JPWO2020213122A1 - 信号伝送回路 - Google Patents

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Abstract

信号伝送回路100は、BRF(22)とEBG構造(21)とを備えた信号伝送回路であって、機能信号を送信側端子(31)から受信側端子(32)に向けて伝送するための信号パス(12)と、信号パス(12)のリターンパス(13)と、EBG構造設計用のグラウンド(15)と、信号伝送回路(100)全体の基準電位となる基準グラウンド(11,16)と、信号パス(12)とEBG構造設計用のグラウンド(15)との間において実装されるBRF(22と)、リターンパス(13)と電気的に接続され、EBG構造設計用のグラウンド(15)と基準グラウンド(16)との間において実装されるEBG構造(21)とを備える。

Description

この発明は、信号伝送回路に関する。
電子機器から放射される電磁ノイズを低減することと、当該電子機器が有する電気回路の電磁ノイズ耐性を強化することとは、総称して、電磁環境両立性(Electromagnetic Compatibility:以下、EMCと記す)と称されている。信号伝送回路は、電磁ノイズのノイズ源になり得るとともに、外部からの電磁ノイズの影響も受けるため、EMC対策を施すことが必要である。
EMC対策に利用される構造として、電磁バンドギャップ(Electromagnetic Band Gap:以下、EBGと記す)構造が知られている。例えば、特許文献1には、それぞれが特定の同一の導体パターンを有する複数の単位セルが周期的に配置されることにより、EBG構造として機能する構造体が、開示されている。
国際公開第2011/070763号
特許文献1に開示された構造体と同様に、従来のEBG構造は、特定の形状が空間的に周期的に配置された構造(以下、空間的周期構造と記す)を有する。この従来のEBG構造を用いて電磁ノイズの遮断能力を高めるためには、配置される単位セルの数を増やす必要がある。単位セルの数が増えることは、EBG構造の占有する面積が広くなることを意味する。このため、例えば、信号伝送回路が限られた面積の基板上に形成されている場合、当該基板上に従来のEBG構造を配置してEMC対策を行うことは、困難であった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、空間的周期構造が不要なEBG構造を用いて、信号伝送回路にEMC対策を施すことを目的とする。
この発明に係る信号伝送回路は、バンドリジェクションフィルタと電磁バンドギャップ構造とを備えた信号伝送回路であって、機能信号を送信側端子から受信側端子に向けて伝送するための信号パスと、信号パスのリターンパスと、電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドと、信号伝送回路全体の基準電位となる基準グラウンドと、信号パスと電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドとの間において実装されるバンドリジェクションフィルタと、リターンパスと電気的に接続され、電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドと基準グラウンドとの間において実装される電磁バンドギャップ構造とを備えたものである。
この発明によれば、空間的周期構造が不要なEBG構造を用いて、信号伝送回路にEMC対策を施すことができる。
図1AはEBG構造が実装された回路ブロックを示した図である。図1BはEBG構造が実装された回路ブロックの周波数特性曲線を示した図である。 図2Aはバンドリジェクションフィルタ(Band Rejection Filter:以下、BRFと記す)が実装された回路ブロックを示した図である。図2BはBRFが実装された回路ブロックの周波数特性曲線を示した図である。 実施の形態1に係る信号伝送回路を示した図である。 実施の形態1に係る信号伝送回路の具体例の全体構成を示した図である。 信号パス及びリターンパスの拡大図である。 EBG構造の拡大図である。 送信側端子及び受信側端子の平面図である。 信号伝送回路における第1層の平面図である。 信号伝送回路における第2層の平面図である。 信号伝送回路における第3層の平面図である。 信号伝送回路における第4層の平面図である 信号伝送回路における第5層の平面図である。 周波数特性曲線の対比を示した図である。 EBG構造用のグラウンドが別種類の機能信号を伝送するためのパスのリターンパスとして兼用された状態を示した図である。 グラウンドプレーンを備えた信号伝送回路の要部拡大図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
