JPWO2020176552A5 - - Google Patents
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Description
その他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内にある。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] RHO遺伝子の標的配列に結合する標的ドメインを含む、ガイドRNA(gRNA)分子。
[2] 前記標的化ドメインが、RHO遺伝子の標的ドメインに相補的である、[1]に記載のgRNA分子。
[3] 前記標的化ドメインが、RHO標的位置の10ヌクレオチド内で、二本鎖切断及び一本鎖切断から選択される切断事象を提供するように構成される、[1]に記載のgRNA分子。
[4] 前記RHO標的位置が前記RHO遺伝子の5’領域にある、[1]に記載のgRNA分子。
[5] 前記RHO遺伝子の5’領域が、前記RHO遺伝子の5’非翻訳(UTR)領域、エクソン1、エクソン1/イントロン1境界、エクソン2、及びエクソン2/イントロン1境界からなる群から選択される、[4]に記載のgRNA分子。
[6] 前記標的化ドメインが、表1~3及び18のいずれかからの標的化ドメイン配列と同一であるか、又は3ヌクレオチド以下が異なる配列を含む、[1]に記載のgRNA分子。
[7] 前記標的化ドメインが表1~3及び18のものから選択される、[1]に記載のgRNA分子。
[8] 前記gRNAがモジュラーgRNA分子又はキメラgRNA分子である、[1]~[7]のいずれか一項に記載のgRNA分子。
[9] 5’から3’方向に、
標的化ドメイン;
第1の相補的ドメイン;
連結ドメイン;
第2の相補的ドメイン;
近位ドメイン;及び
尾部ドメイン
を含む、[1]~[8]のいずれか一項に記載のgRNA分子。
[10] (a)前記RHO遺伝子の標的ドメインに相補的な標的化ドメインを含むgRNA分子をコード化する配列を含む核酸。
[11] 前記gRNA分子が、[1]~[9]のいずれか一項に記載のgRNA分子である、[10]に記載の核酸。
[12] 前記標的化ドメインが、RHO標的位置の10ヌクレオチド内で、二本鎖切断及び一本鎖切断から選択される切断事象を提供するように構成される、[11]に記載の核酸。
[13] 前記標的化ドメインが、表1~3及び18のいずれかからの標的化ドメイン配列と同一であるか、又は3ヌクレオチド以下が異なる配列を含む、[11]に記載の核酸。
[14] 前記標的化ドメインが表1~3及び18のものから選択される、[11]に記載の核酸。
[15] 前記gRNAがモジュラーgRNA分子又はキメラ分子である、[10]~[14]のいずれか一項に記載の核酸。
[16] 前記核酸が、(a)の前記gRNA分子をコード化する配列と作動可能に連結するプロモーターを含む、[10]~[15]のいずれか一項に記載の核酸。
[17] (a)の前記gRNA分子をコード化する配列と作動可能に連結する前記プロモーターが、U6プロモーターである、[16]に記載の核酸。
[18] (b)RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する配列をさらに含む、[10]~[17]のいずれか一項に記載の核酸。
[19] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子が、標的核酸中で二本鎖切断を形成する、[18]に記載の核酸。
[20] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子が、標的核酸中で一本鎖切断を形成する、[18]に記載の核酸。
[21] 前記一本鎖切断が、前記gRNA分子の前記標的化ドメインがそれに相補的である前記標的核酸の前記鎖中に形成される、[20]に記載の核酸。
[22] 前記一本鎖切断が、前記gRNAの前記標的化ドメインがそれに相補的である前記鎖以外の前記標的核酸の前記鎖中に形成される、[21]に記載の核酸。
[23] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子がCas9分子である、[18]に記載の核酸。
[24] 前記Cas9分子がニッカーゼ分子を含む、[23]に記載の核酸。
[25] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子がCpf1分子である、[18]に記載の核酸。
[26] 前記核酸が、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する前記配列と作動可能に連結するプロモーターを含む、[18]~[25]のいずれか一項に記載の核酸。
[27] (b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する前記配列と作動可能に連結する前記プロモーターが、RHO、CMV、EFS、GRK1、CRX、NRL、及びRCVRNプロモーターからなる群から選択されるプロモーターを含む、[26]に記載の核酸。
[28] (c)RHO cDNA分子をさらに含む、[10]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[29] 前記RHO cDNA分子が、前記gRNA分子とのハイブリッド形成に耐性があるようにコドン修飾されていない、[24]に記載の核酸。
[30] 前記RHO cDNA分子が、前記RHO遺伝子のエクソン1、エクソン2、エクソン3、エクソン4、及びエクソン5を含むヌクレオチド配列を含む、[28]に記載の核酸。
