JPWO2020071400A1 - 情報提供方法、音響機器の制御方法及び情報処理装置 - Google Patents

情報提供方法、音響機器の制御方法及び情報処理装置 Download PDF

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Abstract

情報提供方法は、(i)存在情報が、空間内にユーザが存在していることを示し、(ii)現在の点灯情報が、照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)現在が過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)動作情報が、音響機器が音を出力していないことを示す場合、ユーザが、空間内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し(S103)、ネットワークを介して、第1情報処理装置(100)と接続された第2情報処理装置(200)から第1要求内容が記述された情報を取得し(S111)、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置(200)に、第1情報を用いて、ユーザ又は空間(20)を特定するための情報を含む第2情報を出力する(S114)。

Description

情報提供方法、音響機器の制御方法及び情報処理装置に関する。
近年、様々な場所に配置されたセンサから膨大なセンサデータを収集できるようになり、収集されたセンサデータの有効活用が求められている。例えば、住宅などの屋内空間に配置された様々なセンサからのセンサデータを用いれば、ユーザの状況に適したサービスを提供することが可能となる。
特開2018−32272号公報
しかしながら、従来技術では、センサデータをどのように利用すればよいかに関する情報が少なく、サービス提供のためにセンサデータを有効活用することが難しい。
本開示は、サービス提供のためにセンサデータを有効活用することができる情報提供方法等を提供する。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、空間内に、照明機器、音を出力する音響機器、及びセンサが配置されており、前記プロセッサは、動作時に、前記センサの第1センサ値に基づいて、前記空間内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、前記照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、前記照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、前記音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、(i)前記存在情報が、前記空間内にユーザが存在していることを示し、(ii)前記現在の点灯情報が、前記照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)前記現在が前記過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)前記動作情報が、前記音響機器が音を出力していないことを示す場合、前記ユーザが、前記空間内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記空間を特定するための情報を含む第2情報を出力する。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、空間内に、機器が配置されており、前記プロセッサは、前記機器が過去に操作された操作時間帯を示す過去の操作情報を取得し、前記機器が現在から所定時間内に操作されたか否かを示す現在の操作情報を取得し、(viii)前記現在の操作情報が、前記現在から所定時間内に前記機器が操作されたことを示し、(ix)前記現在が前記過去の操作情報に示される操作時間帯に含まれていない場合、ユーザが、前記空間内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記空間を特定するための情報を含む第2情報を出力する。
また、本開示の一態様に係る音響機器の制御方法は、プロセッサとメモリとを備える情報処理装置を用いた音響機器の制御方法であって、空間内に、照明機器、音を出力する音響機器、及びセンサが配置されており、前記プロセッサは、前記センサの第1センサ値に基づいて、前記空間内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、前記照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、前記照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、前記音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、(i)前記存在情報が、前記空間内にユーザが存在していることを示し、(ii)前記現在の点灯情報が、前記照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)前記現在が前記過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)前記動作情報が、前記音響機器が音を出力していないことを示す場合、前記音響機器に所定の音楽を出力させる。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、住宅外に、マイクロホンが配置されており、前記プロセッサは、前記マイクロホンにより取得された現在の住宅外の音の情報を取得し、(x)前記現在の住宅外の音の情報が、前記住宅外の通常の音と異なっていることを示す場合、前記住宅外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の一態様に係る情報提供方法は、サービス提供のためにセンサデータを有効活用することができる。
図1は、実施の形態1に係るサービス提供システムの全体像を示す。 図2は、実施の形態1に係るサービス提供システムの構成を示す。 図3は、実施の形態1に係る第1情報処理装置及び第2情報処理装置の機能構成を示す。 図4は、実施の形態1におけるセンサデータの一例を示す。 図5Aは、実施の形態1における過去の点灯情報の一例を示す。 図5Bは、実施の形態1における過去の点灯情報の一例を示す。 図6は、実施の形態1に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図7は、実施の形態1に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図8は、実施の形態1に係る第1情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図9は、実施の形態1に係る第1情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態1における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図11Aは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。 図11Bは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。 図11Cは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。 図11Dは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。 図12は、実施の形態1における第2条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、実施の形態2に係るサービス提供システムの構成を示す。 図14は、実施の形態2における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図15Aは、実施の形態2における音を出力する機器の稼働状態を管理するテーブルの一例を示す。 図15Bは、実施の形態2における天気情報の一例を示す。 図16は、実施の形態1及び2の変形例1に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図17は、実施の形態1及び2の変形例2に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図18は、実施の形態1及び2の変形例3における第2情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 図19Aは、実施の形態1及び2の変形例3におけるサービスと五感との関係の一例を示す。 図19Bは、実施の形態1及び2の変形例3における機器と五感との関係の一例を示す。 図20は、実施の形態1及び2の変形例4における第2情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 図21は、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービスの提供履歴の一例を示す。 図22Aは、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービス提供可能性情報の一例を示す。 図22Bは、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービス同時提供禁止情報の一例を示す。 図22Cは、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービス変更禁止情報の一例を示す。 図23は、実施の形態1及び2の変形例5における第2情報の出力処理の一例を示すフローチャートである。 図24Aは、実施の形態3におけるサービス提供システムの全体像を示す。 図24Bは、実施の形態3におけるデータセンタ運営会社の一例を示す。 図24Cは、実施の形態3におけるデータセンタ運営会社の一例を示す。 図25は、実施の形態3におけるサービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。 図26は、実施の形態3におけるサービスの類型2(IaaS利用型)を示す。 図27は、実施の形態3におけるサービスの類型3(PaaS利用型)を示す。 図28は、実施の形態3におけるサービスの類型4(SaaS利用型)を示す。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。
また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[サービス提供システム10の全体像]
まず、サービス提供システム10の全体像について図1を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1に係るサービス提供システム10の全体像を示す。
本実施の形態に係るサービス提供システム10では、複数の屋内空間におけるセンサデータがクラウドサーバ(Cloud server)に収集される。屋内空間は、例えば、住宅、オフィススペース、建物、及び乗り物内の空間である。センサデータは、屋内空間におけるユーザの日常的な(Usual)行動及び/又は非日常的な(Unusual)活動に基づくデータである。
複数のサービス提供者(Service providers)の各々は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して、クラウドサーバに収集されたセンサデータに基づく各種情報を取得することができる。APIとは、コンピュータから呼び出して利用することができるクラウドサーバの情報処理機能である。
各サービス提供者は、APIを介して取得した情報に基づいて、ユーザにサービスを提供する。サービスとしては、情報提供サービス、広告配信サービス、ホームネットワーク上の機器の自動制御サービス、又は、これらの任意の組み合わせがあげられる。なお、サービスは、これらに限定されず、例えば商品の配送(Delivery)サービスであってもよい。
[サービス提供システム10の構成]
次に、サービス提供システム10の構成について図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態1に係るサービス提供システム10の構成を示す。図2に示すように、本実施の形態に係るサービス提供システム10は、第1情報処理装置100と、第2情報処理装置200と、センサ群300と、機器群400と、を備える。
センサ群300は、空間20内に配置されており、少なくとも1つのセンサを含む。センサ群300は、ゲートウェイ500を介して、インターネット等の通信ネットワークに接続される。なお、ゲートウェイ500は、オプションであり、センサ群300は、ゲートウェイ500を介さずに通信ネットワークに接続されてもよい。
センサ群300は、ユーザの活動に関する情報、又は機器群400の操作に関する情報などを示すセンサ値を出力する。例えば、センサ群300は、照明機器が点灯しているか否かを示すセンサ値、音響機器が音を出力しているか否かを示すセンサ値、空間20内又は空間20内の予め定められた領域内にユーザが存在するか否かを示すセンサ値、又は、それらの任意の組み合わせを出力する。
センサ群300は、例えば人感センサ、開閉センサ、音センサ、又は、それらの任意の組み合わせを含むことができる。このようなセンサ群300のセンサは、例えばイメージセンサ、赤外線センサ、超音波センサ、可視光センサ、振動センサ、タッチセンサ、マイクロホン、又は、それらの任意の組み合わせで実現することができる。このようなセンサは、空間20を形成する壁、床もしくは天井、又は、空間20内に配置された電子機器もしくは家具などに設置することができる。また、センサは、機器群400の機器に内蔵されてもよく、例えばスマートフォン等のタッチスクリーンに内蔵されたタッチセンサであってもよい。なお、センサは、上記センサに限定されない。
