JPH09298875A - 産業ロボット・コントローラ用電源装置 - Google Patents

産業ロボット・コントローラ用電源装置

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JPH09298875A
JPH09298875A JP13127296A JP13127296A JPH09298875A JP H09298875 A JPH09298875 A JP H09298875A JP 13127296 A JP13127296 A JP 13127296A JP 13127296 A JP13127296 A JP 13127296A JP H09298875 A JPH09298875 A JP H09298875A
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voltage
industrial robot
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power supply
robot controller
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Shinji Ishii
眞二 石井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型化させることなくロボットの危険動作を
回避し得る産業ロボット・コントローラ用電源装置を提
供する。 【解決手段】 産業ロボット・コントローラ用電源装置
において、1つの絶縁トランス1を用いて1つの交流入
力電圧から複数の直流出力電圧を生成することにより、
1次電源(交流入力電圧)を投入、解放した時に、複数
の直流出力電圧を同時に出力、出力停止させること等が
できるようにし、また、AC電圧異常検出回路100に
より、交流入力電圧が規定値を超えるという異常を検出
し、さらに複数の直流出力電圧を一括して監視し、それ
ら異常検出結果、監視結果を産業ロボット・コントロー
ラに伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関し、
特に産業用ロボット・コントローラに好適な電源装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボット・コントローラは、外部
入力回路、外部出力回路、外部シリアル通信回路、サー
ボモータエンコーダ回路、コントロール回路(論理回
路)等の各種回路により構成されているが、これら回路
を駆動するための直流電源としては、従来、(各回路に
対応する)短絡保護付の複数の定電圧電源を用意し、こ
れらを組み合わせてコントローラの各回路に必要な電源
を供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、各定電圧電源
は、電源投入時、電源解放時の電圧変化の時定数が異な
っており、このため1次電源(商用の交流電源)が停電
した場合など、各回路における直流電圧変化を同期して
制御することができず、産業用ロボットが制御不能とな
り、危険動作する可能性があった。また、この危険性を
回避するためには電源シーケンス回路を付加して、回路
規模を大きくする必要があった。また、複数の定電圧電
源のうちの1つに異常が発生しただけで、コントローラ
は原因不明で全体として停止するか、或いは異常動作を
行う危険性があった。さらに、電源投入時にコントロー
ラの各回路を同期してリセットを制御することができ
ず、これを解決するためには、各回路別に電源監視回路
を設ける必要があり、コントローラの回路が繁雑にな
る。また、1次電源(商用の交流電源)の電圧が規定値
を超えて変動した場合の保護回路が無く、このような異
常電圧に対する回路の損傷が大きくなっていた。また、
これに対処するたるための回路は、大規模となってしま
う。そこで、本発明の目的は、大型化させることなくロ
ボットの危険動作を回避し得る産業ロボット・コントロ
ーラ用電源装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、産業ロボット・コントローラ用電源装置
において、1つの絶縁トランスを用いて1つの交流入力
電圧から複数の直流出力電圧を生成する生成回路と、前
記複数の直流出力電圧を一括して監視して、その監視結
果を前記産業ロボット・コントローラに伝達する出力電
圧監視回路を備えている。
【0005】また、本発明は、産業ロボット・コントロ
ーラ用電源装置において、1つの絶縁トランスを用い
て、スイッチング方式、及びフォワード・コンバータ方
式により、1つの交流入力電圧からそれぞれ出力短絡保
護された複数の直流出力電圧を生成する生成回路と、前
記交流入力電圧として100ボルト、または200ボル
トの電圧を選択する選択回路と、前記交流入力電圧が投
入された際にリセット信号を前記産業ロボット・コント
ローラに送出する信号送出回路と、前記交流入力電圧が