[31] 前記RHO cDNA分子が、前記RHO遺伝子のエクソン1、イントロン1、エクソン2、エクソン3、エクソン4、及びエクソン5を含むヌクレオチド配列を含む、[28]に記載の核酸。
[32] イントロン1が、イントロン1の5’末端、イントロン1の3’末端、又はその双方に1つ又は複数のトランケーションを含む、[28]に記載の核酸。
[33] 前記核酸が、前記RHO cDNA分子の下流の3’UTRヌクレオチド配列を含む、[28]~[32]のいずれか一項に記載の核酸。
[34] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、RHO遺伝子3’UTRヌクレオチド配列を含む、[33]に記載の核酸。
[35] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、α-グロビン3’UTRヌクレオチド配列を含む、[33]に記載の核酸。
[36] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、β-グロビン3’UTRヌクレオチド配列を含む、[33]に記載の核酸。
[37] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、前記3’UTRヌクレオチド配列の5’末端、前記3’UTRヌクレオチド配列の3’末端、又はその双方に1つ又は複数のトランケーションを含む、[33]~[36]のいずれか一項に記載の核酸。
[38] 前記核酸が、(c)の前記RHO cDNA分子と作動可能に連結するプロモーターを含む、[28]~[37]のいずれか一項に記載の核酸。
[39] (c)の前記RHO cDNA分子と作動可能に連結する前記プロモーターが、桿体特異的プロモーターである、[38]に記載の核酸。
[40] 前記桿体特異的プロモーターが、ヒトRHOプロモーターである、[39]に記載の核酸。
[41] 前記ヒトRHOプロモーターが、内在性RHOプロモーターを含む、[40]に記載の核酸。
[42] (d)前記RHO遺伝子の第2の標的ドメインに相補的な標的化ドメインを有する第2のgRNA分子をコード化する配列をさらに含む、[41]に記載の核酸。
[43] 前記第2のgRNAの前記標的化ドメインが、RHO標的位置の10ヌクレオチド内で、二本鎖切断及び一本鎖切断から選択される切断事象を提供するように構成される、[42]に記載の核酸。
[44] 前記第2のgRNA分子が、モジュラーgRNA分子又はキメラgRNA分子である、[42]又は[43]に記載の核酸。
[45] 前記第2のgRNA分子が、キメラgRNA分子である、[42]~[44]のいずれか一項に記載の核酸。
[46] 前記第2のgRNA分子が、5’から3’方向に、
標的化ドメイン;
第1の相補的ドメイン;
連結ドメイン;
第2の相補的ドメイン;
近位ドメイン;及び
尾部ドメイン
を含む、[42]~[45]のいずれか一項に記載の核酸。
[47] 第3のgRNA分子をさらに含む、[42]~[46]のいずれか一項に記載の核酸。
[48] 第4のgRNA分子をさらに含む、[47]に記載の核酸。
[49] (a)及び(b)のそれぞれが同じ核酸分子上に存在する、[18]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[50] 前記核酸分子がAAVベクターである、[49]に記載の核酸。
[51] (a)が第1の核酸分子上に存在し、(b)が第2の核酸分子上に存在する、[18]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[52] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[51]に記載の核酸。
[53] (c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子をさらに含む、[18]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[54] (a)及び(c)のそれぞれが同じ核酸分子上に存在する、[53]に記載の核酸。
[55] 前記核酸分子がAAVベクターである、[54]に記載の核酸。
[56] (a)が第1の核酸分子上に存在し、(c)が第2の核酸分子上に存在する、[53]に記載の核酸。
[57] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[56]に記載の核酸。
[58] (b)[18]~[27]のいずれ一か項に記載のRNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する配列;及び
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子
をさらに含む、[10]~[17]のいずれか一項に記載の核酸。
[59] (a)、(b)、及び(c)のそれぞれが同じ核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[60] 前記核酸分子がAAVベクターである、[59]に記載の核酸。
[61] (a)、(b)、及び(c)の1つが第1の核酸分子上に存在し;
(a)、(b)、(c)の第2及び第3のものが第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[62] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[61]に記載の核酸。
[63] (a)が第1の核酸分子上に存在し、(b)及び(c)が第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[64] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[63]に記載の核酸。
