JPWO2020167996A5 - - Google Patents

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[本発明1001]
5’ITR、発現カセット、および3’ITRを含むポリヌクレオチド;ならびにキャプシドタンパク質を含む、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)遺伝子療法ベクターであって、
前記発現カセットが、リソソーム関連膜タンパク質2(LAMP-2)またはその機能的バリアントをコードする導入遺伝子を含み、
前記発現カセットが、前記5’ITRおよび前記3’ITRに隣接し、
前記キャプシドタンパク質が、AAVrh.74キャプシドタンパク質またはその機能的バリアントを含む、
rAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1002]
前記LAMP-2が、LAMP-2A、LAMP-2B、およびLAMP-2Cから選択される、本発明1001のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1003]
前記キャプシドタンパク質が、SEQ ID NO:2~4から選択されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有する、本発明1001のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1004]
前記キャプシドタンパク質が、SEQ ID NO:2と少なくとも95%の配列同一性を共有する、本発明1003のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1005]
前記キャプシドタンパク質が、SEQ ID NO:2と少なくとも97%の配列同一性を共有する、本発明1004のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1006]
前記キャプシドタンパク質が、SEQ ID NO:2と少なくとも99%の配列同一性を共有する、本発明1005のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1007]
前記キャプシドタンパク質がAAVrh.74キャプシドタンパク質である、本発明1001~1006のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1008]
前記5’ITRおよび前記3’ITRが、それぞれ、AAV2の5’ITRおよびAAV2の3’ITR、またはそのバリアントである、本発明1001~1007のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1009]
前記5’ITRがSEQ ID NO:13と少なくとも98%の同一性を共有し、前記3’ITRがSEQ ID NO:14と少なくとも98%の同一性を共有する、本発明1008のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1010]
前記導入遺伝子が、ヒト宿主細胞における発現のためにコドン最適化されている、本発明1001~1009のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1011]
前記発現カセットが、SEQ ID NO:6よりも少ないCpG部位を含有する、本発明1001~1010のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1012]
前記発現カセットが、SEQ ID NO:6よりも少ないクリプティックスプライス部位を含有する、本発明1001~1011のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1013]
前記発現カセットが、SEQ ID NO:6よりも少ない代替のオープンリーディングフレームをコードする、本発明1001~1012のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1014]
前記導入遺伝子が、SEQ ID NO:7~9から選択される配列と少なくとも95%の同一性を共有する、本発明1001~1013のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1015]
前記導入遺伝子が、SEQ ID NO:7~9から選択される配列と少なくとも99%の同一性を共有する、本発明1014のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1016]
前記導入遺伝子が、SEQ ID NO:7~9から選択される配列を含む、本発明1015のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1017]
前記発現カセットが、前記導入遺伝子に動作可能に連結されたコンセンサス最適コザック配列を含み、前記コンセンサス最適コザック配列がSEQ ID NO:20を含む、本発明1001~1016のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1018]
前記発現カセットが、前記導入遺伝子に動作可能に連結された全長ポリA配列を含み、前記全長ポリA配列がSEQ ID NO:26を含む、本発明1001~1017のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1019]
前記発現カセットが、前記導入遺伝子の開始コドンに対して5’に開始コドンを含まない、本発明1001~1018のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1020]
