JPWO2020230091A5 - - Google Patents

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61) 二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、配列番号17のHC1、配列番号18のLC1、配列番号19のHC2、及び配列番号20のLC2を含む、実施形態55~60のいずれか1つに記載の使用のための単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体。

以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載の発明を列挙する。
[発明1]
EGFR又はc-Met発現癌を有する対象を治療する方法であって、前記対象に併用療法を施すことを含み、前記併用療法は、治療的に有効な量の単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体と、治療的に有効な量の式(I):
Figure 2020230091000001
の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩とを含む、前記方法。
[発明2]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、配列番号1の重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、配列番号2のHCDR2、配列番号3のHCDR3、配列番号4の軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号5のLCDR2、配列番号6のLCDR3を含む、EGFRに結合する第1のドメインと、配列番号7のHCDR1、配列番号8のHCDR2、配列番号9のHCDR3、配列番号10のLCDR1、配列番号11のLCDR2、及び配列番号12のLCDR3を含む、c-Metに結合する第2のドメインとを含む、発明1に記載の方法。
[発明3]
EGFRに結合する前記第1のドメインが、配列番号13の重鎖可変領域(VH)及び配列番号14の軽鎖可変領域(VL)を含み、c-Metに結合する前記第2のドメインが、配列番号15のVH及び配列番号16のVLを含む、発明2に記載の方法。
[発明4]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、IgG1アイソタイプである、発明1~4のいずれか一つに記載の方法。
[発明5]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、配列番号17の第1の重鎖(HC1)、配列番号18の第1の軽鎖(LC1)、配列番号19の第2の重鎖(HC2)、及び配列番号20の第2の軽鎖(LC2)を含む、発明1~5のいずれか一つに記載の方法。
[発明6]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1%~約15%のフコース含量を有する二分岐グリカン構造を有する、発明1~5のいずれか一つに記載の方法。
[発明7]
式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、式(II):
Figure 2020230091000002
の化合物によって表される、発明1~6のいずれか一つに記載の方法。
[発明8]
式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、N-(5-(4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フェニル-1H-ピラゾール-1-イル)ピリミジン-2-イルアミノ)-4-メトキシ-2-モルホリノフェニル)アクリルアミドである、発明1~6のいずれか一つに記載の方法。
[発明9]
前記EGFR又はc-Met発現癌が、野生型EGFR、EGFR変異、EGFR遺伝子増幅、循環HGFのレベルの上昇、野生型c-Met、c-Met変異、c-Met遺伝子増幅、又は変異体KRASに関連する、発明1~8のいずれか一つに記載の方法。
[発明10]
前記EGFR変異が、E709K、L718Q、L718V、G719A、G719X、G724X、G724S、I744T、E746K、L747S、E749Q、A750P、A755V、V765M、C775Y、T790M、L792H、L792V、G796S、G796R、G796C、C797S、T854I、L858P、L858R、L861X、delE746-A750、delE746_T751InsKV、delE746_A750InsHS、delE746_T751InsFPT、delE746_T751InsL、delE746_S752InsIP、delE746_P753InsMS、delE746_T751InsA、delE746_T751InsAPT、delE746_T751InsVA、delE746_S752InsV、delE746_P753InsVS、delE746_K754InsGG、delE746_E749、delE746_E749InsP、delL747_E749、delL747_A750InsP、delL747_T751InsP、delL747_T751InsN、delL747_S752InsPT、delL747_P753InsNS、delL747_S752InsPI、delL747_S752、delL747_P753InsS、delL747_K754、dekL747_T751InsS、dekL747_T751、delL747_P753InsS、delA750_I759InsPT、delT751_I759InsT、delS752_I759、delT751_I759InsN、delT751_D761InsNLY、delS752_I759、delR748-P753、delL747-P753insS、delL747-T751、M766_A767InsA、S768_V769InsSVA、P772_H773InsNS、D761_E762InsX 1-7 、A763_Y764InsX 1-7 、Y764_Y765 InsX 1-7 、M766_A767InsX 1-7 、A767_V768 InsX 1-7 、S768_V769 InsX 1-7 、V769_D770 InsX 1-7 、D770_N771 InsX 1-7 、N771_P772 InsX 1-7 、P772_H773 InsX 1-7 、H773_V774 InsX 1-7 、V774_C775 InsX 1-7 、EGFRのエクソン20中の1つ以上の欠失若しくはEGFRのエクソン20中の1つ以上の挿入、EGRFのエクソン19中の1つ以上の欠失若しくはEGFRのエクソン19中の1つ以上の挿入、又はこれらの任意の組み合わせであり、Xは、任意のアミノ酸である、発明9に記載の方法。