[65] (b)が第1の核酸分子上に存在し、(a)及び(c)が第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[66] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[65]に記載の核酸。
[67] (c)が第1の核酸分子上に存在し、(b)及び(a)が第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[68] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[67]に記載の核酸。
[69] 前記第1の核酸分子がAAVベクター以外であり、前記第2の核酸分子がAAVベクターである、[51]、[56]、[61]、[63]、[65]、及び[67]のいずれか一項に記載の核酸。
[70] [1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA分子を含む、組成物。
[71] [18]~[27]のいずれか一項に記載の(b)Cas9分子をさらに含む、[70]に記載の組成物。
[72] (c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子をさらに含む、[71]に記載の組成物。
[73] 第2のgRNA分子をさらに含む、[72]に記載の組成物。
[74] 第3のgRNA分子をさらに含む、[73]に記載の組成物。
[75] 第4のgRNA分子をさらに含む、[75]に記載の組成物。
[76] 前記細胞を
(a)[1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA;
(b)[18]~[27]のいずれか一項に記載のRNA誘導ヌクレアーゼ分子;
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子;及び
任意選択的に、(d)[42]~[46]のいずれか一項に記載の第2のgRNA分子に接触させるステップを含む、細胞を改変する方法。
[77] 第3のgRNA分子をさらに含む、[76]に記載の方法。
[78] 第4のgRNA分子をさらに含む、[77]に記載の方法。
[79] 前記細胞を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)と接触させるステップを含む、[76]に記載の方法。
[80] 前記細胞が、adRPに罹患している対象に由来する、[76]~[79]のいずれか一項に記載の方法。
[81] 前記細胞が、前記RHO遺伝子に変異を有する対象に由来する、[76]~[80]のいずれか一項に記載の方法。
[82] 前記細胞が網膜細胞である、[76]~[81]のいずれか一項に記載の方法。
[83] 前記網膜細胞が桿体光受容体である、[82]に記載の方法。
[84] 前記細胞が、胚性幹細胞、誘導万能性幹細胞、造血幹細胞、神経細胞幹細胞又は間葉系幹細胞である、[76]~[83]のいずれか一項に記載の方法。
[85] 前記接触が生体外で実施される、[76]~[83]のいずれか一項に記載の方法。
[86] 前記接触した細胞を前記対象の体内に戻す、[84]に記載の方法。
[87] 前記接触が生体内で実施される、[76]~[83]のいずれか一項に記載の方法。
[88] 前記細胞中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[80]~[87]のいずれか一項に記載の方法。
[89] 前記RHO遺伝子の一部を配列決定することによって、前記細胞中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[88]に記載の方法。
[90] RHO標的位置を変更して前記RHO遺伝子の機能をノックアウトするステップを含む、[76]~[89]のいずれか一項に記載の方法。
[91] 接触させるステップが、前記細胞を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)の少なくとも1つをコード化する核酸に接触させるステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[92] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子と、(a)及び(c)、及び任意選択的に(d)をコード化する核酸とを前記細胞に送達するステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[93] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子、(a)の前記gRNA分子、及び(c)の前記RHO cDNA分子を前記細胞に送達するステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[94] 接触させるステップが、(a)の前記gRNA分子と、(c)の前記RHO cDNA分子と、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する核酸とを前記細胞に送達するステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[95] 対象(又は前記対象の細胞)を
(a)[1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA;
