JP7441790B2 - 情報提供方法 - Google Patents

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Description

情報提供方法に関する。
近年、様々な場所に配置されたセンサから膨大なセンサデータを収集できるようになり、収集されたセンサデータの有効活用が求められている。例えば、住宅などの屋内空間に配置された様々なセンサからのセンサデータを用いれば、ユーザの状況に適したサービスを提供することが可能となる。
特開2018-32272号公報
しかしながら、従来技術では、センサデータをどのように利用すればよいかに関する情報が少なく、サービス提供のためにセンサデータを有効活用することが難しい。
本開示は、サービス提供のためにセンサデータを有効活用することができる情報提供方法等を提供する。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、住宅内に、情報機器とセンサとが配置されており、前記プロセッサは、前記メモリから、前記情報機器が過去に出力していた第1コンテンツ情報の種類を取得し、前記センサ又は前記情報機器により、前記情報機器が現在出力している第2コンテンツ情報の種類を取得し、(i)前記第1コンテンツ情報の種類と前記第2コンテンツ情報の種類とが同一である場合、ユーザが前記第1コンテンツ情報及び前記第2コンテンツ情報に対応する種類に興味があることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、生成された前記第1情報に対応する前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する。
本開示の一態様に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、住宅内に、情報機器とセンサとが配置されており、前記プロセッサは、前記メモリから、第1の過去期間に前記情報機器が出力していた第1コンテンツ情報の種類を取得し、前記メモリから、前記第1の過去期間よりも現在に近い第2の過去期間に前記情報機器が出力していた第2コンテンツ情報の種類を取得し、前記メモリから、過去にユーザが就寝した時刻を示す就寝時刻の情報を取得し、現在の前記情報機器の稼働情報を取得し、(ii)前記第2コンテンツ情報の種類が、前記第1コンテンツ情報の種類と異なっており、(iii)前記稼働情報が、前記情報機器が稼働していないことを示し、(iv)現在時刻から前記就寝時刻までの時間が所定時間以上である場合、前記ユーザが過去と異なる種類のコンテンツを昨日に視聴し、かつ、前記ユーザの就寝時刻まで所定時間以上あることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、生成された前記第1情報に対応する前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する。
なお、これらの包括的又は具体的な態様は、システム、装置、集積回路、コンピュータプログラム又はコンピュータ読み取り可能なCD-ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の一態様に係る情報提供方法は、サービス提供のためにセンサデータを有効活用することができる。
図1は、実施の形態1に係るサービス提供システムの全体像を示す。 図2は、実施の形態1に係るサービス提供システムの構成を示す。 図3は、実施の形態1に係る第1情報処理装置及び第2情報処理装置の機能構成を示す。 図4は、実施の形態1に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図5は、実施の形態1に係る第1情報処理装置の処理を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態1における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施の形態2における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態2におけるユーザの1日ごとの就寝時刻の一例を示す。 図9は、実施の形態3における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施の形態3における電子機器の稼働に関するセンシング情報の一例を示す。 図11は、実施の形態3における冷蔵庫のドアの開に関するセンシング情報の一例を示す。 図12は、実施の形態3における人の存在に関するセンシング情報の一例を示す。 図13は、実施の形態4における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。 図14は、変形例1に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図15は、変形例2に係るサービス提供システムのシーケンス図である。 図16は、変形例3における第2情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 図17Aは、変形例3におけるサービスと五感との関係の一例を示す。 図17Bは、変形例3における機器と五感との関係の一例を示す。 図18は、変形例4における第2情報の生成処理の一例を示すフローチャートである。 図19は、変形例4におけるサービスの提供履歴の一例を示す。 図20Aは、変形例4におけるサービス提供可能性情報の一例を示す。 図20Bは、変形例4におけるサービス同時提供禁止情報の一例を示す。 図20Cは、変形例4におけるサービス変更禁止情報の一例を示す。 図21は、変形例5における第2情報の出力処理の一例を示すフローチャートである。 図22Aは、サービス提供システムの全体像を示す。 図22Bは、データセンタ運営会社の一例を示す。 図22Cは、データセンタ運営会社の一例を示す。 図23は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。 図24は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。 図25は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。 図26は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、請求の範囲を限定する主旨ではない。
また、各図は、必ずしも厳密に図示したものではない。各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態1)
[サービス提供システム10の全体像]
まず、サービス提供システム10の全体像について図1を参照しながら説明する。図1は、実施の形態1に係るサービス提供システム10の全体像を示す。
本実施の形態に係るサービス提供システム10では、複数の屋内空間におけるセンサデータがクラウドサーバ(Cloud server)に収集される。屋内空間は、例えば、住宅、オフィススペース、建物、及び乗り物内の空間である。センサデータは、屋内空間におけるユーザの日常的な(Usual)行動及び/又は非日常的な(Unusual)活動に基づくデータである。
複数のサービス提供者(Service providers)の各々は、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)を介して、クラウドサーバに収集されたセンサデータに基づく各種情報を取得することができる。APIとは、コンピュータから呼び出して利用することができるクラウドサーバの情報処理機能である。
各サービス提供者は、APIを介して取得した情報に基づいて、ユーザにサービスを提供する。サービスとしては、情報提供サービス、広告配信サービス、ホームネットワーク上の機器の自動制御サービス、又は、これらの任意の組み合わせがあげられる。なお、サービスは、これらに限定されず、例えば商品の配送(Delivery)サービスであってもよい。
[サービス提供システム10の構成]
次に、サービス提供システム10の構成について図2を参照しながら説明する。図2は、実施の形態1に係るサービス提供システム10の構成を示す。図2に示すように、本実施の形態に係るサービス提供システム10は、第1情報処理装置100と、第2情報処理装置200と、センサ群300と、機器群400と、を備える。
センサ群300は、空間20内に配置されており、少なくとも1つのセンサを含む。センサ群300は、ゲートウェイ500を介して、インターネット等の通信ネットワークに接続される。なお、ゲートウェイ500は、オプションであり、センサ群300は、ゲートウェイ500を介さずに通信ネットワークに接続されてもよい。
センサ群300は、ユーザの動作に関する動作情報、又は機器群400の稼働/操作に関する情報などを示すセンサ値を出力する。例えば、センサ群300は、照明機器が点灯しているか否かを示すセンサ値、音響機器が音を出力しているか否かを示すセンサ値、空間20内又は空間20内の予め定められた領域内にユーザが存在するか否かを示すセンサ値、又は、それらの任意の組み合わせを出力することができる。
センサ群300は、例えば人感センサ、開閉センサ、音センサ、又は、それらの任意の組み合わせを含むことができる。このようなセンサ群300のセンサは、例えばイメージセンサ、赤外線センサ、超音波センサ、可視光センサ、振動センサ、タッチセンサ、マイクロホン、又は、それらの任意の組み合わせで実現することができる。このようなセンサは、空間20を形成する壁、床もしくは天井、又は、空間20内に配置された電子機器もしくは家具などに設置することができる。また、センサは、機器群400の機器に内蔵されてもよく、例えばスマートフォン等のタッチスクリーンに内蔵されたタッチセンサであってもよい。なお、センサは、上記センサに限定されない。
機器群400は、空間20内に配置されており、少なくとも1つの電子機器を含む。機器群400は、ゲートウェイ500を介して、インターネット等の通信ネットワークに接続される。なお、ゲートウェイ500は、オプションであり、機器群400は、ゲートウェイ500を介さずに通信ネットワークに接続されてもよい。
機器群400は、例えばディスプレイパネル、照明機器、音響機器、冷蔵庫、掃除機、又はそれらの任意の組み合わせを含むことができる。なお、機器群400の機器は、これに限定されない。
第1情報処理装置100は、空間20外に配置された、プロセッサ及びメモリを備える装置であり、例えば図1のクラウドサーバ(Cloud server)に相当する。なお、第1情報処理装置100は、空間20内に配置されたエッジサーバであってもよい。
なお、クラウドサーバとは、インターネットを介して提供されるサーバを意味する。また、エッジサーバとは、インターネットよりもユーザに近いエリアのネットワーク(例えばローカルエリアネットワーク(LAN))を介して提供されるサーバを意味する。
第2情報処理装置200は、プロセッサ及びメモリを備える装置であり、例えば図1のサービス提供者(Service provider)の装置である。第2情報処理装置200は、空間20内の機器群400を介してユーザにサービスを提供する。
