JPWO2020072996A5 - - Google Patents

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Claims (91)

  1. 対象における重症複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群(WAS)、及び/またはX連鎖無ガンマグロブリン血症(XLA)をスクリーニングする方法であって
    前記対象に由来する乾燥血液スポット(DBS)試料の血液由来のタンパク質を酵素で消化して1つ以上のペプチドを生成することと;
    以下の工程によりペプチドを濃縮することであって、
    配列番号1のSCIDのCD3εシグネチャーペプチドを、前記CD3εシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDRを含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号2のWASの第1のWASpシグネチャーペプチドを、前記第1のWASpシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む重鎖可変ドメイン(VH)、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号3のWASの第2のWASpシグネチャーペプチドを、前記第2のWASpシグネチャーペプチドに結合する、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号4のXLAの第1のBTKシグネチャーペプチドを、前記第1のBTKシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    ならびに/あるいは
    配列番号5のXLAの第2のBTKシグネチャーペプチドを、前記第2のBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、
    前記濃縮することと;
    前記濃縮ペプチドに対して液体クロマトグラフィー-多重反応モニタリング質量分析(LC-MRM-MS)を実行して、前記ペプチドの濃度を決定することと;
    前記対象が、以下:
    前記CD3εシグネチャーペプチドの前記濃度が所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記CD3εシグネチャーペプチドが存在しない場合は、SCID;
    前記第1及び/もしくは第2のWASpシグネチャーペプチドの前記濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1及び/もしくは第2のWASpシグネチャーペプチドが存在しない場合は、WAS;ならびに
    前記第1及び/もしくは第2のBTKシグネチャーペプチドの前記濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1及び/もしくは第2のBTKシグネチャーペプチドが存在しない場合は、XLA;
    を有すると決定することと:
    を含む、前記方法。
  2. 前記方法が、フェニルケトン尿症、原発性先天性甲状腺機能低下症、嚢胞性線維症、及び鎌状赤血球症のうちの1つ以上について前記対象をさらにスクリーニングする、新生児スクリーニング(NBS)の一部として実施される、及び/又は
    前記対象においてSCID、WAS、及び/またはXLAの臨床症状がない状態で実施される、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記酵素がトリプシンである、請求項1に記載の方法。
  4. 各シグネチャーペプチドについて前記対応する所定の閾値濃度が、正常な対照対象の集団由来のDBS中の各シグネチャーペプチドの前記平均濃度の標準偏差から計算される、請求項1に記載の方法。
  5. 正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、70pmol/L~400pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は
    正常な対照対象の集団由来のDBS中における配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、600pmol/L~5000pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は
    正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号3のWASの前記第2のWASpシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、5500pmol/L~15000pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は
    正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、350pmol/L~2500pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は
    正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号5のXLAの前記第2のBTKシグネチャーペプチドの前記平均濃度が550pmol/L~1600pmol/Lの範囲の濃度を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号63のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号64のVLドメインを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号65のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号66のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号86の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号91の軽鎖を含む、請求項1に記載の方法。
  8. 配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号67のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号68のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号96の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号101の軽鎖を含む、請求項1に記載の方法。
  9. ペプチドの濃縮によりシスチン症をスクリーニングするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法であって、
    第1のCTNSシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、及び配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号6のシスチン症の第1のCTNSシグネチャーペプチドを;
    第2のCTNSシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号7または8のシスチン症の第2のCTNSシグネチャーペプチドを;
    第3のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号12のシスチン症の第3のCTNSシグネチャーペプチドを;
    第4のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号13のシスチン症の第4のCTNSシグネチャーペプチドを;
    第1のSHPKシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号9のシスチン症の第1のSHPKシグネチャーペプチドを;
    第2のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号14のシスチン症の第2のSHPKシグネチャーペプチドを;
    第3のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号15のシスチン症の第3のSHPKシグネチャーペプチドを、
    前記濃縮することにより、シスチン症をスクリーニングすることと;
    前記対象を、前記第1のCTNS、前記第2のCTNS、前記第3のCTNS、前記第4のCTNS、前記第1のSHPK、前記第2のSHPK、及び/もしくは前記第3のSHPKシグネチャーペプチドの濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1のCTNS、前記第2のCTNS、前記第3のCTNS、前記第4のCTNS、前記第1のSHPK、前記第2のSHPK、及び/または前記第3のSHPKシグネチャーペプチドが存在しない場合、シスチン症を有すると決定することと、
    をさらに含む、前記方法。
  10. 各シグネチャーペプチドの前記対応する所定の閾値濃度が、正常な対照対象の集団由来のDBS中の各シグネチャーペプチドの平均濃度の標準偏差から計算され、及び
    正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、40pmol/L~250pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号9のシスチン症の第1のSHPKシグネチャーペプチドの平均濃度が、100pmol/L~8000pmol/Lの範囲の濃度を含む、
    請求項9に記載の方法。
  11. 配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号69のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号70のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号106の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号111の軽鎖を含む、請求項9に記載の方法。
  12. 配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号71のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号72のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号116の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号121の軽鎖を含む、請求項9に記載の方法。
  13. 配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号73のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号74のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号126の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号131の軽鎖を含む、請求項9に記載の方法。