(b)[18]~[27]のいずれか一項に記載のRNA誘導ヌクレアーゼ分子;
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子;及び
任意選択的に、(d)[42]~[46]のいずれか一項に記載の第2のgRNAと接触させる方法。
[96] 第3のgRNA分子をさらに含む、[95]に記載の方法。
[97] 第4のgRNA分子をさらに含む、[96]に記載の方法。
[98] 前記対象を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)と接触させるステップをさらに含む、[97]に記載の方法。
[99] 前記対象がadRPに罹患している、[95]~[98]のいずれか一項に記載の方法。
[100] 前記対象が前記RHO遺伝子に変異を有する、[95]~[99]のいずれか一項に記載の方法。
[101] 前記対象中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[95]~[100]のいずれか一項に記載の方法。
[102] 前記RHO遺伝子の一部を配列決定することによって、前記対象中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[101]に記載の方法。
[103] RHO標的位置を変更して前記RHO遺伝子の機能をノックアウトするステップを含む、[95]~[102]のいずれか一項に記載の方法。
[104] 前記対象の細胞が、生体外で、(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)に接触される、[95]~[103]のいずれか一項に記載の方法。
[105] 前記細胞を前記対象の体内に戻す、[104]に記載の方法。
[106] 前記治療が、細胞を前記対象の身体に導入するステップを含み、前記細胞対象が、生体外で、(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)に接触される、[95]~[105]のいずれか一項に記載の方法。
[107] 前記接触させるステップが生体内で実施される、[95]~[106]のいずれか一項に記載の方法。
[108] 前記接触させるステップが静脈内送達を含む、[107]に記載の方法。
[109] 接触させるステップが、前記対象を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)の少なくとも1つをコード化する核酸に接触させるステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[110] 接触させるステップが、前記対象を[10]~[69]のいずれか一項に記載の核酸に接触させるステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[111] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子と、(a)及び(c)、及び任意選択的に(d)をコード化する(encodes and)核酸とを前記対象に送達するステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[112] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子、(a)の前記gRNA、及び(c)の前記RHO cDNA分子、及び任意選択的に(d)の前記第2のgRNAを前記対象に送達するステップを含む、[95]~[108]のいずれかに記載の方法。
[113] 接触させるステップが、(a)の前記gRNAと、(c)の前記RHO cDNA分子と、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する核酸とを前記対象に送達するステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[114] 本明細書に記載のgRNA、核酸、又は組成物、及びadRPを有する対象からの、又は前記RHO遺伝子に変異を有する対象からの細胞を含む、反応混合物。
[115] (a)[1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA分子、又は前記gRNAをコード化する核酸、及び
(b)[18]~[27]のいずれか一項に記載のCas9分子;
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子;
任意選択的に、(d)[42]~[46]のいずれか一項に記載の第2のgRNA分子;及び
(e)(b)及び(c)の1つ又は複数をコード化する核酸の1つ又は複数を含むキット。
[116] (a)、(b)、(c)、及び(d)の1つ又は複数をコード化する核酸を含む、[115]に記載のキット。
[117] 前記RHO遺伝子のRHO標的位置を標的化する第3のgRNA分子をさらに含む、[116]に記載のキット。
[118] 前記RHO遺伝子のRHO標的位置を標的化する第4のgRNA分子をさらに含む、[117]に記載のキット。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] RHO遺伝子の標的配列に結合する標的ドメインを含む、ガイドRNA(gRNA)分子。
[2] 前記標的化ドメインが、RHO遺伝子の標的ドメインに相補的である、[1]に記載のgRNA分子。
[3] 前記標的化ドメインが、RHO標的位置の10ヌクレオチド内で、二本鎖切断及び一本鎖切断から選択される切断事象を提供するように構成される、[1]に記載のgRNA分子。