高電圧、または低電圧の規定値を超えるという異常を検
出する異常検出回路と、前記複数の直流出力電圧が規定
値よりも低下するか否かを一括して監視し、その監視結
果を前記産業ロボット・コントローラに伝達する出力電
圧監視回路とを備えている。
【0006】本発明によれば、産業ロボット・コントロ
ーラ用電源装置において、1つの絶縁トランスを用いて
1つの交流入力電圧から複数の直流出力電圧を生成する
生成回路と、前記複数の直流出力電圧を一括して監視し
て、その監視結果を前記産業ロボット・コントローラに
伝達する出力電圧監視回路を備えているので、電源装置
を大型化させなくても、1次電源(交流入力電圧)を投
入、解放した時に、複数の直流出力電圧を同時に出力、
出力停止させること等ができ、産業用ロボットの危険動
作を回避することが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例によ
る産業ロボット・コントローラ用電源装置について説明
する。図1,図2は、本形態例による産業ロボット・コ
ントローラ用電源装置の構成を示す回路図である。この
電源装置は、産業用ロボット・コントローラ(以下、コ
ントローラという)の電源として使用されるものであ
り、図1に示したように、1つの絶縁トランス1を用い
て、スイッチング方式、およびフォワード・コンバータ
方式により、互いに絶縁された複数の直流出力(定電
圧)を得ており、スイッチング素子としては、パワーF
ET2が用いられている。
【0008】また、出力電圧を定電圧に制御する制御素
子しては、スイッチングIC3が使用されている。この
スイッチングIC3は、パワーFET2のスイッチング
周期(発振周波数)を一定に制御すると共に、そのスイ
ッチングの1周期に対するON時間の比率(デューティ
・サイクル)制御、すなわちPWM(Pulse Wi
dth Modulation:パルス幅変調)制御を
行うことにより、出力電圧を定電圧に制御するように構
成されている。また、本電源装置に特有な回路しては、
図1中のAC電圧異常検出回路100と、図2に示した
DC電圧監視回路200を備えている。AC電圧異常検
出回路100は、停電等による入力電圧(商用のAC1
00V、またはAC200V:)の異常を検出する回路
である。また、DC電圧監視回路200は、DC出力電
圧の低下を検出するDC電圧異常検出回路201と、コ
ントローラ全体をリセットするリセット回路202とを
有している。なお、これらAC電圧異常検出回路10
0、DC電圧監視回路200については、後で詳細に説
明する。
【0009】図1のヒューズ4は、AC入力からDC出
力までの間に起きる短絡により、本電源装置やコントロ
ーラが破壊等されて産業用業ロボットが危険動作を行う
のを防止するために設けられている。また、ノイズフィ
ルタ5は、ACラインに現れる各種のノイズ(DC出力
ラインからAC入力ラインに戻る入力帰還ノイズ等)を
低減させると共に、これら入力ノイズの低減により出力
ノイズをも低減させるものである。なお、本電源装置
は、フォワード・コンバータ方式を採用しており、数1
0MHz以上の高周波ノイズが多いので、それほど大き
なインダクタンスのコイルは必要なく、小型のノイズフ
ィルタでよい。ノイズフィルタ5の後段には、ヒューズ
付きの突入防止抵抗6が設けられている。この突入防止
抵抗6は、この突入防止抵抗6と並列に配設されたリレ
ー7の接点7a、3端子レギュレータ8、ダイオード9
と共に、電源投入時における突入電流を制限するための
突入防止回路を構成している。なお、ダイオード9は、
リレー7にて発生されるノイズを低減するスナバ回路と
して機能する。
【0010】入力側の整流回路300は、ブリッジ・ダ
イオード10a〜10dと平滑コンデンサ11a,11
bから構成されている。なお、平滑コンデンサ11a,
11bは、抵抗12a,12bと共に倍圧回路400と
しても機能しているが、この倍圧回路400は、電圧切
替端子13をショートさせてAC100Vを入力した場
合に働き、電圧切替端子13をオープンさせてAC20
0Vを入力した場合には働かないようになっている。換
言すれば、AC100Vを入力した場合にも、AC20
0Vを入力した場合と同様の入力電圧を絶縁トランス1
の1次コイルに印加することにより、絶縁トランス1の
変換効率を上げるようにしている。絶縁トランス1の1
次コイルの前には、ダイオード、抵抗、コンデンサから
なるスナバ回路500が設けられ、パワーFET2がタ
ーンオフした瞬間の急激なソース−ドレイン間電圧の上
昇を防ぎ、ソース−ドレイン間電圧が安全領域に入るよ
うにすると同時に、外部に出る不要ノイズを低減させる
ようにしている。
【0011】2次側以降の各整流回路600は、それぞ
れ整流ダイオード14、フライホイールダイオード1
5、チョークコイル16を有しており、整流後のリプル
電圧を小さくできるチョーク・インプット型の整流回路
となっている。なお、フライホイールダイオード15
は、パワーFET2がオフのときに導通し、チョークコ
イル15に残っていたエネルギーを出力側に送ることに