  14. ペプチドの濃縮によりウィルソン病(WD)をスクリーニングするステップをさらに含む、請求項1に記載の方法であって、
    第1のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号10のWDの前記第1のATP7Bシグネチャーペプチドを;及び/または
    第2のATP7Bシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドを;
    第3のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号16のWDの前記第3のATP7Bシグネチャーペプチドを;
    第4のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号17のWDの前記第4のATP7Bシグネチャーペプチドを;
    第5のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号18のWDの前記第5のATP7Bシグネチャーペプチドを;
    第6のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号19のWDの前記第6のATP7Bシグネチャーペプチドを;
    第7のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、配列番号20のWDの前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記濃縮することよってウィルソン病(WD)をスクリーニングすることと;及び
    前記第1のATP7B、前記第2のATP7B、前記第3のATP7B、前記第4のATP7B、前記第5のATP7B、前記第6のATP7B、及び/もしくは前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドの濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1のATP7B、前記第2のATP7B、前記第3のATP7B、前記第4のATP7B、前記第5のATP7B、前記第6のATP7B、及び/もしくは前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドが存在しない場合、前記対象がWDを有すると決定することと;
    をさらに含む、前記方法。
  15. 各シグネチャーペプチドの前記対応する所定の閾値濃度が、正常な対照対象の集団由来のDBS中の各シグネチャーペプチドの前記平均濃度の標準偏差から計算される、請求項14に記載の方法。
  16. 正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、90pmol/L~400pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は
    正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号16のWDの前記第3のATP7Bシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、30pmol/L~100pmol/Lの範囲の濃度を含む、及び/又は
    正常な対照対象の集団由来のDBSにおける配列番号20のWDの前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドの前記平均濃度が、200pmol/L~500pmol/Lの範囲の濃度を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号75のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号76のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号136の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号141の軽鎖を含む、請求項14に記載の方法。
  18. 対象における重症複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群(WAS)、及び/またはX連鎖無ガンマグロブリン血症(XLA)をスクリーニングする方法であって
    前記対象に由来する乾燥血液スポット(DBS)サンプルの血液由来のタンパク質を酵素で消化して1つ以上のペプチドを生成することと;
    以下のステップによりペプチドを濃縮することであって、
    配列番号1のSCIDのCD3εシグネチャーペプチドを、前記CD3εシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む、重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号2のWASの第1のWASpシグネチャーペプチドを、前記第1のWASpシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む、重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号3のWASの第2のWASpシグネチャーペプチドを、前記第2のWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号4のXLAの第1のBTKシグネチャーペプチドを、前記第1のBTKシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、及び/又は
    配列番号5のXLAの第2のBTKシグネチャーペプチドを、前記第2のBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて、
    前記濃縮することと;
    以下の内因性ATP7Bペプチドを濃縮することであって、:
    前記配列番号10の内因性ATP7Bペプチドを、配列番号10の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号11または21の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号11または21の内因性ATP7Bペプチドに結合し、かつ配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号16の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号16の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号17の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号17の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号18の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号18の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号19の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号19の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号20の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号20の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;あるいは
    配列番号21の内因性ATP7Bペプチドを、前記配列番号21の内因性ATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    前記濃縮することと;
    前記濃縮ペプチドに対して液体クロマトグラフィー-多重反応モニタリング質量分析(LC-MRM-MS)を実行して、前記ペプチドの濃度を決定することと;
    シグネチャーペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の比率を、各シグネチャーペプチドについて計算することと
    D3εシグネチャーペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の比率が対応する所定の閾値比よりも低い場合、またはCD3εシグネチャーペプチドが存在しない場合は、SCID;
    前記第1及び/もしくは第2のWASpシグネチャーペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の比率が対応する所定の閾値比よりも低い場合、または前記第1及び/もしくは第2のWASpシグネチャーペプチドが存在しない場合は、WAS;ならびに
    前記第1及び/もしくは第2のBTKシグネチャーペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の比率が対応する所定の閾値比よりも低い場合、または前記第1及び/もしくは第2のBTKシグネチャーペプチドが存在しない場合は、XLA
    を対象が有すると、決定することと、
    を含む、前記方法。
  19. 各所定の閾値比率が、サンプルの集団における各ペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の平均比率の標準偏差から計算される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記方法が、フェニルケトン尿症、原発性先天性甲状腺機能低下症、嚢胞性線維症、及び鎌状赤血球症のうちの1つ以上について前記対象をさらにスクリーニングする新生児スクリーニング(NBS)の一部として実施される、及び/又は
    前記対象においてSCID、WAS、及び/またはXLAの臨床症状がない状態で実施される、請求項18に記載の方法。
  21. 前記酵素がトリプシンである、請求項18に記載の方法。
  22. 配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号63のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号64のVLドメインを含む、請求項18に記載の方法。
  23. 配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号65のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号66のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号86の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号91の軽鎖を含む、請求項18に記載の方法。