機器群400は、空間20内に配置されており、少なくとも1つの電子機器を含む。機器群400は、ゲートウェイ500を介して、インターネット等の通信ネットワークに接続される。なお、ゲートウェイ500は、オプションであり、機器群400は、ゲートウェイ500を介さずに通信ネットワークに接続されてもよい。
機器群400は、例えばディスプレイパネル、照明機器、音響機器、冷蔵庫、掃除機、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。なお、機器群400の機器は、これに限定されない。
第1情報処理装置100は、空間20外に配置された、プロセッサ及びメモリを備える装置であり、例えば図1のクラウドサーバ(Cloud server)に相当する。なお、第1情報処理装置100は、空間20内に配置されたエッジサーバであってもよい。
なお、クラウドサーバとは、インターネットを介して提供されるサーバを意味する。また、エッジサーバとは、インターネットよりもユーザに近いエリアのネットワーク(例えばローカルエリアネットワーク(LAN))を介して提供されるサーバを意味する。
第2情報処理装置200は、プロセッサ及びメモリを備える装置であり、例えば図1のサービス提供者(Service provider)の装置である。第2情報処理装置200は、空間20内の機器群400を介してユーザにサービスを提供する。
ここで、図2に示すサービス提供システム10は、複数の屋内空間毎に存在する例を想定している。具体的には、複数の屋内空間毎に第1情報処理装置100が存在し、各第1情報処理装置100に複数の第2情報処理装置200接続されることで、屋内空間にサービスが提供される。このとき、複数の第1情報処理装置100と、複数の第2情報処理装置200とが独立に存在することで、複数の第1情報処理装置100からユーザ又は空間20の多様な情報を提供し、かつ複数の第2情報処理装置200を用いて多様なサービスが提供できるようにすることを目指している。一方、複数の第1情報処理装置100と複数の第2情報処理装置200との間において、新たな情報のやり取りが発生する。本実施形態では、この情報のやり取りを規定することで、センサデータを有効活用し、かつ適切なサービスを提供する仕組みを提供する。
[第1情報処理装置100の機能構成]
次に、第1情報処理装置100の機能構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施の形態1に係る第1情報処理装置100及び第2情報処理装置200の機能構成を示す。
図3に示すように、本実施の形態に係る第1情報処理装置100は、センサデータ取得部101と、第1メモリ103と、判定部104と、第2メモリ105と、第1情報生成部106と、第3メモリ107と、第2情報生成部108と、入出力部109と、を備える。第1情報処理装置100の各機能ブロックについて以下に説明する。
センサデータ取得部101は、センサ群300から、第1センサ値を含む第1センサデータを取得する。第1センサデータの一部又は全部は、第1メモリ103に格納される。第1センサデータは、例えば、空間20内の所定の領域に人がいるか否かを示すデータを含んでもよい。また例えば、第1センサデータは、音響機器の音出力状況を示すデータを含んでもよい。また、第1センサデータは、機器の操作状況を示すデータを含んでもよい。また、第1センサデータは、冷蔵庫のドアの開閉状況を示すデータを含んでもよい。
さらに、センサデータ取得部101は、第1情報生成部106によって第1情報が生成された後に、センサ群300から、第2センサ値を含む第2センサデータを取得する。本実施の形態では、第2センサ値は、人感センサのセンサ値であるが、これに限定されない。
第1メモリ103は、センサデータ取得部101によって取得された第1センサデータの一部又は全部を格納している。ここで、第1メモリ103に格納された第1センサデータの一例について、図4を参照しながら説明する。
図4は、実施の形態1において第1メモリ103に格納された第1センサデータの一例を示す。図4では、第1センサデータは、空間20内の予め定められた領域(リビングルーム、キッチン及び寝室)の各々について、照明機器が点灯していた時間を日毎に示す。
例えば、図4からは、リビングルームで2018年6月1日に7:00〜8:00及び18:00〜24:00に照明機器が点灯していたことがわかる。なお、図4の第1センサデータは、一例であり、これに限定されない。
判定部104は、第1センサデータに基づいて、空間20内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得する。さらに、判定部104は、照明機器が過去に点灯していた点灯時間帯を示す過去の点灯情報を取得する。さらに、判定部104は、照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得する。さらに、判定部104は、音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得する。判定部104は、第2センサデータに基づいてユーザの動き量を取得する。
なお、判定部104は、空間20内に配置された冷蔵庫のドアの開閉情報を取得してもよい。さらに、判定部104は、空間20内に配置された音声収集装置(マイクロホン)が収集した音声情報を取得してもよい。
ここで、過去の点灯情報について図5A及び図5Bを参照しながら具体的に説明する。図5A及び図5Bは、実施の形態1における過去の点灯情報の一例を示し、それぞれ、リビングルーム及びキッチンの過去の点灯情報を示す。ここでは、過去の点灯情報は、所定領域内の所定時間帯毎の点灯確率で表されている。
例えば、図5Aから、リビングルームにおいて0:00〜1:00に10%の確率で照明機器が点灯していたことがわかる。ここで、点灯確率は、所定期間における時間帯の総時間に対する点灯時間の比率を表す。例えば、10日間で0:00〜1:00の点灯時間が1時間であった場合、点灯確率は10%(=1時間/10時間×100)と算出される。所定期間としては、経験的又は実験的に予め定められた長さの最近の期間を用いることができる。なお、点灯確率の算出方法は、これに限定されない。
判定部104は、過去の点灯情報を参照することにより、照明機器が過去に点灯していた点灯時間帯を取得することができる。例えば、判定部104は、各時間帯について、点灯確率が閾値確率(例えば50%)以上であれば当該時間帯を点灯時間帯と判定し、点灯確率が閾値確率未満であれば当該時間帯を消灯時間帯と判定することができる。
なお、図5A及び図5Bにおける過去の点灯情報は、一例であり、これに限定されない。例えば、時間帯の長さは、1時間に限定されず、10分、15分、30分、又は、3時間であってもよい。すべての時間帯で長さが同一でなくてもよく、昼の時間帯と夜の時間帯とで長さが異なってもよい。また、過去の点灯情報は、空間20内の領域単位ではなく、空間20単位であってもよい。
続いて、判定部104は、第1条件が満たされているか否かを判定する。さらに、判定部104は、第2条件が満たされているか否かを判定する。
本実施の形態では、第1条件は以下の(i)〜(iv)で定義される。
(i)存在情報が空間20内にユーザが存在していることを示す。
(ii)現在の点灯情報が、照明機器が現在点灯していることを示す。
(iii)現在が過去の点灯情報に示される点灯時間帯に含まれていない。
(iv)動作情報が、音響機器が音を出力していないことを示す。
なお、第1条件は、上記(i)〜(iv)に限定されない。例えば、第1条件は、上記(i)〜(iv)に加えて、以下の(v)〜(vii)の少なくとも1つを含んでもよい。
(v)開閉情報が、現在から所定の時間以内に冷蔵庫のドアが開けられたこと、又は閉められたことを示す。
(vi)音声情報が、現在から所定の時間以内に、飲料が含まれる容器が開けられる音又は食品の包装が開けられる音を含む。
(vii)現在が所定の夜の時間帯に含まれる。
なお、本開示において現在という用語は、現在時刻を意味する。現在時刻は、厳密な現在時刻に限られず、実質的に現在時刻と同一とみなせる範囲を含む。例えば、現在時刻としては、システムにおいて定義された現在時刻(いわゆるシステム時刻)が用いられてもよい。
上記(v)及び(vi)における所定の時間としては、経験的又は実験的に予め定められた時間を用いることができる。例えば、所定の時間として、例えば10分、20分、30分、1時間等を用いることができるが、これに限定されない。また、上記(vii)における所定の夜の時間帯としては、夜の時間帯として予め定められた時間帯を用いることができる。例えば、所定の夜の時間帯として、18:00〜6:00を用いることができるが、これに限定されない。
なお、点灯情報の代わりに、操作情報が用いられてもよい。操作情報とは、空間20内に配置された所定の機器に対する操作の有無に関する情報である。したがって、現在の操作情報は、機器が現在から所定時間内に操作されたか否かを示す。また、過去の操作情報は、機器が過去に操作された操作時間帯を示す。点灯情報の代わりに操作情報が用いられれば、第1条件は、上記(i)〜(iv)の代わりに以下の(viii)及び(ix)を含んでもよい。
(viii)現在の操作情報が、現在から所定時間内に機器が操作されたことを示す。
(ix)現在が過去の操作情報に示される操作時間帯に含まれていない。
また、点灯情報及び操作情報の代わりに、活動情報が用いられてもよい。活動情報とは、空間20内でのユーザの活動の有無に関する情報である。
なお、第1条件として、上記(i)〜(ix)の任意の組み合わせを用いてもよい。
また、本実施の形態では、第2条件は以下の(x)で定義される。
(x)ユーザの動き量が所定量以下である。
なお、第2条件は、上記(x)に限定されない。
第2メモリ105は、第1情報を生成するための情報及び第3情報を生成するための情報を格納している。例えば、第2メモリ105は、異なる複数の条件に対して生成される情報の内容が対応付けられた対応テーブルを格納している。
第1情報生成部106は、第1条件が満たされる場合に第1情報を生成する。第1情報は、ユーザが空間20内に通常はいない時間にいることを示す。つまり、第1情報は、ユーザがその時刻には珍しく空間20内にいることを示す。
さらに、第1情報生成部106は、第2条件が満たされる場合に第3情報を生成する。第3情報は、ユーザが空間20内に通常はいない時間におり、かつ、動き量が低下していることを示す。つまり、第3情報は、ユーザがその時刻には珍しく空間20内にいるが、その活動量が低下していることを示す。
第3メモリ107は、第2情報を生成するための情報及び第4情報を生成するための情報を格納している。つまり、第3メモリ107は、第1情報生成部106によって生成された第1情報及び第3情報に対応するユーザ又は空間20を特定するための情報を格納している。
第2情報生成部108は、入出力部109を介して第2情報処理装置200から取得された情報に含まれる第1要求内容に第1情報の内容が含まれているか否かを判定する。ここで、第1要求内容に第1情報の内容が含まれている場合、第2情報生成部108は、第1情報を用いて第2情報を生成する。第2情報は、ユーザ又は空間20を特定するための情報(例えば、ユーザのID、住所、IPアドレス、機器の識別情報等)を含む。例えば、第2情報生成部108は、第3メモリ107から、第1情報生成部106によって生成された第1情報に対応するユーザ又は空間20を特定するための情報を読み出すことにより第2情報を生成する。ここで、第2情報は、ユーザ又は空間20にサービスを提供するために必要な情報であっても良い。第1要求に提供するサービスの内容が含まれている場合、サービスの内容に対応する第2情報が提供されてもよい。例えば、通信環境を利用してサービスを提供する場合の第2情報の一例は、IPアドレスである。または、機器を制御するサービスを提供する場合の第2情報の一例は、機器の識別情報である。通信環境を利用して、機器を制御するサービスを提供する場合の第2情報の一例は、IPアドレスおよび機器の識別情報の組み合わせであっても良い。
さらに、第2情報生成部108は、入出力部109を介して第2情報処理装置200から取得された情報に含まれる第2要求内容に第3情報の内容が含まれているか否かを判定する。ここで、第2要求内容に第3情報の内容が含まれている場合、第2情報生成部108は、第3情報を用いて第4情報を生成する。第4情報は、ユーザ又は空間20を特定するための情報を含む。例えば、第2情報生成部108は、第3メモリ107から、第1情報生成部106によって生成された第3情報に対応するユーザ又は空間20を特定するための情報を読み出すことにより第4情報を生成する。
入出力部109は、ネットワークを介して第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報(以下、第1要求情報という)及び第2要求内容が記述された情報(以下、第2要求情報という)を取得する。さらに、入出力部109は、第2情報生成部108によって生成された第2情報及び第4情報を第2情報処理装置200に出力する。
なお、上述した判定部104、第1情報生成部106及び第2情報生成部108は、例えばプロセッサ及びメモリによって実現される。メモリに格納されたインストラクション又はソフトウェアプログラムが実行されたときに、プロセッサは、判定部104、第1情報生成部106及び第2情報生成部108として機能する。また、判定部104、第1情報生成部106及び第2情報生成部108は、専用の電子回路によって実現されてもよい。
また、上述した第1メモリ103、第2メモリ105及び第3メモリ107は、例えば半導体メモリ及び/又はディスクドライブ等によって実現される。入出力部109は、例えばネットワークインタフェースコントローラ(NIC)等によって実現される。
[第2情報処理装置200の機能構成]