より、出力電流を連続させる働きをする。各整流回路6
00により整流された非安定な電圧は、4次〜8次側で
は、それぞれ4端子レギュレータ17により所望の安定
的な一定電圧にされ、平滑コンデンサ18により平滑さ
れて出力される。なお、各整流回路600の前段(8次
側を除く)には、CRアブソーバ19がそれぞれ設けら
れ、これにより出力ラインのノイズ成分が除去される。
また、各4端子レギュレータ17は、それぞれボリュー
ム20により、出力電圧を微調整可能となっており、さ
らに過電流保護機能(出力の短絡に対する保護機能)を
内蔵している。
【0012】2次側のDC出力(16V)は、スイッチ
ングIC3の電源電圧(Vcc)として活用され、3
次、4次、5次側のDC出力(それぞれ5V、12V、
−12V)は産業用ロボット・コントローラ内部用(プ
ロセッサと、その周辺回路用)のDC電源、6次側のD
C出力(5V)はサーボモータのエンコーダ用DC電
源、7次側のDC出力(5V)はシリアル通信回路用の
DC電源、8次側のDC出力(24V)は入出力回路用
のDC電源として活用される。3次側のチョークコイル
16と平滑コンデンサ18の間には、電流検出抵抗21
が設けられ、また、3次側には、定電圧回路700と過
電流保護回路800が接続されている。
【0013】定電圧回路700は、可変シャント・レギ
ュレータ22、フォトカプラ23、スイッチングIC3
により構成されており、3次側の出力電圧をスイッチン
グIC3にフィードバックして2次〜8次側の出力電圧
が一定になるように制御する。また、過電流保護回路8
00は、可変シャント・レギュレータ24、コンパレー
タ25、フォトカプラ26、及びスイッチングIC3に
より構成されており、電流検出抵抗21、可変シャント
・レギュレータ24、コンパレータ25により3次側の
過電流を検出し、その検出結果をフォトカプラ26を介
して電気的に絶縁された状態でスイッチングIC3にフ
ィードバックして、3次側出力の短絡保護を行う。
【0014】AC電圧異常検出回路100は、整流ダイ
オード27a,27b、高電圧コンパレータ28、低電
圧コンパレータ29、ボリューム30a,30b、整流
ダイオード31a,31b、トランジスタ32、フォト
サイリスタ・カプラ33、トランジスタ34を有してい
る。高電圧コンパレータ28は、ボリューム30aによ
り任意に設定されたAC電圧異常を判定するための高電
圧側のしきい値(電圧値)と入力電圧(1次電源電圧)
を比較し、低電圧コンパレータ29は、ボリューム30
bにより任意に設定されたAC電圧異常を判定するため
の低電圧側のしきい値(電圧値)と入力電圧(1次電源
電圧)を比較し、それぞれ1次電源電圧の異常を検出す
る。その異常検出結果は、トランジスタ32、フォトサ
イリスタ・カプラ33、トランジスタ34を介して、A
C電圧異常信号ACFAILとしてコントローラに伝達
される。
【0015】図2に示したDC電圧監視回路200のD
C電圧異常検出回路201は、4次側〜8次側の各DC
電源に接続されてDC電圧異常を検出するための電圧比
較回路201aと、これらDC電源異常検出結果をコン
トローラに伝達するためのフォトカプラ35、抵抗3
6、ダイオード37をそれぞれ有しており、共用のトラ
ンジスタ38を介してDC電圧異常検出信号DCFAI
Lをコントローラに出力する。4次側〜8次側に接続さ
れた各電圧比較回路201aは、それぞれトランジスタ
39とツェナーダイオード40を有している。
【0016】ただし4次側〜8次側に対応する各ツェナ
ーダイオード40のツェナー電圧は、それぞれ、4次側
〜8次側のDC出力電圧より少し低い値の11.6V、
11.6V、4.6V、4.6V、23Vとなってい
る。そして、各トランジスタ39は、各DC出力電圧が
ツェナー電圧より下がった場合にオフすることにより、
DC電圧異常を検出する。また、DC電圧監視回路20
0のリセット回路202は、3次側のDC電源に接続さ
れたトランジスタ41を有している。なお、上記トラン
ジスタ38、およびフォトカプラ35内のフォトトラン
ジスタも3次側のDC電源に接続されている。
【0017】次に、本直流電源装置の動作を説明する。
AC入力端子から1次電源電圧としてAC100Vまた
はAC200Vが入力されると、そのAC入力電圧は、
ノイズフィルタ5によりノイズが除去され、整流回路3
00により整流され、パワーFET2のスイッチング動
作によりパルス状の電圧として、絶縁トランス1の1次
コイルに印加される。すると、2次〜8次コイル側に同
時に電圧が誘起される。
【0018】2次〜8次コイル側に同時に誘起された各
電圧は、CRアブソーバ19によりノイズが除去され、
整流ダイオード14、チョークコイル16により整流さ
れる。そして、2次側と3次側を除く4次〜8次コイル
側においては、チョークコイル16にて整流されたDC
電圧は、4端子レギュレータ17に入力されて確実に定
電圧化され、平滑コンデンサ18により平滑されて、D
C電源電圧としてコントローラに出力される。
