JP2004214527A - 差圧キャンセルベローズユニット及び露光装置 - Google Patents

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JP2004214527A JP2003001921A JP2003001921A JP2004214527A JP 2004214527 A JP2004214527 A JP 2004214527A JP 2003001921 A JP2003001921 A JP 2003001921A JP 2003001921 A JP2003001921 A JP 2003001921A JP 2004214527 A JP2004214527 A JP 2004214527A
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Abstract

【課題】真空チャンバ内の移動機器の位置変動を低減できる差圧キャンセルベローズユニット等を提供する。
【解決手段】真空チャンバ31の孔31a周囲には差圧キャンセルベローズユニット40が設けられている。同ベローズユニット40のケーシング41内には、封止板(連結板)45が配置されている。ケーシング41内面と封止板45間は、3つのベローズ本体47、48及び49で繋がれている。封止板45において、真空チャンバ側を向いた、大気圧が加わる面の面積A1と、大気側を向いた、大気圧が加わる面の面積A2とは等しくなっている。そのため、封止板45の両面に作用する圧力がキャンセルされ、真空チャンバ31内外の圧力差に伴う各ベローズ47、48、49の伸縮が低減される。したがって、封止板45に接続される連結シャフト35及び移動体34の位置変動が低減される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、真空チャンバ壁に取り付けられ、真空チャンバと大気とを隔離する差圧キャンセルベローズユニットと、そのようなベローズユニットを備える露光装置に関する。特には、真空チャンバ内外の差圧の変動に起因する真空チャンバ内の移動機器の位置変動を低減できる差圧キャンセルベローズユニット等に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図7を参照しつつ説明する。
図7は、従来の真空チャンバの一構成例を示す図である。
図7に示す真空チャンバは、真空チャンバ101を備えている。真空チャンバ101の内部は、図示せぬ真空ポンプ等で真空引きされている。真空チャンバ101内には、リニアスライダ等の直動装置102が配置されている。この直動装置102は、固定子102a上に可動子102bがスライド可能に組み合わされてなる。直動装置102の可動子102b上には、ステージ等の移動体104が取り付けられている。
【0003】
移動体104の側面には、連結シャフト105が取り付けられている。この連結シャフト105は、真空チャンバ101の孔101aからチャンバ外に延び出ている。連結シャフト105の端部には、封止板106を介して、アクチュエータ103の駆動シャフト103aが接続されている。このアクチュエータ103は、チャンバ外の大気中において、ベース108に固定されている。アクチュエータ103としては、エアシリンダや、ボイスコイルモータ等の電動アクチュエータを用いることができる。
【0004】
真空チャンバ101の外面において、孔101a周囲には座板109が取り付けられている。そして、この座板109と前述の封止板106との間には、ベローズ110が介装されている。このベローズ110は、連結シャフト105が真空チャンバ101から移動可能な状態を保ちつつ、真空チャンバ101の孔101aを封止するものである。
【0005】
前述の通り、アクチュエータ103は、真空チャンバ101外の大気中に設置される。これは、アクチュエータ103から発生するアウトガスにより真空チャンバ101内の雰囲気が悪化するのを防止するためや、アクチュエータ103から出る電磁波が真空チャンバ101内の機器に悪影響を与えないようにするためである。あるいは、真空チャンバ101内にアクチュエータを設置するためのスペースが少ないという場合もある。
【0006】
真空チャンバ101の内外部間には、チャンバ外の大気とチャンバ内の真空との差に相当する差圧がかかる。そのため、封止板106には、その面積と前記差圧との積に相当する力が、ベローズ110が収縮しようとする方向に加わる。この封止板106にかかる力が、連結シャフト105を介して真空チャンバ101内の移動体104に伝達されると、移動体104の位置変動が生じるおそれがある。また、大気圧変動によってもチャンバ内と大気との差圧は変化するので、この場合も同様に移動体104の位置変動が生じるおそれがある。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、真空チャンバ内の移動機器の位置変動を低減できる差圧キャンセルベローズユニットを提供することを目的とする。