次に、第2情報処理装置200の機能構成について、図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係る第2情報処理装置200は、第4メモリ201と、要求生成部202と、入出力部203と、第5メモリ204と、サービス生成部205と、出力部206と、を備える。第2情報処理装置200の各機能ブロックについて以下に説明する。
第4メモリ201は、第1要求情報及び第2要求情報を生成するための情報を格納している。
要求生成部202は、第1要求情報及び第2要求情報を生成する。具体的には、要求生成部202は、第4メモリ201に格納された情報を参照して、第1要求内容が記述された第1要求情報及び第2要求内容が記述された第2要求情報を生成する。
第1要求内容及び第2要求内容は、所定のサービスが提供されるユーザ又は空間が満たすべき要件を示す。例えば、第1要求内容は、ユーザが空間20内に通常はいない時間にいることを要件として示す。また例えば、第2要求内容は、ユーザが空間20内に通常はいない時間におり、かつ動き量が低下していることを示す。なお、第1要求内容及び第2要求内容は、これに限定されない。
入出力部203は、要求生成部202によって生成された第1要求情報及び第2要求情報を第1情報処理装置100に出力する。さらに、入出力部203は、第1情報処理装置100から第2情報及び第4情報を取得する。
第5メモリ204は、サービス情報を生成するための情報を格納している。例えば、第5メモリ204は、異なる複数の要求内容に対してサービス内容が対応付けられた対応テーブルを格納している。
サービス生成部205は、第2情報を用いて、第1サービス情報を生成する。また、サービス生成部205は、第4情報を用いて、第2サービス情報を生成する。サービス情報とは、機器群400を介して空間20内のユーザにサービスを提供するための情報である。
第1サービス情報は、例えば、第2情報によって特定される空間20に配置された音響機器に所定の音楽を出力させる制御信号である。このとき、所定の音楽は、特に限定されないが、例えばサービス提供者又はユーザによって予め決定されてもよい。第2サービス情報は、例えば、音響機器が出力する所定の音楽の音量を低下させる制御信号である。
なお、第1サービス情報及び第2サービス情報は、音響機器のための制御信号に限定されない。例えば、第1サービス情報及び第2サービス情報は、ディスプレイパネルのための制御信号であってもよい。例えば、ユーザではない人が検出された場合に、第1サービス情報及び第2サービス情報は、空間20内に配置されたディスプレイパネルに空間20の警備又は盗難保険の広告情報を表示させる制御信号であってもよい。このとき、ユーザが、検出された人の物音に反応していれば、「昨日の物音、怖くなかったですか?」等の情報をディスプレイパネルに表示させてもよい。なお、サービス情報は、サービスコンテンツとも表現され得る。サービスコンテンツは、音楽または広告情報などのサービスの情報と、サービスを提供するための機器制御の情報を含む。
出力部206は、第2情報を参照して、サービス生成部205によって生成されたサービス情報を機器群400に出力する。これにより、例えば、機器群400に含まれる音響機器から所定の音楽が出力される。なお、第2情報処理装置200は、第2情報に対応する情報と、サービスを提供するために必要な情報とが対応付けられた関係を記録するメモリを保有し、第2情報を参照してサービスを提供するために必要な情報を取得して、ユーザ又は空間20にサービスを提供してもよい。
なお、上述した要求生成部202及びサービス生成部205は、例えばプロセッサ及びメモリによって実現される。メモリに格納されたインストラクション又はソフトウェアプログラムが実行されたときに、プロセッサは、要求生成部202及びサービス生成部205として機能する。また、要求生成部202及びサービス生成部205は、専用の電子回路によって実現されてもよい。
また、上述した第4メモリ201及び第5メモリ204は、例えば半導体メモリ及び/又はディスクドライブ等によって実現される。入出力部203及び出力部206は、例えばネットワークインタフェースコントローラ(NIC)等によって実現される。
[サービス提供システム10内のインタラクション]
次に、サービス提供システム10内のインタラクションについて図6及び図7を参照しながら説明する。図6及び図7は、実施の形態1に係るサービス提供システム10のシーケンス図である。
まず、図6に示すように、第1情報処理装置100は、センサ群300から、第1センサ値を含む第1センサデータを取得する(S101)。第1情報処理装置100は、第1センサデータに基づいて、第1条件が満たされるか否かを判定する(S102)。言い換えると、第1センサデータが取得されたことは、第1条件の判定のトリガーの情報であるとも表現され得る。第1条件が満たされていれば、第1情報処理装置100は、第1情報を生成する(S103)。第1条件の判定には、第1条件の判定のトリガーの情報になった第1センサデータが利用される。つまり、第1センサデータは、トリガーの情報として利用されることに加えて、サービス提供の条件に相当する第1条件の判定にも利用され得る。また、第1条件の判定には、過去に第1条件の判定のトリガーの情報になった第1センサデータが利用されることがある。
ここで、第1情報処理装置100が第2情報処理装置200から第1要求情報を取得すれば(S111)、第1情報処理装置100は、第1要求内容を満たすユーザ又は空間があるか否かを判定する(S112)。ここで、第1要求内容を満たすユーザ又は空間があると判定されれば、第1情報処理装置100は、第2情報を生成する(S113)。さらに、第1情報処理装置100は、生成された第2情報を第2情報処理装置200に出力する(S114)。
第2情報処理装置200は、第2情報に基づいて第1サービス情報を生成する(S121)。第1サービス情報とは、機器群400を介して空間20内のユーザに第1サービスを提供するための情報である。そして、第2情報処理装置200は、第1サービス情報を機器群400に出力する(S122)。
続いて、図7に示すように、第1情報処理装置100は、センサ群300から、第2センサ値を含む第2センサデータを取得する(S201)。第1情報処理装置100は、第2センサデータに基づいて、第2条件が満たされるか否かを判定する(S202)。第2条件が満たされていれば、第1情報処理装置100は、第3情報を生成する(S203)。
ここで、第1情報処理装置100が第2情報処理装置200から第2要求情報を取得すれば(S211)、第1情報処理装置100は、第2要求内容を満たすユーザ又は空間があるか否かを判定する(S212)。ここで、第2要求内容を満たすユーザ又は空間があると判定されれば、第1情報処理装置100は、第4情報を生成する(S213)。さらに、第1情報処理装置100は、生成された第4情報を第2情報処理装置200に出力する(S214)。
第2情報処理装置200は、第4情報に基づいて第2サービス情報を生成する(S221)。第2サービス情報とは、機器群400を介して空間20内のユーザに第2サービスを提供するための情報である。そして、第2情報処理装置200は、第2サービス情報を機器群400に出力する(S222)。
なお、図6及び図7に示すシーケンス図は、一例であり、これに限定されない。例えば、図7の処理は行われなくてもよい。また、図6及び図7において、処理の順序は変更されてもよい。
[第1情報処理装置100の処理]
ここで、第1情報処理装置100の処理の詳細(つまり、情報提供方法)について図8及び図9を参照しながら説明する。図8及び図9は、実施の形態1に係る第1情報処理装置100の処理を示すフローチャートである。
まず、図8に示すように、センサデータ取得部101は、空間20内に配置されたセンサ群300から、第1センサ値を含む第1センサデータを取得する(S101)。判定部104は、第1センサデータに基づいて、第1条件が満たされるか否かを判定する(S102)。この判定処理の詳細については図面を用いて後述する。
ここで、第1条件が満たされる場合(S102のYes)、第1情報生成部106は、第1情報を生成する(S103)。一方、第1条件が満たされない場合(S102のNo)、第1情報生成部106は、第1情報の生成処理をスキップする、つまり、第1情報生成部106は、第1情報を生成しない。
その後、入出力部109は、第2情報処理装置200から、第1要求内容が記述された第1要求情報を取得する(S111)。第2情報生成部108は、第1要求内容に合致するユーザ又は空間があるか否かを判定する(S112)。つまり、第2情報生成部108は、第1要求内容が第1情報の内容を含むか否かを判定する。
ここで、第1要求内容に合致するユーザ又は空間がある場合(S112のYes)、第2情報生成部108は、第1情報を用いて第2情報を生成する(S113)。そして、入出力部203は、生成された第2情報を第2情報処理装置200に出力する(S114)。一方、第1要求内容に合致するユーザ又は空間がない場合(S112のNo)、第2情報生成部108は、第2情報の生成処理及び出力処理をスキップする。つまり、第2情報生成部108は、第2情報を生成及び出力しない。
続いて、図9に示すように、センサデータ取得部101は、空間20内に配置されたセンサ群300から、第2センサ値を含む第2センサデータを取得する(S201)。判定部104は、第2センサデータに基づいて、第2条件が満たされるか否かを判定する(S202)。この判定処理の詳細については図面を用いて後述する。
ここで、第2条件が満たされる場合(S202のYes)、第1情報生成部106は、第3情報を生成する(S203)。一方、第2条件が満たされない場合(S202のNo)、第1情報生成部106は、第3情報の生成処理をスキップする、つまり、第1情報生成部106は、第3情報を生成しない。
その後、入出力部109は、第2情報処理装置200から、第2要求内容が記述された第2要求情報を取得する(S211)。第2情報生成部108は、第2要求内容に合致するユーザ又は空間があるか否かを判定する(S212)。つまり、第2情報生成部108は、第2要求内容が第3情報の内容を含むか否かを判定する。
ここで、第2要求内容に合致するユーザ又は空間がある場合(S212のYes)、第2情報生成部108は、第3情報を用いて第4情報を生成する(S213)。そして、入出力部203は、生成された第4情報を第2情報処理装置200に出力する(S214)。一方、第2要求内容に合致するユーザ又は空間がない場合(S212のNo)、第2情報生成部108は、第4情報の生成処理及び出力処理をスキップする。つまり、第2情報生成部108は、第4情報を生成及び出力しない。
[第1条件の判定処理]
ここで、図8の第1条件の判定処理(S102)の詳細について、図10を参照しながら説明する。図10は、実施の形態1における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。具体的には、図10は、上記(i)〜(iv)を含む第1条件の判定処理を示す。
まず、判定部104は、第1センサデータに基づいて、空間20内にユーザが存在しているか否かを判定する(S1021)。つまり、判定部104は、上記(i)が満たされているか否かを判定する。
ここで、空間20内にユーザが存在している場合(S1021のYes)、判定部104は、現在の点灯情報に基づいて、照明機器が現在点灯しているか否かを判定する(S1022)。つまり、判定部104は、上記(ii)が満たされているか否かを判定する。
ここで、照明機器が現在点灯している場合(S1022のYes)、判定部104は、過去の点灯情報に基づいて、現在が過去の点灯時間帯に含まれているか否かを判定する(S1023)。つまり、判定部104は、上記(iii)が満たされているか否かを判定する。
ここで、現在が過去の点灯時間帯に含まれていない場合(S1023のNo)、判定部104は、音響機器の動作情報に基づいて、音響機器が音を出力しているか否かを判定する(S1024)。つまり、判定部104は、上記(iv)が満たされているか否かを判定する。
ここで、音響機器が音を出力していない場合(S1024のNo)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1025)。一方、空間20内にユーザが存在していない場合(S1021のNo)、照明機器が現在点灯していない場合(S1022のNo)、現在が過去の点灯時間帯に含まれている場合(S1023のYes)、又は、音響機器が音を出力している場合(S1024のYes)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1026)。
なお、図10における第1条件の判定処理は、一例であり、これに限定されない。第1条件が異なれば判定処理も異なる。以下に、第1条件の判定処理の他の例について図11A〜図11Dを参照しながら説明する。
[第1条件の判定処理の他の例]
図11Aは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。具体的には、図11Aは、上記(i)〜(iv)に加えて上記(v)を含む第1条件の判定処理を示す。
図11Aでは、音響機器が音を出力していないと判定された場合(S1024のNo)、判定部104は、冷蔵庫のドアの開閉情報に基づいて、現在から所定の時間以内に冷蔵庫のドアの開閉があったか否かを判定する(S1027A)。つまり、判定部104は、上記(v)が満たされているか否かを判定する。ここで、冷蔵庫のドアの開閉があった場合(S1027AのYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1025)。一方、冷蔵庫のドアの開閉がなかった場合(S1027AのNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1026)。
図11Bは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。具体的には、図11Bは、上記(i)〜(iv)に加えて上記(vi)を含む第1条件の判定処理を示す。
