JPWO2020138204A1 - 電動駆動ユニット及び電動車両 - Google Patents

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Abstract

本発明は電動駆動ユニット及び電動車両に関する。電動駆動ユニット(10)は、モータ(74R)と、モータ軸(76R)と、中間軸(80R)と、車軸(78R)と、入力ギア(82R)と、中間ギア(84R)と、出力ギア(86R)とを有する。モータ軸(76R)をモータ(74R)と入力ギア(82R)との間で回転自在に軸支するモータ軸受(166R)が、中間軸(80R)を中間ギア(84R)よりもモータ(74R)側で回転自在に軸支する中間軸受(122R)に比して、モータ軸(76R)の軸方向で入力ギア(82R)に近接する側に配置されている。

Description

本発明は、モータと、モータ軸と、中間軸と、車軸とを有する電動駆動ユニット及び電動車両に関する。
例えば、特許第5513628号公報には、モータと、モータに設けられたモータ軸と、車輪に連結される車軸と、モータ軸及び車軸の各々と連係する中間軸とを有する電動駆動ユニットが記載されている。モータ軸には入力ギアが設けられ、中間軸には中間ギアが設けられ、車軸には出力ギアが設けられる。モータの駆動によりモータ軸が回転すると、モータの駆動力が入力ギア、中間ギア、出力ギアを介して車軸に伝達され、車軸に連結された車輪を回転させることができる。
モータ軸、中間軸及び車軸のそれぞれは、互いの軸方向が平行となるように、軸受によって回転自在に軸支されている。モータ軸を軸支する軸受の一つとして、入力ギアとモータとの間にモータ軸受が設けられる。中間軸を軸支する軸受けの一つとして、中間ギアよりもモータ側に中間軸受が設けられる。軸方向において、モータ軸受は、中間軸受と同じ位置又は中間軸受よりもモータに近接する側の位置に配設されている。
ところで、電動駆動ユニットの薄型化を図るためには、軸方向においてモータを車輪側(入力ギア側)に寄せ、モータ軸を短くすることが考えられる。しかしながら、上記のようにモータ軸受が中間軸受に比してモータに近接して設けられる電動駆動ユニットでは、モータとモータ軸受との干渉を回避しつつ、モータを入力ギア側に寄せることが困難であるため、薄型化を図ることが容易ではない。
本発明の主たる目的は、薄型化を容易に図ることができる電動駆動ユニットを提供することにある。
本発明の別の目的は、上記の電動駆動ユニットを備える電動車両を提供することにある。
本発明の一態様は、モータと、モータ軸と、中間軸と、車軸と、前記モータ軸に設けられた入力ギアと、前記中間軸に設けられた中間ギアと、前記車軸に設けられた出力ギアとを有する電動駆動ユニットであって、前記モータ軸を前記モータと前記入力ギアとの間で回転自在に軸支するモータ軸受は、前記中間軸を前記中間ギアよりも前記モータ側で回転自在に軸支する中間軸受に比して、前記モータ軸の軸方向で前記入力ギアに近接する側に配置されている。
本発明の別の一態様は、上記の電動駆動ユニットを備える電動車両であって、電動駆動ユニットは、スイングアームに搭載されている。
本発明によれば、モータ軸受が中間軸受に比して入力ギアに近接する側に配置される分、モータをモータ軸受との干渉を回避しつつ入力ギア側に近づけて、モータ軸を容易に短くすることができる。これによって、電動駆動ユニットの薄型化を容易に図ることができる。また、モータ軸を短くすることができる分、電動駆動ユニットの軽量化を図ることも容易になる。
本実施形態に係る電動車両の要部左側面図である。 図1の電動車両の左側方斜視図である。 図1の電動車両の背面図である。 図1の電動車両の車両後方の要部斜視図である。 図4の分解斜視図である。 図1の電動車両の右のスイングアームに搭載された電動駆動ユニットの要部左側面図である。 図6のVII−VII線に沿った断面図である。
以下、本発明に係る電動駆動ユニット及び電動車両の好適な実施形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1〜図7に示すように、本実施形態に係る電動駆動ユニット10は、電動車両12に備えられる。なお、特に説明しない限り、電動車両12のシート14に着座した乗員の見た方向に従って、前後、左右及び上下の方向を説明する。また、電動車両12において、左右一対に配設される構成要素については、左側の構成要素に「L」、右側の構成要素に「R」の文字を付けて説明する場合がある。さらに、電動車両12では、フロントカウルやシートカウル等の外装部品の図示及び詳細な説明を省略している。
以下では、図3に示すように、電動車両12が、車輪として、前輪15と、左右の後輪16L、16Rとを備える三輪の鞍乗型車両である場合を例に挙げて説明する。電動車両12は、車幅方向の左右に設けられた後輪16L、16Rをそれぞれ独立懸架する左右一組のスイングアーム18L、18R(図4参照)を備える。これらのスイングアーム18L、18Rのそれぞれに電動駆動ユニット10が搭載される。
