JPWO2020129226A1 - 航海支援方法、航海支援装置および航海支援プログラム - Google Patents

航海支援方法、航海支援装置および航海支援プログラム Download PDF

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Abstract

航海支援装置(1)は、操船パターン毎の船の速度に関する性能推定モデルを記憶し、航海で用いる操船パターンを受け付け、性能推定モデルのうちの、受け付けた操船パターンに対応する性能推定モデルおよび気象海象の予報データに基づいて、航路上での船の速度を算出し、該算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示することで、操船パターンに応じた精度良い最適航路を提示することができる。

Description

本発明は、航海支援方法等に関する。
航海支援技術では、船舶運航データと過去の気象海象データとに基づき船舶の性能を推定し、推定された船舶の性能と、気象海象データとに基づいて、この船舶にとっての最適航路を計算する航海支援システムが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。かかる航海支援システムでは、例えば、利用者が、エンジンの回転数を指定すると、システムが予想される気象海象条件での船舶の性能(航行船速や燃料消費量)を推定し、少ない燃料消費量で到着できる最適航路を探索する。
特許5281022号 特開2013−134089号公報
ところで、実際の航海では、船舶の船長は、船舶の設計時に決められた常用出力で、風や波の抵抗の少ない航路を選択する。ここでいう常用出力とは、航海速力を得るために常用する出力で、機関の効率と保守の観点から経済的な出力のことをいう。常用出力で選択される航路が、多くの場合船長の感覚に合った航路であり、燃費が少なく、時間も短い航路とされる。
しかしながら、従来の航海支援システムでは、常用出力での精度良い最適航路を提示することができないという問題がある。すなわち、従来の航海支援システムでは、エンジンの回転数の一定を仮定して最適航路を探索する。この結果、従来の航海支援システムでは、探索された最適航路を通った場合の到着時刻を算出することができる。ところが、実際の航海では、波、風、海流の影響により、エンジンの回転数を一定に保つのは、困難である。仮に一定に保ったとすると、エンジンに負荷がかかり故障に繋がることが知られている。このため、従来の航海支援システムで探索される最適航路や到着時刻は現実と合わないものといえる。したがって、従来の航海支援システムでは、常用出力での精度良い最適航路を提示することができない。
なお、上記課題は、常用出力だけではなく、エンジンに負荷をかけない中出力や燃費を削減するための小出力等の他の操船パターンにも同様に生じる課題である。
本発明は、1つの側面では、操船パターンに応じた精度良い最適航路を提示することを目的とする。
1つの態様では、航海支援方法では、コンピュータが、操船パターン毎の船の速度に関する性能推定モデルを記憶し、航海で用いる操船パターンを受け付け、前記性能推定モデルのうちの、受け付けた操船パターンに対応する性能推定モデルおよび気象海象の予報データに基づいて、前記船の航路上での船の速度を算出し、該算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示する、処理を実行する。
1実施態様によれば、操船パターンに応じた精度良い最適航路を提示することが可能となる。
図1は、実施例に係る航海支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2は、実施例に係る航海支援の概要を示す図である。 図3は、実施例に係る運航データの一例を示す図である。 図4は、実施例に係る気象・海象データの一例を示す図である。 図5は、実施例に係る運航データ分類処理の一例を示す図である。 図6は、実施例に係る運航データ集約処理の一例を示す図である。 図7は、実施例に係るパターン毎運航データの補正処理の一例を示す図である。 図8は、実施例に係る性能推定モデル生成処理の一例を示す図である。 図9は、実施例に係る性能推定モデル生成処理のイメージを示す図である。 図10は、実施例に係る性能推定処理および最適航路探索処理の一例を示す図である。 図11は、実施例に係る最適航路探索結果の一例を示す図である。 図12は、区間指定の場合の最適航路探索の操作例を示す図である。 図13は、区間指定の場合の最適航路探索のシミュレーションの一例を示す図である。 図14は、実施例に係るモデル学習フェーズのフローチャートの一例を示す図である。 図15は、実施例に係るサービス提供フェーズのフローチャートの一例を示す図である。 図16は、実施例に係るオートパイロット連携処理のフローチャートの一例を示す図である。 図17は、実施例に係る航海支援処理の利用例を示す図である。 図18は、航海支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する航海支援方法、航海支援装置および航海支援プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、実施例により限定されるものではない。
[航海支援装置の構成]
図1は、実施例に係る航海支援装置の構成を示す機能ブロック図である。図1に示すように、航海支援装置1は、船舶航海データを気象海象条件毎に分類し、分類した気象海象条件毎に、船速の分布を算出する。航海支援装置1は、分類した気象海象条件毎に算出された操船の分布から抽出される操船パターン毎に船舶運航データを集約する。航海支援装置1は、操船パターン毎に、集約された船舶運航データと、過去の気象海象データとを用いて、船舶性能を学習し、操船パターン毎の船舶性能の推定モデルを構築する。そして、航海支援装置1は、船のスタートからゴールに到るまでの操船パターンを受け付けると、船舶性能の推定モデルのうちの、受け付けた操船パターンに対応する推定モデルに基づいて、スタートからゴールに到るまでの全体の区間での船の速度を算出する。航海支援装置1は、算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示する。
ここでいう船舶性能には、船舶の航行速度や燃料消費量等が挙げられる。