  24. 配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号67のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号68のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号96の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号101の軽鎖を含む、請求項18に記載の方法。
  25. ペプチドの濃縮によりシスチン症をスクリーニングするステップを含む、請求項18に記載の方法であって、
    配列番号6のシスチン症の第1のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第1のCTNSシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    配列番号7または8のシスチン症の第2のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第2のCTNSシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    配列番号12のシスチン症の第3のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第3のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    配列番号13のシスチン症の第4のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第4のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    配列番号9のシスチン症の第1のSHPKシグネチャーペプチドを、第1のSHPKシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    配列番号14のシスチン症の第2のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第2のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;ならびに/あるいは
    配列番号15のシスチン症の第3のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第3のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること;
    グネチャーペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の比率を、各シグネチャーペプチドについて計算することと;
    前記第1のCTNSペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度、前記第2のCTNSペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度、前記第3のCTNSペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度、前記第4のCTNSペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度、前記第1のSHPKペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度、前記第2のSHPKペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度、及び/もしくは前記第3のSHPKシグネチャーペプチド濃度:内因性ATP7Bペプチド濃度の比率が、対応する所定の閾値比よりも低い場合、または前記第1のCTNS、前記第2のCTNS、前記第3のCTNS、前記第4のCTNS、前記第1のSHPK、前記第2のSHPK、及び/もしくは第3のSHPKシグネチャーペプチドが存在しない場合、前記対象がシスチン症を有すると決定することと、
    をさらに含む、前記方法。
  26. 配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号69のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号70のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号106の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号111の軽鎖を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号71のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号72のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号116の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号121の軽鎖を含む、請求項25に記載の方法。
  28. 配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号73のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号74のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号126の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号131の軽鎖を含む、請求項25に記載の方法。
  29. 配列番号11または21の前記内因性ATP7Bペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号75のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21の前記内因性ATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号76のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21の前記内因性ATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号136の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号11または21の前記内因性ATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号141の軽鎖を含む、請求項25に記載の方法。
  30. 重症複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群(WAS)、及び/またはX連鎖無ガンマグロブリン血症(XLA)の1つ以上のシグネチャーペプチドを1つ以上の乾燥血液スポット(DBS)サンプル中で検出する方法であって、以下
    1つ以上の乾燥血液スポット(DBS)サンプルの各DBSの血液からタンパク質を酵素で消化して、1つ以上のペプチドを生成することと;
    以下の工程によりペプチドを濃縮することであって、:
    配列番号1のSCIDのCD3εシグネチャーペプチドを、前記CD3εシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号2のWASの第1のWASpシグネチャーペプチドを、前記第1のWASpシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号3のWASの第2のWASpシグネチャーペプチドを、前記第2のWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号4のXLAの第1のBTKシグネチャーペプチドを、前記第1のBTKシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;ならびに/あるいは
    配列番号5のXLAの第2のBTKシグネチャーペプチドを、前記第2のBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    前記濃縮することと;
    前記濃縮ペプチドに対して液体クロマトグラフィー-多重反応モニタリング質量分析(LC-MRM-MS)を実行し、1つ以上のDBSサンプル中でSCID、WAS、及びXLAの1つ以上のシグネチャーペプチドを検出することと;
    を含む、前記方法。
  31. 前記酵素がトリプシンである、請求項30に記載の方法。
  32. 配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号63のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号64のVLドメインを含む、請求項30に記載の方法。
  33. 配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号65のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号66のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号86の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号91の軽鎖を含む、請求項30に記載の方法。
  34. 配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号67のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号68のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号96の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記第1のBTKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号101の軽鎖を含む、請求項30に記載の方法。
  35. ペプチドの濃縮によりシスチン症の1つ以上のシグネチャーペプチドを検出するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法であって、