[4] 前記RHO標的位置が前記RHO遺伝子の5’領域にある、[1]に記載のgRNA分子。
[5] 前記RHO遺伝子の5’領域が、前記RHO遺伝子の5’非翻訳(UTR)領域、エクソン1、エクソン1/イントロン1境界、エクソン2、及びエクソン2/イントロン1境界からなる群から選択される、[4]に記載のgRNA分子。
[6] 前記標的化ドメインが、表1~3及び18のいずれかからの標的化ドメイン配列と同一であるか、又は3ヌクレオチド以下が異なる配列を含む、[1]に記載のgRNA分子。
[7] 前記標的化ドメインが表1~3及び18のものから選択される、[1]に記載のgRNA分子。
[8] 前記gRNAがモジュラーgRNA分子又はキメラgRNA分子である、[1]~[7]のいずれか一項に記載のgRNA分子。
[9] 5’から3’方向に、
標的化ドメイン;
第1の相補的ドメイン;
連結ドメイン;
第2の相補的ドメイン;
近位ドメイン;及び
尾部ドメイン
を含む、[1]~[8]のいずれか一項に記載のgRNA分子。
[10] (a)前記RHO遺伝子の標的ドメインに相補的な標的化ドメインを含むgRNA分子をコード化する配列を含む核酸。
[11] 前記gRNA分子が、[1]~[9]のいずれか一項に記載のgRNA分子である、[10]に記載の核酸。
[12] 前記標的化ドメインが、RHO標的位置の10ヌクレオチド内で、二本鎖切断及び一本鎖切断から選択される切断事象を提供するように構成される、[11]に記載の核酸。
[13] 前記標的化ドメインが、表1~3及び18のいずれかからの標的化ドメイン配列と同一であるか、又は3ヌクレオチド以下が異なる配列を含む、[11]に記載の核酸。
[14] 前記標的化ドメインが表1~3及び18のものから選択される、[11]に記載の核酸。
[15] 前記gRNAがモジュラーgRNA分子又はキメラ分子である、[10]~[14]のいずれか一項に記載の核酸。
[16] 前記核酸が、(a)の前記gRNA分子をコード化する配列と作動可能に連結するプロモーターを含む、[10]~[15]のいずれか一項に記載の核酸。
[17] (a)の前記gRNA分子をコード化する配列と作動可能に連結する前記プロモーターが、U6プロモーターである、[16]に記載の核酸。
[18] (b)RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する配列をさらに含む、[10]~[17]のいずれか一項に記載の核酸。
[19] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子が、標的核酸中で二本鎖切断を形成する、[18]に記載の核酸。
[20] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子が、標的核酸中で一本鎖切断を形成する、[18]に記載の核酸。
[21] 前記一本鎖切断が、前記gRNA分子の前記標的化ドメインがそれに相補的である前記標的核酸の前記鎖中に形成される、[20]に記載の核酸。
[22] 前記一本鎖切断が、前記gRNAの前記標的化ドメインがそれに相補的である前記鎖以外の前記標的核酸の前記鎖中に形成される、[21]に記載の核酸。
[23] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子がCas9分子である、[18]に記載の核酸。
[24] 前記Cas9分子がニッカーゼ分子を含む、[23]に記載の核酸。
[25] 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子がCpf1分子である、[18]に記載の核酸。
[26] 前記核酸が、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する前記配列と作動可能に連結するプロモーターを含む、[18]~[25]のいずれか一項に記載の核酸。
[27] (b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する前記配列と作動可能に連結する前記プロモーターが、RHO、CMV、EFS、GRK1、CRX、NRL、及びRCVRNプロモーターからなる群から選択されるプロモーターを含む、[26]に記載の核酸。
[28] (c)RHO cDNA分子をさらに含む、[10]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[29] 前記RHO cDNA分子が、前記gRNA分子とのハイブリッド形成に耐性があるようにコドン修飾されていない、[24]に記載の核酸。
[30] 前記RHO cDNA分子が、前記RHO遺伝子のエクソン1、エクソン2、エクソン3、エクソン4、及びエクソン5を含むヌクレオチド配列を含む、[28]に記載の核酸。
[31] 前記RHO cDNA分子が、前記RHO遺伝子のエクソン1、イントロン1、エクソン2、エクソン3、エクソン4、及びエクソン5を含むヌクレオチド配列を含む、[28]に記載の核酸。
[32] イントロン1が、イントロン1の5’末端、イントロン1の3’末端、又はその双方に1つ又は複数のトランケーションを含む、[28]に記載の核酸。
[33] 前記核酸が、前記RHO cDNA分子の下流の3’UTRヌクレオチド配列を含む、[28]~[32]のいずれか一項に記載の核酸。
[34] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、RHO遺伝子3’UTRヌクレオチド配列を含む、[33]に記載の核酸。
[35] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、α-グロビン3’UTRヌクレオチド配列を含む、[33]に記載の核酸。
