JPWO2020144840A1 - シール装置及びこれを備えた駆動装置 - Google Patents

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Abstract

シール装置は、外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸に固定され、前記軸とともに移動可能な可動部と、前記容器に固定される第1端、および、前記可動部に固定される第2端を有し、前記軸による前記容器の貫通部分を密封するための第1ベローズ部と、前記可動部を挟んで前記第1ベローズ部とは反対側に設けられ、前記第1ベローズ部側に位置して前記可動部に固定される第1端、および、静止部材に固定される第2端を有する第2ベローズ部と、前記第1ベローズ部の内部空間と前記第2ベローズ部の内部空間とを連通させる連通路と、備える。

Description

本開示は、シール装置及びこれを備えた駆動装置に関する。
高圧容器等、内部と外部の圧力差が大きい容器の軸による貫通部分を密封するシール装置として、軸方向における軸の動きを許容しながら上述の貫通部分を密封するために、ベローズが用いられることがある。
例えば、特許文献1には、高圧容器外に設けられた加振器を用いて、高圧容器の壁を貫通する加振軸を介して高圧容器内に設けられた流体計測部を加振する流体力計測装置が開示されている。この装置において、加振軸による高圧容器の貫通部分における流体の漏洩を抑制するために、金属ベローズで構成されたシール部が用いられている。シール部は、容器に一端が固定され、加振軸に設けられたフランジ部に他端が固定された外側ベローズ及び内側ベローズを含む。外側ベローズと内側ベローズとの間に形成される環状のシール空間には高圧ガスが導入され、シール空間内の圧力は、容器内の圧力により上述のフランジ部に加わる力を打ち消すように、制御装置により調整されるようになっている。
特開2011−137644号公報
特許文献1の装置では、軸(加振軸)による容器の貫通部を密封するシール部としてベローズを用いるため、軸の駆動を許容しながら軸貫通部を密封することが可能であるとともに、容器内圧力に起因して軸に加わる力をシール空間の圧力により打ち消すことで、加振に必要な駆動力を低減可能である。しかし、容器内圧力に起因して軸に加わる力を適切に打ち消すためには、加振時の軸の変位や他の要因による容器内の圧力変動に合わせてシール空間内の圧力を調節する必要があり、シール装置の構造や圧力の制御が複雑となる。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、簡易な構成で、軸への駆動力を低減しながら軸の適切な駆動を可能とするシール装置及びこれを備えた駆動装置を提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るシール装置は、
外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸に固定され、前記軸とともに移動可能な可動部と、
前記容器に固定される第1端、および、前記可動部に固定される第2端を有し、前記軸による前記容器の貫通部分を密封するための第1ベローズ部と、
前記可動部を挟んで前記第1ベローズ部とは反対側に設けられ、前記第1ベローズ部側に位置して前記可動部に固定される第1端、および、静止部材に固定される第2端を有する第2ベローズ部と、
前記第1ベローズ部の内部空間と前記第2ベローズ部の内部空間とを連通させる連通路と、
を備える。
上記(1)の構成では、軸による容器の貫通部分を密封するための第1ベローズ部、及び、第2ベローズ部を含むベローズの両端(第1ベローズ部の第1端と第2ベローズ部の第2端)を容器及び静止部材に固定してベローズの全長を拘束するとともに、第1ベローズ部と第2ベローズ部の間に上述の可動部を設け、第1ベローズ部の内部空間と第2ベローズ部の内部空間とを連通させている。これにより、軸方向における軸及び可動部の動きによる容器内圧力の変動を抑制できるとともに、可動部の両側の面(第1ベローズ部側の面及び第2ベローズ部側の面)に同じ大きさの圧力を作用させることができる。したがって、容器の内部空間と外部空間の差圧により軸を押す力(例えば軸を高圧容器の内部空間からより低圧の外部空間に向けて押し出す力)を少なくとも部分的にキャンセルすることができるとともに、軸を動かすときに、能動的に圧力制御しなくても、可動部の両側の面に作用する力の大きさの差を小さくかつ一定に維持することができる。
よって、上記(1)の構成によれば、簡素な構成で、軸貫通部分を確実にシールしながら、上述の差圧による軸の変位(軸の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸への駆動力を低減しながら軸の適切な駆動を可能とすることができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記第1ベローズ部の前記内部空間における前記可動部の受圧面積と、前記第2ベローズ部の前記内部空間における前記可動部の受圧面積とが等しい。
上記(2)の構成によれば、可動部の両側(即ち第1ベローズ部側と第2ベローズ部側)における受圧面積を等しくしたので、容器の内部空間と外部空間の差圧により軸を押す力をより確実にキャンセルすることができるとともに、軸(及び可動部)を動かす場合であっても、能動的に圧力制御をしなくても、可動部の両側の面に作用する力の大きさの差をなくすことができる。よって、上記(2)の構成によれば、簡易な構成で、上述の差圧による軸の変位(軸の押し出し等)をより効果的に抑制することができるとともに、軸への駆動力をより低減しながら軸の適切な駆動を可能とすることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(1)又は(2)の構成において、
前記軸は、
前記容器の壁を貫通し、前記可動部に接続される第1軸部と、
前記可動部を挟んで前記第1軸部とは反対側に位置する第2軸部と、を含み、
前記第1軸部又は前記第2軸部の一方は、軸方向の駆動力が加えられるように構成され、
前記第1軸部又は前記第2軸部の他方は、前記可動部を介して前記第1軸部又は前記第2軸部の前記一方からの前記駆動力が伝達されるように構成される。
上記(3)の構成によれば、軸を構成する第1軸部及び第2軸部を可動部の両側に設け、第1軸部又は第2軸部の一方から他方へと、可動部を介して軸方向の駆動力を伝達するようにしたので、第1軸部又は第2軸部の一方に適切に駆動力を与えることにより、上記(1)で述べた効果を享受しながら、軸を適切に駆動することができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記軸方向において前記第2ベローズ部を通り越して延在するとともに、一端側において前記可動部に接続され、他端側において前記第2軸部に接続されるリンクをさらに備え、