実施の形態1に係る信号伝送回路は、例えば、車載用ナビゲーション装置又は車載用オーディオ装置等の、小型で、且つ、基板面積が限定された電子機器に適用されるものである。この電子機器は、信号伝送回路内を機能信号が流れることにより動作する。信号伝送回路内を流れる機能信号は、電子機器を動作させるための信号である。また、信号伝送回路は、EMC対策のために、後述するEBG構造21及びBRF22を有している。
先ず、志田 晟,“トランジスタ技術 SPECIAL”,CQ出版社,2014年10月1日,No128,第3章,第1−1図(以下、引用文献と称す)を参照しながら、電流について、電磁波論を用いて説明する。
引用文献では、高周波電流と電磁波とが導体及び基板の誘電体の内部を正常に安定して流れる状態が想定されている。
引用文献に示した回路は、信号ラインSIG、マイクロストリップラインMSL、スイッチSW1、電源V、及び、抵抗Rを備えている。信号ラインSIGは、信号を流すものである。マイクロストリップラインMSLは、信号の基準電位となるものである。スイッチSW1は、信号を生成するためのものである。
引用文献に示すように、スイッチSW1が閉じられた瞬間、自然に散らばっていた正電荷がスイッチSW1付近に移動し、負電荷が直下のマイクロストリップラインMSLに移動してくる。なお、この説明では、スイッチSW1は、一瞬のみ閉じられ、すぐに開かれることを想定している。
引用文献に示すように、正電荷は、スイッチSW1が開いた状態になっても、スイッチSW1が閉じられた瞬間に発生した高周波成分を保持したまま、信号ラインSIGの図示しない負荷の側(図の右側)に移動し続ける。負電荷は、スイッチSW1が開いた状態になっても、スイッチSW1が閉じられた瞬間に発生した高周波成分を保持したまま、マイクロストリップラインMSLの図示しない負荷の側(図の右側)に移動する。即ち、引用文献に示した回路の状態においては、正電荷が保持した高周波成分と同じ高周波成分が、負電荷にも存在している。
引用文献に示した回路の状態は、クーロンの法則を用いても説明可能である。正電荷と、これに対応した負電荷との間には、強大な引力となるクーロン力が働いている。例えば、正電荷がある時間に振動を含む運動を始めれば、その運動は負電荷にも同じように伝達される。また、信号ラインSIGに存在する正電荷同士は、互いに強大な斥力を有するため、それらが保持した高周波成分は、その近くに存在する正電荷に伝搬される。そして、正電荷に伝搬された高周波成分は、当該正電荷に対応する負電荷に伝搬し、最終的に、マイクロストリップラインMSLの負荷側にまで伝搬する。
引用文献に示した回路では、送信側で発生した正電荷及び負電荷の両方が、同じ高周波成分を同時に負荷側にまで伝搬したときに、当該高周波成分が伝搬された状態となる。即ち、仮に、一方の電荷が保持する高周波成分だけが負荷側に伝搬された状態を想定したとすると、その状態は、電気磁気学的には成立しない状態である。言い換えれば、正電荷及び負電荷のいずれか一方の運動の伝搬が遮断されれば、高周波成分は遮断されたことになる。
次に、実施の形態1に係る信号伝送回路の概念について、上記電磁波論の原理に基づいて、図1〜図3を参照しながら説明する。
図1Aは、EBG構造が実装された回路ブロック(以下、EBGブロックと記す)を示した図である。図1Bは、EBGブロックの周波数特性曲線を示した図である。
図1Aに示した回路ブロックは、パスA、パスB、抵抗R1、及び、EBG構造21を備えている。パスAは、パスBの電位基準となる基準グラウンドである。パスBは、EBG構造設計用のグラウンドである。抵抗R1は、パスAとパスBとの間のインピーダンスが、分布定数的にハイインピーダンスであることを示している。
EBG構造21は、周期的構造を持っていない。このEBG構造21は、主に、パスAとパスBとの間に実装されている。
パスBにおける周波数特性曲線は、パスAを理想的な基準グラウンドと仮定すると、図1Bに示した曲線となる。EBG構造21は、周波数f1以上の周波数帯域に対応した電磁ノイズを遮断している。なお、図1Bに示した斜線部の範囲は、図3Aで後述する機能設計用回路が動作する周波数帯域である。図1Bから明らかなように、EBG構造21は、機能設計用回路には含まれていない。
図2Aは、BRFが実装された回路ブロック(以下、BRFブロックと記す)及び機能設計用回路を構成する回路ブロック(以下、機能設計用回路ブロックと記す)を示した図である。図2Bは、BRFブロックの周波数特性曲線を示した図である。
図2Aに示した回路ブロックは、パスB、パスC、パスD、抵抗R2、BRF22、送信側端子31、及び、受信側端子32を備えている。パスCは、信号パスである。パスDは、リターンパスである。パスC,Dは、機能信号を伝送するためのパスである。
