JPWO2020137140A1 - 自動分析装置および自動分析システム、ならびに試料の自動分析方法 - Google Patents

自動分析装置および自動分析システム、ならびに試料の自動分析方法 Download PDF

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Abstract

試料の分析を自動で行う分析ユニット111は、試料を分注する試料分注ノズル2と、少なくとも試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部114と、を備え、電解質測定部114による試料の電位測定が連続で実施される場合と、電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで、電位測定前の内部標準液の測定動作を変更する。これにより、電解質測定を行うにあたって環境温度の影響を低減して測定精度を担保するとともに、装置全体の処理能力の向上を図ることが可能な自動分析装置および自動分析システム、ならびに試料の自動分析方法が提供される。

Description

本発明は、血液や尿などの生体試料中の目的成分の濃度又は活性値を測定する自動分析装置および自動分析システム、ならびに自動分析方法に係り、特に、イオン選択性電極に基づく電解質分析ユニットを搭載する自動分析装置および自動分析システム、ならびに試料の自動分析方法にかかる。
特許文献1には、周囲温度に影響を受けない、測定データに対して信頼性が高い電解質測定装置の一例として、試料または内部標準液を吐出された希釈液により希釈可能な希釈槽、希釈槽を保持しているカップホルダ、内部標準液を希釈槽に分注するための内部標準液シリンジ、希釈液を希釈槽に分注するための希釈液シリンジ、内部標準液を吐出する内部標準液ノズル、希釈液を吐出する希釈ノズル、測定のために希釈された電解質溶液を吸引するシッパーノズル、吸引された電解質溶液の電解質濃度を定量分析する電解質測定部、残溶液を吸引する真空吸引ノズルを備え、更に希釈槽と希釈槽内の電解質溶液および電解質測定部を恒温制御し一定温度に保つよう構成されること、特に、オペレーションスタート時のコンディショニング動作終了後から電解質項目測定が始まるまでの間、希釈槽に吐出された溶液にシッパーノズルを浸漬する、ことが記載されている。
特開2007−057367号公報
自動分析装置は、血液、尿、髄液等の生体試料を分析する装置である。
自動分析装置において試料中の電解質(Na、K、Clなどのイオン)の濃度を測定する場合、代表的な手法としてイオン選択性電極(Ion Selective Electrode:ISE)を使用したフロー型電解質濃度測定装置が使用される。
電解質濃度測定装置では、イオン選択性電極に現れる電位と参照電極に現れる電位との差(電位差)を測定することにより、試料中の各種のイオン濃度を測定している。この電位測定は、温度で大きく変動するため、測定時の温度管理が重要である。
特に、臨床検査では、生体試料である血液、特に血清や血漿、尿などの試料に含まれる電解質の濃度を定量する必要性が高く、測定データに対して高い精密度が要求される。
電解質測定の一つとして希釈法がある。希釈法は、試料液の必要量が少ないことから検体の消費量が少ない、との利点を有している。また、他にも、測定液中のたんぱく質や脂質などの共存物の濃度が低い、共存物による汚れの影響が少ない、ISEの安定性が高い、等の数多くの利点を有している。
従って、電解質自動分析装置においてはフローセル型ISEと希釈法の組み合わせが現在主流となっている。
上述のように、電解質測定では、電極による電位測定時の温度管理は非常に重要である。その一方で、フロー型電解質測定では、流路内に希釈液と試料との混合液や内部標準液といった液体を流す。このため、液体が電極流路を流れる際に、その液体の温度に応じて電位測定時の温度が変動してしまうという課題がある。
自動分析装置では、この課題を解決するために、希釈槽に試薬を吐出する前に事前に試薬を温調しておくバッファー機構(プリヒート)を設けている。
電解質の測定を途切れることなく測定するケースでは、温度が管理された試料希釈液と内部標準液とを交互に絶え間なく測定するため、試薬流路や電極流路内は常に温度が管理された液体が動いている状態となり、電位測定時の温度を一定に保つことが容易である。
一方で、電解質測定間に空き時間ができてしまう場合は、そこで一度試薬の流れが停止してしまう。このため、環境温度の影響を受け易くなる。特に、各試薬吐出ノズル、試薬ボトルからバッファー機構までの流路内などは温調された試薬の流れがない部分であるため、特に温度変化が起こり易くなる。
したがって、測定の間隔が空いた際には、試薬滞留による気泡発生等のリスクを下げ、上記の温度変化が起こり易い部位に対する温調を行うことを目的として、一定時間間隔で試薬流路内の古い試薬を輩出して新しい試薬を吸引することで意図的に温調された試薬を流すダミー動作(コンディショニング動作)が行われている。
しかし、このコンディショニング動作を行う場合、装置が実際に試料のサンプリングを開始する前から、動作を開始する必要がある。
フロー型電解質測定では、(1)内部標準液測定、(2)試料測定、(3)内部標準液測定、の3工程が試料測定動作の1セットとなっていることが多い。このため、実際に試料測定のためにサンプリングが開始されるよりも前に(1)の内部標準液測定を開始しなければならない。そして、そこにコンディショニング動作を入れる場合、(1)の内部標準液測定よりもさらに前からスケジューリングを行う必要がある。
したがって、スケジューリングの関係から、コンディショニング、内部標準液測定を順番に実行していく動作の場合、毎回電解質測定の開始が遅くなり、それにつられて比色分析の開始も遅くなる、という装置全体の処理能力低下につながる、との課題がある。
本発明は、上述のような課題に鑑みなされたものであって、電解質測定を行うにあたって環境温度の影響を低減して測定精度を担保するとともに、装置全体の処理能力の向上を図ることが可能な自動分析装置および自動分析システム、ならびに試料の自動分析方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、試料の分析を自動で行う自動分析装置であって、前記試料を分注する試料分注ノズルと、少なくとも前記試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部と、を備え、前記電解質測定部による前記試料の電位測定が連続で実施される場合と、前記電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで、前記電位測定前の前記内部標準液の測定動作を変更することを特徴とする。