前記第1軸部又は前記第2軸部の前記一方に加えられた駆動力は、前記リンクを介して、前記第1軸部又は前記第2軸部の前記他方に伝達されるように構成される。
上記(4)の構成によれば、リンクを介して可動部と第2軸部とを接続したので、第1軸部又は第2軸部に駆動力を与えることにより、可動部を介して軸を適切に駆動することができる。また、第1軸部及び第2軸部を、軸方向において第2ベローズ部を通り越して延在するリンクの両側にそれぞれ設けたので、軸方向における第2ベローズ部の延在領域には軸は存在しないことになる。よって、第2ベローズ部の構造を簡素なものとすることができる。これにより、第2ベローズ部側における可動部の受圧面積を容易に調節することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(3)の構成において、
前記第2軸部は、前記第1軸部とは反対側において前記可動部に接続され、
前記第2ベローズ部は、
前記第2軸部の径方向外側に設けられる内側ベローズ部と、
前記内側ベローズ部の径方向外側に設けられる外側ベローズ部と、を含み、
前記第2ベローズ部の前記内部空間は、前記内側ベローズ部と前記外側ベローズ部との間に形成される環状の空間である。
上記(5)の構成によれば、第2ベローズ部を、内側ベローズ部及び外側ベローズ部を含む二重ベローズ構造としたので、二重ベローズ構造の内側にて、第2軸部を可動部に直接接続させることができる。よって、第1軸部及び第2軸部を可動部の両側(第1ベローズ部側と第2ベローズ部側)にそれぞれ接続することができ、例えば上記(4)で述べたリンクのような中間部材を設ける必要がなく、シール装置の構造を簡素化することができる。また、可動部を介して、第1軸部と第2軸部とを接続したので、第1軸部又は第2軸部に駆動力を与えることにより、軸を適切に駆動することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記連通路は、前記第1ベローズ部及び前記第2ベローズ部の外部を経由して、前記第2ベローズ部の前記内部空間と、前記第1ベローズ部に連通する空間とを接続する連通管を含む。
上記(6)の構成によれば、第2ベローズ部の内部空間と、第1ベローズ部に連通する空間とを連通管によって接続したので、第1ベローズ部の内部空間と第2ベローズ部の内部空間とを適切に連通させることができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れか一項の構成において、
前記連通路は、前記可動部に設けられ、前記第1ベローズ部の前記内部空間に開口する一端と、前記第2ベローズ部の前記内部空間に開口する他端と、を有する貫通孔を含む。
上記(7)の構成によれば、可動部に上述の貫通孔を設けた簡素な構成で、第1ベローズ部の内部空間と第2ベローズ部の内部空間とを適切に連通させることができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れかの構成において、
前記第1ベローズ部の前記内部空間は、前記容器の前記内部空間と連通している。
上記(8)の構成によれば、容器の外側に、第1ベローズ部、第2ベローズ部、及び可動部が設けられることになるので、シール装置の容器への組み付け又はメンテナンスが比較的容易である。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れかの構成において、
前記第1ベローズ部の前記内部空間は、前記容器の前記外部空間と連通している。
上記(9)の構成によれば、容器の内側に、第1ベローズ部、第2ベローズ部、及び可動部が設けられることになるので、シール装置の設置スペースを節約することができる。
(10)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係るシール装置は、
外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸に固定され、前記軸とともに移動可能な可動部と、
前記容器に固定される固定側端、および、前記可動部に固定される可動側端を有する第1ベローズ部と、
軸方向において前記第1ベローズ部と直列に配置され、静止部材に固定される固定側端、および、前記可動部に固定される可動側端を有する第2ベローズ部と、を備え、
前記第1ベローズ部の前記固定側端及び前記可動側端と、前記第2ベローズ部の前記固定側端及び前記可動側端のうち、前記軸方向において最も離れて位置する前記固定側端同士又は前記可動側端側同士の前記軸方向の距離は、前記軸の位置によらず一定であり、
前記第1ベローズ部の内部空間と前記第2ベローズ部の内部空間とは互いに連通している。
上記(10)の構成では、第1ベローズ部及び第2ベローズ部を含むベローズの両端(最も離れた固定側端同士又は可動側端同士)の軸方向距離を一定にするとともに、第1ベローズ部及び第2ベローズ部の一方の端部を静止部(容器など)に固定し、他方の端部を可動部材に固定し、第1ベローズ部の内部空間と第2ベローズ部の内部空間とを連通させている。これにより、第1ベローズ部の軸方向長さと第2ベローズ部の軸方向長さの合計値を変化さずに軸を動かすことが可能であるため、上記(1)で述べたように、軸方向における軸及び可動部の動きによる容器内圧力の変動を抑制できるとともに、第1ベローズ部及び第2ベローズ部が固定される可動部の面に同じ大きさの圧力を作用させることができる。したがって、容器の内部空間と外部空間の差圧により軸を押す力(例えば軸を高圧容器の内部空間からより低圧の外部空間に向けて押し出す力)を少なくとも部分的にキャンセルすることができるとともに、軸を動かすときに、能動的に圧力制御しなくても、可動部の両側の面に作用する力の大きさの差を小さくかつ一定に維持することができる。
よって、上記(10)の構成によれば、簡素な構成で、軸貫通部分を確実にシールしながら、上述の差圧による軸の変位(軸の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸への駆動力を低減しながら軸の適切な駆動を可能とすることができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(10)の構成において、
前記第1ベローズ部の前記可動側端及び前記第2ベローズ部の前記可動側端は、前記可動部としての同一部材に固定される。
