JP2011163037A - 建物の騒音低減化システム - Google Patents

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Abstract

【課題】建物において適正なる騒音対策を実施することによりユーザの生活環境を改善する。
【解決手段】寝室18において外壁27には窓部25a〜25cが形成されており、窓部25a〜25cにはサッシ戸装置31a〜31cが設けられている。仕切壁42には出入口41が形成されており、出入口41にはドア装置43が設けられている。コントローラ61は、屋外音センサ51a〜51c及び屋内音センサ65の検出信号に基づいて寝室18の外の騒音量を算出し、その騒音量が騒音判定値より大きい場合に、サッシ戸装置31a〜31cによる窓部25a〜25cの閉鎖や、ドア装置43による出入口41の閉鎖を行う。ここで、コントローラ61は、記憶部62に記憶されたスケジュール情報に基づいてユーザの行動状況を判定し、その判定結果に基づいて騒音判定値を可変設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の騒音低減化システムに関するものである。
従来から、建物の騒音対策に対する技術が各種提案されている。例えば特許文献1には、部屋の出入口を開閉するドアに吸音材及び防音シート材が貼着されている構成が記載されている。この構成によれば、ドアの防音性能が高められているため、騒音がドアを伝わって部屋内に進入することが抑制されている。
特開2001−123759号公報
しかしながら、ドアの防音性能が高められていても、部屋には人の出入口の他にも窓等の通気部を通じて騒音が進入する可能性がある。そこで、音の進入が防止されている部屋として、騒音の進入ルートとなり得る通気部が設けられていない部屋が想定されるが、この部屋は人が使用することを考えると現実的ではない。また、例えば通気部を開閉する開閉装置が設けられ、その開閉装置が騒音の発生に合わせて閉鎖され部屋への騒音の進入が抑制される構成が想定されるが、この構成は、人の生活に関係なく通気部が閉鎖されることになり騒音対策と人の生活との調和がとれていないおそれがある。したがって、建物の騒音対策に関して改善の余地がある。
本発明は、建物において適正なる騒音対策を実施することによりユーザの生活環境を改善することを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明の騒音低減化システムは、建物内においてユーザがいる在室部屋を対象に騒音の低減化を行う建物の騒音低減化システムであり、前記騒音の低減化を行うべく所定の騒音低減化状態とされる騒音低減化手段と、前記在室部屋の外の騒音量を検出する騒音量検出手段と、前記在室部屋におけるユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、前記ユーザ情報取得手段により取得されたユーザ情報に基づいて騒音判定値を設定する設定手段と、前記騒音量検出手段により検出した騒音量が、前記設定手段により設定した騒音判定値よりも大きくなった場合に、前記騒音低減化手段を前記騒音低減化状態とする制御手段とを備えていることを特徴とする。
第1の発明によれば、在室部屋の外の騒音量が騒音判定値より大きい場合に、在室部屋の外から在室部屋に伝わる騒音の低減化を図る構成において、ユーザに関するユーザ情報に基づいて騒音判定値が可変設定される。例えば、寝ている、勉強している、読書している等のユーザの状況に合わせて騒音判定値が可変設定される。この場合、在室部屋にてユーザに聞こえる騒音の大きさがそのユーザの状況に合わせて低減されるため、騒音対策と人の生活との調和がとれていることになる。したがって、建物において適正なる騒音対策を実施することによりユーザの生活環境を改善することができる。
第2の発明では、ユーザの行動予定情報を記憶する行動予定記憶手段を備え、前記ユーザ情報取得手段は、前記ユーザ情報として、前記行動予定記憶手段に記憶されている行動予定情報を取得し、前記設定手段は、前記取得された行動予定情報に基づいて前記騒音判定値を設定する。
第2の発明によれば、ユーザの行動予定情報に基づいて騒音判定値が可変設定される。この場合、在室部屋にてユーザに聞こえる騒音の大きさがユーザの行動状況に合わせて低減されるため、人の行動にとって騒音が支障となることを抑制できる。また、行動予定情報は行動予定記憶手段に記憶されているため、建物内においてユーザがどんな行動をしているかを逐次検出等しなくても、あらかじめ登録されている行動予定情報に基づいてユーザの行動に合わせて騒音対策を実施できる。
なお、前記行動予定情報には人の就寝予定時刻が含まれており、前記設定手段は、前記騒音判定値を前記就寝予定時刻の前より後で小さい値に設定する構成とすることが好ましい。この構成によれば、騒音により入眠が妨げられることを抑制し、人にとって快適な睡眠環境を整えることができる。
また、前記行動予定情報には人の起床予定時刻が含まれており、前記設定手段は、前記騒音判定値を前記起床予定時刻の前より後で大きい値に設定する構成とすることが好ましい。この構成によれば、騒音を許容することで起床を促し、人の睡眠時間を好適に管理することができる。
第3の発明では、前記ユーザ情報取得手段は、前記ユーザ情報としてユーザの生体情報を取得し、前記設定手段は、前記取得された生体情報に基づいて前記騒音判定値を設定する。
第3の発明によれば、ユーザの生体情報に基づいて騒音判定値が可変設定される。この場合、在室部屋にてユーザに聞こえる騒音の大きさがユーザの生体情報に合わせて低減されるため、騒音によって人の体調が変化することを抑制できる。つまり、騒音によって人が体調不良となることを抑制できる。
第4の発明では、前記騒音低減化手段として、前記在室部屋の壁部に形成された開口部を通じての騒音の進入を防止する開口部防音手段を備え、前記制御手段は、前記騒音低減化状態とする制御として、前記開口部防音手段を防音状態とする。
在室部屋について開口部は壁部に比べて遮音性能が低いため、第4の発明のように、開口部からの騒音の進入を防止することにより、在室部屋を対象に騒音を低減化する構成を実現することが好ましい。
第5の発明では、前記在室部屋内の空気環境の状態を判定する手段と、前記在室部屋の外における騒音源の方向を判定する手段と、を備え、前記開口部防音手段は、前記在室部屋の異なる複数の方向に設けられ、前記開口部を開放して前記在室部屋の通気を行う手段であり、前記制御手段は、前記空気環境が悪化したと判定された場合に、前記騒音源とは異なる方向に設けられた前記開口部防音手段を開放させる。