ここで、図2に示すサービス提供システム10は、複数の屋内空間毎に存在する例を想定している。具体的には、複数の屋内空間毎に第1情報処理装置100が存在し、各第1情報処理装置100に複数の第2情報処理装置200接続されることで、屋内空間にサービスが提供される。このとき、複数の第1情報処理装置100と、複数の第2情報処理装置200とが独立に存在することで、複数の第1情報処理装置100からユーザ又は空間20の多様な情報を提供し、かつ複数の第2情報処理装置200を用いて多様なサービスが提供できるようにすることを目指している。一方、複数の第1情報処理装置100と複数の第2情報処理装置200との間において、新たな情報のやり取りが発生する。本実施形態では、この情報のやり取りを規定することで、センサデータを有効活用し、かつ適切なサービスを提供する仕組みを提供する。
[第1情報処理装置100の機能構成]
次に、第1情報処理装置100の機能構成について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施の形態1に係る第1情報処理装置100及び第2情報処理装置200の機能構成を示す。
図3に示すように、本実施の形態に係る第1情報処理装置100は、センサデータ取得部101と、第1メモリ103と、判定部104と、第2メモリ105と、第1情報生成部106と、第3メモリ107と、第2情報生成部108と、入出力部109と、を備える。第1情報処理装置100の各機能ブロックについて以下に説明する。
センサデータ取得部101は、センサ群300から、第1センサ値を含む第1センサデータを取得する。第1センサデータの一部又は全部は、第1メモリ103に格納される。第1センサデータは、例えば、空間20内の所定の領域に人がいるか否かを示すデータを含んでもよい。また例えば、第1センサデータは、音響機器の音出力状況を示すデータを含んでもよい。また、第1センサデータは、機器の操作状況を示すデータを含んでもよい。また、第1センサデータは、冷蔵庫のドアの開閉状況を示すデータを含んでもよい。
第1メモリ103は、センサデータ取得部101によって取得された第1センサデータの一部又は全部を格納している。
判定部104は、第1条件が満たされているか否かを判定する。第1条件の詳細については後述する。
第2メモリ105は、第1情報を生成するための情報を格納している。例えば、第2メモリ105は、異なる複数の条件に対して生成される情報の内容が対応付けられた対応テーブルを格納している。
第1情報生成部106は、第1条件が満たされる場合に第1情報を生成する。本実施の形態では、第1情報は、ユーザが特定のコンテンツ種類に興味があることを示すが、これに限定されない。
第3メモリ107は、第2情報を生成するための情報を格納している。つまり、第3メモリ107は、第1情報生成部106によって生成された第1情報に対応するユーザ又は空間20を特定するための情報を格納している。
第2情報生成部108は、入出力部109を介して第2情報処理装置200から取得された情報に含まれる第1要求内容に第1情報の内容が含まれているか否かを判定する。ここで、第1要求内容に第1情報の内容が含まれている場合、第2情報生成部108は、第1情報を用いて第2情報を生成する。第2情報は、ユーザ又は空間20を特定するための情報(例えば、ユーザのID、住所、IPアドレス、機器の識別情報等)を含む。例えば、第2情報生成部108は、第3メモリ107から、第1情報生成部106によって生成された第1情報に対応するユーザ又は空間20を特定するための情報を読み出すことにより第2情報を生成する。ここで、第2情報は、ユーザ又は空間20にサービスを提供するために必要な情報であっても良い。第1要求に提供するサービスの内容が含まれている場合、サービスの内容に対応する第2情報が提供されてもよい。例えば、通信環境を利用してサービスを提供する場合の第2情報の一例は、IPアドレスである。または、機器を制御するサービスを提供する場合の第2情報の一例は、機器の識別情報である。通信環境を利用して、機器を制御するサービスを提供する場合の第2情報の一例は、IPアドレスおよび機器の識別情報の組み合わせであってもよい。
入出力部109は、ネットワークを介して第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報(以下、第1要求情報という)を取得する。さらに、入出力部109は、第2情報生成部108によって生成された第2情報を第2情報処理装置200に出力する。
なお、上述した判定部104、第1情報生成部106及び第2情報生成部108は、例えばプロセッサ及びメモリによって実現される。メモリに格納されたインストラクション又はソフトウェアプログラムが実行されたときに、プロセッサは、判定部104、第1情報生成部106及び第2情報生成部108として機能する。また、判定部104、第1情報生成部106及び第2情報生成部108は、専用の電子回路によって実現されてもよい。
また、上述した第1メモリ103、第2メモリ105及び第3メモリ107は、例えば半導体メモリ及び/又はディスクドライブ等によって実現される。入出力部109は、例えばネットワークインタフェースコントローラ(NIC)等によって実現される。
[第2情報処理装置200の機能構成]
次に、第2情報処理装置200の機能構成について、図3を参照しながら説明する。
図3に示すように、本実施の形態に係る第2情報処理装置200は、第4メモリ201と、要求生成部202と、入出力部203と、第5メモリ204と、サービス生成部205と、出力部206と、を備える。第2情報処理装置200の各機能ブロックについて以下に説明する。
第4メモリ201は、第1要求情報を生成するための情報を格納している。
要求生成部202は、第1要求情報を生成する。具体的には、要求生成部202は、第4メモリ201に格納された情報を参照して、第1要求内容が記述された第1要求情報を生成する。
第1要求内容は、所定のサービスが提供されるユーザ又は空間が満たすべき要件を示す。本実施の形態では、第1要求内容は、ユーザが特定のコンテンツ種類に興味があることを要件として示すが、これに限定されない。
入出力部203は、要求生成部202によって生成された第1要求情報を第1情報処理装置100に出力する。さらに、入出力部203は、第1情報処理装置100から第2情報を取得する。
第5メモリ204は、サービス情報を生成するための情報を格納している。例えば、第5メモリ204は、異なる複数の要求内容に対してサービス内容が対応付けられた対応テーブルを格納している。
サービス生成部205は、第2情報を用いて、第1サービス情報を生成する。第1サービス情報とは、機器群400を介して空間20内のユーザにサービスを提供するための情報である。
本実施の形態では、第1サービス情報は、例えば、特定のコンテンツ種類に関する情報をディスプレイパネルに表示させる制御情報である。なお、第1サービス情報は、これに限定されない。
なお、サービス情報は、サービスコンテンツとも表現され得る。サービスコンテンツは、音楽または広告情報などのサービスの情報と、サービスを提供するための機器制御の情報を含む。
出力部206は、第2情報を参照して、サービス生成部205によって生成されたサービス情報を機器群400に出力する。なお、第2情報処理装置200は、第2情報に対応する情報と、サービスを提供するために必要な情報とが対応付けられた関係を記録するメモリを保有し、第2情報を参照してサービスを提供するために必要な情報を取得して、ユーザ又は空間20にサービスを提供してもよい。
なお、上述した要求生成部202及びサービス生成部205は、例えばプロセッサ及びメモリによって実現される。メモリに格納されたインストラクション又はソフトウェアプログラムが実行されたときに、プロセッサは、要求生成部202及びサービス生成部205として機能する。また、要求生成部202及びサービス生成部205は、専用の電子回路によって実現されてもよい。
また、上述した第4メモリ201及び第5メモリ204は、例えば半導体メモリ及び/又はディスクドライブ等によって実現される。入出力部203及び出力部206は、例えばネットワークインタフェースコントローラ(NIC)等によって実現される。
[サービス提供システム10内のインタラクション]
次に、サービス提供システム10内のインタラクションについて図4を参照しながら説明する。図4は、実施の形態1に係るサービス提供システム10のシーケンス図である。
図4に示すように、第1情報処理装置100は、センサ群300から、第1センサ値を含む第1センサデータを取得する(S101)。第1情報処理装置100は、第1センサデータに基づいて、第1条件が満たされるか否かを判定する(S102)。言い換えると、第1センサデータが取得されたことは、第1条件の判定のトリガーの情報であるとも表現され得る。第1条件が満たされていれば、第1情報処理装置100は、第1情報を生成する(S103)。第1条件の判定には、第1条件の判定のトリガーの情報になった第1センサデータが利用される。つまり、第1センサデータは、トリガーの情報として利用されることに加えて、サービス提供の条件に相当する第1条件の判定にも利用され得る。また、第1条件の判定には、過去に第1条件の判定のトリガーの情報になった第1センサデータが利用されることがある。
ここで、第1情報処理装置100が第2情報処理装置200から第1要求情報を取得すれば(S111)、第1情報処理装置100は、第1要求内容を満たすユーザ又は空間があるか否かを判定する(S112)。ここで、第1要求内容を満たすユーザ又は空間があると判定されれば、第1情報処理装置100は、第2情報を生成する(S113)。さらに、第1情報処理装置100は、生成された第2情報を第2情報処理装置200に出力する(S114)。
第2情報処理装置200は、第2情報に基づいて第1サービス情報を生成する(S121)。第1サービス情報とは、機器群400を介して空間20内のユーザに第1サービスを提供するための情報である。そして、第2情報処理装置200は、第1サービス情報を機器群400に出力する(S122)。
なお、図4に示すシーケンス図は、一例であり、これに限定されない。例えば、図4において、処理の順序は変更されてもよい。
[第1情報処理装置100の処理]
ここで、第1情報処理装置100の処理の詳細(つまり、情報提供方法)について図5を参照しながら説明する。図5は、実施の形態1に係る第1情報処理装置100の処理を示すフローチャートである。
図5に示すように、センサデータ取得部101は、空間20内に配置されたセンサ群300から、第1センサ値を含む第1センサデータを取得する(S101)。判定部104は、第1センサデータに基づいて、第1条件が満たされるか否かを判定する(S102)。この判定処理の詳細については図面を用いて後述する。
ここで、第1条件が満たされる場合(S102のYes)、第1情報生成部106は、第1情報を生成する(S103)。一方、第1条件が満たされない場合(S102のNo)、第1情報生成部106は、第1情報の生成処理をスキップする、つまり、第1情報生成部106は、第1情報を生成しない。
その後、入出力部109は、第2情報処理装置200から、第1要求内容が記述された第1要求情報を取得する(S111)。第2情報生成部108は、第1要求内容に合致するユーザ又は空間があるか否かを判定する(S112)。つまり、第2情報生成部108は、第1要求内容が第1情報の内容を含むか否かを判定する。