[36] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、β-グロビン3’UTRヌクレオチド配列を含む、[33]に記載の核酸。
[37] 前記3’UTRヌクレオチド配列が、前記3’UTRヌクレオチド配列の5’末端、前記3’UTRヌクレオチド配列の3’末端、又はその双方に1つ又は複数のトランケーションを含む、[33]~[36]のいずれか一項に記載の核酸。
[38] 前記核酸が、(c)の前記RHO cDNA分子と作動可能に連結するプロモーターを含む、[28]~[37]のいずれか一項に記載の核酸。
[39] (c)の前記RHO cDNA分子と作動可能に連結する前記プロモーターが、桿体特異的プロモーターである、[38]に記載の核酸。
[40] 前記桿体特異的プロモーターが、ヒトRHOプロモーターである、[39]に記載の核酸。
[41] 前記ヒトRHOプロモーターが、内在性RHOプロモーターを含む、[40]に記載の核酸。
[42] (d)前記RHO遺伝子の第2の標的ドメインに相補的な標的化ドメインを有する第2のgRNA分子をコード化する配列をさらに含む、[41]に記載の核酸。
[43] 前記第2のgRNAの前記標的化ドメインが、RHO標的位置の10ヌクレオチド内で、二本鎖切断及び一本鎖切断から選択される切断事象を提供するように構成される、[42]に記載の核酸。
[44] 前記第2のgRNA分子が、モジュラーgRNA分子又はキメラgRNA分子である、[42]又は[43]に記載の核酸。
[45] 前記第2のgRNA分子が、キメラgRNA分子である、[42]~[44]のいずれか一項に記載の核酸。
[46] 前記第2のgRNA分子が、5’から3’方向に、
標的化ドメイン;
第1の相補的ドメイン;
連結ドメイン;
第2の相補的ドメイン;
近位ドメイン;及び
尾部ドメイン
を含む、[42]~[45]のいずれか一項に記載の核酸。
[47] 第3のgRNA分子をさらに含む、[42]~[46]のいずれか一項に記載の核酸。
[48] 第4のgRNA分子をさらに含む、[47]に記載の核酸。
[49] (a)及び(b)のそれぞれが同じ核酸分子上に存在する、[18]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[50] 前記核酸分子がAAVベクターである、[49]に記載の核酸。
[51] (a)が第1の核酸分子上に存在し、(b)が第2の核酸分子上に存在する、[18]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[52] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[51]に記載の核酸。
[53] (c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子をさらに含む、[18]~[27]のいずれか一項に記載の核酸。
[54] (a)及び(c)のそれぞれが同じ核酸分子上に存在する、[53]に記載の核酸。
[55] 前記核酸分子がAAVベクターである、[54]に記載の核酸。
[56] (a)が第1の核酸分子上に存在し、(c)が第2の核酸分子上に存在する、[53]に記載の核酸。
[57] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[56]に記載の核酸。
[58] (b)[18]~[27]のいずれ一か項に記載のRNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する配列;及び
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子
をさらに含む、[10]~[17]のいずれか一項に記載の核酸。
[59] (a)、(b)、及び(c)のそれぞれが同じ核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[60] 前記核酸分子がAAVベクターである、[59]に記載の核酸。
[61] (a)、(b)、及び(c)の1つが第1の核酸分子上に存在し;
(a)、(b)、(c)の第2及び第3のものが第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[62] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[61]に記載の核酸。
[63] (a)が第1の核酸分子上に存在し、(b)及び(c)が第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[64] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[63]に記載の核酸。
[65] (b)が第1の核酸分子上に存在し、(a)及び(c)が第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[66] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[65]に記載の核酸。
[67] (c)が第1の核酸分子上に存在し、(b)及び(a)が第2の核酸分子上に存在する、[58]に記載の核酸。
[68] 前記第1及び第2の核酸分子がAAVベクターである、[67]に記載の核酸。
[69] 前記第1の核酸分子がAAVベクター以外であり、前記第2の核酸分子がAAVベクターである、[51]、[56]、[61]、[63]、[65]、及び[67]のいずれか一項に記載の核酸。
[70] [1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA分子を含む、組成物。