前記発現カセットが、前記5’から3’方向に、動作可能に連結された第1の末端逆位配列、エンハンサー/プロモーター領域、イントロン、コンセンサス最適コザック配列、前記導入遺伝子、全長ポリA配列を含む3’非翻訳領域、および第2の末端逆位配列を含み、前記発現カセットは前記導入遺伝子の開始コドンに対して5’に開始コドンを含まない、本発明1001~1019のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1021]
前記エンハンサー/プロモーター領域が、前記5’から3’の方向に、CMV IEエンハンサーおよびニワトリベータ-アクチンプロモーターを含み、任意に、前記エンハンサー/プロモーター領域が、ニワトリベータ-アクチン遺伝子の第1のエクソンおよび第1のイントロン、ならびにウサギベータ-グロビン遺伝子のスプライスアクセプターをさらに含む、本発明1020のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1022]
前記エンハンサー/プロモーター領域が、肝臓組織と比較して、心臓組織および/または骨格筋組織において増加した発現を媒介することができる組織特異的プロモーターを含む、本発明1020のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1023]
前記発現カセットが、SEQ ID NO:10~12から選択される配列と少なくとも95%の同一性を共有する、本発明1001~1021のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1024]
前記発現カセットが、SEQ ID NO:10~12から選択される配列を含む、本発明1023のrAAV遺伝子療法ベクター。
[本発明1025]
本発明1001~1024のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクターを含む医薬組成物。
[本発明1026]
それを必要とする対象においてダノン病または別のオートファジー障害を治療または予防する方法であって、本発明1001~1024のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクターまたは本発明1025の医薬組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
[本発明1027]
前記rAAV遺伝子療法ベクターまたは医薬組成物が、静脈内、動脈内、心臓内、冠動脈内、心筋内、腎内、尿道内、硬膜外、および筋肉内からなる群から選択される経路を介して投与される、本発明1026の方法。
[本発明1028]
前記オートファジー障害は、末期心不全、心筋梗塞、薬物毒性、糖尿病、末期腎不全、および加齢からなる群から選択される、本発明1026または本発明1027の方法。
[本発明1029]
前記対象がヒトである、本発明1026~1028のいずれかの方法。
[本発明1030]
前記対象が、ダノン病または別のオートファジー障害の症状を呈している、本発明1026~1029のいずれかの方法。
[本発明1031]
前記対象が、内因性LAMP-2の発現が減少しているまたは検出不能であると特定された、本発明1026~1030のいずれかの方法。
[本発明1032]
前記対象が、変異LAMP-2遺伝子を有すると特定された、本発明1026~1031のいずれかの方法。
[本発明1033]
前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約3×10 12 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの用量で投与される、本発明1026~1032のいずれかの方法。
[本発明1034]
前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約3×10 12 vg/kg~約1.2×10 13 vg/kgの用量で投与される、本発明1026~1033のいずれかの方法。
[本発明1035]
前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約1.0×10 13 vg/kgの用量で投与される、本発明1026~1033のいずれかの方法。
[本発明1036]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの用量が投与された場合、任意に約1.0×10 13 vg/kgの用量で投与された場合、臨床病理を引き起こさない、本発明1026~1035のいずれかの方法。
[本発明1037]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数を形質導入する、本発明1026~1036のいずれかの方法。
[本発明1038]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、本発明1026~1037のいずれかの方法。
[本発明1039]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こす、本発明1026~1038のいずれかの方法。
[本発明1040]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数の細胞の少なくとも約10%、少なくとも約20%、または少なくとも約30%における前記rAAV遺伝子療法ベクターによる感染を引き起こす、本発明1026~1039のいずれかの方法。
[本発明1041]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、二倍体ゲノム当たり0.1未満のベクターゲノム(vg)で、性腺において前記rAAV遺伝子療法ベクターの形質導入を引き起こす、本発明1026~1040のいずれかの方法。