ここでいう操船パターンとは、実際に、船長が操船する際に選択するパターンのことをいう。操船パターンには、例えば、常用出力で操船される「パターンa」、エンジン出力を少し下げて操船される「パターンb」、減速運航で操船される「パターンc」等が想定される。以降では、操船パターンを単に「パターン」という場合がある。
「パターンa」は、船舶設計時に決められた常用出力で、風や波の抵抗の少ない航路を選択して操船されるパターンである。「常用出力」とは、機関の効率と保守の観点から経済的な出力のことをいう。常用出力で選択される航路が、燃費が少なく、時間も短い航路とされる。パターンaは、常用出力での操船パターンという。
「パターンb」は、荒天の下では、エンジンに負荷をかけない(トルクリッチにならない)ように出力を下げて操船されるパターンである。パターンbは、中出力での操船パターンという。「パターンc」は、次の航海予定がなく、時間に余裕がある場合に、燃費を削減するために減速して操船されるパターンである。パターンcは、小出力での操船パターンという。なお、操船パターンは、これに限定されない。操船パターンには、一例として、時間に余裕がない場合に、エンジンに負荷をかけるように出力を上げて操船されるパターンdを含んでも良い。パターンdは、高出力での操船パターンという。
[航海支援の概要]
ここで、実施例に係る航海支援の概要を、図2を参照して説明する。図2は、実施例に係る航海支援の概要を示す図である。
図2に示すように、航海支援装置1は、船舶に係る運航データ21から船速の分布を算出し、船速の分布から操船パターン(パターン)を抽出する(<1>)。船速の分布は、船速の度数分布を示す。ここでは、パターンは、出現頻度に基づいて抽出される。出現頻度が最も高い区間が常用出力のパターンaとして抽出される。船長は、船舶の設計時に決められた常用出力で、風や波の抵抗の少ない航路を選択して航行することが多いからである。出現頻度が次に高い区間が中出力のパターンbとして抽出される。最も船速が遅い区間が小出力のパターンcとして抽出される。なお、分布は、船速の代わりに、エンジン回転数、馬力であっても良い。
そして、航海支援装置1は、パターン毎に、運航データ21´を集約する(<2>)。
そして、航海支援装置1は、パターン毎に、集約された運航データ21´と、実績の気象・海象データ(実績・予報)22とを用いて、船舶性能を学習し、パターン毎の船舶性能の推定モデルを構築する(<3>)。
そして、航海支援装置1は、例えば船舶から船舶のスタート地点、スタート時刻およびゴール地点を受け付けると、予報の気象・海象データ(実績・予報)22と、パターン毎の船舶性能の推定モデルとから、船舶のスタートからゴールに到るまで、パターン毎に、船舶性能を推定する。ここでいう船舶性能は、船舶の航行速度や燃料消費量等を示す。そして、航海支援装置1は、パターン毎に、推定された船舶性能に基づいて、船舶にとっての最適航路を算出し、最適航路における到着時刻を受け付け元の例えば船舶に対して表示する(<4>)。
図1に戻って、航海支援装置1は、制御部10および記憶部20を有する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路に対応する。そして、制御部10は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部10は、データ収集部11、運航データ分類部12、パターン抽出部13、運航データ集約部14および性能推定モデル生成部15を有する。また、制御部10は、性能推定部16および最適航路探索部17を有する。なお、運航データ分類部12、パターン抽出部13、運航データ集約部14および性能推定モデル生成部15は、モデル学習フェーズの機能部である。また、性能推定部16および最適航路探索部17は、サービス提供フェーズの機能部である。なお、性能推定部16および最適航路探索部17は、算出部の一例である。最適航路探索部17は、表示部の一例である。
記憶部20は、例えば、RAM、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。記憶部20は、運航データ21、気象・海象データ(実績・予報)22、運航データ(気象海象条件毎)23、パターン24、運航データ(パターン毎)25および性能推定モデル26を有する。なお、性能推定モデル26は、記憶部の一例である。
運航データ21は、船舶が運航時に、いつ、どこで、どのくらいの速度で、どちらの方向に向かっていたのか等を示すデータである。言い換えれば、運航データ21は、船舶の船長が行った操船の履歴を示すデータである。運航データ21は、例えば、AIS(Automatic Identification System)やVDR(Voyage Data Recorder)、エンジンロガーを利用して収集される。
ここで、運航データ21の一例を、図3を参照して説明する。図3は、実施例に係る運航データの一例を示す図である。図3に示すように、運航データ21は、versel_name毎に、緯度、経度、速度、進行方向、・・・、船首方向、時刻、・・・、を対応付けて記憶する。versel_nameは、船舶の名称を示す。なお、運航データ21は、これに限定されず、さらに、エンジン回転数、消費燃料を加えても良い。
図1に戻って、気象・海象データ(実績・予報)22は、船舶の実績および予報を含む気象データおよび海象データである。気象・海象データ(実績・予報)22は、例えば、天気予報データのプロバイダから配信されたデータを利用して収集されれば良い。
ここで、気象・海象データ(実績・予報)22の一例を、図4を参照して説明する。図4は、実施例に係る気象・海象データの一例を示す図である。図4上図には、気象データのうち予報の風データが表わされている。図4中図には、海象データのうち予報の波データが表わされている。図4下図には、海象データのうち予報の海流データが表わされている。
図4上図に示すように、風データは、緯度、経度、風速および風向を、予報配信日時おおび対象日時に対応付けて記憶する。図4中図に示すように、波データは、緯度、経度、波高、波向、波周期を、予報配信日時および対象日時に対応付けて記憶する。図4下図に示すように、海流データは、緯度、経度、海流速度、海流方向、階層を、予報配信日時および対象日時に対応付けて記憶する。
図1に戻って、運航データ(気象海象条件毎)23は、運航データ21のうち気象海象条件毎に分類された運航データである。なお、運航データ(気象海象条件毎)23は、運航データ分類部12によって分類される。
パターン24は、複数の操船パターンのうち抽出された操船パターンである。なお、パターン24は、パターン抽出部12によって抽出される。