本発明によれば、電解質測定を行うにあたって環境温度の影響を低減して測定精度を担保するとともに、装置全体の処理能力の向上を図ることができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
本発明の実施例の自動分析システムの全体構成を概略的に示す図である。 実施例の自動分析システムのうち、電解質測定部の概略を示す図である。 実施例の自動分析システムの電解質測定部による電解質濃度測定の流れを示すフローチャートである。 実施例の自動分析システムの電解質測定部における、連続測定時の内部標準液測定と試料測定の動作タイムチャートの概要を示す図である。 実施例の自動分析システムの電解質測定部における、連続測定時の内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。 比較のための従来の自動分析システムの電解質測定部における、内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。 本実施例と従来の自動分析システムの測定ユニットの処理順序の概要を示す図である。 実施例の自動分析システムの電解質測定部における、2つの内部標準液測定シーケンスを示す図である。 実施例の自動分析システムの電解質測定部における、他の内部標準液測定シーケンスを示す図である。 実施例の自動分析システムにおける、電解質測定部における動作の決定の手順を示すフローチャートである。 実施例の自動分析システムの電解質測定部において、2つの内部標準液測定シーケンスにおける内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。
本発明の自動分析装置および自動分析システム、ならびに試料の自動分析方法の実施例について図1乃至図11を用いて説明する。
最初に本実施例の自動分析システムの全体構成とその動作について図1を用いて説明する。図1は本実施例の自動分析システムの全体構成を概略的に示す図である。
図1に示す自動分析システム100は、分析ユニット111に試料を供給する搬送ユニット101、分析ユニット111、操作ユニット130を備えている。
搬送ユニット101は、分析対象である血液や尿などの生体試料を収容した一つ以上の試料容器が搭載された試料ラック104を自動分析システム100内への投入、回収、および、自動分析システム100内での搬送を行い、分析ユニット111に試料を供給するためのユニットである。
搬送ユニット101は、ラックバッファ103、ラック供給トレイ102、ラック収納トレイ107、搬送ライン106を備えている。
搬送ユニット101では、ラック供給トレイ102に設置された試料ラック104は、搬送ライン106によってラックバッファ103に搬送される。搬送ライン106の途中に、試料有無判定用センサ(図示省略)があり、試料ラック104上の試料容器の有無が認識される。ここで試料容器が存在すると判断されれば、試料バーコードリーダー(図示省略)によって試料容器上に貼り付けられた試料バーコード(図示省略)を読み取り、試料の識別情報を認識する。実際の自動分析システム100では、この識別情報によって、患者を特定する。
ラックバッファ103は、円運動を行うローター構造であり、外円周上に試料容器を複数載置する試料ラック104を同心円上に放射的に複数保持するスロットを有している。このスロットをモータによって回転させることで、任意の試料ラック104を要求先の分析ユニット111に搬入・搬出するように構成されている。このような構造により、必ずしも先に入れられた試料ラック104を順に処理しなくてもよくなっている。つまり、優先度の高いものがあれば、それを先に処理することが出来るようになっている。
このラックバッファ103の放射状の円周上のある一点に対し、搬送ライン106が接続されており、試料ラック104の搬入,搬出が行われる。この一点を円周上の0度の位置とすると、搬送ライン106が接続された位置から円周上の90度の位置に後述する分析ユニット111へ引き込むための試料分注ライン112が接続されており、試料ラック104の搬入,搬出が行われる。
分析ユニット111で分注の終えた試料ラック104は、ラックバッファ103内で測定結果の出力を待機し、必要に応じて自動再検等の処理をすることもできる。また、処理の終えた場合は、搬送ライン106を介してラック収納トレイ107に搬送される。
分析ユニット111は、試料に依頼された測定項目の測定動作を行い、測定結果を出力するユニットであり、搬送ユニット101に接続されている。
この分析ユニット111は、反応ディスク115、試薬ディスク117、試料分注ライン112、試薬分注ノズル116、試料分注ノズル2、比色測定部118、電解質測定部114を備えている。
反応ディスク115には反応容器(図示省略)が円周上に並んでいる。反応ディスク115の近くには試料容器を載せた試料ラック104が搬入される試料分注ライン112が設置されている。
反応ディスク115と試料分注ライン112の間には、回転および上下動可能な試料分注ノズル2が設置されている。試料分注ノズル2は回転軸を中心に円弧を描きながら移動して、試料ラック104から反応ディスク115上の反応容器、あるいは電解質測定部114中の希釈槽1(図2参照)への試料の分注を行う。
試薬ディスク117は、その中に試薬を収容した試薬ボトル(図示省略)を複数個円周上に載置可能となっている保管庫である。試薬ディスク117は保冷されている。
反応ディスク115と試薬ディスク117の間には回転および上下動可能な試薬分注ノズル116が設置されている。試薬分注ノズル116は回転軸を中心に円弧を描きながら移動して、試薬分注ノズル吸引口から試薬ディスク117内にアクセスし、試薬ボトルから反応容器への試薬の分注を行う。
更に、試薬分注ノズル116、試料分注ノズル2の動作範囲上には洗浄槽(図示省略)がそれぞれ設置されている。
電解質測定部114および比色測定部118は、反応ディスク115の周囲に配置されている。
電解質測定部114は、イオン選択電極を用いて試料中の電解質濃度を測定する分析部である。その詳細は図2を用いて後述する。
比色測定部118は、反応ディスク115上の反応容器内で混合・反応させて生成された反応液の吸光度を測定して試料中の生化学成分の分析を行う分析部であり、電解質測定部114とは測定原理の異なる分析項目の分析を実行する。この比色測定部118は、光源や分光光度計等からなる。
この比色測定部118は、電解質測定部114と試料分注ノズル2を共有している。また、本実施例では、試料分注ノズル2の動作サイクル時間は比色測定部118の動作サイクル時間と同じであり、電解質測定部114の動作サイクル時間とは異なるものとなっている。
