する。
第13の態様の回転体(1)によれば、ボビン本体(30)の外周面(3A)に巻き付けられた線状カッター(8)が、ボビン本体(30)から不意に外れてしまうことが、複数の突部(31)によって抑えられる。加えて、弾性体(33)が、筒状部(21)の外周面(21B)に当たった状態で径方向外側に撓むことができるので、弾性体(33)によって、筒状部(21)に対して適度な弾性力を与えることができる。更に、第13の態様の回転体(1)によれば、弾性体(33)及び溝(34)が、対応する突部(31)の径方向内側に位置することで、ボビン(3)の全体をコンパクトに形成することができる。
第1の態様の刈払機(9)は、第1から第13のいずれか一つの態様の回転体(1)と、回転体(1)が連結される駆動軸(905)を有する刈払機本体(90)と、を備える。
第1の態様の刈払機(9)によれば、回転体(1)が備える支持ケース(2)の筒状部(21)に巻き付けられた線状カッター(8)を、長期間に亘って使用することができる。しかも、線状カッター(8)を交換するときには、駆動軸(905)から回転体(1)を取り外した状態で、ボビン(3)ごと簡単に支持ケース(2)から取り外すことができ、線状カッター(8)の交換作業を簡単に行うことができる。
第1の態様のボビン(3)は、刈払機本体(90)の駆動軸(905)と一体に回転する支持ケース(2)に対して、着脱自在に装着されるボビン(3)であって、筒状のボビン本体(30)と、ボビン本体(30)の内周面(3A)と、ボビン本体(30)の外周面(3B)と、を備える。内周面(3A)は、支持ケース(2)に対して着脱自在に当接するように設けられている。外周面(3B)は、内周面(3A)とは反対側を向き、可撓性の線状カッター(8)が巻き付けられるように設けられている。
第1の態様のボビン(3)によれば、ボビン(3)に巻き付けられた線状カッター(8)を長期間に亘って使用することができ、線状カッター(8)を交換するときには、ボビン(3)ごと簡単に支持ケース(2)から取り外すことで、線状カッター(8)の交換作業を簡単に行うことができる。
第2の態様のボビン(3)は、第1の態様のボビン(3)の構成に加えて、以下の構成を具備する。第2の態様のボビン(3)において、ボビン本体(30)は、支持ケース(2)に装着された状態で、支持ケース(2)に対して弾性的に押し当る複数の弾性体(33)を、更に有する。
第2の態様のボビン(3)によれば、複数の弾性体(33)が及ぼす弾性的な保持力によって、ボビン(3)は支持ケース(2)に対して安定的に保持される。そのため、ボビン(3)が不意に支持ケース(2)から脱落することが抑えられる。しかも、支持ケース(2)からボビン(3)を取り外す作業は、容易に行うことができる。

Claims (16)

  1. 刈払機本体の駆動軸に連結され、前記駆動軸と一体に回転する支持ケースと、
    前記支持ケースに着脱自在に装着され、前記駆動軸及び前記支持ケースと一体に回転するボビンと、を備え、
    前記支持ケースは、その内部に前記駆動軸が挿し通される筒状部と、前記筒状部の下部から径方向外側に延出されたフランジ部と、前記フランジ部に貫通形成された複数の引出し孔と、を有し、
    前記ボビンは、前記筒状部の外周面に対して着脱自在に当接する内周面と、前記内周面とは反対側を向き、可撓性の線状カッターが巻き付けられる外周面と、を有し、
    前記ボビンは、前記内周面が前記筒状部の前記外周面と当接するように前記筒状部に装着された状態で、前記外周面に巻き付けられた前記線状カッターの両端部が、前記複数の引出し孔のうち二つの引出し孔を通じて、径方向外側に引き出されるように構成されている
    回転体。
  2. 前記ボビンは、前記筒状部に装着された状態で、前記筒状部の前記外周面に対して弾性的に押し当る弾性体を、更に有する
    請求項1の回転体。
  3. 前記ボビンは、前記弾性体が径方向外側に撓むことを許容する溝を、更に有する
    請求項2の回転体。
  4. 前記ボビンは、前記弾性体を周方向に距離をあけて複数有する
    請求項2の回転体。
  5. 前記ボビンは、前記複数の弾性体のそれぞれが径方向外側に撓むことを許容する複数の溝を、更に有する
    請求項4の回転体。
  6. 前記ボビンの前記内周面には、前記ボビンの前記筒状部への装着をガイドする凸状又は凹状の複数のガイド部分が設けられている
    請求項1から5のいずれか一項の回転体。
  7. 前記ボビンの前記内周面には、前記ボビンの前記筒状部への装着をガイドする凸状又は凹状の複数のガイド部分が設けられている
    前記複数の弾性体と前記複数のガイド部分は、周方向において交互に位置する
    請求項4又は5の回転体。
  8. 前記ボビンは、前記内周面及び前記外周面が形成された筒状のボビン本体と、前記ボビン本体の上部分から径方向外側に延出された複数の上側突部と、前記ボビン本体の下部分から径方向外側に延出された複数の下側突部と、を更に有する
    請求項1から7のいずれか一項の回転体。
  9. 前記ボビンの中心軸に沿って見たとき、前記複数の上側突部と、前記複数の下側突部は、周方向において交互に位置する
    請求項8の回転体。
  10. 前記ボビンは、前記内周面及び前記外周面が形成された筒状のボビン本体と、前記ボビン本体の上部分から径方向外側に延出された複数の上側突部と、を更に有し、
    前記複数の上側突部のうち少なくとも二つの上側突部には、前記線状カッターの端部を引っ掛けるための引掛溝が形成されている
    請求項1から7のいずれか一項の回転体。
  11. 前記ボビンは、前記内周面及び前記外周面が形成された筒状のボビン本体と、前記ボビン本体の下部分から径方向外側に延出された複数の下側突部と、を更に有し、
    前記複数の下側突部のうち少なくとも一つの下側突部に、前記線状カッターを挿し通してその中央部分を引っ掛けるための引掛孔が形成されている
    請求項1から7のいずれか一項の回転体。
  12. 前記支持ケースは、合成樹脂製の前記筒状部と、合成樹脂製の前記フランジ部と、前記筒状部の上部に連結される金具と、を有し、
    前記金具は、前記駆動軸が挿し通される挿通孔を有する
    請求項1から11のいずれか一項の回転体。
  13. 前記ボビンは、前記内周面及び前記外周面が形成された筒状のボビン本体と、前記ボビン本体から径方向外側に延出された複数の突部と、前記ボビン本体が前記筒状部に装着された状態で、前記筒状部の前記外周面に対して弾性的に押し当る弾性体と、前記弾性体が径方向外側に撓むことを許容する溝と、を更に有し、
    前記弾性体及び前記溝は、前記複数の突部のうち対応する突部の径方向内側に位置する
    請求項1の回転体。
  14. 請求項1から13のいずれか一項の回転体と、
    前記回転体が連結される前記駆動軸を有する前記刈払機本体と、を備える
    刈払機。
  15. 刈払機本体の駆動軸と一体に回転する支持ケースに対して、着脱自在に装着されるボビンであって、
    筒状のボビン本体と、
    前記支持ケースに対して着脱自在に当接するように設けられた前記ボビン本体の内周面と、
    前記内周面とは反対側を向き、可撓性の線状カッターが巻き付けられるように設けられた前記ボビン本体の外周面と、を備える
    ボビン。
  16. 前記ボビン本体は、前記支持ケースに装着された状態で、前記支持ケースに対して弾性的に押し当る複数の弾性体を、更に有する
    請求項15のボビン。
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