JPWO2020240434A5 - - Google Patents
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当業者は、広い発明概念から逸脱することなく前述の実施形態に変更を行うことができることを理解するであろう。したがって、本発明は、開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、具体的な説明によって定義された本発明の趣旨と範囲内の変更をカバーすることが意図されていることが理解される。
以下の態様を包含し得る。
[1] 進行性固形腫瘍と診断されたヒト対象に対して抗CD40抗体の臨床的に証明された安全な投与を提供する方法であって、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を前記対象に静脈内投与することを含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、前記対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは75μg~2000μg/kgである、方法。
[2] 前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号8のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、上記[1]に記載の方法。
[3] 前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖(HC)及び配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖(LC)を含む、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[4] 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量は、前記対象の体重1kg当たり、75μg/kg、200μg/kg、400μg/kg、600μg/kg、700μg/kg、800μg/kg、900μg/kg、1000μg/kg、1100μg/kg、1200μg/kg、1300μg/kg、1400μg/kg、1500μg/kg、1800μg/kg、若しくは2000μg/kg、又はこれらの間にある任意の投与量である、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5] 前記医薬組成物の総投与量は、約2時間にわたって前記ヒト対象に静脈内投与され、好ましくは、前記医薬組成物は、前記ヒト対象に繰り返し、より好ましくは2週間に1回静脈内投与される、上記[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6] 前記抗CD40抗体の前記投与の前又は後に治療薬を前記ヒト対象に投与することを更に含み、好ましくは、前記治療薬は、コルチコステロイド、抗ヒスタミン薬、解熱薬、H 2 -アンタゴニスト、及び制吐薬からなる群に対して選択される、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載の方法。
[7] 前記抗CD40抗体と組み合わせて、有効量のセチリジン及びモンテルカストのうちの少なくとも一方を前記対象に投与することによって、輸液関連反応(IRRS)又は掻痒の反応を低減させることを更に含み、好ましくはセチリジン及びモンテルカストは、前記抗CD40抗体の前記投与前3日以内及び前記投与後3日以内に投与される、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8] 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり600μg/kgであるとき、前記抗CD40抗体は、約10~16時間、好ましくは約13時間のインビボ半減期を有し、又は投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり1200μg/kg以上であるとき、前記抗CD40抗体は、約20~28時間、好ましくは24時間のインビボ半減期を有する、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9] 前記医薬組成物が前記ヒト対象に繰り返し静脈内投与されるとき、前記ヒト対象は、前記抗CD40抗体の蓄積を有さない、上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の方法。
[10] 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり約1000~1400μg/kg、好ましくは前記対象の体重1kg当たり1200μg/kgであるとき、前記抗CD40の前記投与は、標的飽和をもたらす、上記[1]~[9]のいずれか一項に記載の方法。
[11] 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、B細胞、T細胞、及びナチュラルキラー(NK)細胞からなる群から選択される1つ以上の細胞の辺縁趨向、及び前記細胞の後続の回復を引き起こす、上記[1]~[10]のいずれか一項に記載の方法。
[12] 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、MCP-1、IP-10、MIP-1β、MIP-1α、及びIL-8からなる群から選択される1つ以上のケモカインの上昇を達成する、上記[1]~[11]のいずれか一項に記載の方法。
[13] 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、IFN-γ、TNF-α、及びIL12p70からなる群から選択される1つ以上のサイトカインの上昇を達成する、上記[1]~[12]のいずれか一項に記載の方法。
[14] 前記抗CD40抗体の前記投与は、末梢血Bリンパ球上の1つ以上の活性化マーカーの増加をもたらし、前記活性化マーカーは、HLA-DR、CD54、CD80、及びCD86からなる群から選択される、上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の方法。
[15] 前記ヒト対象は、少なくとも部分奏効を有するか、又は6か月以上の間、疾患が長期的に安定している、上記[1]~[14]のいずれか一項に記載の方法。
[16] 進行性固形腫瘍と診断されたヒト対象に対する抗CD40抗体の臨床的に証明された安全な投与を提供する方法であって、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を前記対象に静脈内投与することを含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、前記対象の体重1kg当たり、600μg/kg、700μg/kg、800μg/kg、900μg/kg、1000μg/kg、1100μg/kg、1200μg/kgなど、約600μg/kg~約1200μg/kgであり、好ましくは、前記ヒト対象は、非小細胞肺癌(NSCLC)、膵癌、又は皮膚黒色腫と診断されている、方法。
[17] 前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号8のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、上記[16]に記載の方法。
[18] 前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖(HC)及び配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖(LC)を含む、上記[16]又は[17]に記載の方法。