操作ユニット130は、自動分析システム100全体の全てのユニットの情報を統括する役割を担う部分であり、表示部131、入力部132、記録部133、全体制御部134を有している。操作ユニット130は、分析ユニット111や搬送ユニット101に対して有線或いは無線のネットワーク回線によって接続されている。
表示部131は、測定する試料に対して測定する測定項目をオーダーする操作画面、測定した結果を確認する画面、等の様々な画面が表示される部分であり、液晶ディスプレイ等で構成される。なお、液晶ディスプレイである必要はなく、プリンタなどに置き換えてもよいし、ディスプレイとプリンタ等とで構成することができる。
入力部132は、表示部131に表示された操作画面に基づいて各種パラメータや設定、測定結果、測定の依頼情報、分析開始や停止の指示等を入力するための部分であり、キーボードやマウスなどで構成される。
記録部133は、自動分析システム100を構成する各機器の動作に必要なタイムチャートや動作パラメータ、生体試料を特定するための各種情報、測定結果等を記憶する部分であり、フラッシュメモリ等の半導体メモリやHDD等の磁気ディスク等の記憶媒体で構成される。
全体制御部134は自動分析システム100全体の動作を制御する部分であり、搬送ユニット用制御部134a、分析ユニット用制御部134bおよび演算記録部134cを有している。
搬送ユニット用制御部134aは、ラックバッファ103から試料分注ライン112へ適切な試料ラック104を搬送する動作や、試料分注ライン112からラックバッファ103へ試料ラック104を戻す搬送動作の制御を実行する。
分析ユニット用制御部134bは、上述された分析ユニット111内の各機器に接続されており、電解質測定部114や比色測定部118の各構成機器による分析動作を制御する。
演算記録部134cは、比色測定部118において測定された吸光度等から測定対象中の特定成分の濃度を算出するとともに、電解質測定部114において測定された電位などから測定対象のイオン濃度を算出する。
これら全体制御部134内の搬送ユニット用制御部134a、分析ユニット用制御部134bおよび演算記録部134cは、汎用のコンピュータを用いて実現されてもよく、コンピュータ上で実行されるプログラムの機能として実現されてもよい。
すなわち、これら搬送ユニット用制御部134a、分析ユニット用制御部134b、および演算記録部134cの処理は、プログラムコードとしてメモリなどの記録部に格納し、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサが各プログラムコードを実行することによって実現されてもよい。
なお、搬送ユニット用制御部134a、分析ユニット用制御部134bおよび演算記録部134cは、専用の回路基板などのハードウェアによって構成されていてもよい。
本実施例では、電解質測定部114と同時に設けられている分析部が比色測定部118である場合について説明しているが、分析部は生化学項目を測定する比色測定部に限られず、例えば免疫項目を測定する測定部等と電解質測定部114とを同じ分析ユニット内に配置することができる。
また、自動分析システム100が1つの分析ユニット111を備えている場合について説明しているが、分析ユニットは2つ以上備えることができる。この場合、分析ユニットの種類も特に限定されず、生化学分析ユニットや免疫分析ユニット、血液凝固分析ユニット等の各種分析ユニットをそれぞれ1つ以上備えることができる。
更に、自動分析システム100が搬送ユニット101を備える場合について説明したが、搬送ユニットは必須ではなく、分析ユニットと操作ユニットとで自動分析装置を構成することができる。
次に、図1に示す自動分析システム100の機構動作の概略を説明する。
搬送ユニット101は、自動分析システム100のラック供給トレイ102に設置した試料ラック104を1ラックずつ搬送ライン106上に送り出し、ラックバッファ103に搬入する。ラックバッファ103に搬送された試料ラック104は、分析ユニット111の試料分注ライン112に搬送される。
試料分注ライン112に試料ラック104が到着すると、試料ラック104に搭載された各試料に対して、操作ユニット130により依頼された測定項目に従い、試料分注ノズル2により分注動作が実施される。
測定項目が生化学項目の場合には、試料分注ノズル2は、吸引した試料を反応ディスク115上にある反応容器に吐出し、その反応容器に対して試薬分注ノズル116により試薬ディスク117上から吸引した試薬をさらに添加し、攪拌する。その後、比色測定部118により吸光度が測定され、測定結果が操作ユニット130の演算記録部134cに送信される。
依頼された測定項目が電解質項目の場合には、試料分注ノズル2は、吸引した試料を電解質測定部114の希釈槽1に吐出し、イオン選択電極7,8,9により起電力が測定され、測定結果が操作ユニット130の演算記録部134cに送信される。ただし、電解質項目測定の場合は、上述したとおり、試料の分注前に既知の濃度の内部標準液の起電力の測定を行う測定前動作が必要である。
操作ユニット130の演算記録部134cは、送信された測定結果から演算処理によって試料内の特定成分の濃度を求める。分析結果は表示部131を介してユーザに通知されるとともに、記録部133に記録される。
次に、イオン選択電極を用いた電解質測定部の概要について図2を用いて説明する。図2はイオン選択電極を用いた電解質測定部の一例を示す概略図である。
電解質測定部114は、試料の分析を自動で行う分析ユニット111中に配置されている。
この電解質測定部114は、希釈槽1、希釈液分注ノズル3、内部標準液分注ノズル4、試料液吸引ノズル5、配管6、ナトリウムイオン選択電極7、カリウムイオン選択電極8、塩素イオン選択電極9、参照電極10、配管11、シッパーポンプ12、電位計測部13、温調ユニット16等を有する。
試料分注ノズル2は血液や尿などの試料を希釈槽1に分注吐出し、希釈液分注ノズル3は希釈液を希釈槽1に分注吐出する。内部標準液分注ノズル4は内部標準液を希釈槽1に分注吐出する。
希釈液分注ノズル3には希釈液容器14から希釈液用ポンプ(DILポンプ)18を使用して希釈液が送液される。内部標準液分注ノズル4には内部標準液容器15から内部標準液用ポンプ(ISポンプ)19を使用して内部標準液が送液される。
温調ユニット16は希釈液、内部標準液の流路に配置されており、各溶液を送液する途中で一定温度(例えば、37℃)に温調する。温調ユニット16付近の流路は、他の部位より流路体積を大きくすることで、温調効率を高めることもできる。
試料液吸引ノズル5は、上下動可能に構成されており、希釈槽1内の溶液をシッパーポンプ12の駆動力により吸引する。吸引された溶液は、配管6を通じてイオン選択電極7,8,9の流路に導入され、さらに、配管11を通じて廃液される。