なお、左のスイングアーム18Lに搭載される電動駆動ユニット10を「電動駆動ユニット10L」ともいい、右のスイングアーム18Rに搭載される電動駆動ユニット10を「電動駆動ユニット10R」ともいう。また、左右の電動駆動ユニット10L、10Rを総称して、電動駆動ユニット10ともいう。
本実施形態に係る電動車両12は、電動駆動ユニット10L、10Rにより左右の後輪16L、16Rをそれぞれ回転駆動させることで走行可能となっている。しかしながら、電動車両12は、上記の三輪の鞍乗型車両に限定されるものではなく、電動駆動ユニット10の駆動力により走行する各種の電動車両に適用することが可能である。
図1及び図2に示すように、電動車両12において、車両前方フレーム20を構成するメインフレーム22の前端部には、ステアリングステム24を回動自在に軸支するヘッドパイプ26が取り付けられている。ステアリングステム24の上部には、操向ハンドル28が取り付けられ、下部には、前輪15を回転自在に軸支するフロントフォーク30が取り付けられている。
図2に示すように、メインフレーム22の下端部には、該メインフレーム22から車幅方向の左右両側に離間しつつ後方に延伸する左右一組のサイドフレーム32L、32Rが連結される。サイドフレーム32L、32Rの後端側は、車両上方に向かってそれぞれ湾曲し、車幅方向に延伸する連結パイプ34によって連結される。連結パイプ34には、バッテリ保持部36が連結されている。
バッテリ保持部36は、前方支持部38と、下方支持部40と、側方支持部42と、押さえ部44とを有する。前方支持部38は、連結パイプ34の左右方向の一端側から他端側に架けて延在するとともに、左右方向の略中央部がその両端側よりも上方に位置する。下方支持部40は、連結パイプ34の左右方向の一端側から他端側に架けて延在するとともに、左右方向の略中央部がその両端側よりも後方に位置する。側方支持部42は、連結パイプ34の左右方向の一端側から他端側に架けて延在するとともに、左右方向の略中央部がその両端側よりも後方且つ上方に位置する。押さえ部44は、前方支持部38と側方支持部42との間を水平方向に延伸する。
これらの前方支持部38と、下方支持部40と、側方支持部42と、押さえ部44とによって囲まれる空間内に、電動駆動ユニット10に電力を供給するバッテリ46が保持される。また、前方支持部38の上端部と側方支持部42の上端部との間に架けてシート14が配置される。すなわち、バッテリ46は、シート14の下方に収容される。
サイドフレーム32L、32Rの前端側と後端側との間には、車幅方向に延伸する軸部材48によって、後部車体支持ユニット50の前端部が支持されている。後部車体支持ユニット50は、車幅方向中央に位置するリジッドバー52(図1参照)によって連結パイプ34に吊り下げられている。図4及び図5に示すように、後部車体支持ユニット50の後端部には、車体フレーム54の前端部が、該車体フレーム54の軸方向回りに回動可能に軸支されている。後部車体支持ユニット50の内部には、車体フレーム54の前端部の回転動作にダンパ効果を与えるナイトハルト式ダンパ(不図示)が収納されている。
車体フレーム54の後端側には、上方に向かって延伸する延伸部56が設けられている。延伸部56の上端には、後方側に延伸するリヤフレーム58が連結されている。また、車体フレーム54の前端部と延伸部56との間には、車幅方向に延伸する回動軸60が配置されている。この回動軸60に沿って配置される1本のシャフト62により、左右一組のスイングアーム18L、18Rが回動可能に軸支されている。すなわち、回動軸60の一方(左側)にスイングアーム18Lが回動可能に軸支され、回動軸60の他方(右側)にスイングアーム18Rが回動可能に軸支されている。
左のスイングアーム18Lは、車体フレーム54から車幅方向の左側に離間しつつ、上方且つ後方に斜めに延伸し、その後端部に上下方向に分岐する上側分岐部64L及び下側分岐部66Lが設けられている。右のスイングアーム18Rは、車体フレーム54から車幅方向の右側に離間しつつ、上方且つ後方に斜めに延伸し、その後端部に上下方向に分岐する上側分岐部64R及び下側分岐部66Rが設けられている。スイングアーム18L、18Rの下側分岐部66L、66Rの下端には、車幅方向中央に向かって突出する突軸部68L、68Rがそれぞれ設けられている。
突軸部68L、68Rのそれぞれは、左右一組のリヤショックユニット70L、70Rの下端に取り付けられている。リヤショックユニット70L、70Rの上端は、車体フレーム54のリヤフレーム58より下側に取り付けられている。これによって、スイングアーム18L、18Rは、リヤショックユニット70L、70Rを介して、車体フレーム54にそれぞれ吊り下げられている。
