JPWO2020170436A1 - 電源供給監視装置 - Google Patents

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Abstract

電源供給監視装置は、外部電源を入力し、外部電源と絶縁された二次側電源を出力する絶縁電源回路と、絶縁電源回路の一次側に設けられ、絶縁電源回路に対して外部電源が正常に印加されているか否かを監視し、外部電源が正常に印加されていない場合には外部電源異常と判定し、絶縁電源回路から二次側電源が出力されないように制御する電圧監視回路と、二次側電源が正常に出力された状態でオン状態となり、二次側電源が正常に出力されない状態でオフ状態となるスイッチを含んで構成されるスイッチ回路とを備える。

Description

本発明は、主電源とは異なる外部電源を入力し、外部電源と絶縁された二次側電源を出力する絶縁電源回路の二次側から、絶縁電源回路に対して外部電源が正常に印加されているか否かを監視する電源供給監視装置に関するものである。
プログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、PLCと称す)、計測装置などのFA(Factory Automation)機器では、様々な外部機器との間で入出力が行なわれる。この場合、ノイズ防止、機器間の相互干渉防止、機器の保護などを目的として、外部機器とのインタフェースが絶縁されている。
さらに、FA機器では、電源供給が正常に行われているか否かの診断を行い、診断結果に応じて機器の停止およびユーザへの通知を行うことが求められている。
また、信頼性向上のためには、電源供給が不安定な状態、あるいは電圧が過不足である状態が発生しないように、絶縁電源回路を監視することが重要である。そして、これらの状態が発生している場合には、スイッチングトランス、半導体素子などが破損すること、および負荷急変時に出力電圧がチャタリングまたは電圧降下することを防止するために、絶縁電源回路の二次側に接続された負荷を停止させることが必要となる。
さらに、FA機器では、有寿命部品および発熱源を少なくする必要がある。
絶縁された二次側電源を生成するために絶縁電源回路に入力される外部電源が、正常に印加されているか否かを監視し、監視結果を示す信号として電源供給信号を出力する場合を考える。この場合、一次〜二次間にフォトカプラを使用して、電源供給信号を絶縁する方法が一般的に用いられている。
例えば、絶縁電源回路の一次側に電圧監視回路を設け、電圧監視回路から監視結果として出力される電源供給信号を、フォトカプラによって二次側へ伝送することが行われている。
また、絶縁された二次側において、整流ダイオードの両端電圧を監視し、停電を検出する従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。
また、一次側から二次側に接続したフォトカプラで、絶縁電源回路への電源供給の有無を監視し,電源供給時においてフォトカプラの二次側のトランジスタが導通することで、リセットICの電源供給が開始される従来技術がある(例えば、特許文献2参照)。特許文献2では、このようにして、絶縁電源回路へ電源が正常に供給された際に、リセットICへの電源供給を開始させるAND処理が行われている。
実開昭60−44439号公報 特開2007−192690号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題を有している。
特許文献1の回路では、フォトカプラにより絶縁された一次〜二次間を伝送する信号がない代わりに、停電検出回路により整流回路のダイオードの電圧を検出している。従って、この場合には、整流回路と停電検出回路との間を絶縁する必要がある。すなわち、停電検出回路を設けるために、第二の絶縁箇所が増える結果となる。
また、整流回路の両端電圧は、平滑回路によって平滑されていない。このため、整流回路の両端電圧は、大きなリップルを含んでいる。さらに、一般的には、ダイオードなどの整流素子は、電圧降下が約1V程度である。従って、検出すべき信号が、微小であり、かつリップルによる外乱が大きいため、特許文献1の回路では、高精度に停電を検出することが困難となる課題があった。
一方、特許文献2の回路では、フォトカプラによって導通させた二次側のリセットICを動作させている。このため、フォトカプラがオンできる電圧がフォトカプラの一次側に印加され、かつ、VCCが正常であればリセットICが解除される。従って、一次側に過大な電圧が印加された場合であっても、リセットICが解除されてしまう課題があった。
さらに、特許文献2の回路では、フォトカプラの二次側のトランジスタからリセットICおよび周辺回路の電源を供給し、かつ一次側のツェナーダイオードの電圧を安定させるためには、フォトカプラの一次側に大きな電流を流す必要がある。この場合、フォトカプラの発熱が大きくなり、フォトカプラ自身の寿命が短くなるという課題があった。