また、そのようなベローズユニットを備える露光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の差圧キャンセルベローズユニットは、真空チャンバ壁に取り付けられ、該真空チャンバと大気とを隔離しつつ、大気側・真空側に移動可能な封止板を有するベローズユニットであって、 前記封止板を移動可能に収容する、前記真空チャンバ壁に取り付けられたケーシングと、前記真空チャンバ壁と前記封止板の第1の面との間に掛け渡された第1のベローズと、 前記ケーシングと前記封止板の第2の面(前記第1の面と反対側の面)との間に掛け渡された第2のベローズと、をさらに有し、 前記第1のベローズ内は、前記真空チャンバ内と連通しており、 前記第2のベローズ内は、10Pa以下の圧力、好ましくは、0.1Pa以下の圧力に減圧されることを特徴とする。
この第1の差圧キャンセルベローズユニットでは、費用はかかるが、例えば第1のベローズと第2のベローズ間のスペースを別の真空ポンプで真空にすることもできる。真空度が0.1Pa以下になると、圧力は1kg/cmから1g/cmになり、実際上問題はなくなる。
【0009】
本発明の第1の差圧キャンセルベローズユニットにおいては、前記封止板に、前記第1のベローズ内と前記第2のベローズ内を連通する開口が設けられており、該開口を通して前記第1のベローズと前記第2のベローズ間のスペースが真空にされるものとすることができる。
また、前記封止板の真空側を向いた面と大気側を向いた面とで、大気圧の加わる面積が等しいものとすることができる。
【0010】
本発明の第2の差圧キャンセルベローズユニットは、真空チャンバ壁に取り付けられ、該真空チャンバと大気とを隔離しつつ、大気側・真空側に移動可能な封止板を有するベローズユニットであって、 前記封止板の真空側を向いた面と大気側を向いた面とで、大気圧の加わる面積が等しいことを特徴とする。
【0011】
また、本発明の第3の差圧キャンセルベローズユニットは、真空チャンバ壁に取り付けられ、該真空チャンバと大気とを隔離しつつ、大気側・真空側に移動可能な封止板を有するベローズユニットであって、 前記封止板を移動可能に収容する、前記真空チャンバ壁に取り付けられたケーシングと、 前記真空チャンバ壁と前記封止板の第1の面との間に掛け渡された第1のベローズと、 前記ケーシングと前記封止板の第2の面(前記第1の面の反対側の面)との間に掛け渡された第2のベローズと、をさらに有し、 前記両ベローズ内は、前記真空チャンバ内と連通しており、 前記封止板の第1の面の前記第1のベローズに覆われている大気圧の加わる面の面積と、前記封止板の第2の面の前記第2のベローズに覆われている大気圧の加わる面の面積とが等しいことを特徴とする。
【0012】
本発明によれば、封止板の真空側を向いた面と大気側を向いた面とで大気圧の加わる面積が等しいので、封止板には真空側と大気側とで等しい力が作用する。そのため、真空チャンバ内外の圧力差に伴うベローズ本体の伸縮が抑制される。
【0013】
本発明の差圧キャンセルベローズユニットにおいては、前記封止板が、前記真空チャンバ外に配置されたアクチュエータと前記真空チャンバ内に配置された被駆動機器とを繋ぐ連結板を兼ねることができる。
また、本発明の差圧キャンセルベローズユニットにおいては、前記封止板が、前記真空チャンバ内に移動可能に配置された移動体と前記真空チャンバ外に配置された駆動反力減衰手段とを繋ぐ連結板を兼ねることができる。
【0014】
本発明の露光装置は、真空雰囲気下で感応基板上にエネルギ線を選択的に照射してパターン形成する露光装置であって、 請求項1〜7いずれか1項記載の差圧キャンセルベローズユニットを備えることを特徴とする。
なお、パターンを転写するエネルギ線が電子線やイオンビーム等の荷電粒子線、あるいはEUV光(軟X線)の場合は、真空雰囲気下での露光が想定されている。本発明の露光装置は、露光の方式は限定されず、縮小投影露光及び等倍近接転写、描画式等いずれであってもよい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ説明する。
まず、電子線露光装置の概要を説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る電子線露光装置の全体構成例を模式的に示す図である。