運航データ(パターン毎)25は、運航データ21のうちパターン毎に集約された運航データである。なお、運航データ(パターン毎)25は、運航データ集約部14によって集約される。
性能推定モデル26は、パターン毎の船舶性能の推定モデルである。なお、性能推定モデル26は、性能推定モデル生成部15によって生成される。
データ収集部11は、各種データを収集する。例えば、データ収集部11は、AISを利用して運航データ21を収集する。データ収集部11は、天気予報データのプロバイダから配信される気象データ(実績・予報)および海象データ(実績・予報)を受信して、気象・海象データ(実績・予報)22を収集する。
運航データ分類部12は、運航データ21を気象海象条件毎に分類する。
ここで、運航データ分類の一例を、図5を参照して説明する。図5は、実施例に係る運航データ分類処理の一例を示す図である。図5に示すように、運航データ分類部12は、運航データ21を、あらかじめ定められた気象海象条件毎に分類して、気象海象条件毎の運航データ23を生成する。ここでは、気象海象条件として、風速および風向を適用した場合である。気象海象条件の一例として、風力「0」である場合、風力「1」および前方である場合、風力「1」および後方である場合、・・・、風力「10」および左舷後方である場合が示されている。かかる気象海象条件毎に、運航データ21は、気象海象条件毎の運航データ23に分類される。
パターン抽出部13は、気象海象条件毎の運航データ23の船速データをクラスタリングして、操船パターン(パターン)を抽出する。例えば、パターン抽出部13は、気象海象条件毎の運航データ23の少なくとも運航時の位置(緯度、経度)、時刻、船速を含むデータを利用して、船速データをクラスタリングする。クラスタリングには、一例として、k−means法等を用いれば良い。そして、パターン抽出部13は、クラスタリングの結果、一例として、常用出力での操船パターン(パターンa)、中出力での操船パターン(パターンb)、小出力での操船パターン(パターンc)等を抽出する。そして、パターン抽出部13は、抽出したパターンをパターン24に保存する。なお、パターン抽出部13は、気象海象条件毎の運航データ23の船速データをクラスタリングして、パターンを抽出すると説明したが、これに限定されず、船速データの代わりにエンジン回転数、馬力を用いてクラスタリングして、パターンを抽出しても良い。
図1に戻って、運航データ集約部14は、気象海象条件毎の運航データ23を用いて、船速の分布を算出する。ここでいう船速の分布とは、例えば、船速の出現頻度分布のことをいう。すなわち、運航データ集約部14は、気象海象条件毎の運航データ23について、船速の出現頻度分布を算出する。
また、運航データ集約部14は、気象海象条件毎に算出された船速の分布の出現頻度に基づいて、分布の区間を分割する。分割される区間は、操船パターンに対応付けられる。これにより、運航データ集約部14は、同一の気象海象条件において、船速の出現頻度を算出することで、出現頻度が最も高い船速の区間を常用出力の操船パターンとみなすことができる。つまり、船長が船舶を操船するときには、経済的な出力である常用出力を選択することが多いと想定されるからである。同様に、運航データ集約部14は、同一の気象海象条件において、船速の出現頻度を算出することで、出現頻度と船速とから得られる分布の区間を所定の操船パターンとみなすことができる。
また、運航データ集約部14は、操船パターン毎に、気象海象条件毎の運航データ23を集約して、操船パターン毎の運航データ25を生成する。
なお、運航データ集約部14は、操船パターン毎の運航データ25を集約する際、操船パターン毎の運航データ25を補正しても良い。すなわち、運航データ集約部14は、同一の気象海象条件について、船速の出現頻度に基づいて、操船パターンを決定する。ところが、運航データ集約部14は、船速だけで操船パターンを決定すると、非常に短期間で操船パターンを切り替えるように集約されてしまうが、現実には、非常に短期間で操船パターンを切り替えることはない。したがって、運航データ集約部14は、操船パターンの継続期間が所定期間以内の場合には、所定期間に含まれる最多の操船パターンをその期間の操船パターンとして操船パターンの運航データを補正するのが望ましい。
ここで、運航データ集約の一例を、図6を参照して説明する。図6は、実施例に係る運航データ集約処理の一例を示す図である。図6では、運航データ集約部14が、常用出力の操船パターンについて、気象海象条件毎の運航データ23を集約して、常用出力の操船パターンの運航データ25を生成する場合を説明する。
運航データ集約部14は、気象海象条件毎の運航データ23を用いて、それぞれの船速の度数分布表を算出する。
そして、運航データ集約部14は、算出された船速の度数分布表の出現頻度に基づいて、分布の区間を分割する。ここでは、最も出現頻度が高い船速の区間が、常用出力の操船パターンとみなされる。これは、船長が船舶を操船するとき、経済的な出力である常用出力を選択することが多いと想定されるからである。
そして、運航データ集約部14は、気象海象条件毎の運航データ23を集約して、常用出力の操船パターンの運航データ25を生成する。ここでは、最も出現頻度が高い船速の区間が、常用出力の操船パターンとみなされる。したがって、運航データ集約部14は、気象海象条件毎に算出されたそれぞれの度数分布表のうち、最も出現頻度が高い船速の区間の運航データを集約して、常用出力の操船パターンの運航データ25を生成する。
なお、出現頻度が次に高い船速の区間が、中出力の操船パターンとしても良い。かかる場合には、運航データ集約部14は、気象海象条件毎に算出されたそれぞれの度数分布表のうち、出現頻度が次に高い船速の分布の区間の運航データを集約して、中出力の操船パターンの運航データ25を生成する。また、最も船速が遅い分布の区間が、小出力の操船パターンとしても良い。かかる場合には、運航データ集約部14は、気象海象条件毎に算出されたそれぞれの度数分布表のうち、最も船速が遅い分布の区間の運航データを集約して、小出力の操船パターンの運航データ25を生成する。また、最も船速が速い分布の区間が、高出力の操船パターンとしても良い。かかる場合には、運航データ集約部14は、気象海象条件毎に算出されたそれぞれの度数分布表のうち、最も船速が速い分布の区間の運航データを集約して、高出力の操船パターンの運航データ25を生成する。