図11Bでは、音響機器が音を出力していないと判定された場合(S1024のNo)、判定部104は、音声情報に基づいて、現在から所定の時間以内に、飲料が含まれる容器が開けられる音又は食品の包装が開けられる音があったか否かを判定する(S1027B)。つまり、判定部104は、上記(vi)が満たされているか否かを判定する。ここで、現在から所定の時間以内に、飲料が含まれる容器が開けられる音又は食品の包装が開けられる音があった場合(S1027BのYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1025)。一方、現在から所定の時間以内に、飲料が含まれる容器が開けられる音又は食品の包装が開けられる音がなかった場合(S1027BのNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1026)。
図11Cは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。具体的には、図11Cは、上記(i)〜(iv)に加えて上記(vii)を含む第1条件の判定処理を示す。
図11Cでは、音響機器が音を出力していないと判定された場合(S1024のNo)、判定部104は、現在が所定の夜の時間帯に含まれるか否かを判定する(S1027C)。つまり、判定部104は、上記(vii)が満たされているか否かを判定する。ここで、現在が所定の夜の時間帯に含まれる場合(S1027CのYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1025)。一方、現在から所定の時間以内に、現在が所定の夜の時間帯に含まれない場合(S1027CのNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1026)。
図11Dは、実施の形態1における第1条件の判定処理の他の一例を示すフローチャートである。具体的には、図11Dは、上記(viii)及び(ix)を含む第1条件の判定処理を示す。
まず、判定部104は、現在の操作情報に基づいて、現在から所定時間内に機器が操作されたか否かを判定する(S1022D)。つまり、判定部104は、上記(viii)が満たされているか否かを判定する。
ここで、現在から所定時間内に機器が操作された場合(S1022DのYes)、判定部104は、過去の操作情報に基づいて、現在が過去の操作時間帯に含まれているか否かを判定する(S1023D)。つまり、判定部104は、上記(ix)が満たされているか否かを判定する。
ここで、現在が過去の操作時間帯に含まれていない場合(S1023DのNo)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1025)。一方、現在から所定時間内に機器が操作されていない場合(S1022DのNo)、又は、現在が過去の操作時間帯に含まれている場合(S1023DのYes)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1026)。
なお、図10及び図11A〜図11Dにおける複数のステップの順序は、これに限定されない。例えば、ステップS1021〜ステップS1024は、逆順に行われてもよいし、同時に行われてもよい。
[第2条件の判定処理]
次に、図9の第2条件の判定処理(S202)の詳細について、図12を参照しながら説明する。図12は、実施の形態1における第2条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。具体的には、図12は、上記(x)を含む第2条件の判定処理を示す。
判定部104は、第2センサデータから得られたユーザの動き量が所定量以下であるか否かを判定する(S2021)。つまり、判定部104は、上記(x)が満たされているか否かを判定する。
ここで、動き量が所定量以下である場合(S2021のYes)、判定部104は、第2条件が満たされていると判定する(S2022)。一方、動き量が所定量以下でない場合(S2021のNo)、判定部104は、第2条件が満たされていないと判定する(S2023)。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100を用いた情報提供方法であって、空間20内に、照明機器、音を出力する音響機器、及びセンサが配置されており、プロセッサは、動作時に、センサの第1センサ値に基づいて、空間20内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、(i)存在情報が、空間20内にユーザが存在していることを示し、(ii)現在の点灯情報が、照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)現在が過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)動作情報が、音響機器が音を出力していないことを示す場合、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、第1情報を用いて、ユーザ又は空間20を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、センサデータを用いて、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいるという空間20内の状況を判定することができる。したがって、このような状況にあるユーザ又は空間20を特定するための情報をサービス提供者等に出力することができる。その結果、サービス提供者等は、ユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
また、本実施の形態に係る情報提供方法において、空間20内に、さらに、冷蔵庫が配置されており、プロセッサは、冷蔵庫のドアの開閉情報を取得し、上記(i)〜上記(iv)に加えて、(v)開閉情報が、現在から所定の時間以内に、冷蔵庫のドアが開けられたこと、又は閉められたことを示す場合に、第1情報を生成してもよい。
これによれば、センサデータを用いて、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいるという空間20内の状況を、より確実に判定することができ、よりユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。
また、本実施の形態に係る情報提供方法において、空間20内に、さらに、音声を収集する音声収集装置が配置されており、プロセッサは、さらに、音声収集装置が収集した音声情報を取得し、上記(i)〜上記(iv)に加えて、(vi)音声情報が、現在から所定の時間以内に、飲料が含まれる容器が開けられる音又は食品の包装が開けられる音を含む場合に、第1情報を生成してもよい。
これによれば、センサデータを用いて、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいるという空間20内の状況を、より確実に判定することができ、よりユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。
また、本実施の形態に係る情報提供方法において、プロセッサは、上記(i)〜上記(iv)に加えて、(vii)現在が所定の夜の時間帯に含まれる場合に、第1情報を生成してもよい。
これによれば、センサデータを用いて、ユーザが、空間20内に通常はいない夜の時間にいるという空間20内の状況を判定することができ、よりユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。
また、本実施の形態に係る情報提供方法において、センサは、人感センサであり、プロセッサは、第1情報を生成後に、人感センサから第2センサ値を取得し、第2センサ値に基づくユーザの動き量が所定量以下である場合には、ユーザが、空間20内に通常はいない時間におり、かつ動き量が低下していることを示す第3情報を生成し、ネットワークを介して、第2情報処理装置200から第2要求内容が記述された情報を取得し、第2要求内容に第3情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、第3情報を用いて、ユーザ又は空間20を特定するための情報を含む第4情報を出力する。
これによれば、センサデータを用いて、ユーザが、空間20内に通常はいない時間におり、かつ動き量が低下しているという空間20内の状況を、判定することができる。したがって、サービス提供者等は、第1サービスが提供された後の状況の変化に応じて、第2サービスを提供することができ、よりユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。
また、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100における情報提供方法であって、空間20内に、機器が配置されており、プロセッサは、機器が過去に操作された操作時間帯を示す過去の操作情報を取得し、機器が現在から所定時間内に操作されたか否かを示す現在の操作情報を取得し、(viii)現在の操作情報が、現在から所定時間内に機器が操作されたことを示し、(ix)現在が過去の操作情報に示される操作時間帯に含まれていない場合、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、第1情報を用いて、ユーザ又は空間20を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、上記とは異なるセンサデータを用いて、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいるという空間20内の状況を判定することができる。したがって、このような状況にあるユーザ又は空間20を特定するための情報をサービス提供者等に出力することができる。その結果、サービス提供者等は、ユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
また、本実施の形態に係る音響機器の制御方法は、プロセッサとメモリとを備える情報処理装置を用いた音響機器の制御方法であって、空間20内に、照明機器、音を出力する音響機器、及びセンサが配置されており、プロセッサは、センサの第1センサ値に基づいて、空間20内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、(i)存在情報が、空間20内にユーザが存在していることを示し、(ii)現在の点灯情報が、照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)現在が過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)動作情報が、音響機器が音を出力していないことを示す場合、音響機器に所定の音楽を出力させることができる。
これによれば、センサデータを用いて、ユーザが空間20内に通常はいない時間にいる場合に、音響機器に所定の音楽を出力させることができる。これにより、例えば珍しく深夜遅くまでユーザが起きている場合等に、音楽によってユーザにくつろぎを与えることができ、ユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することができる。
また、本実施の形態に係る音響機器の制御方法において、センサは、人感センサであり、プロセッサは、音響機器に所定の音楽を出力させた後に、人感センサから第2センサ値を取得し、第2センサ値に基づくユーザの動き量が所定量以下である場合、音響機器が出力する所定の音楽の音量を低下させてもよい。
これによれば、ユーザの動き量が低下しているときに、音楽の音量を低下させることができる。したがって、ユーザがまどろみ始めた場合等に、音楽がユーザのまどろみを妨げることを抑制することができ、よりユーザ又は空間20の状況に適したサービスを提供することができる。
また、本実施の形態に係る情報処理装置は、第1情報処理装置100であって、プロセッサと、メモリと、を備え、プロセッサは、動作時に、空間20内に配置されたセンサの第1センサ値に基づいて、空間20内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、空間20内に配置された照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、空間20内に配置された音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、(i)存在情報が、空間20内にユーザが存在していることを示し、(ii)現在の点灯情報が、照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)現在が過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)動作情報が、音響機器が音を出力していないことを示す場合、ユーザが、空間20内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、情報処理装置と接続された他の情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、第1情報を用いて、ユーザ又は空間20を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、上記情報提供方法と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態では、第1条件に住宅外の音が用いられ、かつ、第1情報が住宅外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す点が上記実施の形態1と主として異なる。以下に、上記実施の形態1と異なる点を中心に本実施の形態について説明する。
[サービス提供システム10Aの構成]