第5の発明によれば、在室部屋の空気環境が悪化した場合に開口部を通じて在室部屋の通気が行われる構成において、騒音源とは異なる方向の開口部が開放されるため、開口部を通じて騒音が在室部屋に進入しにくい状態を保ちつつ、在室部屋の空気環境を改善することができる。つまり、開口部において遮音と通気とは相反することであるがそれら遮音及び通気を好適に両立することができる。
第6の発明では、前記在室部屋で聞こえる音に、前記在室部屋にいるユーザに対する情報提供音が含まれるか否かを判定する手段と、前記在室部屋で聞こえる音に前記情報提供音が含まれている場合に、前記在室部屋への音進入をアシストする手段とを備えている。
第6の発明によれば、在室部屋への情報提供音の進入がアシストされるため、情報提供音の大きさが騒音とともに低減化されることを抑制できる。これにより、建物において適正なる騒音対策を実施しつつ、情報提供音をユーザに聞かせることができる。
第7の発明では、前記騒音低減化手段として、騒音の発生音量を低減させる発生音量低減手段を備え、前記制御手段は、前記騒音低減化状態とする制御として、前記発生音量低減手段により前記騒音の発生音量を低減させる。
第7の発明によれば、騒音の発生音量自体を低減させることにより、在室部屋の状況を変えることなく騒音対策を実施することができる。つまり、ユーザの行動に影響を及ぼすことなく騒音に関して生活環境を改善できる。
第8の発明では、前記騒音低減化手段として、前記建物の周辺の車両が出すエンジン運転音又はエンジン擬音を低減させるエンジン音低減手段を備え、前記制御手段は、前記騒音低減化状態とする制御として、前記エンジン音低減手段によりエンジン運転音又はエンジン擬音を低減させる。
建物周辺にある車両からエンジン運転音やエンジン擬音が発生している場合、それらエンジン運転音やエンジン擬音は在室部屋にいるユーザにとって騒音となると考えられる。この点、第8の発明によれば、エンジン運転音やエンジン擬音自体を低減させることにより、在室部屋の状況を帰ることなく騒音対策を実施することができる。つまり、ユーザの行動に影響を及ぼすことなくエンジン運転音やエンジン擬音に関して生活環境を改善できる。
第9の発明では、現在時刻が昼間時間帯又は夜間時間帯に該当するが否かを判定する手段を備え、前記設定手段は、前記ユーザ情報に加えて、前記現在時刻が該当する時間帯に基づいて前記騒音判定値を設定する。
昼間と夜間とでは周囲騒音(バックグラウンドノイズ)の有無など音に関する環境が異なると考えられる。この点、第9の発明によれば、仮にユーザ情報が同じでも昼間時間帯と夜間時間帯とで騒音判定値を異なる値に設定することが可能となる。つまり、騒音に関するユーザの生活環境を昼間及び夜間の各状況に合わせて改善することができる。
本実施形態における建物の寝室周辺の平面図。 建物の概略構成を示す図。 音管理処理の処理手順を示すフローチャート。 屋外音処理の処理手順を示すフローチャート。 屋内音処理の処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明を建物内の寝室を対象とした騒音低減化システムとして具体化している。図1は建物10の寝室18周辺の平面図、図2は建物10の概略構成を示す図である。なお、図1には騒音低減化システムに関する電気的な構成を示すブロック図が含まれている。
図2に示すように、住宅等の建物10は一階部分11及び二階部分12を有している。一階部分11及び二階部分12にはそれぞれ複数の建物内空間が設けられている。例えば、一階部分11には、建物内空間として浴室15や洗面室16、トイレ17、寝室18、廊下19(図1参照)が設けられており、二階部分12には、子供部屋21や書斎22が設けられている。
寝室18には通気部としての窓部25が設けられている。窓部25は、建物10の外壁27において寝室18と屋外空間とを仕切る部分に形成されており、窓部25には閉鎖装置としてのサッシ戸装置31が設けられている。サッシ戸装置31は、水平方向に延びるレール部32と、レール部32に沿って水平方向にスライド移動するサッシ戸33とを有している。
サッシ戸装置31は、サッシ戸33が開放されることで開放状態となり、閉鎖されることで閉鎖状態となる。ここで、サッシ戸33が開放されると窓部25を通じた寝室18の通気が可能となるため、サッシ戸装置31の開放状態を通気状態と称することができる。また、サッシ戸33が閉鎖されると寝室18の通気が停止されるため、サッシ戸装置31の閉鎖状態を非通気状態と称することができる。また、サッシ戸装置31が閉鎖状態にある場合、窓部25において寝室18と屋外空間とがサッシ戸33により遮断されているため、サッシ戸装置31が開放状態にある場合に比べて窓部25を通じての音の伝達が行われにくくなっている。つまり、窓部25が閉鎖されている場合、窓部25を通じて屋外から寝室18へ進入する騒音の低減化が図られている。したがって、サッシ戸装置31の閉鎖状態を騒音低減化状態と称するとともに、開放状態を非騒音低減化状態と称することもできる。
サッシ戸装置31はサッシ戸33を開閉させるサッシ戸駆動部34を有している。サッシ戸駆動部34は電気モータを含んで構成されており、駆動することによりサッシ戸装置31を通気状態又は非通気状態に移行させることが可能となっている。
図1に示すように、建物10の一階部分11においては寝室18と廊下19とが隣り合っており、それら寝室18と廊下19とは出入口41により連通されている。出入口41は、建物10内の仕切壁42において寝室18と廊下19とを仕切る部分に形成されており、出入口41にはその出入口41を閉鎖するドア装置43が設けられている。ドア装置43は、出入口41を開閉する開き戸としてのドア44と、ドア44を開閉駆動させるドア駆動部45とを有している。
ドア装置43は、ドア44が開放されることで開放状態となり、ドア44が閉鎖されることで閉鎖状態となる。ここで、ドア装置43が閉鎖状態にある場合、出入口41において寝室18と廊下19等の他の建物内空間とがドア44により遮断されているため、ドア装置43が開放状態にある場合に比べて出入口41を通じての音の伝達が行われにくくなっている。つまり、出入口41が閉鎖されている場合、出入口41を通じて他の建物内空間から寝室18へ進入する騒音の低減化が図られている。したがって、ドア装置43の閉鎖状態を騒音低減化状態と称するとともに、ドア装置43の開放状態を非騒音低減化状態と称することができる。
寝室18において、窓部25は複数設けられており、サッシ戸装置31は各窓部25のそれぞれに設けられている。具体的には、寝室18には窓部25a〜25cが設けられており、それら窓部25a〜25cにはサッシ戸装置31a〜31cがそれぞれ設けられている。窓部25aと窓部25cとは、寝室18において外壁27の対向する部分にそれぞれ配置されており、窓部25bはそれら窓部25a,25cの間に配置されている。