また,上述した従来技術では、フォトカプラを使用しているため、発熱部品、および有寿命部品を削減することができない課題があった。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、二次側から一次側の電圧を監視するために、一次側〜二次側間にフォトカプラあるいは整流回路を使用することなしに絶縁電源回路の監視を行うことができる、電源供給監視装置を得ることを目的とする。
本発明に係る電源供給監視装置は、主電源とは異なる外部電源を入力し、外部電源と絶縁された二次側電源を出力する絶縁電源回路と、絶縁電源回路の一次側に設けられ、絶縁電源回路に対して外部電源が正常に印加されているか否かを監視し、外部電源が正常に印加されていない場合には外部電源異常と判定し、絶縁電源回路から二次側電源が出力されないように制御する電圧監視回路と、二次側電源が正常に出力された状態でオン状態となり、二次側電源が正常に出力されない状態でオフ状態となるスイッチを含んで構成されるスイッチ回路とを備えるものである。
本発明によれば、二次側から一次側の電圧を監視するために、一次側〜二次側間にフォトカプラあるいは整流回路を使用することなしに絶縁電源回路の監視を行うことができる、電源供給監視装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る電源供給監視装置を含む全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態1に係る電源供給監視装置を含む、図1とは異なる構成を有する全体構成を示した図である。 本発明の実施の形態2に係るスイッチ回路の構成例であり、スイッチとしてトランジスタを用いた場合を示した図である。 本発明の実施の形態3に係るスイッチ回路の構成例であり、スイッチとしてMOS−FETを用いた場合を示した図である。 本発明の実施の形態4に係るスイッチ回路の構成例であり、保護回路を備えた場合を示した図である。 本発明の実施の形態5に係るスイッチ回路の構成例であり、電圧調整回路を備えた場合を示した図である。 本発明の実施の形態6において、PLCに対して本発明に係る電源供給監視装置を適用した場合の全体構成を示す図である。
本発明における絶縁電源回路に好適な実施の形態を、上記の図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る電源供給監視装置を含む全体構成を示した図である。主電源回路1は、主電源入力110に基づいて、ロジック電源111を生成する。一方、絶縁電源回路2は、外部電源入力101に基づいて、外部電源とは絶縁された二次側電源を生成し、二次側出力102として出力する。ここで、外部電源は、装置内で使用される主電源とは異なり、外部から供給される補助電源に相当する。
電圧監視回路4は、絶縁電源回路2の一次側に設けられており、外部電源入力101として絶縁電源回路2に入力される外部電源が、正常な範囲を有する電圧であるか否かを監視する。ここで、正常な範囲を有する電圧とは、設計時に想定した定格電圧の範囲に相当する。そして、電圧監視回路4は、絶縁電源回路2に対して外部電源が正常に印加されていないとする監視結果が得られた場合には、絶縁電源回路2から二次側電源が出力されないように制御する。
図1の例では、絶縁電源回路2は、外部信号に応じて、二次側電源を出力する起動状態と、二次側電源の出力を停止させる停止状態とが切り替え可能な構成を有している。このような構成を有する場合には、電圧監視回路4は、絶縁電源回路2を停止状態とするための外部信号を、絶縁電源回路2に対して出力することで、絶縁電源回路2から二次側電源が出力されないように制御することができる。
また、図2は、本発明の実施の形態1に係る電源供給監視装置を含む、図1とは異なる構成を有する全体構成を示した図である。図2の例では、外部電源入力101と、絶縁電源回路2において外部電源を入力するための入力端子との間に、第2スイッチ6が設けられている。このような構成を有する場合には、電圧監視回路4は、絶縁電源回路2を停止状態とするために第2スイッチ6をオフ状態に切り替えることで、絶縁電源回路2から二次側電源が出力されないように制御することができる。
絶縁電源回路2の二次側において、ロジック電源111とグランドとの間には、プルアップ抵抗5とスイッチ回路3との直列回路が設けられている。また、プルアップ抵抗5とスイッチ回路3との接続点の電圧は、電源供給信号103として、外部に出力される構成となっている。
