JPWO2020170432A1 - 作業システムの設定装置 - Google Patents

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Abstract

複数種のモジュールで構成される作業システムの設定装置は、作業システムに追加または交換されたモジュールを認識する認識部と、モジュールの仕様を含むモジュール毎のモジュールデータのうち、認識されたモジュールのモジュールデータを取得する取得部と、取得されたモジュールデータに基づいて、作業システムが作業を行う際にモジュールに必要な設定を変更する設定変更部と、を備えるものである。

Description

本明細書は、作業システムの設定装置を開示する。
従来、複数のモジュールで構成された作業システムとして、複数の同一のモータモジュールで構成されるロボットと、モータモジュールを制御する制御部とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この作業システムでは、各モータモジュールのそれぞれにロボットとしての機能を発揮するための機能が割り当てられ、割り当てられた機能とモータモジュールを特定する情報とを関連付けて記憶部に記憶している。
特開2017−135979号公報
このような作業システムには、同一のモジュールで構成されるものに限られず、同じ種類でも形状や性能などが異なるモジュールに交換可能に構成されるものがある。モジュールの交換により作業システムのモジュールの構成が変更された場合、作業者が交換後のモジュールに応じて各種の動作設定などの変更を行う必要が生じる。その場合、設定変更に時間を要したり設定ミスをしたりして作業システムの稼働効率が低下するおそれがある。
本開示は、作業システムにおけるモジュールの構成変更に適切に対応して、作業システムを効率よく稼働させることを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の作業システムの設定装置は、
複数種のモジュールで構成される作業システムの設定装置であって、
前記作業システムに追加または交換されたモジュールを認識する認識部と、
前記モジュールの仕様を含む前記モジュール毎のモジュールデータのうち、前記認識されたモジュールのモジュールデータを取得する取得部と、
前記取得されたモジュールデータに基づいて、前記作業システムが作業を行う際に前記モジュールに必要な設定を変更する設定変更部と、
を備えることを要旨とする。
本開示の作業システムの設定装置は、作業システムに追加または交換されたモジュールを認識し、認識したモジュールのモジュールデータを取得する。そして、設定装置は、取得したモジュールデータに基づいて、作業システムが作業を行う際にモジュールに必要な設定を変更する。これにより、モジュールの追加または交換によりモジュールの構成が変更された場合に、作業者が設定変更を行わなくてよいから、設定変更に時間を要したり設定ミスをしたりするのを防止することができる。したがって、モジュールの構成変更に適切に対応して、作業システムを効率よく稼働させることができる。
設備導入支援システム10の構成の概略を示す構成図。 マーケットプレイスMPの概略を示す説明図。 作業システム60の構成の概略を示す構成図。 モジュールDB30と作業システム60の構成の概略を示す説明図。 モジュール交換対応処理の一例を示すフローチャートである。 パラメータを設定する様子の一例を示す説明図。 変形例のエンドエフェクタデータ30Bの一例を示す説明図。 変形例のモジュール交換対応処理を示すフローチャートである。
次に、本開示を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施形態の設備導入支援システム10の構成の概略を示す構成図であり、図2はマーケットプレイスMPの概略を示す説明図であり、図3は作業システム60の構成の概略を示す構成図であり、図4はモジュールDB30と作業システム60の構成の概略を示す説明図である。図1,図2に示すように、設備導入支援システム10は、ベンダにより提供される各種の設備や機器(以下、モジュール)をカスタマが購入するためのマーケットプレイスMPを管理する管理サーバ20を備える。この設備導入支援システム10では、管理サーバ20がネットワーク12を介してベンダ端末40やカスタマ端末50に接続されている。なお、図1では、ベンダ端末40やカスタマ端末50をそれぞれ1つずつ示すが、実際には複数接続されている。