次に、サービス提供システム10Aの構成について図13を参照しながら説明する。図13は、実施の形態2に係るサービス提供システム10Aの構成を示す。図13に示すように、本実施の形態に係るサービス提供システム10Aは、第1情報処理装置100と、第2情報処理装置200と、センサ群300Aと、機器群400と、を備える。
センサ群300Aは、空間20の内部及び/又は外部に配置されており、少なくとも1つのセンサを含む。センサ群300Aは、ゲートウェイ500を介して、インターネット等の通信ネットワークに接続される。なお、ゲートウェイ500は、オプションであり、センサ群300Aは、ゲートウェイ500を介さずに通信ネットワークに接続されてもよい。
センサ群300Aは、ユーザの生体情報、空間20外の音の情報、機器群400の稼働情報などを示すセンサ値を出力する。センサ群300Aは、例えば生体センサ、イメージセンサ、赤外線センサ、超音波センサ、可視光センサ、振動センサ、タッチセンサ、マイクロホン、又は、それらの任意の組み合わせを含むことができる。このようなセンサ群300Aのセンサは、空間20を形成する壁、床もしくは天井、又は、空間20内もしくは外に配置された電子機器もしくは家具などに設置することができる。また、センサは、機器群400の機器に内蔵されてもよく、例えばスマートフォン等のタッチスクリーンに内蔵されたタッチセンサであってもよい。なお、センサは、上記センサに限定されない。
以上のように構成されたサービス提供システム10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理は、図6〜図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。なお、本実施の形態では、図7及び図9の処理は省略されてもよい。
[第1条件の判定処理]
ここで、本実施の形態における第1条件の判定処理(図8のS102)の詳細について、図14を参照しながら説明する。図14は、実施の形態2における第1条件の判定処理(S102)の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態では、第1条件は少なくとも以下の(x)を含む。
(x)空間20の外部における音情報が通常の音と異なっていることを示す。
なお、第1条件は、上記(x)に限定されない。例えば、第1条件は、上記(x)に加えて、以下の(xi)〜(xiii)の少なくとも1つを含んでもよい。
(xi)音を出力する機器が非稼働状態である。
(xii)生体情報が、ユーザが不安を感じていることを示す。
(xiii)天気情報が雨であることを示す。
上記(x)〜(xiii)が満たされれば、泥棒に侵入される可能性が低い雨の日に、住宅内では音楽等が鳴っておらず、住宅外の不審な音が強調されている状況で、ユーザが不安を感じていることが推定される。また、ユーザは、家の外が暗く、無闇に外に出るのも危険と感じており、家の中でじっとしているかもしれない。
図18は、実施の形態1及び2の変形例3における第2情報の生成処理(S113)の一例を示すフローチャートである。具体的には、図18は、上記(x)〜(xiii)を含む第1条件の判定処理を示す。
まず、判定部104は、第1センサデータに基づいて、現在の空間20外の音が通常の音と異なっているか否かを判定する(S1021E)。つまり、判定部104は、上記(x)が満たされているか否かを判定する。
具体的には、判定部104は、例えば、空間20外に設置されたマイクロホンで所定期間内に取得された音の大きさが通常の音の大きさの閾値として予め定められた閾値よりも大きいか否かを判定する。また例えば、判定部104は、マイクロホンで所定期間内に取得された音が、通常の音の周波数として予め定められた周波数とは異なる周波数の成分を有するか否かを判定してもよい。また例えば、判定部104は、マイクロホンで所定期間内に取得された音が、通常の音の周波数パターンとして予め定められた周波数パターンと異なる周波数パターンを有するか否かを判定してもよい。
ここで、現在の空間20外の音が通常の音と異なっていると判定された場合(S1021EのYes)、判定部104は、空間20において音を出力する機器が非稼働状態であるか否かを判定するS1022E)。つまり、判定部104は、上記(xi)が満たされているか否かを判定する。
例えば、判定部104は、音を出力する機器の稼働状況を示す機器稼働情報を参照して判定を行う。図15Aは、実施の形態2における音を出力する機器の稼働状態を示す機器稼働情報の一例を示す。図15Aのテーブルでは、テレビが稼働状態であり、他の音を出力する機器が非稼働状態であることが示されている。非稼働状態とは、音を出力する機器において音の出力機能がアクティブでない状態を意味する。
なお、図15Aでは、音を出力する機器として、テレビ、スピーカー、パソコン、洗濯機及び掃除機等が例示されているが、これに限定されない。また、音を出力する機器は、必ずしも空間20内に配置されていなくてもよい。例えば、空間20のドアが開いている場合には、音を出力する機器は、空間20に隣接する空間に配置されていてもよい。
ここで、音を出力する機器が非稼働状態であると判定された場合(S1022EのYes)、判定部104は、生体情報が、ユーザが不安を感じていることを示しているか否かを判定する(S1023E)。つまり、判定部104は、上記(xii)が満たされているか否かを判定する。
具体的には、判定部104は、例えば、生体センサから得られる現在のユーザの生体情報と、不安を感じていることを示す生体情報として予め定められた不安生体情報とを比較することにより判定を行う。生体情報としては、例えば、心拍数、脈拍数、呼吸数、血圧数、又は、これらの任意の組み合わせを用いることができる。生体センサは、ウェアラブル端末であってもよいし、ユーザに装着されなくてもよい。
なお、心拍数の取得には、公知の方法を用いることができ、例えば心電図法、画像解析又は光電脈波法等を用いることができる。また、脈拍数の取得にも、公知の方法を用いることができ、例えば心電図法、画像解析又は光電脈波法等を用いることができる。呼吸数の取得にも、公知の方法を用いることができ、例えば心電図法を用いることができる。また、血圧数の取得にも、公知の方法を用いることができ、例えばカフ式又は脈波伝搬時間を利用する非接触測定方法等を用いることができる。なお、上述した生体情報の取得方法は、例示であり、これに限定されない。
ここで、生体情報が、ユーザが不安を感じていることを示していると判定された場合(S1023EのYes)、判定部104は、本日の天気情報が雨を示しているか否かを判定する(S1024E)。つまり、判定部104は、上記(xiii)が満たされているか否かを判定する。具体的には、判定部104は、例えば、外部サーバから得られる時間帯毎の天気情報に基づいて、本日の天気が雨であるか否かを判定する。
本日の天気としては、本日の中で最も長い時間に対応する天気を採用することができる。例えば、24時間のうち、9時間が雨で残りの15時間が晴である場合、本日の天気として晴が採用される。
また、本日の天気として、所定時間区間のうち最も長い時間に対応する天気が採用されてもよい。所定時間区間は、ユーザによって予め設定された時間区間であってもよいし、ユーザが空間20から外出している時間区間であってもよい。
また、本日の天気として、本日のうち閾値時間以上に対応する予め定められた優先度が高い天気が採用されてもよい。例えば、優先度が高い天気が雨であり、閾値時間が3時間である場合、本日において3時間以上雨であれば、本日の天気として雨が採用されてもよい。閾値時間及び優先度が高い天気は、経験的又は実験的に予め定められればよいし、ユーザによって設定されてもよい。
このように採用された本日の天気情報を含む天気情報は、第1メモリ103に格納される。図15Bは、実施の形態2における天気情報の一例を示す。図15Bでは、天気情報は、本日を含む1週間の天気情報を含んでいる。
ここで、本日の天気情報が雨を示していると判定された場合(S1024EのYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1025)。その結果、図8のステップS103以降の処理が実行される。このとき、生成される第1情報は、空間20外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す。
一方、空間20内にユーザが存在していない場合(S1021EのNo)、照明機器が現在点灯していない場合(S1022EのNo)、現在が過去の点灯時間帯に含まれている場合(S1023EのYes)、又は、音響機器が音を出力している場合(S1024EのNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1026)。その結果、図8のステップS111以降の処理が実行される。
なお、図14における第1条件の判定処理は、一例であり、これに限定されない。第1条件が異なれば判定処理も異なる。例えば、第1条件が上記(xi)〜(xiii)を含まない場合、ステップS1022E〜ステップS1024Eをスキップすることができる。
[サービス情報]
このような第1条件の判定結果に基づいて、実施の形態1と同様に、第1情報の生成(S103)、第1要求の判定(S112)及び第2情報の生成(S113)等が行われる。そして、第2情報処理装置200は、第2情報に基づいて、機器群400を介して空間20内のユーザに第1サービスを提供するための第1サービス情報を生成し出力する(S121、S122)。
本実施の形態では、第2情報処理装置200は、第1サービス情報として、例えば、防犯グッズ(例えば宅外照明等)の購入を薦める画面をディスプレイパネルに表示させる制御信号を出力することができる。また、第1サービス情報は、所定の音楽を音響機器に出力させる制御信号であってもよい。所定の音楽としては、例えば、ユーザの心を落ち着かせるためのヒーリング音楽を用いることができるが、これに限定されない。また、第1サービス情報は、所定のテレビ番組の視聴を薦める画面をディスプレイパネルに表示させる制御信号であってもよい。所定のテレビ番組としては、例えばユーザに元気を出させるバラエティー番組を用いることができるが、これに限定されない。
また、本実施の形態では、第2サービス情報は、第1サービス情報に基づいて防犯グッズが購入された場合に、当該防犯グッズの使用方法を示す画面をディスプレイパネルに表示させる制御信号であってもよい。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100を用いた情報提供方法であって、住宅外に、マイクロホンが配置されており、プロセッサは、マイクロホンにより取得された現在の住宅外の音の情報を取得し、(x)現在の住宅外の音の情報が、住宅外の通常の音と異なっていることを示す場合、住宅外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、第1情報を用いて、ユーザ又は住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、マイクロホンにより取得された音情報に基づいて、ユーザが不安を感じていることを推定することができる。したがって、このような心理状態にあるユーザ又は空間20を特定するための情報をサービス提供者等に出力することができる。その結果、サービス提供者等は、ユーザの心理状態に適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
また例えば、本実施の形態に係る情報提供方法において、プロセッサは、さらに、住宅内において音を出力する機器の稼働状況を示す機器稼働情報を取得し、(x)に加えて、(xi)機器稼働情報において音を出力する機器が非稼働状態である場合に、第1情報を生成してもよい。
これによれば、ユーザが不安を感じているという心理状態を、より正確に推定することができ、よりユーザの心理状態に適したサービスを提供することが可能となる。
また例えば、本実施の形態に係る情報提供方法において、住宅内に、センサが配置されており、プロセッサは、さらに、センサにより取得された現在のユーザの生体情報を取得し、(x)に加えて、(xii)生体情報が、ユーザが不安に感じていることを示す場合に、第1情報を生成してもよい。
これによれば、ユーザが不安を感じているという心理状態を、より正確に推定することができ、よりユーザの心理状態に適したサービスを提供することが可能となる。
また例えば、本実施の形態に係る情報提供方法において、プロセッサは、さらに、住宅の位置における天気情報を取得し、(x)に加えて、(xiii)天気情報が雨を示す場合に、第1情報を生成してもよい。
これによれば、不審者(例えば泥棒)が住宅に侵入する可能性が低い雨のときに、第1情報を生成することができ、ユーザの心理状態に加えて、空間20の状況に適したサービスを提供することが可能となる。
また、本実施の形態に係る情報処理装置は、第1情報処理装置100であって、プロセッサと、メモリと、を備え、プロセッサは、動作時に、住宅外に配置されたマイクロホンにより取得された現在の住宅外の音の情報を取得し、(x)現在の住宅外の音の情報が、住宅外の通常の音と異なっていることを示す場合、住宅外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、第1情報を用いて、ユーザ又は住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
(実施の形態1及び2の変形例1)
次に、実施の形態1及び2の変形例1について説明する。本変形例では、第1情報処理装置100を介してサービスが提供される点が上記実施の形態1及び2と主として異なる。本変形例について、上記実施の形態1及び2と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10及び10Aの構成は、実施の形態1及び2と同様であるので、図示及び説明を省略する。
[サービス提供システム10内のインタラクション]