図7は、実施例に係るパターン毎運航データの補正処理の一例を示す図である。図7では、運航データ集約部14は、パターンa(常用出力)、パターンb、パターンcのように、操船パターン毎の運航データ25を集約したものとする。
図7に示すように、補正前の1分毎の運航データが表わされている。それぞれの運航データは、船速の出現頻度に基づいて、操船パターンを切り替えている。ところが、運航データ集約部14は、船速だけで操船パターンを決定すると、非常に短期間で操船パターンを切り替えることになるが、現実には、非常に短期間で操船パターンを切り替えることはない。したがって、運航データ集約部14は、操船パターンの継続時間が所定期間以内の場合には、所定期間に含まれる最多の操船パターンをその期間の操船パターンとして操船パターンの運航データを補正する。ここでは、符号d1で示されるそれぞれの運航データは、パターンaが最多であるので、符号d1´で示されるように、最多のパターンaの運航データとして補正される。すなわち、運航データ集約部14は、パターンcの運航データおよびパターンbの運航データをパターンaの運航データとして補正する。また、符号d2で示されるそれぞれの運航データは、パターンcが最多であるので、符号d2´で示されるように、最多のパターンcの運航データとして補正される。すなわち、運航データ集約部14は、パターンaの運航データおよびパターンbの運航データをパターンcの運航データとして補正する。これにより、運航データ集約部14は、現実に即して、操船パターン毎の運航データを集約することができる。
図1に戻って、性能推定モデル生成部15は、操船パターン毎に、集約された運航データ25と、実績の気象・海象データ22とを用いて、船舶性能を学習し、船舶性能の推定モデルを生成する。例えば、性能推定モデル生成部15は、実績の気象・海象データ22を説明変数として、操船パターン毎に集約された運航データ25の船舶性能を目的変数として、操船パターン毎の性能推定モデル26を生成する。一例として、性能推定モデル生成部15は、以下の式(1)の重回帰式を最小二乗法により操船パターン毎の性能推定モデル26を生成する。なお、式(1)のyは、目的変数であり、例えば、船速を示す。式(1)のx〜xは、それぞれ説明変数であり、例えば、風速、風向、波高、波向、海流速度、海流方向を示す。
y=β+β+β+β+β+β+β・・・式(1)
ここで、実施例に係る性能推定モデル生成の一例を、図8を参照して説明する。図8は、実施例に係る性能推定モデル生成処理の一例を示す図である。図8に示すように、性能推定モデル生成部15は、操船パターン毎に、集約された運航データ25と、実績の気象・海象データ22とを用いて、船舶性能を学習し、船舶性能の推定モデルを生成する。ここでは、パターンa、パターンbおよびパターンcの操船パターン毎の運航データ25が集約されている。性能推定モデル生成部15は、実績の気象・海象データ22のうち例えば「風速」を説明変数として、パターンaの運航データ25のうち例えば「船速」を目的変数として、船舶性能を学習し、パターンaの性能推定モデル26を生成する。性能推定モデル生成部15は、実績の気象・海象データ22のうち例えば「風速」を説明変数として、パターンbの運航データ25のうち例えば「船速」を目的変数として、船舶性能を学習し、パターンbの性能推定モデル26を生成する。性能推定モデル生成部15は、実績の気象・海象データ22のうち例えば「風速」を説明変数として、パターンcの運航データ25のうち例えば「船速」を目的変数として、船舶性能を学習し、パターンcの性能推定モデル26を生成する。
ここで、実施例に係る性能推定モデル生成処理のイメージを、図9を参照して説明する。図9は、実施例に係る性能推定モデル生成処理のイメージを示す図である。なお、図9では、操船パターンが常用出力のパターンaである場合の性能推定モデルを生成する場合を説明する。説明の便宜上、説明変数を「風速」のみとする。
図9に示すように、性能推定モデル生成部15は、x軸を「風速」とし、y軸を「船速」とした場合の2次元座標から、回帰直線を求める。ここでは、性能推定モデル生成部15は、パターンaの運航データ25と、実績の気象・海象データ22とから、同一時刻および同一位置(緯度、経度)の「船速」および「風速」を探索し、探索した「船速」および「風速」を2次元座標にサンプリングする。そして、性能推定モデル生成部15は、サンプリングした複数の点を最小二乗法により、回帰直線を求める。
すなわち、性能推定モデル生成部15は、式(2)を最小にするパラメータβ、βを求めて、回帰直線y=β+βを求める。
Figure 2020129226
なお、図9では、説明の便宜上、説明変数を「風速」のみとしたが、これに限定されない。例えば、説明変数を「風速」、「風向」とした場合には、性能推定モデル生成部15は、x軸を「風速」とし、y軸を「風向」とし、z軸を「船速」とした場合の3次元座標から、回帰直線y=β+β+βを求めれば良い。また、図9では、目的変数を「船速」としたが、これに限定されない。例えば、目的変数を「燃料消費」としても良い。
図1に戻って、性能推定部16は、予報の気象・海象データ22と、性能推定モデル26とから、指定された操船パターンの船舶性能を推定する。例えば、性能推定部16は、操船パターンの指定を受け付けると、操船パターンに対応する性能推定モデル26を取得する。性能推定部16は、取得した性能推定モデル26および予報の気象・海象データ22を用いて、対象の位置(緯度、経度)の船舶性能を推定する。ここでいう船舶性能とは、船速や燃料消費のことをいう。
最適航路探索部17は、性能推定部16によって推定される船舶性能に基づき、船舶にとっての最適航路を探索する。例えば、最適航路探索部17は、航海支援処理を利用する利用先から船舶の航海条件を受け付ける。ここでいう利用先とは、一例として、航海支援処理を利用する海上の船舶や陸上の船舶会社が挙げられる。船舶の航海条件には、一例として、出発地、到着地、出発時刻、操船パターンが挙げられる。最適航路探索部17は、出発地から到着地までの全体の区間において、指定された出発時刻で出発した場合且つ指定された操船パターンを選択した場合の最適航路を探索する。一例として、最適航路探索部17は、全体の区間に含まれるそれぞれの位置(緯度、経度)の推定される船舶性能に基づいて、最適航路を探索し、最適航路における到着時刻を利用先に対して表示する。最適航路の探索は、一例として、最短経路問題を解くためのアルゴリズムを示すダイクストラ法を用いれば良いが、推定される船舶性能を用いれば、いかなる従来技術を用いても構わない。