図6に示す電子線露光装置100の上部には、照明光学系104を含む真空チャンバ101が配置されている。真空チャンバ101には真空ポンプ102が接続されており、同チャンバ101内を真空排気している。
【0016】
真空チャンバ101の上部には、電子銃103が配置されており、下方に向けて電子線を放射する。電子銃103の下方には、コンデンサレンズ104aや電子線偏向器104b等を含む照明光学系104、レチクルRが配置されている。
【0017】
電子銃103から放射された電子線は、コンデンサレンズ104aによって収束されるとともに偏向器104bにより図の横方向に順次走査(スキャン)され、光学系104の視野内にあるレチクルRの各小領域(サブフィールド)の照明が行われる。なお、図では一段のコンデンサレンズ104aのみが示されているが、実際の照明光学系には、数段のレンズやビーム成形開口等が設けられている。
【0018】
レチクルRは、レチクルステージ111の上部に設けられたチャック110に静電吸着等により固定されている。レチクルステージ111は、定盤116に載置されている。
【0019】
レチクルステージ111には、図の左方に示す駆動装置112が接続されている。駆動装置112及びステージ111の構造については後述する。駆動装置112は、ドライバ114を介して、制御装置115に接続されている。また、レチクルステージ111の側方(図の右方)にはレーザ干渉計113が設置されている。レーザ干渉計113は、制御装置115に接続されている。レーザ干渉計113で計測されたレチクルステージ111の正確な位置情報が制御装置115に入力される。レチクルステージ111の位置を目標位置とすべく、制御装置115からドライバ114に指令が送出され、駆動装置112が駆動される。
【0020】
定盤116の下方には、ウェハチャンバ(真空チャンバ)121が示されている。ウェハチャンバ121の側方(図の右側)には、真空ポンプ122が接続されており、ウェハチャンバ121内を真空排気している。ウェハチャンバ121内(又は別途の投影光学系鏡筒内)には、投影レンズ124aや偏向器124b等を含む投影光学系124、及びウェハステージ131が配置されている。
【0021】
レチクルRを通過した電子線は、投影レンズ124aにより収束される。投影レンズ124aを通過した電子線は、偏向器124bにより偏向され、ウェハW上の所定の位置にレチクルRの像が結像される。なお、図中には投影レンズ124aが一段示されているのみであるが、実際には、投影光学系中には複数段のレンズや収差補正用のレンズやコイルが設けられている。
【0022】
ウェハWは、ウェハステージ131の上部に設けられたチャック130に静電吸着等により固定されている。ウェハステージ131は、定盤136に載置されている。
【0023】
ウェハステージ131には、図の左方に示す駆動装置132が接続されている。駆動装置132は、ドライバ134を介して、制御装置115に接続されている。また、ウェハステージ131の側方(図の右方)にはレーザ干渉計133が設置されている。レーザ干渉計133は、制御装置115に接続されている。レーザ干渉計133で計測されたウェハステージ131の正確な位置情報が制御装置115に入力される。ウェハステージ131の位置を目標位置とすべく、制御装置115からドライバ134に指令が送出され、駆動装置132が駆動される。
【0024】
以下、本発明に係る差圧キャンセルベローズユニットについて詳細に説明する。
[第1実施例]
図1は、本発明の第1実施例に係る差圧キャンセルベローズユニットの構成を示す断面図である。
図2は、図1のベローズユニットを備える真空チャンバの構成例を示す断面図である。
【0025】
図2に示す真空チャンバ31は、前述の図6の露光装置におけるレチクルチャンバやウェハチャンバ等に相当する。この真空チャンバ31の内部は、図示せぬ真空ポンプ等で真空引きされている。真空チャンバ31内には、リニアスライダ等の直動装置32が配置されている。この直動装置32は、固定子32a上に可動子32bがスライド可能に組み合わされてなる。直動装置32の可動子32b上には、前述の図6の露光装置におけるレチクルステージ11やウェハステージ24に相当する移動体(ステージやテーブル)34が取り付けられている。
【0026】
移動体34の側面には、連結シャフト35が取り付けられている。この連結シャフト35は、真空チャンバ31の孔31aからチャンバ外に延び出ている。連結シャフト35の端部には、後述する差圧キャンセルベローズユニット40の封止板45を介して、アクチュエータ33の駆動シャフト33aが接続されている。このアクチュエータ33は、チャンバ外の大気中において、ベース38に固定されている。このアクチュエータ33としては、エアシリンダや、ボイスコイルモータ等の電動アクチュエータを用いることができる。