[発明11]
前記EGFR変異が、エクソン19中の1つ以上の欠失若しくはL858R、又はこれらの任意の組み合わせである、発明10に記載の方法。
[発明12]
前記c-Met変異が、c-Metのエクソン14スキッピング変異である、発明9に記載の方法。
[発明13]
前記変異体KRASが、G12V、G12C、又はG12Aの置換を有する、発明9に記載の方法。
[発明14]
前記対象が、併用療法を施す前にEGFR変異を有すると診断されている、発明1~13のいずれか一つに記載の方法。
[発明15]
前記対象が、新たに診断されたEGFR又はc-Met発現癌を有する、発明1~14のいずれか一つに記載の方法。
[発明16]
前記対象が、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)治療未経験である、発明1~15のいずれか一つに記載の方法。
[発明17]
前記対象が、第1世代EGFR TKIによる治療に対して抵抗性又は再発性である、発明1~15のいずれか一つに記載の方法。
[発明18]
前記第1世代EGFR TKIが、エルロチニブ又はゲフィニブである、発明17に記載の方法。
[発明19]
前記対象が、第2世代EGFR TKIによる治療に対して抵抗性又は再発性である、発明1~14のいずれか一つに記載の方法。
[発明20]
前記第2世代EGFR TKIが、アファチニブである、発明19に記載の方法。
[発明21]
前記対象が、第3世代EGFR TKIによる治療に対して抵抗性又は再発性である、発明1~14のいずれか一つに記載の方法。
[発明22]
前記第3世代EGFR TKIが、オシメルチニブである、発明21に記載の方法。
[発明23]
前記EGFR又はc-Met発現癌が、非小細胞肺癌(NSCLC)、上皮細胞癌、乳癌、卵巣癌、肺癌、肺扁平上皮癌、肺腺癌、小細胞肺癌、結腸直腸癌、肛門癌、前立腺癌、腎臓癌、膀胱癌、頭頚部癌、咽頭癌、鼻の癌、膵臓癌、皮膚癌、口腔癌、舌の癌、食道癌、膣癌、子宮頚癌、脾臓の癌、精巣癌、胃癌、胸腺の癌、結腸癌、甲状腺癌、肝臓癌、肝細胞癌(HCC)、又は散発性若しくは遺伝性の乳頭状腎細胞癌(PRCC)である、発明1~22のいずれか一つに記載の方法。
[発明24]
前記癌が、NSCLCである、発明23に記載の方法。
[発明25]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約200mg~約2000mgの用量で投与される、発明1~23のいずれか一つに記載の方法。
[発明26]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約350mg~約1400mgの用量で投与される、発明25に記載の方法。
[発明27]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約350mg、約700mg、約1050mg、又は約1400mgの用量で投与される、発明26に記載の方法。
[発明28]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、1週間に1回投与される、発明1~27のいずれか一つに記載の方法。
[発明29]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、2週間に1回投与される、発明1~27のいずれか一つに記載の方法。
[発明30]
式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、約20mg~約320mgの用量で投与される、発明1~29のいずれか一つに記載の方法。
[発明31]
式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、約160mg又は約240mgの用量で投与される、発明30に記載の方法。
[発明32]
式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日1回投与される、発明1~31のいずれか一つに記載の方法。
[発明33]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約350mg~約1400mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mg~約240mgの用量で投与される、発明1~24のいずれか一つに記載の方法。
[発明34]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約700mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mgの用量で投与される、発明33に記載の方法。
[発明35]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1050mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mgの用量で投与される、発明33に記載の方法。
[発明36]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1400mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mgの用量で投与される、発明33に記載の方法。
[発明37]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約700mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約240mgの用量で投与される、発明33に記載の方法。
[発明38]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1050mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約240mgの用量で投与される、発明33に記載の方法。
[発明39]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1400mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約240mgの用量で投与される、発明33に記載の方法。
[発明40]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩の投与後に投与される、発明1~39のいずれか一つに記載の方法。
[発明41]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩の投与後に1回以上投与される、発明40に記載の方法。