また、最適航路探索部17は、指定された操船パターンの最適航路および到着時刻を最適航路探索結果として記憶部20に保存する。
なお、最適航路とは、選択されるそれぞれの操船パターンでの運行において、燃料消費が少なく、時間も短い航路となる。例えば、操船パターンが常用出力でのパターンaである場合には、最適航路とは、パターンaで運航した場合での、燃料消費が少なく、時間も短い航路となる。操船パターンが中出力でのパターンb、操船パターンが小出力でのパターンcにおいても同様である。
また、最適航路探索部17は、出発地から到着地までの全体の区間における最適航路を探索した後、利用先からの指示に応じて、一部区間の最適航路を別の操船パターンで修正し、修正した最適航路を考慮した到着時刻を利用先に対して表示しても良い。かかる場合には、最適航路探索部17は、最適航路の全体の区間のうち一部区間において、指定された操船パターンを選択した場合の最適航路を探索する。一例として、最適航路探索部17は、一部区間に含まれるそれぞれの位置(緯度、経度)の推定される船舶性能に基づいて、一部区間の最適航路を修正し、全体の区間の最適航路における到着時刻を表示すれば良い。
[性能推定処理および最適航路探索処理の一例]
図10は、実施例に係る性能推定処理および最適航路探索処理の一例を示す図である。図10に示すように、最適航路探索部17は、例えば船舶から、船舶の航海条件として出発地、到着地、出発時刻、操船パターンを受け付ける(S100)。最適航路探索部17は、出発地から到着地までの区間に含まれるそれぞれの位置(緯度、経度)について、受け付けた操船パターンで操船した場合の船舶性能(例えば、船速)を問い合わせる(S110)。
性能推定部16は、操船パターンおよび対象の位置の指定を受け付けると、操船パターンに対応する性能推定モデル26を取得する。性能推定部16は、取得した性能推定モデル26および予報の気象・海象データ22を用いて、対象の位置(緯度、経度)の船舶性能(例えば、船速)を推定する。そして、性能推定部16は、推定した船舶性能(例えば、船速)を返却する(S120)。性能推定部16は、対象の指定された全ての位置について、繰り返し船舶性能を推定して、推定した船舶性能を返却する。
そして、最適航路探索部17は、区間に含まれるそれぞれの位置(緯度、経度)の推定される船舶性能(例えば、船速)に基づいて、受け付けた操船パターンの最適航路を探索し、最適航路における到着時刻を、船舶に対して表示する(S130)。ここでは、船舶側では、操船パターン毎の最適航路が表示されている。操船パターンが常用出力でのパターンaである最適航路は、Optimal(normal)で示される航路である。操船パターンが中出力でのパターンbである最適航路は、Optimal(slow x1)で示される航路である。操船パターンが小出力でのパターンcである最適航路は、Optimal(slow x2)で示される航路である。そして、それぞれのパターンで運航した場合の到着時刻が表示される。
さらに、最適航路探索部17は、いずれかの操船パターンでの最適航路の全体の区間のうち一部の区間を別の操船パターンに変更する場合に、例えば船舶から、一部の区間および別の操船パターンを受け付ける(S100)。最適航路探索部17は、一部の区間に含まれるそれぞれの位置(緯度、経度)について、受け付けた別の操船パターンで操船した場合の船舶性能(例えば、船速)を問い合わせる(S110)。
性能推定部16は、別の操船パターンおよび対象の位置の指定を受け付けると、別の操船パターンに対応する性能推定モデル26を取得する。性能推定部16は、取得した性能推定モデル26および予報の気象・海象データ22を用いて、対象の位置(緯度、経度)の船舶性能(例えば、船速)を推定する。そして、性能推定部16は、推定した船舶性能(例えば、船速)を返却する(S120)。性能推定部16は、対象の指定された全ての位置について、繰り返し船舶性能を推定して、推定した船舶性能を返却する。
そして、最適航路探索部17は、一部の区間に含まれるそれぞれの位置(緯度、経度)の推定される船舶性能(例えば、船速)に基づいて、一部の区間の最適航路を別の操船パターンで修正する。そして、最適航路探索部17は、修正した最適航路を考慮したうえで、全体の区間の最適航路における到着時刻を、船舶に対して表示する(S130)。
図11は、実施例に係る最適航路探索結果の一例を示す図である。図11上図には、最適航路探索結果のサマリデータが示されている。図11下図には、最適航路探索結果の詳細データが示されている。
[区間指定の場合の最適航路探索の操作例]
ここで、第1のパターンで航路の全体を運航した場合の最適航路に対して、一部の区間を第2のパターンに変更する場合の最適航路探索の操作例を、図12を参照して説明する。図12は、区間指定の場合の最適航路探索の操作例を示す図である。なお、図12では、利用者が、燃料消費量を減らすために、一部の区間を常用出力でのパターンaの代わりに小出力でのパターンcを選択する場合であるとする。ここでいう利用者は、例えば船長である。
図12に示すように、利用者が最適航路の一部の区間c1を指定すると、複数の運航パターンを含む選択肢の画面G0が提示される。ここでは、現に常用出力でのパターンaの最適航路が表示されているとする。利用者は、パターンaの最適航路の一部の区間c1を小出力でのパターンcに変更するべく、選択肢の画面G0からパターンcの選択肢を選択する(c2)。すると、最適航路探索部17は、指定された一部の区間c1をパターンaと別のパターンcで操船した場合の区間c1´に変更すべく、シミュレーションを実行することができる。
[区間指定の場合の最適航路探索の一例]
ここで、第1のパターンで航路の全体を運航した場合の最適航路に対して、一部の区間を第2のパターンに変更する場合の最適航路探索のシミュレーションの一例を、図13を参照して説明する。図13は、区間指定の場合の最適航路探索のシミュレーションの一例を示す図である。なお、図13では、利用者が、燃料消費量を減らすために、一部の区間を常用出力でのパターンaの代わりに小出力でのパターンcを選択する場合であるとする。ここでいう利用者は、例えば船長である。
図13上段に示すように、最適航路探索部17は、パターンaの性能推定モデルを用いて探索された出発地の位置p0から到着地の位置p3までの最適航路をパターンaで探索し、最適航路における到着時刻を利用先に対して表示する。ここでは、位置p0の出発時刻は「6:00」であるとする。位置p1の時刻は「10:00」であるとする。位置p2の時刻はt2が示す「14:00」であるとする。そして、位置p3の到着時刻は「18:00」であるとする。