電解質測定部114では、電解質を含む試料液を導入する試料導入部として、試料液吸引ノズル5と、配管6と、配管11と、シッパーポンプ12とが用いられる。この試料導入部を用いて、イオン選択電極7,8,9の流路に試料液が導入される。
更には、配管11とシッパーポンプ12により、比較電極液容器17から比較電極液が参照電極10に導入される。比較電極液は、内部標準液とのコンタミがないよう、弁などを用いてイオン選択電極7,8,9等内の内部標準液と別流路への切り替えを行っている。
各々のイオン選択電極7,8,9および参照電極10の端子は電位計測部13に接続されており、試料液が導入された状態で電極間の電位差が計測される。
上述のように、電解質測定部114における試料の電位測定動作には、内部標準液の測定を行う必要があるが、本実施例では、電解質測定部114による試料の電位測定が連続で実施される場合と、電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで、電位測定前の内部標準液の測定動作を変更する。
特に、本実施例では、試料の電位測定が連続で実施される場合のタイムチャートであり、タイムチャートの冒頭部分に電解質測定部114が動作しない空き時間が設けられている第1タイムチャートと、試料の電位測定が連続で実施されない場合のタイムチャートであり、冒頭部分に電解質測定部114が動作しない空き時間が設けられておらず、内部標準液と試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作が実行される第2タイムチャートと、を設ける。
言い換えると、本実施例の電解質測定部114による試料の測定の際に内部標準液の測定動作において、電位測定が連続で実施される場合の第1タイムチャートでは、空きが生じる場合に実行される内部標準液と試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作を行わずに、これらの動作に要する時間の経過後に内部標準液の測定を開始する。
これに対し、電解質測定部114による試料の電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合の第2タイムチャートでは、第1タイムチャートの空き時間に相当する内部標準液の測定動作前のタイミングで、内部標準液と試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作を行う。
これらの動作を制御するタイムチャートは記録部133に記憶されており、全体制御部134の分析ユニット用制御部134bによって行う。
図3は、図2の電解質濃度測定装置を用いた電解質濃度測定のフローチャートの一例である。図3の処理は、主に全体制御部134の分析ユニット用制御部134bによって制御される。
図3に示すように、まず、内部標準液分注ノズル4を用いて内部標準液を希釈槽1に吐出する(ステップS101)。
次に、試料液吸引ノズル5とシッパーポンプ12を用いて希釈槽1内の内部標準液を吸引する(ステップS102)。これにより、イオン選択電極7,8,9の流路は内部標準液で満たされる。
次に、電位計測部13を用いて参照電極10を基準としたイオン選択電極7,8,9の電位を計測する(ステップS103)。ここでのイオン選択電極7,8,9の電位をE1とする。
次に、試料分注ノズル2を用いて試料を希釈槽1に吐出する(ステップS104)。
次に、希釈液分注ノズル3を用いて希釈液を希釈槽1に吐出する(ステップS105)。これにより、試料量と希釈液量が設定した比率になるように試料が希釈される。
次に、試料液吸引ノズル5とシッパーポンプ12を用いて希釈槽1内の希釈試料を吸引する(ステップS106)。これにより、イオン選択電極7,8,9の流路は試料液で満たされる。
次に、電位計測部を用いて参照電極を基準としたイオン選択電極7,8,9の電位を計測する(ステップS107)。ここでのイオン選択電極7,8,9の電位をE2とする。
次に、演算記録部134cにおいて先に実測した電位E1,E2から試料中の測定対象イオン濃度を算出(ステップS108)し、記録部133や表示部131等に出力する(ステップS109)。
その後、再度、内部標準液の希釈槽1への吐出(ステップS101)、および希釈槽1内の内部標準液吸引(ステップS102)を実施し、測定が完了する。
電解質の測定が連続する第1タイムチャートの場合は、ステップS101〜ステップS109を繰り返していく。
図4は連続測定時の内部標準液測定と試料測定の動作タイムチャートの概要である。
図4に示すように、まず、内部標準液測定において、内部標準液用ポンプ19が吸引動作を行い、希釈槽1への内部標準液の吐出の準備を行う(ステップS201)。このときの吸引量はシステム100の設定であり、例えば355[μL]吸引する。
次に、希釈液用ポンプ18が吸引動作を行い、希釈槽1への吐出の準備を行う(ステップS202)。このときの吸引量についてもシステム100の設定であり、例えば330[μL]吸引する。
その後、内部標準液、希釈液を所定の量吐出する(ステップS203、ステップS204)。このときの吐出量もシステム100の設定であり、例えば、内部標準液は220[μL]、希釈液は330[μL]吐出する。
その後、ノズル先端からの液だれ防止のために、希釈液分注ノズル3、内部標準液分注ノズル4のいずれも空気を吸引する(ステップS205、ステップS206)。ここまでは、内部標準液を測定する前の希釈槽洗浄動作である。
次に、内部標準液用ポンプ19により内部標準液を吸引する(ステップS207)。このときの吸引量もシステム100の設定であり、例えば、365[μL]である。その後、内部標準液用ポンプ19により希釈槽1へ内部標準液を吐出する(ステップS208)。このときの吸引量もシステム100の設定であり、例えば、500[μL]である。内部標準液吐出後、ノズルからの液だれ防止のため、内部標準液用ポンプ19により内部標準液分注ノズル4から空気を吸引する(ステップS209)。
次に、シッパーポンプ12を用いて希釈槽1に吐出された内部標準液をイオン選択電極7,8,9の流路内に引き込む(ステップS210)。その後、液だれ防止のためにシッパーポンプ12を用いて試料液吸引ノズル5から空気を吸引する(ステップS211)。
その後、比較電極液の電位測定のため、シッパーポンプ12により比較電極液の吸引動作を行う(ステップS212)。これにより、参照電極10内に比較電極液が満たされる。
一連の動作終了後、シッパーポンプ12をホームポジションに戻し、流路内の廃液を行う(ステップS213)。最後に、イオン選択電極7,8,9や参照電極10の電位を取得する(ステップS214)。