また、スイングアーム18L、18Rの各々の上側分岐部64L、64R及び下側分岐部66L、66Rの後端側には、左右の電動駆動ユニット10L、10Rを収容するケース72L、72Rがそれぞれ取り付けられている。左右の電動駆動ユニット10L、10Rは各構成要素の配置が左右方向に対称であることを除いて略同様に構成される。このため、以下では、右の電動駆動ユニット10Rの説明をもって、左の電動駆動ユニット10Lの詳細な説明については省略する。
図7に示すように、電動駆動ユニット10Rは、モータ74Rと、モータ74Rに設けられるモータ軸76Rと、後輪16Rに連結される車軸78Rと、モータ軸76R及び車軸78Rを連係する中間軸80Rと、モータ軸76Rに設けられた入力ギア82Rと、中間軸80Rに設けられた中間ギア84Rと、車軸78Rに設けられた出力ギア86Rとを有する。モータ軸76R、中間軸80R、車軸78Rは、各々の軸方向が車幅方向(左右方向)に沿うように配設されている。
モータ74Rの駆動によりモータ軸76Rが回転すると、その回転駆動力が、入力ギア82R、中間ギア84R、出力ギア86Rを介して車軸78Rに伝達され、車軸78Rに連結された後輪16Rを回転させることができる。この際、モータ軸76Rの回転速度がリダクションギアである中間ギア84Rで減速されるため、車軸78R(後輪16R)の回転速度はモータ軸76Rの回転速度から減速される。つまり、モータ軸76Rと車軸78Rとの間に介在する入力ギア82Rと、中間軸80Rと、中間ギア84Rと、出力ギア86Rとは、減速機88Rを構成する。
以下、図6及び図7を参照しつつ、電動駆動ユニット10Rの具体的な構成について説明する。モータ74Rは、例えば、三相の交流モータであって、ステータ90Rと、ロータ92Rと、これらのステータ90R及びロータ92Rを収容するケース72Rとしてのモータケース94Rとを有する。モータケース94Rは、車幅方向の左側に開口が設けられ且つ右側に底部が設けられた略有底筒状のモータ収容部96Rと、モータ収容部96Rに対し開口を塞ぐようにボルト98R等によって固定されるモータカバー100Rとを有する。これらのモータ収容部96Rとモータカバー100Rとの間にモータ74Rを収容するモータ収容空間102Rが形成される。
ステータ90Rは、積層鋼板からなる円筒状のステータコア104Rを有する。ステータコア104Rには、モータ74Rの周方向に複数のスロット106Rが所定角度間隔で形成されている。複数のスロット106Rには、コイル108Rがそれぞれ巻回されている。これらのコイル108Rは、W相、V相、U相の3相分からなり、環状に配設されている。ステータコア104Rには、その外周面側に挿通孔110Rが設けられている。この挿通孔110Rに挿通されたボルト112Rが、モータ収容部96Rの左端側に設けられたボルト穴114Rに螺合することで、ステータコア104Rはモータ収容部96Rに固定状態で支持されている。
モータ74Rに給電する集配電部材として、環状のバスリング116Rがステータコア104Rの右端側に設けられる。このようにして設けられたバスリング116Rは、軸方向(車幅方向、左右方向)でモータ74Rと、中間軸80Rの左端部との間に配設される。バスリング116Rは、W相のコイル108Rに集配電するW相と、V相のコイル108Rに集配電するV相と、U相のコイル108Rに集配電するU相と、中性点のN相との4相分からなり、軸方向の左端側から右端側に向かって上記の順に積層されている。
バスリング116Rには、不図示のPCU(パワーコントロールユニット)等を介してバッテリ46(図1等参照)からの電力をコイル108Rに供給するための給電線118Rが電気的に接続される。具体的には、三相線である給電線118Rの各線に設けられる3個の端子部と、バスリング116RのW相、U相、V相の各相分の3個の端子部とがボルト等の3個の締結部材120Rによりそれぞれ締結される。これによって、給電線118Rとバスリング116Rとの互いに対応する相同士が電気的に接続される。なお、図7には、3個の締結部材120Rのうちの1個のみが図示されている。これらの締結部材120Rは並列し、後述するように、中間軸受122Rと軸方向に重なる位置にそれぞれ配設されている。
また、給電線118Rは、モータ74Rから前方に引き出されている。そのため、モータケース94Rの前方には、該モータケース94Rの内外に給電線118Rを延在させるための切欠124R(図6参照)が設けられている。
ステータ90Rの径方向内側には、ロータ92Rが配置されている。ロータ92Rは、積層鋼板からなる円筒状のロータコア126Rと、ロータコア126Rの内周側に一体化されたロータコア本体128Rとを有する。ロータコア126Rには、その周方向に複数のスロット130Rが所定角度間隔で形成されている。複数のスロット130Rには磁石132Rがそれぞれ配置されている。ロータコア本体128Rは筒状であり、その内部にモータ軸76Rが車幅方向に挿通されている。