ここで、利用者が位置p1から位置p2までの区間c2について、選択肢の画面G0からパターンcの選択肢を選択する。
すると、図13中段に示すように、最適航路探索部17は、指定された一部の区間c2の最適航路を、パターンcの性能推定モデルを用いて探索し、最適航路c2´における到着時刻を表示する。ここでは、位置p1の時刻は「10:00」であるとする。位置p2の時刻はt2´が示す「15:00」であるとする。このようにして、最適航路探索部17は、パターンaで運航した場合の一部の区間についてパターンcに変更する場合に、パターンcの性能推定モデルを用いて変更した最適航路および到着時刻を表示できる。
そして、図13下段に示すように、最適航路探索部17は、指定された一部の区間に後続する最適航路を、パターンaの性能推定モデルを用いて探索し、最適航路c3における到着時刻を表示する。ここでは、位置p2の時刻はt2´が示す「15:00」であるとする。位置p3の到着時刻はt3´が示す「19:20」であるとする。このようにして、最適航路探索部17は、指定された一部の区間に後続する区間について、パターンaの性能推定モデルを用いて最適航路および到着時刻を表示できる。かかる場合には、利用者が一部の区間を常用出力でのパターンaの代わりに、小出力でのパターンcに変更することで、パターンaの場合と比べて到着時刻が遅延することがわかる。
[モデル学習フェーズのフローチャート]
図14は、実施例に係るモデル学習フェーズのフローチャートの一例を示す図である。
図14に示すように、運航データ分類部12は、運航データ21を分類して(ステップS11)、気象海象条件毎の運航データ23を生成する。
パターン抽出部13は、気象海象条件毎の運航データ23から、操船のパターンを分析する(ステップS12)。運航データ集約部14は、分析した結果、気象海象条件毎の運航データ23から、操船のパターン別運航データを集約して(ステップS13)、パターン毎の運航データ25を保存する。そして、運航データ集約部14は、集約された操船のパターン別運航データを補正する(ステップS14)。そして、性能推定モデル生成部15は、パターン別運航データ(パターン毎の運航データ25)を用いて、性能推定モデルを生成する(ステップS15)。そして、性能推定モデル生成部15は、生成した性能推定モデルを性能推定モデル26に保存する。
[サービス提供フェーズのフローチャート]
図15は、実施例に係るサービス提供フェーズのフローチャートの一例を示す図である。
図15に示すように、最適航路探索部17は、利用先からパターン等の航海情報を受け付けたか否かを判定する(ステップS21)。ここでいう利用先とは、一例として、航海支援処理を利用する海上の船舶や陸上の船舶会社が挙げられる。航海情報を受け付けていないと判定した場合には(ステップS21;No)、最適航路探索部17は、最適航路探索処理を終了する。
一方、航海情報を受け付けたと判定した場合には(ステップS21;Yes)、性能推定部16は、受け付けたパターンに対応する性能推定モデルを取得する(ステップS22)。性能推定部16は、予報の気象・海象データ22および性能推定モデルを用いて、船舶性能を推定する(ステップS23)。そして、最適航路探索部17は、推定された船舶性能に基づき、船舶にとっての最適航路を探索する(ステップS24)。そして、最適航路探索部17は、利用先に対して、探索された最適航路を表示する(ステップS25)。
そして、最適航路探索部17は、利用先から、最適航路の全ての区間のうち一部の区間のパターンの変更を受け付けたか否かを判定する(ステップS26)。一部の区間のパターンの変更を受け付けたと判定した場合には(ステップS26;Yes)、最適航路探索部17は、ステップS22に移行する。すなわち、最適航路探索部17は、一部の区間を変更されたパターンで航路探索を行うべく、且つ、一部の区間に後続する区間を元のパターンで航路探索を行うべく、ステップS22に移行する。
一方、一部の区間のパターンの変更を受け付けていないと判定した場合には(ステップS26;No)、最適航路探索部17は、最適航路探索処理を終了する。
[オートパイロット連携]
なお、最適航路探索部17は、利用先からの指示を受け付けると、指示に応じた最適航路を探索し、探索された最適航路を利用先に対して表示すると説明した。利用先では、かかる最適航路を、舵の操作を自動的に行うオートパイロット制御と連携させるために利用しても良い。例えば、船舶側のオートパイロット連携部31(図示せず)が、最適航路探索部17によって探索された最適航路とオートパイロットを連携すれば良い。例えば、オートパイロット連携部31は、最適航路探索部17によって探索された最適航路の最適航路探索結果を取得する。オートパイロット連携部31は、GPS(Global Positioning System)を用いて船舶の現在の位置を取得する。そして、オートパイロット連携部31は、船舶の現在の位置および最適航路を用いて、船舶が進むべき方位を算出する。そして、オートパイロット連携部31は、算出された方位および方位センサを用いて、算出された方位と現在の方位との角度を示す操舵角を算出する。そして、オートパイロット連携部31は、算出された操舵角を船舶の操舵部に対して指示する。これにより、オートパイロット連携部31は、最適航路をオートパイロットと連携して、自動的に船舶の舵を操作することができる。
[オートパイロット連携処理のフローチャート]
図16は、実施例に係るオートパイロット連携処理のフローチャートの一例を示す図である。なお、オートパイロット連携処理は、例えば船舶側のオートパイロット連携部31が行うものとする。また、船舶側では、最適航路探索部17によって表示された最適航路が表わされているとする。
図16に示すように、オートパイロット連携部31は、オートパイロット連携の指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS31)。オートパイロット連携の指示を受け付けていないと判定した場合には(ステップS31;No)、オートパイロット連携部31は、オートパイロット連携処理を終了する。
一方、オートパイロット連携の指示を受け付けたと判定した場合には(ステップS31;Yes)、オートパイロット連携部31は、表示された最適航路の最適航路探索結果を取得する(ステップS32)。そして、オートパイロット連携部31は、GPSを用いて船舶の現在の位置を取得し、船舶の現在の位置および最適航路探索結果を用いて、船舶の進むべき方位を算出する(ステップS33)。