上記(11)の構成によれば、上記(1)〜(9)で述べたように、簡素な構成で、軸貫通部分を確実にシールしながら、上述の差圧による軸の変位(軸の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸への駆動力を低減しながら軸の適切な駆動を可能とすることができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(10)の構成において、
前記軸は、第1貫通部及び第2貫通部を含む複数個所において前記容器の壁を貫通し、
前記可動部は、前記軸方向において前記容器を挟んで両側の位置において前記軸にそれぞれ固定される第1可動部材及び第2可動部材を含み、
前記第1ベローズ部の前記固定側端は前記第1貫通部において前記容器に固定されるとともに、前記第1ベローズ部の前記可動側端は前記第1可動部材に固定され、
前記第2ベローズ部の前記固定側端は前記第2貫通部において前記容器に固定されるとともに、前記第2ベローズ部の前記可動側端は前記第2可動部材に固定される。
上記(12)の構成によれば、第1貫通部及び第2貫通部を含む複数個所において軸が容器の壁を貫通する場合において、簡素な構成で、第1貫通部及び第2貫通部を含む軸貫通部分を確実にシールしながら、上述の差圧による軸の変位(軸の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸への駆動力を低減しながら軸の適切な駆動を可能とすることができる。
(13)本発明の少なくとも幾つかの実施形態に係る駆動装置は、
外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸と、
前記軸による前記容器の貫通部分を密封するように構成された上記(1)乃至(12)の何れか一項に記載のシール装置と、
前記シール装置を介して前記軸に軸方向の駆動力を与えるように構成された駆動部と、
を備える。
上記(13)の構成では、軸による容器の貫通部分を密封するための第1ベローズ部、及び、第2ベローズ部を含むベローズの両端を容器及び静止部材に固定してベローズの全長を拘束するとともに、第1ベローズ部と第2ベローズ部の間に上述の可動部を設け、第1ベローズ部の内部空間と第2ベローズ部の内部空間とを連通させている。これにより、軸方向における軸及び可動部の動きによる容器内圧力の変動を抑制できるとともに、可動部の両側の面に同じ大きさの圧力を作用させることができる。したがって、容器の内部空間と外部空間の差圧により軸を押す力を少なくとも部分的にキャンセルすることができるとともに、軸を動かすときに、能動的に圧力制御しなくても、可動部の両側の面に作用する力の大きさの差を小さくかつ一定に維持することができる。
よって、上記(13)の構成によれば、簡素な構成で、軸貫通部分を確実にシールしながら、上述の差圧による軸の変位(軸の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸への駆動力を低減しながら軸を適切に駆動することができる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、 上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、簡易な構成で、軸への駆動力を低減しながら軸の適切な駆動を可能とするシール装置及びこれを備えた駆動装置が提供される。
一実施形態に係る駆動装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 図2Aに示すシール装置を側方から視た概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。 一実施形態に係るシール装置の概略図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
まず、図1を参照して、幾つかの実施形態に係るシール装置が適用される駆動装置の一例について説明する。
図1は、一実施形態に係る駆動装置の概略図である。図1に示す駆動装置1は、容器2内に設けられた加振対象物50を加振するように構成されている。同図に示すように、駆動装置1は、容器2の壁(即ち、容器2の内部空間101と外部空間102とを区画する壁)を貫通する軸4と、シール装置10と、軸4を軸方向に駆動するための駆動部8と、を備えている。
なお、本明細書において「軸方向」とは、特に明記しない限り、軸4の軸方向を意味するものとする。
容器2は、外部空間102よりも高圧又は低圧の内部空間101を有するように構成されている。例えば、図1に示す容器2は、大気圧下に設置され、容器2の内部空間101は、大気圧よりも高圧の流体で満たされている。すなわち、図1に示す容器2は、外部空間102よりも高圧の内部空間101を有するように構成されている。他の実施形態では、容器2は、外部空間102よりも低圧の内部空間101を有するように構成されていてもよい。
シール装置10は、軸4による容器2の貫通部分3を密封するように構成されている。シール装置10の具体的構成については後述する。
駆動部8は、シール装置10を介して、軸4に軸方向の駆動力を与えるように構成されている。駆動部8は、例えば、油圧アクチュエータであってもよい。
容器2内に設置される加振対象物50と駆動装置1の軸4との間には、支持部54を介して容器2に支持される支持棒52が設けられている。支持棒52の一端は加振対象物50に、他端は軸4に接続されている。駆動部8によって軸4が軸方向に駆動されると、支持棒52が支持部54を起点として揺動し、これにより、支持部54に接続された加振対象物50が揺動する。
このように、容器2内の加振対象物50を振動させることで、例えば、荷重センサ等のセンサを適宜設けることにより、加振対象物50が流体から受ける力を計測したりすることができる。
以下、幾つかの実施形態に係るシール装置10についてより詳細に説明する。幾つかの実施形態では、シール装置10は、上述した駆動装置1に適用可能である。以下に説明するシール装置10は、上述の駆動装置1に適用されるものである。
図2A〜図10は、それぞれ、一実施形態に係るシール装置10の概略図である。なお、図2Bは、図2Aのシール装置10を側方から視た図である。
図2A〜図10に示すように、シール装置10は、容器2の壁を貫通する軸4に固定された可動部12と、軸4による容器2の貫通部分3(図10では3A,3B)を密封するための第1ベローズ部16と、第2ベローズ部18と、を含む。
軸4による貫通部分3を有する容器2は、上述したように、外部空間102よりも高圧又は低圧の内部空間101を有するように構成されている。容器2の内部空間101と外部空間102との圧力差は、例えば、1MPa以上10MPa以下であってもよい。
可動部12は、軸4に固定され、軸4とともに移動可能である。即ち、軸4が駆動部8(図1参照)により軸方向に駆動されるとき、可動部12は、軸4とともに軸方向に動く。
