JPWO2020097466A5

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Publication number: JPWO2020097466A5
Application number: JP2021524392A
Authority: JP
Publication date: 2022-11-14

Claims

養子免疫療法に好適な単離された細胞組成物であって、前記組成物が、薬学的に許容される担体中に、１つ以上の標的ペプチド抗原に特異的な少なくとも１０^６個のＣＤ８＋Ｔ細胞を含み、Ｔメモリ幹（Ｔ_ＳＣＭ）細胞を含む、前記単離された細胞組成物。
前記ＣＤ８＋Ｔ細胞が、１～１００個の標的ペプチド抗原に特異的である、請求項１に記載の単離された細胞組成物。
前記組成物中の標的ペプチド抗原に対するＴ細胞特異性は、ＭＨＣ多量体染色によって定義される、請求項１に記載の単離された細胞組成物。
前記標的ペプチド抗原が、腫瘍関連抗原である、請求項１に記載の単離された細胞組成物。
１つ以上の標的ペプチド抗原が、腫瘍由来ネオ抗原または腫瘍特異的ネオ抗原である、請求項４に記載の単離された細胞組成物。
１つ以上の標的ペプチド抗原が、細菌、ウイルス、真菌、または寄生虫抗原である、請求項１に記載の単離された細胞組成物。
少なくとも５個の標的ペプチド抗原に特異的なＣＤ８＋Ｔ細胞を含む、請求項１～６のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記細胞組成物は、少なくとも９０％がＴ細胞であり、前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも５％が、標的ペプチド抗原に特異的であり、任意選択で、前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも１０％が、標的ペプチド抗原に特異的であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも１５％が、標的ペプチド抗原に特異的であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも３０％が、標的ペプチド抗原に特異的であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも５０％が、標的ペプチド抗原に特異的である、請求項１～７のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記細胞組成物が、細菌、ウイルス、及び／または真菌病原体に特異的なＣＤ８＋Ｔ細胞をさらに含む、請求項４または５のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
細菌、ウイルス、及び／または真菌病原体に特異的な前記ＣＤ８＋Ｔ細胞が、インフルエンザ、ＣＭＶ、ＥＢＶ、及び／またはアデノウイルスの抗原に特異的なＴ細胞を含む、請求項９に記載の単離された細胞組成物。
前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、約１％～約１００％がＴメモリ幹細胞であり、任意選択で、前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、約１％～約５０％がＴメモリ幹細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、約５％～約２５％がＴメモリ幹細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも５％がＴメモリ幹細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも２０％がＴメモリ幹細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも２５％がＴメモリ幹細胞である、請求項１～１０のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記１つ以上の標的抗原に特異的な前記Ｔ細胞は、少なくとも１５％がＴメモリ幹細胞である、請求項１～１１のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の９５％より多くが、メモリ表現型を含み、任意選択で、前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも３０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも５０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも７０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも８０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であるか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも９０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であるか、または前記１つ以上の標的抗原に特異的な前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、少なくとも５０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であるか、または前記１つ以上の標的抗原に特異的な前記Ｔ細胞は、少なくとも８０％がセントラル及びエフェクターメモリＴ細胞である、請求項１～１２のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記ＣＤ８＋Ｔ細胞は、２０％未満が最終分化しているか、または１０％未満が最終分化しており、任意選択で、前記Ｔ細胞は、１５％未満がナイーブ細胞、または５％未満がナイーブ細胞、または１．５％未満がナイーブ細胞である、請求項１～１３のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも１０％が、活性化すると多機能表現型を示すか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも２０％が、活性化すると多機能表現型を示すか、または前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の少なくとも４０％が、活性化すると多機能表現型を示す、請求項１～１４のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記細胞組成物は、１０％未満がＣＤ４＋Ｔ細胞であるか、または前記細胞組成物は、５％未満がＣＤ４＋Ｔ細胞であるか、または前記細胞組成物は、２％未満がＣＤ４＋Ｔ細胞であるか、または前記細胞組成物は、１．５％未満がＣＤ４＋Ｔ細胞であるか、または前記細胞組成物は、１％未満がＣＤ４＋Ｔ細胞である、請求項１～１５のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記組成物が、γδＴ細胞をさらに含み、任意選択で、前記γδＴ細胞が、Ｖδ１及びＶδ２細胞を含み、任意選択で、前記γδＴ細胞が、少なくとも約２％、少なくとも約５％、少なくとも約１０％、少なくとも約２０％、または少なくとも約２５％のγδＴ細胞を含む、請求項１～１６のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記組成物が、実質的にＴメモリ幹細胞から構成され、前記細胞が、キメラ抗原受容体または組換えＴＣＲを発現するように操作される、請求項１１に記載の単離された細胞組成物。