【0027】
真空チャンバ31の外面において、孔31a周囲には差圧キャンセルベローズユニット40が設けられている。図1にわかり易く示すように、この差圧キャンセルベローズユニット40は、真空チャンバ31の孔31a周囲を覆うケーシング41を備えている。このケーシング41は箱状をしており、端部に真空チャンバ31外面に固定される固定部42が形成されている。ケーシング41の周面には、複数の通気孔43が形成されている。これら通気孔43を介して、ケーシング41内部と大気とが連通する。一方、ケーシング41の端面(図中の右端面)には、前述のアクチュエータ33の駆動シャフト33aを通す貫通孔44が形成されている。
【0028】
ケーシング41内には、封止板(連結板)45が配置されている。ケーシング41内面と封止板45間は、この例では3つのベローズ本体47、48及び49で繋がれている。ベローズ本体47(第1のベローズ:真空側ベローズ)は、真空チャンバ31側(図の左側)において封止板45とケーシング41の固定部42間に取り付けられている。
【0029】
一方、ベローズ本体48と49(第2のベローズ)は、大気側(図の右側)において封止板45とケーシング41内端面間に取り付けられている。これら大気側のベローズ本体48(大気側外ベローズ)とベローズ本体49(大気側内ベローズ)とは、2重に配置されている。封止板45の真空チャンバ側中央部には、前述の連結シャフト35が取り付けられている。封止板45の大気側中央部には、前述のアクチュエータ33の駆動シャフト33aが取り付けられている。
【0030】
前述の通り、ケーシング41側面の通気孔43を介して、ケーシング41内部は大気と連通している。そのため、ケーシング41内面とベローズ本体47・封止板45・外ベローズ48とで囲まれるスペースS1内は、大気圧と等しくなる。一方、封止板45には、複数の通気孔46が形成されている。これら通気孔46は、真空チャンバ側では真空側ベローズ47の内側に位置し、大気側では大気側内外ベローズ49、48間に位置する。これら通気孔46により、真空チャンバ31内が内ベローズ49と外ベローズ48間のスペースS2と連通する。そのため、真空チャンバ31内を真空引きした際には、スペースS2内は真空となる。
【0031】
図1中に太く強調して示すように、封止板45において、真空チャンバ側(図の左側)を向いた、大気圧が加わる面の面積A1と、大気側(図の右側)を向いた、大気圧が加わる面の面積A2とは等しくなっている。より詳しくは、真空チャンバ側の面積A1は、真空側ベローズ47取り付け端部から端縁までの面積であり、大気側の面積A2は、大気側内ベローズ48取り付け端部よりも内側の面積から駆動シャフト33aの取り付け部分の面積を除いた面積のことである。
【0032】
これら面積をA1=A2とすることにより、封止板45には、真空チャンバ側を向いた面と大気側を向いた面とで等しい圧力が作用する。そのため、封止板45の両面に作用する圧力がキャンセルされ、真空チャンバ31内外の圧力差に伴う各ベローズ47、48、49の伸縮が低減される。したがって、封止板45に接続される連結シャフト35及び移動体34の位置変動が低減される。
【0033】
[第2実施例]
図3は、本発明の第2実施例に係る差圧キャンセルベローズユニットの構成を示す断面図である。
図4は、図3のベローズユニットを備える真空チャンバの構成例を示す断面図である。
【0034】
図4に示す真空チャンバ51は、防振台50上に搭載されている。この真空チャンバ51は、前述の図6の露光装置におけるウェハチャンバに相当する。この真空チャンバ51の内部は、図示せぬ真空ポンプ等で真空引きされている。真空チャンバ51内底部には、ガイドバー52aと、その上をスライドするスライダ52bからなるスライド装置52が配置されている。このスライド装置52のスライダ52b上には、ステージ54が搭載されている。このステージ54は、前述の図6のウェハステージ131(又は図2の移動体34)に相当する。
【0035】
ステージ54の側面には、連結シャフト55が取り付けられている。この連結シャフト55は、真空チャンバ51の孔51aからチャンバ外に延び出ている。連結シャフト55の端部には、後述する差圧キャンセルベローズユニット60の封止板65を介して、ショックアブソーバ53のシャフト53aが接続されている。このショックアブソーバ53は、チャンバ外の大気中において、フレーム58に固定されている。このショックアブソーバ53は、フレーム58からステージ54に振動が伝わらないようにする役割を果たす。露光装置においてこの種のショックアブソーバ53を用いて反力処理を行なうと、高精度で微細なパターン形成を行なうことができ、スループットも向上できる。なお、ショックアブソーバの代わりに電磁ダンパ等を用いることもできる。