図16は、実施の形態1及び2の変形例1に係るサービス提供システム10のシーケンス図である。図16に示すように、本変形例に係る第2情報処理装置200は、第1サービス情報の生成(S121)の後に、第1サービス情報を第1情報処理装置100に出力する(S122A)。第1情報処理装置100は、第1情報処理装置100から取得された第1サービス情報を機器群400に転送する(S122B)。なお、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200に第1サービス情報を提供した実績情報を送信してもよい。実績情報の一例は、第1サービス情報の提供回数、ユーザまたは空間20に関する属性情報である。属性情報は、ユーザまたは空間20を特定できないこと情報である。属性情報の一例は、ユーザの地理的情報、人口動態情報である。なお、実績情報は、ユーザに予め送信を許可された情報に限定されてもよい。
[効果等]
以上のように、本変形例に係るサービス提供システム10によれば、第2情報処理装置200は、空間20内に配置された機器群400と直接通信する必要がないので、空間20に関する情報の第2情報処理装置200への開示を制限することができる。したがって、空間20内のユーザのプライバシー保護を図ることができる。
(実施の形態1及び2の変形例2)
次に、実施の形態1及び2の変形例2について説明する。本変形例では、第2情報処理装置200から第1情報処理装置100への第1要求情報の送信が、第1情報の生成(S103)の後ではなく前に行われる点が上記実施の形態1及び2と主として異なる。本変形例について、上記実施の形態1及び2と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10及び10Aの構成は、実施の形態1及び2と同様であるので、図示及び説明を省略する。
[サービス提供システム10内のインタラクション]
図17は、実施の形態1及び2の変形例2に係るサービス提供システム10のシーケンス図である。図17に示すように、本変形例に係る第1情報処理装置100は、第1センサデータの取得(S101)の前に、第1情報処理装置100は、第1要求情報を取得する(S111)。
なお、第1要求情報を取得(S111)は、第1要求の判定(S112)の前であればよく、第1センサデータの取得(S101)の前に限定されない。また、第1要求を予め送信しているため、第2情報処理装置200は、どのようなタイミングに第1条件を満たすと判定されているか(S102)について、情報を取得したい要望が生まれる可能性がある。第1センサデータを時系列に連続的に受信するごとに、第1条件の判定(S102)を実行している場合、第1条件を満たした第1センタデータが受信された直前のタイミングで、第1条件を満たさない第1センタデータの情報を取得することで、第1条件が満たすように状況が変化するタイミングの情報を取得できる可能性がある。例えば、第2情報は、第1条件を満たす直前であり、かつ第1条件を満たさない第1センタデータの情報を含んでもよい。また、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200に、第1条件を満たす直前であり、かつ第1条件を満たさない第1センタデータの情報の統計情報を分析した結果に応じて、第1条件の変更を提案してもよい。
[効果等]
以上のように、本変形例に係るサービス提供システム10によれば、第1要求情報の取得のタイミングに関わらず、第2情報を出力することができ、よりタイムリーな第2情報の提供を実現することができる。
(実施の形態1及び2の変形例3)
次に、実施の形態1及び2の変形例3について説明する。本変形例では、第2情報に、ユーザ又は空間を特定するための情報に加えて、サービスに関する機器の稼働情報が含まれる点が上記実施の形態1及び2と主として異なる。本変形例について、上記実施の形態1及び2と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10、10Aの構成は、実施の形態1及び2と同様であるので、図示及び説明を省略する。また、サービス提供システム10、10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理も、図6〜図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第2情報の生成処理]
本変形例における第2情報の生成処理(図8のS113)の詳細について、図18を参照しながら説明する。図18は、実施の形態1及び2の変形例3における第2情報の生成処理(S113)の一例を示すフローチャートである。なお、本変形例では、第1要求情報に、第2情報処理装置200が提供するサービスを特定するための情報が含まれている。
第1情報処理装置100は、第1情報が生成された空間20に配置された機器群400の中から第1要求情報によって特定されるサービスに関する機器を選択する(S1131)。例えば、第1情報処理装置100は、サービスがユーザの五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)に与える影響と、機器がユーザの五感に与える影響とに基づいて機器群400から機器を選択する。
図19Aは、サービスと五感との間の関係情報の一例を示す。図19Bは、機器と五感との間の関係情報の一例を示す。図19A及び図19Bにおいて、チェック記号は、影響を与えることを表し、ダッシュ記号は、影響を与えないことを表す。
図19Aを参照すれば、例えば、サービス1は、視覚及び聴覚に影響を与え、嗅覚及び触覚(背中、腰及び眼)に影響を与えないことがわかる。また、図19Bを参照すれば、例えば、テレビは、視覚及び聴覚に影響を与え、嗅覚及び触覚(背中、腰及び眼)に影響を与えないことがわかる。
ここで、例えば第1要求情報によってサービス1が特定された場合、第1情報処理装置100は、図19Bに示す複数の機器の中から、図19Aにおいてサービス1が影響を与える視覚又は聴覚に関連するテレビ及びスピーカーを選択する。
次に、第1情報処理装置100は、選択された機器の稼働情報を取得する(S1132)。稼働情報とは、機器が稼働しているか否かを示す情報である。稼働情報は、例えば、機器から直接取得されてもよいし、センサを介して取得されてもよい。
そして、第1情報処理装置100は、稼働情報を含む第2情報を生成する(S1133)。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、第2情報が機器の稼働情報を含むことができる。したがって、第2情報処理装置200は、例えば非稼働状態の機器を起動してサービスを提供することができ、稼働中の機器におけるサービスの競合を避けることができる。また、第2情報処理装置200は、例えば稼働状態の機器が多い場合に、サービス提供をスキップすることで、複数の機器によってユーザの感覚に混乱を与えることを避けることができる。
なお、本変形例では、第2情報に、選択された機器の稼働情報が含まれていたが、これに限定されない。例えば、第2情報に、すべての機器の稼働情報が含まれてもよい。また、稼働情報は、第2情報とは別に出力されてもよい。
また、第2情報は、予めユーザに提供が許可された機器の稼働情報のみを含んでもよい。また、ユーザに提供が拒否されている機器がある場合には、第2情報は、ユーザに提供が拒否されている機器であることを示す情報を含んでもよい。例えば、第2情報処理装置200は、ユーザに提供が拒否されている機器を用いたサービスを提供する場合には、ユーザにサービスの提供可否を問い合わせてもよい。
(実施の形態1及び2の変形例4)
次に、実施の形態1及び2の変形例4について説明する。本変形例では、ユーザ又は空間を特定するための情報に加えて、サービス提供の適性を示す適性情報が第2情報に含まれる点が上記実施の形態1及び2と主として異なる。本変形例について、上記実施の形態1及び2と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10、10Aの構成は、実施の形態1及び2と同様であるので、図示及び説明を省略する。また、サービス提供システム10、10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理も、図6〜図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第2情報の生成処理]
本変形例における第2情報の生成処理(図8のS113)の詳細について、図20を参照しながら説明する。図20は、実施の形態1及び2の変形例4における第2情報の生成処理(S113)の一例を示すフローチャートである。なお、本変形例では、第1要求情報に、第2情報処理装置200が提供するサービスを特定するための情報が含まれているものとする。
第1情報処理装置100は、空間20又はユーザに対するサービスの提供履歴を取得する(S1134)。サービスの提供履歴とは、空間20又はユーザに対して過去に提供されたサービスと、当該サービスが提供された日時とが対応付けられた情報である。
図21は、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービスの提供履歴の一例を示す。図21おいて、横軸は時間を表し、縦軸は日を表す。両矢印は、空間20又はユーザに対してサービスが提供された又は提供される時間を表す。例えば、2018年6月2日に18:00〜24:00の間にサービス1が2回提供されている。なお、サービスの提供履歴には、異なる複数の第2情報処理装置200(つまり、異なる複数のサービス提供者)によって提供された異なる複数のサービスが含まれ得る。
続いて、第1情報処理装置100は、取得されたサービスの提供履歴に基づいて、空間20又はユーザに対する、第1要求情報で特定されるサービスの提供の適性を評価する(S1135)。具体的には、第1情報処理装置100は、例えば、所定期間においてサービスが提供された回数に基づいて、第1要求情報で特定されるサービスの提供の適性を評価する。また例えば、第1情報処理装置100は、現在提供されている他のサービスに基づいて、第1要求情報で特定されるサービスの提供の適性を評価してもよい。
このようなサービス提供の適性の評価の具体例について、図22A〜図22Cを参照しながら説明する。図22Aは、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービス提供可能性情報の一例を示す。サービス提供可能性情報は、例えば第3メモリ107に予め格納されてもよいし、外部サーバ(図示せず)から取得されてもよい。
サービス提供可能性情報は、各サービスに対して、1日当たりの提供可能回数及び提供不可能な状況を示す。図22Aでは、例えば、サービス1及び3の各々には、1日当たりの提供回数に制限がなく、サービス2は、1日当たり1回しか提供できないことが示されている。
図21のサービスの提供履歴では、本日(2018年6月7日)に、サービス1とサービス2とが既に提供されている。したがって、図22Aのサービス提供可能性情報が参照されれば、サービス1及び3の提供の適性が高く評価され、サービス2の提供の適性が低く評価される。
また、図22Aでは、サービス1及び2は、それぞれ、ユーザ状況A及びBにおいてサービスの提供ができないことが示されている。ユーザ状況A及びBとしては、例えば、ユーザの行動が普段よりも遅れている状況等を用いることができる。この場合、緊急性の低いサービス(例えば音楽の再生又は占い情報の提示等)の提供を禁止することで、ユーザの状況に適したサービスの提供を実現することができる。また、ユーザ状況A及びBとしては、例えば、ユーザが普段よりも長くダイニング空間又はエントランス空間にいる状況が用いられてもよい。
図22Bは、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービス同時提供禁止情報の一例を示す。サービス同時提供禁止情報は、例えば第3メモリ107に予め格納されてもよいし、外部サーバ(図示せず)から取得されてもよい。
サービス同時提供禁止情報は、同時提供が禁止/許可されるサービスの組み合わせを示している。チェック記号は、禁止を表し、ダッシュ記号は、許可を表す。
図22Bでは、例えば、サービス1は、サービス2及び3の各々との同時提供が許可されることを示す。つまり、サービス1は、サービス2及び3の各々と一緒に提供できることを示す。また例えば、サービス2は、サービス3との同時提供が禁止されることを示す。つまり、サービス2は、サービス3と一緒に提供できないことを示す。
図22Cは、実施の形態1及び2の変形例4におけるサービス変更禁止情報の一例を示す。サービス変更禁止情報は、例えば第3メモリ107に予め格納されてもよいし、外部サーバ(図示せず)から取得されてもよい。
サービス変更禁止情報は、提供されているサービスに代えて新たに提供することが禁止/許可されるサービスを示している。チェック記号は、左列に記載されたサービスから上行に記載されたサービスへの変更の禁止を表し、ダッシュ記号は、左列に記載されたサービスから上行に記載されたサービスへの変更の許可を表す。
図22Cでは、例えば、現在、サービス1が提供されているときに、サービス1からサービス2への変更が禁止される。一方、現在、サービス2が提供されているときに、サービス2からサービス1への変更が許可される。また、現在、サービス2が提供されているときに、サービス2からサービス3への変更も禁止される。
図21のサービスの提供履歴では、現在時刻において、サービス2が提供されている。したがって、図22Bのサービス同時提供禁止情報及び図22Cのサービス変更禁止情報が参照されれば、サービス1の提供の適性が高く評価され、サービス3の提供の適性が低く評価される。
このような評価の結果は、2以上のレベルで表される。例えば、評価結果として、適性有り及び適性無しの2つのレベルを用いることができる。また例えば、評価結果として、0〜10又は0〜100までの点数を用いることもできる。