建物10が構築されている敷地には車両Cが駐車される駐車スペース48が設けられている。駐車スペース48は建物10に隣り合う位置であって寝室18の側方に配置されている。この場合、窓部25a〜25cのうち窓部25cが駐車スペース48に隣接しており、窓部25aは駐車スペース48とは窓部25cを挟んで反対側にあることになる。
本実施形態では、寝室18を対象に騒音の低減化を行う騒音低減化システムが構築されており、騒音低減化システムは、建物10内や屋外にて騒音が発生している場合に騒音対策を行い、それによってユーザの生活環境を改善する。例えば、騒音によりユーザの睡眠が妨げられることやユーザがストレスを感じることなどを抑制できるようになっている。
建物10の屋外側には、屋外にて音を検出する屋外音検出手段としての屋外音センサ51a〜51cが設けられている。それら屋外音センサ51a〜51cは外壁27の屋外面に対して取り付けられており、窓部25a〜25cの周辺にそれぞれ配置されている。したがって、例えば駐車スペース48にて発生した音は屋外音センサ51cにより検出されやすくなっており、寝室18を挟んで駐車スペース48とは反対側にて発生した音は屋外音センサ51aにより検出されやすくなっている。
次に、騒音低減化システムに関する電気的な構成について説明する。
騒音低減化システムは制御手段としてのコントローラ61を含んで構成されている。コントローラ61は、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを含んで構成されている。コントローラ61は建物10内に設けられており、例えば寝室18の壁面に対して取り付けられている。コントローラ61は、騒音低減化システムに関する情報を記憶する記憶部62を有している。
コントローラ61には、屋外音センサ51a〜51cと、建物内空間にて音を検出する屋内音検出手段としての屋内音センサ65と、人の体温などの生体情報を検出する生体センサ66と、外気温度などの屋外環境の情報を検出する屋外環境センサ67と、屋内温度などの屋内環境の情報を検出する屋内環境センサ68と、建物内空間にて人を検出する人感センサ69とが接続されており、これらセンサ51a〜51c,65〜69は検出信号をコントローラ61に対して出力する。
屋内音センサ65は、寝室18や廊下19など複数の建物内空間に設けられており、それら建物内空間ごとに個別に音を検出する。コントローラ61は、屋内音センサ65の検出信号に基づいて、建物10内における音の大きさや強さ、周波数、長さ、リズムなどを寝室18や廊下19など建物内空間ごとに個別に算出し、その算出結果から音の種別や建物10内における音発生源の位置などを推定する。同様に、コントローラ61は、屋外音センサ51a〜51cの各検出信号に基づいて、音の大きさや強さ、周波数、長さ、リズムなどを屋外音センサ51a〜51cごとに個別に算出し、その算出結果から音の種別や屋外における音発生源の位置などを推定する。
生体センサ66は建物10において複数設けられており、人の行動に合わせて生体情報を検出する。生体センサ66は浴室15や洗面室16、トイレ17、寝室18などにおいて各種建物設備に対して設けられている。具体的には、生体センサ66は、浴室15において浴槽に内蔵され人が接触することで生体情報を検出する接触センサとなっており、洗面室16において人の体重を計測する体重計や人を撮像するカメラとなっている。また、生体センサ66は、トイレ17において便座に内蔵され人が接触することで生体情報を検出する接触センサや、便器に内蔵され尿を検出する尿センサとなっており、寝室18においてベッドの枕や布団に内蔵されベッドにいる人を対象として生体情報を検出するセンサとなっている。
コントローラ61は、浴室15や洗面室16、トイレ17、寝室18の各生体センサ66の検出信号に基づいて、人の体型や体脂肪、体重、身長、顔色、体温、血圧、心拍数、血糖度、睡眠時間などを算出する。
屋外環境センサ67は屋外に設けられており、例えば外壁27の屋外面に対して取り付けられている。コントローラ61は、屋外環境センサ67の検出信号に基づいて、外気温度や外気湿度、日射量、風速、風向き、降雨量などを算出する。屋内環境センサ68は建物10内において寝室18や廊下19など複数の建物内空間に設けられている。コントローラ61は、屋内環境センサ68の検出信号に基づいて、屋内温度や屋内湿度、建物10内に差し込む日射量、建物10内の照度などを算出する。
人感センサ69は建物10において複数設けられている。具体的には、人感センサ69は寝室18や廊下19など建物内空間のそれぞれに設けられており、建物内空間ごとに個別に人を検出する。
コントローラ61には、人により入力操作が行われる操作装置71と、有線又は無線通信が可能な建物通信装置72とが接続されている。操作装置71は、建物10内に設けられており、例えば寝室18の壁面において人が操作可能な位置に取り付けられている。操作装置71は各種情報の入力操作が可能となっており、入力された各種情報は記憶部62に記憶される。各種情報には、年齢、聴力、音に対する嗜好、病歴、体調といった生体情報や、外出予定、移動方法、睡眠予定といったスケジュール情報などが含まれている。
建物通信装置72は、人が所持する携帯端末K(図2参照)や、車両Cに搭載された車載通信装置C1、警察等の外部施設などとの通信が可能となっているとともに、インターネットへの接続が可能となっている。携帯端末Kは腕時計や携帯電話等からなり、建物通信装置72に対して識別信号を出力する出力手段を有している。コントローラ61は携帯端末Kから出力された識別信号に基づいて認証処理を行う。認証処理においてコントローラ61は、建物通信装置72を通じて識別信号を受信した場合に、その識別信号を記憶部62に記憶されている識別情報と照合し、照合結果に基づいて携帯端末Kの所持者を特定する。
なお、携帯端末Kに生体センサ66が内蔵されていてもよい。この場合、携帯端末Kの所持者の居場所(建物10内や外出先など)に関係なく生体センサ66により生体情報が検出され、その生体情報は携帯端末Kからコントローラ61に対して出力される。コントローラ61は携帯端末Kからの生体情報に基づいて体温や心拍数、発汗量、体水分量、血圧、人の周囲の温度、人の周囲の湿度などを算出する。なお、外出している人を対象とした生体情報を外出情報と称してもよい。