【0036】
真空チャンバ51の外面において、孔51a周囲には差圧キャンセルベローズユニット60が設けられている。図3にわかり易く示すように、この差圧キャンセルベローズユニット60は、真空チャンバ51の孔51a周囲を覆うケーシング61を備えている。このケーシング61は箱状をしており、端部に真空チャンバ51外面に固定される固定部62が形成されている。
【0037】
ケーシング61内には、封止板(連結板)65が配置されている。ケーシング61内面と封止板65間は、この例では4つのベローズ本体71、72、73及び74で繋がれている。ベローズ本体71(第1のベローズ:真空側ベローズ)は、真空チャンバ51側(図の左側)において封止板65とケーシング61の固定部62間に取り付けられている。封止板65の真空チャンバ側中央部(真空側ベローズ71内側)には、前述の連結シャフト55が取り付けられる。
【0038】
一方、ベローズ本体72、73、74(第2のベローズ)は、大気側(図の右側)において封止板65とケーシング61内端面間に取り付けられている。ベローズ本体72、73、74は3重になっており、内側(大気側内ベローズ72)、中間(大気側中ベローズ73)、外側(大気側外ベローズ74)にそれぞれ配置されている。なお、大気圧は常に一定ではないので、封止板65・中ベローズ73・外ベローズ74で囲まれるスペースS2を閉じてしまうと圧力バランスを一定に保つことができないこと、及び、封止板65は図中左右方向に可動するため、スペースS2を閉じてしまうと封止板65の変位に応じてスペースS2の内圧が変動し、圧力バランスを一定に保つことができないことから、外ベローズ74と孔68は必要である。
【0039】
ケーシング61の周面には、複数の通気孔63が形成されている。これら通気孔63を介して、ケーシング61内部と大気とが連通する。そのため、ケーシング61内面と真空側ベローズ71・封止板65・大気側外ベローズ74とで囲まれるスペースS1内は、大気圧と等しくなる。
【0040】
ケーシング61の端面(図中の右端面)中央には、貫通孔64が形成されている。この貫通孔64を通して、封止板45の大気側面の中央部には、前述のショックアブソーバ53のシャフト53aが取り付けられる。ケーシング61の端面において、貫通孔64外側には複数の通気孔68が形成されている。これら通気孔68を介して、ケーシング61内部と大気とが連通する。そのため、封止板65と、中ベローズ73と、外ベローズ74とで囲まれるスペースS2内は、大気圧と等しくなる。
【0041】
封止板65には、複数の通気孔66が形成されている。これら通気孔66は、真空チャンバ側では真空側ベローズ71の内側に位置し、大気側では内ベローズ72と中ベローズ73との間に位置する。封止板65の通気孔66により、真空チャンバ51内が内ベローズ72と中ベローズ73間のスペースS3と連通する。そのため、真空チャンバ51内を真空引きした際には、スペースS3内は真空圧となる。
【0042】
図3中に太く強調して示すように、封止板65において、真空チャンバ側(図の左側)を向いた、大気圧が加わる面の面積A1と、大気側(図の右側)を向いた、大気圧が加わる面の面積A2及びA3とは等しくなっている。より詳しくは、真空チャンバ側の面積A1は、真空側ベローズ71取り付け端部から封止板65端縁までの面積である。大気側の面積A2は、大気側内ベローズ72取り付け端部よりも内側の面積からシャフト53aの取り付け部分の面積を除いた面積である。大気側の面積A3は、大気側中ベローズ73と大気側外ベローズ74の両取り付け端部間の面積である。
【0043】
これら面積をA1=A2+A3とすることにより、封止板65には、真空チャンバ側を向いた面と大気側を向いた面とで等しい圧力が作用する。そのため、封止板65の両面に作用する圧力がキャンセルされ、真空チャンバ51内外の圧力差に伴う各ベローズ71〜74の伸縮が低減される。
【0044】
この第2実施の形態で述べたように、ショックアブソーバ53を備える露光装置において差圧キャンセルベローズユニット60を用いる場合は、真空チャンバ51内のステージ54の移動方向に伴う反力処理特性に方向差が生じにくくなる。そのため、ステージ54の移動方向の違いに基づく露光の精度誤差を低減できる。
【0045】
[第3実施例]
図5は、本発明の第3実施例に係る差圧キャンセルベローズユニットの構成を示す断面図である。