    配列番号6のシスチン症の第1のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第1のCTNSシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、及び配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメインならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号7または8のシスチン症の第2のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第2のCTNSシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号12のシスチン症の第3のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第3のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号13のシスチン症の第4のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第4のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号9のシスチン症の第1のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第1のSHPKシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号14のシスチン症の第2のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第2のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;ならびに/あるいは
    配列番号15のシスチン症の第3のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第3のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    前記濃縮することにより、シスチン症の1つ以上のシグネチャーペプチドを検出することと;
    前記濃縮されたペプチドに対して液体クロマトグラフィー-多重反応モニタリング質量分析(LC-MRM-MS)を実行し、これによって1つ以上のDBSサンプルでシスチン症の1つ以上のシグネチャーペプチドを検出することと;
    をさらに含む、前記方法。
  36. 配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号69のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号70のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号106の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号111の軽鎖を含む、請求項35に記載の方法。
  37. 配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号71のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号72のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号116の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号121の軽鎖を含む、請求項35に記載の方法。
  38. 配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号73のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号74のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号126の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号131の軽鎖を含む、請求項35に記載の方法。
  39. ペプチドの濃縮によりウィルソン病(WD)の1つ以上のシグネチャーペプチドを検出するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法であって、
    配列番号10のWDの第1のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第1のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;及び/または
    配列番号11または21のWDの第2のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドに結合し、かつ配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号16のWDの第3のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第3のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号17のWDの第4のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第4のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号18のWDの第5のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第5のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    配列番号19のWDの第6のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第6のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;ならびに/あるいは
    配列番号20のWDの第7のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    前記濃縮することにより、ウィルソン病(WD)の1つ以上のシグネチャーペプチドを検出することと;
    前記濃縮されたペプチドに対して液体クロマトグラフィー-多重反応モニタリング質量分析(LC-MRM-MS)を実行し、これによって1つ以上のDBSサンプルでWDの1つ以上のシグネチャーペプチドを検出することと;
    をさらに含む、前記方法。
  40. 配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号75のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号76のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号136の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドの濃縮に使用される前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号141の軽鎖を含む、請求項39に記載の方法。
  41. 重症複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群(WAS)、対象のX連鎖無ガンマグロブリン血症(XLA)、及び/またはウィルソン病(WD)のスクリーニングのためのアッセイであって:
    (i)以下の抗体またはその抗原結合フラグメント:
    配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号1のSCIDのCD3εシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントと;
    配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号2のWASのWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントと;
    配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号4のXLAのBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントと;ならびに/あるいは
    配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号11もしくは21のATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントと;
    ならびに/または
    (ii)配列番号3のWASのWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号5のXLAのBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号10のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号16のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号17のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号18のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号19のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号20のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;及び/または
    配列番号21のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    ならびに/あるいは
    (iii)以下を含む参照シグネチャーペプチド:
    配列番号1のSCIDのCD3εペプチド;
    配列番号2のWASのWASpペプチド;
    配列番号3のWASのWASpペプチド;
    配列番号4のXLAのBTKペプチド;
    配列番号5のXLAのBTKペプチド;
    配列番号10のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号11のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号16のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号17のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号18のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号19のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号20のWDのATP7Bペプチド;及び/または
    配列番号21のWDのATP7Bペプチド、
    を含む、前記アッセイ。
  42. 配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号63のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号1のSCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号64のVLドメインを含む、請求項41に記載のアッセイ。