【0019】2次コイル側においては、チョークコイル
16にて整流されたDC電圧(16V)は、スイッチン
グIC3に駆動電源(Vcc)として入力され、3端子
レギュレータ8にも入力される。また、3次コイル側に
おいては、チョークコイル16にて整流されたDC電圧
は、電流検出抵抗21を介して平滑コンデンサ18に入
力されることにより平滑されてDC電源電圧としてコン
トローラに出力されると共に、定電圧回路700および
過電流保護回路800にも入力される。
【0020】電源が投入されると、3端子レギュレータ
8によりリレー7が駆動されて突入防止抵抗6に並列に
設けられた接点7aが閉じられて電流が流れる。この動
作により、電源投入時の1次コイルへの突入電流が制限
される。また、定電圧回路700では、フォトカプラ2
3からスイッチングIC3に伝達される電流は、可変シ
ャント・レギュレータ22の出力電圧(基準電圧)と3
次コイル側の出力電圧との差分電圧値に応じて変化す
る。すると、スイッチングIC3は、パワーFET2に
対し、その電流変化に応じてPWM制御を行うことによ
り、2次〜8次コイル側からのDC出力電圧が一定にな
るようにする。
【0021】また、過電流保護回路800では、可変シ
ャント・レギュレータ24の出力電圧(基準電圧)と3
次コイル側の出力電圧とをコンパレータ25により比較
することにより過電流を検出してフォトカプラ26をオ
フし、このオフ信号に基づいてスイッチングIC3によ
るスイッチング制御を停止することにより、3次コイル
側の出力短絡を保護する。なお、可変シャント・レギュ
レータ22,24の出力電圧(基準電圧)は、それぞれ
ボリューム22a,24aにより調整することができ
る。
【0022】AC電圧異常検出回路100では、AC入
力電圧は、整流ダイオード27a,27bにより整流さ
れて高電圧コンパレータ28と低電圧コンパレータ29
に入力される。そして、高電圧コンパレータ28、低電
圧コンパレータ29は、この入力電圧(AC入力電圧)
と設定された電圧値とを比較し、入力電圧(AC入力電
圧)が設定電圧値を超えた場合に、それぞれ整流ダイオ
ード31a,31bを介してHレベルの信号をトランジ
スタ32に入力してオンさせる。すると、このオン動作
に連動してフォトサイリスタ・カプラ33、トランジス
タ34が順次オンする。このオン動作により、トランジ
スタ34の出力信号であるAC電圧異常信号ACFAI
Lは、HレベルからLレベルにドライブされてコントロ
ーラに伝達される。
【0023】また、DC電圧監視回路200のDC電圧
異常検出回路201は、次のように動作する。すなわ
ち、各電圧比較回路201aでは、入力されたDC電圧
がツェナーダイオード40のツェナー電圧よりも低下す
ると、トランジスタ39はターンオフする。すると、こ
れに連動してフォトカプラ35もターンオフし、共用ト
ランジスタ38は5Vにプルアップされて抵抗36、ダ
イオード37を介してベース電流が流れてターンオンす
る。すると、トランジスタ38の出力信号であるDC電
圧異常信号DCFAILは、LレベルからHレベルにド
ライブされてコントローラに伝達される。すなわち、出
力短絡等により4次〜8次側のDC出力電圧のうち、い
ずれか1つでも規定値以下になると、その旨がコントロ
ーラに伝達される。
【0024】また、DC電圧監視回路200のリセット
回路202では、1次電源が投入されると同時に、3次
コイル側からのDV電圧(5V)が印加されてトランジ
スタ41がオンされる。すると、トランジスタ41の出
力信号であるリセット信号RESETは、Lレベルにド
ライブされてコントローラに伝達される。なお、コント
ローラは、Lレベルのリセット信号RESETが入力さ
れると、外部入出力部、サーボモータエンコーダ等のシ
ステム全体を一斉にリセットして起動する。
【0025】このように、複数の定電圧回路を組合わせ
ることなく、1つの絶縁トランスを用いて複数の直流出
力を得ているため、複数の直流出力電圧を得るための電
源装置を小型化することができ、また、1次電源を投
入、解放した時に、複数の直流出力電圧は同時に出力、
出力停止されるので、産業用ロボットの危険動作を回避
することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
産業ロボット・コントローラ用電源装置において、1つ
の絶縁トランスを用いて1つの交流入力電圧から複数の
直流出力電圧を生成する生成回路と、前記複数の直流出
力電圧を一括して監視して、その監視結果を前記産業ロ
ボット・コントローラに伝達する出力電圧監視回路を備
えているので、電源装置を大型化させなくても、1次電
源(交流入力電圧)を投入、解放した時に、複数の直流
出力電圧を同時に出力、出力停止させること等ができ、
産業用ロボットの危険動作を回避することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例による産業ロボット・コ
ントローラ用電源装置の構成を示す回路図である。
【図2】図1の電源装置内のDC電圧監視回路を示す回