[本発明1042]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、全RNAのμg当たり、2×10 未満のmRNAコピーで、性腺においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、本発明1026~1041のいずれかの方法。
[本発明1043]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、脳および/または性腺においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こさない、本発明1026~1042のいずれかの方法。
[本発明1044]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、同じ発現カセットを有するAAV9遺伝子療法ベクターとほぼ同じレベルで、形質導入する、および/または導入遺伝子発現を引き起こす、本発明1026~1043のいずれかの方法。
[本発明1045]
LAMP-2タンパク質をコードするLAMP-2ポリヌクレオチドを細胞に送達する方法であって、前記細胞を、本発明1001~1024のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクターまたは本発明1025の医薬組成物と接触させることを含み、前記細胞が、任意に、心臓細胞、肺細胞、および/または筋細胞から選択される、方法。
[本発明1046]
細胞を形質導入する方法であって、前記細胞を、本発明1001~1024のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクターまたは本発明1025の医薬組成物と接触させることを含み、前記細胞が、任意に、心臓細胞、肺細胞、および/または筋細胞から選択される、方法。
[本発明1047]
LAMP-2タンパク質をコードするLAMP-2ポリヌクレオチドを組織に送達し、および/または組織においてLAMP-2タンパク質を発現する方法であって、前記組織を、本発明1001~1024のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクターまたは本発明1025の医薬組成物と接触させることを含み、前記組織が、任意に心臓組織、肺組織、および/または筋組織から選択される、方法。
[本発明1048]
LAMP-2タンパク質をコードするLAMP-2ポリヌクレオチドを対象に送達し、および/または対象においてLAMP-2タンパク質を発現する方法であって、本発明1001~1024のいずれかのrAAV遺伝子療法ベクターまたは本発明1025の医薬組成物を前記対象に投与することを含む、方法。
[本発明1049]
前記rAAV遺伝子療法ベクターまたは医薬組成物が、静脈内、動脈内、心臓内、冠動脈内、心筋内、腎内、尿道内、硬膜外、および筋肉内からなる群から選択される経路を介して投与される、本発明1048の方法。
[本発明1050]
前記対象がダノン病、末期心不全、心筋梗塞、薬物毒性、糖尿病、末期腎不全、および加齢からなる群から選択されるオートファジー障害を罹患しているまたはリスクがある、本発明1048または本発明1049の方法。
[本発明1051]
前記対象がヒトである、本発明1048~1050のいずれかの方法。
[本発明1052]
前記対象が、前記オートファジー障害の症状を呈している、本発明1048~1051のいずれかの方法。
[本発明1053]
前記対象が、内因性LAMP-2の発現が減少しているまたは検出不能であると特定された、本発明1048~1052のいずれかの方法。
[本発明1054]
前記対象が、変異LAMP-2遺伝子を有すると特定された、本発明1048~1053のいずれかの方法。
[本発明1055]
前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約3×10 12 vg/kg~約3×10 14 vg/kgの用量で投与される、本発明1048~1054のいずれかの方法。
[本発明1056]
前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約3×10 12 vg/kg~約1.2×10 13 vg/kgの用量で投与される、本発明1048~1055のいずれかの方法。
[本発明1057]
前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約1.0×10 13 vg/kgの用量で投与される、本発明1048~1056のいずれかの方法。
[本発明1058]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの用量が投与された場合、任意に約1.0×10 13 vg/kgの用量で投与された場合、臨床病理を引き起こさない、本発明1048~1057のいずれかの方法。
[本発明1059]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数を形質導入する、本発明1048~1058のいずれかの方法。
[本発明1060]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、本発明1048~1059のいずれかの方法。
[本発明1061]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こす、本発明1048~1060のいずれかの方法。
[本発明1062]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つまたは複数の細胞の少なくとも約10%、少なくとも約20%、または少なくとも約30%における前記rAAV遺伝子療法ベクターによる感染を引き起こす、本発明1048~1061のいずれかの方法。