  43. 配列番号2のWASの前記WASpシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号65のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記WASpシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号66のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記WASpシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号86の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号2のWASの前記WASpシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号91の軽鎖を含む、請求項41に記載のアッセイ。
  44. 配列番号4のXLAの前記BTKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号67のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記BTKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号68のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記BTKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号96の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号4のXLAの前記BTKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号101の軽鎖を含む、請求項41に記載のアッセイ。
  45. シスチン症をさらにスクリーニングするための請求項41に記載のアッセイであって、以下:
    (iii)以下の抗体またはその抗原結合フラグメント:
    配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、及び配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号6のシスチン症のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号7または8のシスチン症のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号9のシスチン症のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    ならびに/あるいは
    (iv)配列番号12のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号13のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号14のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;及び/または
    配列番号15のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    ならびに/あるいは
    (v)以下を含む参照シグネチャーペプチド:
    配列番号6のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号7もしくは8のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号12のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号13のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号9のシスチン症のSHPKペプチド;
    配列番号14のシスチン症のSHPKペプチド;及び/または
    配列番号15のシスチン症のSHPKペプチド、
    を含む、前記アッセイ。
  46. 配列番号6のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号69のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号70のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号106の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号6のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号111の軽鎖を含む、請求項45に記載のアッセイ。
  47. 配列番号7または8のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号71のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号72のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号116の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号7または8のシスチン症の前記CTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号121の軽鎖を含む、請求項45に記載のアッセイ。
  48. 配列番号9のシスチン症の前記SHPKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号73のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記SHPKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号74のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記SHPKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号126の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号9のシスチン症の前記SHPKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号131の軽鎖を含む、請求項45に記載のアッセイ。
  49. 配列番号11または21のWDの前記ATP7Bシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号75のVHドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記ATP7Bシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号76のVLドメインを含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記ATP7Bシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号136の重鎖を含む、及び/又は
    配列番号11または21のWDの前記ATP7Bシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントが、配列番号141の軽鎖を含む、請求項45に記載のアッセイ。
  50. 前記参照シグネチャーペプチドが同位体標識されている、請求項45に記載のアッセイ。
  51. 前記抗体またはその抗原結合フラグメントが磁気ビーズに付着されている、請求項45に記載のアッセイ。
  52. 配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  53. 前記VHドメインが配列番号63を含む、請求項52に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  54. 前記VLドメインが配列番号64を含む、請求項52に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  55. 配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  56. 前記VHドメインが配列番号65を含む、請求項55に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  57. 前記VLドメインが配列番号66を含む、請求項55に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  58. 前記重鎖が配列番号86を含む、請求項55に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  59. 前記軽鎖が配列番号91を含む、請求項55に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  60. 配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む、軽鎖可変(VL)ドメインを含む単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  61. 前記VHドメインが配列番号67を含む、請求項60に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  62. 前記VLドメインが配列番号68を含む、請求項60に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  63. 前記重鎖が配列番号96を含む、請求項60に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  64. 前記軽鎖が配列番号101を含む、請求項60に記載の単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  65. 配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、及び配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  66. 前記VHドメインが配列番号69を含む、請求項65に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  67. 前記VLドメインが配列番号70を含む、請求項65に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  68. 前記重鎖が配列番号106を含む、請求項65に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  69. 前記軽鎖が配列番号111を含む、請求項65に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  70. 配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む、軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  71. 