そして、オートパイロット連携部31は、算出された方位および方位センサを用いて、オートパイロットを行い、操舵角を算出する(ステップS34)。例えば、オートパイロット連携部31は、方位センサを用いて船舶が現在進んでいる方位を取得する。オートパイロット連携部31は、現在進んでいる方位と、算出された船舶の進むべき方位との角度を示す操舵角を算出する。
そして、オートパイロット連携部31は、操舵角を用いて、操舵部を操作する(ステップS35)。この結果、船舶の舵が操作される。
[航海支援処理の利用例]
図17は、実施例に係る航海支援処理の利用例を示す図である。図17に示すように、航海支援装置1が、航海支援処理を利用する海上(Sea)の船舶とネットワークで接続される。航海支援装置1は、陸上(on shore)の船舶会社(Shipping company)とネットワークで接続される。また、航海支援装置1は、陸上(on shore)の各種プロバイダとネットワークで接続される。各種プロバイダには、天気予報データのプロバイダ(Weather forecast data provider)やAISデータのプロバイダ(AIS data provider)が含まれる。
航海支援装置1では、天気予報データのプロバイダから実績および予報の気象海象データを収集する。航海支援装置1は、AISデータのプロバイダから運航データを収集する。収集した気象海象データおよび運航データは、運航データ21および気象・海象データ(実績・予報)22に反映される。
船長や陸上職員は、航海前に、最適航路を航海支援装置1に問い合わせる。また、船長は、航海中に、最適航路を航海支援装置1に問い合わせることもできる。
航海支援装置1は、問い合わせに含まれる航海条件を受け付けると、船舶の出発地から到着地までの区間において、出発時刻で出発した場合且つ指定された操船パターンを選択した場合の最適航路を探索する。そして、航海支援装置1は、探索した最適航路を問い合わせ元へ返す。これにより、航海支援装置1は、操船パターンに応じた精度良い最適航路を提示することができる。
また、航海支援装置1は、最適航路を探索した後、さらに一部区間の変更の問い合わせに応じて、最適航路の一部区間を別の操船パターンで修正し、修正した最適航路を探索する。そして、航海支援装置1は、修正した最適航路を問い合わせ元へ返す。これにより、航海支援装置1は、一部区間を別の操船パターンに代えた最適航路をシミュレーションすることができる。
また、船舶内の情報処理装置(PC/smartphone)は、オートパイロット連携部31を備えていても良い。オートパイロット連携部31は、シミュ―レーションされた最適航路と、オートパイロットとを連携する。すなわち、オートパイロット連携部31は、最適航路並びに、現在の船舶の位置および現在の船舶の方位を用いて、操舵角を算出して、船舶の操舵部に指示し、船舶の舵を操作する。これにより、オートパイロット連携部31は、最適航路をオートパイロットと連携し、自動的に船舶の舵を操作することができる。
[実施例の効果]
上記実施例によれば、航海支援装置1は、操船パターン毎の船の速度に関する性能推定モデル26を記憶する。航海支援装置1は、航海で用いる操船パターンを受け付ける。航海支援装置1は、性能推定モデル26のうちの、受け付けた操船パターンに対応する性能推定モデルおよび用法の気象・海象データ22に基づいて、船の航路上での船の速度を算出する。航海支援装置1は、算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示する。かかる構成によれば、航海支援装置1は、操船パターン毎の船の速度(船舶性能)の性能推定モデル26を用いることで、操船パターンに応じた精度良い最適航路を提示することができる。
また、上記実施例によれば、航海支援装置1は、最適な航路のうちの一部の区間に対し、性能推定モデル26のうちの、別の操船パターンの性能推定モデルに基づいて、一部の区間での船の速度を算出する。航海支援装置1は、算出した一部の区間での船の速度に基づいて、全体の区間での最適な航路を修正し、修正した最適な航路における到着時刻を表示する。かかる構成によれば、航海支援装置1は、最適航路の一部の区間を別の操船パターンに変更した場合の最適航路のシミュ―レーションを実行することができる。この結果、航海支援装置1は、最適航路の一部の区間を別の操船パターンに変更した場合であっても、操船パターンに応じた精度良い最適航路を提示することが可能となる。
また、上記実施例によれば、オートパイロット連携部31は、最適な航路から船の現在の位置での船が進むべき方位を算出する。オートパイロット連携部31は、船の現在操船中の方位および船が進むべき方位を用いて操舵角を算出する。オートパイロット連携部31は、算出した操舵角に基づいて、船の操舵を制御する。かかる構成によれば、オートパイロット連携部31は、最適な航路をオートパイロットと連携して、自動的に船舶の舵を操作することができる。
また、上記実施例によれば、航海支援装置1は、運航データ21を気象海象条件毎に分類する。航海支援装置1は、分類した運航データ23を用いて、気象海象条件毎の操船の特性分布を算出する。航海支援装置1は、気象海象条件毎の算出された操船の特性分布から複数の操船パターンを抽出し、操船パターン毎に運航データを集約する。航海支援装置1は、操船パターン毎に集約された運航データから、気象海象の実績データを説明変数として、船舶性能を目的変数として、操船パターン毎の学習モデルを生成する。かかる構成によれば、航海支援装置1は、操船パターン毎の船舶性能の学習モデルを用いることで、操船パターンに応じた最適航路を精度良く推薦することができる。例えば、航海支援装置1は、実際に船長が行っている操船を学習することで、船長の感覚にあった最適航路を推定することが可能となる。この結果、航海支援装置1は、燃費コストの削減や航海時間の削減による経済面の効果、および、二酸化炭素CO削減による環境面の効果を得ることができる。
[その他]