前記組成物が、供給源細胞由来の標的ペプチド抗原に特異的なＣＤ８＋Ｔ細胞の濃縮、及び／または供給源細胞由来の標的ペプチド抗原に特異的なＣＤ８＋Ｔ細胞の増幅によって産生される、請求項１～１８のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記濃縮が、常磁性ａＡＰＣを用いた磁気濃縮であり、前記細胞及びａＡＰＣが、任意選択で、磁場存在下で少なくとも１分間インキュベートされ、任意選択で、前記濃縮された前記細胞が、培養物中で１～４週間増幅され、任意選択で、前記細胞が、ＩＬ－２、ＩＬ－４、ＩＬ－６、ＩＮＦ－γ、及びＩＬ－１βの存在下、培養物中で増幅される、請求項１～１９のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記細胞及びａＡＰＣが、磁場存在下で約５時間以下インキュベートされる、請求項２０に記載の単離された細胞組成物。
前記濃縮された抗原特異的Ｔ細胞が、磁場を使用することなく増幅される、請求項２１に記載の単離された細胞組成物。
前記濃縮された前記細胞が、培養物中で１～４週間増幅される、請求項２０～２２のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
１つ以上の標的ペプチド抗原が、サバイビン、ＷＴ－１、ＰＲＡＭＥ、及びサイクリンＡ１のペプチドエピトープから選択される、請求項１～２３のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
１つ以上の標的ペプチド抗原が、ＰＲ３、ＸＢＰ１－ＵＳ、ＸＢＰ１－ＳＰ、ＣＤ１３８、ＣＳ１、ＮＹ－ＥＳＯ１、ＳＯＸ２、ＥＢＶ、インフルエンザ、ＣＭＶ、ＲＨＡＭＭ、Ｍａｒｔ－１／ＭｅｌａｎＡ、ｇｐ１００、ＣＭＶｐｐ６５、及びインフルエンザマトリックスタンパク質Ｍ１のペプチドエピトープから選択される、請求項１～２４のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
養子免疫療法に好適な単離された細胞組成物であって、前記組成物が、薬学的に許容される担体中に、
少なくとも７０％のＣＤ８＋Ｔ細胞及び５％未満のＣＤ４＋Ｔ細胞を含み、
前記ＣＤ８＋細胞の少なくとも５％が、Ｔメモリ幹（Ｔ_ＳＣＭ）細胞であり、
前記ＣＤ８＋細胞の少なくとも３０％が、セントラル及びエフェクターメモリＴ細胞であり、
前記ＣＤ８＋Ｔ細胞の１０％未満が、最終分化したＴ細胞であり、
前記ＣＤ８＋細胞の１０％未満が、ナイーブ細胞である、前記単離された細胞組成物。
少なくとも１０^６個のＣＤ８＋Ｔ細胞が、標的ペプチド抗原に特異的である、請求項２６に記載の単離された細胞組成物。
少なくとも１０^６個のＣＤ８＋Ｔ細胞が、１～２０個または１～１０個の標的ペプチド抗原に特異的である、請求項２７に記載の単離された細胞組成物。
前記標的ペプチド抗原に特異的な少なくとも１０^７または１０^８個のＣＤ８＋Ｔ細胞を含む、請求項２６～２８のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
５％～２５％のＴメモリ幹細胞を含む、請求項２６～２９のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
５％未満の最終分化Ｔ細胞、及び／または５％未満のナイーブ細胞を含む、請求項２６～３０のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記標的ペプチド抗原が、腫瘍またはがん関連抗原であり、任意選択で、血液悪性腫瘍に関連している、請求項２６～３１のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記組成物が、γδＴ細胞をさらに含み、任意選択で、前記γδＴ細胞が、Ｖδ１及びＶδ２細胞を含み、任意選択で、前記γδＴ細胞が、少なくとも約５％、少なくとも約１０％、または少なくとも約２５％のγδＴ細胞を含む、請求項２６～３２のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
がん患者を治療するための、請求項１～３３のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記患者は、血液癌を有する、請求項３４に記載の単離された細胞組成物。
前記血液癌が、同種幹細胞移植後に再発した、請求項３５に記載の単離された細胞組成物。
前記患者が、急性骨髄性白血病（ＡＭＬ）または骨髄異形成症候群を有する、請求項３５または３６に記載の単離された細胞組成物。
前記患者が、細胞療法を行う前に、リンパ球除去療法、または細胞減少療法、または免疫調節療法も受けている、請求項３４～３７のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
細胞療法が、サイトカイン補助後治療を行うか、または行わずにさらに提供されてもよい、請求項３４～３８のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
前記患者において、抗原特異的Ｔ細胞が少なくとも６ヶ月持続する、請求項３４～３９のいずれか一項に記載の単離された細胞組成物。
ＩＬ－２、ＩＬ－４、ＩＬ－６、ＩＮＦ－γ、及びＩＬ－１βのうちの２つ以上の存在下、ＣＤ４＋枯渇Ｔ細胞の集合体を増幅することを含む、請求項１～３３のいずれか一項に記載の細胞組成物を産生するための方法。
前記Ｔ細胞は、ＣＤ２８＋細胞が濃縮されている、請求項４１に記載の方法。
前記細胞が、ＩＬ－２、ＩＬ－４、ＩＬ－６、ＩＮＦ－γ、及びＩＬ－１β存在下、培養物中で増幅される、請求項４１または４２に記載の方法。
前記細胞が、培養物中で１～４週間増幅される、請求項４１～４３のいずれか一項に記載の方法。
γδＴ細胞の集合体を作製するための方法であって、ＩＬ－２、ＩＬ－４、ＩＬ－６、ＩＮＦ－γ、及びＩＬ－１βのうちの２つ以上の存在下、Ｔ細胞の集合体を増幅することを含む、方法。