管理サーバ20は、制御部21と、シミュレーション部22と、記憶部23と、通信部26とを備える。制御部21は、CPUやROM、RAMなどを有し、マーケットプレイスMPの管理などのサーバ全体の制御の他、カスタマに導入したモジュールの管理などを行う。シミュレーション部22は、マーケットプレイスMPで購入可能なモジュールを組み合わせた作業システム60(図3参照)などのモデルMD(デジタルツイン,図2参照)を仮想空間上に構築し、仮想空間上でモデルMDを用いたシミュレーションを実行する。記憶部23は、HDDなどで構成され、各種アプリケーションプログラムや各種データベース(DB)などを記憶する。通信部26は、ネットワーク12などに接続され、ベンダ端末40やカスタマ端末50などと通信を行う。管理サーバ20には、キーボードやマウスなどの入力部28から管理者による各種指示などが入力される。また、管理サーバ20は、ディスプレイなどの表示部29に各種情報を表示する。なお、管理サーバ20がシミュレーション部22や記憶部23(各種DB)を備えるものに限られず、シミュレーション部が管理サーバ20と別の装置として構成されてもよいし、各種DBを記憶するデータサーバが管理サーバ20と別の装置として構成されてもよい。
ベンダ端末40は、CPUやROM、RAMなどを有する制御部41と、各種アプリケーションプログラムや各種データなどを記憶するHDDなどの記憶部43と、ネットワーク12などに接続され管理サーバ20などと通信を行う通信部46とを備える。ベンダ端末40は、キーボードやマウスなどの入力部47からベンダによる各種指示などが入力される。また、ベンダ端末40は、ディスプレイなどの表示部48に、提供対象のモジュールのモジュールデータをマーケットプレイスMPに登録するための登録用画面などの各種情報を表示する。
カスタマ端末50は、ベンダ端末40と同様に、制御部51と、記憶部53と、通信部56とを備える。通信部56は、ネットワーク12などを介して、後述する作業システム60の制御装置68と通信を行う。カスタマ端末50は、キーボードやマウスなどの入力部57からカスタマによる各種指示などが入力される。また、カスタマ端末50は、ディスプレイなどの表示部58に、マーケットプレイスMPのトップ画面(購入用画面)やシミュレーションのモデルMD、シミュレーションの実行結果などの各種情報を表示する。
ここで、マーケットプレイスMPで購入可能なモジュールを組み合わせた作業システム60の一例について説明する。例えば、作業システム60は、ロボット61により所定作業を行うシステムとして構成することができ、図3の例では、ロボット61以外に、基板搬送装置66と、フィーダ67とを備える。所定作業の一例としては、例えば機械部品や電子部品などのワークをロボット61がピックアップして基板Sに実装する実装作業などが挙げられる。ロボット61は、垂直多関節型のロボットアーム62と、ロボットアーム62の作動を含むシステム全体を制御する制御装置68とを備える。また、ロボットアーム62の先端リンクには、作業ツールとしてのエンドエフェクタ63が着脱可能に取り付けられる他、画像を撮像するカメラ64と、カメラ64と同軸に配置されたリングライトなどの照明65とが取り付けられている。なお、エンドエフェクタ63としては、電磁チャックやメカニカルチャック、吸着ノズルなどが挙げられる。基板搬送装置66は、一対のベルトコンベアにより基板Sを搬送する。フィーダ67は、複数のワークが所定間隔で収容されたテープを送り出すテープフィーダとして構成されている。なお、フィーダ67は、テープフィーダに限られず、複数のワークが配置されたトレイを供給するトレイフィーダなどであってもよい。制御装置68は、CPUやROM、HDD、RAMなどで構成されており、ロボット61の動作プログラム以外に、作業システム60の全体を管理するシステムプログラムなどを記憶している。この制御装置68は、図4に示すように、ジョブを作成するジョブ作成部69を備えており、作成されたジョブに基づいてロボットアーム62(ロボットA)やフィーダ67(フィーダA)などの各部を制御する。なお、ジョブには、部品の情報や部品を基板Sへ実装する配置順、配置位置、部品種毎のフィーダ67の装着位置、フィーダ67から部品を採取する際のロボットアーム62の採取位置などの情報が含まれている。また、図示は省略するが、基板搬送装置66の動作プログラムは基板搬送装置66のPLC(Programmable Logic Controller)が記憶しており、フィーダ67の動作プログラムは、フィーダ67のPLCが記憶している。このような作業システム60を構成するロボット61(ロボットアーム62)やエンドエフェクタ63、カメラ64、照明65、基板搬送装置66、フィーダ67を、それぞれモジュールという。