ロータコア本体128Rの左端部134Rは、ロータコア126Rの左端よりも左側に突出する。また、ロータコア本体128Rの左端部134Rには大内径部136Rが設けられている。ロータコア本体128Rでは、大内径部136Rの内径が、該大内径部136Rの右側に隣接する隣接部分138Rの内径よりも大きい。この大内径部136R内で、モータ軸76Rの左端部にナット140Rが取り付けられている。ナット140Rの外径は、隣接部分138Rの内径よりも大きいことから、上記のようにして、モータ軸76Rの左端部にナット140Rを設けることで、モータ軸76Rに対してロータ92Rを抜け止めすることができる。
ロータコア本体128Rの左端部134Rの外周側には、モータ74Rの回転角度(ロータ92R及びモータ軸76Rの回転角度)を検出する回転角検出器142Rが配設されている。回転角検出器142Rは、レゾルバであって、ロータコア本体128Rの左端部134Rの外周に固定されたレゾルバロータ144Rと、レゾルバロータ144Rに対向するようにボルト146R等を介してモータカバー100Rに固定されたレゾルバステータ148Rとを有する。回転角検出器142Rは、軸方向で、モータ74Rを挟んで入力ギア82Rと反対側に配置されている。なお、レゾルバは周知であるため、その詳細な説明は省略する。
レゾルバステータ148Rには、例えば、モータ74Rの回転角度の検出結果を上記のPCU等との間で送受信可能とする通信線150Rが接続されている。通信線150Rは、モータケース94Rの前方に設けられた切欠124Rを介して回転角検出器142Rから前方に引き出される。
モータ軸76Rの右端側は、モータ収容部96Rの底部に形成された貫通孔152Rを介してモータ収容空間102Rの外部に露出する。モータ収容部96Rの底部の右端側には、ケース72Rとしてのギアケース154Rがボルト156Rを介して固定されることで、減速機88Rを収容する減速機収容空間158Rが形成されている。このため、モータ収容空間102Rから露出するモータ軸76Rの右端側は減速機収容空間158Rに収容される。
ギアケース154Rは、車幅方向の左側に開口が設けられ且つ右側に底部が設けられた略有底筒状である。ギアケース154Rの開口が、モータ収容部96Rの底部の右端面と、該底部から下方及び後方に一体に延在する閉塞部164Rとにより塞がれることで、ギアケース154Rの内部に減速機収容空間158Rが形成されている。また、ギアケース154Rの底部の右端面には、後述するブレーキ機構160Rのブレーキベース162Rが一体に設けられている。
モータ収容部96Rの貫通孔152Rには、モータ軸76Rを軸支するモータ軸受166Rが設けられる。ギアケース154Rの底部の左端面(内壁面)の上方には、モータ軸受166Rと軸方向に対向するように、モータ軸76Rの右端を軸支する第1軸受168Rが設けられている。これらのモータ軸受166R及び第1軸受168Rにより、モータ収容部96R及びギアケース154Rにモータ軸76Rが回転自在に支持される。モータ軸76Rには、モータ軸受166Rと第1軸受168Rとの間の部分に入力ギア82Rが設けられている。換言すると、モータ74Rと入力ギア82Rとの間にモータ軸受166Rが配設されている。
ギアケース154Rの底部の左端面であって、第1軸受168Rの下方には、中間軸80Rの右端を軸支する第2軸受170Rが設けられている。また、モータ収容部96Rの底部の右端面には、第2軸受170Rと軸方向に対向するように、中間軸80Rの左端を軸支する中間軸受122Rが設けられている。これらの第2軸受170R及び中間軸受122Rにより、モータ収容部96R及びギアケース154Rに中間軸80Rが回転自在に支持される。つまり、図6に示すように、中間軸80Rは、モータ軸76Rよりも下方に配置される。
中間軸80Rの中間軸受122Rと第1軸受168Rとの間には、中間ギア84Rとして第1中間ギア172R及び第2中間ギア174Rが設けられている。第1中間ギア172Rは、第2中間ギア174Rよりも右側(第2軸受170R側)に配設され、入力ギア82Rと噛合する。第2中間ギア174Rは、第1中間ギア172Rと中間軸受122Rとの間に配設され、車軸78Rに設けられた出力ギア86Rと噛合する。
車軸78Rの右端側は、ギアケース154Rの底部及びブレーキベース162Rを軸方向に貫通する貫通孔176Rを介して減速機収容空間158Rの外部に露出し、後輪16Rに連結されている。具体的には、車軸78Rの右端側は、後輪16Rのホイール178Rに設けられたハブ部180Rに挿通されて固定されている。貫通孔176Rには、車軸78Rを軸支する第3軸受182Rが設けられている。
また、モータ収容部96Rの底部の右端面及び閉塞部164Rの右端面には、第3軸受182Rと軸方向に対向するように、車軸78Rの左端を軸支する第4軸受184Rが設けられている。これらの第3軸受182R及び第4軸受184Rにより、モータ収容部96R、ギアケース154R(ブレーキベース162R)に車軸78Rが回転自在に支持される。車軸78Rには、第3軸受182Rと第4軸受184Rの間の左側に出力ギア86Rが配設されている。