前記VHドメインが配列番号71を含む、請求項70に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  72. 前記VLドメインが配列番号72を含む、請求項70に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  73. 前記重鎖が配列番号116を含む、請求項70に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  74. 前記軽鎖が配列番号121を含む、請求項70に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  75. 配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む、軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  76. 前記VHドメインが配列番号73を含む、請求項75に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  77. 前記VLドメインが配列番号74を含む、請求項75に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  78. 前記重鎖が配列番号126を含む、請求項75に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  79. 前記軽鎖が配列番号131を含む、請求項75に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  80. 配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  81. 前記VHドメインが配列番号75を含む、請求項80に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  82. 前記VLドメインが配列番号76を含む、請求項80に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  83. 前記重鎖が配列番号136を含む、請求項80に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  84. 前記軽鎖が配列番号141を含む、請求項80に記載の前記単離された抗体またはその抗原結合フラグメント。
  85. キットであって、以下:
    (i)抗体またはその抗原結合フラグメントであって、以下:
    配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号1のSCIDのCD3εシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号2のWASのWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号4のXLAのBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、及び配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号6のシスチン症のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号7または8のシスチン症のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;
    配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号9のシスチン症のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント;ならびに/あるいは
    配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、配列番号11または21のATP7Bペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメント、
    ならびに/あるいは
    (ii)配列番号3のWASのWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号5のXLAのBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号12のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号13のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号14のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号15のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号10のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号16のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号17のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号18のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号19のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    配列番号20のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;及び/または
    配列番号21のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体もしくはその抗原結合フラグメント;
    ならびに/あるいは
    (iii)参照シグネチャーペプチドであって、以下:
    配列番号1のSCIDのCD3εペプチド;
    配列番号2のWASのWASpペプチド;
    配列番号3のWASのWASpペプチド;
    配列番号4のXLAのBTKペプチド;
    配列番号5のXLAのBTKペプチド;
    配列番号6のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号7または8のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号12のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号13のシスチン症のCTNSペプチド;
    配列番号9のシスチン症のSHPKペプチド;
    配列番号14のシスチン症のSHPKペプチド;
    配列番号15のシスチン症のSHPKペプチド;
    配列番号10のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号11のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号16のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号17のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号18のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号19のWDのATP7Bペプチド;
    配列番号20のWDのATP7Bペプチド;及び/または
    配列番号21のWDのATP7Bペプチド、
    を含む前記参照シグネチャーペプチド、
    を備える前記キット。
  86. 濾紙カード、パンチツール、消化酵素、消化緩衝液、抗体またはその抗原結合フラグメントの固体支持体、及び溶出緩衝液のうちの1つ以上をさらに含む、請求項85に記載のキット。
  87. 前記参照シグネチャーペプチドが同位体標識されている、請求項85に記載のキット。
  88. 前記抗体またはその抗原結合フラグメントが磁気ビーズに付着している、請求項85に記載のキット。
  89. 対象における、重症複合免疫不全症(SCID)、ウィスコット・アルドリッチ症候群(WAS)、X連鎖無ガンマグロブリン血症(XLA)、シスチン症、及び/またはウィルソン病(WD)をスクリーニングする方法であって、以下
    前記対象に由来する乾燥血液スポット(DBS)サンプルの血液からタンパク質を酵素で消化して1つ以上のペプチドを生成することと;
    濃縮することであって、以下:
    SCIDのCD3εシグネチャーペプチドを、前記CD3εシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    WASの第1のWASpシグネチャーペプチドを、前記第1のWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    WASの第2のWASpシグネチャーペプチドを、前記第2のWASpシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    XLAの第1のBTKシグネチャーペプチドを、前記第1のBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第2のBTKシグネチャーペプチドを、前記第2のBTKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    シスチン症の第1のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第1のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    シスチン症の第2のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第2のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    シスチン症の第3のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第3のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    シスチン症の第4のCTNSシグネチャーペプチドを、前記第4のCTNSシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    シスチン症の第1のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第1のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    シスチン症の第2のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第2のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること;ならびに/あるいは