スイッチ回路3は、絶縁電源回路2の出力である二次側電源が、正常な電圧範囲として二次側出力102に出力された状態でオン状態となる。一方、スイッチ回路3は、二次側電源が正常な電圧範囲として二次側出力102に出力されない状態でオフ状態となる。従って、スイッチ回路3がオン状態のときには、グランドと同電位のローレベルの信号が電源供給信号103として出力される。
換言すると、スイッチ回路3は、絶縁電源回路2に対して外部電源が正常な定格電圧として印加されている第1条件と、絶縁電源回路2の出力である二次側電源が絶縁電源回路2から正常に出力されている第2条件とがともに成立することで、オン状態となる。
従って、図1あるいは図2の回路構成を備えることで、一次側の電圧過不足による外部電源異常によって絶縁電源回路2が異常動作することを抑制し、かつ、絶縁電源回路2が破損などにより動作せずに二次側電圧が正常に出力されない場合には電源供給信号103をオンさせないようにするAND条件を構築することができる。この結果、フォトカプラのような有寿命部品および発熱部品を使用せずに、電源供給信号103を生成することができる。
なお、図1および図2の例では、プルアップ抵抗5の一端がロジック電源111と接続されている。ただし、プルアップ抵抗5を他の電源によってプルアップする構成を採用することによっても、同様の効果を得ることができる。また、電源供給信号103を生成する回路は、スイッチ回路3とプルダウン抵抗とを組み合わせた回路により構成することも可能である。
また、スイッチ回路3は、電子スイッチを含んで構成することもでき、機械スイッチを含んで構成することもできる。なお、スイッチ回路3の具体的な構成に関しては、後述する実施の形態2〜5において詳細に説明する。
以上のように、実施の形態1によれば、絶縁電源回路の一次側に設計時に想定した定格電圧が印加されている条件と、絶縁電源回路が電圧を出力している条件とがともに成立することで、スイッチ回路をオンできる構成を備えている。この結果、フォトカプラあるいは整流回路を使用することなしに絶縁電源回路を監視し、監視結果に基づいて電源供給信号を出力することができる電源供給監視装置を実現できる。
実施の形態2.
本実施の形態2では、トランジスタを用いてスイッチ回路3を構成する具体例について説明する。図3は、本発明の実施の形態2に係るスイッチ回路3の構成例であり、スイッチとしてトランジスタを用いた場合を示した図である。
図3に示したスイッチ回路3は、2つの抵抗31、ベース抵抗32、プルダウン抵抗33、およびトランジスタ34を備えて構成されている。具体的には、本実施の形態2に係るスイッチ回路3は、電子スイッチの素子として使用されるトランジスタ34と、二次側出力102から供給される電圧を分圧する2つの抵抗31と、分圧された電圧によりベース抵抗32およびプルダウン抵抗33からなる回路を介してスイッチングされるトランジスタ34とにより構成されている。
二次側出力102の電圧が抵抗31によって分圧され、トランジスタ34のVBEを超える電圧が印加されると、トランジスタ34がオンし、電源供給信号103がローレベルとなる。一方、トランジスタ34がオフの場合には、プルアップ抵抗5により電源供給信号103がロジック電源111となり、ハイレベルとなる。この結果、二次側出力102の電圧に応じて、ロジック電源111の電圧レベルでのハイ/ローの信号が、電源供給信号103として出力される。
なお、図3に示したベース抵抗32およびプルダウン抵抗33は、トランジスタの動作を安定させるための一般的な構成であり、本実施の形態2に係るスイッチ回路3の構成を限定するものではない。
実施の形態3.
本実施の形態3では、MOS−FETを用いてスイッチ回路3を構成する具体例について説明する。図4は、本発明の実施の形態3に係るスイッチ回路3の構成例であり、スイッチとしてMOS−FETを用いた場合を示した図である。
図4に示したスイッチ回路3は、2つの抵抗31、およびMOS−FET35を備えて構成されている。具体的には、本実施の形態3に係るスイッチ回路3は、電子スイッチの素子として使用されるMOS−FET35と、二次側出力102から供給される電圧を分圧する2つの抵抗31と、分圧された電圧がゲートに印加されるMOS−FET35とにより構成されている。そして、印加電圧がMOS−FET35のゲート−ソース間のしきい値を超えた場合に、MOS−FET35がオンし、電源供給信号103がローレベルとなる。
一方、MOS−FET35がオフの場合には、プルアップ抵抗5により電源供給信号103がロジック電源111となり、ハイレベルとなる。この結果、二次側出力102の電圧に応じて、ロジック電源111の電圧レベルでのハイ/ローの信号が、電源供給信号103として出力される。
なお、ゲート−ソース間のしきい値は、MOS−FET35の有する特性によってあらかじめ設定されるパラメータである。従って、所望のしきい値を有するMOS−FET35を選定することで、適切な動作を行うスイッチ回路3を設計することが可能である。
実施の形態4.