減速機収容空間158Rの内部では、モータ軸受166Rが、中間軸受122Rに比してモータ軸76Rの軸方向で入力ギア82Rに近接する側に配置されている。つまり、例えば、図7に示すように、中間軸受122Rの左端面から、軸方向の右側に距離L1離れた位置に、モータ軸受166Rの左端面が配置されている。
締結部材120Rは、モータ74Rからモータ軸受166R側(右側)に向かって突出するため、モータ74Rとモータ軸受166Rとの間で最もモータ軸受166R側に近接して配置される。また、中間軸受122Rは、モータ収容部96Rを介してモータ74Rに臨み、減速機88Rの構成要素のなかで、モータ74Rに近接する側に設けられる。これらの締結部材120Rと中間軸受122Rとは、モータ軸76Rの周方向の位置が互いに異なり、軸方向に重なる位置に配設される。つまり、例えば、中間軸受122Rの左端面から、軸方向の右側に距離L2離れた位置に、締結部材120Rの右端面が配置されている。
閉塞部164Rの下端側には、出力ギア86Rの下方に臨むように車幅方向の右側に延在する延在部164aRが設けられ、該延在部164aRには、ドレインボルト186Rで開閉自在に閉塞されたドレイン孔188Rが上下方向に沿って貫通形成されている。また、図6に示すように、ギアケース154Rの上端側には、減速機収容空間158Rの内部と外部とを連通させるブリーザチューブ190Rが上下方向に沿って設けられている。
温度上昇等に起因して減速機収容空間158R内で、減速機88Rに用いられる潤滑油が揮発し、該減速機収容空間158Rの内圧が上昇したとしても、霧状の潤滑油を含む気体を、ブリーザチューブ190Rを介して排出することで該内圧を低下させることができる。また、減速機収容空間158R内の液体の潤滑油は、ドレインボルト186Rを取り外すこと等により、ドレイン孔188Rを介して減速機収容空間158Rの外部に排出することができる。
図7に示すように、ホイール178Rにはブレーキ機構収容部192Rが設けられる。上記の通り、ギアケース154Rの底部の右端面に一体に設けられたブレーキベース162Rと、ホイール178Rのブレーキ機構収容部192Rとの間にブレーキ機構160Rを収容するブレーキ機構収容空間194Rが形成される。つまり、右の後輪16Rの周辺では、車幅方向の左側から右側に向かって、モータ74R、減速機88R及びブレーキ機構160Rがこの順に配置されている。
具体的には、ブレーキ機構収容部192Rは、車幅方向の左側に開口が設けられ且つ右側に底部が設けられた有底円筒状であり、その開口がブレーキベース162Rにより塞がれるように、ブレーキ機構収容部192Rとブレーキベース162Rとが接合されている。また、ブレーキ機構収容部192Rの底部は、ハブ部180Rと一体に形成されている。
ブレーキ機構160Rは、いわゆる、ドラムブレーキであって、ブレーキドラム196Rと、ブレーキベース162Rと、一対のブレーキシュー198R(これらのうち一方のブレーキシュー198Rの図示は省略する)とを有する。ブレーキドラム196Rは、ブレーキ機構収容部192Rの内周に沿って配設された円筒状であり、ホイール178R(ブレーキ機構収容部192R)と一体化されている。各ブレーキシュー198Rは円弧状であり、2個のブレーキシュー198Rは、車軸78Rを挟んで互いに対向する。また、ブレーキシュー198Rは、各々の外周面にライニング200Rが設けられ、該ライニング200Rがブレーキドラム196Rの内周面に臨むようにブレーキベース162Rに支持される。さらに、ブレーキシュー198R同士の間には、互いを接近させる方向に弾発付勢するばね部材(不図示)が介装されている。
ブレーキベース162Rには、各ブレーキシュー198Rの回動軸となるアンカーピン202R(図6参照)が立設される。また、ブレーキベース162Rのアンカーピン202Rと車軸78Rを挟んで対向する位置には、各ブレーキシュー198Rを拡開作動させるカム204Rがピボットシャフト206Rにより回動可能に支持される。
カム204Rは、ピボットシャフト206Rの右端部に設けられる。ピボットシャフト206Rの左端側は、ブレーキベース162Rを貫通してその左側に突出し、この突出端部にはブレーキアーム208Rの基端部が取り付けられている。すなわち、ピボットシャフト206Rは、ブレーキアーム208Rの回転軸210Rに沿って配置されている。
ブレーキアーム208Rは、車幅方向で、車輪(後輪16R)と出力ギア86Rとの間に配置される。ブレーキアーム208Rの先端部は、不図示のブレーキワイヤの一端側に連結されている。ブレーキワイヤの他端側は、ブレーキベース162Rの左端面に設けられたブレーキワイヤ保持部212R(図6参照)を介して、電動車両12の前方に設けられたブレーキ操作子214(図1等参照)に連結されている。このブレーキ操作子214の操作により、ブレーキワイヤを介してブレーキアーム208Rを回動させることで、ピボットシャフト206Rとともにカム204Rが回動する。