ここで、まず、図2A及び図2Bを参照して一実施形態に係るシール装置10について説明する。
図2A,2Bに示すシール装置10において、軸4は、容器2の壁を貫通し、可動部12に接続される第1軸部5と、可動部12を挟んで第1軸部5とは反対側に位置する第2軸部6と、を含んでいる。図2A,2Bに示すシール装置10の可動部12は、容器2の外側において、容器2の壁を貫通する第1軸部5の一端に固定されている。
第1ベローズ部16は、軸方向にて容器2と可動部12との間において軸4(具体的には第1軸部5)の周囲に設けられており、容器2に固定される第1端16aと、可動部12に固定される第2端16bと、を有している。第1ベローズ部16の内部空間31は、軸4による容器2の貫通部分3を挟んで第1ベローズ部16と反対側の空間、すなわち、容器2の内部空間101に連通している。
第2ベローズ部18は、可動部12を挟んで第1ベローズ部16とは反対側に設けられており、第1ベローズ部16側に位置して可動部12に固定される第1端18aと、静止部材20に固定される第2端18bと、を有している。第2ベローズ部18の第2端18bが固定される静止部材20は、容器2に対して静止しているものであれば特に限定されないが、例えば、容器2の外壁等に接続及び固定された部材であってもよい。本実施形態では、図2Bに示すように、静止部材20は容器2に固定される。
すなわち、第1ベローズ部16の第1端16a及び第2ベローズ部18の第2端18bが容器2に対して静止している部材(容器2又はこれに固定された部材)に固定されているとともに、第1ベローズ部16の第2端16b及び第2ベローズ部18の第1端18aが可動部12に固定されている。よって、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18を含むベローズの全長は不変(一定)のまま、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18は、軸4及び可動部12の軸方向における動きに伴い、軸方向に沿って伸縮可能である。
図2A,図2Bに示す実施形態において、第2ベローズ部18は一重(シングル)ベローズ構造を有しており、第2ベローズ部18の内部空間32は、第2ベローズ部18の径方向内側の空間である。
図2Aに示すように、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とは、連通路22としての連通管23を介して連通している。なお、図2Bにおいては、連通管23(連通路22)の図示を省略している。
このように、連通路22を介して第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とを連通させることで、これらの内部空間31,32には、同じ大きさの圧力が導入される。すなわち、可動部12のうち、第1ベローズ部16の内部空間31に露出している面13と、第2ベローズ部18の内部空間32に露出している面14には、同じ大きさの圧力が作用する。
上述したように、図2A,2Bに示すシール装置10では、軸4による容器2の貫通部分3を密封するための第1ベローズ部16、及び、第2ベローズ部18を含むベローズの両端(第1ベローズ部16の第1端16aと第2ベローズ部18の第2端18b)を容器2及び静止部材20に固定してベローズの全長を拘束するとともに、第1ベローズ部16と第2ベローズ部18の間に上述の可動部12を設け、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18部の内部空間32とを連通させている。
この構成により、軸方向における軸4及び可動部12の動きによる容器2内圧力の変動を抑制できるとともに、可動部12の両側の面(第1ベローズ部16の内部空間31に露出している面13及び第2ベローズ部18の内部空間32に露出している面14)に同じ大きさの圧力を作用させることができる。したがって、容器2の内部空間101と外部空間102の差圧により軸4を押す力を少なくとも部分的にキャンセルすることができる。
図2A,2Bに示すシール装置10の場合、第1ベローズ部16の内部空間31は高圧の容器2の内部空間101と連通しているので、高圧の容器2内の圧力に起因する力が可動部12の面13に作用し、容器2の内部空間101から低圧の外部空間102に向けて可動部12及び軸4を押し出そうとする。一方、第2ベローズ部18の内部空間32には第1ベローズ部16の内部空間31と同じ大きさの圧力(すなわち容器2内圧力と同等の圧力)が導入されるので、この圧力に起因して、可動部12の面14には、面13に作用する力とは反対向きの力が作用する。これにより、上述の軸4を押し出そうとする力(面13に作用する力)を少なくとも部分的にキャンセルすることができる。
また、上述の構成により、駆動部8(図1参照)等により軸4を動かすときに、能動的に圧力制御しなくても、可動部12の両側の面13,14に作用する力の大きさの差を小さくかつ一定に維持することができる。
よって、上述の実施形態に係るシール装置10によれば、第1ベローズ部16と第2ベローズ部18とを連通路22を介して連通させた簡素な構成で、軸4による容器2の貫通部分3を確実にシールしながら、上述の差圧による軸4の変位(軸4の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸4への駆動力を低減しながら軸4の適切な駆動を可能とすることができる。
また、図2A,2Bに示すシール装置10では、第1ベローズ部16の内部空間31が容器2の内部空間101と連通しており、容器2の外側に、第1ベローズ部16、第2ベローズ部18、及び可動部12が設けられることになるので、シール装置10の容器2への組み付け又はメンテナンスが比較的容易である。
第1ベローズ部16、第2ベローズ部18、及び可動部12は、第1ベローズ部16の内部空間31における可動部12の受圧面積と、第2ベローズ部18の内部空間32における可動部12の受圧面積とが等しくなるように構成されていてもよい。
ここで、第1ベローズ部16の内部空間31における可動部12の受圧面積は、該内部空間31に露出している可動部12の面13を、軸方向に直交する平面(投影面)に投影したときの、該投影面上における面13の面積である。また、第2ベローズ部18の内部空間32における可動部12の受圧面積は、該内部空間32に露出している可動部12の面14を、軸方向に直交する平面(投影面)に投影したときの、該投影面上における面14の面積である。