本実施の形態4では、MOS−FETを用いてスイッチ回路3を構成し、かつ、ツェナーダイオードを用いてMOS−FETのゲート電圧をクランプする具体例について説明する。図5は、本発明の実施の形態4に係るスイッチ回路3の構成例であり、保護回路を備えた場合を示した図である。
図5に示したスイッチ回路3は、電流制限抵抗36、ツェナーダイオード37、プルダウン抵抗33、およびMOS−FET35を備えて構成されている。具体的には、本実施の形態4に係るスイッチ回路3は、電子スイッチの素子として使用されるMOS−FET35と、二次側出力102から供給される電圧を分圧する電流制限抵抗36とプルダウン抵抗33とが配置されている。さらに、本実施の形態4に係るスイッチ回路3において、電流制限抵抗36とプルダウン抵抗33との接続点には、一端がグランドに接続されたツェナーダイオード37が配置されている。そして、分圧された電圧がMOS−FET35のゲート−ソース間のしきい値を超えた場合に、MOS−FET35がオンし、電源供給信号103がローレベルとなる。
一方、MOS−FET35がオフの場合には、プルアップ抵抗5により電源供給信号103がロジック電源111となり、ハイレベルとなる。この結果、二次側出力102の電圧に応じて、ロジック電源111の電圧レベルでのハイ/ローの信号が、電源供給信号103として出力される。
また、二次側出力102の電圧が大きい場合には、ツェナーダイオード37によってMOS−FET35のゲートに印加される電圧がクランプされることで、MOS−FET35が保護される。従って、図5に示した構成により、保護回路を備えたスイッチ回路3を実現できる。
なお、ツェナーダイオード37のツェナー電流は、電流制限抵抗36と二次側出力102によって決定される。
また、ツェナーダイオード37は、電圧がクランプできる素子であれば、他の素子を代用することができる。例として、シリコンダイオード、あるいは発光ダイオード(LED)の順方向電圧によって、MOS−FET35のゲートに印加される電圧をクランプしてもよい。あるいは、シャントレギュレータなどのICによって定電圧化し、MOS−FET35のゲートに印加される電圧をクランプしてもよい。
実施の形態5.
本実施の形態5では、MOS−FETを用いてスイッチ回路3を構成し、かつ、ツェナーダイオードを用いてMOS−FETのオン電圧をかさ上げする具体例について説明する。図6は、本発明の実施の形態5に係るスイッチ回路3の構成例であり、電圧調整回路を備えた場合を示した図である。
図6に示したスイッチ回路3は、電流制限抵抗36、ツェナーダイオード37、プルダウン抵抗33、およびMOS−FET35を備えて構成されている。具体的には、本実施の形態5に係るスイッチ回路3は、電子スイッチの素子として使用されるMOS−FET35と、二次側出力102から供給される電圧を分圧するツェナーダイオード37と電流制限抵抗36とが配置されている。さらに、本実施の形態2に係るスイッチ回路3において、ツェナーダイオード37と電流制限抵抗36との接続点は、プルダウン抵抗33およびMOS−FET35のゲートに接続されている。
ツェナーダイオード37のツェナー電圧値を超えない場合には、ツェナーダイオード37が導通しない。このため、MOS−FETのオン電圧をかさ上げすることができる。従って、図6に示した構成により、MOS−FETのオン電圧を調整する電圧調整回路を備えたスイッチ回路3を実現できる。
なお、上述した実施の形態2〜5では、スイッチ回路3に含まれるスイッチを電子スイッチとして構成する場合について説明したが、リレーを用いることで機械スイッチを含む構成とすることも可能である。
実施の形態6.