抵抗R2は、パスBとパスDとの間のインピーダンスが、分布定数的にハイインピーダンスであることを示している。パスCの一端とパスDの一端とは、送信側端子31を介して接続されている。パスCの他端とパスDの他端とは、受信側端子32を介して接続されている。従って、送信側端子31から入力された機能信号は、信号伝送回路内を伝送され、最終的に、受信側端子32から図示しない外部機器に伝送される。
BRF22は、パスBとパスCとの間に実装されている。BRFブロックは、パスB、パスC、及び、BRF22から構成される。BRFブロックにおいて、パスBは、パスCの電位基準となる。
パスCにおける周波数特性曲線は、パスBを理想的な基準グラウンドと仮定すると、図2Bに示した曲線となる。BRF22は、周波数帯域f2に対応した電磁ノイズを遮断している。
機能設計用回路ブロックは、パスC、パスD、送信側端子31、及び、受信側端子32から構成される。言い換えれば、パスC、パスD、送信側端子31、及び、受信側端子32は、機能設計用回路を構成する。機能設計用回路は、クロック信号等の機能信号を伝送する回路である。機能設計用回路において、パスDは、パスCの電位基準となる基準グラウンドである。即ち、パスDは、機能信号用のグラウンドの役割を有する。機能設計用回路が動作する周波数帯域は、図2Bに示した斜線部の範囲である。図2Bから明らかなように、BRF22は、機能設計用回路には含まれていない。
EBG構造21及びBRF22によって遮断された周波数帯域の高周波成分を持つ電荷の絶対量は、遮断されない場合の当該周波数帯域の高周波成分を持つ電荷の絶対量と比べて、極めて少ないと考えられる。一方、EBG構造21及びBRF22によって遮断された周波数帯域以外の周波数帯域における高周波成分を持つ電荷の絶対量は、遮断と関係なく、同量になると考えられる。
図3は、実施の形態1に係る信号伝送回路の概念を示した図である。この図3に示した信号伝送回路100は、図1Aに示した回路ブロックと図2Aに示した回路ブロックとを組み合わせた回路となっている。実施の形態1に係る信号伝送回路100では、EMC対策を目的として、EBG構造21及びBRF22が併用される。
実施の形態1に係る信号伝送回路100は、図1A及び図2Aに示したパスA、パスB、パスC、パスD、EBG構造21、BRF22、送信側端子31、及び、受信側端子32に加えて、抵抗R3及び抵抗R4を備えている。
抵抗R3は、パスAとパスDとの間のインピーダンスが、分布定数的にハイインピーダンスであることを示している。抵抗R4は、パスBとパスDとの間のインピーダンスが、分布定数的にハイインピーダンスであることを示している。抵抗R3及び抵抗R4は、パスAとパスBとの間のインピーダンスが、分布定数的にハイインピーダンスであることも示している。
実施の形態1に係る信号伝送回路100において、パスAは、信号伝送回路100全体の電位基準となる基準グラウンドである。パスBは、BRF22の電位基準となるBRF構造設計用のグラウンドである。パスCは、信号パスである。パスDは、機能設計用回路におけるパスCの電位基準となる機能信号用グラウンドであると共に、信号パス専用のリターンパスである。
機器におけるEMC対策を評価する場合には、回路内を伝搬する電磁ノイズと、回路から放射される電磁ノイズとを評価する必要がある。回路内を伝搬する電磁ノイズは、例えば、評価の対象となる機器の電源端子と基準グラウンドとの間で測定される。回路から放射される電磁ノイズは、無限遠アンテナと無限遠グラウンドとの間で測定される。
そこで、実施の形態1に係る信号伝送回路100においても、回路内を伝搬する電磁ノイズを測定するための測定点E、及び、回路から放射される電磁ノイズを測定するための測定点Fが設定されている。測定点Eは、パスAと受信側端子32との間に設定されている。測定点Fは、無限遠アンテナと無限遠グラウンドGとの間における空間の一点に設定されている。
なお、図3には、図1Bで示したパスBにおける周波数特性曲線、及び、図2Bで示したパスCにおける周波数特性曲線が示されており、測定点Eにおける周波数特性曲線、及び、測定点Fにおける周波数特性曲線についても示されている。
測定点Eの基準グラウンドは、パスAと等価な基準グラウンドである。パスAに含まれる電荷は、全帯域に亘ってフラットな周波数特性を有している。測定点Eにおける周波数特性曲線は、パスAと等価な基準グラウンドを基準とし、受信側端子32における周波数特性である。
測定点Eで測定される電荷は、パスCに含まれる電荷の周波数特性の影響を受けている。また、パスBは、分布定数回路としてのBRF22の基準電位である。従って、測定点Eで測定される電荷は、パスBに含まれる電荷の周波数特性の影響を受ける。