次に、試料測定時のタイムチャートについて同じく図4を用いて説明する。
試料測定では、まず希釈液用ポンプ18による希釈液吐出のための吸引動作を行う(ステップS215)。
次に希釈槽1への希釈液の吐出と試料の吐出を行う。希釈液は2回に分けて吐出される。1回目の希釈液が吐出(ステップS216)されたあとに試料の吐出を行い、2回目の希釈液吐出(ステップS217)を行う。試料の吐出は試料分注ノズル2を用いて行われる。ここでの試料と希釈液の比率は装置によって設定される。その後、液だれ防止のため、希釈液分注ノズル3からの空気の吸引を行う(ステップS218)。
次に、シッパーポンプ12により希釈槽1内の試料希釈液の吸引を行う(ステップS219)。その後液だれ防止のため、試料液吸引ノズル5からの空気吸引を行う(ステップS220)。
その後、比較電極液の電位測定のため、シッパーポンプ12による比較電極液の吸引動作を行う(ステップS221)。一連の動作終了後、シッパーポンプ12をホームポジションに戻し、各電極内の流路の廃液を行う(ステップS222)。
最後に、各電極の電位を取得する(ステップS223)。
ここで、図4および図5に示すように、前述の内部標準液測定と試料測定の一連の動作シーケンスは、各機構の動作タイミングを調整することでオーバーラップさせることができる。
例えば、図5に示すように、ある試料の測定のための内部標準液測定や試料測定のサイクルタイムT101のうち、内部標準液測定の後半部分1/2と試料測定の前半部分1/2をオーバーラップさせて処理する。これにより、試料測定はトータルでT101×2ではなくT101のサイクルで進めることができる。
例えば、この装置の電解質処理能力が1時間あたり、150試料処理できる場合、T101の動作サイクルは24秒となる。すなわち、試料測定にかかる時間T102は24秒である。同様に、内部標準液の電位測定にかかる時間T101も24秒である。
図6は、従来の自動分析システムでの試料測定間で空きサイクルが生じた際のタイムチャートの処理順序を示している。
図6に示すように、従来の自動分析システムにおいて、空きサイクルが生じた場合、装置のサイクルタイムT101の時間を使用して、コンディショニング動作を行う。このコンディショニング動作は、主に希釈液を希釈槽1に吐出し、吐出した希釈液をシッパーポンプ12で吸引する動作である。これにより、希釈液分注ノズル3や内部標準液分注ノズル4の温度低下の緩和、試料液吸引ノズル5の温度低下の緩和、希釈槽1容器の温度低下の緩和、その他、イオン選択電極7,8,9や参照電極10の流路内に滞留した溶液による悪影響、例えば、気泡の発生や溶液成分の沈着、比較電極液用流路からの成分の混入、拡散などを防止していた。さらに、長時間経過することによる、各ノズル、希釈槽1での各溶液からの結晶の析出の防止を図っていた。
このコンディショニング動作を実施する場合、従来の自動分析システムでは、実際に試料測定を行う前に、コンディショニングおよび内部標準液の測定との2つの処理を行うため、その2つの処理時間を確保する必要がある。すなわち、図6に示すように、実際に試料測定を開始するのは装置が試料の処理をスケジューリングしてからT101の時間経過後となる。したがって、空きサイクルが生じるごとに電解質測定は最低でもT101だけ待たされることとなる。
コンディショニングを実施しない場合は内部標準液測定のみとなるため、試料測定開始までT101の1/2の時間だけの待ち時間となるが、コンディショニングの効果が得られないため、分析性能に影響が出る恐れがある。
さらに、図1のように試料分注ノズル2を比色測定部118と電解質測定部114とが共有する構成である場合を考える。この場合、処理能力は比色測定部118の方が高いことが一般的である。
従って、試料分注ノズル2の動作サイクルは、比色測定部118のサイクルにあわせた形になる。例えば、図7のように試料分注ノズル2の動作サイクルと電解質測定部114の動作サイクルとが異なるサイクルで動くことになる。
したがって、そのような構成の装置では、いつでも試料分注ノズル2が電解質測定部114に試料を吐出できるわけではなく、比色測定部118のサイクルにおける限られたタイミングで電解質用試料を分注することになる。
例えば、図7のように電解質分注(ISE分注)は比色測定を3回実行する間に1回の決められたタイミングで実施する。したがって、図7のような空きサイクルAのタイミングで電解質項目Aの依頼が処理された場合、スケジューリングのタイミング次第では、図7の従来装置のように次の分注開始までの待ち時間が発生することで、T101+αの待ち時間が生じる場合がある。
一般的に、試料測定の処理順序は、電解質測定を最初に行い、その後に比色分析という流れで行われる。このため、電解質測定の依頼が途切れるたびに空きサイクルが入ってT101またはT101+αの待ち時間が生じ、その分だけ比色分析の処理も遅れることとなる。
このような問題に対し、本実施例の自動分析システムでは、コンディショニング待ち時間を発生させないために、動作シーケンスとして、試料の電位測定が連続で実施される場合の第1タイムチャートと、試料の電位測定が連続で実施されない場合の第2タイムチャートとの2つのタイムチャートを持つこととする。
本発明における内部標準液測定シーケンスを図8に示す。
図8に示す内部標準液測定Aは上述の第1タイムチャートに相当し、図4に示す内部標準液測定と各機構の動作順序は同じ動作シーケンスであ。違いは、実際に内部標準液測定の処理を開始する前に、区間IS―1に示す空き時間が確保されている点である。
この区間IS―1は、内部標準液測定に使用するサイクルT101のうち、15〜20%の時間とすることが望ましく、また動作シーケンスの前半で確保することが望ましい。
例えば、区間IS−1として、24サイクルの内部標準液動作に対して4.4秒の時間を確保する。この区間IS−1の時間は、後述するコンディショニング相当動作が処理できるだけの時間である。
一方で、内部標準液測定Bは第2タイムチャートに相当し、区間IS−1を使用して希釈槽1に希釈液を吐出するための希釈液吸引動作(ステップS401)および希釈槽1に希釈液を吐出する希釈液吐出動作(ステップS402)、希釈液分注ノズル3からの液だれ防止のための空気吸引動作(ステップS403)を実施する。
これは、図6の、ステップS301、S302のコンディショニング動作に相当し、分析性能に対して同様の効果が得られる動作である。
ここでの希釈液の吐出量はステップS203、ステップS204、ステップS208のどの動作よりも多く吐出を行う。例えば、ここでは600[μL]の吐出を行い、その後試薬吸引動作を行う。
さらに、内部標準液測定用のタイムチャートは、図8に示すような内部標準液測定Bに限られず、図9に示すような区間IS−1の時間で希釈液に加えて内部標準液の吐出、吸引を行う内部標準液測定Cを用意しておくことも可能である。図9は内部標準液測定シーケンスを示す図である。