図7は、本発明の実施の形態6において、PLCに対して本発明に係る電源供給監視装置を適用した場合の全体構成を示す図である。具体的には、本実施の形態6では、上述した実施の形態1〜5に係る電源供給監視装置を、ビルディングブロックタイプPLCのアナログ出力ユニットに適用した場合について説明する。
絶縁電源回路2およびアイソレータ12によって、アナログ出力114およびD/A回路11は、PLCから絶縁されている。
主電源入力110には、ベースから供給されるユニットの主電源が接続される。主電源の電圧は、電圧監視回路4bによって監視される。降圧回路7a、7bがオンすることで、アナログ出力ユニットのコントローラに相当するマイコン8が起動される。マイコン8は、I/F回路9および外部I/F113を介して、PLCのCPUと双方向通信を行い、アナログ出力ユニットの制御を実行する。
なお、スイッチがオン状態であるかオフ状態であるかを入力信号として取り込み、入力信号に応じた制御を実行するコントローラは、マイコン8には限定されない。コントローラとは、マイコンを使用せずに、ロジック回路あるいはリレー回路で入出力を制御するような装置も含むものである。
アナログ出力ユニットが起動しているときには、外部電源入力101が印加されていなくても、マイコン8とCPUとは通信でき、CPUからアナログ出力ユニットを制御することが可能である。ただし、外部電源入力101が印加されていない場合には、マイコン8は、D/A回路11への出力指令を行わない。
さらに、マイコン8は、外部電源入力101が印加されていない場合には、報知信号を出力することで、LED10により外部電源入力101が印加されていないことを、ユーザに報知することができる。この際、PLCのCPUは、マイコン8と双方向通信を行うことで、この報知信号を検知することができる。
なお、LED10は、ユーザに対して視覚的に報知を行うために用いられており、LED10以外にも、表示器、ブザーなどによって報知を行うことが可能である。
図7において、絶縁電源回路2、スイッチ回路3、および電圧監視回路4aを用いて、外部電源入力101に基づいて電源供給信号を生成する構成は、図1および図4の構成を備えた電源供給監視装置に相当する。
従って、図7に示した電源供給監視装置を適用することで、外部電源入力101に設計時において想定した定格電圧が正常に印加され、かつ絶縁電源回路2が動作して二次側出力102が出力されている場合に、電源供給信号103が入力信号としてマイコン8に通知されることとなる。
この結果、マイコン8は、電源供給信号103を取り込むことで、フォトカプラなどを使用せず、絶縁電源回路2の一次〜二次間の信号を使用せずに、二次側から、一次側である外部電源入力101の供給有無を、間接的に判定することができる。
さらに、絶縁電源回路2が破損などにより動作しない場合には、電源供給信号103が無効化される。このため、マイコン8は、絶縁電源回路2の故障時にも、異常であることを検知できる。従って、マイコン8は、電源供給信号103をフェールセーフとしても使用できる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る電源供給監視装置は、PLC,計測器など、主電源と別に絶縁された外部電源を有し、外部電源の供給有無の判定結果に応じて動作を変更する産業用機器において、利用することができる。
産業用機器の動作の具体例としては、絶縁されたD/A出力、絶縁されたA/D出力、計装、温度入力、ネットワークユニット、通信I/Fを有するユニットなどが挙げられる。また、適用例として、サーボアンプに本発明に係る電源供給監視装置を適用することで、モータの電源電圧が異常な場合にサーボ制御を停止させることができる。
また、別の適用例として、計測器に本発明に係る電源供給監視装置を適用することで、通信機器用電源が供給されていない場合に、計測を停止させることができる。
バッテリを主電源として使用し、外部電源に相当する補助電源としてAC電源を接続できる機器においては、補助電源が供給されなくなった場合に、データを保存しスタンバイ状態とするなどの適用も可能である。
1 主電源回路、2 絶縁電源回路、3 スイッチ回路、4、4a、4b 電圧監視回路、5 プルアップ抵抗、6 第2スイッチ、7a、7b 降圧回路、8 マイコン、9、I/F回路、10 LED(報知装置)、11 D/A回路、12 アイソレータ、31 抵抗、32 ベース抵抗、33 プルダウン抵抗、34 トランジスタ、35 MOS−FET、36 電流制限抵抗、37 ツェナーダイオード、101 外部電源入力、102 二次側出力、103 電源供給信号、110 主電源入力、111 ロジック電源、112 マイコン電源、113 外部I/F、114 アナログ出力。