また、パスAは、分布定数回路としてのEBGブロックの基準電位であり、パスBは、分布定数回路としてのBRF22の基準電位であり、パスDは、集中定数回路としての機能設計用回路ブロックの基準電位であり、互いのブロック間の接続点は、測定点Eから遠く離れている。このため、高周波領域の信号に対しては、パスA、パスB、及び、パスDのそれぞれと、測定点Eとの間は、ハイインピーダンスである。即ち、図3に示した信号伝送回路100は、互いに電気的に独立した複数の回路ブロックから構成されていると言える。従って、測定点EとパスAとの間において出力される電荷の周波数特性曲線は、パスBにおける周波数特性曲線と、パスCにおける周波数特性曲線とが加算されたものであって、図3に示す測定点Eにおける周波数特性曲線に相当するものと考えることができる。
測定点Fの基準グラウンドは、無限遠グラウンドGである。
従来のEBG構造は、空間的周期構造を有する。従来のEBG構造を用いたEMC対策では、EBG構造が電磁ノイズ源を囲んで配置されるような態様で用いられる。この態様では、電磁ノイズ源から空間的に離れた位置にEBG構造が配置されることから、当該EBG構造は、電磁ノイズを間接的に抑制するものといえる。このような態様で用いられる従来のEBG構造によって電磁ノイズの遮断能力を高めるためには、周期回数を増やす必要がある。従って、EMC対策に用いられる従来のEBG構造は、小型化が困難であり、例えば、限られた面積の基板上には配置することができなかった。また、従来のEBG構造により遮断される周波数帯域は、例えば、2GHz以上の帯域であり、数百MHz程度の低周波数帯域を遮断することが、困難であった。
これに対して、実施の形態1に係る信号伝送回路100では、電磁ノイズ源となる機能信号が通過するパスDに直接に接続されるEBG構造21と、数百MHz帯域を制御するBRF22とが、互いに電気的に独立した状態でされている。実施の形態1に係る信号伝送回路100では、図3に示した態様でEBG構造21とBRF22とが併用されることで、EBG構造21がEBG構造として機能するために必要な電気的周期性の一部を、BRF22が担っている。このため、実施の形態1に係る信号伝送回路100のEBG構造21においては、空間的周期構造が不要である。また、BRF22は、より具体的には、分布定数回路として構成することが可能である。
このように、実施の形態1に係る信号伝送回路100では、機能設計用のパスC,Dと、空間的周期構造が不要なEBG構造21と、BRF22とが、併用されているため、小型化が可能である。従って、信号伝送回路は、例えば、車載用ナビゲーション装置及び車載用オーディオ装置等の、小型で、且つ、基板面積が限定された電子機器に適用可能となる。
また、実施の形態1に係る信号伝送回路100では、EBG構造21とBRF22が併用されるため、低周波数帯域を含む複数の周波数帯域の電磁ノイズを遮断することができる。一般的には、例えば、遮断周波数が異なる2つのフィルタ回路を用いる場合、単純に当該2つのフィルタ回路を接続すると、反共振状態が発生し、所望の特性が得られないことがある。そのため、通常は、2つのフィルタ回路間にアイソレーションアンプ等を置き、2つのフィルタ回路の分離を図っている。これに対し、実施の形態1に係る信号伝送回路100では、図3に示す態様により、EBGブロックとBRFブロックとを、互いに電気的に独立させることが可能である。従って、実施の形態1に係る信号伝送回路100では、EBG構造21のフィルタ機能と、BRF22のフィルタ機能とは、互いに影響を受けず、信号伝送回路100全体の周波数特性は、両者の周波数特性を加算したものとなる。
また、実施の形態1に係る信号伝送回路100では、EBG構造21が信号パスであるパスDに直接に接続され、かつ、BRF22は分布定数回路として構成することが可能である。このため、実施の形態1に係る信号伝送回路100は、実装部品が不要であり、安価な回路とすることができる。
次に、実施の形態1に係る信号伝送回路を電磁波論の原理に基づいて三次元電磁界シミュレーションしたときの構成について、図4から図15を用いて説明する。
図4は、実施の形態1に係る信号伝送回路100の具体例の全体構成を示した図である。図5は、信号パス及びリターンパスの拡大図である。図6は、EBG構造の拡大図である。図7は、送信側端子及び受信側端子の平面図である。図8は、信号伝送回路100における第1層の平面図である。図9は、信号伝送回路100における第2層の平面図である。図10は、信号伝送回路100における第3層の平面図である。図11は、信号伝送回路100における第4層の平面図である。図12は、信号伝送回路100における第5層の平面図である。
信号伝送回路100は、5層構造となっている。信号伝送回路100は、基準グラウンド11、信号パス12、リターンパス13、ガードパターン14、EBG構造設計用のグラウンド15、基準グラウンド16、ビア接続ライン17、EBG構造21、BRF22、送信側端子31、受信側端子32、及び、ビア41〜52を備えている。