[71] [18]~[27]のいずれか一項に記載の(b)Cas9分子をさらに含む、[70]に記載の組成物。
[72] (c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子をさらに含む、[71]に記載の組成物。
[73] 第2のgRNA分子をさらに含む、[72]に記載の組成物。
[74] 第3のgRNA分子をさらに含む、[73]に記載の組成物。
[75] 第4のgRNA分子をさらに含む、[75]に記載の組成物。
[76] 前記細胞を
(a)[1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA;
(b)[18]~[27]のいずれか一項に記載のRNA誘導ヌクレアーゼ分子;
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子;及び
任意選択的に、(d)[42]~[46]のいずれか一項に記載の第2のgRNA分子に接触させるステップを含む、細胞を改変する方法。
[77] 第3のgRNA分子をさらに含む、[76]に記載の方法。
[78] 第4のgRNA分子をさらに含む、[77]に記載の方法。
[79] 前記細胞を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)と接触させるステップを含む、[76]に記載の方法。
[80] 前記細胞が、adRPに罹患している対象に由来する、[76]~[79]のいずれか一項に記載の方法。
[81] 前記細胞が、前記RHO遺伝子に変異を有する対象に由来する、[76]~[80]のいずれか一項に記載の方法。
[82] 前記細胞が網膜細胞である、[76]~[81]のいずれか一項に記載の方法。
[83] 前記網膜細胞が桿体光受容体である、[82]に記載の方法。
[84] 前記細胞が、胚性幹細胞、誘導万能性幹細胞、造血幹細胞、神経細胞幹細胞又は間葉系幹細胞である、[76]~[83]のいずれか一項に記載の方法。
[85] 前記接触が生体外で実施される、[76]~[83]のいずれか一項に記載の方法。
[86] 前記接触した細胞を前記対象の体内に戻す、[84]に記載の方法。
[87] 前記接触が生体内で実施される、[76]~[83]のいずれか一項に記載の方法。
[88] 前記細胞中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[80]~[87]のいずれか一項に記載の方法。
[89] 前記RHO遺伝子の一部を配列決定することによって、前記細胞中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[88]に記載の方法。
[90] RHO標的位置を変更して前記RHO遺伝子の機能をノックアウトするステップを含む、[76]~[89]のいずれか一項に記載の方法。
[91] 接触させるステップが、前記細胞を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)の少なくとも1つをコード化する核酸に接触させるステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[92] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子と、(a)及び(c)、及び任意選択的に(d)をコード化する核酸とを前記細胞に送達するステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[93] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子、(a)の前記gRNA分子、及び(c)の前記RHO cDNA分子を前記細胞に送達するステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[94] 接触させるステップが、(a)の前記gRNA分子と、(c)の前記RHO cDNA分子と、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する核酸とを前記細胞に送達するステップを含む、[76]~[90]のいずれか一項に記載の方法。
[95] 対象(又は前記対象の細胞)を
(a)[1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA;
(b)[18]~[27]のいずれか一項に記載のRNA誘導ヌクレアーゼ分子;
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子;及び
任意選択的に、(d)[42]~[46]のいずれか一項に記載の第2のgRNAと接触させる方法。
[96] 第3のgRNA分子をさらに含む、[95]に記載の方法。
[97] 第4のgRNA分子をさらに含む、[96]に記載の方法。
[98] 前記対象を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)と接触させるステップをさらに含む、[97]に記載の方法。
[99] 前記対象がadRPに罹患している、[95]~[98]のいずれか一項に記載の方法。
[100] 前記対象が前記RHO遺伝子に変異を有する、[95]~[99]のいずれか一項に記載の方法。
[101] 前記対象中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[95]~[100]のいずれか一項に記載の方法。
[102] 前記RHO遺伝子の一部を配列決定することによって、前記対象中の前記RHO遺伝子における前記変異の存在についての知識を得るステップを含む、[101]に記載の方法。