ここで、第1要求内容に合致するユーザ又は空間がある場合(S112のYes)、第2情報生成部108は、生成された第1情報を用いて第2情報を生成する(S113)。そして、入出力部203は、生成された第2情報を第2情報処理装置200に出力する(S114)。一方、第1要求内容に合致するユーザ又は空間がない場合(S112のNo)、第2情報生成部108は、第2情報の生成処理及び出力処理をスキップする。つまり、第2情報生成部108は、第2情報を生成及び出力しない。
[第1条件の判定処理]
本実施の形態では、第1条件は、少なくとも以下の(i)を含む。
(i)第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが同一である。
第1コンテンツ情報は、過去に情報機器が出力していた画像、映像、音声、文字列、又は、それらの任意の組み合わせを示す。また、第2コンテンツ情報は、現在に情報機器が出力している画像、映像、音声、文字列、又は、それらの任意の組み合わせを示す。第1及び第2コンテンツ情報を出力する情報機器としては、例えばテレビ受像機、ラジオ受信機、セットトップボックス、スマートフォン、又は、タブレットコンピュータ等を用いることができる。
コンテンツ情報の種類は、ジャンルとも呼ばれ、コンテンツ情報のカテゴリを表す。コンテンツ情報の種類としては、例えばニュース、スポーツ及び映画等を用いることができる。
上記(i)が満たされれば、ユーザが第1コンテンツ情報及び第2コンテンツ情報に対応する種類に興味がある状況が推定される。
ここで、このような第1条件の判定処理(図5のS102)の詳細について、図6を参照しながら説明する。図6は、実施の形態1における第1条件の判定処理の一例を示すフローチャートである。
まず、判定部104は、過去に情報機器が出力していた第1コンテンツ情報の種類と現在に情報機器が出力している第2コンテンツ情報の種類とが同一であるか否かを判定する(S1021)。すなわち、判定部104は、上記(i)が満たされているか否かを判定する。
第1コンテンツ情報の種類は、例えば第1メモリ103から取得される。この場合、第1メモリ103には、過去に情報機器が出力していたコンテンツ情報の種類が格納される。また、第2コンテンツ情報の種類は、例えば、センサ群300に含まれるセンサ又は機器群400に含まれる情報機器から取得される。
ここで、第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが同一である場合(S1021のYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1026)。一方、第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが同一でない場合(S1021のNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1027)。
なお、図6における第1条件の判定処理は、一例であり、これに限定されない。例えば、第1条件にユーザのプロファイル情報に関する条件が含まれる場合、ステップS1021の前又は後にプロファイル情報に関する判定が行われてもよい。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100を用いた情報提供方法であって、住宅内に、情報機器とセンサとが配置されており、プロセッサは、メモリから、情報機器が過去に出力していた第1コンテンツ情報を取得し、センサにより、情報機器が現在出力している第2コンテンツ情報を取得し、(i)第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが同一である場合、ユーザが第1コンテンツ情報及び第2コンテンツ情報に対応する種類に興味があることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、生成された第1情報を用いて、ユーザ又は住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、過去に出力されていたコンテンツ情報の種類及び現在に出力されているコンテンツ情報の種類に基づいて、ユーザが特定のコンテンツ種類に興味があることを判定することができる。このようなユーザ又は住宅を特定するための情報をサービス提供者等に出力することで、サービス提供者等は、ユーザに適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。本実施の形態では、第1情報が、過去と異なる種類のコンテンツを昨日にユーザが視聴し、かつ、ユーザの就寝時刻まで所定時間以上あることを示し、その第1情報を生成するために異なる第1条件が用いられる点が上記実施の形態1と主として異なる。以下に、上記実施の形態1と異なる点を中心に本実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態に係るサービス提供システム10の構成、サービス提供システム10内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理は、実施の形態1と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第1条件の判定処理]
本実施の形態では、第1条件は少なくとも以下の(ii)~(iv)を含む。
(ii)第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが異なる。
(iii)情報機器が稼働していない。
(iv)現在時刻から就寝時刻までの時間が所定時間以上ある。
本実施の形態では、第1コンテンツ情報は、第1の過去期間に情報機器が出力していた画像、映像、音声、文字列、又は、それらの任意の組み合わせを示す。また、第2コンテンツ情報は、第1の過去期間よりも現在に近い第2の過去期間に情報機器が出力していた画像、映像、音声、文字列、又は、それらの任意の組み合わせを示す。
コンテンツ情報の種類は、ジャンルとも呼ばれ、コンテンツ情報のカテゴリを表す。コンテンツ情報の種類としては、例えばニュース、スポーツ及び映画等を用いることができる。
第1の過去期間としては、例えば一昨日以前の過去の所定期間を用いることができ、第2の過去期間としては、例えば、昨日以前の過去の所定期間を用いることができる。一昨日以前の過去の所定期間の例は、一昨日の1日間、一昨日までの1週間、一昨日までの1か月間であってもよい。なお、昨日以前の過去の所定期間の例は、昨日の1日間、昨日までの1週間、昨日までの1か月間であってもよい。
なお、第2の過去の期間としては、第1の過去の期間の最も現在に近い時点より後から現在までの期間を用いることもできる。また、第1の過去の期間と第2の過去の期間とは、所定の割合を超えない限り、重複した期間であってもよい。所定の割合の例は、50%である。また、第1の過去期間の長さは、第2の過去期間の長さと同一であってもよいし、第2の過去期間の長さよりも大きくてもよい。
なお、第1条件は、上記(ii)~(iv)に加えて、以下を含んでもよい。
・ユーザのプロファイル情報に所定の性格を表す情報が含まれる。
プロファイル情報は、例えばユーザによって予め入力され、第1メモリ103に格納されている。所定の性格としては、特に限定されないが、世間一般で話題になったものに飛びつく性格(いわゆるミーハー)等を用いることができる。
少なくとも上記(ii)~(iv)が満たされれば、ユーザが過去と異なる種類のコンテンツを昨日に視聴し、かつ、ユーザの就寝時刻まで所定時間以上ある状況が推定される。
ここで、このような第1条件の判定処理(図5のS102)の詳細について、図7を参照しながら説明する。図7は、実施の形態2における第1条件の判定処理(S102)の一例を示すフローチャートである。
まず、判定部104は、第1の過去期間に情報機器が出力していた第1コンテンツ情報の種類と第2の過去期間に情報機器が出力していた第2コンテンツ情報の種類とが異なるか否かを判定する(S2021)。すなわち、判定部104は、上記(ii)が満たされているか否かを判定する。
第1及び第2コンテンツ情報の種類は、例えば第1メモリ103から取得される。この場合、第1メモリ103には、過去に情報機器が出力していたコンテンツ情報の種類が格納される。
第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが異なる場合(S2021のYes)、判定部104は、現在時刻から就寝時刻までの時間が所定時間以上であるか否かを判定する(S2022)。
ここでは、就寝時刻は、過去のユーザの統計的な就寝時刻である。この統計的な就寝時刻について、図8を参照しながら具体的に説明する。
図8は、実施の形態2におけるユーザの1日ごとの就寝時刻の一例を示す。図8には、2018年6月1日から2018年6月7日までの各日の就寝時刻が表されている。なお、就寝時刻は、厳密な就寝時刻でなくてもよく、所定単位(例えば10分、30分又は1時間等)で丸められた時刻であってもよい。
図8の各日の就寝時刻は、例えば、寝室に配置された人感センサ、ユーザに装着されたウェアラブル端末のセンサ及び寝室のドアの開閉センサ等のセンサデータに基づいて得ることができる。例えば、センサデータに基づいて、ユーザが寝室で所定時間(例えば30分)以上動いておらず、寝室の照明が消灯されていることが検出された場合に、ユーザが就寝したと判定することができる。
このような1日ごとの就寝時刻を用いて、過去の所定期間(例えば、最近の1週間、1か月もしくは3か月、又は、前年の同月等)における就寝時刻の統計値(例えば平均値又は中央値等)が統計的な就寝時刻として算出される。
就寝時刻の統計値のための所定期間は、特に限定される必要はなく、経験的又は実験的に予め定められた長さの期間が用いられればよい。このように算出された統計的な就寝時刻は、第1メモリ103に格納される。
なお、統計的な就寝時刻の算出では、就寝時刻の外れ値が母集団から除外されてもよい。外れ値は、既存の統計手法等により求めることができる。また、統計的な就寝時刻の算出では、平日又は休日の就寝時刻が母集団から除外されてもよい。
現在時刻は、厳密な現在時刻に限られず、実質的に現在時刻と同一とみなせる範囲を含む。例えば、現在時刻としては、システムにおいて定義された現在時刻(いわゆるシステム時刻)が用いられてもよい。
現在時刻から就寝時刻までの時間が所定時間以上である場合(S2022のYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1026)。その結果、図5のステップS103以降の処理が実行される。このとき、ステップS103で生成される第1情報は、過去と異なる種類のコンテンツを昨日にユーザが視聴し、かつ、ユーザの就寝時刻まで所定時間以上あることを示す。
一方、第1コンテンツ情報の種類と第2コンテンツ情報の種類とが同一である場合(S2021のNo)、又は、現在時刻から就寝時刻までの時間が所定時間未満である場合(S2022のNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1027)。その結果、図5のステップS103がスキップされ、ステップS111以降の処理が実行される。
[サービス情報]
このような第1条件の判定結果に基づいて、実施の形態1と同様に、第1情報の生成(S103)、第1要求の判定(S112)及び第2情報の生成(S113)等が行われる。そして、第2情報処理装置200は、第2情報に基づいて、機器群400を介して空間20内のユーザに第1サービスを提供するための第1サービス情報を生成し出力する(S121、S122)。