基準グラウンド11は、信号伝送回路の第1層を構成している。リターンパス13及びビア接続ライン17は、信号伝送回路の第2層を構成している。信号パス12及びガードパターン14は、信号伝送回路の第3層を構成している。EBG構造設計用のグラウンド15は、信号伝送回路の第4層を構成している。基準グラウンド16は、信号伝送回路の第5層を構成している。第1層から第5層における互いに隣合う層の間には、図示しない誘電体層が形成されている。ビア41〜52は、第1層から第5層までを貫通するように配置されており、それぞれ、第1層から第5層のうち、2以上の層の間を電気的に接続している。
基準グラウンド11は、ビア41,42,45,46,48,50,52と接続されており、ビア43,44,47,49,51とは接続されていない。
リターンパス13は、ビア48,50,52と接続され、ビア41〜47,49,51とは接続されていない。ビア接続ライン17は、ビア43,47と接続され、ビア41,42,44〜46,48〜52とは接続されていない。
信号パス12は、ビア49,51と接続され、ビア41〜48,50,52とは接続されていない。ガードパターン14は、ビア48,52と接続され、ビア41〜47,49〜51とは接続されていない。
EBG構造設計用のグラウンド15は、ビア41,42,44〜46,48,50,52と接続され、ビア43,47,49,51とは接続されていない。
基準グラウンド16は、ビア41,42,46〜50,52と接続され、ビア43〜45,51とは接続されていない。
送信側端子31は、ビア43の一端と接続している。ビア43の一端は、ビア43が有する2つの端部のうち、第1層を構成する基準グラウンド11側に配置される端部である。受信側端子32は、ビア51の一端と接続している。ビア51の一端は、ビア51が有する2つの端部のうち、第1層を構成する基準グラウンド11側に配置される端部である。
信号パス12は、図2A及び図3に示したパスCに相当する。信号パス12は、送信側端子31に入力された機能信号を、受信側端子32に向けて伝送するものである。リターンパス13は、マイクロストリップラインとして形成されている。リターンパス13は、図2A及び図3に示したパスDに相当する。
ガードパターン14は、信号パス12の外周を囲むように形成されている。リターンパス13は、その長さ形状が、ガードパターン14の長さ形状と略一致しており、ガードパターン14を第1層側から覆うように配置されている。信号パス12と、リターンパス13及びガードパターン14とによって形成されるパスルートは、信号伝送回路100の本来の目的である機能信号を伝送するための機能を有するものである。
EBG構造設計用のグラウンド15は、図1から図3に示したパスBに相当する。EBG構造設計用のグラウンド15は、信号パス12、リターンパス13、及び、ガードパターン14の長さ形状に合わせて形成されている。これにより、信号伝送回路100は、EBG構造設計用のグラウンド15の設置範囲を小さくすることができる。
基準グラウンド16は、図1から図3に示したパスAに相当する。基準グラウンド16は、基準グラウンド11とは、同電位である。
EBG構造21は、EBG構造設計用のグラウンド15と基準グラウンド16とビア44とに亘って設けられており、リターンパス13及びガードパターン14と接続されている。このEBG構造21と、リターンパス13及びガードパターン14との接続位置は、受信側端子32よりも送信側端子31に近い位置に設定されており、送信側端子31に可能な限り近づけられている。
また、EBG構造21は、リターンパス接続部21a、EBG構造設計用グラウンド接続部21b、基準グラウンド接続部21c、及び、ビア接続部21dを有している。
リターンパス接続部21aは、信号伝送回路の第3層を構成している。リターンパス接続部21aは、ビア42,44,45と接続され、ビア41,43,44,47〜52とは接続されていない。リターンパス接続部21aは、ビア42,46,48及び基準グラウンド11を介して、リターンパス13及びガードパターン14と接続されている。
EBG構造設計用グラウンド接続部21bは、EBG構造設計用のグラウンド15の一部分を構成している。EBG構造設計用グラウンド接続部21bは、ビア44,45と接続され、ビア41〜43,46〜52とは接続されていない。EBG構造設計用グラウンド接続部21bは、ビア44を介して、ビア接続部21dと接続されている。また、EBG構造設計用グラウンド接続部21bは、ビア45,48、基準グラウンド11、及び、基準グラウンド16を介して、信号パス12及びEBG構造設計用のグラウンド15と接続されている。このように構成されたEBG構造設計用グラウンド接続部21bは、EBG構造21におけるインダクタ成分(コイル)の役割を持っている。