管理サーバ20の記憶部23には、図4に示すモジュールDB(データベース)30と、導入実績DB35と、ベンダDB37と、カスタマDB39とが記憶されている。ベンダDB37は、図示は省略するが、認証登録がなされたベンダの名称や各ベンダに固有のベンダID、メールアドレスや住所などの連絡先、ベンダが提供するモジュールの種類の情報などが登録されている。また、カスタマDB39は、図示は省略するが、認証登録がなされたカスタマの名称や各カスタマに固有のカスタマID、メールアドレスや住所などの連絡先、カスタマの購入履歴などが登録されている。導入実績DB35には、カスタマに導入される各モジュールの情報がカスタマIDに対応付けて登録されている。なお、各モジュールの情報には、後述するモジュールデータが含まれる。
モジュールDB30は、ベンダがベンダ端末40から登録用画面を介して登録したモジュールデータなどを登録するものであり、モジュールの種類別に複数のモジュールデータ31が登録されている。複数のモジュールデータ31は、例えば、図4に示すようにロボットデータ30Aとエンドエフェクタデータ30Bとフィーダデータ30Cとコンベアデータ30Dとカメラデータ30Eと照明データ30Fとに区分けして登録されている。ロボットデータ30Aには、ロボットアーム62(ロボットA)のモジュールデータや他の各種ロボットB〜Dなどのモジュールデータが登録されている。各種ロボットは、垂直多関節型以外の水平多関節型やパラレルリンク型などとしてもよい。これらのモジュールデータには、それぞれロボットA〜Dの3次元CADデータなどの形状データや動作プログラム、モジュールID、仕様などが含まれている。なお、モジュールIDは、モジュールの所定の分類毎の固有情報として設定されるものである。所定の分類は、モジュールの種類やベンダ、型式などに基づいて定められる。例えば、所定の分類は、モジュールの種類が、ロボットとエンドエフェクタとフィーダとコンベアとカメラと照明のいずれであるか、また、エンドエフェクタであれば電磁チャックとメカニカルチャックと吸着ノズルのいずれであるかに基づいて定められればよい。また、所定の分類は、どのベンダであるかや、ベンダのどの型式であるかに基づいて定められればよい。
同様に、エンドエフェクタデータ30Bには、ロボットAに着脱可能なエンドエフェクタ63(エンドエフェクタA)やロボットA〜Dに着脱可能な他の種類のエンドエフェクタB〜Dの形状データ、モジュールID、仕様などを含むモジュールデータが登録されている。また、フィーダデータ30Cには、フィーダ67(フィーダA)や他の種類のフィーダB〜Dの形状データや動作プログラム、モジュールID、仕様などを含むモジュールデータが登録されている。コンベアデータ30Dには、基板搬送装置66としてのコンベアAや他の種類のコンベアの形状データや動作プログラム、モジュールID、仕様などを含むモジュールデータが登録されている。カメラデータ30Eには、カメラ64(カメラA)や他の種類のカメラB〜Dの形状データやモジュールID、仕様などを含むモジュールデータが登録されている。照明データ30Fには、照明65(照明A)や他の種類の照明B〜Dの形状データやモジュールID、仕様などを含むモジュールデータが登録されている。また、図示は省略するが、モジュールDB30には、作業対象の代表的なワークの形状データや物性データなどを含むモジュールデータなども登録されている。ワークのモジュールデータは、ベンダが登録してもよいし、カスタマから依頼を受けた管理者が登録してもよく、モデルMDを用いたシミュレーションで用いられる。
カスタマ端末50などに表示されるマーケットプレイスMPのトップ画面では、これらのモジュールの購入要求や閲覧、各種ツールの購入要求や閲覧、カスタマのマイページへのログインなどが可能となっている。図2に示すように、トップ画面では、例えばロボットやエンドエフェクタ、フィーダ、コンベア、カメラ(ここでは照明を含む)などのモジュールの種類別のアイコンやツールのアイコン、購入ボタン、マイページへのログインボタンなどが表示されている。カスタマが入力部57を用いた操作入力により購入ボタンを操作(クリック)してから所望のモジュールのアイコンを選択すると、該当する種類のモジュールデータを選択可能に一覧表示する図示しないモジュール選択画面が表示される。