このとき、第2情報処理装置200は、第1サービスとして、例えば第2コンテンツ情報に関連する情報をディスプレイパネルに表示させることができる。例えば、第2コンテンツ情報がニュース番組である場合、第2情報処理装置200は、第2コンテンツ情報で報道された事件の続報等をディスプレイパネルに表示させることができる。このとき、「昨日の続報」という通知がなされてもよい。これにより、サービス提供者は、昨日に珍しくニュース番組を見ていたユーザに、当該ニュース番組で報道されていた事件の続報を、就寝までの時間を使って届けることができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100を用いた情報提供方法であって、住宅内に、情報機器とセンサとが配置されており、プロセッサは、メモリから、第1の過去期間に情報機器が出力していた第1コンテンツ情報を取得し、メモリから、第1の過去期間よりも現在に近い第2の過去期間に情報機器が出力していた第2コンテンツ情報を取得し、メモリから、過去にユーザが就寝した時刻を示す就寝時刻の情報を取得し、現在の情報機器の稼働情報を取得し、(ii)第2コンテンツ情報の種類が、第1コンテンツ情報の種類と異なっており、(iii)稼働情報が、情報機器が稼働していないことを示し、(iv)現在時刻から就寝時刻までの時間が所定時間以上である場合、ユーザが過去と異なる種類のコンテンツを昨日に視聴し、かつ、ユーザの就寝時刻まで所定時間以上あることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、生成された第1情報を用いて、ユーザ又は住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、過去に情報機器から出力されていたコンテンツ情報の種類の違い、及び、過去の就寝時間に基づいて、ユーザが第1の過去期間と異なる種類のコンテンツを第2の過去期間に視聴し、かつ、ユーザの就寝時刻まで所定時間以上ある状況を判定することができる。したがって、このような状況にあるユーザ又は住宅を特定するための情報をサービス提供者等に出力することができる。その結果、サービス提供者等は、ユーザ又は住宅の状況に適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。本実施の形態では、第1情報が、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了したことを示し、その第1情報を生成するために異なる第1条件が用いられる点が上記実施の形態1と主として異なる。以下に、上記実施の形態1と異なる点を中心に本実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態に係るサービス提供システム10の構成、サービス提供システム10内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理は、実施の形態1と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第1条件の判定処理]
本実施の形態では、第1条件は少なくとも以下の(v)及び(vi)を含む。
(v)ダイニング空間のセンシング情報に、ダイニング空間におけるユーザの存在及び電子機器の稼働の少なくとも1つを示すダイニング空間の稼働時間(以下、ダイニング稼働時間という)が含まれる。
(vi)ダイニング空間のセンシング情報に、ダイニング空間におけるユーザの非存在及び電子機器の非稼働を示すダイニング空間の非稼働時間(以下、ダイニング非稼働時間という)がダイニング稼働時間の後に閾値時間以上含まれる。
第1条件は、さらに、以下の(vii)及び(viii)を含んでもよい。
(vii)キッチン空間のセンシング情報に、キッチン空間におけるユーザの存在及び電子機器の稼働の少なくとも1つを示すキッチン空間の稼働時間(以下、キッチン稼働時間という)がダイニング稼働時間よりも前に含まれる。
(viii)キッチン空間のセンシング情報に、キッチン空間におけるユーザの非存在及び電子機器の非稼働を示すキッチン空間の非稼働時間(以下、キッチン非稼働時間という)がキッチン稼働時間の後に閾値時間以上含まれる。
キッチン空間のセンシング情報は、キッチン空間に配置されたセンサによって所定時間の間に取得されたセンサデータそのもの又は当該センサデータを処理して得られた情報である。
ダイニング空間のセンシング情報は、ダイニング空間に配置されたセンサによって所定時間の間に取得されたセンサデータそのもの又は当該センサデータを処理して得られた情報である。
なお、所定時間は、例えば予め定められた長さ(例えば2時間等)を有する過去から現在までの時間である。
少なくとも上記(v)及び(vi)が満たされれば、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了した状況が推定される。
ここで、このような第1条件の判定処理(図5のS102)の詳細について、図9を参照しながら説明する。図9は、実施の形態3における第1条件の判定処理(S102)の一例を示すフローチャートである。
まず、判定部104は、キッチン空間のセンシング情報にキッチン稼働時間が含まれるか否かを判定する(S3021)。つまり、判定部104は、上記(vii)が満たされているか否かを判定する。
キッチン空間のセンシング情報にキッチン稼働時間が含まれる場合(S3021のYes)、判定部104は、キッチン空間のセンシング情報に、キッチン非稼働時間がキッチン稼働時間の後に閾値時間以上含まれるか否かを判定する(S3022)。つまり、判定部104は、上記(viii)が満たされているか否かを判定する。
キッチン空間のセンシング情報にキッチン非稼働時間が含まれる場合(S3022のYes)、判定部104は、ダイニング空間のセンシング情報に、キッチン稼働時間よりも後にダイニング稼働時間が含まれるか否かを判定する(S3023)。つまり、判定部104は、上記(v)が満たされているか否かを判定する。
ダイニング空間のセンシング情報にダイニング稼働時間が含まれる場合(S3023のYes)、判定部104は、ダイニング空間のセンシング情報に、ダイニング非稼働時間がダイニング稼働時間の後に閾値時間以上含まれるか否かを判定する(S3024)。つまり、判定部104は、上記(vi)が満たされているか否かを判定する。
ダイニング空間のセンシング情報にダイニング非稼働時間が含まれる場合(S3024のYes)、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1026)。その結果、図5のステップS103以降の処理が実行される。このとき、ステップS103で生成される第1情報は、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了したことを示す。
一方、キッチン空間のセンシング情報にキッチン稼働時間が含まれない場合(S3021のNo)、キッチン空間のセンシング情報にキッチン非稼働時間が含まれない場合(S3022のNo)、ダイニング空間のセンシング情報にダイニング稼働時間が含まれない場合(S3023のNo)、又は、ダイニング空間のセンシング情報にダイニング非稼働時間が含まれない場合(S3024のNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1027)。その結果、図5のステップS103がスキップされ、ステップS111以降の処理が実行される。
ここで、キッチン空間及びダイニング空間のセンシング情報の具体例について、図10~図12を参照しながら具体的に説明する。
図10は、実施の形態3における電子機器の稼働に関するセンシング情報の一例を示す。図10において、横軸は時間を表し、縦軸は日を表す。両矢印は、電子機器が稼働している時間を表す。逆に、矢印が無い期間は、電子機器が稼働していない時間を表す。
電子機器は、機器群400に含まれ、キッチン空間及び/又はダイニング空間に配置されている。電子機器としては、照明機器又は調理機器(例えばIHヒーター、ガスコンロ、電子レンジ、炊飯器又はコーヒーメーカー等)等が例示される。
例えば、所定時間として過去から現在までの2時間が採用された場合、当該2時間の間に稼働時間(両矢印)が含まれるか否かが判定される。さらに、稼働時間が含まれる場合には、稼働時間の後に、所定時間(例えば10分)以上の非稼働時間(無矢印)が含まれるか否かが判定される。
所定時間は、調理又は食事の一時的な中断を非稼働時間から除外するための時間である。所定時間としては、経験的又は実験的に予め定められた時間が用いられてもよいし、ユーザによって予め入力された時間が用いられてもよい。
図11は、実施の形態3における冷蔵庫のドアの開に関するセンシング情報の一例を示す。図11には、ある1日において冷蔵庫のドアが開けられた時刻(以下、開時刻という)の一例を示す。
図11の冷蔵庫のドアの開時刻は、例えば、ドアの開閉センサ又は冷蔵庫の画像を撮影するイメージセンサ等によって得ることができる。このような開時刻を含む時間帯は、キッチン稼働時間として判定することができる。
図12は、実施の形態3における人の存在に関するセンシング情報の一例を示す。図12において、横軸は時間を表し、縦軸は日を表す。両矢印は、人感センサによって人が検知されていた時間(以下、検知時間という)を表す。逆に、矢印が無い期間は、人感センサによって人が検知されていなかった時間を表す。人感センサは、センサ群300に含まれ、キッチン空間及び/又はダイニング空間に配置されている。
このような検知時間を用いて、電子機器の稼働時間と同様に、キッチン空間及び/又はダイニング空間の稼働時間及び非稼働時間の判定を行うことができる。
[サービス情報]
このような第1条件の判定結果に基づいて、実施の形態1と同様に、第1情報の生成(S103)、第1要求の判定(S112)及び第2情報の生成(S113)等が行われる。そして、第2情報処理装置200は、第2情報に基づいて、機器群400を介して空間20内のユーザに第1サービスを提供するための第1サービス情報を生成し出力する(S121、S122)。
このとき、第2情報処理装置200は、第1サービスとして、例えば歯磨きに関する情報をディスプレイパネルに表示させることができる。また例えば、第2情報処理装置200は、就寝時刻までの残り時間が所定時間以上であれば、第1サービスとして、映画コンテンツの視聴をユーザに提案してもよい。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100を用いた情報提供方法であって、住宅のダイニング空間内に、第1電子機器と第1センサとが配置されており、プロセッサは、第1センサにより、ダイニング空間における所定時間のセンシング情報を取得し、(v)ダイニング空間のセンシング情報に、ダイニング空間におけるユーザの存在及び第1電子機器の稼働の少なくとも1つを示すダイニング空間の稼働時間が含まれ、(vi)ダイニング空間のセンシング情報に、ダイニング空間におけるユーザの非存在及び第1電子機器の非稼働を示すダイニング空間の非稼働時間がダイニング空間の稼働時間の後に閾値時間以上含まれる場合、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了したことを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、生成された第1情報を用いて、ユーザ又は住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、ダイニング空間に配置された第1センサによるセンシング情報を用いて、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了したことを示す状況を判定することができる。したがって、このような状況にあるユーザ又は住宅を特定するための情報をサービス提供者等に出力することができる。その結果、サービス提供者等は、ユーザ又は住宅の状況に適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