[19] 抗CD40抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物であって、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、医薬組成物。
[20] 医療における使用のための抗CD40抗体であって、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、抗CD40抗体。
[21] 進行性固形腫瘍の処置における使用のための抗CD40抗体であって、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、抗CD40抗体。
以下の態様を包含し得る。
[1] 進行性固形腫瘍と診断されたヒト対象に対して抗CD40抗体の臨床的に証明された安全な投与を提供する方法であって、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を前記対象に静脈内投与することを含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、前記対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは75μg~2000μg/kgである、方法。
[2] 前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号8のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、上記[1]に記載の方法。
[3] 前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖(HC)及び配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖(LC)を含む、上記[1]又は[2]に記載の方法。
[4] 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量は、前記対象の体重1kg当たり、75μg/kg、200μg/kg、400μg/kg、600μg/kg、700μg/kg、800μg/kg、900μg/kg、1000μg/kg、1100μg/kg、1200μg/kg、1300μg/kg、1400μg/kg、1500μg/kg、1800μg/kg、若しくは2000μg/kg、又はこれらの間にある任意の投与量である、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5] 前記医薬組成物の総投与量は、約2時間にわたって前記ヒト対象に静脈内投与され、好ましくは、前記医薬組成物は、前記ヒト対象に繰り返し、より好ましくは2週間に1回静脈内投与される、上記[1]~[4]のいずれか一項に記載の方法。
[6] 前記抗CD40抗体の前記投与の前又は後に治療薬を前記ヒト対象に投与することを更に含み、好ましくは、前記治療薬は、コルチコステロイド、抗ヒスタミン薬、解熱薬、H 2 -アンタゴニスト、及び制吐薬からなる群に対して選択される、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載の方法。
[7] 前記抗CD40抗体と組み合わせて、有効量のセチリジン及びモンテルカストのうちの少なくとも一方を前記対象に投与することによって、輸液関連反応(IRRS)又は掻痒の反応を低減させることを更に含み、好ましくはセチリジン及びモンテルカストは、前記抗CD40抗体の前記投与前3日以内及び前記投与後3日以内に投与される、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8] 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり600μg/kgであるとき、前記抗CD40抗体は、約10~16時間、好ましくは約13時間のインビボ半減期を有し、又は投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり1200μg/kg以上であるとき、前記抗CD40抗体は、約20~28時間、好ましくは24時間のインビボ半減期を有する、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9] 前記医薬組成物が前記ヒト対象に繰り返し静脈内投与されるとき、前記ヒト対象は、前記抗CD40抗体の蓄積を有さない、上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の方法。
[10] 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり約1000~1400μg/kg、好ましくは前記対象の体重1kg当たり1200μg/kgであるとき、前記抗CD40の前記投与は、標的飽和をもたらす、上記[1]~[9]のいずれか一項に記載の方法。
[11] 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、B細胞、T細胞、及びナチュラルキラー(NK)細胞からなる群から選択される1つ以上の細胞の辺縁趨向、及び前記細胞の後続の回復を引き起こす、上記[1]~[10]のいずれか一項に記載の方法。
[12] 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、MCP-1、IP-10、MIP-1β、MIP-1α、及びIL-8からなる群から選択される1つ以上のケモカインの上昇を達成する、上記[1]~[11]のいずれか一項に記載の方法。
[13] 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、IFN-γ、TNF-α、及びIL12p70からなる群から選択される1つ以上のサイトカインの上昇を達成する、上記[1]~[12]のいずれか一項に記載の方法。
[14] 前記抗CD40抗体の前記投与は、末梢血Bリンパ球上の1つ以上の活性化マーカーの増加をもたらし、前記活性化マーカーは、HLA-DR、CD54、CD80、及びCD86からなる群から選択される、上記[1]~[13]のいずれか一項に記載の方法。
[15] 前記ヒト対象は、少なくとも部分奏効を有するか、又は6か月以上の間、疾患が長期的に安定している、上記[1]~[14]のいずれか一項に記載の方法。
[16] 進行性固形腫瘍と診断されたヒト対象に対する抗CD40抗体の臨床的に証明された安全な投与を提供する方法であって、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物を前記対象に静脈内投与することを含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、前記対象の体重1kg当たり、600μg/kg、700μg/kg、800μg/kg、900μg/kg、1000μg/kg、1100μg/kg、1200μg/kgなど、約600μg/kg~約1200μg/kgであり、好ましくは、前記ヒト対象は、非小細胞肺癌(NSCLC)、膵癌、又は皮膚黒色腫と診断されている、方法。
[17] 前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号8のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、上記[16]に記載の方法。
[18] 前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖(HC)及び配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖(LC)を含む、上記[16]又は[17]に記載の方法。