例えば、カスタマがロボットのアイコンを選択すると、ロボットA〜Dの各モジュールデータ31が一覧表示され、カスタマはその中から必要なモジュールを選択して購入することができる。一覧表示されるモジュールデータは、モジュールDB30に登録されているものである。また、カスタマが購入ボタンを操作してからツールのアイコンを選択すると、各種ツールを選択可能に一覧表示する図示しないツール選択画面が表示される。カスタマはその中から必要なツールを選択して購入することができる。各種ツールとしては、各モジュールの作業状況や異常発生の頻度などの情報を収集して分析する分析ツール、分析結果からモジュールの変更などの改善案を提案する提案ツール、モジュールの効率的なレイアウトを行うレイアウトツールなどが挙げられる。なお、カスタマは購入ボタンをクリックすることなくモジュールのアイコンやツールのアイコンを選択して、一覧表示されたモジュールやツールの内容を閲覧することが可能である。また、カスタマがマイページにログインすると、モジュールの購入履歴や導入予定のモジュールの内容および変更履歴、管理サーバ20やベンダからの連絡事項などを確認することができる。マーケットプレイスMPで購入されるモジュールが作業システム60を構成する場合、通常はそれらのモジュールで構築されたモデルMDを用いたシミュレーションが実行され、カスタマはそのシミュレーションの結果を確認してから各モジュールの購入を行う。カスタマは、同じ種類のモジュール(例えば、エンドエフェクタやフィーダなど)で、モジュールIDが異なる複数種のモジュールを購入し、ワークの種類などに応じて適宜交換しながら作業システム60を稼働することもできる。
次に、作業システム60においてモジュールが交換なされた場合の対応処理を説明する。図5はモジュール交換対応処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、モジュールが交換された場合に、制御装置68がジョブ作成部69の機能を用いて実行する。モジュールの交換は、作業者が行うものとするが、作業システム60が自動でモジュール交換可能に構成されていてもよい。
モジュール交換対応処理では、まず、制御装置68は、交換されたモジュールのモジュールIDを認識する(S100)。S100では、制御装置68は、作業者がカスタマ端末50の入力部57を介して入力したモジュールIDを認識すればよい。あるいは、モジュールIDを表示するシールやコードなどがモジュールに貼り付けられている場合、制御装置68は、モジュール交換時にそれをカメラ64に撮像させ、撮像された画像を処理してモジュールIDを認識してもよい。次に、制御装置68は、認識したモジュールIDに対応するモジュールデータを管理サーバ20に要求して(S110)、管理サーバ20からモジュールデータを受信するのを待つ(S120)。S110の要求を受けた管理サーバ20の制御部21は、記憶部23のモジュールDB30から、モジュールIDに対応するモジュールデータを読み出して作業システム60に送信する。なお、制御部21は、作業システム60へのモジュールデータの送信をカスタマ端末50を介して行ってもよい。
制御装置68は、S120でモジュールデータを受信すると、受信したモジュールデータを読み込み(S130)、動作タイミングや動作位置、動作速度など、モジュールの交換に伴って変更が必要となるパラメータを設定する(S140)。そして、制御装置68は、パラメータを設定すると、その各パラメータを含む生産ジョブを設定して(S150)、モジュール交換対応処理を終了する。
ここで、図6はパラメータを設定する様子の一例を示す説明図である。図6では、図6AのエンドエフェクタAおよびフィーダAの2つのモジュールが、図6BのエンドエフェクタBおよびフィーダBに交換される様子を例示し、制御装置68が、パラメータとして動作位置を設定する。エンドエフェクタA,Bは、例えばチャック爪の長さが異なり、フィーダA,Bは、例えばワークの載置面(供給面)の高さが異なる。このため、制御装置68(ジョブ作成部69)は、ロボットAがワークを採取するために、ジョブに含まれる動作位置としての高さパラメータHに、異なる値を設定する。なお、高さパラメータHは、図示の便宜上、ロボットAの据付面などの所定の基準面から、ロボットアームの先端リンクにおけるエンドエフェクタA,Bの取付面までの高さを示す。