また例えば、本実施の形態に係る情報提供方法において、住宅のキッチン空間内に、第2電子機器と第2センサとが配置されており、プロセッサは、さらに、第2センサにより、キッチン空間における所定時間の第2センシング情報を取得し、第1情報の生成において、(v)及び(vi)に加えて、(vii)キッチン空間のセンシング情報に、キッチン空間におけるユーザの存在及び第2電子機器の稼働の少なくとも1つを示すキッチン空間の稼働時間がダイニング空間の稼働時間の前に含まれ、(viii)キッチン空間のセンシング情報に、キッチン空間におけるユーザの非存在及び電子機器の非稼働を示すキッチン空間の非稼働時間がキッチン空間の稼働時間の後に閾値時間以上含まれる場合、第1情報が生成されてもよい。
これによれば、キッチン空間で調理が終了した後にダイニング空間で食事が終了した状況を判定することができ、より正確に、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了したことを示す状況を判定することができる。
(実施の形態4)
次に、実施の形態4について説明する。本実施の形態では、第1情報が、ユーザがいつも出かける時刻が近づいていることを示し、その第1情報を生成するために異なる第1条件が用いられる点が上記実施の形態1と主として異なる。以下に、上記実施の形態1と異なる点を中心に本実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態に係るサービス提供システム10の構成、サービス提供システム10内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理は、実施の形態1と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第1条件の判定処理]
本実施の形態では、第1条件は少なくとも以下の(ix)及び(x)を含む。
(ix)現在の第1センシング情報に含まれる、第1空間におけるユーザの存在及び第1電子機器の稼働の少なくとも1つを示す第1時刻と、過去の第1センシング統計情報に含まれる、第1空間におけるユーザの存在及び第1電子機器の稼働の少なくとも1つを示す第2時刻との差分時間が閾値時間以下である。
(x)現在時刻が、過去の第2センシング統計情報に含まれる、第2空間におけるユーザの存在及び第2電子機器の稼働の少なくとも1つを示す第3時刻以前である。
第1空間は、住宅のダイニング空間及び/又は洗面空間を含む。第1空間には、センサ群300に含まれる第1センサと、機器群400に含まれる第1電子機器とが配置されている。第1センシング情報は、第1センサによって取得されたセンサデータそのもの、又は、そのセンサデータを処理して得られた情報である。第1センシング統計情報は、第1センシング情報を統計処理して得られた情報である。
第2空間は、住宅のエントランス空間を含む。第2空間には、センサ群300に含まれる第2センサと、機器群400に含まれる第2電子機器とが配置されている。第2センシング統計情報は、第2センシング情報を統計処理して得られた情報である。第2センシング情報は、第2センサによって取得されたセンサデータそのもの、又は、そのセンサデータを処理して得られた情報である。
上記(ix)及び(x)が満たされれば、ユーザがいつも出かける時刻が近づいている状況が推定される。
ここで、このような第1条件の判定処理(図5のS102)の詳細について、図13を参照しながら説明する。図13は、実施の形態4における第1条件の判定処理(S102)の一例を示すフローチャートである。
まず、判定部104は、第1時刻と第2時刻との差分時間が所定時間以下であるか否かを判定する(S4021)。具体的には、判定部104は、第1時刻と第2時刻との差分時間の絶対値が所定時間以下であるか否かを判定する。つまり、判定部104は、上記(ix)が満たされているか否かを判定する。
第1時刻は、現在の第1センシング情報に含まれる時刻(つまり現在時刻)であって、ユーザが第1空間に存在した時刻及び/又は第1空間内の第1電子機器が稼働した時刻を示す。現在の第1センシング情報は、第1空間に配置された第1センサから取得される。
第2時刻は、過去の第1センシング統計情報に含まれる時刻(つまり過去時刻)であって、ユーザが第1空間に存在した時刻及び/又は第1空間内の第1電子機器が稼働した時刻を示す。過去の第1センシング統計情報は、第1空間に配置された第1センサから過去に取得された第1センシング情報に統計処理を施すことにより得られ、第1メモリ103に格納されている。
所定時間は、ユーザの現在の行動が過去の行動と近い時刻に行われていることを判別するための時間である。所定時間としては、経験的又は実験的に予め定められた時間が用いられてもよいし、ユーザによって予め入力された時間が用いられてもよい。
ここで、第2時刻について、図10~図12を参照しながら具体的に説明する。
例えば、図10において、ダイニング空間の電子機器の複数の稼働時間のうちで1日の最も早い稼働時間の開始時刻又は終了時刻の所定期間(例えば、最近の1週間、1か月もしくは3か月、又は、前年の同月等)における統計値(例えば平均値又は中央値等)を第2時刻として算出することができる。算出された第2時刻は、過去の第1センシング統計情報として第1メモリ103に格納される。
また例えば、図11において、1日のうちの複数の開時刻のうち最も早い開時刻の所定期間(例えば、最近の1週間、1か月もしくは3か月、又は、前年の同月等)における統計値(例えば平均値又は中央値等)を第2時刻として算出することができる。算出された第2時刻は、過去の第1センシング統計情報として第1メモリ103に格納される。
また例えば、図12において、ダイニング空間の複数の検知時間のうちで1日の最も早い検知時間の開始時刻又は終了時刻の所定期間(例えば、最近の1週間、1か月もしくは3か月、又は、前年の同月等)における統計値(例えば平均値又は中央値等)を第2時刻として算出することができる。算出された第2時刻は、過去の第1センシング統計情報として第1メモリ103に格納される。
ここで、図13のフローチャートの説明に戻る。第1時刻と第2時刻との差分時間が所定時間以下である場合(S4021のYes)、判定部104は、現在時刻が第3時刻以前であるか否かを判定する(S4022)。
第3時刻は、過去の第2センシング統計情報に含まれる時刻(つまり過去時刻)であって、ユーザが第2空間に存在した時刻及び/又は第2空間内の第2電子機器が稼働した時刻を示す。過去の第2センシング統計情報は、第2空間に配置された第2センサから過去に取得された第2センシング情報に統計処理を施すことにより得られ、第1メモリ103に格納されている。
例えば、図11及び図13において、第3時刻は、エントランス空間のセンシング情報から第2時刻と同様に算出することができる。
現在時刻が第3時刻以前である場合(S4022のYes)、判定部104は、判定部104は、第1条件が満たされていると判定する(S1026)。その結果、図5のステップS103以降の処理が実行される。このとき、ステップS103で生成される第1情報は、ユーザがいつも出かける時刻が近づいていることを示す。
一方、第1時刻と第2時刻との差分時間が所定時間より大きい場合(S4021のNo)、又は、現在時刻が第3時刻よりも後である場合(S4022のNo)、判定部104は、第1条件が満たされていないと判定する(S1027)。その結果、図5のステップS103がスキップされ、ステップS111以降の処理が実行される。
[サービス情報]
このような第1条件の判定結果に基づいて、実施の形態1と同様に、第1情報の生成(S103)、第1要求の判定(S112)及び第2情報の生成(S113)等が行われる。そして、第2情報処理装置200は、第2情報に基づいて、機器群400を介して空間20内のユーザに第1サービスを提供するための第1サービス情報を生成し出力する(S121、S122)。
このとき、本実施の形態では、第2情報処理装置200は、第1サービスとして、例えば過去の機器群400の稼働履歴に基づいて、稼働する可能性が高い機器の近傍のディスプレイパネルに現在時刻情報をユーザが視認しやすい態様で表示させることができる。例えば、第2情報処理装置200は、現在時刻情報をより大きなサイズでディスプレイパネルに表示させることができる。
[効果等]
以上のように、本実施の形態に係る情報提供方法は、プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置100を用いた情報提供方法であって、住宅のダイニング空間及び洗面空間の少なくとも1つを含む第1空間内に、第1電子機器と、第1センサとが配置されており、住宅のエントランス空間を含む第2空間に、第2電子機器と、第2センサとが配置されており、プロセッサは、メモリから、第1空間における過去の第1センシング統計情報を取得し、第1センサにより、第1空間における現在の第1センシング情報を取得し、メモリから、第2空間における過去の第2センシング統計情報を取得し、(ix)現在の第1センシング情報に含まれる、第1空間におけるユーザの存在及び第1電子機器の稼働の少なくとも1つを示す第1時刻と、過去の第1センシング統計情報に含まれる、第1空間におけるユーザの存在及び第1電子機器の稼働の少なくとも1つを示す第2時刻との差分時間が閾値時間以下であり、(x)現在時刻が、過去の第2センシング統計情報に含まれる、第2空間におけるユーザの存在及び第2電子機器の稼働の少なくとも1つを示す第3時刻以前である場合、ユーザがいつも出かける時刻が近づいていることを示す第1情報を生成し、ネットワークを介して、第1情報処理装置100と接続された第2情報処理装置200から第1要求内容が記述された情報を取得し、第1要求内容に第1情報の内容が含まれる場合、第2情報処理装置200に、生成された第1情報を用いて、ユーザ又は住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力することができる。
これによれば、現在のセンシング情報及び過去のセンシング統計情報を用いて、ユーザがいつも出かける時刻が近づいている状況を判定することができる。したがって、このような状況にあるユーザ又は住宅を特定するための情報をサービス提供者等に出力することができる。その結果、サービス提供者等は、ユーザ又は住宅の状況に適したサービスを提供することが可能となる。すなわち、サービス提供のためのセンサデータの有効活用が実現される。
(変形例1)