車載通信装置C1が搭載された車両Cは車両制御を行うECUC2が設けられている。車両Cは電気自動車(EV)となっており、駆動に合わせてエンジン擬音を出力する構成となっている。例えば、車両Cにはエンジン擬音を出力するスピーカが搭載されており、ECUC2は車両Cの運転制御を行うとともにスピーカを対象としてエンジン擬音出力制御を行う。エンジン擬音出力制御には、エンジン擬音の出力音量を小さくする又は出力を停止させる制御が含まれている。また、車両Cにはナビゲーション装置が搭載されており、ナビゲーション装置は車両Cの現在位置に関する情報をECUC2に対して出力する。ECUC2は、エンジン擬音出力制御や車両Cの位置に関する情報を車両情報としてコントローラ61に対して出力する。
なお、車両Cは、プラグインハイブリッド自動車やガソリン自動車などエンジンが駆動されることでエンジン運転音が出る車両であってもよい。この場合、ECUC2はエンジン運転音の大きさを制御するエンジン運転音制御を行うことが可能となっている。エンジン運転音制御には、車載空調装置を停止させることによりエンジン回転数を低下させて排気音を小さくする制御が含まれている。また、ECUC2は、エンジン運転音やエンジン擬音に加えて、車載オーディオ装置から出力されている音楽など、車両Cから出る音を対象として音量を調整する車両音制御を行ってもよい。
また、車両Cに生体センサ66が搭載されていてもよい。例えば生体センサ66が車両Cの座席に内蔵されている構成とする。この場合、乗車中や運転中の人の生体情報が検出され、その生体情報は車載通信装置C1からコントローラ61に対して出力される。コントローラ61は車載通信装置C1からの生体情報に基づいて体温や心拍数、運転時間、渋滞時間、血圧などを算出する。なお、乗車中の人を対象とした生体情報を車内情報と称してもよい。
建物通信装置72は、外部施設やインターネットから緊急情報や天気情報を取得する。緊急情報や天気情報には気象情報や注意報、警報、災害情報、各種指数などが含まれている。
コントローラ61には、サッシ戸装置31a〜31cのサッシ戸駆動部34a〜34cと、ドア装置43のドア駆動部45と、報知音や音声を出力する報知装置73と、屋外や建物10内の音を集める集音マイク74とがアクチュエータとして接続されており、コントローラ61は指令信号を出力することによりサッシ戸駆動部34a〜34c、ドア駆動部45及び報知装置73の動作制御を行う。報知装置73は建物10内に設けられており、例えば寝室18の壁面に対して取り付けられている。なお、報知装置73は報知画面を表示する表示モニタを有していてもよい。
集音マイク74は屋外及び建物10内のそれぞれに設けられている。屋外において集音マイク74は例えば外壁27の屋外面に対して取り付けられており、屋外の音を対象として集音することが可能となっている。建物10内において集音マイク74は寝室18などの建物内空間のそれぞれに設けられており、建物内空間ごとに個別に集音することが可能となっている。コントローラ61は、集音マイク74を通じて屋外や建物10内の音を取得するとともに、その音を報知装置73から寝室18に対して出力させることが可能となっている。この場合、屋外や寝室18以外で発生した音が集音マイク74や報知装置73を介して寝室18に伝達されることになる。
騒音低減化システムにおいてコントローラ61は寝室18を対象とした音管理処理を行う。ここでは、音管理処理の処理手順について、図3〜図5のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、音管理処理は所定周期で繰り返し実行される。
図3において、ステップS101では、屋外音センサ51a〜51cなどから各種検出信号を取得する。ステップS102では、寝室18を対象とした音管理を行うか否かを判定する。例えば、スケジュール情報に基づいて人が寝室18にいるか否かを判定し、寝室18にいる場合に、寝室18を在室部屋として音管理を行うとしてステップS103に進む。
ステップS103では、屋内音センサ65の各検出信号に基づいて寝室18にて騒音が検出されたか否かを判定する。ここでは、寝室18にて音が検出されたか否かを判定し、音が検出された場合にその音の種別を特定するとともにその音が寝室18にいる人にとって不要であるか否かを判定する。音が検出され且つその音が人にとって不要であれば、騒音が検出されたとしてステップS104に進む。なお、音の種別は、その音の周波数(Hz)及び音のレベル(dB)を取得し、それた周波数及びレベルに基づいて特定する。また、騒音としては屋外から寝室18内に伝わる車両Cのエンジン擬音、人の話し声、工事音などが挙げられ、他の建物内空間から寝室18に伝わるテレビ音や子供の話声、掃除気温、ドアの開閉音などが挙げられる。
ステップS104では、生体センサ66の検出信号や操作装置71への入力操作、記憶部62に記憶されている情報などに基づいて寝室18にいる人の生体情報を取得する。ちなみに、寝室18にいる人の特定は携帯端末Kの識別信号に基づいた認証処理により行う。なお、操作装置71への入力操作の内容(例えば名前や個人情報)に基づいて人を特定してもよい。ステップS105では、操作装置71への入力操作や記憶部62からスケジュール情報を取得する。
ステップS106では、生体情報及びスケジュール情報に基づいて、音管理を行うか否かの判定基準となる騒音判定値Nを設定する。なお、生体情報及びスケジュール情報はユーザ情報に相当する。
スケジュール情報に基づく設定には現在時刻に関する設定が含まれている。この設定では、現在時刻が昼間時間帯及び夜間時間帯のいずれに該当するかを判定し、夜間時間帯であれば昼間時間帯である場合に比べて騒音判定値Nを小さい値に設定する。この場合、騒音判定値Nを人に対して不快感を与えない値とすれば、例えば帰宅後の住人が建物10で過ごすのに適した環境を整えるための設定となる。なお、昼間時間帯の騒音判定値Nを基準となる基準値に設定しており、夜間時間帯の騒音判定値Nを基準値より小さくする。これは、夜間においては寝室18で発生する音(バックグラウンドノイズやテレビ音声など)が昼間に比べて小さいため、騒音が昼間よりも聞こえやすくなるためである。
スケジュール情報に基づく設定には睡眠予定時間帯に関する設定が含まれている。この設定では、スケジュール情報から就寝予定時刻を取得し、就寝予定時刻以降において騒音判定値Nを就寝予定時刻の前に比べて小さい値に設定する。この場合、騒音判定値Nを睡眠の支障とならない値とすれば、睡眠に適した環境を整えるための設定となる。また、スケジュール情報から起床予定時刻を取得し、起床予定時刻以降において騒音判定値Nを起床予定時刻の前に比べて大きい値に設定する。この場合、騒音判定値Nを人の起床を促す値とすれば、起床に適した環境を整えるための設定となる。
さらに、スケジュール情報に基づく設定には人の滞在場所に関する設定が含まれている。この設定では、スケジュール情報から人が寝室18にいる滞在時間帯を取得し、滞在時間帯において騒音判定値Nを非滞在時間帯に比べて小さい値に設定する。この場合、騒音判定値Nをテレビ鑑賞や読書などの支障とならない値とすれば、寝室18で快適に過ごす環境を整えるための設定となる。