なお、図示した航海支援装置1の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、航海支援装置1の分散・統合の具体的態様は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、運航データ分類部12とパターン抽出部13とを1つの部として統合しても良い。また、運航データ集約部14を、気象海象条件毎の運航データ23を集約して操船パターン毎の運航データ25を生成する集約部と、操船パターン毎の運航データ25を補正する補正部とに分離しても良い。また、記憶部20を航海支援装置1の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしても良い。
また、上記実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図1に示した航海支援装置1と同様の機能を実現する航海支援プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図18は、航海支援プログラムを実行するコンピュータの一例を示す図である。
図18に示すように、コンピュータ200は、各種演算処理を実行するCPU203と、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置215と、表示装置209を制御する表示制御部207とを有する。また、コンピュータ200は、記憶媒体からプログラム等を読取るドライブ装置213と、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受を行う通信制御部217とを有する。また、コンピュータ200は、各種情報を一時記憶するメモリ201と、HDD(Hard Disk Drive)205を有する。そして、メモリ201、CPU203、HDD205、表示制御部207、ドライブ装置213、入力装置215、通信制御部217は、バス219で接続されている。
ドライブ装置213は、例えばリムーバブルディスク210用の装置である。HDD205は、航海支援プログラム205aおよび航海支援処理関連情報205bを記憶する。
CPU203は、航海支援プログラム205aを読み出して、メモリ201に展開し、プロセスとして実行する。かかるプロセスは、航海支援装置1の各機能部に対応する。航海支援処理関連情報205bは、運航データ21、気象・海象データ(実績・予報)22、運航データ(気象海象条件毎)23、パターン24、運航データ(パターン毎)25及び性能推定モデル26に対応する。そして、例えばリムーバブルディスク210が、航海支援プログラム205a等の各情報を記憶する。
なお、航海支援プログラム205aについては、必ずしも最初からHDD205に記憶させておかなくても良い。例えば、コンピュータ200に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、光磁気ディスク、IC(Integrated Circuit)カード等の「可搬用の物理媒体」に当該プログラムを記憶させておく。そして、コンピュータ200がこれらから航海支援プログラム205aを読み出して実行するようにしても良い。
1 航海支援装置
10 制御部
11 データ収集部
12 運航データ分類部
13 パターン抽出部
14 運航データ集約部
15 性能推定モデル生成部
16 性能推定部
17 最適航路探索部
20 記憶部
21 運航データ
22 気象・海象データ(実績・予報)
23 運航データ(気象海象条件毎)
24 パターン
25 運航データ(パターン毎)
26 性能推定モデル
31 オートパイロット連携部

Claims (6)

  1. 操船パターン毎の船の速度に関する性能推定モデルを記憶し、
    航海で用いる操船パターンを受け付け、
    前記性能推定モデルのうちの、受け付けた操船パターンに対応する性能推定モデルおよび気象海象の予報データに基づいて、前記船の航路上での船の速度を算出し、
    該算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示する
    処理をコンピュータが実行する航海支援方法。
  2. 該算出する処理は、最適な航路のうちの一部の区間に対し、前記性能推定モデルのうちの、別の操船パターンの性能推定モデルに基づいて、前記一部の区間での船の速度を算出し、
    該表示する処理は、該算出した前記一部の区間での船の速度に基づいて、全部の区間での最適な航路を修正し、修正した最適な航路における到着時刻を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の航海支援方法。
  3. 前記最適な航路から前記船の現在の位置での前記船が進むべき方位を算出し、
    前記船の現在操船中の方位および前記船が進むべき方位を用いて操舵角を算出し、
    該算出した操舵角に基づいて、前記船の操舵を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の航海支援方法。
  4. 船舶運航データを気象海象条件毎に分類し、
    分類した船舶運航データを用いて、気象海象条件毎の操船の特性分布を算出し、
    気象海象条件毎の算出された操船の特性分布から複数の操船パターンを抽出し、前記操船パターン毎に前記船舶運航データを集約し、
    前記操船パターン毎に集約された船舶運航データから、気象海象の実績データを説明変数として、船舶性能を目的変数として、前記操船パターン毎の性能推定モデルを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の航海支援方法。
  5. 操船パターン毎の船の速度に関する性能推定モデルを記憶する記憶部と、
    航海で用いる操船パターンを受け付け、前記性能推定モデルのうちの、受け付けた操船パターンに対応する性能推定モデルおよび気象海象の予報データに基づいて、前記船の航路上での船の速度を算出する算出部と、
    該算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示する表示部と、
    を有することを特徴とする航海支援装置。
  6. 操船パターン毎の船の速度に関する性能推定モデルを記憶し、
    航海で用いる操船パターンを受け付け、
    前記性能推定モデルのうちの、受け付けた操船パターンに対応する性能推定モデルおよび気象海象の予報データに基づいて、前記船の航路上の速度を算出し、
    該算出した船の速度に基づいて、最適な航路における到着時刻を表示する
    処理をコンピュータに実行させる航海支援プログラム。
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