[発明42]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩の投与後に、2、3、4、5、6、7、8、9若しくは10回又はそれ以上投与される、発明41に記載の方法。
[発明43]
前記対象が、CD16の158位でフェニルアラニンに対してホモ接合型であるか、又はCD16の158位でバリン及びフェニルアラニンについてヘテロ接合型である、発明1~42のいずれか一つに記載の方法。
[発明44]
前記対象に第3の抗癌療法を更に施すことを含む、発明1~43のいずれか一つに記載の方法。
[発明45]
前記第3の抗癌療法が、化学療法、標的抗癌療法、又はキナーゼ阻害剤である、発明44に記載の方法。
[発明46]
治療的に有効な量の単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体と、治療的に有効な量の式(I):
Figure 2020230091000003
の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩との、組み合わせ医薬。
[発明47]
前記単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体が、配列番号1のHCDR1、配列番号2のHCDR2、配列番号3のHCDR3、配列番号4のLCDR1、配列番号5のLCDR2、及び配列番号6のLCDR3を含むEGFRに結合する第1のドメインと、配列番号7のHCDR1、配列番号8のHCDR2、配列番号9のHCDR3、配列番号10のLCDR1、配列番号11のLCDR2、及び配列番号12のLCDR3を含むc-Metに結合する第2のドメインとを含む、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体である、発明46に記載の医薬組み合わせ。
[発明48]
式(I):
Figure 2020230091000004
の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩が、ラゼルチニブである、発明46又は47に記載の医薬組み合わせ。
[発明49]
式(I):
Figure 2020230091000005
の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩が、メシル酸ラゼルチニブである、発明46又は47に記載の医薬組み合わせ。
[発明50]
約350mg~約1400mgの前記二重特異性EGFR/c-Met抗体と、約160mg~約240mgの式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩とを含む、発明46~49のいずれか一つに記載の医薬組み合わせ。
[発明51]
式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、N-(5-(4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フェニル-1H-ピラゾール-1-イル)ピリミジン-2-イルアミノ)-4-メトキシ-2-モルホリノフェニル)アクリルアミドである、発明46~50のいずれか一つに記載の医薬組み合わせ。
[発明52]
前記医薬組み合わせが、非固定組み合わせである、発明46~51のいずれか一つに記載の医薬組み合わせ。
[発明53]
前記二重特異性EGFR/c-Met抗体のEGFRに結合する前記第1のドメインが、配列番号13のVH及び配列番号14のVLを含み、c-Metに結合する前記第2のドメインが、配列番号15のVH及び配列番号16のVLを含む、発明46~52のいずれか一つに記載の医薬組み合わせ。
[発明54]
前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、配列番号17のHC1、配列番号18のLC1、配列番号19のHC2、及び配列番号20のLC2を含む、発明46~53のいずれか一つに記載の医薬組み合わせ。

Claims (27)

  1. EGFR又はc-Met発現癌を有する対象を治療するために用いられる医薬組成物であって、治療的に有効な量の単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体とを含み、前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、治療的に有効な量の式(I):
    Figure 2020230091000001
    の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩と組み合わせて投与されるように用いられるものである、前記医薬組成物
  2. 前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、
    (a)配列番号1の重鎖相補性決定領域1(HCDR1)、配列番号2のHCDR2、配列番号3のHCDR3、配列番号4の軽鎖相補性決定領域1(LCDR1)、配列番号5のLCDR2、配列番号6のLCDR3を含む、EGFRに結合する第1のドメインと、配列番号7のHCDR1、配列番号8のHCDR2、配列番号9のHCDR3、配列番号10のLCDR1、配列番号11のLCDR2、及び配列番号12のLCDR3を含む、c-Metに結合する第2のドメインとを含む、
    (b)配列番号13の重鎖可変領域(VH)及び配列番号14の軽鎖可変領域(VL)を含む、EGFRに結合する前記第1のドメインと、配列番号15のVH及び配列番号16のVLを含む、c-Metに結合する前記第2のドメインとを含む、又は
    (c)配列番号17の第1の重鎖(HC1)、配列番号18の第1の軽鎖(LC1)、配列番号19の第2の重鎖(HC2)、及び配列番号20の第2の軽鎖(LC2)を含む、
    請求項1に記載の医薬組成物。
  3. (a)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、IgG1アイソタイプである、又は
    (b)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1%~約15%のフコース含量を有する二分岐グリカン構造を有する、
    請求項1又はに記載の医薬組成物。
  4. 式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、式(II):
    Figure 2020230091000002