最後に、第1情報処理装置100は、評価結果を示す適性評価情報を含む第2情報を生成する(S1136)。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、第2情報が適正評価情報を含むことができる。したがって、第2情報処理装置200は、例えば適正評価が低い場合にサービス提供をスキップすることができ、不適切なタイミングでサービスが提供されることを抑制することができる。その結果、サービス提供システム10、10Aは、例えば、過剰なサービス提供を低減したり、サービス間の干渉を抑制したりすることができる。
なお、本変形例では、第2情報に、適正評価情報が含まれていたが、これに限定されない。例えば、適正評価情報に加えて又は適正評価情報の代わりに、サービスの提供履歴の情報が含まれてもよい。また、サービス適性情報は、第2情報とは別に出力されてもよい。
(実施の形態1及び2の変形例5)
次に、実施の形態1及び2の変形例5について説明する。本変形例では、複数の第2情報処理装置200から同一の要求内容を有する第1要求を事前に受けている場合に(上記変形例2を参照)、優先度に基づいて選択された第2情報処理装置200に第2情報が出力される点が、上記実施の形態1及び2と主として異なる。本変形例について、上記実施の形態1及び2と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10、10Aの構成は、実施の形態1及び2と同様であるので、図示及び説明を省略する。また、サービス提供システム10、10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理も、図6〜図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第2情報の出力処理]
本変形例における第2情報の出力処理(図8のS114)の詳細について、図23を参照しながら説明する。図23は、実施の形態1及び2の変形例5における第2情報の出力処理(S114)の一例を示すフローチャートである。
第1情報処理装置100は、複数の第2情報処理装置200の優先度を設定する(S1141)。つまり、第1情報処理装置100は、同一の要求内容を有する複数の第1要求に対応する複数の第2情報処理装置200に対して優先度を設定する。例えば、第1要求情報に優先度が含まれてもよく、この場合、第1要求情報に含まれる優先度に従って優先度が設定される。また、センサ群300及び機器群400から得られる空間20又はユーザの状況に応じて優先度が設定されてもよい。また、第2情報提供の入札に対するサービス提供者の入札価格に基づいて、複数の第2情報処理装置200の優先度が設定されてもよい。
続いて、第1情報処理装置100は、設定された優先度に基づいて、1以上の第2情報処理装置200を選択する(S1142)。例えば、第1情報処理装置100は、同一の要求内容を有する複数の第1要求に対応する複数の第2情報処理装置200の中から、最も高い優先度を有する第2情報処理装置200を選択する。なお、選択される第2情報処理装置200の数は1台に限定されない。
そして、第1情報処理装置100は、選択された第2情報処理装置200に第2情報を出力する(S1143)。その後、第1情報処理装置100は、選択された第2情報処理装置200により所定時間以内にサービスが提供されたか否かを判定する(S1144)。つまり、第2情報が出力されてから所定時間以内に第2情報処理装置200がサービスを提供したか否かが判定される。所定時間としては、経験的又は実験的に予め定められた時間を用いることができ、例えば、複数のサービスで共通の時間を用いることができる。また、所定時間としては、複数のサービスで個別の時間が用いられてもよい。
所定時間以内にサービスが提供された場合(S1144のYes)、処理を終了する。一方、所定時間以内にサービスが提供されていない場合(S1144のNo)、ステップS1141に進む。このとき、ステップS1141では、複数の第2情報処理装置200の優先度が更新され、サービスを提供しなかった第2情報処理装置200の優先度が下げられる。第1情報処理装置100は、更新された優先度に基づいて、1以上の第2情報処理装置200を選択する(S1142)。ここで、優先度が最上位に設定された場合のみ、ユーザまたは空間20にサービスを提供することができるようにしてもよい。例えば、更新前に優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200、更新後に優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200のそれぞれに、第2情報を送信していた場合には、所定時間以後に、更新前に優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200からもサービスを提供しようとした場合には、サービスが重複する可能性がある。そこで、優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200のみが、第2情報を利用できるように設定されてもよい。例えば、第2情報は、サービス実行時にのみ利用でき、かつ更新ごとに変更される暗号化されており、優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200に対応する暗号キーを提供することで実現することができる。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、第1情報処理装置100は、優先度に基づいて第2情報処理装置200を選択することができる。したがって、サービス提供システム10、10Aは、同一の要求内容を有する複数の第1要求に対応する複数の第2情報処理装置200の中から、サービスの提供に適した第2情報処理装置200を選択することができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。本実施の形態では、サービス提供システムのサービスの類型について説明する。
[提供するサービスの全体像]
図24Aには、実施の形態3におけるサービス提供システムの全体像が示されている。
グループ1000は、例えば企業、団体、家庭等であり、その規模を問わない。グループ1000には、複数の機器1010に含まれる機器A、機器B及びホームゲートウェイ1020が存在する。例えば、複数の機器1010は、上記実施の形態1における機器群400に含まれる機器である。また、ホームゲートウェイ1020は、上記実施の形態1におけるゲートウェイ500である。複数の機器1010には、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、PC、TV等)もあれば、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機等)も存在する。それ自身ではインターネットと接続不可能な機器であっても、ホームゲートウェイ1020を介してインターネットと接続可能となる機器が存在してもよい。またグループ1000には複数の機器1010を使用するユーザ990Aが存在する。
データセンタ運営会社1100には、クラウドサーバ1110が存在する。クラウドサーバ1110とはインターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。例えば、クラウドサーバ1110は、上記実施の形態1における第1情報処理装置100である。クラウドサーバ1110は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社1100は、データ管理やクラウドサーバ1110の管理、それらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社1100が行っている役務については詳細を後述する。ここで、データセンタ運営会社1100は、データ管理やクラウドサーバ1110の運営等のみを行っている会社に限らない。例えば複数の機器1010のうちの1つの機器を開発・製造している機器メーカが、併せてデータ管理やクラウドサーバ1110の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社1100に該当する(図24B)。また、データセンタ運営会社1100は1つの会社に限らない。例えば機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担してデータ管理やクラウドサーバ1110の運営を行っている場合は、両者もしくはいずれか一方がデータセンタ運営会社1100に該当するものとする(図24C)。
サービスプロバイダ1200は、サーバ1210を保有している。ここで言うサーバ1210とは、その規模は問わず例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダがサーバ1210を保有していない場合もある。例えば、サーバ1210は、上記実施の形態1における第2情報処理装置200である。
なお、上記サービスにおいてホームゲートウェイ1020は必須ではない。例えば、クラウドサーバ1110が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ1020は不要となる。また、家庭内のあらゆる機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。
次に、上記サービスにおける情報の流れを説明する。
まず、グループ1000の機器A又は機器Bは、各機器で得られた情報をデータセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110に送信する。クラウドサーバ1110は機器A又は機器Bの情報を集積する(図24Aの(a))。ここで集積される情報は、複数の機器1010の、例えば運転状況や動作日時、動作モード、位置等を示す情報である。例えば、テレビの視聴履歴やレコーダの録画予約情報、洗濯機の運転日時・洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時・開閉回数、冷蔵庫内の食品の量などであるが、これらのものに限らずあらゆる機器から取得が可能なすべての情報をいう。情報は、インターネットを介して複数の機器1010自体から直接クラウドサーバ1110に提供される場合もある。また複数の機器1010から一旦ホームゲートウェイ1020に情報が集積され、ホームゲートウェイ1020からクラウドサーバ1110に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110は、集積した情報を一定の単位でサービスプロバイダ1200に提供する。ここで、一定の単位は、データセンタ運営会社が集積した情報を整理してサービスプロバイダ1200に提供することのできる単位でもいいし、サービスプロバイダ1200が要求した単位でもいい。一定の単位と記載したが一定でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化する場合もある。情報は、必要に応じてサービスプロバイダ1200が保有するサーバ1210に保存される(図24Aの(b))。そして、サービスプロバイダ1200は、情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。提供するユーザは、複数の機器1010を使用するユーザ990Aでもよいし、外部のユーザ990Bでもよい。ユーザへのサービス提供方法は、例えば、サービスプロバイダから直接ユーザへ提供されてもよい(図24Aの(e)、(f))。また、ユーザへのサービス提供方法は、例えば、データセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110を再度経由して、ユーザに提供されてもよい(図24Aの(c)、(d))。また、データセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110が情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ1200に提供してもよい。
なお、ユーザ990Aとユーザ990Bとは、別でも同一でもよい。
上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現されうる。しかし、上記態様において説明された技術が実現される類型はこれに限られるものでない。
[サービスの類型1:自社データセンタ型]
図25は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。本類型は、サービスプロバイダ1200がグループ1000から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する類型である。本類型では、サービスプロバイダ1200が、データセンタ運営会社の機能を有している。即ち、サービスプロバイダが、ビッグデータの管理をするクラウドサーバ1110を保有している。したがって、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ1200は、データセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、OS902及びアプリケーション901を管理する。サービスプロバイダ1200は、サービスプロバイダ1200が管理するOS902及びアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
[サービスの類型2:IaaS利用型]
図26は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築及び稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1100がデータセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、OS902及びアプリケーション901を管理する。サービスプロバイダ1200は、サービスプロバイダ1200が管理するOS902及びアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