[103] RHO標的位置を変更して前記RHO遺伝子の機能をノックアウトするステップを含む、[95]~[102]のいずれか一項に記載の方法。
[104] 前記対象の細胞が、生体外で、(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)に接触される、[95]~[103]のいずれか一項に記載の方法。
[105] 前記細胞を前記対象の体内に戻す、[104]に記載の方法。
[106] 前記治療が、細胞を前記対象の身体に導入するステップを含み、前記細胞対象が、生体外で、(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)に接触される、[95]~[105]のいずれか一項に記載の方法。
[107] 前記接触させるステップが生体内で実施される、[95]~[106]のいずれか一項に記載の方法。
[108] 前記接触させるステップが静脈内送達を含む、[107]に記載の方法。
[109] 接触させるステップが、前記対象を(a)、(b)、(c)、及び任意選択的に(d)の少なくとも1つをコード化する核酸に接触させるステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[110] 接触させるステップが、前記対象を[10]~[69]のいずれか一項に記載の核酸に接触させるステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[111] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子と、(a)及び(c)、及び任意選択的に(d)をコード化する(encodes and)核酸とを前記対象に送達するステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[112] 接触させるステップが、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子、(a)の前記gRNA、及び(c)の前記RHO cDNA分子、及び任意選択的に(d)の前記第2のgRNAを前記対象に送達するステップを含む、[95]~[108]のいずれかに記載の方法。
[113] 接触させるステップが、(a)の前記gRNAと、(c)の前記RHO cDNA分子と、(b)の前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する核酸とを前記対象に送達するステップを含む、[95]~[108]のいずれか一項に記載の方法。
[114] 本明細書に記載のgRNA、核酸、又は組成物、及びadRPを有する対象からの、又は前記RHO遺伝子に変異を有する対象からの細胞を含む、反応混合物。
[115] (a)[1]~[17]のいずれか一項に記載のgRNA分子、又は前記gRNAをコード化する核酸、及び
(b)[18]~[27]のいずれか一項に記載のCas9分子;
(c)[28]~[41]のいずれか一項に記載のRHO cDNA分子;
任意選択的に、(d)[42]~[46]のいずれか一項に記載の第2のgRNA分子;及び
(e)(b)及び(c)の1つ又は複数をコード化する核酸の1つ又は複数を含むキット。
[116] (a)、(b)、(c)、及び(d)の1つ又は複数をコード化する核酸を含む、[115]に記載のキット。
[117] 前記RHO遺伝子のRHO標的位置を標的化する第3のgRNA分子をさらに含む、[116]に記載のキット。
[118] 前記RHO遺伝子のRHO標的位置を標的化する第4のgRNA分子をさらに含む、[117]に記載のキット。
Claims (15)
- ロドプシン(RHO)遺伝子の第1の標的ドメインに相補的な第1の標的化ドメインを含む第1のガイドRNA(gRNA)分子。
- 前記第1の標的化ドメインが、配列番号100~502からなる群から選択される配列番号で示す配列と同一であるか、又は3ヌクレオチド以下が異なる配列を含む、請求項1に記載の第1のgRNA分子。
- 前記第1のgRNA分子が、モジュラーgRNA分子又はキメラgRNA分子である、請求項1又は2に記載の第1のgRNA分子。
- (a)請求項1~3のいずれか一項に記載の第1のgRNA分子をコード化する配列、を含む核酸。
- (b)RNA誘導ヌクレアーゼ分子をコード化する配列をさらに含む、請求項4に記載の核酸。
- 前記RNA誘導ヌクレアーゼ分子がCas9分子である、請求項5に記載の核酸。
- (c)RHO cDNA分子をさらに含む、請求項4~6のいずれか一項に記載の核酸。
- (d)前記RHO遺伝子の第2の標的ドメインに相補的な第2の標的化ドメインを含む第2のgRNA分子をコード化する配列をさらに含む、請求項7に記載の核酸。
- 前記第2の標的化ドメインが、配列番号100~502からなる群から選択される配列番号で示す配列と同一であるか、又は3ヌクレオチド以下が異なる配列を含む、請求項8に記載の核酸。
- 前記第2のgRNA分子が、モジュラーgRNA分子又はキメラgRNA分子である、請求項8又は9に記載の核酸。
- (b)が第一の核酸分子上に存在し、(a)及び(c)が第二の核酸分子上に存在し、任意選択的に、(d)が第二の核酸分子上に存在する、請求項8~10のいずれか一項に記載の核酸。
- 前記第一及び第二の核酸分子がAAVベクターである、請求項11に記載の核酸。
- 請求項4~12のいずれか一項に記載の核酸を含む、組成物。
- 前記細胞を、請求項4~12のいずれか一項に記載の核酸と接触させるステップを含む、細胞を改変する方法。
- 前記細胞が網膜細胞である、請求項14に記載の方法。
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