生体情報に基づく設定には音に関する感覚等に関する設定が含まれている。この設定では、生体情報から音に対する感度(聴力など)を取得し、感度が高い人(例えば子供)であれば騒音判定値Nを感度が低い人(例えば高齢者)に比べて小さい値に設定する。また、生体情報から音に関する嗜好を取得し、検出音が快い音であれば騒音判定値Nを不快な音である場合に比べて大きい値に設定する。これらの場合、人が寝室18で不快な思いをせずに過ごすことができる環境を整えるための設定となる。
ステップS107では、寝室18の外における騒音が騒音判定値Nより大きいか否かを判定する。ここでは、屋外音センサ51a〜51cの検出信号に基づいて屋外での騒音量を算出するとともに、屋内音センサ65の検出信号に基づいて寝室18以外の建物内空間での騒音量を算出し、それら騒音量のうち一方でも騒音判定値Nより大きい場合に寝室18の外における騒音が騒音判定値Nより大きいとして、ステップS108に進む。
ステップS108では、騒音を発生させている騒音源としての音発生源が屋外にあるか否かを判定する。ここでは、屋外音センサ51a〜51cにより屋外で騒音が検出されたか否かを判定し、屋外で騒音が検出されている場合、屋外から寝室18内に騒音が伝わっているとしてステップS109にて屋外音処理を行い、屋外で騒音が検出されていない場合、寝室18以外の建物内空間から寝室18に騒音が伝わっているとしてステップS110にて屋内音処理を行う。
ステップS109の屋外音処理の処理手順について図4のフローチャートを参照しつつ説明する。
図4においてステップS201では、屋外の音発生源を特定する。ここでは屋外における音発生源の種類や位置、騒音が聞こえる方向などを特定する。ステップS202では、屋外にて発生している音に車両Cのエンジン擬音が含まれているか否かを判定する。ここでは、駐車スペース48側に設置された屋外音センサ51cにより車両Cのエンジン擬音が検出されたか否かを判定し、検出された場合に車両Cからエンジン擬音が発生しているとして、ステップS203に進む。
なお、車両CのECUC2から取得された車両情報に基づいて、車両Cが駐車スペース48にあるか否かの判定と、車両Cからエンジン擬音が出力されているが否かの判定とを行い、両判定が共に肯定された場合に屋外音にエンジン擬音が含まれているとしてもよい。
ステップS203では、エンジン擬音対策処理を行う。この処理では、車両CのECUC2に対して指令信号を出力し、エンジン擬音の出力音量を小さくする又は出力を停止させる。これにより、エンジン擬音の分だけ寝室18における騒音レベルが小さくなる。なお、エンジン擬音の出力音量を小さくする場合、屋外での騒音レベルが騒音判定値Nより小さくなるようにエンジン擬音の出力音量を設定する。
屋外音にエンジン擬音が含まれていない場合、ステップS204に進み、各窓部25a〜25cについてサッシ戸装置31a〜31cのうち開放状態としたサッシ戸装置31があるか否かを判定する。開放状態としたサッシ戸装置31がある場合、ステップS205に進み、開放状態にあるサッシ戸装置31を閉鎖状態に移行させる。この場合、寝室18において全てのサッシ戸装置31が遮音状態になるため、寝室18における騒音レベルが小さくなる。なお、ステップS204に進む場合としては、エンジン擬音を小さくする又は停止させる処理を実行したにも関わらず屋外での騒音レベルが騒音判定値N以下にならなかった場合が含まれる。
開放状態としたサッシ戸装置31がない場合、つまり寝室18において窓部25a〜25cを通じての通気が停止されている場合、ステップS206に進み、寝室18を通気する必要があるか否かを判定する。ここでは、寝室18の空気環境が悪化したか否かを判定し、悪化していれば通気の必要があると判定する。なお、空気環境が悪化した場合としては、通気が継続して停止されている通気停止継続時間が所定時間より長い場合や、寝室18の酸素濃度が所定濃度より低い場合が挙げられる。
寝室18を通気する必要がある場合、ステップS207に進み、屋外における音発生源の位置を取得する。ステップS208では、窓部25a〜25cの少なくともいずれかを通じて寝室18の通気を行わせる通気処理を行う。通気処理では、窓部25a〜25cのうち音発生源から最も離れた窓部のサッシ戸装置31を開放させる。例えば、音発生源が駐車スペース48にある場合、駐車スペース48から最も離れた窓部25aのサッシ戸装置31aを開放状態とし、音発生源が窓部25a側にある場合、その窓部25aとは反対側にある窓部25cのサッシ戸装置31cを開放状態とする。この場合、開放されるのは窓部25a〜25cのうち最も屋外音が伝わりにくい窓部であるため、通気に伴って寝室18での騒音レベルが上がることを抑制しつつ、開放された窓部を通じて寝室18の通気が行われる。
なお、通気処理では、窓部25a〜25cのうち音発生源の存在方向又は騒音が聞こえる方向と異なる方向と異なる窓部を開放してもよい。
次に、ステップS110の屋内音処理の処理手順について図5のフローチャートを参照しつつ説明する。
図5においてステップS301では屋内の音発生源を特定する。ここでは建物10内における音発生源の種類や位置を特定する。ステップS302では、音発生源が寝室18に存在しているか否かを判定する。例えば、寝室18における検出音が廊下19など他の建物内空間における検出音に比べて大きい場合、音発生源が寝室18に存在していると判定し、ステップS303に進む。
ステップS303では窓部遮音処理を行う。この処理では、サッシ戸装置31a〜31cのうち開放状態にあるサッシ戸装置31があればそのサッシ戸装置31を閉鎖状態に移行させる。この場合、寝室18から窓部25a〜25cを通じて屋外へ騒音が伝わることが規制されるため、近隣の住人に寝室18からの騒音により不快感を与えることを抑制できる。
ステップS304ではアドバイス処理を行う。ここで、音発生源が寝室18に存在している場合のアドバイス処理では、例えば話し声やテレビ音などが大きすぎることなどを報知装置73から音声などにより報知する。
建物10内において音発生源が寝室18に存在していない場合、つまり寝室18以外の建物内空間に存在している場合、ステップS305に進み、出入口遮音処理を行う。この処理では、ドア装置43が開放状態にあれば閉鎖状態に移行させる。この場合、ドア装置43が遮音状態になるため、廊下19等の他の建物内空間から寝室18へ出入口41を通じた音の伝達が行われにくくなるため、寝室18での騒音レベルが低下する。