図6Aでは、制御装置68(ジョブ作成部69)は、ロボットAのモジュールデータのパラメータXaと、エンドエフェクタAのモジュールデータのパラメータYaと、フィーダAのモジュールデータのパラメータZaとを用いた関数f(Xa,Ya,Za)により、高さパラメータH1を設定する。なお、パラメータXa,Ya,Zaは、各モジュールデータ内に含まれているが、各モジュールデータのサイズなどの仕様から制御装置68が算出してもよい。図6Bのモジュール構成に変更された場合、制御装置68は、エンドエフェクタBとフィーダBのモジュールデータをモジュールDB30から取得する。なお、制御装置68は、ロボットAのモジュールデータを記憶部などに記憶しておけば再取得する必要はないが、設定変更の度に再取得してもよい。即ち、制御装置68は、認識されたモジュールのモジュールデータを含む、設定変更に必要なモジュールデータを取得すればよい。制御装置68は、ロボットAのモジュールデータのパラメータXaと、エンドエフェクタBのモジュールデータのパラメータYbと、フィーダBのモジュールデータのパラメータZbとを用いた関数f(Xa,Yb,Zb)により、高さパラメータH2を設定する。このように、高さパラメータHなどの動作位置の設定変更をする必要がある場合、制御装置68はモジュールDB30から取得したモジュールデータを用いて設定変更することができる。このため、例えば、フィーダの交換によりワークの供給面の高さ位置が10mm下がった場合、制御装置68は、ロボットAによるワークの把持位置を自動的に10mm下げることができる。また、エンドエフェクタの交換によりエンドエフェクタの全長が5mm短くなった場合、制御装置68は、ロボットAによるワークの把持位置を自動的に5mm下げることができる。
なお、S140では、制御装置68は、動作位置に限られず動作速度や動作タイミングなどのパラメータの少なくともいずれかの設定を変更すればよい。例えば、エンドエフェクタが交換されてチャック力やノズル吸着力が向上したためにワークの落下可能性が減少した場合、制御装置68は、ロボットの加速度や減速度、最高速度を上げるように動作速度のパラメータの設定を変更すればよい。また、エンドエフェクタが交換されてノズルの吸着力が向上したためにフィーダから供給されたワークの吸着完了までの時間が短縮される場合、制御装置68は、ワーク吸着後の動作開始を早くするように動作タイミングの設定を変更すればよい。
ここで、本実施形態の構成要素と本開示の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の作業システム60が作業システムに相当し、ジョブ作成部69を含む制御装置68が設定装置に相当し、モジュール交換対応処理のS100を実行する制御装置68が認識部に相当し、モジュール交換対応処理のS110〜S130を実行する制御装置68が取得部に相当し、モジュール交換対応処理のS140,S150を実行する制御装置68が設定変更部に相当する。また、モジュールDB30がデータベースに相当する。
以上説明した作業システム60の制御装置68は、作業システム60で交換されたモジュールを認識し、モジュールデータを取得し、そのモジュールデータに基づいて作業システム60が作業を行う際にモジュールに必要な設定を変更する。これにより、モジュールの交換によりモジュール構成が変更された場合に、作業者が設定変更を行わなくてよいから、設定変更に時間を要したり設定ミスをしたりするのを防止することができる。
また、制御装置68は、ジョブに含まれるモジュールの動作位置、動作タイミングまたは動作速度の少なくともいずれかの動作パラメータの設定を変更するから、モジュール構成が変更された作業システム60をより適切に動作させることができる。また、制御装置68は、モジュールDB30からモジュールデータを取得するから、モジュール交換の度に作業者によるモジュールデータの入力などの手間を省いて、モジュールデータを速やかに取得することができる。また、制御装置68は、モジュールDB30にネットワーク12を介して接続されており、制御装置68がモジュールデータを記憶しておく必要がないから、制御装置68の記憶容量を増加させることなくモジュールの構成変更に適切に対応することができる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、モジュールの動作位置、動作タイミングまたは動作速度の少なくともいずれかの動作パラメータの設定を変更したが、これに限られず、作業システム60が作業を行う際にモジュールに必要な設定を変更するものであればよい。例えば、モジュールデータにはワークデータを含むから、制御装置68は、作業対象のワークが変更される場合に、ワークデータに基づいて動作位置や動作速度、動作タイミングなどの設定を変更してもよい。例えば、ワークの高さが変化するために、動作位置を変更してもよいし、ワークの表面の摩擦係数が低下するためにロボットの動作速度を下げるように設定を変更してもよい。また、フィーダのワーク載置面の高さが所定高さとなるようにフィーダを昇降させる昇降装置を作業システム60が備えている場合には、モジュールとしてのフィーダが交換されると、制御装置68は、昇降装置の昇降高さ位置の設定を変更してもよい。