[19] 抗CD40抗体及び医薬的に許容される担体を含む医薬組成物であって、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、医薬組成物。
[20] 医療における使用のための抗CD40抗体であって、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、抗CD40抗体。
[21] 進行性固形腫瘍の処置における使用のための抗CD40抗体であって、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、抗CD40抗体。
Claims (16)
- 進行性固形腫瘍と診断されたヒト対象に対して抗CD40抗体の臨床的に証明された安全な投与を提供する方法に使用するための医薬組成物であって、前記医薬組成物が、前記抗体及び医薬的に許容される担体を含み、前記方法が、前記医薬組成物を前記対象に静脈内投与することを含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2、及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2、及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、前記対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは75μg~2000μg/kgである、医薬組成物。
- 前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号8のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、請求項1に記載の医薬組成物。
- 前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖(HC)及び配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖(LC)を含む、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
- 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量は、前記対象の体重1kg当たり、75μg/kg、200μg/kg、400μg/kg、600μg/kg、700μg/kg、800μg/kg、900μg/kg、1000μg/kg、1100μg/kg、1200μg/kg、1300μg/kg、1400μg/kg、1500μg/kg、1800μg/kg、若しくは2000μg/kg、又はこれらの間にある任意の投与量である、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物の総投与量は、約2時間にわたって前記ヒト対象に静脈内投与され、好ましくは、前記医薬組成物は、前記ヒト対象に繰り返し、より好ましくは2週間に1回静脈内投与される、請求項1~4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記抗CD40抗体の前記投与の前又は後に治療薬を前記ヒト対象に投与することを更に含み、好ましくは、前記治療薬は、コルチコステロイド、抗ヒスタミン薬、解熱薬、H2-アンタゴニスト、及び制吐薬からなる群に対して選択される、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記抗CD40抗体と組み合わせて、有効量のセチリジン及びモンテルカストのうちの少なくとも一方を前記対象に投与することによって、輸液関連反応(IRRS)又は掻痒の反応を低減させることを更に含み、好ましくはセチリジン及びモンテルカストは、前記抗CD40抗体の前記投与前3日以内及び前記投与後3日以内に投与される、請求項1~6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり600μg/kgであるとき、前記抗CD40抗体は、約10~16時間、好ましくは約13時間のインビボ半減期を有し、又は投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり1200μg/kg以上であるとき、前記抗CD40抗体は、約20~28時間、好ましくは24時間のインビボ半減期を有する、請求項1~7のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が前記ヒト対象に繰り返し静脈内投与されるとき、前記ヒト対象は、前記抗CD40抗体の蓄積を有さない、請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 投与1回当たり投与される前記抗CD40抗体の総投与量が、前記対象の体重1kg当たり約1000~1400μg/kg、好ましくは前記対象の体重1kg当たり1200μg/kgであるとき、前記抗CD40抗体の前記投与は、標的飽和をもたらす、請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記抗CD40抗体の前記投与は、前記ヒト対象の末梢血において、
(a)B細胞、T細胞、及びナチュラルキラー(NK)細胞からなる群から選択される1つ以上の細胞の辺縁趨向、及び前記細胞の後続の回復;
(b)MCP-1、IP-10、MIP-1β、MIP-1α、及びIL-8からなる群から選択される1つ以上のケモカインの上昇;
(c)IFN-γ、TNF-α、及びIL12p70からなる群から選択される1つ以上のサイトカインの上昇;及び/又は
(d)末梢血Bリンパ球上の1つ以上の活性化マーカーの増加(ここで、前記活性化マーカーは、HLA-DR、CD54、CD80、及びCD86からなる群から選択される)
を引き起こす、請求項1~10のいずれか一項に記載の医薬組成物。 - 前記ヒト対象は、少なくとも部分奏効を有するか、又は6か月以上の間、疾患が長期的に安定している、請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、前記対象の体重1kg当たり、600μg/kg、700μg/kg、800μg/kg、900μg/kg、1000μg/kg、1100μg/kg、1200μg/kgなど、約600μg/kg~約1200μg/kgであり、好ましくは、前記ヒト対象は、非小細胞肺癌(NSCLC)、膵癌、又は皮膚黒色腫と診断されている、請求項1に記載の医薬組成物。
- (a)前記抗体は、配列番号7のアミノ酸配列を有する重鎖可変領域(VH)及び配列番号8のアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域(VL)を含む、及び/又は
(b)前記抗体は、配列番号9のアミノ酸配列を有する重鎖(HC)及び配列番号10のアミノ酸配列を有する軽鎖(LC)を含む、請求項13に記載の医薬組成物。 - 医療における使用のための医薬組成物であって、前記医薬組成物は、抗CD40抗体を含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、医薬組成物。
- 進行性固形腫瘍の処置における使用のための医薬組成物であって、前記医薬組成物は、抗CD40抗体を含み、前記抗体は、重鎖可変領域及び軽鎖可変領域を含み、前記重鎖可変領域は、それぞれ配列番号1、2、及び3の重鎖相補性決定領域(HCDR)HCDR1、HCDR2及びHCDR3のアミノ酸配列を含み、前記軽鎖可変領域は、それぞれ配列番号4、5、及び6の軽鎖相補性決定領域(LCDR)LCDR1、LCDR2及びLCDR3のアミノ酸配列を含み、投与される前記抗体の総投与量は、投与1回当たり、対象の体重1kg当たり、50μg/kg~2500μg/kg、好ましくは、75μg/kg~2000μg/kgである、医薬組成物。
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