この内部標準液測定Cの区間IS−1における希釈液や内部標準液の吐出量についても、ステップS203、ステップS204、ステップS208のどの動作よりも多く吐出を行うことが望ましい。
これにより内部標準液流路およびノズルの温調も可能となり、ステップS203やステップS208で内部標準液を吐出する際の安定性を向上させることができる。
更に、図示しないが、図9に示すような区間IS−1の時間で内部標準液のみの吐出、吸引を行うタイムチャートを用意することができる。
更に、間欠測定時の測定間隔に応じて、測定再開時に実施するタイムチャートを内部標準液測定Bや内部標準液測定C等から適宜選択して使い分けることもできる。
例えば、測定間隔が5分未満の場合は内部標準液測定B、5分以上の場合は内部標準液測定Cという形で、測定間隔により選択する動作を定義することができる。また、装置外部の温度をモニタリングし、外気温によって内部標準液測定B、内部標準液測定Cを使い分けてもよい。
例えば、極端な高温、あるいは低温環境などの温調に対してより厳しい環境に対しては内部標準液測定Cを使用して、より多くの温調された試薬を流すことで温度変化緩和するなどの対策をとることができる。
次に、全体制御部134における内部標準液測定Aと内部標準液測定Bとの使い分けの判定フローについて図10を用いて説明する。図10に判定フローチャートを示す。
図10に示すように、全体制御部134は判定を開始する(ステップS301)。
最初に、全体制御部134は、直前のサイクルでISE測定が行われたか否かを判定する(ステップS302)。
ISE測定が行われたと判定されたときは処理をステップS303に進め、全体制御部134は、図8に示す内部標準液測定Aの動作シーケンスを使用することとし、それぞれの各機構の動作タイムチャートなどを分析ユニット用制御部134bに対して出力する(ステップS303)。分析ユニット用制御部134bは、全体制御部134から入力された動作タイムチャートに基づいて分析ユニット111内の動作を実行させる。
これに対し、ステップS302において直線のサイクルがISE測定でなかったと判定されたときは処理をステップS304に進め、全体制御部134は、図8に示す内部標準液測定Bの動作シーケンスを使用することとし、それぞれの各機構の動作タイムチャートなどを分析ユニット用制御部134bに対して出力する(ステップS304)。分析ユニット用制御部134bは、全体制御部134から入力された動作タイムチャートに基づいて分析ユニット111内の動作を実行させる。
その後、全体制御部134は判定を終了する(ステップS305)。
全体制御部134は、上述のフローを試料の分析中に絶えず実行する。
次に、本実施例の効果について図11を用いて説明する。
図11は本発明における電解質連続測定および間欠測定時の動作シーケンス処理の流れを示す図である。
図11に示すように、連続測定時は、内部標準液測定Aと試料測定を交互に測定することで試料測定の処理を進めていく。一方で、空きサイクルが生じた場合の間欠測定時には、試料測定再開の前に内部標準液測定Bを実施し、その後で試料測定に移行する。
これにより連続測定と同じサイクルで間欠測定を実行することができ、従来の自動分析システムに比べて空きサイクル発生後の電解質測定をスムーズに開始することができる。すなわち、コンディショニングにより占有されるサイクルが無くなるため、電解質測定の再開タイミングを従来のシステムに比べて早めることができ、装置の処理能力を高い水準で維持することに大きく貢献することができる。
また、図7の従来装置で発生した+αの時間に対しても大幅な短縮が可能であり、試料測定に必要なシーケンスを最短で処理することができる。
更に、内部標準液測定シーケンスの中でコンディショニングと同等の効果を得ることができることから、電解質分析性能の安定化も図ることができる。
このような機能は、特に、電解質測定部114と比色測定部118とがひとつの分析ユニット111に搭載された装置、とりわけ小型の自動分析システム100に多いシステムに有用である。そのような装置には、特殊検査や夜間当直用など小回りの効くフレキシブルな分析が求められ、本発明ではそのような検査に対して特に貢献できるシステムとなっている。
また、内部標準液測定シーケンスの空き時間(区間IS−1)のみを利用して動作を追加できるため、ソフトウェア構成上も複雑なシーケンスを用意する必要がなく、ソフトウェア構成やシステム管理上の処理も簡便化することが期待できる。
更に、希釈液のみの吐出吸引、希釈液と内部標準液をあわせた吐出吸引など、区間IS−1の範囲内で可能な動作を適宜追加することができるため、測定環境や測定間隔などの測定状況の変動や装置設置環境に合わせて、適切なコンディショニング処理を選択することも可能にしている。
以上により、電解質データの安定性および検査の迅速性に貢献することが可能な自動分析装置を提供することができる。
このような本発明の自動分析システム100や分析ユニット111は、自動、迅速、かつ連続的に臨床検査を行うために、単独で、あるいは生化学自動分析装置などの一要素として好適に用いられる。
また、電位測定が連続で実施される場合の電解質測定部114の動作が規定された第1タイムチャートと、電位測定が連続で実施されない場合の電解質測定部114の動作の第2タイムチャートと、を有している。特に、第1タイムチャートは、タイムチャートの冒頭部分に電解質測定部114が動作しない空き時間が設けられており、第2タイムチャートは、第1タイムチャートの空き時間に相当するタイミングで、内部標準液と試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作を行うように規定されていることで、電解質測定が連続した場合と非連続の場合との動作の切り替えを速やかに行うことができ、システムを安定して稼働させることができる。
また、第2タイムチャートは、希釈液のみを吐出、吸引する動作を行うように規定されていることにより、試薬の消費量が必要以上に増加することを抑制しつつ、電解質測定の精度向上を確実に図ることができる。
更に、第2タイムチャートは、内部標準液と希釈液とのいずれも吐出、吸引する動作を行うように規定されていることで、希釈液のみを吐出、吸引する動作を行う場合に比べてより安定した電解質測定が可能となる。
また、第2タイムチャートのうち、第1タイムチャートの空き時間に相当するタイミングで吸引、吐出される内部標準液、希釈液の量は、内部標準液の電位測定時に実行されるいずれの動作時よりも多いことにより、温調が効いている希釈液や内部標準液を確実に吐出して希釈槽1等の温調を確実に図ることができ、より精度の高い電解質測定が可能となる。