このように、可動部12の両側(即ち第1ベローズ部16側と第2ベローズ部18側)における受圧面積を等しくすることにより、容器2の内部空間101と外部空間102の差圧により軸4を押す力をキャンセルすることができるとともに、軸4(及び可動部12)を動かす場合であっても、能動的に圧力制御をしなくても、可動部12の両側の面(面13及び面14)に作用する力の大きさの差をなくすことができる。よって、簡易な構成で、上述の差圧による軸4の変位(軸4の押し出し等)をより効果的に抑制することができるとともに、軸4への駆動力をより低減しながら軸4の適切な駆動を可能とすることができる。
図2Aに示すシール装置10では、第1軸部5と第2軸部6のうち、容器2の外側に位置する第2軸部6に、駆動部8からの駆動力が与えられるようになっており、第2軸部6に与えられた駆動力は、可動部12を介して第1軸部5に伝達されるようになっている。
このように、第2軸部6に駆動力を加えることにより、第1軸部5に駆動力が伝達されるので、軸4(第1軸部5及び第2軸部6)を適切に駆動することができる。
軸4を構成する第1軸部5と第2軸部6とは、同軸上に設けられていてもよい。この場合、第2軸部6の一方に加えられた駆動部8(図1参照)等からの駆動力を、第1軸部5にスムーズに伝達することができる。
図2に示すシール装置10は、軸方向において第2ベローズ部18を通り越して延在するとともに、一端35側において可動部12に接続され、他端36側において第2軸部6に接続されるリンク34をさらに備える。
このように、リンク34を介して可動部12と第2軸部6とを接続することで、駆動部8(図1参照)等により第2軸部6に駆動力を与えることにより、可動部12を介して軸4(第1軸部5及び第2軸部6)を適切に駆動することができる。また、第1軸部5及び第2軸部6を、軸方向において第2ベローズ部18を通り越して延在するリンク34の両側にそれぞれ設けたので、軸方向における第2ベローズ部18の延在領域には軸4(第1軸部5や第2軸部6)は存在しないことになる。よって、第2ベローズ部18の構造を簡素なものとすることができる。これにより、第2ベローズ部18側における可動部12の受圧面積を容易に調節することができる。
次に、図2A〜図10を参照して、幾つかの実施形態に係るシール装置10について説明する。なお、図2A,2Bに示す実施形態と同一の構成については説明を省略する場合がある。
図2A、2Bに示す実施形態と同様、図3〜図9に示す例示的な実施形態では、軸4は、容器2の壁を貫通し、可動部12に接続される第1軸部5と、可動部12を挟んで第1軸部5とは反対側に位置する第2軸部6と、を含んでいる。図2A〜図5に示す例示的な実施形態では、可動部12は、容器2の外側において、容器2の壁を貫通する第1軸部5の一端に固定されている。図6〜図9に示す例示的な実施形態では、可動部12は、容器2の内側において、容器2の壁を貫通する第1軸部5の一端に固定されている。
第1ベローズ部16は、軸方向にて容器2と可動部12との間において軸4(具体的には第1軸部5)の周囲に設けられており、容器2に固定される第1端16aと、可動部12に固定される第2端16bと、を有している。第1ベローズ部16の内部空間31は、軸4による容器2の貫通部分3を挟んで第1ベローズ部16と反対側の空間に連通している。すなわち、図2〜図5に示す例示的な実施形態では、第1ベローズ部16の内部空間31は、容器2の内部空間101に連通している。また、図6〜図9に示す例示的な実施形態では、第1ベローズ部16の内部空間31は、容器2の外部空間102に連通している。
第2ベローズ部18は、可動部12を挟んで第1ベローズ部16とは反対側に設けられており、第1ベローズ部16側に位置して可動部12に固定される第1端18aと、静止部材20に固定される第2端18bと、を有している。第2ベローズ部18の第2端18bが固定される静止部材20は、容器2に対して静止しているものであれば特に限定されないが、例えば、容器2の外壁等に接続及び固定された部材であってもよい。幾つかの実施形態では、図2Bに示すように、静止部材20は容器2に固定される。
すなわち、第1ベローズ部16の第1端16a及び第2ベローズ部18の第2端18bが容器2に対して静止している部材(容器2又はこれに固定された部材)に固定されているとともに、第1ベローズ部16の第2端16b及び第2ベローズ部18の第1端18aが可動部12に固定されている。よって、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18を含むベローズの全長は不変(一定)のまま、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18は、軸4及び可動部12の軸方向における動きに伴い、軸方向に沿って伸縮可能である。
図3、図6及び図7に示す例示的な実施形態では、図2A,2Bに示す実施形態と同様、第2ベローズ部18は一重(シングル)ベローズ構造を有しており、第2ベローズ部18の内部空間32は、第2ベローズ部18の径方向内側の空間である。
図4、図5、図8及び図9に示す例示的な実施形態では、第2ベローズ部18は、第2軸部6の径方向外側に設けられる内側ベローズ部28と、内側ベローズ部28の径方向外側に設けられる外側ベローズ部29と、を含む二重ベローズ構造を有している。第2ベローズ部18の内部空間32は、内側ベローズ部28と外側ベローズ部29との間に形成される環状の空間である。内側ベローズ部28は、可動部12に固定される一端28a及び静止部材20に固定される他端28bを有する。外側ベローズ部29は、可動部12に固定される一端29a及び静止部材20に固定される他端29bを有する。内側ベローズ部28の第1端18aは、内側ベローズ部28及び外側ベローズ部29の一端28a,29aを含み、内側ベローズ部28の第2端18bは、内側ベローズ部28及び外側ベローズ部29の他端28b,29bを含む。
シール装置10は、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とを連通させる連通路22をさらに備えている。このように、連通路22を介して第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とを連通させることで、これらの内部空間31,32には、同じ大きさの圧力が導入される。すなわち、可動部12のうち、第1ベローズ部16の内部空間31に露出している面13と、第2ベローズ部18の内部空間32に露出している面14には、同じ大きさの圧力が作用する。
連通路22は、例えば図2A、図4、図6及び図8に示すように、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18の外部を経由して、第2ベローズ部18の内部空間32と、第1ベローズ部16に連通する空間とを接続する連通管23を含んでいてもよい。