基準グラウンド接続部21cは、基準グラウンド16の一部分を構成している。基準グラウンド接続部21cは、ビア42,46と接続され、ビア41,43〜45,47〜52とは接続されていない。
ビア接続部21dは、環状をなすリターンパス接続部21aの内側に配置されている。ビア接続部21dは、ビア41からビア52の中でも、ビア44のみと接続されている。ビア接続部21dは、ビア44を介して、EBG構造設計用グラウンド接続部21bと接続されている。このように構成されたビア接続部21dは、EBG構造21におけるキャパシタ成分(コンデンサ)の役割を持っている。
BRF22は、信号パス12、ガードパターン14、及び、EBG構造設計用のグラウンド15から構成されている。EBG構造設計用のグラウンド15におけるBRF22の機能は、EBG構造設計用のグラウンド15におけるEBG構造設計用グラウンド接続部21b以外の部分が担っている。これにより、EBG構造設計用のグラウンド15は、EBG構造21とBRF22との双方の機能の一部を担っている。
送信側端子31に入力された機能信号は、ビア43、ビア接続ライン17、及び、ビア47を介して、基準グラウンド16における信号パスに伝送される。次いで、その信号パスから伝送された機能信号は、ビア49、信号パス12、及び、ビア51を介して、受信側端子32に伝送される。このような往路を流れる機能信号が有する電荷の周波数成分のうち、不要な周波数成分の正電荷(負電荷)が、BRF22によって制御された遮断周波数帯で遮断される。
また、受信側端子32から出力された機能信号は、主にビア52を介して、リターンパス13及びガードパターン14に伝送される。次いで、リターンパス13に伝送された機能信号、及び、ガードパターン14に伝送された機能信号は、ビア48及び基準グラウンド16を介して、基準グラウンド接続部21cに伝送される。そして、基準グラウンド接続部21cに伝送された機能信号は、ビア42を介して、送信側端子31に伝送される。このような復路を流れる機能信号が有する電荷の周波数成分のうち、不要な周波数成分の負電荷(正電荷)が、EBG構造21によって制御された遮断周波数帯で遮断される。
図13は、周波数特性曲線の対比を示した図である。図13に記載した実線は、実施の形態1に係る信号伝送回路の周波数特性曲線を示しており、図13に記載した2点鎖線は、従来の電子回路の周波数特性曲線を示している。この従来の電子回路は、EBG構造21に相当する構造を有してはいない。この図13に示すように、信号伝送回路は、従来の電子回路と比べて、周波数全域において、電磁ノイズを遮断している。
図14は、EBG構造設計用のグラウンドが別種類の機能信号を流すためのパスのリターンパスとして兼用された状態を示した図である。EBG構造設計用のグラウンド15は、パス18のリターンパスを兼用している。パス18は、基準グラウンド16に形成された開口部内に配置されている。このパス18は、送信側端子31と受信側端子32との間で伝送される機能信号とは別種類の機能信号を伝送するものである。このようにEBG構造設計用のグラウンド15を、別種類の機能信号を伝送するためのパス18のリターンパスとして兼用する場合、信号伝送回路100は、レイアウト設計の効率を向上させることができる。パス18を設ける場合には、EBG構造設計用のグラウンド15とパス18とが、機能信号の品質を維持するために、それぞれの振動周波数が互いの整数倍に設定されていることが望ましい。
図15は、グラウンドプレーンを備えた信号伝送回路の要部拡大図である。この図15に示した信号伝送回路は、EBG構造設計用のグラウンド15に替えて、グラウンドプレーン15Aを備えている。
EBG構造設計用のグラウンド15は、信号パス12、リターンパス13、及び、ガードパターン14の長さ形状に合わせて形成されることにより、その設置範囲を小さいものとしている。また、EBG構造設計用のグラウンド15は、EBG構造21とBRF22との双方に併用される部分となっている。信号伝送回路100は、EBG構造設計用のグラウンド15を設けることにより、EBG構造21及びBRF22の小型化を図ることができる。
これに対して、グラウンドプレーン15Aは、平板状に形成されている。これにより、信号伝送回路100は、グラウンドプレーン15Aの設置範囲を大きくすることができるので、機能信号の品質を向上させることができる。