更に、分析ユニット111は、電解質測定部114とは測定原理の異なる分析部を1つ以上更に備えている。特に、電解質測定部114と分析部とは、試料分注ノズル2を共有している、電解質測定部114の動作サイクル時間と試料分注ノズル2の動作サイクル時間とが異なる、分析部は、生化学分析項目、免疫分析項目のうち少なくともいずれかの分析を行うものである。
ここで、吸光度法などによる分析部と電解質測定が統合され、サンプリング機構を共有するような自動分析装置では、電解質以外の測定項目の処理数の方が多いことが一般的であり、電解質測定が連続して行われる頻度は低くなる。従って、電解質測定が間欠測定となることが非常に多い。更に、電解質測定は、感度が高いため、試料の濃縮や、サンプリングノズルの洗浄水を持ち込むことによる試料の薄まりなどを考慮して、吸光度法による比色分析の前に実施されるのが一般的である。
したがって、電解質測定の分析性能を維持するために、間欠時に次の測定前にコンディショニングを挟む場合、毎回サンプリングの実施前にコンディショニングを開始し、その後内部標準液測定といった形で各々の動作サイクルを個別に実施しなければならないため、その分電解質分析の開始が遅れる。
特に、比色測定部と電解質測定部で、試料分注ノズルを共有するようなシステムである場合、電解質測定が間欠になる頻度は非常に多く、上記のコンディショニングが必要とされるシチュエーションが頻繁に訪れるが、その度に電解質測定開始遅延のリスクが発生し、電解質測定の後に行う比色分析の処理に影響を与える可能性が非常に高くなる。
しかしながら、上述のように電解質測定部114による試料の電位測定が連続で実施される場合と電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで電位測定前の内部標準液の測定動作を変更することによって、これらのような問題が生じることを防ぐことができる。
<その他>
なお、本発明は上記の実施例に限られず、種々の変形、応用が可能なものである。上述した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。
1…希釈槽
2…試料分注ノズル
3…希釈液分注ノズル
4…内部標準液分注ノズル
5…試料液吸引ノズル
6,11…配管
7…ナトリウムイオン選択電極
8…カリウムイオン選択電極
9…塩素イオン選択電極
10…参照電極
12…シッパーポンプ
13…電位計測部
14…希釈液容器
15…内部標準液容器
16…温調ユニット
17…比較電極液容器
18…希釈液用ポンプ(DILポンプ)
19…内部標準液用ポンプ(ISポンプ)
100…自動分析システム
101…搬送ユニット(搬送装置)
102…ラック供給トレイ
103…ラックバッファ
104…試料ラック
106…搬送ライン
107…ラック収納トレイ
111…分析ユニット(自動分析装置)
112…試料分注ライン
114…電解質測定部
115…反応ディスク
116…試薬分注ノズル
117…試薬ディスク
118…比色測定部(分析部)
130…操作ユニット
131…表示部
132…入力部
133…記録部
134…全体制御部
134a…搬送ユニット用制御部
134b…分析ユニット用制御部
134c…演算記録部
【0004】
[0019]
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、試料の分析を自動で行う自動分析装置であって、前記試料を分注する試料分注ノズルと、少なくとも前記試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部と、を備え、前記電解質測定部による前記試料の電位測定を行うにあたって、前記電位測定前の前記内部標準液の測定動作を、前記電解質測定部による前記試料の電位測定が連続で実施される場合と前記電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで異なるものとすることを特徴とする。
発明の効果
[0020]
本発明によれば、電解質測定を行うにあたって環境温度の影響を低減して測定精度を担保するとともに、装置全体の処理能力の向上を図ることができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図面の簡単な説明
[0021]
[図1]本発明の実施例の自動分析システムの全体構成を概略的に示す図である。
[図2]実施例の自動分析システムのうち、電解質測定部の概略を示す図である。
[図3]実施例の自動分析システムの電解質測定部による電解質濃度測定の流れを示すフローチャートである。
[図4]実施例の自動分析システムの電解質測定部における、連続測定時の内部標準液測定と試料測定の動作タイムチャートの概要を示す図である。
[図5]実施例の自動分析システムの電解質測定部における、連続測定時の内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。
[図6]比較のための従来の自動分析システムの電解質測定部における、内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。
[図7]本実施例と従来の自動分析システムの測定ユニットの処理順序の概要を示す図である。
[図8]実施例の自動分析システムの電解質測定部における、2つの内部標準液
【0004】
[0019]
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、試料の分析を自動で行う自動分析装置であって、前記試料を分注する試料分注ノズルと、少なくとも前記試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部と、を備え、前記電位測定前の前記内部標準液の測定動作を、前記電解質測定部による前記試料の電位測定が空きサイクル無しで連続で実施される場合と前記電位測定が連続で実施されずに間隔に空きサイクルが生じる場合とで異なるものとすることを特徴とする。
発明の効果
[0020]
本発明によれば、電解質測定を行うにあたって環境温度の影響を低減して測定精度を担保するとともに、装置全体の処理能力の向上を図ることができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
図面の簡単な説明
[0021]
[図1]本発明の実施例の自動分析システムの全体構成を概略的に示す図である。
[図2]実施例の自動分析システムのうち、電解質測定部の概略を示す図である。
[図3]実施例の自動分析システムの電解質測定部による電解質濃度測定の流れを示すフローチャートである。