本発明に係る電源供給監視装置は、主電源とは異なる外部電源を入力し、外部電源と絶縁された二次側電源を出力する絶縁電源回路と、絶縁電源回路の一次側に設けられ、絶縁電源回路に対して外部電源が正常に印加されているか否かを監視し、外部電源が正常に印加されていない場合には外部電源異常と判定し、絶縁電源回路から二次側電源が出力されないように制御する電圧監視回路と、二次側電源が正常に出力された状態でオン状態となり、二次側電源が正常に出力されない状態でオフ状態となるスイッチを含んで構成されるスイッチ回路と、絶縁電源回路の二次側において、主電源の入力に基づいて生成されるロジック電源とグランドとの間に、プルアップ抵抗とスイッチ回路とを直列に接続することで設けられた直列回路とを備え、プルアップ抵抗とスイッチ回路との接続点の電圧は、電源供給信号として外部に出力されるものである。

Claims (9)

  1. 主電源とは異なる外部電源を入力し、前記外部電源と絶縁された二次側電源を出力する絶縁電源回路と、
    前記絶縁電源回路の一次側に設けられ、前記絶縁電源回路に対して前記外部電源が正常に印加されているか否かを監視し、前記外部電源が正常に印加されていない場合には外部電源異常と判定し、前記絶縁電源回路から前記二次側電源が出力されないように制御する電圧監視回路と、
    前記二次側電源が正常に出力された状態でオン状態となり、前記二次側電源が正常に出力されない状態でオフ状態となるスイッチを含んで構成されるスイッチ回路と
    を備える電源供給監視装置。
  2. 前記絶縁電源回路において前記外部電源を入力するための入力端子と、前記外部電源との間に設けられ、オン状態とオフ状態の切り替えが可能な第2スイッチをさらに備え、
    前記電圧監視回路は、前記外部電源異常と判定した場合には、前記第2スイッチを前記オフ状態に切り替え、前記外部電源異常でないと判定した場合には、前記第2スイッチを前記オン状態に切り替えることで、前記絶縁電源回路から前記二次側電源が出力されないように制御する
    請求項1に記載の電源供給監視装置。
  3. 前記絶縁電源回路は、外部信号に応じて、前記二次側電源を出力する起動状態と、前記二次側電源の出力を停止させる停止状態とが切り替え可能であり、
    前記電圧監視回路は、前記外部電源異常と判定した場合には、前記絶縁電源回路を前記停止状態とするように前記外部信号を出力し、前記外部電源異常でないと判定した場合には、前記絶縁電源回路を前記起動状態とするように前記外部信号を出力することで、前記絶縁電源回路から前記二次側電源が出力されないように制御する
    請求項1に記載の電源供給監視装置。
  4. 前記スイッチ回路に含まれている前記スイッチは、前記二次側電源が正常に出力されたことでオン状態に切り替わるトランジスタまたはMOS−FETによる電子スイッチである
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電源供給監視装置。
  5. 前記スイッチ回路に含まれている前記スイッチは、前記二次側電源が正常に出力されたことでオン状態に切り替わるリレーによる機械スイッチである
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電源供給監視装置。
  6. 前記スイッチ回路は、前記二次側電源の電圧の大きさに応じて前記スイッチを保護する保護回路をさらに含む
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電源供給監視装置。
  7. 前記スイッチ回路は、前記二次側電源の電圧の大きさがあらかじめ設定されたオン電圧値以上になることで前記スイッチを前記オン状態に切り替える電圧調整回路をさらに含む
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電源供給監視装置。
  8. 前記スイッチが前記オン状態であるか前記オフ状態であるかを入力信号として取り込み、前記入力信号に応じた制御を実行するコントローラをさらに備える請求項1から7のいずれか1項に記載の電源供給監視装置。
  9. 前記コントローラは、前記スイッチが前記オフ状態である場合には、前記二次側電源が正常に出力されない状態であることを外部に報知するための報知信号を出力する
    請求項8に記載の電源供給監視装置。
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