次に、上記各実施の形態の変形例1について説明する。本変形例では、第1情報処理装置100を介してサービスが提供される点が上記各実施の形態と主として異なる。本変形例について、上記各実施の形態と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10の構成は、上記各実施の形態と同様であるので、図示及び説明を省略する。
[サービス提供システム10内のインタラクション]
図14は、変形例1に係るサービス提供システム10のシーケンス図である。図14に示すように、本変形例に係る第2情報処理装置200は、第1サービス情報の生成(S121)の後に、第1サービス情報を第1情報処理装置100に出力する(S122A)。第1情報処理装置100は、第1情報処理装置100から取得された第1サービス情報を機器群400に転送する(S122B)。なお、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200に第1サービス情報を提供した実績情報を送信してもよい。実績情報の一例は、第1サービス情報の提供回数、ユーザまたは空間20に関する属性情報である。属性情報は、ユーザまたは空間20を特定できないこと情報である。属性情報の一例は、ユーザの地理的情報、人口動態情報である。なお、実績情報は、ユーザに予め送信を許可された情報に限定されてもよい。
[効果等]
以上のように、本変形例に係るサービス提供システム10によれば、第2情報処理装置200は、空間20内に配置された機器群400と直接通信する必要がないので、空間20に関する情報の第2情報処理装置200への開示を制限することができる。したがって、空間20内のユーザのプライバシー保護を図ることができる。
(変形例2)
次に、上記各実施の形態の変形例2について説明する。本変形例では、第2情報処理装置200から第1情報処理装置100への第1要求情報の送信が、第1情報の生成(S103)の後ではなく前に行われる点が上記各実施の形態と主として異なる。本変形例について、上記各実施の形態と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10の構成は、上記各実施の形態と同様であるので、図示及び説明を省略する。
[サービス提供システム10内のインタラクション]
図15は、変形例2に係るサービス提供システム10のシーケンス図である。図15に示すように、本変形例に係る第1情報処理装置100は、第1センサデータの取得(S101)の前に、第1情報処理装置100は、第1要求情報を取得する(S111)。
なお、第1要求情報を取得(S111)は、第1要求の判定(S112)の前であればよく、第1センサデータの取得(S101)の前に限定されない。また、第1要求を予め送信しているため、第2情報処理装置200は、どのようなタイミングに第1条件を満たすと判定されているか(S102)について、情報を取得したい要望が生まれる可能性がある。第1センサデータを時系列に連続的に受信するごとに、第1条件の判定(S102)を実行している場合、第1条件を満たした第1センタデータが受信された直前のタイミングで、第1条件を満たさない第1センタデータの情報を取得することで、第1条件が満たすように状況が変化するタイミングの情報を取得できる可能性がある。例えば、第2情報は、第1条件を満たす直前であり、かつ第1条件を満たさない第1センタデータの情報を含んでもよい。また、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200に、第1条件を満たす直前であり、かつ第1条件を満たさない第1センタデータの情報の統計情報を分析した結果に応じて、第1条件の変更を提案してもよい。
[効果等]
以上のように、本変形例に係るサービス提供システム10によれば、第1要求情報の取得のタイミングに関わらず、第2情報を出力することができ、よりタイムリーな第2情報の提供を実現することができる。
(変形例3)
次に、上記各実施の形態の変形例3について説明する。本変形例では、第2情報に、ユーザ又は空間を特定するための情報に加えて、サービスに関する機器の稼働情報が含まれる点が上記各実施の形態と主として異なる。本変形例について、上記各実施の形態と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10の構成は、上記各実施の形態と同様であるので、図示及び説明を省略する。また、サービス提供システム10、10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理も、図6~図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第2情報の生成処理]
本変形例における第2情報の生成処理(図5のS113)の詳細について、図16を参照しながら説明する。図16は、変形例3における第2情報の生成処理(S113)の一例を示すフローチャートである。なお、本変形例では、第1要求情報に、第2情報処理装置200が提供するサービスを特定するための情報が含まれている。
第1情報処理装置100は、第1情報が生成された空間20に配置された機器群400の中から第1要求情報によって特定されるサービスに関する機器を選択する(S1131)。例えば、第1情報処理装置100は、サービスがユーザの五感(視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚)に与える影響と、機器がユーザの五感に与える影響とに基づいて機器群400から機器を選択する。
図17Aは、サービスと五感との間の関係情報の一例を示す。図17Bは、機器と五感との間の関係情報の一例を示す。図17A及び図17Bにおいて、チェック記号は、影響を与えることを表し、ダッシュ記号は、影響を与えないことを表す。
図17Aを参照すれば、例えば、サービス1は、視覚及び聴覚に影響を与え、嗅覚及び触覚(背中、腰及び眼)に影響を与えないことがわかる。また、図17Bを参照すれば、例えば、テレビは、視覚及び聴覚に影響を与え、嗅覚及び触覚(背中、腰及び眼)に影響を与えないことがわかる。
ここで、例えば第1要求情報によってサービス1が特定された場合、第1情報処理装置100は、図17Bに示す複数の機器の中から、図17Aにおいてサービス1が影響を与える視覚又は聴覚に関連するテレビ及びスピーカーを選択する。
次に、第1情報処理装置100は、選択された機器の稼働情報を取得する(S1132)。稼働情報とは、機器が稼働しているか否かを示す情報である。稼働情報は、例えば、機器から直接取得されてもよいし、センサを介して取得されてもよい。
そして、第1情報処理装置100は、稼働情報を含む第2情報を生成する(S1133)。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、第2情報が機器の稼働情報を含むことができる。したがって、第2情報処理装置200は、例えば非稼働状態の機器を起動してサービスを提供することができ、稼働中の機器におけるサービスの競合を避けることができる。また、第2情報処理装置200は、例えば稼働状態の機器が多い場合に、サービス提供をスキップすることで、複数の機器によってユーザの感覚に混乱を与えることを避けることができる。
なお、本変形例では、第2情報に、選択された機器の稼働情報が含まれていたが、これに限定されない。例えば、第2情報に、すべての機器の稼働情報が含まれてもよい。また、稼働情報は、第2情報とは別に出力されてもよい。
また、第2情報は、予めユーザに提供が許可された機器の稼働情報のみを含んでもよい。また、ユーザに提供が拒否されている機器がある場合には、第2情報は、ユーザに提供が拒否されている機器であることを示す情報を含んでもよい。例えば、第2情報処理装置200は、ユーザに提供が拒否されている機器を用いたサービスを提供する場合には、ユーザにサービスの提供可否を問い合わせてもよい。
(変形例4)
次に、上記各実施の形態の変形例4について説明する。本変形例では、ユーザ又は空間を特定するための情報に加えて、サービス提供の適性を示す適性情報が第2情報に含まれる点が上記各実施の形態と主として異なる。本変形例について、上記各実施の形態と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10の構成は、上記各実施の形態と同様であるので、図示及び説明を省略する。また、サービス提供システム10、10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理も、図6~図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第2情報の生成処理]
本変形例における第2情報の生成処理(図5のS113)の詳細について、図18を参照しながら説明する。図18は、変形例4における第2情報の生成処理(S113)の一例を示すフローチャートである。なお、本変形例では、第1要求情報に、第2情報処理装置200が提供するサービスを特定するための情報が含まれているものとする。
第1情報処理装置100は、空間20又はユーザに対するサービスの提供履歴を取得する(S1134)。サービスの提供履歴とは、空間20又はユーザに対して過去に提供されたサービスと、当該サービスが提供された日時とが対応付けられた情報である。
図19は、変形例4におけるサービスの提供履歴の一例を示す。図19おいて、横軸は時間を表し、縦軸は日を表す。両矢印は、空間20又はユーザに対してサービスが提供された又は提供される時間を表す。例えば、2018年6月2日に18:00~24:00の間にサービス1が2回提供されている。なお、サービスの提供履歴には、異なる複数の第2情報処理装置200(つまり、異なる複数のサービス提供者)によって提供された異なる複数のサービスが含まれ得る。
続いて、第1情報処理装置100は、取得されたサービスの提供履歴に基づいて、空間20又はユーザに対する、第1要求情報で特定されるサービスの提供の適性を評価する(S1135)。具体的には、第1情報処理装置100は、例えば、所定期間においてサービスが提供された回数に基づいて、第1要求情報で特定されるサービスの提供の適性を評価する。また例えば、第1情報処理装置100は、現在提供されている他のサービスに基づいて、第1要求情報で特定されるサービスの提供の適性を評価してもよい。
このようなサービス提供の適性の評価の具体例について、図20A~図20Cを参照しながら説明する。図20Aは、変形例4におけるサービス提供可能性情報の一例を示す。サービス提供可能性情報は、例えば第3メモリ107に予め格納されてもよいし、外部サーバ(図示せず)から取得されてもよい。
サービス提供可能性情報は、各サービスに対して、1日当たりの提供可能回数及び提供不可能な状況を示す。図20Aでは、例えば、サービス1及び3の各々には、1日当たりの提供回数に制限がなく、サービス2は、1日当たり1回しか提供できないことが示されている。
図19のサービスの提供履歴では、本日(2018年6月7日)に、サービス1とサービス2とが既に提供されている。したがって、図20Aのサービス提供可能性情報が参照されれば、サービス1及び3の提供の適性が高く評価され、サービス2の提供の適性が低く評価される。