[本発明1063]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、二倍体ゲノム当たり0.1未満のベクターゲノム(vg)で、性腺において前記rAAV遺伝子療法ベクターの形質導入を引き起こす、本発明1048~1062のいずれかの方法。
[本発明1064]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、全RNAのμg当たり、2×10 未満のmRNAコピーで、性腺においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、本発明1048~1063のいずれかの方法。
[本発明1065]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、脳および/または性腺においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こさない、本発明1048~1064のいずれかの方法。
[本発明1066]
前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、同じ発現カセットを有するAAV9遺伝子療法ベクターとほぼ同じレベルで、形質導入する、および/または導入遺伝子発現を引き起こす、本発明1048~1065のいずれかの方法。
本発明の他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および特許請求の範囲から明らかであり、それらによって包含される。

Claims (24)

  1. 5’ITR、発現カセット、および3’ITRを含むポリヌクレオチド;ならびにキャプシドタンパク質を含む、組換えアデノ随伴ウイルス(rAAV)遺伝子療法ベクターであって、
    前記発現カセットが、リソソーム関連膜タンパク質2(LAMP-2)またはその機能的バリアントをコードする導入遺伝子を含み、
    前記発現カセットが、前記5’ITRおよび前記3’ITRに隣接し、
    前記キャプシドタンパク質が、AAVrh.74キャプシドタンパク質またはその機能的バリアントを含む、
    rAAV遺伝子療法ベクター。
  2. 前記LAMP-2が、LAMP-2A、LAMP-2B、およびLAMP-2Cから選択される、請求項1に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  3. 前記キャプシドタンパク質が、SEQ ID NO:2~4から選択されるアミノ酸配列と少なくとも95%の配列同一性を有する、請求項1に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  4. 前記5’ITRおよび前記3’ITRが、それぞれ、AAV2の5’ITRおよびAAV2の3’ITR、またはそのバリアントである、請求項1~のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  5. 前記導入遺伝子が、ヒト宿主細胞における発現のためにコドン最適化されている、
    前記発現カセットが、SEQ ID NO:6よりも少ないCpG部位を含有する、
    前記発現カセットが、SEQ ID NO:6よりも少ないクリプティックスプライス部位を含有する、
    前記発現カセットが、SEQ ID NO:6よりも少ない代替のオープンリーディングフレームをコードする、かつ/または
    前記導入遺伝子が、SEQ ID NO:7~9から選択される配列と少なくとも95%の同一性を共有する、
    請求項1~のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  6. 前記発現カセットが、前記導入遺伝子に動作可能に連結されたコンセンサス最適コザック配列を含み、前記コンセンサス最適コザック配列がSEQ ID NO:20を含む、
    前記発現カセットが、前記導入遺伝子に動作可能に連結された全長ポリA配列を含み、前記全長ポリA配列がSEQ ID NO:26を含む、かつ/または
    前記発現カセットが、前記導入遺伝子の開始コドンに対して5’に開始コドンを含まない、
    請求項1~のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  7. 前記発現カセットが、前記5’から3’方向に、動作可能に連結された第1の末端逆位配列、エンハンサー/プロモーター領域、イントロン、コンセンサス最適コザック配列、前記導入遺伝子、全長ポリA配列を含む3’非翻訳領域、および第2の末端逆位配列を含み、前記発現カセットは前記導入遺伝子の開始コドンに対して5’に開始コドンを含まない、請求項1~のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  8. 前記エンハンサー/プロモーター領域が、前記5’から3’の方向に、CMV IEエンハンサーおよびニワトリベータ-アクチンプロモーターを含み、任意に、前記エンハンサー/プロモーター領域が、ニワトリベータ-アクチン遺伝子の第1のエクソンおよび第1のイントロン、ならびにウサギベータ-グロビン遺伝子のスプライスアクセプターをさらに含む、かつ/または
    前記エンハンサー/プロモーター領域が、肝臓組織と比較して、心臓組織および/もしくは骨格筋組織において増加した発現を媒介することができる組織特異的プロモーターを含む、
    請求項に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  9. 前記発現カセットが、SEQ ID NO:10~12から選択される配列と少なくとも95%の同一性を共有する、請求項1~のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクター。
  10. 請求項1~のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクターを含む医薬組成物。