以上より、実施の形態1に係る信号伝送回路100は、BRF22とEBG構造21とを備えた信号伝送回路であって、機能信号を送信側端子31から受信側端子32に向けて伝送するための信号パス12と、信号パス12のリターンパス13と、EBG構造設計用のグラウンド15と、信号伝送回路100全体の基準電位となる基準グラウンド11,16と、信号パス12とEBG構造設計用のグラウンド15との間において実装されるBRF22と、リターンパス13と電気的に接続され、EBG構造設計用のグラウンド15と基準グラウンド16との間において実装されるEBG構造21とを備えている。これにより、信号伝送回路100は、空間的周期構造が不要なEBG構造21を用いて、当該信号伝送回路100にEMC対策を施すことができる。
信号伝送回路100は、EBG構造21とBRF22が併用されるため、低周波数帯域を含む複数の周波数帯域の電磁ノイズを遮断することができる。
信号伝送回路100は、EBG構造21が信号パスであるパスDに直接に接続され、かつ、BRF22が分布定数回路として構成することが可能である。これにより、信号伝送回路100は、実装部品が不要であり、安価な回路とすることができる。
なお、本願発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、あるいは、各実施の形態における任意の構成要素の変形、もしくは、各実施の形態における任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る信号伝送回路は、機能信号のパスの一部に、EBG構造とBRFとを併用することにより、電磁ノイズを遮断することができ、信号伝送回路等に用いるのに適している。
A〜D パス、E,F 測定点、G 無限遠グラウンド、R1〜R4 抵抗、11 基準グラウンド、12 信号パス、13 リターンパス、14 ガードパターン、15 EBG構造設計用のグラウンド、15A グラウンドプレーン、16 基準グラウンド、17 ビア接続ライン、18 パス、21 EBG構造、21a リターンパス接続部、21b EBG構造設計用グラウンド接続部、21c 基準グラウンド接続部、21d ビア接続部、22 BRF、31 送信側端子、32 受信側端子、41〜52 ビア。

Claims (8)

  1. バンドリジェクションフィルタと電磁バンドギャップ構造とを備えた信号伝送回路であって、
    機能信号を送信側端子から受信側端子に向けて伝送するための信号パスと、
    前記信号パスのリターンパスと、
    電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドと、
    前記信号伝送回路全体の基準電位となる基準グラウンドと、
    前記信号パスと前記電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドとの間において実装されるバンドリジェクションフィルタと、
    前記リターンパスと電気的に接続され、前記電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドと前記基準グラウンドとの間において実装される電磁バンドギャップ構造とを備える
    ことを特徴とする信号伝送回路。
  2. 前記電磁バンドギャップ構造は、空間的周期構造を有しない
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  3. 前記バンドリジェクションフィルタは、分布定数回路として構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  4. 前記バンドリジェクションフィルタと前記電磁バンドギャップ構造との間のインピーダンスは、分布定数的にハイインピーダンスであり、前記バンドリジェクションフィルタと前記電磁バンドギャップ構造とは電気的に独立している
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  5. 前記電磁バンドギャップ構造と前記リターンパスとの接続位置は、前記受信側端子よりも前記送信側端子に近い位置に設定される
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  6. 前記電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドは、前記信号パス及び前記リターンパスの長さ形状に合わせて形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  7. 前記電磁バンドギャップ構造設計用のグラウンドは、平板状に形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の信号伝送回路。
  8. 請求項1から請求項7のうちのいずれか一項記載の信号伝送回路を備えた
    ことを特徴とする電子機器。
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