[図4]実施例の自動分析システムの電解質測定部における、連続測定時の内部標準液測定と試料測定の動作タイムチャートの概要を示す図である。
[図5]実施例の自動分析システムの電解質測定部における、連続測定時の内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。
[図6]比較のための従来の自動分析システムの電解質測定部における、内部標準液測定と試料測定の一連の処理順序の概要を示す図である。
[図7]本実施例と従来の自動分析システムの測定ユニットの処理順序の概要を示す図である。
[図8]実施例の自動分析システムの電解質測定部における、2つの内部標準液
したがって、測定の間隔が空いた際には、試薬滞留による気泡発生等のリスクを下げ、上記の温度変化が起こり易い部位に対する温調を行うことを目的として、一定時間間隔で試薬流路内の古い試薬を出して新しい試薬を吸引することで意図的に温調された試薬を流すダミー動作(コンディショニング動作)が行われている。
これに対し、ステップS302において直のサイクルがISE測定でなかったと判定されたときは処理をステップS304に進め、全体制御部134は、図8に示す内部標準液測定Bの動作シーケンスを使用することとし、それぞれの各機構の動作タイムチャートなどを分析ユニット用制御部134bに対して出力する(ステップS304)。分析ユニット用制御部134bは、全体制御部134から入力された動作タイムチャートに基づいて分析ユニット111内の動作を実行させる。

Claims (13)

  1. 試料の分析を自動で行う自動分析装置であって、
    前記試料を分注する試料分注ノズルと、
    少なくとも前記試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部と、を備え、
    前記電解質測定部による前記試料の電位測定が連続で実施される場合と、前記電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで、前記電位測定前の前記内部標準液の測定動作を変更する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記電位測定が連続で実施される場合の前記電解質測定部の動作が規定された第1タイムチャートと、前記電位測定が連続で実施されない場合の前記電解質測定部の動作の第2タイムチャートと、を有している
    ことを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項2に記載の自動分析装置において、
    前記第1タイムチャートは、タイムチャートの冒頭部分に前記電解質測定部が動作しない空き時間が設けられており、
    前記第2タイムチャートは、前記第1タイムチャートの前記空き時間に相当するタイミングで、前記内部標準液と前記試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作を行うように規定されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  4. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記第2タイムチャートは、前記希釈液のみを吐出、吸引する動作を行うように規定されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記第2タイムチャートは、前記内部標準液と前記希釈液とのいずれも吐出、吸引する動作を行うように規定されている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項3に記載の自動分析装置において、
    前記第2タイムチャートのうち、前記第1タイムチャートの前記空き時間に相当するタイミングで吸引、吐出される前記内部標準液、前記希釈液の量は、前記内部標準液の電位測定時に実行されるいずれの動作時よりも多い
    ことを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記自動分析装置は、前記電解質測定部とは測定原理の異なる分析部を1つ以上更に備えている
    ことを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項7に記載の自動分析装置において、
    前記電解質測定部と前記分析部とは、前記試料分注ノズルを共有している
    ことを特徴とする自動分析装置。
  9. 請求項7に記載の自動分析装置において、
    前記電解質測定部の動作サイクル時間と前記試料分注ノズルの動作サイクル時間とが異なる
    ことを特徴とする自動分析装置。
  10. 請求項7に記載の自動分析装置において、
    前記分析部は、生化学分析項目、免疫分析項目のうち少なくともいずれかの分析を行うものである
    ことを特徴とする自動分析装置。
  11. 試料の分析を自動で行う自動分析装置であって、
    前記試料を分注する試料分注ノズルと、
    少なくとも前記試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部と、を備え、
    前記電解質測定部による前記試料の電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合は、前記内部標準液の測定動作前に、前記内部標準液と前記試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作を行い、
    前記電位測定が連続で実施される場合は、前記空きが生じる場合に実行される前記内部標準液と前記試料を希釈する希釈液とのうち少なくともいずれか一方を吐出、吸引する動作を行わずに、これらの動作に要する時間の経過後に前記内部標準液の測定を開始する
    ことを特徴とする自動分析装置。
  12. 少なくとも1台以上の請求項1または11に記載の自動分析装置と、
    前記自動分析装置に前記試料を供給する搬送装置と、を備えた
    ことを特徴とする自動分析システム。
  13. 自動分析装置による試料の自動分析方法であって、
    前記自動分析装置は、前記試料を分注する試料分注ノズルと、少なくとも前記試料の電位測定前に内部標準液の測定を1回以上実施する電解質測定部と、を備え、
    前記電解質測定部による前記試料の電位測定が連続で実施される場合と、前記電位測定が連続で実施されずに測定間隔に空きが生じる場合とで、前記電位測定前の前記内部標準液の測定動作を変更する
    ことを特徴とする試料の自動分析方法。
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