上述した実施形態では、モジュールが交換された場合に本開示を適用して説明したが、これに限られず、作業システム60に新たなモジュールが追加された場合に本開示を適用するものとしてもよい。
上述した実施形態では、認識したモジュールIDに対応するモジュールデータを取得したが、これに限られず、モジュールの個々に対応付けられたシリアルNo.を認識し、モジュールIDおよびシリアルNo.に対応するモジュールデータを取得してもよい。図7は変形例のエンドエフェクタデータ30Bの一例を示す説明図であり、変形例のモジュールDB30に登録されているものとする。図示するように、モジュールIDだけでなくシリアルNo.にモジュールの仕様が対応付けて登録されている。図7では、一例としてエンドエフェクタデータ30Bを示し、仕様として、エンドエフェクタのサイズやチャック力(吸着力)、チャック可能な最大サイズ、動作部の他、図示は省略するが重量や材質などの情報が登録されている。ここで、例えばモジュールの個体毎にサイズなどにバラツキが生じる場合があり、微小な部品や作業の要求精度によってはそのバラツキが作業に影響を及ぼすことがある。このため、図7では、チャック力や最大サイズ、動作部などはモジュールIDに共通の情報として登録されているが、サイズはモジュールの個体毎の測定結果が登録されている。
図8は変形例のモジュール交換対応処理を示すフローチャートである。変形例のモジュール交換対応処理では、制御装置68は、まず、交換されたモジュールのモジュールIDとシリアルNo.とを認識する(S100a)。次に、制御装置68は、認識したモジュールIDとシリアルNo.に対応するモジュールデータを管理サーバ20に要求する(S110a)。これにより、管理サーバ20の制御部21は、変形例のモジュールDB30からモジュールIDとシリアルNo.に対応するモジュールデータを制御装置68に送信する。以下は図5と同様な処理であるため、説明を省略する。これにより、制御装置68は、モジュールIDとシリアルNo.に対応付けられたモジュールデータに基づいて動作パラメータの設定を変更するから、モジュールの個々の製造バラツキに対して、適切に対応することができる。したがって、作業精度を向上させることができる。なお、モジュールの基準の仕様などの情報は、モジュールDB30などから取得されるものを用い、モジュールの個体毎の情報は、作業者の入力などにより取得されるものを用いてもよい。
上述した実施形態では、制御装置68が、ネットワーク12を介して接続されたモジュールDB30から必要なモジュールデータを取得するものとしたが、これに限られるものではない。例えば、制御装置68が、作業システム60で使用可能なモジュールのモジュールデータが登録されたモジュールDBを備え、そのモジュールDBからモジュールデータを取得してもよい。また、制御部21が動作パラメータの設定を変更して、制御装置68に送信してもよい。あるいは、制御装置68が、モジュールDBからモジュールデータを取得するものに限られず、モジュールを交換した作業者により入力されたモジュールデータを取得してもよい、他の方法によりモジュールデータを取得してもよい。他の方法としては、例えば、モジュールデータが対応付けられたバーコードやQRコード(登録商標)などの2Dコードなどがモジュールに設けられており、その2Dコードをカメラ64や手持ち式のコード読取器に読み取らせて、制御装置68がモジュールデータを取得してもよい。また、モジュールデータを読み書き可能なRFID(Radio Frequency Identification)タグのようなICタグがモジュールに設けられており、タグ認識装置などによりタグ内の情報を読み取らせて、制御装置68がモジュールデータを取得してもよい。
上述した実施形態では、ロボット61を含む複数種のモジュールで構成された作業システム60を例示したが、これに限られず、作業システムは、複数種のモジュールで構成されたシステムであればよくロボット61を含まないものとしてもよい。