    の化合物によって表される、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  5. 式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、N-(5-(4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フェニル-1H-ピラゾール-1-イル)ピリミジン-2-イルアミノ)-4-メトキシ-2-モルホリノフェニル)アクリルアミドである、請求項1~3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  6. 前記EGFR又はc-Met発現癌が、野生型EGFR、EGFR変異、EGFR遺伝子増幅、循環HGFのレベルの上昇、野生型c-Met、c-Met変異、c-Met遺伝子増幅、又は変異体KRASに関連する、請求項1~5のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  7. 前記EGFR変異が、E709K、L718Q、L718V、G719A、G719X、G724X、G724S、I744T、E746K、L747S、E749Q、A750P、A755V、V765M、C775Y、T790M、L792H、L792V、G796S、G796R、G796C、C797S、T854I、L858P、L858R、L861X、delE746-A750、delE746_T751InsKV、delE746_A750InsHS、delE746_T751InsFPT、delE746_T751InsL、delE746_S752InsIP、delE746_P753InsMS、delE746_T751InsA、delE746_T751InsAPT、delE746_T751InsVA、delE746_S752InsV、delE746_P753InsVS、delE746_K754InsGG、delE746_E749、delE746_E749InsP、delL747_E749、delL747_A750InsP、delL747_T751InsP、delL747_T751InsN、delL747_S752InsPT、delL747_P753InsNS、delL747_S752InsPI、delL747_S752、delL747_P753InsS、delL747_K754、dekL747_T751InsS、dekL747_T751、delL747_P753InsS、delA750_I759InsPT、delT751_I759InsT、delS752_I759、delT751_I759InsN、delT751_D761InsNLY、delS752_I759、delR748-P753、delL747-P753insS、delL747-T751、M766_A767InsA、S768_V769InsSVA、P772_H773InsNS、D761_E762InsX 1-7 、A763_Y764InsX 1-7 、Y764_Y765 InsX 1-7 、M766_A767InsX 1-7 、A767_V768 InsX 1-7 、S768_V769 InsX 1-7 、V769_D770 InsX 1-7 、D770_N771 InsX 1-7 、N771_P772 InsX 1-7 、P772_H773 InsX 1-7 、H773_V774 InsX 1-7 、V774_C775 InsX 1-7 、EGFRのエクソン20中の1つ以上の欠失若しくはEGFRのエクソン20中の1つ以上の挿入、EGRFのエクソン19中の1つ以上の欠失若しくはEGFRのエクソン19中の1つ以上の挿入、又はこれらの任意の組み合わせであり、Xは、任意のアミノ酸であり、場合により、前記EGFR変異が、エクソン19中の1つ以上の欠失若しくはL858R、又はこれらの任意の組み合わせである、請求項6に記載の医薬組成物。
  8. 前記c-Met変異が、c-Metのエクソン14スキッピング変異である、又は、前記変異体KRASが、G12V、G12C、又はG12Aの置換を有する、請求項6に記載の医薬組成物。
  9. (a)前記対象が、前記医薬組成物を用いる前にEGFR変異を有すると診断されている、
    (b)前記対象が、新たに診断されたEGFR又はc-Met発現癌を有する、
    (c)前記対象が、EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)治療未経験である、
    (d)前記対象が、第1世代EGFR TKIによる治療に対して抵抗性又は再発性であり、場合により、前記第1世代EGFR TKIが、エルロチニブ又はゲフィニブである、
    (e)前記対象が、第2世代EGFR TKIによる治療に対して抵抗性又は再発性であり、場合により、前記第2世代EGFR TKIが、アファチニブである、あるいは、
    (f)前記対象が、第3世代EGFR TKIによる治療に対して抵抗性又は再発性であり、場合により、前記第3世代EGFR TKIが、オシメルチニブである、
    請求項1~8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  10. 前記EGFR又はc-Met発現癌が、非小細胞肺癌(NSCLC)、上皮細胞癌、乳癌、卵巣癌、肺癌、肺扁平上皮癌、肺腺癌、小細胞肺癌、結腸直腸癌、肛門癌、前立腺癌、腎臓癌、膀胱癌、頭頚部癌、咽頭癌、鼻の癌、膵臓癌、皮膚癌、口腔癌、舌の癌、食道癌、膣癌、子宮頚癌、脾臓の癌、精巣癌、胃癌、胸腺の癌、結腸癌、甲状腺癌、肝臓癌、肝細胞癌(HCC)、又は散発性若しくは遺伝性の乳頭状腎細胞癌(PRCC)である、請求項1~9のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  11. 前記癌が、NSCLCである、請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、
    (a)約200mg~約2000mgの用量で投与される、
    (b)約350mg~約1400mgの用量で投与される、
    (c)約350mg、約700mg、約1050mg、又は約1400mgの用量で投与される、
    (d)1週間に1回投与される、あるいは
    (e)2週間に1回投与される
    ように用いられるものである、請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  13. 前記医薬組成物は、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、
    (a)約20mg~約320mgの用量で投与される、
    (b)約160mg又は約240mgの用量で投与される、あるいは
    (c)1日1回投与される