図2A及び図4に示す例示的な実施形態では、連通管23は、静止部材20に設けられた貫通孔19及び容器2に設けられた貫通孔9を介して、第2ベローズ部18の内部空間32と、容器2の内部空間101(第1ベローズ部16の内部空間31に連通する空間)とを接続するように設けられている。また、図6及び図8に示す例示的な実施形態では、連通管23は、静止部材20に設けられた貫通孔19及び容器2に設けられた貫通孔9を介して、第2ベローズ部18の内部空間32と、容器2の外部空間102(第1ベローズ部16の内部空間31に連通する空間)とを接続するように設けられている。
あるいは、連通路22は、例えば図3、図5、図7及び図9に示すように、可動部12に設けられ、第1ベローズ部16の内部空間31に開口する一端と、第2ベローズ部18の32内部空間に開口する他端と、を有する貫通孔24を含んでいてもよい。
上述したシール装置10では、軸4による容器2の貫通部分3を密封するための第1ベローズ部16、及び、第2ベローズ部18を含むベローズの両端(第1ベローズ部16の第1端16aと第2ベローズ部18の第2端18b)を容器2及び静止部材20に固定してベローズの全長を拘束するとともに、第1ベローズ部16と第2ベローズ部18の間に上述の可動部12を設け、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18部の内部空間32とを連通させている。
この構成により、軸方向における軸4及び可動部12の動きによる容器2内圧力の変動を抑制できるとともに、可動部12の両側の面(第1ベローズ部16の内部空間31に露出している面13及び第2ベローズ部18の内部空間32に露出している面14)に同じ大きさの圧力を作用させることができる。したがって、容器2の内部空間101と外部空間102の差圧により軸4を押す力を少なくとも部分的にキャンセルすることができる。
また、上述の構成により、駆動部8(図1参照)等により軸4を動かすときに、能動的に圧力制御しなくても、可動部12の両側の面13,14に作用する力の大きさの差を小さくかつ一定に維持することができる。
よって、上述の実施形態に係るシール装置10によれば、第1ベローズ部16と第2ベローズ部18とを連通路22を介して連通させた簡素な構成で、軸4による容器2の貫通部分3を確実にシールしながら、上述の差圧による軸4の変位(軸4の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸4への駆動力を低減しながら軸4の適切な駆動を可能とすることができる。
また、第1ベローズ部16の内部空間31が容器2の内部空間101と連通する実施形態(例えば、図2A〜図5に示す実施形態)では、容器2の外側に、第1ベローズ部16、第2ベローズ部18、及び可動部12が設けられることになるので、シール装置10の容器2への組み付け又はメンテナンスが比較的容易である。
また、第1ベローズ部16の内部空間31が容器2の外部空間102と連通する実施形態(例えば、図6〜図9に示す実施形態)では、容器2の内側に、第1ベローズ部16、第2ベローズ部18、及び可動部12が設けられることになるので、シール装置10の設置スペースを節約することができる。
幾つかの実施形態では、第1ベローズ部16の内部空間31における可動部12の受圧面積と、第2ベローズ部18の内部空間32における可動部12の受圧面積とが等しい。
このように、可動部12の両側(即ち第1ベローズ部16側と第2ベローズ部18側)における受圧面積を等しくすることにより、容器2の内部空間101と外部空間102の差圧により軸4を押す力をキャンセルすることができるとともに、軸4(及び可動部12)を動かす場合であっても、能動的に圧力制御をしなくても、可動部12の両側の面(面13及び面14)に作用する力の大きさの差をなくすことができる。よって、簡易な構成で、上述の差圧による軸4の変位(軸4の押し出し等)をより効果的に抑制することができるとともに、軸4への駆動力をより低減しながら軸4の適切な駆動を可能とすることができる。
幾つかの実施形態では、軸4を構成する第1軸部5又は第2軸部6の一方は、軸方向の駆動力が加えられるように構成されている。また、第1軸部5又は第2軸部6の他方は、可動部12を介して前記第2軸部6又は前記第1軸部からの駆動力が伝達されるように構成されている。典型的には、第1軸部5または第2軸部6のうち、容器2の外側に設けられる一方に、駆動部8(図1参照)からの駆動力が与えられる。
図2A〜図5に示す例示的な実施形態では、第1軸部5と第2軸部6のうち、容器2の外側に位置する第2軸部6に、駆動部8からの駆動力が与えられるようになっており、第2軸部6に与えられた駆動力は、可動部12を介して第1軸部5に伝達されるようになっている。また、図6〜図9に示す例示的な実施形態では、第1軸部5と第2軸部6のうち、容器2の外側に位置する第1軸部5に、駆動部8からの駆動力が与えられるようになっており、第1軸部5に与えられた駆動力は、可動部12を介して第2軸部6に伝達されるようになっている。
このように、第1軸部5又は第2軸部6の一方に駆動力を加えることにより、第1軸部5又は第2軸部6の他方に駆動力が伝達されるので、軸4(第1軸部5及び第2軸部6)を適切に駆動することができる。
軸4を構成する第1軸部5と第2軸部6とは、同軸上に設けられていてもよい。この場合、第1軸部5又は第2軸部6の一方に加えられた駆動部8(図1参照)等からの駆動力を、第1軸部5又は第2軸部6の他方にスムーズに伝達することができる。
図2A,2B、図3、図6及び図7に示す例示的な実施形態では、シール装置10は、軸方向において第2ベローズ部18を通り越して延在するとともに、一端35側において可動部12に接続され、他端36側において第2軸部6に接続されるリンク34をさらに備える。
上述の実施形態では、リンク34を介して可動部12と第2軸部6とを接続したので、駆動部8(図1参照)等により第1軸部5又は第2軸部6に駆動力を与えることにより、可動部12を介して軸4(第1軸部5及び第2軸部6)を適切に駆動することができる。また、第1軸部5及び第2軸部6を、軸方向において第2ベローズ部18を通り越して延在するリンク34の両側にそれぞれ設けたので、軸方向における第2ベローズ部18の延在領域には軸4(第1軸部5や第2軸部6)は存在しないことになる。よって、第2ベローズ部18の構造を簡素なものとすることができる。これにより、第2ベローズ部18側における可動部12の受圧面積を容易に調節することができる。