ここで、本開示の作業システムの設定装置は、以下のように構成してもよい。例えば、本開示の作業システムの設定装置において、前記設定変更部は、前記モジュールに必要な設定として、前記作業システムに作業内容を指示するジョブに含まれる、前記モジュールの動作位置、動作タイミングまたは動作速度の少なくともいずれかの動作パラメータの設定を変更するものとしてもよい。こうすれば、モジュールの構成が変更された作業システムにおいて、モジュールの動作位置、動作タイミングまたは動作速度をより適切なものとして効率よく動作させることができる。
本開示の作業システムの設定装置において、前記取得部は、前記モジュール毎のモジュールデータが登録されたデータベースから、前記認識されたモジュールの前記モジュールデータを取得するものとしてもよい。こうすれば、作業者によるモジュールデータの入力などの手間を省いて、構成変更に適切に対応することができる。
本開示の作業システムの設定装置において、前記データベースにネットワークを介して接続されており、前記取得部は、前記ネットワークを介して前記データベースから前記モジュールデータを取得するものとしてもよい。こうすれば、設定装置がモジュールデータを記憶しておく必要がないから、設定装置の記憶容量を増加させることなくモジュールの構成変更に適切に対応することができる。
本開示の作業システムの設定装置において、前記認識部は、前記モジュールを認識する際に、前記モジュールの個々に対応付けられたシリアル番号を認識可能であり、前記取得部は、前記モジュールの前記シリアル番号に対応する前記モジュールデータを取得するものとしてもよい。こうすれば、モジュールの個体毎のサイズ違いなど、モジュールの個々の製造バラツキに対して適切に対応することができる。
本開示は、作業システムの製造産業などに利用可能である。
10 設備導入支援システム、12 ネットワーク、20 管理サーバ、21,41,51 制御部、22 シミュレーション部、23,43,53 記憶部、26,46,56 通信部、28,47,57 入力部、29,48,58 表示部、30 モジュールDB、30A ロボットデータ、30B エンドエフェクタデータ、30C フィーダデータ、30D コンベアデータ、30E カメラデータ、30F 照明データ、31 モジュールデータ、35 導入実績DB、37 ベンダDB、39 カスタマDB、40 ベンダ端末、50 カスタマ端末、60 作業システム、61 ロボット、62 ロボットアーム、63 エンドエフェクタ、64 カメラ、65 照明、66 基板搬送装置、67 フィーダ、68 制御装置、69 ジョブ作成部、MD モデル、MP マーケットプレイス、S 基板。

Claims (5)

  1. 複数種のモジュールで構成される作業システムの設定装置であって、
    前記作業システムに追加または交換されたモジュールを認識する認識部と、
    前記モジュールの仕様を含む前記モジュール毎のモジュールデータのうち、前記認識されたモジュールのモジュールデータを取得する取得部と、
    前記取得されたモジュールデータに基づいて、前記作業システムが作業を行う際に前記モジュールに必要な設定を変更する設定変更部と、
    を備える作業システムの設定装置。
  2. 請求項1に記載の作業システムの設定装置であって、
    前記設定変更部は、前記モジュールに必要な設定として、前記作業システムに作業内容を指示するジョブに含まれる、前記モジュールの動作位置、動作タイミングまたは動作速度の少なくともいずれかの動作パラメータの設定を変更する
    作業システムの設定装置。
  3. 請求項1または2に記載の作業システムの設定装置であって、
    前記取得部は、前記モジュール毎のモジュールデータが登録されたデータベースから、前記認識されたモジュールの前記モジュールデータを取得する
    作業システムの設定装置。
  4. 請求項3に記載の作業システムの設定装置であって、
    前記データベースにネットワークを介して接続されており、
    前記取得部は、前記ネットワークを介して前記データベースから前記モジュールデータを取得する
    作業システムの設定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の作業システムの設定装置であって、
    前記認識部は、前記モジュールを認識する際に、前記モジュールの個々に対応付けられたシリアル番号を認識可能であり、
    前記取得部は、前記モジュールの前記シリアル番号に対応する前記モジュールデータを取得する
    作業システムの設定装置。
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