カム204Rの回動によって、ブレーキシュー198Rがばね部材の弾発付勢力に抗して拡開作動することで、ブレーキシュー198Rのライニング200Rがブレーキドラム196Rの内周面に摩擦接触する。その結果、ブレーキドラム196Rと一体に設けられたホイール178R(後輪16R)の回転を制動させることができる。図6に示すように、ブレーキアーム208Rの回転軸210R(ピボットシャフト206R)は、車軸78Rの上方且つ後方に配置され、該車軸78Rの前方に、中間軸80R及びモータ軸76Rが配置されている。また、車軸78Rよりも前方にモータ軸76Rが配置され、モータ軸76Rよりも前方に給電線118R(図7参照)が配置されている。
上記のように構成される電動駆動ユニット10L、10Rを収容するケース72L、72Rのうち、ギアケース154L、154Rにスイングアーム18L、18Rの上側分岐部64L、64R及び下側分岐部66L、66Rの後端側がボルト止め等によってそれぞれ取り付けられる。これによって、電動車両12では、左右のスイングアーム18L、18Rのそれぞれに電動駆動ユニット10L、10Rが搭載される。
以上から、本実施形態に係る電動駆動ユニット10では、モータ軸受166Rが中間軸受122Rに比して入力ギア82Rに近接する側に配置される分、モータ74Rをモータ軸受166Rとの干渉を回避しつつ入力ギア82R側に近づけて、モータ軸76Rを容易に短くすることができる。これによって、電動駆動ユニット10の左右方向(車幅方向)の薄型化を容易に図ることができる。また、モータ軸76Rを短くできる分、電動駆動ユニット10の軽量化を図ることもできる。
上記の実施形態に係る電動駆動ユニット10では、モータ74Rに給電する環状のバスリング116Rが、軸方向でモータ74Rと中間軸80Rとの間に位置しており、バスリング116Rに給電線118Rを締結する締結部材120Rは、中間軸受122Rと軸方向に重なる位置に配設されていることとした。
上記の通り、締結部材120Rは、モータ74Rとモータ軸受166Rとの間で最もモータ軸受166R側に近接して配置される。また、中間軸受122Rは、減速機88Rの構成要素のなかで、モータ74Rに近接する側に設けられる。従って、締結部材120Rと中間軸受122Rとを、モータ軸76Rの周方向の位置を互いに異ならせて、軸方向に重なる位置に配設することで、モータ74Rをさらに入力ギア82R側に近接させることができる。その結果、電動駆動ユニット10の薄型化を図ることが一層容易になる。
上記の実施形態に係る電動駆動ユニット10では、車軸78Rよりも前方にモータ軸76Rが配置され、モータ軸76Rよりも前方に給電線118Rが配置されることとした。この場合、モータ74Rを入力ギア82R側に近接させても、モータ軸76Rよりも後方の構成要素と、給電線118Rとが干渉することを回避できるため、電動駆動ユニット10の薄型化を図ることが一層容易になる。
上記の実施形態に係る電動駆動ユニット10では、モータ74Rの回転角度を検出する回転角検出器142Rが、軸方向で、モータ74Rを挟んで入力ギア82Rと反対側に配置されていることとした。この場合、モータ74Rとモータ軸受166Rとの間に回転角検出器142Rが介在することを回避できる分、モータ74Rを効果的に入力ギア82R側に近接させることが可能になり、電動駆動ユニット10の薄型化を図ることが一層容易になる。
上記の実施形態に係る電動駆動ユニット10では、軸方向で、車軸78Rに連結される車輪(後輪16R)と出力ギア86Rとの間にブレーキアーム208Rが配置されることとした。この場合、ブレーキアーム208Rを、他の構成要素との干渉を回避しつつ、出力ギア86Rと後輪16Rとの間のスペースを有効に利用して配置することができるため、電動駆動ユニット10の薄型化を図ることが一層容易になる。
上記の実施形態に係る電動駆動ユニット10では、ブレーキアーム208Rの回転軸210Rは、車軸78Rの上方に配置されることとした。この場合、電動駆動ユニット10を備える電動車両12の最低地上高を確保することが容易になる。
上記の実施形態に係る電動駆動ユニット10では、回転軸210Rは、車軸78Rの後方に配置され、中間軸80R及びモータ軸76Rは、車軸78Rの前方に配置されることとした。この場合、ブレーキアーム208Rが、電動駆動ユニット10の減速機88R等の構成要素に干渉することを回避し易くなり、電動駆動ユニット10の薄型化を図ることが一層容易になる。
上記の実施形態に係る電動車両12では、電動駆動ユニット10がスイングアーム18L、18Rに搭載されていることとした。上記のように薄型化を容易に図ることが可能な電動駆動ユニット10をスイングアーム18L、18Rに搭載することで、電動車両12の車幅を薄型化することが可能になる。