    ように用いられるものである、請求項1~12のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  14. 前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約350mg~約1400mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mg~約240mgの用量で投与されるように用いられるものである、請求項1~11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  15. 前記医薬組成物は、
    (a)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約700mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mgの用量で投与される、
    (b)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1050mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mgの用量で投与される、
    (c)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1400mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約160mgの用量で投与される、
    (d)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約700mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約240mgの用量で投与される、
    (e)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1050mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約240mgの用量で投与される、
    (f)前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、約1400mgの用量で、週1回4週間にわたって、その後2週間に1回投与され、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、1日約240mgの用量で投与される
    ように用いられるものである、請求項14に記載の医薬組成物。
  16. 前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩の投与後に投与されるように用いられるものである、請求項1~15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  17. 前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩の投与後に1回以上投与されるように用いられるものであり、場合により、前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩の投与後に、2、3、4、5、6、7、8、9若しくは10回又はそれ以上投与されるように用いられるものである、請求項16に記載の医薬組成物。
  18. 前記対象が、CD16の158位でフェニルアラニンに対してホモ接合型であるか、又はCD16の158位でバリン及びフェニルアラニンについてヘテロ接合型である、請求項1~17のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  19. 前記医薬組成物は、前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が第3の抗癌療法と更に組み合わせて前記対象に投与されるように用いられるものであり、場合により、前記第3の抗癌療法が、化学療法、標的抗癌療法、又はキナーゼ阻害剤である、請求項1~18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  20. 治療的に有効な量の単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体と、治療的に有効な量の式(I):
    Figure 2020230091000003
    の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩との、組み合わせ医薬。
  21. 前記単離された二重特異性抗上皮成長因子受容体(EGFR)/肝細胞成長因子受容体(c-Met)抗体が、配列番号1のHCDR1、配列番号2のHCDR2、配列番号3のHCDR3、配列番号4のLCDR1、配列番号5のLCDR2、及び配列番号6のLCDR3を含むEGFRに結合する第1のドメインと、配列番号7のHCDR1、配列番号8のHCDR2、配列番号9のHCDR3、配列番号10のLCDR1、配列番号11のLCDR2、及び配列番号12のLCDR3を含むc-Metに結合する第2のドメインとを含む、二重特異性抗EGFR/c-Met抗体である、請求項20に記載の組み合わせ医薬。
  22. 式(I):
    Figure 2020230091000004
    の化合物、又はその溶媒和物、水和物、互変異性体若しくは医薬的に許容される塩が、ラゼルチニブ又はメシル酸ラゼルチニブである、請求項20又は21に記載の組み合わせ医薬。
  23. 約350mg~約1400mgの前記二重特異性EGFR/c-Met抗体と、約160mg~約240mgの式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩とを含む、請求項20~22のいずれか一項に記載の組み合わせ医薬。
  24. 式(I)の前記化合物又はその溶媒和物、水和物、互変異性体、若しくは医薬的に許容される塩が、N-(5-(4-(4-((ジメチルアミノ)メチル)-3-フェニル-1H-ピラゾール-1-イル)ピリミジン-2-イルアミノ)-4-メトキシ-2-モルホリノフェニル)アクリルアミドである、請求項20~23のいずれか一項に記載の組み合わせ医薬。
  25. 前記医薬組み合わせが、非固定組み合わせである、請求項20~24のいずれか一項に記載の組み合わせ医薬。
  26. 前記二重特異性EGFR/c-Met抗体のEGFRに結合する前記第1のドメインが、配列番号13のVH及び配列番号14のVLを含み、c-Metに結合する前記第2のドメインが、配列番号15のVH及び配列番号16のVLを含む、請求項20~25のいずれか一項に記載の組み合わせ医薬。
  27. 前記二重特異性抗EGFR/c-Met抗体が、配列番号17のHC1、配列番号18のLC1、配列番号19のHC2、及び配列番号20のLC2を含む、請求項20~26のいずれか一項に記載の組み合わせ医薬。
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