図5に示す差圧キャンセルベローズユニット80は、前述の第1実施例と同様に、真空チャンバ31の外面において、孔31a周囲を覆うように設けられている。この差圧キャンセルベローズユニット80は、第1実施例とほぼ同様の箱状をしたケーシング41を備えている。このケーシング41の周面(図5の上下)には、長孔43´が形成されている。これらの長孔43´は、第1実施例における通気孔43と同様に、通気孔としての役割を果たす。これら長孔43´を介して、ケーシング41内部と大気とが連通する。
【0046】
ケーシング41内には、封止板(連結板)45が配置されている。この封止板45は、第1実施例のものと同様である。封止板45の図5における上下端部には、鉤枠状をした連結部材91が連結されている。封止板45は、連結部材91の連結端部91a、91b間に挟まれた状態で固定されている。連結部材91の連結端部91a、91bは、ケーシング41の長孔43´内に挿通されている。封止板45と連結部材91は、図5中左右方向に一体に摺動可能であり、連結端部91a、91bは、長孔43´にガイドされつつ摺動する。連結部材91の図5における右端には、シャフト92が設けられている。このシャフト92の先には、前述のアクチュエータ33の駆動シャフト33a(図2参照)やショックアブソーバ53のシャフト53a(図4参照)が連結される。
【0047】
ケーシング41内面と封止板45間は、この例では2つのベローズ本体81、82で繋がれている。ベローズ本体81(第1のベローズ:真空側ベローズ)は、真空チャンバ31側(図の左側)において封止板45とチャンバ外壁間に取り付けられている。一方、ベローズ本体82(第2のベローズ:大気側ベローズ)は、封止板45とケーシング41内端面間に取り付けられている。封止板45の真空チャンバ側中央部には、前述と同様の連結シャフト35(図2参照)が取り付けられている。
【0048】
前述の通り、ケーシング41側面の長孔43´を介して、ケーシング41内部は大気と連通している。そのため、ケーシング41内面と両ベローズ本体81・82外側間のスペースS1内は、大気圧と等しくなる。一方、封止板45の通気孔46は、この例では両ベローズ81、82の内側に位置している。これら通気孔46により、真空チャンバ31内が両ベローズ81、82の内側のスペースS2と連通する。そのため、真空チャンバ31内を真空引きした際には、スペースS2内は真空となる。
【0049】
図5中に太く強調して示すように、封止板45において、真空チャンバ側(図の左側)を向いた、大気圧が加わる面の面積A1と、大気側(図の右側)を向いた、大気圧が加わる面の面積A2とは等しくなっている。より詳しくは、真空チャンバ側の面積A1は、真空側ベローズ81取り付け端部から封止板45端縁までの面積であり、大気側の面積A2は、大気側内ベローズ82取り付け端部から封止板45端縁までの面積のことである。
【0050】
これら面積をA1=A2とすることにより、封止板45には、真空チャンバ側を向いた面と大気側を向いた面とで等しい大気圧が作用する。そのため、封止板45の両面に作用する圧力がキャンセルされ、真空チャンバ31内外の圧力差に伴う両ベローズ81、82の伸縮が低減される。したがって、封止板45に接続される連結シャフト35及び移動体34の位置変動が低減される。
このような差圧キャンセルベローズユニット80は、使用するベローズが2つで済み(ベローズ81、82)、それらの配置・取り付け構造も簡単であるという利点がある。
【0051】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、真空チャンバ内の移動機器の位置変動を低減できる差圧キャンセルベローズユニット等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る差圧キャンセルベローズユニットの構成を示す断面図である。
【図2】図1のベローズユニットを備える真空チャンバの構成例を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る差圧キャンセルベローズユニットの構成を示す断面図である。
【図4】図3のベローズユニットを備える真空チャンバの構成例を示す断面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る差圧キャンセルベローズユニットの構成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る電子線露光装置の全体構成例を模式的に示す図である。
【図7】従来の真空チャンバの一構成例を示す図である。
【符号の説明】
31 真空チャンバ 31a 孔
32 直動装置
33 アクチュエータ 33a 駆動シャフト
34 移動体 35 連結シャフト
40 差圧キャンセルベローズユニット
41 ケーシング 43 通気孔
45 封止板(連結板) 46 通気孔