また、図20Aでは、サービス1及び2は、それぞれ、ユーザ状況A及びBにおいてサービスの提供ができないことが示されている。ユーザ状況A及びBとしては、例えば、ユーザの行動が普段よりも遅れている状況等を用いることができる。この場合、緊急性の低いサービス(例えば音楽の再生又は占い情報の提示等)の提供を禁止することで、ユーザの状況に適したサービスの提供を実現することができる。また、ユーザ状況A及びBとしては、例えば、ダイニング空間でユーザの食事に関する行動が終了した状況、及び/又は、ユーザがいつも出かける時刻が近づいている状況が用いられてもよい。
図20Bは、変形例4におけるサービス同時提供禁止情報の一例を示す。サービス同時提供禁止情報は、例えば第3メモリ107に予め格納されてもよいし、外部サーバ(図示せず)から取得されてもよい。
サービス同時提供禁止情報は、同時提供が禁止/許可されるサービスの組み合わせを示している。チェック記号は、禁止を表し、ダッシュ記号は、許可を表す。
図20Bでは、例えば、サービス1は、サービス2及び3の各々との同時提供が許可されることを示す。つまり、サービス1は、サービス2及び3の各々と一緒に提供できることを示す。また例えば、サービス2は、サービス3との同時提供が禁止されることを示す。つまり、サービス2は、サービス3と一緒に提供できないことを示す。
図20Cは、変形例4におけるサービス変更禁止情報の一例を示す。サービス変更禁止情報は、例えば第3メモリ107に予め格納されてもよいし、外部サーバ(図示せず)から取得されてもよい。
サービス変更禁止情報は、提供されているサービスに代えて新たに提供することが禁止/許可されるサービスを示している。チェック記号は、左列に記載されたサービスから上行に記載されたサービスへの変更の禁止を表し、ダッシュ記号は、左列に記載されたサービスから上行に記載されたサービスへの変更の許可を表す。
図20Cでは、例えば、現在、サービス1が提供されているときに、サービス1からサービス2への変更が禁止される。一方、現在、サービス2が提供されているときに、サービス2からサービス1への変更が許可される。また、現在、サービス2が提供されているときに、サービス2からサービス3への変更も禁止される。
図19のサービスの提供履歴では、現在時刻において、サービス2が提供されている。したがって、図20Bのサービス同時提供禁止情報及び図20Cのサービス変更禁止情報が参照されれば、サービス1の提供の適性が高く評価され、サービス3の提供の適性が低く評価される。
このような評価の結果は、2以上のレベルで表される。例えば、評価結果として、適性有り及び適性無しの2つのレベルを用いることができる。また例えば、評価結果として、0~10又は0~100までの点数を用いることもできる。
最後に、第1情報処理装置100は、評価結果を示す適性評価情報を含む第2情報を生成する(S1136)。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、第2情報が適正評価情報を含むことができる。したがって、第2情報処理装置200は、例えば適正評価が低い場合にサービス提供をスキップすることができ、不適切なタイミングでサービスが提供されることを抑制することができる。その結果、サービス提供システム10、10Aは、例えば、過剰なサービス提供を低減したり、サービス間の干渉を抑制したりすることができる。
なお、本変形例では、第2情報に、適正評価情報が含まれていたが、これに限定されない。例えば、適正評価情報に加えて又は適正評価情報の代わりに、サービスの提供履歴の情報が含まれてもよい。また、サービス適性情報は、第2情報とは別に出力されてもよい。
(変形例5)
次に、上記各実施の形態の変形例5について説明する。本変形例では、複数の第2情報処理装置200から同一の要求内容を有する第1要求を事前に受けている場合に(上記変形例2を参照)、優先度に基づいて選択された第2情報処理装置200に第2情報が出力される点が、上記各実施の形態と主として異なる。本変形例について、上記各実施の形態と異なる点を中心に図面を参照しながら説明する。
なお、本変形例に係るサービス提供システム10の構成は、上記各実施の形態と同様であるので、図示及び説明を省略する。また、サービス提供システム10、10A内のインタラクション及び第1情報処理装置100の処理も、図6~図9と同様であるので、図示及び説明を簡略化又は省略する。
[第2情報の出力処理]
本変形例における第2情報の出力処理(図8のS114)の詳細について、図21を参照しながら説明する。図21は、変形例5における第2情報の出力処理(S114)の一例を示すフローチャートである。
第1情報処理装置100は、複数の第2情報処理装置200の優先度を設定する(S1141)。つまり、第1情報処理装置100は、同一の要求内容を有する複数の第1要求に対応する複数の第2情報処理装置200に対して優先度を設定する。例えば、第1要求情報に優先度が含まれてもよく、この場合、第1要求情報に含まれる優先度に従って優先度が設定される。また、センサ群300及び機器群400から得られる空間20又はユーザの状況に応じて優先度が設定されてもよい。また、第2情報提供の入札に対するサービス提供者の入札価格に基づいて、複数の第2情報処理装置200の優先度が設定されてもよい。
続いて、第1情報処理装置100は、設定された優先度に基づいて、1以上の第2情報処理装置200を選択する(S1142)。例えば、第1情報処理装置100は、同一の要求内容を有する複数の第1要求に対応する複数の第2情報処理装置200の中から、最も高い優先度を有する第2情報処理装置200を選択する。なお、選択される第2情報処理装置200の数は1台に限定されない。
そして、第1情報処理装置100は、選択された第2情報処理装置200に第2情報を出力する(S1143)。その後、第1情報処理装置100は、選択された第2情報処理装置200により所定時間以内にサービスが提供されたか否かを判定する(S1144)。つまり、第2情報が出力されてから所定時間以内に第2情報処理装置200がサービスを提供したか否かが判定される。所定時間としては、経験的又は実験的に予め定められた時間を用いることができ、例えば、複数のサービスで共通の時間を用いることができる。また、所定時間としては、複数のサービスで個別の時間が用いられてもよい。
所定時間以内にサービスが提供された場合(S1144のYes)、処理を終了する。一方、所定時間以内にサービスが提供されていない場合(S1144のNo)、ステップS1141に進む。このとき、ステップS1141では、複数の第2情報処理装置200の優先度が更新され、サービスを提供しなかった第2情報処理装置200の優先度が下げられる。第1情報処理装置100は、更新された優先度に基づいて、1以上の第2情報処理装置200を選択する(S1142)。ここで、優先度が最上位に設定された場合のみ、ユーザまたは空間20にサービスを提供することができるようにしてもよい。例えば、更新前に優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200、更新後に優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200のそれぞれに、第2情報を送信していた場合には、所定時間以後に、更新前に優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200からもサービスを提供しようとした場合には、サービスが重複する可能性がある。そこで、優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200のみが、第2情報を利用できるように設定されてもよい。例えば、第2情報は、サービス実行時にのみ利用でき、かつ更新ごとに変更される暗号化されており、優先度が最上位に設定された第2情報処理装置200に対応する暗号キーを提供することで実現することができる。
[効果等]
以上のように、本変形例によれば、第1情報処理装置100は、優先度に基づいて第2情報処理装置200を選択することができる。したがって、サービス提供システム10、10Aは、同一の要求内容を有する複数の第1要求に対応する複数の第2情報処理装置200の中から、サービスの提供に適した第2情報処理装置200を選択することができる。
(サービス類型)
次に、上記各実施の形態に係るサービス提供システムのサービスの類型について説明する。
[提供するサービスの全体像]
図22Aには、サービス提供システムの全体像が示されている。
グループ1000は、例えば企業、団体、家庭等であり、その規模を問わない。グループ1000には、複数の機器1010に含まれる機器A、機器B及びホームゲートウェイ1020が存在する。例えば、複数の機器1010は、上記各実施の形態における機器群400に含まれる機器である。また、ホームゲートウェイ1020は、上記各実施の形態におけるゲートウェイ500である。複数の機器1010には、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、PC、TV等)もあれば、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機等)も存在する。それ自身ではインターネットと接続不可能な機器であっても、ホームゲートウェイ1020を介してインターネットと接続可能となる機器が存在してもよい。またグループ1000には複数の機器1010を使用するユーザ990Aが存在する。
データセンタ運営会社1100には、クラウドサーバ1110が存在する。クラウドサーバ1110とはインターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。例えば、クラウドサーバ1110は、上記各実施の形態における第1情報処理装置100である。クラウドサーバ1110は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社1100は、データ管理やクラウドサーバ1110の管理、それらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社1100が行っている役務については詳細を後述する。ここで、データセンタ運営会社1100は、データ管理やクラウドサーバ1110の運営等のみを行っている会社に限らない。例えば複数の機器1010のうちの1つの機器を開発・製造している機器メーカが、併せてデータ管理やクラウドサーバ1110の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社1100に該当する(図22B)。また、データセンタ運営会社1100は1つの会社に限らない。例えば機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担してデータ管理やクラウドサーバ1110の運営を行っている場合は、両者もしくはいずれか一方がデータセンタ運営会社1100に該当するものとする(図22C)。
サービスプロバイダ1200は、サーバ1210を保有している。ここで言うサーバ1210とは、その規模は問わず例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダがサーバ1210を保有していない場合もある。例えば、サーバ1210は、上記各実施の形態における第2情報処理装置200である。