図4、図5、図8及び図9に示す例示的な実施形態では、上述したように、第2ベローズ部18は、内側ベローズ部28及び外側ベローズ部29を含む二重ベローズ構造を有する。また、第2軸部6は、第1軸部5とは反対側において可動部12に接続されている。第2ベローズ部18を構成する内側ベローズ部28は、第2軸部6の径方向外側に設けられる。第2ベローズ部18の第2端18b(すなわち、内側ベローズ部28及び外側ベローズ部29の他端28b、29b)が固定された静止部材20には貫通孔21が設けられており、第2軸部6は、静止部材20の貫通孔21を貫通するように設けられている。
上述の実施形態では、第2ベローズ部18を、内側ベローズ部28及び外側ベローズ部29を含む二重ベローズ構造としたので、二重ベローズ構造の内側にて、第2軸部6を可動部12に直接接続させることができる。よって、第1軸部5及び第2軸部6を可動部12の両側(第1ベローズ部16側と第2ベローズ部18側)にそれぞれ接続することができ、例えば図2A等に示す実施形態におけるリンク34のような中間部材を設ける必要がなく、シール装置10の構造を簡素化することができる。また、可動部12を介して第1軸部5と第2軸部6とを接続したので、第1軸部5又は第2軸部6に駆動力を与えることにより、軸4(第1軸部5及び第2軸部6)を適切に駆動することができる。
また、図2A〜図10に示すシール装置10は、以下に説明する特徴を有する。
図2A〜図10に示す例示的な実施形態において、第1ベローズ部16は、容器2に固定される固定側端116a、および、可動部12に固定される可動側端116bを有する。また、第2ベローズ部18は、軸方向において第1ベローズ部16と直列に配置されており、静止部材20(例えば容器2に接続された部材等)に固定される固定側端118a、および、可動部12に固定される可動側端118bを有する。また、第1ベローズ部16の固定側端116a及び可動側端116bと、第2ベローズ部18の固定側端118a及び可動側端118bのうち、軸方向において最も離れて位置する固定側端116a,118a同士又は可動側端116b、118b同士の軸方向の距離は、軸4の軸方向の位置によらず(即ち、軸4を軸方向に動かしても)一定である。そして、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とは互いに連通している。
ここで、第1ベローズ部16と第2ベローズ部18とが「直列に配列されている」とは、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18が同軸上に並んで配置されているという意味である。なお、この場合、第1ベローズ部16と第2ベローズ部18の伸縮する方向は軸方向に沿っている。
図2A〜図9に示す例示的な実施形態では、第1ベローズ部16の固定側端116aは容器2に固定され、第2ベローズ部18の固定側端118aは静止部材20に固定されている。また、第1ベローズ部16の可動側端116b及び第2ベローズ部18の可動側端118bは、軸方向において第1ベローズ部16の固定側端116aと第2ベローズ部18の固定側端118aとの間に位置しているとともに、同一部材である可動部12に固定されている。第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18の両端(固定側端116a,118a及び可動側端116b、118b)のうち、軸方向に最も離れて位置する固定側端116a,118aは、それぞれ容器2に対して静止している部材(すなわち容器2及び静止部材20)に固定されており、このため、これら固定側端116a,118a同士の軸方向の距離は、軸4の軸方向の位置によらず一定である。そして、既に述べたように、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とは、連通路22を介して互いに連通している。
図10に示す例示的な実施形態では、軸4は、第1貫通部3A及び第2貫通部3Bを含む複数個所において容器2の壁を貫通している。可動部12は、軸方向において容器2を挟んで両側の位置において第1軸部5(軸4)にそれぞれ固定される第1可動部材12A及び第2可動部材12Bを含む。第1ベローズ部16の固定側端16aは第1貫通部3Aにおいて容器2に固定されるとともに、第1ベローズ部16の可動側端16bは第1可動部材12Aに固定されている。第2ベローズ部18の固定側端18aは第2貫通部3Bにおいて容器2(静止部材)に固定されるとともに、第2ベローズ部18の可動側端18bは第2可動部材12Bに固定されている。第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18の両端(固定側端116a,118a及び可動側端116b、118b)のうち、軸方向に最も離れて位置する可動側端116b,118bは、それぞれ容器2に対して静止している部材(すなわち容器2及び静止部材20)に固定されており、このため、これら固定側端116a,118b同士の軸方向の距離は、軸4の軸方向の位置によらず一定である。また、可動側端116b,118bがそれぞれ接続される第1可動部材12Aと第2可動部材12Bはいずれも軸4に固定されている。このため、第1ベローズ部16の固定側端116a及び可動側端116bと、第2ベローズ部18の固定側端118a及び可動側端118bのうち、軸方向において最も離れて位置する可動側端116b,118b同士の軸方向の距離は、軸4の軸方向の位置によらず一定である。そして、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とは、容器2の貫通部分(第1貫通部3Aおよび第2貫通部3B)と軸4の間の隙間、及び、容器2の内部空間101を介して互いに連通している。
上述した図2A〜図10に示す実施形態の構成によれば、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18を含むベローズの両端(最も離れた固定側端116a,118a同士又は可動側端116b、118b同士)の軸方向距離を一定にするとともに、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18の一方の端部(固定側端)を静止部(容器2など)に固定し、他方の端部(可動側端)を可動部材12に固定し、第1ベローズ部16の内部空間31と第2ベローズ部18の内部空間32とを連通させている。
これにより、第1ベローズ部16の軸方向長さと第2ベローズ部18の軸方向長さの合計値を変化さずに軸4を動かすことが可能であるため、軸方向における軸4及び可動部12の動きによる容器内圧力の変動を抑制できるとともに、第1ベローズ部16及び第2ベローズ部18が固定される可動部12の面13,14に同じ大きさの圧力を作用させることができる。したがって、容器2の内部空間101と外部空間102の差圧により軸4を押す力(例えば軸4を高圧容器の内部空間101からより低圧の外部空間102に向けて押し出す力)を少なくとも部分的にキャンセルすることができるとともに、軸4を動かすときに、能動的に圧力制御しなくても、可動部12の面13,14に作用する力の大きさの差を小さくかつ一定に維持することができる。