    シスチン症の第3のSHPKシグネチャーペプチドを、前記第3のSHPKシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第1のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第1のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第2のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第3のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第3のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体または抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第4のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第4のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第5のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第5のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること
    第6のATP7Bシグネチャーペプチドを、前記第6のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて濃縮すること;ならびに/あるいは
    第7のATP7Bシグネチャーペプチドを、抗体またはその抗原結合フラグメントを用いて;
    前記濃縮することと濃縮すること
    前記濃縮されたペプチドに対して液体クロマトグラフィー-多重反応モニタリング質量分析(LC-MRM-MS)を実行して、前記ペプチドの濃度を決定することと
    記CD3εシグネチャーペプチドの前記濃度が所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記CD3εシグネチャーペプチドが存在しない場合、SCID;
    前記第1及び/または第2のWASpシグネチャーペプチドの前記濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1及び/または第2のWASpシグネチャーペプチドが存在しない場合、WAS;
    前記第1及び/または第2のBTKシグネチャーペプチドの前記濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1及び/または第2のBTKシグネチャーペプチドが存在しない場合、XLA;
    前記第1のCTNS、前記第2のCTNS、前記第3のCTNS、前記第4のCTNS、前記第1のSHPK、前記第2のSHPK、及び/もしくは前記第3のSHPKシグネチャーペプチドの濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1のCTNS、前記第2のCTNS、前記第3のCTNS、前記第4のCTNS、前記第1のSHPK、前記第2のSHPK、及び/もしくは前記第3のSHPKシグネチャーペプチドが存在しない場合、シスチン症;ならびに/または
    前記第1のATP7B、前記第2のATP7B、前記第3のATP7B、前記第4のATP7B、前記第5のATP7B、前記第6のATP7B、及び/もしくは前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドの濃度が対応する所定の閾値濃度よりも低い場合、または前記第1のATP7B、前記第2のATP7B、前記第3のATP7B、前記第4のATP7B、前記第5のATP7B、前記第6のATP7B、及び/もしくは前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドが存在しない場合、WD
    を有すると決定することと、
    を含む、前記方法。
  90. 請求項89に記載の方法であって、ここで、
    SCIDの前記CD3εシグネチャーペプチドが、配列番号1に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WASの前記第1のWASpシグネチャーペプチドが、配列番号2に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WASの前記第2のWASpシグネチャーペプチドが、配列番号3に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    XLAの第1のBTKシグネチャーペプチドが、配列番号4に記載のアミノ酸配列によってコードされており;及び/または
    XLAの前記第2のBTKシグネチャーペプチドが、配列番号5に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドが、配列番号6に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第2のCTNSシグネチャーペプチドが、配列番号7または8に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第3のCTNSシグネチャーペプチドが、配列番号12に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第4のCTNSシグネチャーペプチドが、配列番号13に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第1のSHPKシグネチャーペプチドが、配列番号9に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第2のSHPKシグネチャーペプチドが、配列番号14に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    シスチン症の前記第3のSHPKシグネチャーペプチドが、配列番号15に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WDの前記第1のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号10に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WDの前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号11または21に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WDの前記第3のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号16に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WDの前記第4のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号17に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WDの前記第5のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号18に記載のアミノ酸配列によってコードされており;
    WDの前記第6のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号19に記載のアミノ酸配列によってコードされており;及び/または
    WDの前記第7のATP7Bシグネチャーペプチドが、配列番号20に記載のアミノ酸配列によってコードされている;
    前記方法。
  91. 請求項89に記載の方法であって、ここで、
    前記CD3εシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、及び配列番号24のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号25のCDR1、配列番号26のCDR2、及び配列番号27のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含み;
    前記第1のWASpシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号28のCDR1、配列番号29のCDR2、及び配列番号30のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号31のCDR1、配列番号32のCDR2、及び配列番号33のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメイン;ならびに/あるいは
    前記第1のBTKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントには、配列番号34のCDR1、配列番号35のCDR2、及び配列GDIのCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号36のCDR1、配列番号37のCDR2、及び配列番号38のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含み;
    シスチン症の前記第1のCTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号39のCDR1、配列番号40のCDR2、及び配列番号41のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号42のCDR1、配列番号43のCDR2、及び配列番号44のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含み;
    前記第2のCTNSシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号45のCDR1、配列番号46のCDR2、及び配列番号47のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号48のCDR1、配列番号49のCDR2、及び配列番号50のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含み、
    前記第1のSHPKシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号51のCDR1、配列番号52のCDR2、及び配列番号53のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号54のCDR1、配列番号55のCDR2、及び配列番号56のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含み、ならびに/あるいは
    前記第2のATP7Bシグネチャーペプチドに結合する前記抗体またはその抗原結合フラグメントは、配列番号57のCDR1、配列番号58のCDR2、及び配列番号59のCDR3を含む重鎖可変(VH)ドメイン、ならびに配列番号60のCDR1、配列番号61のCDR2、及び配列番号62のCDR3を含む軽鎖可変(VL)ドメインを含む、前記方法。
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