47 ベローズ本体(第1のベローズ:真空側ベローズ)
48 ベローズ本体(第2のベローズ:大気側外ベローズ)
49 ベローズ本体(第2のベローズ:大気側内ベローズ)
51 真空チャンバ 51a 孔
52 スライド装置
53 ショックアブソーバ 53a シャフト
54 ステージ 55 連結シャフト
60 差圧キャンセルベローズユニット
61 ケーシング 63、68 通気孔
65 封止板(連結板) 66 通気孔
71 ベローズ本体(第1のベローズ:真空側ベローズ)
72 ベローズ本体(第2のベローズ:大気側内ベローズ)
73 ベローズ本体(第2のベローズ:大気側中ベローズ)
74 ベローズ本体(第2のベローズ:大気側外ベローズ)
80 差圧キャンセルベローズユニット
81 ベローズ本体(第1のベローズ:真空側ベローズ)
82 ベローズ本体(第2のベローズ:大気側ベローズ)
91 連結部材 92 シャフト
100 電子線露光装置
101 光学鏡筒(真空チャンバ)
102 真空ポンプ 103 電子銃
104 照明光学系 110 チャック
111 レチクルステージ 112 駆動装置
113 レーザ干渉計 114 ドライバ
115 制御装置 116 定盤
121 ウェハチャンバ 122 真空ポンプ
124 投影光学系 130 チャック
131 ウェハステージ 132 駆動装置
133 レーザ干渉計 134 ドライバ
136 定盤 151 固定ガイド
153 X軸スライダ

Claims (8)

  1. 真空チャンバ壁に取り付けられ、該真空チャンバと大気とを隔離しつつ、大気側・真空側に移動可能な封止板を有するベローズユニットであって、
    前記封止板を移動可能に収容する、前記真空チャンバ壁に取り付けられたケーシングと、
    前記真空チャンバ壁と前記封止板の第1の面との間に掛け渡された第1のベローズと、
    前記ケーシングと前記封止板の第2の面(前記第1の面と反対側の面)との間に掛け渡された第2のベローズと、
    をさらに有し、
    前記第1のベローズ内は、前記真空チャンバ内と連通しており、
    前記第2のベローズ内は、10Pa以下の圧力、好ましくは、0.1Pa以下の圧力に減圧されることを特徴とする差圧キャンセルベローズユニット。
  2. 前記封止板に、前記第1のベローズ内と前記第2のベローズ内を連通する開口が設けられており、該開口を通して前記第1のベローズと前記第2のベローズ間のスペースが真空にされることを特徴とする請求項1記載の差圧キャンセルベローズユニット。
  3. 前記封止板の真空側を向いた面と大気側を向いた面とで、大気圧の加わる面積が等しいことを特徴とする請求項1又は2記載の差圧キャンセルベローズユニット。
  4. 真空チャンバ壁に取り付けられ、該真空チャンバと大気とを隔離しつつ、大気側・真空側に移動可能な封止板を有するベローズユニットであって、
    前記封止板の真空側を向いた面と大気側を向いた面とで、大気圧の加わる面積が等しいことを特徴とする差圧キャンセルベローズユニット。
  5. 真空チャンバ壁に取り付けられ、該真空チャンバと大気とを隔離しつつ、大気側・真空側に移動可能な封止板を有するベローズユニットであって、
    前記封止板を移動可能に収容する、前記真空チャンバ壁に取り付けられたケーシングと、
    前記真空チャンバ壁と前記封止板の第1の面との間に掛け渡された第1のベローズと、
    前記ケーシングと前記封止板の第2の面(前記第1の面と反対側の面)との間に掛け渡された第2のベローズと、
    をさらに有し、
    前記両ベローズ内は、前記真空チャンバ内と連通しており、
    前記封止板の第1の面の前記第1のベローズに覆われている大気圧の加わる面の面積と、前記封止板の第2の面の前記第2のベローズに覆われている大気圧の加わる面の面積とが等しいことを特徴とする差圧キャンセルベローズユニット。
  6. 前記封止板が、前記真空チャンバ外に配置されたアクチュエータと前記真空チャンバ内に配置された被駆動機器とを繋ぐ連結板を兼ねることを特徴とする請求項4又は5記載の差圧キャンセルベローズユニット。
  7. 前記封止板が、前記真空チャンバ内に移動可能に配置された移動体と前記真空チャンバ外に配置された駆動反力減衰手段とを繋ぐ連結板を兼ねることを特徴とする請求項4又は5記載の差圧キャンセルベローズユニット。
  8. 真空雰囲気下で感応基板上にエネルギ線を選択的に照射してパターン形成する露光装置であって、
    請求項1〜7いずれか1項記載の差圧キャンセルベローズユニットを備えることを特徴とする露光装置。
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