上記の実施形態に係る電動車両12では、電動駆動ユニット10が搭載されたスイングアーム18L、18Rは、車幅方向の左右にそれぞれ設けられていることとした。このように、車幅方向の左右に電動駆動ユニット10が搭載されたスイングアーム18L、18Rを設けても、上記の通り電動駆動ユニット10を薄型化することが可能であるため、電動車両12の車幅を効果的に薄型化することができる。換言すれば、車幅方向の左右に設けられた2個の後輪16L、16R同士の間であって、各後輪16L、16Rの外部(各後輪16L、16Rの車幅方向の中心側)に2個の電動駆動ユニット10をそれぞれ配設しても、電動車両12の車幅が増大することを効果的に回避することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記の実施形態の記載範囲に限定されることはない。上記の実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることは、当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。また、請求の範囲に記載された括弧書きの符号は、本発明の理解の容易化のために添付図面中の符号に倣って付したものであり、本発明がその符号をつけた要素に限定されて解釈されるものではない。
10、10L、10R…電動駆動ユニット 12…電動車両
16L、16R…後輪 18L、18R…スイングアーム
74R…モータ 76R…モータ軸
78R…車軸 80R…中間軸
82R…入力ギア 84R…中間ギア
86R…出力ギア 116R…バスリング
118R…給電線 120R…締結部材
122R…中間軸受 142R…回転角検出器
166R…モータ軸受 208R…ブレーキアーム
210R…回転軸
【0002】
トを提供することにある。
[0006]
本発明の別の目的は、上記の電動駆動ユニットを備える電動車両を提供することにある。
[0007]
本発明の一態様は、モータと、モータ軸と、中間軸と、車軸と、前記モータ軸に設けられた入力ギアと、前記中間軸に設けられた中間ギアと、前記車軸に設けられた出力ギアとを有する電動駆動ユニットであって、前記モータ軸を前記モータと前記入力ギアとの間で回転自在に軸支するモータ軸受は、前記中間軸を前記中間ギアよりも前記モータ側で回転自在に軸支する中間軸受に比して、前記モータ軸の軸方向で前記入力ギアに近接する側に配置されている。また、前記モータ軸は、前記軸方向で、前記モータよりも前記入力ギア側で片持ち支持され、前記軸方向で、前記モータの前記入力ギアに臨む側と反対側の端部には、前記モータの回転角度を検出する回転角検出器が設けられている。
[0008]
本発明の別の一態様は、上記の電動駆動ユニットを備える電動車両であって、電動駆動ユニットは、スイングアームに搭載されている。
[0009]
本発明によれば、モータ軸受が中間軸受に比して入力ギアに近接する側に配置される分、モータをモータ軸受との干渉を回避しつつ入力ギア側に近づけて、モータ軸を容易に短くすることができる。これによって、電動駆動ユニットの薄型化を容易に図ることができる。また、モータ軸を短くすることができる分、電動駆動ユニットの軽量化を図ることも容易になる。
図面の簡単な説明
[0010]
[図1]本実施形態に係る電動車両の要部左側面図である。
[図2]図1の電動車両の左側方斜視図である。
[図3]図1の電動車両の背面図である。
[図4]図1の電動車両の車両後方の要部斜視図である。
[図5]図4の分解斜視図である。
[図6]図1の電動車両の右のスイングアームに搭載された電動駆動ユニットの要部左側面図である。
[図7]図6のVII−VII線に沿った断面図である。
発明を実施するための形態
[0011]
以下、本発明に係る電動駆動ユニット及び電動車両の好適な実施形態につ
【0002】
トを提供することにある。
[0006]
本発明の別の目的は、上記の電動駆動ユニットを備える電動車両を提供することにある。
[0007]
本発明の一態様は、モータと、モータ軸と、中間軸と、車軸と、前記モータ軸に設けられた入力ギアと、前記中間軸に設けられた中間ギアと、前記車軸に設けられた出力ギアとを有する電動駆動ユニットであって、前記モータ軸を前記モータと前記入力ギアとの間で回転自在に軸支するモータ軸受は、前記中間軸を前記中間ギアよりも前記モータ側で回転自在に軸支する中間軸受に比して、前記モータ軸の軸方向で前記入力ギアに近接する側に配置されている。また、前記モータ軸は、前記軸方向で、前記モータよりも前記入力ギア側で片持ち支持され、前記軸方向で、前記モータの前記入力ギアに臨む側と反対側の端部には、前記モータの回転角度を検出する回転角検出器が設けられている。さらに、前記モータのロータは、筒状のロータコア本体を有し、前記ロータコア本体の内部に前記モータ軸が挿通され、前記ロータコア本体の前記入力ギアに臨む側と反対側の端部には、大内径部が設けられ、前記大内径部内には、前記モータ軸に対して前記ロータを抜け止めするナットが設けられ、前記回転角検出器は、前記大内径部の外周に配設されている。
[0008]
本発明の別の一態様は、上記の電動駆動ユニットを備える電動車両であって、電動駆動ユニットは、スイングアームに搭載されている。