ステップS304ではアドバイス処理を行う。ここで、音発生源が寝室18以外の建物内空間に存在している場合のアドバイス処理では、音発生源の存在位置などを報知装置73から音声などにより報知する。これにより、人は例えば他の建物内空間にいる人に対して注意を促すことが可能となる。
図3の説明に戻り、ステップS109の屋外音処理又はステップS110の屋内音処理の終了後、ステップS111に進む。ステップS111では、寝室18に音を伝達する音伝達処理を行うか否かを判定する。ここでは、人にとって必要な情報を含む情報提供音が検出音に含まれているか否かを判定し、情報提供音が含まれていれば音伝達処理を行うとしてステップS112に進む。なお、情報提供音には、例えば屋外について、災害警報、避難警報、救急車両のサイレン音、人の大きな叫び声、事故発生音、宅内ガラスの破損音などの異常音と、降雨の音や落雷の音、暴風の音、家族帰宅に伴う音などの外部情報音とが挙げられ、建物10内について、名前を呼ぶ声や目覚まし音などの内部情報音が含まれる。
ステップS112では、音伝達処理を行う。この処理では、必要な音が寝室18以外の建物内空間にて発生している場合、又は必要な音が屋外にて発生している場合、発生音を集音マイク74にて取得するとともに増幅して(音量を増加させて)報知装置73から寝室18に対して出力させる。これにより、寝室18にいる人に必要な音を認識させることができる。なお、音伝達処理では、窓部25a〜25cや出入口41を開放させてもよい。この処理によれば、必要な音が寝室18内に進入しやすくなるため、寝室18にいる人に必要な音を認識させることができる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
寝室18の外から寝室18内に騒音が伝わり且つ寝室18の外での騒音が騒音判定値Nより大きい場合に、屋外音処理又は屋内音処理が行われることにより検出音の低減が図られるため、寝室18内にて聞こえる騒音が人の生活に支障となることを抑制できる。しかも、騒音判定値Nはスケジュール情報に基づいて可変設定されるため、人の行動に合わせて検出音の大きさを調整することができる。つまり、騒音が人の行動にとって支障とならないように寝室18の音管理を行うことができる。この場合、建物10において適正なる騒音対策を実施することになり、この結果、ユーザの生活環境を改善することができる。
騒音判定値Nが現在時刻に基づいて設定される場合、騒音判定値Nは昼間時間帯に比べて夜間時間帯の方が小さくされるため、屋外音処理又は屋内音処理により寝室18における検出音が小さくなる。このため、昼間に比べて騒音による不快感やストレスを受けやすいと考えられる夜間において、ユーザの生活環境を改善することができる。
騒音判定値Nがスケジュール情報の就寝予定時刻に基づいて設定される場合、就寝予定時刻以降においては、騒音判定値Nが就寝予定時刻前より小さくされるため、屋外音処理又は屋内音処理により寝室18における検出音が小さくなる。このため、就寝時において騒音が入眠の妨げになることが抑制される。つまり、人が寝不足になることや睡眠に際して不快な思いをすることなどを抑制できる。
騒音判定値Nがスケジュール情報の起床予定時刻に基づいて設定される場合、起床予定時刻以降においては、騒音判定値Nが起床予定時刻前より大きくされるため、屋外音処理又は屋内音処理により寝室18における検出音の増大が許容される。この場合、検出音が増大することにより人の起床を促すことが可能となる。つまり、音によって人の起床時刻を管理することが可能となる。
騒音判定値Nがスケジュール情報の人の滞在場所に基づいて設定される場合、人が寝室18にいる場合には、人が寝室18にいない場合に比べて騒音判定値Nが小さくされるため、屋外音処理又は屋内音処理により寝室18での騒音レベルが小さくなる。このため、寝室18において人が行うテレビ鑑賞や読書などにとって音が支障となることを抑制できる。つまり、寝室18において人が快適に過ごすための音環境を整えることができる。
騒音判定値Nはスケジュール情報に加えて生体情報に基づいて可変設定されるため、人の行動だけでなく健康状態や嗜好などに合わせて検出音の大きさを調整することができる。つまり、騒音が人の行動にとって支障とならないように、且つ人の健康を害したり人が不快な思いをしたりしないように寝室18に寝室18の音管理を行うことができる。
騒音の発生源が屋外にある場合、サッシ戸装置31a〜31cがそれぞれ閉鎖状態とされるため、屋外から寝室18に窓部25a〜25cを通じて騒音が伝わることに対して抑止力を発揮できる。その一方で、寝室18の空気環境が悪化した場合に、窓部25a〜25cのうち音発生源から最も遠い窓部25のサッシ戸装置31が開放状態にされる。この場合、窓部25a〜25cを閉めることで騒音対策が行われることで通気量が低下した寝室18について、騒音対策としての遮音能力の低下を抑制しつつ通気量を高めることができる。つまり、窓部25a〜25cを閉める騒音対策処理と、窓部25a〜25cを開けて通気を行う通気処理という2つの相反する処理を好適に行うことができる。
音発生源が建物10内にある場合、その音発生源に関する情報が報知装置73から報知されるため、人に音発生源の存在を知らせることができる。この場合、人は音発生源から発生する音の大きさの調整作業を容易に行うことができる。つまり、音に関する生活状況を容易に整えることができる。
寝室18において、検出音が騒音でなく人にとって必要な音である場合、その音は音伝達処理により人に対して伝達される。この場合、必要な音には異常発生に伴う異常音や、屋外の情報を有する外部情報音、建物10内の情報を有する内部情報音が含まれているため、騒音が人の生活にとって支障とならないように音管理を行いつつ、屋外や建物10内の状況を人に知らせることができる。したがって、音に関して人の健康状態や生活状況を好適に管理する構成において、人は寝室18に居ながらにして通常時や非常時に必要な音を聞くことができる。
屋外での騒音が騒音判定値Nより大きく、且つその検出音に車両Cからのエンジン擬音が含まれている場合、エンジン擬音の音量が小さくされる。このため、走行に伴ってエンジン擬音を出力することにより人や他の車両との接触を抑制して安全性を高めている車両Cについて、駐車スペース48にある場合にはエンジン擬音が寝室18において人の生活の支障となることを抑制できる。つまり、窓部25の開閉状態など寝室18の状況を変えることなく騒音対策を行うことができる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)騒音低減化システムによる管理対象となる建物内空間は子供部屋21や書斎22であってもよい。例えば子供部屋21が管理対象である場合、スケジュール情報には子供の就寝時間帯や勉強時間帯が含まれ、各時間帯において睡眠や勉強に適した騒音判定値Nに設定されることが好ましい。また、書斎22が管理対象である場合、スケジュール情報には使用者の帰宅時間帯や書斎22の使用時間帯が含まれ、各時間帯においてテレビ鑑賞や仕事に適した騒音判定値Nに設定されることが好ましい。