なお、上記サービスにおいてホームゲートウェイ1020は必須ではない。例えば、クラウドサーバ1110が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ1020は不要となる。また、家庭内のあらゆる機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。
次に、上記サービスにおける情報の流れを説明する。
まず、グループ1000の機器A又は機器Bは、各機器で得られた情報をデータセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110に送信する。クラウドサーバ1110は機器A又は機器Bの情報を集積する(図22Aの(a))。ここで集積される情報は、複数の機器1010の、例えば運転状況や動作日時、動作モード、位置等を示す情報である。例えば、テレビの視聴履歴やレコーダの録画予約情報、洗濯機の運転日時・洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時・開閉回数、冷蔵庫内の食品の量などであるが、これらのものに限らずあらゆる機器から取得が可能なすべての情報をいう。情報は、インターネットを介して複数の機器1010自体から直接クラウドサーバ1110に提供される場合もある。また複数の機器1010から一旦ホームゲートウェイ1020に情報が集積され、ホームゲートウェイ1020からクラウドサーバ1110に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110は、集積した情報を一定の単位でサービスプロバイダ1200に提供する。ここで、一定の単位は、データセンタ運営会社が集積した情報を整理してサービスプロバイダ1200に提供することのできる単位でもいいし、サービスプロバイダ1200が要求した単位でもいい。一定の単位と記載したが一定でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化する場合もある。情報は、必要に応じてサービスプロバイダ1200が保有するサーバ1210に保存される(図22Aの(b))。そして、サービスプロバイダ1200は、情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。提供するユーザは、複数の機器1010を使用するユーザ990Aでもよいし、外部のユーザ990Bでもよい。ユーザへのサービス提供方法は、例えば、サービスプロバイダから直接ユーザへ提供されてもよい(図22Aの(e)、(f))。また、ユーザへのサービス提供方法は、例えば、データセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110を再度経由して、ユーザに提供されてもよい(図22Aの(c)、(d))。また、データセンタ運営会社1100のクラウドサーバ1110が情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ1200に提供してもよい。
なお、ユーザ990Aとユーザ990Bとは、別でも同一でもよい。
上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現されうる。しかし、上記態様において説明された技術が実現される類型はこれに限られるものでない。
[サービスの類型1:自社データセンタ型]
図23は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。本類型は、サービスプロバイダ1200がグループ1000から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する類型である。本類型では、サービスプロバイダ1200が、データセンタ運営会社の機能を有している。即ち、サービスプロバイダが、ビッグデータの管理をするクラウドサーバ1110を保有している。したがって、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ1200は、データセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、OS902及びアプリケーション901を管理する。サービスプロバイダ1200は、サービスプロバイダ1200が管理するOS902及びアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
[サービスの類型2:IaaS利用型]
図24は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築及び稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1100がデータセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、OS902及びアプリケーション901を管理する。サービスプロバイダ1200は、サービスプロバイダ1200が管理するOS902及びアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
[サービスの類型3:PaaS利用型]
図25は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウエアを構築及び稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1100は、OS902を管理し、データセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、アプリケーション901を管理する。サービスプロバイダ1200は、データセンタ運営会社が管理するOS902及びサービスプロバイダ1200が管理するアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
[サービスの類型4:SaaS利用型]
図26は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウエア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンタ(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(クラウドサーバ)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社1100は、アプリケーション901を管理し、OS902を管理し、データセンタ903(クラウドサーバ1110)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ1200は、データセンタ運営会社1100が管理するOS902及びアプリケーション901を用いてサービス904の提供を行う。
以上いずれの類型においても、サービスプロバイダ1200がサービス提供行為を行ったものとする。また例えば、サービスプロバイダもしくはデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーションもしくはビッグデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
(他の実施の形態)
以上、本開示の1つまたは複数の態様に係るサービス提供システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、この実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の1つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記各実施の形態では、センサデータを処理する第1情報処理装置100と、サービス情報を生成する第2情報処理装置200とが別々の装置であったが、第1情報処理装置100と第2情報処理装置200とは1つの情報処理装置で実現されてもよい。この場合、第1情報処理装置100と第2情報処理装置200と間のインタラクションが不要となるので、第1条件が満たされる場合に、第1情報の生成から第2情報の出力までの処理がスキップされてもよい。
本開示は、ユーザにサービスを提供するための情報を提供する情報処理装置として利用することができる。
10 サービス提供システム
20 空間
100 第1情報処理装置
101 センサデータ取得部
103 第1メモリ
104 判定部
105 第2メモリ
106 第1情報生成部
107 第3メモリ
108 第2情報生成部
109、203 入出力部
200 第2情報処理装置
201 第4メモリ
202 要求生成部
204 第5メモリ
205 サービス生成部
206 出力部
300 センサ群
400 機器群
500 ゲートウェイ

Claims (2)

  1. プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、
    住宅内に、情報機器とセンサとが配置されており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリから、前記情報機器が過去に出力していた第1コンテンツ情報の種類を取得し、
    前記センサ又は前記情報機器により、前記情報機器が現在出力している第2コンテンツ情報の種類を取得し、
    (i)前記第1コンテンツ情報の種類と前記第2コンテンツ情報の種類とが同一である場合、ユーザが前記第1コンテンツ情報及び前記第2コンテンツ情報に対応する種類に興味があることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、生成された前記第1情報に対応する前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報提供方法。
  2. プロセッサとメモリとを備える第1情報処理装置を用いた情報提供方法であって、
    住宅内に、情報機器とセンサとが配置されており、
    前記プロセッサは、
    前記メモリから、第1の過去期間に前記情報機器が出力していた第1コンテンツ情報の種類を取得し、
    前記メモリから、前記第1の過去期間よりも現在に近い第2の過去期間に前記情報機器が出力していた第2コンテンツ情報の種類を取得し、
    前記メモリから、過去にユーザが就寝した時刻を示す就寝時刻の情報を取得し、
    現在の前記情報機器の稼働情報を取得し、
    (ii)前記第2コンテンツ情報の種類が、前記第1コンテンツ情報の種類と異なっており、(iii)前記稼働情報が、前記情報機器が稼働していないことを示し、(iv)現在時刻から前記就寝時刻までの時間が所定時間以上である場合、前記ユーザが過去と異なる種類のコンテンツを昨日に視聴し、かつ、前記ユーザの就寝時刻まで所定時間以上あることを示す第1情報を生成し、
    ネットワークを介して、前記第1情報処理装置と接続された第2情報処理装置から第1要求内容が記述された情報を取得し、
    前記第1要求内容に前記第1情報の内容が含まれる場合、前記第2情報処理装置に、生成された前記第1情報に対応する前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を用いて、前記ユーザ又は前記住宅を特定するための情報を含む第2情報を出力する、
    情報提供方法。
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