よって、上述の構成によれば、簡素な構成で、軸貫通部分を確実にシールしながら、上述の差圧による軸4の変位(軸の押し出し等)を抑制することができるとともに、軸4への駆動力を低減しながら軸4の適切な駆動を可能とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 駆動装置
2 容器
3 貫通部分
4 軸
5 第1軸部
6 第2軸部
8 駆動部
9 貫通孔
10 シール装置
12 可動部
13 面
14 面
16 第1ベローズ部
16a 第1端
16b 第2端
18 第2ベローズ部
18a 第1端
18b 第2端
19 貫通孔
20 静止部材
21 貫通孔
22 連通路
23 連通管
24 貫通孔
28 内側ベローズ部
28a 一端
28b 他端
29 外側ベローズ部
29a 一端
29b 他端
31 内部空間
32 内部空間
34 リンク
35 一端
36 他端
50 加振対象物
52 支持棒
54 支持部
101 内部空間
102 外部空間

Claims (13)

  1. 外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸に固定され、前記軸とともに移動可能な可動部と、
    前記容器に固定される第1端、および、前記可動部に固定される第2端を有し、前記軸による前記容器の貫通部分を密封するための第1ベローズ部と、
    前記可動部を挟んで前記第1ベローズ部とは反対側に設けられ、前記第1ベローズ部側に位置して前記可動部に固定される第1端、および、静止部材に固定される第2端を有する第2ベローズ部と、
    前記第1ベローズ部の内部空間と前記第2ベローズ部の内部空間とを連通させる連通路と、
    を備えるシール装置。
  2. 前記第1ベローズ部の前記内部空間における前記可動部の受圧面積と、前記第2ベローズ部の前記内部空間における前記可動部の受圧面積とが等しい
    請求項1に記載のシール装置。
  3. 前記軸は、
    前記容器の壁を貫通し、前記可動部に接続される第1軸部と、
    前記可動部を挟んで前記第1軸部とは反対側に位置する第2軸部と、を含み、
    前記第1軸部又は前記第2軸部の一方は、軸方向の駆動力が加えられるように構成され、
    前記第1軸部又は前記第2軸部の他方は、前記可動部を介して前記第1軸部又は前記第2軸部の前記一方からの前記駆動力が伝達されるように構成された
    請求項1又は2に記載のシール装置。
  4. 前記軸方向において前記第2ベローズ部を通り越して延在するとともに、一端側において前記可動部に接続され、他端側において前記第2軸部に接続されるリンクをさらに備え、
    前記第1軸部又は前記第2軸部の前記一方に加えられた駆動力は、前記リンクを介して、前記第1軸部又は前記第2軸部の前記他方に伝達されるように構成された
    請求項3に記載のシール装置。
  5. 前記第2軸部は、前記第1軸部とは反対側において前記可動部に接続され、
    前記第2ベローズ部は、
    前記第2軸部の径方向外側に設けられる内側ベローズ部と、
    前記内側ベローズ部の径方向外側に設けられる外側ベローズ部と、を含み、
    前記第2ベローズ部の前記内部空間は、前記内側ベローズ部と前記外側ベローズ部との間に形成される環状の空間である
    請求項3に記載のシール装置。
  6. 前記連通路は、前記第1ベローズ部及び前記第2ベローズ部の外部を経由して、前記第2ベローズ部の前記内部空間と、前記第1ベローズ部に連通する空間とを接続する連通管を含む
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のシール装置。
  7. 前記連通路は、前記可動部に設けられ、前記第1ベローズ部の前記内部空間に開口する一端と、前記第2ベローズ部の前記内部空間に開口する他端と、を有する貫通孔を含む
    請求項1乃至5の何れか一項に記載のシール装置。
  8. 前記第1ベローズ部の前記内部空間は、前記容器の前記内部空間と連通している
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のシール装置。
  9. 前記第1ベローズ部の前記内部空間は、前記容器の前記外部空間と連通している
    請求項1乃至7の何れか一項に記載のシール装置。
  10. 外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸に固定され、前記軸とともに移動可能な可動部と、
    前記容器に固定される固定側端、および、前記可動部に固定される可動側端を有する第1ベローズ部と、
    軸方向において前記第1ベローズ部と直列に配置され、静止部材に固定される固定側端、および、前記可動部に固定される可動側端を有する第2ベローズ部と、を備え、
    前記第1ベローズ部の前記固定側端及び前記可動側端と、前記第2ベローズ部の前記固定側端及び前記可動側端のうち、前記軸方向において最も離れて位置する前記固定側端同士又は前記可動側端同士の前記軸方向の距離は、前記軸の位置によらず一定であり、
    前記第1ベローズ部の内部空間と前記第2ベローズ部の内部空間とは互いに連通している
    シール装置。
  11. 前記第1ベローズ部の前記可動側端及び前記第2ベローズ部の前記可動側端は、前記可動部としての同一部材に固定された
    請求項10に記載のシール装置。
  12. 前記軸は、第1貫通部及び第2貫通部を含む複数個所において前記容器の壁を貫通し、
    前記可動部は、前記軸方向において前記容器を挟んで両側の位置において前記軸にそれぞれ固定される第1可動部材及び第2可動部材を含み、
    前記第1ベローズ部の前記固定側端は前記第1貫通部において前記容器に固定されるとともに、前記第1ベローズ部の前記可動側端は前記第1可動部材に固定され、
    前記第2ベローズ部の前記固定側端は前記第2貫通部において前記容器に固定されるとともに、前記第2ベローズ部の前記可動側端は前記第2可動部材に固定された
    請求項10に記載のシール装置。
  13. 外部空間よりも高圧又は低圧の内部空間を有するように構成された容器の壁を貫通する軸と、
    前記軸による前記容器の貫通部分を密封するように構成された請求項1乃至12の何れか一項に記載のシール装置と、
    前記シール装置を介して前記軸に軸方向の駆動力を与えるように構成された駆動部と、を備える駆動装置。
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