(2)コントローラ61が推定手段として音発生を事前に推定する構成としてもよい。例えば、屋外音センサ51a〜51c及び屋内音センサ65の検出結果が記憶部62に記憶(蓄積)され、コントローラ61が記憶部62の記憶データに基づいて音の発生を事前に推定するとともに、その推定結果及び人のスケジュール情報に基づいて騒音判定値Nをあらかじめ設定し、音発生の推定時刻に規定処理としての屋外音処理又は屋内音処理を行う構成とする。この構成によれば、屋外や建物10内において今後発生する騒音に合わせて、その騒音が人の行動にとって支障とならないように生活管理を行うことができる。
なお、発生を推定可能な音には定期的に発生する音が含まれる。定期的に発生する音としては、自宅や隣家にて発生する生活音(掃除機音、テレビ音、空調音、通勤に際しての外出音など)や、学校にて発生するチャイム音、虫(セミやカエル)の鳴き声などが挙げられる。
また、コントローラ61が屋外の公共施設等における音発生の予定を事前に取得する構成としてもよい。例えば、コントローラ61が、建物通信装置72を通じて外部施設やインターネットから屋外にて発生する音の予定を取得するとともに、その発生予定に基づいて騒音判定値Nをあらかじめ設定し、音発生の予定時刻に規定処理としての屋外音処理を行う構成とする。この構成でも、屋外において今後発生する騒音に合わせて、その騒音が人の行動にとって支障とならないように生活管理を行うことができる。
なお、屋外にて発生する音の予定に関する情報としては、電車の時刻表データ、航空機の時刻表データ、工事予定などが挙げられる。
(3)コントローラ61は、寝室18における検出音が不要な音であっても不快でない音であれば、寝室18の音管理を行わない構成としてもよい。音が不要であるか否かの判定や不快でないか否かの判定は、その音の周波数やレベルに基づいて行われることが好ましい。ここで、不要であって不快でない音としては、静かな虫の音や、風鈴の音、屋外から聞こえる好みの音楽などが挙げられる。
(4)寝室18における検出音が騒音判定値Nより大きい場合に、エアコンや照明器具など建物内空間の環境を調整する建物設備を対象として所定の制御処理が行われてもよい。例えば、人の不快感やストレスを和らげるための制御処理が行われてもよい。この制御処理としては、建物内空間に設けられた照明器具を青色などリラックス効果の高い色にて点灯させる処理や、建物内空間の照度が低くなるように照明器具を点灯させる処理、夏期におけるエアコンの冷房設定温度を低下させる処理、冬期におけるエアコンの暖房設定温度を上昇させる処理、建物内空間の湿度を上昇させるように加湿装置に加湿動作を行わせる処理、浴室の浴槽に溜める湯の温度を低めに設定する処理などが挙げられる。
また、アドバイス処理の内容としては、リラックス効果の高い食べ物を摂取するように促す食事に関する内容、運動を推奨する内容、就寝時間を早くするように推奨する内容などが挙げられる。
(5)騒音判定値Nは、屋外環境センサ67により検出された屋外環境情報に基づいて設定されてもよい。例えば、屋外での周囲騒音(バックグラウンドノイズ)の発生状況に合わせて騒音判定値Nを設定する構成とする。この構成では、例えば雨天時にバックグラウンドノイズが大きいとして晴天時に比べて騒音判定値Nを大きい値に設定する。また、外気温度が高い時(例えば夏期)に外気温度が適温である時(例えば夏期及び冬期以外の時期)に比べて騒音判定値Nを小さい値に設定する構成とする。この構成によれば、人が暑さ(天候)によって不快な思いをしている場合に寝室18にて聞こえる騒音が小さくされるため、ユーザの不快感が騒音により増大されることを回避できる。
(6)騒音判定値Nは、屋内環境センサ68により検出された屋内環境情報に基づいて設定されてもよい。例えば、寝室18の湿度が高い場合の騒音判定値Nを湿度が低い場合に比べて小さい値に設定する構成とする。この構成によれば、人が高湿度により不快な思いをしている場合に寝室18にて聞こえる騒音が小さくされるため、ユーザの不快感が騒音により増大されることを回避できる。
(7)屋内音センサ65のうち寝室18に設けられたセンサの検出結果に基づいて寝室18の外の騒音量が推定される構成としてもよい。例えば、寝室18での騒音量と寝室18以外の建物内空間や屋外での騒音量との関係を示すマップが記憶部62に記憶されており、屋内音センサ65のうち寝室18に設けられたセンサの検出信号に基づいて寝室18内の騒音量が算出されるとともに、その騒音量及びマップに基づいて寝室18の外での騒音量が推定される構成とする。
(8)上記実施形態では、在室部屋としての寝室18を対象に騒音の低減化が行われたが、建物10において複数の建物内空間のうち人がいる建物内空間を在室部屋として騒音の低減化が行われてもよい。例えば、人感センサ69が各建物内空間のそれぞれに設けられており、コントローラ61が人感センサ69の検出信号に基づいていずれの建物内空間に人がいるのかを判定し、人がいる建物内空間を在室部屋として設定する構成とする。
(9)上記実施形態では、発生音量低減手段が車両Cのエンジン擬音を低減させるECUC2となっているが、発生音量低減手段は隣の部屋のテレビ音量を低減させる手段などでもよい。この場合、騒音源を判定する手段には、騒音がテレビ音量であるか否かを判定する手段が含まれていることが好ましい。また、寝室18内にて騒音が検出された場合に、寝室18の外での騒音量や騒音源に関係なくエンジン擬音やテレビ音量が低減される構成としてもよい。
(10)上記実施形態においてユーザの行動状況は、記憶部62に記憶されたスケジュール情報に基づいて判定されたが、都度のユーザの居場所や行動をセンサ等により検出してその検出結果に基づいて判定されてもよい。例えば、コントローラ61が、人感センサ69の検出信号に基づいてユーザが寝室18にいるか否かの判定や、ユーザが就寝中であるか否かの判定などを行い、その判定結果に基づいてユーザの行動状況を取得する構成とする。
(11)騒音低減化手段としてシャッタ装置が開口部としての窓部25に設けられていてもよい。例えば、シャッタ装置が、複数のスラットにより形成されたシャッタカーテンを有する構成とする。この場合、窓部25がシャッタカーテンにより閉鎖され、且つシャッタカーテンのスラットが閉鎖状態にある場合にシャッタ装置が騒音低減化状態にあることになる。