  11. 請求項1~9のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクターを含む、それを必要とする対象においてダノン病または別のオートファジー障害を治療または予防するための医薬組成物
  12. 脈内、動脈内、心臓内、冠動脈内、心筋内、腎内、尿道内、硬膜外、および筋肉内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項11に記載の医薬組成物
  13. 前記オートファジー障害は、末期心不全、心筋梗塞、薬物毒性、糖尿病、末期腎不全、および加齢からなる群から選択される、請求項11または請求項12に記載の医薬組成物
  14. 前記対象がヒトである、請求項1113のいずれか一項に記載の医薬組成物
  15. 前記対象が、ダノン病もしくは別のオートファジー障害の症状を呈している、
    前記対象が、内因性LAMP-2の発現が減少しているもしくは検出不能であると特定されている、かつ/または
    前記対象が、変異LAMP-2遺伝子を有すると特定されている、
    請求項1114のいずれか一項に記載の医薬組成物
  16. 前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約3×1012vg/kg~約3×1014vg/kgの用量で投与される、請求項1115のいずれか一項に記載の医薬組成物
  17. 前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数を形質導入する、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数の細胞の少なくとも約10%、少なくとも約20%、もしくは少なくとも約30%における前記rAAV遺伝子療法ベクターによる感染を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、二倍体ゲノム当たり0.1未満のベクターゲノム(vg)で、性腺において前記rAAV遺伝子療法ベクターの形質導入を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、全RNAのμg当たり、2×10 未満のmRNAコピーで、性腺においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、脳および/もしくは性腺においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こさない、かつ/または
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、同じ発現カセットを有するAAV9遺伝子療法ベクターとほぼ同じレベルで、形質導入する、および/もしくは導入遺伝子発現を引き起こす、
    請求項1116のいずれか一項に記載の医薬組成物
  18. 請求項1~9のいずれか一項に記載のrAAV遺伝子療法ベクターを含む、LAMP-2タンパク質をコードするLAMP-2ポリヌクレオチドを対象に送達するための、および/または対象においてLAMP-2タンパク質を発現するするための医薬組成物
  19. 脈内、動脈内、心臓内、冠動脈内、心筋内、腎内、尿道内、硬膜外、および筋肉内からなる群から選択される経路を介して投与される、請求項18に記載の医薬組成物
  20. 前記対象がダノン病、末期心不全、心筋梗塞、薬物毒性、糖尿病、末期腎不全、および加齢からなる群から選択されるオートファジー障害を罹患しているまたはリスクがある、請求項18または請求項19に記載の医薬組成物
  21. 前記対象がヒトである、請求項1820のいずれか一項に記載の医薬組成物
  22. 前記対象が、前記オートファジー障害の症状を呈している、
    前記対象が、内因性LAMP-2の発現が減少しているもしくは検出不能であると特定されている、かつ/または
    前記対象が、変異LAMP-2遺伝子を有すると特定されている、
    請求項1821のいずれか一項に記載の医薬組成物
  23. 前記rAAV遺伝子療法ベクターが、約3×1012vg/kg~約3×1014vg/kgの用量、任意で、約3×10 12 vg/kg~約1.2×10 13 vg/kg、または約1.0×10 13 vg/kgの用量で投与される、請求項1822のいずれか一項に記載の医薬組成物
  24. 前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数を形質導入する、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、心臓、筋肉、および肝臓のうちの一つもしくは複数の細胞の少なくとも約10%、少なくとも約20%、もしくは少なくとも約30%における前記rAAV遺伝子療法ベクターによる感染を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、二倍体ゲノム当たり0.1未満のベクターゲノム(vg)で、性腺において前記rAAV遺伝子療法ベクターの形質導入を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、全RNAのμg当たり、2×10 未満のmRNAコピーで、性腺においてLAMP2B mRNA発現を引き起こす、
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、脳および/もしくは性腺においてLAMP2Bタンパク質発現を引き起こさない、かつ/または
    前記rAAV遺伝子療法ベクターの投与が、同じ発現カセットを有するAAV9遺伝子療法ベクターとほぼ同じレベルで、形質導入する、および/もしくは導入遺伝子発現を引き起こす、
    請求項1823のいずれか一項に記載の医薬組成物
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