[0009]
本発明によれば、モータ軸受が中間軸受に比して入力ギアに近接する側に配置される分、モータをモータ軸受との干渉を回避しつつ入力ギア側に近づけて、モータ軸を容易に短くすることができる。これによって、電動駆動ユニットの薄型化を容易に図ることができる。また、モータ軸を短くすることができる分、電動駆動ユニットの軽量化を図ることも容易になる。
図面の簡単な説明
[0010]
[図1]本実施形態に係る電動車両の要部左側面図である。
[図2]図1の電動車両の左側方斜視図である。
[図3]図1の電動車両の背面図である。
[図4]図1の電動車両の車両後方の要部斜視図である。
[図5]図4の分解斜視図である。
[図6]図1の電動車両の右のスイングアームに搭載された電動駆動ユニットの要部左側面図である。
[図7]図6のVII−VII線に沿った断面図である。
発明を実施するための形態
[0011]
以下、本発明に係る電動駆動ユニット及び電動車両の好適な実施形態につ

Claims (10)

  1. モータ(74R)と、モータ軸(76R)と、中間軸(80R)と、車軸(78R)と、前記モータ軸(76R)に設けられた入力ギア(82R)と、前記中間軸(80R)に設けられた中間ギア(84R)と、前記車軸(78R)に設けられた出力ギア(86R)とを有する電動駆動ユニット(10)であって、
    前記モータ軸(76R)を前記モータ(74R)と前記入力ギア(82R)との間で回転自在に軸支するモータ軸受(166R)は、前記中間軸(80R)を前記中間ギア(84R)よりも前記モータ(74R)側で回転自在に軸支する中間軸受(122R)に比して、前記モータ軸(76R)の軸方向で前記入力ギア(82R)に近接する側に配置されている、電動駆動ユニット(10)。
  2. 請求項1記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記モータ(74R)に給電する環状のバスリング(116R)が、前記軸方向で前記モータ(74R)と前記中間軸(80R)との間に位置しており、
    前記バスリング(116R)に給電線(118R)を締結する締結部材(120R)は、前記中間軸受(122R)と前記軸方向に重なる位置に配設されている、電動駆動ユニット(10)。
  3. 請求項2記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記車軸(78R)よりも前方に前記モータ軸(76R)が配置され、
    前記モータ軸(76R)よりも前方に前記給電線(118R)が配置される、電動駆動ユニット(10)。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記モータ(74R)の回転角度を検出する回転角検出器(142R)は、前記軸方向で、前記モータ(74R)を挟んで前記入力ギア(82R)と反対側に配置されている、電動駆動ユニット(10)。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記軸方向で、前記車軸(78R)に連結される車輪(16R)と前記出力ギア(86R)との間にブレーキアーム(208R)が配置される、電動駆動ユニット(10)。
  6. 請求項5記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記ブレーキアーム(208R)の回転軸(210R)は、前記車軸(78R)の上方に配置される、電動駆動ユニット(10)。
  7. 請求項6記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記回転軸(210R)は、前記車軸(78R)の後方に配置され、
    前記中間軸(80R)及び前記モータ軸(76R)は、前記車軸(78R)の前方に配置される、電動駆動ユニット(10)。
  8. 請求項5〜7の何れか1項に記載の電動駆動ユニット(10)において、
    前記車軸(78R)は、前記軸方向で、前記出力ギア(86R)を挟んで前記モータ(74R)と反対側に前記車輪(16R)を連結可能であり、
    前記モータ軸受(166R)は、前記中間軸受(122R)に比して、前記軸方向で、前記車輪(16R)に近接する側に配置されている、電動駆動ユニット(10)。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載の電動駆動ユニット(10)を備える電動車両(12)であって、前記電動駆動ユニット(10)は、スイングアーム(18L、18R)に搭載されている、電動車両(12)。
  10. 請求項9記載の電動車両(12)において、
    前記電動駆動ユニット(10)が搭載された前記スイングアーム(18L、18R)は、車幅方向の左右にそれぞれ設けられている、電動車両(12)。
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