[サービスの類型3:PaaS利用型]
図27は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウエアを構築及び稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1100は、OS902を管理し、データセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、アプリケーション901を管理する。サービスプロバイダ1200は、データセンタ運営会社が管理するOS902及びサービスプロバイダ1200が管理するアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
[サービスの類型4:SaaS利用型]
図28は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウエア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンタ(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(クラウドサーバ)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1100は、アプリケーション901を管理し、OS902を管理し、データセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、データセンタ運営会社1100が管理するOS902及びアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
以上いずれの類型においても、サービスプロバイダ1200がサービス提供行為を行ったものとする。また例えば、サービスプロバイダもしくはデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーションもしくはビッグデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本開示の1つまたは複数の態様に係るサービス提供システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の1つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記各実施の形態では、センサデータを処理する第1情報処理装置100と、サービス情報を生成する第2情報処理装置200とが別々の装置であったが、第1情報処理装置100と第2情報処理装置200とは1つの情報処理装置で実現されてもよい。この場合、第1情報処理装置100と第2情報処理装置200と間のインタラクションが不要となるので、第1条件が満たされる場合に、第1情報の生成から第2情報の出力までの処理がスキップされてもよい。同様に、第2条件が満たされる場合に、第3情報の生成から第4情報の出力までの処理がスキップされてもよい。例えば、第1条件が満たされる場合に、音響機器に所定の音楽を出力させ、第2条件が満たされる場合に、音響機器が出力する所定の音楽の音量を低下させることができる。
本開示は、ユーザにサービスを提供するための情報を提供する情報処理装置として利用することができる。
10、10A サービス提供システム
20 空間
100 第1情報処理装置
101 センサデータ取得部
103 第1メモリ
104 判定部
105 第2メモリ
106 第1情報生成部
107 第3メモリ
108 第2情報生成部
109、203 入出力部
200 第2情報処理装置
201 第4メモリ
202 要求生成部
204 第5メモリ
205 サービス生成部
206 出力部
300、300A センサ群
400 機器群
500 ゲートウェイ

Claims (14)

  1. プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、
    空間内に、照明機器、音を出力する音響機器、及びセンサが配置されており、
    前記プロセッサは、動作時に、
    前記センサの第1センサ値に基づいて、前記空間内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、
    前記照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、
    前記照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、
    前記音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、
    (i)前記存在情報が、前記空間内にユーザが存在していることを示し、(ii)前記現在の点灯情報が、前記照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)前記現在が前記過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)前記動作情報が、前記音響機器が音を出力していないことを示す場合、前記ユーザが、前記空間内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記空間を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報提供方法。
  2. 前記空間内に、さらに、冷蔵庫が配置されており、
    前記プロセッサは、
    前記冷蔵庫のドアの開閉情報を取得し、
    前記(i)〜前記(iv)に加えて、(v)前記開閉情報が、前記現在から所定の時間以内に、前記冷蔵庫のドアが開けられたこと、又は閉められたことを示す場合に、前記第1情報を生成する、
    請求項1に記載の情報提供方法。
  3. 前記空間内に、さらに、音声を収集する音声収集装置が配置されており、
    前記プロセッサは、さらに、
    前記音声収集装置が収集した音声情報を取得し、
    前記(i)〜前記(iv)に加えて、(vi)前記音声情報が、前記現在から所定の時間以内に、飲料が含まれる容器が開けられる音又は食品の包装が開けられる音を含む場合に、前記第1情報を生成する、
    請求項1に記載の情報提供方法。
  4. 前記プロセッサは、
    前記(i)〜前記(iv)に加えて、(vii)前記現在が所定の夜の時間帯に含まれる場合に、前記第1情報を生成する、
    請求項1に記載の情報提供方法。
  5. 前記センサは、人感センサであり、
    前記プロセッサは、
    前記第1情報を生成後に、前記人感センサから第2センサ値を取得し、
    前記第2センサ値に基づく前記ユーザの動き量が所定量以下である場合には、前記ユーザが、前記空間内に通常はいない時間におり、かつ動き量が低下していることを示す第3情報を生成し、
    前記ネットワークを介して、前記第2情報処理装置から第2要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第2要求内容に前記第3情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第3情報を用いて、前記ユーザ又は前記空間を特定するための情報を含む第4情報を出力する、
    請求項1に記載の情報提供方法。
  6. プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、
    空間内に、機器が配置されており、
    前記プロセッサは、
    前記機器が過去に操作された操作時間帯を示す過去の操作情報を取得し、
    前記機器が現在から所定時間内に操作されたか否かを示す現在の操作情報を取得し、
    (viii)前記現在の操作情報が、前記現在から所定時間内に前記機器が操作されたことを示し、(ix)前記現在が前記過去の操作情報に示される操作時間帯に含まれていない場合、ユーザが、前記空間内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記空間を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報提供方法。
  7. プロセッサとメモリとを備える情報処理装置を用いた音響機器の制御方法であって、
    空間内に、照明機器、音を出力する音響機器、及びセンサが配置されており、
    前記プロセッサは、
    前記センサの第1センサ値に基づいて、前記空間内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、
    前記照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、
    前記照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、
    前記音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、
    (i)前記存在情報が、前記空間内にユーザが存在していることを示し、(ii)前記現在の点灯情報が、前記照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)前記現在が前記過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)前記動作情報が、前記音響機器が音を出力していないことを示す場合、前記音響機器に所定の音楽を出力させる、
    制御方法。
  8. 前記センサは、人感センサであり、
    前記プロセッサは、
    前記音響機器に前記所定の音楽を出力させた後に、前記人感センサから第2センサ値を取得し、
    前記第2センサ値に基づく前記ユーザの動き量が所定量以下である場合、前記音響機器が出力する前記所定の音楽の音量を低下させる、
    請求項7に記載の制御方法。
  9. 情報処理装置であって、
    プロセッサと、
    メモリと、を備え、
    前記プロセッサは、動作時に、
    空間内に配置されたセンサの第1センサ値に基づいて、前記空間内にユーザが存在するか否かを示す存在情報を取得し、
    前記空間内に配置された照明機器が過去に点灯していた時間帯を示す過去の点灯情報を取得し、
    前記照明機器が現在点灯しているか否かを示す現在の点灯情報を取得し、
    前記空間内に配置された音響機器が音を出力しているか否かを示す動作情報を取得し、
    (i)前記存在情報が、前記空間内にユーザが存在していることを示し、(ii)前記現在の点灯情報が、前記照明機器が現在点灯していることを示し、(iii)前記現在が前記過去の点灯情報に示される時間帯に含まれておらず、かつ(iv)前記動作情報が、前記音響機器が音を出力していないことを示す場合、前記ユーザが、前記空間内に通常はいない時間にいることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記情報処理装置と接続された他の情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記他の情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記空間を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報処理装置。
  10. プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、
    住宅外に、マイクロホンが配置されており、
    前記プロセッサは、
    前記マイクロホンにより取得された現在の住宅外の音の情報を取得し、
    (x)前記現在の住宅外の音の情報が、前記住宅外の通常の音と異なっていることを示す場合、前記住宅外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報提供方法。
  11. 前記プロセッサは、さらに、
    前記住宅内において音を出力する機器の稼働状況を示す機器稼働情報を取得し、
    前記(x)に加えて、(xi)前記機器稼働情報において前記音を出力する機器が非稼働状態である場合、前記第1情報を生成する、
    請求項10に記載の情報提供方法。
  12. 前記住宅内に、センサが配置されており、
    前記プロセッサは、さらに、
    前記センサにより取得された現在のユーザの生体情報を取得し、
    前記(x)に加えて、(xii)前記生体情報が、前記ユーザが不安に感じていることを示す場合に、前記第1情報を生成する、
    請求項10又は11に記載の情報提供方法。
  13. 前記プロセッサは、さらに、
    前記住宅の位置における天気情報を取得し、
    前記(x)に加えて、(xiii)前記天気情報が雨を示す場合に、前記第1情報を生成する、
    請求項10〜12のいずれか1項に記載の情報提供方法。
  14. 情報処理装置であって、
    プロセッサと、
    メモリと、を備え、
    前記プロセッサは、動作時に、
    住宅外に配置されたマイクロホンにより取得された現在の住宅外の音の情報を取得し、
    (x)前記現在の住宅外の音の情報が、前記住宅外の通常の音と異なっていることを示す場合、前記住宅外の音に対してユーザが不安に感じていることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記情報処理装置と接続された他の情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記他の情報処理装置に、前記第1情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報処理装置。
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