また、騒音低減手段として、開閉可能なカーテン装置やオーニング装置が窓部25に設けられていてもよい。例えば、カーテン装置は布製のカーテンを有し、駆動部の駆動によりカーテンの閉鎖が可能となっており、カーテンを閉鎖させることにより窓部25a〜25cの遮音効果を高めることが可能となっている。オーニング装置は日除け用のオーニングを有し、駆動部の駆動によりオーニングの露出及び収納が可能となっており、オーニングを露出させることにより窓部25a〜25cの遮音効果を高めることが可能となっている。
また、騒音低減化手段としては、換気扇の換気口を閉鎖する装置や、窓部25a〜25cとは別の通気口を閉鎖する装置などが挙げられる。それら装置は、閉鎖状態にあることで寝室18での騒音低減を図る騒音低減化状態にあることになる。
なお、換気口や通気口が閉鎖される構成においては、上記実施形態と同様に、騒音の低減化を図りつつ寝室18の通気を行う構成とすることが好ましい。例えば、通気口(換気口)が複数設けられており、騒音が発生している場合に、騒音発生の方向にある通気口が閉鎖され、騒音発生の方向とは異なる方向にある通気口は開放されたまま保持される構成とする。また、複数の通気口が外壁に形成され、それら通気口が空調ダクトを介して寝室18の吹出口に通じており、騒音発生の方向にある通気口に通じる空調ダクトが閉鎖され、騒音発生の方向とは異なる方向にある通気口に通じる空調ダクトは開放されたまま保持される構成とする。これらの構成によれば、騒音対策を実施しつつ室内の空気環境の悪化を抑制できる。
ちなみに、外壁に形成された通気口の屋外側に防水フードが設けられている場合、その防水フードは吸音材などから形成されることで防音性能を有していることが好ましい。また、複数の通気口が設けられている場合、騒音が所定音量より大きければ全ての通気口が一時的に閉鎖される構成としてもよい。この構成では、通気口による通気が停止されてもその停止は一時的であるため、寝室18の空気環境が悪化することを抑制できる。
10…建物、18…在室部屋としての寝室、25…開口部としての窓部、27…壁部としての外壁、31…騒音低減化手段及び開口部防音手段としてのサッシ戸装置、41…開口部としての出入口、43…騒音低減化手段及び開口部防音手段としてのドア装置、51…騒音量検出手段を構成する屋外音センサ、61…ユーザ情報取得手段、設定手段及び制御手段としてのコントローラ、62…行動予定記憶手段としての記憶部、65…騒音量検出手段を構成する屋内音センサ、66…ユーザ情報取得手段を構成する生体センサ、C…車両、C2…発生音量低減手段及びエンジン音低減手段としてのECU。

Claims (9)

  1. 建物内においてユーザがいる在室部屋を対象に騒音の低減化を行う建物の騒音低減化システムであり、
    前記騒音の低減化を行うべく所定の騒音低減化状態とされる騒音低減化手段と、
    前記在室部屋の外の騒音量を検出する騒音量検出手段と、
    前記在室部屋におけるユーザに関するユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段と、
    前記ユーザ情報取得手段により取得されたユーザ情報に基づいて騒音判定値を設定する設定手段と、
    前記騒音量検出手段により検出した騒音量が、前記設定手段により設定した騒音判定値よりも大きくなった場合に、前記騒音低減化手段を前記騒音低減化状態とする制御手段と、
    を備えていることを特徴とする建物の騒音低減化システム。
  2. ユーザの行動予定情報を記憶する行動予定記憶手段を備え、
    前記ユーザ情報取得手段は、前記ユーザ情報として、前記行動予定記憶手段に記憶されている行動予定情報を取得し、
    前記設定手段は、前記取得された行動予定情報に基づいて前記騒音判定値を設定することを特徴とする請求項1に記載の建物の騒音低減化システム。
  3. 前記ユーザ情報取得手段は、前記ユーザ情報としてユーザの生体情報を取得し、
    前記設定手段は、前記取得された生体情報に基づいて前記騒音判定値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の騒音低減化システム。
  4. 前記騒音低減化手段として、前記在室部屋の壁部に形成された開口部を通じての騒音の進入を防止する開口部防音手段を備え、
    前記制御手段は、前記騒音低減化状態とする制御として、前記開口部防音手段を防音状態とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の騒音低減化システム。
  5. 前記在室部屋内の空気環境の状態を判定する手段と、
    前記在室部屋の外における騒音源の方向を判定する手段と、
    を備え、
    前記開口部防音手段は、前記在室部屋の異なる複数の方向に設けられ、前記開口部を開放して前記在室部屋の通気を行う手段であり、
    前記制御手段は、前記空気環境が悪化したと判定された場合に、前記騒音源とは異なる方向に設けられた前記開口部防音手段を開放させることを特徴とする請求項4に記載の建物の騒音低減化システム。
  6. 前記在室部屋で聞こえる音に、前記在室部屋にいるユーザに対する情報提供音が含まれるか否かを判定する手段と、
    前記在室部屋で聞こえる音に前記情報提供音が含まれている場合に、前記在室部屋への音進入をアシストする手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の建物の騒音低減化システム。
  7. 前記騒音低減化手段として、騒音の発生音量を低減させる発生音量低減手段を備え、
    前記制御手段は、前記騒音低減化状態とする制御として、前記発生音量低減手段により前記騒音の発生音量を低減させることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の建物の騒音低減化システム。
  8. 前記騒音低減化手段として、前記建物の周辺の車両が出すエンジン運転音又はエンジン擬音を低減させるエンジン音低減手段を備え、
    前記制御手段は、前記騒音低減化状態とする制御として、前記エンジン音低減手段によりエンジン運転音又はエンジン擬音を低減させることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の建物の騒音低減化システム。
  9. 現在時刻が昼間時間帯又は夜間時間帯に該当するが否かを判定する手段を備え、
    前記設定手段は、前記ユーザ情報に加えて、前記現在時刻が該当する時間帯に基づいて前記騒音判定値を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の建物の騒音低減化システム。
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