路図である。
【符号の説明】
1……絶縁トランス、2……パワーFET、3……スイ
ッチングIC、13……電圧切替端子、100……AC
電圧異常検出回路、200……DC電圧監視回路、20
1……DC電圧異常検出回路、201a……電圧比較回
路、202……リセット回路。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業ロボット・コントローラ用電源装置
    において、 1つの絶縁トランスを用いて1つの交流入力電圧から複
    数の直流出力電圧を生成する生成回路と、 前記複数の直流出力電圧を一括して監視して、その監視
    結果を前記産業ロボット・コントローラに伝達する出力
    電圧監視回路を備えた、 ことを特徴とする産業ロボット・コントローラ用電源装
    置。
  2. 【請求項2】 前記出力電圧監視回路は、前記複数の直
    流出力電圧の異常を一括して検出し、その検出結果を前
    記産業ロボット・コントローラに伝達するように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の産業ロボット
    ・コントローラ用電源装置。
  3. 【請求項3】 前記出力電圧監視回路は、直流出力電圧
    が規定値よりも低下する異常を一括して検出するように
    構成されていることを特徴とする請求項2記載の産業ロ
    ボット・コントローラ用電源装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の直流出力電圧は、それぞれ出
    力短絡保護されていることを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載の産業ロボット・コントローラ用電源装
    置。
  5. 【請求項5】 前記交流入力電圧の異常を検出し、その
    検出結果を前記産業ロボット・コントローラに伝達する
    異常検出回路を有することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれかに記載の産業ロボット・コントローラ用電源装
    置。
  6. 【請求項6】 前記異常検出回路は、前記交流入力電圧
    が高電圧、または低電圧の規定値を超えるという異常を
    検出するように構成されていることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれかに記載の産業ロボット・コントローラ
    用電源装置。
  7. 【請求項7】 前記交流入力電圧が投入された際にリセ
    ット信号を前記産業ロボット・コントローラに送出する
    信号送出回路を有することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の産業ロボット・コントローラ用電源装
    置。
  8. 【請求項8】 前記交流入力電圧として100ボルト、
    または200ボルトの電圧を選択する選択回路を含んで
    いることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の
    産業ロボット・コントローラ用電源装置。
  9. 【請求項9】 前記生成回路は、スイッチング方式によ
    り前記複数の直流出力電圧を生成するように構成されて
    いることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の
    産業ロボット・コントローラ用電源装置。
  10. 【請求項10】 前記生成回路は、フォワード・コンバ
    ータ方式により直流出力電圧を生成するように構成され
    ていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載
    の産業ロボット・コントローラ用電源装置。
  11. 【請求項11】 産業ロボット・コントローラ用電源装
    置において、 1つの絶縁トランスを用いて、スイッチング方式、及び
    フォワード・コンバータ方式により、1つの交流入力電
    圧からそれぞれ出力短絡保護された複数の直流出力電圧
    を生成する生成回路と、 前記交流入力電圧として100ボルト、または200ボ
    ルトの電圧を選択する選択回路と、 前記交流入力電圧が投入された際にリセット信号を前記
    産業ロボット・コントローラに送出する信号送出回路
    と、 前記交流入力電圧が高電圧、または低電圧の規定値を超
    えるという異常を検出する異常検出回路と、 前記複数の直流出力電圧が規定値よりも低下するか否か
    を一括して監視し、その監視結果を前記産業ロボット・
    コントローラに伝達する出力電圧監視回路と、 を備えたことを特徴とする産業ロボット・コントローラ
    用電源装置。
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